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JP2016067001A - 伝送管理システム、伝送システム、管理方法、及びプログラム - Google Patents

伝送管理システム、伝送システム、管理方法、及びプログラム Download PDF

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岳志 堀内
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Abstract

【課題】ビデオ会議を行なうための伝送システムなどにおいて、高額の利用料を支払っている利用者と低額の利用料を支払っている利用者との間に不公平が生じないシステム及び方法を提供する。【解決手段】要求元端末(伝送端末10aa)の利用者が伝送端末10dbを選択すると、通話開の要求を受け付け、要求元端末は伝送管理システム50に対して宛先端末との開始要求を送信する。伝送管理システムは、通信セッションの空き状態を検索し、サービスIDに関連付けられている品質IDがある場合には、品質IDを検索キーとして、利用状態管理テーブルを検索することにより、品質IDに関連付けられているセッションIDのうち、利用していないセッションIDを検索する。利用していないセッションIDが存在すると判断された場合には、要求元端末に対して、セッション確立要求を送信する。利用状態であると判断された場合には、要求元端末に否認応答を送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、伝送管理システム、伝送システム、管理方法、及びプログラムに関する。
中継装置を介して複数の伝送端末間で、画像データや音データ等のコンテンツデータを送受信する伝送システムの一例として、インターネット等の通信ネットワークを介してビデオ会議(「テレビ会議」ともいう)などを行うビデオ会議システムが挙げられる。このようなビデオ会議システムは、近年の出張経費及び出張時間の削減に伴い、必要性が向上している。ビデオ会議システムでは、伝送端末の一例であるビデオ会議端末が複数台用いられている。そして、これらビデオ会議端末間でコンテンツデータの送受信が行われることにより、ビデオ会議を実現することができる(特許文献1参照)。
ところが、1つの中継装置が多数の伝送端末によって送信されたコンテンツデータを一時期に中継すると、中継装置の処理能力を超えてしまう。そのため、通信品質を保証すべく、通信セッションの数を制限する必要がある。これに対して、通信セッションの数を制限すると、より多くの利用者に対してサービス提供の契約を結ぶことができないため、サービス提供者の利用料収入が一定以上増加しない。そこで、通信セッションの数を制限するが、通信セッションの利用状態に空きがあれば通信セッションを利用できるようなシステムにし、サービス提供の契約数を通信セッションの数よりも増やす運用を行なえば、利用料収入を増加させることが可能となる。
しかしながら、単に通信セッションの利用状態に空きがあれば通信セッションを利用できるシステムにすると、通信セッションの利用状態に空きがなければ、高額の利用料を支払っている利用者であっても、低額の利用料を支払っている利用者と同じように通信セッションの利用が制限される。そのため、高額の利用料を支払っている利用者と低額の利用料を支払っている利用者との間に不公平が生じるという課題が生じる。
請求項1に係る発明は、所定の中継装置を介してコンテンツデータの送受信を行なう複数の伝送端末を管理する伝送管理システムであって、前記複数の伝送端末のそれぞれが提供されるサービスの品質を識別するための所定の品質識別情報、前記中継装置が利用可能な通信セッションを識別するための所定のセッション識別情報、及び前記中継装置による前記通信セッションの利用状態を示す利用状態情報を関連付けて管理する利用状態管理手段と、前記複数の伝送端末のうち所定の宛先端末との通信の開始を要求する要求元端末から、当該要求元端末が提供されるサービスを識別するための特定のサービス識別情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記特定のサービス識別情報に関連する特定の品質識別情報に対して、前記利用状態管理手段で関連付けられている利用状態情報が利用していない旨を示す場合には、当該利用状態情報に関連付けられている特定のセッション識別情報を、前記中継装置に対して送信する送信手段と、を有することを特徴とする伝送管理システムである。
以上説明したように本発明によれば、高額の利用料を支払っている利用者と低額の利用料を支払っている利用者との間に不公平が生じるという課題を解決することができるという効果を奏する。
本実施形態の伝送システムのうちビデオ会議の通信部分を示した概略図である。 本実施形態に係る伝送端末の外観図である。 本実施形態に係る伝送端末のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る伝送管理システムのハードウェア構成図である。 本発明の実施形態に係る伝送システムの全体構成図である。 本実施形態に係る伝送システムの各機能ブロック図である。 利用管理テーブルを示す概念図である。 品質管理テーブルを示す概念図である。 認証管理テーブルを示す概念図である。 端末管理テーブルを示す概念図である。 宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。 サービス管理テーブルを示す概念図である。 利用状態管理テーブルを示す概念図である。 伝送端末がログインする場合の処理を示したシーケンス図である。 通信セッションを確立する処理を示したシーケンス図である。 通信セッションの空き状況を検索する処理を示したフローチャートである。 伝送システムを利用した画像通信方法を示すシーケンス図である。 伝送端末間の通信が終了した場合の利用状態の更新処理を示したシーケンス図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態について説明する。
<<ビデオ会議用の全体構成>>
まず、図1を用いて、複数の伝送端末(10aa,10db)間でビデオ会議を行なうための伝送システム1について説明する。図1は、本実施形態の伝送システムのうちビデオ会議の通信部分を示した概略図である。
伝送システム1は、複数の伝送端末(10aa,10db)、中継装置30、及び伝送管理システム50によって構築されている。なお、以降、複数の伝送端末(10aa,10db)等のうち、任意の伝送端末は「伝送端末10」と表されている。
伝送端末10は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音データの送受信による伝送を行なう。なお、画像データの画像は、動画であっても静止画であってもよく、動画と静止画の両方であってもよい。
また、ビデオ会議の開始を要求する要求元としての伝送端末は「要求元端末」と表され、要求先である宛先(中継先)としての伝送端末は「宛先端末」と表されている。図1では、伝送端末10aaが要求元端末として、伝送端末10dbが宛先端末として表されている。但し、伝送端末10dbからビデオ会議の開始を要求する場合は、伝送端末10dbが要求元端末となり、伝送端末10aaが宛先端末となる。なお、各伝送端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各伝送端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。
中継装置30は、複数の伝送端末10間で、コンテンツデータを中継する処理を行なう。伝送管理システム50は、伝送端末10からのログイン認証、伝送端末10の通信状況の管理、宛先リストの管理等、及び中継装置30の通信状況等を一元的に管理する。
