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JP2015500106A - 防水性・透湿性の靴 - Google Patents

防水性・透湿性の靴 Download PDF

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JP2015500106A JP2014546386A JP2014546386A JP2015500106A JP 2015500106 A JP2015500106 A JP 2015500106A JP 2014546386 A JP2014546386 A JP 2014546386A JP 2014546386 A JP2014546386 A JP 2014546386A JP 2015500106 A JP2015500106 A JP 2015500106A
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モレッティ,マリオ ポレガート
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Abstract

防水性・透湿性の靴(10)であって、甲革(12)とこれの内側にある防水性・透湿性機能層(13)とから構成された甲革組付体(11)と、防水性材料から作られて甲革組付体(11)へその下方で接合された接地体部分(15)と、この靴(10)の内側に画定された足挿入空間(A)の下方に設けられてユーザの足を収容する透湿層(16)とを備えてなる防水性・透湿性の靴(10)。開口(17)が設けられ、この開口は、靴(10)に対して側方にあり、透湿層(16)の周辺端縁(16a)へ向かって開放しており、この靴(10)は、周辺端縁(16a)と開口(17)との間に介在された防水性・透湿性機能要素(18)と、機能層(213)の機能部分(213a)とを選択的に有し、透湿層(16)が繊維質、多孔質あるいは微孔質の材料から選択された透湿性材料で作られていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

この発明は防水性・透湿性の靴に関するものである。そのような靴は、限定はされないものの特に安全靴型のものなどである。
靴は、快適なものであるために、内側の局所雰囲気と外側の環境との間における熱および水蒸気の適正な交換を保証しなければならない、ということが知られている。
防水靴を供給する分野では、その靴の熱交換および水蒸気透過を可能にし、液体状態にある水の不透過性を保障する点で、ますます効率的なかつ信頼できる構造を確認するために、上記必要性が強く感じられている。
具体的には、現在もっぱら市販されている防水性・透湿性の靴は、その甲革およびその底革を介して水蒸気透過が可能になるように構成されている。
甲革に関しては、液体状態にある水に対して不透過性である透湿性材料から作られたライニングの備わった靴が市販されている。公知の靴のうちいくつかの型式のものには、防水性と透湿性とを同時に備えた材料によって裏張りされあるいは取って代わった甲革の一部分がある。
しかしながら、足の中に存在する汗腺の大部分が靴の足載せ部すなわち中底によって覆われる足裏に分布しているので、甲革の透湿性だけでは、靴の内側に生じる汗を放散させてユーザに申し分のない快適性を充分に保証することはできない。
このため、足裏の中に発生した汗は容易に蒸発することがなく、湿気あるいは濡れの不愉快な感情が引き起こされる。このことは、足の側方部および上方部を最小限に覆うサンダルのような開放靴においても生じる。
このような理由から、防水性かつ透湿性である材料から作られて必要に応じて保護層および中物芯に一体化される層が備わり、足裏によって占められた靴の領域を経る汗の効果的な流出を全体として可能にする底革の設けられた靴が、知られている。
この場合において、一般に、これらの靴の底革は、例えばヨーロッパ特許出願EP0619959号およびEP0080710号の明細書におけるなめし革のような透湿性材料から作られている。代替品としてのそれらの底革には、ヨーロッパ特許出願EP0858270号およびEP1545153号の明細書におけるように、それらの厚さを貫通する穴あるいは開口の設けられた底革がある。
靴の中における足裏の静止状配置に対して実質的に平行に溝を設けることもまた可能であり、ヨーロッパ特許出願EP1089642号およびEP1185183号の明細書におけるように、水蒸気は、その溝を通じて、接地層に対して側方へ出て行くことができる。
これらの靴は実際のところ、足裏での水蒸気透過および熱発散という問題に対する評価可能な解決策を有しているものの、それらにはまだ、ささいな欠点がいくつか存在している。
具体的に説明すると、底革の構造に関する取り組みを人が意図しないときには、底革の開口が、厚さを貫通して設けられているとともに横断状開口の場合に底革のポリマー材料の中に設けられているときにも、また、底革における脆弱な防水・透湿層の困難な挿入によるときにも認めることができる構造上および経済上の複雑化に直面するのを防止するためには、足裏の下方に配置された領域から地面に最も近くかつ接地層によって保護されている甲革の下方端縁を経て到来する汗の流出が可能になるように、底革の一部を甲革の内側に挿入して靴の構造を改良することが望ましい。
さらにまた、国際特許出願WO2009/149886号およびWO2009/149887号の各明細書に開示された靴構成方法が現在知られている。
これらの構成方法には、接地層に隣接する下方端縁に設けられた複数の側方開口のある甲革が実質的に存在している。
足挿入シートの防水性は、ソックス体のように閉じられて靴の内側を完全に裏張りする防水性・透湿性ライニングによってもたらされている。
空気透過性の透湿層が組付中底の下方であって防水性接地層の上方に配置されている。
この透湿層は3次元布地で作られており、この層によって、水蒸気が、ユーザの足裏に対して垂直方向に通過し、次いで、透湿層の端縁が対向する上記側方開口へ向かって、足裏に対して実質的に平行である方向に流出することができる。
このような構造によれば、ソックス体状ライニングの内側における水の浸透は阻止されるものの、水が、甲革の側方開口を通して漏れ出すとともに、透湿層と、組付中底と、ソックス体状ライニングの外側に配置された他の任意の充填材層とを湿らせるおそれがあるという不都合がある。
このため、防水性ソックス体よりも低い透湿層および他のいくつかの層に染み込む水は、滞留しがちであり、マイナスに作用する複数の欠点を生じさせる。
具体的に説明すると、滞留した水によって、それが染み込む透湿層を経る水蒸気透過の可能性が損なわれる。
さらに、滞留した水は、蒸発することによって、熱を吸収するとともにユーザの足裏の冷却を引き起こし、とりわけ、降雨量がより多くてそのため靴の使用時における水の浸透のおそれがより大きい季節にほぼ対応する寒い季節の間においては、靴の快適性を損なう。
しかも、透湿層に染み込み、また場合によっては防水性ライニングの外側にある他のいくつかの層にも染み込む水によって、靴の重さが増大し、とりわけユーザが靴を長時間使用すると疲れやすくなる。
