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JP2016123321A - 作業工具 - Google Patents

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JP2016123321A
JP2016123321A JP2014266276A JP2014266276A JP2016123321A JP 2016123321 A JP2016123321 A JP 2016123321A JP 2014266276 A JP2014266276 A JP 2014266276A JP 2014266276 A JP2014266276 A JP 2014266276A JP 2016123321 A JP2016123321 A JP 2016123321A
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光 ▲柳▼原
光 ▲柳▼原
Hikaru Yanagihara
丹羽 顕司
Kenji Niwa
顕司 丹羽
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

【課題】樹木の高所にある枝など離れたところにある被切断部材を効率良く切断可能な作業工具を提供する。【解決手段】作業工具は、長尺状の操作棹に設けられる動力源21と、動力源からの動力を往復運動に変換する往復動変換機構と、操作棹の先端に設けられ、往復動変換機構が接続されるとともに、鋸刃8が取付け可能であり、取付けられた鋸刃を第1方向に沿って往復運動させる出力部と、往復動変換機構を収容する筐体4と、筐体に対し回動可能に取付けられて被切断部材を支持する被切断部材支持部9とを有する。被切断部材支持部は、鋸刃の駆動により、被切断部材を支持しつつ鋸刃に接近する方向に回動する。【選択図】図1

Description

本発明は、作業工具に関し、特に樹木の高所にある枝等の剪定に有用な作業工具に関する。
従来、セーバソーのような往復動する鋸刃で木材を切断する場合、木材を固定してセーバソーのベースを押し当てて切断を行うと、切断中の木材のぶれを抑えてスムーズに切断を行うことができる。
特開2010−214519号公報
しかし、樹木の高所にある枝の剪定を行う場合、枝にベースを押し当てようとすると枝は固定されていないために撓んで逃げてしまい、選定作業をスムーズに行うことが困難であった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、被切断部材を他の手段により固定せずとも円滑に切断可能な作業工具を提供しようとするものである。
本発明の作業工具は、長尺状の操作棹に設けられる動力源と、前記動力源からの動力を往復運動に変換する往復動変換機構と、前記操作棹の先端に設けられ、前記往復動変換機構が接続されるとともに、鋸刃が取付け可能であり、取付けられた前記鋸刃を第1方向に沿って往復運動させる出力部と、前記往復動変換機構を収容する筐体と、前記筐体に対し回動可能に取付けられて被切断部材を支持する被切断部材支持部と、を有することを特徴とする。
上記構成により、鋸刃により被切断部材を切断するとき、被切断部材支持部は被切断部材を保持しつつ鋸刃に接近する方向に回動する。この被切断部材支持部の動作により、被切断部材は被切断部材支持部に押し付けられて被切断部材支持部から逃れないので、被切断部材の切断作業を効率良く行うことができる。
好ましくは、前記被切断部材支持部は、前記鋸刃の駆動により、前記被切断部材を支持しつつ前記鋸刃に接近する方向に回動力が加わるように構成されている。
好ましくは、前記被切断部材支持部は、前記筐体に回動可動に軸支される軸支部と、前記軸支部と接続されて前記第1方向に沿って延びる第2アーム部と、前記第2アーム部から前記鋸刃側に延びる第3アーム部と、を有することを特徴とする。