また、伝送システム1において、要求元端末と宛先端末との間では、伝送管理システム50を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションseiが確立される。また、要求元端末と宛先端末との間では、中継装置30を介して、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データ、及び音データの4つの各データを送受信するための4つのセッションが確立される。図1では、これら4つのセッションをまとめて、画像・音データ用セッションsedとして示している。なお、画像・音データ用セッションsedは、必ずしも4つのセッションである必要はなく、4つのセッション数より少ない又は多いセッション数であってもよい。
ここで、本実施形態で扱われる画像データの画像の解像度について説明する。低解像度の画像データは、例えば、横が160画素、縦が120画素から成り、ベース画像となる。中解像度の画像データは、横が320画素、縦が240画素から成る。高解像度の画像データは、例えば、横が640画素、縦が480画素から成る。このうち、狭帯域経路を経由する場合には、ベース画像となる低解像度の画像データのみから成る低画質の画像データが中継される。帯域が比較的広い場合には、ベース画像となる低解像度の画像データ、及び中解像度の画像データから成る中画質の画像データが中継される。また、帯域が非常に広い場合には、ベース画質となる低解像度の画像データ、中画解像度の画像データ、及び高解像度の画像データから成る高画質の画像データが中継される。音データは、画像データに比べてデータ量が少ないため、狭帯域経路であっても中継される。
なお、伝送システム1には、伝送管理システム50を介して一方の伝送端末10から他方の伝送端末10に一方向でコンテンツデータを伝送するデータ提供システムや、伝送管理システムを介して複数の伝送端末間で情報や感情等を相互に伝達するコミュニケーションシステムが含まれる。このコミュニケーションシステムは、コミュニケーション管理システム(「伝送管理システム」に相当)を介して複数のコミュニケーション端末(「伝送端末」に相当)間で情報や感情等を相互に伝達するためのシステムであり、ビデオ会議システムやビデオ電話システム等が例として挙げられる。
本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのビデオ会議システム、コミュニケーション管理システムの一例としてのビデオ会議管理システム、及びコミュニケーション端末の一例としてのビデオ会議端末を想定した上で、伝送システム、伝送管理システム、及び伝送端末について説明する。即ち、本発明の伝送端末及び伝送管理システムは、ビデオ会議システムに適用されるだけでなく、コミュニケーションシステム、又は伝送システムにも適用される。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。図2は、本実施形態に係る伝送端末10の外観図である。図2に示されているように、伝送端末10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1110には、複数の吸気孔によって形成された不図示の吸気面が設けられており、筐体1100の後側壁面1120には、複数の排気孔が形成された排気面1121が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、不図示の吸気面を介して伝送端末10の後方の外気を取り込み、排気面1121を介して伝送端末10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130には、収音用孔1131が形成され、後述する内蔵型のマイク114によって音、物音、雑音、鼓動等の音が収音可能となっている。
筐体1100の右側壁面1130側には、操作パネル1150が形成されている。この操作パネル1150には、後述の複数の操作ボタン(108a〜108e)、後述の電源スイッチ109、及び後述のアラームランプ119が設けられていると共に、後述の内蔵型のスピーカ115からの出力音を通すための複数の音出力孔によって形成された音出面1151が形成されている。また、筐体1100の左側壁面1140側には、アーム1200及びカメラハウジング1300を収容するための凹部としての収容部1160が形成されている。筐体1100の右側壁面1130には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にケーブルを接続するための複数の接続口(1132a〜1132c)が設けられている。一方、筐体1100の左側壁面1140には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にディスプレイ120用のケーブル120cを接続するための不図示の接続口が設けられている。
なお、以下では、操作ボタン(108a〜108e)のうち任意の操作ボタンを示す場合には「操作ボタン108」を用い、接続口(1132a〜1132c)のうち任意の接続口を示す場合には「接続口1132」を用いて説明する。
次に、アーム1200は、トルクヒンジ1210を介して筐体1100に取り付けられており、アーム1200が筐体1100に対して、135度のチルト角θ1の範囲で、上下方向に回転可能に構成されている。図2は、チルト角θ1が90度の状態を示している。カメラハウジング1300には、後述の内蔵型のカメラ112が設けられており、ユーザ、書類、及び部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1300には、トルクヒンジ1310が形成されている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介して、アーム1200に取り付けられている。そして、カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介してアーム1200に取り付けられており、カメラハウジング1300がアーム1200に対して、図2で示されている状態を0度として±180度のパン角θ2の範囲で、且つ、±45度のチルト角θ3の範囲で、上下左右方向に回転可能に構成されている。
なお、上記図2の外観図はあくまで一例であってこの外観に限定するものではない。カメラやマイクは必ずしも内蔵型である必要はなく外付けであってもよい。また、伝送管理システム50は、一般のサーバコンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
図3は、本発明の本実施形態に係る伝送端末10のハードウェア構成図である。図3に示されているように、本実施形態の伝送端末10は、伝送端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、伝送用プログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F107、伝送端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、伝送端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。なお、SSDに代えてHDDを用いてもよい。
また、伝送端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力する内蔵型のマイク114、音声を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、及び上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成されている。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、伝送端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
更に、上記伝送用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記伝送用プログラムは、フラッシュメモリ104ではなくROM102に記憶させるようにしてもよい。
図4は、本発明の本実施形態に係る伝送管理システムのハードウェア構成図である。
