JP2016039474A - 通信装置、及び、処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】スループットを向上できる。【解決手段】通信装置10は、通信部13,14と検出部131と制御部110とを備える。通信部13,14は、第1の無線通信方式に従った第1の通信と、第2の無線通信方式に従った第2の通信と、に送信データを分配することにより上記第1の通信及び上記第2の通信を並列に行なう。検出部131は、上記第1の通信に分配された送信データのうちの、上記第1の通信の無線リソースに割り当てられた送信データと異なる送信データの量である未割当量を検出する。制御部110は、上記検出された未割当量に基づいて、上記第1の通信及び上記第2の通信のそれぞれに分配される送信データの総量に対する、上記第1の通信に分配される送信データの量の割合を制御する。【選択図】図4
Description
本発明は、通信装置、及び、処理方法に関する。
無線通信方式が互いに異なる複数の通信に送信データを分配することにより、複数の通信を並列に行なう、基地局及び移動局を備える無線通信システムが知られている(例えば、特許文献1及び非特許文献1を参照)。無線通信システムは、セルラー方式に従った第1の通信と、無線LAN(Local Area Network)方式に従った第2の通信と、を並列に行なう。
基地局は、第1の通信に分配された送信データの量と、第2の通信に分配された送信データの量と、の比を表す分配比を、第1の通信における無線使用率が目標値以下となるように制御する。無線使用率は、使用可能な無線リソースの量に対する、送信データに割り当てられた無線リソースの量の割合を表す。
川崎 健、外4名、「フェムト基地局によるLTE−WLANリンクアグリゲーションの評価」、2013年電子情報通信学会総合大会 通信講演論文集1、電子情報通信学会、2013年3月、B−17−23、p.667
ところで、第1の通信により移動局へ送信可能なデータの量よりも多い量の送信データが、第1の通信に分配された場合、基地局は、分配された送信データのすべてを無線リソースに割り当てることができない。この場合、例えば、無線リソースに割り当てられない送信データは、廃棄されることがある。ところで、無線リソースに割り当てられない送信データの量は、無線使用率に反映されない。
従って、無線使用率に基づいて分配比を制御しても、無線リソースに割り当てられない送信データが存在する場合、第2の通信に分配される送信データの量が十分に増加されない。従って、第1の通信に分配される送信データの量が目標値よりも大きい状態が継続しやすい。その結果、基地局から移動局への通信により単位時間あたりに送信されるデータの量であるスループットを向上できない。
一つの側面として、本発明の目的の一つは、スループットを向上することにある。
一つの側面では、通信装置は、通信部と検出部と制御部とを備える。通信部は、第1の無線通信方式に従った第1の通信と、第2の無線通信方式に従った第2の通信と、に送信データを分配することにより上記第1の通信及び上記第2の通信を並列に行なう。検出部は、上記第1の通信に分配された送信データのうちの、上記第1の通信の無線リソースに割り当てられた送信データと異なる送信データの量である未割当量を検出する。制御部は、上記検出された未割当量に基づいて、上記第1の通信及び上記第2の通信のそれぞれに分配される送信データの総量に対する、上記第1の通信に分配される送信データの量の割合を制御する。
スループットを向上できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に説明される実施形態は例示である。従って、以下に明示しない種々の変形や技術が実施形態に適用されることは排除されない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一の符号を付した部分は、変更又は変形が明示されない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
<第1実施形態>
(構成)
図1に例示するように、第1実施形態に係る無線通信システム1は、基地局10と、複数(本例では、2つ)の無線端末21及び22と、サーバ装置30と、を備える。基地局10は、通信装置の一例である。無線端末21及び22は、基地局10に対する、通信先の通信装置の一例である。
(構成)
図1に例示するように、第1実施形態に係る無線通信システム1は、基地局10と、複数(本例では、2つ)の無線端末21及び22と、サーバ装置30と、を備える。基地局10は、通信装置の一例である。無線端末21及び22は、基地局10に対する、通信先の通信装置の一例である。
無線通信システム1が備える無線端末の数は、1つであってもよく、又は、3つ以上であってもよい。無線通信システム1が備える基地局の数は、2つ以上であってもよい。無線通信システム1が備えるサーバ装置の数は、2つ以上であってもよい。
無線通信システム1は、基地局10と無線端末21及び22との間で、複数の無線通信方式に従った複数の通信を行なう。複数の無線通信方式は、第1の無線通信方式と第2の無線通信方式とを含む。本例では、第1の無線通信方式は、LTE(Long Term Evolution)方式である。
本例では、第2の無線通信方式は、無線LAN(Local Area Network)方式(例えば、IEEE 802.11シリーズ、又は、IEEE 802.15シリーズ等)である。IEEEは、Institute of Electrical and Electronics Engineersの略記である。例えば、無線LAN方式は、WiFi(登録商標)方式であってよい。WiFiは、Wireless Fidelityの略記である。
本例では、第1の無線通信方式に従った第1の通信は、セルラー通信、又は、LTE通信と表されてよい。本例では、第2の無線通信方式に従った第2の通信は、非セルラー通信、又は、無線LAN通信と表されてよい。
なお、無線通信システム1は、3つ以上の無線通信方式に従って、基地局10と無線端末21及び22との間で無線通信を行なってもよい。また、無線通信システム1は、無線通信方式として、他の無線通信方式に従った通信を行なってもよい。例えば、他の無線通信方式は、LTE−Advanced、WiMAX、3G、2G、GSM(登録商標)、EDGE、W−CDMA、UMTS、cdmaOne、又は、CDMA2000等の方式である。
WiMAXは、Worldwide Interoperability for Microwave Accessの略記である。3Gは、3rd Generationの略記である。2Gは、2nd Genarationの略記である。GSMは、Global System for Mobile Communicationsの略記である。EDGEは、Enhanced Data Rates for GSM Evolutionの略記である。W−CDMAは、Wideband Code Division Multiple Accessの略記である。UMTSは、Universal Mobile Telecommunications Systemの略記である。
本例では、基地局10は、フェムト基地局である。本例では、基地局10は、無線端末21又は22との間で、第1の無線通信方式に従った第1の通信と、第2の無線通信方式に従った第2の通信と、の両方を並列に(例えば、同時に)実行可能である。
基地局10は、通信網NWを介してサーバ装置30と通信可能に接続されている。本例では、通信網NWは、IP(Internet Protocol)網である。なお、基地局10は、eNB(Evolved Node B)、NB(Node B)、マクロ基地局、マイクロ基地局、ナノ基地局、ピコ基地局、ホーム基地局、又は、スモール基地局であってもよい。基地局10は、無線基地局、又は、アクセスポイントと表されてよい。
本例では、基地局10は、無線エリアを形成する。無線エリアは、カバレッジ・エリア、又は、通信エリアと表されてもよい。また、無線エリアは、マクロセル、マイクロセル、ナノセル、ピコセル、フェムトセル、ホームセル、スモールセル、又は、セクタセル等のセルと表されてもよい。第1の通信に対する無線エリアは、第2の通信に対する無線エリアと異なってよい。また、第1の通信に対する無線エリアは、第2の通信に対する無線エリアと一致してもよい。
