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JP2016076807A - 画像処理装置、撮像装置および撮像方法 - Google Patents

画像処理装置、撮像装置および撮像方法 Download PDF

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JP2016076807A JP2014205509A JP2014205509A JP2016076807A JP 2016076807 A JP2016076807 A JP 2016076807A JP 2014205509 A JP2014205509 A JP 2014205509A JP 2014205509 A JP2014205509 A JP 2014205509A JP 2016076807 A JP2016076807 A JP 2016076807A
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Abstract

【課題】赤外光を照射しながら撮影を行う場合であっても、赤外光信号を含んだ可視光に対応する画像信号から赤外光に対応する画像信号を分離する。
【解決手段】露光制御部は、露光時間を所定の第1の露光時間にする第1のフレームと第1の露光時間より長い第2の露光時間にする第2のフレームとを交互に繰り返す。赤外光照射制御部は、第1のフレームおよび第2のフレームの合計期間以下の所定の赤外光照射期間に赤外光を照射させる。画像信号取得部は、第1のフレームにおける画像信号である第1の画像信号と第2のフレームにおける画像信号である第2の画像信号とを取得する。抽出部は、第1の画像信号および第2の画像信号から単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とを抽出する。生成部は、単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とに基づいて可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号とを生成する。
【選択図】図2

Description

本技術は、画像処理装置に関する。詳しくは、カラーナイトビュー機能を有するカメラに使用される画像処理装置、撮像装置およびこれらにおける撮像方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
従来、監視カメラなどの夜間に使用するカメラにおいて可視光および赤外光に対応する画素を備え、可視光および赤外光を含む画像信号を出力する撮像素子が使用されている。この撮像素子が出力する画像信号は、可視光信号に赤外光信号が加算されており、可視光信号のみを出力する撮像素子よりも信号レベルが高くなる。そのため、夜間等の低照度環境下においても、視認性に優れた画像を得ることができる。しかし、可視光信号に赤外光信号が加算されているため、得られた画像は色再現性に劣る画像となる。そこで、可視光および赤外光を含む画像信号から可視光信号と赤外光信号とを一旦分離し、所定の比率に基づいて、これら可視光信号および赤外光信号を混合して、視認性重視または色再現性重視等の用途に合わせた画像信号を得る撮像装置が提案されている。この可視光および赤外光を含む画像信号から可視光信号と赤外光信号とを分離する方法として、画像信号の演算により分離する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−289000号公報
上述の従来技術では、4種類の画素を備えた撮像素子を使用している。この画素は、赤色光および赤外光に対応する画素(R+IR画素)と、緑色光および赤外光に対応する画素(G+IR画素)と、青色光および赤外光に対応する画素(B+IR画素)と、白色光および赤外光に対応する画素(W+IR画素)の4つである。そして、この撮像素子から出力される可視光(赤色光、緑色光、青色光および白色光)および赤外光を含む画像信号から可視光信号と赤外光信号とを分離している。これは、次に示す演算により行われる。
(R+IR+G+IR+B+IR−W+IR)/2=IR
+IR−IR=R
+IR−IR=G
+IR−IR=B
但し、IR、R、G及びBは、それぞれ赤外光信号(IR信号)、赤色光信号(R信号)、緑色光信号(G信号)および青色光信号(B信号)を表す。また、R+IRは、赤色光および赤外光からなる画像信号(R+IR信号)を表す。G+IRは、緑色光および赤外光からなる画像信号(G+IR信号)を表す。B+IRは、青色光および赤外光からなる画像信号(B+IR信号)を表す。W+IRは、白色光および赤外光からなる画像信号(W+IR信号)を表す。これらR+IR信号、G+IR信号、B+IR信号およびW+IR信号は、それぞれ、R+IR画素、G+IR画素、B+IR画素およびW+IR画素の出力信号である。このように、従来技術は、W+IR信号と他の画像信号(R+IR信号、G+IR信号およびB+IR信号)との演算により赤外光信号(IR信号)と可視光信号(R信号、G信号およびB信号)とを分離している。