伝送管理システム50は、伝送管理システム50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、伝送管理用プログラム等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
なお、上記伝送管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記伝送管理用プログラムは、HD204ではなくROM202に記憶されるようにしてもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
また、図1に示されている中継装置30のハードウェア構成は、伝送管理システムのハードウェア構成と同様であるため、その説明を省略する。但し、中継装置30の場合は、HD204に中継用プログラムが記憶されている。
<<伝送システムの全体構成>>
続いて、図5を用いて、伝送システムの全体構成について説明する。図5は、本発明の実施形態に係る伝送システムの全体構成図である。
図5において、要求元端末(伝送端末10aa)、宛先端末(伝送端末10db)、中継装置30、及び伝送管理システム50は、インターネットを含む通信ネットワーク2に接続されている。通信ネットワーク2を介する通信には、有線通信だけでなく、無線通信が含まれてもよい。伝送端末10aaは利用者C1によって利用され、伝送端末10dbは利用者C2によって利用される。伝送管理システム50は、各伝送端末10に対して、各種サービスを提供する。
<<実施形態の機能構成>>
次に、図3、図4及び図6を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図6は、本実施形態に係る伝送システムの各機能ブロック図である。
<伝送端末の機能構成>
伝送端末10は、送受信部11、受付部12、通信制御部13、表示制御部17、及び記憶・読出処理部19を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された伝送用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。また、伝送端末10は、図3に示されているRAM103、及び図3に示されているフラッシュメモリ104によって構築される記憶部1000を有している。更に、伝送端末10には、図3に示されている記録メディア106によって構築される記録媒体1010が挿入されており、記憶・読出処理部19によって各種データの読み出し又は書き込みが行なわれる。
(伝送端末の各機能構成)
次に、図3及び図6を用いて、伝送端末10の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、伝送端末10の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、伝送端末10の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図6に示されている伝送端末10の送受信部11は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。この送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、伝送管理システム50より、宛先候補としての各伝送端末10の状態を示す各状態情報の受信を開始する。なお、この状態情報は、各伝送端末10の稼動状態(ONラインかOFFラインかの状態)だけでなく、ONラインであっても更に通話可能であるか、通話中であるか、離席中であるか等の詳細な状態を示す。また、この状態情報は、各伝送端末10の稼動状態だけでなく、伝送端末10でケーブル120cが伝送端末10から外れていたり、音を出力するが画像は出力させなかったり、音を出力さないようにする(MUTE)等、様々な状態を示す。以下では、一例として、状態情報が稼動状態を示す場合について説明する。
受付部12は、図3に示されているCPU101からの命令によって実現され、利用者による操作ボタン108の操作又は利用者による電源スイッチ109の押下等の各種入力を受け付ける。例えば、利用者が、図3に示されている電源スイッチ109をONにすると、図6に示されている受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする。
通信制御部13は、図3に示されているCPU101からの命令、並びに図3に示されているカメラ112及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像によって得た画像データを出力する。また、通信制御部13は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されている音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音データを入力する。更に、通信制御部13は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されている音声入出力I/F116によって実現され、音データに係る音声信号をスピーカに出力し、スピーカ115から音声を出力させる。
表示制御部17は、図3に示されているCPU101からの命令、及び図3に示されているディスプレイI/F117によって実現され、受信された解像度の異なる画像データを組み合わせ、この組み合わされた画像データをディスプレイ120に送信するための制御を行う。表示制御部17は、伝送管理システム50から受信した宛先リストの情報をディスプレイ120に送信して、ディスプレイ120に宛先リストを表示させることができる。
記憶・読出処理部19は、図3に示されているCPU101からの命令及び図3に示すSSD105によって実行され、又はCPU101からの命令によって実現され、記憶部1000又は記録媒体1010に各種データを記憶したり、記憶部1000又は記録媒体1010に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。記憶部1000には、伝送端末10を識別するための端末ID(Identification)、及びパスワード等が記憶される。なお、端末IDとパスワードの少なくとも一方は、記録媒体1010に記録されており、記憶・読出処理部19によって読み出されるようにしてもよい。この場合の記録媒体1010は、SIMカード(Subscriber Identity Module Card)等のICカード(Integrated circuit card)である。そして、伝送端末10の利用者は、記録媒体1010を購入することで、伝送管理システム50の管理者から通信サービスの提供を受けることができる。
具体的には、購入される記録媒体1010には、予め伝送管理システム50から提供される通信サービスを識別するためのサービスIDが記録されている。伝送端末10の利用者は、利用したい通信サービスに対応するICカードを購入し、伝送端末10にICカードの情報を読み込ませることで、伝送端末10は、伝送管理システム50へICカードに対応するサービスIDを送信することができる。これにより、利用者は伝送管理システム50を管理するサービス提供者から、通信サービスを受けることができる。利用者は、個人ユーザや、企業のような組織の単位でサービスを受けることができる。契約を結ぶことができる。また、サービスの利用料によって、利用者がサービスを利用する際の通信品質が異なる。なお、利用者は、ICカードを購入せずに、サービス提供者と通信サービスを受ける契約を結んでもよい。
更に、記憶部1000には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データ及び音データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示され、上書きされる前の音データによってスピーカ150から音声が出力される。