そのうえ、透湿層および場合によっては防水性ライニングの外側にある他のいくつかの層は、靴の寿命期間中に水が周期的に染み込み、靴の性能を損なうことがある不健全な細菌培養基の増殖のための優先部位になりがちである。
加えて、いずれも防水性であるライニングと接地層との間に含まれていて水が染み込んだ靴の材料は、長時間、湿ったままあるいは湿気の高いままで残りがちであり、ゆっくりと乾燥するため、急速に劣化する。
さらにまた、適切な保護物がないときには、汚れた水とほこりによって甲革の開口と透湿層とが塞がれることがあり、その透湿機能が致命的に損なわれる。
この発明の狙いは、現在知られている靴のいくつかの制約および欠点を克服することができ、とりわけ透湿層への染み込みを防止することができるとともに、その透湿層を介する水蒸気透過のための効率的特性を維持する靴を提供することである。
この狙いの範囲内で、この発明の1つの目的は、靴の底革から到来する水の透湿層への染み込みを防止することができるとともに、靴の構造を堅くすることのない柔軟なかつ曲がりやすい透湿層を備えることができる靴を考案することである。
この発明の別の目的は、構造的に簡単であり、使用しやすく、また低コストで製造することのできる靴を考案することである。
この狙い、これらの目的、および後にいっそう明らかになるであろう他の諸目的は、
防水性・透湿性の靴であって、
少なくとも1つの甲革とこれの内側にある防水性・透湿性機能層とから構成された甲革組付体と、
防水性材料から作られて前記甲革組付体へその下方で接合された接地体部分と、
この靴の内側に画定された足挿入空間の下方に設けられてユーザの足を収容する少なくとも1つの透湿層と
を備えてなり、
少なくとも1つの開口が設けられ、この開口は、この靴に対して側方にあり、前記接地体部分への前記甲革組付体の結合の領域に近接しており、前記少なくとも1つの開口は、前記少なくとも1つの透湿層の周辺端縁へ向かって開放しており、
この靴は、前記少なくとも1つの開口から到来する水が前記少なくとも1つの透湿層へ接近するのを阻止するように、前記周辺端縁と前記少なくとも1つの開口との間に介在された
少なくとも1つの防水性・透湿性機能要素と、
前記機能層の少なくとも1つの機能部分と
を選択的に有していることと、
前記少なくとも1つの透湿層が繊維質、多孔質あるいは微孔質の材料から選択された透湿性材料で作られている
ことを特徴とする防水性・透湿性の靴によって達成される。
この発明のさらに別の諸特性および諸利点は、添付図面において非限定的な例として示されたこの発明による靴の、好ましいが限定的ではないいくつかの実施形態の記載から、いっそう明らかになるであろう。
図1は、この発明による靴の細部の拡大断面斜視図である。 図2aは、この発明による靴の1つの構成要素の斜視図である。図2b、図2cおよび図2dは、この発明による靴の、図2aに示された構成要素の代替実施形態におけるいくつかの細部の拡大斜視図である。 図3は、この発明による靴の第1代替実施形態における細部の拡大断面図である。 図4は、この発明による靴の第2代替実施形態における細部の拡大断面図である。 図5は、この発明による靴の上記第2代替実施形態の変形例における細部の拡大断面図である。 図6は、この発明による靴の第3代替実施形態における細部の拡大断面図である。 図7は、この発明による靴の第4代替実施形態における細部の拡大断面図である。
これらの図面によれば、参照符号10が防水性・透湿性の靴を全体として表わしており、この靴10は、限定はされないものの特に安全靴型のものなどであり、
甲革組付体11と、接地体部分15と、透湿層16とを備えてなり、
甲革組付体11は、透湿性あるいは穿孔されているのが好都合である甲革12と、この甲革12に対して内側にある防水・透湿機能層13と、さらに好都合には内側ライニング14とから構成され、
接地体部分15は、防水性材料から作られて、甲革組付体11へその下方で接合され、
透湿層16は、ユーザの足を収容するように靴10の内側に画定された足挿入空間Aの下方に設けられている。
いくつかの開口17が設けられており、これらは、靴10に関して側方にあり、接地体部分15への甲革12の結合領域に近接している。これらの開口17は透湿層16の周辺端縁16aへ向かって開いている。
この発明によれば、この靴10には、開口17から到来する水が透湿層16へ接近するのを阻止するために、周辺端縁16aと開口17との間に介在された少なくとも1つの防水・透湿機能要素18が備わっている点に特徴がある。
機能要素18は透湿層16の周辺端縁16aのすべてを取り囲んでいる。
接地体部分15は、密封用ブリッジによって機能層13へ密封されている。この密封用ブリッジは、少なくとも開口17の部分において防水性・透湿性であり、また、接地体部分15および機能層13へ密封された機能要素18によって設けられている。
この発明による透湿層16は、繊維質、多孔質あるいは微孔質の材料から選択された透湿性材料で作られている。具体的に説明すると、このような手法では、上記透湿層は、ユーザの体重を支えるために圧縮に対して充分に抵抗性があるのが有利であり、また、靴10の使用中にその変形を妨げることなく水蒸気の循環を可能にして、ユーザの快適性を充分に利する。
好ましいのは、上記透湿性材料が、疎水性の上方層と疎水性の中間層と親水性の下方層とが備わっている3次元布地であることであり、ここで、
上方層は、ユーザの足裏の方へ向くように構成され、
中間層は、上記上方層を通じてこの中間層の中に導入された水蒸気を移送するとともにそれを周辺端縁16aへ向けて案内するために、水蒸気のためのいくつかの優先通路19が、この中間層の中に設けられているとともにその主要長手方向に実質的に沿って伸張しており、
下方層は、ユーザの足裏から到来して上記上方層および上記中間層を透過した汗をそれ自体の上へ分散させるように構成されている。
有利であるのは、優先通路19が、靴10の長手伸張部の方向に対して実質的に横断状であり、上記中間層に、上記長手方向に対して横断状であるいくつかのリブ20がこれらの間に優先通路19を画定するために設けられていることである。
有利であるのは、上記上方層に、リブ20の頂上部を覆う布地の細長片のある構造が備わっていることである。
好都合であるのは、上記下方層が、綿、リンネル、セルロース、合成材料あるいは他の同等繊維から選択された材料からなる繊維で作られていることである。
具体的には、好ましい1つの解決策では、上記下方層は、例えば変性ナイロン6あるいは変性ナイロン66のようなポリアミドの繊維から作られている。
上記中間層は、いくつかのリブ20を画定するために、上記上方層と上記下方層とで織り合わされていると好都合である。
これらのリブ20は、2mm以上の厚さがあると好都合であり、3mm〜4mmの厚さに構成されているのが好ましい。
さらにまた、細長片のある上記上方層には、実質的に2mm以上で6mm以下の上記細長片の幅があると有利であり、約4mmの幅があるのが好ましい。
優先通路19には、連続する2つのリブ20どうしの間の空間によって画定された中程度の幅があると好都合であり、その幅は、実質的には3mm〜8mmからなり、好ましくは4mmに等しい。
