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JP2016131988A - 中空筒状回転部材の鋳造方法及び鋳造装置 - Google Patents

中空筒状回転部材の鋳造方法及び鋳造装置 Download PDF

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浩行 千葉
Hiroyuki Chiba
浩行 千葉
市川 浩
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浩 市川
敬夫 渡邉
Takao Watanabe
敬夫 渡邉
佐々木 武
Takeshi Sasaki
武 佐々木
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Abstract

【課題】全体の肉厚を均一化することができる中空筒状回転部材の鋳造方法及び鋳造装置を提供する。
【解決手段】中空筒状回転部材1の鋳造方法は、中空筒状回転部材1の外形に沿う形状のキャビティ12を有し、軸L方向における上端にキャビティ12に連通する開口部13を有する金型11のキャビティ内12に溶湯Mを充填する工程と、キャビティ12内の溶湯Mの凝固が完了する前に、金型11を中空筒状回転部材1の周方向に対応する方向に自転させる工程と、キャビティ12を形成する金型表面に所定の厚さを有する凝固層Cが形成された時点で、開口部13からキャビティ12内の未凝固の溶湯Mを排出する工程と備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、中空筒状回転部材の鋳造方法及び前記鋳造方法を実施する鋳造装置に関する。
カムシャフト等の筒状回転部材の鋳造方法として、従来、金型のキャビティに溶湯を充填することにより中実体を得る方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
一方、近年、軽量化のために、前記筒状回転部材は、中実体に代えて中空体とすることが望まれる。
中空部材の鋳造方法として、従来、中子をキャビティ内に設置し鋳造する方法が一般的である。また、中子を使用しない方法として、中空部材としての靴型に沿う形状のキャビティを備える金型に、靴型の足首の位置に設けた湯口から溶湯を充填し、前記キャビティを形成する金型表面に沿って凝固層を形成した後に、金型を反転させてキャビティ内の未凝固の溶湯を湯口から排出する方法が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開平07−080628号公報 特開平03−008553号公報
ところで、カムシャフト等の中空筒状回転部材においては、前記中空筒状回転部材全体において均一な強度を確保するために、全体の肉厚が均一であることが望まれる。
しかしながら、中子を使用しない従来の中空部材の鋳造方法は、肉厚を均一化することができないという不都合がある。
そこで、本発明は、全体の肉厚を均一化することができる中空筒状回転部材の鋳造方法及び前記鋳造方法を実施する鋳造装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、従来の中空部材の鋳造方法において中空部材全体の肉厚を均一化することができない原因について検討した。その結果、本発明者らは、溶湯がキャビティ内の湯口から遠い側から近い側へ向かって充填され、湯口から遠い側では湯口に近い側よりも先に凝固が開始されて凝固層が形成されることにより、キャビティ内の湯口から遠い側では中空部材の肉厚が大きくなり近い側では中空部材の肉厚が小さくなることを知見した。
前記知見に鑑み、本発明の中空筒状回転部材の鋳造方法は、中空筒状回転部材の外形に沿う形状のキャビティを有し、軸方向における上端に前記キャビティに連通する開口部を有する金型の前記キャビティ内に溶湯を充填する工程と、前記キャビティ内の溶湯の凝固が完了する前に、前記金型を前記中空筒状回転部材の周方向に自転させる工程と、前記キャビティを形成する金型表面に所定の厚さを有する凝固層が形成された時点で、前記開口部から前記キャビティ内の未凝固の溶湯を排出する工程とを備えることを特徴とする。
