[go: up one dir, main page]

JP2015505065A - 楽器用肩サポート - Google Patents

楽器用肩サポート Download PDF

Info

Publication number
JP2015505065A
JP2015505065A JP2014546364A JP2014546364A JP2015505065A JP 2015505065 A JP2015505065 A JP 2015505065A JP 2014546364 A JP2014546364 A JP 2014546364A JP 2014546364 A JP2014546364 A JP 2014546364A JP 2015505065 A JP2015505065 A JP 2015505065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoulder support
arm
shoulder
joint
support according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014546364A
Other languages
English (en)
Inventor
ヴォヘツァー ゲオルク
ヴォヘツァー ゲオルク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wittner GmbH and Co KG
Original Assignee
Wittner GmbH and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from PCT/EP2011/072767 external-priority patent/WO2012080342A1/de
Application filed by Wittner GmbH and Co KG filed Critical Wittner GmbH and Co KG
Publication of JP2015505065A publication Critical patent/JP2015505065A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D3/00Details of, or accessories for, stringed musical instruments, e.g. slide-bars
    • G10D3/18Chin-rests, hand-rests, shoulder rests or guards being removable from, or integral with the instrument

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Stringed Musical Instruments (AREA)
  • Auxiliary Devices For Music (AREA)

Abstract

楽器用の肩サポートが提案される。ここで、該楽器用肩サポートは、保持装置、ここで、該保持装置により前記肩サポートは前記楽器に固定可能である又は固定される、と、少なくとも1つのアーム、ここで、該少なくとも1つのアームは前記保持装置に固定可能である又は固定される、と、肩当接要素、ここで、該肩当接要素は、前記少なくとも1つのアーム上で固定可能である又は固定されると共に、パッド及びパッドホルダを有する、と、を含み、前記パッドホルダが、前記肩当接要素のアーム接続部上で、パッドホルダ継手装置によって移動可能に保持される。

