JP2016038414A - 焦点検出装置およびその制御方法、並びに撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】離散的に配置された焦点検出画素の信号を用いて、精度の良いリフォーカス方式の焦点検出を行う。【解決手段】結像光学系の瞳領域の第1部分を通過する光束を受光する第1の画素と、瞳領域の第2部分を通過する光束を受光する第2の画素と、撮像画素とを有する撮像素子から、画素の信号を取得する。取得した信号に基づいて、第1の画素が配置されていない位置における第1の画素の信号と、第2の画素が配置されていない位置における第2の画素の信号とを推定する。推定した信号を含む第1の画素および第2の画素の信号に基づく1対の像信号のシフト加算信号に基づく評価値から、結像光学系のデフォーカス量を算出する。【選択図】図15
Description
本発明は焦点検出装置およびその制御方法、並びに撮像装置に関する。
撮像装置の自動焦点検出の方法として、位相差検出方式(位相差AF)とコントラスト検出方式(コントラストAF)の2つが広く用いられている。従来、位相差AFには専用のAFセンサを用いていたが、近年はコントラストAFと同様、撮像素子から得られる信号を用いるものも実現されており、像面位相差AFなどと呼ばれている。
像面位相差AFに用いる1対の像信号を生成するために画素から読み出される信号は、特定の角度で入射した光束に対応している。その特性を利用し、異なる入射角度に対応する信号をシフト加算することで、仮想撮像面における画像信号(リフォーカス信号)を生成し、リフォーカス信号に基づくコントラストAFを行う技術が知られている(特許文献1)。また、像面位相差AFに用いる1対の像信号(A像、B像)を生成するための焦点検出画素が離散的に配置された、特許文献2に記載されるような撮像素子がある。
特許文献2のような焦点検出画素が離散的に配置された撮像素子を用いた撮像装置において特許文献1のようなコントラストAFを行うことは、先行技術文献を初めとする従来技術では考慮されていなかった。
本発明はこのような従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、離散的に配置された焦点検出画素を有する撮像素子を用いて、精度の良いリフォーカス方式の焦点検出を実現可能な焦点検出装置およびその制御方法、並びに撮像装置の提供を目的とする。
また、上述の目的は、受光する光束が、結像光学系の瞳領域の第1部分を通過する光束に制限される第1の画素と、受光する光束が、瞳領域の第1部分と異なる第2部分を通過する光束に制限される第2の画素と、第1および第2の画素と異なる撮像画素と、が配置された撮像素子から、画素の信号を取得する取得手段と、取得された信号に基づいて、第1の画素が配置されていない位置における第1の画素の信号と、第2の画素が配置されていない位置における第2の画素の信号とを推定する推定手段と、推定手段が推定した信号を含む第1の画素および第2の画素の信号に基づいて、1対の像信号を生成する生成手段と、1対の像信号のシフト加算信号に基づく評価値から、結像光学系の第1デフォーカス量を算出する第1焦点検出手段と、を有することを特徴とする焦点検出装置によって達成される。
このような構成により、本発明によれば、離散的に配置された焦点検出画素を有する撮像素子を用いて、精度の良いリフォーカス方式の焦点検出を実現することができる。
以下、本発明の例示的な実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施形態では、本発明に係る焦点検出装置をデジタルスチルカメラに適用した構成を説明するが、本発明に係る焦点検出装置はカメラ機能を有する任意の機器や装置に適用可能である。このような機器や装置の非限定的な例としては、携帯電話機、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、メディアプレーヤ、ゲーム機、ナビゲーション装置、家電製品などを挙げることができる。
なお、以下に説明する実施形態では、本発明に係る焦点検出装置をデジタルスチルカメラに適用した構成を説明するが、本発明に係る焦点検出装置はカメラ機能を有する任意の機器や装置に適用可能である。このような機器や装置の非限定的な例としては、携帯電話機、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、メディアプレーヤ、ゲーム機、ナビゲーション装置、家電製品などを挙げることができる。
本実施形態では、特許文献2に記載されるような焦点検出画素が離散的に配置された撮像素子からの信号を用いて、特許文献1に記載されるようなリフォーカス信号を用いた焦点検出を行う焦点検出装置を考える。焦点検出画素を離散的に配置された撮像素子では、焦点検出画素位置の画素信号は通常の画像取得の際には周囲の撮像画素より補間あるいは補正して求める必要があるので、焦点検出画素の密度は低い方が記録画像の画質は良い。一方、リフォーカス信号の生成には、異なる部分瞳領域(視点)に対応する画素信号が必要であり、そのような画素の密度が低いと焦点検出の精度が低下する。
そこで本実施形態では、各焦点検出画素の近傍で当該焦点検出画素の瞳領域とは異なる瞳領域からの信号を推定し、推定された焦点検出信号を用いて焦点検出画素の配置密度よりも高い密度(分解能)でリフォーカス信号による焦点検出を可能とする。
●(第1実施形態)
[全体構成]
図1は、本実施形態に係るデジタルスチルカメラ100(以下、単にカメラ100という)の機能構成例を示す図である。
第1レンズ群101は撮影光学系(結像光学系)の先端に配置され、光軸に沿って前後に移動可能に保持される。シャッタ102は、静止画撮像時の露光時間を制御するためのシャッタとしてだけでなく、開口径を調節することで撮像時の光量調節を行なう絞りとしても機能する。シャッタ102の背面(撮像素子側)に配置された第2レンズ群103は、シャッタ102と一体となって光軸に沿って前後に可能であり、第1レンズ群101とともにズーム機能を実現する。
[全体構成]
図1は、本実施形態に係るデジタルスチルカメラ100(以下、単にカメラ100という)の機能構成例を示す図である。
第1レンズ群101は撮影光学系(結像光学系)の先端に配置され、光軸に沿って前後に移動可能に保持される。シャッタ102は、静止画撮像時の露光時間を制御するためのシャッタとしてだけでなく、開口径を調節することで撮像時の光量調節を行なう絞りとしても機能する。シャッタ102の背面(撮像素子側)に配置された第2レンズ群103は、シャッタ102と一体となって光軸に沿って前後に可能であり、第1レンズ群101とともにズーム機能を実現する。
第3レンズ群105はフォーカスレンズであり、光軸に沿って前後に移動可能である。光学ローパスフィルタ106は、撮像素子107の前方に配置され、撮像画像に発生する偽色やモアレを軽減する。撮像素子107は2次元CMOSイメージセンサとその周辺回路で構成され、結像光学系の結像面に配置される。本実施形態において、撮像素子107は、横方向にm(>1)個、縦方向にn(>1)個の複数の受光素子(画素)が2次元配列され、受光素子にベイヤー配列の原色カラーモザイクフィルタが形成された、2次元単板カラーイメージセンサである。カラーフィルタは受光素子に入射する透過光の波長を画素単位で制限する。
ズームアクチュエータ111は、ズーム駆動回路129の制御に従い、不図示のカム筒を回動して第1レンズ群101と第3レンズ群105の少なくとも一方を光軸に沿って駆動して、ズーム(変倍)機能を実現する。シャッタアクチュエータ112は、シャッタ駆動回路128の制御に従い、シャッタ102開口径を制御して撮像光量を調節すると共に、静止画撮像時の露光時間を制御する。
フォーカスアクチュエータ114は、フォーカス駆動回路126の制御に従い、第3レンズ群105を光軸に沿って駆動する。
フォーカスアクチュエータ114は、フォーカス駆動回路126の制御に従い、第3レンズ群105を光軸に沿って駆動する。
フラッシュ115は、好ましくはキセノン管を用いた閃光照明装置であるが、連続発光するLEDを備えた照明装置であってもよい。AF補助光出力部116は、所定の開口パターンを有するマスクの像を投稿レンズを介して被写界に投影し、低輝度の被写体や低コントラストの被写体に対する焦点検出能力を向上させる。
