JP2016148911A - 印刷装置印刷管理装置印刷システムプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ジョブ投入後の所定時間内にユーザが印刷装置に到着したが印刷装置側の事情で認証できなかった場合でも、その後の認証でジョブが自動実行される印刷装置、印刷システム等を提供する。
【解決手段】ジョブ投入後の所定時間内にユーザが印刷装置に到着したが印刷装置側の事情で認証部を使用できない場合に、該印刷装置はユーザから受けた所定の代替認証行為を検出してその検出時刻を記憶する。その後、認証部が使用可能になってユーザが印刷装置にログイン(正式認証)したとき、蓄積されている印刷ジョブの中に、そのユーザ宛のジョブであって、代替認証行為の検出時刻がジョブ投入から第2設定時間の経過前である印刷ジョブがあれば、該印刷ジョブを自動実行する。
【選択図】図3
【解決手段】ジョブ投入後の所定時間内にユーザが印刷装置に到着したが印刷装置側の事情で認証部を使用できない場合に、該印刷装置はユーザから受けた所定の代替認証行為を検出してその検出時刻を記憶する。その後、認証部が使用可能になってユーザが印刷装置にログイン(正式認証)したとき、蓄積されている印刷ジョブの中に、そのユーザ宛のジョブであって、代替認証行為の検出時刻がジョブ投入から第2設定時間の経過前である印刷ジョブがあれば、該印刷ジョブを自動実行する。
【選択図】図3
Description
本発明は、宛先の設定された印刷ジョブの投入を受けて蓄積しておき、その宛先のユーザが印刷装置で認証された場合に、該印刷ジョブを実行する印刷装置、印刷管理装置、印刷システム、プログラムに関する。
一般的にユーザ認証機能を持った複合機などの印刷装置で印刷機能を利用する場合、ユーザは、印刷ジョブを投入した後、印刷装置まで移動し、該印刷装置にてユーザ認証を行い、さらに該印刷装置の操作パネルから印刷したい印刷ジョブを一覧等から選択して、印刷を行わせる。
しかし、この手順では、ユーザ認証した後、さらにジョブの一覧等から目的の印刷ジョブを選択する操作を行わねばならず、操作が煩雑になっている。
この問題を改善するために、ユーザが印刷ジョブを投入してから所定時間内に印刷装置で認証を行えば、一覧等から印刷ジョブを選択する操作を行わずに、認証後、直ちに印刷が開始される、ジョブの自動実行機能を備えた印刷装置等が考案されている(たとえば、下記特許文献1、2参照。)。
特許文献1、2に開示の印刷装置では、ユーザが印刷ジョブを投入した後、印刷装置まで移動したが、その印刷装置の電源がオフになっていた、あるいは、その印刷装置を他のユーザが使用していた、などの理由により、すぐにユーザ認証できない場合がある。この場合、ユーザ認証可能な状態になるのを待っている間に、印刷ジョブの投入から所定時間が経過すると、ジョブの自動実行が行われなくなってしまう。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、ジョブ投入後の所定時間内にユーザが印刷装置に到着したが印刷装置側の事情で認証できなかった場合でも、その後の認証でジョブが自動実行される印刷装置、印刷管理装置、印刷システム、プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]宛先が設定された印刷ジョブの投入を受けるジョブ受領部と、
前記ジョブ受領部が投入を受けた前記印刷ジョブを蓄積する蓄積部と、
前記印刷ジョブを実行する印刷部と、
ユーザの認証を行う認証部と、
前記認証部が使用不可のときにユーザから受けた所定の行為を代替認証行為として検出する代替認証部と、
前記認証部によってユーザの認証が行われた場合に、前記蓄積部に蓄積されている印刷ジョブのうち、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前である第1条件と、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記検出部が前記代替認証行為を検出した時点が投入から第2設定時間の経過前である第2条件の少なくとも一方に該当する印刷ジョブを前記印刷部に自動的に実行させる制御部と、
を有する
ことを特徴とする印刷装置。
前記ジョブ受領部が投入を受けた前記印刷ジョブを蓄積する蓄積部と、
前記印刷ジョブを実行する印刷部と、
ユーザの認証を行う認証部と、
前記認証部が使用不可のときにユーザから受けた所定の行為を代替認証行為として検出する代替認証部と、
前記認証部によってユーザの認証が行われた場合に、前記蓄積部に蓄積されている印刷ジョブのうち、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前である第1条件と、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記検出部が前記代替認証行為を検出した時点が投入から第2設定時間の経過前である第2条件の少なくとも一方に該当する印刷ジョブを前記印刷部に自動的に実行させる制御部と、
を有する
ことを特徴とする印刷装置。
上記発明では、宛先の設定された印刷ジョブを投入してから第1設定時間の経過前に宛先のユーザが印刷装置の認証部で認証すれば、第1条件が成立して該印刷ジョブが自動実行される。一方、宛先の設定された印刷ジョブを投入してから第1設定時間が経過した後に宛先のユーザが印刷装置の認証部で認証した場合であっても、第2設定時間の経過前に当該印刷装置に対して代替認証が行われていれば、第2条件が成立して該印刷ジョブが自動実行される。
[2]前記代替認証行為が、主電源のオフからオンへの復帰操作、副電源のオフからオンへの復帰操作、省電力モードからの復帰操作、のいずれかである
ことを特徴とする[1]に記載の印刷装置。
ことを特徴とする[1]に記載の印刷装置。
上記発明および下記[11]、[20]、[29]、[38]に記載の発明では、印刷装置が主電源のオフの状態、副電源のオフの状態、省電力モードの状態にあるときは、これらの状態から印刷装置(認証部)を使用可能な状態に復帰させるための動作を代替認証行為として検出する。すなわち、主電源をオンにする行為、副電源をオンにする行為、省電力モードから復帰させる行為が代替認証行為となる。
[3]前記認証部は、当該印刷装置のログインユーザを認証し、
前記認証部が使用不可のとき、とは、ログインユーザが既に存在する場合であり、
前記代替認証部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を、前記代替認証行為として検出する
ことを特徴とする[1]に記載の印刷装置。
前記認証部が使用不可のとき、とは、ログインユーザが既に存在する場合であり、
前記代替認証部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を、前記代替認証行為として検出する
ことを特徴とする[1]に記載の印刷装置。
上記発明および下記[12]、[21]、[30]、[39]に記載の発明では、ログインユーザが既に存在する状態で、さらに認証部に対して行われたユーザ認証のための行為が行われたとき、該行為を代替認証行為として検出する。たとえば、ログインユーザが既に存在する状態で、認証部に認証情報が入力されたとき、代替認証部は認証部に入力された認証情報を記録し、該認証情報の入力を代替認証行為として検出する。
[4]前記第1設定時間と前記第2設定時間が等しい
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の印刷装置。
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の印刷装置。
上記発明および下記[13]、[22]、[31]に記載の発明では、第1設定時間の経過前に、代替認証行為を行えばよい。
[5]前記第1設定時間より、前記第2設定時間が長い
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の印刷装置。
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の印刷装置。
上記発明および下記[14]、[23]、[32]に記載の発明では、たとえば、ユーザは、第1設定時間の経過前に印刷装置の前に到着したが、主電源オフとなっていることに気付くまでに時間がかかる場合がある。このようなロス時間を考慮して、代替認証行為が許容される第2設定時間は第1設定時間より長くされる。
[6]前記第2条件に、宛先に設定されているユーザが前記代替認証部が前記代替認証行為を検出した後に前記認証部によって最初に認証されたユーザであることを付加する
ことを特徴とする[2]に記載の印刷装置。
ことを特徴とする[2]に記載の印刷装置。
上記発明および下記[15]、[24]、[33]に記載の発明では、主電源オフなどの要因で認証部による認証ができなかった場合、主電源をオンにする行為が代替認証行為として検出される。このような場合、主電源がオンになってから最初に認証したユーザが代替認証行為を行ったユーザと考えられる。そこで、代替認証行為によって使用可能な状態に復帰した認証部が最初に認証したユーザと同じユーザが宛先に設定されている印刷ジョブのみを自動実行の対象に制限する。
[7]ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後に前記ログインユーザがログアウトした場合に、前記ログインユーザがログアウトしたことを、前記認証のための行為を行ったユーザの端末に通知する通知部をさらに有する
ことを特徴とする[3]に記載の印刷装置。
ことを特徴とする[3]に記載の印刷装置。
上記発明および下記[16]、[25]、[34]に記載の発明では、ログインユーザが既に存在している場合、代替認証行為を行ったユーザが印刷装置から一旦、離れてしまうことが想定される。そこで、ログインユーザがログアウトしたとき、代替認証行為を行ったユーザの端末に、印刷装置が使用可能になったことを通知する。
[8]前記制御部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後、前記認証部が使用可能になってから所定時間が経過する前に、前記認証のための行為を行ったユーザが前記認証部からログインしない場合は、前記代替認証行為を無効にする
ことを特徴とする[3]に記載の印刷装置。
ことを特徴とする[3]に記載の印刷装置。
上記発明および下記[17]、[26]、[35]に記載の発明では、ログインユーザが既に存在するときに代替認証が行われた場合、ログインユーザがログアウトすれば、別のユーザが認証部で認証可能な状態になる。しかし、認証部を使用可能な状態になってから所定時間が経過しても代替認証を行ったユーザがログインしない場合には、もはやこのユーザがジョブの自動実行を望んでいないと推定できる。そこで、このような場合には、代替認証行為を無効にし、代替認証を行ったユーザがその後にログインしても印刷ジョブを自動実行しないようにする。
