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JP2016102834A - 光アセンブリ及び光モジュール - Google Patents

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JP2016102834A
JP2016102834A JP2014239735A JP2014239735A JP2016102834A JP 2016102834 A JP2016102834 A JP 2016102834A JP 2014239735 A JP2014239735 A JP 2014239735A JP 2014239735 A JP2014239735 A JP 2014239735A JP 2016102834 A JP2016102834 A JP 2016102834A
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Ryuta Takahashi
龍太 高橋
博史 生野
Hiroshi Ikuno
博史 生野
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Abstract

【課題】小型化が可能な光アセンブリ、及びこの光アセンブリを備えた光モジュールを提供する。【解決手段】信号光を発する光源部50と、光源部50で発した信号光L1〜L4を集光する集光レンズ81と、第1及び第2の反射面822,823を有し、複数の反射面822,823における反射によって信号光L1〜L4の光路Lを変換するプリズム82とを備えたTOSA4は、集光レンズ81が信号光L1〜L4の光路Lにおけるプリズム82よりも光源部50側に配置され、集光レンズ81を透過した集束光がプリズム82を経て光ファイバに90入射する。【選択図】図6

Description

本発明は、光源部で発した信号光を光ファイバに入射させる光アセンブリ、及び光アセンブリを備えた光モジュールに関する。
従来、複数の光源から発した波長の異なる複数の光信号を結合して波長多重化する光アセンブリを備えた光モジュールに用いられるTOSA(Transmitter Optical Sub Assembly)として、LD(レーザーダイオード)を収納した複数のCANパッケージを一列に並べて配置したものが知られている(特許文献1,2参照)。
また、近年では、通信機器の高性能化に伴う高密度実装化により、光トランシーバ等の光モジュールのさらなる小型化が求められている。具体的には、例えば40〜100GbE接続に対応する光ファイバのトランシーバ規格である「QSFP+(Quad Small Form-factor Pluggable Plus)」に対応した小型の光トランシーバが求められており、特にWDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)用の小型光トランシーバが求められている。
特開2007−279507号公報 特開2008−203427号公報
しかしながら、WDM用小型光モジュール、例えばQSFP+規格に準拠したWDM用小型光モジュールに、例えば特許文献1,2に記載のTOSAを用いようとすると、所定の大きさのCANパッケージを4つ並べるスペースを要するため、TOSAを駆動するための電子部品が実装された回路基板の配置スペースが制限されてしまう。また、回路基板の面積を小さくするために配線パターンを狭い間隔で形成すると、クロストークの影響が懸念されることとなる。
そこで、本発明は、小型化が可能な光アセンブリ、及びこの光アセンブリを備えた光モジュールを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、信号光を発する光源部と、前記光源部で発した信号光を集光する集光レンズと、複数の反射面を有し、前記複数の反射面における反射によって前記信号光の光路を変換する光路変換部とを備え、前記集光レンズは、前記信号光の光路における前記光路変換部よりも前記光源部側に配置され、前記集光レンズを透過した集束光が前記光路変換部を経て光ファイバに入射する光アセンブリを提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、前記光アセンブリと、前記光アセンブリと電気的に接続される回路基板とを備えた光モジュールを提供する。
