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JP2016072236A - 蓄電素子 - Google Patents

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JP2016072236A
JP2016072236A JP2015170999A JP2015170999A JP2016072236A JP 2016072236 A JP2016072236 A JP 2016072236A JP 2015170999 A JP2015170999 A JP 2015170999A JP 2015170999 A JP2015170999 A JP 2015170999A JP 2016072236 A JP2016072236 A JP 2016072236A
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Kazuki Kawaguchi
和輝 川口
理史 ▲高▼野
理史 ▲高▼野
Masafumi Takano
太郎 山福
Taro Yamafuku
太郎 山福
真規 増田
Masanori Masuda
真規 増田
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GS Yuasa Corp
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Abstract

【課題】リチウムイオン電池等の蓄電素子の製造時において、電極の湾曲を抑制しながら、電極の基材から合剤層が剥離して滑落することを抑制し、品質の優れた蓄電素子を提供する。【解決手段】基材11に合剤を直接的又は間接的に塗工して形成した合剤層12と、合剤12が塗工されていない未塗工部13とを有する電極10と、合剤層12に面するように、電極10に積層されたセパレータ30と、を備えた蓄電素子100であって、未塗工部13の少なくとも一部に延伸領域14を形成するとともに、少なくとも延伸領域14と合剤層12との間に中間層15を設けてある。【選択図】図4

Description

本発明は、電極とセパレータとを備えた蓄電素子に関する。
代表的な蓄電素子であるリチウムイオン電池は、正極及び負極(以下、まとめて「電極」と称する場合がある)をセパレータで隔てて積層した積層体を備えている。ここで、リチウムイオン電池の電極の製造工程において、帯状の基材(集電体)に正極合剤又は負極合剤(以下、まとめて「合剤」と称する場合がある)を塗工して合剤層を形成する工程および合剤密度を高めるためのプレス工程がある。このとき、プレス時の圧力により基材の塗工面が延伸され、その結果、基材に存在する合剤層と端部側に存在する未塗工部との間で長手方向(MD方向)のサイズに差が生じ、電極が未塗工部の方向に湾曲することがある。電極が湾曲していると、電極をセパレータに積層したときに位置ずれし、その結果、正極と負極とが接触して短絡の原因となることがある。また、湾曲した電極を巻回装置で巻き上げると引張力のバランスが崩れ、特に幅方向において電極が断裂する原因となることがある。
そこで、電極の湾曲を防止するため、基材のうち合剤を塗工しない未塗工部に圧延処理を行うことで、当該未塗工部と合剤の塗工によって延伸した合剤層との間でバランスがとられている。ところが、基材と合剤との密着性が十分でない場合、基材の未塗工部に圧延処理を行うと、圧延処理に伴って発生する応力が合剤層に伝達され、合剤層が未塗工部に近い側から剥離して滑落することがある。このため、電極を形成するにあたっては、未塗工部の圧延処理の影響ができるだけ合剤層に及ばないよう工夫することが求められる。
従来のリチウムイオン電池において、合剤層の滑落を防止するための技術が幾つか提案されている。その一例として、活物質層が基材から剥離することを防止するため、γ型アルミナ粒子を含むアルミナ含有層を電極に形成したリチウムイオン電池がある(例えば、特許文献1を参照)。
また、リチウムイオン電池用電極において、正極の合剤層と未塗工部との間に短絡防止層を形成したものがある(例えば、特許文献2を参照)。特許文献2によれば、正極、セパレータ、及び負極からなる積層体を巻回してなる発電要素において、正極の未塗工部と負極とが対向して短絡することを防止するため、短絡防止層が設けられている。