非限定的な代案の例として図2bに示されたこの発明による透湿層の実施の不確定な諸要件に左右されるが、上記上方層には、微細な孔が開けられた連続状布地22の備わった構造がある。
この事例では、上記中間層もまた、微細な孔が開けられた布地から作られているとともに、上記リブを設けるためにひだ付けされている。
代案としてのこの発明の付加的実施形態では、不確定な諸要件に左右されるが、上記上方層は、非限定的な例として図2cおよび図2dに示されたような放散用の大穿孔部がある布地によって構成されていると好都合である。ここで、上記上方層は参照符号23および24によって示されており、また、それぞれの大穿孔部は参照符号25および26によって示されている。
この事例では、参照符号27および28によってそれぞれ示された上記中間層に、大穿孔部25および26にそれぞれ対応して空間29および30があると好都合である。上記優先通路は、上記中間層27および28の主要長手方向に沿った上記空間の連続によって画定されている。
有利であるのは、開口17が甲革12の下方端縁31に設けられており、この端縁31が、開口17において、少なくとも水蒸気に対して透過性であって開口17を通して靴10の中へ貫入する物体を際立たせるように構成されたいくつかの保護インサート32を備えていることである。
これらの保護インサート32は、開口17と、保護インサート32が対向している機能要素18とにおいて、甲革12の本体部12aに取って代わるものであるのが好ましい。
添付図面には示されていないが、この発明の代替実施形態では、上記接地体部分への上記甲革組付体の結合部における実質的に周縁全体で、上記本体部に取って代わる上記保護インサートがただ1つ存在していると好都合である。
添付図面に示されていない代わりのいくつかの変形例では、上記開口と、その中で上記甲革の上記本体部に取って代わる上記保護インサートとは、穿孔されているかあるいはいかなる場合にも透湿性であるウェルトあるいはバンドによって美的に隠されているのが有利である。
保護インサート32は、実施の不確定な諸要件に左右されるが、ネット状型の構造、または編地、織地あるいは3次元布地から作られた構造を選択的に有していると好都合である。
具体的には、保護インサート32は、これらを介する水の吸い取りを際立たせるために、単繊状繊維から作られているのが好ましい。
保護インサート32は、バンドのように形成されていて実質的に20mm〜40mmからなる幅があると好都合である。さらにまた、これらの保護インサート32には、特に1つの中心部分といくつかの側方細長片とが備わり、これらの側方細長片は、保護インサート32の上記長手伸張部を接地体部分15の形状および甲革12の形状に適合させるために、弾性的に伸張可能であり、かつ、少なくとも部分的に弾性変形可能であり、弾性変形する。ここで、保護インサート32は、開口17において甲革12の本体部12aに取って代わっている。
上記中心部分には、横断状繊維構造、ネット構造、編地構造、織地構造、および3次元布地構造の中から選択された構造が備わっていると好都合である。
上記側方細長片の第1のものは甲革12の本体部12aへ接合されていると好都合であり、上記側方細長片の第2のものは接地体部分15へ接合されていると好都合である。
このようにして、保護インサート32は、湾曲しており、上記側方細長片を備えている甲革12の下方縁部31を、とりわけ靴10の爪先領域およびかかと領域を起伏あるいはしわが実質的にない状態に維持するために、上記側方細長片の中を特異な状態に伸張している。このとき、下方端縁31には最大曲率がある。
このことによって、保護インサート32が備わっているかあるいはそれらによって形成されていて、甲革12と接地体部分15と間の羽根状線の上方に露出された状態に残る下方端縁31の一部分の美観を改善することができる。
有利であるのは、機能層13および機能要素18が、発泡ポリテトラフルオロエチレン、つまりe−PTFE、ポリウレタン、つまりPU、および同種の材料の中から選択されると好都合である防水性・透湿性ポリマー材料から作られていることである。
機能要素18は、好ましくはその透湿性を損なうことがないように、従って、例えば接着剤によるスポット接着によって、あるいはホットプレス処理によって、それ自体公知の方法で、甲革12の下方端縁31の内面と保護インサート32の内面とに接合されていると好都合である。
機能要素18は、添付図面において破線部分によってかつ参照符号Bによって表された第1密封領域を形成するために、好ましくは接着あるいは高周波溶接によって、下方端縁31の外面に密封されているのが好ましい。
甲革12の下方端縁31と、ここへ開口17において接合されてこれらの開口17を防水・透湿状に密封する機能要素18とは、「AGOラスティング(AGO靴型成形)法」として知られた作業方法によって、組付中底33の下方で折り返されていると好都合である。この組付中底33は、水に対する密封部をもたらすように適合された防水性材料から作られているのが有利であり、また、透湿層16の下方に設けられているのが有利である。機能要素18は、防水性密封部を形成するために、中底33の下方に接着されている。
靴の代替実施形態におけるいくつかの不確定な諸要件によるが、上記中底は、非防水性材料から作られていると好都合であり、または、水に対する密封部をもたらすように適合されているが水蒸気に対しては透過性である防水性材料から作られているか、あるいは水蒸気循環のために適合された領域において穿孔されていると有利である。
好ましいのは、機能層13に、支持用メッシュによって覆われた足挿入空間Aの外側へ向けられたその面が備わっていることである。このメッシュは、添付図面には示されていないが、例えばナイロンから、それ自体知られた方法で作られる。
機能層13は、接着剤のスポットでの積層による接着によって、その積層物の透湿性を損なうことがないようにして、ライニング14に一体化されているのが有利である。その代わりに、甲革12は、機能層13に一体化されていないか、あるいは機能層13に局部だけで一体化されている。
好都合であるのは、機能層13に、少なくとも1つの足底部分13aと、足挿入空間Aを囲むソックス体を形成するために足底部分13aへ接合された少なくとも1つの側方部分13bとが備わっていることである。
従って、ライニング14には、少なくとも1つの下方部分14aと、足挿入空間Aの内側で機能層13を覆う少なくとも1つの側方部分14bとが備わっていると、好都合である。
不確定な諸要件に左右されるが、ライニング14の下方部分14aおよび側方部分14bは相異なる材料で作ることができる。
機能層13の側方部分13bと足底部分13aとの間の結合部は、縫い合わせによってもたらされるのが好都合であり、また、感熱接着用防水テープによるかあるいは例えばUPACO型の防水用接着剤により、それ自体公知であって添付図面には示されていない方法で密封されるのが好都合である。