しかし、この従来技術による方式は、簡単な演算により分離が可能となる反面、W+IR画素と他の画素との間の赤外光における分光特性の違いが考慮されていないため問題となる。具体的には、赤外光量が多い場合の撮影、例えば、赤外光を照射しながら撮影を行う場合において、この分光特性の違いに基づく誤差が大きくなる。このため、可視光および赤外光の分離を適正に行うことができないという問題があった。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、赤外光を照射しながら撮影を行う場合であっても、可視光および赤外光からなる画像信号から可視光および赤外光を適正に分離することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、被写体の画像信号を出力する撮像素子の露光開始から露光停止までのタイミングを制御して露光時間を所定の第1の露光時間にする第1のフレームと上記第1の露光時間より長い第2の露光時間にする第2のフレームとを交互に繰り返す露光制御部と、上記第1のフレームおよび上記第2のフレームの合計期間より短いまたは等しい所定の赤外光照射期間に赤外光を上記被写体に照射させる赤外光照射制御部と、上記第1のフレームにおける上記画像信号である第1の画像信号と上記第2のフレームにおける上記画像信号である第2の画像信号とを取得する画像信号取得部と、上記第1の画像信号および上記第2の画像信号から単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とを抽出する抽出部と、抽出された上記単位時間当たりの可視光強度と上記単位時間当たりの赤外光強度とに基づいて可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号とを生成する生成部とを備える画像処理装置である。これにより、第1の画像信号および第2の画像信号から単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とを抽出し、抽出された単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とに基づいて可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号とを生成するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第1のフレームにおける露光期間と上記赤外光照射期間とが重なる期間を第1の赤外光照射期間とし上記第2のフレームにおける露光期間と上記赤外光照射期間とが重なる期間を第2の赤外光照射期間とした際、上記第1の露光時間と上記第1の赤外光照射期間との比率と上記第2の露光時間と上記第2の赤外光照射期間との比率とが異なってもよい。これにより、第1の露光時間と第1の赤外光照射期間との比率と第2の露光時間と第2の赤外光照射期間との比率とが異なるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記可視光に対応する画像信号を輝度信号および色信号に変換する変換部と、上記赤外光に対応する画像信号により上記輝度信号と上記色信号とを補正する補正部とをさらに備えてもよい。これにより、赤外光に対応する画像信号により上記輝度信号と上記色信号とを補正する作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記被写体の画像信号は、赤色光および赤外光に対応する画像信号と緑色光および赤外光に対応する画像信号と青色光および赤外光に対応する画像信号とを備え、上記分離部は、赤外光に対応する画像信号と赤色光に対応する画像信号と緑色光に対応する画像信号と青色光に対応する画像信号とを分離してもよい。これにより、赤外光に対応する画像信号と赤色光に対応する画像信号と緑色光に対応する画像信号と青色光に対応する画像信号とが分離される作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記撮像素子は、白色光および赤外光に対応する画像信号をさらに備え、上記分離部は、赤外光に対応する画像信号と赤色光に対応する画像信号と緑色光に対応する画像信号と青色光に対応する画像信号と白色光に対応する画像信号とを分離してもよい。これにより、赤外光に対応する画像信号と赤色光に対応する画像信号と緑色光に対応する画像信号と青色光に対応する画像信号と白色光に対応する画像信号とが分離される作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、被写体の画像信号を出力する撮像素子と、上記被写体に赤外光を照射する赤外光照射部と、上記撮像素子の露光開始から露光停止までのタイミングを制御して露光時間を所定の第1の露光時間にする第1のフレームと上記第1の露光時間より長い第2の露光時間にする第2のフレームとを交互に繰り返す露光制御部と、上記第1のフレームおよび上記第2のフレームの合計期間より短いまたは等しい所定の赤外光照射期間に上記赤外光照射部に赤外光を照射させる赤外光照射制御部と、上記第1のフレームにおける上記画像信号である第1の画像信号と上記第2のフレームにおける上記画像信号である第2の画像信号とを取得する画像信号取得部と、上記第1の画像信号および上記第2の画像信号から単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とを抽出する抽出部と、抽出された上記単位時間当たりの可視光強度と上記単位時間当たりの赤外光強度とに基づいて可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号とを生成する生成部とを備える画像処理装置と、を具備する撮像装置である。これにより、第1の画像信号および第2の画像信号から単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とを抽出し、抽出された単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とに基づいて可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号とを生成するという作用をもたらす。
