JP2015533689A - 非空気式タイヤを形成するためのシステム及び方法 - Google Patents
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Abstract
非空気式タイヤを成形するためのシステム(10)は、下側成形部(12)を備え、下側成形部は、タイヤの第1側方に対応する下側レリーフ(34)を提供する下側対向プレート(30)を備える。下側成形部はさらに、下側対向プレートから延び、タイヤの第1側方の空洞に対応する複数の下側突起(46)を備え、下側突起は、下側対向プレートから延びるにつれて先細りし、下側突起の少なくとも一部は中空である。システムはさらに、下側成形部に連結される上側成形部(14)を備える。下側成形部と上側成形部とは互いに連結され、タイヤに関連付けられたハブ(16)が下側成形部と上側成形部との間の封止を行う。
Description
本開示は、非空気式タイヤを形成するためのシステム及び方法に係り、特に機械のための非空気式タイヤを形成するためのシステム及び方法に係る。
車両等の機械は、自走式又はプッシュプル式のいずれであっても、地形の横断を容易にするため、ホイールを備えることが多い。このようなホイールは多くの場合、ホイールのリム又はハブを保護し、乗客又は貨物の乗り心地又は保護性能を向上するためにクッション性を提供し、そのトレッドで静止摩擦を改善するためにタイヤを備えている。空気式タイヤは、このようなタイヤの一例である。空気式タイヤは、加圧された空気を保持するよう包囲された空洞を備え、この包囲された空洞は、個別の環状チューブか、又は、タイヤとハブのリムとの間の封止結合部のいずれかによって形成される。タイヤは、加圧された空気のおかげで、ホイールが地形を横断して回転する際にクッション性を与え、衝撃を吸収する。
しかしながら空気式タイヤには、多数の難点を生じる可能性がある。例えば、空気式タイヤは、パンクすなわち空気の漏れによって収縮することもあり、修理又は交換されるまで使用に適さない状態になる。また空気式タイヤは、個別のチューブにより比較的複雑になることもあり、あるいは、タイヤとリムとの間の封止結合部を設けるため、複雑な構造になることもある。
これらの難点に加え、空気式タイヤは、多数の経済的難点を抱えることもある。例えば、空気式タイヤの比較的複雑な特性が故に、空気式タイヤの製造施設は極めて高価となり、多額の設備投資が要求される。さらに天然ゴムから形成される空気式タイヤは、天然ゴムが一定して利用可能であるわけではないため、製造コストの劇的変動の影響を受けることもある。
中実タイヤ、すなわち加圧された空気を保持しないタイヤ等の非空気式タイヤが、空気式タイヤの代替とされることもある。非空気式タイヤは、圧力下の空気を保持しないため、空気式タイヤに比して比較的複雑さが緩和されることもある。しかしながら非空気式タイヤには、多数の難点を生じる可能性がある。例えば、非空気式タイヤは比較的重いこともあり、且つ、所望のレベルのクッション性を提供する十分な能力を備えていないこともある。例えば、非空気式タイヤによっては、クッション性があったとしても僅かであり、結果として乗客に乗り心地の悪さを感じさせ、且つ/又は、貨物及び/又はタイヤの搭載される機械に損傷を与える可能性がある。また非空気式タイヤによっては、タイヤに課される負荷に変化があった場合、所望のレベルのクッション性を維持できないこともある。特に、非空気式タイヤが特定の負荷に対して所望のレベルのクッション性を与える構造であった場合、負荷に変化があれば、所望のレベルのクッション性を提供し続けられないこともある。例えば、負荷が増加した場合、非空気式タイヤの構造は潰れてしまい、結果として所望のレベルのクッション性が失われるか、又は、タイヤを損傷してしまう可能性もある。負荷が減少した場合、クッションレベルも低下し、結果として乗り心地及び/又は保護性能が望ましくない状態に悪化してしまう。また十分なクッション性を提供する従来の非空気式タイヤは、負荷が付与されると、負荷の下でタイヤが潰れてしまうため、機械が所望の高さを維持できないこともあった。
膨張しないクッション性タイヤの例が、Lordによる米国特許第2,620,844号(「’844号特許」)に開示されている。特に、’844号特許は、ゴム等の弾力性材料から形成されるクッション性タイヤを開示している。このタイヤは、ホイールに搭載されるよう成形された剛性内側リムと、ゴム等の弾力性材料で形成された外側連続トレッド部と、リムとトレッド部との間に延び、且つ、リムとトレッド部とに接続された、つまり、リムとトレッド部とに結合された弾力性材料で形成されたクッションとを備える。タイヤのクッションは、タイヤの一方側から他方側まで延びる孔部を備え、タイヤの周囲に延びる壁部によって形成され、この壁部はリムとトレッドとの間に径方向に作用する負荷を伝達するよう形成されている。
’844号特許に開示のクッション性タイヤは、空気式タイヤの代替となるものであるが、非空気式タイヤに関連の多数の難点を抱えていることもある。例えば、’844号特許に開示のタイヤは、タイヤに付与される負荷が変化すると、所望のレベルのクッション性を維持できないこともある。
また、非空気式タイヤによっては、通常になく大きくなり、結果として成形によってタイヤを形成するのが困難になることもある。例えば、非常に大きな機械が通常になく大きなタイヤを必要とすることがあるが、このような大きなタイヤの形成において、タイヤの形成に要する材料の質量により、技術的困難が生じることもある。例えば、このような質量の大きな材料の全体に亘って、比較的均一な温度、加熱速度、及び/又は冷却速度を得ることに関連して生じる問題により、成形によって非空気式タイヤを形成することが困難になることもある。また、成形されるタイヤが複雑な構造を有する場合、成形によってタイヤを形成することが困難になることもある。
本開示の非空気式タイヤを形成するためのシステム及び方法は、上述のように発生し得る技術的困難のうちの1つ又は複数を緩和又は克服することを目指してもよい。
一様態によると、本開示は、非空気式タイヤを成形するためのシステムに係る。前記システムは、下側成形部を備え、前記下側成形部は、タイヤの第1側方に対応する下側レリーフを提供する下側対向プレートと、前記下側対向プレートに連結され、前記タイヤの外周面の第1部分に対応する下側円形障壁とを有する。前記下側成形部はさらに、前記下側対向プレートから延び、前記タイヤの前記第1側方の空洞に対応する複数の下側突起を有し、前記下側突起は、前記下側対向プレートから延びるにつれて先細りし、前記下側突起の少なくとも一部は中空である。前記システムはさらに、前記下側成形部に連結される上側成形部を備える。前記上側成形部は、前記タイヤの第2側方に対応する上側レリーフを提供する上側対向プレートと、前記上側対向プレートに連結され、前記タイヤの外周面の第2部分に対応する上側円形障壁とを有する。前記上側成形部はさらに、前記上側対向プレートから延び、前記タイヤの前記第2側方の空洞に対応する複数の上側突起を有し、前記上側突起は、前記上側対向プレートから延びるにつれて先細りし、前記上側突起の少なくとも一部は中空である。前記下側成形部と前記上側成形部とは互いに連結され、前記タイヤに関連付けられたハブが前記下側成形部と前記上側成形部との間の封止を行う。
他の様態によると、非空気式タイヤを成形するためのシステムは、下側成形部を備え、前記下側成形部は、タイヤの第1側方に対応する下側レリーフを提供する下側対向プレートと、前記下側対向プレートに連結され、前記タイヤの外周面の第1部分に対応する下側円形障壁とを有する。前記下側成形部はさらに、前記下側対向プレートから延び、前記タイヤの前記第1側方の空洞に対応する複数の下側突起を有する。前記システムはさらに、前記下側成形部に連結される上側成形部を備える。前記上側成形部は、前記タイヤの第2側方に対応する上側レリーフを提供する上側対向プレートと、前記上側対向プレートに連結され、前記タイヤの外周面の第2部分に対応する上側円形障壁とを有する。前記上側成形部はさらに、前記上側対向プレートから延び、前記タイヤの前記第2側方の空洞に対応する複数の上側突起を有する。前記下側成形部と前記上側成形部とは互いに連結され、前記タイヤに関連付けられたハブが前記下側成形部と前記上側成形部との間の封止を行う。