本発明によれば、光アセンブリ及び光モジュールを小型化することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る光モジュールの外観を示す斜視図である。 光モジュールのケース内部を示す斜視図である。 TOSAを示す全体斜視図である。 TOSAの分解斜視図である。 (a)は、図3のA−A線断面を示すTOSAの断面図であり、(b)は、TOSAのプリズムを示す斜視図である。 (a)は、本実施の形態に係るTOSAの構成を光源部で発した信号光の光路と共に模式的に示す模式図である。(b)は、比較例として示すTOSAの模式図である。 (a)は、本実施の形態に係るTOSAのプリズムを第1乃至第4の信号光の光束と共に示す説明図である。(b)は、比較例に係るTOSAのプリズムを第1乃至第4の信号光の光束と共に示す説明図である。(c)は、比較例に係るTOSAのプリズムを本実施の形態に係るTOSAに適用した場合の第1乃至第4の信号光の光束を示す説明図である。
(光モジュールの構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る光モジュールの外観を示す斜視図である。図2は、光モジュールのケース内部を示す斜視図である。この光モジュール1は、QSFP+規格に準拠したWDM用の小型光トランシーバである。
光モジュール1は、光モジュール1のケース10を構成する上側ケース部材11及び下側ケース部材12と、上側ケース部材11に取り付けられたラッチ機構13と、ケース10内に収容された光送受信アセンブリ100とを備える。
ケース10は、QSFP+規格に準拠した大きさで、直方体状に形成されている。ケース10の長手方向における上側ケース部材11の一端部は、図略の光コネクタが嵌合するアダプタ部110として形成され、このアダプタ部110には、送信用差し込み口111と受信用差し込み口112とが設けられている。
ラッチ機構13は、上側ケース部材11に対してスライド可能に保持されたスライド部材131と、上側ケース部材11に形成された支軸11aを回転中心として回動可能に支持された回動部材132とを有して構成されている。回動部材132は、支軸11aを回転中心として例えば90°の範囲で回動可能であり、この回動部材132の回動に伴ってスライド部材131がケース10の長手方向にスライドする。そして、回動部材132の回動動作、及びスライド部材131のスライド動作によって、光モジュール1の取付対象装置へのラッチが解除される。
(光送受信アセンブリの構成)
光送受信アセンブリ100は、4波WDM用の光送受信アセンブリであり、第1及び第2の回路基板21,22と、第1の回路基板21に接続された第1のフレキシブル基板23ならびに第2の回路基板22に接続された第2のフレキシブル基板24と、第1の回路基板21に第1のフレキシブル基板23を介して電気的に接続されたROSA(Receiving Optical Sub Assembly)3と、第2の回路基板22に第2のフレキシブル基板24を介して電気的に接続されたTOSA(Transmitter Optical Sub Assembly)4とを備えて構成されている。図2では、説明のため、第2のフレキシブル基板24を透視して、その輪郭を二点鎖線で図示している。TOSA4は、本発明に係る光アセンブリの一態様である。
第1及び第2の回路基板21,22は、例えばガラスエポキシ等からなる板状の絶縁体の表面に銅箔によって配線パターンを形成したソリッド基板であり、互いに平行に対向配置されている。第1の回路基板21と第2の回路基板22とは、図略のフレキシブル基板によって電気的に接続されている。なお、第1の回路基板21と第2の回路基板22とを例えばコネクタによって接続してもよい。