本発明の鋳造方法では、溶湯を金型のキャビティ内に充填した後に、前記キャビティ内の溶湯の凝固が完了する前に、前記金型を中空筒状回転部材の周方向に対応する方向に自転させる。この結果、金型表面全体における凝固速度が均一化され、得られる凝固層の厚さを均一化することができるので、全体の肉厚が均一化された中空筒状回転部材を得ることができる。
また、本発明の鋳造方法において、前記キャビティ内に溶湯を充填する工程は、前記金型を前記中空筒状回転部材の周方向に自転させながら行うことが好ましい。前記金型の自転に伴って生じる遠心力によって、キャビティ内に供給される溶湯が金型表面上を周方向に広がりながら流下することにより、金型表面全体における凝固速度をより均一化することができ、中空筒状回転部材の全体の肉厚をより均一化することができる。
また、本発明の鋳造方法において、さらに、前記キャビティ内の溶湯の凝固が完了する前に、前記金型を所定の軌道に沿って公転させる工程を備えることが好ましい。前記金型を前記自転に加えて前記公転させることにより、前記遠心力を強め、金型表面全体における凝固速度をさらに均一化することができ、中空筒状回転部材の全体の肉厚をさらに均一化することができる。
また、本発明の鋳造方法において、前記キャビティ内に溶湯を充填する工程は、前記金型を鉛直方向に対して傾斜させて行うことが好ましい。前記金型が傾斜していることにより、前記金型が傾斜していない場合と比較して、供給された前記溶湯が前記金型表面を前記開口部に近い側から遠い側へ向かって遅い速度で流下するので、金型表面全体における凝固速度をさらに均一化することができ、中空筒状回転部材の全体の肉厚をさらに均一化することができる。
また、本発明の鋳造方法において、前記未凝固の溶湯を排出する工程は、前記開口部を鉛直方向下方に向けて行うことが好ましく、このようにすることにより、前記キャビティ内の未凝固の溶湯を速やかに排出し、前記凝固層を所望の厚さに形成することができる。
また、本発明の鋳造方法は、中空筒状回転部材の外形に沿う形状のキャビティを有し、軸方向における上端に前記キャビティに連通する開口部を有する金型と、前記金型を把持する把持手段と、前記金型を前記中空筒状回転部材の周方向に対応する方向に自転させる自転手段と、前記金型を鉛直方向に対して傾動させる傾動手段とを備える中空筒状回転部材の鋳造装置により実施することができる。
また、本発明の鋳造装置において、前記金型は、前記キャビティを形成する金型表面にディンプル加工により形成された微細凹部を備え、前記微細凹部は、前記開口部から離間するにつれてディンプル面積率が大きくなることが好ましい。前記金型表面の前記微細凹部が設けられた領域では凝固速度を遅くすることができるので、先に前記溶湯が充填される前記開口部から遠い側と前記開口部に近い側との間に生じる凝固層の厚さの差をさらに小さくし、中空筒状回転部材の全体の肉厚をさらに均一化することができる。
また、本発明の鋳造装置において、前記金型は、前記キャビティを形成する金型表面が、前記開口部から離間するにつれて熱伝導率が低くなるように形成されていることが好ましい。前記金型表面の前記開口部から遠い側では前記溶湯の冷却速度を遅くして凝固速度を遅くし、前記開口部から近い側では前記溶湯の冷却速度を速くして凝固速度を速くすることにより、前記開口部から遠い側と近い側との間に生じる凝固層の厚さの差をさらに小さくし、中空筒状回転部材の全体の肉厚をさらに均一化することができる。
また、本発明の鋳造装置において、前記金型は、前記中空筒状回転部材の回転軸に対応する軸を含む分割面によって分割され、前記分割面上に一端が前記キャビティに開口し他端が金型外部に通じるガス抜き通路を備えることが好ましい。前記ガス抜き通路を前記分割面に設けることにより容易に形成することができる。
本実施形態の鋳造方法で鋳造される中空筒状回転部材と鋳造に用いられる金型を示す説明図であり、図1Aは中空筒状回転部材を示し、図1Bは金型を示す。 本実施形態の鋳造方法を実施する鋳造装置を示す説明図であり、図2Aは溶湯充填時を示し、図2Bは溶湯排出時を示す。 本実施形態の鋳造方法を示す説明図であり、図3Aは溶湯充填の初期状態を示し、図3Bは溶湯充填の途中状態を示す。 本実施形態の鋳造方法を示す説明図であり、図4Aは溶湯充填の途中状態を示し、図4Bは溶湯充填の完了状態を示す。 本実施形態の鋳造方法を示す説明図であり、溶湯排出状態を示す。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施形態についてさらに詳しく説明する。