CPU121は、カメラ100全体の動作を制御し、図示しない演算部、ROM、RAM、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェイス回路等を有する。CPU121は、ROMに記憶されたプログラムを実行して、カメラ100が有する各種回路を制御し、AF、AE、画像処理、記録等、カメラ100の機能を実現する。
フラッシュ制御回路122は、撮像動作に同期してフラッシュ115を点灯制御する。補助光駆動制御回路123は、焦点検出動作時にAF補助光出力部116を点灯制御する。撮像素子駆動回路124は、撮像素子107の動作を制御するとともに、撮像素子107から読み出した画像信号をA/D変換してCPU121に出力する。画像処理回路125は、画像信号に対してγ変換、色補間、JPEG符号化などの画像処理を適用する。
フォーカス駆動回路126は、焦点検出結果に基づいてフォーカスアクチュエータ114を駆動することにより第3レンズ群105を光軸に沿って移動させ、焦点調節を行なう。シャッタ駆動回路128は、シャッタアクチュエータ112を駆動してシャッタ102の開口径及び開閉タイミングを制御する。ズーム駆動回路129は、例えば操作スイッチ132に含まれるズーム操作スイッチの押下によって撮像者から入力されるズーム操作に応じてズームアクチュエータ111を駆動する。
表示器131はLCD等であり、カメラ100の撮像モードに関する情報、撮像前のプレビュー画像と撮像後の確認用画像、焦点検出時の合焦状態の情報等を表示する。操作スイッチ132は、電源スイッチ、レリーズ(撮像トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、撮像モード選択スイッチ等を含む。記録媒体133は例えば着脱可能な半導体メモリカードであり、撮像画像を記録する。
[撮像素子]
図2は、撮像素子107における撮像画素と焦点検出画素の配置例を模式的に示す図であり、横6画素×縦6画素の領域を代表的に示している。本実施形態において、図2の左上の2×2の画素群201は、撮像素子107に設けられた原色ベイヤー配列のカラーフィルタの繰り返し単位に対応している。ただし、左上のR(赤)の位置にはG(緑)の分光感度を有する焦点検出画素201Gsが、右上と左下にはG(緑)の分光感度を有する撮像画素201Gが、右下にはB(青)の分光感度を有する撮像画素201Bが配置されている。焦点検出画素201Gsは、水平方向において画素の中心(対応するマイクロレンズの光軸)から左側に偏倚(偏心)した受光部(光電変換部)Gs1を有する第1焦点検出画素である。
図2は、撮像素子107における撮像画素と焦点検出画素の配置例を模式的に示す図であり、横6画素×縦6画素の領域を代表的に示している。本実施形態において、図2の左上の2×2の画素群201は、撮像素子107に設けられた原色ベイヤー配列のカラーフィルタの繰り返し単位に対応している。ただし、左上のR(赤)の位置にはG(緑)の分光感度を有する焦点検出画素201Gsが、右上と左下にはG(緑)の分光感度を有する撮像画素201Gが、右下にはB(青)の分光感度を有する撮像画素201Bが配置されている。焦点検出画素201Gsは、水平方向において画素の中心(対応するマイクロレンズの光軸)から左側に偏倚(偏心)した受光部(光電変換部)Gs1を有する第1焦点検出画素である。
また、2列×2行の画素群202は、左上に配置される焦点検出画素202Gsが、第1焦点検出画素の受光部Gs1とは水平方向に逆方向に偏倚した受光部Gs2を有する第2焦点検出画素である点で画素群201と異なる。撮像画素202Gおよび202Bは撮像画素201Gおよび201Bと同じである。
本実施形態では焦点検出画素201Gs、202GsがG(緑)の分光感度を有する(緑のカラーフィルタを有する)ものとするが、両者が同じ分光感度を有すれば、カラーフィルタは他の色(透明を含む)であってもよいし、カラーフィルタが無くてもよい。
画素群201と202の間に存在する画素群203には焦点検出画素が配置されていない。従って、R(赤)の分光感度を有する撮像画素203Rが左上に、G(緑)の分光感度を有する撮像画素203Gが右上と左下に、B(青)の分光感度を有する撮像画素203Bが右下に配置されている。
本実施形態に係る撮像素子107は、画素群201〜203を組み合わせて配置した構成を有する。図2の例では、一番上の2行については画素群201と202とが水平方向に交互に配置され、次の2行については画素群203だけが水平方向に配置され、一番下の2行については画素群202と201とが水平方向に交互に配置されている。
図2に示した1つの撮像画素、第1焦点検出画素、第2焦点検出画素を、撮像素子 107の受光面側(+z側)から見た平面図を図3(a)〜(c)に示し、図3(a)〜(c)のa−a断面を−y側から見た断面図を図3(d)〜(f)に示す。
図3(d)〜(f)に示すように、撮像画素、第1焦点検出画素、第2焦点検出画素は、受光部の面積および配置を除き、同様の構成を有するのが好ましい。すなわち、各画素には、入射光を集光するためのマイクロレンズ305と、入射光の波長を制限するカラーフィルタ306と、入射光量に応じた電荷を発生する光電変換部303(301,302)とが形成される。なお、上述の通り、焦点検出画素のカラーフィルタ306は省略してもよいし、緑色のカラーフィルタと異なる分光透過率としてもよい。
図3(b)および(e)に示すように、第1焦点検出画素Gs1では画素の中心に対して−x方向に偏倚した光電変換部301が形成される。また、図3(c)および(f)に示すように、第2焦点検出画素Gs2では画素の中心に対してx方向に偏倚した光電変換部302が形成される。また、図3(a)および(d)に示すように、撮像画像R/G/Bでは画素の中心に対して対称的な光電変換部303が形成される。
本実施形態では、第1焦点検出画素Gs1の光電変換部301および第2焦点検出画素Gs2の光電変換部302が、撮像画素R/G/Bの光電変換部303の約半分の面積であるものとして説明する。しかし、各焦点検出画素が、さらに面積が小さい複数の光電変換部をもつ複数の画素で構成されても良い。
画素に入射した光は、マイクロレンズ305により集光され、カラーフィルタ306で分光されたのち、光電変換部301〜303で受光される。光電変換部301〜303では、受光量に応じて電子とホールが対生成し、空乏層で分離された後、負電荷の電子はn型層に蓄積され、ホールは定電圧源(不図示)に接続されたp型層300を通じて撮像素子107の外部へ排出される。光電変換部301〜303のn型層に蓄積された電子は、転送ゲートを介して、静電容量部(FD)に転送され、電圧信号に変換される。
図3に示した本実施形態の画素構造と瞳分割との対応関係を示した概略説明図を図4に示す。図4では、射出瞳面の座標軸と対応を取るために、断面図のx軸とy軸を図3に対して反転させている。
図4(a)において撮像画素R,G,Bの瞳領域503は、光電変換部303の受光面と、マイクロレンズ305によって概ね共役関係になっており、撮像画素R,G,Bで受光可能な瞳領域を表している。
図4(b)において第1焦点検出画素Gs1の第1瞳部分領域501は、重心が+x方向に偏心している光電変換部301の受光面と、マイクロレンズ305によって概ね共役関係になっており、第1焦点検出画素Gs1で受光可能な瞳領域を表している。第1焦点検出画素Gs1の第1瞳部分領域501は、瞳面上で−X側に重心が偏心している。
図4(c)において第2焦点検出画素Gs2の第2瞳部分領域502は、重心が−x方向に偏心している光電変換部302の受光面と、マイクロレンズ305によって概ね共役関係になっており、第2焦点検出画素Gs2で受光可能な瞳領域を表している。第2焦点検出画素Gs2の第2瞳部分領域502は、瞳面上で+X側に重心が偏心している。
図4(c)において第2焦点検出画素Gs2の第2瞳部分領域502は、重心が−x方向に偏心している光電変換部302の受光面と、マイクロレンズ305によって概ね共役関係になっており、第2焦点検出画素Gs2で受光可能な瞳領域を表している。第2焦点検出画素Gs2の第2瞳部分領域502は、瞳面上で+X側に重心が偏心している。
