JP2016139383A - 両替機および両替システム - Google Patents
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Abstract
【課題】両替処理した貨幣を特定するための情報を管理することができる両替機および両替システムを提供する。
【解決手段】両替システム10は、投入された紙幣を識別し、両替金としての紙幣を排出する両替処理を行う両替部(例えば、バラ紙幣入出金装置30)と、両替部に投入された紙幣および両替部から排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報を管理する管理部(例えば、管理装置90)とを備えている。
【選択図】図5
【解決手段】両替システム10は、投入された紙幣を識別し、両替金としての紙幣を排出する両替処理を行う両替部(例えば、バラ紙幣入出金装置30)と、両替部に投入された紙幣および両替部から排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報を管理する管理部(例えば、管理装置90)とを備えている。
【選択図】図5
Description
本発明は、両替処理を行う両替機およびこのような両替機を備えた両替システムに関する。
機体内に投入された紙幣や硬貨等の貨幣を他の金種の貨幣に交換して機体外に投出するような両替処理を行う両替機として従来から様々なタイプのものが用いられるようになっている。このような両替機として、例えば特許文献1に開示されるものが知られている。
特許文献1に開示される両替機では、カードリーダユニットによりキャッシュカードから利用者のカード情報を読み取り、CPUは、このカード情報により適正なキャッシュカードか否かを判別するようになっている。また、入金ユニットは両替貨幣を受け入れて真偽判別を行うようになっている。また、利用者は、接客ユニットの操作により両替内容を指定するようになっている。そして、CPUは、正しいキャッシュカードであると判別し、かつ正しい貨幣であると判別すると、指定された両替内容に基づいて小額貨幣の金種毎の枚数を算出し、両替出金ユニットは、この算出された金種毎の枚数情報に基づき両替出金動作を行い、指定された金種の小額貨幣を所定枚数払い出す。さらに、特許文献1に開示される両替機では、不正両替が行われた場合には、カード情報と両替内容だけではなく利用者の顔画像を記録することで、不正利用に対する不正拡大と以降の不正利用を防止することができるようになっている。
しかしながら、特許文献1に開示されるような従来の両替機では、当該両替機において両替処理が行われる際の不正利用を防止することはできても、両替処理が行われた後の不正行為を防止することができないという問題がある。例えば、利用者が両替機を操作する際には不正利用がなくても、両替処理が行われた後に、両替機から出金された紙幣が偽券であると利用者が金融機関の係員等に申し出た場合にトラブルの原因となってしまう。更には、両替機から出金された紙幣が真券であるにもかかわらず利用者が両替機から偽券が出金されたと偽り、持参した偽券と交換することを金融機関の係員等に求めるというような悪質な手口に対しては従来の両替機では十分に対応することができなかった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、両替処理した貨幣を特定するための情報を管理することができる両替機および両替システムを提供することを目的とする。
本発明の両替機は、両替処理を行う両替機であって、機体外から機体内に紙幣を投入するための投入部と、機体内から機体外に両替金としての紙幣を排出する排出部と、前記投入部に投入された紙幣および前記排出部から排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報を管理する制御部と、を備えることを特徴とする。
このような両替機によれば、投入部に投入された紙幣および排出部から排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報を管理することにより、両替処理した貨幣を特定するための情報を管理することができ、よって偽券等に関するトラブルが発生することを防止することができる。
本発明の両替機は、前記排出部へ排出するための紙幣を収納する収納部を更に備え、前記制御部は、前記収納部に収納されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを紐付けた情報に基づいて紙幣の特定情報を管理するようになっていてもよい。
この場合、前記制御部は、紐付けて管理されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを出力するようになっていてもよい。
本発明の両替機は、前記収納部から前記排出部へ排出される紙幣毎の排出動作を検知する検知部を更に備え、前記制御部は、前記検知部により検知された紙幣毎の排出動作に基づいて、前記排出部へ排出される紙幣の特定情報を管理するようになっていてもよい。
この場合、前記検知部により紙幣の排出動作が検知されると、前記収納部から前記排出部へ排出された紙幣の枚数に係る情報が前記制御部に送られ、当該制御部は、前記収納部に収納されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを紐付けた情報と、前記収納部から前記排出部へ排出された紙幣の枚数に係る情報とに基づいて、前記排出部へ排出される紙幣の特定情報を管理するようになっていてもよい。
また、前記収納部は、当該収納部に収納されている紙幣のうち最後に収納された紙幣を当該収納部から最初に排出するような構成となっており、収納されている紙幣を収納順とは逆の順番で排出するようになっていてもよい。
本発明の両替機は、前記投入部により機体外から機体内に投入された紙幣および前記排出部により機体内から機体外に排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の前記特定情報を出力する出力部を更に備えていてもよい。
本発明の両替機は、操作者の情報を取得するための情報取得部を更に備えていてもよい。
この場合、前記制御部は、前記投入部により機体外から機体内に投入された紙幣および前記排出部により機体内から機体外に排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報と前記情報取得部により取得された操作者の情報とを紐付けるようになっていてもよい。
本発明の両替機においては、 前記制御部により管理される紙幣の前記特定情報は紙幣の記番号およびイメージ画像のうち少なくとも一方のものであってもよい。
本発明の両替システムは、投入された紙幣を識別し、両替金としての紙幣を排出する両替処理を行う両替部と、前記両替部に投入された紙幣および前記両替部から排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報を管理する管理部と、を備えることを特徴とする。
このような両替システムによれば、両替部に投入された紙幣および両替部から排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報を管理することにより、両替処理した貨幣を特定するための情報を管理することができ、よって偽券等に関するトラブルが発生することを防止することができる。
本発明の両替システムにおいては、前記両替部は、両替金として排出するための紙幣を収納する収納部を有し、前記管理部は、前記収納部に収納されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを紐付けた情報に基づいて紙幣の特定情報を管理するようになっていてもよい。
この場合、前記両替部は、前記収納部に収納されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを前記管理部に出力するようになっていてもよい。
また、前記両替部は、紙幣を外部に排出する排出部と、前記収納部から前記排出部へ排出される紙幣毎の排出動作を検知する検知部とを更に有しており、前記管理部は、前記検知部により検知された紙幣毎の排出動作に基づいて、前記排出部から排出される紙幣の特定情報を特定するようになっていてもよい。
