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JP2016145587A - 軸受装置および回転機械 - Google Patents

軸受装置および回転機械 Download PDF

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JP2016145587A JP2015021766A JP2015021766A JP2016145587A JP 2016145587 A JP2016145587 A JP 2016145587A JP 2015021766 A JP2015021766 A JP 2015021766A JP 2015021766 A JP2015021766 A JP 2015021766A JP 2016145587 A JP2016145587 A JP 2016145587A
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隆 中野
篠原 種宏
Tanehiro Shinohara
種宏 篠原
貝漕 高明
Takaaki Kaikogi
高明 貝漕
脇 勇一朗
Yuichiro Waki
勇一朗 脇
小澤 豊
Yutaka Ozawa
豊 小澤
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Abstract

【課題】軸受部の温度上昇を効果的に抑制し得る軸受装置および回転機械を提供する。【解決手段】軸受装置は、キャリアリングと、キャリアリングの内周側においてロータ軸の外周に沿って設けられた第1軸受部30と、キャリアリングの内周側において第1軸受部30よりもロータ軸の回転方向下流側にロータ軸の外周に沿って設けられた第2軸受部32と、キャリアリングの軸方向における両側において、ロータ軸の外周に沿って設置された一対のサイドプレート17,18と、第1軸受部30の下流側、且つ、第2軸受部32の上流側に設けられ、第1軸受部30の内周面とロータ軸の外周面との間を通過した油の流れ方向を変化させ、該油を案内するように構成された第1油案内部40と、キャリアリング又は各々のサイドプレート17,18に設けられ、第1油案内部40によって案内された油を外部に排出するように構成された排油口部42と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、回転軸を回転自在に支持するための軸受装置および回転機械に関する。
一般に、蒸気タービンやガスタービン等の回転機械は、ロータ軸(回転軸)を回転自在に支持するための軸受装置を備えている。通常、ロータ軸の外周面と、該ロータ軸を支持する軸受部の軸受面との間には、これらの間の潤滑性を確保するために潤滑油が介在している。
例えば、特許文献1には、回転軸の周方向に配置された複数の軸受パッドによってロータ軸を支持するように構成されたティルティングパッド軸受が記載されている。このティルティングパッド軸受においては、軸受パッドの上流側及び下流側に設けられた複数の給油ノズルから、ロータ軸の外周面と軸受パッドの軸受面との間に潤滑油が供給されるようになっている。なお、下半部キャリアリングの両端面にはサイドプレートが配置されており、給油ノズルから供給された潤滑油の外部への漏出を抑制するようになっている。
国際公開第2010/097990号
しかしながら、特許文献1に記載されるティルティングパッド軸受においては、ロータ軸の回転に伴って軸受パッドの軸受面とロータ軸の外周面との間を上流側から下流側へ向けて流れる油は、軸受パッドの軸受面又はロータ軸の外周面との摩擦によって昇温する。そのため、下流側の軸受パッドほど摩擦熱が蓄積して高温化した油が流れるので、温度上昇が著しくなる。軸受パッドの過度な温度上昇は軸受装置の動作不良を引き起こす要因の一つとなる可能性があるため、軸受パッドの温度上昇を抑制する技術が求められている。
この点、特許文献1には、軸受パッドの温度上昇を抑制するための具体的な対策については何ら開示されていない。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、軸受部の温度上昇を効果的に抑制し得る軸受装置および回転機械を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る軸受装置は、
キャリアリングと、
前記キャリアリングの内周側においてロータ軸の外周に沿って設けられた第1軸受部と、
前記キャリアリングの内周側において前記第1軸受部よりも前記ロータ軸の回転方向下流側に前記ロータ軸の外周に沿って設けられた第2軸受部と、
前記キャリアリングの軸方向における両側において、前記ロータ軸の外周に沿って設置された一対のサイドプレートと、
前記第1軸受部の下流側、且つ、前記第2軸受部の上流側に設けられ、前記第1軸受部の内周面と前記ロータ軸の外周面との間を通過した油の流れ方向を変化させ、該油を案内するように構成された第1油案内部と、
前記キャリアリング又は各々の前記サイドプレートに設けられ、前記第1油案内部によって案内された前記油を外部に排出するように構成された排油口部と、
を備えることを特徴とする。
上記(1)の軸受装置によれば、第1軸受部の下流側、且つ、第2軸受部の上流側に設けられた第1油案内部によって、第1軸受部の内周面とロータ軸の外周面との間を通過して高温化した油の流れ方向が変化するとともに該油が案内される。そして、第1油案内部で案内された高温の油は、キャリアリング又は各々のサイドプレートに設けられた排油口部から外部に排出される。これにより、第1軸受部とロータ軸との間を通過して高温化した油の少なくとも一部は、第2軸受部とロータ軸との間には流入せず外部へ排出される。そのため、第2軸受部の温度上昇を効果的に抑制することができる。
(2)一実施形態では、上記(1)の構成において、
前記第1油案内部は、前記第1軸受部の下流側に設けられたスクレーパを含み、
前記スクレーパの上流側端面のうち軸方向における両端の領域は、前記第1軸受部の軸方向幅における中央部から軸方向に離れるにつれて前記ロータ軸の回転方向下流側にずれるように軸方向に対して傾斜している。
上記(2)の構成によれば、第1軸受部の内周面とロータ軸の外周面との間を、ロータ軸の周方向に向けて流れる高温の油は、スクレーパによってその流れ方向を変化させ、スクレーパの傾斜面に沿って軸方向の両側へ導かれる。そのため、第2軸受部への高温の油の流入を回避でき、第2軸受部の温度上昇を効果的に抑制することができる。
(3)他の実施形態では、上記(1)の構成において、
前記第1油案内部は、前記第1軸受部の下流側に設けられた油回収ボックスを含み、
前記油回収ボックスは、
前記油回収ボックスの上面に設けられ、前記第1軸受部の内周面と前記ロータ軸の外周面との間の隙間に開口する油入口部と、
前記油回収ボックスの内部において軸方向に延在するように設けられ、前記油入口部に連通する内部流路部と、