本発明の焦点検出画素である第1焦点検出画素Gs1と瞳分割との対応関係を示した概略図を図5(a)に示す。第1瞳部分領域501の瞳部分領域を通過した光束は、撮像素子の各画素に、それぞれ、異なる角度で入射し、第1焦点検出画素Gs1で受光される。なお、本実施形態は、第1焦点検出画素Gs1と第2焦点検出画素Gs2とにより、瞳領域が水平方向に分割されているが、必要に応じて、垂直方向に瞳分割を行ってもよい。
このように、本実施形態の撮像素子107には、
・受光光束が結像光学系の第1瞳部分領域501を通過する光束に制限される第1焦点検出画素と、
・受光光束が第1瞳部分領域と異なる結像光学系の第2瞳部分領域502を通過する光束に制限される第2焦点検出画素と、
・受光光束に制限のない(結像光学系の瞳領域全体を通過する光束を受光する)撮像画素と、
が配列されている。ここで、撮像画素としては、第1及び第2焦点検出画素とは独立して瞳領域が設定されていてよく、結像光学系の瞳領域からの光束をどれだけ受光する構成にするかは特に限定されない。
・受光光束が結像光学系の第1瞳部分領域501を通過する光束に制限される第1焦点検出画素と、
・受光光束が第1瞳部分領域と異なる結像光学系の第2瞳部分領域502を通過する光束に制限される第2焦点検出画素と、
・受光光束に制限のない(結像光学系の瞳領域全体を通過する光束を受光する)撮像画素と、
が配列されている。ここで、撮像画素としては、第1及び第2焦点検出画素とは独立して瞳領域が設定されていてよく、結像光学系の瞳領域からの光束をどれだけ受光する構成にするかは特に限定されない。
本実施形態で、CPU121は、複数の第1焦点検出画素Gs1で得られる信号から第1焦点信号を生成し、複数の第2焦点検出画素Gs2から得られる信号から第2焦点信号を生成して焦点検出を行う。このとき上述したように、撮像画素である撮像画素R,G,Bから得られる信号や、第1焦点検出画素Gs1および第2焦点検出画素Gs2から得られる信号を用いた補間演算を行い、焦点信号を形成するための信号数を増やして、焦点検出精度を向上させる。
[デフォーカス量と像ずれ量の関係]
以下、本実施形態の撮像素子により取得される第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と像ずれ量の関係について説明する。
図5(b)に、デフォーカス量と第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の像ずれ量の概略関係図を示す。撮像面800に撮像素子(不図示)が配置され、図4,図5(a)と同様に、結像光学系の射出瞳が、第1瞳部分領域501と第2瞳部分領域502に2分割される。
以下、本実施形態の撮像素子により取得される第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と像ずれ量の関係について説明する。
図5(b)に、デフォーカス量と第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の像ずれ量の概略関係図を示す。撮像面800に撮像素子(不図示)が配置され、図4,図5(a)と同様に、結像光学系の射出瞳が、第1瞳部分領域501と第2瞳部分領域502に2分割される。
そして、第1焦点検出画素Gs1の光電変換部301は第1瞳部分領域501からの光を受光し、第2焦点検出画素Gs2の光電変換部302は第2瞳部分領域502からの光を受光する。図5(b)では、撮像素子の第1焦点検出画素Gs1を含む画素行y1と第2焦点検出画素Gs2を含む画素行y2を示している。
デフォーカス量dの大きさ|d|は、被写体の結像位置から撮像面800までの距離である。また、デフォーカス量dが負(d<0)の場合は、被写体の結像位置が撮像面800より被写体側にある前ピン状態、正(d>0)の場合は、被写体の結像位置が撮像面800より被写体の反対側にある後ピン状態を意味する。そして、被写体の結像位置が撮像面800にある合焦状態で、デフォーカス量dの大きさは0となる。図5(a)で、被写体801は合焦状態(d=0)にあり、被写体802は前ピン状態(d<0)の例を示している。前ピン状態(d<0)と後ピン状態(d>0)を合わせて、デフォーカス状態(|d|>0)と呼ぶ。
前ピン状態(d<0)では、被写体802からの光束のうち、第1瞳部分領域501(第2瞳部分領域502)を通過した光束は、撮像面800より被写体側の位置で一度集光する。そして、その後、光束の重心位置G1(G2)を中心として幅Γ1(Γ2)に広がり、撮像面800でボケた像となる。ボケた像は、それを受光する複数の画素のそれぞれで第1焦点検出画素Gs1の光電変換部301(第2焦点検出画素Gs2の光電変換部302)により電気信号に変換される。そして、第1焦点検出画素Gs1群(第2焦点検出画素Gs2群)の信号から第1焦点検出信号(第2焦点検出信号)がCPU121により生成される。よって、第1焦点検出信号(第2焦点検出信号)は、撮像面800上の重心位置G1(G2)に、被写体802が幅Γ1(Γ2)にボケた被写体像として記録される。
被写体像のボケ幅Γ1(Γ2)は、デフォーカス量dの大きさ|d|の増加に概ね比例して増加する。同様に、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の被写体像の像ずれ量p(=光束の重心位置の差G1−G2)の大きさ|p|も、デフォーカス量dの大きさ|d|の増加に概ね比例して増加していく。後ピン状態(d>0)の場合、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の被写体像の像ずれ方向が前ピン状態と反対となることをのぞき、デフォーカス量の大きさ|d|と被写体像のボケ幅、像ずれ量pとの関係は同様である。
[焦点検出]
本実施形態では、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と像ずれ量の関係性を用いて、リフォーカス原理に基づく焦点検出(以後、リフォーカス方式と呼ぶ)の焦点検出を行う。また、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と像ずれ量の関係性を用いた位相差方式の焦点検出を行う。
大デフォーカス状態から小デフォーカス状態まで焦点調節するために位相差方式の焦点検出結果を用い、小デフォーカス状態から最良合焦位置近傍まで焦点調節するためにリフォーカス方式の焦点検出を行う。
本実施形態では、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と像ずれ量の関係性を用いて、リフォーカス原理に基づく焦点検出(以後、リフォーカス方式と呼ぶ)の焦点検出を行う。また、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のデフォーカス量と像ずれ量の関係性を用いた位相差方式の焦点検出を行う。
大デフォーカス状態から小デフォーカス状態まで焦点調節するために位相差方式の焦点検出結果を用い、小デフォーカス状態から最良合焦位置近傍まで焦点調節するためにリフォーカス方式の焦点検出を行う。
[焦点検出画素の信号推定]
本実施形態は、第1焦点検出画素Gs1が設けられている画素位置に対応する第2焦点検出画素Gs2の信号と、第2焦点検出画素Gs2が設けられている画素位置に対応する第1焦点検出画素Gs1の信号とを補間することを特徴とする。これにより、焦点検出信号を構成する信号点を、見かけ上増加することが可能になるため、焦点検出精度を高めることができる。換言すれば、所定の信号点数を実現するために必要な焦点検出画素の数、すなわち補間が必要な画素位置の数を減らすことができるため、撮影画像の画質低下を抑制できる。
本実施形態は、第1焦点検出画素Gs1が設けられている画素位置に対応する第2焦点検出画素Gs2の信号と、第2焦点検出画素Gs2が設けられている画素位置に対応する第1焦点検出画素Gs1の信号とを補間することを特徴とする。これにより、焦点検出信号を構成する信号点を、見かけ上増加することが可能になるため、焦点検出精度を高めることができる。換言すれば、所定の信号点数を実現するために必要な焦点検出画素の数、すなわち補間が必要な画素位置の数を減らすことができるため、撮影画像の画質低下を抑制できる。
また、同じ画素位置に対応する第1焦点検出画素Gs1と第2焦点検出画素Gs2の出力信号を用いることで、第1焦点検出画素Gs1と第2焦点検出画素Gs2の位置が異なることによる焦点検出精度の低下も抑制できる。