Description

本発明は、楽器用肩サポートであって、保持装置、ここで、該保持装置により前記肩サポートは前記楽器に固定可能である又は固定される、と、少なくとも1つのアーム、ここで、該少なくとも1つのアームは前記保持装置に固定可能である又は固定される、と、肩当接要素、ここで、該肩当接要素は、前記少なくとも1つのアームに固定可能である又は固定されると共に、パッド及びパッドホルダを有する、と、を含む肩サポートに関する。
例えば、バイオリン上、又はビオラ上で肩サポートが使用され、この楽器は演奏家の肩上で支持できるようにされる。
DE 691 02 908 T2 (EP 0 445 632 B1)から、支持片を含むバイオリン用肩サポートが知られている。この肩サポートは、バイオリン奏者の肩上で支持されることが意図される。支持片は、アームに堅く固着されるが、アームに対する傾斜及び角度に対して調節可能にかつこのアームに沿った位置に対して調節可能に固着される。アームは顎サポートの底面に堅く固着される。この底面はバイオリンの下に位置する。調節位置のとき、単頭のねじが、アームに沿って、及び、アームに対して交差方向にある斜め位置に対しての両方で、支持片をアームに接続する。単頭のねじは、第1締付片、支持片、第2締付片、及びアームを通過し、アーム、支持片、ならびに第1締付片及び第2締付片の間での圧縮下に、第3締付片内で係合する。第1及び第2締付片は表面を有する。これらの表面は、互いに相補的であり、少なくともほぼ球形のキャップ形をしている。
WO 2006/117564 A1から、バイオリン用肩サポート、又は同様のものが知られている。この肩サポートは、固着板、肩パッド、ならびに、装着板及び肩パッドに接続するための支持アーム(を有するものである)。装着板は楽器の共鳴胴に固定することができ、この装着板、及び/又は肩パッドは、保持アームの1つの端部を挿入接続によって受容するための管継手を有する。この管継手は、ばね付き戻り止めにより固締される。保持アームの端部及び管継手は、係合後に保持アームが管継手に対して回転しないようにする手段を有する。
DE 83 00 295 U1及びEP 1 067 508 A2から、楽器用顎ホルダが知られている。
DE 213 995から、パッドから成るバイオリン用肩サポートが知られており、このサポートは、あらゆる位置において固定可能となるように、玉継手を介在させて、顎サポートに解放可能に接続される。
CH 277 350から、除去可能なバイオリン用肩サポートが知られており、そこでは、使用位置のときにバイオリン奏者の三角筋及び胸筋に寄りかかるサポートの一部に切込みが設けられ、サポートの、バイオリンへの接続部は、高さに対しても、及び身体へ向かう方向でも身体から離れる方向でも、前記サポートに関してこの接続部を調節できるように、ならびに全ての側に対して傾けることができるように、構成される。この切込みはバイオリン奏者の体形に応じて変形することができる。
EP 0 287 520 A1から、バイオリン用肩サポートが知られている。
例えば、US 2,746,336、US 1,416,644、US 1,971,552、WO 2006/096867 A2、EP 0 287 520 A1、WO 80/02617 A1、US 2,208,824、EP 0 567 050 A1、CZ 12490 U1、US 4,212,222、US 2,483,052、US 744,673、DE 23 56 218 A1、US 2009/0007751 A1、AU 314 335、CH 296363、CH 529 409、DE 30 21 047 C2、DE 36 43 225 A1、DE 100 07 834 A1、DE 201 16 245 U1、DE 199 09 972 B4、DE 213995、DE 293368、DE 503666、DE 555647、DE 556209、DE 1 204 055、DE 1669269、DE 1 692 936、DE 1 826 033、DE 2 009 097、DE 20 09 097、DE 25 11 466 A1、DE 26 04 897 A1、DE 28 48 610 C2、DE 40 91 689 C1、DE 75 08 303 U1、DE 93 03 031 U1、DE 195 00 066 A1、DE 295 00 054 U1、DE 603 14 296 T2、DE 693 19 487 T2、DE 10 2007 038 004 A1、DE 20 2007 003 473 U1、EP 0 180 069 A2、EP 0 445 632 A1、US 2005/0126353 A1、US 2004/0011182 A1、US 1,156,925、US 1,756,676、US 2,064,925、US 2,110,023、US 2,248,854、US 2,489,101、US 3,690,211、US 3,896,694、US 4,084,477、US 4,884,487、US 6,670,533 B1、US 6,680,431 B2、US 7,064,258 B2、US 7,659,463 B2、US 6,927,328 B2、又はWO 2004/077398 A1から肩サポートが知られている。
DE 691 02 908 T2 (EP 0 445 632 B1) WO 2006/117564 A1 DE 83 00 295 U1 EP 1 067 508 A2 DE 213 995 CH 277 350 EP O 287 520 A1 US 2,746,336 US 1,416,644 US 1,971,552 WO 2006/096867 A2 WO 80/02617 A1 US 2,208,824 EP 0 567 050 A1 CZ 12490 U1 US 4,212,222 US 2,483,052 US 744,673 DE 23 56 218 A1 US 2009/0007751 A1 AU 314 335 CH 296363 CH 529 409 DE 30 21 047 C2 DE 36 43 225 A1 DE 100 07 834 A1 DE 201 16 245 U1 DE 199 09 972 B4 DE 213995 DE 293368 DE 503666 DE 555647 DE 556209 DE 1 204 055 DE 1669269 DE 1 692 936 DE 1 826 033 DE 2 009 097 DE 25 11 466 A1 DE 26 04 897 A1 DE 28 48 610 C2 DE 40 91 689 C1 DE 75 08 303 U1 DE 93 03 031 U1 DE 195 00 066 A1 DE 295 00 054 U1 DE 603 14 296 T2 DE 693 19 487 T2 DE 10 2007 038 004 A1 DE 20 2007 003 473 U1 EP 0 180 069 A2 EP 0 445 632 A1 US 2005/0126353 A1 US 2004/0011182 A1 US 1,156,925 US 1,756,676 US 2,064,925 US 2,110,023 US 2,248,854 US 2,489,101 US 3,690,211 US 3,896,694 US 4,084,477 US 4,884,487 US 6,670,533 B1 US 6,680,431 B2 US 7,064,258 B2 US 7,659,463 B2 US 6,927,328 B2 WO 2004/077398 A1
本発明の基調を成すのは、個々に容易に適合させることができる、導入部で言及した種類の肩サポートを提供するという目的である。
この目的は、本発明によれば、導入部で言及した前記肩サポートにおいて、前記パッドホルダが、前記肩当接要素のアーム接続部上で、パッドホルダ継手装置によって移動可能に保持される、という点で達成される。
前記パッドホルダは、前記肩当接要素のアーム接続部上でパッドホルダ継手装置によって移動可能に保持される。従って、前記パッドホルダの要素の対応する位置を相応に移動させ設定することによって、前記パッドの体輪郭への適合を容易に達成することができる。前記パッドホルダ継手装置によって、導入された圧力をエリア全体にわたって均一に配分することができる。前記パッドは、一方の側へ逸出することのないようにすることができ、従って、支持機能が確保される。従って、更に前記パッドがそれ自体捻回可能かつ傾斜可能であることを容易に達成することができる。
特に前記パッドホルダ継手装置は、少なくとも3つの継手、特に4つの離間された継手を含む。従って、前記パッドが一方の側に逸出しないようにするために、表面に対して均一な圧力配分を容易かつ安全に達成することができる。
第2継手装置が、一方の側は少なくとも1つの継手、特に2つの離間された継手と、反対側は少なくとも2つの離間された継手との間に配置されると特に好ましい。従って、その場合、前記パッドホルダ継手装置の少なくとも3つの(好ましくは少なくとも4つの)継手が設けられ、前記第2継手装置は、前記肩当接要素の前記継手を前記少なくとも1つのアーム上で前記パッドホルダ継手装置の継手間に固定するように位置決めされる。
有利な実施形態において、前記パッドホルダ継手装置は玉継手を含む。特に前記パッドホルダは、玉継手のそれぞれのボールヘッド用の受容体を有する。従って、前記パッドホルダ用に広い位置決めスペクトルを達成することができる。これによって、特にそれ自体捻回可能かつ傾斜可能なやり方でパッドを位置決めすることができる。
1実施形態において、第1ロッカ要素及び第2ロッカ要素が、前記アーム接続部上に配置され、前記第1ロッカ要素及び前記第2ロッカ要素が、特に、前記アーム接続部上で移動可能に装着される。このことにより、パッドホルダのための位置決め範囲がより広くなる。
前記パッドホルダ継手装置の少なくとも幾つかの継手ヘッドが、前記第1ロッカ要素及び前記第2ロッカ要素上に形成されると好ましい。このことにより、前記アーム接続部を単純なやり方で構築することができる。例えば、前記第1ロッカ要素及び前記第2ロッカ要素がその上で保持される中央部が設けられる。前記ロッカ要素上に、継手ヘッドを一体にして容易に形成することができ、特に2つ以上の継手ヘッドを形成することができる。継手ヘッド及びロッカ要素は、特にプラスチック材料の射出成形部品である。
前記パッドホルダが、前記パッドホルダ継手装置の継手ヘッドのそれぞれの受容体用の離間された受容要素を含み、離間された受容要素が少なくとも1つのウェブにより接続され、隣接した受容要素が前記少なくとも1つのウェブにより互いに対して移動可能であり、特に移動可能に設定可能であり、前記パッドホルダが、特に、一体にして形成されるとかなり特に有利である。隣接した受容要素間の前記少なくとも1つのウェブ要素のおかげで可撓性が達成され、このことにより隣接した受容要素を互いに対して調節可能に位置決めすることができる。ウェブ要素は、ここで移動可能とすることができ及び/又は移動可能に配置することができ(例えば1つ以上のヒンジにより)及び/又は隣接した受容要素の相対運動が可能になるように弾力的に形成することができる。結果として、前記体輪郭への適合にとって調節可能性が広範囲なものとなる。更に平面的なやり方で圧力を導入することができるため、圧力負荷が一方の側になること(前記パッドが逸出する危険性のある)が回避される。基本的に、前記パッドにより又は前記パッド上で、ウェブ部材を形成することもできる。
1実施形態において、前記(少なくとも1つの)アームが前記保持装置上で第1継手装置によって保持され、及び/又は、前記肩当接要素が前記アーム上で第2継手装置によって保持され、第1固定装置は前記第1継手装置に関連付けられ、該第1固定装置によって前記少なくとも1つのアームと前記保持装置との間で相対的位置が設定可能であり、第2固定装置は前記第2継手装置に関連付けられ、該第2固定装置によって前記肩当接要素と前記少なくとも1つのアームとの間で相対的位置が設定可能である。
従って、前記少なくとも1つのアームを前記保持装置に固定するための特に解放可能に固定するための固定要素として前記第1継手装置の一部を形成することができ、及び/又は、前記肩当接要素を前記少なくとも1つのアームに固定するための特に解放可能に固定するための固定要素として前記第2継手装置の一部を形成することができる。
本発明による解決策では、前記第1継手装置が設けられる、又は、前記第2継手装置が設けられる、又は、前記第1継手装置と前記第2継手装置の両方が設けられる。
前記保持装置に対する前記少なくとも1つのアームの相対的空間位置、又は、前記アームに対する前記肩当接要素の相対的空間位置を、対応する継手装置によって調節し固定することができる。これによって、演奏家は、前記肩サポートを個々に容易に適合させることができる。例えば、演奏家は、前記第1継手装置によって、前記保持装置に対する前記アームの相対的枢動位置を調節することができ、前記保持装置に対する前記肩当接要素の高さ位置をも調節することができる。例えば、演奏家は、前記少なくとも1つのアームに対する前記肩当接要素の相対的枢動位置を前記第2継手装置によって調節することができる。
例えば、前記第1継手装置及び前記第2継手装置が設けられる場合、前記肩当接要素の適応性について、使用者にとって少なくとも5つの自由度が利用可能である。例えば使用者は、前記第1継手装置によって、前記楽器の前記共鳴胴に対する高さ位置を調節することができ、前記楽器の長手方向軸に対して交差方向での位置を調節することができる。更に、使用者は、特に前記第2継手装置によって、前記肩当接要素を軸の周りで回転させることができる。この軸は、前記楽器の前記共鳴胴に対して交差方向にあり、少なくともほぼ垂直である。更に、使用者は、前記肩当接要素を前記楽器の軸に沿って傾けることも、この肩当接要素を前記楽器の前記軸に対して交差方向に傾けることもできる。