第1の回路基板21の一端部には、外部装置と着脱可能なエッジコネクタ部211が形成されている。このエッジコネクタ部211には、外部装置との電気信号の入出力のための複数の電極パッド211aが設けられている。また、第1の回路基板21には、外部装置とのインタフェース等のための図略の複数の電子部品が実装されている。受信用差し込み口112に嵌合する光コネクタに保持された光ファイバを伝搬する光信号は、ROSA3によって電気信号に変換され、第1の回路基板21に実装された電子部品で信号処理されてエッジコネクタ部211から外部装置に出力される。ROSA3には、光コネクタのフェルールを受容する円筒状の光レセプタクル3aが形成されている。
第2の回路基板22には、第1の回路基板21のエッジコネクタ部211を介して外部装置から入力された信号に基づいてTOSA4を駆動するためのドライバIC221等の電子部品が実装されている。このドライバIC221からの出力信号は、TOSA4を駆動する駆動電力として、第2のフレキシブル基板24を介してTOSA4に伝達される。第2のフレキシブル基板24は、上側ケース部材11の内面に沿って湾曲し、第2の回路基板22とTOSA4とを電気的に接続している。TOSA4には、後述する光コネクタが着脱可能に嵌合する円筒状の光レセプタクル4aが設けられている。
(TOSAの構成)
図3は、TOSA4を示す全体斜視図であり、図4は、TOSA4の分解斜視図である。また、図5(a)は、図3のA−A線断面を示すTOSA4の断面図であり、図5(b)は、TOSA4のプリズム82を示す斜視図である。
TOSA4は、光ファイバに入射する信号光を発する光源部50と、光源部50で発した信号光を集光する集光レンズ81と、複数の反射面を有し、これら複数の反射面における反射によって光源部50の信号光の光路を変換する光路変換部としてのプリズム82とを備えている。ここで、信号光とは、光ファイバを伝送媒体として送信される信号に応じて制御される光である。
より具体的には、光源部50が第1乃至第4のCANパッケージ51〜54を光源として備えている。第1乃至第4のCANパッケージ51〜54は、互いに波長が異なる光を発する。本実施の形態では、第1乃至第4のCANパッケージ51〜54が、光モジュール1の長手方向に沿って一列に並んで配置されている。ただし、第1乃至第4のCANパッケージ51〜54の配置はこれに限定されず、例えば複列に配置されていてもよい。
また、TOSA4は、第1乃至第4のCANパッケージ51〜54で発した信号光をそれぞれ平行化する第1乃至第4のコリメートレンズ61〜64と、第1乃至第4のコリメートレンズ61〜64を透過して平行化された光源部50の信号光を集光レンズ81に向かって反射する第1乃至第4のミラー71〜74と、光源部50側への反射戻り光を阻止するための光アイソレータ83とを有し、集光レンズ81が第1乃至第4のミラー71〜74で反射した光源部50の信号光を集光する。光アイソレータ83は、第1乃至第4のミラー71〜74と集光レンズ81との間に配置されている。
集光レンズ81を透過した光は、集束光としてプリズム82に入射して光路変換され、キャピラリ91に保持された光ファイバ90のコアに入射する。すなわち、集光レンズ81は、光源部50の信号光の光路におけるプリズム82よりも光源部50側に配置され、集光レンズ81を透過した集束光がプリズム82を経て光ファイバ90に入射する。
プリズム82は、図5(b)に示すように、集光レンズ81から入射する入射光の光束の直径よりも厚い所定の厚みを有する平行四辺形の板状であり、第1乃至第4のCANパッケージ51〜54のそれぞれが発する光の波長において透光性を有している。プリズム82の材質としては、特に限定されないが、石英ガラスやBK7光学ガラスを好適に用いることができる。
また、プリズム82は、集光レンズ81を透過した光が入射する入射面821と、入射面821から入射した光を内部反射する第1及び第2の反射面822,823と、第1及び第2の反射面822,823で反射した光を光ファイバ90に向かって出射する出射面824とを有している。入射面821と第1の反射面822とがなす角、及び出射面824と第2の反射面823とがなす角は、それぞれ鋭角である。
第1の反射面822は、入射面821から入射した光を第2の反射面823に向かって反射し、第2の反射面823は、第1の反射面822で反射した光を出射面824に向かって反射する。また、本実施の形態では、入射面821への入射光の光軸と出射面824からの出射光の光軸とが平行である。