前記油回収ボックスの側面又は底面に設けられ、前記内部流路部と前記排油口部とを連通させるための油出口部と、
を含む。
上記(3)の構成によれば、第1軸受部の内周面とロータ軸の外周面との間を、ロータ軸の周方向に向けて流れる高温の油は、油入口部から油回収ボックスの内部に流入し、内部流路部を通過して油回収ボックスの側面又は底面に設けられた油出口部を介して排油口部より排出される。そのため、第2軸受部への高温の油の流入を回避でき、第2軸受部の温度上昇を効果的に抑制することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(3)の何れかの構成において、
前記排油口部は、前記第1軸受部の下流側、且つ、前記第2軸受部の上流側において各々の前記サイドプレートに形成された開口部を含む。
上記(4)の構成によれば、第1軸受部の内周面とロータ軸の外周面との間においてロータ軸の周方向に向けて流れる高温の油を、第2軸受部の内周面とロータ軸の外周面との間に流入する前に、サイドプレートに形成された開口部を介して円滑に外部へ排出することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(4)の何れかの構成において、
前記排油口部は、前記第1軸受部の下流側、且つ、前記第2軸受部の上流側において前記キャリアリングに設けられた孔部を含む。
上記(5)の構成によれば、第1軸受部の内周面とロータ軸の外周面との間においてロータ軸の周方向に向けて流れる高温の油を、第2軸受部の内周面とロータ軸の外周面との間に流入する前に、キャリアリングに設けられた孔部を介して円滑に排出することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかの構成において、
各々の前記サイドプレートの内周面のうち前記キャリアリング側の領域には、前記第1軸受部の延設範囲の少なくとも一部において前記第1軸受部の側面に沿って周方向に延在する溝が形成されており、
前記第1軸受部の内周面と前記ロータ軸の外周面との間の隙間から前記溝に流入した油を案内し、前記第1軸受部の下流側端部と前記第2軸受部の上流側端部との間に前記油を戻すように構成された第2油案内部をさらに備える。
上記(6)の構成によれば、第1軸受部の側面に沿って周方向に延在する溝を流れる比較的低温の油が、第2油案内部によって第1軸受部の下流側端部と第2軸受部の上流側端部との間に戻されるようになっている。そのため、第2軸受部の内周面とロータ軸の外周面との間に比較的低温の油を供給することができ、第2軸受部の温度上昇をより効果的に抑制できる。また、上記(1)の構成において、第1軸受部の内周面とロータ軸の外周面との間を流れてきて排油口部から外部に排出された油の代わりに、第2油案内部によって比較的低温の油を戻すことで外部からの油供給量を低減することもできる。
(7)一実施形態では、上記(6)の構成において、
前記第1油案内部および前記第2油案内部は、前記キャリアリングの半径方向における異なる位置を通って互いに交差する2本の流路によって形成される。
上記したように、第1油案内部は、第1軸受部の内周面とロータ軸の外周面との間を通過した油の流れ方向を変化させ、油を外部に排出するように導く構成となっている。一方、第2油案内部は、第1軸受部の側面に沿って形成された溝を流れる油を、第1軸受部と第2軸受部との間に戻すように構成されている。すなわち、第1油案内部および第2油案内部によって、ロータ軸の外周面に沿ってロータ軸の回転方向下流側に向かって流れる主流の油を、第1軸受部の内周面とロータ軸の外周面との間を通過した比較的高温の油から、第1軸受部の側面に沿って形成された溝を流れる比較的低温の油に入れ替えるようになっている。
この点、上記(7)のように、第1油案内部および前記第2油案内部を、互いに交差する2本の流路によって形成すれば、主流の油を円滑に入れ替えることが可能となる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(6)又は(7)の構成において、
前記第2油案内部は、前記溝内において前記キャリアリング側に迫り出すように各々の前記サイドプレートに設けられた整流壁を含み、
前記整流壁は、前記ロータ軸の回転方向下流側に向かうにつれて前記キャリアリングに近づくように、前記ロータ軸の軸方向に直交する方向に対して傾斜している。
上記(8)の構成によれば、第2油案内部が、溝内においてキャリアリング側に迫り出すように各々のサイドプレートに設けられた整流壁を含むので、整流壁によって、溝を流れる油の流れ方向を第2軸受部の幅方向中央側へ向くように変化させることができる。また、整流壁は、ロータ軸の回転方向下流側に向かうにつれてキャリアリングに近づくように、ロータ軸の軸方向に直交する方向に対して傾斜しているので、溝内における油の流れを阻害せず円滑に流れ方向を変化させることができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(6)乃至(8)の何れかの構成において、
前記第2油案内部は、前記溝にそれぞれ開口する油入口孔および油出口孔との間を連通するように前記サイドプレートの内部に設けられた内部流路を含み、
前記油入口孔は、前記第1軸受部の側方に位置するように設けられ、
前記油出口孔は、前記第1軸受部の下流側端部と前記第2軸受部の上流側端部との間の周方向位置に設けられている。
上記(9)の構成によれば、第1油案内部によって案内されて排油口部から排出される比較的高温の油の流れを阻害せずに、第2油案内部によって、サイドプレートの内部流路を介して、溝を流れる油を第1軸受部の側方から第2軸受部の上流側端部に導くことができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(6)乃至(9)の何れかの構成において、
前記溝は、前記第1軸受部および前記第2軸受部の延設範囲を含む周方向範囲において、前記ロータ軸の外周に沿って延在している。
上記(10)の構成によれば、第1軸受部および第2軸受部の延設範囲を含む周方向範囲においてサイドプレートに設けられた溝を介して、第1軸受部の側方に漏れ出た比較的低温の油を第2軸受部の上流側端部に向けて下流側に導くことができる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(6)乃至(10)の何れかの構成において、
各々の前記サイドプレートの軸方向における全幅をWとし、前記溝の軸方向幅をWとしたとき、0.15W≦Wを満たす。
これにより、溝の流路断面積を十分に確保することができ、第1軸受部の内周面とロータ軸の外周面との間の隙間から側方に漏れ出た比較的低温の油を第2油案内部に向けて下流側に効果的に導くことができる。
(12)幾つかの実施形態では、上記(6)乃至(11)の何れかの構成において、
各々の前記サイドプレートの内周面に設けられ、前記第1軸受部の下流側端部を挟んで前記ロータ軸の回転方向における両側において前記ロータ軸の外周に沿って延在するフィンをさらに備え、