この場合、前記検知部により紙幣の排出動作が検知されると、前記収納部から前記排出部へ排出された紙幣の枚数に係る情報が前記管理部に送られ、当該管理部は、前記収納部に収納されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを紐付けた情報と、前記収納部から前記排出部へ排出された紙幣の枚数に係る情報に基づいて、前記排出部へ排出される紙幣の特定情報を管理するようになっていてもよい。
本発明の両替システムにおいては、前記両替部は、外部から紙幣が投入される投入部を有し、前記収納部は、前記投入部から投入された紙幣を収納し、当該収納部に収納されている紙幣のうち最後に収納された紙幣を当該収納部から最初に排出するような構成となっており、収納されている紙幣を収納順とは逆の順番で排出するようになっていてもよい。
本発明の両替システムは、前記両替部に投入された紙幣および前記両替部から排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の前記特定情報を出力する出力部を更に備えていてもよい。
本発明の両替システムは、操作者の情報を取得するための情報取得部を更に備えていてもよい。
この場合、前記管理部は、前記両替部に投入された紙幣および前記両替部から排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報と前記情報取得部により取得された操作者の情報とを紐付けるようになっていてもよい。
本発明の両替システムにおいては、前記特定情報は紙幣の記番号またはイメージ画像であってもよい。
本発明の両替機および両替システムによれば、両替処理した貨幣を特定するための情報を管理することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図5は、本実施の形態に係るバラ紙幣入出金装置およびこのようなバラ紙幣入出金装置を備えた両替システムを示す図である。このうち、図1は、本実施の形態による両替システムの外部筐体を前方から見たときの正面図であり、図2は、図1に示す両替システムの内部構成の概略を示す概略構成図である。また、図3は、図1および図2に示す両替システムにおけるバラ紙幣入出金装置の構成の概略を示す概略構成図であり、図4は、図3に示すバラ紙幣入出金装置における制御系の構成を示す機能ブロック図である。また、図5は、図1等に示す両替システムにおける情報の流れを示す図である。
本実施の形態に係る両替システムは、金融機関等のロビーに設置され、顧客自らが操作して行う両替処理に利用されるようになっている。より詳細には、本実施の形態に係る両替システムは、両替処理として、入金される貨幣の金種に対して出金される貨幣の金種が低額となるような正両替処理、および入金される貨幣の金種に対して出金される貨幣の金種が高額となるような逆両替処理をそれぞれ行うことができるようになっている。なお、本実施の形態に係る両替システムでは、このような両替処理を行う際に、入金された貨幣から両替手数料を差し引いた金額の貨幣が出金されるような運用が行われる場合もある。また、本実施の形態に係る両替システムは、入金された旧券と同一の合計金額または両替手数料が差し引かれた金額の新券が出金されたり、入金された損券と同一の合計金額または両替手数料が差し引かれた金額の正券が出金されたり、入金された流通券と同一の合計金額または両替手数料が差し引かれた金額の官封券(いわゆる新札)が出金されたりするようになっていてもよい。
〔両替システムの全体構成について〕
まず、本実施の形態に係る両替システム10の全体構成について図1および図2を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る両替システム10の全体構成について図1および図2を用いて説明する。
図1および図2に示すように、本実施の形態による両替システム10は、略直方体形状の外側筐体12を有しており、この外側筐体12の内部には、バラ硬貨入出金装置20、バラ紙幣入出金装置30および包装硬貨投出装置80が横方向に並ぶよう設けられている。これらのバラ硬貨入出金装置20、バラ紙幣入出金装置30および包装硬貨投出装置80はそれぞれ、他の装置から独立して外側筐体12の内部から手前側に水平方向に引き出して取り出すことができるようになっている。
また、両替システム10の外側筐体12の前面には上部扉14および下部扉16がそれぞれ設けられている。上部扉14は図1に示す閉じた状態から上方に開くことができるようになっており、また、下部扉16は図1に示す閉じた状態から側方に開くことができるようになっている。なお、本実施の形態では、上部扉14および下部扉16は、外側筐体12の一部を構成するようになっている。また、上部扉14の上部における左右両側には、両替システム10が予め設定された複数の状態のうちどの状態であるかを光表示により外部に通知する状態通知部として左右一対の発光ダイオード(LED)98が設けられている。
また、図2に示すように、本実施の形態による両替システム10には、バラ硬貨入出金装置20、バラ紙幣入出金装置30および包装硬貨投出装置80の管理を行う管理装置90が設けられている。また、図1および図2に示すように、両替システム10の前面にはタッチパネル等からなる操作表示部92が設けられており、このような操作表示部92は管理装置90に接続されている。操作表示部92は、各装置20、30、80における貨幣の処理内容や在高等に係る情報を表示するとともに、操作者がこの操作表示部92を操作することにより管理装置90に様々な指令を入力することができるようになっている。なお、両替システム10においてタッチパネル等からなる操作表示部92が設けられる代わりに、モニタ等からなる表示部と、キーボードや操作キー等からなる操作部とが別々に設けられるようになっていてもよい。
また、図2に示すように、両替システム10の管理装置90にはカードリーダ94、プリンタ95、通信装置96等が接続されている。カードリーダ94は、操作者が所有するIDカード等の読み取りを行うことにより操作者の情報を取得し、この操作者の情報に基づいて当該操作者の認証を行うようになっている。また、プリンタ95は、各装置20、30、80における貨幣の処理内容や在高等に係る情報、あるいは操作者が行った両替処理に関する情報をレシート等に印字する印字部として機能するようになっている。図1に示すように、このようなカードリーダ94へのカード挿入口やプリンタ95からのレシート投出口は両替システム10の上部扉14等に設けられている。また、管理装置90は通信装置96により両替システム10とは別のシステム(例えば、上位端末)に対して信号の送受信を行うようになっている。
ここで、本発明の両替システム10では、上記のバラ紙幣入出金装置30は、投入された紙幣を識別し、両替金としての紙幣を排出する両替処理を行う両替部として用いられるようになっている。また、本発明の両替システム10では、上記の管理装置90は、両替部に投入された紙幣および両替部から排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報を管理する管理部として用いられるようになっている。
〔バラ紙幣入出金装置の構成について〕
次に、本実施の形態の両替システム10におけるバラ紙幣入出金装置30の構成について図3を用いて説明する。なお、本発明では、このようなバラ紙幣入出金装置30が紙幣の両替処理を行う両替機として用いられるようになっている。なお、後述するように、両替機としてのバラ紙幣入出金装置が両替システム10に組み込まれるのではなく単体で用いられるようになっていてもよい。
次に、本実施の形態の両替システム10におけるバラ紙幣入出金装置30の構成について図3を用いて説明する。なお、本発明では、このようなバラ紙幣入出金装置30が紙幣の両替処理を行う両替機として用いられるようになっている。なお、後述するように、両替機としてのバラ紙幣入出金装置が両替システム10に組み込まれるのではなく単体で用いられるようになっていてもよい。