[9]前記代替認証検出部が前記代替認証行為を行ったユーザを特定できる場合は、前記代替認証行為を行ったユーザと前記認証部で認証されたユーザが一致することを前記第2条件にさらに含める
ことを特徴とする[1]乃至[9]のいずれか1つに記載の印刷装置。
ことを特徴とする[1]乃至[9]のいずれか1つに記載の印刷装置。
上記発明および下記[18]、[27]、[36]に記載の発明では、第2設定時間内に代替認証行為を行ったユーザと同じユーザが、その後に認証部で認証された場合に、そのユーザを宛先とする印刷ジョブの自動実行が行われ、代替認証行為を行ったユーザとその後に認証されたユーザとが異なる場合には、認証されたユーザを宛先とする印刷ジョブの自動実行は行われない。
[10]ユーザの認証を行う認証部と、前記認証部が使用不可のときにユーザから受けた所定の行為を代替認証行為として検出する代替認証部とを備えた印刷装置から前記認証および前記検出の通知を受信する通知受信部と、
宛先が設定された印刷ジョブの投入を受けるジョブ取得部と、
前記投入された印刷ジョブを蓄積する蓄積部と、
前記印刷装置から前記認証の通知を受信した場合に、前記蓄積部に蓄積されている印刷ジョブのうち、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前である第1条件と、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記印刷装置の前記検出部が前記代替認証行為を検出した時点が投入から第2設定時間の経過前である第2条件の少なくとも一方に該当する印刷ジョブを前記印刷装置に送信して自動的に実行させる制御部と、
を有する
ことを特徴とする印刷管理装置。
宛先が設定された印刷ジョブの投入を受けるジョブ取得部と、
前記投入された印刷ジョブを蓄積する蓄積部と、
前記印刷装置から前記認証の通知を受信した場合に、前記蓄積部に蓄積されている印刷ジョブのうち、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前である第1条件と、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記印刷装置の前記検出部が前記代替認証行為を検出した時点が投入から第2設定時間の経過前である第2条件の少なくとも一方に該当する印刷ジョブを前記印刷装置に送信して自動的に実行させる制御部と、
を有する
ことを特徴とする印刷管理装置。
上記発明および下記[19]に記載の発明では、宛先の設定された印刷ジョブを印刷管理装置に投入してから第1設定時間の経過前に宛先のユーザが印刷装置の認証部で認証すれば、第1条件が成立して該印刷ジョブが印刷管理装置からその印刷装置に送信されて自動実行される。一方、宛先の設定された印刷ジョブを印刷管理装置に投入してから第1設定時間が経過した後に宛先のユーザが印刷装置の認証部で認証した場合であっても、第2設定時間の経過前にその印刷装置に対して代替認証が行われていれば、第2条件が成立して該印刷ジョブが印刷管理装置からその印刷装置に送信されて自動実行される。
[11]前記代替認証行為が、主電源のオフからオンへの復帰操作、副電源のオフからオンへの復帰操作、省電力モードからの復帰操作、のいずれかである
ことを特徴とする[10]に記載の印刷管理装置。
ことを特徴とする[10]に記載の印刷管理装置。
[12]前記認証部は、前記印刷装置のログインユーザを認証し、
前記認証部が使用不可のとき、とは、ログインユーザが既に存在する場合であり、
前記代替認証部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を、前記代替認証行為として検出する
ことを特徴とする[11]に記載の印刷管理装置。
前記認証部が使用不可のとき、とは、ログインユーザが既に存在する場合であり、
前記代替認証部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を、前記代替認証行為として検出する
ことを特徴とする[11]に記載の印刷管理装置。
[13]前記第1設定時間と前記第2設定時間が等しい
ことを特徴とする[10]乃至[12]のいずれか1つに記載の印刷管理装置。
ことを特徴とする[10]乃至[12]のいずれか1つに記載の印刷管理装置。
[14]前記第1設定時間より、前記第2設定時間が長い
ことを特徴とする[10]乃至[12]のいずれか1つに記載の印刷管理装置。
ことを特徴とする[10]乃至[12]のいずれか1つに記載の印刷管理装置。
[15]前記第2条件に、宛先に設定されているユーザが前記代替認証部が前記代替認証行為を検出した後に前記認証部によって最初に認証されたユーザであることを付加する
ことを特徴とする[11]に記載の印刷管理装置。
ことを特徴とする[11]に記載の印刷管理装置。
[16]前記印刷装置でログインユーザが既に存在するときに前記印刷装置の前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記印刷装置の前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後に前記ログインユーザがログアウトした場合に、前記ログインユーザがログアウトしたことを、前記認証のための行為を行ったユーザの端末に通知する通知部をさらに有する
ことを特徴とする[12]に記載の印刷管理装置。
ことを特徴とする[12]に記載の印刷管理装置。
[17]前記制御部は、前記印刷装置でログインユーザが既に存在するときに前記印刷装置の前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記印刷装置の前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後、前記印刷装置の前記認証部が使用可能になってから所定時間が経過する前に、前記認証のための行為を行ったユーザが前記印刷装置の前記認証部からログインしない場合は、前記代替認証行為を無効にする
ことを特徴とする[12]に記載の印刷管理装置。
ことを特徴とする[12]に記載の印刷管理装置。
[18]前記代替認証行為を行ったユーザを特定できる場合は、前記代替認証行為を行ったユーザと前記認証部で認証されたユーザが一致することを前記第2条件にさらに含める
ことを特徴とする[10]乃至[17]のいずれか1つに記載の印刷管理装置。
ことを特徴とする[10]乃至[17]のいずれか1つに記載の印刷管理装置。
[19]印刷装置と、該印刷装置に印刷ジョブを送信する印刷管理装置とを有する印刷システムにおいて、
前記印刷装置は、
ユーザの認証を行う認証部と、
前記認証部が使用不可のときにユーザから受けた所定の行為を代替認証行為として検出する代替認証部とを有し、
前記印刷管理装置は、
前記印刷装置から前記認証および前記検出の通知を受信する通知受信部と、
宛先が設定された印刷ジョブの投入を受けるジョブ取得部と、
前記投入された印刷ジョブを蓄積する蓄積部と、
前記印刷装置から前記認証の通知を受信した場合に、前記蓄積部に蓄積されている印刷ジョブのうち、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前である第1条件と、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記印刷装置の前記検出部が前記代替認証行為を検出した時点が投入から第2設定時間の経過前である第2条件の少なくとも一方に該当する印刷ジョブを前記印刷装置に送信して自動的に実行させる制御部と、
を有する
ことを特徴とする印刷システム。
前記印刷装置は、
ユーザの認証を行う認証部と、
前記認証部が使用不可のときにユーザから受けた所定の行為を代替認証行為として検出する代替認証部とを有し、
前記印刷管理装置は、
前記印刷装置から前記認証および前記検出の通知を受信する通知受信部と、
宛先が設定された印刷ジョブの投入を受けるジョブ取得部と、
前記投入された印刷ジョブを蓄積する蓄積部と、
前記印刷装置から前記認証の通知を受信した場合に、前記蓄積部に蓄積されている印刷ジョブのうち、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前である第1条件と、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記印刷装置の前記検出部が前記代替認証行為を検出した時点が投入から第2設定時間の経過前である第2条件の少なくとも一方に該当する印刷ジョブを前記印刷装置に送信して自動的に実行させる制御部と、
を有する
ことを特徴とする印刷システム。
[20]前記代替認証行為が、主電源のオフからオンへの復帰操作、副電源のオフからオンへの復帰操作、省電力モードからの復帰操作、のいずれかである
ことを特徴とする[19]に記載の印刷システム。
ことを特徴とする[19]に記載の印刷システム。
[21]前記認証部は、前記印刷装置のログインユーザを認証し、
前記認証部が使用不可のとき、とは、ログインユーザが既に存在する場合であり、
前記代替認証部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を、前記代替認証行為として検出する
ことを特徴とする[19]に記載の印刷システム。
前記認証部が使用不可のとき、とは、ログインユーザが既に存在する場合であり、
前記代替認証部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を、前記代替認証行為として検出する
ことを特徴とする[19]に記載の印刷システム。
[22]前記第1設定時間と前記第2設定時間が等しい
ことを特徴とする[19]乃至[21]のいずれか1つに記載の印刷システム。
ことを特徴とする[19]乃至[21]のいずれか1つに記載の印刷システム。
[23]前記第1設定時間より、前記第2設定時間が長い
ことを特徴とする[19]乃至[21]のいずれか1つに記載の印刷システム。
ことを特徴とする[19]乃至[21]のいずれか1つに記載の印刷システム。
[24]前記第2条件に、宛先に設定されているユーザが前記代替認証部が前記代替認証行為を検出した後に前記認証部によって最初に認証されたユーザであることを付加する
ことを特徴とする[20]に記載の印刷システム。
ことを特徴とする[20]に記載の印刷システム。
[25]前記印刷装置でログインユーザが既に存在するときに前記印刷装置の前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記印刷装置の前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後に前記ログインユーザがログアウトした場合に、前記ログインユーザがログアウトしたことを、前記認証のための行為を行ったユーザの端末に通知する通知部をさらに有する