好ましくは、前記被切断部材支持部は、更に、前記軸支部から離間して延びて先端部で前記第2アーム部と接続する第1アーム部を有する。
好ましくは、前記被切断部材支持部の前記筐体に対する回動範囲を規制する回動規制部を更に有し、前記第1アーム部、第2アーム部、及び第3アーム部はそれぞれ少なくとも一対設けられ、切断作業中は前記回動規制部により、前記鋸刃は前記一対の第3アーム部の間の空間を往復運動可能となり、前記第1アーム部は前記軸支部より前記鋸刃に向けて延びると共に、前記第2アーム部及び前記第3アーム部により前記被切断部材は支持され、前記被切断部材の前記第3アーム部への当接により、前記第2アーム部は前記軸支部を中心に前記鋸刃に接近する方向に回動するように構成されている。
上記構成により、例えば樹木の高所にある枝を被切断部材として切断するとき、回動規制部により筐体に対する被切断部材支持部の回動範囲が規制されているため、第2アーム部は、被切断部材をその下方から案内して、第2アーム部の先端から第3アーム部との連結部までの第2アーム部と第3アーム部とで画定される空間を利用して被切断部材を保持する。次に、鋸刃を駆動させると、鋸刃が一対の第3アーム部の間の空間を往復運動するので、鋸刃は筐体に向けて引かれるときに被切断部材を切削する。
このとき、鋸刃は被切断部材を切削しつつ被切断部材を第3アーム部に押し付けるので、この押付力により被切断部材は被切断部材支持部に固定される。また、被切断部材支持部の向きによっては、被切断部材の自重により第3アーム部を押付ける力が作用する。さらに、第1アーム部が軸支部から鋸刃に向かうように延びているため、被切断部材は軸支部よりも鋸刃に近い部位に位置する。従って、被切断部材及び軸支部の位置関係と上記の力とに起因して、軸支部を中心に第3アーム部を筐体に接近させる方向に回転させるトルクが生じる。このトルクにより、第2アーム部も軸支部を中心に鋸刃に接近する方向に回動する。第2アーム部の回動により、被切断部材は被切断部材支持部により支持された状態を維持して鋸刃に接近する方向に移動するので、鋸刃による被切断部材の切断作業は継続される。
鋸刃が筐体に向けて引かれて被切断部材を切削する毎に被切断部材支持部は切断部材を支持したまま鋸刃に接近する方向に回動される。従って、被切断部材は被切断部材支持部から外れずに切断され、鋸刃は切断作業を終えることができる。
好ましくは、前記回動規制部は、前記一対の第3アーム部のそれぞれの先端部を接続するように延びる第4アーム部である。
好ましくは、前記回動規制部は、前記筐体と前記被切断部材支持部との間に設けられ、前記被切断部材支持部を前記筐体に向けて付勢する付勢部材を含む。
好ましくは、前記回動規制部は、前記筐体及び前記軸支部の少なくとも一方に設けられて前記軸支部の回動を規制する係止部を含む。
好ましくは、前記一対の第1アーム部は、互いに略平行に延びる。
好ましくは、前記一対の第2アーム部は、互いに略平行に延びる。
好ましくは、前記一対の第3アーム部は、互いに略平行に延びる。
上記構成により、被切断部材が離れた場所にあるときに、鋸刃に対する切断箇所の位置決めを容易に行うことができる。
好ましくは、前記操作棹の内部に配置され、前記動力源と前記往復動変換機構との間に設けられて前記動力源からの動力により回転駆動される駆動軸を更に有し、前記往復動変換機構は、前記駆動軸の回転を往復運動に変換する。
上記構成により、ユーザの手の届かない離れた場所に位置する被切断部材を、被切断部材支持部にて保持しつつ切断することができる。
本発明の作業工具は、動力源と、前記動力源からの動力を往復運動に変換する往復動変換機構と、前記往復動変換機構が接続されるとともに、鋸刃が取付け可能であり、取付けられた前記鋸刃を第1方向に沿って往復運動させる出力部と、前記往復動変換機構を収容する筐体と、前記筐体に対し回動可能に取付けられて被切断部材を支持する被切断部材支持部と、を有し、前記被切断部材支持部は、前記筐体に回動可動に軸支される軸支部と、前記軸支部と接続されて前記第1方向に沿って延びる第2アーム部と、前記第2アーム部から前記鋸刃側に延びる第3アーム部と、を有することを特徴とする。
