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JP2016033021A - 紫外線遮光容器 - Google Patents

紫外線遮光容器 Download PDF

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JP2016033021A
JP2016033021A JP2014155728A JP2014155728A JP2016033021A JP 2016033021 A JP2016033021 A JP 2016033021A JP 2014155728 A JP2014155728 A JP 2014155728A JP 2014155728 A JP2014155728 A JP 2014155728A JP 2016033021 A JP2016033021 A JP 2016033021A
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Japan
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carbon atoms
light shielding
ultraviolet
ultraviolet light
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JP2014155728A
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English (en)
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洋輔 石間
Yosuke Ishima
洋輔 石間
佐藤 文彦
Fumihiko Sato
文彦 佐藤
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Adeka Corp
Original Assignee
Adeka Corp
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Abstract

【課題】380〜400nmの長波長領域の紫外線を効率的に遮光しつつ、可視光線に対して優れた透過性を有する紫外線遮光容器を提供する。【解決手段】特定の構造を有する下記式(1)のトリアジン系化合物が、優れた紫外線の吸収性と優れた可視光線の透過性とを有しており、このトリアジン系化合物を紫外線吸収剤として使用する。【選択図】なし

Description

本発明は、紫外線遮光容器に関し、詳しくは、380〜400nmの長波長領域の紫外線を効率的に遮光しつつ、可視光線に対して優れた透過性を有する紫外線遮光容器に関する。
薬品、化粧品、飲食品等の保存には容器が用いられている。しかしながら、薬品や化粧品、飲食品等は、光、特に紫外線によって変化し易いため、容器には紫外線を遮光することが求められている。紫外線の遮光性に関しては、アルミニウム製の容器や着色容器等が優れているが、アルミニウム製の容器や着色容器は、容器内の内容物の量や状態を視認することが困難であるという問題を有している。
一方、容器としては、安価で成形性、軽量性に優れることから合成樹脂製のものも広く用いられている。合成樹脂製の容器は、透明性(可視光線の透過性)には優れているものの、アルミニウム製の容器や着色容器と比べて紫外線の遮光性に劣っている。そのため、従来、合成樹脂製の容器においては、紫外線を遮光するために、紫外線吸収剤が用いられていきた(引用文献1、2)。
特表2003−522242号公報 特開平8−301363号公報
しかしながら、従来の紫外線吸収剤を用いた容器は、多量の紫外線吸収剤を必要とするが、紫外線遮光能は満足のいくものではなかった。特に、380nm〜400nmの長波長領域の紫外線の遮光が不十分であり、解決が望まれていた。また、従来用いられてきた紫外線吸収剤は、可視光線の領域(450nm〜500nm)まで吸収してしまうため、可視光線の光量が減衰され、内容物の量や状態が解りにくいという問題も有していた。
そこで、本発明の目的は、低添加量の紫外線吸収剤の使用であっても、紫外線、特に、380〜400nmの長波長領域の紫外線を効率的に遮光しつつ、可視光線に対して優れた透過性を有する紫外線遮光容器を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の構造を有するトリアジン系化合物が、優れた紫外線の吸収性と優れた可視光線の透過性とを、有しており、このトリアジン系化合物を紫外線吸収剤として使用することで、上記課題を解消することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の紫外線遮光容器は、紫外線吸収剤が用いられた紫外線遮光容器において、
前記紫外線吸収剤が、下記一般式(1)、
Figure 2016033021
(式中、R〜Rは、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1〜12の直鎖または分岐のアルキル基、炭素原子数3〜8のシクロアルキル基、炭素原子数2〜8のアルケニル基、炭素原子数6〜18のアリール基、炭素原子数7〜18のアルキルアリール基または炭素原子数7〜18のアリールアルキル基を表し、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基、アルキルアリール基またはアリールアルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、炭素原子数1〜12のアルキル基または炭素原子数1〜12のアルコキシ基で置換されていてもよく、また、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、エステル基、アミド基またはイミノ基で中断されていてもよく、さらに、置換および中断は組み合わされてもよく、R〜Rは、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1〜8のアルキル基または炭素原子数2〜8のアルケニル基を表す。)で表されるトリアジン系化合物の一種以上であることを特徴とするものである。
本発明の紫外線遮光容器においては、前記紫外線吸収剤のうち、下記一般式(2)、
Figure 2016033021