無線通信システム1のうちの基地局10よりも通信網(即ち、上位)NW側の部分は、EPCと表されてもよい。EPCは、Evolved Packet Coreの略記である。無線通信システム1のうちの基地局10により形成される部分は、E−UTRANと表されてもよい。E−UTRANは、Evolved Universal Terrestrial Radio Access Networkの略記である。
本例では、各無線端末21及び22は、無線機器、無線装置、移動局、移動端末、端末装置、又は、ユーザ端末(UE;User Equipment)と表されてもよい。例えば、各無線端末21及び22は、携帯電話機、スマートフォン、センサ、又は、メータ(測定器)等である。各無線端末21及び22は、ユーザによって携帯されていてもよいし、車両等の移動体に搭載されていてもよいし、固定されていてもよい。
基地局10は、自局10が形成する無線エリアに位置する無線端末21及び22と無線通信可能である。
具体的には、基地局10は、自局10が形成する無線エリアにおいて、無線通信方式毎に予め定められた無線リソースを用いることにより、その無線エリアに位置する無線端末21及び22と通信を行なう。本例では、無線リソースは、時間及び周波数により識別される。
具体的には、基地局10は、自局10が形成する無線エリアにおいて、無線通信方式毎に予め定められた無線リソースを用いることにより、その無線エリアに位置する無線端末21及び22と通信を行なう。本例では、無線リソースは、時間及び周波数により識別される。
例えば、基地局10は、第1の無線通信方式に対して予め定められた無線リソースの一部を無線端末21と基地局10との間の通信に割り当て、割り当てた無線リソースを用いて無線端末21と通信を行なう。同様に、基地局10は、第1の無線通信方式に対して予め定められた無線リソースの他の一部を無線端末22と基地局10との間の通信に割り当て、割り当てた無線リソースを用いて無線端末22と通信を行なう。
また、基地局10は、第2の無線通信方式に対して予め定められた無線リソースの一部を選択し、選択した無線リソースを用いて無線端末21又は22へデータを送信する。同様に、無線端末21又は22は、第2の無線通信方式に対して予め定められた無線リソースの一部を選択し、選択した無線リソースを用いて基地局10へデータを送信する。
なお、データの送信に用いられる無線リソースの選択は、データの無線リソースへの割り当ての一例である。また、基地局10が形成する無線エリアに無線端末21(又は22)が位置することは、無線端末21(又は22)が無線エリアに属すること、又は、無線端末21(又は22)が無線エリアにて基地局10に接続されていることと表されてよい。
(構成;基地局10)
次に、基地局10の構成について説明する。
図2に例示するように、基地局10は、バスBU1を介して互いに接続された、処理装置11と、記憶装置12と、LTEIF部13と、無線LANIF部14と、有線LANIF部15と、を備える。IFは、Interfaceの略記である。
次に、基地局10の構成について説明する。
図2に例示するように、基地局10は、バスBU1を介して互いに接続された、処理装置11と、記憶装置12と、LTEIF部13と、無線LANIF部14と、有線LANIF部15と、を備える。IFは、Interfaceの略記である。
処理装置11は、後述する機能を実現するために、基地局10の各部を制御する。本例では、処理装置11は、CPU(Central Processing Unit)である。本例では、処理装置11は、記憶装置12に記憶されているプログラムを実行することにより、後述する機能を実現する。
なお、処理装置11は、LSI(Large Scale Integration)、又は、プログラム可能な論理回路装置(PLD;Programmable Logic Device)により機能が実現されてもよい。
例えば、記憶装置12は、RAM、ROM、HDD、SSD、半導体メモリ、及び、有機メモリの少なくとも1つを備える。RAMは、Random Access Memoryの略記である。ROMは、Read Only Memoryの略記である。HDDは、Hard Disk Driveの略記である。SSDは、Solid State Driveの略記である。なお、記憶装置12は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の記録媒体と、記録媒体から情報を読み取り可能な読取装置と、を備えていてもよい。
LTEIF部13は、図示しないアンテナを備え、アンテナを介して、LTE方式に従った第1の通信(本例では、LTE通信)を無線端末21及び22と行なう。本例では、LTEIF部13は、DSP(Digital Signal Pocessor)が予め保持するプログラムを実行することにより、機能が実現される。なお、LTEIF部13は、LSIにより機能が実現されてもよい。
無線LANIF部14は、図示しないアンテナを備え、アンテナを介して、無線LAN方式に従った第2の通信(本例では、無線LAN通信)を無線端末21及び22と行なう。本例では、無線LANIF部14は、DSPが予め保持するプログラムを実行することにより、機能が実現される。なお、無線LANIF部14は、LSIにより機能が実現されてもよい。
LTEIF部13及び無線LANIF部14は、第1の通信と第2の通信とを実行可能な通信部の一例である。
LTEIF部13及び無線LANIF部14は、第1の通信と第2の通信とを実行可能な通信部の一例である。
有線LANIF部15は、通信ケーブルを接続可能な通信ポートを備え、通信ケーブルを介して通信網NWに接続されることにより、通信網NWに接続された他の装置(例えば、サーバ装置30)と、有線LAN方式に従った通信を行なう。例えば、有線LAN方式は、IEEE 802.3シリーズである。有線LAN方式は、有線通信方式の一例である。例えば、有線LAN方式は、Ethernet(登録商標)方式であってよい。
(構成;無線端末21)
図3に例示するように、無線端末21は、バスBU2を介して互いに接続された、処理装置211と、記憶装置212と、LTEIF部213と、無線LANIF部214と、を備える。
処理装置211は、処理装置11と同様に、後述する機能を実現するために、無線端末21の各部を制御する。記憶装置212は、記憶装置12と同様の機能を有する。
図3に例示するように、無線端末21は、バスBU2を介して互いに接続された、処理装置211と、記憶装置212と、LTEIF部213と、無線LANIF部214と、を備える。
処理装置211は、処理装置11と同様に、後述する機能を実現するために、無線端末21の各部を制御する。記憶装置212は、記憶装置12と同様の機能を有する。
LTEIF部213は、図示しないアンテナを備え、アンテナを介して、LTE方式に従った第1の通信(本例では、LTE通信)を基地局10と行なう。
無線LANIF部214は、図示しないアンテナを備え、アンテナを介して、無線LAN方式に従った第2の通信(本例では、無線LAN通信)を基地局10と行なう。
無線端末22は、無線端末21と同様の機能を有する。
無線LANIF部214は、図示しないアンテナを備え、アンテナを介して、無線LAN方式に従った第2の通信(本例では、無線LAN通信)を基地局10と行なう。
無線端末22は、無線端末21と同様の機能を有する。
(構成;サーバ装置30)
本例では、サーバ装置30は、図示しない、処理装置11と同様の処理装置と、記憶装置12と同様の記憶装置と、有線LANIF部15と同様の有線LANIF部と、を備える。サーバ装置30が備える有線LANIF部は、通信網NWに接続されることにより、通信網NWに接続された他の装置(例えば、基地局10)と通信を行なう。
本例では、サーバ装置30は、図示しない、処理装置11と同様の処理装置と、記憶装置12と同様の記憶装置と、有線LANIF部15と同様の有線LANIF部と、を備える。サーバ装置30が備える有線LANIF部は、通信網NWに接続されることにより、通信網NWに接続された他の装置(例えば、基地局10)と通信を行なう。