また、TOSA4は、光源部50の第1乃至第4のCANパッケージ51〜54を保持する直方体状のハウジング41と、プリズム82を保持するプリズムホルダ42と、集光レンズ81を保持する円筒状のレンズホルダ43と、光アイソレータ83を保持する円筒状のアイソレータホルダ44とを有している。レンズホルダ43は、プリズムホルダ42に保持され、アイソレータホルダ44は、ハウジング41に保持されている。ハウジング41及び光レセプタクル4aは、プリズムホルダ42に結合されている。集光レンズ81は、レンズホルダ43を介してプリズムホルダ42に保持され、プリズム82の入射面821に対向している。
レンズホルダ43は、図5(a)に示すように、プリズムホルダ42の保持孔421に収容され、この保持孔421の底面421aとレンズホルダ43の軸方向端面との間には、隙間調整のためのシム45が配置されている。また、プリズムホルダ42には、プリズム82からの出射光を光レセプタクル4a側に通過させる光通過孔422が形成されている。光レセプタクル4aは、プリズムホルダ42に固定された環状部材46と、環状部材46から光ファイバ90に沿って延びる円筒部材47と、キャピラリ91を保持するスリーブ48とによって構成されている。
ハウジング41には、第1乃至第4のCANパッケージ51〜54のそれぞれの一部が挿入される第1乃至第4の凹部411〜414が形成されている。第1乃至第4のCANパッケージ51〜54は、それぞれリング状のスペーサ49を介してハウジング41に固定されている。また、ハウジング41は、第1乃至第4のコリメートレンズ61〜64、及び第1乃至第4のミラー71〜74を保持している。
第1乃至第4のCANパッケージ51〜54は、それぞれ4本の電極ピン500を有し、これらの電極ピン500が第2のフレキシブル基板24の配線パターンに接続される。第1乃至第4のCANパッケージ51〜54は、電極ピン500に供給される駆動電力によって発光する。
図6(a)は、光コネクタ92が嵌合した本実施の形態に係るTOSA4の構成を、光源部50で発した信号光の光路と共に模式的に示す模式図である。
光源部50の第1乃至第4のCANパッケージ51〜54のそれぞれは、発光素子としてLD(Laser Diode)511,521,531,541を有している。LD511,521,531,541が発する光は、互いに波長が異っている。
第1のCANパッケージ51から発した第1の信号光Lは、第1のコリメートレンズ61で拡散光から平行光(コリメート光)に変換される。第1のミラー71は、第1のコリメートレンズ61で平行光に変換された信号光Lを集光レンズ81に向かって反射する。
第2のCANパッケージ52から発した第2の信号光Lは、第2のコリメートレンズ62で拡散光から平行光に変換される。第2のミラー72は、第2のコリメートレンズ62で平行光に変換された信号光Lを集光レンズ81に向かって反射する。また、第2のミラー72は、第1のミラー71で反射された第1の信号光Lを集光レンズ81側に透過させる。すなわち、第2のミラー72は、第1の信号光Lの波長の光を透過させると共に、第2の信号光Lの波長の光を反射するダイクロイックミラーである。
第3のCANパッケージ53から発した第3の信号光Lは、第3のコリメートレンズ63で拡散光から平行光に変換され、第3のミラー73で集光レンズ81に向かって反射される。第3のミラー73は、第1及び第2のミラー71,72で反射された第1及び第2の信号光L,Lを集光レンズ81側に透過させる。第3のミラー73は、第1及び第2の信号光L,Lの波長の光を透過させると共に、第3の信号光Lの波長の光を反射するダイクロイックミラーである。
また、第4のCANパッケージ54から発した第4の信号光Lは、第4のコリメートレンズ64で拡散光から平行光に変換され、第4のミラー74で集光レンズ81に向かって反射される。第4のミラー74は、第1乃至第3のミラー71〜73で反射された第1乃至第3の信号光L〜Lを集光レンズ81側に透過させる。第4のミラー74は、第1乃至第3の信号光L〜Lの波長の光を透過させると共に、第4の信号光L4の波長の光を反射するダイクロイックミラーである。