なお、本実施形態の端末IDは、伝送端末10を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報の一例を示す。また、端末IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であってもよい。また、端末IDに代えて、端末10の利用者を識別するための利用者IDを利用してもよい。この場合、端末識別情報には、端末IDだけでなく、利用者IDも含まれる。
<中継装置の機能構成>
中継装置30は、転送部を兼ねた送受信部31、判断部32、変更部33、及び記憶・読出処理部39を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された中継用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、中継装置30は、図4に示されているRAM203及びHD204の少なくとも一方によって構築される記憶部3000を有している。
(利用管理テーブル)
図7は利用管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図7に示されているような利用管理テーブルによって構成されている利用管理DB(Data Base)3001が構築される。利用管理テーブルでは、伝送管理システム50が伝送端末10に提供するサービスにおける通信品質を識別するための品質ID、及び各通信品質による通信に利用される通信セッションを識別するためのセッションIDが関連づけられて管理される。図7では、例えば、高品質(q01)には2つの通信セッション(se11,se12)が用意され、中品質(q02)には、3つの通信セッション(se21,se22,se23)が用意され、更に、低品質(q03)には4つ以上の通信セッション(se31,se32,se33,se34等)が用意されていることが示されている。
(品質管理テーブル)
図8は、品質管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図8に示されているような品質管理テーブルによって構成されている品質管理DB(Data Base)3002が構築される。品質管理テーブルでは、品質ID毎に、サービス内容(ここでは、画像の画質パラメータ及び音の音質パラメータを示す通信品質のパラメータ)が関連づけられて管理される。画質パラメータは、例えば、画像のフレームレートを示す。音質パラメータは、例えば、音のサンプリングレートを示す。
(中継装置の各機能構成)
次に、図4及び図6を用いて、中継装置30の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、中継装置30の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、中継装置30の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図6に示されている中継装置30の送受信部31は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。また、送受信部31は、転送部としての役割も果たし、例えば、伝送端末10の一つである第1の伝送端末から送信されて来た画像データ及び音データを、伝送端末10の他の一つである第2の伝送端末に転送する。
判断部32は、CPU201からの命令によって実現され、伝送端末10から送られて来た画像データ及び音データの品質が、通信品質のパラメータに係る品質と同じであるか否かを判断する。
変更部33は、CPU201からの命令によって実現され、第1の伝送端末から送られて来た画像データ及び音データを第2の伝送端末に転送する前に、第1の伝送端末から送られて来た画像データ及び音データの各通信品質のパラメータを、品質管理テーブル(図8参照)に合わせて変更又は維持する。
記憶・読出処理部39は、図4に示されているCPU201からの命令、及び図4に示されているHDD205によって実現され、記憶部3000に各種データを記憶したり、記憶部3000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<伝送管理システムの機能構成>
伝送管理システム50は、送受信部51、判断部52、管理部53、及び記憶・読出処理部59を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された伝送管理用プログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、伝送管理システム50は、図4に示されているHD204により構築される記憶部5000を有している。
(認証管理テーブル)
図9は、認証管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図9に示されているような認証管理テーブルによって構成されている認証管理DB5001が構築されている。この認証管理テーブルでは、伝送管理システム50によって管理される全ての伝送端末10の各端末IDに対して、各パスワードが関連付けられて管理される。例えば、図9に示されている認証管理テーブルにおいて、伝送端末10aaの端末IDは「01aa」で、パスワードは「aaaa」であることが示されている。
(端末管理テーブル)
図10は、端末管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図10に示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5002が構築されている。この端末管理テーブルでは、各伝送端末10の端末ID毎に、各伝送端末10を宛先とした場合の宛先名、各端末10の稼動状態、後述のログイン要求情報が伝送管理システム50で受信された受信日時、及び伝送端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。例えば、図10に示されている端末管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」の端末10aaは、端末名が「日本 東京事業所 AA端末」で、稼動状態が「ONライン(通話可能)」で、伝送管理システム50でログイン要求情報が受信された日時が「2014年4月10日の13時40分」で、この端末10aaのIPアドレスが「1.2.1.3」であることが示されている。
(宛先リスト管理テーブル)
図11は、宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図11に示されているような宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5003が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、通話の開始を要求する要求元端末の端末IDに対して、宛先候補として登録されている宛先端末の端末IDが全て関連付けられて管理される。例えば、図11に示されている宛先リスト管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」である要求元端末(端末10aa)から通話の開始を要求することができる宛先候補は、端末IDが「01ab」の端末10ab、端末IDが「01ba」の端末10ba、及び端末IDが「01bb」の端末10bb等であることが示されている。これら宛先候補は、任意の要求元端末から伝送管理システム50に対する追加又は削除の要請により、追加又は削除されることで更新される。
(サービス管理テーブル)
図12は、サービス管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図12に示されているようなサービス管理テーブルによって構成されているサービス管理DB5004が構築されている。このサービス管理テーブルでは、伝送管理システム50が各伝送端末10に提供するサービスを識別するためのサービスID、及び図7にも示した品質IDが関連付けられて管理されている。例えば、図12に示されているサービス管理テーブルにおいて、サービスIDが「sv901」の場合、品質IDが「q01」である通信品質のサービスが提供されることが示されている。例えば、伝送管理システム50が提供するサービスがビデオ会議サービスの場合、品質IDは、ビデオ会議サービスによって送受信されるコンテンツデータ(画像データ、音データ)の通信品質を示す。
