JP2016032820A - 塗布装置、及び、洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノズルの内部を有効に洗浄する。【解決手段】塗布装置1は、フラックス液F1を噴出するノズル2の内部に流体を導く供給ホース31を備えている。液剤タンク4及び液剤用ホース41等は、供給ホース31へフラックス液F1を供給する。また、洗浄液タンク5及び洗浄用ホース51等は、供給ホースへ洗浄液F2を供給する。さらに、気体供給部6及び気体用ホース61等は、供給ホース31へ気体F3を供給する。塗布処理後においては、供給ホース31へ気体F3が供給され、供給ホース31の内部のフラックス液F1が排出される。そして、フラックス液F1が排出された供給ホース31へ洗浄液F2が供給されて、ノズル2の内部が洗浄される。これにより、供給ホース31の内部におけるフラックス液F1と洗浄液F2との混合を防ぐことができ、正しい成分の洗浄液F2でノズル2の内部を洗浄できる。【選択図】図6
Description
本発明は、フラックス液を噴出するノズルを洗浄する技術に関する。
プリント基板の製造工程においては、プリント基板に対するはんだ付けの前工程として、プリント基板に対してフラックス液が塗布される。フラックス液は、フラックス基材を希釈液で希釈した液体であり、はんだ付けされるプリント基板の表面の酸化膜を除去することなどを目的として塗布される。
このようなフラックス液を塗布する塗布装置として、ノズルからフラックス液を噴出してプリント基板にフラックス液を塗布する塗布装置が知られている。このような塗布装置において、ノズルの内部にフラックス液が残留した状態で塗布装置の稼働を停止した場合には、フラックス液の希釈液が揮発する。このため、比較的粘度の高いフラックス基材のみが残って、ノズルの内部に付着することがある。
このようにノズルの内部にフラックス基材が付着すると、ノズルが噴出するフラックス液が減少したり、フラックス液を塗布する範囲が変化するなどの不具合が生じるおそれがある。このため、定期的なノズルの分解洗浄が必要とされる。
このような分解洗浄を避けるため、フラックス液を除去するようにノズルの内部を洗浄する技術が提案されている。例えば、ノズルの内部にフラックス液を導く供給ホースに、弁などでフラックス液に代えて洗浄液を供給することで、ノズルの内部を洗浄することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上記のように供給ホースにフラックス液に代えて洗浄液を供給する技術を採用した場合には、供給ホース内においてフラックス液と洗浄液とが混合し、正しい成分の洗浄液でノズルの内部を洗浄することが難しくなる。また、フラックス液が洗浄液に完全に入れ替わるまで時間がかかり、フラックス液が洗浄液に入れ替わったか否かを目視で判断することも難しい。
特に、開口径が比較的小さなスプレーノズルを採用する場合には、ノズルが吐出可能な流体の流量が小さいため、フラックス液と洗浄液とが大きく混合し、顕著にこのような問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ノズルの内部を有効に洗浄する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、フラックス液を塗布する塗布装置であって、前記フラックス液を噴出するノズルの内部に流体を導く導管と、前記導管へ前記フラックス液を供給する供給手段と、前記供給手段による前記導管への前記フラックス液の供給が停止した状態で、前記導管へ気体を供給して前記導管内の前記フラックス液を排出する排出手段と、前記排出手段により前記フラックス液が排出された前記導管へ洗浄液を供給して、前記ノズルの内部を洗浄する洗浄手段と、を備えている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の塗布装置において、前記排出手段は、前記洗浄手段による前記導管への洗浄液の供給が停止した状態で、前記導管へ気体を供給して前記導管内の前記洗浄液を排出し、前記供給手段は、前記排出手段により前記洗浄液が排出された前記導管へ前記フラックス液を供給する。
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の塗布装置において、前記排出手段は、前記導管内の流体を排出口へ導く排出管を経由して前記導管内の流体を排出し、前記排出管の開口径は、前記ノズルの開口径よりも大きい。
また、請求項4の発明は、フラックス液を噴出するノズルの洗浄方法であって、(a)前記ノズルの内部に流体を導く導管へ前記フラックス液を供給する工程と、(b)前記工程(a)による前記導管への前記フラックス液の供給が停止した状態で、前記導管へ気体を供給して前記導管内の前記フラックス液を排出する工程と、(c)前記工程(b)により前記フラックス液が排出された前記導管へ洗浄液を供給して、前記ノズルの内部を洗浄する工程と、を備えている。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の洗浄方法において、(d)前記工程(c)による前記導管への洗浄液の供給が停止した状態で、前記導管へ気体を供給して前記導管内の前記洗浄液を排出する工程、をさらに備え、前記工程(a)は、前記工程(d)により前記洗浄液が排出された前記導管へ前記フラックス液を供給する。
