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JP2016090729A - 手振れ補正量算出回路 - Google Patents

手振れ補正量算出回路 Download PDF

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JP2016090729A
JP2016090729A JP2014223229A JP2014223229A JP2016090729A JP 2016090729 A JP2016090729 A JP 2016090729A JP 2014223229 A JP2014223229 A JP 2014223229A JP 2014223229 A JP2014223229 A JP 2014223229A JP 2016090729 A JP2016090729 A JP 2016090729A
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慶顕 齋藤
Yoshiaki Saito
慶顕 齋藤
克昌 長濱
Katsumasa Nagahama
克昌 長濱
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Asahi Kasei Corp
Asahi Kasei Electronics Co Ltd
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Asahi Kasei Corp
Asahi Kasei Electronics Co Ltd
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Abstract

【課題】手振れ補正制御を円滑に、また、短時間で行うための手振れ補正量算出回路を提供すること。
【解決手段】手振れ補正量算出回路10は、レンズの手振れを検出する手振れ検出部からの移動量信号から、レンズを移動させて手振れ補正を行うためのレンズ目標位置信号を算出する手振れ補正量算出回路である。ハイパスフィルタ13は、移動量信号を可変のカットオフ周波数でフィルタ処理したフィルタ処理信号を出力する。目標位置信号生成部17は、フィルタ処理信号から目標位置信号を生成する。係数変更信号生成部15は、フィルタ処理信号又は移動量信号に基づいて係数変更信号を出力する。ハイパスフィルタ13は、係数変更信号に応じてカットオフ周波数が変化する。
【選択図】図2

Description

本発明は、手振れ補正量算出回路に関し、より詳細には、カメラの手振れ補正において、検出した角速度信号又は加速度信号などの移動量信号からレンズを移動させる手振れ補正量を算出する手振れ補正量算出回路に関する。
従来から携帯電話などの市場においては、CCDやCMOSなどの固体撮像素子を有するモバイルカメラを搭載する端末が多数存在する。このようなモバイルカメラの手振れ補正機能として、ジャイロセンサなどで検出したレンズの光軸の角速度を積分して角度を算出してレンズを移動させる手振れ補正量を算出し、補正量に基づいてレンズを移動させる構成が知られている。
例えば、特許文献1は、像振れ補正機能を有する撮像装置に関するもので、角速度センサとハイパスフィルタと敏感度演算部と積分器と飽和防止制御部と制御フィルタとパルス幅変調部とモータ駆動部とレンズを駆動するモータとレンズの一位置を検出する位置検出部と減算器とを備えている。
また、特許文献2は、手振れ補正機構に関するもので、ジャイロセンサとハイパスフィルタと積分回路とを備えている。この特許文献2は、フィルタのカットオフ周波数を切り替えることにより、角速度信号の周波数の下限値及び補正光学系の基準位置への復帰速度が切り替えられる構成を備えている。
特開2014−85450号公報 特開平11−2851号公報
しかしながら、上述した従来の構成では、カメラレンズに加わる振動の種類に応じて、手振れ制御を行っていないため、手振れ補正制御を円滑に、また、短時間で行うことができないという問題があった。また、特許文献2の構成も、角速度信号が入力されるHPFのフィルタ特性を2値的に切り替える構成であるため、円滑な手振れ補正制御を行うことができないという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、手振れ補正制御を円滑に、また、短時間で行うための手振れ補正量算出回路を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、以下のような事項を特徴とする。
(1);レンズの手振れを検出する手振れ検出部からの移動量信号から、レンズを移動させて手振れ補正を行うためのレンズ目標位置信号を算出する手振れ補正量算出回路であって、前記移動量信号を可変のカットオフ周波数でフィルタ処理したフィルタ処理信号を出力するハイパスフィルタと、前記フィルタ処理信号から目標位置信号を生成する目標位置信号生成部と、前記フィルタ処理信号又は前記移動量信号に基づいて係数変更信号を出力する係数変更信号生成部と、を備え、前記ハイパスフィルタは、前記係数変更信号に応じて前記カットオフ周波数を変化させることを特徴とする。
(2);(1)において、前記係数変更信号生成部は、前記フィルタ処理信号又は前記移動量信号の大きさに応じて、前記カットオフ周波数が高域となるように係数変更信号を出力することを特徴とする。
(3);レンズの手振れを検出する手振れ検出部からの移動量信号から、レンズを移動させて手振れ補正を行うためのレンズ目標位置信号を算出する手振れ補正量算出回路であって、前記移動量信号を可変のカットオフ周波数でフィルタ処理した第1のフィルタ処理信号を出力するハイパスフィルタと、前記第1のフィルタ信号から目標位置信号を生成する目標位置信号生成部と、前記移動量信号を所定のカットオフ周波数でフィルタ処理した第2のフィルタ処理信号を出力する第2のハイパスフィルタと、前記第2のフィルタ信号に基づいて係数変更信号を出力する係数変更信号生成部と、を備え、前記ハイパスフィルタは、前記係数変更信号に応じて前記カットオフ周波数を変化させることを特徴とする。
(4);レンズの手振れを検出する手振れ検出部からの移動量信号から、レンズを移動させて手振れ補正を行うためのレンズ目標位置信号を算出する手振れ補正量算出回路であって、前記移動量信号を第1カットオフ周波数でフィルタ処理した第1のフィルタ処理信号を出力する第1のハイパスフィルタと、前記第1のフィルタ信号を可変のカットオフ周波数でフィルタ処理したフィルタ処理信号を出力するハイパスフィルタと、前記フィルタ処理信号から目標位置信号を生成する目標位置信号生成部と、前記移動量信号を第2のカットオフ周波数でフィルタ処理した第2のフィルタ処理信号を出力する第2のハイパスフィルタと、前記第2のフィルタ信号に基づいて係数変更信号を出力する係数変更信号生成部と、を備え、前記ハイパスフィルタは、前記係数変更信号に応じて前記カットオフ周波数を変化させることを特徴とする。