ことを特徴とする[21]に記載の印刷システム。
ことを特徴とする[21]に記載の印刷システム。
[26]前記制御部は、前記印刷装置でログインユーザが既に存在するときに前記印刷装置の前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記印刷装置の前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後、前記印刷装置の前記認証部が使用可能になってから所定時間が経過する前に、前記認証のための行為を行ったユーザが前記印刷装置の前記認証部からログインしない場合は、前記代替認証行為を無効にする
ことを特徴とする[21]に記載の印刷システム。
ことを特徴とする[21]に記載の印刷システム。
[27]前記代替認証行為を行ったユーザを特定できる場合は、前記代替認証行為を行ったユーザと前記認証部で認証されたユーザが一致することを前記第2条件にさらに含める
ことを特徴とする[19]乃至[26]のいずれか1つに記載の印刷システム。
ことを特徴とする[19]乃至[26]のいずれか1つに記載の印刷システム。
[28]情報処理装置を、
ユーザの認証を行う認証部と、前記認証部が使用不可のときにユーザから受けた所定の行為を代替認証行為として検出する代替認証部とを備えた複数の登録された印刷装置の何れかから、前記認証および前記検出の通知を受信する通知受信部、
宛先が設定された印刷ジョブの投入を受けるジョブ取得部、
前記投入された印刷ジョブを蓄積する蓄積部、
前記印刷装置から前記認証の通知を受信した場合に、前記蓄積部に蓄積されている印刷ジョブのうち、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前である第1条件と、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記印刷装置の前記検出部が前記代替認証行為を検出した時点が投入から第2設定時間の経過前である第2条件の少なくとも一方に該当する印刷ジョブを前記印刷装置に送信して自動的に実行させる制御部、
として機能させる
ことを特徴とするプログラム。
ユーザの認証を行う認証部と、前記認証部が使用不可のときにユーザから受けた所定の行為を代替認証行為として検出する代替認証部とを備えた複数の登録された印刷装置の何れかから、前記認証および前記検出の通知を受信する通知受信部、
宛先が設定された印刷ジョブの投入を受けるジョブ取得部、
前記投入された印刷ジョブを蓄積する蓄積部、
前記印刷装置から前記認証の通知を受信した場合に、前記蓄積部に蓄積されている印刷ジョブのうち、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前である第1条件と、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記印刷装置の前記検出部が前記代替認証行為を検出した時点が投入から第2設定時間の経過前である第2条件の少なくとも一方に該当する印刷ジョブを前記印刷装置に送信して自動的に実行させる制御部、
として機能させる
ことを特徴とするプログラム。
[29]前記代替認証行為が、主電源のオフからオンへの復帰操作、副電源のオフからオンへの復帰操作、省電力モードからの復帰操作、のいずれかである
ことを特徴とする[28]に記載のプログラム。
ことを特徴とする[28]に記載のプログラム。
[30]前記認証部は、前記印刷装置のログインユーザを認証し、
前記認証部が使用不可のとき、とは、ログインユーザが既に存在する場合であり、
前記代替認証部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を、前記代替認証行為として検出する
ことを特徴とする[28]に記載のプログラム。
前記認証部が使用不可のとき、とは、ログインユーザが既に存在する場合であり、
前記代替認証部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を、前記代替認証行為として検出する
ことを特徴とする[28]に記載のプログラム。
[31]前記第1設定時間と前記第2設定時間が等しい
ことを特徴とする[28]乃至[30]のいずれか1つに記載のプログラム。
ことを特徴とする[28]乃至[30]のいずれか1つに記載のプログラム。
[32]前記第1設定時間より、前記第2設定時間が長い
ことを特徴とする[28]乃至[30]のいずれか1つに記載のプログラム。
ことを特徴とする[28]乃至[30]のいずれか1つに記載のプログラム。
[33]前記第2条件に、宛先に設定されているユーザが前記代替認証部が前記代替認証行為を検出した後に前記認証部によって最初に認証されたユーザであることを付加する
ことを特徴とする[29]に記載のプログラム。
ことを特徴とする[29]に記載のプログラム。
[34]前記情報処理装置を、
前記印刷装置でログインユーザが既に存在するときに前記印刷装置の前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記印刷装置の前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後に前記ログインユーザがログアウトした場合に、前記ログインユーザがログアウトしたことを、前記認証のための行為を行ったユーザの端末に通知する通知部として機能させる
ことを特徴とする[30]に記載のプログラム。
前記印刷装置でログインユーザが既に存在するときに前記印刷装置の前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記印刷装置の前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後に前記ログインユーザがログアウトした場合に、前記ログインユーザがログアウトしたことを、前記認証のための行為を行ったユーザの端末に通知する通知部として機能させる
ことを特徴とする[30]に記載のプログラム。
[35]前記制御部は、前記印刷装置でログインユーザが既に存在するときに前記印刷装置の前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記印刷装置の前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後、前記印刷装置の前記認証部が使用可能になってから所定時間が経過する前に、前記認証のための行為を行ったユーザが前記印刷装置の前記認証部からログインしない場合は、前記代替認証行為を無効にする
ことを特徴とする[30]に記載のプログラム。
ことを特徴とする[30]に記載のプログラム。
[36]前記代替認証行為を行ったユーザを特定できる場合は、前記代替認証行為を行ったユーザと前記認証部で認証されたユーザが一致することを前記第2条件にさらに含める
ことを特徴とする[28]乃至[35]のいずれか1つに記載のプログラム。
ことを特徴とする[28]乃至[35]のいずれか1つに記載のプログラム。
[37]ユーザの認証を行う認証部と、
前記認証部が使用不可のときにユーザから受けた所定の行為を代替認証行為として検出する代替認証部と、
前記認証および前記検出の通知を、宛先の設定された印刷ジョブの投入を受けて該印刷ジョブを蓄積部に蓄積する印刷管理装置へ送信する送信部と、
前記印刷管理装置から前記印刷ジョブを受信するジョブ受信部と、
前記ジョブ受信部が受信した印刷ジョブを実行する印刷部と、
を有し、
前記印刷管理装置は、
宛先が設定された印刷ジョブの投入を受けるジョブ取得部と、
前記投入された印刷ジョブを蓄積する蓄積部と、
前記認証の通知を受信した場合に、前記蓄積部に蓄積されている印刷ジョブのうち、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前である第1条件と、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記印刷装置の前記検出部が前記代替認証行為を検出した時点が投入から第2設定時間の経過前である第2条件の少なくとも一方に該当する印刷ジョブを前記通知の送信元の印刷装置に送信して実行させる
ことを特徴とする印刷装置。
前記認証部が使用不可のときにユーザから受けた所定の行為を代替認証行為として検出する代替認証部と、
前記認証および前記検出の通知を、宛先の設定された印刷ジョブの投入を受けて該印刷ジョブを蓄積部に蓄積する印刷管理装置へ送信する送信部と、
前記印刷管理装置から前記印刷ジョブを受信するジョブ受信部と、
前記ジョブ受信部が受信した印刷ジョブを実行する印刷部と、
を有し、
前記印刷管理装置は、
宛先が設定された印刷ジョブの投入を受けるジョブ取得部と、
前記投入された印刷ジョブを蓄積する蓄積部と、
前記認証の通知を受信した場合に、前記蓄積部に蓄積されている印刷ジョブのうち、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前である第1条件と、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記印刷装置の前記検出部が前記代替認証行為を検出した時点が投入から第2設定時間の経過前である第2条件の少なくとも一方に該当する印刷ジョブを前記通知の送信元の印刷装置に送信して実行させる
ことを特徴とする印刷装置。
上記発明では、印刷装置は、認証部での認証および代替認証部での代替認証行為の検出に関する通知を印刷管理装置へ送信する。
[38]前記代替認証行為が、主電源のオフからオンへの復帰操作、副電源のオフからオンへの復帰操作、省電力モードからの復帰操作、のいずれかである
ことを特徴とする[37]に記載の印刷装置。
ことを特徴とする[37]に記載の印刷装置。
[39]前記認証部は、ログインユーザを認証し、
前記認証部が使用不可のとき、とは、ログインユーザが既に存在する場合であり、
前記代替認証部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を、前記代替認証行為として検出する
ことを特徴とする[37]に記載の印刷装置。
前記認証部が使用不可のとき、とは、ログインユーザが既に存在する場合であり、
前記代替認証部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を、前記代替認証行為として検出する
ことを特徴とする[37]に記載の印刷装置。
本発明に係る印刷装置、印刷管理装置、印刷システム、プログラムによれば、ジョブ投入後の所定時間内にユーザが印刷装置に到着したが印刷装置側の事情で認証できなかった場合でも、その後の認証によりジョブが自動実行されて、利便性が確保される。