図1Aに示す中空筒状回転部材1は、例えば自動車用部品としてのカムシャフトであり、図1Bに示す金型11によって鋳造される。中空筒状回転部材1は、所定径を有し一端が閉塞し他端が開口する軸部2と、軸部2から外方に突出し軸Lから偏心するカム部3とを備え、軸Lを中心として回転される。
金型11は、中空筒状回転部材1の外径に沿う形状のキャビティ12を備え、中空筒状回転部材1の軸L’に対応する軸Lの延長線上に位置する上端に開口部としての湯口13を備え、外側に設けられた治具14によって支持される。また、金型11は、軸Lを含む面で2つに分割され、その分割面であってカム部3に対応する部分の湯口13側の外周縁及び湯口13側とは反対側の外周縁に一端が開口し、他端が外部に通じるガス抜き通路15を備える。尚、図1Bは、金型11を前記分割面で分割した際の断面を示す。ガス抜き通路15は分割面上に設けられることにより容易に形成することができる。
金型11は、図2Aに示す金型把持ロボット21に把持されている。金型把持ロボット21は、本発明の鋳造装置に相当する。
金型把持ロボット21は、基体22に第1関節23を介して結合された第1リンク機構24と、第1リンク機構24に第2関節25を介して結合された第2リンク機構26と、第2リンク機構26に第3関節27を介して結合されたハンドル28とを備え、ハンドル28によって金型11の底部を把持する。ハンドル28は、本発明の把持手段に相当する。
第3関節27には図示しないサーボモータが設けられ、金型把持ロボット21は、第3関節27によって第2リンク機構26に対してハンドル28を回転させることにより、金型11を、軸Lを回転軸として中空筒状回転部材1の周方向に対応する方向(以下、周方向という)に自転させることができる。第3関節は、本発明の自転手段に相当する。
また、金型把持ロボット21は、基体22に対して第1リンク機構24を傾動させ、第1リンク機構24に対して第2リンク機構26を傾動させることにより、金型11の傾きを変化させることができる(図2A,B参照)。第1関節23、第1リンク機構24、第2関節25、及び第2リンク機構26は、本発明の傾動手段に相当する。
また、金型把持ロボット21は、第1リンク機構24に対して第2リンク機構26を回転させることにより、金型11を第2関節25を中心として公転させることができる。第1リンク機構24、第2関節25及び第2リンク機構26は、本発明の公転手段に相当する。
また、金型把持ロボット21の側方には溶湯供給ロボット31が設けられている。溶湯供給ロボット31は、基体22に第1関節23を介して結合された第1リンク機構24と、第1リンク機構24に第2関節25を介して結合された第2リンク機構26とを備える。第2リンク機構26の先端には、溶湯Mが収容される注湯ポット32が設けられている。
溶湯供給ロボット31は、第1リンク機構24に対する第2リンク機構26を傾動させることにより、注湯ポット32の傾きを変化させて注湯ポット32から供給される溶湯Mの供給量を変化させることができる。
次に、図2〜図5を参照して、本実施形態の鋳造方法について説明する。
まず、図2Aに示すように、金型把持ロボット21により、金型11を湯口13が上方に位置して鉛直方向に対して傾斜させるように把持しつつ、金型11を周方向に自転させた状態とする一方、溶湯供給ロボット31により、注湯ポット32から湯口13を介してキャビティ内に溶湯Mを供給する。このとき、金型把持ロボット21及び溶湯供給ロボット31により、図3A,Bに示すように、キャビティ12内に供給された溶湯量の増加に伴って、金型11の鉛直方向に対する傾斜角度を徐々に小さくすると共に注湯ポット32から供給される溶湯Mの供給量を徐々に減少させる。
キャビティ12内に供給された溶湯Mは、金型11が傾斜されていることによって、金型表面を湯口13に近い側から遠い側へ向かって流下しつつ、金型11が自転されていることによって、前記自転に伴って生じる遠心力によって金型表面を周方向に流下していく。