対応する第1固定装置又は第2固定装置によって、選択された調節が固定され、従って動かないようにされる。この調節は、例えば前記少なくとも1つのアームが前記保持装置から解放されても、及び/又は、前記少なくとも1つのアームが前記肩当接要素から解放されても維持することができる。その際、前記肩サポートは容易に運搬することができるが、特に、前記保持装置は前記楽器上で固定されたまま残すことができる。その後、前記肩サポートが再度組み立てられる場合、いったん選択された個々の調節は、前記第1継手装置及び/又は前記第2継手装置によって機械的に「保存される」。
前記第1継手装置の一部は、前記少なくとも1つのアームを前記保持装置上で固定するための、特に解放可能に固定するための固定要素として構成され、及び/又は、前記第2継手装置の一部は、前記肩当接要素を前記少なくとも1つのアーム上で固定するための、特に解放可能に固定するための固定要素として構成される。結果として、構築物が構造的に単純なものになり、構成要素が最小化する。
特に、前記第1継手装置及び/又は前記第2継手装置は、玉継手装置として構成される。結果として、前記少なくとも1つのアームと前記保持装置との間又は前記肩当接要素と前記少なくとも1つのアームとの間の相対位置にとって、調節可能性が広範囲になる。結果として、前記肩サポートは、最適化されたやり方で、個々に適合させることができる。
前記第1継手装置及び/又は前記第2継手装置が、継手ソケットと、前記継手ソケット内で移動可能な継手本体とを含むと有利である。特に、前記継手本体は、摺動するやり方で前記継手ソケット内を案内される。従って、対応する継手装置、特に玉継手装置を容易に形成することができる。
前記継手ソケットが凹球の形状を有し、前記継手本体が凸球の設計を有すると有利である。結果として、玉継手装置を容易に形成することができる。継手ソケット又は継手本体を、例えば前記アーム上に、一体にして容易に形成することもできる。これによって、構成要素の数を最小にすることができる。
特に、前記継手ソケットが第1装置上に配置され、前記継手本体が第2装置上に配置される。例えば、前記少なくとも1つのアーム上に継手ソケットが配置され、別個の要素上に前記継手本体が配置される。前記少なくとも1つのアーム上に前記継手本体が配置され、別個の本体上に前記継手ソケットが配置されることを実現することもできる。前記第1継手装置及び前記第2継手装置について、前記配置が異なっていてもよい。例えば、前記継手ソケット又は前記継手本体が、前記保持装置上、又は前記肩当接要素上に位置決めされることも基本的に可能である。
前記第1固定装置及び/又は前記第2固定装置が締付装置として構成され、前記締付装置によって前記継手本体と前記継手ソケットとが互いに締付可能であると有利である。これによって、何よりもまず、前記継手ソケットは、前記継手本体上で繋留式に保持される。前記締付装置に相応に予荷重を与えることにより、相対位置を調節することができる。それから、更に締め付けることにより、前記相対位置(例えば前記アームと保持装置との間の又は肩当接要素とアームとの間の)を設定することができる。この設定は、この場合、特に永続的なものであり、前記アームを前記保持装置から解放した後、又は前記肩当接要素を前記アームから解放した後でもそのまま残る。
特に、第1要素が設けられ、第2要素が設けられ、前記第1要素は、前記継手ソケットに対向する前記第1装置の外側に当接し、前記第2要素は、前記継手本体に対向する前記第2装置の外面に寄りかかり、前記第1要素と前記第2要素とは互いに接続される。締付力によって、前記継手本体及び継手ソケットを備えた対応する継手装置を共に保持することができる。この締付力は前記第1要素と前記第2要素との間に及ぼされる。前記締付力を増すことにより、前記継手ソケット内での前記継手本体の特定の相対位置を設定することができる。
例えば、前記第1要素及び前記第2要素のうち、一方の要素は当接ヘッドを備えたねじであり、前記第1要素及び前記第2要素のうちの他方の要素は、前記ねじがその上を案内されるナットである。結果として、締付力を容易に達成することができるため、例えば調節が容易に可能になり、その後、前記締付力を増すことにより特定の調節が確実になる、換言すれば調節が設定される。この締付力は、均整の取れたやり方で作動させることできる。
特に、前記第1装置及び前記第2装置の前記第1継手装置について、一方の装置が前記アーム又は前記保持装置であり、他方の装置が、特に、前記少なくとも1つのアームを前記保持装置上で解放可能に固定するための固定要素である。結果として、特に、前記保持装置上で前記アームを固定するための解放可能な固定要素も前記継手装置によって容易に実現化することができる。結果として、構成要素の数を少なく保つことができる。従って、更に、前記肩サポートの寸法を最適化することができる。
同じ理由で、前記第1装置及び前記第2装置の前記第2継手装置について、一方の装置が前記アーム又は前記肩当接要素であり、他方の装置が、特に、前記少なくとも1つのアーム上で前記肩当接要素を解放可能に固定するための固定要素であると有利である。その際、前記第2継手装置用にも固定要素が設けられる。この固定要素は、同時に前記継手の一部であり、前記アーム上で前記肩当接要素を固定するために使用される。
1実施形態において、前記第1継手装置及び/又は前記第2継手装置は前記少なくとも1つのアーム上に配置される。このことにより、構築物が構造的に単純なものになる。
前記第1継手装置及び前記第2継手装置が前記少なくとも1つのアームの両側に配置されると有利である。これによって、例えば、前記少なくとも1つのアームを上から前記保持装置へ設置することが可能であり、更に、前記肩当接要素を上から前記少なくとも1つのアームへ設置することが可能であり、前記継手装置の助けにより、前記アームと保持装置との間又は肩当接要素とアームとの間で前記固定を行うことができる。
構造的に単純な実施形態において、前記保持装置又は前記少なくとも1つのアームのいずれかは、前記少なくとも1つのアーム又は前記保持装置の固定要素が挿入可能である又は挿入される開口を有する。結果として、前記保持装置上で前記少なくとも1つのアームを解放可能に固定すること、又は、前記少なくとも1つのアーム上で前記肩当接要素を解放可能に固定することを容易に達成することができる。前記固定要素は対応する前記開口内に挿入され、浮き上がり防止機構が確保される。結果として、対応する固定が達成される。
同じ理由で、前記肩当接要素又は前記少なくとも1つのアームのいずれかは、前記アーム又は前記肩当接要素の固定要素が挿入可能である又は挿入される開口を有すると好ましい。結果として、例えば、前記肩当接要素を前記少なくとも1つのアーム上に設置し固定することができる。
特に、前記開口が軸を有する。この軸は、前記楽器の共鳴胴上で保持装置が固定される時に、前記共鳴胴に対して少なくともほぼ垂直に配向されるものであることが実現される。(ここで、「ほぼ」とは、垂線からのずれが、多くても25°であることを意味するものとされる)。このことにより、前記少なくとも1つのアームを上から前記保持装置へ挿入することができる。これによって、例えば、前記楽器の共鳴胴にかき傷をつけることが実質回避される。更に、前記固定は容易に達成することができる。
好ましくは、前記固定要素上に及び前記開口上に、特に差込みフックの形態の浮き上がり防止機構が形成される。前記浮き上がり防止機構により、対応するカウンタ装置(例えば前記保持装置又は前記肩当接要素)の前記固定要素が、軸方向に固締されるやり方で接続可能であることが確実になる。
構造的に単純な実施形態において、前記浮き上がり防止機構は少なくとも1つの条片を含む。この条片は、特に、前記開口に配置される、溝内に挿入可能である。この溝は、特に、案内要素上に配置される。対応する前記条片が関連付けられた前記溝内に挿入されると、軸方向浮き上がり防止機構が達成される。換言すれば、前記固定要素はもはや前記開口から除去することができない。
前記固定要素を前記開口に対して回転移動させることにより、1つ以上の前記溝内への挿入が行われて浮き上がり防止機構を提供することができると特に有利である。その際、演奏家は肩サポートを容易かつ迅速に組立て又は分解することができる。
更なる回転を阻止する止めが設けられると有利である。これによって、前記回転移動に対する規定位置が設けられる。この規定位置とは阻止位置のことである。
その際、回転位置及び特に阻止位置を固締することのできる回転防止装置が設けられると更に有利である。このことにより、特に前記楽器の演奏中に、前記少なくとも1つのアームは前記保持装置から意図しないやり方で解放できないようになり、又は、前記肩当接要素は前記少なくとも1つのアームから解放できないようになる。
構造的に単純な実施形態において、前記回転防止装置は、枢動可能又は回転可能要素を含む。この枢動可能又は回転可能要素は、阻止位置の時に前記固定要素上に設置される。前記回転防止装置が前記阻止位置である時、前記アーム又は前記肩当接要素を移動させることにより前記少なくとも1つのアームを前記保持装置から解放したり、又は、前記肩当接要素を前記少なくとも1つのアームから解放したりすることはできない。
前記枢動可能又は回転可能要素が前記装置上に装着され、前記装置上に前記開口が形成されると有利である。例えば、前記開口が前記保持装置上に形成される場合、前記枢動可能又は回転可能要素は、好ましくは、前記保持装置上に装着される。このことにより、前記肩サポートの構築物が構造的に単純なものになる。例えば、前記枢動可能又は回転可能要素用の回転軸受として、この開口に隣接した開口を、特に、この開口内へと開口を、使用することができる。
前記少なくとも1つのアーム及び/又は前記保持装置がプラスチック材料から製造され、ねじ山を備えた要素が金属材料からも製造することができるとかなり特に有利である。結果として、前記肩サポートは低質量で形成することができる。結果として、或る状況下では、前記肩サポートが上に固定されると、前記楽器の音響パターンも、受ける影響が最小限になる。基本的に、少ない要素しか、特に関連のナットを備えたねじしか金属材料から製造されないことを実現することができる。これらのねじは締付力を及ぼすように使用される。これによって、摩耗を低減することができ、従って、これらの要素もプラスチック材料から製造される場合と比較して、前記肩サポートの寿命を増すことができる。
前記パッドホルダが、前記パッド用の受容空間に対して塑性的に形成可能であると有利なこともある。このことにより、演奏家にとって、個々の更なる適合可能性が生じる。演奏家は、前記パッドホルダを演奏家の肩の形状に適合させることができ、従って、例えば前記パッドを適合させることもできる。
1実施形態において、前記少なくとも1つのアーム上に、前記保持装置に対する前記少なくとも1つのアームの設定角度用の及び/又は前記少なくとも1つのアーム上での前記肩当接要素の設定角度用の調節要素が配置される。前記調節要素のおかげで、前記設定角度用に予め選択されたタイプを調節して、例えば、いったん調節された位置に留意することが許容され、又は、より短時間での調節が許容される。
特に、前記少なくとも1つのアームが、案内部、特に、前記調節要素用の摺動案内部を備え、前記案内部内で調節されるべき前記要素の位置が設定角度を予め決め、特に、前記調節要素が前記少なくとも1つのアームを越えてそれだけ突出する高さは調節可能である。前記調節要素は、ラッチの一種として構成することができる。前記当接領域が前記少なくとも1つのアームを越えて突出する前記高さにより、前記調節要素がその当接領域によって前記保持装置又は前記肩当接要素にいつ接触するかが決まる。これによって、前記設定角度を予め選択することができる。
単純な実施形態において、前記少なくとも1つのアーム上で調節要素が固定される、及び/又は、前記調節要素の調節位置が力ロック式接続により前記案内部上で固定される。前記力ロック式接続により、固定が繋留式となり、又は、調節位置、特に摺動位置が固定される。従って、前記案内部及び前記調節要素は、単純なやり方で構成することができる。
特に、前記調節要素は、前記保持装置及び/又は前記肩当接要素と接触するための当接領域を有する。この当接領域は阻止面であり、この阻止面は前記設定角度を予め決める。
1実施形態において、前記保持装置上で顎ホルダが固定可能である又は固定される。これによって、前記肩サポートが固定された前記楽器は、顎と肩との間で締め付けることができ、演奏家の顎は、前記楽器の前記共鳴胴に直接触れるのではなく、前記顎ホルダに触れる。このことは、演奏家にとって人間工学的利点を生じる。
特に、前記顎ホルダの顎サポート及び前記保持装置の保持板が締付要素を形成し、前記締付要素の間で前記楽器の共鳴胴を締め付けることでき、前記顎サポートと前記保持板とが少なくとも1つの締付要素により接続されることが実現される。結果として、前記肩サポートは、前記顎ホルダ及び前記保持板により、前記楽器の前記共鳴胴上で締め付けることができる。前記顎サポートは、ある程度は、前記顎要素保持板に対するカウンタ継手要素である。
1実施形態において、前記顎サポートが前記少なくとも1つの締付要素用の挿入案内部を有し、前記挿入案内部が、挿入方向が締付方向に対して斜めになるように配置及び構成されることが実現される。結果として、締付要素を実現化することができ、この締付要素は、少なくとも外面上は金属部分を持たない。結果として、金属部分の、演奏家の肌との接触部がないようにすることができる。明確に参照するEP 1 067 508 A2に、対応する締付要素が記載される。
