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JP2016023490A - アンテナユニット - Google Patents

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JP2016023490A
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貴見 澤口
Takami Sawaguchi
貴見 澤口
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Abstract

【課題】 車両のドアハンドルの形状に合わせて曲げられるアンテナユニットの耐久性および信頼性の向上を図る。【解決手段】 アンテナユニット1Aは、柔軟性を有する樹脂製のケース40と蓋50によって形成された内部空間に、少なくともアンテナ10と検出電極20と回路基板30が収容保持される。アンテナ10と回路基板30をドアハンドルの長手方向に沿って間隙を介して配し、検出電極20をアンテナ10側から回路基板側30に跨って配し、検出電極20の接続部23は回路基板30に半田接続される。検出電極20には、アンテナ10と回路基板30の間隙に対応する部分に弾性変形部22が設けられている。【選択図】 図2

Description

本発明は、静電容量センサを含むアンテナユニットに関し、例えばパッシブエントリーシステムを採用した車両のドアハンドル内に組み込まれるアンテナユニットに関する。
特許文献1には、パッシブエントリーシステムを採用した車両のドアハンドルに組み込まれるアンテナユニットが記載されている。特許文献1に記載のアンテナユニットは、ユーザがドアハンドルに触れることで変化する静電容量を検出するためのアンロック電極およびロック電極と、ユーザの携帯機と通信するためのアンテナと、ロック電極およびアンテナを一体として覆う樹脂と、アンロック電極またはロック電極による静電容量の変化の検出に対応する検出信号を出力する回路基板とを有している。
また、特許文献1に記載のアンテナユニットは、回路基板とアンテナはドアハンドルの長手方向に対応する方向に並べて配置され、アンロック電極は、回路基板とアンテナが並べられた方向と平行に配置されている。そして、アンテナユニットを覆っている樹脂は、ドアハンドルの長手方向に対応する方向における回路基板とアンテナとの間の位置において、折り曲げ部を有し、折り曲げ部の位置を中心として折り曲げられるようになっている。さらに、アンロック電極は、アンテナユニットを覆っている樹脂が折り曲げられた状態でその形状を保持できる程度の塑性を有する薄板状の金属板により構成されている。
特許文献1に記載のアンテナユニットによれば、アンテナユニットをドアハンドルの形状に合わせて折り曲げることができ、形状が異なるドアハンドルにも同一のアンテナユニットを用いることが可能となる。
一方、特許文献2には、複数の収納部を弾性変形可能な薄板状の連結部で連結した収納ベースと、この複数の収納部に低周波アンテナや静電容量センサ電極板や回路基板を分配して保持させ、収納ベースをハンドル本体の内部空間内に位置決めすることによって、低周波アンテナや静電容量センサ電極板や回路基板を一体に配置したドアハンドル装置が記載されている。
特許文献2に記載のドアハンドル装置によれば、収納ベースがハンドル本体の形状に合わせて折れ曲がることができるので、ハンドル本体の意匠設計に自由度があり、湾曲したデザインが可能となる。
特開2010−213082号公報 特開2007−191917号公報
特許文献1に記載のアンテナユニットでは、アンロック電極は塑性を有する金属板により構成され、ドアハンドルの形状に合わせて曲げられた状態では金属板は塑性変形されているため、以下のような問題を抱えている。
すなわち、金属板(アンロック電極)の湾曲部分は降伏点(弾性限界)を超えた応力状態となり、仮に折り曲げ角度を微調整する必要が生じた場合には折り曲げ動作を複数回繰り返すことになり、湾曲部分にくびれや亀裂が生じ易い。このため、車両に搭載されて繰り返し振動を受けると、湾曲部分の強度不足によって金属板が破断する可能性があり、耐久性の低下を招き易いという問題がある。
また、アンテナユニットを一度曲げてしまうと、金属板(アンロック電極)を歪のない元の状態に戻すことが極めて難しいため、一度曲げた後に曲げ角度を修正したりすると、検出特性が変化し易いという問題を有している。
また、特許文献2に記載のドアハンドル装置では、収納ベースがハンドル本体の形状に合わせて折れ曲がることができるものの、各収納部に収納される低周波アンテナおよび静電容量センサ電極板と回路基板との接続は、単に低周波アンテナおよび静電容量センサ電極板を回路基板の所定の端子に接続すると記載されているだけであり、折り曲げに対する対策が何ら施されていない。