さらに他の様態によると、非空気式タイヤを成形するためのシステムは、下側成形部を備え、前記下側成形部は、タイヤの第1側方に対応する下側レリーフを提供する下側対向プレートと、前記下側対向プレートに連結され、前記タイヤの外周面の第1部分に対応する下側円形障壁とを有する。前記下側成形部はさらに、前記下側対向プレートから延び、前記タイヤの前記第1側方の空洞に対応する複数の下側突起を有する。前記システムはさらに、前記下側成形部に連結される上側成形部を備える。前記上側成形部は、前記タイヤの第2側方に対応する上側レリーフを提供する上側対向プレートと、前記上側対向プレートに連結され、前記タイヤの外周面の第2部分に対応する上側円形障壁とを有する。前記上側成形部はさらに、前記上側対向プレートから延び、前記タイヤの前記第2側方の空洞に対応する複数の上側突起を有する。前記システムはさらに、前記下側成形部及び前記上側成形部に関連付けられた少なくとも1つの温度センサを備える。前記少なくとも1つの温度センサは、前記タイヤの形成中、及び形成された前記タイヤの使用中の少なくとも一方において、前記下側成形部及び前記上側成形部で受容された材料の温度を示す信号を提供する。
他の様態によると、本開示は、成形された非空気式タイヤをタイヤ型から分離するためのシステムに係り、前記タイヤ型は、前記非空気式タイヤに関連付けられたハブが下側成形部と上側成形部との間に制限されるように前記下側成形部と前記下側成形部に関連付けられた上側成形部とを備える。前記システムは、前記タイヤ型の周りを周方向に離間して配置されるように、前記下側成形部及び前記上側成形部の少なくとも一方の内径及び外周のうちの少なくとも一方と関連付けられた複数のアクチュエータを備える。前記システムはさらに、前記複数のアクチュエータの各々と流れを連通させるマニホールドと、前記マニホールドに関連付けられたオペレータインタフェースとを備える。前記オペレータインタフェースは、前記複数のアクチュエータすべての同時駆動及び独立駆動を容易にする。
他の一様態によると、非空気式タイヤを成形するためのシステムは、下側成形部を備え、前記下側成形部は、タイヤの第1側方に対応する下側レリーフを提供し、内径及び外周を有する下側対向プレートを有する。前記下側成形部はさらに、前記下側対向プレートに連結され、前記タイヤの外周面の第1部分に対応する下側円形障壁を有する。前記下側成形部はさらに、前記下側対向プレートから延び、前記タイヤの前記第1側方の空洞に対応する複数の下側突起を有する。前記システムはさらに、前記下側成形部に連結される上側成形部を備える。前記上側成形部は、前記タイヤの第2側方に対応する上側レリーフを提供し、内径と外周を有する上側対向プレートを有する。前記上側成形部はさらに、前記上側対向プレートに連結され、前記タイヤの外周面の第2部分に対応する上側円形障壁を有する。前記上側成形部はさらに、前記上側対向プレートから延び、前記タイヤの前記第2側方の空洞に対応する複数の上側突起を有する。前記システムはさらに、成形材料が前記下側成形部及び前記上側成形部に供給された後、前記下側成形部から前記上側成形部を分離する分離システムを備える。前記分離システムは、前記下側成形部及び前記上側成形部のうちの少なくとも一方の前記内径及び前記外周のうちの少なくとも一方に関連付けられ、周方向に離間した複数のアクチュエータを備え、前記複数のアクチュエータは同時に駆動され、且つ、互いに独立的に駆動される。
さらに他の様態によると、本開示は、成形された非空気式タイヤをタイヤ型から分離するための方法に係る。前記タイヤ型は、内径及び外周を有する下側成形部と、内径及び外周を有する上側成形部とを有する。前記方法は、前記下側成形部及び前記上側成形部のうちの少なくとも一方の前記内径及び前記外周のうちの少なくとも一方に複数のアクチュエータを設けるステップと、前記上側成形部が前記下側成形部から分離されるよう、前記複数のアクチュエータの第1部分を独立に駆動するステップを備える。前記方法はさらに、前記タイヤが前記下側成形部から分離されるよう、前記複数のアクチュエータの第2部分を独立に駆動するステップを備える。
他の様態によると、成形中、非空気式タイヤ型から成形材料のオーバーフローの一部を受け止める容器であって、近位側端部と遠位側端部とを有する管状部と、前記管状部の前記近位側端部に関連付けられたフランジとを備える。前記フランジは、前記管状部が前記タイヤ型の表面に対して略直交して延びるよう前記タイヤ型の表面に関連付けられる。前記容器はさらに、前記管状部の周囲に脱着可能に搭載される容器部を備える。前記容器部は、前記管状部を受容する開口を有する基部と、前記管状部の前記遠位側端部から流出する成形材料を前記容器部内に受容する壁部とを備える。
さらに他の様態によると、非空気式タイヤを成形するためのシステムは、タイヤ型を備え、前記タイヤ型は、タイヤの第1側方に対応する下側レリーフを提供する下側成形部と、前記下側成形部に連結される上側成形部を備える。前記上側成形部は、前記タイヤの第2側方に対応する上側レリーフを提供する。前記システムはさらに、成形中、前記タイヤ型から成形材料のオーバーフローの一部を受け止める容器を備える。前記容器は、近位側端部と遠位側端部とを有する管状部を有する。前記容器はさらに、前記管状部の前記近位側端部に関連付けられたフランジを備え、前記フランジは、前記管状部が前記タイヤ型の表面に対して略直交して延びるよう前記タイヤ型の前記上側成形部に関連付けられる。前記容器はさらに、前記管状部の周囲に脱着可能に搭載される容器部を備える。前記容器部は、前記管状部を受容する開口を有する基部と、前記管状部の前記遠位側端部から流出する成形材料を容器部内に受容する壁部とを備える。
他の様態によると、本開示は、タイヤ型による非空気式タイヤの成形方法に係る。前記タイヤ型は、成形材料を受容する複数の開口を有した上側成形部を備える。前記方法は、前記タイヤ型を実質的に埋めるため、前記複数の開口のうちの1つ又は複数を介して前記タイヤ型の内部に前記成形材料を供給するステップと、前記開口の少なくとも1つにおいて、前記タイヤ型の前記上側成形部と連結された容器内に前記成形材料のオーバーフローを受け止めるステップとを備える。前記方法はさらに、前記タイヤ型の内部において前記成形材料が少なくとも部分的に硬化するのを待機するステップと、前記タイヤ型の前記上側成形部から前記容器の一部を上昇させることにより、前記タイヤ型から前記オーバーフローを除去するステップとを備える。
さらに他の様態によると、非空気式タイヤの成形方法であって、ハブの第1部分が下側成形部とともに封止を行うように、前記下側成形部内に前記タイヤと関連付けられた前記ハブを載置するステップを備える。前記方法はさらに、少なくとも1つの温度センサを前記下側成形部と関連付けるステップと、前記ハブの第2部分が上側成形部とともに封止を行うように、内部を有する成形アセンブリを作成するため、前記下側成形部及び前記ハブ上に前記上側成形部を載置するステップとを備える。前記方法はさらに、前記成形アセンブリを加熱するステップと、成形材料を加熱するステップと、前記成形アセンブリの内部を実質的に埋めるように、加熱された前記成形材料を前記内部に移すステップとを備える。前記方法はさらに、前記少なくとも1つの温度センサにより前記成形材料が第1温度に達したことを示すまで、前記成形アセンブリ及び前記成形材料を加熱するステップと、第1の所定時間、前記成形材料の温度を前記第1温度に維持するステップとを備える。前記方法はさらに、前記第1の所定時間の経過後、前記成形材料の温度を第2の温度まで下げるステップと、第2の所定時間、前記成形材料を前記第2の温度に維持するステップとを備える。前記方法はさらに、前記上側成形部を前記下側成形部から分離するステップと、前記タイヤを前記下側成形部から分離するステップとを備える。
他の様態によると、非空気式タイヤの成形方法であって、ハブの第1部分が下側成形部とともに封止を行うように、前記下側成形部内に前記タイヤと関連付けられた前記ハブを載置するステップを備える。前記下側成形部は、前記タイヤに空洞を作る複数の第1突起を有する。前記方法はさらに、前記第1突起の少なくとも一部の端部にスペーサを載置するステップと、前記ハブの第2部分が上側成形部とともに封止を行うように、内部を有する成形アセンブリを作成するため、前記下側成形部及び前記ハブ上に前記上側成形部を載置するステップとを備える。前記上側成形部は、前記タイヤに空洞を作る複数の第2突起を有する。前記スペーサは、前記第1突起の少なくとも一部の端部と前記第2突起の少なくとも一部の各端部との間に配置される。前記方法はさらに、前記成形アセンブリを加熱するステップと、成形材料を加熱するステップと、前記成形アセンブリの内部を実質的に埋めるように、加熱された前記成形材料を前記内部に移すステップとを備える。前記方法はさらに、前記成形アセンブリ及び前記成形材料を加熱するステップと、前記上側成形部を前記下側成形部から分離するステップとを備える。前記方法はさらに、前記タイヤを前記下側成形部から分離するステップとを備え、前記タイヤは前記タイヤの一方側から他方側に中断されることなく延びる複数の空洞を有する。