前記溝は、前記フィンと該フィンよりも前記キャリアリング側の前記サイドプレートの内周面とで画定される凹部によって形成される。
上記(12)の構成によれば、ロータ軸の外周に沿ってサイドプレートの内周面にフィンを設けることで、簡素な構成で以って溝(凹部)を形成することができる。また、サイドプレートの外周面のうちフィン以外の部位が溝として機能するため、第1軸受部の内周面とロータ軸の外周面との間の隙間から側方に漏れ出た比較的低温の油を導くための溝の流路断面積を十分に確保することができる。
(13)幾つかの実施形態では、上記(6)乃至(12)の何れかの構成において、
各々の前記サイドプレートの内周面と前記ロータ軸の外周面との間の隙間は、前記第1軸受部の延設範囲の少なくとも一部の周方向領域の方が、前記第1軸受部の上流側端部よりも上流側、且つ、前記第2軸受部の下流側端部よりも下流側の周方向範囲の少なくとも一部に比べて狭い。
上記(6)で述べたように、前記第1軸受部の延設範囲の少なくとも一部において、第1軸受部の内周面とロータ軸の外周面との間の隙間から側方に漏れ出た比較的低温の油を導くための溝がサイドプレートに設けられている。そこで、上記(13)のように、第1軸受部の延設範囲の少なくとも一部の周方向領域におけるサイドプレート内周面とロータ軸外周面との間の隙間を比較的小さくすることで、溝内における比較的低温の油が前記隙間を介して外部に排出されることを抑制できる。これにより、第2油案内部によって第2軸受部に向けて導かれる比較的低温の油(溝内を流れる油)の流量を十分に確保することができる。
(14)幾つかの実施形態では、上記(6)乃至(13)の何れかの構成において、
前記溝の底面は、前記第1軸受部の外周面に比べて、前記キャリアリングの半径方向における内側に位置する。
上記(14)の構成によれば、溝が第1軸受部の外周面よりもキャリアリングの半径方向内側に位置するので、サイドプレートの溝の底面及び側面と第1軸受部の側面とで囲まれる空間に、第1軸受部から側方に漏れ出た比較的低温の油を受け入れることができる。
(15)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(14)の何れかの構成において、
前記キャリアリングの上半領域の内周側に設けられ、前記ロータ軸の跳ね上がりを上方から押さえ込むように構成された半円環軸受部をさらに備え、
前記第1軸受部および前記第2軸受部は、それぞれ、前記キャリアリングの下半領域の内周側に設けられ、前記ロータ軸を下方から支えるように構成された一対の軸受パッドである。
上記(15)の構成によれば、キャリアリングの上半領域の内周側に半円環軸受部が設けられているので、半円環軸受部によってロータ軸の跳ね上がりを押さえ込むことができ、ロータ軸の跳ね上がりによる回転機械各部の破損等を防止できる。また、キャリアリングの下半領域に第1軸受部および第2軸受部(一対の軸受パッド)が設けられているので、一対の軸受パッドによってロータ軸を適切に支持できる。
(16)本発明の少なくとも一実施形態に係る回転機械は、
上記(1)乃至(15)の何れか一に記載の軸受装置と、
前記軸受装置によって支持される回転軸と、を備えることを特徴とする。
上記(16)の回転機械によれば、軸受装置の第2軸受部の温度上昇を抑制可能であるため、回転機械の円滑な運転が可能となる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、第1軸受部の内周面とロータ軸の外周面との間を通過して高温化した油を外部に排出するようにしたので、第2軸受部の温度上昇を効果的に抑制することができる。
一実施形態に係る軸受装置の軸方向に沿った断面図である。 図1のA−A線断面図である。 一実施形態に係る軸受装置の下半領域を部分的に示す斜視図である。 図3に示した軸受装置の下半領域をC方向から視た展開図である。 図3に示した軸受装置の下半領域のD−D線断面図である。 図3に示した軸受装置の下半領域のE方向矢視図である。 他の実施形態に係る軸受装置の下半領域を部分的に示す斜視図である。 図7に示した軸受装置の下半領域をF方向から視た展開図である。 図7に示した軸受装置の下半領域のG−G線断面図である。 図7に示した軸受装置の下半領域のH−H線断面図である。 図7に示した軸受装置の変形例を示す断面図(図7のG−G線断面に対応)である。 図7に示した軸受装置の他の変形例を示す断面図(図7のG−G線断面に対応)である。 他の実施形態におけるサイドプレートの構成例を示す断面図である。 他の実施形態における軸受装置の下半領域を部分的に示す断面図(図7のG−G対応)である。 さらに他の実施形態における軸受装置の下半領域を部分的に示す断面図(図7のG−G対応)である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
最初に、図1及び図2を参照して、幾つかの実施形態に係る軸受装置10に共通の全体構成について説明する。
図1は、一実施形態に係る軸受装置10の軸方向に沿った断面図である。図2は、図1のA−A線断面図である。なお、図2は軸方向に直交する断面である。また、本実施形態において軸方向とは、軸受装置10に支持されるロータ軸2の中心軸線Oの方向であり、径方向とはロータ軸2の半径方向であり、周方向とはロータ軸2の周方向である。
図1及び図2に示す軸受装置10は、潤滑方式(給油方式)として直接潤滑方式を採用したティルティングパッド軸受(ジャーナル軸受)であり、下半領域に第1軸受部(第1軸受パッド30)及び第2軸受部(第2軸受パッド32)が配置された構成を有している。以下、図示される軸受装置10について例示的に説明するが、本実施形態に係る軸受装置10はこの構成に限定されるものではない。例えば、他の実施形態に係る軸受装置10は、スラスト軸受であってもよいし、潤滑方式として、油浴方式や他の潤滑方式を採用してもよい。また、他の実施形態においては、上半領域にもさらに2個の軸受パッドが配置され、周方向に計4個の軸受パッドが取り付けられた構成であってもよいし、下半領域に3個以上の軸受パッドが取り付けられた構成であってもよい。
なお、本実施形態に係る軸受装置10が適用される回転機械1としては、ガスタービンや蒸気タービン(例えば原子力プラントの蒸気タービン)や機械駆動用タービン等のタービン、風力発電装置等の風力機械、または過給機などが挙げられる。
ここで、回転機械1は、回転駆動されるロータ軸2と、ロータ軸2を収容する軸受ハウジング(不図示)と、ロータ軸2を支持するための軸受装置10と、を備える。
一実施形態において、軸受装置10は、回転機械1の軸受ハウジング(不図示)に取り付けられたキャリアリング11と、キャリアリング11の内周側に配置された第1軸受パッド30及び第2軸受パッド32と、を備える。
また、軸受装置10は、第2軸受パッド32の温度上昇を抑制するための構成として、第1油案内部40,50及び排油口部42,52(図3乃至図7参照)をさらに備える。なお、第1油案内部40,50及び排油口部42,52を含む構成については後述する。