(式中、R〜Rは、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1〜12の直鎖または分岐のアルキル基を表し、アルキル基はヒドロキシ基、ハロゲン原子またはアルコキシ基で置換されていてもよく、また、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、エステル基、アミド基またはイミノ基で中断されていてもよい。)で表されるトリアジン系化合物であることが好ましい。特に、紫外線遮光容器としては、波長500nmの可視光線の透過率が80%以上100%以下であり、かつ、波長400nmの紫外線の透過率が0%以上5.0%以下のものが好適である。
本発明の紫外線遮光容器としては、前記紫外線吸収剤が練り込まれた合成樹脂からなるものが好ましく、特にビン状であるものが好ましい。また、本発明の紫外線遮光容器は、前記紫外線吸収剤がコーティングされてなるものであってもよく、さらに、前記紫外線吸収剤が練り込まれた合成樹脂フィルムが張り付けられてなるものであってもよく、さらにまた、前記紫外線吸収剤がコーティングされた合成樹脂フィルムが張り付けられてなるものであってもよい。
本発明の紫外線遮光容器は、薬品用、化粧品用、飲料および食品用に好適に用いることができる。
本発明によれば、380〜400nmの長波長領域の紫外線を効率的に遮光しつつ、可視光線に対して優れた透過性を有する紫外線遮光容器を提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の紫外線遮光容器は、紫外線吸収剤が用いられた紫外線遮光容器である。本発明の紫外線遮光容器においては、紫外線吸収剤として、下記一般式(1)、
Figure 2016033021
で表されるトリアジン系化合物の一種以上を用いている。ここで、式中、R〜Rは、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1〜12の直鎖または分岐のアルキル基、炭素原子数3〜8のシクロアルキル基、炭素原子数2〜8のアルケニル基、炭素原子数6〜18のアリール基、炭素原子数7〜18のアルキルアリール基または炭素原子数7〜18のアリールアルキル基を表す。ただし、これらのアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基、アルキルアリール基またはアリールアルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、炭素原子数1〜12のアルキル基または炭素原子数1〜12のアルコキシ基で置換されていてもよく、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、エステル基、アミド基またはイミノ基で中断されていてもよく、置換および中断は組み合わされていてもよい。また、式中、R〜Rは、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1〜8のアルキル基または炭素原子数2〜8のアルケニル基を表す。
一般式(1)においてR〜Rで表される炭素原子数1〜12の直鎖または分岐のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第二ブチル、第三ブチル、ペンチル、第三ペンチル、ヘキシル、オクチル、第二オクチル、第三オクチル、2−エチルヘキシル、デシル、ウンデシル、ドデシル等の直鎖または分岐のアルキル基が挙げられ、中でもヘキシル基が、長波長領域の紫外線の遮光に優れるため好ましい。炭素原子数3〜8のシクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル基等が挙げられる。
〜Rで表される炭素原子数1〜8のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、イソブチル、ペンチル、第三ペンチル、ヘキシル、オクチル、第三オクチル基等が挙げられ、中でもメチル基が、長波長領域の紫外線の遮光に優れるため好ましい。
〜RおよびR〜Rで表される炭素原子数2〜8のアルケニル基としては、直鎖および分岐のプロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル基が不飽和結合の位置によらず挙げられる。
〜Rで表される炭素原子数6〜18のアリール基としては、例えば、フェニル、ナフチル、ビフェニル基等が挙げられ、炭素原子数7〜18のアルキルアリール基としては、例えば、メチルフェニル、ジメチルフェニル、エチルフェニル、オクチルフェニル基等が挙げられ、炭素原子数7〜18のアリールアルキル基としては、例えば、ベンジル、2−フェニルエチル、1−メチル−1−フェニルエチル基等が挙げられる。また、置換基や中断を有するアリール基としては、4−メチルフェニル、3−クロロフェニル、4−ベンジルオキシフェニル、4−シアノフェニル、4−フェノキシフェニル、4−グリシジルオキシフェニル、4−イソシアヌレートフェニル基等が挙げられる。
一般式(1)のアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基、アルキルアリール基またはアリールアルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、炭素原子数1〜12のアルキル基または炭素原子数1〜12のアルコキシ基で置換されていてもよい。ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられ、炭素原子数1〜12のアルキル基としては、上記のアルキル基が挙げられ、炭素原子数が1〜12のアルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ、ヘキサオキシ、オクトキシ、ノニルオキシ、デシルオキシ、ウンデシルオキシ、ドデシルオキシ基が挙げられる。
また、一般式(1)のアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基、アルキルアリール基またはアリールアルキル基は、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、エステル基、アミド基またはイミノ基で中断されていてもよい。エステル基は、カルボン酸とアルコールが脱水縮合して形成される基であり、アミド基は、カルボン酸とアミンの脱水縮合により形成される基であり、イミノ基は、=NRで表される基であり、Rは水素またはアルキル基を表す。
置換基または中断を有していてもよいR〜Rのアルキル基、シクロアルキル基としては、2−ヒドロキシプロピル、2−メトキシエチル、3−スルホニル−2−ヒドロキシプロピル、4−メチルシクロヘキシル基等が挙げられる。
本発明の紫外線遮光容器においては、本発明に係る一般式(1)で表されるトリアジン系化合物の中でも、下記一般式(2)、
Figure 2016033021