好適な実施形態の以下の記載は、本発明を、図面と合わせてより厳密に記載するために使用される。
楽器の共鳴胴上での固定を示す、本発明に係る肩サポートの実施形態の斜視図。 図1に係る肩サポートの、別の斜視図。 1つのアームが保持装置及び肩当接要素から解放されている、図1に係る肩サポートの更なる斜視図。 図1に係る肩サポートの、方向Aでの平面図。 図1に係る肩サポートの組立分解図。 図4に係る線6‐6に沿った断面図。 締付要素(図4には示さず)を備えた、図4に係る線7‐7に沿った断面図。 回転位置(挿入位置)を固締していない、図2に係る領域Cの方向Bでの平面図。 同じ領域の、反対側からの対応する(図4の図に対応する)図。 対応する回転位置を固締している、図8(a)におけるのと同じ図。 回転位置を固締している、図8(b)におけるのと同じ図。 挿入が可能な位置にある回転防止装置の、更なる実施形態の部分図。 図10(a)に係る回転防止装置の、別の図。 回転防止装置が阻止位置にある、図10(a)と同じ図。 固締位置にある、図10(b)と同じ図。 回転防止装置の、更なる実施形態の図。 図12(a)の回転防止装置の、もう一方の側からの図。 本発明に係る、顎ホルダを有する肩サポートの実施形態であり、この肩サポートは楽器上で固定される。 顎ホルダを備えた肩サポートの更なる実施形態。 顎ホルダを備えた肩サポートの更なる実施形態。 本発明による肩サポートの実施形態の斜視図。 下側から示す、図16に係る肩サポート。 図16に係る肩サポートの側面図。 図16に係る肩サポートのアーム接続部。 パッドホルダがその上で固定された、図19に係るアーム接続部。 アーム接続部と、パッドホルダ上でパッドが固定された図20に係るパッドホルダとの組み合わせ。 アーム接続部と、図19に係るパッドホルダとの組み合わせの側面図。
演奏家は、バイオリン又はビオラ等の楽器を肩サポートによって、その肩上で支持することができる。この目的で、肩サポートは楽器の共鳴胴10(図1)上で固定される。共鳴胴10の橋絡端部に固定領域があり、肩サポートは共鳴胴10の底面12と上面14との間で固定される。
本発明に係る肩サポートの1実施形態は、肩サポート16を共鳴胴10にそれによって固定することのできる保持装置18と、肩当接要素20と、アーム22とを含む。肩当接要素20は演奏家の肩上に設置することのできるものであり、アーム22は、特に解放可能に保持装置18に固定され、特に解放可能に肩当接要素20に固定される。この実施形態は図1〜図7に示しそこで符号16で表す。
保持装置18は、下側26を備えた保持板24を含む。下側26は、肩サポート16が固定される際、共鳴胴10の底面12を向く。更に、保持板24は、下側に対向する上側28を有する。保持板24は平坦である。下側26の包絡面と上側28の包絡面との間の間隔は、少なくともほぼ一定である。
保持板24は、特に、プラスチック材料から製造される。保持板上に、第1フランジ30a及び第2フランジ30bが配置される。これらのフランジは互いから離間する。いずれの場合も、第1フランジ30a及び第2フランジ30bはねじ34用の案内チャネル32を有する(図7)。案内チャネルは、出入口開放部36を経由して上側28の方向に開いている。結果として、この側から、ねじまわし又は同様のものを用いてねじヘッド38に作用することが可能である。
第1フランジ30aに第1締付要素40aが関連付けられ、第2フランジ30bに第2締付要素40bが関連する。この種類の締付要素40a、40bは最下部42を有する。最下部42は、共鳴胴10の底面12上に設置することができる。特に、最下部42上にパッド44が着座する。パッド44は楽器に直接接触する。パッド44は、例えば、コルク片により形成される。それぞれの締付要素40a、40bはカウンタ要素46を有する。カウンタ要素46は、第1締付要素40a上、又は第2締付要素40b上に、回転不能に配置される。このカウンタ要素46に、ねじ34の雄ねじ50が中で係合する雌ねじ48が設けられる。カウンタ要素46は、例えば、第1締付要素40a上に回転不能に着座するナットにより形成される。
第1締付要素40a及び第2締付要素40bがプラスチック材料から製造されることを実現することができる。ここで、ねじ34及びカウンタ要素46はプラスチック材料ではなく、例えば、金属材料から製造することが基本的に可能である。その際、締付要素40a、40bは、特に、対応するねじ34を外面上被覆するように構成されるため、演奏家の肌に触れることはなく、肌に触れるのはせいぜいプラスチック材料である。結果として、アレルギーに対する保護が実現化される。
第1締付要素40a又は第2締付要素40bは、例えば、溝様要素52を有する。溝様要素52は、対応する第1フランジ30a上への又は第2フランジ30b上への当接領域54を有する。特に、各々のフランジ30a、30bの1つの要素56を、当接領域54上で溝様要素52内に挿入することができ、この要素36上には案内チャネル32が形成される。
要素52上に、カウンタ要素46がその上で回転不能に固定可能であるカウンタ要素用受容領域58が形成される。受容領域58は、特に、一体にして形成される。
ここで、ねじ34用の雌ねじが要素56内に直接形成されることも基本的に可能である。
雌ねじ48及び雄ねじ50は、同軸の軸60を有する。これに応じてねじ34を回転させて位置決めすることにより、楽器の共鳴胴10の底面12上にある保持板24の当接領域62とパッド44との間の間隔を調節することができる。ねじ34によって、締付方向64が軸60に対して平行である締付力を及ぼすことができるため、保持装置18は、共鳴胴10上で底面12と上面14との間を締付可能である。
ここで、保持板24の当接領域62上にパッド66が配置される。パッド66は、特に、コルク要素により形成される。
1実施形態において、フランジ30a及び30bのすぐ後方に、対応するパッド66が横たわる。ここで、第1フランジ30a及び第1締付要素40a、又は、第2フランジ30b及び第2締付要素40bについて、いずれの場合も、パッド44とパッド66との間の接続線が、締付方向64に対して少なくともほぼ平行に位置する。互いに関連するパッド44及び66は、互いに対して整列して配向される。
操作者は、上側28から出入口36を通してねじを回転させることができ、これによって、共鳴胴10上で保持装置18を固定することができ、又は、固定された保持装置18を解放することができる。
1実施形態において、第1フランジ30a及び第2フランジ30bは、保持板24と一体に接続される。
別の実施形態において、第1フランジ30a及び第2フランジ30bは橋絡部68により互いに接続される。特に、橋絡部68と、フランジ30a及び30bとは、互いに一体に接続される。橋絡部68とフランジ30a、30bとをこのように組み合わせたものは、保持板24から分離した要素である。この要素70は、保持板24に対して固定することができる。この目的で、保持板24はその上側28に、凹部72を有する。凹部72は、保持板24の縁部に向かってウェブ74により限定される。ウェブ74は、アンダカット領域76を規定する。ウェブ74は、両側に向かって開口78a、78bにより限定される。要素70は凹部72内に挿入することができる。その際、第1フランジ30aは開口78a内に挿入することができ、第2フランジ30bは開口78b内に挿入することができる。保持板24が共鳴胴10と共に締め付けられると、橋絡部68は凹部72内に押し込まれる。ウェブ74は、要素70を保持板24から引き離すことに対する阻止面を形成する。保持板24上にある凹部72の限定面80が、更なる阻止面を形成する。橋絡部68が中に挿入されるアンダカット領域76は、要素70を保持板24上で締付方向64に関して予めしっかりと固定することを確実にする。
凹部72を使用して、橋絡部を受容することも基本的に可能である。この橋絡部とは、顎ホルダ上に配置されるものであり、この場合、楽器の共鳴胴10上にある、顎ホルダの締付要素である。対応する橋絡部が凹部72内に挿入される場合、顎ホルダが締め付けられると、これによって保持板24も楽器上で締付けられ、これによって肩サポートが固定される。
記載する実施形態において、保持板24と要素70とを備えた保持装置18は、2部分にして形成される。保持装置18が保持板24と要素70とに相応に分解されると、要素70は、より容易に運搬することができ、又は、より小さい梱包に収めることができる。
保持板24(例えば図3)内に、下側26と上側28との間を通過する開口82が配置される。この開口82は、例えば、円形の形状を有する。その縁部に、条片84a、84b、84cが、角度間隔をおいて配置される。1実施形態において、3つの条片84a、84b、84cが設けられる。これらの条片は、特に、均一な角度間隔で配置される。この角度間隔は、条片が3つである場合、(半径方向中心線に基づき)120°である。以下でより詳細に記載するように、これらの条片84a、84b、84cによって、保持装置18上でアーム22を解放可能に固定することができる。
条片84a、84b、84cにより、差込みフックの種類を実現化することができる。3つの条片84a、84b、84cが存在する際、60°の角度範囲内で移動させることによって、対応する固定を達成することができる。4つ以上の条片が存在することも可能である(図面には示さず)。例えば、このような条片が4つ存在する。その際、45°の角度範囲内で移動させることにより、相応じて固定が達成される。
肩当接要素20は、パッド88(図5)がその上に配置されるパッドホルダ86を含む。1実施形態において、パッドホルダ86、及び、相応じて、パッド88は第1限定輪郭90を有する。第1限定輪郭90は湾曲している。更に、相対する、湾曲した、例えば、繰り返し湾曲した、第2限定輪郭92が設けられる。
パッドホルダ86は、特に、パッド88用の受容空間94を有する。受容空間94は、底面要素96と、底面要素96上に配置される、特にこの底面要素と一体にして形成される縁壁98とにより限定される。
パッドホルダ86は、例えば、塑性金属材料から形成され、変形させることができる(パッド88と共に)。結果として、演奏家は、パッド88を備えたパッドホルダ86を、その肩輪郭に適合させることができる。
底面要素96は下側100を有する。下側100は、(肩サポート16が組み立てられる際)保持装置18を向く。更に、底面要素は上側102を有する。上側102は、下側100から遠く離れている。下側100と上側102との間に形成されるのは、アーム22を肩当接要素20に、特に差込みフックのやり方で解放可能にそれによって接続することのできる連続した開口104である。
開口104は特に円形である。その縁部に、離間した条片106が形成される。例えば、3つの条片が設けられる。これらの条片は、互いに対して120°という(半径方向中心線に基づく)均一な角度間隔で位置する。従って、以下でより詳細に記載するように、アーム22上での肩当接要素20の固定を、保持装置18上でのアーム22の固定と同様のやり方で達成することができる。
塑性変形を促進するために、底面要素96に、例えば孔又は溝の形態の、1つ以上の凹部108を設けることができる。
パッド88はパッドホルダ86上に、例えば接着される。
保持板24は開口82の領域において、保持装置18が共鳴胴10上で固定される時に下側26が底面12から離間するように構成される。結果として、アーム22が挿入される時に、共鳴胴10にかき傷をつけることが回避される。このことは以下でより詳細に記載する。
アーム22は、保持装置18と肩当接要素20との間の接続片である。アーム22は下側110を有する。下側110は、肩サポート16が共鳴胴10上で固定される際、底面12を向く。更に、アームは、相対する上側112を有する。上側112は、肩当接要素20が演奏家の肩に寄りかかる際、肩を向く。下側110及び上側112は、例えば、湾曲した形状を有するため、アーム22が保持装置上で固定される際、いずれの場合も、保持装置18と肩当接要素20との間に相応じて大きい間隔がもたらされる。アーム22は第1端部114を有し、この第1端部114の領域に第1継手装置116が配置される。アームは、第2継手装置120がその上に配置される、対向する第2端部118を有する。アーム22と保持装置18との間の相対位置は、第1継手装置116によって、固定可能に調節することができる。肩当接要素20とアーム22との間の相対位置は、第2継手装置120によって、固定可能に調節することができる。結果として、演奏家は、最適化されたやり方で、肩サポート16を個々に適合させることができる。
アーム22の、第1端部114と第2端部118との間の長さは、この長手方向に対して交差方向での幅よりも大きい。
広範囲の調節可能性を実現化するために、第1継手装置116及び第2継手装置120は、特に、玉継手装置として構成される。
第1継手装置116は、凹球の形状である継手ソケット122を含む。この継手ソケット122は、アーム22の下側110に構成され、特に、一体にして形成される。
更に、第1継手装置116は継手本体124を含む。継手本体124は、凹球の設計を有する。対応する(仮想の)ボールの半径が、継手ソケット122の(仮想の)中空ボールの半径に適合する。継手本体124は、継手ソケット122内に位置し、その表面で摺動する。