また、本技術の第3の側面は、被写体の画像信号を出力する撮像素子の露光開始から露光停止までのタイミングを制御して露光時間を所定の第1の露光時間にする第1のフレームと上記第1の露光時間より長い第2の露光時間にする第2のフレームとを交互に繰り返す露光制御手順と、上記第1のフレームおよび上記第2のフレームの合計期間より短いまたは等しい所定の赤外光照射期間に赤外光を上記被写体に照射させる赤外光照射制御手順と、上記第1のフレームにおける上記画像信号である第1の画像信号と上記第2のフレームにおける上記画像信号である第2の画像信号とを取得する画像信号取得手順と、上記第1の画像信号および上記第2の画像信号から単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とを抽出する抽出手順と、抽出された上記単位時間当たりの可視光強度と上記単位時間当たりの赤外光強度とに基づいて可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号とを生成する生成手順とを備える撮像方法である。これにより、第1の画像信号および第2の画像信号から単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とを抽出し、抽出された単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とに基づいて可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号とを生成するという作用をもたらす。
本技術によれば、赤外光を照射しながら撮影を行う場合であっても、可視光および赤外光からなる画像信号から可視光および赤外光を適正に分離するという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における画像処理装置110の構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における画像信号取得部120の処理を説明する図である。 本技術の第1の実施の形態におけるIR分離除去部130の構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における撮像素子200の動作を示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるフレームと露光時間の関係を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における露光時間と赤外光照射期間の関係を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における撮像処理手順の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における第1フレーム処理手順の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における分離処理手順の一例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における第2フレーム処理手順の一例を示す図である。 本技術の第2の実施の形態におけるフレームと露光時間の関係を示す図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(第1のフレームと第2のフレームの期間が同一の場合の例)
2.第2の実施の形態(第1のフレームと第2のフレームの期間が異なる場合の例)
3.変形例
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の構成例]
図1は、本技術の第1の実施の形態における撮像装置100の構成例を示す図である。この撮像装置100は、レンズ101と、画像出力部102と、赤外光照射部103と、画像処理装置110と、撮像素子200とを備える。
レンズ101は、撮像素子200に対して光学的に被写体を結像するものである。この撮像素子200は、レンズ101によって結像された光学画像を画像信号に変換し、出力する。また、この撮像素子200は、光学画像が結像される面に画像信号を生成する画素が2次元に配置されている。この画素には、前述したR+IR画素、G+IR画素、B+IR画素およびW+IR画素が含まれる。これらの画素の配置として、W+IR画素を市松模様状に配置し、その間に他の画素を配置する方式を使用することができる。撮像素子200は、A/D変換器を内蔵しており、デジタル信号に変換した画像信号を出力する。この画像信号には、前述したR+IR信号、G+IR信号、B+IR信号およびW+IR信号が含まれる。
撮像素子200は、所定のフレーム周波数に従って1画面分の画像信号を出力する。本技術の第1の実施の形態では、露光時間の短いフレーム(第1のフレーム)と長いフレーム(第2のフレーム)とを交互に繰り返している。これらのフレームの説明については後述する。
画像処理装置110は、撮像素子200から出力された画像信号を処理し、処理後の画像信号を出力するものである。また、画像処理装置110は、撮像装置100の全体の動作を制御する。画像出力部102は、画像処理装置110から出力された画像信号を撮像装置100の外部に出力するものである。赤外光照射部103は、被写体に赤外光を照射するものである。この赤外光照射部103は、画像処理装置110により制御される。
[画像処理装置の構成]
図2は、本技術の第1の実施の形態における画像処理装置110の構成例を示す図である。この画像処理装置110は、赤外光照射制御部111と、露光制御部112と、画像信号取得部120と、IR分離除去部130と、補間部114と、色信号補正部115と、YC変換部116と、補正部117とを備える。なお、画像信号取得部120については後述する。
赤外光照射制御部111は、赤外光照射部103における赤外光の照射を制御するものである。露光制御部112は、撮像素子200における露光時間を制御するものである。これら赤外光照射制御部111と露光制御部112の動作の詳細については、後述する。
IR分離除去部130は、赤外光信号を含む画像信号(R+IR信号、G+IR信号、B+IR信号およびW+IR信号)から赤外光に対応する画像信号(IR信号)を分離し除去するものである。このIR分離除去部130は、画像信号取得部120が出力した同一画素に関する2フレーム分の画像信号を処理する。そして、分離したIR信号とR信号、G信号、B信号およびW信号とを出力する。