で表されるものを好適に用いることができる。ここで、式中、R〜Rは、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1〜12の直鎖または分岐のアルキル基を表す。ただし、これらのアルキル基はヒドロキシ基、ハロゲン原子またはアルコキシ基で置換されていてもよく、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、エステル基、アミド基またはイミノ基で中断されていてもよい。)
一般式(2)で表されるR〜Rにおける炭素原子数1〜12の直鎖または分岐のアルキル基としては、一般式(1)におけるR〜Rが表す直鎖または分岐のアルキル基と同じ基が挙げられる。また、ハロゲン原子およびアルコキシ基についても、上記のハロゲン原子および上記アルコキシ基と同様である。
本発明に係る一般式(1)または(2)で表される化合物としては、例えば、下記の化合物No.1〜No.5の化合物が挙げられる。
Figure 2016033021
Figure 2016033021
本発明の紫外線遮光容器は、一般式(1)、特には一般式(2)で表されるトリアジン系化合物を紫外線吸収剤として、例えば、そのまま、または、バインダー樹脂や添加剤とともに、合成樹脂に混練し、成形またはフィルム化することで得ることができる。また容器表面の合成樹脂の基材に、一般式(1)、特には一般式(2)で表されるトリアジン系化合物を、紫外線吸収剤として塗布またはコーティングしてもよい。
本発明の紫外線遮光容器は、軽量な点と成形性の点から合成樹脂製が好ましい。本発明の紫外線遮光容器を得る方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、以下の6つの方法が利用できる。
(1)一般式(1)または(2)で表される紫外線吸収剤を合成樹脂に配合、混練して紫外線吸収性樹脂組成物とし、加熱成形して容器を作製する方法。
(2)一般式(1)または(2)で表される紫外線吸収剤を含有する塗料またはコーティング液を作製し、合成樹脂を基材とする容器にコーティングする方法。
(3)一般式(1)または(2)で表される紫外線吸収剤を合成樹脂に配合、混練して紫外線吸収性樹脂組成物とし、加熱成形してフィルムまたはシートを作製し、それを袋状に加工する方法。
(4)一般式(1)または(2)で表される紫外線吸収剤を合成樹脂に配合、混練して紫外線吸収性樹脂組成物とし、加熱成形してフィルムまたはシートを作成し、そのフィルムまたはシートを、容器に貼り付ける方法。
(5)一般式(1)または(2)で表される紫外線吸収剤を含有する塗料またはコーティング液を作製し、合成樹脂を基材とするフィルムまたはシート上にコーティングし、そのフィルムまたはシートを容器に貼り付ける方法。
(6)一般式(1)または(2)で表される紫外線吸収剤を接着剤に含有させて、合わせ樹脂フィルムまたはシートを作製し、そのフィルムまたはシートを容器に貼り付ける方法。
本発明の紫外線遮光容器においては、これらの方法は、複数を組み合わせてもよい。
本発明の紫外線遮光容器の形状は特に限定されず、従来公知の形状であればよく、例えば、ビン状、アンプル状、袋状、箱状等が挙げられる。
本発明の紫外線遮光容器は、紫外線を遮光するとともに、可視光線を透過するものである。したがって、波長500nmの可視光線の透過率が、80%以上100%以下が好ましく、90%以上100%以下がより好ましい。また、本発明の紫外線遮光容器は、380nm〜400nmの長波長領域の紫外線を遮光するものであり、波長400nmの紫外線の透過率が、好ましくは0%以上5.0%以下であり、より好ましくは0%以上1.0%以下である。なお、紫外線吸収率、可視光線透過率は、容器の厚みや、コーティング層の厚み、または貼りつけたフィルムの厚みにより調整することができる。容器の厚さは、可視光線を充分に透過し、380nm〜400nmの長波長領域の紫外線を充分に遮光すれば、特に限定されないが、好ましくは0.1〜5.0mm、より好ましくは0.2〜4.0mm、さらにより好ましくは0.3〜3.0mmである。
本発明の紫外線遮光容器に用いられる合成樹脂としては、できるだけ透明性の高いものが好ましい。具体例としてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンとノルボルネン等のシクロオレフィンとの共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニル等ビニル化合物およびビニル化合物の付加重合体、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸エステル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリシアン化ビニリデン、フッ化ビニリデン/トリフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン共重合体、シアン化ビニリデン/酢酸ビニル共重合体等のビニル化合物またはフッ素系化合物の共重合体、ポリトリフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリヘキサフルオロプロピレン等のフッ素を含む化合物、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、ポリペプチド、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリカーボネート、ポリオキシメチレン、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド等のポリエーテル、エポキシ樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール等を挙げることが出来るが、これらの樹脂に限定されるものではない。これらの中では、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルが好ましい。
容器の作製方法としては、用いるベース樹脂によって、加工温度、加工条件等が多少異なるが、通常、一般式(1)、特には一般式(2)で表される紫外線吸収剤を、ベース樹脂の粉体またはペレットに添加し、150〜350℃に加熱、溶解させた後、成形することにより、成形品を得ることができる。成形方法は、特に限定されるものではなく、押し出し加工、カレンダー加工、射出成形、ロール、圧縮成形、ブロー成形等が挙げられ、成形体、シート、フィルム等が製造できる。