継手本体124は、固定要素126上に形成される。この固定要素126は、アーム22とは別個の要素である。固定要素126はアーム22に、繋留式のやり方で接続される。この目的で、当接ヘッド130を備えたねじ128が設けられる。アーム22内で上側112と継手ソケット122との間に、開口132が形成される。この開口132は円形をしているのではなく、例えば、六角形の形状を有する。更に、ナット134が設けられる。ナット134は、雌ねじを備えたフランジ138がその上に着座する当接ヘッド136を有する。フランジ138の外部形状は開口132の形状に適合する。フランジ138は開口132内に挿入することができ、回転防止装置が設けられる。
固定要素126も開口140を有する。開口140は、継手本体124の仮想のボールの1つの極に寄りかかるものであり、フランジ138が開口140を通して挿入される。開口の周りで継手本体124から遠く離れている側に、当接ヘッド136用の当接領域が形成される。ねじ128はその当接ヘッド130によりアーム22に寄りかかり、当接ヘッド136は固定要素126に寄りかかる。結果として、固定要素126を、当接ヘッド130と当接ヘッド136との間で締め付けることができる。継手本体124及び継手ソケット122が互いの上で、繋留式のやり方でそれにより保持され、互いにそれにより締め付けることのできる締付装置142が形成される。締付装置142によって継手本体124と継手ソケット122との間の相対位置をそれにより締め付けによって固締することのできる固定装置が同時に形成される。ねじヘッドは第1要素を形成する。この第1要素は、継手ソケット122に相対するアーム22の外面112に接する。当接ヘッド136は第2要素を形成する。この第2要素は、継手本体124に相対する固定要素126の外面に接する。第1要素と第2要素とは互いに接続される。
固定要素126は、接続領域144により開口82内に挿入することができる。開口82は、固定要素126用の管継手を形成する。ここで、接続領域は、継手本体124が一体になってその上に着座する環状要素146を含む。ここで、環状要素146の半径は、対応する半径方向において、継手本体124の幅よりも小さい。これによって、固定要素126上に、この固定要素を保持板の上側28にそれにより設置することのできる環状当接面148が形成される。
開口82上の条片84a、84b、84cに応じて、環状要素146上に溝150が形成される。環状要素126上で当接面148と壁152との間に、溝150が形成される。壁152は、そして相応に溝150も、周縁方向に延びる。条片84a、84b、84cを導入できるようにするために、一方の端部154に向かって溝150が開いている。もう一方の端部156に向かう方では、溝150が壁により限定される。
条片84a、84b、84cは、関連する溝150と共に、アーム22用の、保持装置18からの浮き上がり防止機構158を形成する。アーム22は、保持装置18上で解放可能に固定することができる。この目的で、固定要素126は開口82内に、特に、条片84a、84b、84cが、隣接した壁152間に位置するように挿入される。当接面128が保持板24に接する際、対応する条片84a、84b、84cは端部154にて、対応する溝150内に挿入することができる。この挿入は、対応する回転移動により実現化される。この場合、端部156にある壁は止め160を形成する。止め160は、更なる回転を阻止する。これによって、軸方向浮き上がりに抗する固締が達成される。
浮き上がりに抗して固締されるアーム22の位置を保持装置18上でそれによって固定することのできる回転防止装置162が更に設けられる。
1実施形態において、回転防止装置162は回転可能要素164を含む。回転可能要素164は、保持板24上で開口104の領域に回転可能に装着される。例えば、開口82上に形成され、開口82に接続されるのは、更なる開口166である。この開口166は、回転可能要素164用のシャフト軸受を形成する。
回転可能要素164は、特に、円筒形に構成されたシャフト168を有する。シャフト168は、開口166内に着座する。シャフトは、回転可能要素164の、相対する要素170aと要素170bとの間に着座する。シャフト168は、要素170a及び170bよりも小さい幅寸法を有する。要素170aは保持板24の上側26に寄りかかる。要素170bは保持板24の下側26に接する。従って、回転可能要素164の回転軸172に関する軸方向固締が実現される。
開口166は開口82に向かって先細になっている。回転可能要素164は、シャフト168の上方で押さえつけられる。開口166は、先細になっているおかげで、しっかりと保持され、従って、保持板24上で開口82の方向に、繋留式のやり方で保持される。
回転可能要素は、特に、一体にして形成される。この回転可能要素は、ラッチ型の作動要素174(例えば図8(a))を有する。作動要素174は、要素170bに接続され、従って、保持板24の上側28に着座する(例えば図8(a)を参照のこと)。
要素170aに阻止ヘッド176(例えば図8(b)を参照のこと)が接続される。前記阻止ヘッドは、保持板24の下側26に着座する。シャフト168は、阻止ヘッド176と作動要素174との間を延びる。解放位置178(図8(a)及び(b))のとき、作動要素174、従って阻止ヘッド176は、固定要素126を開口82内に挿入できるように、そしてそこで回転させて浮き上がり防止機構を生成できるように位置決めされる。阻止面180(図8(b))は、固定要素126の壁152に触れない。
阻止位置182(図9(a))において、作動要素174は、従って阻止ヘッド176も、解放位置178に対して回転する(図9(a)及び(b))。その際、阻止ヘッド176の阻止面180は、壁152の端部に接する。結果として、固定要素126は、回転により除去されることが阻止される。ここで、阻止ヘッド176を備えた回転可能要素174を備えた回転防止装置162は、アーム22を保持板24に対して回転させることにより回転可能要素164が阻止位置182から進んで回転することができないように、換言すれば、阻止位置182を越えることができないように、構成される。阻止位置を越えるには、回転可能要素164を回転させて阻止面180を外へ案内することが必要である。
回転可能要素164がその解放位置178へと回転すれば、条片84a、84b、84cを除去することにより、固定要素126は、対応する溝150から外へ回転させ、その後持ち上げることができる。
第1継手装置116の一部は固定要素126である。従って、アーム22の、保持装置18に対する位置を、第1継手装置116によって(固定装置142により)、固定可能に調節することができ、更に、アーム22と保持装置18との間の解放可能な接続を生成することができる。ここで、アーム22と保持装置18との間の、第1継手装置116によって調節される相対位置は、アーム22と保持装置18との間の解放可能な固定の影響を受けない。保持装置18とアーム22との間の相対的枢動位置は、固定装置142のため、継手本体124の継手ソケット122に対する相対位置を厳正に調節することにより維持される。一方で、このことにより、演奏家にとって、肩サポート16を自らの個々の要件に合わせて調節する適合可能性が広範囲なものとなり、他方で、肩サポート16を分解して運搬することができる。従って、例えば、保持装置18は楽器上に残すことができる。この楽器は例えば運搬用ケースに収められる。アーム22は、肩当接要素20と共に保持装置18から解放することができるため、別個に運搬することができる。
第1継手装置116は、相当な程度、アーム22の下側110に配置される。第2継手装置120は、少なくとも相当な程度、アーム22の上側112に配置される。第2継手装置122は継手本体184を有する。継手本体184は球形に凸状である。この継手本体184は、特に、アーム22上で端部118の領域に、一体にして形成される。更に、第2継手装置120は、継手本体184に関連する固定要素186を有する。この固定要素186は継手ソケット188を有する。継手ソケット188は、球形に凹形の形状を有する。継手本体184及び継手ソケット188は互いに適合し、継手本体184は継手ソケット188内を、摺動するやり方で案内される。
固定要素186は、継手本体184上で、繋留式のやり方で保持され、従って、アーム22上で、締付装置190によって保持される。ここで、締付装置190は、例えば締付装置142のように構成される。特に、この締付装置は、継手本体184と継手ソケット188との間の特定の相対位置を、締め付けによりそれによって固締することのできる固定装置として構成される。
締付装置190は、好ましくは、ねじ128に対応するねじ128’、及び、ナット134に対応するナット134’を含む。ここで、ナット134’は、アーム22上、特に継手本体184の後ろ側で支持される。継手ソケット188から遠く離れている固定要素186の後ろ側では、ねじ128’の当接ヘッド130’が支持される。
固定要素186は、肩当接要素20の開口104内に挿入することができる。開口104は、固定要素186用の管継手を形成する。この場合、開口は接続領域192を有する。接続領域192は、基本的に接続領域144と同じにして構成される。浮き上がり防止機構158に対応する浮き上がり防止機構が設けられる。肩当接要素20が固定要素186に対して相対回転することによって、軸方向浮き上がり防止機構を設けることができる。更に、回転防止装置162に対応する回転防止装置が設けられる。回転防止装置162は、回転可能要素164に対応する回転可能要素164’を含む。この目的で、パッドホルダ86上で開口104に隣接して、回転可能要素164’が中に挿入される開口166’が配置される。
ここで、パッドホルダ86の下側100に、回転可能要素164’の、対応する作動要素174’が着座する。
アーム22は第1継手装置116及び第2継手装置120と共に、好ましくは、プラスチック材料から製造される。ここで、ねじ山の設けられた要素(ねじ128、128’、及びナット134、134’)は金属材料から製造されることを実現することができる。
本発明に係る肩サポート16は、以下のように機能する。
肩サポート16は、互いから解放することのできる3つの部分、つまり、保持装置18、アーム22、及び肩当接要素20を有する。任意で、要素70内の締付要素40a、40bも、保持装置18から解放可能とすることができる。
アーム22と保持装置18との間の相対的枢動位置を、固定可能に調節することができる。これによって、第2端部18の、保持装置18に対する高さを、特に、演奏家の要件に応じて調節することができる。締付装置142により、いったん選択された調節を「永続的に」固締することができる。
相応に、第2継手装置120により、肩当接要素20とアーム22との間の相対位置を調節することができ、この調節を永続的に固締することができる。
肩サポート16は、使用者用に、言及された部分に分解することができる。アーム22は保持装置18から解放可能であり、肩当接要素20はアーム22から解放である。
ここで、基本的に、第1継手装置116のみ、又は第2継手装置120のみが設けられることを実現することができる。しかし、このことは、適合可能性を低くするだけである。
更に、解放機能が実現化されることなく、アーム22が、例えば、肩当接要素20に堅く接続されることが基本的に可能である。
第1継手装置116と第2継手装置120の両方が設けられる場合、調節可能性が広範囲なものとなる。アーム22が、保持装置18からも肩当接要素20からも解放可能である場合、肩サポート16は空間節約式のやり方で運搬することができ、保持装置18は、特に、楽器上に残すことができる。
演奏家が、保持装置18の開口82上に固定要素126によってアーム22を挿入する場合、浮き上がり防止機構は、対応する回転により達成される。対応する回転位置は回転防止装置162によって固締される。同じことが、肩当接要素20の、アーム22上での固定にも当てはまる。
本発明に係る解決策によれば、一方で、演奏家にとって最適な個々の適合用に、広範囲の調節可能性を含む肩サポートが設けられる。他方で、容易な運搬を可能にするために、アーム22及び肩当接要素20は、別個に、又は組み合わせて、保持装置18から解放することができる。特に、保持装置18は、楽器の運搬中、楽器上に残すこともできる。
アーム22は、上から開口82内へ挿入することができる。このことは、アーム22及び保持装置18の組立て又は分解を容易なものにする。これによって、例えば、楽器上へのかき傷又は同様のものが実質回避される。
肩サポート16の大部分、特に保持装置18及びアーム22は、プラスチック材料から製造することができる。このことにより、肩サポート16を小質量で製造することができる。結果として、楽器の音が受ける影響が最小限になる。
回転防止装置の1実施形態において、回転可能要素196としての環状要素が設けられる。この回転防止装置は、図10(a)〜図11(b)で概略的に示し、そこで符号194で表すものである。この環状要素196は突片198を有する。回転可能要素196は例えば保持板24の一方の側に配置される。保持板24内には溝200が形成される。突片198がこの溝200を通して挿入され、例えば保持板24の他方の側から環状要素196の作動が可能である。
回転可能要素196の環状要素202は離間条片204を有する。溝150の1つの端部156の前方に、対応する条片204を位置決めして、回転防止装置を設けることができる。
図10(a)及び図10(b)は、固定要素126を開口82内に挿入することのできる解放位置を示す。図11(a)及び図11(b)には、条片204が条片84a、84b、84cの、溝150からの除去を阻止する阻止位置182を示す。ここで、条片204は、溝150内に部分的に挿入することもできる。
アーム22上で肩当接要素20を回転防止用に固定するためにも、対応する解決策を使用することができる。