補間部114は、IR分離除去部130により分離されたR信号、G信号、B信号およびW信号に対して、補間処理を行うものである。ここで、補間処理とは、画素位置において不足する画像信号のデータを補間し、全ての画素についてR信号、G信号、B信号およびW信号を生成する処理である。この補間処理には公知の処理方法を使用することができる。例えば、補間処理の対象となる画素において、R信号を生成する場合には、周囲にあるR画素の画像信号の平均値を当該画素のR信号とする方法を使用することができる。
色信号補正部115は、R信号、G信号およびB信号に対し、ホワイトバランス調整およびガンマ補正を行うものである。なお、ホワイトバランス調整は、白い被写体に対するR信号、G信号およびB信号が同じ信号レベルになるように調整する処理である。ガンマ補正は、R信号、G信号およびB信号をガンマ曲線に沿って補正するものである。
YC変換部116は、数値演算によりR信号、G信号、B信号およびW信号を輝度信号(Y)と色差信号(CbおよびCr)に変換するものである。この数値演算には、公知の演算式を使用することができる。例えば、次式を使用することができる。
Y =W
Cb=−0.16874×R−0.33126×G+0.50000×B
Cr= 0.50000×R−0.41869×G−0.08131×B
但し、Wは、W信号を表す。
補正部117は、IR信号により輝度信号と色差信号を補正するものである。この補正部117は、輝度信号と色差信号にIR信号を加えて、色のバランスを維持しながら輝度信号および色差信号のレベルを高くする。これにより、視認性の高い画像を提供することができる。この補正には公知の補正方法を使用することができる。例えば、次の補正式を使用して補正することができる。
Y' =Y +k1×IR
Cb'=Cb+k2×IR
Cr'=Cr+k3×IR
但し、Y'、Cb'およびCr'は、それぞれ補正後の輝度信号Y、色差信号Cbおよび色差信号Crを表す。IRはIR信号を表す。k1、k2およびk3は係数である。
図3は、本技術の第1の実施の形態における画像信号取得部120の処理を説明する図である。ここで、画像信号取得部120は、撮像素子200が出力した画像信号を取得するものである。この画像信号取得部120は、1フレーム分の画像信号を保持するフレームメモリ121を備え、撮像素子200が出力した現在のフレームの画像信号と同一画素における1フレーム前の画像信号とを出力する。なお、同図において、撮像素子200におけるフレームのライン数をN本と想定する。また、第Pラインに着目し、撮像素子200は、現在のフレームであるフレームFにおいて第Pラインの画像信号を出力しているものと想定する。また、同図のフレームF−1は、フレームFの1フレーム前のフレームを表している。すると、撮像素子200から第Pラインの画像信号が入力されると、画像信号取得部120は、このフレームFにおける第Pラインの画像信号とフレームF−1における第Pラインの画像信号とを同時に出力する。これを実現するため、画像信号取得部120は、フレームメモリ121から1フレーム前の画像信号を取り出して出力した後、現在のフレームにおける画像信号をフレームメモリ121に保持させる。なお、YC変換部116は、特許請求の範囲に記載の変換部の一例である。
図4は、本技術の第1の実施の形態におけるIR分離除去部130の構成例を示す図である。このIR分離除去部130は、分離部133と、ローパスフィルタ(LPF)131とを備える。
分離部133は、赤外光信号を含む画像信号(R+IR信号、G+IR信号、B+IR信号およびW+IR信号)から赤外光信号を含まない画像信号(R信号、G信号、B信号およびW信号)とIR信号とを分離するものである。この分離部133は、抽出部134と、画像信号生成部135とを備える。抽出部134は、赤外光信号を含む画像信号から単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とを抽出するものである。また、画像信号生成部135は、単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とからR信号、G信号、B信号、W信号およびIR信号を生成するものである。抽出部134と画像信号生成部135の詳細な説明については後述する。なお、画像信号生成部135は、特許請求の範囲に記載の生成部の一例である。
LPF131は、ノイズ除去のため、画像信号に含まれる高周波信号を低減するローパスフィルタである。このLPF131として、例えば、2次元ノイズリダクション回路を使用することができる。
[撮像素子の制御]
図5は、本技術の第1の実施の形態における撮像素子200の動作を示す図である。本技術の第1の実施の形態における撮像素子200は、CMOS型の撮像素子であり、ローリングシャッター方式で動作させる。このローリングシャッター方式は、図5に表したように、リセット、露光および読出しの一連の動作をライン毎に順番に行う方式である。また、撮像素子200は、1つのラインにおける読出しから次の読出しまでの期間が一定であり、露光開始から露光停止までのタイミングを制御することにより露光時間が設定される。これは、図5において、リセットから読出しまでのタイミングを制御することに相当し、この制御は露光制御部112が行う。具体的に説明すると、撮像素子200は、リセットのタイミングを外部から設定可能である。設定されたタイミングによりライン毎に順次リセットされ、所定の露光時間を得ることができる。露光制御部112は、このリセットタイミングの設定を変更することにより、撮像素子200の露光時間を制御する。図5は、読出しの直後にリセットが行われており、最大の露光時間が設定された場合の例を表している。なお、撮像素子200は、この露光時間経過後に、各ラインの画像データの読出しを行い、画像処理装置110に出力する。