さらに、後述するように、焦点検出信号を用いて生成するリフォーカス信号に基づくコントラストAFの精度も向上させることができる。
さらに、後述するように、焦点検出信号を用いて生成するリフォーカス信号に基づくコントラストAFの精度も向上させることができる。
第2焦点検出画素Gs2の位置に対応する第1焦点検出画素Gs1の信号は、例えば、その位置に対応する撮像画素の信号を補間により求めた後、第2焦点検出画素の信号を減算することにより求める(推定する)ことができる。第1焦点検出画素Gs1の位置に対応する第2焦点検出画素Gs2の信号も、第1焦点検出画素Gs1の位置に対応する撮像画素の信号から第1焦点検出画素Gs1の信号を減算することで求められる。これは、本実施形態において第1焦点検出画素Gs1と第2焦点検出画素Gs2の光電変換部の大きさが、撮像画素の光電変換部の半分であることに基づく。
図6は、この方法により、焦点検出画素の出力信号を周辺の画素情報を用いて生成する手順を概念的に示している。ここでは、図2に示したような、第1焦点検出画素Gs1と第2焦点検出画素Gs2が瞳分割方向にそれぞれ4画素周期で配置されている構成を示している。図6(a)において、第1焦点検出画素201Gs’、第2焦点検出画素202Gs’の信号は、それぞれの画素に瞳分割方向で隣接している第2焦点検出画素201G、202Gの信号を用い、下記の式に示すようにして求めることができる。
第1(第2)焦点検出画素の信号の他の推定方法としては、図6(b)に示すように、近接した同種の焦点検出画素情報を用いる方法が考えられる。すなわち、第2焦点検出画素202Gsの位置に対応する第1焦点検出画素201Gs’の信号を、瞳分割方向に隣接する2つの第1焦点検出画素201Gs_leftおよび201Gs_rightの信号を補間して求める。また、第1焦点検出画素201Gsの位置に対応する第2焦点検出画素202Gs’の信号を、瞳分割方向に隣接する2つの第2焦点検出画素202Gs_leftおよび202Gs_rightの信号を補間して求める。補間方法が、隣接する同種の焦点検出値の平均値である場合の算出式を以下に示す。
なお、焦点検出画素の信号を推定する方法は、バイキュービック補間など、ここで説明したもの以外であってもよい。
[第1焦点検出(撮像面位相差検出方式)]
以下、本実施形態における撮像面位相差AFについて説明する。
本実施形態の撮像面位相差AFは、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を相対的にシフトさせて、信号の一致度を表す評価値である相関量を計算し、相関(信号の一致度)が高くなるシフト量から像ずれ量を検出する。撮像信号のデフォーカス量が増加すると第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の像ずれ量が増加する関係性から、像ずれ量をデフォーカス量に変換する。
以下、本実施形態における撮像面位相差AFについて説明する。
本実施形態の撮像面位相差AFは、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を相対的にシフトさせて、信号の一致度を表す評価値である相関量を計算し、相関(信号の一致度)が高くなるシフト量から像ずれ量を検出する。撮像信号のデフォーカス量が増加すると第1焦点検出信号と第2焦点検出信号間の像ずれ量が増加する関係性から、像ずれ量をデフォーカス量に変換する。
図7(a)は、本実施形態におけるデフォーカス量算出処理を説明するためのフローチャートである。
S110で、CPU121は、撮像素子107の有効画素領域に対して焦点検出領域を設定する。焦点検出領域の大きさや場所については特に制限はなく、固定であっても動的に定められてもよい。ここでは焦点検出領域は矩形であるものとする。そしてCPU121は、焦点検出領域の瞳分割方向(本実施形態では、撮像素子107の水平方向)の範囲Wと、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を瞳分割方向に相対的にシフトさせて相関量を算出する際の第1シフト量s1のシフト範囲Γ1を設定する。
S110で、CPU121は、撮像素子107の有効画素領域に対して焦点検出領域を設定する。焦点検出領域の大きさや場所については特に制限はなく、固定であっても動的に定められてもよい。ここでは焦点検出領域は矩形であるものとする。そしてCPU121は、焦点検出領域の瞳分割方向(本実施形態では、撮像素子107の水平方向)の範囲Wと、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を瞳分割方向に相対的にシフトさせて相関量を算出する際の第1シフト量s1のシフト範囲Γ1を設定する。
CPU121は、撮像素子駆動回路124を通じて、焦点検出領域(AF枠)に関連付けられた領域に含まれる複数の画素から信号を読み出す。なお、通常、焦点検出信号を生成するために画素を読み出す領域は、瞳分割方向において焦点検出領域よりも大きい。CPU121は、読み出した信号のうち、第1焦点検出画素から得られる複数の信号から第1焦点検出信号を生成し、第2焦点検出画素から得られる複数の信号から第2焦点検出信号を生成する。
S120でCPU121は、画素加算処理後の第1焦点検出信号と第2焦点検出信号に、それぞれ、シェーディング補正処理(光学補正処理)を行う。
ここで、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号の瞳ずれによるシェーディングについて説明する。図8は、結像光学系の射出瞳距離Dlと撮像素子の設定瞳距離Dsとの差が像高の大きな(光軸から離れて位置する)画素における瞳分割に与える影響を模式的に示した図である。
ここで、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号の瞳ずれによるシェーディングについて説明する。図8は、結像光学系の射出瞳距離Dlと撮像素子の設定瞳距離Dsとの差が像高の大きな(光軸から離れて位置する)画素における瞳分割に与える影響を模式的に示した図である。
図8(a)は、結像光学系の射出瞳距離Dlと撮像素子107の設定瞳距離Dsが同じ場合を示している。この場合は、像高が小さい(光軸近くに位置する)画素および像高が大きい(光軸から離れて位置する)画素のいずれでも、第1瞳部分領域501により、結像光学系の射出瞳400が、概ね半分に瞳分割される。
図8(b)は、結像光学系の射出瞳距離Dlが撮像素子の設定瞳距離Dsより短い(D1<Ds)場合を示している。この場合、像高が大きい周辺部の画素では、結像光学系の射出瞳400と撮像素子107の入射瞳とにずれが生じ、結像光学系の射出瞳400が、平面図で示すように不均一に分割されてしまう。
図8(c)は、結像光学系の射出瞳距離Dlが撮像素子の設定瞳距離Dsより長い(D1>Ds)場合を示している。この場合も、D1<Dsの場合と同様、撮像素子の周辺部の画素では、結像光学系の射出瞳400と撮像素子107の入射瞳とにずれが生じ、結像光学系の射出瞳400が不均一に分割されてしまう。
図8(c)は、結像光学系の射出瞳距離Dlが撮像素子の設定瞳距離Dsより長い(D1>Ds)場合を示している。この場合も、D1<Dsの場合と同様、撮像素子の周辺部の画素では、結像光学系の射出瞳400と撮像素子107の入射瞳とにずれが生じ、結像光学系の射出瞳400が不均一に分割されてしまう。
瞳分割が不均一になると、第1焦点検出画素と第2焦点検出画素で得られる信号強度に差が生じるため、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号の強度が不均一となる(一方の強度が大きくなり、他方の強度が小さくなる)シェーディングが生じる。
S120でCPU121は、焦点検出領域の像高と、撮像レンズ(結像光学系)の絞り値(F値)と、射出瞳距離とに応じて、第1焦点検出信号の第1シェーディング補正係数と、第2焦点検出信号の第2シェーディング補正係数を、それぞれ生成する。そして、CPU121は、第1シェーディング補正係数を第1焦点検出信号に乗算し、第2シェーディング補正係数を第2焦点検出信号に乗算して、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のシェーディング補正処理(光学補正処理)を行う。焦点検出領域の像高は、焦点検出領域に含まれる画素位置の代表的な像高であってよく、例えば焦点検出領域の中心位置の像高であってよい。