さらに他の様態によると、非空気式タイヤの成形方法であって、ハブの第1部分が下側成形部とともに封止を行うように、前記下側成形部内に前記タイヤと関連付けられた前記ハブを載置するステップを備える。前記方法はさらに、上側成形部を昇降する昇降装置の下方に前記下側成形部及び前記ハブを載置するステップを備える。前記方法はさらに、前記ハブの第2部分が前記上側成形部とともに封止を行うように、内部を有する成形アセンブリを作成するため、前記昇降装置を介して前記上側成形部を前記下側成形部及び前記ハブの上へと下降させるステップを備える。前記方法はさらに、前記成形アセンブリをオーブン内へと移動するステップと、前記成形アセンブリを加熱するステップと、前記成形アセンブリを前記オーブンから取り出すステップとを備える。前記方法はさらに、成形材料を加熱するステップと、前記成形アセンブリの内部を実質的に埋めるように、加熱された前記成形材料を前記内部へと移すステップとを備える。前記方法はさらに、充填された前記成形アセンブリを前記オーブン内へと移動するステップと、充填された前記成形アセンブリを前記オーブン内で加熱するステップと、充填された前記成形アセンブリを前記オーブンから取り出すステップとを備える。前記方法はさらに、充填された前記成形アセンブリを前記昇降装置の下方に配置するステップと、前記上側成形部を前記下側成形部から上昇させるステップと、前記タイヤを前記下側成形部から分離するステップとを備える。
図1は、非空気式タイヤを成形するための一実施形態に係るシステム10を示している。図示の実施形態において、システム10は、成形されたタイヤに関連付けられたハブ16が下側成形部12及び上側成形部14の間に受容されるよう、下側成形部12と、下側成形部12に搭載された上側成形部14とを備える。本実施形態において、下側成形部12、上側成形部14、及びハブ16の組み合わせにより、成形材料を受容するように封止された内部を規定する成形アセンブリ18を形成する。いくつかの実施形態において、ハブ16は、成形材料を受容するに際し、成形されたタイヤ内に成形される。
図1に示す成形アセンブリ18は、下側成形部12及び上側成形部14の配列を容易にする、周方向に離間した複数の案内アセンブリ20を備える。例えば、下側成形部12及び上側成形部14を配列するように、下側成形部12は周方向に離間した複数の案内受容部22を備え、上側成形部14は周方向に離間して案内受容部22に受容される複数の案内ピン24を備える。
一例としての成形アセンブリ18はさらに、成形アセンブリ18の内部へ供給又は移される成形材料のための流路を提供する、周方向に離間した複数の開口26を備える。成形アセンブリ18の充填を容易にするために多数の開口26を設けた結果として、多数の開口26(例えば、開口26すべて)を介して成形アセンブリ18の内部へと成形材料を同時に供給することができ、従って成形材料を供給する速度を上昇させることができる。これは、例えば、成形されるタイヤのサイズが特に大きく、大きな質量の成形材料を必要とする場合に特に望ましい。成形材料を成形アセンブリ18に加える速度を上昇させることにより、結果として、成形アセンブリ18の内部の種々の位置における成形材料の温度を比較的均一に維持することができるようにしてもよい。システム10はさらに、成形アセンブリ18に実質的に成形材料が充填された後、開口26を封止するキャップ28(図7〜9参照)を備えてもよい。キャップ28は、例えば、ボルト等のねじ切り固定具によって上側成形部14に固定されてもよい。
図2に示すとおり、一例としての下側成形部12は、下側対向プレート30を備えている。いくつかの実施形態において、下側対向プレート30は、互いにピン及び/又はボルトを介して連結された、2つの半円部32a及び32bを備えてもよい。下側対向プレート30は、成形されているタイヤの一方側に対応する下側レリーフ34を提供してもよい。同様に、一例としての上側成形部14は、上側対向プレート36を備える。いくつかの実施形態において、上側対向プレート36は、ピン及び/又はボルトを介して互いに連結される2つの半円部38a及び38bを備えてもよい。上側対向プレート36は、下側対向プレート30の下側レリーフ34の形成された一方側とは反対側の、成形されているタイヤの他方側に対応する上側レリーフ40を提供してもよい。下側対向プレート30及び/又は上側対向プレート36は、例えばアルミニウム等の熱伝導性の高い材料によって形成されてもよく、これによって、成形アセンブリ18の内部における成形材料の加熱及び冷却を容易にするものとする。
いくつかの実施形態において、下側レリーフ34及び上側レリーフ40は、成形アセンブリ18内に成形されたタイヤの断面がタイヤの半径に合わせて大きくなるように構成されてもよい。例えば、タイヤの断面は、ハブ16に隣接している部分よりもタイヤのトレッドに隣接している部分の幅が広くなっていてもよい。例えば、断面は略台形状であってもよい。この断面は、例えば、凹状、凸状、及び平行四辺形状等の他の形状を有してもよいと考えられる。
図3に示すとおり、一例としての下側成形部12は、下側対向プレート30に連結された下側円形障壁42を備える。一例としての下側円形障壁42は、下側対向プレート30に対して略直交し、成形中のタイヤの外周面の一部に対応する。図3に示すとおり、案内受容部22は、下側円形障壁42の外周面に連結される。いくつかの実施形態において、下側対向プレート30は、下側円形障壁42に比して僅かに大きな直径を有しており、結果として、下側対向プレート30の下側フランジ44が下側成形部12の外周において下側円形障壁42の下側縁部を越えて延びている。
図3に示す一例としての実施形態において、下側成形部12はさらに、下側対向プレート30に連結され、下側対向プレート30から延びた複数の下側突起46を備えている。下側突起46は、成形アセンブリ18内に成形されたタイヤに空洞を作る。いくつかの実施形態において、下側突起46は、下側対向プレート30から延びるにつれて先細りしている。結果として、成形されたタイヤ内に形成された空洞は、タイヤの外側よりも、軸方向中間領域における断面が小さくなるよう先細りする。これにより、成形後にタイヤを型から取り外すのを容易にし、且つ/又は、タイヤに所望の性能特性を提供するようにしてもよい。図4に示すとおり、いくつかの実施形態に係る下側成形部12は、ハブ16を受容する。図示の一例としての実施形態において、下側突起46は、多数の同心円内においてハブ16の周囲に配置される。
図5及び図6は、一実施形態に係る上側成形部14を示している。下側成形部12と同様に、上側成形部14は、上側対向プレート36に連結された上側円形障壁48を備える。一例としての上側円形障壁48は、上側対向プレート36に略直交しており、成形中のタイヤの外周面の一部に対応する。図5に示すとおり、案内ピン24は、上側円形障壁48の外周面に連結される。いくつかの実施形態において、上側対向プレート36は、上側円形障壁48に比して僅かに大きな直径を有しており、結果として、上側対向プレート36の上側フランジ50が、上側成形部14の外周において上側円形障壁48の上側縁部を越えて延びている。
図6に示す一例としての実施形態において、上側成形部14はさらに、上側対向プレート36に連結し、上側対向プレート36から延びる複数の上側突起52を備えている。上側突起52は、成形アセンブリ18に成形されたタイヤに空洞を作る。いくつかの実施形態において、上側突起52は、上側対向プレート36から延びるにつれて先細りしている。結果として、成形されたタイヤに形成された空洞は、タイヤの外側よりも軸方向中間領域における断面が小さくなるように先細りしている。これにより、成形後にタイヤを型から取り外すのを容易にし、且つ/又は、タイヤに所望の性能特性を提供してもよい。図6に示すとおり、いくつかの実施形態に係る上側成形部14は、多数の同心円内において上側対向プレート36の内径周りに配置された上側突起52を有する。いくつかの実施形態において、下側成形部12及び上側成形部14の同心円は、下側突起46の端部の少なくとも一部が上側突起52の端部の少なくとも一部と配列されるように、互いに対応してもよい。
図7に示すとおり、下側突起46及び上側突起52の少なくとも一部は中空である。いくつかの実施形態において、下側突起46及び上側突起52の少なくとも一部は、例えばアルミニウム(例えば、鋳造アルミニウム)等の熱伝導性の高い材料から形成される。このような構造により、成形アセンブリ18内の成形材料の加熱及び冷却を容易にしてもよい。いくつかの実施形態において、下側対向プレート30及び上側対向プレート36は、下側突起46及び上側突起52の少なくとも一部の位置に対応する複数の開口54を備えてもよい。このような実施形態において、突起46及び52の中空部の内部は、開口54を介して成形アセンブリ18の外部と流れを連通させている。このような構造により、成形アセンブリ18内の成形材料の加熱及び冷却を容易にしてもよい。