以下、軸受装置10の各部材の具体的な構成例について説明する。
キャリアリング11は、上半部キャリアリング12及び下半部キャリアリング13を含む。上半部キャリアリング12及び下半部キャリアリング13は、それぞれ、軸方向に直交する断面が半円弧状となるような内周面12a,13a及び外周面12b,13bを有している。なお、図示される例では、キャリアリング11が上半部キャリアリング12及び下半部キャリアリング13に分割された構成を示しているが、キャリアリング11は一体構造であってもよい。
キャリアリング11の軸方向の両端側には、ロータ軸2の外周に沿って、一対のサイドプレート17,18が配置されている。サイドプレート17,18は、円板状に形成されており、中央にロータ軸2が貫通する穴が形成されている。これらのサイドプレート17,18によって、後述する給油ノズル25〜28から供給される潤滑油の外部への漏出を適度に抑制するようになっている。
上半部キャリアリング12は、主としてロータ軸2の跳ね上がりを上方から押え込むために、内周面12aにガイドメタル(半円環軸受部)20,21が取り付けられている。例えば、上半部キャリアリング12の軸方向の両端側で且つサイドプレート17,18よりも軸方向において内側に、一対のガイドメタル20,21が取り付けられている。ガイドメタル20,21は、半円形状に形成されている。
このように、上半部キャリアリング12の内周側にガイドメタル20,21が設けられているので、ガイドメタル20,21によってロータ軸2の跳ね上がりを押さえ込むことができ、ロータ軸2の跳ね上がりによる部品の破損等を防止できる。なお、キャリアリング11が、上半部キャリアリング12及び下半部キャリアリング13に分割された構造ではなく一体構造である場合、あるいは3以上に分割された構造である場合、ガイドメタル20,21は、キャリアリング11の上半領域に設けられていればよい。
上半部キャリアリング12及び下半部キャリアリング13には、少なくとも一本の給油ノズル25〜28が設けられている。
図2に示す例では、ロータ軸2が図中矢印Sに示すように時計回りに回転する場合、ロータ軸2の回転方向Sにおいて上流側から第1給油ノズル25、第2給油ノズル26、第3給油ノズル27、第4給油ノズル28を含む計4本の給油ノズルが設けられている。第1給油ノズル25及び第2給油ノズル26は、上流側に位置する第1軸受パッド30よりも上流側に、周方向に並んで配置されている。第2給油ノズル26と軸受パッド30の上流側端部との間には間隙が設けられていてもよい。第3給油ノズル27は、第1軸受パッド30と、該第1軸受パッド30よりも下流側に位置する第2軸受パッド32との間に配置されている。第3給油ノズル27と第2軸受パッド32との間には間隙が設けられていてもよい。第4給油ノズル28は、第2軸受パッド32よりも下流側に配置されている。第4給油ノズル28と第2軸受パッド32との間には間隙が設けられていてもよい。
キャリアリング11の内部には、潤滑油供給路(不図示)が形成されている。潤滑油供給路に供給された潤滑油は各給油ノズル25〜29に送られて、各給油ノズル25〜29から軸受パッド30,32の近傍に噴出される。
第1軸受パッド30および第2軸受パッド32は、下半部キャリアリング13の内周側に設けられ、ロータ軸2を下方から支えるように構成されている。
第1軸受パッド30は、下半部キャリアリング13の内周側においてロータ軸2の外周に沿って設けられている。
第2軸受パッド32は、下半部キャリアリング13の内周側において第1軸受パッド30よりもロータ軸2の回転方向Sの下流側にロータ軸2の外周に沿って設けられている。
このように、下半部キャリアリング13に第1軸受パッド30および第2軸受パッド32が設けられているので、第1軸受パッド30および第2軸受パッド32によってロータ軸2を適切に支持できる。
なお、キャリアリング11が、上半部キャリアリング12及び下半部キャリアリング13に分割された構造ではなく一体構造である場合、あるいは3以上に分割された構造である場合、第1軸受パッド30および第2軸受パッド32は、キャリアリング11の下半領域に設けられていればよい。
また、第1軸受パッド30及び第2軸受パッド32は、周方向に隣り合う2個の軸受パッドを指すものであって、特定の軸受パッドを指すものではない。例えば、回転方向Sの上流側から順に3個の軸受パッドが設けられた構成において、最上流の軸受パッド及び中間の軸受パッドに着目した場合、最上流の軸受パッドが第1軸受パッド30となり、中間の軸受パッドが第2軸受パッド32となる。あるいは、中間の軸受パッド及び最下流の軸受パッドに着目した場合、中間の軸受パッドが第1軸受パッド30となり、最下流の軸受パッドが第2軸受パッド32となる。
次に、図3乃至図12を参照して、第1油案内部40,50及び排油口部42,52の構成について具体的に説明する。
幾つかの実施形態において、図3、図4、図7及び図8に示すように、第1油案内部40,50は、第1軸受パッド30の下流側、且つ、第2軸受パッド32の上流側に設けられ、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間を通過した油の流れ方向を変化させ、該油を案内するように構成されている。
排油口部42,52は、キャリアリング11(下半部キャリアリング13)又は各々のサイドプレート17,18に設けられ、第1油案内部40,50によって案内された油を外部に排出するように構成されている。
この構成によれば、第1軸受パッド30の下流側、且つ、第2軸受パッド32の上流側に設けられた第1油案内部40,50によって、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間を通過して高温化した油の流れ方向が変化するとともに該油が案内される。そして、第1油案内部40,50で案内された高温の油は、下半部キャリアリング13又は各々のサイドプレート17,18に設けられた排油口部42,52から外部に排出される。これにより、第1軸受パッド30とロータ軸2との間を通過して高温化した油の少なくとも一部は、第2軸受パッド32とロータ軸2との間には流入せず外部へ排出される。そのため、第2軸受パッド32の温度上昇を効果的に抑制することができる。
なお、第1油案内部40,50と第2軸受パッド32の上流側端部との間には、上述した給油ノズル(第3給油ノズル)27が設けられている。給油ノズル27の油噴出孔27bから噴出した油は、第2軸受パッド32の内周面32aとロータ軸2の外周面との間に供給される。そのため、第1油案内部40,50及び排油口部42,52によって油が外部へ排出されることにより不足した油量は、給油ノズル27から新たに供給された油によって補われる。よって、第2軸受パッド32の内周面32aとロータ軸2の外周面との間に、良好な潤滑性を確保し得る十分な量の油を供給することができる。