また、請求項6の発明は、請求項4または5に記載の洗浄方法において、前記工程(b)は、前記導管内の流体を排出口へ導く排出管を経由して前記導管内の流体を排出し、前記排出管の開口径は、前記ノズルの開口径よりも大きい。
請求項1ないし6の発明によれば、導管へ気体を供給して導管内のフラックス液を排出してから導管へ洗浄液を供給するため、導管でのフラックス液と洗浄液との混合を防ぐことができ、ノズルの内部を有効に洗浄できる。
また、特に請求項2及び5の発明によれば、導管へ気体を供給して導管内の洗浄液を排出してから導管へフラックス液を供給するため、導管でのフラックス液と洗浄液との混合を防ぐことができ、正しい成分のフラックス液をノズルから噴出できる。
また、特に請求項3及び6の発明によれば、ノズルよりも開口径が大きい排出管を経由して導管内の流体を排出するため、導管内の流体を比較的短時間に排出できるとともに、導管内に液体が残留することを防止できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.塗布装置の概略>
図1は、本実施の形態に係る塗布装置1の概要を示す図である。塗布装置1は、プリント基板9の製造工程における、はんだ付けの前工程として、プリント基板9に対してフラックス液を塗布する塗布処理を行う。塗布装置1は、塗布対象となるプリント基板9を搬送し、該プリント基板9の下面に対してフラックス液を塗布する。
<1−1.塗布装置の概略>
図1は、本実施の形態に係る塗布装置1の概要を示す図である。塗布装置1は、プリント基板9の製造工程における、はんだ付けの前工程として、プリント基板9に対してフラックス液を塗布する塗布処理を行う。塗布装置1は、塗布対象となるプリント基板9を搬送し、該プリント基板9の下面に対してフラックス液を塗布する。
プリント基板9には、はんだ付けの対象となる各種の電子部品が配置されている。塗布装置1は、このようなプリント基板9の下面における、はんだ付けの対象となる一部の対象領域(電子部品が配置される領域)に対して選択的にフラックス液を塗布する。
塗布装置1は、プリント基板9を搬送する基板搬送部12と、フラックス液を噴出するノズル2と、ノズル2を移動するノズル移動部11とを備えている。
基板搬送部12は、パレット(図示省略)を移動するコンベア等を備えている。基板搬送部12は、パレットに載置されたプリント基板9を、図中の矢印ARに示すように略水平に移動する。プリント基板9は、この基板搬送部12により所定の処理位置まで移動され、処理位置において停止した状態で塗布処理がなされる。塗布処理が完了すると、プリント基板9は、基板搬送部12により再び移動され、塗布装置1の外部まで搬送される。
ノズル2は、例えば、フラックス液を霧状にして噴出するスプレーノズルである。塗布処理において、ノズル2は、処理位置に配置されたプリント基板9に対してフラックス液を塗布する。ノズル2は、その上部のノズル口23からフラックス液を上向きに噴出することで、プリント基板9の下面にフラックス液を塗布する。
ノズル移動部11は、例えば、ノズル2が固定された直交ロボットであり、ノズル2を略水平に沿った二軸方向に移動する。塗布処理において、ノズル移動部11は、プリント基板9のはんだ付けの対象となる対象領域に合わせてノズル2を移動する。これにより、ノズル2は、プリント基板9の対象領域のみに対して選択的にフラックス液を塗布できる。
図2は、塗布装置1の概略構成を示すブロック図である。塗布装置1は、前述した基板搬送部12、ノズル2、及び、ノズル移動部11とともに、全体制御部10と流体供給部3とを備えている。
全体制御部10は、例えば、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)である。全体制御部10は、プログラムに従って処理を行うことにより、基板搬送部12、ノズル移動部11及び流体供給部3の動作を統括的に制御する。
流体供給部3は、ノズル2の内部にフラックス液などの流体を供給する。塗布処理において、流体供給部3は、ノズル2の内部にフラックス液を供給することで、ノズル2からフラックス液を噴出させる。また、流体供給部3は、ノズル2の内部に洗浄液を供給することで、ノズル2の内部を洗浄することもできる。
<1−2.流体供給部の構成>
次に、流体供給部3の構成について説明する。図3は、流体供給部3の構成をノズル2とともに示す図である。
次に、流体供給部3の構成について説明する。図3は、流体供給部3の構成をノズル2とともに示す図である。
流体供給部3は、ノズル2の内部にフラックス液などの流体を導く導管となる供給ホース31を備えている。供給ホース31の一端は、ノズル2の供給口21に接続される。供給ホース31は、ゴム、ビニールなどの弾性材料で構成される折り曲げ可能な中空管である。供給ホース31を経由してノズル2の内部に供給される流体は、供給口21からノズル2の内部の内部通路22に侵入し、さらに、上部のノズル口23からノズル2の外部に噴出される。