いくつかの実施形態において、下側突起46及び上側突起52の少なくとも一部は、例えばボルト及び/又は接着剤等の固定具を介して、下側対向プレート30及び上側対向プレート36の各内面に連結されてもよい。いくつかの実施形態において、下側突起46及び上側突起52の一部、又は、各対向プレート30及び36は、成形中、成形材料が成形アセンブリ18の内部から漏れ出すことのないよう、流体封止を行うために、Oリング又はガスケットを受容してもよい。
図7に示すとおり、突起46及び52の少なくとも一部は、突起46及び52が各対向プレート30及び36から離間して延びるにつれて面積及び/又は形状が変化する断面を有してもよい。例えば、突起46及び52のうちの少なくとも一部は、突起46及び52が各対向プレート30及び36から離間して延びるにつれて小さくなる断面を有する。いくつかの実施形態において、突起46及び52の少なくとも一部は、突起46及び52が各対向プレート30及び36から離間して延びるにつれて形状が変化する断面を有する。例えば、図7に示すとおり、突起46a及び52aの断面は双方ともに、各対向プレート30及び36に隣接する側で平行四辺形となり、突起46a及び52aの遠位側端部において円形又は楕円形となる。
いくつかの実施形態において、下側突起46の少なくとも一部と上側突起52の一部との端部の間にスペーサが配置されてもよい。例えば、図7に示すとおり、突起46及び52の端部の少なくとも一部は、互いに隙間(例えば、約6mm)を有して離間していてもよい。例えば、図7に示すとおり、スペーサ56は、突起46aと突起52aとの端部の間に設けられる。このようなスペーサ56は、例えばシリコーンウェファー等、成形材料への接着に耐性のある素材で形成されてもよい。いくつかの実施形態において、スペーサ56は、例えば接着剤を介して、下側突起46又は上側突起52のいずれかの端部に固定されてもよい。例えば、スペーサ56は、裏面粘着シリコーンシートから形成されてもよい。スペーサ56は、成形されたタイヤに形成された空洞が、タイヤの一方側から他方側へ実質的に中断されることなく延びるように、成形中、突起46及び52の配列された端部の間から成形材料が染み出すのを防いでもよい。
図7に示す一例としての実施形態では、システム10の種々の部品間で流体封止を行う多数の封止部58が設けられている。例えば、ハブ16は、周辺フランジ60を備えている。下側成形部12は、フランジ60の下側端部に隣接した封止部58を備えており、上側成形部14は、フランジ60の上側端部に隣接した封止部58を備えている。この一例としての構成により、結果として、成形されたタイヤ内にハブ16を直接成形することができるように、ハブ16は下側成形部12及び上側成形部14の間に封止された状態で制限されることになる。図7に示す一例としての実施形態において、封止部58はさらに、下側対向プレート30及び下側円形障壁42の間、上側対向プレート36及び上側円形障壁48の間、及び下側円形障壁42及び上側円形障壁48の接合点にも設けられる。一例としての本構成の結果として、下側成形部12、上側成形部14、及びハブ16は、成形アセンブリ18に実質的に流体密封の内部を規定する。
図7及び図8に示すとおり、下側成形部12及び上側成形部14の異なる同心円内の突起46及び52は、異なる断面を有する。例えば、異なる同心円の突起46及び52は、上側突起46及び下側突起52の各々の長さに沿った少なくとも1点において、異なる断面を有する。
図7及び図8に示すとおり、一例としてのシステム10は、下側円形障壁42及び上側円形障壁48の内側に連結された複数の凸部62を備える。一例としての凸部62は、成形されたタイヤのトレッド内の溝に対応するトレッドレリーフを提供する。いくつかの実施形態において、凸部62は、中実又は中空であり、例えばアルミニウム等の熱伝導性の高い材料から形成されてもよい。
図9及び図10に示すとおり、いくつかの実施形態に係るシステム10は、成形中、成形材料のオーバーフローの一部を受け止めるための複数の容器64を備えている。例えば、システム10は、周方向に離間した多数の容器64(図1参照)を備えてもよい。一例としての容器64は、上側対向プレート36に隣接した近位側端部68と、上側対向プレート36から離間した遠位側端部70とを有する管状部66を備える。容器64はさらに、管状部66の近位側端部68と関連付けられたフランジ72を備える。フランジ72は、上側対向プレート36の開口74を介して成形アセンブリ18の内部と連通して、上側対向プレート36に連結される。フランジ72は、管状部66が上側対向プレート36の表面と略直交して延びるように、例えば接着剤及び/又はボルト等の固定具を介して上側対向プレート36に連結されてもよい。いくつかの実施形態において、容器64は、管状部66の周囲に脱着可能に搭載された容器部76を備える。容器部76は、管状部66を受容する開口80を有する基部78と、管状部66の遠位側端部70から流出した成形材料が容器部76で受け止められるように構成された壁部82とを備える。いくつかの実施形態において、容器64は、管状部66の近位側端部68及びフランジ72と関連付けられた封止部材84を備える。封止部材84は、容器64と上側対向プレート36との間で流体封止を行う。いくつかの実施形態において、容器部76は、遠位側端部70から近位側端部68及びフランジ72に向かって管状部66に沿って滑動する。容器64は、容器部76の基部78の開口80と関連付けられた封止部材86を備えてもよく、封止部材86は容器部76と管状部66との間に流体封止を行う。
いくつかの実施形態において、管状部66及び容器部76は、成形材料のオーバーフローの受容を行った後、容器部76が管状部66から遠位側端部70に向かって滑動し、管状部66から離間することによって、成形アセンブリ18からのオーバーフローの除去を容易にするよう構成される。これにより、成形材料のオーバーフローが上側対向プレート36にこぼれて広がることを防いでもよい。またこれにより、高熱の成形材料の表面積を減らし、放出ガスを減らすことで成形材料に関連の潜在的に望ましくない蒸気を低減する。
いくつかの実施形態において、管状部66の遠位側端部70は、流体結合のねじに螺合するねじ切り(例えば、図9参照)を備えてもよい。このようなねじ切りは、管状部66の内面に設けてもよく、又は外面に設けてもよい。このような構成により、成形材料が上側対向プレート36の開口74を介して成形アセンブリ18の内部に供給できるよう、導管すなわちホースを管状部66に連結できるようにしてもよい。いくつかの実施形態において、1つ又は複数の容器64がこのような構成を備えてもよい。このような実施形態において、成形材料が成形アセンブリ18の内部に供給された後、導管すなわちホースは管状部66から取り外されてもよく、容器64は成形材料のオーバーフローを受け取るのに使用されてもよい。いくつかの実施形態において、管状部66は、比較的長い長さを有してもよい。
いくつかの実施形態において、システム10は、成形されたタイヤを成形アセンブリ18から分離するための分離システム88を備えてもよい。例えば、図1に示すとおり、分離システム88は、アクチュエータ90が成形アセンブリ18の周りで周方向に離間するように、成形アセンブリ18の内径と、下側成形部12及び上側成形部14のうちの1つ以上の外周とのうちの1つ以上と関連付けられた複数のアクチュエータ90を備える。分離システム88は、各アクチュエータ90と連通するマニホールド93(図4)を備えてもよい。いくつかの実施形態において、分離システム88は、マニホールド93と関連付けられたオペレータインタフェース94(図4)を備える。オペレータインタフェース94は、アクチュエータ90すべての同時駆動及び独立的駆動を容易にしてもよい(すなわち、オペレータインタフェース94は、アクチュエータ90すべてを同時に駆動でき、且つ、アクチュエータ90を互いに独立に駆動できてもよい)。例えば、タイヤの成形を行った後、タイヤが依然として成形アセンブリ18の内部に在る場合、上側成形部14を下側成形部12及び成形されたタイヤから取り外すために、アクチュエータ90すべてを同時に駆動してもよい。またオペレータインタフェース94は、上側成形部14の下側成形部12及び成形されたタイヤからの分離を容易にするため、下側成形部12及び上側成形部14の周りの周辺シーケンスにおけるアクチュエータ90の選択的駆動を容易にしてもよい。いくつかの実施形態において、オペレータインタフェース94は、マニホールド93を制御する機械装置及び/又は電子装置等、いかなる装置であってもよい。