いくつかの代替変形例では、上記機能層は、その透湿性を損なわないように、例えばスポット接着によるかあるいはホットプレスにより、それ自体公知の方法で、上記甲革へ一体化されていると好都合である。その代わりに、上記ライニングは、上記機能層に一体化されていないか、あるいは上記機能層に局部だけで一体化されている。
不確定な諸要件によるが、さらに記載されていないかあるいは図示されていないこの発明のいくつかの代替実施形態では、上記機能要素へ接合された上記保護インサートは、上記中底の端縁へ縫い合わせによって結合されていると好都合である。
接地体部分15は、好ましくは、「セメント接着法」として知られた作業方法に応じた接着によって、あるいは、不確定な諸要件に左右されるが、「射出法」として知られた作業方法に応じた型成形によって、甲革組付体11へ接合される。
機能要素18は接地体部分15の上面と中底33の下面とに密封されている。この機能要素18は、「セメント接着」作業方法の場合には、好ましくは密封材料による接着によって、水に対する密封部をもたらすように適合された防水性材料から作られているのが有利である。
「射出」作業方法の場合における1つの代替案として、機能要素18は、好ましくは甲革組付体11の上において、あるいは、甲革組付体11へ結合するためのその上方層のうちの1つ、例えば間底のような層において、接地体部分15を形成するためのポリマー材料を相互型成形することによって、接地体部分15の上面へ密封されている。
この事例では、接地体部分15あるいはその上方のいくつか層の1つを形成する材料は、保護インサート32を、透湿層16の周辺端縁16aに対向するその一部分32aが固定されない状態に残るように、透過するのが好都合である。保護インサート32を透過したこの材料は、添付図面において破線部分によってかつ参照符号Cによって表された第2密封領域を画定するために、防水性密封部を形成するために機能要素18へ捕捉されると好都合である。
機能層13への機能要素18の防水性密封と中底33および機能要素18への接地体部分15の防水性密封とは、靴10の外側環境から甲革12および開口17を通して到来する水の浸入を防止するためと、靴10の内側における足挿入空間Aを湿気から保護するために、基本的に重要である。
実際に、密封領域BおよびCを設けたことにより、汚れた水は、この発明の不確定な諸要件に左右されるが、透湿層16と足挿入空間Aの下方に設けられた他のあらゆる構成要素とへ達することができない。
このように、この発明によれば、接地体部分15は、開口17において機能層13へ防水・透湿状態に密封されている。この密封は、接地体部分15および機能層13へ密封されてこれらの間に密封用ブリッジをもたらす機能要素18によって行われている。
より具体的に説明すると、「AGO靴型成形法」として知られた作業方法による靴10の製造方法では、甲革12の下方端縁31と機能要素18へ接合された保護インサート32とは、機能要素18および機能層13を傷付けるおそれのある鋲あるいは止め釘の使用によらないのが好ましい靴型成形作業で、中底33の周辺端縁33aの下方で折り返されて接着されている。
この靴型成形作業は、爪先靴型成形機として知られた機械で行われるのが好都合であり、その靴型成形機の靴型成形用ペンチは、機能要素18を引き裂くことがないように、平坦にされ、すなわち締付用の歯あるいはぎざぎざ部が取り除かれている。
中底33の特別な機能は、機能層13の足底部分13aが、甲革組付体11の靴型成形における諸工程の間に、上記爪先靴型成形機の足部によって引き裂かれるおそれを防止することである。
この事例では、機能要素18と中底33との間の接合は、靴型成形作業において広く用いられる接着剤の使用によって、防水性密封部を形成するために行われると好都合である。この接着剤は、いかなる場合にも中底33と機能要素18との間に効果的な防水性密封部を保証することのできる、例えばポリウレタン型あるいはそれと同等のような接着剤である。
有利であるのは、添付図面には示されていないが、靴型成形作業において靴型成形用ペンチが機能要素18を引き裂くおそれを防止するように適合された、機能要素18を補強するための補強要素が設けられていることである。
上記補強要素は防水性・熱接着性テープからなっているのが有利であり、そのテープは、弾性的であるとともに、例えばポリウレタン、つまりPUのような合成材料から作られているのが好ましい。
上記補強要素の非限定的な一例は、実質的に110g/m2〜240g/m2に構成された重量があり、現在、TecnoGI社によって提案されているポリウレタンから作られた密封用接着剤から構成されている。
この発明を実施する第2の代替方法では、添付図面に示されていないが、機能要素および保護インサートは、好ましくは、シュトローベル(Strobel)型のものであるのが好都合である縫い合わせ法で、あるいは、「ピンチング(pinching)法」として知られた型の縫い合わせによる実質的に同等の方法で、中底の端縁へ接合される。
有利であるのは、「射出」式の作業方法の場合において、中底33と一体化された甲革組付体11の表面に接地体部分15が、射出成形によって、または熱可塑性材料あるいはポリウレタンから選択されるのが好ましいポリマー材料の注入によって、直接、単一体に形成されていることである。
この場合において、中底33のさらに別の機能は、透湿層16を型成形する間に接地体部分15を透湿層16の形成材料から遮蔽することによって透湿層16の通気性を維持することからなるのが有利である。
具体的に説明すると、接地体部分15を構成するポリマー材料は、金型の中に射出されるかあるいは注入されると好都合である。この場合、そのポリマー材料は、機能要素18を捕捉して防水性密封部を形成し、保護インサート32を通過するとともに、周辺端縁16aに対向する一部分32aを固定されない状態に残す。
さらに記載されていないかあるいは添付図面に示されていない構造的変形例では、接地体部分に、例えばポリウレタンから作られた例えば間底と、例えばゴムから作られて接地体として作用する下方層とのような複数の部分が備わっていてもよい。
この事例では、上記間底を形成する材料は、中底に一体化された甲革組付体の表面に射出されると好都合であり、また、接地体は、間底の表面に相互型成形されるかあるいはそこに接着されると好都合である。
「セメント接着」式の作業方法の場合には、密封材料は、
その密封材料が機能要素18を捕捉するまで保護インサート32を透過するとともに、周辺端縁16aに対向する保護インサート32の一部分32aを固定されない状態に残す保護インサート32の上と、
水に対する密封部をもたらすように適合された防水性材料から作られているのが有利であり、保護インサート32に隣接している中底33の領域の上と
に塗布されると好都合である。
このようにして、接地体部分15は、防水性密封部との相互接合をもたらすために中底33に結合された甲革組付体11へ接合されている。
好都合であるのは、上記密封材料が、シリコーン接着剤、熱可塑性接着剤、例えばH.B.Fuller社によって製造されて商標名IPATHERM S 14/176によって現在知られた接着剤あるいはその同等物のようなポリウレタンホットメルト反応型接着剤、ラテックスあるいはポリウレタンから選択されることである。