(利用状態管理テーブル)
図13は、利用状態管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図13に示されているような利用状態管理テーブルによって構成されている利用状態管理DB5005が構築されている。この利用状態管理テーブルでは、図12に示した品質ID、図7に示したセッションID、及び、このセッションIDで示される通信セッションの利用状態を示す利用状態情報が関連付けられて管理されている。例えば、図13では、利用状態として、利用中である旨を示す場合は「1」で、利用していない(利用中でない)旨を示す場合は「0」で示されている。また、図13に示されている利用状態管理テーブルにおける「品質ID」と「セッションID」との関係は、図7に示されている利用管理テーブルにおける「品質ID」と「セッションID」との関係と同じである。
また、図13に示されている利用状態管理テーブルでは、品質ID「q01」は、異なる2つのセッションID(「se11」,「se12」)としか関連付けられていない。これに対して、図12に示されているサービス管理テーブルでは、品質ID「q01」は、異なる3つのサービスID(「sv901」、「sv902」、「sv903」)と関連付けられている。このように、本実施形態では、発行されるサービスIDの数は、同時期に利用可能な通信セッションの数よりも多い。これにより、3つのサービスID(「sv901」、「sv902」、「sv903」)が発行されても、同時期に利用できるのは2つの通信セッションであるため、通信の開始要求を行った伝送端末10は、先着順に、品質ID「q01」で示される通信品質による中継のサービスを受けることができる。そして、サービスを受けられなかった伝送端末10は、他の伝送端末10が通信セッションの利用を終了して、通信セッションが空き状態になれば、サービスを受けることができる。
更に、品質ID「q01」に関しては、図13のように同時期に利用可能な通信セッションのセッションIDが2つであるのに対して、図12のように発行されるサービスIDは3つであるため、サービスIDの余剰数は1つである。これに対して、品質ID「q02」の品質は、図8に示されているように、品質ID「q01」の品質よりも低い。そして、品質ID「q02」に関しては、図13のように同時期に利用可能な通信セッションのセッションIDが3つであるのに対して、図12のように発行されるサービスIDは5つであるため、サービスIDの余剰数は2つである。このように、サービスIDに対応する通信品質毎に、同時期に利用可能な通信セッションの数を異ならせることができる。よって、例えば、利用料が高額となる通信品質が高いサービスIDは、同時期に利用可能な通信セッションの数に対して、余剰数を少なくするのに対して、利用料が低額となる通信品質が低いサービスIDは、同時期に利用可能な通信セッションの数に対して、余剰数を多くする等の運用を行なうことができる。
<<実施形態の処理または動作>>
次に、図14乃至図18を用いて、本実施形態に係る伝送システム1における処理方法を説明する。ここでは、説明の簡略化のため、伝送端末10は、要求元端末(伝送端末10aa)、宛先候補(伝送端末10ab,10ba,10db)の処理について説明する。
以下、まずは図14を用いて、伝送端末がログインする場合の処理を説明する。図14は、伝送端末がログインする場合の処理を示したシーケンス図である。なお、図14では、全て図1に示されている管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される。
まず、要求元端末(端末10aa)の利用者が、図3に示されている電源スイッチ109をONにすると、図6に示されている受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする(ステップS21)。そして、送受信部11は、上記電源ONの受け付けを契機とし、通信ネットワーク2を介して伝送管理システム50に、ログイン要求を示すログイン要求情報を自動的に送信する(ステップS22)。なお、ログイン要求情報は、電源スイッチ109のONによって送信されるのではなく、利用者による操作ボタン108の操作によって送信されてもよい。また、ログイン要求情報には、要求元としての自端末である伝送端末10aaを識別するための端末ID及びパスワードが含まれている。これら端末ID及びパスワードは、記憶・読出処理部19を介して記憶部1000から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。なお、端末ID及びパスワードは、記録媒体1010に記録されており、記録媒体1010から読み出されるようにしてもよい。また、伝送端末10aaから伝送管理システム50へログイン要求情報が送信される際は、受信側である伝送管理システム50は、送信側である伝送端末10abのIPアドレスを取得することができる。
次に、伝送管理システム50の記憶・読出処理部59は、送受信部51を介して受信したログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、認証管理テーブル(図9参照)を検索し、判断部52は、認証管理テーブルに同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う(ステップS23)。この端末認証によって、同一の端末ID及びパスワードが管理されているため、正当な利用権限を有する伝送端末10からのログイン要求であると判断された場合には、記憶・読出処理部59は、端末管理テーブル(図10参照)に、伝送端末10aaの端末ID、稼動状態、上記ログイン要求情報が受信された受信日時、及び伝送端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する(ステップS24)。これにより、図10に示されている端末管理テーブルには、端末ID「01aa」に、稼動状態「ONライン(通話可能)」、受信日時「2014.4.10.13:40」及び端末10aaのIPアドレス「1.2.1.3」が関連付けて管理されることになる。
そして、伝送管理システム50の送受信部51は、上記端末認証の結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求してきた要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS25)。本実施形態では、正当な利用権限を有する端末であると判断された場合につき、以下続けて説明する。
伝送管理システム50の記憶・読出処理部59は、ログイン要求した要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理テーブル(図11参照)を検索し、要求元端末(伝送端末10aa)と通信することができる宛先候補の端末IDを読み出すことによって抽出する(ステップS26)。ここでは、説明の簡略化のため、要求元端末(端末10aa)の宛先候補の端末として、伝送端末(10ab,10ba,10db)の3台がある場合について説明する。
次に、記憶・読出処理部59は、上記抽出した宛先候補の端末ID(「01ba」、「01db」)を検索キーとして、端末管理テーブル(図10参照)を検索し、上記抽出した端末ID毎に稼動状態(「OFFライン」、「ONライン」、「ONライン」)を読み出すことにより、伝送端末(10ab,10ba,10db)の各稼動状態を取得する(ステップS27)。
次に、送受信部51は、上記ステップS27で使用された検索キーとしての端末ID(「01ab」、「01ba」、「01db」)と、それぞれに対応する宛先端末(伝送端末10ab,10ba,10db)のそれぞれの稼動状態(「OFFライン」、「ONライン(通話可能)」、「ONライン(通話可能)」)とが含まれた宛先状態情報を、通信ネットワーク2を介して要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS28)。これにより、要求元端末(端末10aa)は、この要求元端末(伝送端末10aa)と通信することができる宛先候補(伝送端末10ab,10ba,10db)の現時点のそれぞれの稼動状態(「ONライン(通話可能)」、「ONライン(通話可能)」)を取得することができる。