(5);(3)において、前記第1のカットオフ周波数と前記第2のカットオフ周波数は、同じ周波数であることを特徴とする。
(6);レンズの手振れを検出する手振れ検出部からの移動量信号から、レンズを移動させて手振れ補正を行うためのレンズ目標位置信号を算出する手振れ補正量算出回路であって、前記移動量信号を第1のカットオフ周波数でフィルタ処理した第1のフィルタ処理信号を出力する第1のハイパスフィルタと、前記第1のフィルタ信号を可変のカットオフ周波数でフィルタ処理したフィルタ処理信号を出力するハイパスフィルタと、前記フィルタ処理信号から目標位置信号を生成する目標位置信号生成部と、前記第1のフィルタ信号に基づいて係数変更信号を出力する係数変更信号生成部と、を備え、前記ハイパスフィルタは、前記係数変更信号に応じて前記カットオフ周波数を変化させることを特徴とする。
(7);(3)〜(6)のいずれかにおいて、前記係数変更信号生成部は、前記第2のフィルタ信号の大きさに応じて、前記カットオフ周波数が高域となるように係数変更信号を出力することを特徴とする。
(8);レンズの手振れを検出する手振れ検出部からの移動量信号から、レンズを移動させて手振れ補正を行うためのレンズ目標位置信号を算出する手振れ補正量算出回路であって、前記移動量信号をカットオフ周波数でフィルタ処理したフィルタ処理信号を出力するハイパスフィルタと、前記フィルタ処理信号から目標位置信号を生成する目標位置信号生成部と、前記フィルタ処理信号、前記移動量信号、又は、前記目標位置信号に基づいてリセット信号を出力するリセット信号生成部と、を備え、前記ハイパスフィルタは、前記リセット信号に応じてフィルタ処理がリセットされることを特徴とする。
(9);(8)において、前記リセット信号生成部は、前記フィルタ処理信号、前記移動量信号、又は、前記目標位置信号が所定の閾値以下となった場合に、リセット信号を出力することを特徴とする。
本発明によれば、手振れ補正制御を円滑に、また、短時間で行うための手振れ補正量算出回路を実現できる。
手振れ補正機構の全体構成図である。 本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態1を説明するための回路構成図である。 本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態2を説明するための回路構成図である。 本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態3を説明するための回路構成図である。 本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態4を説明するための回路構成図である。 本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態5を説明するための回路構成図である。 本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態6を説明するための回路構成図である。 本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態7を説明するための回路構成図である。 本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態8を説明するための回路構成図である。 本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態9を説明するための回路構成図である。 本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態10を説明するための回路構成図である。 本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態11を説明するための回路構成図である。
以下、図面を参照して本発明の各実施形態について説明する。
<手振れ補正機構>
まず、本実施形態における手振れ補正機構の全体構成について説明する。
図1は、手振れ補正機構の全体構成図である。図1に示す手振れ補正機構は、レンズ(光学要素)6と、レンズ6を駆動するVCM(Voice Coil Motor)4と、レンズ6の位置を検出して位置検出信号を出力する位置検出部(ホール素子、磁気抵抗素子など)5と、レンズ6の光軸方向とは垂直方向の移動量に関する移動量信号(例えば、角速度をジャイロセンサで検出した角速度信号、加速度を加速度センサで検出した加速度信号、角度信号、速度信号、距離信号など)を出力する手振れ検出部1と、移動量信号から手振れ補正量を算出する手振れ補正量算出回路2と、手振れ補正量と位置検出信号に基づいてVCM4へ駆動信号を出力するサーボ制御回路3とを備えている。
次に、角速度センサを用いる場合を例として説明する。
手振れが生じると、ジャイロセンサが角速度を検出して、検出した角速度に対応する角速度信号ωを出力する。角速度信号ωを積分して角度信号θを算出し、レンズ6を光軸方向に垂直な平面内において移動させるための手振れ補正量を出力する。手振れ補正量と位置検出信号に基づいてサーボ制御回路3がVCM4へ駆動信号を出力する。VCM4がレンズ6を動かして手振れ補正を行う。位置検出部1でレンズ位置を検出して、手振れ補正量と位置検出信号の差がなくなるように、サーボ制御回路3は駆動信号を出力する。以上の構成により、手振れ補正を行うことが可能となる。角度センサを用いる場合も、積分するステップがないだけで同様である。
次に、加速度センサを用いる場合を例として説明する。
手振れが生じると、加速度センサが加速度を検出して、検出した加速度に対応する加速度信号αを出力する。加速度信号αを2階積分して距離信号l(エル)を算出し、レンズを光軸方向に垂直な平面内において移動させるための手振れ補正量を出力する。手振れ補正量と位置検出信号に基づいてサーボ制御回路3がVCM4へ駆動信号を出力する。VCM4がレンズ6を動かして手振れ補正を行う。位置検出部1でレンズ位置を検出して、手振れ補正量と位置検出信号の差がなくなるように、サーボ制御回路3は駆動信号を出力する。以上の構成により、手振れ補正を行うことが可能となる。
そのほかにも、レンズの光軸方向とは垂直な平面内での動きである移動量を検出できるものであればよい。
以下、移動量信号が角速度信号である場合を例に説明する。
<本実施形態1>
図2は、本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態1を説明するための回路構成図である。
