JP2015503054A - エンジン - Google Patents
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Abstract
シャフト32と、シャフト32に固定されたマルチローブ中心カム80であって、中心カム表面84を画定する少なくとも3つのローブ83を備える中心カム80と、少なくとも1つのシリンダ・モジュールとを備える内燃機関であって、各シリンダ・モジュールが、シャフト32に対して直径方向で向かい合わされ、且つ間に中心カム80が挿間された1対のシリンダと、各シリンダ内のピストン72であって、中心カム表面84に係合するための関連の係合手段135をそれぞれ備えるピストン72と、ピストン72を接続する接続部材71であって、中心カム80が通って延在する内部空間78を備える接続部材71とを備えた内燃機関30であって、ピストン72の係合手段135が中心カム80の中心カム表面84と係合することによって、使用時のシリンダ内でのピストン72の往復運動が、シャフト32に回転運動を与える内燃機関30。
Description
本発明は、エンジンに関する。
本発明は、主に往復ピストン・エンジンで使用するために開発されており、本明細書では以後、この用途に関して説明する。しかし、本発明は、この特定の使用分野に限定されないことを理解されたい。
内燃(又は「IC(internal combustion)」)機関など往復ピストン・エンジンは、ガス圧を、回転するシャフトでの出力トルクに変換する。典型的には、最も一般的な形態のIC機関の場合、ピストンは、燃料−空気混合物の燃焼によってピストンに及ぼされる圧力により、シリンダのボア内で往復運動する。ピストンは、クランクシャフトの大端部軸受に、コネクティング・ロッドによって機械的に結合される。クランクシャフトの大端部軸受は、クランクシャフトの回転軸に平行であるが、その回転軸から径方向でずらされた軸を有し、したがって、ピストンに作用する軸方向力が、クランクシャフトを回転させて、クランクシャフトで出力トルクを発生させることができる。しかし、ピストンと、コネクティング・ロッドと、クランクシャフトとのこの機械的な構成は、典型的なIC機関でのノイズ、摩耗、及びエネルギー非効率性の実質的な原因である。
IC機関のこの最も一般的な形態に関連付けられる制限及び非効率性のいくつかを克服するために、国際公開第2008/028252号及び国際公開第97/04225号は、クランクシャフトとコネクティング・ロッドを、軸の周りで逆回転するマルチローブ・カムで置き換えることを開示しており、これは、従来のIC機関の制限及び動力非効率性のいくらかを改良している。
本発明は、国際公開第2008/028252号及び国際公開第97/04225号で開示されるエンジンの改良を提供すること、又は少なくとも代替物を提供することを試みる。
任意の従来技術の情報が本明細書で言及される場合、そのような言及は、その情報が、オーストラリア又は他の国において当技術分野での共通一般知識の一部を成していることを認めてはいないことを理解されたい。
一態様では、本発明は、
シャフトと、
シャフトに固定されたマルチローブ中心カムであって、中心カム表面を画定する少なくとも3つのローブを備える中心カムと、
少なくとも1つのシリンダ・モジュールと
を備える内燃機関であって、各シリンダ・モジュールが、
シャフトに対して直径方向で向かい合わされ、間に中心カムが挿間された1対のシリンダと、
各シリンダ内のピストンであって、中心カム表面に係合するための関連の係合手段をそれぞれ備えるピストンと、
ピストンを接続する接続部材であって、中心カムが通過して延在する内部空間を備える接続部材と
を備え、
ピストンの係合手段が中心カムの中心カム表面と係合することによって、使用時のシリンダ内でのピストンの往復運動が、シャフトに回転運動を与える
内燃機関を提供する。
シャフトと、
シャフトに固定されたマルチローブ中心カムであって、中心カム表面を画定する少なくとも3つのローブを備える中心カムと、
少なくとも1つのシリンダ・モジュールと
を備える内燃機関であって、各シリンダ・モジュールが、
シャフトに対して直径方向で向かい合わされ、間に中心カムが挿間された1対のシリンダと、
各シリンダ内のピストンであって、中心カム表面に係合するための関連の係合手段をそれぞれ備えるピストンと、
ピストンを接続する接続部材であって、中心カムが通過して延在する内部空間を備える接続部材と
を備え、
ピストンの係合手段が中心カムの中心カム表面と係合することによって、使用時のシリンダ内でのピストンの往復運動が、シャフトに回転運動を与える
内燃機関を提供する。
好ましくは、少なくとも1つのシリンダ・モジュールは、2つのシリンダ・モジュールである。
好ましくは、中心カムは、3+n個のローブを備え、nが、ゼロ又は偶数の整数であり、接続部材の軸は、互いに対して、中心カムでのローブの数で360°を割ることによって得られる値の実質的に半分の角度である。
代替として、少なくとも1つのシリンダ・モジュールは、3つのシリンダ・モジュールである。
好ましくは、この内燃機関は、さらに、シャフトの周りで逆回転するように、中心カムに差動噛合された少なくとも1つのマルチローブ側方カムを備える。
好ましくは、少なくとも1つの側方カムは、中心カムの両側に配設された2つのマルチローブ側方カムである。
好ましくは、少なくとも1つの側方カムは、各ピストンに関連付けられる対応する係合手段によって係合される第1のマルチローブ側方カム表面を備える。
好ましくは、少なくとも1つの側方カムは、第1の側方カム表面から軸方向で離隔された第2のマルチローブ側方カム表面を備える。
好ましくは、第1の側方カム表面と第2の側方カム表面はどちらも、各ピストンに関連付けられる対応する係合手段によって係合される。
好ましくは、少なくとも1つの側方カムの第1及び第2の側方カム表面は、少なくとも1つの側方カムに形成されるマルチローブ凹部によって画定される。
好ましくは、少なくとも1つの側方カムは、ギア歯を備える。
好ましくは、この内燃機関は、さらに、シャフトに固定された少なくとも1つのドライブ・ギアを備え、少なくとも1つの側方カムが、少なくとも1つのドライブ・ギアに差動噛合される。
好ましくは、各ピストンに関連付けられる係合手段は、少なくとも1つのころ軸受従動子を備える。
好ましくは、各ピストンに関連付けられる係合手段は、内部空間に隣接して配設された少なくとも1つのころ軸受従動子を備える。
好ましくは、各ピストンに関連付けられる係合手段は、第1の側方カム表面と第2の側方カム表面との間に配設された少なくとも1つのころ軸受従動子を備える。
好ましくは、各ピストンに関連付けられる係合手段は、それぞれ第1及び第2の側方カム表面に係合する個別のカム従動子を備える。
好ましくは、接続部材は、ねじ切り端部を備え、各ピストンは、接続部材のそれぞれの端部への装着のためのねじ切り構成を備える。
好ましくは、各ピストンは、ねじ切り構成を画定する装着構成を備える。
好ましくは、ねじ切り構成は、装着構成内に形成された内部キャビティである。
好ましくは、接続部材は、シャフトが通過して延在する細長いアパーチャを備える。
好ましくは、接続部材は、第1の長手方向区域と第2の長手方向区域に分割され、第1の区域と第2の区域は、ピストンが接続部材の端部に装着されるときに、ピストンによって一体に保持される。
好ましくは、第1のマルチローブ側方カム表面は、中心カム表面と同一である。
好ましくは、少なくとも1つの側方カムは、中心カムと同数のローブを有する。
また、本発明は、
シャフトと、
シャフトに固定されたマルチローブ中心カムであって、中心カム表面を画定する少なくとも3つのローブを備える中心カムと、
中心カムの両側に配設された2つのマルチローブ側方カムとを備える内燃機関であって、側方カムが、中心カムと同数のローブを有し、側方カムが、シャフトの周りで中心カムと共に逆回転するように中心カムに差動噛合され、各側方カムが、第1の側方カム表面を画定し、
内燃機関がさらに、
2つのシリンダ・モジュールを備え、各シリンダ・モジュールが、
シャフトに対して直径方向で向かい合わされ、間に中心カムが挿間された1対のシリンダと、
各シリンダ内のピストンであって、中心カム表面及び第1の側方カム表面に係合するための関連の係合手段をそれぞれ備えるピストンと、
ピストンを接続する接続部材であって、中心カムが通過して延在する内部空間を備える接続部材と
を備え、
ピストンの係合手段が中心カム及び側方カムのカム表面と係合することによって、使用時のシリンダ内でのピストンの往復運動が、シャフトに回転運動を与える
内燃機関を提供する。
シャフトと、
シャフトに固定されたマルチローブ中心カムであって、中心カム表面を画定する少なくとも3つのローブを備える中心カムと、
中心カムの両側に配設された2つのマルチローブ側方カムとを備える内燃機関であって、側方カムが、中心カムと同数のローブを有し、側方カムが、シャフトの周りで中心カムと共に逆回転するように中心カムに差動噛合され、各側方カムが、第1の側方カム表面を画定し、