また、ノズル2は、供給口21と内部通路22とを繋ぐ通路に、二方弁である内部弁24を備えている。内部弁24は、全体制御部10の制御により、供給口21と内部通路22とを繋ぐ通路を開閉する。内部弁24が、この通路を閉じた場合は、供給ホース31からノズル2の内部通路22への流体の供給が停止される。
供給ホース31からノズル2の内部にフラックス液を供給した場合、ノズル2の内部通路22に侵入したフラックス液は、ノズル2の下部に接続されるガスホース32から供給される気体に加圧されて霧化する。これにより、ノズル2は、ノズル口23から霧状のフラックス液を噴出する。
また、流体供給部3は、液剤タンク4、洗浄液タンク5、気体供給部6、第1三方弁33、及び、第2三方弁34を備えている。
第1三方弁33及び第2三方弁34はそれぞれ二つの入口と一つの出口とを有し、二つの入口の一方と出口とを繋ぐ通路を開けつつ、二つの入口の他方と出口とを繋ぐ通路を閉じる。これらの三方弁33,34の動作は、全体制御部10により制御される。
供給ホース31の一端はノズル2に接続され、他端は第1三方弁33の出口に接続される。したがって、第1三方弁33の出口から供給ホース31に供給される流体は、供給ホース31を経由してノズル2の内部に供給される。また、第1三方弁33の入口の一つと、第2三方弁34の出口とは、弾性材料で構成される折り曲げ可能な連結ホース35によって接続される。
液剤タンク4は、フラックス液F1を供給する供給源であり、フラックス液F1を収容する。フラックス液F1は、例えば、ロジンなどのフラックス基材を、IPA(イソプロピルアルコール)などの希釈液で希釈した液体である。
液剤タンク4には、弾性材料で構成される折り曲げ可能な液剤用ホース41が接続される。液剤用ホース41の一端は液剤タンク4の内部に配置され、他端は第1三方弁33の入口の一つに接続される。液剤タンク4の内部は圧縮気体により加圧されるため、液剤タンク4は、液剤用ホース41を経由して第1三方弁33に向けて加圧されたフラックス液F1を供給する。
洗浄液タンク5は、洗浄液F2を供給する供給源であり、洗浄液F2を収容する。洗浄液F2は、例えば、IPA(イソプロピルアルコール)など、フラックス液F1の希釈液と同一の液体である。このため、フラックス液F1と洗浄液F2とが接触すると、これらの液体同士は容易に混合する。
洗浄液タンク5には、弾性材料で構成される折り曲げ可能な洗浄用ホース51が接続される。洗浄用ホース51の一端は洗浄液タンク5の内部に配置され、他端は第2三方弁34の入口の一つに接続される。洗浄液タンク5の内部は圧縮気体により加圧されるため、洗浄液タンク5は、洗浄用ホース51を経由して第2三方弁34に向けて加圧された洗浄液F2を供給する。
気体供給部6は、気体F3を供給する供給源であり、気体F3を圧縮した状態で収容する。気体F3は、例えば、窒素などの不活性ガス、あるいは、空気等である。気体供給部6には、弾性材料で構成される折り曲げ可能な気体用ホース61が接続される。気体用ホース61の一端は気体供給部6の出口に接続され、他端は第2三方弁34の入口の一つに接続される。気体供給部6は、気体用ホース61を経由して第2三方弁34に向けて加圧された気体F3を供給する。
<1−3.塗布装置の動作>
次に、塗布装置1の動作について説明する。図4は、塗布装置1の稼働の開始から停止までの動作の流れを示す図である。
次に、塗布装置1の動作について説明する。図4は、塗布装置1の稼働の開始から停止までの動作の流れを示す図である。
まず、塗布処理においてフラックス液F1を安定的に噴出できるように、塗布処理に先立って、ノズル2からフラックス液F1が一定期間(例えば、30秒間)捨て打ちされる(ステップS11)。
図5に示すように、第1三方弁33が、液剤用ホース41と供給ホース31とを繋ぐ通路を開ける。この状態で、内部弁24が、供給口21から内部通路22に繋がる通路を開ける。これにより、液剤用ホース41から供給ホース31にフラックス液F1が供給され、フラックス液F1が供給ホース31の内部を満たす。さらに、フラックス液F1が供給口21及び内部弁24を介してノズル2の内部通路22に侵入し、ノズル2のノズル口23から噴出される。一定期間(例えば、30秒間)の後、内部弁24が供給口21から内部通路22に繋がる通路を閉じる。
次に、全体制御部10の制御により、プリント基板9に対する塗布処理が実行される(ステップS12)。塗布処理においては、基板搬送部12が塗布対象となるプリント基板9を搬送するとともに、ノズル移動部11がノズル2を移動し、ノズル2がプリント基板9の対象領域に対してフラックス液を塗布する。この塗布処理においても、図5に示すように、第1三方弁33が液剤用ホース41と供給ホース31とを繋ぐ通路を開けるとともに、内部弁24が供給口21から内部通路22に繋がる通路を必要な期間だけ開ける。これにより、フラックス液F1がノズル2のノズル口23から噴出される。
このような塗布処理(ステップS12)は、塗布対象となるプリント基板9ごとに繰り返される(ステップS13にてNo)。
塗布対象となる全てのプリント基板9への塗布処理が完了すると(ステップS13にてYes)、次に、供給ホース31に気体F3が供給され、供給ホース31の内部のフラックス液F1が排出される(ステップS14)。