本発明の作業工具によれば、被切断部材を治具や補助具等により固定しなくても鋸刃により切断することが可能となる。
本発明の実施の形態としてのポールセーバソーの外観を示す側面図である。 図1に示す作業工具の鋸刃、筐体及び支持部の外観を示す側面図である。 筐体に取り付けられた支持部の斜視図である。 筐体に取り付けられた支持部の側面図である。 図1に示すセーバソーによる切断作業を開始するときの状態を示す側面図である。 図1に示すセーバソーにより切断部材を切断しているときの状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施例を、添付図面を参照して説明する。
図1に本発明の実施の形態であるポールセーバソー1を示す。ポールセーバソー1は、動力源を収容する本体ハウジング2と、ハンドル31を有する操作棹3と、ブレード8が装着されるギアハウジング4とにより構成される。以下の説明において、本体ハウジング2に対して操作棹3が延びる方向を前方向とし、反対方向を後方向とする。また、操作棹3に対してハンドル31が延びる方向を上方向とし、反対方向を下方向とする。更に、図1において後方向からポールセーバソー1をみた場合の右を右方向とし、反対方向を左方向とする。
本体ハウジング2は、動力源としての内燃エンジン又はモータ21と、動力源を駆動して動力を発生させるために必要な部品とを有している。
操作棹3は、前後方向に延びる長尺な筒状部材であり、本体ハウジング2の前側に接続され、1〜4m程度の前後方向の長さを有する。また、操作棹3は、ハンドル31と、ユーザによって把持されるグリップ32と、を備え、内部には駆動軸33が収容されている。
グリップ32は、操作棹3の本体ハウジング2に近い部位に設けられ、スイッチ34を備えている。スイッチ34によりポールセーバソー1の駆動のオン・オフを切り替えることができる。
ハンドル31は、グリップ32よりギアハウジング4に近い部位に設けられている。グリップ32やハンドル31をユーザが把持することで、ポールセーバソー1を所望の位置に運搬したり、又は所望の姿勢に保持して切断作業を行うことができる。
駆動軸33は、本体ハウジング2からギアハウジング4まで操作棹3の内部を挿通して延びている。駆動軸33は、後端部が内燃エンジン21に機械的に接続されるため、内燃エンジン21からの動力によって長手方向を回転軸として回転される。
ギアハウジング4は、筐体として操作棹3の前端部に取り付けられ、鋸刃としてのブレードを駆動するために、操作棹3に近い後端側の内部に、往復動変換機構5とプランジャ6とを収容する。
往復動変換機構5は、ギアハウジング4内部下方に配置され、駆動伝達軸51及びレシプロプレート52を備えている。
駆動伝達軸51は、駆動軸33と略平行に前後方向に延び、駆動軸34の前方且つ下方に位置する。また、駆動伝達軸51は、ブレードホルダに支持されたボールベアリング4B及びボールベアリング4Cに回転可能に支承されている。さらに、駆動伝達軸51は、駆動伝達ギヤ51Aと傾斜軸51Bとを備えている。
駆動伝達ギヤ51Aは、駆動伝達軸51の後部に同軸固定されており、駆動軸33のピニオン33Aと噛合している。駆動軸34の回転力はピニオン34A及び駆動伝達ギヤ51Aを介して駆動伝達軸51に伝達される。
傾斜軸51Bは、駆動伝達軸51上に、駆動伝達軸51の軸心に対して傾斜軸51Bの軸心が傾斜した状態で設けられている。傾斜軸51Bは、駆動伝達軸51の軸心を中心として駆動伝達軸51と供回りする構成となっている。
レシプロプレート52は、傾斜軸51Bに当接する2個のボールベアリング5Aを介して傾斜軸51Bに回転自在に取り付けられており、傾斜軸51Bの軸心に対して直角な方向に延びる揺動腕部52Aを備えている。揺動腕部52Aの先端部はプランジャ6と接続されている。