特開2012−74359号公報 特開2013−51040号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載されているリチウムイオン電池は、電極の未塗工部の圧延処理に関連して起こり得る合剤層の滑落について検討されたものではない。このように、従来のリチウムイオン電池用電極に関する技術では、電極の未塗工部の圧延処理による合剤層の剥離を防止する技術を開示したものはなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、特に、リチウムイオン電池等の蓄電素子の製造時において、電極の湾曲を抑制しながら、電極の基材から合剤層が剥離して滑落することを抑制し、品質の優れた蓄電素子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る蓄電素子の特徴構成は、
基材に合剤を直接的又は間接的に塗工して形成した合剤層と、前記合剤が塗工されていない未塗工部とを有する電極と、
前記合剤層に面するように、前記電極に積層されたセパレータと、
を備えた蓄電素子であって、
前記未塗工部の少なくとも一部に延伸領域を形成するとともに、少なくとも前記延伸領域と前記合剤層との間に中間層を設けてあることにある。
前述のように、基材から合剤層が滑落する原因は、電極を製造する際に電極が湾曲することを防止するため、基材の未塗工部に圧延処理が行われることが影響していると考えられる。そこで、本発明者らは、鋭意研究の結果、未塗工部から合剤層に至る領域の層構造を工夫することで、未塗工部に対して圧延処理を行いながら合剤層の剥離及び滑落を効果的に抑制することに成功し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本構成の蓄電素子によれば、基材のうち、合剤が塗工されていない未塗工部の少なくとも一部に延伸領域を形成するとともに、少なくとも延伸領域と合剤層との間に中間層を設けてある。このため、延伸領域で発生した応力は、合剤層の方に進行すると必ず中間層を通過することになる。このため、延伸領域で発生した応力は、合剤層まで到達しないか、あるいは合剤層に到達したとしても、中間層を経由することで、軽減されたものとなっている。このように、本構成の蓄電素子は、少なくとも延伸領域と合剤層との間に中間層を設けることで、基材からの合剤層の剥離及び滑落を効果的に抑制することができる。
本発明に係る蓄電素子において、
前記中間層は、少なくとも前記延伸領域と前記合剤層との間に存在する露出部と、前記合剤層の下に存在する非露出部とを備えていることが好ましい。
本構成の蓄電素子によれば、中間層は、少なくとも延伸領域と合剤層との間に単層で存在する露出部と、合剤層の下に存在する非露出部とを備えている。このため、中間層は、延伸領域と合剤層との間で、その一部が合剤層の下に潜り込むような形態で配置されることになる。従って、延伸領域で発生した応力の伝達経路に接するように中間層が存在し、基材からの合剤層の剥離及び滑落をより効果的に抑制することができる。
本発明に係る蓄電素子において、
前記中間層は、前記露出部における層の厚みD1が前記非露出部における層の厚みD2より大きく設定され、前記合剤層は、前記中間層と面する側の縁部が前記露出部の表面の高さより下方に位置することが好ましい。
本構成の蓄電素子によれば、露出部における層の厚みD1が非露出部における層の厚みD2より大きく設定され、合剤層は、中間層と面する側の縁部が露出部の表面の高さより下方に位置するため、中間層は、合剤層の縁部を包み込むような形態で配置されることになる。このため、延伸領域で発生した応力は、合剤層に伝達されるまでに中間層でブロックされ、基材からの合剤層の剥離及び滑落をより確実に抑制することができる。
本発明に係る蓄電素子において、
前記非露出部における層の厚みD2は、前記露出部における層の厚みD1の30〜80%に設定されていることが好ましい。
本構成の蓄電素子によれば、非露出部における層の厚みD2は、露出部における層の厚みD1の30〜80%に設定されているため、延伸領域で発生した応力を中間層でブロックする効果が高まり、基材からの合剤層の剥離及び滑落を防止することができる。
本発明に係る蓄電素子において、
前記中間層は、前記合剤層から未塗工部方向への突出幅S1が0.5〜2.5mmに設定されていることが好ましい。
本構成の蓄電素子によれば、中間層は、合剤層から未塗工部方向への突出幅S1が0.5〜2.5mmに設定されているため、延伸領域で発生した応力は、合剤層の突出幅S1の領域で十分に低減され、基材からの合剤層の剥離及び滑落を防止することができる。