第4のコリメートレンズ64で反射した第4の信号光L、及び第4のコリメートレンズ64を透過した第1乃至第3の信号光L〜Lは、光軸を共有し、光アイソレータ83を透過して集光レンズ81に入射する。集光レンズ81を透過した第1乃至第4の信号光L〜Lは、集束光となり、プリズム82の入射面821に入射する。入射面821からプリズム82に入射した第1乃至第4の信号光L〜Lは、プリズム82内を集束しながら進み、出射面824から出射される。すなわち、第1乃至第4の信号光L〜Lの光束の断面積は、プリズム82の出射面824において入射面821よりも小さくなる。
プリズム82の出射面824から出射した第1乃至第4の信号光L〜Lは、さらに集束しながらプリズムホルダ42の光通過孔422(図5(a)に示す)を通過し、キャピラリ91に保持された光ファイバ90のコアに入射する。この光ファイバ90に入射した光は、光コネクタ92のフェルール921に保持された光ファイバ920に入射し、受信側に送られる。これにより、光ファイバ920を信号伝送媒体とした光通信が行われる。光ファイバ90,920は、例えばシングルモード光ファイバである。
図6(b)は、比較例として示すTOSA4´の模式図である。このTOSA4´は、本実施の形態に係るTOSA4と共通する部材を有しているが、その配置が異なっている。以下の説明において、本実施の形態に係るTOSA4の各構成要素に対応するTOSA4´の構成要素については、TOSA4の各構成要素の符号に「´」(ダッシュ)を付加するものとする。
本実施の形態に係るTOSA4では、プリズム82の入射面821に集光レンズ81が対向し、集光レンズ81がプリズム82と第4のミラー74との間、より具体的にはプリズム82と光アイソレータ83との間に配置されていたが、比較例に係るTOSA4´は、集光レンズ81´がプリズム82´の出射面824´に対向し、プリズム82´と光ファイバ90との間に配置されている。
したがって、比較例に係るTOSA4´では、光源部50´から発して第1乃至第4のミラー71´〜74´で反射した第1乃至第4の信号光L´〜L´が平行光のままプリズム82´の入射面821´に入射し、第1及び第2の反射面822´,823´で反射して、出射面824´から出射される。出射面824´から出射された第1乃至第4の信号光L´〜L´は、集光レンズ81´を透過して集束光となり、光ファイバ90に入射する。
このため、比較例に係るTOSA4´では、集光レンズ81´の中心と光ファイバ90の端面との間の距離Dを、集光レンズ81´の焦点距離に等しくする必要がある。これにより、図6(a)(b)の比較から明らかなように、比較例に係るTOSA4´は、本実施の形態に係るTOSA4よりも大型化してしまう。
換言すれば、本実施の形態に係るTOSA4は、第1乃至第4の信号光L〜Lが収束しながらプリズム82を透過するため、プリズム82内の光路長を集光レンズ81の焦点距離に組み込むことができ、比較例に係るTOSA4´と比較して、光ファイバ90をプリズム82に近接して配置することができる。これにより、TOSA4の小型化が可能となる。より具体的には、第1乃至第4のミラー71〜74の並び方向に沿ったTOSA4の長手方向の寸法を短くすることができる。
また、本実施の形態に係るTOSA4は、プリズム82の入射面821と第1の反射面822とがなす角、及び出射面824と第2の反射面823とがなす角が共に45.8°以上である。これは、第1の反射面822が入射面821から入射した入射光を全反射し、第2の反射面823が第1の反射面822で反射した反射光を全反射するように配慮されたものである。このプリズム82の構成について、図7を参照して詳細に説明する。
図7(a)は、本実施の形態に係るTOSA4のプリズム82を第1乃至第4の信号光L〜Lの光束と共に示す説明図である。図7(b)は、比較例に係るTOSA4´のプリズム82´を第1乃至第4の信号光L´〜L´の光束と共に示す説明図である。また、図7(c)は、比較例に係るTOSA4´のプリズム82´を本実施の形態に係るTOSA4に適用した場合の第1乃至第4の信号光L〜Lの光束を示す説明図である。
図7(a)及び(c)では、第1乃至第4の信号光L〜Lが重畳した光の光束を符号Lで図示し、図7(b)では、第1乃至第4の信号光L´〜L´が重畳した光の光束を符号L´で図示している。また、図7(a)〜(c)では、光束L,L´の中心軸(光軸)を一点鎖線で示している。