図3に非限定的な例として示されたこの発明による靴の第1代替実施形態は、ここでは参照符号100によって全体が表されている。この実施形態は、ここで参照符号132によって表された保護インサートにポリマー材料から作られた側方テープ132aおよび132bが設けられている点で、これまで実質的に記載された先の実施形態とは異なっている。これらのテープ132aおよび132bは、それらの側方フラップを画定するとともに、保護インサート132の、甲革112の本体部112aおよび接地体部分115への結合のために適合されている。
好都合であるのは、これらの側方テープ132aおよび132bが防水性密封部を形成するために、機能要素118に一体化されていることである。
側方テープ132aおよび132bは例えば、ポリ塩化ビニル、つまりPVCから、あるいは熱可塑性ポリウレタン、つまりTPUから作られているのが好都合であり、また、保護インサート132へ縫い合わされているのが好都合である。
具体的に説明すると、第1側方テープ132aは甲革112の本体部112aの端縁へ縫い合わされているのが好ましく、また、第2側方テープ132bは接着によって機能要素118へ接合されているのが好ましい。
側方テープ132aおよび132bによれば、保護インサート132の機能要素118への防水性密封結合をもたらすことが容易になる。その理由は、機能要素118の外面に第1密封領域Bを、また、接地体部分115の上面に第2密封領域Cを設けるために、これらの側方テープを機能要素118の外面へ容易に接着することができ、あるいは高周波溶接することができるからである。
このように、この発明によれば、接地体部分115は、開口117において機能層113へ防水・透湿状態に密封されている。この密封は、接地体部分115および機能層113へ密封されてこれらの間に密封用ブリッジをもたらす機能要素118によって行われている。
この実施形態においてもまた、甲革112の下方端縁131と、開口117でそこへ接合された機能要素118であって上記下方端縁131とこの機能要素118とを防水・透湿状態に密封するための機能要素118とは、「AGO靴型成形法」として知られた作業方法によって、折り返されていると好都合である。ここで、折り返される箇所は、透湿層116の下方に設けられていて水に対する密封をもたらすように適合された防水性材料から作られているのが有利である中底133の下方である。機能要素118は、防水性密封部を形成するために、中底133の下方に接着される。
接地体部分115あるいはその上方におけるいくつかの層のうちの1つを形成する材料は、保護インサート132を透過するとともに、透湿層116の周辺端縁116aに対向する保護インサート132の少なくとも一部分を固定されない状態に残す。保護インサート132を透過した材料は、防水性密封部を形成するために、機能要素118へ捕捉される。
添付図面に示されていない上記第1代替実施形態の変形例では、甲革と、開口において上記甲革へ接合された機能要素とは、これらを防水・透湿状に密封するために、シュトローベル法としてそれ自体知られた作業方法に従って、これらの端部で、透湿層の下方に設けられた中底の周辺端縁へ縫い合わされているのが有利である。
好都合であるのは、接地体部分を形成するかあるいはそのいくつかの上方層のうちの1つを形成する材料が、保護インサートを透過するとともに、透湿層の周辺端縁に対向する保護インサートの少なくとも一部分を固定されない状態に残すことである。保護インサートを透過した材料は、防水性密封部を形成するために、機能要素へ捕捉される。
図4に非限定的な例として示されたこの発明による靴の第2代替実施形態は、ここでは参照符号200によって全体が表されている。この実施形態は、これまで記載された機能要素によってもたらされた機能が、機能層213の少なくとも1つの機能部分213aによって実質的に同等の状況でもたらされる点で、これまで実質的に記載された先の実施形態とは異なっている。
このようにして、この発明によれば、開口217から到来する水の透湿層216への接近を阻止するために、機能部分213aは周辺端縁216aと開口217との間に介在されている。
接地体部分215は、機能層213へ機能部分213aで密封されていると好都合であり、この密封は、接地体部分215と機能層213の機能部分213aとの間に防水性・透湿性である密封用ブリッジを開口217において設けることによって、行われる。
有利であるのは、機能層213が甲革212へ透湿状態に接合されているので、機能層213の機能部分213aがその機能層213の端縁を構成していることである。
甲革212の下方端縁と、そこへ開口217で接合された機能部分213aであって甲革212の下方端縁と機能部分213aとを防水・透湿状態に密封するための機能部分213aとは、「AGO靴型成形法」として知られた作業方法によって、折り返されていると好都合である。ここで、折り返される箇所は、透湿層216の下方に設けられていて水に対する密封をもたらすように適合された防水性材料から作られているのが有利である中底233の下方である。機能部分213aは、防水性密封部を形成するために、中底233の下方に接着される。
接地体部分215あるいはその上方におけるいくつかの層のうちの少なくとも1つを形成する材料は、保護インサート232を透過するとともに、透湿層216の周辺端縁216aに対向する保護インサート232の少なくとも一部分を固定されない状態に残す。保護インサート232を透過した材料は、防水性密封部を形成するために、機能部分213aへ捕捉される。
さらにまた、有利であるのは、ライニング214が、ソックス体のように閉じられているとともに透湿層216を内側に収容していることであり、この場合に、その下方部分214aが中底233の上面へ並列状に配置され、かつ、その側方部分214bが機能部分213aと透湿層216の周辺端縁216aとの間に介在される。
機能層213は、透湿性を損なうことがないように、例えばホットプレス処理によってあるいはスポット接着によって、それ自体公知の方法で、甲革212の本体部212aと保護インサート232とに適切に一体化されていると、好都合である。
言い換えると、ライニング214は、機能層213へ一体化されていないかあるいは局部だけで一体化されているのが好都合である。
具体的に説明すると、機能層213の機能部分213aは、好ましくは機能層213の下方端縁に沿った接着あるいは縫い合わせによって、保護インサート232へ接合されている。
一般に、甲革組付体211の下方縁部211aには、甲革212の下方端縁231と、その下方端縁231の一部であって機能層213へ接合された保護インサート232とが備わっている。この下方縁部211aは、不確定な諸要件に左右されるが、縫い合わせによって、あるいは「AGO靴型成形法」として知られた作業方法によって、中底233へ一体化されているのが有利である。
具体的に説明すると、「AGO靴型成形」の作業方法においては、添付図面に示されていないが、機能層213のための補強要素が存在しているのが好都合である。この補強要素は、靴型成形作業において靴型成形用ペンチが機能層213を引き裂くおそれを防止するように適合される。