図6に示すように、第1三方弁33が、液剤用ホース41と供給ホース31とを繋ぐ通路を閉じ、連結ホース35と供給ホース31とを繋ぐ通路を開ける。これにより、液剤用ホース41から供給ホース31へのフラックス液F1の供給が停止される。これとともに、第2三方弁34が、気体用ホース61と連結ホース35とを繋ぐ通路を開ける。この状態で、内部弁24が供給口21から内部通路22に繋がる通路を開ける。
これにより、液剤用ホース41から供給ホース31へのフラックス液F1の供給が停止した状態で、気体用ホース61から供給ホース31に気体F3が供給される。気体F3は、供給ホース31の内部及びノズル2の内部通路22に侵入し、そこに存在していたフラックス液F1を押し出す。その結果、供給ホース31の内部及びノズル2の内部通路22のフラックス液F1は、ノズル2のノズル口23から排出される。一定期間(例えば、30秒間)の後、内部弁24が供給口21から内部通路22に繋がる通路を閉じる。
次に、フラックス液F1が排出された供給ホース31に洗浄液F2が供給され、ノズル2の内部が洗浄される(ステップS15)。
図7に示すように、第2三方弁34が、気体用ホース61と連結ホース35とを繋ぐ通路を閉じ、洗浄用ホース51と連結ホース35とを繋ぐ通路を開ける。この状態で、内部弁24が供給口21から内部通路22に繋がる通路を開ける。これにより、気体用ホース61から供給ホース31への気体F3の供給が停止されるとともに、洗浄用ホース51から供給ホース31に洗浄液F2が供給され、洗浄液F2が供給ホース31の内部を満たす。さらに、洗浄液F2が供給口21及び内部弁24を介してノズル2の内部通路22に侵入し、ノズル2の内部は洗浄液F2によって洗浄される。
このように、塗布装置1では、供給ホース31へ気体F3を供給して供給ホース31の内部のフラックス液F1を排出してから、供給ホース31へ洗浄液F2を供給してノズル2の内部を洗浄する。このため、供給ホース31の内部におけるフラックス液F1と洗浄液F2との混合を防ぐことができるため、正しい成分の洗浄液F2でノズル2の内部を洗浄できる。
一定期間(例えば、20秒間)の後、内部弁24が供給口21から内部通路22に繋がる通路を閉じる。このようにノズル2の内部への洗浄液F2の供給が一定期間継続されるため、ノズル2の内部は十分に洗浄される。
ノズル2の内部の洗浄が完了すると、次に、供給ホース31に気体F3が再び供給され、供給ホース31内の洗浄液F2が排出される(ステップS16)。
図6に示すように、第2三方弁34が、洗浄用ホース51と連結ホース35とを繋ぐ通路を閉じ、気体用ホース61と連結ホース35とを繋ぐ通路を開ける。この状態で、内部弁24が供給口21から内部通路22に繋がる通路を開ける。
これにより、洗浄用ホース51から供給ホース31への洗浄液F2の供給が停止した状態で、気体用ホース61から供給ホース31に気体F3が供給される。気体F3は、供給ホース31の内部及びノズル2の内部通路22に侵入し、そこに存在していた洗浄液F2を押し出す。その結果、供給ホース31の内部及びノズル2の内部通路22の洗浄液F2は、ノズル2のノズル口23から排出される。一定期間(例えば、30秒間)の後、内部弁24が供給口21から内部通路22に繋がる通路を閉じる。
このようにして、供給ホース31の内部及びノズル2の内部通路22から洗浄液F2が排出された状態で、塗布装置1が稼働を停止する。ノズル2の内部は洗浄済のため、このような稼働の停止中において、ノズル2の内部にフラックス基材が残って付着することはない。
そして次に塗布装置1が稼働を開始した場合においては、図4の動作が繰り返され、まず、洗浄液F2が排出された供給ホース31にフラックス液F1が供給され、ノズル2からフラックス液F1が一定期間(例えば、30秒間)捨て打ちされる(ステップS11)。
図5に示すように、第1三方弁33が、連結ホース35と供給ホース31とを繋ぐ通路を閉じ、液剤用ホース41と供給ホース31とを繋ぐ通路を開ける。この状態で、内部弁24が供給口21から内部通路22に繋がる通路を開ける。これにより、液剤用ホース41から供給ホース31にフラックス液F1が供給され、フラックス液F1が供給ホース31の内部を満たす。さらに、フラックス液F1が供給口21及び内部弁24を介してノズル2の内部通路22に侵入し、ノズル2のノズル口23から噴出される。一定期間(例えば、30秒間)の後、内部弁24が供給口21から内部通路22に繋がる通路を閉じる。
このように、塗布装置1では、供給ホース31へ気体F3を供給して供給ホース31の内部の洗浄液F2を排出してから、供給ホース31へフラックス液F1を供給する。このため、供給ホース31の内部におけるフラックス液F1と洗浄液F2との混合を防ぐことができる。その結果、以降の塗布処理において、正しい成分のフラックス液F1をノズル2から噴出して、プリント基板9に塗布することができる。