本実施形態1の手振れ補正量算出回路10は、角速度信号が入力されるDC成分除去回路11と、積分回路12と、ダイナミックハイパスフィルタ(Dynamic HPF)13と、遅延補償回路(COMP FIL)14と、飽和処理部16と、状態判定部(係数変更信号生成部)15と、目標位置信号生成部17とを備え、手振れ補正量であるレンズの目標位置信号Vtargを出力する。
つまり、本実施形態1の手振れ補正量算出回路10は、レンズの手振れを検出する手振れ検出部からの移動量信号から、レンズを移動させて手振れ補正を行うためのレンズ目標位置信号を算出する手振れ補正量算出回路である。
ハイパスフィルタ13は、移動量信号を可変のカットオフ周波数でフィルタ処理したフィルタ処理信号を出力する。また、目標位置信号生成部17は、フィルタ処理信号から目標位置信号を生成する。
また、係数変更信号生成部15は、フィルタ処理信号又は移動量信号に基づいて係数変更信号を出力する。また、ハイパスフィルタ13は、係数変更信号に応じてカットオフ周波数が変化する。
また、係数変更信号生成部15は、フィルタ処理信号又は移動量信号の大きさに応じて、カットオフ周波数が高域、及び、低域となるように係数変更信号を出力する。
DC成分除去回路11は、入力される角速度信号からDC成分を除去する信号処理を行って出力する。これは、次段の積分回路12で積分した際に、積分値である角度が張り付かないようにするための前段処理である。具体的には、ハイパスフィルタなどが挙げられる。
積分回路12は、DC成分除去回路11の出力信号を積分して、角度信号θを算出する。ダイナミックHPF13は、角度信号θを入力として、フィルタ処理を行う。ダイナミックHPF13は、フィルタ係数であるカットオフ周波数が連続的に変化するHPFである。この点は後述する。
遅延補償回路14は、ダイナミックHPF13の出力信号に対して、手振れ補正系での遅延補償の処理を行う。これによって、手振れ制御の精度を向上させる。具体的には、位相を進めるHPF回路などが挙げられる。
飽和処理部16は、遅延補償回路14の出力信号が入力され、レンズの移動範囲を制限するために、手振れ補正量にリミットをかける。これにより、レンズが光軸と垂直な平面内において張り付くようなレンズ駆動を防止することができる。具体的には、遅延補償回路14の出力信号である第1の角度信号θcompが入力されて制限をかけた、出力信号θlimを出力する。
状態判定部15では、遅延補償回路14の出力信号から状態判定を行い、その状態判定結果に基づいて前述のダイナミックHPF13のフィルタ係数が変化する。出力信号θcompからフィルタ係数変更信号Vfil_coefを出力する。この点も後述する。
目標位置信号生成部17では、飽和処理部16の出力信号θlimが入力され、θlimの角度信号を、レンズの平面移動量に変換したレンズ目標位置信号Vtargとして算出して出力する。例えば、撮像素子とレンズとの距離Aに対して、レンズの平面移動量としてA×tanθlimを算出する方法などが挙げられる。
その他、加速度信号が入力される場合は、積分回路12で2階積分して距離信号とする場合は、目標位置信号生成部17は不要としてもよく、また、積分回路12では1階積分して目標位置信号生成部17でさらにもう1階積分してレンズの平面移動量として出力する形態であってもよい。
<状態判定とフィルタ係数>
本実施形態1において、状態判定部15における、フィルタ係数変更信号Vfil_coef1は、角度信号θcompに基づいて決定される。具体的には、角度信号θcompの大きさに応じて、ダイナミックHPFのカットオフ周波数が変化するように、フィルタ係数変更信号が出力される。
下記の例が挙げられる。
1)θcomp>制限値×第1状態判定係数の場合
ダイナミックHPF13のカットオフ周波数を高域へ変更するフィルタ係数変更信号Vfil_coefを出力する。この状態判断を行う毎に、カットオフ周波数を順次高域に変更する構成であってもよく、上述の判断が行われた場合は、θcompに応じてカットオフ周波数が大きくなるような構成であってもよい。θcompが大きいケースとしては、レンズの動きが大きいケースであり、その場合はカットオフ周波数を高域に変化させることによって、低域側の信号成分をより除去することでレンズの張り付きを防ぐことができる。
2)θcomp<制限値×第2状態判定係数の場合
ダイナミックHPF13のカットオフ周波数を低域へ変更するフィルタ係数変更信号Vfil_coefを出力する。この状態判断を行う毎に、カットオフ周波数を順次低域に変更する構成であってもよく、上述の判断が行われた場合は、θcompに応じてカットオフ周波数が小さくなるような構成であってもよい。θcompが小さいケースとしては、レンズの動きが小さいケースであり、その場合はカットオフ周波数を低域に変化させることによって、低域側の信号成分をより取得することで、より広い周波数帯域の手振れ補正ができる。
上述した制限値とはレンズ移動範囲の制限値であり、状態判定係数はパラメータとして保持しており、状態判定係数は手振れ補正の効き具合によって変更することも可能である。
本実施形態1は、遅延補償した角度信号に応じて、前段のダイナミックHPFの13カットオフ周波数が変化する構成であるため、レンズの張り付を防ぎ、撮影の状態に合わせて、最適な周波数帯域幅の手振れを補正することができるため、手振れ補正制御を円滑に、また、短時間で行うことができる。
また、遅延補償した角度信号に基づいて判断を行うため、手振れ補正を行う系での時間的な遅延が補償された状態に基づいて、前段のダイナミックHPF13のカットオフ周波数が変化させることができ、手振れ補正制御を円滑に、また、短時間で行うことができる。
以上、本実施形態1は、検出した動き(移動量信号)の周波数成分の中から、移動量信号やフィルタ処理信号、目標位置信号に基づいて、手振れの状態(大きさなど)に合わせて手振れ補正に用いる周波数範囲を連続的に切り替えることができる。その結果、大きな手振れの動きの中から、レンズを備えたアクチュエータが動ける範囲の手振れ情報を、動的に取り出すことができる。
<本実施形態2>
図3は、本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態2を説明するための回路構成図である。
本実施形態2の手振れ補正算出回路20は、角速度信号が入力されるDC成分除去回路21と、積分回路22と、ダイナミックハイパスフィルタ(Dynamic HPF)23と、遅延補償回路(COMP FIL)24と、飽和処理部26と、状態判定部25と、目標位置信号生成部27とを備え、手振れ補正量であるレンズの目標位置信号Vtargを出力する。
本実施形態1とは異なり、状態判定部25は、ダイナミックHPF23の出力信号である第2の角度信号θdynを入力としてフィルタ係数変更信号を出力する形態である。以下では、本実施形態1と異なる点について説明する。
状態判定部25は、ダイナミックHPF23の出力信号であるθdynから状態判定を行い、その状態判定結果に基づいて前述のダイナミックHPF23のフィルタ係数が変化する。