以下の説明では、プリズム82(82´)の入射面821(821´)と第1の反射面822(822´)とによって形成されるプリズム82(82´)の1つの頂点を頂点P(P´)とし、光束L(L´)のうち、最も頂点P(P´)側からプリズム82(82´)に入射する光の光路を第1光路La(La´)とし、最も頂点P(P´)から遠い側からプリズム82(82´)に入射する光の光路を第2光路Lb(Lb´)とする。また、プリズム82(82´)の屈折率は1.5とし、第1及び第2の反射面822,823(822´,823´)における反射角が臨界角である41.8°よりも大きい場合に、光が全反射するものとする。
本実施の形態に係るTOSA4では、図7(a)に示すように、プリズム82の入射面821と第1の反射面822とがなす角θ、及び出射面824と第2の反射面823とがなす角θが共に47°である。プリズム82におけるこれらの角θ,θは、第1の反射面822及び第2の反射面823で光を全反射させる角度であり、具体的には45.8°以上であることが好ましい。また、プリズム82のサイズや光束Lの光径を考慮すると、角θ,θは、60°以下であることが好ましい。また、プリズム82の外部において、入射面821の法線A,Aに対する第1光路Laの角度φ及び第2光路Lbの角度φ(入射面821への入射角)は、共に6°である。
この場合、入射面821における第2光路Lbの屈折角(4°)を考慮すると、第2光路Lbを進む光の第1の反射面822での反射角φ(第1の反射面822の法線Aとのなす角)は、43°となる。この反射角φは、前述の臨界角(41.8°)よりも大きいので、第2光路Lbを進む光は、第1の反射面822で全反射する。なお、第1光路Laを進む光は、第2光路Lbを進む光よりも第1の反射面822での反射角が大きいので、第2光路Lbを進む光と同様に、第1の反射面822で全反射する。
また、第1の反射面822と第2の反射面823とは互いに平行であるので、第2光路Lbを進む光の第2の反射面823での反射角φ(第2の反射面823の法線Aとのなす角)は第1の反射面822での反射角φに等しい。またさらに、第1光路Laを進む光も、第2の反射面823で全反射する。これにより、光束Lは、第1の反射面822及び第2の反射面823において、その全体が全反射し、出射面824から出射される。
ここで、光束Lが光ファイバ90に入射する際に、光ファイバ90の端面への入射角が6°以上であると、光ファイバ90への入射限界を外れてしまい、光ファイバ90との結合効率が低下してしまうが、本実施の形態では、この入射角が6°以内であるので、第1乃至第4の信号光L〜Lが無駄なく光ファイバ90に入射する。
一方、比較例に係るTOSA4´では、図7(b)に示すように、プリズム82´の入射面821´と第1の反射面822´とがなす角θ´、及び出射面824´と第2の反射面823´とがなす角θ´が共に45°であり、第1光路La´及び第2光路Lb´と入射面821´とがなす角は90°である。このため、第1光路La´及び第2光路Lb´の第1及び第2反射面822´,823´における反射角は45°であり、前述の臨界角(41.8°)よりも大きいので、光束L´は、その全体が全反射して、出射面824´から出射される。ただし、出射面824´から出射された出射光は平行光であるので、プリズム82´と光ファイバ90との間に集光レンズ81´を配置する必要がある。
また、図7(c)に示すように、比較例に係るTOSA4´のプリズム82´を本実施の形態に係るTOSA4に適用した場合には、第2光路Lbの第1の反射面822´での反射角φ´、及び第2の反射面823´での反射角φ´が、共に41°となる。この角度は、前述の臨界角(41.8°)よりも小さいので、光束Lの全体が全反射することはなく、一部の光が第1の反射面822´及び第2の反射面823´から漏れ出してしまう。