以下、図面に基づき本発明の各種実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る印刷システム5の一例を示している。印刷システム5は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク2に、複数台の印刷装置10と、印刷管理装置30を接続して構成される。また、ネットワーク2には、印刷ジョブを印刷管理装置30へ送信して投入するPC(パーソナルコンピュータ)3などが接続される。
印刷装置10は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピー機能、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末へネットワーク2を通じて送信したりするスキャン機能、印刷管理装置30からネットワーク2を通じて受信した印刷ジョブに基づいて記録紙上に文書や画像を印刷して出力する印刷機能などを備えた、所謂、複合機である。以後、印刷装置10をMFPと呼ぶものとする。
印刷システム5では、印刷管理装置30は、PC3等から宛先の設定された印刷ジョブの投入を受けて、該印刷ジョブを蓄積する。ユーザがいずれかの印刷装置10でユーザ認証を行ってログインすると、印刷管理装置30に蓄積されている印刷ジョブのうち、ログインユーザが宛先に設定されている印刷ジョブの印刷がその印刷装置10で実行可能になる。
たとえば、ユーザがいずれかの印刷装置10で認証を行ってログインしたとき、該ユーザが宛先に設定されている印刷ジョブの一覧がその印刷装置10の操作パネルに表示される。そして、該一覧の中からユーザがいずれかの印刷ジョブを選択すると、その選択された印刷ジョブが印刷管理装置30から印刷装置10へ送信され、該印刷装置10で該印刷ジョブに係る印刷が実行される。
また、印刷システム5は、図2に示すように、宛先の設定された印刷ジョブが印刷管理装置30に投入されてから第1設定時間(たとえば、1分)の経過前にその宛先のユーザがいずれかの印刷装置10にログイン(ユーザ認証)すると、前述した一覧から選択する等の操作を行うことなく、その印刷ジョブが印刷管理装置30から印刷装置10に自動的に送信されて自動的に印刷が実行されるジョブの自動実行機能を備えている。
しかし、印刷ジョブを投入してから第1設定時間の経過前にユーザがその印刷ジョブを実行させるために印刷装置10の前まで移動してきたが、印刷装置10側の事情、たとえば、印刷装置10の電源がオフである、印刷装置10が省電力モードに入っている、他のユーザがログイン中である等の事情で、ユーザ認証(ログイン)できない場合には、前述したジョブの自動実行機能が使えなくなる。
この問題に対応するために、印刷システム5は、代替認証によるジョブの自動実行機能をさらに備えている。この機能では、図3に示すように、印刷装置10(第1の印刷装置10とする)の認証部が使用不可でログインできない場合にユーザから該印刷装置10が受けた所定の行為を代替認証行為として検出し、これをその検出時刻と共に記憶しておく。
代替認証行為は、ユーザが印刷装置10の前まで到着していることを示す行為であり、印刷システム5は、その行為が行われた時刻、すなわち、ユーザが印刷装置10に到着した時刻を記録する。なお、代替認証行為を行うことを「代替認証する」と呼ぶものとする。
代替認証行為には、主電源のオフからオンへの復帰操作、副電源のオフからオンへの復帰操作、省電力モードからの復帰操作、ログインユーザが既に存在するときに認証部に対して行われた認証のための行為等がある。主電源がオフの状態、副電源のオフの状態、省電力モードの状態に印刷装置10があるときは、これらの状態から印刷装置10(特に認証部)を使用可能な状態に復帰させるための動作を代替認証行為として検出する。すなわち、主電源をオンにする行為、副電源をオンにする行為、省電力モードから復帰させる行為が代替認証行為となる。
なお、主電源のオフからオンへの復帰操作、副電源のオフからオンへの復帰操作、省電力モードからの復帰操作を総称して復帰系代替認証行為とする。ログインユーザが既に存在するときに認証部に対して行われた認証のための行為を、ログイン系代替認証行為とする。
ログイン系代替認証行為としては、たとえば、認証部が、ICカードからユーザ情報を読み取ってユーザ認証する構成において、ログインユーザが既に存在する状態で別のユーザがICカードを認証部に読み取らせる行為がある。このようにして、ログインユーザが既に存在する状態で認証部に別のユーザの認証情報が入力されたとき、代替認証部は認証部に入力された認証情報を記録し、該認証情報の入力を代替認証行為として検出する。
その後、認証部が使用可能になってユーザが第1の印刷装置10でユーザ認証してログイン(代替認証行為の後に行う認証を正式認証とする。)したとき、印刷管理装置30に蓄積されている印刷ジョブの中に、該ユーザが宛先に設定されていると共に代替認証行為の検出時刻が投入から第2設定時間(たとえば、第1設定時間と等しい時間)の経過前である印刷ジョブがあれば、該印刷ジョブを印刷管理装置30から第1の印刷装置10に送信して印刷を自動的に実行させる。
すなわち、代替認証によるジョブの自動実行機能によれば、ユーザが印刷装置10に到着したときにその印刷装置10の認証部が使用不可でログインできない場合であっても、印刷ジョブの投入から第2設定時間の経過前にその印刷装置10に対して代替認証行為を行っておけば、その後、認証部が使用可能になってからログイン(正式認証)することでその印刷ジョブを自動的に実行させることができる。
図4は、第2設定時間を第1設定時間より長くする場合の例を示している。主電源をオンにするなど復帰系代替認証行為においては、印刷ジョブを投入したユーザが印刷装置10に到着しても、その印刷装置10が、主電源や副電源がオフの状態にあることや、省電力モードの状態にあることに、直ぐに気づかない可能性がある。
そういったケースでは、ユーザは、操作パネルや操作釦を触って反応がないことを確認し、その後、初めて主電源がオフであるという事実に気が付き、主電源をオンし、その後、印刷装置10が立ち上がって認証可能な状態になるのを待ってユーザ認証を行うという手順を踏むことになる。
このようなケースでは、ユーザが印刷装置10の前に到着してから代替認証行為を行うべきことに気付くまでに時間のロスが生じ得るので、これを考慮して、代替認証行為の受け付けを許容する第2設定時間を、少なくともそのロスに相当する分だけ第1設定時間より長くする。
図5は、ログイン系代替認証行為を行ったユーザに対して、他のユーザがログアウトして認証可能になったことを通知する場合の例を示している。ユーザAが印刷ジョブを投入してから印刷装置10に向かって移動してきたが、その印刷装置10を他のユーザBが使用しており(ユーザBがログイン中)、長時間待っていても、なかなかその印刷装置10が空かないような状況のとき、ユーザAは印刷を後で行うことにして、自席に戻ってしまうということが起こり得る。そのような場合に、ユーザAが代替認証行為を行ってから自席に戻れば、他のユーザBが印刷装置10からログアウトした際に、ユーザAの端末に対して、認証可能になったことが通知される。ユーザAが該通知を受けてから印刷装置10に出向いてユーザ認証を行えば、印刷装置10は、ユーザAの印刷ジョブの自動実行を開始する。
図6は、代替認証の後に印刷装置10が認証可能な状態になってから一定時間の経過前に正式認証が行われた場合にのみ、印刷ジョブの自動実行を行う場合の例を示している。
代替認証が行われた後に、その印刷装置10が認証可能状態になっても長時間、正式認証が行われないようなときは、もはやそのユーザがジョブの自動実行を希望しているのか疑わしい。また、他のユーザが代替認証を行う場合も考えられるので、古すぎる代替認証をいつまでも保持しておくと無駄が生じる。そこで、代替認証が行われた後、認証可能状態になってから所定時間(正式認証受け付け時間とする)内に正式認証が行われた場合にのみ、印刷ジョブを自動実行する。一方、代替認証が行われた後、認証可能状態になってから正式認証受け付け時間内に正式認証が行われない場合には、その代替認証は無効にされ、認証しても印刷ジョブの自動実行は行わない。
図7は、第1の実施の形態に係る印刷システム5に含まれる印刷装置10の概略構成を示すブロック図である。印刷装置10は、当該印刷装置10の動作を統括的に制御する制御部11を有している。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)などを主要部品として構成される。制御部11には、記憶部12、画像処理部13、画像読取部14、操作パネル15、印刷部18、ネットワーク通信部19、認証部21、代替認証部22等が接続されている。
制御部11のCPUは、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどのプログラムを実行する。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク装置、不揮発メモリなどで構成され、各種のプログラムやデータが記憶される。記憶部12には、装置全体の動作を制御するプログラムなどが記憶される。制御部11のCPUがこれらのプログラムに従って各種の処理を実行することで印刷装置10としての機能が実現される。
画像処理部13は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。
画像読取部14は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。画像読取部14は、例えば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動ユニットと、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
操作パネル15は、表示部16と、操作部17を備えている。表示部16は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。操作部17は、スタートボタンなどの各種操作スイッチ、表示部16の表示面上に設けられたタッチパネル等で構成される。タッチパネルは、タッチペンや指などで押下された座標位置を検出する。また、フリック操作、ドラッグ操作、スクロールバーに対する操作などを検出する。
印刷部18は、印刷データに応じた画像を記録紙上に画像形成する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。印刷部18は他の方式でもかまわない。
認証部21は、ユーザを認証する。該認証は、宛先の設定された印刷ジョブを出力するための認証である。ここでは、印刷装置10にログインするためのユーザ認証が、宛先の設定された印刷ジョブを出力するための認証を兼ねる。認証部21は、使用する認証方法に対応した適宜のものを使用すればよい。たとえば、前述したICカードの読み取りでユーザ認証する場合には、認証部21をICカードリーダとすればよい。静脈認証の場合は、静脈の読み取り機とすればよい。なお、ユーザIDとパスワードをキー入力で受け付ける場合には、操作パネル15が認証部21としての機能を果たす。