図6は、本技術の第1の実施の形態におけるフレームと露光時間の関係を示す図である。撮像素子200は、N本のラインを有し、短い露光時間のフレームと長い露光時間のフレームを交互に繰り返している。ここで、短い露光時間を第1の露光時間、長い露光時間を第2の露光時間と称する。また、第1の露光時間が設定されたフレームを第1のフレーム、第2の露光時間が設定されたフレームを第2のフレームと称する。図6においては、フレームFおよびフレームF+2が第1のフレームに相当し、フレームF+1が第2のフレームに相当する。なお、露光制御部112は、フレームが切り替わる際に、上述したリセットタイミングの設定を書き換えて、第1の露光時間と第2の露光時間とを切り替えている。
また、第1のフレームから第2のフレームに切り替わる期間にわたって赤外光が被写体に照射される。これは、赤外光照射制御部111が赤外光照射部103を制御することにより行われる。赤外光照射制御部111による制御方法としては、例えば、次の方法を使用することができる。まず、第1のフレームの開始からの経過時間をタイマーにより計時し、赤外光照射開始タイミングとなった場合に赤外光照射部103に赤外光の照射を開始させる。その後、第2のフレームの開始からの経過時間を同様に計時し、赤外光照射停止タイミングとなった場合に赤外光照射部103に赤外光の照射を停止させる。
図7は、本技術の第1の実施の形態における露光時間と赤外光照射期間の関係を示す図である。同図におけるaは、図6における第Pラインの露光時間と赤外光照射期間の関係を表している。ここで、赤外光照射期間のうち第1の露光時間と重なる期間を第1の赤外光照射期間、第2の露光時間と重なる期間を第2の赤外光照射期間と称する。これらの期間として、例えば、第1の露光時間(Ts)を16ms、第2の露光時間(Tl)を32ms、第1の赤外光照射期間(Tis)を8ms、第2の赤外光照射期間(Til)を8msとすることができる。これらは、撮像素子200からの画像信号が飽和せず、正常な画像信号が得られる範囲で露光制御部112および赤外光照射制御部111によって設定される。なお、第1のフレームにおける画像信号を第1の画像信号、第2のフレームにおける第1の画像信号と同一ラインの画像信号を第2の画像信号と称する。
[可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号の生成]
図7におけるaにおいて、フレームFのときの画像信号つまり第1の画像信号をRs、フレームF+1のときの画像信号つまり第2の画像信号をRlとすると。RsおよびRlとTs、Tl、TisおよびTilとの間には次の関係がある。
Rs=r×Ts+ir×Tis ・・・(式1)
Rl=r×Tl+ir×Til ・・・(式2)
但し、rは単位時間当たりの可視光強度である。irは単位時間当たりの赤外光強度である。また、フレームFおよびF+1において、rおよびirがほとんど変化しないものと仮定する。TsおよびTlは既知の値であり、TisおよびTilもフレームFの開始時間に対する赤外光照射開始時間および照射期間の長さ等から算出可能な値である。したがって、上記の式1および式2を連立させてrおよびirを算出することができる。このrおよびirの算出は抽出部134により行われる。
なお、TsおよびTisの比率とTlおよびTilの比率とが異なる値になるように露光時間および赤外光照射期間を設定する必要がある。これらの比率が等しい場合には、式1および式2からrおよびirを算出することができないためである。例えば、図7におけるbに示したように、Tsを16ms、Tlを32ms、Tisを4ms、Tilを8msとした場合が該当する。そこで、このような条件となったラインは、前後のラインにおけるrおよびirの平均値を当該ラインのrおよびirとする処理(補間処理)等を行う必要がある。
次に、rおよびirから可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号を生成する。rは単位時間当たりの可視光強度であるため、rにTsまたはTlを乗算することにより可視光に対応する画像信号を生成することができる。同様に、irは単位時間当たりの赤外光強度であるため、irにTisまたはTilを乗算することにより赤外光に対応する画像信号を生成することができる。これらは、画像信号生成部135により行われる。このように、赤外光信号を含む画像信号から可視光信号に対応する画像信号を生成することにより、赤外光信号の分離を実現している。
[撮像手順]
図8は、本技術の第1の実施の形態における撮像処理手順の一例を示す図である。本技術の第1の実施の形態における撮像処理は、現在の操作対象ライン番号を示す変数Pを使用する。まず、画像処理装置110は、変数Pに1を設定する(ステップS901)。次に、画像処理装置110は、撮像素子200に第1の露光時間を設定し(ステップS902)、第1フレーム処理を実行する(ステップS910)。その結果、変数PがNでない場合には(ステップS903:No)、画像処理装置110は、再度ステップS910の処理を実行する。変数PがNになった場合には(ステップS903:Yes)、画像処理装置110は、ステップS905の処理に移行し、変数Pに1を設定する(ステップS905)。次に、画像処理装置110は、撮像素子200に第2の露光時間を設定し(ステップS906)、第2のフレーム処理を実行する(ステップS920)。その結果、変数PがNでない場合には(ステップS907:No)、画像処理装置110は、再度ステップS920の処理を実行する。変数PがNになった場合には(ステップS907:Yes)、画像処理装置110は、再度ステップS901からの処理を実行する。