図3に示すように、バラ紙幣入出金装置30は略直方体形状の筐体32を有しており、この筐体32の前面(図3における右側の側面)には投入部34および排出部40がそれぞれ設けられている。投入部34には投入部カバー34aおよび紙幣繰出機構34bが設けられており、操作者がバラ紙幣入出金装置30へ少数枚の紙幣を入金する場合には、紙幣を積層状態で投入部34にセットした後、紙幣繰出機構34bにより紙幣を1枚ずつ筐体32内に繰り出すようになっている。また、多量の紙幣を入金する場合には、図3における二点鎖線で示すように投入部カバー34aを上方に開いた状態で多量の紙幣を投入部34にセットした後、紙幣繰出機構34bにより紙幣を1枚ずつ筐体32内に繰り出すようになっている。また、バラ紙幣入出金装置30の筐体32内には搬送部36が設けられており、この搬送部36は、紙幣繰出機構34bにより筐体32内に繰り出された紙幣を1枚ずつ搬送するようになっている。搬送部36には識別部38が設けられており、紙幣繰出機構34bにより筐体32内に繰り出された紙幣は識別部38によりその金種、真偽、正損、新旧等が識別されるようになっている。より詳細には、識別部38には例えばイメージセンサが設けられており、当該イメージセンサによって紙幣が撮像されることにより当該紙幣のイメージ画像が取得され、この取得されたイメージ画像に基づいて紙幣の金種、真偽、正損、新旧等が識別されるようになっている。また、識別部38により取得される紙幣のイメージ画像に基づいて、OCR(光学文字認識)により当該紙幣の記番号が判別されるようになっている。本実施の形態では、このような識別部38により取得される紙幣の記番号やイメージ画像をまとめて紙幣の特定情報とする。すなわち、識別部38により取得される紙幣の記番号やイメージ画像に基づいて、当該紙幣を特定することができるようになる。
また、筐体32内において複数の収納繰出部50が設けられており、各収納繰出部50はそれぞれ搬送部36に接続されている。各収納繰出部50は、紙幣を金種別に収納するようになっている。より詳細には、識別部38による紙幣の識別結果に基づいて、紙幣繰出機構34bにより筐体32内に繰り出された紙幣は搬送部36により各収納繰出部50に金種別に送られるようになっている。また、各収納繰出部50は、当該収納繰出部50に収納された紙幣を1枚ずつ搬送部36に繰り出すことができるようになっている。各収納繰出部50は、図3に示すような紙幣を1枚ずつ一対のテープ間に挟み込んだ状態で当該テープを紙幣とともに巻き取るテープリール式の収納繰出部であってもよく、あるいは、紙幣を積み重ねて収納するスタッカ式の収納繰出部(図示せず)であってもよい。各収納繰出部50として、図3に示すようなテープリール式の収納繰出部が用いられる場合には、当該収納繰出部50に収納されている紙幣のうち最後に収納された紙幣がこの収納繰出部50から最初に繰り出されるようになる。
また、図3に示すように、筐体32内において、現金搬送カセット54が着脱自在に装着されるカセット装着部52が設けられている。カセット装着部52は搬送部36に接続されており、カセット装着部52に現金搬送カセット54が装着されたときに、搬送部36から現金搬送カセット54に紙幣を送ることができるとともに、現金搬送カセット54に収納された紙幣を搬送部36に繰り出すことができるようになっている。このような現金搬送カセット54を筐体32から外側に引き出すことにより、現金搬送カセット54ごと紙幣を回収することができるようになる。なお、図3では、現金搬送カセット54において、1枚ずつ一対のテープ間に挟み込んだ状態で当該テープを紙幣とともに巻き取るテープリール式の収納繰出部が内部に設けられているが、現金搬送カセット54はこのような構成のものに限定されることはない。他の構成の現金搬送カセット54として、紙幣を積み重ねて収納するスタッカ式の収納繰出部が内部に設けられたものが用いられてもよい。
また、排出部40には排出部シャッタ40aが設けられている。紙幣が排出部40に送られた後、操作者は排出部シャッタ40aを開くことにより、排出部40に集積された紙幣を取り出すことができるようになっている。または、出金完了後に自動で排出部シャッタ40aが開くようになっていてもよい。
次に、このようなバラ紙幣入出金装置30における制御系の構成について図4を用いて説明する。
図4に示すように、バラ紙幣入出金装置30には、当該バラ紙幣入出金装置30の各構成部材を制御する制御部60が設けられている。ここで、制御部60には、紙幣繰出機構34b、搬送部36、識別部38、収納繰出部50、カセット装着部52等がそれぞれ通信可能に接続されており、識別部38による紙幣の識別情報に係る信号が制御部60に送られるとともに、制御部60は紙幣繰出機構34b、搬送部36、収納繰出部50、カセット装着部52の各々に指令信号を送ることによりこれらの各構成部材の制御を行うようになっている。また、制御部60には記憶部62、検知部64および通信インターフェース部70がそれぞれ通信可能に接続されている。記憶部62には、バラ紙幣入出金装置30による紙幣の処理内容や各収納繰出部50に収納されている紙幣の在高等に係る情報が記憶されるようになっている。
また、検知部64は、収納繰出部50から排出部40へ排出される紙幣毎の排出動作を検知するようになっている。ここで、排出動作とは、各収納繰出部50に収納されている紙幣を両替金として排出部40により筐体32内から筐体32外に排出する動作であり、具体的には、制御部60が各収納繰出部50に対して収納されている紙幣を繰出すよう指示した際に、各収納繰出部50から排出された紙幣が排出部40により筐体32内から筐体32外に排出されるまでの一連の流れである。なお、各収納繰出部50から排出されたがジャムや連鎖等の搬送異常により、排出部40へ搬送されなかった紙幣に対しては排出された紙幣に該当しないものとする。そして、管理装置90は、各収納繰出部50に収納されている紙幣のうち両替金として排出部40により筐体32内から筐体32外に排出された紙幣の特定情報を管理する。
また、制御部60は通信インターフェース部70を介して上記の管理装置90に対して信号の送受信を行うようになっている。
次に、このようなバラ紙幣入出金装置30における紙幣の入金処理や出金処理に係る動作について説明する。操作者が両替前の紙幣をバラ紙幣入出金装置30に入金する際に、投入部34に1または複数の両替前の紙幣が積層状態で載置されると、投入部34に載置された紙幣は紙幣繰出機構34bにより1枚ずつ筐体32内に繰り出され、搬送部36により搬送される。搬送部36により識別部38に送られた紙幣は当該識別部38によりその金種、真偽、正損、新旧等が識別される。また、識別部38により紙幣の記番号やイメージ画像が当該紙幣の特定情報として取得される。識別部38による紙幣の識別結果に係る情報は制御部60に送信される。制御部60は、識別部38による紙幣の識別結果に基づいて、搬送部36により搬送される紙幣を各収納繰出部50に例えば金種毎に振り分ける。また、対応する金種の収納繰出部50がフル状態またはニアフル状態である場合には、当該紙幣はオーバーフロー紙幣として例えばカセット装着部52に装着されている現金搬送カセット54に送られる。また、識別部38により識別することができなかった紙幣や識別部38により正常な紙幣ではないと識別された紙幣はリジェクト紙幣として例えば排出部40に送られる。操作者は排出部40に送られたリジェクト紙幣を当該排出部40から筐体32外に取り出し、投入部34に再投入等することができるようになっている。
また、バラ紙幣入出金装置30から両替金としての紙幣を出金する場合には、各収納繰出部50に収納されている紙幣が当該収納繰出部50から搬送部36に繰り出され、この搬送部36により排出部40に送られる。このことにより、操作者は排出部40から両替金としての紙幣を筐体32外に取り出すことができるようになる。このように、本実施の形態のバラ紙幣入出金装置30では、上記の紙幣の入金処理において投入部34から筐体32内に投入されて各収納繰出部50に収納された紙幣が両替金として排出部40から排出されるようになっており、紙幣のいわゆるリサイクル処理が行われるようになっている。
このようなバラ紙幣入出金装置30を備えた本実施の形態による両替システム10では、管理装置90は、バラ紙幣入出金装置30の投入部34により筐体32外から筐体32内に投入された紙幣の特定情報(具体的には、紙幣の記番号やイメージ画像)を管理するようになっている。また、バラ紙幣入出金装置30の制御部60も、投入部34により筐体32外から筐体32内に投入された紙幣の特定情報を管理するようになっているが、このような制御部60では、収納繰出部50に収納されている紙幣の特定情報と収納繰出部50への当該紙幣の収納順とを紐付けて記憶部62に記憶させるようになっている。また、管理装置90は比較手段91を有しており(図2参照)、この比較手段91により、バラ紙幣入出金装置30において投入部34により筐体32外から筐体32内に投入された紙幣が収納繰出部50に収納された後に、当該管理装置90において管理されている紙幣の特定情報と、バラ紙幣入出金装置30の記憶部62に記憶されている、収納繰出部50への紙幣の収納順に紐付けられている当該紙幣の特定情報が比較されるようになっている。このような管理装置90やバラ紙幣入出金装置30の制御部60による制御内容について図5を用いて詳述する。なお、図5は、図1等に示す両替システム10における情報の流れを示す図である。