第1焦点検出信号と第2焦点検出信号との相関(信号の一致度)を基に、デフォーカス量を算出する際、上述のシェーディングが生じると、デフォーカス量の精度が低下する場合がある。そのため、本実施形態では、焦点検出信号にシェーディング補正を行うことで、精度の良いデフォーカス量の算出を実現する。
なお、シェーディングが生じる原因として、撮像素子107の設定瞳距離Dsは変化せず、結像光学系の射出瞳距離D1が変化する場合を説明したが、結像光学系の射出瞳距離D1が変化せず、撮像素子107の設定瞳距離Dsが変化する場合も同様である。撮像面位相差AFでは、撮像素子107の設定瞳距離Dsの変化に伴い、焦点検出画素(第1焦点検出画素および第2焦点検出画素)が受光する光束と、撮像画素が受光する光束が変化する。
図7(a)のS130でCPU121は、精度の良いデフォーカス量を算出するために、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号に、特定の通過周波数帯域を有するバンドパスフィルタ処理を行い、信号の一致度を改善する。本フィルタ処理の通過帯域例を、図9の実線で示す。本実施形態では、位相差検出方式の第1焦点検出により、大デフォーカス状態での焦点検出を行う為、フィルタ処理の通過帯域は低周波帯域を含むように構成される。必要に応じて、大デフォーカス状態から小デフォーカス状態まで焦点調節を行う際に、デフォーカス状態に応じて、第1焦点検出時のフィルタ処理の通過帯域を、図9の1点鎖線のように、より高周波帯域に調整しても良い。
なお、焦点検出画素の推定処理を行う場合、S110で第1および第2焦点検出画素の信号を読み出してから、S140での評価値算出を開始するまでの任意のタイミングで実施することができる。なお、第1焦点検出における焦点検出画素の推定処理の実施は必須でない。
次に、図7(a)のS140でCPU121は、フィルタ処理後の第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を相対的に瞳分割方向にシフトさせるシフト処理を行い、信号の一致度を表す第1評価値(相関量)を算出する。
フィルタ処理後の第1および第2の焦点検出信号のk番目のサンプルをそれぞれGs1(k)、Gs2(k)、焦点検出領域に対応する番号kの範囲をWとする。従って、番号kの範囲は1〜Wである。第1シフト量s1のシフト範囲をΓ1とすると、相関量CORは、以下の式(5)により算出される。
フィルタ処理後の第1および第2の焦点検出信号のk番目のサンプルをそれぞれGs1(k)、Gs2(k)、焦点検出領域に対応する番号kの範囲をWとする。従って、番号kの範囲は1〜Wである。第1シフト量s1のシフト範囲をΓ1とすると、相関量CORは、以下の式(5)により算出される。
第1シフト量s1のシフト処理により、第1焦点検出信号のk番目のサンプルGs1(k)から、第2焦点検出信号の(k−s1)番目のサンプルGs2(k−s1)を減算し、シフト減算信号を生成する。そしてCPU121は生成したシフト減算信号の絶対値を計算し、焦点検出領域に対応する範囲W内でkの値を順次変えながら累積して、シフト量sに対する相関量COR(s1)を算出する。必要に応じて、焦点検出領域内の、焦点検出画素が配置された各画素ラインごとに算出された相関量を、第1シフト量s1ごとに加算して相関量COR(s1)を算出してもよい。
S150でCPU121は、相関量COR(s1)から、サブピクセル演算により、相関量が最小値となる実数値のシフト量を算出して像ずれ量p1とする。像ずれ量p1に、焦点検出領域の像高と、撮像レンズ(結像光学系)の絞り値と、射出瞳距離とに応じた変換係数K1を乗じたp1K1を第1検出デフォーカス量Def1として算出する。
[第2焦点検出(リフォーカス方式)]
以下、本実施形態におけるリフォーカス方式のコントラストAFについて説明する。
コントラストAFでは、焦点面の異なる画像を得るために、フォーカスレンズを移動させて撮影するのが一般的である。それに対し、本実施形態では、焦点検出ラインごとにコントラスト評価値を算出する際、フォーカスレンズの異なる位置に対応する画像を、ある特定の合焦距離で撮影した画像からリフォーカス方式で生成する。具体的には、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のシフト加算信号(リフォーカス信号)を生成し、シフト加算信号のコントラスト評価値を算出し、コントラスト評価値から撮像信号のMTF(Modulation Transfer Function)ピーク位置を推定し、第2検出デフォーカス量を検出する。
以下、本実施形態におけるリフォーカス方式のコントラストAFについて説明する。
コントラストAFでは、焦点面の異なる画像を得るために、フォーカスレンズを移動させて撮影するのが一般的である。それに対し、本実施形態では、焦点検出ラインごとにコントラスト評価値を算出する際、フォーカスレンズの異なる位置に対応する画像を、ある特定の合焦距離で撮影した画像からリフォーカス方式で生成する。具体的には、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のシフト加算信号(リフォーカス信号)を生成し、シフト加算信号のコントラスト評価値を算出し、コントラスト評価値から撮像信号のMTF(Modulation Transfer Function)ピーク位置を推定し、第2検出デフォーカス量を検出する。
第1焦点検出信号と第2焦点検出信号による1次元方向(水平方向)のリフォーカス処理の概略について、図10を用いて説明する。図10の撮像面800は、図5に示した撮像面800に対応している。図10では、i,jを1以上の整数として、撮像面800に配置された撮像素子の水平方向i番目の画素の第1焦点検出信号をGs1(i)、(i+1)番目の画素の第2焦点検出信号をGs2(i+1)で模式的に表している。また、水平方向でj番目の撮像画素(ここではG画素)をG(j)と表している。図2に示したように、本実施形態では、撮像素子107の水平方向において、第1焦点検出画素と第2焦点検出画素とが、1つの撮像画素を挟んで交互に繰り返し配置されている。
第1焦点検出信号Gs1(i)は、(図5の第1瞳部分領域501に対応した)主光線角度θGs1でi番目の焦点検出画素に入射した光束の受光信号である。第2焦点検出信号Gs2(i+1)は、(図5の第2瞳部分領域502に対応した)主光線角度θGs2で(i+1)番目の焦点検出画素に入射した光束の受光信号である。
第1焦点検出信号Gs1(i)と第2焦点検出信号Gs2(i+1)は、光強度分布情報だけでなく、入射角度情報も有している。ここで、第1焦点検出信号Gs1(i)を水平方向に+1画素(右方向に1画素)シフト移動することは、第1焦点検出信号Gs1(i)を角度θGs1に沿って仮想結像面800’まで平行移動させることに相当する。同様に、第2焦点検出信号Gs2(i+1)を水平方向に−1画素(左方向に1画素)シフト移動することは、第2焦点検出信号Gs2(i+1)角度θGs2に沿って仮想結像面800’まで平行移動させることに対応する。したがって、第1焦点検出信号Gs1(i+2n)を+1画素、第2焦点検出信号Gs2(i+2n+1)を−1画素シフトさせて加算することで、仮想結像面800’におけるリフォーカス信号(撮像画素信号)を生成できる。ここで、nは0以上の整数である。
同様に、第1焦点検出信号Gs1(i+2n)を+3画素、第2焦点検出信号Gs2(i+2n+1)を−3画素画素シフトさせて加算することで、仮想結像面810’におけるリフォーカス信号(撮像画素信号)を生成できる。
ここでは、理解を容易にするため、図2に示した焦点検出画素の配置をそのまま利用して仮想撮像面におけるリフォーカス信号を生成する原理について説明した。次に、本実施形態の特徴である、推定された焦点検出信号を用いたリフォーカス信号の生成について、図11を用いて説明する。