更に、伝送管理システム50の記憶・読出処理部59は、ログイン要求してきた要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理テーブル(図11参照)を検索し、上記要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID「01aa」を宛先候補として登録している他の要求元端末の端末IDを抽出する(ステップS29)。ここでは、宛先リスト管理テーブルにおいて、抽出される他の要求元端末の端末IDは、「01ba」、及び「01db」である。
次に、伝送管理システム50の記憶・読出処理部59は、上記ログイン要求して来た要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID「01aa」を検索キーとして、端末管理テーブル(図10参照)を検索し、ログイン要求してきた要求元端末(伝送端末10aa)の稼動状態を取得する(ステップS30)。
そして、送受信部51は、上記ステップS29で抽出された端末ID(「01ab」、「01ba」、「01db」)に係るそれぞれの伝送端末(10ab,10ba,10db)のうち、端末管理テーブル(図10参照)で稼動状態が「ONライン」となっている端末(10ba,10db)に、上記ステップS30で取得された要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID「01aa」、及び稼動状態「ONライン」が含まれる宛先状態情報を送信する(ステップS31−1,2)。なお、送受信部51が伝送端末(10ba,10db)に宛先状態情報を送信する際に、各端末ID(「01ba」、「01db」)に基づいて、端末管理テーブルで管理されている伝送端末のIPアドレスを参照する。これにより、ログイン要求した要求元端末(伝送端末10aa)を宛先として通信することができる他の宛先端末(伝送端末10db,10ba)のそれぞれに、上記ログイン要求した要求元端末(端末10aa)の端末ID「01aa」、及び稼動状態「ONライン」を伝えることができる。
なお、伝送端末10aa以外の伝送端末10でも、上記ステップ21と同様に、利用者が電源スイッチ109をONにすると、受付部12が電源ONを受け付け、上記ステップS22〜S31−1,2の処理と同様の処理を行うため、その説明を省略する。
続いて、図15及び図16を用いて、伝送端末10aa及び伝送端末10dbの2拠点間で通話を開始する前の準備段階における各管理情報の送受信処理について説明する。図15は、通信セッションを確立する処理を示したシーケンス図である。図16は、通信セッションの空き状況を検索する処理を示したフローチャートである。なお、図15では、全て図2に示されている管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される。
まず、要求元端末(伝送端末10aa)の利用者が、要求元端末(伝送端末10aa)において、図3に示されている操作ボタン108を操作して伝送端末10dbを選択すると、図6に示されている受付部12は、宛先候補のうち特定の宛先端末(伝送端末10db)との通話を開始する要求を受け付ける(ステップS41)。そして、要求元端末(伝送端末10aa)の送受信部11は伝送管理システム50に対して、宛先端末(伝送端末10db)との通話を開始したい旨を示す開始要求を送信する(ステップS42)。この開始要求には、要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID「01aa」、宛先端末(伝送端末10db)の端末ID「01db」、及び要求元端末(伝送端末10aa)のサービスIDが含まれている。これにより、伝送管理システム50の送受信部51は、上記開始要求を受信すると共に、送信元である要求元端末(伝送端末10aa)のIPアドレスを取得することができる。なお、サービスIDは、送受信部11によって送信されるため、記憶・読出処理部19によって記録媒体1010から読み出される。
そして、管理部53は、開始要求に含まれる要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID「01aa」及び宛先端末(伝送端末10db)の端末ID「01db」に基づき、端末管理テーブル(図10参照)において、上記端末ID「01aa」及び端末ID「01db」がそれぞれ含まれるレコードの稼動状態のフィールド部分を、ともに「ONライン(通話中)」に変更する(ステップS43)。なお、この状態では、要求元端末(伝送端末10aa)、及び宛先端末(伝送端末10ba)は、通話を開始していないが、通話中状態となり、他の伝送端末10が要求元端末(伝送端末10aa)及び宛先端末(伝送端末10db)と通話しようとすると、いわゆる通話中状態を示す旨の通知音又は表示が出力される。
次に、伝送管理システム50は、通信セッションの空き状態を検索する(ステップS44)。ここで、図16を用いて、ステップS44における処理を更に詳細に説明する。
まず、伝送管理システム50の記憶・読出処理部59は、上記ステップS42によって受信されたサービスIDを検索キーとしてサービス管理テーブル(図12参照)を検索する(ステップS44−1)。
次に、判断部52は、上記ステップS44−1の処理によって、サービス管理テーブル(図12参照)において、上記サービスIDに関連付けられている品質IDがあるか否かを判断することで、正当なサービスIDであるか否かを判断する(ステップS44−2)。そして、上記ステップS44−2において、上記サービスIDに関連付けられている品質IDがある、即ち、正当なサービスIDであると判断された場合には(YES)、記憶・読出処理部59は、この関連付けられている品質IDを検索キーとして、利用状態管理テーブル(図13参照)を検索することにより、品質ID「q01」に関連付けられているセッションID(「se11」,「se12」)のうち、利用状態のフラグが利用していない旨を示す「0」と関連付けられているセッションIDを検索する(ステップS44−3)。一方、上記ステップS44−2において、上記サービスIDに関連付けられている品質IDがない、即ち、正当なサービスIDでないと判断された場合には(NO)、伝送管理システム50の送受信部51は、要求元端末(伝送端末10aa)に対して、上記ステップS42に対する否認応答を送信する。
次に、判断部52は、利用状態のフラグが利用していない旨を示す「0」であるセッションIDが存在するか、即ち、通信セッションの空きがあるか否かを判断する(ステップS44−4)。そして、上記ステップS44−4において、利用状態のフラグが利用していない旨を示す「0」であるセッションIDが存在すると判断された場合には、後述のステップS45の処理へ進む。一方、上記ステップS44−4において、利用状態のフラグが利用中である旨を示す「1」であるセッションIDが存在すると判断された場合には、伝送管理システム50の送受信部51は、要求元端末(伝送端末10aa)に対して、上記ステップS42に対する否認応答を送信する。
次に、上記ステップS44−4において、ステップS45の処理へ進む場合について、続けて説明する。
管理部53は、利用状態管理テーブル(図13参照)に対して、利用していない旨を示す「0」のフラグを、利用中である旨を示す「1」のフラグに更新する(ステップS45)。そして、送受信部51は、要求元端末(伝送端末10aa)に対して、セッション確立要求を送信する(ステップS46−1)。このセッション確立要求には、上記ステップS45において更新された利用状態が関連付けられているセッションIDが含まれている。これにより、要求元端末(伝送端末10aa)の送受信部11は、上記セッション確立要求を受信する。同様に、伝送管理システム50の送受信部51は、宛先端末(伝送端末10db)に対して、セッション確立要求を送信する(ステップS46−2)。このセッション確立要求には、上記ステップS45において更新された利用状態が関連付けられているセッションIDが含まれている。これにより、宛先端末(伝送端末10db)の送受信部11は、上記セッション確立要求を受信する。