(機能;基地局10)
次に、基地局10の機能について説明する。基地局10の機能は、図4に例示するように、パケット分配処理部110を含む。パケット分配処理部110は、第1及び第2の通信の無線リソースの割り当てを制御する制御部の一例である。更に、LTEIF部13の機能は、図4に例示するように、廃棄量検出部131を含む。廃棄量検出部131は、検出部の一例である。
次に、基地局10の機能について説明する。基地局10の機能は、図4に例示するように、パケット分配処理部110を含む。パケット分配処理部110は、第1及び第2の通信の無線リソースの割り当てを制御する制御部の一例である。更に、LTEIF部13の機能は、図4に例示するように、廃棄量検出部131を含む。廃棄量検出部131は、検出部の一例である。
パケット分配処理部110は、サーバ装置30から、通信フローに属する複数のパケットを受信する。本例では、パケットは、データを含む。本例では、通信フローは、特定の送信元から特定の送信先へのデータの流れを表す。本例では、図4に示すように、パケット分配処理部110が、通信フローTF1に属する複数のパケットと、通信フローTF2に属する複数のパケットと、を受信する場合が想定される。なお、通信フローTF1及びTF2は、複数のサーバ装置によりそれぞれ送信されてもよい。
通信フローは、IPフロー、トラヒック・フロー、又は、フローと表されてもよい。本例では、通信フローTF1及びTF2の送信元は、サーバ装置30である。通信フローTF1の送信先は、無線端末21であり、通信フローTF2の送信先は、無線端末22である。
パケット分配処理部110は、受信データレートを検出する。本例では、受信データレートは、単位時間あたりに基地局10が受信するパケットに含まれるデータの量である。本例では、受信データレートの単位は、bps(bit per second)である。本例では、受信データレートは、単位時間あたりに基地局10が受信するとともに通信フローTF1、又は、TF2に属するパケットに含まれるデータの量である。本例では、パケット分配処理部110は、受信データレートを通信フロー毎に検出する。
本例では、無線端末21が、第1の通信に対する無線エリア内に位置し、且つ、第2の通信に対する無線エリア内に位置する場合を想定する。更に、本例では、無線端末22が、第1の通信に対する無線エリア内に位置し、且つ、第2の通信に対する無線エリア外に位置する場合を想定する。
本例では、無線端末22は、無線LANIF部214を不要としてよい。
本例では、無線端末22は、無線LANIF部214を不要としてよい。
本例では、基地局10は、第1の通信及び第2の通信を並列に行なうことにより、無線端末21へパケットを送信する。一方、基地局10は、第2の通信を行なわずに、第1の通信を行なうことにより、無線端末22へパケットを送信する。
第1の通信を行なうための第1の通信路は、第1の物理回線、又は、第1の無線リンクと表されてよい。同様に、第2の通信を行なうための第2の通信路は、第2の物理回線、又は、第2の無線リンクと表されてよい。第1の通信及び第2の通信が並列に行なわれることは、LA(Link Aggregation)通信が行なわれることの一例である。例えば、LA通信は、複数の通信路を集約することにより形成された1つの論理回線を用いることにより行なわれる通信であってよい。
本例では、LA通信と異なる通信は、非LA通信と表されてよい。例えば、第1の通信、及び、第2の通信のいずれか一方が行なわれることは、非LA通信が行なわれることの一例である。
本例では、通信フローTF1は、LA通信により伝送される。従って、通信フローTF1は、LAトラヒックと表されてよい。また、通信フローTF2は、非LA通信により伝送される。従って、通信フローTF2は、非LAトラヒックと表されてよい。
パケット分配処理部110は、LAトラヒックである通信フローTF1に対する分配率を決定する。本例では、分配率は、LA通信を形成する第1及び第2の通信のそれぞれに分配されるデータの総量に対する、第1の通信に分配されるデータの量の割合である。なお、パケット分配処理部110は、分配率に代えて、第1の通信に分配されるデータの量と、第2の通信に分配されるデータの量と、の比を表す分配比を用いてもよい。
分配率の決定は、第2の通信の無線リソースに割り当てられるデータの量の決定の一例である。分配率の決定方法については、後述する。
分配率の決定は、第2の通信の無線リソースに割り当てられるデータの量の決定の一例である。分配率の決定方法については、後述する。
パケット分配処理部110は、LAトラヒックである通信フローTF1に属する複数のパケットを、決定した分配率に従って、第1の通信及び第2の通信に分配する。なお、分配は、振り分けと表されてもよい。本例では、パケット分配処理部110は、通信フローTF1に属する複数のパケットのそれぞれを、決定した分配率に従って、LTEIF部13又は無線LANIF部14に出力する。
例えば、分配率が1/10である場合、パケット分配処理部110は、通信フローTF1に属する10個のパケットに対して、平均して1個のパケットを第1の通信に分配し、且つ、平均して9個のパケットを第2の通信に分配する。
本例では、パケット分配処理部110は、非LAトラヒックである通信フローTF2に属する複数のパケットを、無線LANIF部14に出力せずにLTEIF部13に出力する。
無線LANIF部14は、パケット分配処理部110から入力されたパケットを第2の通信により無線端末21へ送信する。
無線LANIF部14は、パケット分配処理部110から入力されたパケットを第2の通信により無線端末21へ送信する。
LTEIF部13は、パケット分配処理部110から入力されたパケットを第1の通信により無線端末21及び22へ送信する。
本例では、LTEIF部13は、バッファBF1及びBF2を備える。LTEIF部13は、入力されたパケットのうちの、通信フローTF1に属するパケットをバッファBF1に保持させる。更に、LTEIF部13は、入力されたパケットのうちの、通信フローTF2に属するパケットをバッファBF2に保持させる。
本例では、LTEIF部13は、バッファBF1及びBF2を備える。LTEIF部13は、入力されたパケットのうちの、通信フローTF1に属するパケットをバッファBF1に保持させる。更に、LTEIF部13は、入力されたパケットのうちの、通信フローTF2に属するパケットをバッファBF2に保持させる。
LTEIF部13は、バッファBF1及びBF2に保持されているパケットを第1の通信における無線リソースに割り当てる。LTEIF部13は、パケットに割り当てた無線リソースを用いて、そのパケットを送信する。LTEIF部13は、無線リソースに割り当てたパケットをバッファBF1及びBF2から消去する。バッファBF1及びBF2からの消去は、バッファBF1及びBF2による保持の終了と表されてよい。
LTEIF部13は、入力されたパケットをバッファBF1及びBF2に保持させることができない場合、入力されたパケット、又は、バッファBF1及びBF2に保持されているパケットを送信せずに廃棄する。換言すると、LTEIF部13に入力されたパケットに含まれるデータのうちの、第1の通信の無線リソースに割り当てられたデータと異なるデータ(例えば、第1の通信の無線リソースに割り当てられなかったデータ)は、廃棄される。
なお、LTEIF部13に入力されたパケットに含まれるデータは、送信データの一例である。
なお、LTEIF部13に入力されたパケットに含まれるデータは、送信データの一例である。
廃棄量検出部131は、LTEIF部13に入力されたパケットのうちの、送信されずに廃棄されたパケットに含まれるデータの量である廃棄量を、パケットの送信先の無線端末毎に検出する。本例では、廃棄量検出部131は、予め定められた測定時間を有する期間が経過する毎に、その期間における廃棄量を検出する。本例では、測定時間は、決定周期と同じ長さを有する。
廃棄量は、LTEIF部13に入力されたパケットに含まれるデータのうちの、第1の通信の無線リソースに割り当てられたデータと異なるデータ(例えば、第1の通信の無線リソースに割り当てられなかったデータ)の量である未割当量の一例である。