<フィルタ係数変更判定>
本実施形態2において、状態判定部25における、フィルタ係数変更信号Vfil_coefは、角度信号θdynに基づいて決定される。具体的には、角度信号θdynの大きさに応じて、ダイナミックHPF23のカットオフ周波数が変化するように、フィルタ係数変更信号が出力される。
下記の例が挙げられる。
1)θdyn>制限値×第3状態判定係数Uの場合
ダイナミックHPF23のカットオフ周波数を高域へ変更するフィルタ係数変更信号Vfil_coefを出力する。この状態判断を行う毎に、カットオフ周波数を順次高域に変更する構成であってもよく、上述の判断が行われた場合は、θdynに応じてカットオフ周波数が大きくなるような構成であってもよい。θdynが大きいケースとしては、レンズの動きが大きいケースであり、その場合はカットオフ周波数を高域に変化させることによって、低域側の信号成分をより除去することでレンズの張り付きを防ぐことができる。
2)θdyn<制限値×第4状態判定係数Dの場合
ダイナミックHPF23のカットオフ周波数を低域へ変更するフィルタ係数変更信号Vfil_coefを出力する。この状態判断を行う毎に、カットオフ周波数を順次低域に変更する構成であってもよく、上述の判断が行われた場合は、θdynに応じてカットオフ周波数が小さくなるような構成であってもよい。θdynが小さいケースとしては、レンズの動きが小さいケースであり、その場合はカットオフ周波数を低域に変化させることによって、低域側の信号成分をより取得することで、より広い周波数帯域の手振れ補正ができる。
本実施形態2は、ダイナミックHPF23の角度信号に応じて、ダイナミックHPF23のカットオフ周波数が変化する構成であるため、レンズの張り付きやレンズの張り付を防ぎ、撮影の状態に合わせて、最適な周波数帯域幅の手振れを補正するなどを前段の段階で行うことができるため、手振れ補正制御を円滑に、また、短時間で行うことができる。
以上、本実施形態2は、検出した動き(移動量信号)の周波数成分の中から、移動量信号やフィルタ処理信号、目標位置信号に基づいて、手振れの状態(大きさなど)に合わせて手振れ補正に用いる周波数範囲を連続的に切り替えることができる。その結果、大きな手振れの動きの中から、レンズを備えたアクチュエータが動ける範囲の手振れ情報を、動的に取り出すことができる。
<本実施形態3>
図4は、本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態3を説明するための回路構成図である。
本実施形態3の手振れ補正算出回路30は、角速度信号が入力されるDC成分除去回路31と、積分回路32と、ダイナミックHPF33と積分回路32との間に配される第1のHPF38aと、ダイナミックハイパスフィルタ(Dynamic HPF)33と、遅延補償回路(COMP FIL)34と、飽和処理部36と、第2のHPF38bと、目標位置信号生成部37と、係数判定部(係数変更信号生成部)39とを備え、手振れ補正量であるVtargを出力する。
つまり、本実施形態3の手振れ補正算出回路30は、レンズの手振れを検出する手振れ検出部からの移動量信号から、レンズを移動させて手振れ補正を行うためのレンズ目標位置信号を算出する手振れ補正量算出回路である。
ハイパスフィルタ33は、移動量信号を可変のカットオフ周波数でフィルタ処理した第1のフィルタ処理信号を出力する。また、目標位置信号生成部37は、第1のフィルタ信号から目標位置信号を生成する。
また、第2のハイパスフィルタ38bは、移動量信号を所定のカットオフ周波数でフィルタ処理した第2のフィルタ処理信号を出力する。また、係数変更信号生成部39は、第2のフィルタ信号に基づいて係数変更信号を出力する。
また、ハイパスフィルタ33は、係数変更信号に応じてカットオフ周波数が変化する。
また、第1のハイパスフィルタ38aは、移動量信号を第1カットオフ周波数でフィルタ処理した第1のフィルタ処理信号を出力する。また、ハイパスフィルタ33は、第1のフィルタ信号を可変のカットオフ周波数でフィルタ処理したフィルタ処理信号を出力する。
また、目標位置信号生成部37は、フィルタ処理信号から目標位置信号を生成する。また、第2のハイパスフィルタ38bは、移動量信号を第2のカットオフ周波数でフィルタ処理した第2のフィルタ処理信号を出力する。
また、係数変更信号生成部39は、第2のフィルタ信号に基づいて係数変更信号を出力する。また、ハイパスフィルタ33は、係数変更信号に応じてカットオフ周波数が変化する。
また、第1のカットオフ周波数と第2のカットオフ周波数は、同じ周波数であることが好ましい。
本実施形態3では、積分回路32の出力である角度信号を入力とし、係数判定部39へ出力する第2のHPF38bと、第2のHPF38bの出力に基づいてフィルタ係数変更信号をダイナミックHPF33に出力する係数判定部39とを備えている。また、ダイナミックHPF33と積分回路32との間に配される第1のHPF38aを備えている。本実施形態1と異なる点について説明する。
係数判定部39へ出力される第2のHPF38bは、角度信号θを入力として、低周波成分の信号を除去する、フィルタ処理を行って第3の角度信号θhpfを出力する。
ダイナミックHPF33と積分回路32との間に接続される第1のHPF38aは、角度信号θを入力として、低周波成分の信号を除去する、フィルタ処理を行う。
ダイナミックHPF33は、前段にある係数判定部39へ出力される第1のHPF38aから角度信号を入力として、フィルタ処理を行う。ダイナミックHPF33は、フィルタ係数であるカットオフ周波数が連続的に変化するHPFである。この点は後述する。
係数判定部39は、前段にある係数判定部39へ出力される第2のHPF38bの出力信号から状態判定を行い、その状態判定結果に基づいて前述のダイナミックHPF33のフィルタ係数が変化するフィルタ係数変更信号を出力する。この点も後述する。
本実施形態3において、第1のHPF38aと第2のHPF38bは、同じフィルタ特性を有するHPFであることが好ましい。
<フィルタ係数変更判定>
本実施形態3において、係数判定部39におけるフィルタ係数変更信号Vfil_coefは、角度信号θhpfに基づいて決定される。具体的には、角度信号θhpfの大きさに応じて、ダイナミックHPF33のカットオフ周波数が変化するように、フィルタ係数変更信号が出力される。
下記の例が挙げられる。
1)θhpf>制限値×第5状態判定係数Uの場合
ダイナミックHPF33のカットオフ周波数を高域へ変更するフィルタ係数変更信号Vfil_coefを出力する。この状態判断を行う毎に、カットオフ周波数を順次高域に変更する構成であってもよく、上述の判断が行われた場合は、θhpfに応じてカットオフ周波数が大きくなるような構成であってもよい。θhpfが大きいケースとしては、レンズの動きが大きいケースであり、その場合はカットオフ周波数を高域に変化させることによって、低域側の信号成分をより除去することでレンズの張り付きを防ぐことができる。