プランジャ6は、出力部として、前後方向に延びる略円筒形状をなし、駆動軸33の前方且つ上方に位置して、駆動軸33と略平行に配置されている。また、プランジャ6は、ギヤハウジング4にメタル軸受4Dを介して第1方向としての前後方向に往復摺動可能に支持されている。さらに、プランジャ6には、挿通孔6a及びブレード取付部61が形成されている。
挿通孔6aは、プランジャ6の後部下側に底面視において略円形状に形成されており、レシプロプレート52の揺動腕部52Aの一部が挿通している。揺動腕部52Aの一部が挿通した状態において、プランジャ6後部を左右に貫通するコネクタピン6Aによって揺動腕部52Aの先端部はプランジャ6に回動可能に接続されている。
ブレード取付部61は、プランジャ6の前端部に形成されている。
ブレードホルダ7は、ブレード取付部61に締結部材7Aによって固定されており、係止ピン(図示せず)と、ノブ71と、ホルダケース72とを備えている。ホルダケース72は、ブレード取付部61全体を覆うように形成されている。
ブレード取付部61とブレードホルダ7とにより着脱機構が構成され、鋸刃としてのブレード8を、ギアハウジングの前側に設けられた開口からプランジャ6に着脱可能に固定する。
ブレード8は、前後方向に延び、前部下端部には、被切断材を切断するための歯部8Aを備えている。ブレード8の厚みは0.9〜1.6mm程度である。
また、図2及び図3に示すように、ギアハウジング4の下方には、枝などの被切断部材をブレード8に対して案内するガイドフレーム9が、被切断部材支持部としてギアハウジング4に対し可動に設けられている。
ギアハウジング4の下方には、ガイドフレームを取り付けるためのベース部材10がボルト13によってギアハウジング4に対し固定される。
ベース部材10の前端部近傍の下方には、前後方向と略直交する第1方向に互いに対向する1対の取付片11、11が設けられている。取付片11、11の各々には、ガイドフレーム9を回動自在に支持する受部12が設けられている。1対の取付片11、11の受部12、12は、互いに第1の距離Lを隔て位置する。ベース部材10における受部12、12の位置は、ベース部材10がギアハウジング4に装着されたときに、底面視でブレード8の両側に配置されるような位置となっている。
ガイドフレーム9は、図3及び図4に示すように、1対の第1アーム部91、91と、1対の第2アーム部92、92と、1対の第3アーム部93、93と、第4アーム部94とからなる。
1対の第1アーム部91は、それぞれ、長さLを有し、一端部に、ベース部材10の受部12を中心に回動自在に軸支される軸支部91Aを有している。また、1対の第1アーム部91は、互いに略平行に延びる。長さLは、軸支部91Aとブレード8の歯部8Aとの距離よりも短く設けられている。
1対の第2アーム部92は、それぞれ、第1アーム部91の先端部としての他端部91Bから、第1アーム部91と交差する方向に互いに略平行に延び、長さLを有する。第1アーム部91の他端部91Bには、第2アーム部92の一端部が一体的に連結される。なお、第1アーム部91と第2アーム部92とのなす角は、直角に限られず、適宜の角度で良い。
第3アーム部93は、それぞれ、長さLを有し、第2アーム部92において第1アーム部91との連結部91Bから第2距離L(但し、L<L)の部位92A(第3アーム部93の基端部)から、第2アーム部92に対して第1アーム部91の軸支部91Aがある側とは反対側において第2アーム部92から離れる方向に延びている。なお、第2アーム部92と第3アーム部93とのなす角は、直角に限られず、適宜の角度で良い。
さらに、第3アーム部93、93の先端93A,93Aの間は、第4アーム部94によって接続されている。第4アーム部94は、回動規制部として、ブレード8の背側に位置するため、ガイドフレーム9が、ブレード8の歯部8Aに対して所定の角度を超えて離れることを防ぐ。すなわち、第4アーム部94によって、ギアハウジング4に対するガイドフレーム9の回動範囲が規制される。
第2アーム部92の長さLは、第3アーム部93の部位92Aから先端部92Bまでの部分と、第3アーム部93とで、被切断部材を支持可能とする長さとなっている。