一実施形態における軸受装置10は、各々のサイドプレート17,18の内周面のうち下半部キャリアリング13側の領域に、第1軸受パッド30の延設範囲の少なくとも一部において第1軸受パッド30の側面に沿って周方向に延在する溝17b,18bが形成されている。例えば、溝17b,18bは、各々のサイドプレート17,18の内周面に設けられた突出部17a,18aと、該突出部17a,18aよりも下半部キャリアリング13側のサイドプレート17,18の内周面とで画定される凹部によって形成される。突出部17a,18aは、第1軸受パッド30の下流側端部を挟んでロータ軸2の回転方向Sにおける両側においてロータ軸2の外周に沿って延在している。このように、ロータ軸2の外周に沿ってサイドプレート17,18の内周面に突出部17a,18aを設けることで、簡素な構成で以って溝(凹部)17b,18bを形成することができる。
溝17b,18bは、第1軸受パッド30および第2軸受パッド32の延設範囲を含む周方向範囲において、ロータ軸2の外周に沿って延在していてもよい。
これにより、第1軸受パッド30および第2軸受パッド32の延設範囲を含む周方向範囲においてサイドプレート17,18に設けられた溝17b,18bを介して、第1軸受パッド30の側方に漏れ出た比較的低温の油を第2軸受パッド32の上流側端部に向けて下流側に導くことができる。
溝17b,18bの底面(ロータ軸2の外周面に対向する面)は、第1軸受パッド30の外周面30bに比べて、下半部キャリアリング13の半径方向における内側に位置する。
この構成によれば、溝17b,18bが第1軸受パッド30の外周面30bよりも径方向内側に位置するので、溝17b,18bを流れる油が第1軸受パッド30の外周面30bに流入することを防げる。
なお、溝17b,18bの底面は、第2軸受パッド32の外周面32bに比べて、下半部キャリアリング13の半径方向における内側に位置するようにしてもよい。
また、図4及び図8に示すように、各々のサイドプレート17,18の軸方向における全幅をWとし、溝17b,18bの軸方向幅をWとしたとき、0.15W≦Wを満たすようにしてもよい。
これにより、溝17b,18bの流路断面積を十分に確保することができ、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間の隙間から側方に漏れ出た比較的低温の油を第2油案内部60に向けて下流側に効果的に導くことができる。
図3乃至図12に示すように、幾つかの実施形態では、軸受装置10は、上記構成に加えて、第2油案内部60,70をさらに備える。
第2油案内部60,70は、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間の隙間から溝17b,18bに流入した油を案内し、第1軸受パッド30の下流側端部と第2軸受パッド32の上流側端部との間に油を戻すように構成されている。
上記構成によれば、第1軸受パッド30の側面に沿って周方向に延在する溝17b,18bを流れる比較的低温の油が、第2油案内部60,70によって第1軸受パッド30の下流側端部と第2軸受パッド32の上流側端部との間に戻されるようになっている。そのため、第2軸受パッド32の内周面32aとロータ軸2の外周面との間に比較的低温の油を供給することができ、第2軸受パッド32の温度上昇をより効果的に抑制できる。また、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間を流れてきて排油口部42,52から外部に排出された油の代わりに、第2油案内部60,70によって比較的低温の油を戻すことで、給油ノズル27を介して外部から供給する油供給量を低減することもできる。
図3及び図7に示すように、一実施形態において、第1油案内部40,50および第2油案内部60,70は、下半部キャリアリング13の半径方向における異なる位置を通って互いに交差する2本の流路(第1流路43,53及び第2流路63,73)によって形成されている。
第1流路43,53は、第1油案内部40,50によって形成される。第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間を通過した高温の油は、第1流路43,53を通ることによって、ロータ軸2の回転方向Sに沿って流れる主流から流れ方向が変化し、排油口部42,52に導かれる。一方、第2流路63,73は、第2油案内部60,70によって形成される。溝17b,18b内を回転方向Sに沿って流れる比較的低温の油(サイドフロー)は、第2流路63,73を通ることによって、第1軸受パッド30と第2軸受パッド32との間の主流へ戻される。すなわち、第1油案内部40,50および第2油案内部60,70によって、ロータ軸2の外周面に沿ってロータ軸2の回転方向Sの下流側に向かって流れる主流の油を、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間を通過した比較的高温の油から、第1軸受パッド30の側面に沿って形成された溝17b,18bを流れる比較的低温の油に入れ替えるようになっている。
そこで、上記構成のように、第1油案内部40,50および第2油案内部60,70を、互いに交差する2本の流路(第1流路43,53及び第2流路63,73)によって形成すれば、主流の油を円滑に入れ替えることが可能となる。
一実施形態において、各々のサイドプレート17,18の内周面とロータ軸2の外周面との間の隙間は、第1軸受パッド30の延設範囲の少なくとも一部の周方向領域の方が、第1軸受パッド30の上流側端部よりも上流側、且つ、第2軸受パッド32の下流側端部よりも下流側の周方向範囲の少なくとも一部に比べて狭い。
これにより、第1軸受パッド30の両側のサイドプレート17,18から油が外部へ漏れ出ることを抑制し、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間の油量を確保することができる。
続いて、各実施形態に係る軸受装置10について、それぞれ詳細に説明する。
図3は、一実施形態に係る軸受装置10の下半領域を部分的に示す斜視図である。図4は、図3に示した軸受装置10の下半領域をC方向から視た展開図である。図5は、図3に示した軸受装置10の下半領域のD−D線断面図である。図6は、図3に示した軸受装置10の下半領域のE方向矢視図である。
一実施形態に係る軸受装置10において、第1油案内部40は、第1軸受パッド30の下流側に設けられたスクレーパ41を含む。
スクレーパ41は、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間を流れる油の主流の流れ方向を変更し、油を排油口部42に導くように構成されている。スクレーパ41の上流側端面のうち軸方向における両端の領域は、第1軸受パッド30の軸方向幅における中央部から軸方向に離れるにつれてロータ軸2の回転方向Sの下流側にずれるように軸方向に対して傾斜した傾斜面41a,41aとなっている。スクレーパ41は、下半部キャリアリング13に対してボルト(不図示)で締結されていてもよい。また、第2軸受パッド32の下流側にも他のスクレーパ41が設けられていてもよい。この場合、第2軸受パッド32の下流側に設けられた他のスクレーパ41は、第1軸受パッド30の下流側且つ第2軸受パッド32の上流側に設けられたスクレーパ41と同一の構成を有する。