以上のように、本実施の形態の塗布装置1は、フラックス液F1を噴出するノズル2の内部に流体を導く供給ホース31を備えている。液剤タンク4、液剤用ホース41及び第1三方弁33は、供給ホース31へフラックス液F1を供給する。また、洗浄液タンク5、洗浄用ホース51、第2三方弁34、連結ホース35及び第1三方弁33は、供給ホースへ洗浄液F2を供給する。さらに、気体供給部6、気体用ホース61、第2三方弁34、連結ホース35及び第1三方弁33は、供給ホース31へ気体F3を供給する。塗布処理後においては、供給ホース31へのフラックス液F1の供給が停止した状態で、供給ホース31へ気体F3が供給され、供給ホース31の内部のフラックス液F1が排出される。そして、フラックス液F1が排出された供給ホース31へ洗浄液F2が供給されて、ノズル2の内部が洗浄される。これにより、供給ホース31の内部におけるフラックス液F1と洗浄液F2との混合を防ぐことができるため、正しい成分の洗浄液F2でノズル2の内部を洗浄できる。その結果、ノズルの内部を有効に洗浄できる。
また、ノズル2の内部の洗浄後においては、供給ホース31への洗浄液F2の供給が停止した状態で、供給ホース31へ気体F3が供給され、供給ホース31の内部の洗浄液F2が排出される。そして、洗浄液F2が排出された供給ホース31へフラックス液F1が供給される。これにより、供給ホース31の内部におけるフラックス液F1と洗浄液F2との混合を防ぐことができるため、正しい成分のフラックス液F1をノズル2から噴出できる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態の塗布装置1の構成及び動作は、第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態の塗布装置1の構成及び動作は、第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
第1の実施の形態においては、供給ホース31に気体F3を供給して供給ホース31の内部の液体(フラックス液F1あるいは洗浄液F2)を排出する場合に、液体をノズル2のノズル口23から排出していた。ノズル2はスプレーノズルであるため、ノズル2の開口径は比較的小さく、ノズル2が吐出可能な流体の流量は小さい。このため、気体F3を供給して供給ホース31の内部の液体を押し出したとしても、それら液体をノズル口23から排出するには比較的長い時間が必要となる。また、供給ホース31の内部の液体を完全に排出できずに、一部の液体が供給ホース31の内部に残留する可能性がある。特に、上向きに噴出するノズル2に向けた供給ホース31はU字状に吊り下げて用いることが多く、このように供給ホース31をU字状に吊り下げて用いる場合は、供給ホース31の底部となる折り曲げ部分に液体が残留する可能性がある。
これに対応するため、第2の実施の形態の塗布装置1では、ノズル2よりも開口径が大きい排出管が設けられ、この排出管を経由して供給ホース31の内部の流体が排出されるようになっている。
<2−1.流体供給部の構成>
図8は、第2の実施の形態の流体供給部3の構成をノズル2とともに示す図である。第2の実施の形態の流体供給部3は、第1の実施の形態の構成に加えて、供給ホース31の内部の流体を排出するための排出部7をさらに備えている。
図8は、第2の実施の形態の流体供給部3の構成をノズル2とともに示す図である。第2の実施の形態の流体供給部3は、第1の実施の形態の構成に加えて、供給ホース31の内部の流体を排出するための排出部7をさらに備えている。
排出部7は、流体を排出する経路となる排出管71と、二方弁である排出弁72とを備えている。排出管71の一端は、供給ホース31におけるノズル2と接続される部分の近傍に排出弁72を介して接続される。また、排出管71の他端は、排出口73として開放されている。したがって、排出管71は、供給ホース31の内部の流体を排出口73へ導くことになる。
排出弁72は、全体制御部10の制御により、供給ホース31と排出管71とを繋ぐ通路を開閉する。排出弁72が、この通路を開けた場合は、供給ホース31の内部の圧力により、供給ホース31の内部の流体が排出管71に侵入する。排出管71に侵入した液体は、該排出管71を経由して排出口73から外部に排出される。
排出管71の開口径(排出口73の内径)は、ノズル2の開口径(ノズル口23の内径)よりも大きくなっている。このため、排出管71が排出可能な流体の流量は、ノズル2が吐出可能な流体の流量と比較して十分に大きい。例えば、ノズル2の開口径(直径)が約0.1mmであるのに対し、排出管71の開口径(直径)は約3mmとなっている。開口部を流れる流体の流量はその開口径の二乗に比例することから、排出管71が排出可能な流体の流量は、ノズル2が吐出可能な流体の流量と比較して約900倍となる。
<2−2.塗布装置の動作>
次に、図4を用いて、第2の実施の形態の塗布装置1の動作について説明する。まず、ノズル2からフラックス液F1が一定期間(例えば、30秒間)捨て打ちされる(ステップS11)。
次に、図4を用いて、第2の実施の形態の塗布装置1の動作について説明する。まず、ノズル2からフラックス液F1が一定期間(例えば、30秒間)捨て打ちされる(ステップS11)。
図9に示すように、第1三方弁33が液剤用ホース41と供給ホース31とを繋ぐ通路を開ける。これとともに、排出弁72が供給ホース31から排出管71に繋がる通路を閉じ、内部弁24が供給口21から内部通路22に繋がる通路を開ける。
これにより、液剤用ホース41から供給ホース31にフラックス液F1が供給され、フラックス液F1が供給ホース31の内部を満たす。さらに、フラックス液F1が供給口21及び内部弁24を介してノズル2の内部通路22に侵入し、ノズル2のノズル口23から噴出される。