上述のように、本実施形態では、補間演算により、焦点検出画素位置のそれぞれについて、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号とを取得することができる。そのため、1ライン当たりの第1焦点検出画素、第2焦点検出画素の密度を上げた場合と同等の効果を得ることが可能となる。その結果、図11に示すように、生成できるリフォーカス信号の密度が高くなるほか、仮想結像面の間隔も狭くすることができる(図10では設定できない仮想結像面801’が設定可能である)。従って、リフォーカス方式のコントラストAFである第2焦点検出の精度を向上することができる。なお、図11においても、仮想結像面におけるリフォーカス信号を生成する原理は図10で説明した通りであるため、説明を省略する。
図7(b)は、本実施形態におけるカメラ100が実施する第2焦点検出の動作を示すフローチャートである。
S205でCPU121は、撮像素子107の有効画素領域に対して焦点検出領域を設定する。また、CPU121は、焦点検出領域の瞳分割方向の範囲Wと、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を瞳分割方向に相対的にシフトさせてコントラスト評価値を算出する際の第2シフト量s2のシフト範囲Γ2を設定する。なお、焦点検出領域は基本的に第1焦点検出を行う焦点検出領域と同一であるため、S110で設定された焦点検出領域をそのまま用いても良い。この場合、シフト範囲Γ1,Γ2も同一とするか、独立して定めるかは任意である。
S205でCPU121は、撮像素子107の有効画素領域に対して焦点検出領域を設定する。また、CPU121は、焦点検出領域の瞳分割方向の範囲Wと、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を瞳分割方向に相対的にシフトさせてコントラスト評価値を算出する際の第2シフト量s2のシフト範囲Γ2を設定する。なお、焦点検出領域は基本的に第1焦点検出を行う焦点検出領域と同一であるため、S110で設定された焦点検出領域をそのまま用いても良い。この場合、シフト範囲Γ1,Γ2も同一とするか、独立して定めるかは任意である。
また、CPU121は、読み出した画素のうち、瞳分割方向に並んだ複数の第1焦点検出画素から読み出された信号と、この複数の第1の焦点検出画素と対をなす第2焦点検出画素から読み出された信号とに基づいて上述した焦点検出画素の推定処理を実行する。図2のように焦点検出画素が配置されている場合、CPU121は同一の画素ラインに存在する第1焦点検出画素と第2焦点検出画素から読み出された信号に基づいて推定処理を行う。
そしてS210でCPU121は、推定信号を含む複数の第1の焦点検出画素の信号から第1焦点検出信号を、推定信号を含む複数の第2の焦点検出画素の信号から第2焦点検出信号を、それぞれ生成する。なお、実際に読み出された信号(実信号)よりも多い数の信号を用いれば、推定信号と実信号からなる信号群の一部を用いて第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を生成してもよい。ここでは、推定信号と実信号の全てを用いて第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を生成するものとする。
S220でCPU121は、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号にフィルタ処理を行う。本フィルタ処理の通過帯域例を、図9の破線および点線で示す。本発明では、リフォーカス方式のコントラストAFである第2焦点検出により、小デフォーカス状態から最良合焦位置近傍まで焦点検出を行う。したがって、フィルタ処理の通過帯域は、高周波帯域を含むように構成される。
必要に応じて、フィルタ係数[1,−2,1]を有するラプラシアン型(2階微分型)空間フィルタを適用し、図9の点線で示すようにフィルタ処理の通過帯域をより高周波帯域に構成しても良い。このフィルタ処理により、被写体信号のエッジ(高周波成分)を抽出することで、コントラストAFの焦点検出精度を一層向上させることができる。
S230でCPU121は、フィルタ処理後の第1焦点検出信号と第2焦点検出信号を瞳分割方向で相対的にシフトさせて加算するシフト加算処理により、上述した仮想結像面における像信号(リフォーカス信号またはシフト加算信号とも呼ぶ)を生成する。さらに、生成されたリフォーカス信号から、第2評価値(コントラスト評価値)を算出する。
具体的には、フィルタ処理後の第1および第2の焦点検出信号のk番目のサンプルをそれぞれGs1(k)、Gs2(k)、焦点検出領域に対応する番号kの範囲をWとする。そして、第2シフト量s2のシフト範囲をΓ2とすると、コントラスト評価値(第2評価値)RFCONは、式(6)により算出される。
CPU121は、第2シフト量s2の瞳分割方向でのシフト処理により、第1焦点検出信号のk番目のサンプルGs1(k)と第2焦点検出信号の(k−s2)番目のサンプルGs2(k−s2)を対応させて加算し、シフト加算信号を生成する。CPU121はさらにシフト加算信号の絶対値を計算し、焦点検出領域Wの範囲での最大値を取り、コントラスト評価値RFCON(s2)を算出する。必要に応じて、焦点検出領域内の、焦点検出画素が配置された各画素ラインごとに算出されたコントラスト評価値を、第2シフト量s2ごとに加算してコントラスト評価値RFCON(s2)を算出しても良い。
S240でCPU121は、コントラスト評価値に基づく第2検出デフォーカス量Def2を算出する。まず、CPU121は、加算コントラスト評価値からサブピクセル演算により、加算コントラスト評価値が最大値となる実数値(MTFピーク位置に対応)のシフト量をピークシフト量p2として算出する。
なお、ここでのピークシフト量p2は、図11の結像面800におけるシフト量ではなく、仮想結像面800’でのシフト量になる。そのため、第1焦点検出画素Gs1(i)と第2焦点検出画素Gs2(i+1)とを仮想結像面800’における同画素位置の信号とするためのシフト量Δを補正することにより、結像面800におけるピークシフト量p2’(=p2+Δ)とする。
次に、CPU121は、算出されたピークシフト量p2’に、焦点検出領域の像高と、撮像レンズ(結像光学系)のF値、射出瞳距離に応じた第2変換係数K2をかけて、第2検出デフォーカス量Def2を算出する。変換係数は例えばテーブル形式や算出式の形で予め記憶しておくことができる。また、必要に応じて、第1変換係数K1と第2変換係数K2を同一の値としても良い。
このように、本実施形態では、第1焦点検出信号と第2焦点検出信号のシフト加算信号(リフォーカス信号)を生成し、シフト加算信号からコントラスト評価値を算出し、第2検出デフォーカス量を算出する。シフト加算信号に対応する光束と、撮像信号である撮像画素に対応する光束とは概ね一致するため、結像光学系の各収差(球面収差、非点収差、コマ収差など)のシフト加算信号への影響と、撮像信号への影響も、概ね一致する。
したがって、リフォーカス方式のコントラストAFにより算出される合焦位置(第2検出デフォーカス量Def2が0となるフォーカスレンズ位置)と、撮像信号の最良合焦位置(撮像信号のMTFピーク位置)が、概ね一致し、高精度に焦点検出できる。
図12(a)は、撮像信号の最良合焦位置における第1焦点検出信号(破線)と第2焦点検出信号(実線)の例を示す。また、図12(a)の第1焦点検出信号(破線)と第2焦点検出信号(実線)のフィルタ処理後の例を図12(b)に示す。
また、図12(b)の第1焦点検出信号(破線)と第2焦点検出信号(実線)の、相対的なシフト量(−2,−1,0,1,2[画素])に対応するシフト加算信号(リフォーカス信号)の例を図13(a)に示す。図13(a)から、シフト量に応じてシフト加算信号のピーク値が変化することがわかる。図13(b)は、図13(a)の各シフト加算信号から算出されたコントラスト評価値(第2評価値)の例を示す。図13(b)にはさらに、サブサンプル演算により得られたピークシフト量p2と、これをリフォーカス信号生成時のシフト量Δで補正したピークシフト量p2’とを示している。ここで用いた第1焦点検出信号と第2焦点検出信号は撮像信号の最良合焦位置で得られた信号であるため、ピークシフト量p2’=0となるのが理想的である。図13(b)に示したように、ピークシフト量p2’とシフト量0とのずれ量が小さく抑制されており、高精度に焦点検出できていることがわかる。
[リフォーカス可能範囲]