両替前の紙幣がバラ紙幣入出金装置30に入金される際に、上述したように投入部34により筐体32内に繰り出された紙幣は識別部38により識別されるが、識別部38による紙幣の識別結果に係る情報は制御部60および管理装置90にそれぞれ送信されるようになる(図5における参照符号A、Dの信号を参照)。ここで、識別部38により取得された紙幣の特定情報のうち紙幣の記番号に係る情報は制御部60および管理装置90にそれぞれ送信されるが、紙幣のイメージ画像に係る情報は管理装置90のみに送信されるようになる。紙幣のイメージ画像に係る情報はデータ量が大きいため、バラ紙幣入出金装置30内でこのようなデータ量が大きい紙幣のイメージ画像を処理しようとすると記憶部62の容量が足りなくなってしまうからである。制御部60は、識別部38から送信された紙幣の識別結果に係る情報を記憶部62に記憶させるようになっている(図5における参照符号Eの信号を参照)。この際に、制御部60では、各収納繰出部50に収納されている紙幣について当該収納繰出部50への収納順に係る情報も管理されるようになっているため、この制御部60は、収納繰出部50に収納されている紙幣の特定情報(具体的には、紙幣の記番号)と、収納繰出部50への当該紙幣の収納順とを紐付けて記憶部62に記憶させるようになる。また、制御部60は、記憶部62に記憶されている上記の情報を当該記憶部62から読み出すことができるようになっている(図5における参照符号Fの信号を参照)。一方、管理装置90では、バラ紙幣入出金装置30の各収納繰出部50に収納されている紙幣の特定情報(具体的には、紙幣の記番号やイメージ画像)が管理されるようになるが、収納繰出部50への紙幣の収納順については管理装置90では管理されない。
また、本実施の形態では、バラ紙幣入出金装置30において投入部34により筐体32外から筐体32内に投入された紙幣が収納繰出部50に収納された後に、管理装置90の比較手段91により、当該管理装置90において管理されている紙幣の特定情報と、バラ紙幣入出金装置30の記憶部62に記憶されている、収納繰出部50への紙幣の収納順に紐付けられている当該紙幣の特定情報とを比較することができるようになっている。具体的には、このような比較手段91による比較が行われる際に、収納繰出部50への紙幣の収納順と当該紙幣の特定情報(具体的には、紙幣の記番号)とを紐付けた情報が、バラ紙幣入出金装置30の制御部60から通信インターフェース部70を介して管理装置90に送信される(図5における参照符号Bの信号を参照)。そして、比較手段91により、バラ紙幣入出金装置30の制御部60から送信された、収納繰出部50への紙幣の収納順に紐付けられている当該紙幣の特定情報と、当該管理装置90において管理されている紙幣の特定情報とを比較することにより、バラ紙幣入出金装置30の制御部60において紙幣の特定情報が問題なく管理されているか否かを検知することができるようになり、両替システム10において違算等のトラブルが発生することを防止することができるようになる。比較手段91による比較結果に基づいて紙幣の特定情報が問題なく管理されていることが管理装置90において検知された場合には、このような情報が管理装置90からバラ紙幣入出金装置30の制御部60に戻されるようになる(図5における参照符号Cの信号を参照)。
また、本実施の形態では、両替システム10において両替処理(具体的には、例えばバラ紙幣入出金装置30における両替前の紙幣の入金処理や両替金としての紙幣の出金処理)が行われる前に、カードリーダ94によって操作者が所有するIDカード等の読み取りを行うことにより当該操作者の認証を行い、操作者の認証が問題なく行われたことを条件として両替システム10において両替処理が行われるようになっていてもよい。この場合は、カードリーダ94により取得される操作者の情報に係る情報が管理装置90に送信され(図5の参照符号Gの信号を参照)、当該管理装置90において、紙幣の特定情報とカードリーダ94により取得された操作者の情報とが紐付けて管理されるようになる。このことにより、投入部34により筐体32内に投入された両替前の紙幣や両替金として排出部40により筐体32外に排出された紙幣について、管理装置90により管理される上記の情報に基づいて操作者を特定することができるようになる。
また、バラ紙幣入出金装置30において両替金としての紙幣の出金処理が行われる際に、検知部64により紙幣の排出動作(具体的には、各収納繰出部50に収納されている紙幣を両替金として排出部40により筐体32内から筐体32外に排出する動作)が検知されると、このような紙幣の排出動作の検知情報が制御部60から通信インターフェース部70を介して管理装置90に送信される(図5において参照符号Bで示す信号を参照)。管理装置90は、制御部60から紙幣の排出動作の検知情報を受信すると、排出部40により筐体32内から筐体32外に排出される紙幣の特定情報(具体的には、紙幣の記番号やイメージ画像)を出力する。具体的には、管理装置90により出力される出金紙幣の特定情報は操作表示部92に表示されたりプリンタ95によりレシート等に印字されたりする。また、管理装置90により出力される出金紙幣の特定情報が通信装置96により両替システム10とは別に設けられた外部のシステム(例えば、両替システム10の管理を行う上位端末)に送信されるようになっていてもよい。また、この際に、管理装置90により出力される出金紙幣の特定情報は、バラ紙幣入出金装置30において排出部40により筐体32外に排出される紙幣の排出順と紐付けて当該管理装置90から出力されるようになっていてもよい。ここで、本実施の形態では、バラ紙幣入出金装置30の各収納繰出部50は、当該収納繰出部50に収納されている紙幣のうち最後に収納された紙幣をこの収納繰出部50から最初に繰り出すような構成となっているため、管理装置90は、収納繰出部50への紙幣の収納順と当該収納繰出部50から紙幣を排出部40により筐体32外に排出する排出順とが逆になるように、排出部40により筐体32内から筐体32外に排出された両替金としての紙幣の特定情報を当該紙幣の排出順と紐付けて出力するようになる。また、バラ紙幣入出金装置30の各収納繰出部50は、当該収納繰出部50に収納されている紙幣のうち最初に収納された紙幣をこの収納繰出部から最初に繰出すような構成となっていてもよい。つまり、収納繰出部50の構成によっては、収納順と排出順とが逆になる場合もあれば、収納順と排出順とが同じ順番(収納順=排出順)になる場合もありうる。
また、本実施の形態では、出金処理において排出部40により筐体32内から筐体32外に排出される際に、識別部38により紙幣が識別されない構成であってもよい。このような構成であっても、管理装置90は排出動作に基づいて排出部40から排出される紙幣の特定情報を管理することができる。具体的には、検知部64により紙幣の排出動作として、各収納繰出部50に収納されている紙幣が排出された枚数が検知されると、このような紙幣の排出動作の検知情報(各収納繰出部から排出された紙幣の枚数)が制御部60から通信インターフェース部70を介して管理装置90に送信される。管理装置90は、制御部60から紙幣の排出動作の検知情報(各収納繰出部から排出された紙幣の枚数)を受信し、その検知情報に基づいて排出された紙幣の特定情報を管理することができる。より具体的には、管理装置90は、排出された紙幣の枚数がn枚であるとすれば、排出順の上からn番目までの紙幣が排出されたと推定し、排出順に紐付けられた紙幣の特定情報をもとに排出された紙幣の特定情報を管理することができる。また、検知部64が排出された紙幣の枚数を検知しなくても、排出後に各収納繰出部50に残った紙幣の枚数を検知する形態であってもよい。この場合でも、検知部64の検知情報から排出順の上からn番目までの紙幣が排出されたと推定できるため排出された紙幣の特定情報を管理することができる。また、排出順に紐付けられた特定情報とは、各収納繰出部50の構成によっては、収納順と排出順とが逆になる場合もあれば、収納順と排出順とが同じ順番(収納順=排出順)になる場合もありうるということから、収納順と紐付けられた特定情報としてもよい。このような本実施の形態では、出金時において、識別部38を用いなくても出金する紙幣の特定情報を管理することができるため、識別部38による識別情報の処理を省くことができ、効率良くバラ紙幣入出金装置30を稼働することができる。