次に、全体制御部10の制御により、プリント基板9に対する塗布処理が実行される(ステップS12)。この塗布処理においても、図9に示すように、フラックス液F1がノズル2のノズル口23から噴出される。
塗布処理が完了すると(ステップS13にてYes)、次に、供給ホース31に気体F3が供給され、供給ホース31の内部のフラックス液F1が排出される(ステップS14)。
図10に示すように、第1三方弁33が連結ホース35と供給ホース31とを繋ぐ通路を開け、さらに、第2三方弁34が気体用ホース61と連結ホース35とを繋ぐ通路を開ける。これとともに、内部弁24が供給口21から内部通路22に繋がる通路を閉じ、排出弁72が供給ホース31から排出管71に繋がる通路を開ける。これにより、液剤用ホース41から供給ホース31へのフラックス液F1の供給が停止した状態で、気体用ホース61から供給ホース31に気体F3が供給される。
気体F3は、供給ホース31の内部に侵入し、そこに存在していたフラックス液F1を排出弁72を介して排出管71に押し出す。これにより、供給ホース31の内部のフラックス液F1は、排出管71を経由して排出口73から排出される。
排出管71が排出可能な流体の流量は大きいため、供給ホース31の内部に大量に侵入した気体F3は、供給ホース31の内部のフラックス液F1を一気に排出管71に押し出す。したがって、フラックス液F1を比較的短時間に排出できるとともに、供給ホース31の内部にフラックス液F1が残留することを防止できる。
次に、フラックス液F1が排出された供給ホース31に洗浄液F2が供給され、ノズル2の内部が洗浄される(ステップS15)。
図11に示すように、第2三方弁34が洗浄用ホース51と連結ホース35とを繋ぐ通路を開ける。これとともに、排出弁72が供給ホース31から排出管71に繋がる通路を閉じ、内部弁24が供給口21から内部通路22に繋がる通路を開ける。これにより、洗浄用ホース51から供給ホース31に洗浄液F2が供給され、洗浄液F2が供給ホース31の内部を満たす。この際、供給ホース31の内部にフラックス液F1は残留していないため、供給ホース31の内部におけるフラックス液F1と洗浄液F2との混合を防ぐことができる。
さらに、洗浄液F2が供給口21及び内部弁24を介してノズル2の内部通路22に侵入し、ノズル2の内部は洗浄液F2によって洗浄される。ステップS14でフラックス液F1を排出する際に内部弁24が通路を閉じるため、ノズル2の内部通路22には微量のフラックス液F1が残留している。しかしながら、残留したフラックス液F1の量は、ノズル2が速やかに吐出可能な僅かな量である。このため、ノズル2の内部通路22に洗浄液F2が侵入すると、ノズル2の内部通路22のフラックス液F1はノズル口23から速やかに排出され、ノズル2の内部通路22の液体は洗浄液F2に完全に入れ替わる。このため、正しい成分の洗浄液F2でノズル2の内部を洗浄できる。このような洗浄液F2の供給は一定期間(例えば、20秒間)継続され、ノズル2の内部は十分に洗浄される。
ノズル2の内部の洗浄が完了すると、次に、供給ホース31に気体F3が再び供給され、供給ホース31内の洗浄液F2が排出される(ステップS16)。
図10に示すように、第2三方弁34が気体用ホース61と連結ホース35とを繋ぐ通路を開ける。これとともに、内部弁24が供給口21から内部通路22に繋がる通路を閉じ、排出弁72が供給ホース31から排出管71に繋がる通路を開ける。これにより、洗浄用ホース51から供給ホース31への洗浄液F2の供給が停止した状態で、気体用ホース61から供給ホース31に気体F3が供給される。
気体F3は、供給ホース31の内部に侵入し、そこに存在していた洗浄液F2を排出弁72を介して排出管71に押し出す。これにより、供給ホース31の内部の洗浄液F2は、排出管71を経由して排出口73から排出される。
排出管71が排出可能な流体の流量は大きいため、供給ホース31の内部に大量に侵入した気体F3は、供給ホース31の内部の洗浄液F2を一気に排出管71に押し出す。したがって、洗浄液F2を比較的短時間に排出できるとともに、供給ホース31の内部に洗浄液F2が残留することを防止できる。
このようにして、供給ホース31の内部から洗浄液F2が排出された状態で、塗布装置1が稼働を停止する。ステップS16で洗浄液F2を排出する際に内部弁24が通路を閉じるため、ノズル2の内部通路22には微量の洗浄液F2が残留している。しかしながら、洗浄液F2はフラックス基材を含まないため、塗布装置1の稼働の停止中において洗浄液F2が揮発したとしても、ノズル2の内部にフラックス基材が付着することはない。
そして次に塗布装置1が稼働を開始した場合においては、図4の動作が繰り返され、まず、洗浄液F2が排出された供給ホース31にフラックス液F1が供給され、ノズル2からフラックス液F1が一定期間(例えば、30秒間)捨て打ちされる(ステップS11)。