また、第3アーム部93の長さLは、ガイドフレーム9がベース部材10に取り付けられたときに、1対の第3アーム部93の間に形成される空間を、ギアハウジング4に装着されたブレード8が被切断部材を切断しつつ挿通可能とするような長さに設定されている。
上記構成のガイドフレーム9の軸支部91Aが、ベース部材10の受部12に装着されることにより、ガイドフレーム9は、各取付片11の受部12をつなぐ仮想線Xを回動軸としてギアハウジング4に対し回動可能となる。従って、ガイドフレーム9により、被切断部材をブレード8に対して支持させるとともに、被切断部材をブレード8に接近させることができる。
次に、ポールセーバソー1の動作について説明する。
ポールセーバソー1により、例えば、樹木の高所の枝を被切断部材Wとして切断するとき、図5に示すように、最初にグリップ32及びハンドル31を操作して、ガイドフレーム9の、先端部92Bから基端部92Aまでの第2アーム部92と、第3アーム部93とによって画定される空間Aで被切断部材Wを捉える。
次に、スイッチ34を運転位置に切替えると、内燃エンジン21からの動力により駆動軸33が回転する。駆動軸33が回転すると、ピニオン33A及び駆動伝達ギヤ51Aを介して駆動伝達軸51が回転駆動され、傾斜軸51Bが駆動伝達軸51の軸心を中心として回転する。このため、レシプロプレート52は、駆動伝達軸51が半回転する毎に前後方向に揺動し、揺動腕部52Aは前後方向に往復運動を行う。この動作に伴い、揺動腕部52Aに接続されたプランジャ6と、プランジャ6に取り付けられたブレード8も、前後方向に往復駆動される。ブレード8が往復駆動することによって切断作業が可能となる。
図5に示すように、被切断部材Wがガイドフレーム9によって捉えられているとき、セーバソー1の筐体4を被切断部材Wに向けて押し付けると、被切断部材Wは第3アーム部93に接触して押し付けられることとなり、ガイドフレーム9によって支持される。このとき、被切断部材Wから第3アーム部93との接触点を介して第3アーム部93に対し力Fが作用する。また、ブレード8はギアハウジング4に向けて戻るときに被切断部材Wを切断するので、被切断部材Wは第3アーム部93にさらに押し付けられる。これにより、第3アーム部93に作用する力Fはより大きくなる。力Fは、作用点が被切断部材と第3アーム部との接触点であり、その方向は、第1アーム部91があるために、ガイドフレーム9の軸支部91Aよりも上方を通過するので、力Fによりガイドフレーム9の軸支部91Aを回動中心とするトルクTが発生する。このトルクTにより、ガイドフレーム9は、被切断部材Wを支持したまま、軸支部91Aを中心に回動して、図5の矢印Aに示すように、ブレード8の歯部8Aに接近する方向に回動される。従って、ブレード8は、被切断部材Wの切断作業を継続することが可能となる。
上述の如く、セーバソー1を被切断部材Wに向けて押し付ける力に加えて、ブレード8がギアハウジング4に向けて戻りながら被切断部材Wを切断する度に、ガイドフレーム9には軸支部91Aを回動中心とするトルクTが作用する。そして、このトルクTにより、図6の矢印Bに示すように、ガイドフレーム9はブレード8の歯部8Aに接近する方向に回動する。この動作は、被切断部材が完全に切断されるまで繰り返され、ガイドフレーム9のギアハウジング4に対する回動は進行する。故に、被切断部材Wを他の機械的な手段を用いて支持や固定をしなくても、ポールセーバソー1は、被切断部材Wをガイドフレーム9によって保持して往復動するブレード8から逃すこと無く切断作業を行うことができる。
また、ガイドフレーム9は、ベース部材10を既存のボルト13を利用してギアハウジング4に取り付けることで、ギアハウジング4に装着することができる。従って、既存のポールセーバソーに対してガイドフレーム9を取り付けるだけで、樹木の高所にある枝の選定作業を効率良く行うことができる。