いくつかの実施形態において、複数のアクチュエータ90は、複数のアクチュエータの駆動で上側成形部14をハブ16から分離するように、成形アセンブリ18の内径において、ハブ16の一部(例えば、内側部分92)及び上側成形部14の間に載置される。いくつかの実施形態において、例えば図1、図3、及び図4に示すとおり、複数のアクチュエータ90は、複数のアクチュエータ90の駆動により、成形されたタイヤを下側成形部12から分離するように、下側成形部12及びハブ16の一部(例えば、内側部分92)の間に載置される。例えば、アクチュエータ90は、下側対向プレート30の内径とハブ16との間に延びてもよい。いくつかの実施形態によると、複数のアクチュエータ90は、アクチュエータ90の少なくとも一部の駆動に際して上側成形部14が下側成形部12から分離されるように、下側成形部12の外周及び上側成形部14の外周に載置される。例えば、アクチュエータ90は、下側円形障壁42の外面に連結され、対応する停止ブロック96が上側円形障壁48の外面に連結され、アクチュエータ90が駆動されると、これらが各停止ブロック96に対して突出することにより、上側成形部14を下側成形部12から分離するようにしてもよい。代替又は追加として、例えば下側対向プレート30の下側フランジ44と、上側対向プレート36の停止ブロック96又は上側フランジ50との間において、成形アセンブリ18の外周周りに携帯用アクチュエータを載置してもよい。いくつかの実施形態において、アクチュエータ90は、前述の位置のうちの1つ又は複数に配置されてもよく、上側成形部14を下側成形部12から分離し、その後、成形されたタイヤを下側成形部12から分離するよう調節された方法で駆動されてもよい。いくつかの実施形態において、アクチュエータ90は、空気式アクチュエータ及び/又は油圧式アクチュエータであってもよく、若しくは、例えば機械ねじ等の当業者によって既知の他のアクチュエータであってもよい。いくつかの実施形態において、アイボルト(図示せず)が上側対向プレート36に固定されてもよく、ホイストを用いて上側成形部14を下側成形部12及び成形されたタイヤから持ち上げてもよい。
図11及び12に示すとおり、システム10は、上側成形部14に連結され、上側成形部14を下側成形部12から持ち上げる昇降装置98を備えてもよい。例えば、図11及び12に示す一例としての昇降装置98は、上側成形部14の両側に連結される搭載固定部102を各々有する一対の両側柱部100を備える。いくつかの実施形態おいて、柱部100は、搭載固定部102を昇降するアクチュエータ(図示せず)を備える。例えば、図11は、下降位置にあり、上側成形部14の両側と連結された搭載固定部102を示しており、図12は、上昇位置にあり、上側成形部14の両側と連結された搭載固定部102を示している。
いくつかの実施形態において、搭載固定部102は、上側成形部14が再配向されるように旋回する。例えば、図11に示すとおり、搭載固定部102は上側成形部14に連結され、搭載固定部102は、上側成形部14は略水平配向となるような回転位置をとる。この配向により、例えば成形アセンブリ18を組み付けて上側成形部14を下側成形部12から外す場合、例えばタイヤの成形の後、上側成形部14を下側成形部12から分離する場合に、上側成形部の下側成形部12上への載置を容易にする。
図12に示すとおり、搭載固定部102は、上側成形部14が略垂直配向となるような回転位置をとる。この配向により、成形動作間の上側形成部14の清掃、サービス提供、及び/又は取扱いを容易にする。例えば、タイヤを成形した後、搭載固定部102は、上側成形部14が略垂直配向となるように上昇及び回転してもよい。上側成形部14を下側成形部12上に戻すことに先立ち、上側成形部の内面には、成形動作の後に行われる上側成形部14の下側成形部12及び成形されたタイヤからの分離を容易にするための離型剤が施されてもよい。
いくつかの実施形態に係るシステム10は、成形材料及び/又は成形されたタイヤの一部の温度を監視するためのシステム104を備えてもよい。例えば、図13に示す一例としてのシステム104は、各温度センサに関連付けられた位置における、成形材料及び/又は成形されたタイヤの温度を示す信号を提供する複数の温度センサ106を備える。例えば、温度センサ106は、タイヤの成形が行われている間、成形材料の温度を示す信号を提供することにより、成形アセンブリ18内の成形材料の加熱及び硬化の間に行われる成形を容易に改善してもよい。また温度センサ106は、タイヤの搭載される機械の操作中、各温度センサに関連付けられる、成形されたタイヤの材料の温度を示す信号を提供してもよい。このような信号は、タイヤの試験中、及び/又は、タイヤのサービス期間中、タイヤの磨耗や使用期間を予測するのに都合がよい。
いくつかの実施形態において、複数の温度センサ106は、例えば図13〜図15に示すとおり、成形アセンブリ18内の異なる半径方向位置に配置されてもよい。図示のとおり、温度センサ106a、106b、及び106cは、成形アセンブリ18内の異なる半径方向位置に配置されている。いくつかの実施形態において、システム104は、図13〜図15に示すとおり、成形アセンブリ18内の異なる周方向位置に配置された複数の温度センサ106を備えてもよい。これらの一例としての構成により、タイヤの成形が行われる間、成形アセンブリ18の異なる位置において発生し得る成形材料の温度勾配に関する有用な情報を提供してもよい。これにより、例えば、加熱、硬化、及び冷却中など、成形プロセスの種々の箇所において、成形材料の大部分が容易且つ確実に望ましい範囲内に収まるようにしてもよい。これは、成形アセンブリ18が非常に大きく、成形材料の質量が大きい場合に特に都合がよい。また、成形されたタイヤが搭載される機械の動作中、異なる半径方向位置又は周方向位置に関連付けられた温度勾配が分かると都合がよい。例えば、トレッドにより近い部分でタイヤの撓みが大きくなるため、温度はタイヤの半径方向外側の縁部に近づくほど高くなることもある。
図13〜図15に示すとおり、一例としてのシステム104は、3つの温度センサ106a〜106cを備えており、温度センサ106aは(成形材料を成形アセンブリ18に供給するのに先立って)下側成形部12において2つの隣接する凸部62の間に吊り下げられている。また温度センサ106bは、2つの隣接する下側突起46の間に吊り下げられ、温度センサ106cは2つの隣接する下側突起46の間に吊り下げられ、温度センサ106bが半径方向において温度センサ106a及び106cの間に位置するようにし、温度センサ106cがハブ16のフランジ60に最も接近するようにする。図示の一例としての実施形態において、温度センサ106a〜106cは、略同一の周方向位置に配置される。
一例としてのシステム104はさらに、3つの温度センサ106d〜106fを備え、温度センサ106dは温度センサ106a〜106cから時計周りに約90度の周方向位置において、下側成形部12の2つの隣接する下側突起46の間に吊り下げられている。図示の一例としての実施形態において、温度センサ106dは、ハブ16のフランジ60及び下側円形障壁42に対して、半径方向において略中央となる位置に配置される。同様に、温度センサ106eは、温度センサ106dから時計周りに約90度の周方向位置において、2つの隣接する下側突起46の間に吊り下げられ、フランジ60及び下側円形障壁42に対して半径方向において略中央となる位置に配置される。温度センサ106fは、温度センサ106dから時計周りに約90度の周方向位置において、2つの隣接する下側突起46の間に吊り下げられ、フランジ60及び下側円形障壁42に対して半径方向に略中央となる位置に配置される。このような一例としての温度センサ106a〜106fの配置により、広い範囲における半径方向位置及び周方向位置に関する温度情報の取得を容易にしてもよく、成形アセンブリ18又は成形されたタイヤの特定の半径方向位置又は周方向位置に関連付けられた、望ましくない温度勾配を判定する際に好都合となるようにしてもよい。例えば、より大きなタイヤを形成する際、タイヤの加熱及び/硬化に使用されるオーブン内の種々の位置における温度は、求められるオーブンのサイズによって異なることもある。タイヤ内、例えば、図13及び14に示すようなタイヤの四分円内の種々の位置にセンサを組み込むことにより、技術者に温度を監視させ、タイヤのすべての領域に所望の加熱処理が施されたかを確認させてもよい。
いくつかの実施形態において、温度センサ106は、成形アセンブリ18への成形材料の供給に先立って、例えばひも、ワイヤ、糸、又はモノフィラメント線等の線108を介して、凸部62及び/又は下側突起46の間に吊り下げられてもよい。例えば、温度センサ106は、モノフィラメント線に連結されてもよく(例えば、結び付けられてもよく)、モノフィラメント線108は、例えば、接着剤及び/又はクリップ(図13〜図15参照)を介して凸部62及び/又は下側突起46の端部に連結されてもよい。温度センサ106は、他の方法で成形アセンブリ18に関連付けられてもよい。凸部62及び/又は下側突起46の間に温度センサを吊り下げることにより、成形材料の温度の読取が、成形アセンブリ18の温度の影響をより受けにくくなるようにしてもよい。