内燃機関がさらに、
2つのシリンダ・モジュールを備え、各シリンダ・モジュールが、
シャフトに対して直径方向で向かい合わされ、間に中心カムが挿間された1対のシリンダと、
各シリンダ内のピストンであって、中心カム表面及び第1の側方カム表面に係合するための関連の係合手段をそれぞれ備えるピストンと、
ピストンを接続する接続部材であって、中心カムが通過して延在する内部空間を備える接続部材と
を備え、
ピストンの係合手段が中心カム及び側方カムのカム表面と係合することによって、使用時のシリンダ内でのピストンの往復運動が、シャフトに回転運動を与える
内燃機関を提供する。
好ましくは、2つの側方カムはそれぞれ、さらに、第1の側方カム表面から軸方向で離隔された第2の側方カム表面を備え、第1の側方カム表面と第2の側方カム表面とがどちらも、各ピストンに関連付けられる対応する係合手段によって係合される。
好ましくは、各ピストンに関連付けられる係合手段は、それぞれ第1及び第2の側方カム表面に係合する個別のカム従動子を備える。
好ましくは、中心カム及び側方カムは、3+n個のローブを備え、nが、ゼロ又は偶数の整数であり、接続部材の軸は、互いに対して、マルチローブ中心カムでのローブの数で360°を割ることによって得られる値の実質的に半分の角度である。
好ましくは、2つの側方カムはそれぞれ、ギア歯を備える。
好ましくは、この内燃機関は、さらに、シャフトに固定され、それぞれの側方カムに隣接して配設される2つのドライブ・ギアを備え、側方カムは、ドライブ・ギアに差動噛合される。
また、本発明は、
シャフトと、
少なくとも2つのシリンダ・バンクとを備える内燃機関であって、各シリンダ・バンクが、
シャフトに固定されたマルチローブ中心カムであって、中心カム表面を画定する少なくとも3つのローブを備える中心カムと、
少なくとも1つのシリンダ・モジュールとを備え、各シリンダ・モジュールが、
シャフトに対して直径方向で向かい合わされ、間に中心カムが挿間された1対のシリンダと、
各シリンダ内のピストンと、
ピストンを接続する接続部材と
を備え、
内燃機関がさらに、
各バンクの間に配設された結合カムを備え、各結合カムが、シャフトの周りで逆回転するように中心カムに差動噛合され、各結合カムが、向かい合う各側で第1のマルチローブ結合カム表面を画定し、
各ピストンが、中心カム表面、及びその隣接する結合カムの第1の結合カム表面に係合するための関連の係合手段を備え、
ピストンの係合手段が中心カム表面及び第1の結合カム表面と係合することによって、使用時のシリンダ内でのピストンの往復運動が、シャフトに回転運動を与える
内燃機関を提供する。
シャフトと、
少なくとも2つのシリンダ・バンクとを備える内燃機関であって、各シリンダ・バンクが、
シャフトに固定されたマルチローブ中心カムであって、中心カム表面を画定する少なくとも3つのローブを備える中心カムと、
少なくとも1つのシリンダ・モジュールとを備え、各シリンダ・モジュールが、
シャフトに対して直径方向で向かい合わされ、間に中心カムが挿間された1対のシリンダと、
各シリンダ内のピストンと、
ピストンを接続する接続部材と
を備え、
内燃機関がさらに、
各バンクの間に配設された結合カムを備え、各結合カムが、シャフトの周りで逆回転するように中心カムに差動噛合され、各結合カムが、向かい合う各側で第1のマルチローブ結合カム表面を画定し、
各ピストンが、中心カム表面、及びその隣接する結合カムの第1の結合カム表面に係合するための関連の係合手段を備え、
ピストンの係合手段が中心カム表面及び第1の結合カム表面と係合することによって、使用時のシリンダ内でのピストンの往復運動が、シャフトに回転運動を与える
内燃機関を提供する。
好ましくは、各接続部材は、それぞれの中心カムが通過して延在する内部空間を備える。
好ましくは、各バンクでの少なくとも1つのシリンダ・モジュールは、2つのシリンダ・モジュールである。
好ましくは、各中心カムは、3+n個のローブを備え、nが、ゼロ又は偶数の整数であり、各バンクでの接続部材の軸は、互いに対して、中心カムでのローブの数で360°を割ることによって得られる値の実質的に半分の角度である。
好ましくは、この内燃機関は、さらに、各最端部バンクのためのマルチローブ側方カムを備え、側方カムは、シャフトの周りで逆回転するように中心カムに差動噛合される。
好ましくは、各側方カムは、それぞれのピストンの係合手段によって係合される第1のマルチローブ側方カム表面を備える。
好ましくは、各側方カムは、さらに、第1の側方カム表面から軸方向で離隔された第2の側方カム表面を備え、第1の側方カム表面と第2の側方カム表面とがどちらも、それぞれのピストンに関連付けられる対応する係合手段によって係合される。
好ましくは、各ピストンに関連付けられる係合手段は、それぞれ第1及び第2の側方カム表面に係合する個別のカム従動子を備える。
好ましくは、各結合カムの両側が、さらに、第1の側方カム表面から軸方向で離隔された第2のマルチローブ結合カム表面を備え、第1の側方カム表面と第2の側方カム表面とがどちらも、それぞれのピストンに関連付けられる対応する係合手段によって係合される。
好ましくは、各ピストンに関連付けられる係合手段は、それぞれ第1及び第2の結合カム表面に係合する個別のカム従動子を備える。
好ましくは、結合カムの両側での第1の結合カム表面は、互いに軸方向で60°だけ位相をずらされている。
好ましくは、結合カムの両側での第1の結合カム表面は、互いに位置合わせされている。
好ましくは、各結合カムは、ギア歯を備える。
好ましくは、各側方カムは、ギア歯を備える。
好ましくは、この内燃機関は、さらに、各最端部バンクのためのドライブ・ギアを備え、ドライブ・ギアがシャフトに固定され、各結合カムが、ドライブ・ギアに差動噛合される。
好ましくは、各ピストンに関連付けられる係合手段は、少なくとも1つのころ軸受従動子を備える。
好ましくは、バンクが、互いに0°で直列に配置される、又は任意の角度だけ位相をずらされる。
また、本発明は、
シャフトと、
シャフトに固定された第1の側方カムと、
シャフトの周りで逆回転するように、第1の側方カムに差動噛合された第2の側方カムと
を備える内燃機関であって、
第1の側方カムと第2の側方カムがそれぞれ、マルチローブ内側カム表面とマルチローブ外側カム表面とを画定するマルチローブ凹部を備え、
内燃機関がさらに、
少なくとも1つのシリンダ・モジュールを備え、各シリンダ・モジュールが、
シャフトに対して直径方向で向かい合わされ、間に側方カムが挿間された1対のシリンダと、
各シリンダ内のピストンであって、側方カムの内側及び外側カム表面に係合するための関連の係合手段をそれぞれ備えるピストンと、
ピストンを接続する接続部材と
を備え、
ピストンの係合手段が側方カムの内側及び外側カム表面と係合することによって、使用時のシリンダ内でのピストンの往復運動が、シャフトに回転運動を与える
内燃機関を提供する。
シャフトと、
シャフトに固定された第1の側方カムと、
シャフトの周りで逆回転するように、第1の側方カムに差動噛合された第2の側方カムと
を備える内燃機関であって、
第1の側方カムと第2の側方カムがそれぞれ、マルチローブ内側カム表面とマルチローブ外側カム表面とを画定するマルチローブ凹部を備え、
内燃機関がさらに、
少なくとも1つのシリンダ・モジュールを備え、各シリンダ・モジュールが、
シャフトに対して直径方向で向かい合わされ、間に側方カムが挿間された1対のシリンダと、
各シリンダ内のピストンであって、側方カムの内側及び外側カム表面に係合するための関連の係合手段をそれぞれ備えるピストンと、
ピストンを接続する接続部材と
を備え、
ピストンの係合手段が側方カムの内側及び外側カム表面と係合することによって、使用時のシリンダ内でのピストンの往復運動が、シャフトに回転運動を与える
内燃機関を提供する。
好ましくは、各ピストンに関連付けられる係合手段は、それぞれ内側及び外側の側方カム表面に係合する個別のカム従動子を備える。
また、本発明は、直径方向で対向するシリンダを備えるエンジン用のピストン・アセンブリであって、
ねじ切り端部を備える細長い接続部材と、
2つのピストンとを備え、各ピストンが、使用時に接続部材のそれぞれの端部に装着するためのねじ切り構成を備える
ピストン・アセンブリを提供する。
ねじ切り端部を備える細長い接続部材と、
2つのピストンとを備え、各ピストンが、使用時に接続部材のそれぞれの端部に装着するためのねじ切り構成を備える
ピストン・アセンブリを提供する。
好ましくは、接続部材は、さらに、使用時にカムが通過して延在する内部空間を画定する中心部を備える。
好ましくは、接続部材は、さらに、使用時にシャフトが通過して延在することができる細長いアパーチャを画定する中心部を備える。
好ましくは、接続部材は、さらに、内部空間の端部に隣接して係合手段取付け凹部を備える。
好ましくは、各ピストンは、ねじ切り構成を画定する装着構成を備える。