LTEIF部13は、パケットの送信先の無線端末毎に、廃棄量検出部131により検出された廃棄量を測定時間によって除することにより、単位時間あたりの廃棄量である廃棄データレートを算出する。本例では、廃棄データレートの単位は、bps(bit per second)である。LTEIF部13は、算出した廃棄データレートをパケット分配処理部110へ出力する。なお、算出は、検出の一例である。
LTEIF部13は、第1の通信において使用可能な無線リソースの総量に対する、第1の通信において送信されるデータに割り当てられた無線リソースの量の割合である無線使用率を検出し、検出した無線使用率をパケット分配処理部110へ出力する。なお、検出は、測定と表されてもよい。
例えば、無線リソースの量は、物理リソースブロック(Physical Resource Block;PRB)の数により表されてよい。本例では、無線使用率は、0から1までの実数であり、無次元量である。本例では、物理リソースブロックは、OFDM方式における12個のサブキャリアに対応する周波数帯域(例えば、180kHz)と、2つのスロットに対応する時間(例えば、1ms)と、により識別される無線リソースである。OFDMは、Orthogonal Frequency−Division Multiplexingの略記である。
無線使用率に相当する無線リソースの量は、LTEIF部13に入力されたパケットに含まれるデータが割り当てられた、第1の通信の無線リソースの量である割当量の一例である。
LTEIF部13は、第1の通信において、仮にある無線端末にすべての無線リソースを割り当てた結果、無線使用率が1である場合に単位時間あたりに送信可能なデータの量である最大送信データレートを、送信先の無線端末毎に検出し、検出した最大送信データレートをパケット分配処理部110へ出力する。
最大送信データレートは、第1の通信に使用される変調符号化方式に応じて変化する。変調符号化方式は、変調方式及び符号化率の組み合わせを表す。変調符号化方式は、MCS(Modulation and Coding Scheme)と表されてもよい。本例では、LTEIF部13は、MCSと最大送信データレートとの関係を予め保持し、保持されている関係と、第1の通信に使用されたMCSと、に基づいて最大送信データレートを検出する。
例えば、変調符号化方式は、通信品質に応じて決定される。また、送信先の無線端末毎に通信品質は異なる。従って、第1の通信に使用される変調符号化方式は、送信先の無線端末毎に異なる。このため、最大送信データレートも、送信先の無線端末毎に異なる。
更に、LTEIF部13は、単位データレートあたりの無線使用率である無線使用効率をパケットの送信先の無線端末毎に検出し、検出した無線使用効率をパケット分配処理部110へ出力する。本例では、無線使用効率の単位は、1/bpsである。本例では、無線使用効率は、実数である。無線使用効率は、単位無線使用率と表されもよい。第1の通信において無線使用効率に相当する無線リソースの量は、所定量(例えば、単位量)のデータが割り当てられる、第1の通信の無線リソースの量の一例である。
本例では、LTEIF部13は、最大送信データレートの逆数を無線使用効率として算出する。
最大送信データレートは、通信品質が高くなるほど大きくなる。従って、無線使用効率は、通信品質が高くなるほど小さくなる。本例では、無線使用効率が小さくなることは、所定量のデータを送信するために必要とされる無線使用率が小さくなることを表す。
なお、LTEIF部13の代わりに、パケット分配処理部110が無線使用効率を算出してもよい。
最大送信データレートは、通信品質が高くなるほど大きくなる。従って、無線使用効率は、通信品質が高くなるほど小さくなる。本例では、無線使用効率が小さくなることは、所定量のデータを送信するために必要とされる無線使用率が小さくなることを表す。
なお、LTEIF部13の代わりに、パケット分配処理部110が無線使用効率を算出してもよい。
次に、分配率の決定方法について説明する。
パケット分配処理部110は、仮想無線使用率と、予め定められた無線使用率の目標値と、に基づいて分配率を決定する。目標値は、第1の通信において輻輳の発生を抑制するように設定されてよい。パケットの廃棄は、輻輳の一例であってよい。また、受信されたパケットに対するビット誤り率が所定の閾値を超えることは、輻輳の一例であってよい。本例では、パケット分配処理部110は、予め定められた決定周期が経過する毎に分配率を決定する。
パケット分配処理部110は、仮想無線使用率と、予め定められた無線使用率の目標値と、に基づいて分配率を決定する。目標値は、第1の通信において輻輳の発生を抑制するように設定されてよい。パケットの廃棄は、輻輳の一例であってよい。また、受信されたパケットに対するビット誤り率が所定の閾値を超えることは、輻輳の一例であってよい。本例では、パケット分配処理部110は、予め定められた決定周期が経過する毎に分配率を決定する。
本例では、仮想無線使用率は、仮に、廃棄されたパケットが第1の通信により送信された場合において使用される無線使用率を、LTEIF部13により検出された無線使用率に加えた値を表す。
仮想無線使用率に相当する無線リソースの量は、LTEIF部13に入力されたパケットを第1の通信の無線リソースに割り当てようとしたときに使用予定の無線リソース量の一例である。例えば、仮想無線使用率に相当する無線リソースの量は、第1の通信において送信されるパケットに割り当てられた無線リソースの量と、仮に、廃棄されたパケットが第1の通信により送信された場合において使用される無線リソースの量と、の和である。換言すると、仮想無線使用率に相当する無線リソースの量は、第1の通信に分配されたデータの送信に必要とされる無線リソースの量であってよい。
また、第1の通信において使用可能な無線リソースの総量から、第1の通信において送信されるパケットに割り当てられた無線リソースの量を減じた量は、空き無線リソース量の一例である。
Miは、LTEIF部13により検出された、i番目の無線端末に対する最大送信データレートを表す。従って、1/Miは、i番目の無線端末に対する無線使用効率を表す。iは、1からNまでの整数を表す。Nは、パケットの送信先の無線端末の数を表す。Diは、LTEIF部13により算出された、i番目の無線端末に対する廃棄データレートを表す。
本例では、数式2における値D1/M1は、無線端末21に対する廃棄量に相当する無線使用率を表す。同様に、数式2における値D2/M2は、無線端末22に対する廃棄量に相当する無線使用率を表す。
パケット分配処理部110は、数式3と、検出した通信フローTF1の受信データレートR1と、LTEIF部13により検出された無線端末21に対する最大送信データレートM1と、算出した仮想無線使用率Uvと、無線使用率の目標値Utと、に基づいて分配率αを決定する。数式3に示すように、分配率αは、仮想無線使用率Uvと目標値Utとの差に応じて算出される。
本例では、数式3における値M1(Uv−Ut)は、単位時間あたりに無線端末21へ送信されるデータの、仮想無線使用率Uvと目標値Utとの差に相当する量を表す。換言すると、単位時間あたりに無線端末21へ送信されるデータの、所定の無線使用率に相当する量は、当該所定の無線使用率に、無線端末21に対する最大送信データレートM1を乗算することにより算出される。
パケット分配処理部110が、分配率に代えて分配比を用いる場合、分配比は、数式4のように表されてよい。βLTEは、第1の通信に分配されるデータの量を表す。βWLANは、第2の通信に分配されるデータの量を表す。
このようにして、パケット分配処理部110は、送信データを第1の通信の無線リソースに割り当てようとしたときに使用予定の無線リソース量が空き無線リソース量以下となるように、分配率を決定する。これにより、パケット分配処理部110は、使用予定の無線リソース量が空き無線リソース量以下となるように、送信データの少なくとも一部を、第1の通信の代わりに第2の通信の無線リソースに割り当てる。
なお、パケット分配処理部110は、第2の通信における無線使用率が第2の通信に対する目標値よりも大きい場合、第1の通信における無線使用率が第1の通信に対する目標値以下である範囲において、分配率を増加してよい。これによれば、第2の通信に分配されるパケットが減少するので、第2の通信における輻輳の発生を抑制できる。