一般式(1)、特には一般式(2)で表される紫外線吸収剤の添加量は、合成樹脂に対して、0.001〜20質量%が好ましく、0.01〜10質量%がより好ましく、0.1〜5質量%が特に好ましい。0.001質量%より少ないと紫外線吸収効果において充分ではなく、20質量%より多いと透明性が低下する場合がある。なお、合成樹脂に一般式(1)、特には一般式(2)で表される紫外線吸収剤を練り込んで成形したフィルムを容器に張り付ける場合は、容器とフィルムの樹脂の合計100質量部に対して、上記範囲となるように紫外線吸収剤をフィルムに練り込めばよい。
容器やフィルムにコーティングする場合は、一般式(1)、特には一般式(2)で表される紫外線吸収剤をバインダー樹脂および有機系溶媒に溶解させて塗料化する方法と、一般式(1)、特には一般式(2)で表される紫外線吸収剤をバインダー樹脂および水系溶媒に溶解または分散させて水系塗料とする方法がある。
前者の方法は、通常、脂肪族エステル系樹脂、アクリル系樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、芳香族エステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、脂肪族ポリオレフィン樹脂、芳香族ポリオレフィン樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニル系変性樹脂(PVB、EVA等)、またはそれらの共重合樹脂をバインダーとして用いる。溶媒としては、ハロゲン系、アルコール系、ケトン系、エステル系、脂肪族炭化水素系、芳香族炭化水素系、エーテル系溶媒、あるいはそれらの混合物系等を用いる。
後者の場合は、水系バインダー樹脂に、一般式(1)、特には一般式(2)で表される紫外線吸収剤を溶解または分散させる方法、一般式(1)、特には一般式(2)で表される紫外線吸収剤を数μm以下に微粒化し、水系溶媒中に、必要に応じて乳化剤を用いて、エマルジョンにして分散させる方法等がある。
水系バインダー樹脂としては、ポリビニルアルコールまたはその変性物、ポリアクリル酸またはその共重合物、セルロースまたはその変性物等が挙げられる。水系溶媒としては、水または、水にメチルアルコール等のアルコール、アセトン等のケトン、テトラヒドロフラン等のエーテルを加えたもの等が挙げられる。また、エマルジョンの例としては、アクリルエマルジョン中に分散したアクリルエマルジョン系水系塗料等、未着色のアクリルエマルジョン塗料に一般式(1)、特には一般式(2)で表される紫外線吸収剤を微粉砕(50〜500nm)したものを分散させたもの挙げられる。
コーティングにおいて、一般式(1)、特には一般式(2)で表される紫外線吸収剤の使用量は、バインダー樹脂とコーティングする容器の合成樹脂の合計に対して、0.001〜20質量%が好ましく、0.01〜10質量%がより好ましく、0.1〜5質量%が特に好ましい。0.001質量%より少ないと紫外線吸収効果において充分ではなく、20質量%より多いと透明性が低下する場合がある。なお、合成樹脂に一般式(1)、特には一般式(2)で表される紫外線吸収剤を練り込んで成形したフィルムを容器に張り付け、このフィルムに紫外線吸収剤をコーティングする場合は、容器とフィルムとバインダー樹脂の合計100質量部に対して、上記範囲となるように紫外線吸収剤を用いればよい。
塗料またはコーティング液中には近赤外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤等の通常塗料に用いるような添加物の他に、色調をコントロールするための染料、顔料、あるいはその他の紫外線吸収剤を加えてもよい。上記の方法で作製した塗料またはコーティング液は、基材となる合成樹脂フィルムまたはシートの上にバーコーター、グラビアコーター、コンマコーター、リップコーター、カーテンコーター、ロールコーター、ブレードコーター、スピンコーター、リバースコーター、ダイコーター、或いはスプレー等でコーティングして、遮光フィルムを作製する。コーティング面を保護するために保護層を設けたり、透明樹脂板、透明樹脂フィルム等コーティング面に貼り合わせたりすることもできる。またキャストフィルムも本方法に含まれる。
一般式(1)、特には一般式(2)で表される紫外線吸収剤を接着剤に含有させて、合わせ樹脂フィルムまたはシートを作製するにおいては、接着剤としては一般的なシリコン系、ウレタン系、アクリル系等の樹脂用接着剤、ポリビニルブチラール接着剤(PVB)、エチレン−酢酸ビニル系接着剤等の公知の透明接着剤が使用できる。一般式(1)、特には一般式(2)で表される紫外線吸収剤を添加した接着剤を用いて樹脂フィルム同士を接着して作製する。また熱圧着する方法もある。
この場合、一般式(1)、特には一般式(2)で表される紫外線吸収剤の使用量は、接着剤の固形分と基材の合成樹脂の合計に対して、0.001〜20質量%が好ましく、0.01〜10質量%がより好ましく、0.1〜5質量%が特に好ましい。0.001質量%より少ないと紫外線吸収効果において充分ではなく、20質量%より多いと透明性が低下する場合がある。
次に、コーティングするフィルムの基材となる樹脂について説明する。フィルムの基材となる樹脂は特に限定されないが、透明性を有するものが好ましい。
樹脂の例を挙げると、ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロース(TAC)、プロピオニルセルロース、ブチリルセルロース、アセチルプロピオニルセルロース、ニトロセルロース等のセルロースエステル;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド;ポリイミド;ポリウレタン;エポキシ樹脂;ポリカーボネート;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリエチレン−1,2−ジフェノキシエタン−4,4’−ジカルボキシレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル;ポリスチレン;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリエチレンとノルボルネン等のシクロオレフィンとの共重合体等のポリオレフィン;ポリアクリロニトリル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニル等のビニル化合物;ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリシアン化ビニリデン、フッ化ビニリデン/トリフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン共重合体、シアン化ビニリデン/酢酸ビニル共重合体等のビニル化合物またはフッ素系化合物の共重合体;ポリアクリル酸、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリル酸エステル等のアクリル系樹脂;ポリヘキサフルオロプロピレン等のフッ素を含む化合物;ポリカーボネート;ポリスルホン;ポリエーテルスルホン;ポリエーテルケトン;ポリエーテルイミド;ポリオキシメチレン、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド等のポリエーテル;ポリビニルアルコール;ポリビニルブチラール;ノルボルネン樹脂等が挙げられる。