なお、リフォーカス信号を生成できる範囲(結像面と仮想結像面との距離)には限界があるため、リフォーカス方式のコントラストAFで高精度な焦点検出が可能なデフォーカス量の範囲も限定される。
なお、リフォーカス信号を生成できる範囲(結像面と仮想結像面との距離)には限界があるため、リフォーカス方式のコントラストAFで高精度な焦点検出が可能なデフォーカス量の範囲も限定される。
本実施形態におけるリフォーカス可能範囲の概略説明図を図14に示す。図5(b)と同じ参照数字については説明を省略する。許容錯乱円をδとし、結像光学系の絞り値をFとすると、絞り値Fでの被写界深度は±Fδである。本実施形態の焦点検出画素は、撮像画素に対し、受光部の大きさが水平方向に1/NH(NH=2)、垂直方向にNV(NV=1)である。そのため、焦点検出画素の受光部に対応する瞳部分領域の水平方向の実効絞り値F01は、F01=NHFと暗くなる。
したがって、焦点検出信号の実効的な被写界深度は±NHFδとなり、撮像画素の実効的な被写界深度よりNH倍深くなり、合焦範囲がNH倍に拡大する。実効的な被写界深度±NHFδの範囲内では、焦点検出信号ごとに合焦した被写体像が取得されている。これは、第1および第2焦点検出信号のそれぞれに該当する。よって、この拡大した被写界深度の範囲では、図10に示した主光線角度θGs1(θGs2)に沿って第1焦点検出信号(第2焦点検出信号)を平行移動するリフォーカス処理が可能である。よって、現在の結像面で得られる焦点検出信号を用いたリフォーカス処理によって実現可能な仮想結像面の範囲に対応する、撮像面からの調整デフォーカス量|d’|は式(7)で表される。
このように、リフォーカス方式のコントラストAFによって高精度で焦点検出できるデフォーカス量の範囲は、概ね、式(7)の範囲に限定され、これは通常、位相差AFで焦点検出可能なデフォーカス範囲以下である。したがって、本実施形態では、リフォーカス方式のコントラストAF時の第2シフト量s2の範囲を、位相差AF時の第1シフト量s1の範囲以下となるように構成する。
そして本実施形態では、結像光学系の大デフォーカス状態から小デフォーカス状態まで焦点調節するために位相差AFを用い、小デフォーカス状態から最良合焦位置近傍まで焦点調節するためにリフォーカス方式のコントラストAFを用いる。したがって、第2焦点検出のS220で適用するフィルタ処理の通過帯域が、第1焦点検出のS130で適用するフィルタ処理の通過帯域より高周波帯域を含むようにする。
本発明の撮像素子では、焦点検出画素が受光する光束と撮像画素が受光する光束とが異なり、結像光学系の各収差(球面収差、非点収差、コマ収差など)の焦点検出信号への影響と撮像信号への影響が異なる。この差異は、結像光学系の絞り値が小さい(開放に近い)ほど大きくなる。そのため、結像光学系の絞り値が小さい(開放に近い)場合、位相差AFにより算出される検出合焦位置(第1検出デフォーカス量が0となる位置)と撮像信号の最良合焦位置(撮像信号のMTFピーク位置)との間に差が生じるおそれがある。つまり結像光学系の絞り値が所定値以下の場合に、位相差検出方式の第1焦点検出による焦点検出精度が低下するおそれがある。したがって、結像光学系の絞り値が所定絞り値以下の場合には、位相差AF(第1焦点検出)に加えて、リフォーカス方式のコントラストAF(第2焦点検出)を実施することで、高精度な焦点検出が可能になる。
[焦点検出処理の処理フロー]
本実施形態における、位相差AFとリフォーカス方式のコントラストAFとを組み合わせた焦点検出処理の全体的な動作の概略を図15のフローチャートに示す。本実施形態では、結像光学系のデフォーカス量の絶対値が第1所定閾値以下になるまでは位相差AF(第1焦点検出)で検出したデフォーカス量Def1に基づいてフォーカスレンズを駆動し、大デフォーカス状態から小デフォーカス状態までの焦点調節を行う。その後、結像光学系のデフォーカス量Def1の絶対値が第1所定閾値以下になると、リフォーカス方式のコントラストAF(第2焦点検出)で検出したデフォーカス量Def2に基づいてフォーカスレンズを駆動する。デフォーカス量Def2の絶対値が第2所定閾値(<第1所定閾値)以下になるまで、デフォーカス量Def2に基づいてフォーカスレンズを駆動することで、小デフォーカス状態から最良合焦位置近傍まで焦点調節を行う。なお、デフォーカス量が第1所定閾値以下になるまでに行う焦点検出は、位相差AFで行わなくてもよい。
本実施形態における、位相差AFとリフォーカス方式のコントラストAFとを組み合わせた焦点検出処理の全体的な動作の概略を図15のフローチャートに示す。本実施形態では、結像光学系のデフォーカス量の絶対値が第1所定閾値以下になるまでは位相差AF(第1焦点検出)で検出したデフォーカス量Def1に基づいてフォーカスレンズを駆動し、大デフォーカス状態から小デフォーカス状態までの焦点調節を行う。その後、結像光学系のデフォーカス量Def1の絶対値が第1所定閾値以下になると、リフォーカス方式のコントラストAF(第2焦点検出)で検出したデフォーカス量Def2に基づいてフォーカスレンズを駆動する。デフォーカス量Def2の絶対値が第2所定閾値(<第1所定閾値)以下になるまで、デフォーカス量Def2に基づいてフォーカスレンズを駆動することで、小デフォーカス状態から最良合焦位置近傍まで焦点調節を行う。なお、デフォーカス量が第1所定閾値以下になるまでに行う焦点検出は、位相差AFで行わなくてもよい。
S100でCPU121は、図7(a)に示した第1焦点検出(位相差AF)により第1検出デフォーカス量(Def1)を検出する。S101でCPU121は検出した第1デフォーカス量Def1の絶対値|Def1|が所定値1より大きいかどうか判定し、大きい場合はS102で、第1検出デフォーカス量(Def1)に応じてフォーカスレンズ105を駆動し、処理をS100に戻す。
S101で第1デフォーカス量Def1の絶対値|Def1|が所定値1以下であれば、CPU121は処理をS200に進め、図7(b)に示した第2焦点検出(リフォーカス方式のコントラストAF)により第2検出デフォーカス量Def2を検出する。S201でCPU121は第2デフォーカス量Def2の絶対値|Def2|が所定値2(<所定値1)より大きいかどうか判定し、大きい場合はS201で、第2検出デフォーカス量Def2に応じてフォーカスレンズ105を駆動し、処理をS200に戻す。
S201で、第2検出デフォーカス量Def2の絶対値|Def2|が所定値2以下の場合、CPU121は焦点検出処理を終了する。
[焦点検出処理の変形例]
なお、第1焦点検出と第2焦点検出とを並列処理することで、高速に焦点検出結果を得ることもできる。このような焦点検出処理について、図16に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図16において図15と同じ動作を行うステップには同じ参照数字を付し、重複する説明は省略する。
なお、第1焦点検出と第2焦点検出とを並列処理することで、高速に焦点検出結果を得ることもできる。このような焦点検出処理について、図16に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図16において図15と同じ動作を行うステップには同じ参照数字を付し、重複する説明は省略する。
図16のS100でCPU121は、位相差検出方式による第1焦点検出により第1検出デフォーカス量Def1を算出する。また、CPU121は並列的に、S200で、リフォーカス方式による第2焦点検出により第2検出デフォーカス量Def2を算出する。
S301で、CPU121は、第2検出デフォーカス量Def2が算出されているかを判定する。ここでの判定は、第2検出デフォーカス量Def2が、式(7)に示したリフォーカス方式のコントラストAFによって高精度で焦点検出できるデフォーカス量の範囲内かどうかの判定であってよい。
S301で、第2検出デフォーカス量Def2が算出されていると判定されれば、CPU121はS303で、第2検出デフォーカス量Def2を第3検出デフォーカス量Def3とする。一方、第2検出デフォーカス量Def2が算出されていると判定されなければ、CPU121はS302で、第1検出デフォーカス量Def1を第3検出デフォーカス量Def3とする。