図9は、本技術の第1の実施の形態における第1フレーム処理手順の一例を示す図である。まず、画像処理装置110は、変数Pに対応するラインの画像信号が撮像素子200から出力されるまで待機する(ステップS911)。画像信号が出力された場合(ステップS911:Yes)、画像信号取得部120がこれを取得し(ステップS912)、当該画像信号と1フレーム前のラインPにおける画像信号とを出力する。さらに、当該画像信号は、フレームメモリ121に保持される。次に、画像処理装置110は、分離処理(ステップS930)を実行し、画像信号から赤外光信号を分離する。次に、画像処理装置110は、変数Pをインクリメントする(ステップS913)。次に、画像処理装置110は、赤外光照射制御部111が赤外光を照射しておらず(ステップS914:No)、赤外光照射開始タイミングとなっていた場合には(ステップS915:Yes)、赤外光照射部103に赤外光の照射を開始させる(ステップS916)。その後、画像処理装置110は、第1フレーム処理を終了する。一方、すでに赤外光照射中か(ステップS914:Yes)、赤外光照射開始タイミングとなっていない場合には(ステップS915:No)、画像処理装置110は、なにもせず第1フレーム処理を終了する。
図10は、本技術の第1の実施の形態における分離処理手順の一例を示す図である。まず、画像処理装置110は、抽出部134に対して画像信号から単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とを抽出させる(ステップS931)。次に、画像処理装置110は、画像信号生成部135に対して抽出された単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とから可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号とを生成させる(ステップS932)。その後、画像処理装置110は、処理を終了する。
図11は、本技術の第1の実施の形態における第2フレーム処理手順の一例を示す図である。まず、画像処理装置110は、変数Pに対応するラインの画像信号が撮像素子200から出力されるまで待機する(ステップS921)。画像信号が出力された場合(ステップS921:Yes)、画像信号取得部120がこれを取得する(ステップS922)。次に、画像処理装置110は、分離処理を実行し(ステップS930)、画像信号から赤外光信号を分離する。次に、画像処理装置110は、変数Pをインクリメントする(ステップS923)。次に、画像処理装置110は、赤外光照射制御部111が、赤外光を照射しており(ステップS924:No)、赤外光照射停止タイミングとなっていた場合には(ステップS925:Yes)、赤外光照射部103に赤外光の照射を停止させる(ステップS926)。その後、画像処理装置110は、第2フレーム処理を終了する。一方、すでに赤外光照射停止中か(ステップS924:Yes)、赤外光照射停止タイミングとなっていない場合には(ステップS925:No)、画像処理装置110は、なにもせず第2フレーム処理を終了する。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、露光時間および赤外光照射時間の異なる画像信号の演算により、赤外光を照射しながら撮影を行う場合であっても、可視光および赤外光からなる画像信号から可視光および赤外光を適正に分離することができる。
<2.第2の実施の形態>
上述した第1の実施の形態では、1ライン当たりの動作時間が一定の撮像素子を使用していた。これに対し本技術の第2の実施の形態では、1ライン当たりの動作時間を露光時間に合わせて変更することができる撮像素子を使用する。
[撮像素子の制御]
図12は、本技術の第2の実施の形態におけるフレームと露光時間の関係を示す図である。本技術の第2の実施の形態における撮像素子200は、本技術の第1の実施の形態と同様、ローリングシャッター方式の撮像素子である。しかし、リセットから読出しまでの期間、つまり露光時間に合わせてフレームにおける1ライン当りの動作時間を変更することができる。ここで、1つのラインにおける画像信号の読出しから次の読出しまでの期間を1ライン当りの動作時間と称する。第1の露光時間は第2の露光時間より短いため、第1のフレームにおける1ライン当りの動作時間も短くなる。そのため、図12における第1のフレーム期間であるフレームFおよびF+2の期間は、第2のフレーム期間であるフレームF+1およびF+3の期間より短くなっている。なお、1ライン当りの動作時間は、撮像素子からのデータ読出し時間により制限されることとなるが、本技術の第2の実施の形態における撮像素子200は、同時に2ライン分の画像信号の読出しを行うことにより、短い動作時間を実現している。これにより、本技術の第2の実施の形態では、第2のフレームにおいて、フレーム周波数を高めることができ、画質を高めることができる。
[画像処理装置等の構成]
本技術の第2の実施の形態における画像処理装置110は、図2において説明した画像処理装置110と同様の構成にすることができる。ただし、同時に2ライン分の画像信号の処理が必要となる。そのため、例えば、画像信号取得部120は、フレームメモリ121を第1のフレーム用および第2のフレーム用の2画面分備える構成とする。そして、2ライン分の画像信号をそれぞれのフレームメモリに分けて保存しながら、当該フレームメモリから画像信号を読出して出力する構成とする。これ以外の画像処理装置110および撮像装置100の構成は、本技術の第1の実施の形態において説明した画像処理装置110および撮像装置100と同様であるため、説明を省略する。
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、1ライン当たりの動作時間を露光時間に合わせて変更することによりフレーム周波数を高め、画質を高めることができる。
<3.変形例>
[第1の変形例]
上述した第1の実施の形態では、撮像素子200として、ローリングシャッター方式の撮像素子を使用していたが、グローバルシャッター方式の撮像素子であるCCD型の撮像素子を使用してもよい。この場合、露光時間の設定は、所定の露光時間となるよう、露光制御部112が撮像素子200に対してリセット動作を実行させる信号を入力することにより行う。これ以外の画像処理装置110および撮像装置100の構成は、本技術の第1の実施の形態において説明した画像処理装置110および撮像装置100と同様であるため、説明を省略する。このように、本技術の第1の変形例によれば、CCD型の撮像素子を使用した場合であっても、可視光および赤外光からなる画像信号から可視光および赤外光を適正に分離することができる。