そのため、収納ベースをハンドル本体の形状に合わせて折り曲げた際に、特に静電容量センサ電極板の端子接続部や回路基板全体に大きな力が作用し、端子接続部や回路基板が破損する可能性がある。
そこで、本発明は、ドアハンドルの形状に合わせて曲げられるアンテナユニットの静電容量センサ電極(検出電極)の耐久性の低下防止と検出特性のバラツキ防止を図り、静電容量センサ電極の端子接続部や回路基板の破損防止を実現し得るアンテナユニットを提供しようとするものである。
以下、上記の課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意な組み合わせで採用することができる。また、本発明の態様あるいは技術的特徴は以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載されたもの、或いはそれらの記載から当業者が把握することのできる発明思想に基づいて認識されるものである。
ドアハンドルの内部空間に配されるアンテナユニットに関する本発明の第一の態様は、ユーザの携帯機と通信するためのアンテナと、ユーザが前記ドアハンドルに触れることで変化する静電容量を検出するための検出電極と、前記検出電極によって検出された前記静電容量の変化に対応する検出信号を出力する検出回路を有する回路基板と、前記アンテナと前記検出電極と前記回路基板とを収容し、これらを保持する樹脂製のケースとを備え、前記アンテナと前記回路基板は、前記ドアハンドルの長手方向に沿って間隙を介して配され、前記検出電極は、前記アンテナ側から前記回路基板側に跨って配され、一端が前記回路基板に半田接続され、前記検出電極には、前記間隙に対応する部分に弾性変形部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の第二の態様は、前記ケースは、前記間隙に対応する部分に第一薄肉部を有することを特徴とする。
また、本発明の第三の態様は、前記ケースの開口面を覆う樹脂製の蓋を備え、前記蓋は前記間隙に対応する部分に第二薄肉部を有することを特徴とする。
また、本発明の第四の態様は、前記弾性変形部は、前記回路基板の基板面に対して垂直方向にU字状に湾曲して形成されていることを特徴とする。
本発明のアンテナユニットによれば、ドアハンドルの形状に合わせて曲げられた際に、検出電極の半田接続部や回路基板に大きな力が加わるのを効果的に防止することができると共に、折り曲げ角度の修正を繰り返しても検出電極の検出特性が大きく変化することがない。その結果、耐久性および信頼性の高いアンテナユニットを実現することができる。
本発明の第1の実施形態例に係るアンテナユニットの分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態例に係るアンテナユニットを示し、(a)は平面図、(b)は蓋を取り除いた状態の平面図、(c)は(a)のA−A線断面図、(d)はアンテナユニットをドアハンドルの形状に合わせて折り曲げた際の断面図である。 本発明の第2の実施形態例に係るアンテナユニットの分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態例に係るアンテナユニットを示し、(a)は平面図、(b)は蓋を取り除いた状態の平面図、(c)は(a)のB−B線断面図、(d)はアンテナユニットをドアハンドルの形状に合わせて折り曲げた際の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1の実施形態例)
図1および図2に、本発明の第1の実施形態例に係るアンテナユニットを示す。
本例のアンテナユニット1Aは、ユーザが携帯する携帯機と所定の通信を行うことで、ドアロック装置の制御が行われる所謂スマートエントリーシステムを採用する車両のドアハンドルに組み込まれるものである。
本例のアンテナユニット1Aは、ドアハンドルの内部空間の所定の位置に固定されるものであり、主に、アンテナ10、検出電極20、回路基板30、ケース40および蓋50を備えている。
ケース40は、所定の柔軟性を有する樹脂製の収容容器であって、アンテナ10と検出電極20と回路基板30をドアハンドル(不図示)の長手方向に沿って配設することができるように、略直方体状に細長く形成されている。このケース40は、四方の周壁41と、底壁42によって構成されている。
ケース40の周壁41には、その長手方向(図2の左右方向)の所定の位置に、第一薄肉部44a,44bが設けられている。この第一薄肉部44a,44bは、他の部分よりも曲げ易いように肉厚が薄く形成されており、本例では他の部分の約1/2の厚みで形成されている。