好ましくは、ねじ切り構成は、装着構成内に形成された内部キャビティである。
好ましくは、接続部材は、第1の長手方向区域と第2の長手方向区域に分割され、第1の区域と第2の区域は、ピストンが端部に装着されるときに、ピストンによって一体に保持される。
好ましくは、接続部材の各端部、及びピストンの各装着構成は、装着アパーチャを備え、アセンブリが、さらに、接続部材とピストンとの位置合わせされた装着アパーチャ内にそれぞれ挿入可能な少なくとも2つの取付けピンを備える。
また、本発明は、直径方向で対向するシリンダを備えるエンジン用のピストン・アセンブリであって、
端部を備える細長い接続部材と、
2つのピストンとを備え、各ピストンが、接続部材のそれぞれの端部に装着するように適合され、
接続部材が、第1の長手方向区域と第2の長手方向区域に分割され、第1の区域と第2の区域が、ピストンが端部に装着されるときに、ピストンによって一体に保持される
ピストン・アセンブリを提供する。
端部を備える細長い接続部材と、
2つのピストンとを備え、各ピストンが、接続部材のそれぞれの端部に装着するように適合され、
接続部材が、第1の長手方向区域と第2の長手方向区域に分割され、第1の区域と第2の区域が、ピストンが端部に装着されるときに、ピストンによって一体に保持される
ピストン・アセンブリを提供する。
好ましくは、接続部材の端部は、ねじを切られ、各ピストンは、接続部材のそれぞれの端部への装着のためのねじ切り構成を備える。
好ましくは、接続部材は、第1の長手方向区域と第2の長手方向区域が互いに装着されるときに、内部空間を有する中心部を画定する。
好ましくは、接続部材は、第1の長手方向区域と第2の長手方向区域が互いに装着されるときに、内部空間の端部に隣接して係合手段取付け凹部を画定する。
好ましくは、接続部材の各端部と、各ピストンとが、装着アパーチャを備え、アセンブリが、さらに、接続部材とピストンとの位置合わせされた装着アパーチャ内にそれぞれ挿入可能な少なくとも2つの取付けピンを備える。
また、本発明は、
第1の面と第2の面を備える概してディスク形状の本体と、
第1の面及び/又は第2の面に形成されたマルチローブ凹部とを備えるエンジン用のカムであって、各マルチローブ凹部が、マルチローブ内側カム面と、マルチローブ外側カム面とを画定する
エンジン用のカムを提供する。
第1の面と第2の面を備える概してディスク形状の本体と、
第1の面及び/又は第2の面に形成されたマルチローブ凹部とを備えるエンジン用のカムであって、各マルチローブ凹部が、マルチローブ内側カム面と、マルチローブ外側カム面とを画定する
エンジン用のカムを提供する。
好ましくは、カムは、さらに、ギア歯を備える。
また、本発明の他の態様も開示される。
本発明の範囲内に含まれることがある他の形態もあるが、次に、本発明の好ましい実施例を、単に例として、添付図面を参照して説明する。
以下の説明では、様々な実施例における同様又は同一の参照番号が同一又は同様の特徴を示すことに留意すべきである。
まず図1及び図2を参照すると、これらの図には、4シリンダ4行程エンジン30の内部構成要素が示されている。内部構成要素を明瞭に見ることができるように、2対の対向シリンダを含む外側エンジン・ケーシングは省かれている。
エンジン30は、出力シャフト32と、フロント・ドライブ・ギア40aと、フロント・カム・ギア50aと、第1のピストン・アセンブリ60及び第2のピストン・アセンブリ70と、3ローブ中心カム80と、リア・カム・ギア50bと、リア・ドライブ・ギア40bとを備える。以下にさらに述べるように、ドライブ・ギア40a及び40b、並びに中心カム80は、全て、シャフト32に軸方向で固定され、シャフト32と共に回転可能であり、一方、カム・ギア50a及び50bは、シャフト32の周りで、シャフト32と逆方向に回転可能である。差動歯車機構アセンブリ(以下に述べる)が、ドライブ・ギア40a及び40bとカム・ギア50a及び50bとを一体に結合する。第1のピストン・アセンブリ60と第2のピストン・アセンブリ70(以下にさらに述べる)はそれぞれ、一般に、それぞれの細長い接続部材61、71を備え、ピストン62a及び62b、72a及び72bが、それぞれの接続部材61及び71の端部に取り付けられる。第1のピストン・アセンブリ60と第2のピストン・アセンブリ70の軸は、シャフト32の周りで互いに対して60°の角度である。
図3及び図4は、ドライブ・ギア40を示し、ドライブ・ギア40は、本体41と、外歯42と、中心アパーチャ43とを有する平歯車である。中心アパーチャ43は、シャフト32と対合して回転するようにキー止め又はキー溝結合される。本体41は、望みに応じて、その重量を軽量化する/バランスを取るために、アパーチャ44及び/又は凹部45を含むことができる。2つのドライブ・ギア40はそれぞれ、エンジン30のフロント・エンジン・ギア40a及びリア・エンジン・ギア40bを形成する。
図3及び図5は、カム・ギア50を示し、カム・ギア50も、一般に、本体51と、外歯52と、中心アパーチャ53とを有する平歯車である。中心アパーチャ53は、ころ軸受34を受け入れて取り付けるように適合される。本体51は、第1の面54と、第2の面55とを含む。3ローブ凹部56が本体51に形成され、本体51は、概して第2の面55から第1の面54に向けて延在する。3ローブ凹部56は、(第1の)3ローブ内側カム表面57と、(第2の)3ローブ外側カム表面58とを画定する。したがって、第2の凹部58は、第1の凹部57から軸方向で離隔されている。また、本体51は、望みに応じて、その重量を軽量化する/バランスを取るために、アパーチャ59及び/又は凹部45を含むことができる。2つのカム・ギア50はそれぞれ、エンジン30のフロント・カム・ギア50a及びリア・カム・ギア50bを形成する。フロント・カム・ギア50aとリア・カム・ギア50bは、互いに鏡映となるように配置される。各軸受34は、それぞれのカム・ギア50のアパーチャ53に取り付けられた外側レース35と、シャフト32に取り付けられた内側レース36とを含む。したがって、カム・ギア50a及び50bは、シャフト32と逆方向に回転することができる。カム・ギア50a及び50bと、ドライブ・ギア40a及び40bとは、同じ外径を有する。
図3及び図6は、接続部材61とピストン62とを備える第1のピストン・アセンブリ60を示す。接続部材61は、中心部64と端部65とを有する細長い本体63を含む。図6(c)に示されるように、中心部64は、第1の中心プレート67a及び第2の中心プレート67bを含み、中心プレート67aと67bは、それらの間に空間68を画定するように互いに離隔される。図6(a)に示されるように、第1の中心プレート67aと第2の中心プレート67bはどちらも、細長い楕円形アパーチャ69を備え、使用時にシャフト32がアパーチャ69を通って延在し、これにより、第1のピストン・アセンブリ60が、その長手方向軸に沿って往復運動できるようにする。また、第1の中心プレート67aと第2の中心プレート67bはそれぞれ、プレートに形成された細長い内側凹部104を含み、凹部104は、空間68に面する。軸受取付け凹部91は、空間68の端部で中心部64に形成される。軸受取付け穴102が、取付け凹部91と共に形成され、取り付け穴102の軸は、シャフト32の長手方向軸に平行である。したがって、空間68は、これらの軸に垂直な方向に開く。
端部65は、遠位端92aと、第1のテーパ付き部分93aと、円筒形ねじ切り部分94aと、第2のテーパ付き部分95aとを備える。また、端部65は、取付けピン・アパーチャ100aを含む。ピストン62は、それぞれ、その非燃焼側の面97から延在する装着構成96を備える。各装着構成96は、端部65の形状に対応するように成形された内部キャビティ98を含む。したがって、内部キャビティ98は、遠位端92bと、第1のテーパ付き部分93bと、円筒形ねじ切り部分94bと、第2のテーパ付き部分95bとを含む。また、各装着構成96は、取付けピン・アパーチャ100bを含む。
図6(b)に示されるように、接続部材本体63は、本体63の長手方向軸と平行であり、軸受取付け穴102及びシャフト32の軸に垂直な平面に沿って、同一の第1の区域101aと第2の区域101bに分割される。したがって、第1の区域101a及び第2の区域101bは、それぞれの中心プレート67a及び67bを含む。第1の区域101aと第2の区域101bは、ピストン62が端部65に装着されるときに、ピストン62によって一体に保持される。対合する第1のテーパ付き部分93aと93b、ねじ切り部分94aと94b、及び第2のテーパ付き部分95aと95bは、取付けピン103が取り付けられる位置合わせされた取付けピン・アパーチャ100aと100bと共に、第1の区域101aと第2の区域101bが互いに保持されることを保証する。組み立てられた後、中心プレート67aと67bは、それらの間に空間68を画定し、軸受取付け凹部91が画定される。本体63は、第1の区域101aと第2の区域101bに分割され、それにより、以下にさらに論じるように、組立て中に第2のピストン・アセンブリ70の接続部材71を空間68内に配設することができる。