2)θhpf<制限値×第6状態判定係数Dの場合
ダイナミックHPF33のカットオフ周波数を低域へ変更するフィルタ係数変更信号Vfil_coefを出力する。この状態判断を行う毎に、カットオフ周波数を順次低域に変更する構成であってもよく、上述の判断が行われた場合は、θhpfに応じてカットオフ周波数が小さくなるような構成であってもよい。θhpfが小さいケースとしては、レンズの動きが小さいケースであり、その場合はカットオフ周波数を低域に変化させることによって、低域側の信号成分をより取得することで、より広い周波数帯域の手振れ補正ができる。
本実施形態3は、第2のフィルタ処理信号に応じて、ダイナミックHPF33のカットオフ周波数が変化する構成であるため、レンズの張り付きやレンズの張り付を防ぎ、撮影の状態に合わせて、最適な周波数帯域幅の手振れを補正するなどを前段の段階で行うことができるため、手振れ補正制御を円滑に、また、短時間で行うことができる。
さらに、前述の判断に、2つの条件を加えて用いる場合もある、
3)θhpf>制限値×状態判定係数Uの場合
ダイナミックHPF33のカットオフ周波数を高域へ変更するVfil_coefを出力する。この時の、カットオフ周波数の変更量を大きい構成とする。
4)制限値×状態判定係数U≧θhpf>制限値×状態判定係数U2の場合
HPFカットオフを高域へ変更するVfil_coefを出力する。この時のカットオフ周波数の変更量は、上述の7)に比べて小さい構成とする。
5)θhpf<制限値×状態判定係数Dの場合
HPFカットオフを低域へ変更するVfil_coefを出力する。この時のカットオフ周波数の変更量は大きい構成とする。
6)制限値×状態判定係数D≦θhpf<制限値×状態判定係数D2の場合
HPFカットオフを低域へ変更するVfil_coefを出力する。この時のカットオフ周波数の変更量は小さい構成とする。
なお、上述した状態判定係数Uは状態判定係数U2よりも大きい値、状態判定係数Dは状態判定係数D2よりも小さい値をとる。
本実施形態3は、第2のHPF38bの角度信号に応じて、ダイナミックHPF33のカットオフ周波数が変化する構成であるため、レンズの張り付を防ぎ、撮影の状態に合わせて、最適な周波数帯域幅の手振れを補正するなどを前段の段階で行うことができるため、手振れ補正制御を円滑に、また、短時間で行うことができる。
また、係数判定部39において、ダイナミックHPF33のカットオフ周波数の変化率を微調整することも可能であり、より細やかな手振れ補正を実現できる。
以上、本実施形態3は、検出した動き(移動量信号)の周波数成分の中から、移動量信号やフィルタ処理信号、目標位置信号に基づいて、手振れの状態(大きさなど)に合わせて手振れ補正に用いる周波数範囲を連続的に切り替えることができる。その結果、大きな手振れの動きの中から、レンズを備えたアクチュエータが動ける範囲の手振れ情報を、動的に取り出すことができる。
<本実施形態4>
図5は、本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態4を説明するための回路構成図である。
本実施形態4の手振れ補正算出回路40は、角速度信号が入力されるDC成分除去回路41と、積分回路42と、ダイナミックHPF43と積分回路42との間に配される第1のHPF48aと、ダイナミックハイパスフィルタ(Dynamic HPF)43と、遅延補償回路(COMP FIL)44と、状態判定部(係数変更信号生成部)45と、飽和処理部46と、第2のHPF48bと、目標位置信号生成部47と、係数判定部49とを備え、手振れ補正量であるVtargを出力する。
つまり、本実施形態3の構成に、さらに、本実施形態1の構成を追加したものである。状態判定部45の第1フィルタ係数変更信号に加えて、係数判定部49の第2フィルタ係数変更信号も、ダイナミックHPF43に入力され、そのカットオフ周波数が変化する構成である。
つまり、本実施形態4の手振れ補正算出回路40は、レンズの手振れを検出する手振れ検出部からの移動量信号から、レンズを移動させて手振れ補正を行うためのレンズ目標位置信号を算出する手振れ補正量算出回路である。
第1のハイパスフィルタ48aは、移動量信号を第1のカットオフ周波数でフィルタ処理した第1のフィルタ処理信号を出力する。また、ハイパスフィルタ43は、第1のフィルタ信号を可変のカットオフ周波数でフィルタ処理したフィルタ処理信号を出力する。
また、目標位置信号生成部47は、フィルタ処理信号から目標位置信号を生成する。また、係数変更信号生成部45は、遅延補償回路の出力信号で角度信号θcompに基づいて係数変更信号を出力する係数を変える。
また、ハイパスフィルタ43は、係数変更信号に応じてカットオフ周波数が変化する。
また、係数変更信号生成部45は、第2のフィルタ信号の大きさに応じて、カットオフ周波数が高域となるように係数変更信号を出力する。
<状態判定とフィルタ係数>
状態判定部45における、フィルタ係数変更信号Vfil_coefは、角度信号θcompに基づいて決定される。具体的には、角度信号θcompの大きさに応じて、ダイナミックHPF43のカットオフ周波数が変化するように、フィルタ係数変更信号が出力される。
下記の例が挙げられる。
1)θcomp>制限値×第1状態判定係数の場合
ダイナミックHPF43のカットオフ周波数を高域へ変更するフィルタ係数変更信号Vfil_coefを出力する。この状態判断を行う毎に、カットオフ周波数を順次高域に変更する構成であってもよく、上述の判断が行われた場合は、θcompに応じてカットオフ周波数が大きくなるような構成であってもよい。θcompが大きいケースとしては、レンズの動きが大きいケースであり、その場合はカットオフ周波数を高域に変化させることによって、低域側の信号成分をより除去することでレンズの張り付きを防ぐことができる。
2)θcomp<制限値×第2状態判定係数の場合
ダイナミックHPF43のカットオフ周波数を低域へ変更するフィルタ係数変更信号Vfil_coefを出力する。この状態判断を行う毎に、カットオフ周波数を順次低域に変更する構成であってもよく、上述の判断が行われた場合は、θcompに応じてカットオフ周波数が小さくなるような構成であってもよい。θcompが小さいケースとしては、レンズの動きが小さいケースであり、その場合はカットオフ周波数を低域に変化させることによって、低域側の信号成分をより取得することで、より広い周波数帯域の手振れ補正ができる。
係数判定部49における、フィルタ係数変更信号Vfil_coefは、角度信号θhpfに基づいて決定される。具体的には、角度信号θhpfの大きさに応じて、ダイナミックHPFのカットオフ周波数が変化するように、フィルタ係数変更信号が出力される。