ケース40の底壁42は、ドアハンドルの裏側(すなわち、車体側)の面に沿うようにして配される部分であり、周壁41の底部を覆っている。また、底壁42は、周壁41のから四方に突き出た鍔43を有している。
蓋50は、ケース40の開口面を塞ぐものであり、所定の柔軟性を有する樹脂からなる。この蓋50は、四方の外周壁51と天壁52によって構成され、ケース40と同様に略直方体状に細長く形成されている。
蓋50の外周壁51には、ケース40の第一薄肉部44a,44bに対応する部分に第二薄肉部53a,53bが設けられている。この第二薄肉部53a,53bは、他の部分よりも曲げ易いように肉厚が薄く形成されており、本例では他の部分の約1/2の厚みで形成されている。この蓋50は、外周壁51を鍔43の上に載置した状態でケース40の開口面を塞ぐようにケース40に組み付けられ、ケース40に接着等によって固定される。
アンテナ10は、車両のユーザが携帯する携帯機と通信してID信号等の送受信を行うものであり、本例では細長い棒状のフェライトコアにコイルが巻回されて構成されている。なお、アンテナ10は必要に応じて樹脂でモールドすることができる。
このアンテナ10は、ケース40の内部空間の所定の位置に固定される。具体的には、アンテナ10は、ケース40の第一薄肉部44a,44bに重ならないように、ケース40の長手方向の一方の側(本例では図2において第一薄肉部44a,44bよりも左側)に配されて固定される。ケース40内へのアンテナ10の固定方法は特に限定されるものではなく、嵌合、圧入、係止、接着等の任意の方法を採用することができる。
検出電極20は、ユーザがドアハンドルに触れることで変化する静電容量を検出するものであり、導電性金属板のプレス成形品で構成されている。
検出電極20の材料としては、特に限定されるものではないが、例えばベリリウム銅や燐青銅(Cu−Sn−P合金)などのバネ特性に優れ、疲労強度の高い銅合金が好適である。
検出電極20は、検出部21と接続部23を有し、この検出部21と接続部23の間に弾性変形部22が形成され、ケース40の内部空間の所定の位置に固定される。ケース40内への検出電極20の固定方法は特に限定されるものではなく、嵌合、圧入、係止、接着等の任意の方法を採用することができる。
検出電極20の検出部21は、平板状に形成されたセンサ部であって、ユーザがドアハンドルに触れる領域に対応する部分に配される。具体的には、検出部21は、ケース40の底壁42に密着して配され、ケース40の第一薄肉部44a,44bに重ならないように、ケース40の長手方向の一方の側(本例では図2において第一薄肉部44a,44bよりも左側)に配されている。なお、検出部21とアンテナ10は、互いに接触しないように図2(c)の上下方向に所定の間隙を介して配されている。
検出電極20の弾性変形部22は、ケース40の長手方向において第一薄肉部44a,44bに対応する部分に配される。この弾性変形部22は、他の部分よりも容易に弾性変形する形態に形成されており、本例ではケース40の底壁42側から蓋50の天壁52側に逆U字状に湾曲して形成され、回路基板30の基板面に対して垂直方向に形成されている。
検出電極20の接続部23は、回路基板30に形成されている所定のパターン部に半田接続される。この接続部23は、ケース40の第一薄肉部44a,44bに重ならないように、ケース40の長手方向の他方の側(本例では図2において第一薄肉部44a,44bよりも右側)に配されている。
回路基板30は、検出電極20によって検出された静電容量の変化に対応する検出信号を出力する検出回路(不図示)を有するものである。この回路基板30は、ケース40の第一薄肉部44a,44bに重ならないように、ケース40の長手方向の他方の側(本例では図2において第一薄肉部44a,44bよりも右側)に、底壁42に対して略平行に配されている。
回路基板30には、スリット状の接続孔31が形成されている。そして、検出電極20の接続部23が底壁42側から接続孔31に差し込まれ、カシメられた後、天壁52側で半田付けされ、検出電極20が回路基板30の検出回路に電気的に接続される。
上記のようにケース40内にアンテナ10と検出電極20と回路基板30を収容保持し、検出電極20の接続部23を回路基板30の所定のパターンに半田接続した後、ケース40に蓋50を組み付ける。その後、必要に応じてケース40または蓋50に設けられている注入孔(不図示)からケース40内に熱硬化性軟質樹脂、熱可塑性軟質樹脂、ゴム等の軟質樹脂を充填する。なお、アンテナ10と回路基板30から延出された複数のハーネス(不図示)はケース40の外部に導出され、車両側の制御部に接続される。