図9に示すように、第1三方弁33が液剤用ホース41と供給ホース31とを繋ぐ通路を開ける。これとともに、排出弁72が供給ホース31から排出管71に繋がる通路を閉じ、内部弁24が供給口21から内部通路22に繋がる通路を開ける。これにより、液剤用ホース41から供給ホース31にフラックス液F1が供給され、フラックス液F1が供給ホース31の内部を満たす。この際、供給ホース31の内部に洗浄液F2は残留していないため、供給ホース31の内部におけるフラックス液F1と洗浄液F2との混合を防ぐことができる。
さらに、フラックス液F1が供給口21及び内部弁24を介してノズル2の内部通路22に侵入し、ノズル2のノズル口23から噴出される。ノズル2の内部通路22に残留した洗浄液F2の量は、ノズル2が速やかに吐出可能な僅かな量である。このため、ノズル2の内部通路22にフラックス液F1が侵入すると、ノズル2の内部通路22の洗浄液F2はノズル口23から速やかに排出され、ノズル2の内部通路22の液体はフラックス液F1に完全に入れ替わる。このため、以降の塗布処理において、正しい成分のフラックス液F1をノズル2から噴出することができる。
以上のように、第2の実施の形態の塗布装置1は、供給ホース31の内部の流体を排出口73へ導く排出管71を備え、この排出管71を経由して供給ホース31の内部の流体を排出する。排出管71の開口径は、ノズル2の開口径よりも十分に大きい。このように開口径が大きい排出管71を経由して供給ホース31の内部の流体を排出するため、流体を比較的短時間に排出できるとともに、供給ホース31の内部に液体が残留することを防止できる。
<3.他の実施の形態>
以下、他の実施の形態について説明する。上記実施の形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
以下、他の実施の形態について説明する。上記実施の形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
<3−1.ノズルの外部の洗浄>
上記実施の形態では、ノズル2を洗浄する際にノズル2の内部を洗浄していたが、ノズル2の内部に加えてノズル2の外部も洗浄するようにしてもよい。例えば、図12に示すように、ノズル2の外部に洗浄液F2を吐出する洗浄ノズル8を設ける。そして、ノズル2を洗浄する際に、上記実施の形態と同様のノズル2の内部を洗浄する動作に加えて、ノズル2のノズル口23の近傍に向けて洗浄ノズル8から洗浄液F2を吐出する。これにより、ノズル2の内部とともにノズル2の外部も洗浄され、ノズル2の内部及び外部の双方においてフレックス基材が付着することを防止できる。
上記実施の形態では、ノズル2を洗浄する際にノズル2の内部を洗浄していたが、ノズル2の内部に加えてノズル2の外部も洗浄するようにしてもよい。例えば、図12に示すように、ノズル2の外部に洗浄液F2を吐出する洗浄ノズル8を設ける。そして、ノズル2を洗浄する際に、上記実施の形態と同様のノズル2の内部を洗浄する動作に加えて、ノズル2のノズル口23の近傍に向けて洗浄ノズル8から洗浄液F2を吐出する。これにより、ノズル2の内部とともにノズル2の外部も洗浄され、ノズル2の内部及び外部の双方においてフレックス基材が付着することを防止できる。
<3−2.逆止弁>
また、上記実施の形態において用いた第2三方弁34に代えて、2つの逆止弁を設けてもよい。図13及び図14は、第2三方弁34に代えて2つの逆止弁36,37を設けた流体供給部3の構成を示す図である。
また、上記実施の形態において用いた第2三方弁34に代えて、2つの逆止弁を設けてもよい。図13及び図14は、第2三方弁34に代えて2つの逆止弁36,37を設けた流体供給部3の構成を示す図である。
第1逆止弁36は、洗浄用ホース51と連結ホース35とを繋ぐ通路に設けられている。第1逆止弁36は、連結ホース35から洗浄用ホース51への流体の逆流を防止する。また、第2逆止弁37は、気体用ホース61と連結ホース35とを繋ぐ通路に設けられている。第2逆止弁37は、連結ホース35から気体用ホース61への流体の逆流を防止する。
図13に示すように、供給ホース31に気体F3を供給する場合には、気体供給部6が、気体用ホース61を経由して第2逆止弁37に向けて加圧された気体F3を供給する。一方で、洗浄液タンク5の内部の加圧が停止され、洗浄液タンク5は、加圧された洗浄液F2の供給を停止する。これにより、気体F3は、第2逆止弁37を通過して、連結ホース35及び第1三方弁33を経由して供給ホース31に供給される。この際、気体F3は、第1逆止弁36の機能により洗浄用ホース51へは侵入しない。
また、図14に示すように、供給ホース31に洗浄液F2を供給する場合には、洗浄液タンク5が、洗浄用ホース51を経由して第1逆止弁36に向けて加圧された洗浄液F2を供給する。一方で、気体供給部6は、加圧された気体F3の供給を停止する。これにより、洗浄液F2は、第1逆止弁36を通過して、連結ホース35及び第1三方弁33を経由して供給ホース31に供給される。この際、洗浄液F2は、第2逆止弁37の機能により気体用ホース61へは侵入しない。
このように、第2三方弁34に代えて2つの逆止弁36,37を設けることで、上記実施の形態と同様の機能を比較的低コストに実現することができる。なお、同様に、第1三方弁33に代えて2つの逆止弁を設けてもよい。
<3−3.バブル洗浄>