下記の例が挙げられる。
3)θhpf>制限値×第5状態判定係数Uの場合
ダイナミックHPF43のカットオフ周波数を高域へ変更するフィルタ係数変更信号Vfil_coefを出力する。この状態判断を行う毎に、カットオフ周波数を順次高域に変更する構成であってもよく、上述の判断が行われた場合は、θhpfに応じてカットオフ周波数が大きくなるような構成であってもよい。θhpfが大きいケースとしては、レンズの動きが大きいケースであり、その場合はカットオフ周波数を高域に変化させることによって、低域側の信号成分をより除去することでレンズの張り付きを防ぐことができる。
4)θhpf<制限値×第6状態判定係数Dの場合
ダイナミックHPF43のカットオフ周波数を低域へ変更するフィルタ係数変更信号Vfil_coefを出力する。この状態判断を行う毎に、カットオフ周波数を順次低域に変更する構成であってもよく、上述の判断が行われた場合は、θhpfに応じてカットオフ周波数が小さくなるような構成であってもよい。θhpfが小さいケースとしては、レンズの動きが小さいケースであり、その場合はカットオフ周波数を低域に変化させることによって、低域側の信号成分をより取得することで、より広い周波数帯域の手振れ補正ができる。
本実施形態4は、ダイナミックHPF43の角度信号に応じて、ダイナミックHPF43のカットオフ周波数が変化する構成であるため、レンズの張り付を防ぎ、撮影の状態に合わせて、最適な周波数帯域幅の手振れを補正するなどを前段の段階で行うことができるため、手振れ補正制御を円滑に、また、短時間で行うことができる。
さらに、前述の判断に、2つの条件を加えて用いる場合もある、
5)θhpf>制限値×状態判定係数Uの場合
ダイナミックHPF43のカットオフ周波数を高域へ変更するVfil_coefを出力する。この時の、カットオフ周波数の変更量を大きい構成とする。
6)制限値×状態判定係数U≧θhpf>制限値×状態判定係数U2の場合
HPFカットオフを高域へ変更するVfil_coefを出力する。この時のカットオフ周波数の変更量は、上述の7)に比べて小さい構成とする。
7)θhpf<制限値×状態判定係数Dの場合
HPFカットオフを低域へ変更するVfil_coefを出力する。この時のカットオフ周波数の変更量は大きい構成とする。
8)制限値×状態判定係数D≦θhpf<制限値×状態判定係数D2の場合
HPFカットオフを低域へ変更するVfil_coefを出力する。この時のカットオフ周波数の変更量は小さい構成とする。
状態判定部45からも係数判定部49からもフィルタ係数変更信号が入力されるが、両者が競合した場合に、優先順位をつける構成であってもよく、また、両者が加算されてフィルタ係数が決定される構成であってもよい。
本実施形態4は、遅延補償した角度信号と第2のHPF48bの角度信号に応じて、前段のダイナミックHPF43のカットオフ周波数が変化する構成であるため、レンズの張り付を防ぎ、撮影の状態に合わせて、最適な周波数帯域幅の手振れを補正するなどを行うことができるため、手振れ補正制御をより円滑に、また、短時間で行うことができる。
以上、本実施形態4は、検出した動き(移動量信号)の周波数成分の中から、移動量信号やフィルタ処理信号、目標位置信号に基づいて、手振れの状態(大きさなど)に合わせて手振れ補正に用いる周波数範囲を連続的に切り替えることができる。その結果、大きな手振れの動きの中から、レンズを備えたアクチュエータが動ける範囲の手振れ情報を、動的に取り出すことができる。
<本実施形態5>
図6は、本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態5を説明するための回路構成図である。
本実施形態5の手振れ補正算出回路50は、角速度信号が入力されるDC成分除去回路51と、積分回路52と、積分後の角度信号θを入力とするHPF58と、ダイナミックハイパスフィルタ(Dynamic HPF)53と、遅延補償回路(COMP FIL)54と、飽和処理部56と、目標位置信号生成部57と、係数判定部59とを備え、手振れ補正量であるVtargを出力する。
本実施形態5では、HPF58の出力信号に基づいてダイナミックHPF53のカットオフ周波数が変化する構成である。図4の本実施形態3において、第1のHPFと第2のHPFとを共用した構成である。
<実施形態6>
図7は、本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態6を説明するための回路構成図である。なお、図6と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。図中符号55は状態判定部を示している。
本実施形態6は、図6に示した本実施形態5において、本実施形態1の構成を追加して、図5に示す本実施形態4のように、2つのフィルタ係数変更信号によって、ダイナミックHPFのカットオフ周波数が変化する構成であってもよい。
以上、本実施形態5及び6は、検出した動き(移動量信号)の周波数成分の中から、移動量信号やフィルタ処理信号、目標位置信号に基づいて、手振れの状態(大きさなど)に合わせて手振れ補正に用いる周波数範囲を連続的に切り替えることができる。その結果、大きな手振れの動きの中から、レンズを備えたアクチュエータが動ける範囲の手振れ情報を、動的に取り出すことができる。
<本実施形態7>
図8は、本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態7を説明するための回路構成図である。
本実施形態7の手振れ補正量算出回路70は、角速度信号が入力されるDC成分除去回路71と、積分回路72と、ダイナミックハイパスフィルタ73と、遅延補償回路(COMP FIL)74と、飽和処理部76と、目標位置信号生成部77と、リセット判定部(リセット信号生成部)75を備え、手振れ補正量であるレンズの目標位置信号Vtargを出力する。
つまり、本実施形態7の手振れ補正量算出回路70は、レンズの手振れを検出する手振れ検出部からの移動量信号から、レンズを移動させて手振れ補正を行うためのレンズ目標位置信号を算出する手振れ補正量算出回路である。
ハイパスフィルタ73は、移動量信号をカットオフ周波数でフィルタ処理したフィルタ処理信号を出力する。また、目標位置信号生成部77は、フィルタ処理信号から目標位置信号を生成する。
また、リセット信号生成部75は、フィルタ処理信号、移動量信号、又は、目標位置信号に基づいてリセット信号を出力する。また、ハイパスフィルタ73は、リセット信号に応じてフィルタ処理がリセットされる。
また、リセット信号生成部75は、フィルタ処理信号、移動量信号、又は、目標位置信号が所定の閾値以下となった場合に、リセット信号を出力する。