図3及び図7は、接続部材71とピストン72とを備える第2のピストン・アセンブリ70を示す。接続部材71は、接続部材61と同様に成形され、中心部74と端部75とを有する細長い本体73を含む。中心部74は、第1の中心プレート77a及び第2の中心プレート77bを含み、中心プレート77aと77bは、それらの間に空間78を画定するように互いに離隔される。また、第1の中心プレート77aと第2の中心プレート77bはそれぞれ、プレートに形成された細長い外側凹部124を含み、凹部124は、空間78とは逆に面する。第1の中心プレート77aと第2の中心プレート77bはどちらも、細長い楕円形アパーチャ79を備え、使用時にシャフト32がアパーチャ69を通って延在し、これにより、第2のピストン・アセンブリ70が、その長手方向軸に沿って往復運動できるようにする。軸受取付け凹部111は、空間78の端部で中心部74に形成される。軸受取付け穴122が、取付け凹部111と共に形成され、取り付け穴122の軸は、シャフト32の長手方向軸に平行である。したがって、空間78は、これらの軸に垂直な方向に開く。
端部75は、端部65と同様に成形され、取付けピン・アパーチャ120aを含む。ピストン72は、ピストン62と同一であり、内部キャビティ98との装着構成96を備える。また、装着構成96は、取付けピン・アパーチャ120bを含む。ピストン72が端部75に装着されるとき、取付けピン123は、位置合わせされた取付けピン・アパーチャ120a及び120b内に取り付けられる。接続部材本体73は、単体として形成することができ(図7に示される)、又は、接続部材本体63と同様に、その長手方向軸に沿って、同一の第1の区域と第2の区域に分割することができる(図3に示される)。
図3及び図8は、3ローブ中心カム80を示し、中心カム80は、中心アパーチャ82と3つのローブ83とを有する概してディスク形状の本体81を含む。中心アパーチャ83は、シャフト32と対合して回転するようにキー止め又はキー溝結合される。ローブ82は、シャフト32の軸の周りで等角度間隔で配置され、周縁カム表面84を画定する。カム表面84は、カム・ギア50の内側カム表面57と同一である。
次に、エンジン10の組立てを、主に図1〜図3を参照して述べる。第2のピストン・アセンブリ70に関して、中心軸受対135は、各軸受取付け凹部111の内部に配設され、横軸受136a及び136bは、中心部74の両側の外面に隣接して配設される。軸受対135は、間にスペーサ135cを備える軸受135aと135bを備える。軸受135、136a、及び136bのアパーチャが、それぞれの軸受取付け穴122と位置合わせされ、係止ピン137がそこを通して挿入され、望みに応じてワッシャ138及びサークリップ139又は他の適切な手段によって係止される。次いで、中心カム80が、空間78内に挿入される。軸受135は、中心カム表面84と常に係合するように寸法設定される。
次いで、第1のピストン・アセンブリ60が、第2のピストン・アセンブリ70の接続部材71の各側に第1の区域101a及び第2の区域101bを配設することによって組み立てられる。したがって、各内側凹部104は、対応する外側凹部124に面し、外側凹部124に係合する。第1の区域101aと第2の区域101bがピストン62を介して互いに装着されるとき、軸受取付け凹部91が形成される。中心軸受対145は、各軸受取付け凹部91の内部に配設され、横軸受146a及び146bは、中心部64の両側の外面に隣接して配設される。軸受対145は、間にスペーサ145cを備える軸受145aと145bを備える。軸受145、146a、及び146bのアパーチャは、それぞれの軸受取付け穴102と位置合わせされ、係止ピン147がそこを通して挿入され、ワッシャ148及びサークリップ149によって係止される。
したがって、中心カム80はまた、空間68内部に位置され、軸受135に係合することに加えて、軸受145に係合する。ピストン62及び72が、それらのそれぞれのシリンダ(図示せず)内部に配設されて、それぞれのシリンダ・モジュールを形成するとき、ピストン・アセンブリ60と70が、シャフト32の周りでそれらの間に60°の角度を有して、図2に示されるようにX形構成を形成する。
次いで、シャフト32が、中心カム80と一緒に回転するように中心カム80のアパーチャ82内に挿入される。次いで、それぞれ軸受34を有するカム・ギア50a及び50bが、第1のピストン・アセンブリ60及び第2のピストン・アセンブリ70、並びに中心カム80の両側に配設される。軸受34の内側レース36は、シャフト32に取り付けられる。
第1のピストン・アセンブリ60及び第2のピストン・アセンブリ70の横軸受136a及び146aは、カム・ギア50aの3ローブ凹部56の内部に配設される。軸受136aと146a、及び/又は凹部56は、軸受が3ローブ内側カム表面57と3ローブ外側カム表面58との両方に常に係合するように寸法設定される。同様に、第1のピストン・アセンブリ60及び第2のピストン・アセンブリ70の横軸受136b及び146bは、カム・ギア50bの3ローブ凹部56内部に配設される。次いで、ドライブ・ギア40a及び40bが、それぞれのカム・ギア50a及び50bに隣接して配設され、シャフト32と一緒に回転するようにシャフト32に取り付けられる。
したがって、各ピストンが、関連の係合手段を有し、この係合手段は、中心カム及び(側方)カム・ギアのカム表面に係合するための軸受である。
上述したように、ドライブ・ギア40a及び40b、並びに中心カム80は、全て、シャフト32に軸方向で固定され、シャフト32と共に回転可能であり、一方、カム・ギア50a及び50bは、シャフト32の周りで、シャフト32と逆方向に回転可能である。図9は、ドライブ・ギア40a、カム・ギア50a、ドライブ・ギア40b、及びカム・ギア50bを一体に結合する差動歯車機構アセンブリ150の一例を示す。差動歯車機構アセンブリ150は、第1の軸152の周りで回転可能な第1のギア151を備える。第1のギア151は、例えば、ドライブ・ギア40aに係合する。第1のギア151は、第2のギア153に係合し、第2のギア153は、第2の軸154の周りで回転可能である。第2のギア153は、ドライブ・ギア40aに係合せず、第1のギア151よりも広く、したがって、第2のギア153は、参照番号153aで一般に示されるその下側部分で、カム・ギア50aに係合する。例えば、ドライブ・ギア40aが図9での反時計回り(CCW)で回転している場合、第1のギア151は、時計回り(CW)に回転し、第2のギア153は、反時計回り(CCW)に回転し、カム・ギア50aは、時計回り(CW)に回転する。したがって、ドライブ・ギア40aとカム・ギア50aは、逆方向に回転する。ドライブ・ギア40a及び40bと、カム・ギア50a及び50bとを一体に結合するために、第2のギア153は、カム・ギア50aと50bの両方に係合するようにより広く形成することができ、第1の軸152は、第2のドライブ・ギア40bと第2のギア153とに係合する追加のギアを含むことができる。ドライブ・ギア40a及び40bと、カム・ギア50a及び50bとを一体に結合することが可能な多くの適切な差動歯車機構アセンブリが存在し、したがって、ドライブ・ギア40aと40bが一体に回転し、カム・ギア50aと50bも一体に、しかしドライブ・ギア40a及び40bとは逆方向に回転することを理解されよう。したがって、中心カム80は、カム・ギア50a及び50bと逆回転するように、カム・ギア50a及び50bに間接的に結合される。また、差動歯車機構アセンブリ150を利用して、結合されたドライブ・ギア及びカム・ギアでのギア・バックラッシュを除去又は最小化することもできる。
次に、エンジン30の動作を説明する。ピストン・アセンブリ60及び70は、それぞれのシリンダ・モジュールの一部であり、各ピストン62及び72は、既知のように燃料注入手段、入口弁及び出口弁、並びに着火手段を備えるそれぞれのシリンダ内に配置される。ドライブ・ギア40a及び40bは、望みに応じて入口弁及び出口弁に直接係合するため又はカム・シャフトに係合するための構成、例えばギア、ローブ、又は斜面などを含むことができる。
4行程エンジンでは、(上死点(TDC)及び下死点(BDC)での)4行程は、概して以下のようである。
TDCでのピストンが、排気行程を終了し、吸気行程に入る;
BDCでのピストンが、吸気行程を終了し、圧縮行程に入る;
TDCでのピストンが、圧縮行程を終了し、動力行程を開始する;及び
BDCでのピストンが、動力行程を終了し、排気行程に入る。
TDCでのピストンが、排気行程を終了し、吸気行程に入る;
BDCでのピストンが、吸気行程を終了し、圧縮行程に入る;
TDCでのピストンが、圧縮行程を終了し、動力行程を開始する;及び
BDCでのピストンが、動力行程を終了し、排気行程に入る。