このように、本実施の形態に係るTOSA4は、プリズム82の入射面821と第1の反射面822とがなす角、及び出射面824と第2の反射面823とがなす角が共に45.8°よりも大きい47°に設定されていることにより、第1の反射面822及び第2の反射面823から光が漏れ出すことなく、第1乃至第4の信号光L〜Lを全反射して出射面824から出射する。また、出射面824から出射された出射光は、無駄なく光ファイバ90に入射する。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明した実施の形態によれば、以下のような作用及び効果が得られる。
(1)集光レンズ81がプリズム82よりも光源部50側に配置されているので、集光レンズ81を透過した光が集束しながらプリズム82を透過し、光ファイバ90に入射する。これにより、TOSA4の小型化が可能となる。
(2)光源部50は、第1乃至第4のCANパッケージ51〜54が互いに波長が異なる光を発し、これらの信号光が第1乃至第4のコリメートレンズ61〜64、及び第1乃至第4のミラー71〜74によって重畳されて集光レンズ81に入射する。これにより、光波長多重通信が可能となる。
(3)光源部50の信号光の光路を変換する光路変換部としてプリズム82を用いたので、第1の反射面822と第2の反射面823との相対的な角度及び位置関係の精度を高めることができ、例えば複数個の反射鏡によって光路変換部を構成した場合に比較して、光源部50の信号光を漏れなく光ファイバ90に導入しやすくなる。
(4)プリズム82の入射面821と第1の反射面822とがなす角、及び出射面824と第2の反射面823とがなす角が共に45.8°よりも大きく、第1の反射面822が入射面821から入射した入射光を全反射し、第2の反射面823が第1の反射面822で反射した反射光を全反射するように構成されているので、光源部50の信号光が第1及び第2の反射面822,823からプリズム82の外部に漏れてしまうことがなく、より効率的に光源部50の信号光を光ファイバ90に導入することができる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]信号光を発する光源部(50)と、前記光源部(50)で発した信号光(L〜L)を集光する集光レンズ(81)と、複数の反射面(822,823)を有し、前記複数の反射面(822,823)における反射によって前記信号光(L〜L)の光路を変換する光路変換部(82)とを備え、前記集光レンズ(81)は、前記信号光(L〜L)の光路における前記光路変換部(82)よりも前記光源部(50)側に配置され、前記集光レンズ(81)を透過した集束光が前記光路変換部(82)を経て光ファイバ(90)に入射する光アセンブリ(4)。
[2]前記光源部(50)は、互いに波長が異なる光を発する複数の光源(51〜54)を有し、前記複数の光源(51〜54)で発した信号光(L〜L)をそれぞれ平行化する複数のコリメートレンズ(61〜64)、及び前記平行化された信号光(L〜L)を前記集光レンズ(81)に向かって反射する複数のミラー(71〜74)をさらに備えた、前記[1]に記載の光アセンブリ(4)。
[3]前記光路変換部(82)は、前記集光レンズ(81)を透過した光が入射する入射面(821)と、入射面(821)から入射した光を内部反射する前記複数の反射面(822,823)と、前記複数の反射面(822,823)で反射した光を前記光ファイバ(90)に向かって出射する出射面(824)とを有するプリズム(82)からなる、前記[1]又は[2]に記載の光アセンブリ(4)。
[4]前記プリズム(82)は、前記入射面(821)への入射光の光軸と前記出射面からの出射光の光軸とが平行であり、前記入射面(821)から入射した光を反射する第1の反射面(822)、及び前記第1の反射面(822)で反射した光を前記出射面(824)に向かって反射する第2の反射面(823)を有し、前記第1の反射面(822)は、前記入射面(821)から入射した光を全反射し、前記第2の反射面(823)は、前記第1の反射面(822)で反射した光を全反射する、前記[3]に記載の光アセンブリ(4)。
[5]前記プリズム(82)は、プリズムホルダ(42)に保持され、前記プリズムホルダ(42)に、前記光源部(50)を保持するハウジング(41)、及び光コネクタ(92)が着脱可能に嵌合する光レセプタクル(4a)が結合されている、前記[3]又は[4]に記載の光アセンブリ(4)。