DC成分除去回路71は、入力される角速度信号からDC成分を除去する信号処理を行って出力する。これは、次段の積分回路72で積分した際に、積分値である角度が張り付かないようにするための前段処理である。具体的には、ハイパスフィルタなどが挙げられる。
積分回路72は、DC成分除去回路71の出力信号を積分して、角度信号θを算出する。ダイナミックHPF73は、角度信号θを入力として、フィルタ処理を行う。ダイナミックHPF73は、フィルタ係数であるカットオフ周波数が連続的に変化するHPFである。この点は後述する。
遅延補償回路74は、ダイナミックHPF73の出力信号に対して、手振れ補正系での遅延補償の処理を行う。これによって、手振れ制御の精度を向上させる。具体的には、位相を進めるHPF回路等が挙げられる。
飽和処理76は、遅延補償回路74の出力信号が入力され、レンズの移動範囲を制限するために、手振れ補正量にリミットをかける。これにより、レンズが光軸と垂直な平面内において張り付くようなレンズ駆動を防止することができる。具体的には、遅延補償回路74の出力信号θcompが入力されて制限をかけてから手振れ補正量であるレンズ目標位置信号Vtargを出力する。
リセット判定部75では、DC成分を除去した角速度信号と、遅延補償回路74から出力される角度信号から状態判定を行い、その状態判定結果に基づいて、前段のHPF78、ダイナミックHPF73、遅延補償回路74、これらのフィルタ値のリセット行う。これによってレンズ位置が大きく変化して張り付いた際に、レンズを素早く原点に戻すことが可能となる。ここで、フィルタ値のリセットとは、デジタルフィルタの内部レジスタ値のリセットを行い、フィルタ出力を初期状態にもどすことである。
リセット判定部75としては、フィルタリセット信号RSTfil出力のために、θcompと、ωfilを用いる場合のリセット判定部がある。
リセット判定部75は、出力信号θcomp又は/及び角速度信号ωfilから、フィルタリセット信号RSTfilを出力するリセット判定部で構成される。
<状態判定とフィルタ係数>
図8のリセット判定部75における、フィルタリセット信号RSTfilは角度信号θcompと、角速度ωfilを基に判断する。
大きく角速度信号ωfilが変動した場合(ωfilが所定の係数を超えた場合)、リセット判定部は、ωfilの最大値ωmaxを保持する。
角速度信号ωfilが、ωmax/2を下回った際に、フィルタリセットRSTfilを出力し、フィルタのリセットを行う。
さらに、このフィルタリセットの判断に、ωfilが係数を越えている時間Tωoverを用いることも考えられる。ωfilがωmax/2を下回った、かつ、Tωoverが係数を越えた際に、フィルタリセットRSTfilを出力し、フィルタのリセットを行う。これは、判定に用いた係数はパラメータとして持ったものであり、手振れ補正の好みによって変更を行う。フィルタリセットRSTfilを出力した場合、もしくはωfilがある一定の値を下回った場合ωmaxはリセットされる。
これらの条件に加えて、θcompを用いる場合は、θcompが係数1を越えた後に、θcompが係数2を下回った場合、フィルタリセットRSTfilを出力し、フィルタのリセットをおこなう。この時の係数1は、係数2よりも大きな値となる。
<実施形態8>
図9は、本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態8を説明するための回路構成図である。なお、図8と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
リセット判定部75としては、フィルタリセット信号RSTfil出力のために、ωfilを用いる場合のリセット判定部がある。
<状態判定とフィルタ係数>
図9のリセット判定部75における、フィルタリセット信号RSTfilは、角速度ωfilを基に判断する。大きく角速度信号ωfilが変動した場合(ωfilが係数を超えた場合)、ωfilの最大値ωmaxを保持する。ωfilがωmax/2を下回った際にフィルタリセットRSTfilを出力し、フィルタのリセットを行う。
さらに、このフィルタリセットの判断に、ωfilが係数を越えている時間Tωoverを用いることも考えられる。ωfilがωmax/2を下回った、かつ、Tωoverが係数を越えた際に、フィルタリセットRSTfilを出力し、フィルタのリセットを行う。これは、判定に用いた係数はパラメータとして持ったものであり、手振れ補正の好みによって変更を行う。フィルタリセットRSTfilを出力した場合、もしくはωfilがある一定の値を下回った場合ωmaxはリセットされる。
<実施形態9>
図10は、本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態9を説明するための回路構成図である。なお、図8と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
リセット判定部75としては、フィルタリセット信号RSTfil出力のために、θcompのみを用いるリセット判定部がある。
<状態判定とフィルタ係数>
図10の飽和処理部76における、フィルタリセット信号RSTfilは、遅延補償回路74の出力であるθcompを基に判断する。θcompを用いる場合は、θcompが係数1を越えた後に、θcompが係数2を下回った場合、フィルタリセットRSTfilを出力し、フィルタのリセットをおこなう。この時の係数1は、係数2よりも大きな値となる。
以上、本実施形態7乃至9は、検出した動き(移動量信号)の周波数成分の中から、移動量信号やフィルタ処理信号、目標位置信号に基づいて、手振れの状態(大きさなど)に合わせてフィルタをリセットができる。その結果、大きな手振れの動きがあっても、レンズを素早く原点に戻すことが可能となる。
<本実施形態10>
図11は、本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態10を説明するための回路構成図である。
本実施形態10の手振れ補正算出回路100は、角速度信号が入力されるDC成分除去回路101と、積分回路102と、積分後の角度信号θを入力とするHPF108と、ダイナミックハイパスフィルタ(Dynamic HPF)103と、遅延補償回路(COMP FIL)104と、飽和処理部106と、目標位置信号生成部107と、係数判定部109とを備え、手振れ補正量であるVtargを出力する。
本実施形態10では、HPF108の出力信号に基づいてダイナミックHPF103のカットオフ周波数が変化する構成である。図4の本実施形態3において、ダイナミックHPFの前段のHPF38aを削除した構成である。
<本実施形態11>
図12は、本発明に係る手振れ補正量算出回路の実施形態11を説明するための回路構成図である。なお、図11と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。符号105は状態判定部、110は手振れ補正量算出回路を示している。