S304でCPU121は第3デフォーカス量Def3の絶対値|Def3|が上述した所定値2より大きいかどうか判定し、大きい場合はS305で、第3検出デフォーカス量Def3に応じてフォーカスレンズ105を駆動し、処理をS100とS200に戻す。第3デフォーカス量Def3の絶対値|Def3|が所定値2以下の場合、CPU121は焦点検出処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、離散的な位置に配置された焦点検出画素の信号に加え、推定された焦点検出画素の信号を用いて生成したリフォーカス信号を用いてリフォーカス方式の焦点検出を行うようにした。そのため、実際に存在する焦点検出画素の数よりも多い焦点検出信号を用いてリフォーカス信号を生成することができ、仮想撮像面をよりきめ細かく設定可能になるため、精度の良いリフォーカス方式の焦点検出を実現することができる。
また、焦点検出精度を向上させるために、欠陥画素として取り扱う焦点検出画素の密度を上げる必要がなくなるため、撮像画像の画質低下を抑制することができる。さらに、推定された焦点検出画素の信号を位相差検出方式の焦点検出に利用すれば、1対の焦点検出信号の類似度を向上させることができ、位相差検出方式の焦点検出の精度向上も実現することができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
なお、上述の実施形態においては、入射光束の角度が制限される(入射光束に対応する瞳領域が部分瞳領域である)画素として焦点検出画素を用いた構成について説明したが、本発明でリフォーカス信号の生成に用いる信号が焦点検出画素の信号である必要はない。
100…カメラ、105…フォーカスレンズ、107…撮像素子、121…CPU、112…シャッタアクチュエータ、114…フォーカスアクチュエータ、115…フラッシュ
Claims (16)
- 受光する光束が、結像光学系の瞳領域の第1部分を通過する光束に制限される第1の画素と、受光する光束が、前記瞳領域の前記第1部分と異なる第2部分を通過する光束に制限される第2の画素と、前記第1及び第2の画素とは異なる撮像画素と、が配置された撮像素子から、画素の信号を取得する取得手段と、
前記取得された信号に基づいて、前記第1の画素が配置されていない位置における前記第1の画素の信号と、前記第2の画素が配置されていない位置における前記第2の画素の信号とを推定する推定手段と、
前記推定手段が推定した信号を含む前記第1の画素および前記第2の画素の信号に基づいて、1対の像信号を生成する生成手段と、
前記1対の像信号のシフト加算信号に基づく評価値から、前記結像光学系の第1デフォーカス量を算出する第1焦点検出手段と、
を有することを特徴とする焦点検出装置。 - 前記推定手段が、前記第1の画素が配置されている位置における前記第2の画素の信号と、前記第2の画素が配置されている位置における前記第1の画素の信号とを推定することを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
- 前記推定手段が、前記第1の画素が配置されている位置における前記第2の画素の信号を、前記第1の画素が配置されている位置の近傍の第2の画素を用いて補間し、前記第2の画素が配置されている位置における前記第1の画素の信号を、前記第2の画素が配置されている位置の近傍の第1の画素を用いて補間し推定することを特徴とする請求項2に記載の焦点検出装置。
- 前記推定手段が、前記第1の画素が配置されている位置における前記第2の画素の信号を、当該第1の画素の信号と、当該位置の近傍の前記撮像画素の信号を用いて補間により得られる当該位置の撮像画素の信号とに基づいて推定することを特徴とする請求項1または2に記載の焦点検出装置。
- 前記取得手段が、予め定められた範囲に含まれる画素の信号を取得し、
前記生成手段が、前記予め定められた範囲に含まれる前記第1および第2の画素の数よりも多い信号に基づいて前記1対の像信号を生成する、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の焦点検出装置。 - 前記第1焦点検出手段が、前記シフト加算のシフト量が異なる複数のシフト加算信号に基づく評価値から、評価値がピークとなるピークシフト量を算出し、前記ピークシフト量に基づいて前記第1デフォーカス量を算出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
- 前記シフト加算信号が、前記撮像素子の撮像面から、前記シフト加算のシフト量に対応した距離を有する仮想撮像面における像信号を表すリフォーカス信号であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
- 前記評価値がコントラスト評価値であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
- 前記第1の画素および前記第2の画素が焦点検出画素であり、
前記取得手段が取得した画素の信号のうち、前記第1の画素の信号と、前記第2の画素の信号とに基づいて、位相差検出方式により前記結像光学系の第2デフォーカス量を算出する第2焦点検出手段をさらに有する、
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の焦点検出装置。 - 受光する光束が、結像光学系の瞳領域の第1部分を通過する光束に制限される第1の画素と、受光する光束が、前記瞳領域の前記第1部分と異なる第2部分を通過する光束に制限される第2の画素と、前記第1及び第2の画素とは異なる撮像画素と、が配置された撮像素子と、
請求項1から9のいずれか1項に記載の焦点検出装置と、
前記焦点検出装置が検出したデフォーカス量に基づいて前記結像光学系の焦点を調節する調節手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 受光する光束が、結像光学系の瞳領域の第1部分を通過する光束に制限される第1の画素と、受光する光束が、前記瞳領域の前記第1部分と異なる第2部分を通過する光束に制限される第2の画素と、前記第1及び第2の画素とは異なる撮像画素と、が配置された撮像素子と、
請求項9に記載の焦点検出装置と、
前記第1デフォーカス量または前記第2デフォーカス量に基づいて前記結像光学系の焦点を調節する調節手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記撮像画素は前記第1及び第2の画素の受光する光束が通過する瞳領域を含む前記結像光学系の瞳領域を通過する光束を受光することを特徴とする請求項10または11に記載の撮像装置。
- 前記調節手段は、
前記第2デフォーカス量が所定値以下になるまでは、前記第2デフォーカス量に基づいて前記結像光学系の焦点を調節し、
前記第2デフォーカス量が所定値以下になると、前記第1デフォーカス量に基づいて前記結像光学系の焦点を調節する、
ことを特徴とする請求項11または12に記載の撮像装置。 - 前記調節手段は、
前記第1デフォーカス量が得られている場合には、前記第1デフォーカス量に基づいて前記結像光学系の焦点を調節する、
ことを特徴とする請求項11または12に記載の撮像装置。 - 前記所定値が、前記焦点検出画素の信号の被写界深度に基づくことを特徴とする請求項13または14に記載の撮像装置。
- 受光する光束が、結像光学系の瞳領域の第1部分を通過する光束に制限される第1の画素と、受光する光束が、前記瞳領域の前記第1部分と異なる第2部分を通過する光束に制限される第2の画素と、前記第1及び第2の画素とは異なる撮像画素と、が配置された撮像素子から、取得手段が画素の信号を取得する取得工程と、
推定手段が、前記取得された信号に基づいて、前記第1の画素が配置されていない位置における前記第1の画素の信号と、前記第2の画素が配置されていない位置における前記第2の画素の信号とを推定する推定工程と、
生成手段が、前記推定工程で推定された信号を含む前記第1の画素および前記第2の画素の信号に基づいて、1対の像信号を生成する生成工程と、
第1焦点検出手段が、前記1対の像信号のシフト加算信号に基づく評価値から、前記結像光学系の第1デフォーカス量を算出する第1焦点検出工程と、
を有することを特徴とする焦点検出装置の制御方法。
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