[6]前記プリズムホルダ(42)には、前記集光レンズ(81)が前記プリズム(82)の前記入射面(821)に対向して保持されている、前記[5]に記載の光アセンブリ(4)。
[7]前記[1]乃至[6]の何れか1つに記載された光アセンブリ(4)と、前記光アセンブリ(4)と電気的に接続される回路基板(22)とを備えた光モジュール(1)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、光源部50が4つの光源(第1乃至第4のCANパッケージ51〜54)を有する場合について説明したが、これに限らず、光源部50が1つの光源のみを有していてもよい。なお、この場合には、コリメートレンズやミラーを用いなくてもよい。
また、上記実施の形態では、第1及び第2の反射面822,823が第1乃至第4の信号光L〜Lを全反射するようにプリズム82を構成した場合について説明したが、第1及び第2の反射面822,823からの光の漏れが問題とならない場合には、例えば入射面821´と第1の反射面822´とがなす角θ´、及び出射面824´と第2の反射面823´とがなす角θ´が共に45°であるプリズム82´を用いてもよい。ただし、入射面と第1の反射面とがなす角、及び出射面と第2の反射面とがなす角を45.8°よりも大きくすれば、プリズム82´を用いた場合に比較して、第1及び第2の反射面からの光の漏出が抑制される。
1…光モジュール
21…第1の回路基板
22…第2の回路基板
4a…光レセプタクル
41…ハウジング
42…プリズムホルダ
50…光源部
51〜54…第1乃至第4のCANパッケージ(光源)
61〜64…第1乃至第4のコリメートレンズ
71〜74…第1乃至第4のミラー
81…集光レンズ
82…プリズム(光路変換部)
821…入射面
822…第1の反射面
823…第2の反射面
824…出射面
90…光ファイバ
〜L…第1乃至第4の信号光

Claims (7)

  1. 信号光を発する光源部と、
    前記光源部で発した信号光を集光する集光レンズと、
    複数の反射面を有し、前記複数の反射面における反射によって前記信号光の光路を変換する光路変換部とを備え、
    前記集光レンズは、前記信号光の光路における前記光路変換部よりも前記光源部側に配置され、前記集光レンズを透過した集束光が前記光路変換部を経て光ファイバに入射する
    光アセンブリ。
  2. 前記光源部は、互いに波長が異なる光を発する複数の光源を有し、
    前記複数の光源で発した信号光をそれぞれ平行化する複数のコリメートレンズ、及び前記平行化された信号光を前記集光レンズに向かって反射する複数のミラーをさらに備えた、
    請求項1に記載の光アセンブリ。
  3. 前記光路変換部は、前記集光レンズを透過した光が入射する入射面と、入射面から入射した光を内部反射する前記複数の反射面と、前記複数の反射面で反射した光を前記光ファイバに向かって出射する出射面とを有するプリズムからなる、
    請求項1又は2に記載の光アセンブリ。
  4. 前記プリズムは、前記入射面への入射光の光軸と前記出射面からの出射光の光軸とが平行であり、前記入射面から入射した光を反射する第1の反射面、及び前記第1の反射面で反射した光を前記出射面に向かって反射する第2の反射面を有し、
    前記第1の反射面は、前記入射面から入射した光を全反射し、前記第2の反射面は、前記第1の反射面で反射した光を全反射する、
    請求項3に記載の光アセンブリ。
  5. 前記プリズムは、プリズムホルダに保持され、
    前記プリズムホルダに、前記光源部を保持するハウジング、及び光コネクタが着脱可能に嵌合する光レセプタクルが結合されている、
    請求項3又は4に記載の光アセンブリ。
  6. 前記プリズムホルダには、前記集光レンズが前記プリズムの前記入射面に対向して保持されている、
    請求項5に記載の光アセンブリ。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載された光アセンブリと、
    前記光アセンブリと電気的に接続される回路基板とを備えた
    光モジュール。
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