本発明に係る蓄電素子において、
前記突出幅S1は、延伸領域端から合剤層端までの幅S2の15〜85%に設定されていることが好ましい。
本構成の蓄電素子によれば、突出幅S1は、延伸領域端から合剤層端までの幅S2の15〜85%に設定されているため、延伸領域で発生した応力は、中間層の突出幅S1の領域で確実に低減され、基材からの合剤層の剥離及び滑落を防止することができる。
本発明に係る蓄電素子において、
前記基材に対する前記中間層の剥離強度は、前記中間層に対する前記合剤層の剥離強度より大きいことが好ましい。
本構成の蓄電素子によれば、基材に対する中間層の剥離強度は、中間層に対する合剤層の剥離強度より大きいため、中間層は基材と合剤層との間で接着層として機能し、基材からの合剤層の剥離及び滑落を防止することができる。
本発明に係る蓄電素子において、
前記基材に対する前記中間層の剥離強度は、200gf/cm以上であることが好ましい。
本構成の蓄電素子によれば、基材に対する中間層の剥離強度を200gf/cm以上とすることで、基材から合剤層が剥離して滑落し難い実用的な蓄電素子を提供することができる。
本発明に係る蓄電素子において、
前記中間層は、前記延伸領域から伝達される応力を緩和する緩衝部であることが好ましい。
本構成の蓄電素子によれば、中間層は、延伸領域から伝達される応力を緩和する緩衝部であるため、延伸領域で発生した応力は、中間層を通過するときに緩和され、基材からの合剤層の剥離及び滑落を防止することができる。
図1は、リチウムイオン電池の一部切欠き斜視図である。 図2は、図1に示したリチウムイオン電池において、電池ケースに収容されている発電要素の斜視図である。 図3は、リチウムイオン電池の要部となる発電要素の構成を模式的に示した断面図である。 図4は、リチウムイオン電池の正極の構成を模式的に示した平面図である。 図5は、第一実施形態に係る正極の構成を模式的に示した断面図である。 図6は、第二実施形態に係る正極の構成を模式的に示した断面図である。
以下、本発明の蓄電素子に関する実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。なお、以下の実施形態では、蓄電素子として、特にリチウムイオン電池を例に挙げて説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態や図面に記載される構成に限定されることを意図しない。
〔リチウムイオン電池〕
図1は、本実施形態のリチウムイオン電池100の一部切欠き斜視図である。図2は、図1に示したリチウムイオン電池100において、電池ケース60に収容されている発電要素50の斜視図である。図2では、発電要素50の構成を分かり易く説明するため、巻回状態の発電要素50を一部巻き戻した状態で示してある。なお、図1及び図2は、いずれも概略的に示したものであり、本発明の説明に不要な細部の構成は省略してある。
図1に示すように、リチウムイオン電池100は、正極端子61及び負極端子62を備えた筐体としての電池ケース60に発電要素50を収容し、さらに電池ケース60内に非水電解質を含む電解液Eを充填することによって構成される。発電要素50は、図2に示すように、セパレータ30、正極10、セパレータ30、及び負極20を順に積層して積層物を構成し、当該積層物を巻回したものである。この積層物において、正極10と負極20とは隣接するセパレータ30によって隔離されているため、積層物を巻回した状態でも正極10と負極20とが互いに接触することはなく、両者は物理的に絶縁されている。発電要素50は、正極10が正極端子61に、負極20が負極端子62に夫々接続される。電池ケース60に充填された電解液Eは、発電要素50を構成する正極10、負極20、及びセパレータ30によって吸収され、発電要素50は湿潤状態となる。その結果、電解液E中のLiイオンは、セパレータ30を介して、正極10と負極20との間で移動可能な状態となる。電池ケース60への電解液Eの充填量は、少なくとも発電要素50が電解液Eを吸収して略完全に湿潤状態となる程度であればよいが、発電要素50を構成する正極10及び負極20は充放電過程によって体積変化を伴うことがあるため、図1に示すように、電池ケース60内で発電要素50の一部が浸漬する程度まで余剰の電解液Eを充填しておくことが好ましい。電池ケース60への電解液Eの充填量は、発電要素50における液枯れ防止と、電池ケース内の圧力とのバランスを考慮して適宜調整することができる。以下、リチウムイオン電池100の構成について、詳細に説明する。