次に、伝送管理システム50の記憶・読出処理部59は、上記ステップS42によって受信された要求元端末(伝送端末10aa)の端末ID及び宛先端末(伝送端末10db)の端末IDをそれぞれ検索キーとして、端末管理テーブル(図10参照)を検索することにより、対応する各IPアドレスを読み出す(ステップS47)。
次に、伝送管理システム50の送受信部51は、中継装置30に対して、上記ステップS47によって読み出された要求元端末(伝送端末10aa)のIPアドレス及び宛先端末(伝送端末10db)のIPアドレスを送信する(ステップS48)。これにより、中継装置30は、要求元端末(伝送端末10aa)のIPアドレス及び宛先端末(伝送端末10db)のIPアドレスを受信する。これにより、中継装置30の送受信部31は、上記ステップS46によって受信された各IPアドレスに基づいて、要求元端末(伝送端末10aa)との通信セッションを確立すると共に(ステップS49−1)、宛先端末(伝送端末10db)との通信セッションを確立する(ステップS49−2)。
続いて、図17を用いて、伝送システム1を利用した画像通信方法を説明する。図17は、伝送システムを利用した画像通信方法を示すシーケンス図である。
まず、要求元端末(伝送端末10aa)の送受信部11は、中継装置30に対して、通話による画像データ及び音データを送信する前に、上記ステップS46−1によって受信されたセッションIDを送信する(ステップS61)。これにより、中継装置30の送受信部31は、セッションIDを受信する。
次に、中継装置30の記憶・読出処理部39は、上記ステップS61によって受信されたセッションIDを検索キーとして、利用管理テーブル(図7参照)を検索することにより、対応する品質IDを読み出す(ステップS62)。そして、記憶・読出処理部39は、上記ステップS62によって読み出した品質IDを検索キーとして、品質管理テーブル(図8)を検索することにより、対応する各通信品質のパラメータを読み出す(ステップS63)。
次に、要求元端末(伝送端末10aa)の送受信部11は、中継装置30に対して、通話による画像データ及び音データを送信する(ステップS64)。これにより、中継装置30の送受信部31は、画像データ及び音データを受信する。
次に、判断部32は、上記ステップS64によって受信された画像データ及び音データの品質が、上記ステップS63によって読み出された通信品質のパラメータに係る品質と同じであるか否かを判断する(ステップS65)。そして、同じでない場合には、変更部33は、上記ステップS64によって受信された画像データ及び音データの品質を、上記ステップS63によって読み出された通信品質のパラメータに変更する(ステップS66)。この場合、要求元端末(伝送端末10aa)から送られて来た画像データの画質が、画質パラメータを越える値の場合には、変更部33は、画像データの画質を画質パラメータの値まで下げる。同様に、要求元端末(伝送端末10aa)から送られて来た音データの音質が、音質パラメータを越える値の場合には、変更部33は、音データの音質を音質パラメータの値まで下げる。但し、要求元端末(伝送端末10aa)から送られて来た画像データ及び音データの品質が、それぞれ画質パラメータ及び音質パラメータ以下の値の場合には、変更部33は、画像データの画質及び音データの音質を変更しない。
次に、中継装置30の送受信部31は、画像データ及び音データを宛先端末(伝送端末10db)に転送する(ステップS67)。これにより、要求元端末(伝送端末10aa)は、自己のサービスIDに基づいた品質の画像データ及び音データを送信することができる。なお、宛先端末(伝送端末10db)から中継装置30を介して要求元端末(伝送端末10aa)に画像データ及び音データを送信する場合には、自端末である宛先端末(伝送端末10db)側のサービスIDではなく、要求元端末(伝送端末10aa)側のサービスIDに基づいた品質の画像データ及び音データを送信することができる。
続いて、図18を用いて、伝送端末10間の通話が終了した後の処理を説明する。図18は、伝送端末間の通信が終了した場合の利用状態の更新の処理を示したシーケンス図である。
図18に示されているように、中継装置30の送受信部31は、伝送管理システム50に対して、終了通知を送信する(ステップS81)。この終了通知には、上記ステップS61によって受信されたセッションIDが含まれている。これにより、伝送管理システム50の送受信部51は、セッションIDを受信する。
次に、伝送管理システム50の記憶・読出処理部59は、利用状態管理テーブル(図13参照)において、上記ステップS81によって受信されたセッションIDに関連付けられている利用状態を、利用中である旨を示すフラグ「1」から、利用していない旨を示すフラグ「0」に更新する(ステップS82)。これにより、上記ステップS81によって送信されたセッションIDで示される通信セッションが空き状態になるため、新たに、この通信セッションを利用することができる。
<<本実施形態の効果>>
以上説明したように本実施形態によれば、利用状態管理テーブル(図13参照)で通信セッション毎に利用状態を管理することによって、通信セッションに空きがあれば、できるだけ多くの伝送端末10に通信セッションを利用してもらう運用を行なうことができる。これにより、より多くの利用者に対してサービス提供の契約を結ぶことができるため、サービス提供者の利用料収入が一定以上増加させることが可能であるという効果を奏する。
特に、利用状態管理テーブル(図13参照)でサービスの品質毎に通信セッションの利用状態を管理することによって、品質が高い(利用料が高い)サービスに対しては、品質が低い(利用料が安い)サービスよりも通信セッションを割り当てる数を多くする運用を行なうことができる。これにより、高額の利用料を支払っている利用者と低額の利用料を支払っている利用者との間に不公平が生じるという課題を解決することができるという効果を奏する。
〔実施形態の補足〕
上記実施形態における中継装置30、及び伝送管理システム50は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能又は手段)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。
また、上記各実施形態の伝送端末10で実行される伝送用プログラム、中継装置30で実行される中継用プログラム、及び伝送管理システム50で実行される伝送管理用プログラムが記憶されたCD−ROM等の記録媒体は、いずれもプログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることが可能である。
また、上述のディスプレイ120は表示手段の一例であり、この表示手段の他の例として、プロジェクタや、他の装置や端末のディスプレイも含まれる。
また、上記実施形態では、伝送端末の一例として、ビデオ会議端末の場合について説明したが、これに限るものではなく、IP(Internet Protocol)電話や、インターネット電話等の電話システムであってもよい。また、スマートフォン、携帯電話機、カーナビゲーション端末、ウェアラブルコンピュータ等の通信機器であってもよい。更に、通信が可能な機能を有するに至った機器(例えば、監視カメラ、デジタルカメラ、電子黒板、プロジェクタ、ゲーム機、デジタルサイネージ、又は、産業用機器等)であってもよい。ウェアラブルコンピュータには、腕時計やヘッドマウントディスプレイ等が含まれる。また、産業用機器には、MFP(Multifunction Peripheral/Printer/Product)等のオフィス機器、内視鏡等の医療用機器、耕運機等の農業用機器などが含まれる。