更なる実施形態において、ただしこの実施形態は、図12(a)及び図12(b)において概略的に示すものであるが、固定要素206が設けられる。固定要素206は、螺旋形に設計された条片210が開口82にて侵入することのできる螺旋形の溝路208を有する。結果として、浮き上がり防止機構を実現化することができる。対応する回転防止装置182によって、回転に対する固定位置が固締される。
図13〜図15に示すように、保持装置18によって楽器上で顎ホルダ212が固定されることも可能である。その際、特に、楽器の共鳴胴10が、顎ホルダ212の顎サポート214と保持装置18との間で締め付けられる。この場合、顎サポート214は楽器の上面14を向く。1実施形態において、ただしこの実施形態は、図13において概略的に示すものであるが、保持装置18は、締付要素40aに対応する締付要素によって共鳴胴10上で締め付けられる。更に、保持装置は、顎ホルダ212の締付要素216によって共鳴胴10上で固定される。顎ホルダ214は、更なる締付要素218によって、保持装置18とは無関係に共鳴胴に固定される。
図14に示す実施形態において、対応する顎ホルダ212’は、対応する締付要素220、222によって、保持装置18上に直接着座する。その際、顎ホルダ212’の、対応する顎サポート214と、保持装置18とが締付要素を形成する。この締付要素は、共鳴胴10上での締め付けを確実にする。
図15に示す実施形態において、顎ホルダ212”は、締付要素220、222によって保持装置18上で保持され、締付要素218に対応する付加的な締付要素によって、共鳴胴10と共に再度締め付けられる。
締付要素にとって、明確に参照されるEP 1 067 508 A2に記載されるような解決策が実現されると有利である。この締付要素はここでは顎ホルダ212、212’、212”上で係合する。対応する顎サポート214が締付要素用の挿入案内部を有し、この挿入案内部は、挿入方向が締付方向に対して斜めになるように配置され構成される。結果として、締付要素を実現化することができる。この締付要素は、演奏家の肌に接触し得る側に金属部分を持たない。EP 1 067 508 A2を参照する。
本発明に係る肩サポートの更なる実施形態は、ただしこの実施形態は、図16〜図22に示し、そこで符号400で表すものであるが、保持装置を含む。この保持装置は基本的に、上述の保持装置18と同じにして構成される。同じ要素には同じ参照符号を使用する。アーム402が、第1継手装置116に対応する継手装置によって保持装置18上で保持される。アーム402上では肩当接要素404が、第2継手装置120に対応する第2継手装置によって保持される。
アーム402に、調節要素406が配置される。この目的で、アーム402上に、対応する案内部408が形成される。案内部408は、特に、アーム402内に凹部410によって形成される。凹部410、従って案内部408は、相応に曲げられる。
調節要素406は、案内部408内で変位可能であり、特に線形に変位可能である。案内部408における対応する変位位置は、力ロック式接続により固定される。
調節要素406は保持装置18用の当接領域412を有する。当接領域412は、アーム402を越えて当接要素18の方向に突出する。当接領域412は保持装置18に接触することができる。案内部408の調節要素406の摺動位置により、当接領域412がどの高さでアーム402を越えて突出するかが決まる。
案内部408の調節要素406の、対応する位置決めにより、アーム402の、保持装置18に対する設定角度に「印を付ける」ことができる。肩サポート400がアーム402、肩当接要素404、及び保持装置18に分解される場合、肩サポート400を組み立てる際、組立て中に、アーム402と保持装置18との間で調節要素406を位置決めすることによって一回印を付けられた設定角度に、迅速かつ容易に到達することができる。
調節要素406は、アーム402と保持装置18との間の設定角度をそれによって予め選択することのできるラッチの種類である。
特に、調節要素406及び案内部408は、楽器上のパッドの高さが、アームと保持装置18との間の設定角度と無関係であるように構成される。
肩当接要素404は、アーム接続部414、パッドホルダ416、及びパッド418を含む。パッドホルダ416は、アーム接続部414上で保持されるものであり、パッド418は、パッドホルダ416上で保持される。
アーム接続部414は中央部420を含む。中央部420は、第2継手装置120によってアーム402に、連結式かつ解放可能なやり方で接続される。この目的で、中央部420内に、対応する継手ソケット422が形成される。中央部420は、広がり方向424を有する。広がり方向424に対する継手ソケット422の一方の側に、連続した第1凹部426aが形成される。この第1の側に(広がり方向424において)対向する第2の側に連続した第2凹部426bが形成される。
中央部420は、第1端部428aと、広がり方向において対向する第2端部428bとを有する。
中央部422上で第1端部428aの領域に、第1ロッカ430が着座する。このロッカ430は、中央部420上で、移動可能に保持され、少なくともほぼ、軸432の周りで枢動可能である。軸432は、広がり方向424に対して交差方向に、そして特に垂直に位置する。第1ロッカ430は、第1舌片434及び第2舌片436を有する。第1舌片434と第2舌片436とは、中間空間を備えて離間する。第1ロッカ430は、第1端部428aの領域において、この中間空間を経由して中央部420へと押さえつけられる。
第1舌片上に、第1継手ヘッド438が着座する。ここで、前記継手ヘッドは、第1舌片434の、対応する表面に対して交差方向に突出し、第1凹部426aを通して挿入される。中央部420は、保持装置18を向く下側440、及びパッド418を向く上側442を有する。第1舌片434は、下側440を向き、特に、この下側に触れつつ位置決めされる。第1継手ヘッド438は、凹部426を通って上側442から突出する。第2舌片436は、上側442に位置決めされ、特に、この上側に触れる。
第1舌片434及び第2舌片436は、ロッカ430の共通のホルダ444上で保持され、特に、一体にして保持される。ここで、ホルダ444は、第1端部428aの前方に位置する。
第1継手ヘッド438から離間するホルダ444上に、第2継手ヘッド446が配置される。
第1ロッカ430は、特に、一体にして形成される。第2舌片436上に当接要素448が形成され、この当接要素が上側442に接して、軸432の周りでの移動可能な装着、特に枢動可能な装着が可能になる。
中央部420で第2端部428の領域に、第2ロッカ432が配置される。第2ロッカ432は基本的に、第1ロッカ430と同じにして構成される。第2ロッカ450は第3継手ヘッド452を含み、第2継手ヘッド446のカウンタ部品としての第4継手ヘッド454を更に含む。第3継手ヘッド452は第1継手ヘッド438のカウンタ部品である。
継手ヘッド438、446、452、454によってパッドホルダ継手装置456が形成される。
継手ヘッド438、446、452、454は、特に、ボールヘッドとして構成される。
パッドホルダ416は、アーム接続部414上でパッドホルダ継手装置456によって移動可能に保持される。この目的で、パッドホルダ416は、第1継手ヘッド438用に第1受容体460(継手ソケット)を備えた第1受容要素458を含む。パッドホルダ416は更に、第2継手ヘッド446用に第2受容体464を備えた第2受容要素462を含む。パッドホルダは更に、第3受容体468を備えた第3受容要素466を含む。更に、パッドホルダは、第4受容体472を備えた第4受容要素470を有する。第3受容体468は、第3継手ヘッド452を受容するように使用され、第4受容体472は、第4継手ヘッド454を受容するように使用される。
1実施形態において、受容要素458、462、466、470は、円形のディスクにより形成される。それぞれの受容要素458等内の受容体460等は、球形表面を備えた、対応する凹部474により形成される。凹部474は、例えば、溝476の交差領域に位置する。
隣接した受容要素(受容要素458及び462、受容要素462及び466、受容要素466及び470)は、それぞれのウェブ部材478により互いに接続される。この場合のウェブ部材478は、対応する受容要素(例えば458及び462)よりも小さい幅を有する、少なくとも1つのウェブ480を含む。ウェブ480は、隣接した受容要素(例えば458及び462)に接続する。ウェブ部材478により、隣接した受容要素(例えば458及び462)の(設定可能な)可動性が許容されるため、それぞれの受容要素458上のそれぞれの継手(継手ヘッド及び関連する受容体により形成されるもの)上では、個々の位置が設定可能に調節可能であり、対応するウェブ部材478により、それぞれの個々の位置の調節及び固定が可能になる。
図示する実施形態において、ウェブ部材478はそれ自体円形であり、弓形のウェブ要素480’及び480”を含む。
受容要素458、462、466、470を備えたパッドホルダ416は、特に、一体にして形成される。ウェブ要素480’及び480”は互いから離間する。これらのウェブ要素は、特に、少なくともほぼ、対応する凹部458等と同じ高さを有する。
パッド418はパッドホルダ416に固定される。1実施形態において、対応する継手ヘッド438等に、いずれの場合もねじ等の固着要素をその中へ挿入し固定することのできる、例えばねじ山の付いた凹部等の固着点482が設けられる。パッド418はこの固着点によって固定可能である。これによって、1実施形態において、パッドホルダ416も継手ヘッド438等に固定され、従ってアーム接続部416に固定される。
パッドホルダ416は、パッド418用の、可撓性のパッド受容体を形成し、ロッカ430及び450が移動可能に装着されるおかげで、及び、パッドホルダ継手装置456のおかげで、パッド418がそれに当接するパッド受容面484を規定の形状にもたらすことができる。この形状は、特に、演奏家の体輪郭に適合する。相応じてパッド418に及ぼされる圧力は、エリア全体にわたって配分することができる。パッド418が一方の側へ逸出することはできず、支持機能が保たれる。
パッド418自体は、パッドホルダ継手装置456及びロッカ430、450に係る装着のため、本質的に捻回し傾斜することができる。
その他の点では、肩サポート400は、例えば肩サポート16を参照して上述したように機能する。
10 共鳴胴
12 底面
14 上面
16 肩サポート
18 保持装置
20 肩当接要素
22 アーム
24 保持板
26 下側
28 上側
30a 第1フランジ
30b 第2フランジ
32 案内チャネル
34 ねじ
36 出入口
38 ねじヘッド
40a 第1締付要素
40b 第2締付要素
42 最下部
44 パッド
46 カウンタ要素
48 雌ねじ
50 雄ねじ
52 要素
54 当接領域
56 要素
58 受容領域
60 軸
62 当接領域
64 締付方向
66 パッド
68 橋絡部
70 要素
72 凹部
74 ウェブ
76 アンダカット領域
78a 開口
78b 開口
80 限定面
82 開口
84a 条片
84b 条片
84c 条片
86 パッドホルダ
88 パッド
90 第1限定輪郭
92 第2限定輪郭
94 受容空間
96 底面要素
98 縁壁
100 下側
102 上側
104 開口
106 条片
108 凹部
110 下側
112 上側
114 第1端部
116 第1継手装置
118 第2端部
120 第2継手装置
122 継手ソケット
124 継手本体
126 固定要素
128、128’ ねじ
130、130’ 当接ヘッド
132 開口
134、134’ ナット
136、136’ 当接ヘッド
138 フランジ
140 開口
142 締付装置/固定装置
144 接続領域
146 環状要素
148 当接面
150 溝
152 壁
154 端部
156 端部
158 浮き上がり防止機構
160 止め
162 回転防止装置
164、164’ 回転可能要素
166、166’ 開口
168 シャフト
170a 要素
170b 要素
172 回転軸
174、174’ 作動要素
176 阻止ヘッド
178 解放位置
180 阻止面
182 阻止位置
184 継手本体
186 固定要素
188 継手ソケット
190 締付装置/固定装置
192 接続領域
194 回転防止装置
196 回転可能要素
198 突片
200 溝
202 環状要素
204 条片
206 固定要素
208 溝路
210 条片
212、212’、212” 顎ホルダ
214 顎サポート
216 締付要素
218 締付要素
220 締付要素
222 締付要素
400 肩サポート
402 アーム
404 肩当接要素
406 調節要素
408 案内
410 凹部
412 当接領域
414 アーム接続部
416 パッドホルダ
418 パッド
420 中央部
422 継手ソケット
424 広がり方向
426a 第1凹部
426b 第2凹部
428a 第1端部
428b 第2端部
430 第1ロッカ
432 軸
434 第1舌片
436 第2舌片
438 第1継手ヘッド
440 下側
442 上側
444 ホルダ
446 第2継手ヘッド
448 当接要素
450 第2ロッカ
452 第3継手ヘッド
454 第4継手ヘッド
456 パッドホルダ継手装置
458 第1受容要素
460 第1受容体
462 第2受容要素
464 第2受容体
466 第3受容要素
468 第3受容体
470 第4受容要素
472 第4受容体
474 凹部
476 溝
478 ウェブ部材
480 ウェブ要素
480’、480” ウェブ要素
482 固着点
484 パッド受容面