上記の樹脂は、単独で用いてもよく、用途に応じて2種類以上の混合物および/または共重合体で、あるいは積層させて用いてもよい。フィルムは、単層構造でもよく、張り合わせた複層構造でもよい。複層構造の場合は、一層以上に一般式(1)、特には一般式(2)の紫外線吸収剤が使用されていればよい。
本発明の紫外線遮光容器に用いられる合成樹脂には、必要に応じて種々の添加剤を使用してもよく、さらに表面処理を施してもよい。
前記の添加剤としては、酸化防止剤(フェノール系、リン系またはチオエーテル系等)、本発明に係るトリアジン化合物以外の紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定剤、近赤外線吸収剤、造核剤、帯電防止剤、光吸収性色素、顔料、染料、滑剤、加工助剤、可塑剤、金属不活性化剤、並びに無機微粒子、ハロゲン系化合物、リン酸エステル系化合物、リン酸アミド系化合物、メラミン系化合物、フッ素樹脂、シリコン樹脂、金属酸化物、(ポリ)リン酸メラミン、および(ポリ)リン酸ピペラジン等の難燃剤等が挙げられる。
前記フェノール系酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ第三ブチル−p−クレゾール、2,6−ジフェニル−4−オクタデシロキシフェノール、ジステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホネート、1,6−ヘキサメチレンビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸アミド〕、4,4’−チオビス(6−第三ブチル−m−クレゾール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−第三ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−第三ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6−第三ブチル−m−クレゾール)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ第三ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4−第二ブチル−6−第三ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキシ−4−第三ブチルベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、2−第三ブチル−4−メチル−6−(2−アクリロイルオキシ−3−第三ブチル−5−メチルベンジル)フェノール、ステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、チオジエチレングリコールビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサメチレンビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、ビス〔3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−第三ブチルフェニル)ブチリックアシッド〕グリコールエステル、ビス〔2−第三ブチル−4−メチル−6−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−メチルベンジル)フェニル〕テレフタレート、1,3,5−トリス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチル〕イソシアヌレート、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}エチル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン、トリエチレングリコールビス〔(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート〕、トコフェノール等が挙げられる。
前記リン系酸化防止剤としては、例えば、トリスノニルフェニルホスファイト、トリス〔2−第三ブチル−4−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニルチオ)−5−メチルフェニル〕ホスファイト、トリデシルホスファイト、オクチルジフェニルホスファイト、ジ(デシル)モノフェニルホスファイト、ジ(トリデシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスフィト、ビス(2,4,6−トリ第三ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、テトラ(トリデシル)イソプロピリデンジフェノールジホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,4’−n−ブチリデンビス(2−第三ブチル−5−メチルフェノール)ジホスファイト、ヘキサ(トリデシル)−1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタントリホスファイト、テトラキス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ビフェニレンジホスホナイト、9,10−ジハイドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン−10−オキサイド、2,2’−メチレンビス(4,6−第三ブチルフェニル)−2−エチルヘキシルホスファイト、2,2’−メチレンビス(4,6−第三ブチルフェニル)−オクタデシルホスファイト、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ第三ブチルフェニル)フルオロホスファイト、トリス(2−〔(2,4,8,10−テトラキス第三ブチルジベンゾ〔d,f〕〔1,3,2〕ジオキサホスフェピン−6−イル)オキシ〕エチル)アミン、2−(1,1−ジメチルエチル)−6−メチル−4−[3−[[2,4,8,10−トラキス(1,1−ジメチルエチル)ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン−6−イル]オキシ]プロピル]フェノール、2−エチル−2−ブチルプロピレングリコールと2,4,6−トリ第三ブチルフェノールのホスファイト等が挙げられる。