また、パケット分配処理部110は、第1の通信における無線使用率が第1の通信に対する目標値よりも大きく、且つ、第2の通信における無線使用率が第2の通信に対する目標値よりも大きい場合、分配率を変更しなくてよい。
また、パケット分配処理部110は、第1の通信における無線使用率が第1の通信に対する目標値よりも大きい場合、第2の通信における無線使用率に関係なく、使用予定の無線リソース量が第1の通信の空き無線リソース量以下となるように、分配率を変更してもよい。これによれば、パケット分配処理部110が、第2の通信の無線使用率を測定できない場合でも、第2の通信の空き無線リソースがある限り、第1の通信及び第2の通信における輻輳の発生を抑制できる。
また、パケット分配処理部110は、第1の通信における無線使用率が第1の通信に対する目標値よりも大きい場合、第2の通信における無線使用率に関係なく、使用予定の無線リソース量が第1の通信の空き無線リソース量以下となるように、分配率を変更してもよい。これによれば、パケット分配処理部110が、第2の通信の無線使用率を測定できない場合でも、第2の通信の空き無線リソースがある限り、第1の通信及び第2の通信における輻輳の発生を抑制できる。
なお、パケット分配処理部110は、複数のLAトラヒックに属する複数のパケットを受信してもよい。この場合、パケット分配処理部110は、複数のLAトラヒックのそれぞれに対して、パケットの送信先の無線端末に対する第1の通信における通信品質が高くなる順に、上述した分配率の決定を行なう。これによれば、第1の通信における通信品質が相対的に低いLAトラヒックに対して、第1の通信に分配されるパケットを、他のLAトラヒックよりも大きく減少させることができる。この結果、複数の通信により単位時間あたりに送信されるデータの量であるスループットを向上できる。
また、パケット分配処理部110は、複数の非LAトラヒックに属する複数のパケットを受信してもよい。
また、パケット分配処理部110は、複数の非LAトラヒックに属する複数のパケットを受信してもよい。
(機能;無線端末21)
次に、無線端末21の機能について説明する。無線端末21の機能は、図4に例示するように、アプリケーション処理部215を含む。
次に、無線端末21の機能について説明する。無線端末21の機能は、図4に例示するように、アプリケーション処理部215を含む。
無線端末21は、LTEIF部213により受信したパケットと、無線LANIF部214により受信したパケットと、を集約し、集約したパケットをアプリケーション処理部215へ出力する。
アプリケーション処理部215は、入力されたパケットに基づいて、予め定められたデータ処理を実行する。
アプリケーション処理部215は、入力されたパケットに基づいて、予め定められたデータ処理を実行する。
(動作)
次に、無線通信システム1の動作の一例について説明する。
基地局10は、図5にフローチャートにより例示する処理を実行する。基地局10は、図5の処理を開始すると、LAトラヒックTF1に属するパケットを有線LANIF部15により受信するまで待機する(図5のステップS101の「No」ルート)。
次に、無線通信システム1の動作の一例について説明する。
基地局10は、図5にフローチャートにより例示する処理を実行する。基地局10は、図5の処理を開始すると、LAトラヒックTF1に属するパケットを有線LANIF部15により受信するまで待機する(図5のステップS101の「No」ルート)。
パケットを有線LANIF部15により受信した場合、基地局10は、「Yes」と判定し、受信データレートを検出する(図5のステップS102)。本例では、基地局10は、上記測定時間を有する期間において受信されたパケットに含まれるデータの量を、測定時間により除した値を受信データレートとして算出する。なお、基地局10は、受信データレートの検出を行なった時点から測定時間が経過するまでの間、受信データレートの検出を停止してよい。
次いで、基地局10は、後述する図7のステップS302にて決定された最新の分配率に基づいて、第1の無線通信方式又は第2の無線通信方式を選択する(図5のステップS103)。
そして、基地局10は、第1の無線通信方式を選択した場合、受信したパケットをLTEIF部13へ出力する。これにより、LTEIF部13は、入力されたパケットを第1の通信により無線端末21へ送信する。
そして、基地局10は、第1の無線通信方式を選択した場合、受信したパケットをLTEIF部13へ出力する。これにより、LTEIF部13は、入力されたパケットを第1の通信により無線端末21へ送信する。
一方、基地局10は、第2の無線通信方式を選択した場合、受信したパケットを無線LANIF部14へ出力する(図5のステップS104)。これにより、無線LANIF部14は、入力されたパケットを第2の通信により無線端末21へ送信する。
その後、基地局10は、ステップS101へ戻り、ステップS101〜S104の処理を繰り返し実行する。
これにより、LAトラヒックTF1に含まれる複数のパケットは、分配率に従って第1及び第2の通信に分配され、その結果、LA通信によって基地局10から無線端末21へ送信される。
これにより、LAトラヒックTF1に含まれる複数のパケットは、分配率に従って第1及び第2の通信に分配され、その結果、LA通信によって基地局10から無線端末21へ送信される。
なお、基地局10は、ステップS102の処理を、図5に例示するタイミングと異なるタイミング(例えば、ステップS103の後、又は、ステップS104の後)にて実行してよい。
更に、基地局10は、非LAトラヒックTF2に含まれる複数のパケットを受信した場合、受信した複数のパケットを、非LA通信(本例では、第1の通信)によって無線端末22へ送信する。
加えて、基地局10は、図6にフローチャートにより例示する処理を実行する。例えば、基地局10は、上記決定周期が経過する毎に図6の処理を実行してよい。
基地局10は、図6の処理を開始すると、第1の通信に対する、無線端末21及び22のそれぞれの廃棄データレートを検出する(図6のステップS201)。
基地局10は、図6の処理を開始すると、第1の通信に対する、無線端末21及び22のそれぞれの廃棄データレートを検出する(図6のステップS201)。
そして、基地局10は、第1の通信に対する、無線端末21及び22のそれぞれの最大送信データレートを検出する(図6のステップS202)。更に、基地局10は、第1の通信に対する無線使用率を検出する(図6のステップS203)。
その後、基地局10は、図6の処理を終了する。なお、基地局10は、ステップS201〜S203の処理を、図6に例示する順序と異なる任意の順序で実行してよい。
その後、基地局10は、図6の処理を終了する。なお、基地局10は、ステップS201〜S203の処理を、図6に例示する順序と異なる任意の順序で実行してよい。
更に、基地局10は、図7にフローチャートにより例示する処理を実行する。例えば、基地局10は、上記決定周期が経過する毎に図7の処理を実行してよい。
基地局10は、図7の処理を開始すると、検出した廃棄データレートと、検出した最大送信データレートと、検出した無線使用率と、に基づいて、第1の通信に対する仮想無線使用率を算出する(図7のステップS301)。
基地局10は、図7の処理を開始すると、検出した廃棄データレートと、検出した最大送信データレートと、検出した無線使用率と、に基づいて、第1の通信に対する仮想無線使用率を算出する(図7のステップS301)。
そして、基地局10は、検出した受信データレートと、検出した最大送信データレートと、算出した仮想無線使用率と、に基づいて、LAトラヒックTF1に対する分配率を決定する(図7のステップS302)。その後、基地局10は、図7の処理を終了する。
なお、基地局10が複数のLAトラヒックに属する複数のパケットを受信する場合、基地局10は、図5乃至図7の処理を、LAトラヒック毎に独立に実行してよい。
なお、基地局10が複数のLAトラヒックに属する複数のパケットを受信する場合、基地局10は、図5乃至図7の処理を、LAトラヒック毎に独立に実行してよい。