また、上記実施形態では、コンテンツデータの一例として、画像データ及び音データについて説明したが、これに限るものではなく、触覚(touch)データであってもよい。この場合、一方の端末側でユーザが接触した感覚が、他方の端末側に伝達される。更に、コンテンツデータは、嗅覚(smell)データであってもよい。この場合、一方の端末側の匂い(臭い)が、他の端末側に伝達される。また、コンテンツデータは、画像データ、音データ、触覚データ、及び嗅覚データのうち、少なくとも1つのデータであればよい。
また、上記実施形態では、伝送システム1によってビデオ会議をする場合について説明したが、これに限るものではなく、打ち合わせ、家族間や友人間等の一般的な会話、又は、一方向での情報の提示に使用されても構わない。
〔その他〕
以下に、本実施形態の一面を示した発明を開示する。なお、括弧内の符号は図面の符号と一致するが、あくまで一例であって、各手段を符号で示される構成や処理に限定するものではない。
即ち、本実施形態には、所定の中継装置を介してコンテンツデータの送受信を行なう複数の伝送端末を管理する伝送管理システムであって、
前記複数の伝送端末のそれぞれが提供されるサービスの品質を識別するための所定の品質識別情報、前記中継装置が利用可能な通信セッションを識別するための所定のセッション識別情報、及び前記中継装置による前記通信セッションの利用状態を示す利用状態情報を関連付けて管理する利用状態管理手段(5005)と、
記複数の伝送端末のうち所定の宛先端末との通信の開始を要求する要求元端末から、当該要求元端末が提供されるサービスを識別するための特定のサービス識別情報を受信する受信手段(51,S42)と、
記受信手段によって受信された前記特定のサービス識別情報に関連する特定の品質識別情報に対して、前記利用状態管理手段で関連付けられている利用状態情報が利用していない旨を示す場合には、当該利用状態情報に関連付けられている特定のセッション識別情報を、前記中継装置に対して送信する送信手段(51,S61)と、
有する伝送管理システムが開示されている。
1 伝送システム
10 伝送端末
30 中継装置
31 送受信部
32 判断部
33 変更部
39 記憶・読出処理部
50 伝送管理システム
51 送受信部(受信手段の一例、送信手段の一例)
52 判断部
53 管理部
59 記憶・読出処理部
1000 記憶部
1010 記録媒体
3000 記憶部
3001 利用管理DB
3002 品質管理DB
5000 記憶部
5001 認証管理DB
5002 端末管理DB
5003 宛先リスト管理DB
5004 サービス管理DB(サービス管理手段の一例)
5005 利用状態管理DB(利用状態管理手段の一例)
特開2008−227577号公報

Claims (10)

  1. 所定の中継装置を介してコンテンツデータの送受信を行なう複数の伝送端末を管理する伝送管理システムであって、
    前記複数の伝送端末のそれぞれが提供されるサービスの品質を識別するための所定の品質識別情報、前記中継装置が利用可能な通信セッションを識別するための所定のセッション識別情報、及び前記中継装置による前記通信セッションの利用状態を示す利用状態情報を関連付けて管理する利用状態管理手段と、
    前記複数の伝送端末のうち所定の宛先端末との通信の開始を要求する要求元端末から、当該要求元端末が提供されるサービスを識別するための特定のサービス識別情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記特定のサービス識別情報に関連する特定の品質識別情報に対して、前記利用状態管理手段で関連付けられている利用状態情報が利用していない旨を示す場合には、当該利用状態情報に関連付けられている特定のセッション識別情報を、前記中継装置に対して送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする伝送管理システム。
  2. 請求項2に記載の伝送管理システムであって、
    前記複数の伝送端末のそれぞれが提供されるサービスを識別するための所定のサービス識別情報、及び前記所定のサービス識別情報毎に他のサービス識別情報と同一又は異なるサービスの品質を識別するための所定の品質識別情報を関連付けて管理するサービス管理手段を有し、
    前記送信手段は、前記受信手段によって受信された特定のサービス識別情報に前記サービス管理手段で関連付けられている前記特定の品質識別情報に対して、前記利用状態管理手段で関連付けられている利用状態情報が利用していない旨を示す場合には、当該利用状態情報に関連付けられている前記特定のセッション識別情報を、前記中継装置に対して送信することを特徴とする伝送管理システム。
  3. 前記送信手段は、前記受信手段によって受信された前記特定のサービス識別情報に前記サービス管理手段で関連付けられている特定の品質識別情報に対して、前記利用状態管理手段で関連づけられている利用状態情報が利用中である旨を示す場合には、当該利用状態情報に関連付けられているセッション識別情報を、前記中継装置に対して送信しないことを特徴とする請求項2に記載の伝送管理システム。
  4. 前記送信手段は、前記セッション識別情報を、前記中継装置に対して送信しない場合に、前記通信の開始を要求した前記要求元端末に対して、当該要求に対する否認応答を送信することを特徴とする請求項3に記載の伝送管理システム。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の伝送管理システムであって、
    前記受信手段によって受信された特定のサービス識別情報に前記サービス管理手段で関連付けられている利用状態情報が利用中である旨を示すか又は利用していない旨を示すかを判断する判断手段を有し、
    前記判断手段によって前記利用状態情報が利用していない旨を示すと判断された場合には、前記送信手段は、前記利用状態情報に関連付けられているセッション識別情報を、前記中継装置に対して送信することを特徴とする伝送管理システム。
  6. 前記受信手段によって受信された前記特定のサービス識別情報に基づいて前記サービス管理手段が検索されることにより、対応する特定の品質識別情報が関連付けられている場合には、前記判断手段は、前記特定のサービス識別情報が正当であると判断することを特徴とする請求項5に記載の伝送管理システム。
  7. 前記伝送端末は、ビデオ会議端末、IP電話、インターネット電話、スマートマートフォン、携帯電話機、カーナビゲーション端末、デジタルサイネージ、ウェアラブルコンピュータ、監視カメラ、デジタルカメラ、電子黒板、プロジェクタ、ゲーム機、医療機器、オフィス機器、又は農業用機器であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の伝送管理システム。
  8. 請求項1乃至7に記載の伝送管理システムと、
    前記伝送端末と、
    を有することを特徴とする伝送システム。
  9. 所定の中継装置を介してコンテンツデータの送受信を行なう複数の伝送端末を管理する伝送管理システムが実行する管理方法であって、
    前記伝送管理システムは、前記複数の伝送端末のそれぞれが提供されるサービスの品質を識別するための所定の品質識別情報、前記中継装置が利用可能な通信セッションを識別するための所定のセッション識別情報、及び前記中継装置による前記通信セッションの利用状態を示す利用状態情報を関連付けて管理する利用状態管理手段を有し、
    前記伝送管理システムは、
    前記複数の伝送端末のうち所定の宛先端末との通信の開始を要求する要求元端末から、当該要求元端末が提供されるサービスを識別するための特定のサービス識別情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信された前記特定のサービス識別情報に関連する特定の品質識別情報に対して、前記利用状態管理手段で関連付けられている利用状態情報が利用していない旨を示す場合には、当該利用状態情報に関連付けられている特定のセッション識別情報を、前記中継装置に対して送信する送信ステップと、
    を実行することを特徴とする管理方法。
  10. コンピュータに、請求項9に記載の各ステップを実行させることを特徴とするプログラム。
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