[第2の変形例]
上述した第1の実施の形態では、撮像素子200には、R+IR画素、G+IR画素、B+IR画素およびW+IR画素が配置されていた。これに対し、R+IR画素、G+IR画素およびB+IR画素がベイヤー配列に配置された撮像素子を撮像素子200に使用してもよい。この場合、YC変換部116における演算は、次式に基づいて行うことができる。
Y = 0.29891×R+0.58661×G+0.11448×B
Cb=−0.16874×R−0.33126×G+0.50000×B
Cr= 0.50000×R−0.41869×G−0.08131×B
また、上述した第1の実施の形態では、可視光と赤外光の両方に感度を有する撮像素子200を使用していたが、周波数の異なる電磁波の組合せ、例えば、可視光と紫外光または可視光とX線の組合せであってもよい。
これ以外の画像処理装置110および撮像装置100の構成は、本技術の第1の実施の形態において説明した画像処理装置110および撮像装置100と同様であるため、説明を省略する。
以上説明したように、本技術の実施の形態によれば、赤外光を照射しながら撮影を行う場合であっても、可視光および赤外光からなる画像信号から可視光および赤外光を適正に分離することができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)被写体の画像信号を出力する撮像素子の露光開始から露光停止までのタイミングを制御して露光時間を所定の第1の露光時間にする第1のフレームと前記第1の露光時間より長い第2の露光時間にする第2のフレームとを交互に繰り返す露光制御部と、
前記第1のフレームおよび前記第2のフレームの合計期間より短いまたは等しい所定の赤外光照射期間に赤外光を前記被写体に照射させる赤外光照射制御部と、
前記第1のフレームにおける前記画像信号である第1の画像信号と前記第2のフレームにおける前記画像信号である第2の画像信号とを取得する画像信号取得部と、
前記第1の画像信号および前記第2の画像信号から単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とを抽出する抽出部と、
抽出された前記単位時間当たりの可視光強度と前記単位時間当たりの赤外光強度とに基づいて可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号とを生成する生成部と
を備える画像処理装置。
(2)前記第1のフレームにおける露光期間と前記赤外光照射期間とが重なる期間を第1の赤外光照射期間とし前記第2のフレームにおける露光期間と前記赤外光照射期間とが重なる期間を第2の赤外光照射期間とした際、前記第1の露光時間と前記第1の赤外光照射期間との比率と前記第2の露光時間と前記第2の赤外光照射期間との比率とが異なる前記(1)に記載の画像処理装置。
(3)前記可視光に対応する画像信号を輝度信号および色信号に変換する変換部と、
前記赤外光に対応する画像信号により前記輝度信号と前記色信号とを補正する補正部と
をさらに備える前記(1)または(2)に記載の画像処理装置。
(4)前記被写体の画像信号は、赤色光および赤外光に対応する画像信号と緑色光および赤外光に対応する画像信号と青色光および赤外光に対応する画像信号とを備え、
前記分離部は、赤外光に対応する画像信号と赤色光に対応する画像信号と緑色光に対応する画像信号と青色光に対応する画像信号とを分離する
前記(1)から(3)のいずれかに記載の画像処理装置。
(5)前記撮像素子は、白色光および赤外光に対応する画像信号をさらに備え、
前記分離部は、赤外光に対応する画像信号と赤色光に対応する画像信号と緑色光に対応する画像信号と青色光に対応する画像信号と白色光に対応する画像信号とを分離する
前記(4)に記載の画像処理装置。
(6)被写体の画像信号を出力する撮像素子と、
前記被写体に赤外光を照射する赤外光照射部と、
前記撮像素子の露光開始から露光停止までのタイミングを制御して露光時間を所定の第1の露光時間にする第1のフレームと前記第1の露光時間より長い第2の露光時間にする第2のフレームとを交互に繰り返す露光制御部と、
前記第1のフレームおよび前記第2のフレームの合計期間より短いまたは等しい所定の赤外光照射期間に前記赤外光照射部に赤外光を照射させる赤外光照射制御部と、
前記第1のフレームにおける前記画像信号である第1の画像信号と前記第2のフレームにおける前記画像信号である第2の画像信号とを取得する画像信号取得部と、
前記第1の画像信号および前記第2の画像信号から単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とを抽出する抽出部と、
抽出された前記単位時間当たりの可視光強度と前記単位時間当たりの赤外光強度とに基づいて可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号とを生成する生成部と
を備える画像処理装置と
を具備する撮像装置。
(7)被写体の画像信号を出力する撮像素子の露光開始から露光停止までのタイミングを制御して露光時間を所定の第1の露光時間にする第1のフレームと前記第1の露光時間より長い第2の露光時間にする第2のフレームとを交互に繰り返す露光制御手順と、
前記第1のフレームおよび前記第2のフレームの合計期間より短いまたは等しい所定の赤外光照射期間に赤外光を前記被写体に照射させる赤外光照射制御手順と、
前記第1のフレームにおける前記画像信号である第1の画像信号と前記第2のフレームにおける前記画像信号である第2の画像信号とを取得する画像信号取得手順と、