しかし、上述する形態は、あくまで、各収納繰出部50から紙幣が排出部40へ正常に排出されることを想定したものであって、検知部64は排出動作として、各収納繰出部50から排出された紙幣が排出部40により筐体32内から筐体32外に排出されるまでの一連の流れを検知するようになっていることが好ましい。具体的には、各収納繰出部50にn枚の紙幣が収納され、当該紙幣に対して1からn番目までの排出順が割り当てられている状況において、例えば、制御部60により排出順が1から4番目までの紙幣が排出されるよう指示があった場合、検知部64は排出順が1から4番目までの紙幣について、収納繰出部50から排出され排出部40により筐体32内から筐体32外に排出されるまでの一連の流れを検知するようになっている。このとき、検知部64が検知した情報が、排出順が1番目と2番目の紙幣については正常に排出部40へ排出され、排出順が3番目と4番目の紙幣についてはジャムにより正常に排出されなかったという検知情報である場合、その検知情報が制御部60から通信インターフェース部70を介して管理装置90に送信される。管理装置90は、制御部60から紙幣の排出動作の検知情報を受信し、その検知情報に基づいて、排出された紙幣の特定情報は、排出順が1番目と2番目の紙幣に紐付けられた特定情報であると管理することができる。なお、管理装置90は、3番目と4番目の紙幣に紐付けられた特定情報を、正常に排出されなかった紙幣の特定情報として管理してもよい。このような本実施の形態では、排出動作において異常が起きたとしても、出金時において、識別部38を用いなくても出金する紙幣の特定情報を管理することができるため、識別部38による識別情報の処理を省くことができ、効率良くバラ紙幣入出金装置30を稼働することができる。
また、本実施の形態では、バラ紙幣入出金装置30において両替前の紙幣の入金処理が行われる際にも、投入部34により筐体32内に投入された紙幣が識別部38により識別される毎に、当該識別部38により取得された紙幣の特定情報(具体的には、紙幣の記番号やイメージ画像)が管理装置90から出力されるようになっていてもよい。このような管理装置90により出力される入金紙幣の特定情報も操作表示部92に表示されたりプリンタ95によりレシート等に印字されたりする。また、管理装置90により出力される入金紙幣の特定情報が通信装置96により両替システム10とは別に設けられた外部のシステム(例えば、両替システム10の管理を行う上位端末)に送信されるようになっていてもよい。また、この際に、管理装置90により出力される入金紙幣の特定情報は、各収納繰出部50に収納される紙幣の収納順と紐付けて当該管理装置90から出力されるようになっていてもよい。
以上のような構成からなる本実施の形態の両替システム10によれば、管理部として用いられる管理装置90は、両替部として用いられるバラ紙幣入出金装置30に投入された紙幣やバラ紙幣入出金装置30から排出された紙幣の特定情報を管理するようになっている。このような両替システム10によれば、両替部として用いられるバラ紙幣入出金装置30に投入された紙幣やバラ紙幣入出金装置30から排出された紙幣の特定情報を管理することにより、両替処理した貨幣を特定するための情報を管理することができ、よって偽券等に関するトラブルが発生することを防止することができる。なお、本実施の形態の両替システム10では、管理装置90は、両替部として用いられるバラ紙幣入出金装置30に投入された紙幣の特定情報およびバラ紙幣入出金装置30から排出された紙幣の特定情報をそれぞれ管理することに限定されることはない。他の態様として、管理装置90は、両替部として用いられるバラ紙幣入出金装置30に投入された紙幣の特定情報およびバラ紙幣入出金装置30から排出された紙幣の特定情報のうち何れか一方のみを管理するようになっていてもよい。
ここで、管理装置90により管理される紙幣の特定情報としては、上述したように例えば紙幣の記番号やイメージ画像が挙げられる。なお、管理装置90により管理される紙幣の特定情報として、紙幣の記番号およびイメージ画像のうち一方のもののみが用いられるようになっていてもよい。また、管理装置90により管理される紙幣の特定情報として、当該紙幣の特定を行うことができるものであれば、紙幣の記番号やイメージ画像以外のものが用いられてもよい。例えば、紙幣そのものが有する固有の情報や紙幣の識別結果に基づく固有の情報(汚損状態を含む)が紙幣の特定情報として用いられるようになっていてもよい。
また、本実施の形態の両替システム10においては、上述したように、両替部として用いられるバラ紙幣入出金装置30は、両替金として排出するための紙幣を収納する収納部として収納繰出部50を有し、管理部として用いられる管理装置90は、収納繰出部50に収納されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを紐付けた情報に基づいて紙幣の特定情報を管理するようになっている。また、両替部として用いられるバラ紙幣入出金装置30は、収納繰出部50に収納されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを管理装置90に出力するようになっている。
また、本実施の形態の両替システム10においては、上述したように、両替部として用いられるバラ紙幣入出金装置30は、紙幣を外部に排出する排出部40と、収納繰出部50から排出部40へ排出される紙幣毎の排出動作を検知する検知部64とを更に有しており、管理部として用いられる管理装置90は、検知部64により検知された紙幣毎の排出動作に基づいて、排出部40から排出される紙幣の特定情報を特定するようになっている。より詳細には、検知部64により紙幣の排出動作が検知されると、収納繰出部50から排出部40へ排出された紙幣の枚数に係る情報が管理装置90に送られ、当該管理装置90は、収納繰出部50に収納されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを紐付けた情報と、収納繰出部50から排出部40へ排出された紙幣の枚数に係る情報に基づいて、排出部40へ排出される紙幣の特定情報を管理する。
また、本実施の形態の両替システム10においては、上述したように、両替部として用いられるバラ紙幣入出金装置30は、外部から紙幣が投入される投入部34を有し、収納繰出部50は、投入部34から投入された紙幣を収納し、当該収納繰出部50に収納されている紙幣のうち最後に収納された紙幣を当該収納繰出部50から最初に排出するような構成となっており、収納されている紙幣を収納順とは逆の順番で排出する。
また、本実施の形態の両替システム10は、上述したように、両替部として用いられるバラ紙幣入出金装置30に投入された紙幣およびバラ紙幣入出金装置30から排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報を出力する出力部を更に備えている。このことにより、金融機関等の係員は、出力された紙幣の特定情報に基づいて、両替処理した紙幣の特定を行うことができるようになり、偽券等に関するトラブルが発生することを防止することができる。このような出力部として、紙幣の特定情報を表示する操作表示部92や紙幣の特定情報をレシート等に印字するプリンタ95、紙幣の特定情報を両替システム10とは別のシステム(例えば、上位端末)に送信する通信装置96等が用いられる。なお、このような出力部がバラ紙幣入出金装置30の外部に設けられる代わりにバラ紙幣入出金装置30の内部に設けられるようになっていてもよい。