さらに、第4アーム部94がガイドフレーム9に設けられてガイドフレーム9のブレード8に対する回動範囲が制限されていることにより、切断作業の開始前において、被切断部材と直接接触して支持する第2アーム部92及び第3アーム部93を、ブレード8に接近して配置することができる。従って、ガイドフレーム9が被切断部材を指示した後で、速やかにブレード8による切断作業を開始することができる。
また、アーム部91、92、93の各々は、ブレードを挟んで少なくとも対に設けられていることから、保持範囲が幅方向に広くなり、被切断部材に対して切り曲りが少なく安定して切断することが可能である。また、対をなすアーム部91、92、93の各々は、互いに略平行に設けられているので、被切断部材がセーバソーを操作するユーザから離れた場所に位置する場合、ガイドフレームへの被切断部材を案内するときの操作性が改善される。
更に、ギアハウジングが操作棹により本体ハウジングから離間して構成されている場合、被切断部材として樹木の高所にある枝を剪定するときに、被切断部材を他の手段にて固定保持せずとも切断作業を効率良く行うことができる。
なお、上記実施の形態では、回動規制部として第4アーム部94を設けたが、他の実施の形態では、ガイドフレーム9の第4アーム部94の替わりに、受部12、12に相対的な角度位置を規制する係止片を設け、ブレード8の歯部8Aに対して離れる方向における、ガイドフレーム9の第2アーム部の所定角度範囲を超えた回動を規制してもよい。また、ギアハウジング4の取付片11とガイドフレーム9の軸支部91A近傍の部位との間に、弦巻バネを付勢手段として架設してもよい。弦巻バネは、ガイドフレーム9をブレード8の歯部8Aから離れる方向に付勢する。従って、ガイドフレーム9をブレード8の歯部8Aから離れる方向に付勢することで、ガイドフレーム9が被切断部材を支持したときに被切断部材に対して所定の圧力で接触させることができ、切断作業を円滑に開始することができる。なお、付勢手段としては弦巻バネに限定されず、ガイドフレーム9のブレード8に対する回動範囲を規制しながらも、ガイドフレーム9をブレード8に対しから離れる方向に付勢する適宜の部材を用いることができる。
さらなる実施の形態では、回動規制部として、ギアハウジング4の取付片11及びガイドフレーム9の軸支部91A近傍の部位の少なくとも一方に、取付片11に対するガイドフレーム9の軸支部91Aの回動を規制する係止部を設けても良い。この場合、ガイドフレーム9のギアハウジング4に対する所定の回動範囲を超えた回動を防止することができる。
これらの実施の形態で回動部として付勢手段や係止部を設けることで、ポールセーバソー1を誤って操作したときに、第4のアーム部94が往復動するブレード8の背に接触するのを回避でき、ガイドフレーム9の損傷を防止することができる。
また、他端部91Bにて第1アーム部と第2アーム部とがなす角、第2アーム部に対して第3アーム部のなす角度は直角に限らず、各アーム部の長さも図示する例に限定されない。いずれも、切断作業中にガイドフレーム9をブレード8に向けて接近する方向に回動させるトルクを発生させる角度や長さであれば、適宜の角度や長さとすることができる。
なお、上記実施の形態では、作業工具としてポールセーバソーについて記載したが、本発明は、長尺な操作棹の無いセーバソーにも適用できる。また、本発明は、鋸刃が往復動する適宜の作業工具に適用できる。
1 作業工具
4 筐体
5 往復動変換機構
6 出力部
8 鋸刃
9 被切断部材支持部
21 動力源

Claims (13)

  1. 長尺状の操作棹に設けられる動力源と、
    前記動力源からの動力を往復運動に変換する往復動変換機構と、
    前記操作棹の先端に設けられ、前記往復動変換機構が接続されるとともに、鋸刃が取付け可能であり、取付けられた前記鋸刃を第1方向に沿って往復運動させる出力部と、
    前記往復動変換機構を収容する筐体と、
    前記筐体に対し回動可能に取付けられて被切断部材を支持する被切断部材支持部と、
    を有することを特徴とする作業工具。