前記第1の画像信号および前記第2の画像信号から単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とを抽出する抽出手順と、
抽出された前記単位時間当たりの可視光強度と前記単位時間当たりの赤外光強度とに基づいて可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号とを生成する生成手順と
を備える撮像方法。
100 撮像装置
101 レンズ
102 画像出力部
103 赤外光照射部
110 画像処理装置
111 赤外光照射制御部
112 露光制御部
114 補間部
115 色信号補正部
116 YC変換部
117 補正部
120 画像信号取得部
121 フレームメモリ
130 IR分離除去部
131 LPF
133 分離部
134 抽出部
135 画像信号生成部
200 撮像素子

Claims (7)

  1. 被写体の画像信号を出力する撮像素子の露光開始から露光停止までのタイミングを制御して露光時間を所定の第1の露光時間にする第1のフレームと前記第1の露光時間より長い第2の露光時間にする第2のフレームとを交互に繰り返す露光制御部と、
    前記第1のフレームおよび前記第2のフレームの合計期間より短いまたは等しい所定の赤外光照射期間に赤外光を前記被写体に照射させる赤外光照射制御部と、
    前記第1のフレームにおける前記画像信号である第1の画像信号と前記第2のフレームにおける前記画像信号である第2の画像信号とを取得する画像信号取得部と、
    前記第1の画像信号および前記第2の画像信号から単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とを抽出する抽出部と、
    抽出された前記単位時間当たりの可視光強度と前記単位時間当たりの赤外光強度とに基づいて可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号とを生成する生成部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記第1のフレームにおける露光期間と前記赤外光照射期間とが重なる期間を第1の赤外光照射期間とし前記第2のフレームにおける露光期間と前記赤外光照射期間とが重なる期間を第2の赤外光照射期間とした際、前記第1の露光時間と前記第1の赤外光照射期間との比率と前記第2の露光時間と前記第2の赤外光照射期間との比率とが異なる請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記可視光に対応する画像信号を輝度信号および色信号に変換する変換部と、
    前記赤外光に対応する画像信号により前記輝度信号と前記色信号とを補正する補正部と
    をさらに備える請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記被写体の画像信号は、赤色光および赤外光に対応する画像信号と緑色光および赤外光に対応する画像信号と青色光および赤外光に対応する画像信号とを備え、
    前記分離部は、赤外光に対応する画像信号と赤色光に対応する画像信号と緑色光に対応する画像信号と青色光に対応する画像信号とを分離する
    請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記撮像素子は、白色光および赤外光に対応する画像信号をさらに備え、
    前記分離部は、赤外光に対応する画像信号と赤色光に対応する画像信号と緑色光に対応する画像信号と青色光に対応する画像信号と白色光に対応する画像信号とを分離する
    請求項4記載の画像処理装置。
  6. 被写体の画像信号を出力する撮像素子と、
    前記被写体に赤外光を照射する赤外光照射部と、
    前記撮像素子の露光開始から露光停止までのタイミングを制御して露光時間を所定の第1の露光時間にする第1のフレームと前記第1の露光時間より長い第2の露光時間にする第2のフレームとを交互に繰り返す露光制御部と、
    前記第1のフレームおよび前記第2のフレームの合計期間より短いまたは等しい所定の赤外光照射期間に前記赤外光照射部に赤外光を照射させる赤外光照射制御部と、
    前記第1のフレームにおける前記画像信号である第1の画像信号と前記第2のフレームにおける前記画像信号である第2の画像信号とを取得する画像信号取得部と、
    前記第1の画像信号および前記第2の画像信号から単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とを抽出する抽出部と、
    抽出された前記単位時間当たりの可視光強度と前記単位時間当たりの赤外光強度とに基づいて可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号とを生成する生成部と
    を備える画像処理装置と
    を具備する撮像装置。
  7. 被写体の画像信号を出力する撮像素子の露光開始から露光停止までのタイミングを制御して露光時間を所定の第1の露光時間にする第1のフレームと前記第1の露光時間より長い第2の露光時間にする第2のフレームとを交互に繰り返す露光制御手順と、
    前記第1のフレームおよび前記第2のフレームの合計期間より短いまたは等しい所定の赤外光照射期間に赤外光を前記被写体に照射させる赤外光照射制御手順と、
    前記第1のフレームにおける前記画像信号である第1の画像信号と前記第2のフレームにおける前記画像信号である第2の画像信号とを取得する画像信号取得手順と、
    前記第1の画像信号および前記第2の画像信号から単位時間当たりの可視光強度と単位時間当たりの赤外光強度とを抽出する抽出手順と、
    抽出された前記単位時間当たりの可視光強度と前記単位時間当たりの赤外光強度とに基づいて可視光に対応する画像信号と赤外光に対応する画像信号とを生成する生成手順と
    を備える撮像方法。
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