また、本実施の形態の両替システム10は、上述したように、操作者の情報を取得するための情報取得部としてカードリーダ94を更に備えている。そして、管理部としての管理装置90は、両替部としてのバラ紙幣入出金装置30に投入された紙幣およびバラ紙幣入出金装置30から排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報と情報取得部としてのカードリーダ94により取得された操作者の情報とを紐付けるようになっている。このことにより、バラ紙幣入出金装置30に投入された紙幣やバラ紙幣入出金装置30から排出された紙幣について、上記の紐付けられた情報に基づいて管理装置90により操作者を特定することができるようになる。
なお、本実施の形態による両替システム10やこのような両替システム10に設けられたバラ紙幣入出金装置30は、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
例えば、バラ紙幣入出金装置30において、紙幣を収納する収納部として、収納繰出部50に加えて、あるいは収納繰出部50の代わりに、事前に紙幣が収納され必要に応じてバラ紙幣入出金装置30の筐体32内に装填するいわゆる補充用カセットが用いられてもよい。このような補充用カセットの運用の具体例について説明する。バラ紙幣入出金装置30とは別の装置あるいは手動によって所定枚数の紙幣が既に収納されている補充用カセットにおいて、収納されている紙幣の特定情報(具体的には、紙幣の記番号やイメージ画像)と収納順とが紐付けられた情報を補充用カセットに設けられたメモリーに記憶させておく。そして、補充用カセットがバラ紙幣入出金装置30の筐体32内に装填されると、バラ紙幣入出金装置30の筐体32内に設けられた図示しないリーダライタが補充用カセットのメモリーを読み込む。このことにより、バラ紙幣入出金装置30において、補充用カセットに収納されている紙幣の特定情報と収納順とが紐付けられた情報が取得される。このようにして、補充用カセットから紙幣を両替金として排出する際に、上述した排出動作に基づいて排出される紙幣の特定情報を管理することができるようになる。また、補充用カセットにメモリーを設ける代わりに、収納されている紙幣の特定情報(具体的には、紙幣の記番号やイメージ画像)と収納順とが紐付けられた情報を示すQRコード(二次元バーコード)が印字されたレシートを補充用カセットに貼り付け、この補充用カセットをバラ紙幣入出金装置30の筐体32内に装填する際に、図示しないバーコードリーダ等によって補充用カセットに貼り付けられたレシートのQRコード(二次元バーコード)を読み取ることにより、バラ紙幣入出金装置30において補充用カセットに収納されている紙幣の特定情報と収納順とが紐付けられた情報が取得されるようになっていてもよい。
また、本実施の形態による両替機としてのバラ紙幣入出金装置30は、紙幣の入金処理において投入部34から筐体32内に投入されて各収納繰出部50に収納された紙幣が両替金として排出部40から排出されるようなリサイクル処理を行うものに限定されることはない。変形例に係るバラ紙幣入出金装置として、紙幣の入金処理において投入部34から筐体32内に投入された紙幣が収納される収納部とは別の収納部から繰り出された紙幣が両替金として排出部40から排出されるような構成のものが用いられてもよい。
また、バラ紙幣入出金装置30において、搬送部36における投入部34から各収納繰出部50までの入金経路に識別部38を設ける代わりに、あるいは搬送部36における投入部34から各収納繰出部50までの入金経路に識別部38を設けることに加えて、搬送部36における各収納繰出部50から排出部40への出金経路に出金識別部を設けてもよい。この場合には、各収納繰出部50に収納されている紙幣が両替金として排出部40から筐体32外に排出される際に、この紙幣を搬送部36における出金経路に設けられた出金識別部により直接識別することができるようになり、両替金としての紙幣の特定情報をより確実に取得することができるようになる。また、出金経路に出金識別部を設ける場合には、各収納繰出部50に収納されている紙幣の収納順と当該紙幣の特定情報とが紐付けられた情報が管理されているときに、各収納繰出部50に収納されている紙幣が両替金として排出部40から筐体32外に排出される際に、この排出される紙幣を出金識別部により識別して紙幣の排出順と当該紙幣の特定情報とを取得し、紙幣の排出順と当該紙幣の特定情報とが紐付けられた情報と、各収納繰出部50に収納されている紙幣の収納順と当該紙幣の特定情報とが紐付けられた情報とを比較することにより、収納繰出部50から繰り出された紙幣が全て問題なく排出部40に送られたか否かを判別することができるようになる。また、変形例に係るバラ紙幣入出金装置として、紙幣の入金処理において投入部34から筐体32内に投入された紙幣が収納される収納部とは別の収納部から繰り出された紙幣が両替金として排出部40から排出されるような構成のものが用いられる場合には、両替金として筐体32外に排出される紙幣の特定を行うためには紙幣の出金経路に出金識別部を設ける必要がある。
また、管理装置90は、バラ紙幣入出金装置30の制御部60から通信インターフェース部70を介して当該管理装置90に送信された情報に基づいて、当該バラ紙幣入出金装置30の収納繰出部50に収納されている紙幣の特定情報と収納繰出部50への当該紙幣の収納順とを紐付けて管理するようになっていてもよい。具体的には、バラ紙幣入出金装置30において両替前の紙幣の入金処理が行われたときに、各収納繰出部50に収納されている紙幣の収納順に係る情報が当該紙幣の特定情報(具体的には、紙幣の記番号)に紐付けられて制御部60から管理装置90に送信されるようになっていてもよい。この場合には、管理装置90は、制御部60から送信された上記の情報を、識別部38から直接当該管理装置90に送信された紙幣の記番号と照合することにより、管理装置90でも各収納繰出部50への紙幣の収納順を当該紙幣の特定情報と紐付けて管理することができるようになる。
また、バラ紙幣入出金装置30において、検知部64により紙幣の排出動作が検知されたときに、制御部60は、検知部64により検知された紙幣毎の排出動作に基づいて、排出部40により筐体32内から筐体32外に排出される両替金としての紙幣の特定情報を出力するようになっていてもよい。制御部60から出力された紙幣の特定情報は、例えば通信インターフェース部70を介して管理装置90に送信されることにより、当該管理装置90によって紙幣の特定情報が操作表示部92に表示されたりプリンタ95によりレシート等に印字されたりするようになる。
また、紙幣の両替処理を行うバラ紙幣入出金装置(両替機)は、両替システム10に組み込まれるのではなく単体で用いられるようになっていてもよい。このような単体で用いられるバラ紙幣入出金装置30aにおける制御系の構成について図6を用いて説明する。なお、単体で用いられるバラ紙幣入出金装置30aにおいて、その内部構成は図3に示すバラ紙幣入出金装置30の内部構成と略同一となっている。このため、単体で用いられるバラ紙幣入出金装置30aを説明するにあたり、図3に示すバラ紙幣入出金装置30と同一の構成部材については同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図6に示すバラ紙幣入出金装置30aでは、当該バラ紙幣入出金装置30aの各構成部材の制御を行う制御部60に、操作表示部65、カードリーダ66、プリンタ67、通信インターフェース部71がそれぞれ通信可能に接続されている。操作表示部65は例えばバラ紙幣入出金装置30aの筐体32の前面や上面に設けられたタッチパネル等からなり、当該操作表示部65は、バラ紙幣入出金装置30aにおける紙幣の処理内容や各収納繰出部50に収納されている紙幣の在高等に係る情報を表示するとともに、操作者がこの操作表示部65を操作することにより制御部60に様々な指令を入力することができるようになっている。なお、バラ紙幣入出金装置30aにおいてタッチパネル等からなる操作表示部65が設けられる代わりに、モニタ等からなる表示部と、キーボードや操作キー等からなる操作部とが別々に設けられるようになっていてもよい。
また、カードリーダ66は、バラ紙幣入出金装置30aの筐体32の前面や上面に設けられ、操作者が所有するIDカード等の読み取りを行うことにより操作者の情報を取得し、この操作者の情報に基づいて操作者の認証を行うようになっている。また、プリンタ95は、バラ紙幣入出金装置30aの筐体32の前面や上面に設けられ、バラ紙幣入出金装置30aにおける紙幣の処理内容や各収納繰出部50に収納されている紙幣の在高等に係る情報、あるいは操作者が行った両替処理に関する情報をレシート等に印字する印字部として機能するようになっている。また、制御部60は通信インターフェース部71を介して当該バラ紙幣入出金装置30aとは別に設けられた上位端末等の外部装置に対して信号の送受信を行うようになっている。