前記チオエーテル系酸化防止剤としては、チオジプロピオン酸ジラウリル、チオジプロピオン酸ジミリスチル、チオジプロピオン酸ジステアリル等のジアルキルチオジプロピオネート類およびペンタエリスリトールテトラ(β−ドデシルメルカプトプロピオネート)等のポリオールのβ−アルキルメルカプトプロピオン酸エステル類が挙げられる。
前記本発明に係るトリアジン化合物以外の紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、ベンゾエート系および前記一般式(1)または(2)で表されるトリアジン系紫外線吸収剤以外のトリアジン系紫外線吸収剤が挙げられる。
前記ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤としては、特に限定されないが、例えば、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ第三ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−第三ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−第三オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジクミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−第三ブチル−5’−カルボキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス(4−第三オクチル−6−ベンゾトリアゾリル)フェノール等の2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類等が挙げられる。
前記ベンゾフェノン系紫外線吸収剤としては、特に限定されないが、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、5,5’−メチレンビス(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)等の2−ヒドロキシベンゾフェノン類が挙げられる。
前記ベンゾエート系紫外線吸収剤としては、特に限定されないが、例えば、フェニルサリシレート、レゾルシノールモノベンゾエート、2,4−ジ第三ブチルフェニル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、2,4−ジ第三アミルフェニル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等が挙げられる。
前記一般式(1)または(2)で表されるトリアジン系紫外線吸収剤以外のトリアジン系紫外線吸収剤としては、2−(2−ヒドロキシ−4−オクトキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシフェニル)−4,6−ジフェニル−s−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−プロポキシ−5−メチルフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシフェニル)−4,6−ジビフェニル−s−トリアジン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−オクトキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン、2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−オクトキシフェニル)−s−トリアジン、2−(4−イソオクチルオキシカルボニルエトキシフェニル)−4,6−ジフェニル−s−トリアジン等のトリアリールトリアジン類等が挙げられる。
前記ヒンダードアミン系光安定剤としては、例えば、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルステアレート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルステアレート、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾエート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルブタンテトラカルボキシレート、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルブタンテトラカルボキシレート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−2−ブチル−2−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノール/コハク酸ジエチル重縮合物、1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアミノ)ヘキサン/ジブロモエタン重縮合物、1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアミノ)ヘキサン/2,4−ジクロロ−6−モルホリノ−s−トリアジン重縮合物、1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアミノ)ヘキサン/2,4−ジクロロ−6−第三オクチルアミノ−s−トリアジン重縮合物、1,5,8,12−テトラキス〔2,4−ビス(N−ブチル−N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン−6−イル〕−1,5,8,12−テトラアザドデカン、1,5,8,12−テトラキス〔2,4−ビス(N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン−6−イル〕−1,5,8,12−テトラアザドデカン、1,6,11−トリス〔2,4−ビス(N−ブチル−N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン−6−イルアミノウンデカン、1,6,11−トリス〔2,4−ビス(N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン−6−イルアミノウンデカン等のヒンダードアミン化合物が挙げられる。