代替認証部22は、前述した代替認証行為を検出する。
ネットワーク通信部19は、ネットワーク2を通じて印刷管理装置30や他の外部装置との間で通信する機能を果たす。印刷装置10は、ネットワーク通信部19を使用して印刷管理装置30から印刷ジョブを受信する。
印刷装置10は、認証部21でのユーザ認証の結果や代替認証部22での代替認証行為の検出状況などに関する通知を、ネットワーク通信部19を使用して印刷管理装置30に送信する。印刷装置10は、認証部21を用いてユーザがログインしたとき、直ちに、該ログインユーザを印刷管理装置30に通知する。また印刷装置10は、代替認証部22が代替認証行為を検出したとき、直ちに、該検出を印刷管理装置30に通知する。印刷装置10は、ユーザがログアウトしたとき、その旨を直ちに印刷管理装置30に通知する。なお、印刷装置10が時計を有する場合には、上記の通知に、ユーザがログインした時刻や代替認証行為が検出された時刻、ログアウトした時刻の情報を含めるようにしてもよい。
図8は、印刷管理装置30の概略構成を示すブロック図である。印刷管理装置30は、制御部31、記憶部32、通知部33、ネットワーク通信部34、時計部35、通知受信部36等を備えて構成される。
制御部31は、印刷管理装置30の動作を制御するCPU等で構成される。制御部31のCPUは、OSプログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムを実行する。
記憶部32は、RAM、及び不揮発性のフラッシュROM、ハードディスク装置などで構成される。記憶部32には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従って制御部31が各種の処理を実行することで印刷管理装置30の機能が実現される。
記憶部32は、受信した印刷ジョブを蓄積する蓄積部38としての機能を果たす。宛先の設定された印刷ジョブを受信した場合には、該印刷ジョブに、該印刷ジョブが投入された時刻と、該印刷ジョブで指定されている宛先とが紐付けて記憶される。また、記憶部32には、代替認証管理テーブル40が設けられ、該代替認証管理テーブル40に代替認証行為の検出に関する情報が登録される。さらに記憶部32は、制御部31がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に記憶するワークメモリ等として使用される。また、印刷管理装置30には、ネットワーク2に接続されている管理対象の複数台の印刷装置10が登録されており、この登録されている印刷装置10を対象にジョブの自動実行や代替認証によるジョブの自動実行を制御する。
通知部33は、ログインユーザが既に存在する状態で代替認証が行われた場合に、そのログインユーザがログアウトしたことを、代替認証を行ったユーザの端末に通知する機能を果たす。通知受信部36は、印刷装置10から認証および代替認証行為の検出に関する通知を受信する機能を果たす。
ネットワーク通信部34は、ネットワーク2を通じてPC3や印刷装置10と通信する機能を果たす。ネットワーク通信部34は、PC3から印刷ジョブを受信する際に、印刷装置10からはユーザ認証や代替認証行為の検出に関する通知を受信する際に、また印刷装置10に対して印刷ジョブを送信する場合等に使用される。
時計部35は、印刷ジョブが投入された時刻、ユーザ認証された時刻や代替認証行為が検出された時刻を取得するために使用される。ここでは、印刷装置10から認証の通知を受けた時刻をその認証の時刻とし、印刷装置10から代替認証行為の検出の通知を受けた時刻を、代替認証行為を受けた時刻とする。
図9は、記憶部32に記憶される代替認証管理テーブル40の一例を示している。代替認証管理テーブル40には、印刷装置10から受ける代替認証行為の検出に関する通知毎に、代替認証が行われた時刻(代替認証時刻)、代替認証が行われた印刷装置10(代替認証印刷装置)の識別情報(たとえば、印刷装置10の識別名称やIPアドレス)、代替認証したユーザ(代替認証ユーザ)、代替認証の行われた印刷装置10が認証可能状態に遷移した時刻(認証可能状態遷移時刻)などが登録される。
代替認証したユーザが不明の場合、すなわち、検出された代替認証行為が、主電源のオフからオンへの復帰操作、副電源のオフからオンへの復帰操作、省電力モードからの復帰操作の場合には、代替認証行為を行ったユーザを特定できないので、代替認証ユーザの欄は空欄にされる。代替認証の行われた印刷装置10が認証可能状態に遷移するまでは、認証可能状態遷移時刻の欄は空欄にされる。
検出された代替認証行為が、「ログインユーザが既に存在するときに認証部21に対して行われた認証のための行為」である場合には、認証のための行為を行ったユーザを特定できるので、そのユーザが代替認証ユーザの欄に登録される。
代替認証管理テーブル40に登録された情報は、その代替認証に対する正式認証を受けた場合に、あるいは代替認証ユーザが不明の代替認証については、認証可能になってから最初の認証を受けた場合に、あるいは代替認証を受けた印刷装置10が認証可能な状態になってから正式認証受け付け時間が過ぎた場合に、代替認証管理テーブル40から削除される。
図10は、代替認証によるジョブの自動実行に関する処理の概略を示している。まず、ユーザがPC3等の端末から印刷管理装置30に対して、宛先の設定された印刷ジョブを投入(送信)する(ステップS101)。ここでは、ユーザが移動した先の印刷装置10が、他のユーザがログインしているために認証できない状態であったものとする。
印刷装置10に到着したユーザは、認証できないので、代替認証する(ステップS102)。代替認証の行われた時点が、ステップS101で投入された印刷ジョブの投入時刻から第2設定時間を過ぎている場合は(ステップS103;No)、該印刷ジョブの自動実行は行われない(ステップS108)。
代替認証の行われた時点が、ステップS101で投入された印刷ジョブの投入から第2設定時間が経過する前の場合は(ステップS103;Yes)、印刷装置10が認証可能な状態に遷移するのを待つ(ステップS104;No)。この例では、使用中のユーザがログアウトしたとき、認証可能な状態となる。
印刷装置10が認証可能な状態になったら、その旨を、ステップS102で代替認証を行ったユーザの端末に通知する(ステップS105)。
その後、所定時間(正式認証受け付け時間)内に、正式認証があれば(ステップS106;Yes)、ステップS101で投入された印刷ジョブを自動実行する(ステップS107)。一方、所定時間(正式認証受け付け時間)内に、正式認証がなければ(ステップS106;No)、ステップS101で投入された印刷ジョブの自動実行は行わない(ステップS108)。
次に、印刷装置10および印刷管理装置30が行うより詳細な動作の流れを説明する。
図11は、印刷装置10が行う処理の流れを示している。印刷装置10は、主電源のオフからオンへの復帰操作、副電源のオフからオンへの復帰操作、省電力モードからの復帰操作など復帰系代替認証行為を受けたか否かを判断する(ステップS201)。復帰系代替認証行為を受けた場合は(ステップS201;Yes)、代替認証行為の検出を印刷管理装置30に通知して(ステップS202)、ステップS203へ移行する。この通知には、当該印刷装置10の識別情報が含まれる。なお、検出の時刻をさらに含めてもよい。復帰系代替認証行為を受けない場合は(ステップS201;No)、ステップS203へ移行する。
ステップS203では、自装置にユーザがログイン中か否かを判断する。ログイン中でなければ(ステップS203;No)、ログインのためのユーザ認証が行われたか否かを判断する(ステップS204)。ユーザ認証が行われてユーザがログインした場合は(ステップS204;Yes)、ユーザ認証を受けたことを示す認証通知を印刷管理装置30に送信して(ステップS205)、ステップS210へ移行する。認証通知には、当該印刷装置10の識別情報とユーザ認証されたユーザ名等が含まれる。なお、ユーザ認証を受けた時刻をさらに含めてもよい。ユーザ認証を受けない場合は(ステップS204;No)、ステップS210へ移行する。
自装置にユーザが既にログインしている場合は(ステップS203;Yes)、代替認証行為(ログインユーザが既に存在するときに認証部に対して行われた認証のための行為:ログイン系代替認証行為)が行われたか否かを判断する(ステップS206)。代替認証行為を検出した場合は(ステップS206;Yes)、代替認証行為の検出を示す代替認証通知を印刷管理装置30に送信して(ステップS207)、ステップS208へ移行する。この通知には、当該印刷装置10の識別情報と代替認証行為を行ったユーザ名等が含まれる。なお、代替認証行為が検出された時刻をさらに含めてもよい。代替認証行為の検出が無い場合は(ステップS206;No)、ステップS208へ移行する。
ステップS208では、ログアウトされたか否かを判断する。ユーザがログアウトした場合は(ステップS208;Yes)、認証可能状態へ遷移したことを示す通知を印刷管理装置30へ送信して(ステップS209)、ステップS210へ移行する。この通知には、当該印刷装置10の識別情報が含まれる。なお、ログアウトが検出された時刻をさらに含めてもよい。
ステップS210では、印刷管理装置30から印刷ジョブを受信したか否かを判断し、受信していなければ(ステップS210;No)、ステップS201に戻る。受信した場合は(ステップS210;Yes)、該受信した印刷ジョブを直ちに自動実行して(ステップS211)、ステップS201に戻る。
図12、図13は印刷管理装置30が行う処理の流れを示している。印刷管理装置30は、PC3等から印刷ジョブの投入を受けた場合は(ステップS301;Yes)、受信時刻と該印刷ジョブに設定されている宛先とを紐付けて当該印刷ジョブを蓄積部38に蓄積して(ステップS302)、ステップS301に戻る。印刷ジョブを受信しない場合は(ステップS301;No)、認証通知を受信したか否かを判断する(ステップS303)。
認証通知を受けない場合は(ステップS303;No)、代替認証通知を受けたか否かを判断する(ステップS304)。代替認証通知を受信した場合は(ステップS304;Yes)、当該代替認証通知に対応する代替認証情報を代替認証管理テーブル40に登録して(ステップS305)、ステップS301に戻る。
詳細には、代替認証通知の送信元の印刷装置10(代替認証印刷装置)と、代替認証通知を受信した時刻(代替認証時刻)と、代替認証通知に代替認証行為を行ったユーザ名が含まれている場合は該ユーザを代替認証ユーザとして登録する。なお、代替認証通知に、代替認証行為の検出時刻が含まれている場合はこれを代替認証時刻として登録し、含まれていない場合は自装置の時計部35を参照して得た代替認証通知の受信時刻を代替認証時刻として登録する。