いくつかの実施形態において、温度センサ106は、熱電対である。他のタイプの温度センサも考えられる。図16に示すとおり、温度センサ106は、加熱された成形材料からリード線112を保護する保護シース114を通過してもよい温度及び電気のリード線112(例えば、2つのリード線)を測定するトランスデューサ部110を備えてもよい。図13〜図15に示すとおり、(例えば、フランジ60における)ハブ16は、リード線112が成形アセンブリ18の内部から出ることができるように、開口116を備えてもよい。いくつかの実施形態において、成形アセンブリ18を出たリード線112に導管を提供するため、管状要素118(例えば、小さなパイプ片)が開口116に連結されてもよい。
いくつかの実施形態において、リード線112は、プラグ等のカプラー120を備えてもよい。リード線112の、シース114の端部及びカプラー120の間の部分は、例えばハブ16の中空部に受容されてもよい保護ハウジング122(例えば、図17参照)に収容されてもよい。いくつかの実施形態において、カプラー120は、ハウジング122に電気的に連結されてもよく(若しくは、カプラー120に直接連結されてもよい(図16参照))、ハウジング122は、リード線112からの信号が、温度センサ106から受信した温度情報を解析及び/又は表示する受信部に提供されてもよいよう、伸張部124(図17参照)に連結するカプラー(図示せず)を備えてもよい。
成形プロセスの間、高温の成形材料が成形アセンブリ18の内部に供給されてもよく、温度センサ106は、凸部62及び/又は下側突起46の間に吊り下げられた結果として、成形材料に包囲され、各温度センサを包囲する成形材料の温度を示す信号を提供する。成形プロセス後、温度センサ106は、硬化した成形材料内に埋め込まれたままとなり、動作中のタイヤの温度を示す信号を提供するのに使用することができる。
本明細書に開示の非空気式タイヤを成形する一例としてのシステム10は、地形を横断する機械のタイヤを製造するのに使用されてもよい。このような機械には、例えば、自動車、トラック、農業用車両、及び/又は、ホイールローダ、ドーザー、スキッドステアローダー、掘削機、グレーダー、オンハイウェイトラック、オフハイウェイトラック、及び当業者にとって既知のその他の車両種別等の建設用車両が含まれてもよい。このような機械は、自走式機械に加え、他の機械からの補助又は推進力により、地形を横断するいかなる機械であってもよい。
一例としてのシステム10は、成形された非空気式タイヤを製造するため、以下に述べる一例としての方法で使用されてもよい。一例としての方法は、下側成形部12の動作を容易にするカート等の装置に下側成形部12を載置するステップを備えてもよい。いくつかの実施形態において、下側成形部12の内部の表面には、成形されたタイヤの一部が下側成形部12に接着してしまう可能性を低減するため、離型剤を施してもよい。同様に、上側成形部14の内部の表面にも、離型剤を施してもよい。これは、昇降装置、例えば、図11及び図12を参照して前述した昇降装置98に上側成形部14を連結することによって容易にされてもよい。特に、上側成形部14は、その内部表面に簡単にアクセスできるようにするため、略垂直方向に配向されてもよい。
いくつかの実施形態において、例えば、ハブ16が下側成形部12及び/又は上側成形部14とともに封止を形成するような実施形態において、ハブ16は、例えば図7を参照して前述したようにフランジ60が下側成形部12とともに封止を形成するように、下側成形部12内に載置されてもよい。いくつかの実施形態において、フランジ60の外周面には、成形手順後に成形材料及びフランジ60の間の接着を促進するための薬剤が施されてもよい。
いくつかの実施形態において、例えばシリコーンウェファー等のスペーサ56が下側成形部12(図7参照)の下側突起46の少なくとも一部の端部に接着されてもよい。いくつかの実施形態において、スペーサ56は、裏面粘着式シリコーンシートから切断されたシリコーンウェファーであってもよい。これは、タイヤの両側の間で中断されることなく延びた空洞を成形されたタイヤ内に形成するようにして、成形材料が下側突起46及び上側突起52の端部の間に染み出すのを防ぐように機能してもよい。
いくつかの実施形態において、成形材料及び/又は成形されたタイヤの一部の温度を監視するシステム104が、例えば図13〜図17を参照して述べた下側成形部12に搭載されてもよい。特に、1つ又は複数の温度センサ106が、下側成形部12内において隣接する凸部62及び/又は下側突起46の間に配置されてもよい。1つ又は複数の温度センサ106からのリード線112は、ハブ16のフランジ60における開口116と、管状要素118とを通されてもよい。いくつかの実施形態において、伸張部124は、加熱、硬化、及び/又は以下に述べる冷却プロセスの間、温度情報を成形装置18から遠隔取得できるように、リード線124の端部に連結されてもよい。
いくつかの実施形態において、下側成形部12は、例えばカートを介して下側成形部12を移動させることにより、昇降装置98の下方に配置されてもよい。その後、上側成形部14は、略水平となって上側突起52が下向きとなるように再配向されてもよい。昇降装置98のアクチュエータは、いくつかの実施形態によると、上側成形部14及びハブ16のフランジ60が互いに封止した状態(図7参照)で係合して成形アセンブリ18を形成するように、案内ピン24を案内受容部22(図1及び図2参照)で受容すべく、上側成形部14を下側成形部12の上まで下降させるように駆動されてもよい。
いくつかの実施形態において、成形アセンブリ18は、成形材料の受容に先立って加熱されてもよい。これにより、高温の成形材料が成形アセンブリ18の内部の一部に接触したとき、成形材料の一部の過剰な急速冷却を防ぐのに役立ててもよい。いくつかの実施形態において、成形アセンブリは、例えば下側成形部12が上に配置されたカートを介して、加熱を行うためにオーブン内へと移動されてもよい。いくつかの実施形態において、成形アセンブリ18は、摂氏150〜200度(例えば、180度)で2〜3時間(例えば、2.5時間)加熱されてもよい。その後、オーブンの温度を、1.5〜2.5時間(例えば、2時間)の間に100〜140度(例えば、120度)に下げてもよい。その後、オーブンの温度をさらに60〜100度(例えば、80度)まで下げてもよい。
いくつかの実施形態において、成形材料は、成形アセンブリ18への供給に先立って予熱されてもよい。成形材料は、例えば、ウレタン、天然ゴム、合成ゴム、又はそれらの組み合わせ等、いかなる成形可能な弾性材料であってもよい。成形材料には、性能及び/又は外観を向上するための既知のいかなる添加剤が含まれてもよい。予熱前、又は、予熱が行われる間、例えば、混合、攪拌、脱気、及び/又はサンプル試験等のいかなる既知の調製方法が実施されてもよい。成形材料は、30〜50度(例えば、40度)まで予熱されてもよい。
成形アセンブリ18の内部の温度は、例えば、赤外線銃又はその他既知の方法を使用して測定されてもよい。いくつかの実施形態において、内部の温度は、成形アセンブリ18の内部に予熱した成形材料を供給するのに先立ち、室温(例えば、約24度)より高く、70〜90度(例えば約80度)よりは低いことが望ましい。
いくつかの実施形態において、成形材料は、上側成形部14の上側対向プレート36における開口26を介して成形アセンブリ18へ加えられてもよい。いくつかの実施形態において、成形材料は、例えば、図9及び図10を参照して前述したような1つ又は複数の容器64を介して加えられてもよい。
いくつかの実施形態において、成形装置18の内部は、完全に充填されなければならない。容器64及び/又は開口26におけるオーバーフローにより、成形アセンブリ18の完全な充填を示すものと見做してもよい。いくつかの実施形態において、例えば、成形材料が所望のレベルを下回る温度まで冷却されてしまう可能性を低減すべく、成形アセンブリ18及び成形材料の予熱を利用するために、成形アセンブリ18を迅速に充填することが望ましいこともある。成形材料は、例えば少なくとも毎分180lbs(例えば、毎分少なくとも220lbs、毎分510lbs)の速度で成形アセンブリ18に加えられてもよい。成形アセンブリ18の充填が終わると、キャップ28が開口26(図7〜図9参照)上に固定されてもよい。
いくつかの実施形態において、オーブンは、成形アセンブリ18が充填されている間、例えば180〜260度(例えば、220度)の範囲の温度に加熱されてもよい。成形アセンブリ18の充填が終わってオーブンが所望の温度に到達すると、充填された成形アセンブリ18はオーブン内へと移動されてもよい。その後、充填された成形アセンブリ18は、第1の温度にて第1の所定時間、オーブン内で加熱されてもよい。例えば、充填された成形アセンブリ18は、成形材料が1〜2時間(例えば、1時間40分)、180〜260度(例えば、220度)の温度範囲内となるように、第1の温度で加熱されてもよい。いくつかの実施形態において、その後、オーブンの温度は、成形材料が15〜20時間(例えば、18時間)、130〜170度(例えば、150度)の温度を有するよう、充填された成形アセンブリを第2の温度で第2の時間加熱すべく下げられてもよい。