〔発電要素〕
図3は、リチウムイオン電池100の要部となる発電要素50の構成を模式的に示した断面図である。発電要素50は、基本構成として、正極10、負極20、及びセパレータ30を備えている。
<正極>
正極10は、正極集電体(正極基材)11の表面に正極合剤層12を形成したものである。正極集電体11は、導電性材料からなる箔又はフィルムが使用される。導電性材料としては、アルミニウム、チタン、ニッケル、タンタル、銀、銅、白金、金、鉄、ステンレス、炭素、及び導電性ポリマー等が挙げられる。正極集電体11の好ましい形態は、アルミニウム箔である。アルミニウム箔は、通常、表面が酸化物(アルミナ)で被覆された安定な状態となっており、さらに折り曲げや巻回等の加工が容易であるため、リチウムイオン電池の正極用部材として好適である。正極集電体11は、他の導電性材料で表面処理したものであっても構わない。正極集電体11の厚みは、10〜30μmであり、好ましくは15〜20μmである。正極集電体11の厚みが10μm未満の場合、正極10の機械的強度が不足する虞がある。正極集電体11の厚みが30μmを超えると、リチウムイオン電池全体の容量や重量が増加し、パッケージ効率が低下する。
正極合剤層12は、正極活物質と結着剤とを含む。正極活物質は、Liイオンを吸蔵又は吸着可能であるとともに、Liイオンを放出可能な材料が使用される。正極活物質として、例えば、一般式LiMPO4(Mは、遷移金属の中から選択される少なくとも一種)で表されるオリビン型リン酸リチウム化合物、スピネル型リチウム遷移金属化合物であるLiMn24等が挙げられる。オリビン型リン酸リチウム化合物を例示すると、LiFePO4、LiMnPO4、LiNiPO4、及びLiCoPO4等の遷移金属リン酸リチウム化合物が挙げられる。このうち、LiFePO4は、資源として豊富に存在する鉄を材料の一部に使用しながら、従来のリチウムイオン電池と同等のエネルギー密度が期待できるため、正極活物質として好適に使用することができる。また、正極活物質として、例えば、LixCoyNizMn(1−y−z)O2(ただし、0.95≦x≦1.2、0.1≦y≦0.34、0<z、1−y−z>0)で表されるリチウム遷移金属酸化物でもよく、これに限定されない。
結着剤は、正極活物質を結合するバインダーであり、親水性バインダー又は疎水性バインダーを使用することができる。親水性バインダーとして、例えば、ポリアクリル酸(PAA)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチレンオキシド(PEO)、及びこれらのポリマーの塩又は誘導体が挙げられる。上掲の親水性バインダーは、単独で使用可能であるが、2種以上の混合物として使用することも可能である。疎水性バインダーとして、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレンプロピレンジエン三元共重合体(EPDM)、スルホン化エチレンプロピレンゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)、フッ素ゴム、及びこれらのポリマーの塩又は誘導体が挙げられる。上掲の疎水性バインダーは、単独で使用可能であるが、2種以上の混合物として使用することも可能である。
正極集電体11の表面に正極合剤層12を形成するにあたっては、正極活物質とバインダーとの混合物に溶媒を添加し、これを混合して調製した正極用ペーストが使用される。正極用ペーストの調製に使用される溶媒は、正極活物質と組み合わせるバインダーの種類に応じて決定される。正極用ペーストの調製に親水性バインダーが使用される場合、溶媒として、例えば、水、アルコール、酢酸等の水溶性溶媒が使用される。疎水性バインダーが使用される場合、溶媒として、例えば、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、キシレン、及びトルエン等の親油性溶媒が使用される。
正極10の導電性を高めるため、正極用ペーストに導電助剤を添加しておくことができる。導電助剤は、電池性能に悪影響を及ぼさない電子伝導性材料が使用される。そのような導電助剤として、例えば、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、カーボンブラック、カーボンウイスカー、炭素繊維、天然黒鉛、人造黒鉛、金属粉、及び導電性セラミックス等が挙げられる。上掲の導電助剤は、単独で使用可能であるが、2種以上の混合物として使用することも可能である。