排油口部42は、第1軸受パッド30の下流側、且つ、第2軸受パッド32の上流側において各々のサイドプレート17,18に形成された開口部42aを含む。具体的には、サイドプレート17,18に形成された突出部17a,18aは、第1軸受パッド30の下流側、且つ、第2軸受パッド32の上流側において途切れており、突出部17a,18aの途切れた端部から軸方向内側へ向けて突出した凸部17c,18c及び凸部17d,18dが設けられている。凸部17c及び凸部17dは周方向に離間して配置されており、凸部17c及び凸部17dの各壁面とサイドプレート17の内周面とによって開口部42aが形成されている。同様に、凸部18c及び凸部18dは周方向に離間して配置されており、凸部18c及び凸部18dの各壁面とサイドプレート18の内周面とによって開口部42aが形成されている。
上記構成によれば、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間を、ロータ軸2の周方向に向けて流れる高温の油は、スクレーパ41によってその流れ方向を変化せしめられ、スクレーパ41の傾斜面41a,41aに沿って軸方向の両側へ導かれる。そのため、第2軸受パッド32への高温の油の流入を回避でき、第2軸受パッド32の温度上昇を効果的に抑制することができる。また、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間においてロータ軸2の周方向に向けて流れる高温の油を、第2軸受パッド32の内周面32aとロータ軸2の外周面との間に流入する前に、サイドプレート17,18に形成された開口部42aを介して円滑に排出することができる。
一方、第2油案内部60は、溝17b,18bにそれぞれ開口する油入口孔44および油出口孔45との間を連通するようにサイドプレート17,18の内部に設けられた内部流路(第2流路63)を含む。油入口孔44は、第1軸受パッド30の側方に位置するように設けられている。具体的には、油入口孔44は、溝17b,18bの底面(ロータに対向する面)に開口しており、少なくとも一つ以上設けられている。油出口孔45は、第1軸受パッド30の下流側端部と第2軸受パッド32の上流側端部との間の周方向位置に設けられている。具体的には、油出口孔45は、溝17b,18bの底面(ロータに対向する面)に開口しており、少なくとも一つ以上設けられている。また、近傍に給油ノズル27が設けられている場合、油出口孔45は、回転方向Sにおいて給油ノズル27よりも下流側で、且つ第2軸受パッド32よりも上流側に設けられていてもよい。図示される例では、第2流路63は、複数の油入口孔44から径方向外側へそれぞれ延在する複数の第1径方向流路63aと、複数の油出口孔45から径方向外側へそれぞれ延在する複数の第2径方向流路63bと、複数の第1径方向流路63aおよび複数の第2径方向流路63bに連通し、周方向に延在した1本の周方向流路63cと、を含んでいる。
この構成によれば、第1油案内部40によって案内されて排油口部42から排出される比較的高温の油の流れを阻害せずに、第2油案内部60によって、サイドプレート17,18の内部流路(第2流路63)を介して、溝17b,18bを流れる油を第1軸受パッド30の側方から第2軸受パッド32の上流側端部に導くことができる。
図7は、他の実施形態に係る軸受装置10の下半領域を部分的に示す斜視図である。図8は、図7に示した軸受装置10の下半領域をF方向から視た展開図である。図9は、図7に示した軸受装置10の下半領域のG−G線断面図である。図10は、図7に示した軸受装置10の下半領域のH−H線断面図である。図11は、図7に示した軸受装置10の変形例を示す断面図(図7のG−G線断面に対応)である。図12は、図7に示した軸受装置10の他の変形例を示す断面図(図7のG−G線断面に対応)である。
他の実施形態に係る軸受装置10において、第1油案内部50は、第1軸受パッド30の下流側に設けられた油回収ボックス51を含む。
油回収ボックス51は、該油回収ボックス51の上面に設けられた油入口部51aと、該油回収ボックス51の内部に設けられた内部流路部51bと、該油回収ボックス51の側面又は底面に設けられた油出口部51cと、を有している。油回収ボックス51は、下半部キャリアリング13に対して、ボルト58で締結されていてもよい。
油入口部51aは、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間の隙間に開口している。そして、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間を流れる高温の油が、油入口部51aから油回収ボックス51の内部に流入するようになっている。
内部流路部51bは、油入口部51aに連通しており、油回収ボックス51の内部において軸方向に延在するように設けられている。図示される例では、内部流路部51bは、油入口部51aから径方向外側へ向けて延在するとともに、油回収ボックス51の内部において軸方向に延在している。油入口部51aから流入した高温の油は、内部流路部51bを流れるようになっている。
油出口部51cは、内部流路部51bと排油口部52とを連通するように構成される。内部流路部51bを流れる高温の油は、油出口部51cを介して排油口部52から外部へ排出されるようになっている。
図7乃至図10に示す他の実施形態においては、油出口部51cは、油回収ボックス51の側面を軸方向に貫通するように形成されている。一方、サイドプレート17,18には、油出口部51cに対応して、サイドプレート17,18を軸方向に貫通して形成される排油口部52が設けられている。すなわち、内部流路部51bから油出口部51cを介して排油口部52までの流路の全てが軸方向に延在している。この構成において、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間を流れる高温の油は、油入口部51aから内部流路部51bに導入され、内部流路部51bから油出口部51cを通って排油口部52より外部へ排出される。
図11に示す変形例においては、油出口部51cは、油回収ボックス51の側面を軸方向に貫通するように形成されている。一方、サイドプレート17,18には、油出口部51cに対応して、排油口部52が形成されている。この排油口部52は、油回収ボックス51に対向するサイドプレート17,18の面から軸方向に延在するように形成された軸方向排油流路52aと、軸方向排油流路52aの端部から径方向外側に向けて延在する径方向排油流路52bと、を含む。この構成において、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間を流れる高温の油は、油入口部51aから内部流路部51bに導入され、内部流路部51bから油出口部51cを通って軸方向排油流路52aまで軸方向に流れた後、径方向排油流路52bを通って径方向に流れて外部へ排出される。