前記近赤外線吸収剤としては、例えば、ポリメチン系色素(シアニン色素)、インドリノシアニン系色素、フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン系色素、ナフトール金属錯体系色素、スクアリリウム色素、トリアゾ色素、ジチオール金属錯塩系色素、ピリリウム色素、チアピリリウム色素、インドアニリン色素、アゾアントラキノン色素、ナフトキノン色素、アントロキノン色素、ビス(ジチオレン)色素、トリフェニルメタン系色素、アミニウム(アルミニウム)系色素、ジイモニウム系色素等の色素が挙げられ、さらに、無機系の近赤外線吸収剤を使用してもよく、例えばカーボンブラック、酸化アンチモンまたは酸化インジウムをドープした酸化錫、周期表4A,5Aまたは6A族に属する金属の酸化物、炭化物またはホウ化物が挙げられる。
前記造核剤としては、例えば、p−t−ブチル安息香酸アルミニウム、安息香酸ナトリウム等の安息香酸類の金属塩、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)リン酸エステルナトリウム、メチレンビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)リン酸エステルナトリウム、ビス〔メチレンビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)リン酸エステル〕ヒドロキシアルミニウム等の芳香族リン酸エステル金属塩および芳香族リン酸エステル金属塩とアルカリ金属化合物の混合物、ジベンジリデンソルビトール、ビス(メチルベンジリデン)ソルビトール、ビス(ジメチルベンジリデンソルビトール)等のジベンジリデンソルビトール類、アミノ酸金属塩、ロジン酸金属塩等が挙げられる。
前記帯電防止剤としては、例えば、脂肪酸第四級アンモニウムイオン塩、ポリアミン四級塩等のカチオン系帯電防止剤;高級アルコールリン酸エステル塩、高級アルコールEO付加物、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、アニオン型のアルキルスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、高級アルコールエチレンオキシド付加物硫酸エステル塩、高級アルコールエチレンオキシド付加物リン酸エステル塩等のアニオン系帯電防止剤;多価アルコール脂肪酸エステル、ポリグリコールリン酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル等のノニオン系帯電防止剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の両性型アルキルベタイン、イミダゾリン型両性活性剤等の両性帯電防止剤が挙げられる。かかる帯電防止剤は単独で用いてもよく、また、2種類以上の帯電防止剤を組み合わせて用いてもよい。
また、前記表面処理としては、例えば、薬品処理、機械的処理、コロナ放電処理、火焔処理、紫外線照射処理、高周波処理、グロー放電処理、活性プラズマ処理、レーザー処理、混酸処理、オゾン酸化処理等が挙げられる。表面処理によって、表面に多数の凹凸や線等が設けられてもよい。
本発明の紫外線遮光容器は、紫外線の遮光目的であれば、その用途は限定されないが、医薬品、ビタミン剤、ドリンク剤、目薬等の薬品容器;化粧水、乳液、日焼け止め等の化粧品容器;食品容器、酒、ワイン、ビール、フルーツジュース、ソフトドリンク、お茶、紅茶、コーヒー等の飲料容器;シャンプー、リンス、うがい液、歯磨き剤、消毒液等の日用品容器等に使用できる。特に中身の状態を確認できる透明性を有する容器に好ましく使用できる。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施例により何ら制限されるものではない。
〔実施例1〕
ポリエチレンテレフタレート(固有粘度:0.8dL/g)100質量部に対して、紫外線吸収剤として化合物No.1の紫外線吸収剤を0.3質量部加えて混合し、ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物について、160℃のギヤーオーブンで4時間乾燥後、射出成形機にて、射出温度280℃の成形温度で、プリフォーム(口外径25mm、重量23g)を成形した。次に、得られたプリフォームについて、金型温度130℃で二軸延伸ブロー成形し、容量500mL、厚さ0.7mmのプラスチックボトルを作製した。得られたプラスチックボトルについて、波長500nmの可視光線の透過率、波長400nmの紫外線の透過率を測定した。結果を表1に示す。
また、得られたプラスチックボトルに、抗炎症薬であるアズレンスルホン酸ナトリウム80mgを、精製水400mLに溶解させた溶液を封入し、キャップで密封した。このプラスチックボトルに27Wの蛍光灯を15cm離れた距離から168時間(1週間)照射し、アズレンスルホン酸ナトリウムの残存率(%)を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2016033021
〔比較例1〕
紫外線吸収剤として、化合物No.1の代わりに、本願トリアジン化合物と類似構造のモノヒドロキシフェニルトリアジン化合物である、下記化合物No.6を用いた以外は、実施例1と同様にして、プラスチックボトルを作成した。得られたプラスチックボトルについて、波長500nmの可視光線の透過率、波長400nmの紫外線の透過率を測定した。結果を表1に示す。
また、得られたプラスチックボトルに、実施例1と同様に、抗炎症薬であるアズレンスルホン酸ナトリウム80mgを、精製水400mLに溶解させた溶液を封入し、キャップで密封し、27Wの蛍光灯を15cm離れた距離から168時間(1週間)照射し、アズレンスルホン酸ナトリウムの残存率(%)を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2016033021
〔比較例2〕
紫外線吸収剤として、化合物No.1の代わりに、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤である、下記化合物No.7を用いた以外は、実施例1と同様にして、プラスチックボトルを作成した。得られたプラスチックボトルについて、波長500nmの可視光線の透過率、波長400nmの紫外線の透過率を測定した。結果を表1に示す。