ここで、上述した基地局10の動作により奏される効果について説明する。
先ず、図8の(A)及び(B)に例示するように、受信トラヒックに含まれるパケットのすべてがLTE通信に分配され、その後、LTE通信に対して検出された無線使用率が、目標値よりも大きく且つ1以下である場合を想定する。受信トラヒックは、LAトラヒックTF1及び非LAトラヒックTF2を含む。
先ず、図8の(A)及び(B)に例示するように、受信トラヒックに含まれるパケットのすべてがLTE通信に分配され、その後、LTE通信に対して検出された無線使用率が、目標値よりも大きく且つ1以下である場合を想定する。受信トラヒックは、LAトラヒックTF1及び非LAトラヒックTF2を含む。
本例では、LTE通信に対して検出された無線使用率が0.95であり、目標値が0.9であり、且つ、パケットが廃棄されていない場合を想定する。この場合、基地局10は、仮想無線使用率として0.95を算出する。従って、基地局10は、仮想無線使用率としての0.95から、目標値としての0.9を減じた、無線使用率としての値0.05に相当する量のデータが、LTE通信の代わりに無線LAN通信に分配されるように分配率を変更する。
これにより、無線使用率としての値0.05に相当する量のデータが、LTE通信の代わりに無線LAN通信によって基地局10から無線端末21へ送信される。この結果、図8の(C)に例示するように、LTE通信に対して検出される無線使用率は、目標値以下になる。従って、スループットを向上できる。
次に、図9の(A)及び(B)に例示するように、受信トラヒックに含まれるパケットのすべてがLTE通信に分配され、その後、LTE通信に対して検出された無線使用率が1である場合を想定する。受信トラヒックは、LAトラヒックTF1及び非LAトラヒックTF2を含む。
本例では、LTE通信に対して検出された無線使用率が1.0であり、目標値が0.9であり、且つ、LAトラヒックTF1及び非LAトラヒックTF2のそれぞれに属するパケットが廃棄された場合を想定する。更に、LAトラヒックTF1及び非LAトラヒックTF2の両方に対する廃棄量に相当する無線使用率が0.5である場合を想定する。
この場合、基地局10は、仮想無線使用率として1.5を算出する。従って、基地局10は、仮想無線使用率としての1.5から、目標値としての0.9を減じた、無線使用率としての値0.6に相当する量のデータが、LTE通信の代わりに無線LAN通信に分配されるように分配率を変更する。
これにより、無線使用率としての値0.6に相当する量のデータが、LTE通信の代わりに無線LAN通信によって基地局10から無線端末21へ送信される。この結果、図9の(C)に例示するように、LTE通信に対して検出される無線使用率が目標値以下になるとともに、パケットが廃棄されなくなる。従って、スループットを向上できる。
比較例について図10を参照しながら説明する。比較例においては、基地局10は、分配率を決定するために用いる数式3において、仮想無線使用率に代えて、検出した無線使用率を用いる。更に、図10の(A)及び(B)に例示するように、図9の(A)及び(B)に例示する状態と同様の状態を想定する。この場合、基地局10は、検出した無線使用率としての1.0から、目標値としての0.9を減じた、無線使用率としての値0.1に相当する量のデータが、LTE通信の代わりに無線LAN通信に分配されるように分配率を変更する。
これにより、無線使用率としての値0.1に相当する量のデータが、LTE通信の代わりに無線LAN通信によって基地局10から無線端末21へ送信される。この結果、比較例においては、図10の(C)に例示するように、LTE通信に対して検出される無線使用率が目標値よりも大きい状態が継続するとともに、パケットが廃棄される状態が継続する。
以上、説明したように、第1実施形態に係る基地局10は、第1の通信に分配された送信データのうちの、第1の通信の無線リソースに割り当てられた送信データと異なる送信データの量である未割当量を検出する。更に、基地局10は、検出された未割当量に基づいて、第1の通信及び第2の通信のそれぞれに分配される送信データの総量に対する、第1の通信に分配される送信データの量の割合(本例では、分配率)を制御する。
これによれば、未割当量を分配率に反映できるので、分配率を適切に決定できる。この結果、第1の通信において無線リソースに割り当てることができない送信データが生じることを抑制できる。換言すると、使用予定の無線リソース量を高い精度にて空き無線リソース量以下に制御できる。従って、スループットを向上できる。
加えて、第1実施形態に係る基地局10は、第1の通信における通信先の無線端末毎に、未割当量を検出する。更に、基地局10は、分配率を、検出された未割当量と、第1の通信における通信先の無線端末毎の、所定量の送信データが割り当てられる、第1の通信の無線リソースの量と、に基づいて決定する。
基地局10と無線端末21及び22との間の通信品質は、通信先の無線端末毎に異なる。従って、通信先の無線端末間で未割当量が共通する場合であっても、未割当量の送信データの送信に使用される無線リソースの量が、通信先の無線端末毎に異なることがある。
従って、基地局10によれば、通信先の無線端末毎の、未割当量の送信データの送信に使用される無線リソースの量を、分配率に反映できる。この結果、分配率を適切に決定できる。
更に、第1実施形態に係る基地局10は、分配率を、第1の通信に使用される変調符号化方式に基づいて決定する。
所定量のデータの通信に使用される無線リソースの量は、その通信に使用される変調符号化方式に応じて変化する。従って、基地局10によれば、分配率に、第1の通信に使用される変調符号化方式を反映できる。この結果、第1の通信において無線リソースに割り当てることができない送信データが生じることを抑制できる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る無線通信システムについて説明する。第2実施形態に係る無線通信システムは、第1実施形態に係る無線通信システムに対して、データの再送に使用される無線リソースの量に基づいて分配率を決定する点において相違している。以下、かかる相違点を中心として説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又はほぼ同様のものである。
次に、本発明の第2実施形態に係る無線通信システムについて説明する。第2実施形態に係る無線通信システムは、第1実施形態に係る無線通信システムに対して、データの再送に使用される無線リソースの量に基づいて分配率を決定する点において相違している。以下、かかる相違点を中心として説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又はほぼ同様のものである。
(構成及び機能)
図11に例示するように、第2実施形態に係る無線通信システム1Aが備える基地局10は、LTEIF部13に代えてLTEIF部13Aを備える。
また、基地局10の機能は、パケット分配処理部110に代えてパケット分配処理部110Aを含む。更に、LTEIF部13Aの機能は、LTEIF部13の機能に加えて、再送処理部132Aを含む。
図11に例示するように、第2実施形態に係る無線通信システム1Aが備える基地局10は、LTEIF部13に代えてLTEIF部13Aを備える。
また、基地局10の機能は、パケット分配処理部110に代えてパケット分配処理部110Aを含む。更に、LTEIF部13Aの機能は、LTEIF部13の機能に加えて、再送処理部132Aを含む。
パケット分配処理部110Aは、仮想無線使用率の算出方法、及び、分配率の決定方法が相違する点を除いて、第1実施形態に係るパケット分配処理部110と同様の機能を有する。
LTEIF部13Aは、第1乃至第3の相違点を除いて、第1実施形態に係るLTEIF部13と同様の機能を有する。
第1の相違点は、パケットの送信先の無線端末毎に無線使用率を検出する点である。
第2の相違点は、LTEIF部13の機能に加えて、再送処理部132Aを含むことである。
第3の相違点は、最大送信データレートに代えて、後述する送信対象データレート及び無線使用率に基づいて無線使用効率を算出する点である。