Claims (39)

  1. 楽器用の肩サポートであって、
    保持装置(18)、ここで、該保持装置(18)により前記肩サポートは前記楽器に固定可能である又は固定される、と、
    少なくとも1つのアーム(22)、ここで、該少なくとも1つのアーム(22)は前記保持装置(18)に固定可能である又は固定される、と、
    肩当接要素(20)、ここで、該肩当接要素(20)は、前記少なくとも1つのアーム(22)に固定可能である又は固定されると共に、パッド(88;418)及びパッドホルダ(86;416)を有する、と、
    を含む肩サポートにおいて、
    前記パッドホルダ(416)が、前記肩当接要素(404)のアーム接続部(414)上で、パッドホルダ継手装置(456)によって移動可能に保持されること、を特徴とする肩サポート。
  2. 請求項1に記載の肩サポートであって、前記パッドホルダ継手装置(456)が、少なくとも3つの離間された継手、特に4つの離間された継手(438、460;446、464;452、468;454、472)を有すること、を特徴とする肩サポート。
  3. 請求項2に記載の肩サポートであって、前記第2継手装置(120)が、一方の側は少なくとも1つの継手、特に2つの離間された継手(438、460;446、464)と、反対側は少なくとも2つの離間された継手(452、468;454、472)との間に配置されること、を特徴とする肩サポート。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の肩サポートであって、
    前記パッドホルダ継手装置(456)が、玉継手(438、460;446、464;452、468;454、472)を含むこと、及び
    特に、前記パッドホルダ(416)が、玉継手のそれぞれのボールヘッド(438;446;452;454)用の受容体(460;446;468;472)を有すること、
    を特徴とする肩サポート。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の肩サポートであって、前記パッド(418)を前記パッドホルダ(456)に固定する固着点(482)が、前記パッドホルダ継手装置(456)の継手ヘッド(438;446;452;454)上に形成されること、を特徴とする肩サポート。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の肩サポートであって、第1ロッカ要素(430)及び第2ロッカ要素(450)が、前記アーム接続部(414)上に配置され、前記第1ロッカ要素(430)及び前記第2ロッカ要素(450)が、特に、前記アーム接続部(414)上で移動可能に装着されること、を特徴とする肩サポート。
  7. 請求項6に記載の肩サポートであって、前記パッドホルダ継手装置(456)の前記継手ヘッド(438;446;452;454)のうちの少なくとも幾つかが、前記第1ロッカ要素(430)及び前記第2ロッカ要素(450)上に形成されること、を特徴とする肩サポート。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の肩サポートであって、前記パッドホルダ(416)が、前記パッドホルダ継手装置(456)の継手ヘッド(438;446;452;454)用の受容体(460;464;468;482)をそれぞれ備えた受容要素(458;462;466;470)を含み、隣接した受容要素が少なくとも1つのウェブ(480)により接続され、隣接した受容要素が前記少なくとも1つのウェブ(480)により互いに対して移動可能であり、前記パッドホルダ(416)が、特に、一体にして形成されること、を特徴とする肩サポート。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の肩サポートであって、
    前記少なくとも1つのアーム(22)が前記保持装置(18)上で第1継手装置(116)によって保持され、及び/又は、前記肩当接要素(20)が前記少なくとも1つのアーム(22)上で第2継手装置(120)によって保持され、
    前記第1継手装置(116)が第1固定装置(142)に関連付けられ、該第1固定装置(142)により前記少なくとも1つのアーム(22)と前記保持装置(18)との間の相対的位置が設定可能であり、
    前記第2継手装置(120)が第2固定装置(190)に関連付けられ、該第2固定装置(190)により前記肩当接要素(20)と前記少なくとも1つのアーム(22)との間の相対的位置が設定可能であること、
    を特徴とする肩サポート。
  10. 請求項9に記載の肩サポートであって、前記第1継手装置(116)の一部が、前記少なくともアーム(22)を前記保持装置(18)に固定、特に解放可能に固定するための固定要素(126)として構成され、及び/又は、前記第2継手装置(120)の一部が、前記肩当接要素(20)を前記少なくとも1つのアーム(22)に固定、特に解放可能に固定するための固定要素(186)として構成されること、を特徴とする肩サポート。
  11. 請求項9又は10に記載の肩サポートであって、前記第1継手装置(116)及び/又は前記第2継手装置(120)が玉継手装置として構成されること、を特徴とする肩サポート。
  12. 請求項9〜11のいずれか1項に記載の肩サポートであって、前記第1継手装置(116)及び/又は前記第2継手装置(120)が継手ソケット(122;188)及び継手本体(124;184)を含み、前記継手本体(124;184)が前記継手ソケット(122;188)内で移動可能であること、を特徴とする肩サポート。
  13. 請求項12に記載の肩サポートであって、前記継手ソケット(122;188)が凹球の形状を有し、前記継手本体(124;184)が凸球の設計を有すること、を特徴とする肩サポート。
  14. 請求項12又は13に記載の肩サポートであって、前記継手ソケット(122;188)が第1装置(22;186)上に配置され、前記継手本体(124;184)が第2装置(126;22)上に配置されること、を特徴とする肩サポート。
  15. 請求項12〜14のいずれか1項に記載の肩サポートであって、前記第1固定装置(142)及び/又は前記第2固定装置(190)が締付装置として構成され、前記締付装置によって前記継手本体(124;184)と前記継手ソケット(122;188)とが互いに締付可能であること、を特徴とする肩サポート。
  16. 請求項14又は15に記載の肩サポートであって、第1要素(128;128’)及び第2要素(136;136’)、ここで、前記第1要素(128;128’)は前記第1装置(22;186)の外側に当接し、前記第1装置(22;186)は前記継手ソケット(112;188)に対向し、前記第2要素(136;136’)は前記第2装置(126;22)の外側に当接し、前記第2装置(126;22)は前記継手本体(124;184)に対向し、前記第1要素(128;128’)と前記第2要素(136;136’)とが互いに接続される、を特徴とする肩サポート。
  17. 請求項16に記載の肩サポートであって、前記第1要素及び前記第2要素のうち、一方の要素が当接ヘッド(130;130’)を備えたねじ(128;128’)であり、他方の要素がナット(134;134’)であり、前記ナット(134;134’)上を前記ねじ(128;128’)が案内されること、を特徴とする肩サポート。
  18. 請求項14〜17のいずれか1項に記載の肩サポートであって、前記第1装置及び前記第2装置の前記第1継手装置(116)について、一方の装置が前記少なくとも1つのアーム(22)又は前記保持装置(18)であり、他方の装置が、特に、前記少なくとも1つのアーム(22)を前記保持装置(18)に解放可能に固定するための固定要素(126)であること、を特徴とする肩サポート。
  19. 請求項14〜18のいずれか1項に記載の肩サポートであって、前記第1装置及び前記第2装置の前記第2継手装置(120)について、一方の装置が前記少なくとも1つのアーム(22)又は前記肩当接要素(20)であり、他方の装置が、特に、前記肩当接要素(20)を前記少なくとも1つのアーム(22)に解放可能に固定するための固定要素(186)であること、を特徴とする肩サポート。
  20. 請求項9〜19のいずれか1項に記載の肩サポートであって、前記第1継手装置(116)及び/又は前記第2継手装置(120)が前記少なくとも1つのアーム(22)上に配置されること、を特徴とする肩サポート。
  21. 請求項20に記載の肩サポートであって、前記第1継手装置(116)及び前記第2継手装置(120)が前記少なくとも1つのアーム(22)の両側に配置されること、を特徴とする肩サポート。
  22. 請求項1〜21のいずれか1項に記載の肩サポートであって、前記保持装置(18)又は前記少なくとも1つのアーム(22)のいずれかが開口(82)を有し、前記開口(82)に前記アーム(22)又は前記保持装置(18)の固定要素(126)が挿入可能である又は挿入されること、を特徴とする肩サポート。
  23. 請求項1〜22のいずれか1項に記載の肩サポートであって、前記肩当接要素(20)又は前記アーム(22)のいずれかが開口(104)を有し、前記開口(104)に前記少なくとも1つのアーム又は前記肩当接要素(20)の固定要素(186)が挿入可能である又は挿入されること、を特徴とする肩サポート。
  24. 請求項22又は23に記載の肩サポートであって、前記開口(82;104)が軸を有し、前記軸が、前記保持装置(18)が前記楽器の共鳴胴(10)上で固定される時に、前記共鳴胴(10)に対して少なくともほぼ垂直に配向されること、を特徴とする肩サポート。
  25. 請求項22〜24のいずれか1項に記載の肩サポートであって、特に差込みフックの形態の浮き上がり防止機構(158)が、前記固定要素(126;186)上に及び前記開口 (82;104)上に形成されること、を特徴とする肩サポート。
  26. 請求項25に記載の肩サポートであって、前記浮き上がり防止機構(158)が少なくとも1つの条片(84a、84b、84c;210)を含み、前記少なくとも1つの条片(84a、84b、84c;210)が、特に前記開口(82;104)に配置され、かつ、溝(150)内に挿入可能であり、前記溝(150)が、特に、前記固定要素(126;186)上に配置されること、を特徴とする肩サポート。
  27. 請求項26に記載の肩サポートであって、1つ以上の前記溝(150)内への挿入が、前記固定要素(126;186)を前記開口(82;104)に対して回転移動させることにより達成可能であること、を特徴とする肩サポート。
  28. 請求項27に記載の肩サポートであって、更なる回転を阻止する止め(156)を特徴とする肩サポート。
  29. 請求項27又は28に記載の肩サポートであって、回転位置を動かないようにすることができる回転防止装置(162)を特徴とする肩サポート。
  30. 請求項29に記載の肩サポートであって、前記回転防止装置(162)が枢動可能又は回転可能要素(164;164’;196)を含み、前記枢動可能又は回転可能要素(164;164’;196)が、阻止位置(182)の時に前記固定要素(126;186)に当たること、を特徴とする肩サポート。
  31. 請求項29又は30に記載の肩サポートであって、前記枢動可能又は回転可能要素(164;164’;196)が前記装置(22;20)上に装着され、前記装置(22;20)上に前記開口(82;104)が形成されること、を特徴とする肩サポート。
  32. 請求項1〜31のいずれか1項に記載の肩サポートであって、前記少なくとも1つのアーム(22)及び/又は前記保持装置(18)がプラスチック材料から製造され、ねじ山を備えた要素が金属材料からも製造することができること、を特徴とする肩サポート。
  33. 請求項1〜32のいずれか1項に記載の肩サポートであって、前記少なくとも1つのアーム(402)上に、前記保持装置(18)に対する前記少なくとも1つのアーム(402)の設定角度用の及び/又は前記少なくとも1つのアーム(402)に対する前記肩当接要素(404)の設定角度用の調節要素(406)が配置されること、を特徴とする肩サポート。
  34. 請求項33に記載の肩サポートであって、前記少なくとも1つのアーム(402)が、案内部(408)、特に、前記調節要素(406)用の摺動案内部を備え、前記案内部(408)内での前記調節要素(406)の位置が設定角度を予め決め、特に、前記調節要素(406)が前記アーム(402)を越えて突出する高さが調節可能であること、を特徴とする肩サポート。
  35. 請求項34に記載の肩サポートであって、前記調節要素(406)が前記少なくとも1つのアーム(402)上で固定される、及び/又は、前記調節要素(406)の調節位置が力ロック式接続により前記案内部(408)内で固定されること、を特徴とする肩サポート。
  36. 請求項33〜35のいずれか1項に記載の肩サポートであって、前記調節要素(406)が、前記保持装置(18)及び/又は前記肩当接要素(404)と接触するための当接領域(412)を有すること、を特徴とする肩サポート。
  37. 請求項1〜36のいずれか1項に記載の肩サポートであって、前記保持装置(18)上で顎ホルダ(212;212’;212”)が固定可能である又は固定されること、を特徴とする肩サポート。
  38. 請求項37に記載の肩サポートであって、前記顎ホルダ(212)の顎サポート(214)及び前記保持装置(18)の保持板(24)が締付要素を形成し、前記締付要素の間で前記楽器の共鳴胴(10)が締付可能であり、前記顎サポート(214)と前記保持板(24)とが少なくとも1つの締付要素(216;220;222)により接続されること、を特徴とする肩サポート。
  39. 請求項38に記載の肩サポートであって、前記顎サポート(214)が前記少なくとも1つの締付要素(216;218;220;222)用の挿入案内部を有し、前記挿入案内部が、挿入方向が締付方向(64)に対して斜めになるように配置及び構成されること、を特徴とする肩サポート。
JP2014546364A 2011-12-14 2012-03-21 楽器用肩サポート Pending JP2015505065A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EPPCT/EP2011/072767 2011-12-14
PCT/EP2011/072767 WO2012080342A1 (de) 2010-12-15 2011-12-14 Schulterstützenvorrichtung für ein musikinstrument
PCT/EP2012/054990 WO2013087228A1 (de) 2011-12-14 2012-03-21 Schulterstützenvorrichtung für ein musikinstrument