一例では、エンジン30において、ピストン72aが行程(a)にあり、ピストン62aが行程(c)にあり、ピストン62bが行程(b)にあり、ピストン72bが行程(d)にある。この例での点火順序は、ピストン62a、ピストン62b、ピストン72a、次いでピストン72bである。したがって、1つのピストンでの点火が、その向かい側のピストンでの圧縮行程に対応する。代替として、エンジン30は、2行程エンジンでよく、向かい合うピストンが交互に点火する。
シリンダ内での点火と、軸受135、136、145、及び146、並びにカム表面83、57、及び58の間の係合とが、第1のピストン・アセンブリ60及び第2のピストン・アセンブリ70の往復運動を提供する。カム・ギア50aと50bは、一体に回転し、中心カム80に対して逆回転する。したがって、動力行程中、第1のピストン・アセンブリ60及び第2のピストン・アセンブリ70それぞれでの全ての軸受が、カム表面83、57、及び58に係合して力を変換し、シャフト32を回転させる。同じカム表面83、57、及び58が、鋏のような動作で、ピストンの圧縮及び排気行程において他の軸受に係合する。次いで、望みに応じて、シャフト32からの動力を利用することができる。
図10は、本発明の第2の好ましい実施例によるエンジン230を示す。エンジン230は、横に並んだ、エンジン30の実質的に2つのバンク231a及び231bである。バンク231aと231bを結合するために、結合カム・ギア250aが使用される。
図10及び図11は、結合カム・ギア250aを示し、結合カム・ギア50aも、一般に、厚い本体251と、外歯252と、中心アパーチャ253とを有する平歯車である。本体251は、第1の面254と、第2の面255とを含む。中心アパーチャ253は、横並びの2つのころ軸受34を受け入れて取り付けるように適合される。第1の3ローブ凹部256aが本体251に形成され、これは、第1の面254から延在し、また、第2の3ローブ凹部256bが本体251に形成され、本体251は、第2の面255から延在する。3ローブ凹部256a及び256bは、カム・ギア50の3ローブ凹部56と同一であり、どちらも、3ローブ内側カム表面257と、3ローブ外側カム表面258とを含む。3ローブ凹部256a及び256bは、互いに軸方向で60°の角度だけ位相がずれている。また、本体251は、望みに応じて、その重量を軽量化/平衡化するために、アパーチャ259及び/又は凹部245を含むことができる。
したがって、エンジン230は、出力シャフト32と、フロント・ドライブ・ギア40aと、フロント・カム・ギア50aと、第1のピストン・アセンブリ60及び第2のピストン・アセンブリ70並びに中心カム80の第1のセット270と、結合カム・ギア250aと、第1のピストン・アセンブリ60及び第2のピストン・アセンブリ70並びに中心カム80の第2のセット272と、リア・カム・ギア50bと、リア・ドライブ・ギア40bとを備える。第1のセット270での軸受136b及び146bは、第1の3ローブ凹部256aに係合し、第2のセット272での軸受136a及び146aは、第2の3ローブ凹部256bに係合する。したがって、第1のセット270と第2のセット272が互いに結合され、第1のピストン・アセンブリ60の対は、位相をずらして逆方向で往復する。同様に、第2のピストン・アセンブリ70の対は、位相のずれた逆方向で往復する。これは、エンジン230内の移動質量のバランスを取る助けとなる。
エンジン30と同様に、ドライブ・ギア40a及び40b、並びに2つの中心カム80は全て、シャフト32に軸方向で固定されて、シャフト32と共に回転可能であり、一方、カム・ギア50a及び50b、並びに結合カム・ギア250aは、シャフト32に係合され、シャフト32と逆方向で回転可能である。差動歯車機構アセンブリは、ドライブ・ギア40a及び40bと、カム・ギア50a及び50bと、結合カム・ギア250aとを一体に結合する。
図12は、エンジン230の修正された変形形態であるエンジン230bを示す。エンジン230bは、結合カム・ギア250b(図13参照)を使用し、結合カム・ギア250bは、結合カム・ギア250aと同様であるが、第1の結合カム・ギア250aと第2の3ローブ凹部256bが互いに整列されて同位相である点が異なる。したがって、第1のピストン・アセンブリ60の対は一緒に往復運動し、第2のピストン・アセンブリ70の対も一緒に往復運動する。
図14(a)は、各バンクの間にある結合カム・ギア250aによって結合された、横並びの3つのバンク231a、231b、及び231cを有するエンジン280aを示す。したがって、ピストン・アセンブリの隣接する対は、逆方向に往復運動する。
図14(b)は、隣接するバンクを結合するために結合カム・ギア250bを使用する、エンジン280aの修正形態であるエンジン280bを示す。したがって、ピストン・アセンブリの隣接する対は、一緒に往復運動する。
図15(a)は、エンジン280aと同様であるが、4つのバンク231a〜231dを有するエンジン290aを示し、図15(b)は、エンジン280bと同様であるが、やはり4つのバンク231a〜231dを有するエンジン290bを示す。
したがって、本発明の実施例は、既存の内燃機関に勝る利点、及び国際公開第2008/028252号及び国際公開第97/04225号でのエンジンに勝る改良を伴うエンジンを提供する。
シャフトの周りの回転質量がカム・ギア及びドライブ・ギアによって増加されるので、正味燃料消費率(BSFC:Brake Specific Fuel Consumption)が改良される。マルチローブ・カム・ギアが、ギアを提供する。また、マルチローブ・カム・ギアは、内側及び外側の3ローブ・カム・プロファイルを提供し、それらのカム・プロファイルに軸受が従い、これは、ピストンのねじれを実質的に減少させる。さらに、カム表面が摩耗するとき、軸受は、依然としてカム・プロファイルに実質的に接触する。
国際公開第2008/028252号及び国際公開第97/04225号のエンジンでは、ピストンはそれぞれ、2つのマルチローブ・カム表面に接触する各ピストンにつき2つの軸受を有する。この実施例では、エンジンは、任意の所与の時点で5つのマルチローブ・カムと接触する各ピストンにつき3つの軸受を有し、これは、動力伝達を改良し、ピストンでのねじり及び捻回力を減少させる。
動力行程にある(第1の)ピストンと向かい合う(第2の)ピストンは、第2のピストンのBDCからTDCに向かって(動力行程にある第1のピストンのTDCからBDCに向かって)、第2のピストンの横軸受がカム・ギアの3ローブ外側カム表面58に係合するときにトルクを追加する。第2のピストンは、より良く収容されて、シャフトの回転を支援する。
第1のピストン・アセンブリ60では、ピストンを介して互いに再装着することができる2つの同一の半体を有することによって、第1のピストン・アセンブリ60を、その空間68内部に位置された第2のピストン・アセンブリ70と組み立てることができるようにする。
これらのピストン・アセンブリの構成は、ピストンを、より単純にし、製造をより容易にし、より軽量にし、より簡単に組み立てることができるようにする。
国際公開第9704225号及び国際公開第2008/028252 A1号に記載されているように、このエンジンは、3個、5個、又は7個のローブ、又は3よりも大きい任意の奇数個のローブを有する中心カム及びカム・ギアを有することができる。異なる数のローブを有するカムにより、ピストン・アセンブリに関して異なるX形構成角度が提供される。しかし、偶数のローブを用いてもエンジンが動作することができることは明らかである。
また、図10〜図15に示されるエンジンでのバンクは、互いに0°で直列に配置することができ、又は、任意の角度だけ位相をずらして配置することができることに留意されたい。
また、カム・ギア及びドライブ・ギアでの歯は、図示されるように外側ではなく、内側に切ることもできる。
したがって、好ましい実施例は、以下のものの1つ又は複数を含む多くの利点を提供する。
ピストンのねじれを実質的になくすこと;
ピストンでの複雑な滑り面及び関連部品の必要性をなくすこと;
動力行程にある(第1の)ピストンと向かい合う(第2の)ピストンが、第2のピストンのBDCからTDCに向かって(動力行程にある第1のピストンのTDCからBDCに向かって)、第2のピストンの軸受がカム・ギアの3ローブ外側カム58に係合するときにトルクを追加すること;
シャフトの周りでの質量の増加が、高い回転速度でのトルクを加え、質量が、理想的な領域に収容され、カム・ギアが、フリーホイールの役割も果たし、したがってより良いモーメントを提供すること;
ピストン及びピストン間の関連のコネクタ部材がより軽量であるので、往復質量がより少ないこと;
製造がより容易であり、より安価であること;
より耐久性があること;
結合カム・ギア250又は250bを使用して2個以上(8個、12個、16個などのピストン)のバンクを容易に連係することができること;
改良された正味燃料消費率(BSFC)及び効率;