図6に示すような単体で用いられるバラ紙幣入出金装置30aにおいて、制御部60は、投入部34に投入された紙幣や排出部40から排出された紙幣の特定情報を管理するようになっている。このようなバラ紙幣入出金装置30aによれば、投入部34に投入された紙幣や排出部40から排出された紙幣の特定情報を管理することにより、両替処理した貨幣を特定するための情報を管理することができ、よって偽券等に関するトラブルが発生することを防止することができる。なお、図6に示すバラ紙幣入出金装置30aでは、制御部60は、投入部34に投入された紙幣の特定情報および排出部40から排出された紙幣の特定情報をそれぞれ管理することに限定されることはない。他の態様として、制御部60は、投入部34に投入された紙幣の特定情報および排出部40から排出された紙幣の特定情報のうち何れか一方のみを管理するようになっていてもよい。
ここで、図6に示すような単体で用いられるバラ紙幣入出金装置30aにおいて制御部60により管理される紙幣の特定情報としては、例えば紙幣の記番号やイメージ画像が挙げられる。なお、制御部60により管理される紙幣の特定情報として、紙幣の記番号およびイメージ画像のうち一方のもののみが用いられるようになっていてもよい。また、制御部60により管理される紙幣の特定情報として、当該紙幣の特定を行うことができるものであれば、紙幣の記番号やイメージ画像以外のものが用いられてもよい。また、制御部60により管理される紙幣の特定情報として、当該紙幣の特定を行うことができるものであれば、紙幣の記番号やイメージ画像以外のものが用いられてもよい。例えば、紙幣そのものが有する固有の情報や紙幣の識別結果に基づく固有の情報(汚損状態を含む)が紙幣の特定情報として用いられるようになっていてもよい。
また、図6に示すような単体で用いられるバラ紙幣入出金装置30aは、図3に示すバラ紙幣入出金装置30と同様に、排出部40へ排出するための紙幣を収納する収納部として収納繰出部50を更に有している。そして、制御部60は、収納繰出部50に収納されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを紐付けた情報に基づいて紙幣の特定情報を管理するようになっている。この場合、制御部60は、紐付けて管理されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを出力するようになっている。
また、図6に示すような単体で用いられるバラ紙幣入出金装置30aは、図3に示すバラ紙幣入出金装置30と同様に、収納繰出部50から排出部40へ排出される紙幣毎の排出動作を検知する検知部64を更に有している。そして、制御部60は、検知部64により検知された紙幣毎の排出動作に基づいて、排出部40へ排出される紙幣の特定情報を管理するようになっている。この場合、検知部64により紙幣の排出動作が検知されると、収納繰出部50から排出部40へ排出された紙幣の枚数に係る情報が制御部60に送られ、当該制御部60は、収納繰出部50に収納されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを紐付けた情報と、収納繰出部50から排出部40へ排出された紙幣の枚数に係る情報とに基づいて、排出部40へ排出される紙幣の特定情報を管理するようになっている。
また、図6に示すような単体で用いられるバラ紙幣入出金装置30aは、図3に示すバラ紙幣入出金装置30と同様に、収納繰出部50は、当該収納繰出部50に収納されている紙幣のうち最後に収納された紙幣を当該収納繰出部50から最初に排出するような構成となっており、収納されている紙幣を収納順とは逆の順番で排出する。
また、図6に示すような単体で用いられるバラ紙幣入出金装置30aは、投入部34により機体外から機体内に投入された紙幣および排出部40により機体内から機体外に排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報を出力する出力部を更に有している。このことにより、金融機関等の係員は、出力された紙幣の特定情報に基づいて、両替処理した紙幣の特定を行うことができるようになり、偽券等に関するトラブルが発生することを防止することができる。このような出力部として、紙幣の特定情報を表示する操作表示部65や紙幣の特定情報をレシート等に印字するプリンタ67、紙幣の特定情報をバラ紙幣入出金装置30aとは別の装置(例えば、上位端末)に送信する通信インターフェース部71等が用いられる。
また、図6に示すような単体で用いられるバラ紙幣入出金装置30aにおいて、操作者の情報を取得するための情報取得部としてカードリーダ66が設けられている。そして、制御部60は、投入部34により筐体32外から筐体32内に投入された紙幣および排出部40により筐体32内から筐体32外に排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報と情報取得部としてのカードリーダ66により取得された操作者の情報とを紐付けるようになっている。このことにより、投入部34により筐体32内に投入された両替前の紙幣や両替金として排出部40により筐体32外に排出された紙幣について、制御部60により管理される上記の情報に基づいて操作者を特定することができるようになる。
また、図3乃至図5に示すバラ紙幣入出金装置30や図6に示すバラ紙幣入出金装置30aにおいて、両替前の紙幣の入金処理が行われる際に、投入部34により筐体32内に投入された紙幣を識別部38により識別するときに当該紙幣に落書きが行われるか否かが判別されるようになっていてもよい。この場合には、識別部38により識別された紙幣の落書きの有無によって搬送部36による当該紙幣の搬送先が決められるようになる。具体的には、識別部38により紙幣に落書きが行われていないと判別されたときには、当該紙幣は搬送部36により各収納繰出部50に送られてこれらの収納繰出部50に収納される。この場合には、各収納繰出部50に収納された紙幣は両替金として排出部40から排出されるようになり、紙幣のいわゆるリサイクル処理が行われる。一方、識別部38により紙幣に落書きが行われていると判別されたときには、当該紙幣は搬送部36により各収納繰出部50ではなくカセット装着部52に装着されている現金搬送カセット54に送られてこの現金搬送カセット54に収納される。この場合には、金融機関等の係員が現金搬送カセット54をカセット装着部52から取り外すことにより、落書きが行われた紙幣は現金搬送カセット54ごと回収されるようになる。また、制御部60や管理装置90は、現金搬送カセット54に送られた、落書きが行われている紙幣の特定情報(具体的には、紙幣の記番号やイメージ画像)を管理するようになっていてもよい。
また、図3乃至図5に示すバラ紙幣入出金装置30や図6に示すバラ紙幣入出金装置30aにおいて、落書きが行われた紙幣が、1回の取引で所定枚数以上、投入部34により筐体32内に投入された場合には、上部扉14の上部における左右両側に設けられた各発光ダイオード(LED)98が点灯するようになっている。このことにより、金融機関等の係員は、各発光ダイオード98が点灯したことを目視にて確認することにより、図3乃至図5に示すバラ紙幣入出金装置30や図6に示すバラ紙幣入出金装置30aにおいて悪意ある利用者によって落書きが行われた紙幣が大量に筐体32内に投入されていることに気づくことができ、このような悪質な行為を行う操作者に対して迅速に対応する(例えば、所定の機関に通報する)ことができるようになる。また、このような場合には、投入部34により筐体32内に投入された、落書きが行われた紙幣の枚数に応じて、各発光ダイオード98の光表示の態様を変化させる(例えば、点灯/点滅の切り替えを行ったり、色を変えたりする)ようにしてもよい。