本実施形態11において、本実施形態1の構成を追加して、図5に示す本実施形態4のように、2つのフィルタ係数変更信号によって、ダイナミックHPFのカットオフ周波数が変化する構成であってもよい。
以上、本実施形態10及び11は、検出した動き(移動量信号)の周波数成分の中から、移動量信号やフィルタ処理信号、目標位置信号に基づいて、手振れの状態(大きさなど)に合わせてフィルタをリセットができる。その結果、大きな手振れの動きがあっても、レンズを素早く原点に戻すことが可能となる。
<変形例>
上述した各実施形態において、積分回路や目標位置信号生成部、遅延補償回路の配置は適宜行うことができる。例えば、角速度信号又は加速度信号で信号処理を行い、後段で積分回路、遅延補償回路、目標位置信号生成部でそれぞれ信号処理する形態であってもよく、また、前段で行ってもよい。また、それぞれの信号処理をバラバラに行ってもよく、順序も問わない。
また、角速度信号ではなく、加速度信号、速度信号、距離信号、角度信号等が入力されて手振れ補正量を算出する形態であってもよい。それぞれ入力される信号に応じて、積分回路や目標位置信号が必要に応じて設定される。
1 手振れ検出部
2 手振れ補正量算出回路
3 サーボ制御回路
4 VCM
5 位置検出部
6 レンズ
10,20,30,40,50,60,70,80,90,100,101 手振れ補正量算出回路
11,21,31,41,51,71,101 DC成分除去回路
12,22,32,42,52,72,102 積分回路
13,23,33,43,53,73,103 ダイナミックハイパスフィルタ
14,24,34,44,54,74,104 遅延補償回路
15,25,45,55,105 状態判定部
16,26,36,46,56,76,106 飽和処理部
17,27,37,47,57,77,107 目標位置信号生成部
38a,48a 第1のHPF
38b,48b 第2のHPF
39,49,59,109 係数判定部
58,108 HPF
75 リセット判定部

Claims (9)

  1. レンズの手振れを検出する手振れ検出部からの移動量信号から、レンズを移動させて手振れ補正を行うためのレンズ目標位置信号を算出する手振れ補正量算出回路であって、
    前記移動量信号を可変のカットオフ周波数でフィルタ処理したフィルタ処理信号を出力するハイパスフィルタと、
    前記フィルタ処理信号から目標位置信号を生成する目標位置信号生成部と、
    前記フィルタ処理信号又は前記移動量信号に基づいて係数変更信号を出力する係数変更信号生成部と、を備え、
    前記ハイパスフィルタは、前記係数変更信号に応じて前記カットオフ周波数を変化させる手振れ補正量算出回路。
  2. 前記係数変更信号生成部は、前記フィルタ処理信号又は前記移動量信号の大きさに応じて、前記カットオフ周波数が高域となるように係数変更信号を出力する請求項1に記載の手振れ補正量算出回路。
  3. レンズの手振れを検出する手振れ検出部からの移動量信号から、レンズを移動させて手振れ補正を行うためのレンズ目標位置信号を算出する手振れ補正量算出回路であって、
    前記移動量信号を可変のカットオフ周波数でフィルタ処理した第1のフィルタ処理信号を出力するハイパスフィルタと、
    前記第1のフィルタ信号から目標位置信号を生成する目標位置信号生成部と、
    前記移動量信号を所定のカットオフ周波数でフィルタ処理した第2のフィルタ処理信号を出力する第2のハイパスフィルタと、
    前記第2のフィルタ信号に基づいて係数変更信号を出力する係数変更信号生成部と、を備え、
    前記ハイパスフィルタは、前記係数変更信号に応じて前記カットオフ周波数を変化させる手振れ補正量算出回路。
  4. レンズの手振れを検出する手振れ検出部からの移動量信号から、レンズを移動させて手振れ補正を行うためのレンズ目標位置信号を算出する手振れ補正量算出回路であって、
    前記移動量信号を第1カットオフ周波数でフィルタ処理した第1のフィルタ処理信号を出力する第1のハイパスフィルタと、
    前記第1のフィルタ信号を可変のカットオフ周波数でフィルタ処理したフィルタ処理信号を出力するハイパスフィルタと、
    前記フィルタ処理信号から目標位置信号を生成する目標位置信号生成部と、
    前記移動量信号を第2のカットオフ周波数でフィルタ処理した第2のフィルタ処理信号を出力する第2のハイパスフィルタと、
    前記第2のフィルタ信号に基づいて係数変更信号を出力する係数変更信号生成部と、を備え、
    前記ハイパスフィルタは、前記係数変更信号に応じて前記カットオフ周波数を変化させる手振れ補正量算出回路。
  5. 前記第1のカットオフ周波数と前記第2のカットオフ周波数は、同じ周波数である請求項3に記載の手振れ補正量算出回路。
  6. レンズの手振れを検出する手振れ検出部からの移動量信号から、レンズを移動させて手振れ補正を行うためのレンズ目標位置信号を算出する手振れ補正量算出回路であって、
    前記移動量信号を第1のカットオフ周波数でフィルタ処理した第1のフィルタ処理信号を出力する第1のハイパスフィルタと、
    前記第1のフィルタ信号を可変のカットオフ周波数でフィルタ処理したフィルタ処理信号を出力するハイパスフィルタと、
    前記フィルタ処理信号から目標位置信号を生成する目標位置信号生成部と、
    前記第1のフィルタ信号に基づいて係数変更信号を出力する係数変更信号生成部と、を備え、
    前記ハイパスフィルタは、前記係数変更信号に応じて前記カットオフ周波数を変化させる手振れ補正量算出回路。
  7. 前記係数変更信号生成部は、前記第2のフィルタ信号の大きさに応じて、前記カットオフ周波数が高域となるように係数変更信号を出力する請求項3〜6のいずれか一項に記載の手振れ補正量算出回路。
  8. レンズの手振れを検出する手振れ検出部からの移動量信号から、レンズを移動させて手振れ補正を行うためのレンズ目標位置信号を算出する手振れ補正量算出回路であって、
    前記移動量信号をカットオフ周波数でフィルタ処理したフィルタ処理信号を出力するハイパスフィルタと、
    前記フィルタ処理信号から目標位置信号を生成する目標位置信号生成部と、
    前記フィルタ処理信号、前記移動量信号、又は、前記目標位置信号に基づいてリセット信号を出力するリセット信号生成部と、を備え、
    前記ハイパスフィルタは、前記リセット信号に応じてフィルタ処理がリセットされる手振れ補正量算出回路。
  9. 前記リセット信号生成部は、前記フィルタ処理信号、前記移動量信号、又は、前記目標位置信号が所定の閾値以下となった場合に、リセット信号を出力する請求項8に記載の手振れ補正量算出回路。
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