カム・ギアの外周縁部が、出力シャフトへの動力の伝達を支援するように切られたギアであり、これもまた、シリンダのバンクを容易に接続可能にし、動力伝達を容易にすること;
国際公開第2008/028252号におけるエンジンの前にある大きなギアがなくされるか、又は一連の差動歯車機構と連係して、出力シャフトを通る回転力を発生させるために使用することができ、エンジンとアセンブリの非生産的な重量を減少させること;
国際公開第2008/028252号の滑り面がなくされ、これが、ピストンの下側への油のはねかけ供給に対する妨害を減らすこと;
差動歯車機構を使用して、歯車機構アセンブリでのバックラッシュを除去又は最小化することができること;
横軸受を完全に自立型にすることができること;
負荷の均等な分散;
改良された径方向バランス及び動的バランス;
最適点(「スイート・スポット」)を自然に見つけること;
往復する負荷が、より良く変位されること;及び
製造及び組立てをより容易に且つより単純にする、改良されたピストン設計。
ピストンのねじれを実質的になくすこと;
ピストンでの複雑な滑り面及び関連部品の必要性をなくすこと;
動力行程にある(第1の)ピストンと向かい合う(第2の)ピストンが、第2のピストンのBDCからTDCに向かって(動力行程にある第1のピストンのTDCからBDCに向かって)、第2のピストンの軸受がカム・ギアの3ローブ外側カム58に係合するときにトルクを追加すること;
シャフトの周りでの質量の増加が、高い回転速度でのトルクを加え、質量が、理想的な領域に収容され、カム・ギアが、フリーホイールの役割も果たし、したがってより良いモーメントを提供すること;
ピストン及びピストン間の関連のコネクタ部材がより軽量であるので、往復質量がより少ないこと;
製造がより容易であり、より安価であること;
より耐久性があること;
結合カム・ギア250又は250bを使用して2個以上(8個、12個、16個などのピストン)のバンクを容易に連係することができること;
改良された正味燃料消費率(BSFC)及び効率;
カム・ギアの外周縁部が、出力シャフトへの動力の伝達を支援するように切られたギアであり、これもまた、シリンダのバンクを容易に接続可能にし、動力伝達を容易にすること;
国際公開第2008/028252号におけるエンジンの前にある大きなギアがなくされるか、又は一連の差動歯車機構と連係して、出力シャフトを通る回転力を発生させるために使用することができ、エンジンとアセンブリの非生産的な重量を減少させること;
国際公開第2008/028252号の滑り面がなくされ、これが、ピストンの下側への油のはねかけ供給に対する妨害を減らすこと;
差動歯車機構を使用して、歯車機構アセンブリでのバックラッシュを除去又は最小化することができること;
横軸受を完全に自立型にすることができること;
負荷の均等な分散;
改良された径方向バランス及び動的バランス;
最適点(「スイート・スポット」)を自然に見つけること;
往復する負荷が、より良く変位されること;及び
製造及び組立てをより容易に且つより単純にする、改良されたピストン設計。
上記の実施例に修正を施すことができる、又は本発明を他の形態で具現化することができることは明らかである。例えば、本発明の1つの広範な形態は、ピストン・アセンブリの1つにおける空間内にのみ受け取られる中心カムを有するエンジンを提供する。このエンジンは、例えば、2行程エンジンとして使用することができる。また、カム・ギアでの外側カム表面を省くこともできる。別の実施例では、中心カムを省くことができ、カム・ギアの一方が、シャフトに軸方向で固定され、他方が、シャフトの周りで逆回転するように、シャフトに差動噛合される。これは、国際公開第2008/028252号でのエンジンと同様であるが、マルチローブ凹部に外側カム表面を有するという追加の特徴、及びそれにより提供される追加の利点を有する。
また、エンジン30、又はエンジン230、280、及び290での各バンクは、それに関連付けられる3つ以上のピストン・アセンブリを有することができる。代替として、軸受対135を、単一のより広い軸受によって置き換えることができる。また、ドライブ・ギア40の1つをエンジンから省くこともできる。
代替として、カム・ギアの第1及び第2の(内側及び外側)カム表面、並びに結合カムに係合する横軸受は、それぞれ第1及び第2の側方カム、並びに結合カム表面に係合する個別のカム従動子を備えることができる。
解釈
実施例:
本明細書を通じて、「一実施例」又は「実施例」への言及は、実施例に関連して述べられる特定の機能、構造、又は特徴が本発明の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。したがって、本明細書を通して様々な箇所での語句「一実施例で」又は「実施例で」の出現は、必ずしも全てが同じ実施例を表すものではないが、同じ実施例であってもよい。さらに、1つ又は複数の実施例において、本開示から当業者には明らかなように、任意の適切な様式で特定の機能、構造、又は特徴を組み合わせることができる。
実施例:
本明細書を通じて、「一実施例」又は「実施例」への言及は、実施例に関連して述べられる特定の機能、構造、又は特徴が本発明の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。したがって、本明細書を通して様々な箇所での語句「一実施例で」又は「実施例で」の出現は、必ずしも全てが同じ実施例を表すものではないが、同じ実施例であってもよい。さらに、1つ又は複数の実施例において、本開示から当業者には明らかなように、任意の適切な様式で特定の機能、構造、又は特徴を組み合わせることができる。
同様に、本発明の例示的実施例の上記の説明において、本発明の様々な特徴は、本開示を円滑にするために、及び様々な本発明の態様の1つ又は複数の理解を支援するために、しばしば単一の実施例、図、又はその説明に一体にまとめられることを理解すべきである。しかし、この開示方法は、特許請求される発明が、各請求項に明示的に記載されるよりも多くの特徴を必要とするという意図を表すものとは解釈すべきではない。そうではなく、以下の特許請求の範囲が表すことは、単一の前述の開示された実施例の全ての特徴に満たない場合であっても、進歩性のある態様となるということである。したがって、「発明を実施するための形態」の項に続く特許請求の範囲は、この「発明を実施するための形態」の項に明示的に組み込まれ、各請求項は、本発明の個別の実施例として独立している。
さらに、当業者に理解されるように、本明細書で述べるいくつかの実施例は、他の実施例に含まれるいくつかの特徴を含むが、他の特徴は含まず、様々な実施例の特徴の組合せは、本発明の範囲内にあるものと意図され、様々な実施例を形成する。例えば、以下の特許請求の範囲において、特許請求される実施例の任意のものを任意の組合せで使用することができる。
対象の異なる実例
本明細書で使用するとき、別段の指示がない限り、共通の対象を述べるための序数詞「第1の」、「第2の」、「第3の」などの使用は、単に、同様の対象の異なる実例に言及していることを示し、そのように述べられた対象が、時間的に、空間的に、序列的に、又は任意の他の様式で所与の順序でなければならないことを示唆することは意図されていない。
本明細書で使用するとき、別段の指示がない限り、共通の対象を述べるための序数詞「第1の」、「第2の」、「第3の」などの使用は、単に、同様の対象の異なる実例に言及していることを示し、そのように述べられた対象が、時間的に、空間的に、序列的に、又は任意の他の様式で所与の順序でなければならないことを示唆することは意図されていない。
特定の詳細
本明細書に提供される説明において、多くの特定の詳細が記載される。しかし、本発明の実施例は、これらの特定の詳細なしで実施されることがあることを理解されたい。その他の場合においては、本説明の理解を曖昧にしないように、周知の方法、構造、及び技法は詳細には示していない。
本明細書に提供される説明において、多くの特定の詳細が記載される。しかし、本発明の実施例は、これらの特定の詳細なしで実施されることがあることを理解されたい。その他の場合においては、本説明の理解を曖昧にしないように、周知の方法、構造、及び技法は詳細には示していない。
用語
図面に例示される本発明の好ましい実施例を説明する際、分かりやすくするために特定の用語を利用する。しかし、本発明は、そのようにして選択された特定の用語に限定されるものとは意図されず、各特定の用語が、同様の技術的な目的を達成するために同様に機能する全ての技術的な均等物を含むことを理解されたい。「前方」、「後方」、「径方向」、「周方向」、「上方向」、「下方向」等の用語は、基準点を提供するための便宜上の語として使用され、限定する用語と解釈すべきではない。