以上のように構成される本例のアンテナユニット1Aは、車両のドアのドアハンドル内に組み込まれる。具体的には、ケース40の底壁42がドア側となるようにして、ドアハンドル内に組み込まれる。
そして、携帯機を所持するユーザがドアを開けるためにドアハンドルとドアとの間に形成された間隙へ手を入れてドアハンドルに触れると、検出電極20の静電容量が変化し、この変化を回路基板30に設けられた検出回路により検出して検出信号が出力される。
検出信号が出力されると、車両の制御部はアンテナ10からリクエスト信号を送信し、このリクエスト信号を受信した携帯機は自己のID信号を送信する。
そして、そのID信号を受信した車両の制御部は、受信したID信号が予め記憶されているIDと一致する場合には、車両のドアロック装置を解錠することでドアが開放可能な状態となる。
本例のアンテナユニット1Aにはドアロック装置を解錠するための検出電極20だけが設けられているが、ドアロック装置を施錠するためのロック用検出電極を別途備えたり、このロック用検出電極の代わりにプッシュスイッチを別途設けることもできる。なお、アンテナユニット内にロック用検出電極を一体化して組み込む場合には、例えば回路基板30上に回路パターンとして形成したり、導電性金属板のプレス成形品を用いて所定の位置に配設したりすることができる。
このようなロック用検出電極は、検出電極20と同様に、ユーザがドアハンドルの所定の位置に触れたことを静電容量の変化によって検知し、その検出結果に基づいてドアロック装置を施錠するように構成される。
一般に、車両のドアに取り付けられるドアハンドルは曲線状に構成されることが多く、アンテナユニットのアンテナは、フェライトコアなどを用いて構成されるため、形状の自由度が低い。また、回路基板としては、様々な回路部品が実装されたリジッド基板が用いられるため、やはり形状の自由度が低い。また、ドアアンロックのための検出電極は、車両のドア側に向いたドアハンドルの曲面に触れるユーザの手による静電容量の変化を確実に検出する必要があるため、なるべくドアハンドルの曲面に沿った形状にする必要がある。
一方、アンテナユニットをドアハンドルの形状に合わせて折り曲げると、検出電極の半田接続部と回路基板に大きな力が加わり易く、半田接続部や回路基板が破損する危険性がある。
そこで、本例のアンテナユニット1Aでは、先ず、ドアハンドルの形状に合わせて折り曲げることができる程度の柔軟性を有する樹脂製のケース40と蓋50によって形成された内部空間に、アンテナ10と検出電極20と回路基板30を収容保持している。
また、アンテナ10と回路基板30をドアハンドルの長手方向に沿って間隙を介して配すると共に、検出電極20にはこの間隙に対応する部分に弾性変形部22を設けている。
このように構成された本例のアンテナユニット1Aによれば、図2(d)に示すように、アンテナ10と回路基板30の間隙部分で容易に折り曲げることができ、容易にドアハンドルの形状に合わせることができる。これにより、ケース40の底壁42に密着して配されている検出電極20の検出部21とドアハンドルの裏面との距離をほぼ一定に保つことができ、検出電極20の静電容量の変化を安定して検出することができ、操作性が向上する。
また、検出電極20はアンテナ10側から回路基板側30に跨って配されるものの、アンテナ10と回路基板30の間隙に対応する部分に弾性変形部22が設けられているため、アンテナユニットを折り曲げた際に接続部23や回路基板30に大きな力が加わるのを効果的に防止することができる。それに加え、折り曲げ角度の修正を何度か繰り返しても、弾性変形部22が塑性変形してしまうことがなく、検出電極20の検出特性が大きく変化することがない。その結果、耐久性および信頼性の高いアンテナユニットが実現される。
また、本例のアンテナユニット1Aでは、ケース40には、アンテナ10と回路基板30の間隙に対応する部分に第一薄肉部44a、44bが設けられている。このため、アンテナ10と回路基板30の間隙部分で容易に且つ確実に折り曲げることができ、折り曲げる際にアンテナ10や回路基板30に意図しない曲げ応力が加わるのを確実に防止することができる。
また、本例のアンテナユニット1Aでは、ケース40の開口面を覆う樹脂製の蓋50を備え、この蓋50には、アンテナ10と回路基板30の間隙に対応する部分に第二薄肉部53a、53bが設けられている。このため、防水性を確保しつつ、折り曲げる際にアンテナ10や回路基板30に意図しない曲げ応力が加わるのをより確実に防止することができる。
さらに、本例のアンテナユニット1Aでは、検出電極20の弾性変形部22は、曲げられる面(ケース40の底壁面)に対して垂直方向にU字状に湾曲して形成されていて、回路基板30の基板面に対して垂直方向にU字状に湾曲して形成されている。このため、折り曲げる際に接続部23や回路基板30に大きな力が加わるのを極めて効果的に防止することができる。