なお、代替認証通知に代替認証行為を行ったユーザ名が含まれている場合は、そのユーザを宛先とする印刷ジョブが蓄積部38に存在する場合にのみ該代替認証通知に係る代替認証情報を代替認証管理テーブル40に登録し、そのユーザを宛先とする印刷ジョブが蓄積部38に存在しない場合は該代替認証通知に係る代替認証情報を代替認証管理テーブル40に登録しないようにしてもよい。代替認証を行ったユーザの印刷ジョブが蓄積されていない場合には、該代替認証に基づくジョブの自動実行を行う必要がないことによる。代替認証通知を受信しない場合は(ステップS304;No)、ステップS306へ移行する。
ステップS306では、認証可能状態に遷移した通知を受信したか否かを判断する。該通知を受信した場合は(ステップS306;Yes)、通知元の印刷装置10が代替認証印刷装置として代替認証管理テーブル40に登録されているか否かを確認する(ステップS307)。登録されていなければ(ステップS308;No)、ステップS301に戻る。
登録されている場合は(ステップS308;Yes)、通知元の印刷装置10に対応する代替認証ユーザを代替認証管理テーブル40から取得し、該ユーザに対応付けて予め登録されている端末(端末のIPアドレス等が登録されている)に対して、そのユーザが代替認証した印刷装置10が認証可能な状態になったことを通知する(ステップS309)。これは、図5に示す通知に対応する。
そして、代替認証管理テーブル40のうちの該通知元の印刷装置10に対応する代替認証情報の認証可能状態遷移時刻の欄に、認証可能状態に遷移した時刻を登録して(ステップS310)、ステップS301に戻る。この時刻はステップS307で認証可能状態に遷移した通知を受信した時刻、もしくは該通知に認証可能状態に遷移した時刻が含まれている場合はその時刻を使用する。
認証可能状態に遷移した通知を受信しない場合は(ステップS306;No)、正式認証受け付け時間を超えた印刷装置が存在するか否かを判断する(ステップS311)。具体的には、代替認証管理テーブル40に登録されている代替認証情報のうち、現在時刻が、認証可能状態遷移時刻に正式認証受け付け時間を加えた時刻を超えるものがあれば、その代替認証情報を代替認証管理テーブル40から削除して(ステップS312)、ステップS301に戻る。これは図6に示す動作に対応させるものであり、代替認証が行われた後、認証可能状態になってから正式認証受け付け時間内に正式認証が行われない場合に、その代替認証行為を無効にしている。
認証通知を受信した場合は(ステップS303;Yes)、蓄積部38に蓄積されている印刷ジョブの中から、第1条件に一致する印刷ジョブを検索する(ステップS313)。第1条件は、認証されたユーザが宛先に設定されていると共に、認証の行われた時点がジョブの投入から第1設定時間の経過前、という条件である。
蓄積部38に蓄積されている印刷ジョブの中で第1条件に合致するものがあれば(ステップS314;Yes)、その印刷ジョブを、認証通知の送信元の印刷装置10に送信し、該印刷ジョブを直ちに自動的に実行するように指示して(ステップS315)、ステップS316に移行する。第1条件に一致する印刷ジョブが存在しない場合は(ステップS314;No)、ステップS316に移行する。
ステップS316では、蓄積部38に蓄積されている印刷ジョブの中から、第2条件に一致する印刷ジョブを検索する。第2条件は、認証されたユーザが宛先に設定されていると共に、認証通知の通知元の印刷装置で検出された代替認証行為の検出時点がジョブの投入から第2設定時間の経過前、という条件である。
第2条件を調べるにあたっては、代替認証管理テーブル40に登録されている代替認証情報のうち、代替認証印刷装置が、認証通知の通知元に一致するものを使用する。すなわち、認証通知の通知元の印刷装置10が代替認証行為の検出された印刷装置10と一致することを担保する。また、その代替認証情報に代替認証ユーザが登録されている場合は、登録されている代替認証ユーザと、認証通知で通知されたユーザとが一致することを第2条件に付加する。
すなわち、認証通知に係る認証を行ったユーザと、代替認証行為を行ったユーザとの一致を担保する。言い換えると、代替認証とその後に行われた認証とにおいて、印刷装置10とユーザ(代替認証ユーザを特定できる場合)が共に一致することを第2条件に付加する。
認証通知の通知元の印刷装置10で検出された代替認証行為の検出時点は、代替認証管理テーブル40に登録されている該当の代替認証情報の代替認証時刻の欄から取得する。
第2条件に一致する印刷ジョブが蓄積部38に蓄積されている場合は(ステップS317;Yes)、認証通知の通知元の印刷装置10に対して印刷ジョブを送信して該印刷ジョブの自動実行を指示除する(ステップS318)。そして、第2条件の判定に使用した代替認証情報を代替認証管理テーブル40から削除して(ステップS319)、ステップS301へ移行する。
第2条件に一致する印刷ジョブが蓄積部38に蓄積されていない場合は(ステップS317;No)、認証通知の通知元の印刷装置10に対応する代替認証情報を代替認証管理テーブル40から削除して(ステップS320)、ステップS301へ移行する。
ステップS320で代替認証情報を削除することで、代替認証後、その代替認証行為が検出された印刷装置10に対して最初にログイン(ユーザ認証)したユーザを宛先とするジョブのみがステップS316の判断対象になるように制御される。すなわち、復帰系代替認証行為では代替認証を行ったユーザを特定できないので、印刷装置10が認証可能状態になってから最初にログイン(ユーザ認証)したユーザを宛先とするジョブのみを、代替認証によるジョブの自動実行の対象とする。
たとえば、印刷装置Aで代替認証が行われ、その後、印刷装置Aが認証可能状態になってから最初に印刷装置Aでユーザ認証したユーザを宛先とするジョブが蓄積部38にあれば、ステップS317でYesとなって代替認証によるジョブの自動実行が行われる。一方、印刷装置Aで代替認証が行われ、その後、印刷装置Aが認証可能状態になってから最初に印刷装置Aでユーザ認証したユーザを宛先とするジョブが蓄積部38に蓄積されていない場合にも、ステップS320で印刷装置Aに係る代替認証情報を削除するので、次に印刷装置Aで行われるユーザ認証(認証可能になってから2人目以降のユーザ認証)は、代替認証によるジョブの自動実行の対象外になる。
このように第1の実施の形態に係る印刷システム5では、宛先の設定した印刷ジョブを印刷管理装置30に投入した後、印刷管理装置30に管理されるいずれかの印刷装置10に、ジョブ投入から第1設定時間の経過前にログインすれば、印刷ジョブを一覧から選択する等の操作を行うことなく、その印刷ジョブが自動実行されて印刷される。
また、第2設定時間(第1設定時間と同じ、あるいは、図4に示すロス分だけ第1設定時間より長い時間)内に、印刷装置10に到着したが、印刷装置10側の事情でログインできない場合には、代替認証行為を行っておけば、印刷装置10が認証可能状態になってからログインすれば、印刷ジョブが自動実行されるので、印刷装置10側の事情でログインできなかったことでジョブの自動実行の利便性が損なわれることが回避される。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では印刷管理装置30と印刷装置10がネットワーク2を介して接続された印刷システム5を示したが、第2の実施の形態では、印刷管理装置30の機能を印刷装置が備え、印刷装置が単独でジョブの自動実行を制御する。
図14は、第2の実施の形態に係る印刷装置60の概略構成を示している。印刷装置61は、当該印刷装置60の動作を統括的に制御する制御部61を有している。第1の実施の形態に係る印刷装置10と同一構成の部分には同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
ネットワーク通信部19および制御部11は宛先が設定された印刷ジョブの投入を受けるジョブ受領部としての機能を果たす。記憶部12は、PC3等から投入された印刷ジョブを蓄積する蓄積部の機能を果たす。また、記憶部12には、当該印刷装置に対して行われた代替認証行為に関する代替認証情報が記憶される。制御部11には、時計部62が接続されている。時計部62は印刷ジョブが投入された時刻、ユーザ認証された時刻や代替認証行為が検出された時刻、ログアウトした時刻等を取得するために使用される。通知部63は、ログインユーザがログアウトしたことを、認証のための行為を行ったユーザの端末に通知する機能を果たす。
印刷装置60の記憶部12に記憶される代替認証情報は、当該印刷装置60の代替認証部22で検出した1つの代替認証行為に対応するもののみである。そのため、代替認証印刷装置の欄は不要である。
印刷装置60は、宛先が設定された印刷ジョブの投入をPC3等から受けてこれを自装置の蓄積部に蓄積する。そして、認証部21によってユーザの認証が行われたとき、蓄積されている印刷ジョブの中に、認証されたユーザが宛先に設定されていると共に認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前の印刷ジョブがあるか否かを調べ、該当する印刷ジョブがあれば、これを自動実行する。
また、認証部21によってユーザの認証が行われたとき、蓄積されている印刷ジョブの中に、認証されたユーザが宛先に設定されていると共に代替認証行為の検出時点が投入から第2設定時間の経過前の印刷ジョブがあるか否かを調べ、該当する印刷ジョブがあれば、これを自動実行する。
印刷装置60においても、図2〜図6に示す動作が行われる。また、図10と同じ流れで代替認証によるジョブの自動実行が行われる。
図15、図16は、第2の実施の形態に係る印刷装置60がジョブの自動実行に関して行う処理の流れを示している。印刷装置60は、PC3等から印刷ジョブの投入を受けた場合は(ステップS401;Yes)、受信時刻と該印刷ジョブに設定されている宛先とを紐付けて当該印刷ジョブを記憶部12に蓄積して(ステップS402)、ステップS401に戻る。印刷ジョブを受信しない場合は(ステップS401;No)、認証部21でユーザ認証(ログイン)が行われたか否かを判断する(ステップS403)。
認証が行われていない場合は(ステップS403;No)、代替認証行為が検出されたか否かを判断する(ステップS404)。代替認証行為が検出された場合は(ステップS404;Yes)、当該代替認証行為に係る代替認証情報を記憶部12に登録して(ステップS405)、ステップS401に戻る。
詳細には、代替認証行為が検出された時刻(代替認証時刻)と、代替認証行為がログイン系代替認証行為の場合は、当該代替認証行為を行ったユーザを代替認証ユーザとして登録する。
なお、ログイン系代替認証行為を検出した場合は、該代替認証行為を行ったユーザを宛先とする印刷ジョブが既に蓄積されている場合にのみ代替認証情報を登録し、そのユーザを宛先とする印刷ジョブが蓄積されていない場合には代替認証情報を登録しないようにしてもよい。代替認証行為を検出しない場合は(ステップS404;No)、ステップS406へ移行する。