その後、金型表面を流下する溶湯Mは、キャビティ12内において湯口13から遠い側から近い側へ向かって充填される。溶湯Mの充填に伴って、図4Aに示すように、キャビティ12内の空気Aがカム部3に対応する部分の外周縁に溜まるが、空気Aはガス抜き通路15によって金型外部へ排気される。そして、溶湯Mのキャビティ12への充填が完了したとき、図4Bに示すように、キャビティ12は湯口13が上方に位置して軸Lが鉛直方向上方を向いた状態となっている。
金型表面を流下し湯口13から遠い側から近い側へ向かって充填された溶湯Mは、金型表面との接触によって冷却されて徐々に凝固して凝固層Cが形成され、凝固層Cの厚さは時間が経過するにつれて徐々に厚くなる。
溶湯の充填が完了した後であってキャビティ12内に所定厚さの凝固層Cが形成された時点で、図2Bに示すように、金型把持ロボット21により金型11を上下反転させることにより、図5に示すように、金型11を自転させた状態でキャビティ12内の未凝固の溶湯Mを湯口13から排出する。このとき、湯口13が鉛直方向下方を向いた状態で金型11が自転しているので、未凝固の溶湯Mを速やかに排出することができる。
その後、金型11を前記分割面にて分割して、所定の厚さの凝固層Cからなる鋳造体を取り出すことにより、図1に示す中空筒状回転部材1を得ることができる。
本実施形態の鋳造方法によれば、キャビティ12に溶湯Mが充填されるとき、金型11が傾斜した状態で自転していることにより、供給された溶湯Mが金型表面の湯口13に近い側から遠い側へ向かって周方向に広がりながら流下し、その後、金型表面で冷却されて凝固層Cが形成されていく。このため、溶湯Mが最初に充填されるキャビティ12内の湯口13から遠い領域と、最後に充填されるキャビティ12内の湯口13から近い領域との間で、溶湯の凝固速度を均一化することができ、湯口13から遠い領域と近い領域との間で生じる凝固層Cの厚さの差を小さくし、全体の肉厚が均一化された中空筒状回転部材1を得ることができる。
また、溶湯Mがキャビティ12内に充填されるとき、キャビティ12内に溜まった空気Aがガス抜き通路15を介して金型外部へ排気されるので、キャビティ12内に溜まった空気Aによって中空筒状回転部材1の表面にブローホールが生じることを防ぐことができる。
本実施形態では、金型11を自転させながら溶湯Mをキャビティ12内に充填するとしているが、金型11を自転させずに溶湯Mをキャビティ12内に充填し、充填直後であってキャビティ12内の溶湯Mの凝固が完了する前に金型11を自転させてもよい。
また、金型11を自転させながら溶湯Mをキャビティ12内に充填するとしているが、金型11を自転しつつさらに公転させながら溶湯Mを充填してもよい。前記公転によって、金型表面上を流下する溶湯Mの広がりをさらに促進し、キャビティ12内の湯口13から遠い領域と湯口13から近い領域との間に生じる凝固層Cの厚さの差をさらに小さくすることができる。
また、図示しないが、金型11は、金型表面にディンプル加工によって形成された微細凹部を備え、前記微細凹部は湯口13から遠ざかるにつれてディンプル面積率(金型表面に占める前記微細凹部の割合)が大きくなるように形成されていてもよい。
金型表面の前記微細凹部が設けられた領域では、溶湯Mが金型表面を流下するとき、溶湯Mが微細凹部の底部にまで入り込まずに溶湯Mと微細凹部の底部との間に間隙が形成され、その間隙による断熱効果によって金型表面の熱伝導率が低下し、溶湯Mの凝固速度が遅くなる。そして、金型11は、金型表面の微細凹部が湯口13から遠ざかるにつれてディンプル面積率が大きくなるように形成されていることから、湯口13から遠ざかるにつれて金型表面の熱伝導率が低くなり溶湯Mの凝固速度が遅くなる。この結果、先に溶湯Mが充填される湯口13から遠い領域と湯口13から近い領域との間に生じる凝固層Cの厚さの差をさらに小さくすることができる。
また、金型11は、キャビティ12を形成する金型表面が、湯口13から遠ざかるにつれて熱伝導率が低くなるように形成されていることが好ましい。例えば、金型11は、湯口13に近い領域では、第1の熱伝導率を有する第1の金型材料(例えば銅合金)によって形成され、湯口13から遠い領域では第1の金型材料よりも低い伝導率を有する第2の金型材料(例えばSKD材)から形成されていてもよい。このようにすることにより、金型表面の湯口13から遠い領域では溶湯をゆっくりと冷却して凝固速度を遅くし、湯口13に近い領域では溶湯をすみやかに冷却して凝固速度を速くすることとなり、キャビティ12内の湯口13から遠い領域と湯口13から近い領域との間に生じる凝固層Cの厚さの差をさらに小さくすることができる。