  2. 前記被切断部材支持部は、前記鋸刃の駆動により、前記被切断部材を支持しつつ前記鋸刃に接近する方向に回動力が加わるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の作業工具。
  3. 前記被切断部材支持部は、
    前記筐体に回動可動に軸支される軸支部と、
    前記軸支部と接続されて前記第1方向に沿って延びる第2アーム部と、
    前記第2アーム部から前記鋸刃側に延びる第3アーム部と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業工具。
  4. 前記被切断部材支持部は更に、
    前記軸支部から離間して延びて先端部で前記第2アーム部と接続する第1アーム部と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の作業工具。
  5. 前記被切断部材支持部の前記筐体に対する回動範囲を規制する回動規制部を更に有し、
    前記第1アーム部、第2アーム部、及び第3アーム部はそれぞれ少なくとも一対設けられ、
    切断作業中は前記回動規制部により、
    前記鋸刃は前記一対の第3アーム部の間の空間を往復運動可能となり、
    前記第1アーム部は前記軸支部より前記鋸刃に向けて延びると共に、
    前記第2アーム部及び前記第3アーム部により前記被切断部材は支持され、
    前記被切断部材の前記第3アーム部への当接により、前記第2アーム部は前記軸支部を中心に前記鋸刃に接近する方向に回動するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の作業工具。
  6. 前記回動規制部は、前記一対の第3アーム部のそれぞれの先端部を接続するように延びる第4アーム部であることを特徴とする請求項5記載の作業工具。
  7. 前記回動規制部は、前記筐体と前記被切断部材支持部との間に設けられ、前記被切断部材支持部を前記筐体に向けて付勢する付勢部材を含むことを特徴とする請求項5記載の作業工具。
  8. 前記回動規制部は、前記筐体及び前記軸支部の少なくとも一方に設けられて前記軸支部の回動を規制する係止部を含むことを特徴とする請求項5記載の作業工具。
  9. 前記一対の第1アーム部は、互いに略平行に延びることを特徴とする請求項5記載の作業工具。
  10. 前記一対の第2アーム部は、互いに略平行に延びることを特徴とする請求項5記載の作業工具。
  11. 前記一対の第3アーム部は、互いに略平行に延びることを特徴とする請求項5記載の作業工具。
  12. 前記動力源と前記往復動変換機構との間に設けられて前記動力源からの動力により回転駆動される駆動軸を更に有し、
    前記往復動変換機構は、前記駆動軸の回転を往復運動に変換することを特徴とする請求項1記載の作業工具。
  13. 動力源と、
    前記動力源からの動力を往復運動に変換する往復動変換機構と、
    前記往復動変換機構が接続されるとともに、鋸刃が取付け可能であり、取付けられた前記鋸刃を第1方向に沿って往復運動させる出力部と、
    前記往復動変換機構を収容する筐体と、
    前記筐体に対し回動可能に取付けられて被切断部材を支持する被切断部材支持部と、
    を有し、
    前記被切断部材支持部は、
    前記筐体に回動可動に軸支される軸支部と、
    前記軸支部と接続されて前記第1方向に沿って延びる第2アーム部と、
    前記第2アーム部から前記鋸刃側に延びる第3アーム部と、
    を有することを特徴とする作業工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI732901B (zh) * 2016-09-06 2021-07-11 瑞典商富世華股份有限公司 修剪工具

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