上記補強要素は防水性・熱接着性テープからなっているのが有利であり、そのテープは、弾性的であるとともに、合成材料、例えばポリウレタン、つまりPUから作られているとともに、実質的に110g/m2〜240g/m2の重量があり、現在、TecnoGI社によって提案されているようなテープであるのが好ましい。
図5において非限定的な例として示されている、この発明におけるこの実施形態の構造的変形例では、甲革212の下方端縁231と、そこへ開口217において接合された機能部分213aであって上記下方端縁231とこの機能部分213aとを防水・透湿状に密封するための機能部分213aとは、好ましくは、シュトローベル型のものであるのが好都合である縫い合わせ法で、あるいは、「ピンチング法」として知られた型の縫い合わせによる実質的に同等の方法で、それらの端部において中底233の周辺縁部233aへ接合されている。
この事例においてもまた、有利であるのは、接地体部分215あるいはその上方におけるいくつかの層のうちの1つを形成する材料が、保護インサート232を透過するとともに、透湿層216の周辺端縁216aに対向する保護インサート232の少なくとも一部分を固定されない状態に残すことである。保護インサート232を透過した材料は、防水性密封部を形成するために、周辺端縁216aと保護インサート232との内側に沿って並ぶ機能部分213aへ捕捉される。
中底233へ接合された甲革組付体211への接地体部分215の接合は、「セメント接着法」として知られた作業方法に応じた接着によって、あるいは、不確定な諸要件に左右されるが、「射出法」として知られた作業方法に応じた型成形によってもたらされるのが有利である。
このようにして、足挿入空間Aの防水性密封は、
「AGO靴型成形」型式の作業方法の場合には、密封部を設けるために、機能層213の機能部分213aを中底233と接地体部分215の上面とに接着することによって、「セメント接着」作業方法においては、密封部を設けるために、接着によって、あるいは代案としての「射出」作業方法の場合には、防水性密封部を設けるために、接地体部分215あるいはその上方部材の1つを形成する材料を捕捉することによって、
もたらされた防水性密封用結合によって得られ、または、
縫い合わせによる製造の場合には、この防水性密封用結合は、中底233の周辺縁部233aと機能層213の機能部分213aとの間に密封用ブリッジを形成する密封用材料であって、機能部分213aへ達するとともに保護インサート232を透過する密封用材料によってもたらされ、上記密封用材料は、「セメント接着」作業方法の場合には、接着剤であるかあるいは接地体部分215を形成する材料であり、「射出」作業方法の場合には、その上方部材のうちの1つを形成する材料である。
上記第2実施形態の好ましい変形例では、甲革の本体部に取って代わり、その下方端縁を完全に構成するただ1つの保護インサートが存在している。
それに応じて、この場合には、機能層の端縁は、上記保護インサートを防水・透湿状に密封して、先の実施形態において説明されたものと実質的に同等である状況で機能要素として作用する。
図6において非限定的な例として示されたこの発明による靴の第3代替実施形態は、参照符号300によって全体が表されている。この実施形態は、これまで記載された機能要素によってもたらされた機能が、機能層313の少なくとも1つの機能部分313aによって実質的に同等の状況でもたらされる点で、これまで実質的に記載された先の実施形態とは異なっている。
このようにして、この発明によれば、開口317から到来する水の透湿層316への接近を阻止するために、機能部分313aは周辺端縁316aと開口317との間に介在されている。
接地体部分315は、機能層313へ機能部分313aで密封されていると好都合であり、この密封は、接地体部分315と機能層313の機能部分313aとの間に防水性・透湿性である密封用ブリッジを開口317において設けることによって、行われる。
有利であるのは、機能層313が、足挿入空間Aを囲むために、ソックス体のように成形されていることである。ここで、機能層313は透湿層316を収容しており、少なくとも1つの機能部分313aは、甲革312へ透湿状に接合された機能層313の側方細長片によって構成されている。
甲革312の下方端縁331は、「AGO靴型成形法」として知られた作業方法によって、折り返されているとともに接着されていると好都合である。ここで、折り返される箇所は、機能層313の足底部分313bの下面へ周辺で密封された中底333の下方である。
好都合であるのは、接地体部分315あるいはそのいくつかの上方層のうちの1つを形成する材料が、保護インサート332を透過するとともに、透湿層316の周辺端縁316aに対向する保護インサート332の少なくとも一部分を固定されない状態に残すことである。
添付図面に示されていないこの発明の上記実施形態の変形例では、甲革の下方端縁は、例えばシュトローベル法としてそれ自体知られた作業方法に従って、その端部で、透湿層の下方に設けられた中底の周辺端縁へ縫い合わされているのが好都合である。
好ましいのは、接地体部分を形成するかあるいはそのいくつかの上方層のうちの1つを形成する材料が、保護インサートを透過するとともに、透湿層の周辺端縁に対向する保護インサートの少なくとも一部分を固定されない状態に残すことである。保護インサートを透過した材料は、防水性密封部を形成するために、機能層の足底部分の周辺領域へ捕捉される。
有利であるのは、機能層313が、足挿入空間Aの内側でそれを囲むライニング314によって覆われていることであり、ここで、足挿入空間Aは透湿層316を収容しているのが有利である。
機能層313は、スポット接着での積層による接着によって、その透湿性を損なうことがないようにして、ライニング314に一体化されているのが有利である。その代わりに、甲革312は、機能層313に一体化されていないか、あるいは機能層13に局部だけで一体化されている。
図7に非限定的な例として示されたこの発明による靴の第4代替実施形態は、ここでは参照符号400によって全体が表されている。この実施形態は、参照符号417によって表された開口が接地体部分415の上方端縁415aに設けられている点で、これまで実質的に記載された先の実施形態とは一部異なっている。ここで、接地体部分415の上方端縁415aには、少なくとも水蒸気に対して透過性であって靴400の中へ開口417を通して貫入する物体を際立たせるように適合された保護インサート432が備わっている。
保護インサート432は開口417において上方端縁415aの本体部に取って代わるのが好都合であり、機能要素418は保護インサート432に対向しているのが好都合である。
甲革412の下方端縁431は、設けられた中底433の下方で、「AGO靴型成形法」として知られた作業方法によって折り返されて接着されていると好都合である。この中底433は、水に対する密封部をもたらすように適合された防水性材料から作られていると好都合であり、また、水蒸気の循環のために適合されたその中心部分においては透湿性であるかあるいは穿孔されていると好都合である。機能要素418の上部フラップ418aが、透湿層416の上方で折り返されており、また、図7において参照符号Dによって表された破線部分で非限定的な例として示された第1密封部を形成するために、好ましくは密封用接着あるいは高周波溶接によって、防水性密封部を形成するために、中底433の下方に結合されている。