図12に示す他の変形例においては、油出口部51cは、油回収ボックス51の底面を径方向に貫通するように形成されている。一方、下半部キャリアリング13には、油出口部51cに対応して、排油口部52が形成されている。排油口部52は、油出口部51cに接続された少なくとも一部の領域において、径方向に沿って延在する孔部を含む。この構成において、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間を流れる高温の油は、油入口部51aから内部流路部51bに導入され、内部流路部51bから底面の油出口部51c及び排油口部52を通って径方向外側へ流れて外部へ排出される。
これらの構成によれば、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間を、ロータ軸2の周方向に向けて流れる高温の油は、油入口部51aから油回収ボックス51の内部に流入し、内部流路部51bを通過して油回収ボックス51の側面又は底面に設けられた油出口部51cを介して排油口部52より排出される。そのため、第2軸受パッド32への高温の油の流入を回避でき、第2軸受パッド32の温度上昇を効果的に抑制することができる。
図7乃至図10に戻り、幾つかの実施形態では、第2油案内部70は、溝17b,18b内において下半部キャリアリング13側に迫り出すように各々のサイドプレート17,18に設けられた整流壁71を含む。
整流壁71は、ロータ軸2の回転方向Sの下流側に向かうにつれて下半部キャリアリング13に近づくように、ロータ軸2の軸方向に直交する方向に対して傾斜した傾斜面71aを有している。図示される例では、整流壁71は、平面視(図7のF方向矢視)において、一辺が傾斜面71aである三角形状を有している。あるいは、図示しないが整流壁71は、傾斜面71aを有する板状に形成されてもよい。また、図示される例では、傾斜面71aは平面形状となっている。あるいは、図示しないが傾斜面71aは、平面視において回転方向Sの下流側に凸の湾曲面形状であってもよい。
上記構成によれば、第2油案内部70が、溝17b,18b内において下半部キャリアリング13側に迫り出すように各々のサイドプレート17,18に設けられた整流壁71を含むので、整流壁71によって、溝17b,18bを流れる油の流れ方向を第2軸受パッド32の幅方向中央側へ向くように変化させることができる。また、整流壁71は、ロータ軸2の回転方向Sの下流側に向かうにつれて下半部キャリアリング13に近づくように、ロータ軸2の軸方向に直交する方向に対して傾斜した傾斜面71aを有しているので、溝17b,18bの内部における油の流れを阻害せず円滑に流れ方向を変化させることができる。
上述したように、本発明の実施形態によれば、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間を通過して高温化した油を外部に排出するようにしたので、第2軸受パッド32の温度上昇を効果的に抑制することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、図3乃至図6に示す一実施形態においては、スクレーパ41を含む第1油案内部40の構成を採用しているが、この第1油案内部40の代わりに、図7乃至図12に示す他の実施形態における油回収ボックス51を含む第1油案内部50の構成を採用してもよい。また、図3乃至図6に示す一実施形態においては、サイドプレート17,18内の内部流路を含む第2油案内部60の構成を採用しているが、この第2油案内部60の代わりに、図7乃至図12に示す他の実施形態における整流壁71を含む第2油案内部70の構成を採用してもよい。このように、図3乃至図6に示す一実施形態の構成要素と、図7乃至図12に示す他の実施形態の構成要素とは、適宜組み合わせることが可能である。
また、図3乃至図12に示す実施形態では、サイドプレート17,18に設けられた突出部17a,18aによって溝17b,18bが形成されているが、図13に示すように、サイドプレート17に設けられたフィン17a’によって溝17bが形成されてもよい。ここで、図13は、他の実施形態におけるサイドプレート17の軸方向に沿った断面図である。上述した図3及び図7、並びに図13を参照して、フィン17a’は、サイドプレート17の内周面に設けられ、第1軸受パッド30の下流側端部を挟んでロータ軸2の回転方向における両側においてロータ軸2の外周に沿って延在する。そして、溝17bは、フィンと17a’と該フィン17a’よりも下半部キャリアリング13側のサイドプレート17の内周面とで画定される凹部によって形成される。なお、同図においてサイドプレート18は省略しているが、サイドプレート18においてもフィンによって溝18bが形成される。この構成によれば、ロータ軸2の外周に沿ってサイドプレート17,18の内周面にフィン17a’を設けることで、簡素な構成で以って溝(凹部)を形成することができる。また、サイドプレート17,18の外周面のうちフィン17a’以外の部位が溝17b,18bとして機能するため、第1軸受パッド30の内周面30aとロータ軸2の外周面との間の隙間から側方に漏れ出た比較的低温の油を導くための溝17b,18bの流路断面積を十分に確保することができる。
さらに、図3乃至図12に示す実施形態では、第1軸受パッド30と第2軸受パッド32との間に第1油案内部40,50及び排油口部42,52が設けられているが、第1油案内部40,50及び排油口部42,52は、隣接する任意の軸受部(20,21,30,32)の間に設置してもよい。
例えば、図14及び図15に示すように、半円環軸受部(ガイドメタル20,21)および軸受パッド(30,32)を含む複数の軸受部のうち、周方向に隣接する2つの軸受部間に第1油案内部40,50及び排油口部42,52を設けてもよい。図14に示す例示的な実施形態では、半円環軸受部(ガイドメタル20,21)と第1軸受パッド30との間、第1軸受パッド30と第2軸受パッド32との間、および、第2軸受パッド32と半円環軸受部(ガイドメタル20,21)との間に第1油案内部40及び排油口部42が設けられている。また、図14に示す例示的な実施形態では、半円環軸受部(ガイドメタル20,21)と第1軸受パッド30との間、第1軸受パッド30と第2軸受パッド32との間、および、第2軸受パッド32と半円環軸受部(ガイドメタル20,21)との間に第1油案内部50及び排油口部52が設けられている。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 回転機械
2 ロータ軸
10 軸受装置
11 キャリアリング
12 上半部キャリアリング
13 下半部キャリアリング
17,18 サイドプレート
17a,18a 突出部
17b,18b 溝
18 サイドプレート
20,21 ガイドメタル(半円環軸受部)