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015505065A true JP2015505065A (ja) 2015-02-16

Family

ID=45908034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014546364A Pending JP2015505065A (ja) 2011-12-14 2012-03-21 楽器用肩サポート

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP2015505065A (ja)
CN (1) CN104011790B (ja)
CA (1) CA2859094A1 (ja)
WO (1) WO2013087228A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220144877A (ko) * 2020-03-06 2022-10-27 더 쿤 쇼율더 레스트 인코포레이티드 이동가능 패드를 구비한 바이올린 어깨 받침대
KR102700399B1 (ko) * 2023-05-15 2024-08-28 장현혜 바이올린용 어깨 받침대

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR401172A (fr) * 1908-11-30 1909-08-20 George Beisheim Support pour appuyer les violons contre l'épaule
US2208824A (en) * 1939-12-05 1940-07-23 Weinberg Herman Viola and violin shoulder rest pad
JPS61179492A (ja) * 1984-10-27 1986-08-12 エドムント ホルバツト バイオリン若しくはビオラ用の支持装置
EP0287520A1 (fr) * 1987-04-15 1988-10-19 Paul-Antoine Roulet Dispositif d'appui à l'épaule pour violon
US5208409A (en) * 1990-03-02 1993-05-04 Roulet Paul Antoine Violin shoulder rest
US6369303B1 (en) * 1999-09-30 2002-04-09 Jaroslav Marius Hvezda Shoulder rest for violin or like instrument
JP2006514332A (ja) * 2003-02-26 2006-04-27 ザ クン ショルダー レスト インク. バイオリン等用の肩当て
WO2006117564A1 (en) * 2005-05-04 2006-11-09 Russell David Stowe Shoulder rest
US7368645B2 (en) * 2005-03-08 2008-05-06 The Portabene Company, Llc Instrument support
JP2008160595A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Casio Comput Co Ltd 電子機器の脚及び脚を備えたプロジェクタ

Family Cites Families (56)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE293368C (ja)
US744673A (en) 1903-01-24 1903-11-17 James J Driscoll Coin-controlled vending-machine for newspapers, magazines, &c.
US932844A (en) * 1908-10-16 1909-08-31 George Beisheim Shoulder-rest for violins.
US1156925A (en) 1914-11-23 1915-10-19 Bernhard Poehland Shoulder-rest for violins and other musical-instruments.
US1416644A (en) 1921-03-21 1922-05-16 George W Jordan Shoulder rest for violins
US1756676A (en) 1924-11-08 1930-04-29 Oliver S Colbentson Shoulder pad
DE503666C (de) 1927-03-20 1930-07-28 William A Meyers Schulterstuetze fuer Violinen
DE556209C (de) 1929-12-30 1932-08-04 Mirko Medakovic Schulterstuetze fuer Violinen
DE555647C (de) 1930-06-27 1932-07-28 Ivan Karlo Sancin Violinschulterstuetze
US1971552A (en) 1933-02-06 1934-08-28 Marjory M Fisher Combination chin and shoulder rest for violins
US2064925A (en) 1935-04-13 1936-12-22 Kolitsch Vlado Removable shoulder rest for violins
US2110023A (en) 1937-04-28 1938-03-01 Mcgowan Harold Violin body rest
US2248854A (en) 1940-12-19 1941-07-08 Coffeen Delos Frederick Shoulder rest for violins
US2483052A (en) 1947-06-28 1949-09-27 George N Humphrey Shoulder rest for musical instruments
US2489101A (en) 1948-04-05 1949-11-22 Stanley T Mills Violin rest
CH277350A (de) * 1949-10-20 1951-08-31 Zurbruegg Walter Abnehmbare Schulterstütze für Violinen.
CH296363A (de) 1951-11-14 1954-02-15 Cappellari Medardo Schulterstütze für Armgeigen.
US2746336A (en) 1952-11-19 1956-05-22 Maurice H Bisharat Instrument support
DE1826033U (de) 1960-06-15 1961-02-02 Martin Brochwitz Schulter- und kinnstuetze fuer violine und bratsche.
DE1204055B (de) 1961-02-02 1965-10-28 Franz Josef Rothaug Geigenhalter
CA876154A (en) 1966-07-27 1971-07-20 D. Jerabek Robert Electrodepositable compositions
IT954014B (it) 1966-10-07 1973-08-30 Ncr Co Filtro per sigarette
US3631754A (en) 1969-02-26 1972-01-04 Joseph Kun Violin support
CH529409A (de) 1970-09-25 1972-10-15 Flueckiger Max Schulterstütze für Geige
US3690211A (en) 1970-12-07 1972-09-12 Dorothy Dolores Long Long shoulder pad
US3896694A (en) 1974-07-29 1975-07-29 Richard Goldner Shoulder support for violin and viola
NL7501625A (nl) 1975-02-11 1976-08-13 Wilhelm Wolf Attleeplantsoen 3 Schoudersteun voor een strijkinstrument.
US4084477A (en) 1976-10-20 1978-04-18 Richard Lee Dominguez Protective pad for musical instruments
DE2848610A1 (de) 1978-11-09 1980-05-22 Motamedi Lenjani Schulterstuetze fuer eine geige o.dgl.
US4212222A (en) * 1978-12-21 1980-07-15 Ted Henkle Violin shoulder rest
SE425335B (sv) 1979-05-14 1982-09-20 Ruthstroem Olof J R J Violinstod
CH647612A5 (de) 1979-06-08 1985-01-31 Alois Hrdlicka Fatexma Dipl In Haltevorrichtung fuer ein saitenmusikinstrument.
DE8300295U1 (de) 1983-01-07 1983-06-23 Mohrmann, Peter Martin, 2000 Hamburg Halter fuer topfpflanzenstuetzen
DE3643225A1 (de) 1986-01-16 1987-07-23 Massoud Motamedi Schulterstuetze
US4884487A (en) 1989-01-05 1989-12-05 Feldkamp Valerie K Shoulder pad for string instruments of the violin and viola type
CA1290961C (en) 1989-09-26 1991-10-22 Joseph Kun Violin shoulder rest
CH686205A5 (fr) 1992-03-06 1996-01-31 Roulet Paul Antoine Dispositif de support a l'epaule pour instrument a cordes.
FR2690268B1 (fr) 1992-04-21 1997-07-04 Roulet Paul Antoine Support a l'epaule pour violon
US5419226A (en) 1994-01-10 1995-05-30 The Kun Shoulder Rest, Inc. Violin shoulder rest
US6109960A (en) * 1997-08-11 2000-08-29 The Whitaker Corporation Connector tower
CA2231856C (en) 1998-03-11 2002-02-05 The Kun Shoulder Rest Inc. Adjustable shoulder rest for violins or the like
CA2262290C (en) 1999-02-22 2002-10-01 The Kun Shoulder Rest Inc. A bridge for a violin or viola shoulder rest
DE19931382C2 (de) 1999-07-07 2001-08-30 Wittner Gmbh & Co Rudolf Kinnhalter für ein Musikinstrument
DE20116245U1 (de) 2000-10-05 2002-05-23 Diesing, Sigrun, 82296 Schöngeising Velourkissen mit Gummizug-Befestigung als Violinen-Schulterstütze
US6680431B2 (en) 2002-01-16 2004-01-20 Fishman Transducers, Inc. Violin shoulder rest
CZ12490U1 (cs) 2002-05-09 2002-08-06 Lubo© Forman Houslová ramenní opěrka
DE10226272A1 (de) 2002-06-07 2004-01-08 Index-Werke Gmbh & Co. Kg Hahn & Tessky Mehrspindelwerkzeugmaschine
US6756531B2 (en) 2002-07-16 2004-06-29 Ying Gang Ruan Violin shoulder cradle
CA2420005C (en) 2003-02-26 2012-04-24 The Kun Shoulder Rest Inc. A clamping member for use in a violin shoulder rest
US6670533B1 (en) 2003-05-07 2003-12-30 Otto Musica Corp. Shoulder rest for violin or the like capable of improving tone quality
US6927328B2 (en) 2003-09-25 2005-08-09 Gary L. Anderson String instrument chinrest pad system
US7064258B2 (en) 2003-09-26 2006-06-20 Mea Rogelio M Shoulder pads for violins and the like
US7659463B2 (en) 2007-01-03 2010-02-09 Twu Hwei-Ming Viola/violin shoulder rest
DE202007003473U1 (de) 2007-03-08 2007-05-31 Seiler, Renate Halterung für eine Violine
US7544871B2 (en) 2007-07-07 2009-06-09 Karen Ann Ringeride Support sling for stringed musical instruments of the violin family
DE102007038004A1 (de) 2007-08-10 2009-02-26 Gustav Pirazzi & Comp. Kg Adapterstück

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR401172A (fr) * 1908-11-30 1909-08-20 George Beisheim Support pour appuyer les violons contre l'épaule
US2208824A (en) * 1939-12-05 1940-07-23 Weinberg Herman Viola and violin shoulder rest pad
JPS61179492A (ja) * 1984-10-27 1986-08-12 エドムント ホルバツト バイオリン若しくはビオラ用の支持装置
EP0287520A1 (fr) * 1987-04-15 1988-10-19 Paul-Antoine Roulet Dispositif d'appui à l'épaule pour violon
US5208409A (en) * 1990-03-02 1993-05-04 Roulet Paul Antoine Violin shoulder rest
US6369303B1 (en) * 1999-09-30 2002-04-09 Jaroslav Marius Hvezda Shoulder rest for violin or like instrument
JP2006514332A (ja) * 2003-02-26 2006-04-27 ザ クン ショルダー レスト インク. バイオリン等用の肩当て
US7368645B2 (en) * 2005-03-08 2008-05-06 The Portabene Company, Llc Instrument support
WO2006117564A1 (en) * 2005-05-04 2006-11-09 Russell David Stowe Shoulder rest
JP2008160595A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Casio Comput Co Ltd 電子機器の脚及び脚を備えたプロジェクタ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220144877A (ko) * 2020-03-06 2022-10-27 더 쿤 쇼율더 레스트 인코포레이티드 이동가능 패드를 구비한 바이올린 어깨 받침대
KR102782127B1 (ko) * 2020-03-06 2025-03-13 더 쿤 쇼율더 레스트 인코포레이티드 이동가능 패드를 구비한 바이올린 어깨 받침대
KR102700399B1 (ko) * 2023-05-15 2024-08-28 장현혜 바이올린용 어깨 받침대
WO2024237517A1 (ko) * 2023-05-15 2024-11-21 장채원 바이올린용 어깨 받침대

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013087228A1 (de) 2013-06-20
CN104011790B (zh) 2016-12-07
CA2859094A1 (en) 2013-06-20
CN104011790A (zh) 2014-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5923516B2 (ja) 楽器用肩サポート
US9495942B2 (en) Shoulder support for a musical instrument
US11963698B2 (en) Polyaxial bone anchoring device
JP5877042B2 (ja) 多軸骨アンカー固定装置
US9336756B2 (en) Chin rest, chin rest system and musical instrument
ES2376308T3 (es) Reposa hombros para viol�?n o similar.
JP5208938B2 (ja) 改良インパクタ
ES2720199T3 (es) Mecanismo de acople de mástil y cuerpo de instrumento de cuerda
US20150297304A1 (en) Instrument holder
JP2015505065A (ja) 楽器用肩サポート
US10957288B2 (en) Instrument stand
JP6686045B2 (ja) 管楽器用サウンドデフレクタ
US8748722B2 (en) Hinged drumstick
JP2018511835A5 (ja)
US20130291707A1 (en) Hinged drumstick
KR101431553B1 (ko) 스프링식 기타 고정장치
KR100399002B1 (ko) 체외고정장치의 골절정복기구
US20240386870A1 (en) Shoulder rest for violin
JP2024144358A (ja) 肩係合パッドを移動させるナックルクローアセンブリを有しているヴァイオリンに用いる肩当て
NZ737207B2 (en) Airway-tube holder
KR20170043290A (ko) 하모니카 거치대
TW201311225A (zh) 多軸式骨骼固定裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160607

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160825

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161025

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170307