また、図13及び図14に示すように2つの逆止弁36,37を設けた場合に、ノズル2の内部を洗浄する際に、洗浄液タンク5と気体供給部6との双方が同時に、加圧された流体を供給するようにしてもよい。これによれば、洗浄液タンク5が供給する洗浄液F2と、気体供給部6が供給する気体F3とが連結ホース35で混合するため、気泡を含む洗浄液が供給ホース31に供給される。その結果、気泡を含む洗浄液でノズル2の内部を洗浄することができるため、バブル洗浄の原理により洗浄効果を向上できる。
また、図13及び図14に示すように2つの逆止弁36,37を設けた場合に、ノズル2の内部を洗浄する際に、洗浄液タンク5と気体供給部6との双方が同時に、加圧された流体を供給するようにしてもよい。これによれば、洗浄液タンク5が供給する洗浄液F2と、気体供給部6が供給する気体F3とが連結ホース35で混合するため、気泡を含む洗浄液が供給ホース31に供給される。その結果、気泡を含む洗浄液でノズル2の内部を洗浄することができるため、バブル洗浄の原理により洗浄効果を向上できる。
<3−4.その他の変形例>
上記実施の形態では、ノズル2の内部にフラックス液などの流体を導く導管は、弾性材料で構成される供給ホース31であると説明したが、金属製などの他の材料で構成されてもよい。
上記実施の形態では、ノズル2の内部にフラックス液などの流体を導く導管は、弾性材料で構成される供給ホース31であると説明したが、金属製などの他の材料で構成されてもよい。
また、上記実施の形態では、洗浄液はフラックス液の希釈液と同一の液体であると説明したが、洗浄液としてフラックス液の希釈液とは別の液体を採用してもよい。
また、上記実施の形態では、ノズル2は、霧状のフラックス液を噴出するスプレーノズルであると説明したが、フラックス液を霧状にせずに噴出するものであってもよい。
また、上記実施の形態では、三方弁33,34及び二方弁72,24の全ての動作は全体制御部10により制御されると説明したが、これらの一部をユーザが手動で動かしてもよい。
1 塗布装置
2 ノズル
4 液剤タンク
5 洗浄液タンク
6 気体供給部
31 供給ホース
71 排出管
F1 フラックス液
F2 洗浄液
F3 気体
2 ノズル
4 液剤タンク
5 洗浄液タンク
6 気体供給部
31 供給ホース
71 排出管
F1 フラックス液
F2 洗浄液
F3 気体
Claims (6)
- フラックス液を塗布する塗布装置であって、
前記フラックス液を噴出するノズルの内部に流体を導く導管と、
前記導管へ前記フラックス液を供給する供給手段と、
前記供給手段による前記導管への前記フラックス液の供給が停止した状態で、前記導管へ気体を供給して前記導管内の前記フラックス液を排出する排出手段と、
前記排出手段により前記フラックス液が排出された前記導管へ洗浄液を供給して、前記ノズルの内部を洗浄する洗浄手段と、
を備えることを特徴とする塗布装置。 - 請求項1に記載の塗布装置において、
前記排出手段は、前記洗浄手段による前記導管への洗浄液の供給が停止した状態で、前記導管へ気体を供給して前記導管内の前記洗浄液を排出し、
前記供給手段は、前記排出手段により前記洗浄液が排出された前記導管へ前記フラックス液を供給することを特徴とする塗布装置。 - 請求項1または2に記載の塗布装置において、
前記排出手段は、前記導管内の流体を排出口へ導く排出管を経由して前記導管内の流体を排出し、
前記排出管の開口径は、前記ノズルの開口径よりも大きいことを特徴とする塗布装置。 - フラックス液を噴出するノズルの洗浄方法であって、
(a)前記ノズルの内部に流体を導く導管へ前記フラックス液を供給する工程と、
(b)前記工程(a)による前記導管への前記フラックス液の供給が停止した状態で、前記導管へ気体を供給して前記導管内の前記フラックス液を排出する工程と、
(c)前記工程(b)により前記フラックス液が排出された前記導管へ洗浄液を供給して、前記ノズルの内部を洗浄する工程と、
を備えることを特徴とする洗浄方法。 - 請求項4に記載の洗浄方法において、
(d)前記工程(c)による前記導管への洗浄液の供給が停止した状態で、前記導管へ気体を供給して前記導管内の前記洗浄液を排出する工程、
をさらに備え、
前記工程(a)は、前記工程(d)により前記洗浄液が排出された前記導管へ前記フラックス液を供給することを特徴とする洗浄方法。 - 請求項4または5に記載の洗浄方法において、
前記工程(b)は、前記導管内の流体を排出口へ導く排出管を経由して前記導管内の流体を排出し、
前記排出管の開口径は、前記ノズルの開口径よりも大きいことを特徴とする洗浄方法。
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Cited By (1)
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JPH038383Y2 (ja) * | 1984-07-07 | 1991-02-28 | ||
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- 2014-07-31 JP JP2014155655A patent/JP2016032820A/ja active Pending
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