正極集電体11の表面への正極用ペーストの塗工は、バーコーター、ロールコーター、ダイコーター、及びグラビアコーター等の塗工装置を用いて実施することができる。ペーストの粘度が十分に小さい場合は、噴霧機を使用し、正極集電体11の表面に正極用ペーストをスプレーすることによって塗工することも可能である。塗工された正極用ペーストを乾燥することによって、ペーストに含まれる溶媒を揮発させて除去する。その後、プレス機等を用いて正極10を所定の厚みに圧延する。
<負極>
負極20は、負極集電体21の表面に負極合剤層22を形成したものである。負極集電体21の材質及び厚みは、正極10に使用する正極集電体11と同様である。従って、詳細な説明は省略する。
負極合剤層22は、負極活物質と結着剤とを含む。負極活物質は、Liイオンを吸蔵又は吸着可能であるとともに、Liイオンを放出可能な材料が使用される。負極活物質として、例えば、ハードカーボン、ソフトカーボン、グラファイト、及びスピネル型結晶構造を有するチタン酸リチウム等が挙げられる。
結着剤は、負極活物質を結合するバインダーであり、親水性バインダー又は疎水性バインダーを使用することができる。結着剤の種類及び選択は、正極10に使用する結着剤と同様である。従って、詳細な説明は省略する。
負極集電体21の表面に負極合剤層22を形成するにあたっては、負極活物質とバインダーとの混合物に溶媒を添加し、これを混合して調製した負極用ペーストが使用される。負極用ペーストの調製に使用される溶媒は、負極活物質と組み合わせるバインダーの種類に応じて決定され、これは正極用ペーストの調製に使用される溶媒と同様である。従って、詳細な説明は省略する。
負極集電体21の表面への負極用ペーストの塗工は、正極用ペーストの塗工で使用する塗工装置と同じ装置を使用することができる。従って、詳細な説明は省略する。
<セパレータ>
セパレータ30は、正極10と負極20とを隔離するとともに、電解液Eに含まれる非水電解質を透過させる機能を有するように、多孔質材料で構成される。多孔質材料は、電解液Eの吸上能力を十分に確保するため、JIS P 8117に準拠して測定される透気度として、150秒/cc以上の性能を有するものが好ましい。セパレータ30の材質としては、ポリエチレン(PE)及びポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、ポリイミド系樹脂、並びにフッ素樹脂などが挙げられる。セパレータ30は、界面活性剤等で表面処理したものであっても構わない。
〔電解液〕
Liイオンの移動を媒介する電解液Eは、非水溶媒に電解質塩を溶解させたものである。非水溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、クロロエチレンカーボネート、及びビニレンカーボネート等の環状カーボネート類、γ−ブチロラクトン、及びγ−バレロラクトン等の環状エステル類、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、及びエチルメチルカーボネート等の鎖状カーボネート類が挙げられる。これらの非水溶媒は、単独で使用可能であるが、2種以上の混合物として使用することも可能である。電解質塩としては、Liイオン塩が使用され、例えば、LiPF6、LiClO4、LiBF4、LiAsF6、及びLiSbF6等が挙げられる。これらの電解質塩は、単独で使用可能であるが、2種以上の混合物として使用することも可能である。
〔電極の層構造〕
本発明のリチウムイオン電池100は、電極の層構造を工夫することで、基材からの合剤層の剥離及び滑落を抑制するものである。そこで、本発明のリチウムイオン電池100の電極の層構造について、正極10を例に挙げて説明する。図4は、リチウムイオン電池100の正極10の構成を模式的に示した平面図である。正極10は、基材となる正極集電体11の中央側11aに正極合剤層12を備えている。正極合剤層12は、正極活物質、バインダー、及び溶媒を混合した正極用ペーストを塗工することにより形成される。正極集電体11の端部側11bは、図示しない端子等に接続するため、少なくとも一部が正極用ペーストを塗工しない未塗工部13として維持されている。未塗工部13には、正極10の湾曲を防止するため、圧延処理によって延伸領域である延伸部14が形成されている。延伸部14は、圧延処理を行っていない周囲の部分と比べて表面粗さRaが異なるため、外観上判別可能である。