また、図3乃至図5に示すバラ紙幣入出金装置30や図6に示すバラ紙幣入出金装置30aにおいて、両替処理が行われる前に両替システム10に設けられたカードリーダ94やバラ紙幣入出金装置30aに設けられたカードリーダ66によって操作者が所有するIDカード等の読み取りを行うことにより当該操作者の認証を行い、操作者の認証が問題なく行われたことを条件として両替処理が行われるようになっている場合には、識別部38により取得された、落書きが行われている紙幣の特定情報(具体的には、紙幣の記番号やイメージ画像)を、制御部60や管理装置90において管理されている操作者の情報毎の取引ログと照合することにより、落書きが行われている紙幣を投入部34により筐体32内に投入した操作者の特定を行うことができるようになっていてもよい。この場合には、落書きが行われている紙幣を同一の操作者が所定枚数以上、投入部34により筐体32内に投入した場合には、このような操作者を特定することにより、このような悪質な行為を行う操作者に対して迅速に対応する(例えば、所定の機関に通報する)ことができるようになる。
10 両替システム
12 外側筐体
14 上部扉
16 下部扉
20 バラ硬貨入出金装置
30、30a バラ紙幣入出金装置
32 筐体
34 投入部
34a 投入部カバー
34b 紙幣繰出機構
36 搬送部
38 識別部
40 排出部
40a 排出部シャッタ
50 収納繰出部
52 カセット装着部
54 現金搬送カセット
60 制御部
62 記憶部
64 検知部
65 操作表示部
66 カードリーダ
67 プリンタ
70、71 通信インターフェース部
80 包装硬貨投出装置
90 管理装置
91 比較手段
92 操作表示部
94 カードリーダ
95 プリンタ
96 通信装置
98 発光ダイオード
12 外側筐体
14 上部扉
16 下部扉
20 バラ硬貨入出金装置
30、30a バラ紙幣入出金装置
32 筐体
34 投入部
34a 投入部カバー
34b 紙幣繰出機構
36 搬送部
38 識別部
40 排出部
40a 排出部シャッタ
50 収納繰出部
52 カセット装着部
54 現金搬送カセット
60 制御部
62 記憶部
64 検知部
65 操作表示部
66 カードリーダ
67 プリンタ
70、71 通信インターフェース部
80 包装硬貨投出装置
90 管理装置
91 比較手段
92 操作表示部
94 カードリーダ
95 プリンタ
96 通信装置
98 発光ダイオード
Claims (20)
- 両替処理を行う両替機であって、
機体外から機体内に紙幣を投入するための投入部と、
機体内から機体外に両替金としての紙幣を排出する排出部と、
前記投入部に投入された紙幣および前記排出部から排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報を管理する制御部と、
を備えることを特徴とする両替機。 - 前記排出部へ排出するための紙幣を収納する収納部を更に備え、
前記制御部は、前記収納部に収納されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを紐付けた情報に基づいて紙幣の特定情報を管理する、請求項1記載の両替機。 - 前記制御部は、紐付けて管理されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを出力するようになっている、請求項2記載の両替機。
- 前記収納部から前記排出部へ排出される紙幣毎の排出動作を検知する検知部を更に備え、
前記制御部は、前記検知部により検知された紙幣毎の排出動作に基づいて、前記排出部へ排出される紙幣の特定情報を管理する、請求項2または3記載の両替機。 - 前記検知部により紙幣の排出動作が検知されると、前記収納部から前記排出部へ排出された紙幣の枚数に係る情報が前記制御部に送られ、当該制御部は、前記収納部に収納されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを紐付けた情報と、前記収納部から前記排出部へ排出された紙幣の枚数に係る情報とに基づいて、前記排出部へ排出される紙幣の特定情報を管理する、請求項4記載の両替機。
- 前記収納部は、当該収納部に収納されている紙幣のうち最後に収納された紙幣を当該収納部から最初に排出するような構成となっており、収納されている紙幣を収納順とは逆の順番で排出する、請求項2乃至5のいずれか一項に記載の両替機。
- 前記投入部により機体外から機体内に投入された紙幣および前記排出部により機体内から機体外に排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の前記特定情報を出力する出力部を更に備える、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の両替機。
- 操作者の情報を取得するための情報取得部を更に備える、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の両替機。
- 前記制御部は、前記投入部により機体外から機体内に投入された紙幣および前記排出部により機体内から機体外に排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報と前記情報取得部により取得された操作者の情報とを紐付ける、請求項8記載の両替機。
- 前記制御部により管理される紙幣の前記特定情報は紙幣の記番号およびイメージ画像のうち少なくとも一方のものである、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の両替機。
- 投入された紙幣を識別し、両替金としての紙幣を排出する両替処理を行う両替部と、
前記両替部に投入された紙幣および前記両替部から排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報を管理する管理部と、
を備えることを特徴とする両替システム。 - 前記両替部は、両替金として排出するための紙幣を収納する収納部を有し、
前記管理部は、前記収納部に収納されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを紐付けた情報に基づいて紙幣の特定情報を管理する、請求項11記載の両替システム。 - 前記両替部は、前記収納部に収納されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを前記管理部に出力する、請求項12記載の両替システム。
- 前記両替部は、紙幣を外部に排出する排出部と、前記収納部から前記排出部へ排出される紙幣毎の排出動作を検知する検知部とを更に有しており、
前記管理部は、前記検知部により検知された紙幣毎の排出動作に基づいて、前記排出部へ排出される紙幣の特定情報を管理する、請求項12または13記載の両替システム。 - 前記検知部により紙幣の排出動作が検知されると、前記収納部から前記排出部へ排出された紙幣の枚数に係る情報が前記管理部に送られ、当該管理部は、前記収納部に収納されている紙幣の特定情報と当該紙幣の収納順とを紐付けた情報と、前記収納部から前記排出部へ排出された紙幣の枚数に係る情報に基づいて、前記排出部へ排出される紙幣の特定情報を管理する、請求項14記載の両替システム。
- 前記両替部は、外部から紙幣が投入される投入部を有し、
前記収納部は、前記投入部から投入された紙幣を収納し、当該収納部に収納されている紙幣のうち最後に収納された紙幣を当該収納部から最初に排出するような構成となっており、収納されている紙幣を収納順とは逆の順番で排出する、請求項12乃至15のいずれか一項に記載の両替システム。 - 前記両替部に投入された紙幣および前記両替部から排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の前記特定情報を出力する出力部を更に備える、請求項11乃至16のいずれか一項に記載の両替システム。
- 操作者の情報を取得するための情報取得部を更に備えた、請求項11乃至17のいずれか一項に記載の両替システム。
- 前記管理部は、前記両替部に投入された紙幣および前記両替部から排出された紙幣のうち少なくとも一方の紙幣の特定情報と前記情報取得部により取得された操作者の情報とを紐付ける、請求項18記載の両替システム。
- 前記特定情報は紙幣の記番号またはイメージ画像である、請求項11乃至19のいずれか一項に記載の両替システム。
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2016
- 2016-01-14 CN CN201610022600.7A patent/CN105844782A/zh active Pending
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