(第2の実施形態例)
図3および図4に、本発明の第2の実施形態例に係るアンテナユニットを示す。
図3および図4において図1および図2中と同じ符号を付しているものは同等の構成要素を示しており、再度の説明は省略する。
第1の実施形態例ではケース40の周壁41にのみ第一薄肉部を設けているが、本例ではケース40の底壁42にも第一薄肉部44cを設けている。
また、第1の実施形態例では蓋50の外周壁51にのみ第二薄肉部を設けているが、本例では蓋50の天壁52にも第二薄肉部53cを設けている。
また、第1の実施形態例では検出電極は1つだけであるが、本例では2つの検出電極20A、20Bを備えている。そして、検出電極20A、20Bの接続部23A、23Bは、底壁42側から回路基板30の接続孔31A、31Bに差し込まれて、天壁52側で半田付けされ、検出電極20A、20Bが回路基板30の検出回路に電気的に接続される。
本例のアンテナユニット1Bにおいても、ドアハンドルの形状に合わせて折り曲げることができる程度の柔軟性を有する樹脂製のケース40と蓋50によって形成された内部空間に、アンテナ10と検出電極20A、20Bと回路基板30を収容保持している。また、アンテナ10と回路基板30をドアハンドルの長手方向に沿って間隙を介して配すると共に、検出電極20A、20Bにはこの間隙に対応する部分に弾性変形部22A、22Bを設けている。
このように構成された本例のアンテナユニット1Bによれば、第1の実施形態例のアンテナユニット1Aと同様、アンテナ10と回路基板30の間隙部分で容易に折り曲げることができ、容易にドアハンドルの形状に合わせることができると共に、耐久性および信頼性の高いアンテナユニットが実現される。
また、本例のアンテナユニット1Bでは検出電極を複数設けているため、これらの検出電極20A、20Bの検出結果からユーザの接触を検知することにより、ノイズの影響を排除して検出精度を高めることができる。具体的には、例えば2つの検出電極の出力信号の差分値や比を検出したり、2つの検出電極の出力信号と閾値との比率を比較するなどしてユーザの接触を検知することができる。
以上、本発明の実施形態例を説明したが、本発明はこれらの実施形態例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施形態例を適宜に変形等できることは言うまでもない。
例えば、検出電極の弾性変形部はU字状に限らず任意の形態を採用することができ、ケースの第一薄肉部や蓋の第二薄肉部についても任意の形態を採用することができるものである。
1A、1B アンテナユニット
10 アンテナ
20、20A、20B 検出電極
21、21A、21B 検出部
22、22A、22B 弾性変形部
23、23A、23B 接続部
30 回路基板
31、31A、31B 接続孔
40 ケース
41 周壁
42 底壁
43 鍔
44a、44b、44c 第一薄肉部
50 蓋
51 外周壁
52 天壁
53a、53b、53c 第二薄肉部

Claims (4)

  1. ドアハンドルの内部空間に配されるアンテナユニットであって、
    ユーザの携帯機と通信するためのアンテナと、
    ユーザが前記ドアハンドルに触れることで変化する静電容量を検出するための検出電極と、
    前記検出電極によって検出された前記静電容量の変化に対応する検出信号を出力する検出回路を有する回路基板と、
    前記アンテナと前記検出電極と前記回路基板とを収容し、これらを保持する樹脂製のケースとを備え、
    前記アンテナと前記回路基板は、前記ドアハンドルの長手方向に沿って間隙を介して配され、
    前記検出電極は、前記アンテナ側から前記回路基板側に跨って配され、一端が前記回路基板に半田接続され、
    前記検出電極には、前記間隙に対応する部分に弾性変形部が設けられている、
    ことを特徴とするアンテナユニット。
  2. 前記ケースは、前記間隙に対応する部分に第一薄肉部を有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナユニット。
  3. 前記ケースの開口面を覆う樹脂製の蓋を備え、
    前記蓋は、前記間隙に対応する部分に第二薄肉部を有することを特徴とする請求項2に記載のアンテナユニット。
  4. 前記弾性変形部は、前記回路基板の基板面に対して垂直方向にU字状に湾曲して形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のアンテナユニット。
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