例えば、未塗工部13に圧延処理を行うと、延伸部14とその他の部分とでは表面粗さRaが10%以上異なるものとなり、その結果、延伸部14は、表面粗さRaの値が異なる領域が連続的に配列したものとして認識される。表面粗さRa値の算出方法としては、例えば、箔延伸領域において1mm2の範囲で任意の5点の表面粗さ測定をおこない、その値を平均する、未延伸領域でも同様の測定をおこなうことで表面粗さを比較できる。なお、図4の延伸部14は、一例として、正極集電体11の長手方向(MD方向)に沿って一定間隔で形成されているが、連続的に帯状に形成することも可能である。すなわち、延伸部14は、未塗工部13の少なくとも一部に形成されていればよい。
未塗工部13に延伸部14を形成すると、当該延伸部14の周囲に圧延処理に伴う応力が発生する。この応力が正極集電体11の11aに示す端部方向に伝達されると、正極集電体11と正極合剤層12との接合界面で剥離が発生し、正極合剤層12が正極集電体11から滑落する原因となることがある。そこで、本発明者らは、正極集電体11からの正極合剤層12の剥離及び滑落を抑制するべく、鋭意研究を行ったところ、延伸部14と正極合剤層12との間に中間層15を設けると、延伸部14で発生した応力は当該中間層15で低減され、正極合剤層12に影響し難くなることを見出した。
中間層15は、正極集電体11(未塗工部13)及び正極合剤層12に同時に接触するように設けられる。また、中間層15は、正極集電体11に対する中間層15の剥離強度が、中間層15に対する正極合剤層12の剥離強度より大きくなるように設定される。例えば、正極集電体11に対する中間層15の剥離強度は200gf/cm以上、好ましくは230gf/cm以上に設定され、中間層15に対する正極合剤層12の剥離強度は90〜600gf/cm、好ましくは130〜350gf/cmに設定される。この場合、中間層15は、延伸部14で発生した応力を緩和する緩衝部として機能し、延伸部14で発生した応力は中間層15を通過するときに緩和されることになる。従って、延伸部14で発生した応力は、直接正極合剤層12には作用せず、正極合剤層12まで到達しないか、あるいは正極合剤層12に到達したとしても、中間層15を経由することで、ある程度軽減されたものとなっている。その結果、正極集電体11からの正極合剤層12の剥離及び滑落を効果的に防止又は抑制することができる。剥離強度の測定方法の例としては、幅20mmのメンディングテープ等を剥離強度測定をしたい面に貼り付け、180°方向に引っ張る方法や、市販の表面切削試験機でも良い(測定条件例:切刃移動速度として、 水平速度 1〜10μm/sec、垂直速度 0.1〜1μm/sec、測定長 : 1〜10mm)。
中間層15は、緩衝部として機能するように、ポリフッ化ビニリデン、キトサンおよびその誘導体、セルロースおよびその誘導体、アクリル樹脂、ポリイミド、ポリエチレンオキサイド等のダンピング特性を有する材料を含むように調製される。また、中間層15にリチウムイオン電池100の充放電の一部を担わせることも可能である。この場合、中間層15は、正極活物質と結着剤とを含むように調製されるが、上述の剥離強度の条件を満たすため、中間層15に使用する結着剤は、正極合剤層12に使用する結着剤よりも接着力が大きいものが選択される。例えば、正極合剤層12の結着剤として親水性バインダーであるポリアクリル酸(PAA)を使用する場合、中間層15の結着剤には疎水性バインダーであるポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレン(PE)等を使用することが好ましい。中間層15の正極活物質は、正極合剤層12に使用する正極活物質と同様のものを使用することができる。
以下、本発明の蓄電素子において特徴的な中間層15を備えた電極の構成について、代表的な二つの実施形態を説明する。なお、以下の実施形態においても、電極として正極10を例に挙げて説明するが、負極20についても同様の構成を備えることができる。
<第一実施形態>