機能要素418の下部フラップ418bが、透湿層416の下方で折り返されていると有利であり、また、図7において参照符号Eによって表された破線部分で非限定的な例として示された第2密封部を形成するために、好ましくは密封用接着あるいは高周波溶接によって、接地体部分415へ結合されている。
さらにまた、これらのフラップ418a・418bは、透湿層416へ、その通気性を損なうことがないように、スポット接着によって、あるいはホットプレス処理によって、それ自体公知の方法で、結合されていると好都合である。
これらのフラップ418a・418bどうしの中間にある機能要素418の中心部分418cは、保護インサート432とこれが覆う透湿層416の周辺端縁416aとの間に介在されていると好都合である。
さらにまた、機能層413は、ソックス体のように成形されていると好都合であり、また、参照符号Fによって表された破線部分で非限定的な例として示された第3密封部を形成するために、中底433の上方に周縁で防水状に密封された足底部分413aを有していると好都合である。
このようにして、接地体部分415は、密封用ブリッジによって機能層413へ密封されている。この密封用ブリッジは、少なくとも開口417の部分において防水性・透湿性であり、また、接地体部分415へ密封され、かつ、機能層413に密封された中底433へ密封された機能要素418によって設けられている。
好都合であるのは、足挿入空間Aの内側で機能層413を覆うライニング414が存在していることであるが、足挿入空間Aは機能層413およびライニング414が囲んでいる。
有利であるのは、保護インサート432が、多孔質であって水蒸気および水に対して透過性である材料、例えば透過性が高い多孔質ゴムあるいは連続気泡型発泡ポリウレタンのような材料から作られていることである。
どのような場合にも、保護インサート432は、完全に透湿性であり、また、従って、水蒸気の透過は、それを介する熱発散と同様に、可能である。
この発明における上記第4実施形態の好ましい変形例では、上記開口はただ1つ存在するのが有利であり、その開口は靴の周縁全体に影響を及ぼし、上記下方端縁の全体に取って代わる。
この事例において、上記保護インサートは、ただ1つ存在し、少なくとも水蒸気に対して透過性であるポリマー材料から作られ、靴の底革における伸張部の全体に沿って伸張している上記透湿層の周縁を環状に囲む。
この発明による靴は、足裏に物が突き刺さるおそれに特にさらされる作業を行うときの安全使用のために特に適合されている。従って、これらの靴には、上記接地体部分の中に挿入され、靴の側方開口を経る水蒸気透過を阻止しあるいは制限することのないように配置された突き刺し防止用金属材料から作られた要素が備わっていると好都合である。
金属材料から作られた要素の代替品として、炭素繊維、ガラス繊維などのような、同一の強度特性を有する異なった材料を使用することもまた可能である。
この発明によれば、現在知られている靴の制約および欠点を克服することのできる靴を設けることで、特に、透湿層への染み込みを防止することができ、一方でその透湿層を介する効果的な水蒸気透過能を維持することのできる靴を設けることで、意図された上記の狙いおよび諸目的が達成されることが実際にわかった。
さらにまた、この発明による靴にあっては、靴の外側から到来する水の透湿層への染み込みを防止することができ、一方で、靴の構造を堅くすることのない柔軟なかつ曲がりやすい透湿層を備えることができる。
このように構想されたこの発明は多数の改良および変形を行うことができ、それらのすべては添付の特許請求の範囲の適用範囲内にある。さらにまた、すべての細部は技術的に同等の他の諸要素に取り換えることができる。
例えば、一般に、ユーザの足を収容するために靴の内側に画定された足挿入空間の下方に配置された上記透湿層が少なくとも1つ存在している。
さらに、一般に、靴の側方に配置された上記開口が少なくとも1つ存在しており、また、これに対応して、甲革の本体部をそこで取り換える上記保護インサートが少なくとも1つ存在している。
このようにして、また、一般に、この発明による上記靴には、上記開口から到来する水による透湿層への接近を阻止するために、上記周辺端縁と上記開口との間に介在された上記防水・透湿機能要素が少なくとも1つ備わっている。
実際に、使用される材料は、それらが特定の用途と互換できる限り、不確定な寸法および形状と同様に、諸要件および最新技術に従うどのようなものでもよい。
この出願がそれから優先権を主張するイタリア特許出願番号PD2011A000395号における開示は、引用によってこの明細書に組み入れられる。
いずれかの請求項において言及された技術的特徴が参照符号によって表される場合には、それらの参照符号はそれらの請求項の理解度を増大するという目的だけのために含まれているのであり、従って、そのような参照符号は、そのような参照符号によって例示とみなされた各要素の解釈上の効果をどのようにも制限するものではない。

Claims (28)

  1. 防水性・透湿性の靴(10,100,200,300,400)であって、
    少なくとも1つの甲革(12,112,212,312,412)とこれの内側にある防水性・透湿性機能層(13,113,213,313,413)とから構成された甲革組付体(11,211)と、
    防水性材料から作られて前記甲革組付体(11,211)へその下方で接合された接地体部分(15,115,215,315,415)と、
    この靴(10,100,200,300,400)の内側に画定された足挿入空間(A)の下方に設けられてユーザの足を収容する少なくとも1つの透湿層(16,116,216,316,416)と
    を備えてなり、
    少なくとも1つの開口(17,117,217,317,417)が設けられ、この開口は、この靴(10,100,200,300,400)に対して側方にあり、前記接地体部分(15,115,215,315,415)への前記甲革組付体(11,211)の結合の領域に近接しており、前記少なくとも1つの開口(17,117,217,317,417)は、前記少なくとも1つの透湿層(16,116,216,316,416)の周辺端縁(16a,116a,216a,316a,416a)へ向かって開放しており、
    この靴(10,100,200,300,400)は、前記少なくとも1つの開口(17,117,217,317,417)から到来する水が前記少なくとも1つの透湿層(16,116,216,316,416)へ接近するのを阻止するように、前記周辺端縁(16a,116a,216a,316a,416a)と前記少なくとも1つの開口(17,117,217,317,417)との間に介在された
    少なくとも1つの防水性・透湿性機能要素(18,118,418)と、