図面に例示される本発明の好ましい実施例を説明する際、分かりやすくするために特定の用語を利用する。しかし、本発明は、そのようにして選択された特定の用語に限定されるものとは意図されず、各特定の用語が、同様の技術的な目的を達成するために同様に機能する全ての技術的な均等物を含むことを理解されたい。「前方」、「後方」、「径方向」、「周方向」、「上方向」、「下方向」等の用語は、基準点を提供するための便宜上の語として使用され、限定する用語と解釈すべきではない。
「備える」及び「含む」
以下の特許請求の範囲及び本発明の上記の説明において、明確な言い回し又は必然的な含意により文脈上他の解釈が必要な場合を除き、語「備える」又はその活用変化は、包含的意味合いで使用され、すなわち、記述される特徴の存在を指定するが、本発明の様々な実施例におけるさらなる特徴の存在又は追加を除外しない。
以下の特許請求の範囲及び本発明の上記の説明において、明確な言い回し又は必然的な含意により文脈上他の解釈が必要な場合を除き、語「備える」又はその活用変化は、包含的意味合いで使用され、すなわち、記述される特徴の存在を指定するが、本発明の様々な実施例におけるさらなる特徴の存在又は追加を除外しない。
本明細書で使用される「含む」も、限定的でない語(open term)であり、これも、この語に先行する要素/特徴を少なくとも含むことを意味し、他を除外することは意味しない。したがって、「含む」は、「備える」と同義であり、「備える」を意味する。
発明の範囲
したがって、本発明の好ましい実施例であると考えられるものを述べてきたが、当業者は、本発明の精神から逸脱することなくそれらに他の修正及びさらなる修正を施すことができることを理解されよう。また、本発明の範囲内に入るものとして全てのそのような変更及び修正を特許請求することが意図される。例えば、上述した任意の製法は、使用することができる処置を単に代表するものである。ブロック図に対して機能が追加又は削除されることがあり、機能ブロック間で動作が交換されることがある。本発明の範囲内で述べられる方法に対してステップが追加又は削除されることがある。
したがって、本発明の好ましい実施例であると考えられるものを述べてきたが、当業者は、本発明の精神から逸脱することなくそれらに他の修正及びさらなる修正を施すことができることを理解されよう。また、本発明の範囲内に入るものとして全てのそのような変更及び修正を特許請求することが意図される。例えば、上述した任意の製法は、使用することができる処置を単に代表するものである。ブロック図に対して機能が追加又は削除されることがあり、機能ブロック間で動作が交換されることがある。本発明の範囲内で述べられる方法に対してステップが追加又は削除されることがある。
本発明を特定の例を参照して説明してきたが、本発明を多くの他の形態で具現化することができることを当業者は理解されよう。
以上のことから、説明した構成は、エンジン、ポンプ、道路及びレール車両、航空機、及び工業生産に関係付けられる産業に適用可能であることが明らかである。
Claims (63)
- シャフトと、
前記シャフトに固定されたマルチローブ中心カムであって、中心カム表面を画定する少なくとも3つのローブを有する中心カムと、
少なくとも1つのシリンダ・モジュールであって、各シリンダ・モジュールが、
前記シャフトに対して直径方向で対向する1対のシリンダであって、間に前記中心カムが挿間される1対のシリンダと、
各シリンダ内のピストンであって、前記中心カム表面に係合するための関連する係合手段をそれぞれが有するピストンと、
前記ピストンを接続する接続部材であって、前記中心カムが通って延びる内部空間を有する接続部材と
を有する少なくとも1つのシリンダ・モジュールと
を有する内燃機関であって、
前記ピストンの前記係合手段が前記中心カムの前記中心カム表面と係合することによって、使用時の前記シリンダ内での前記ピストンの往復運動が、前記シャフトに回転運動を与える、内燃機関。 - 前記少なくとも1つのシリンダ・モジュールが、2つのシリンダ・モジュールである請求項1に記載の内燃機関。
- 前記中心カムが、3+n個のローブを有し、nが、ゼロ又は偶数の整数であり、前記接続部材の軸線が、互いに対して、前記中心カムのローブの数で360°を割ることによって得られる値の実質的に半分の角度である請求項2に記載の内燃機関。
- 前記少なくとも1つのシリンダ・モジュールが、3つのシリンダ・モジュールである請求項1に記載の内燃機関。
- 前記シャフトの周りで逆回転するように、前記中心カムに差動噛合された少なくとも1つのマルチローブ側方カムをさらに有する請求項1に記載の内燃機関。
- 前記少なくとも1つの側方カムが、前記中心カムの両側に配設された2つのマルチローブ側方カムである請求項5に記載の内燃機関。
- 前記少なくとも1つの側方カムが、各ピストンに関連付けられる対応する係合手段によって係合される第1のマルチローブ側方カム表面を有する請求項5に記載の内燃機関。
- 前記少なくとも1つの側方カムが、前記第1の側方カム表面から軸線方向に離隔された第2のマルチローブ側方カム表面を有する請求項7に記載の内燃機関。
- 前記第1の側方カム表面と第2の側方カム表面がどちらも、各ピストンに関連付けられる前記対応する係合手段によって係合される請求項8に記載の内燃機関。
- 前記少なくとも1つの側方カムの前記第1及び第2の側方カム表面が、前記少なくとも1つの側方カムに形成されるマルチローブ凹部によって画定される請求項8に記載の内燃機関。
- 前記少なくとも1つの側方カムが、ギア歯を有する請求項5に記載の内燃機関。
- 前記シャフトに固定された少なくとも1つのドライブ・ギアをさらに有し、前記少なくとも1つの側方カムが、前記少なくとも1つのドライブ・ギアに差動噛合される請求項5に記載の内燃機関。
- 各ピストンに関連付けられる前記係合手段が、少なくとも1つのころ軸受従動子を有する請求項1に記載の内燃機関。
- 各ピストンに関連付けられる前記係合手段が、前記内部空間に隣接して配設された少なくとも1つのころ軸受従動子を有する請求項1に記載の内燃機関。
- 各ピストンに関連付けられる前記係合手段が、前記第1の側方カム表面と前記第2の側方カム表面との間に配設された少なくとも1つのころ軸受従動子を有する請求項9に記載の内燃機関。
- 各ピストンに関連付けられる前記係合手段が、前記第1及び第2の側方カム表面のそれぞれと係合する個別のカム従動子を有する請求項9に記載の内燃機関。
- 前記接続部材が、ねじ切り端部を有し、各ピストンが、前記接続部材のそれぞれの端部への装着のためのねじ切り構成を有する請求項1に記載の内燃機関。
- 各ピストンが、前記ねじ切り構成を画定する装着構成を有する請求項17に記載の内燃機関。
- 前記ねじ切り構成が、前記装着構成内に形成された内部キャビティである請求項18に記載の内燃機関。
- 前記接続部材は、前記シャフトが通過して延びる細長いアパーチャを有する請求項1に記載の内燃機関。
- 前記接続部材が、第1の長手方向区域と第2の長手方向区域に分割され、前記第1の区域と第2の区域は、前記ピストンが前記接続部材の端部に装着されたときに前記ピストンによって一体に保持される請求項1に記載の内燃機関。
- 前記第1のマルチローブ側方カム表面が、前記中心カム表面と同一である請求項7に記載の内燃機関。
- 前記少なくとも1つの側方カムが、前記中心カムと同数のローブを有する請求項5に記載の内燃機関。
- シャフトと、
前記シャフトに固定されたマルチローブ中心カムであって、中心カム表面を画定する少なくとも3つのローブを有する中心カムと、
前記中心カムの両側に配設された2つのマルチローブ側方カムであって、前記側方カムは、前記中心カムと同数のローブを有し、且つ前記シャフトの周りで前記中心カムと逆回転するように前記中心カムに差動噛合されており、また各側方カムが第1の側方カム表面を画定している2つのマルチローブ側方カムと、
2つのシリンダ・モジュールであって、各シリンダ・モジュールが、
前記シャフトに対して直径方向で対向する1対のシリンダであって、間に前記中心カムが挿間される1対のシリンダと、
各シリンダ内のピストンであって、前記中心カム表面及び前記第1の側方カム表面に係合するための関連する係合手段をそれぞれが有するピストンと、
前記ピストンを接続する接続部材であって、前記中心カムが通って延びる内部空間を有する接続部材と
を有する内燃機関であって、
前記ピストンの前記係合手段が前記中心カム及び側方カムの前記カム表面と係合することによって、使用時の前記シリンダ内での前記ピストンの往復運動が、前記シャフトに回転運動を与える、内燃機関。 - 前記2つの側方カムがそれぞれ、前記第1の側方カム表面から軸線方向に離隔された第2の側方カム表面をさらに有し、前記第1の側方カム表面と前記第2の側方カム表面とがどちらも、各ピストンに関連付けられる前記対応する係合手段によって係合される請求項24に記載の内燃機関。
- 各ピストンに関連付けられる前記係合手段が、前記第1及び第2の側方カム表面のそれぞれと係合する個別のカム従動子を有する請求項25に記載の内燃機関。
- 前記中心カム及び前記側方カムが、3+n個のローブを有し、nが、ゼロ又は偶数の整数であり、前記接続部材の軸線が、互いに対して、前記マルチローブ中心カムのローブの数で360°を割ることによって得られる値の実質的に半分の角度である請求項24に記載の内燃機関。