図5は、第一実施形態に係る正極10の構成を模式的に示した断面図である。同図は、正極10の幅方向(TD方向)における断面を示してある。第一実施形態の正極10は、正極集電体11の中央側11aに正極合剤層12を設けているが、正極集電体11と正極合剤層12との間に中間層15を介在させて積層構造としたものである。ここで、中間層15は、その縁部が正極合剤層12から突出するように設けられる。これにより、中間層15は、上面視において、延伸部14と正極合剤層12との間に単層で存在する露出部15aと、正極合剤層12の下に存在する非露出部15bとを備えることになる。すなわち、中間層15は、延伸部14と正極合剤層12との間で、その一部が正極合剤層12の下に潜り込むような形態で配置されることになる。従って、延伸部14で発生した応力の伝達経路に接するように中間層15が存在し、当該応力は中間層15によって低減されるため、正極集電体11からの正極合剤層12の剥離及び滑落をより効果的に抑制することができる。また、中間層の露出部15aは製造過程でなだらかな山のようにダレる形状となる場合があるが、そのような形状であっても本願発明の効果を保つことができる。尚、中間層の粘度を調整することにより中間層の露出部形状を制御でき、粘度を上げることによって山の形状をなだらかな形状から急峻な形状に変化させることが可能である。
図5において、中間層15の正極合剤層12から未塗工部方向への突出幅S1は、0.5〜2.5mm、好ましくは1.0〜2.0mmに設定される。突出幅S1を0.5mmより小さくすると、延伸部14で発生した応力を中間層15で十分に低減することができない虞がある。また、突出幅を十分に確保していないことにより、合材塗工時に合材端が中間層からはみ出してしまう可能性も高まるという理由から好ましくない。一方、突出幅S1を2.5mmより大きくしても、剥離抑制効果は変化しない。また、突出部を大きくしすぎると、効果的な箔延伸をおこなうためのスペースが削減されることになる。材料コストの面から考えても、2.5mm以下とするのが好ましい。また、突出幅S1は、延伸領域端から合剤層端までの幅S2の15〜85%、好ましくは50〜80%に設定される。突出幅S1を上記範囲に設定すれば、延伸部14で発生した応力は、中間層15の突出幅S1の領域で確実に低減され、正極集電体11からの正極合剤層12の剥離及び滑落を防止することができる。尚、S2は4.0mm以下が好ましい。これは近過ぎると、未塗工部の圧延処理時に中間層部が接触して合剤剥離が発生する場合がある。さらに、湾曲低減効果が少なくなる場合があるため、上述の範囲が望ましい。
また、図5において、中間層15の露出部15aにおける層の厚みD1は、非露出部15bにおける層の厚みD2より大きく設定され、正極合剤層12は、中間層15と面する側の縁部12aが露出部15aの表面の高さより下方に位置するように設けられる。具体的には、非露出部15bにおける層の厚みD2は、露出部15aにおける層の厚みD1の30〜80%、好ましくは40〜65%に設定される。30%未満では、活物質が中間層を貫通して箔と直接接触する可能性が高まり、剥離抑制効果が落ちる恐れがある。80%よりも大きい場合は(プレス圧が弱く)活物質の充填密度が小さいため、電池性能が落ちる。この場合、中間層15は、正極合剤層12の縁部12aを包み込むような形態で配置されることになる。このため、延伸部14で発生した応力は、正極合剤層12に伝達されるまでに中間層15でブロックされ、正極集電体11からの正極合剤層12の剥離及び滑落を確実に抑制することができる。
従って、第一実施形態によれば、圧延処理による正極10の湾曲を防止しながら、正極集電体11から正極合剤層12が剥離して滑落することが抑制され、その結果、高品質のリチウムイオン電池100を製造することが可能となる。尚、中間層15の露出部15aにおける層の厚みD1において、D1は最大となる厚みであってもよく、或いは中間層15の露出部15aの平均的な厚みであってもよい。平均的な厚みの場合、当然ながらその平均値が非露出部15bにおける層の厚みD2より大きくなるように設定する必要がある。
<第二実施形態>
図6は、第二実施形態に係る正極10の構成を模式的に示した断面図である。同図は、正極10の幅方向(TD方向)における断面を示してある。第二実施形態の正極10は、正極集電体11の11aに正極合剤層12を設け、正極集電体11の端部側11bから正極合剤層12の縁部12aにかけて中間層15を設けたものである。中間層15は、正極集電体11の上に直接設けられた単層部15cと、正極合剤層12の上に積層された積層部15dとを有している。単層部15cは、第一実施形態で説明した露出部15aに対応する部位である。ここで示す中間層15は例えば絶縁層であってもよい。
図6において、中間層15の正極合剤層12から未塗工部方向への突出幅S1(単層部15cの幅に相当)、及び未塗工部13の幅S2は、第一実施形態で説明した突出幅S1及び幅S2と同様の範囲とすることが好ましい。これにより、延伸部14で発生した応力を中間層15で十分に低減しながら、リチウムイオン電池100の容量を十分に確保することができる。