いくつかの実施形態において、例えば図13〜図17を参照して前述したとおり、成形材料の一部の温度を監視する一例としてのシステム104を介して成形材料の温度判定を容易にしてもよい。例えば、成形方法には、1つ又は複数の温度センサ106が成形材料が第1の温度に達したことを示すまで充填された成形アセンブリ18を加熱するステップと、第1の所定時間、成形材料の温度を第1の温度に維持するステップと、第1の所定時間の経過後、成形材料の温度を第2の温度まで下げるステップと、第2の所定時間、第2の温度に維持するステップとを備えてもよい。
いくつかの実施形態において、第2の所定時間の経過後、充填された成形アセンブリ18はオーブンから取り出されてもよい。その後、上側成形部14を下側成形部12から分離し、成形されたタイヤを下側成形部12から分離することにより、成形されたタイヤを成形アセンブリ18から分離してもよい。いくつかの実施形態において、成形されたタイヤは、型及び/又は成形されたタイヤが著しく冷却される前に、型から分離されてもよい。
いくつかの実施形態において、前述のとおり、成形されたタイヤを成形アセンブリ18から分離する一例としての分離システム88が使用されてもよい。例えば、オペレータインタフェース94及びマニホールド93を使用して、上側成形部14を下側成形部12から分離し、成形されたタイヤを下側成形部12から分離するためにアクチュエータ90を同時駆動してもよい。より大きなタイヤについては、アクチュエータ90を同時駆動しても、成形されたタイヤを取り出せるほど十分に成形部12及び14を分離できないこともある。このような状況において、分離を促進するために成形アセンブリ18の縁部周辺で動作するように、成形アセンブリの周囲のシーケンスにおいてオペレータインタフェース94及びマニホールド93を個別に利用してアクチュエータ90を駆動するのが望ましいこともある。いくつかの実施形態において、上側成形部14は、一例としての昇降装置98を介して下側成形部12及び成形されたタイヤから持ち上げられてもよい。例えば、成形アセンブリ18が昇降装置98の下方位置に移動されてもよく(すなわち、昇降装置98は成形アセンブリ18の上方位置に移動されてもよく)、搭載固定部102が上側成形部14の両側に固定されてもよい。その後、昇降装置98のアクチュエータを駆動して、上側形成部14が搭載固定部102によって略垂直方向に再配向されるよう、上側成形部14を下側成形部12より十分上方の高さまで上昇させてもよい(すなわち、下側成形部12を昇降装置98の下方から移動させてもよい)。その後、他のタイヤを形成するため、この一例としてのプロセスを繰り返してもよい。
当業者にとって、例示のシステム及び方法には種々の修正及び変更が加えられることが明らかであろう。当業者は、明細書及び本開示の一例としての実施形態の実践について考慮することにより、他の実施形態も明らかとなるであろう。明細書及び実施例は例示のみを目的としており、真の範囲は、以下の請求書及びその同等物によって示される。
Claims (40)
- 非空気式タイヤを成形するためのシステム(10)であって、
下側成形部(12)を備え、前記下側成形部は、
タイヤの第1側方に対応する下側レリーフ(34)を提供する下側対向プレート(30)と、
前記下側対向プレートに連結され、前記タイヤの外周面の第1部分に対応する下側円形障壁(42)と、
前記下側対向プレートから延び、前記タイヤの前記第1側方の空洞に対応する複数の下側突起(46)とを有し、前記下側突起は、前記下側対向プレートから延びるにつれて先細りし、前記下側突起の少なくとも一部は中空であり、
前記システムはさらに、前記下側成形部に連結される上側成形部(14)を備え、前記上側成形部は、
前記タイヤの第2側方に対応する上側レリーフ(40)を提供する上側対向プレート(36)と、
前記上側対向プレートに連結され、前記タイヤの外周面の第2部分に対応する上側円形障壁(48)と、
前記上側対向プレートから延び、前記タイヤの前記第2側方の空洞に対応する複数の上側突起(52)とを有し、前記上側突起は、前記上側対向プレートから延びるにつれて先細りし、前記上側突起の少なくとも一部は中空であり、
前記下側成形部と前記上側成形部とは互いに連結され、前記タイヤに関連付けられたハブ(16)が前記下側成形部と前記上側成形部との間の封止を行うシステム。 - 前記下側レリーフ及び前記上側レリーフのうちの少なくとも一方は、前記第1側方及び前記第2側方によって形成される前記タイヤの断面が前記タイヤの半径とともに大きくなるように構成され、前記下側レリーフ及び前記上側レリーフは、前記第1側方及び前記第2側方によって形成される前記タイヤの前記断面が略台形の形状を有するように構成される請求項1に記載のシステム。
- 前記タイヤの前記第1側方及び前記第2側方に形成された前記空洞の少なくとも一部が前記タイヤの前記第1側方から前記タイヤの前記第2側方へと中断されることなく延びるように、前記下側突起及び前記上側突起の少なくとも一部の間に配されたスペーサ(56)をさらに備え、前記スペーサはシリコーンを含む請求項1に記載のシステム。
- 前記下側突起及び前記上側突起の少なくとも一部の断面は、平行四辺形と、円形及び楕円形のうちの一方との双方を含む請求項1に記載のシステム。
- 前記下側突起及び前記上側突起の少なくとも一部は、前記下側成形部及び前記上側成形部の各々において同心円内に配置され、異なる同心円に関連付けられた下側突起及び上側突起は、前記下側突起及び前記上側突起の長さに沿う少なくとも1点において異なる断面を有する請求項1に記載のシステム。
- 前記下側対向プレート及び前記上側対向プレートは、前記下側突起及び前記上側突起の少なくとも一部に対応する開口(54)を有し、前記開口は、前記下側突起及び前記上側突起の少なくとも一部の中空部と、前記下側成形部及び前記上側成形部の外側との間で流れを連通させる請求項1に記載のシステム。
- 前記下側対向プレート及び前記上側対向プレートは各々、前記タイヤに関連付けられた前記ハブと前記下側対向プレートとの間、及び、前記ハブと前記上側対向プレートとの間に封止を行う封止部(58)を有する請求項1に記載のシステム。
- ハブをさらに備え、前記ハブは、前記下側成形部と前記上側成形部との間に封止を行うように、前記下側成形部と前記上側成形部との間に制限される請求項1に記載のシステム。
- 前記下側成形部及び前記上側成形部に関連付けられた少なくとも1つの温度センサ(106)をさらに備え、前記少なくとも1つの温度センサは、前記タイヤの形成中、及び形成された前記タイヤの使用中の少なくとも一方において、前記下側成形部及び前記上側成形部で受容された材料の温度を示す信号を提供する請求項1に記載のシステム。
- 前記上側成形部を前記下側成形部上まで下降させ、前記上側成形部を前記下側成形部から上昇させ、前記上側成形部を再配向する昇降装置(98)をさらに備える請求項1に記載のシステム。
- 成形された非空気式タイヤをタイヤ型(18)から分離するためのシステム(88)であって、前記タイヤ型は、前記非空気式タイヤに関連付けられたハブ(16)が下側成形部(12)と上側成形部(14)との間に制限されるように前記下側成形部と前記下側成形部に関連付けられた前記上側成形部とを備え、前記システムは、
前記タイヤ型の周りを周方向に離間して配置されるように、前記下側成形部及び前記上側成形部の少なくとも一方の内径及び外周のうちの少なくとも一方と関連付けられた複数のアクチュエータ(90)と、
前記複数のアクチュエータの各々と流れを連通させるマニホールド(93)と、
前記マニホールドに関連付けられたオペレータインタフェース(94)とを備え、
前記オペレータインタフェースは、前記複数のアクチュエータすべての同時駆動及び独立的駆動を容易にするシステム。 - 前記オペレータインタフェースは、前記下側成形部及び前記上側成形部の周りの周辺シーケンスにおいて複数のアクチュエータの選択的駆動を容易にする請求項11に記載のシステム。
- 前記複数のアクチュエータの第1部分は、前記複数のアクチュエータの前記第1部分の駆動によって前記ハブから前記上側成形部を分離するように、前記ハブの一部と前記上側成形部との間に配置される請求項11に記載のシステム。
- 前記複数のアクチュエータの第2部分は、前記複数のアクチュエータの前記第2部分の駆動によって前記下側成形部から前記タイヤを分離するように、前記下側成形部と前記ハブの一部との間に配置される請求項13に記載のシステム。
- 非空気式タイヤを成形するためのシステム(10)であって、
下側成形部を備え、前記下側成形部は、
タイヤの第1側方に対応する下側レリーフ(34)を提供し、内径及び外周を有する下側対向プレート(30)と、