また、得られたプラスチックボトルに、実施例1と同様に、抗炎症薬であるアズレンスルホン酸ナトリウム80mgを、精製水400mLに溶解させた溶液を封入し、キャップで密封し、27Wの蛍光灯を15cm離れた距離から168時間(1週間)照射し、アズレンスルホン酸ナトリウムの残存率(%)を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2016033021
〔比較例3〕
紫外線吸収剤として、化合物No.1の代わりに、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤である、下記化合物No.8を用いた以外は、実施例1と同様にして、プラスチックボトルを作成した。得られたプラスチックボトルについて、波長500nmの可視光線の透過率、波長400nmの紫外線の透過率を測定した。結果を表1に示す。
また、得られたプラスチックボトルに、実施例1と同様に、抗炎症薬であるアズレンスルホン酸ナトリウム80mgを、精製水400mLに溶解させた溶液を封入し、キャップで密封し、27Wの蛍光灯を15cm離れた距離から168時間(1週間)照射し、アズレンスルホン酸ナトリウムの残存率(%)を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2016033021
〔比較例4〕
紫外線吸収剤として、化合物No.1の代わりに、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤である、下記化合物No.9を用いた以外は、実施例1と同様にして、プラスチックボトルを作成した。得られたプラスチックボトルについて、波長500nmの可視光線の透過率、波長400nmの紫外線の透過率を測定した。結果を表1に示す。
また、得られたプラスチックボトルに、実施例1と同様に抗炎症薬であるアズレンスルホン酸ナトリウム80mgを、精製水400mLに溶解させた溶液を封入し、キャップで密封し、27Wの蛍光灯を15cm離れた距離から168時間(1週間)照射し、アズレンスルホン酸ナトリウムの残存率(%)を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2016033021
〔比較例5〕
紫外線吸収剤を使用しない以外は、実施例1と同様にしてプラスチックボトルを作製した。得られたプラスチックボトルについて、波長500nmの可視光線の透過率、波長400nmの紫外線の透過率を測定した。結果を表1に示す。
また、得られたプラスチックボトルに、抗炎症薬であるアズレンスルホン酸ナトリウム80mgを、精製水400mLに溶解させた溶液を封入し、キャップで密封した。このプラスチックボトルに27Wの蛍光灯を15cm離れた距離から168時間(1週間)照射し、アズレンスルホン酸ナトリウムの残存率(%)を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2016033021
以上より、本発明の紫外線遮光容器は、紫外線を効率的に吸収し、また、可視光線の透過性も十分確保できていることが確かめられた。

Claims (11)

  1. 紫外線吸収剤が用いられた紫外線遮光容器において、
    前記紫外線吸収剤が、下記一般式(1)、
    Figure 2016033021
    (式中、R〜Rは、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1〜12の直鎖または分岐のアルキル基、炭素原子数3〜8のシクロアルキル基、炭素原子数2〜8のアルケニル基、炭素原子数6〜18のアリール基、炭素原子数7〜18のアルキルアリール基または炭素原子数7〜18のアリールアルキル基を表し、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基、アルキルアリール基またはアリールアルキル基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、炭素原子数1〜12のアルキル基または炭素原子数1〜12のアルコキシ基で置換されていてもよく、また、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、エステル基、アミド基またはイミノ基で中断されていてもよく、さらに、置換および中断は組み合わされてもよく、R〜Rは、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1〜8のアルキル基または炭素原子数2〜8のアルケニル基を表す。)で表されるトリアジン系化合物の一種以上であることを特徴とする紫外線遮光容器。
  2. 前記紫外線吸収剤が、下記一般式(2)、
    Figure 2016033021
    (式中、R〜Rは、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1〜12の直鎖または分岐のアルキル基を表し、アルキル基はヒドロキシ基、ハロゲン原子またはアルコキシ基で置換されていてもよく、また、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、エステル基、アミド基またはイミノ基で中断されていてもよい。)で表されるトリアジン系化合物である請求項1記載の紫外線遮光容器。
  3. 波長500nmの可視光線の透過率が80%以上100%以下であり、かつ、波長400nmの紫外線の透過率が0%以上5.0%以下である請求項1または2記載の紫外線遮光容器。
  4. 前記紫外線吸収剤が練り込まれた合成樹脂からなる請求項1〜3のうちいずれか1項記載の紫外線遮光容器。
  5. ビン状である請求項4記載の紫外線遮光容器。
  6. 前記紫外線吸収剤がコーティングされてなる請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の紫外線遮光容器
  7. 前記紫外線吸収剤が練り込まれた合成樹脂フィルムが張り付けられてなる請求項1〜3のうちいずれか一項記載の紫外線遮光容器。
  8. 前記紫外線吸収剤がコーティングされた合成樹脂フィルムが張り付けられてなる請求項1〜3のうちいずれか一項記載の紫外線遮光容器
  9. 薬品用である請求項1〜8のうちいずれか1項記載の紫外線遮光容器。
  10. 化粧品用である請求項1〜8のうちいずれか1項記載の紫外線遮光容器。
  11. 飲料または食品用である請求項1〜8のうちいずれか1項記載の紫外線遮光容器。
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