- 前記2つの側方カムがそれぞれ、ギア歯を有する請求項24に記載の内燃機関。
- 前記シャフトに固定され、且つそれぞれの側方カムに隣接して配設される2つのドライブ・ギアをさらに有し、前記側方カムが、前記ドライブ・ギアに差動噛合される請求項24に記載の内燃機関。
- シャフトと、
少なくとも2つのシリンダ・バンクであって、各シリンダ・バンクが、
前記シャフトに固定されたマルチローブ中心カムであって、中心カム表面を画定する少なくとも3つのローブを有するマルチローブ中心カムと、
少なくとも1つのシリンダ・モジュールであって、各シリンダ・モジュールが、
前記シャフトに対して直径方向で対向する1対のシリンダであって、間に前記中心カムが挿間される1対のシリンダと、
各シリンダ内のピストンと、
前記ピストンを接続する接続部材と
を有する少なくとも1つのシリンダ・モジュールと、
を有する少なくとも2つのシリンダ・バンクと、
各バンクの間に配設された結合カムであって、各結合カムが、前記シャフトの周りで逆回転するように前記中心カムに差動噛合され、且つ反対側の各側で第1のマルチローブ結合カム表面を画定している結合カムと
を有する内燃機関であって、
各ピストンが、前記中心カム表面、及びその隣接する結合カムの第1の結合カム表面に係合するための関連する係合手段を有し、
前記ピストンの前記係合手段が前記中心カム表面及び前記第1の結合カム表面と係合することによって、使用時の前記シリンダ内での前記ピストンの往復運動が、前記シャフトに回転運動を与える、内燃機関。 - 各接続部材は、前記それぞれの中心カムが通って延びる内部空間を有する請求項30に記載の内燃機関。
- 前記少なくとも1つのシリンダ・モジュールが、2つのシリンダ・モジュールである請求項30に記載の内燃機関。
- 各中心カムが、3+n個のローブを有し、nが、ゼロ又は偶数の整数であり、各バンクでの前記接続部材の軸線が、互いに対して、前記中心カムのローブの数で360°を割ることによって得られる値の実質的に半分の角度である請求項32に記載の内燃機関。
- 各最端部バンクのためのマルチローブ側方カムをさらに有し、前記側方カムが、前記シャフトの周りで逆回転するように前記中心カムに差動噛合される請求項32に記載の内燃機関。
- 各側方カムが、前記それぞれのピストンの係合手段によって係合される第1のマルチローブ側方カム表面を有する請求項34に記載の内燃機関。
- 各側方カムが、前記第1の側方カム表面から軸線方向に離隔された第2の側方カム表面をさらに有し、前記第1の側方カム表面と前記第2の側方カム表面とがどちらも、前記それぞれのピストンに関連付けられる前記対応する係合手段によって係合される請求項35に記載の内燃機関。
- 各ピストンに関連付けられる前記係合手段が、前記第1及び第2の側方カム表面のそれぞれの表面に係合する個別のカム従動子を有する請求項36に記載の内燃機関。
- 各結合カムの両側が、前記第1の結合カム表面から軸線方向に離隔された第2のマルチローブ結合カム表面を有し、前記第1の結合カム表面と前記第2の結合カム表面とがどちらも、前記それぞれのピストンに関連付けられる前記対応する係合手段によって係合される請求項30に記載の内燃機関。
- 各ピストンに関連付けられる前記係合手段が、前記第1及び第2の結合カム表面のそれぞれに係合する個別のカム従動子を有する請求項38に記載の内燃機関。
- 前記結合カムの両側の前記第1の結合カム表面が、互いに軸線方向で60°だけ位相をずらされている請求項30に記載の内燃機関。
- 前記結合カムの両側の前記第1の結合カム表面が、互いに整合されている請求項30に記載の内燃機関。
- 各結合カムが、ギア歯を有する請求項30に記載の内燃機関。
- 各側方カムが、ギア歯を有する請求項34に記載の内燃機関。
- 各最端部バンクのためのドライブ・ギアをさらに有し、前記ドライブ・ギアが前記シャフトに固定され、各結合カムが、前記ドライブ・ギアに差動噛合される請求項30に記載の内燃機関。
- 各ピストンに関連付けられる前記係合手段が、少なくとも1つのころ軸受従動子を有する請求項30に記載の内燃機関。
- 前記バンクが、互いに0°で直列に配置される、又は任意の角度だけ位相をずらされる請求項30に記載の内燃機関。
- シャフトと、
前記シャフトに固定された第1の側方カムと、
前記シャフトの周りで逆回転するように、前記第1の側方カムに差動噛合された第2の側方カムと
を有する内燃機関であって、
前記第1の側方カムと第2の側方カムがそれぞれ、マルチローブ内側カム表面とマルチローブ外側カム表面とを画定するマルチローブ凹部を有し、
また前記内燃機関が、
少なくとも1つのシリンダ・モジュールであって、各シリンダ・モジュールが、
前記シャフトに対して直径方向で対向する1対のシリンダであって、間に前記側方カムが挿間された1対のシリンダと、
各シリンダ内のピストンであって、前記側方カムの前記内側及び外側カム表面に係合するための関連する係合手段をそれぞれ有するピストンと、
前記ピストンを接続する接続部材と
を有する少なくとも1つのシリンダ・モジュール
を有し、
前記ピストンの前記係合手段が前記側方カムの前記内側及び外側カム表面と係合することによって、使用時の前記シリンダ内での前記ピストンの往復運動が、前記シャフトに回転運動を与える、内燃機関。 - 各ピストンに関連付けられる前記係合手段が、前記内側及び外側の側方カム表面のそれぞれに係合する個別のカム従動子を有する請求項47に記載の内燃機関。
- 直径方向で対向するシリンダを有するエンジン用のピストン・アセンブリであって、
ねじ切り端部を有する細長い接続部材と、
2つのピストンであって、各ピストンが、使用時に前記接続部材のそれぞれの端部に装着するためのねじ切り構成を有するピストンと
を有するピストン・アセンブリ。 - 前記接続部材は、使用時にカムが通って延びる内部空間を画定する中心部をさらに有する請求項49に記載のピストン・アセンブリ。
- 前記接続部材は、使用時にシャフトが通って延びることができる細長いアパーチャを画定する中心部をさらに有する請求項49に記載のピストン・アセンブリ。
- 前記接続部材が、前記内部空間の端部に隣接して係合手段取付け凹部をさらに有する請求項50に記載のピストン・アセンブリ。
- 各ピストンが、前記ねじ切り構成を画定する装着構成を有する請求項49に記載のピストン・アセンブリ。
- 前記ねじ切り構成が、前記装着構成内に形成された内部キャビティである請求項53に記載の内燃機関。
- 前記接続部材が、第1の長手方向区域と第2の長手方向区域に分割され、前記第1の区域と前記第2の区域は、前記ピストンが前記端部に装着されたときに前記ピストンによって一体に保持される請求項49に記載のピストン・アセンブリ。
- 前記接続部材の各端部、及び前記ピストンの各装着構成が、装着アパーチャを有し、前記アセンブリが、前記接続部材と前記ピストンの整合された装着アパーチャ内にそれぞれ挿入可能な少なくとも2つの取付けピンをさらに有する請求項53に記載のピストン・アセンブリ。
- 直径方向で対向するシリンダを有するエンジン用のピストン・アセンブリであって、
端部を備える細長い接続部材と、
2つのピストンであって、各ピストンが、前記接続部材のそれぞれの端部に装着するように適合されたピストンと
を有するピストン・アセンブリにおいて、
前記接続部材が、第1の長手方向区域と第2の長手方向区域に分割され、前記第1の区域と前記第2の区域は、前記ピストンが前記端部に装着されたときに前記ピストンによって一体に保持される、ピストン・アセンブリ。 - 前記接続部材の前記端部がねじを切られ、また
各ピストンが、前記接続部材のそれぞれの端部に装着するためのねじ切り構成を有する、請求項57に記載のピストン・アセンブリ。 - 前記接続部材は、前記第1の長手方向区域と前記第2の長手方向区域が互いに取り付けられたときに、内部空間を有する中心部を画定する請求項57に記載のピストン・アセンブリ。
- 前記接続部材は、前記第1の長手方向区域と前記第2の長手方向区域が互いに取り付けられたときに、前記内部空間の端部に隣接して係合手段取付け凹部を画定する請求項59に記載のピストン・アセンブリ。
- 前記接続部材の各端部と、各ピストンとが、装着アパーチャを有し、前記アセンブリが、前記接続部材と前記ピストンの整合された装着アパーチャ内にそれぞれ挿入可能な少なくとも2つの取付けピンをさらに有する請求項57に記載のピストン・アセンブリ。
- 第1の面と第2の面を有する概ねディスク形状の本体と、
前記第1の面及び/又は前記第2の面に形成されたマルチローブ凹部であって、各マルチローブ凹部が、マルチローブ内側カム面、及びマルチローブ外側カム面を画定するマルチローブ凹部と
を有する、エンジン用のカム。 - ギア歯をさらに有する請求項62に記載のカム。
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