ステップS406では、ユーザがログアウトしたか否かを判断する。ログアウトした場合は(ステップS406;Yes)、代替認証ユーザの登録された代替認証情報が登録されているか否かを確認する(ステップS407)。登録されていなければ(ステップS408;No)、ステップS401に戻る。
登録されている場合は(ステップS408;Yes)、代替認証情報に代替認証ユーザとして登録されているユーザに対応付けて予め登録されている端末(端末のIPアドレス等が登録されている)に対して、印刷装置60が認証可能な状態になったことを通知する(ステップS409)。これは、図5に示す通知に対応する。
そして、代替認証情報の認証可能状態遷移時刻の欄に、認証可能状態に遷移した時刻を登録して(ステップS410)、ステップS401に戻る。
ログアウトが検出されない場合は(ステップS406;No)、正式認証受け付け時間を超えたか否かを判断する(ステップS411)。具体的には、代替認証情報に登録されている認証可能状態遷移時刻に、予め設定されている正式認証受け付け時間を加えた時刻を、現在時刻が超えているか否かを判断する。現在時刻が認証可能状態遷移時刻に正式認証受け付け時間を加えた時刻を超えている場合は、代替認証情報を削除して(ステップS412)、ステップS401に戻る。これは図6に示す動作に対応させるものであり、代替認証が行われた後、認証可能状態になってから正式認証受け付け時間内に正式認証が行われない場合に、その代替認証行為を無効にしている。
認証部21でユーザ認証(ログイン)が行われた場合は(ステップS403;Yes)、蓄積部に蓄積されている印刷ジョブの中から、第1条件に一致する印刷ジョブを検索する(ステップS413)。第1条件は、認証されたユーザが宛先に設定されていると共に、認証の行われた時点がジョブの投入から第1設定時間の経過前、という条件である。
蓄積されている印刷ジョブの中で第1条件に一致するものがあれば(ステップS414;Yes)、その印刷ジョブを自動実行して(ステップS415)、ステップS416に移行する。第1条件に一致する印刷ジョブが存在しない場合は(ステップS414;No)、ステップS416に移行する。
ステップS416では、蓄積されている印刷ジョブの中から、第2条件に一致する印刷ジョブを検索する。第2条件は、認証されたユーザが宛先に設定されていると共に、代替認証行為の検出時点がジョブの投入から第2設定時間の経過前、という条件である。
なお、代替認証情報に代替認証ユーザが登録されている場合は、登録されている代替認証ユーザと、今回の認証のユーザとが一致することも第2条件に含める。代替認証行為の検出時点は、代替認証情報の代替認証時刻の欄から取得する。
第2条件に一致する印刷ジョブが蓄積されている場合は(ステップS417;Yes)、その印刷ジョブを自動実行する(ステップS418)。そして、代替認証情報を記憶部12から削除して(ステップS419)、ステップS401へ移行する。
第2条件に一致する印刷ジョブが蓄積されていない場合は(ステップS417;No)、代替認証情報を記憶部12から削除して(ステップS420)、ステップS401へ移行する。
ステップS420で代替認証情報を削除することで、代替認証後、当該印刷装置60に最初にログイン(ユーザ認証)したユーザを宛先とするジョブのみがステップS416の判断対象になるように制御される。すなわち、復帰系代替認証行為では代替認証を行ったユーザを特定できないので、印刷装置60が認証可能状態になってから最初にログイン(ユーザ認証)したユーザを宛先とするジョブのみを代替認証によるジョブの自動実行の対象とする。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
印刷管理装置30は単体で存在している必要はなく、複数台のサーバが共同して印刷管理装置30の機能を実現してもよい。また、印刷管理装置30の機能を、いずれかの印刷装置10あるいは複数台に印刷装置10が共同して担うように構成されてもよい。
第1設定時間、第2設定時間は、管理者等が任意に設定変更することができる。第2設定時間は第1設定時間と同一あるいはロスタイム分だけ長い時間に設定されることが望ましいが、第1設定時間より短い時間など任意の時間に設定することができる。
実施の形態では、印刷システム5と印刷装置60を例示して説明したが、印刷システム5における印刷管理装置30、印刷システム5における印刷装置10、印刷管理装置30として情報処理装置を機能させるプログラムも本発明に含まれる。
2…ネットワーク
3…PC
5…印刷システム
10…印刷装置
11…制御部
12…記憶部
13…画像処理部
14…画像読取部
15…操作パネル
16…表示部
17…操作部
18…印刷部
19…ネットワーク通信部
21…認証部
22…代替認証部
30…印刷管理装置
31…制御部
32…記憶部
33…通知部
34…ネットワーク通信部
35…時計部
36…通知受信部
38…蓄積部
40…代替認証管理テーブル
60…印刷装置
62…時計部
63…通知部
3…PC
5…印刷システム
10…印刷装置
11…制御部
12…記憶部
13…画像処理部
14…画像読取部
15…操作パネル
16…表示部
17…操作部
18…印刷部
19…ネットワーク通信部
21…認証部
22…代替認証部
30…印刷管理装置
31…制御部
32…記憶部
33…通知部
34…ネットワーク通信部
35…時計部
36…通知受信部
38…蓄積部
40…代替認証管理テーブル
60…印刷装置
62…時計部
63…通知部
Claims (39)
- 宛先が設定された印刷ジョブの投入を受けるジョブ受領部と、
前記ジョブ受領部が投入を受けた前記印刷ジョブを蓄積する蓄積部と、
前記印刷ジョブを実行する印刷部と、
ユーザの認証を行う認証部と、
前記認証部が使用不可のときにユーザから受けた所定の行為を代替認証行為として検出する代替認証部と、
前記認証部によってユーザの認証が行われた場合に、前記蓄積部に蓄積されている印刷ジョブのうち、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前である第1条件と、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記検出部が前記代替認証行為を検出した時点が投入から第2設定時間の経過前である第2条件の少なくとも一方に該当する印刷ジョブを前記印刷部に自動的に実行させる制御部と、
を有する
ことを特徴とする印刷装置。 - 前記代替認証行為が、主電源のオフからオンへの復帰操作、副電源のオフからオンへの復帰操作、省電力モードからの復帰操作、のいずれかである
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記認証部は、当該印刷装置のログインユーザを認証し、
前記認証部が使用不可のとき、とは、ログインユーザが既に存在する場合であり、
前記代替認証部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を、前記代替認証行為として検出する
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記第1設定時間と前記第2設定時間が等しい
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の印刷装置。 - 前記第1設定時間より、前記第2設定時間が長い
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の印刷装置。 - 前記第2条件に、宛先に設定されているユーザが前記代替認証部が前記代替認証行為を検出した後に前記認証部によって最初に認証されたユーザであることを付加する
ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。 - ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後に前記ログインユーザがログアウトした場合に、前記ログインユーザがログアウトしたことを、前記認証のための行為を行ったユーザの端末に通知する通知部をさらに有する
ことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。 - 前記制御部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後、前記認証部が使用可能になってから所定時間が経過する前に、前記認証のための行為を行ったユーザが前記認証部からログインしない場合は、前記代替認証行為を無効にする
ことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。 - 前記代替認証検出部が前記代替認証行為を行ったユーザを特定できる場合は、前記代替認証行為を行ったユーザと前記認証部で認証されたユーザが一致することを前記第2条件にさらに含める
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の印刷装置。 - ユーザの認証を行う認証部と、前記認証部が使用不可のときにユーザから受けた所定の行為を代替認証行為として検出する代替認証部とを備えた印刷装置から前記認証および前記検出の通知を受信する通知受信部と、
宛先が設定された印刷ジョブの投入を受けるジョブ取得部と、
前記投入された印刷ジョブを蓄積する蓄積部と、
前記印刷装置から前記認証の通知を受信した場合に、前記蓄積部に蓄積されている印刷ジョブのうち、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前である第1条件と、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記印刷装置の前記検出部が前記代替認証行為を検出した時点が投入から第2設定時間の経過前である第2条件の少なくとも一方に該当する印刷ジョブを前記印刷装置に送信して自動的に実行させる制御部と、
を有する
ことを特徴とする印刷管理装置。 - 前記代替認証行為が、主電源のオフからオンへの復帰操作、副電源のオフからオンへの復帰操作、省電力モードからの復帰操作、のいずれかである
ことを特徴とする請求項10に記載の印刷管理装置。 - 前記認証部は、前記印刷装置のログインユーザを認証し、
前記認証部が使用不可のとき、とは、ログインユーザが既に存在する場合であり、
前記代替認証部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を、前記代替認証行為として検出する
ことを特徴とする請求項11に記載の印刷管理装置。 - 前記第1設定時間と前記第2設定時間が等しい
ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1つに記載の印刷管理装置。 - 前記第1設定時間より、前記第2設定時間が長い
ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1つに記載の印刷管理装置。 - 前記第2条件に、宛先に設定されているユーザが前記代替認証部が前記代替認証行為を検出した後に前記認証部によって最初に認証されたユーザであることを付加する
ことを特徴とする請求項11に記載の印刷管理装置。 - 前記印刷装置でログインユーザが既に存在するときに前記印刷装置の前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記印刷装置の前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後に前記ログインユーザがログアウトした場合に、前記ログインユーザがログアウトしたことを、前記認証のための行為を行ったユーザの端末に通知する通知部をさらに有する
ことを特徴とする請求項12に記載の印刷管理装置。 - 前記制御部は、前記印刷装置でログインユーザが既に存在するときに前記印刷装置の前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記印刷装置の前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後、前記印刷装置の前記認証部が使用可能になってから所定時間が経過する前に、前記認証のための行為を行ったユーザが前記印刷装置の前記認証部からログインしない場合は、前記代替認証行為を無効にする
ことを特徴とする請求項12に記載の印刷管理装置。 - 前記代替認証行為を行ったユーザを特定できる場合は、前記代替認証行為を行ったユーザと前記認証部で認証されたユーザが一致することを前記第2条件にさらに含める
ことを特徴とする請求項10乃至17のいずれか1つに記載の印刷管理装置。 - 印刷装置と、該印刷装置に印刷ジョブを送信する印刷管理装置とを有する印刷システムにおいて、
前記印刷装置は、
ユーザの認証を行う認証部と、
前記認証部が使用不可のときにユーザから受けた所定の行為を代替認証行為として検出する代替認証部とを有し、
前記印刷管理装置は、
前記印刷装置から前記認証および前記検出の通知を受信する通知受信部と、
宛先が設定された印刷ジョブの投入を受けるジョブ取得部と、
前記投入された印刷ジョブを蓄積する蓄積部と、
前記印刷装置から前記認証の通知を受信した場合に、前記蓄積部に蓄積されている印刷ジョブのうち、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前である第1条件と、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記印刷装置の前記検出部が前記代替認証行為を検出した時点が投入から第2設定時間の経過前である第2条件の少なくとも一方に該当する印刷ジョブを前記印刷装置に送信して自動的に実行させる制御部と、
を有する
ことを特徴とする印刷システム。 - 前記代替認証行為が、主電源のオフからオンへの復帰操作、副電源のオフからオンへの復帰操作、省電力モードからの復帰操作、のいずれかである
ことを特徴とする請求項19に記載の印刷システム。 - 前記認証部は、前記印刷装置のログインユーザを認証し、
前記認証部が使用不可のとき、とは、ログインユーザが既に存在する場合であり、
前記代替認証部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を、前記代替認証行為として検出する
ことを特徴とする請求項19に記載の印刷システム。 - 前記第1設定時間と前記第2設定時間が等しい
ことを特徴とする請求項19乃至21のいずれか1つに記載の印刷システム。 - 前記第1設定時間より、前記第2設定時間が長い
ことを特徴とする請求項19乃至21のいずれか1つに記載の印刷システム。 - 前記第2条件に、宛先に設定されているユーザが前記代替認証部が前記代替認証行為を検出した後に前記認証部によって最初に認証されたユーザであることを付加する
ことを特徴とする請求項20に記載の印刷システム。 - 前記印刷装置でログインユーザが既に存在するときに前記印刷装置の前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記印刷装置の前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後に前記ログインユーザがログアウトした場合に、前記ログインユーザがログアウトしたことを、前記認証のための行為を行ったユーザの端末に通知する通知部をさらに有する
ことを特徴とする請求項21に記載の印刷システム。 - 前記制御部は、前記印刷装置でログインユーザが既に存在するときに前記印刷装置の前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記印刷装置の前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後、前記印刷装置の前記認証部が使用可能になってから所定時間が経過する前に、前記認証のための行為を行ったユーザが前記印刷装置の前記認証部からログインしない場合は、前記代替認証行為を無効にする
ことを特徴とする請求項21に記載の印刷システム。 - 前記代替認証行為を行ったユーザを特定できる場合は、前記代替認証行為を行ったユーザと前記認証部で認証されたユーザが一致することを前記第2条件にさらに含める
ことを特徴とする請求項19乃至26のいずれか1つに記載の印刷システム。 - 情報処理装置を、
ユーザの認証を行う認証部と、前記認証部が使用不可のときにユーザから受けた所定の行為を代替認証行為として検出する代替認証部とを備えた複数の登録された印刷装置の何れかから、前記認証および前記検出の通知を受信する通知受信部、
宛先が設定された印刷ジョブの投入を受けるジョブ取得部、
前記投入された印刷ジョブを蓄積する蓄積部、
前記印刷装置から前記認証の通知を受信した場合に、前記蓄積部に蓄積されている印刷ジョブのうち、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前である第1条件と、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記印刷装置の前記検出部が前記代替認証行為を検出した時点が投入から第2設定時間の経過前である第2条件の少なくとも一方に該当する印刷ジョブを前記印刷装置に送信して自動的に実行させる制御部、
として機能させる
ことを特徴とするプログラム。 - 前記代替認証行為が、主電源のオフからオンへの復帰操作、副電源のオフからオンへの復帰操作、省電力モードからの復帰操作、のいずれかである
ことを特徴とする請求項28に記載のプログラム。 - 前記認証部は、前記印刷装置のログインユーザを認証し、
前記認証部が使用不可のとき、とは、ログインユーザが既に存在する場合であり、
前記代替認証部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を、前記代替認証行為として検出する
ことを特徴とする請求項28に記載のプログラム。 - 前記第1設定時間と前記第2設定時間が等しい
ことを特徴とする請求項28乃至30のいずれか1つに記載のプログラム。 - 前記第1設定時間より、前記第2設定時間が長い
ことを特徴とする請求項28乃至30のいずれか1つに記載のプログラム。 - 前記第2条件に、宛先に設定されているユーザが前記代替認証部が前記代替認証行為を検出した後に前記認証部によって最初に認証されたユーザであることを付加する
ことを特徴とする請求項29に記載のプログラム。 - 前記情報処理装置を、
前記印刷装置でログインユーザが既に存在するときに前記印刷装置の前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記印刷装置の前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後に前記ログインユーザがログアウトした場合に、前記ログインユーザがログアウトしたことを、前記認証のための行為を行ったユーザの端末に通知する通知部として機能させる
ことを特徴とする請求項30に記載のプログラム。 - 前記制御部は、前記印刷装置でログインユーザが既に存在するときに前記印刷装置の前記認証部に対して行われた認証のための行為を前記印刷装置の前記代替認証部が前記代替認証行為として検出した後、前記印刷装置の前記認証部が使用可能になってから所定時間が経過する前に、前記認証のための行為を行ったユーザが前記印刷装置の前記認証部からログインしない場合は、前記代替認証行為を無効にする
ことを特徴とする請求項30に記載のプログラム。 - 前記代替認証行為を行ったユーザを特定できる場合は、前記代替認証行為を行ったユーザと前記認証部で認証されたユーザが一致することを前記第2条件にさらに含める
ことを特徴とする請求項28乃至35のいずれか1つに記載のプログラム。 - ユーザの認証を行う認証部と、
前記認証部が使用不可のときにユーザから受けた所定の行為を代替認証行為として検出する代替認証部と、
前記認証および前記検出の通知を、宛先の設定された印刷ジョブの投入を受けて該印刷ジョブを蓄積部に蓄積する印刷管理装置へ送信する送信部と、
前記印刷管理装置から前記印刷ジョブを受信するジョブ受信部と、
前記ジョブ受信部が受信した印刷ジョブを実行する印刷部と、
を有し、
前記印刷管理装置は、
宛先が設定された印刷ジョブの投入を受けるジョブ取得部と、
前記投入された印刷ジョブを蓄積する蓄積部と、
前記認証の通知を受信した場合に、前記蓄積部に蓄積されている印刷ジョブのうち、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記認証の行われた時点が投入から第1設定時間の経過前である第1条件と、前記認証されたユーザが宛先に設定されていると共に前記印刷装置の前記検出部が前記代替認証行為を検出した時点が投入から第2設定時間の経過前である第2条件の少なくとも一方に該当する印刷ジョブを前記通知の送信元の印刷装置に送信して実行させる
ことを特徴とする印刷装置。 - 前記代替認証行為が、主電源のオフからオンへの復帰操作、副電源のオフからオンへの復帰操作、省電力モードからの復帰操作、のいずれかである
ことを特徴とする請求項37に記載の印刷装置。 - 前記認証部は、ログインユーザを認証し、
前記認証部が使用不可のとき、とは、ログインユーザが既に存在する場合であり、
前記代替認証部は、ログインユーザが既に存在するときに前記認証部に対して行われた認証のための行為を、前記代替認証行為として検出する
ことを特徴とする請求項37に記載の印刷装置。
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