第二実施形態においても、中間層15は、延伸部14で発生した応力の伝達経路に接するように存在するため、当該応力は中間層15によって低減され、正極集電体11からの正極合剤層12の剥離及び滑落を抑制することができる。また、正極10は、正極集電体11の上に正極合剤層12を形成し、さらに正極合剤層12の一部を覆うように中間層15を形成したものであるから、中間層15を設けていないこれまでの正極10の製造工程に中間層形成工程を追加するだけで製造することができる。
従って、第二実施形態によれば、製造設備の大幅な改変やコストアップを伴うことなく、高品質のリチウムイオン電池100を容易に製造することが可能となる。
尚、第一実施形態および第二実施形態ともに、延伸部14は、例えば圧力痕(プレッシャーマーク)で判断することができる。また、正極、或いは負極集電体11の端部側11bにおいて、その端部側11bの縁部(合剤層が塗布された側と反対の端部)が延伸(圧延)された場合も含まれる。さらに、電極上にセパレータを接着させる形態(接着セパレータ)や、絶縁層で電極をコーティングする(集電体上に塗布された合剤層のさらに上部に絶縁層を塗布し、一部あるいは全体を絶縁層でコーティングする)、いわゆるオーバーコートを施した場合であっても、本願発明の作用および効果が期待できる。
本発明は、主に、電気自動車(EV)、ハイブリッドカー(HEV)、プラグインハイブリッドカー(PHEV)等の車載用電源として使用される二次電池(リチウムイオン電池等)に適用可能であるが、携帯電話、スマートホン等の移動体通信端末、タブレット型コンピュータ、ノートパソコン等の情報端末の駆動電源として使用される二次電池(リチウムイオン電池等)においても適用可能である。
10 正極(電極)
11 正極集電体(基材)
12 正極合剤層(合剤層)
13 未塗工部
14 延伸部(延伸領域)
15 中間層
20 負極(電極)
21 負極集電体(基材)
22 負極合剤層(合剤層)
30 セパレータ
100 リチウムイオン電池(蓄電素子)

Claims (12)

  1. 基材に合剤を直接的又は間接的に塗工して形成した合剤層と、前記合剤が塗工されていない未塗工部とを有する電極と、
    前記合剤層に面するように、前記電極に積層されたセパレータと、
    を備えた蓄電素子であって、
    前記未塗工部の少なくとも一部に延伸領域を形成するとともに、少なくとも前記延伸領域と前記合剤層との間に中間層を設けてある蓄電素子。
  2. 前記中間層は、少なくとも前記延伸領域と前記合剤層との間に単層で存在する露出部と、前記合剤層の下に存在する非露出部とを備えている請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記中間層は、前記露出部における層の厚みD1が前記非露出部における層の厚みD2より大きく設定され、前記合剤層は、前記中間層と面する側の縁部が前記露出部の表面の高さより下方に位置する請求項2に記載の蓄電素子。
  4. 前記非露出部における層の厚みD2は、前記露出部における層の厚みD1の30〜80%に設定されている請求項3に記載の蓄電素子。
  5. 前記中間層は、前記合剤層から未塗工部方向への突出幅S1が0.5〜2.5mmに設定されている請求項1〜4の何れか一項に記載の蓄電素子。
  6. 前記突出幅S1は、延伸領域端から合剤層端までの幅S2の15〜85%に設定されている請求項5に記載の蓄電素子。
  7. 前記基材に対する前記中間層の剥離強度は、前記中間層に対する前記合剤層の剥離強度より大きい請求項1〜6の何れか一項に記載の蓄電素子。
  8. 前記基材に対する前記中間層の剥離強度は、200gf/cm以上である請求項1〜7の何れか一項に記載の蓄電素子。
  9. 前記中間層は、前記延伸領域から伝達される応力を緩和する緩衝部である請求項1〜8の何れか一項に記載の蓄電素子。
  10. 前記中間層は、前記延伸領域と前記合剤層との間にのみ存在する絶縁性の露出部を備えている請求項1に記載の蓄電素子。
  11. 前記セパレータは、前記電極に接着される接着セパレータである請求項1〜10の何れか一項に記載の蓄電素子。
  12. 前記電極は、絶縁層がコーティングされた電極である請求項1〜10の何れか一項に記載の蓄電素子。
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