前記下側対向プレートに連結され、前記タイヤの外周面の第1部分に対応する下側円形障壁(42)と、
前記下側対向プレートから延び、前記タイヤの前記第1側方の空洞に対応する複数の下側突起(46)とを有し、
前記システムはさらに、前記下側成形部に連結される上側成形部を備え、前記上側成形部は、
前記タイヤの第2側方に対応する上側レリーフ(40)を提供し、内径及び外周を有する上側対向プレート(36)と、
前記上側対向プレートに連結され、前記タイヤの外周面の第2部分に対応する上側円形障壁(48)と、
前記上側対向プレートから延び、前記タイヤの前記第2側方の空洞に対応する複数の上側突起(52)とを有し、
前記システムはさらに、請求項11〜14のいずれか一項に記載の成形された非空気式タイヤをタイヤ型から分離するためのシステムを備えるシステム。 - 前記複数のアクチュエータは、前記下側成形部の前記内径に関連付けられ、前記下側成形部は、前記タイヤに関連付けられたハブを受容し、前記複数のアクチュエータは、前記上側成形部が前記アクチュエータの少なくとも一部の駆動に際して前記下側成形部から分離されるよう、前記ハブの一部と前記上側成形部の前記内径との間に延びる請求項15に記載のシステム。
- 前記下側成形部は、前記タイヤに関連付けられたハブを受容し、前記複数のアクチュエータは、前記ハブが前記アクチュエータの少なくとも一部の駆動に際して前記下側成形部から分離されるよう、前記下側成形部の前記内径と前記ハブの一部との間に延びる請求項15に記載のシステム。
- 前記複数のアクチュエータは、前記上側成形部が前記アクチュエータの少なくとも一部の駆動に際して前記下側成形部から分離されるよう、前記下側成形部の外周と前記上側成形部の外周とに関連付けられた請求項15に記載のシステム。
- 前記複数のアクチュエータには、空気式アクチュエータと油圧式アクチュエータとのうちの少なくとも一方が含まれる請求項15に記載のシステム。
- 成形された非空気式タイヤをタイヤ型(18)から分離するための方法であって、前記タイヤ型は、内径及び外周を有する下側成形部(12)と、内径及び外周を有する上側成形部(14)とを有し、前記方法は、
前記下側成形部及び前記上側成形部のうちの少なくとも一方の前記内径及び前記外周のうちの少なくとも一方に複数のアクチュエータ(90)を設けるステップと、
前記上側成形部が前記下側成形部から分離されるよう、前記複数のアクチュエータの第1部分を独立に駆動するステップと、
前記タイヤが前記下側成形部から分離されるよう、前記複数のアクチュエータの第2部分を独立に駆動するステップとを備える方法。 - 成形中、非空気式タイヤ型(18)から成形材料のオーバーフローの一部を受け止める容器(64)であって、
近位側端部(68)と遠位側端部(70)とを有する管状部(66)と、
前記管状部の前記近位側端部に関連付けられ、前記管状部が前記タイヤ型の表面に対して略直交して延びるよう前記タイヤ型の表面に関連付けられたフランジ(72)と、
前記管状部の周囲に脱着可能に搭載され、前記管状部を受容する開口(80)を有する基部(78)と、前記管状部の前記遠位側端部から流出する成形材料を容器部内に受容するよう構成された壁部(82)とを有する容器部(76)とを備えた容器。 - 前記フランジは、前記型の前記表面に連結される請求項21に記載の容器。
- 前記管状部の近位側端部と前記フランジとに関連付けられ、前記容器と前記型の前記表面との間に流体封止を行う封止部材(84)をさらに備える請求項21に記載の容器。
- 前記容器部は、前記遠位側端部から前記フランジへ向かって前記管状部に沿って滑動する請求項21に記載の容器。
- 前記容器部の前記基部の前記開口に関連付けられ、前記容器部と前記管状部との間に流体封止を行う封止部材(86)をさらに備える請求項24に記載の容器。
- 前記管状部の前記遠位側端部は、流体連結のねじと螺合するねじ切りを有する請求項21に記載の容器。
- 前記管状部は、略円形の断面を有し、前記容器部の前記基部の前記開口は略円形である請求項21に記載の容器。
- 前記管状部及び前記容器部を、成形材料のオーバーフローの受容に続いて、前記容器部が前記遠位側端部へと向かって前記管状部に沿って滑動し、前記管状部から分離するように構成することにより、前記タイヤ型からの前記オーバーフローの除去を容易にする請求項21に記載の容器。
- 非空気式タイヤを成形するためのシステム(10)であって、
タイヤ型(18)を備え、前記タイヤ型は、
前記タイヤの第1側方に対応する下側レリーフ(34)を提供する下側成形部(12)と、
前記下側成形部と連結され、前記タイヤの第2側方に対応する上側レリーフ(40)を提供する上側成形部(14)とを有し、
前記システムはさらに、請求項21〜28のいずれか一項に記載の容器を備えるシステム。 - タイヤ型(18)による非空気式タイヤの成形方法であって、前記タイヤ型は、成形材料を受容する複数の開口(26)を有した上側成形部(14)を備え、前記方法は、
前記タイヤ型を実質的に埋めるため、前記複数の開口のうちの1つ又は複数を介して前記タイヤ型の内部に前記成形材料を供給するステップと、
前記開口の少なくとも1つにおいて、前記タイヤ型の前記上側成形部と連結された容器(64)内に前記成形材料のオーバーフローを受け止めるステップと、
前記タイヤ型の内部において前記成形材料が少なくとも部分的に硬化するのを待機するステップと、
前記タイヤ型の前記上側成形部から前記容器の一部(76)を上昇させることにより、前記タイヤ型から前記オーバーフローを除去するステップとを備える方法。 - 非空気式タイヤの成形方法であって、
ハブ(16)の第1部分が下側成形部(12)とともに封止を行うように、前記下側成形部内に前記タイヤと関連付けられた前記ハブを載置するステップと、
少なくとも1つの温度センサ(106)を前記下側成形部と関連付けるステップと、
前記ハブの第2部分が上側成形部とともに封止を行うように、内部を有する成形アセンブリ(18)を作成するため、前記下側成形部及び前記ハブ上に前記上側成形部を載置するステップと、
前記成形アセンブリを加熱するステップと、
成形材料を加熱するステップと、
前記成形アセンブリの内部を実質的に埋めるように、加熱された前記成形材料を前記内部に移すステップと、
前記少なくとも1つの温度センサにより前記成形材料が第1の温度に達したことを示すまで、前記成形アセンブリ及び前記成形材料を加熱するステップと、
第1の所定時間、前記成形材料の温度を前記第1の温度に維持するステップと、
前記第1の所定時間の経過後、前記成形材料の温度を第2の温度まで下げるステップと、
第2の所定時間、前記成形材料を前記第2の温度に維持するステップと、
前記上側成形部を前記下側成形部から分離するステップと、
前記タイヤを前記下側成形部から分離するステップとを備える方法。 - 前記第1の温度は、摂氏180度〜260度の範囲内である請求項31に記載の方法。
- 前記第2の温度は、摂氏130度〜170度の範囲内である請求項31に記載の方法。
- 前記第1の所定時間は、1時間〜2時間の範囲内である請求項31に記載の方法。
- 前記第2の所定時間は、15時間〜20時間の範囲内である請求項31に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの温度センサを関連付けるステップは、前記成形アセンブリ内の異なる径方向位置における複数の温度センサを関連付けるステップと、前記成形アセンブリ内の異なる周方向位置における複数の温度センサを関連付けるステップとを含む請求項31に記載の方法。
- 前記複数の温度センサには、リード線(112)が含まれ、前記少なくとも1つの温度センサを関連付けるステップは、前記ハブ内の開口(116)を通り、前記成形アセンブリの内部から出るように前記リード線を通すステップを含む請求項31に記載の方法。
- 前記下側成形部は、前記タイヤに空洞を作る複数の第1突起(46)を有し、前記方法はさらに、前記第1突起の少なくとも一部の端部にスペーサ(56)を載置するステップを備え、前記上側成形部は、前記タイヤに空洞を作る複数の第2突起(52)を有し、前記スペーサは、前記第1突起の少なくとも一部の端部と前記第2突起の少なくとも一部の各端部との間に配置される請求項31に記載の方法。
- 前記第1突起の少なくとも一部の端部に前記スペーサを載置するステップは、前記第1突起の少なくとも一部の端部に前記スペーサを結合するステップを含み、前記スペーサはシリコーンを含む請求項38に記載の方法。
- 前記空洞の断面が前記タイヤの側方間の異なる軸方向地点において異なるように、前記第1突起の少なくとも一部と前記第2突起の少なくとも一部は先細りする請求項38に記載の方法。
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