25〜28 給油ノズル
30 第1軸受パッド
32 第2軸受パッド
40, 第1油案内部
41 スクレーパ
41a 傾斜面
42,52 排油口部
42a 開口部
43,53 第1流路
44 油入口孔
45 油出口孔
51 油回収ボックス
51a 油入口部
51b 内部流路部
51c 油出口部
52 排油口部
52a 軸方向排油流路
52b 径方向排油流路
58 ボルト
60,70 第2油案内部
63,73 第2流路
71 整流壁
71a 傾斜面

Claims (16)

  1. キャリアリングと、
    前記キャリアリングの内周側においてロータ軸の外周に沿って設けられた第1軸受部と、
    前記キャリアリングの内周側において前記第1軸受部よりも前記ロータ軸の回転方向下流側に前記ロータ軸の外周に沿って設けられた第2軸受部と、
    前記キャリアリングの軸方向における両側において、前記ロータ軸の外周に沿って設置された一対のサイドプレートと、
    前記第1軸受部の下流側、且つ、前記第2軸受部の上流側に設けられ、前記第1軸受部の内周面と前記ロータ軸の外周面との間を通過した油の流れ方向を変化させ、該油を案内するように構成された第1油案内部と、
    前記キャリアリング又は各々の前記サイドプレートに設けられ、前記第1油案内部によって案内された前記油を外部に排出するように構成された排油口部と、
    を備えることを特徴とする軸受装置。
  2. 前記第1油案内部は、前記第1軸受部の下流側に設けられたスクレーパを含み、
    前記スクレーパの上流側端面のうち軸方向における両端の領域は、前記第1軸受部の軸方向幅における中央部から軸方向に離れるにつれて前記ロータ軸の回転方向下流側にずれるように軸方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。
  3. 前記第1油案内部は、前記第1軸受部の下流側に設けられた油回収ボックスを含み、
    前記油回収ボックスは、
    前記油回収ボックスの上面に設けられ、前記第1軸受部の内周面と前記ロータ軸の外周面との間の隙間に開口する油入口部と、
    前記油回収ボックスの内部において軸方向に延在するように設けられ、前記油入口部に連通する内部流路部と、
    前記油回収ボックスの側面又は底面に設けられ、前記内部流路部と前記排油口部とを連通させるための油出口部と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の軸受装置。
  4. 前記排油口部は、前記第1軸受部の下流側、且つ、前記第2軸受部の上流側において各々の前記サイドプレートに形成された開口部を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の軸受装置。
  5. 前記排油口部は、前記第1軸受部の下流側、且つ、前記第2軸受部の上流側において前記キャリアリングに設けられた孔部を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の軸受装置。
  6. 各々の前記サイドプレートの内周面のうち前記キャリアリング側の領域には、前記第1軸受部の延設範囲の少なくとも一部において前記第1軸受部の側面に沿って周方向に延在する溝が形成されており、
    前記第1軸受パッドの内周面と前記ロータ軸の外周面との間の隙間から前記溝に流入した油を案内し、前記第1軸受部の下流側端部と前記第2軸受部の上流側端部との間に前記油を戻すように構成された第2油案内部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の軸受装置。
  7. 前記第1油案内部および前記第2油案内部は、前記キャリアリングの半径方向における異なる位置を通って互いに交差する2本の流路によって形成されることを特徴とする請求項6に記載の軸受装置。
  8. 前記第2油案内部は、前記溝内において前記キャリアリング側に迫り出すように各々の前記サイドプレートに設けられた整流壁を含み、
    前記整流壁は、前記ロータ軸の回転方向下流側に向かうにつれて前記キャリアリングに近づくように、前記ロータ軸の軸方向に直交する方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項6又は7に記載の軸受装置。
  9. 前記第2油案内部は、前記溝にそれぞれ開口する油入口孔および油出口孔との間を連通するように前記サイドプレートの内部に設けられた内部流路を含み、
    前記油入口孔は、前記第1軸受部の側方に位置するように設けられ、
    前記油出口孔は、前記第1軸受部の下流側端部と前記第2軸受部の上流側端部との間の周方向位置に設けられたことを特徴とする請求項6乃至8の何れか一項に記載の軸受装置。
  10. 前記溝は、前記第1軸受部および前記第2軸受部の延設範囲を含む周方向範囲において、前記ロータ軸の外周に沿って延在していることを特徴とする請求項6乃至9の何れか一項に記載の軸受装置。
  11. 各々の前記サイドプレートの軸方向における全幅をWとし、前記溝の軸方向幅をWとしたとき、0.15W≦Wを満たすことを特徴とする請求項6乃至10の何れか一項に記載の軸受装置。
  12. 各々の前記サイドプレートの内周面に設けられ、前記第1軸受部の下流側端部を挟んで前記ロータ軸の回転方向における両側において前記ロータ軸の外周に沿って延在するフィンをさらに備え、
    前記溝は、前記フィンと該フィンよりも前記キャリアリング側の前記サイドプレートの内周面とで画定される凹部によって形成されることを特徴とする請求項6乃至11の何れか一項に記載の軸受装置。
  13. 各々の前記サイドプレートの内周面と前記ロータ軸の外周面との間の隙間は、前記第1軸受部の延設範囲の少なくとも一部の周方向領域の方が、前記第1軸受部の上流側端部よりも上流側、且つ、前記第2軸受部の下流側端部よりも下流側の周方向範囲の少なくとも一部に比べて狭いことを特徴とする請求項6乃至12の何れか一項に記載の軸受装置。
  14. 前記溝の底面は、前記第1軸受部の外周面に比べて、前記キャリアリングの半径方向における内側に位置することを特徴とする請求項6乃至13の何れか一項に記載の軸受装置。
  15. 前記キャリアリングの上半領域の内周側に設けられ、前記ロータ軸の跳ね上がりを上方から押さえ込むように構成された半円環軸受部をさらに備え、
    前記第1軸受部および前記第2軸受部は、それぞれ、前記キャリアリングの下半領域の内周側に設けられ、前記ロータ軸を下方から支えるように構成された一対の軸受パッドであることを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載の軸受装置。
  16. 請求項1乃至15の何れか一項に記載の軸受装置と、
    前記軸受装置によって支持される回転軸と、を備えることを特徴とする回転機械。
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