以下、各相違点について説明を加える。
第1の相違点は、パケットの送信先の無線端末毎に無線使用率を検出する点である。
第2の相違点は、LTEIF部13の機能に加えて、再送処理部132Aを含むことである。
第3の相違点は、最大送信データレートに代えて、後述する送信対象データレート及び無線使用率に基づいて無線使用効率を算出する点である。
以下、各相違点について説明を加える。
LTEIF部13Aは、パケットの送信先の無線端末毎に、無線使用率を検出し、検出した無線使用率をパケット分配処理部110Aへ出力する。
再送処理部132Aは、第1の通信において、パケットを送信するとともに、パケットが送信先の無線端末21又は22により正しく受信されなかった場合に、そのパケットを再送する制御を含む送信処理を実行する。本例では、再送処理部132Aは、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)方式に従って送信処理を実行する。
本例では、送信処理において、再送処理部132Aは、バッファBF1及びBF2に保持されているパケットを取得する。再送処理部132Aは、取得したパケットをバッファBF1及びBF2から消去する。再送処理部132Aによるパケットの取得は、再送処理部132Aへのパケットの入力と表されてよい。
再送処理部132Aは、送信処理において、取得したパケットを第1の通信における無線リソースに割り当てる。再送処理部132Aは、送信処理において、パケットに割り当てた無線リソースを用いて、そのパケットを送信する。
再送処理部132Aは、送信処理において、送信したパケットが送信先の無線端末21又は22により正しく受信されなかったことを検出した場合、そのパケットを第1の通信における無線リソースに割り当てる。例えば、再送処理部132Aは、送信先の無線端末21又は22がパケットを正しく受信しなかったことを示す信号を受信した場合、パケットが送信先の無線端末21又は22により正しく受信されなかったと検出してよい。
再送処理部132Aは、送信処理において、パケットに割り当てた無線リソースを用いて、そのパケットを再送信する。再送処理部132Aは、あるパケットを再送信した回数が所定の閾値よりも大きい場合、そのパケットの再送信を中止してよい。再送信は、再送と表されてもよい。
LTEIF部13Aは、再送処理部132Aに入力されたパケットに含まれるデータの量である送信対象量を、パケットの送信先の無線端末毎に検出する。本例では、LTEIF部13Aは、予め定められた測定時間を有する期間が経過する毎に、その期間における送信対象量を検出する。本例では、測定時間は、決定周期と同じ長さを有する。
送信対象量は、LTEIF部13Aに入力されたパケットに含まれるデータのうちの、送信処理の対象となったデータの量の一例である。
送信対象量は、LTEIF部13Aに入力されたパケットに含まれるデータのうちの、送信処理の対象となったデータの量の一例である。
LTEIF部13Aは、パケットの送信先の無線端末毎に、検出された送信対象量を測定時間によって除することにより、単位時間あたりの送信対象量である送信対象データレートを算出する。本例では、送信対象データレートの単位は、bpsである。LTEIF部13Aは、算出した送信対象データレートをパケット分配処理部110Aへ出力する。
上述したように、第1実施形態に係るLTEIF部13は、最大送信データレートの逆数を無線使用効率として算出する。この場合、データの再送に使用される無線リソースの量は、無線使用効率に反映されていない。ところで、データの再送に使用される無線リソースの量が多くなるほど、廃棄量のデータが仮に送信された場合に使用される無線リソースの量も多くなる。
そこで、第2実施形態に係るLTEIF部13Aは、パケットの送信先の無線端末毎の、送信対象データレート及び無線使用率に基づいて無線使用効率を算出する。これにより、データの再送に使用される無線リソースの量を無線使用効率に反映することができる。
本例では、LTEIF部13Aは、パケットの送信先の無線端末毎に、検出した無線使用率を、検出した送信対象データレートにより除した値を無線使用効率として算出し、算出した無線使用効率をパケット分配処理部110Aへ出力する。
Hiは、LTEIF部13Aにより検出された、i番目の無線端末に対する送信対象データレートを表す。従って、Um,i/Hiは、i番目の無線端末に対する無線使用効率を表す。
第2実施形態において算出される仮想無線使用率は、データの再送に使用される無線リソースの量が無線使用効率に反映されるため、データの再送に使用される無線リソースの量が多くなるほど大きくなる。
第2実施形態において算出される仮想無線使用率は、データの再送に使用される無線リソースの量が無線使用効率に反映されるため、データの再送に使用される無線リソースの量が多くなるほど大きくなる。
パケット分配処理部110Aは、数式3に代わる数式6と、検出した通信フローTF1の受信データレートR1と、LTEIF部13Aにより検出された、無線端末21に対する送信対象データレートH1及び無線使用率Um,1と、に基づいて分配率αを決定する。数式6に示すように、分配率αは、仮想無線使用率Uvと目標値Utとの差に応じて算出される。
本例では、数式6における値H1(Uv−Ut)/Um,1は、単位時間あたりに無線端末21により正しく受信されるデータの、仮想無線使用率Uvと目標値Utとの差に相当する量を表す。換言すると、単位時間あたりに無線端末21により正しく受信されるデータの、所定の無線使用率に相当する量は、送信対象データレートH1を無線使用率Um,1により除した値H1/Um,1を、当該所定の無線使用率に乗算することにより算出される。
なお、パケット分配処理部110Aは、数式6の代わりに数式3を用いて分配率αを決定してもよい。
なお、パケット分配処理部110Aは、数式6の代わりに数式3を用いて分配率αを決定してもよい。
パケット分配処理部110Aが、分配率に代えて分配比を用いる場合、分配比は、数式7のように表されてよい。βLTEは、第1の通信に分配されるデータの量を表す。βWLANは、第2の通信に分配されるデータの量を表す。
(動作)
次に、無線通信システム1Aの動作の一例について説明する。
第2実施形態に係る基地局10は、図6の処理に代えて、図12にフローチャートにより例示する処理を実行する。図12の処理は、図6の処理のうちのステップS202及びS203の処理を、ステップS401及びS402に置換した処理である。
次に、無線通信システム1Aの動作の一例について説明する。
第2実施形態に係る基地局10は、図6の処理に代えて、図12にフローチャートにより例示する処理を実行する。図12の処理は、図6の処理のうちのステップS202及びS203の処理を、ステップS401及びS402に置換した処理である。
基地局10は、第1実施形態に係る基地局10と同様に図12のステップS201の処理を実行した後、第1の通信に対する、無線端末21及び22のそれぞれの送信対象データレートを検出する(図12のステップS401)。更に、基地局10は、第1の通信に対する、無線端末21及び22のそれぞれの無線使用率を検出する(図12のステップS402)。
更に、第2実施形態に係る基地局10は、第1実施形態に係る基地局10と同様に、図5及び図7の処理を実行する。
更に、第2実施形態に係る基地局10は、第1実施形態に係る基地局10と同様に、図5及び図7の処理を実行する。
以上、説明したように、第2実施形態に係る基地局10は、第1の通信に分配された送信データのうちの、第1の通信の無線リソースに割り当てられた送信データと異なる送信データの量である未割当量を検出する。更に、基地局10は、検出された未割当量に基づいて、第1の通信及び第2の通信のそれぞれに分配される送信データの総量に対する、第1の通信に分配される送信データの量の割合(本例では、分配率)を制御する。
これによれば、未割当量を分配率に反映できるので、分配率を適切に決定できる。この結果、第1の通信において無線リソースに割り当てることができない送信データが生じることを抑制できる。従って、スループットを向上できる。