本実施形態では、一端が閉塞し他端が開口する軸部2を備える中空筒状回転部材1の鋳造方法について説明しているが、両端が開口する軸部を備える中空筒状回転部材の鋳造方法にも適用可能である。この場合には、前記一端に対応する位置に開閉可能なシャッターを設け、前記シャッターを閉じた状態で溶湯Mをキャビティ内に注湯し、前記一端に対応する位置の溶湯Mの凝固が完了する前に前記シャッターを開けてその部分の溶湯Mを排出して前記一端を開口させるようにしてもよい。
1…中空筒状回転部材、 2…軸部、 3…カム部、 11…金型、 12…キャビティ、 13…湯口、 15…ガス抜き経路、 21…鋳造装置、 24…第1リンク機構、 25…第2関節、 26…第2リンク機構、 27…第3関節、 28…ハンドル、 C…凝固層 L…回転軸、 M…溶湯。

Claims (9)

  1. 中空筒状回転部材の外形に沿う形状のキャビティを有し、軸方向における上端に前記キャビティに連通する開口部を有する金型の前記キャビティ内に溶湯を充填する工程と、
    前記キャビティ内の溶湯の凝固が完了する前に、前記金型を前記中空筒状回転部材の周方向に対応する方向に自転させる工程と、
    前記キャビティを形成する金型表面に所定の厚さを有する凝固層が形成された時点で、前記開口部から前記キャビティ内の未凝固の溶湯を排出する工程と
    を備えることを特徴とする中空筒状回転部材の鋳造方法。
  2. 請求項1記載の中空筒状回転部材の鋳造方法において、
    前記キャビティ内に溶湯を充填する工程は、前記金型を前記中空筒状回転部材の周方向に自転させながら行うことを特徴とする中空筒状回転部材の鋳造方法。
  3. 請求項1又は請求項2記載の中空筒状回転部材の鋳造方法において、
    さらに、前記キャビティ内の溶湯の凝固が完了する前に、前記金型を所定の軌道に沿って公転させる工程を備えることを特徴とする中空筒状回転部材の鋳造方法。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の中空筒状回転部材の鋳造方法において、
    前記キャビティ内に溶湯を充填する工程は、前記金型を鉛直方向に対して傾斜させて行うことを特徴とする中空筒状回転部材の鋳造方法。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の中空筒状回転部材の鋳造方法において、
    前記未凝固の溶湯を排出する工程は、前記開口部を鉛直方向下方に向けて行うことを特徴とする中空筒状回転部材の鋳造方法。
  6. 中空筒状回転部材の外形に沿う形状のキャビティを有し、軸方向における上端に前記キャビティに連通する開口部を有する金型と、
    前記金型を把持する把持手段と、
    前記金型を前記中空筒状回転部材の周方向に対応する方向に自転させる自転手段と、
    前記金型を鉛直方向に対して傾動させる傾動手段とを備えることを特徴とする中空筒状回転部材の鋳造装置。
  7. 請求項6記載の中空筒状回転部材の鋳造装置において、
    前記金型は、前記キャビティを形成する金型表面にディンプル加工により形成された微細凹部を備え、
    前記微細凹部は、前記開口部から離間するにつれてディンプル面積率が大きくなることを特徴とする中空筒状回転部材の鋳造装置。
  8. 請求項6又は請求項7記載の中空筒状回転部材の鋳造装置において、
    前記金型は、前記キャビティを形成する金型表面が、前記開口部から離間するにつれて熱伝導率が低くなるように形成されていることを特徴とする中空筒状回転部材の鋳造装置。
  9. 請求項6〜請求項8のいずれか1項記載の中空筒状回転部材の鋳造装置において、
    前記金型は、前記中空筒状回転部材の回転軸に対応する軸を含む分割面によって分割され、前記分割面に一端が前記キャビティに開口し他端が金型外部に通じるガス抜き通路を備えることを特徴とする中空筒状回転部材の鋳造装置。
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