更に、第2実施形態に係る基地局10は、送信データが割り当てられた、第1の通信の無線リソースの量である割当量に対応する無線使用率を検出する。加えて、基地局10は、送信処理の対象となった送信データの量である送信対象量を検出する。更に、基地局10は、分配率を、検出された無線使用率と、検出された送信対象量と、に基づいて決定する。
送信データを送信するとともに送信データが無線端末21又は22により正しく受信されなかった場合に送信データを再送する制御が行なわれる場合、新規に送信される送信データと、再送される送信データと、の両方に無線リソースが割り当てられる。従って、使用予定の無線リソース量のうちの、空き無線リソース量を超える部分が、仮に、第1の通信により送信される場合、その送信に使用される無線リソースの量は、割当量、及び、送信対象量と強い相関を有する。
従って、基地局10によれば、分配率に、割当量、及び、送信対象量を反映できる。この結果、第1の通信において無線リソースに割り当てることができない送信データが生じることを抑制できる。換言すると、使用予定の無線リソース量を高い精度にて空き無線リソース量以下に制御できる。
ところで、パケットを再送信した回数が上記閾値よりも大きくなることによりパケットが廃棄される第1の頻度は、パケットをバッファBF1及びBF2に保持させることができないことによりパケットが廃棄される第2の頻度よりも少ない。例えば、実験の結果から、パケットが廃棄される頻度に対する第1の頻度の割合が、略0%であるという知見が得られている。
従って、第2実施形態に係る基地局10によれば、第1の通信において無線リソースに割り当てることができない送信データが生じることを抑制できる。
従って、第2実施形態に係る基地局10によれば、第1の通信において無線リソースに割り当てることができない送信データが生じることを抑制できる。
なお、上述した実施形態において、既述の装置又は方法は、ダウンリンクの通信に適用されていたが、ダウンリンクの通信に代えて、又は、ダウンリンクの通信に加えて、アップリンクの通信に適用されてもよい。
1,1A 無線通信システム
10 基地局
11 処理装置
12 記憶装置
13,13A LTEIF部
14 無線LANIF部
15 有線LANIF部
110,110A パケット分配処理部
131 廃棄量検出部
132A 再送処理部
21,22 無線端末
211 処理装置
212 記憶装置
213 LTEIF部
214 無線LANIF部
215 アプリケーション処理部
30 サーバ装置
BF1,BF2 バッファ
BU1,BU2 バス
NW 通信網
10 基地局
11 処理装置
12 記憶装置
13,13A LTEIF部
14 無線LANIF部
15 有線LANIF部
110,110A パケット分配処理部
131 廃棄量検出部
132A 再送処理部
21,22 無線端末
211 処理装置
212 記憶装置
213 LTEIF部
214 無線LANIF部
215 アプリケーション処理部
30 サーバ装置
BF1,BF2 バッファ
BU1,BU2 バス
NW 通信網
Claims (13)
- 第1の無線通信方式に従った第1の通信と、第2の無線通信方式に従った第2の通信と、に送信データを分配することにより前記第1の通信及び前記第2の通信を並列に行なう通信部と、
前記第1の通信に分配された送信データのうちの、前記第1の通信の無線リソースに割り当てられた送信データと異なる送信データの量である未割当量を検出する検出部と、
前記検出された未割当量に基づいて、前記第1の通信及び前記第2の通信のそれぞれに分配される送信データの総量に対する、前記第1の通信に分配される送信データの量の割合を制御する制御部と、
を備えた、通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、
前記第1の通信に分配された送信データのうちの、前記第1の通信の無線リソースに割り当てられた送信データと異なる前記送信データは、廃棄される、通信装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の通信装置であって、
前記検出部は、前記第1の通信における通信先の通信装置毎に、前記未割当量を検出し、
前記割合は、前記第1の通信における通信先の通信装置毎に検出された前記未割当量と、前記第1の通信における通信先の通信装置毎の、所定量の送信データが割り当てられる、前記第1の通信の無線リソースの量と、に基づいて決定される、通信装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の通信装置であって、
前記割合は、前記第1の通信に使用される変調符号化方式に基づいて決定される、通信装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の通信装置であって、
前記通信部は、
送信データが割り当てられた、前記第1の通信の無線リソースの量である割当量を検出するとともに、
前記第1の通信において、送信データを送信するとともに前記送信データが正しく受信されなかった場合に前記送信データを再送する制御を含む処理の対象となった前記送信データの量である送信対象量を検出し、
前記割合は、前記検出された割当量と、前記検出された送信対象量と、に基づいて決定される、通信装置。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の通信装置であって、
前記検出部は、送信データが割り当てられた、前記第1の通信の無線リソースの量である割当量を検出し、
前記割合は、前記検出された割当量に基づいて決定される、通信装置。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の通信装置であって、
前記送信データは、通信フローに属する複数のパケットを含む、通信装置。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の通信装置であって、
前記第1の通信は、LTE(Long Term Evolution)方式に従い、
前記第2の通信は、無線LAN(Local Area Network)方式に従う、通信装置。 - 第1の無線通信方式に従った第1の通信と、第2の無線通信方式に従った第2の通信と、に送信データを分配することにより前記第1の通信及び前記第2の通信を並列に行ない、
前記第1の通信に分配された送信データのうちの、前記第1の通信の無線リソースに割り当てられた送信データと異なる送信データの量である未割当量を検出し、
前記検出された未割当量に基づいて、前記第1の通信及び前記第2の通信のそれぞれに分配される送信データの総量に対する、前記第1の通信に分配される送信データの量の割合を制御する、処理方法。 - 請求項9に記載の処理方法であって、
前記第1の通信に分配された送信データのうちの、前記第1の通信の無線リソースに割り当てられた送信データと異なる前記送信データを廃棄する、処理方法。 - 請求項9又は請求項10に記載の処理方法であって、
前記第1の通信における通信先の通信装置毎に、前記未割当量を検出し、
前記割合を、前記第1の通信における通信先の通信装置毎に検出された前記未割当量と、前記第1の通信における通信先の通信装置毎の、所定量の送信データが割り当てられる、前記第1の通信の無線リソースの量と、に基づいて決定する、処理方法。 - 請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の処理方法であって、
前記割合を、前記第1の通信に使用される変調符号化方式に基づいて決定する、処理方法。 - 請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の処理方法であって、
送信データが割り当てられた、前記第1の通信の無線リソースの量である割当量を検出し、
前記第1の通信において、送信データを送信するとともに前記送信データが正しく受信されなかった場合に前記送信データを再送する制御を含む処理の対象となった前記送信データの量である送信対象量を検出し、
前記割合を、前記検出された割当量と、前記検出された送信対象量と、に基づいて決定する、処理方法。
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