    前記機能層(213,313)の少なくとも1つの機能部分(213a,313a)と
    を選択的に有していることと、
    前記少なくとも1つの透湿層(16,116,216,316,416)が繊維質、多孔質あるいは微孔質の材料から選択された透湿性材料で作られている
    ことを特徴とする防水性・透湿性の靴(10,100,200,300,400)。
  2. 前記接地体部分(15,115,215)は、前記機能層(13,213,313)へ密封用ブリッジによって密封されており、
    この密封用ブリッジは、少なくとも前記少なくとも1つの開口(17,117,217,317,417)において防水性・透湿性であり、
    前記接地体部分(15,115,215)および前記機能層(13,213,313)へ密封された前記少なくとも1つの機能要素(18,118)によって、あるいは
    前記接地体部分(215)へ密封され、かつ、前記機能層(213)へ一体化された前記少なくとも1つの機能部分(213a)によって
    選択的に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の靴(10,100,200)。
  3. 前記透湿性材料は、疎水性の上方層と疎水性の中間層と親水性の下方層とが備わっている3次元布地であり、ここで、
    前記上方層は、ユーザの足裏の方へ向くように構成され、
    前記中間層は、前記上方層を通じてこの中間層の中に導入された水蒸気を移送するとともにそれを前記周辺端縁(16a)へ向けて案内するために、水蒸気のためのいくつかの優先通路(19)が、この中間層の中に設けられているとともにその主要長手方向に実質的に沿って伸張しており、
    前記下方層は、ユーザの足裏から到来して前記上方層および前記中間層を透過した汗をそれ自体の上へ分散させるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の靴(10,100,200,300,400)。
  4. 前記優先通路(19)は、この靴(10,100,200,300,400)の長手伸張部の方向に対して実質的に横断状であり、前記中間層に、前記長手方向に対して横断状であるいくつかのリブ(20)がこれらの間に前記優先通路(19)を画定するために設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の靴(10,100,200,300,400)。
  5. 前記上方層は、
    前記リブ(20)の頂上部(21)を覆う布地の細長片のある構造、または
    微細な孔が開けられた連続状布地のある構造
    を選択的に有している
    ことを特徴とする請求項4に記載の靴(10,100,200,300,400)。
  6. 前記上方層は、放散用のいくつかの大穿孔部がある布地によって構成され、前記中間層は、前記大穿孔部に対応するいくつかの空間を有し、前記優先通路は、前記中間層の主要長手方向に互いに沿った前記空間によって画定されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の靴(10,100,200,300,400)。
  7. 前記少なくとも1つの開口(17,117,217,317)は、前記甲革(12,112,212,312)の下方端縁(31,131,231,331)に設けられており、この端縁は、前記少なくとも1つの開口(17,117,217,317)において、少なくとも水蒸気に対して透過性であって前記少なくとも1つの開口(17,117,217,317)を通してこの靴(10,100,200,300)の中へ貫入する物体を際立たせるように構成された少なくとも1つの保護インサート(32,132,232,332)を備えており、この少なくとも1つの保護インサート(32,132,232,332)は、前記開口(17,117,217,317)において、前記甲革(12,112,212,312)の本体部(12a,112a,212a)に取って代わる
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の靴(10,100,200,300)。
  8. 前記少なくとも1つの保護インサート(32,132,232,332)は、前記接地体部分(15,115,215,315)への前記甲革組付体(11,211)の結合部における実質的に周縁全体で、前記甲革(12,112,212)の前記本体部(12a,112a,212a)に取って代わる
    ことを特徴とする請求項7に記載の靴(10,100,200,300)。
  9. 前記少なくとも1つの保護インサート(32,132,232,332)は、
    ネット状型の構造、または
    編地、織地あるいは3次元布地から作られた構造
    を選択的に有している
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の靴(10,100,200,300)。
  10. 前記少なくとも1つの保護インサート(32,132,232,332)は、これらの中における水の吸い取りを際立たせるために、単繊状繊維から作られている
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1つに記載の靴(10,100,200,300)。
  11. 前記少なくとも1つの保護インサート(32,132,232,332)は、バンドのように形成されていて実質的に20mm〜40mmからなる幅があり、1つの中心部分といくつかの側方細長片とを備え、これらの側方細長片は、前記少なくとも1つの保護インサート(32,132,232,332)の前記長手伸張部を前記接地体部分(15,115,215,315)の形状および前記甲革(12,112,212)の形状に適合させるために、弾性的に伸張可能であり、かつ、少なくとも部分的に弾性変形可能であり、弾性変形し、ここで、前記少なくとも1つの保護インサート(32,132,232,332)は、前記少なくとも1つの開口(17,117,217,317)において、前記甲革(12,112,212)の前記本体部(12a,112a,212a)に取って代わり、前記側方細長片の第1のものは前記甲革(12,112,212)の前記本体部(12a,112a,212a)へ接合され、前記側方細長片の第2のものは前記接地体部分(15,115,215,315)へ接合されている
    ことを特徴とする請求項7〜10のいずれか1つに記載の靴(10,100,200,300)。
  12. 前記少なくとも1つの保護インサート(132)に、前記甲革(112)の前記本体部(112a)への、かつ、前記接地体部分(115)へのその結合のために適合されているポリマー材料から作られた側方テープ(132a,132b)が設けられており、これらの側方テープ(132a,132b)は、防水性密封部を形成するために、前記少なくとも1つの機能要素(118)に一体化されている
    ことを特徴とする請求項7〜11のいずれか1つに記載の靴(100)。
  13. 前記甲革(12,112)の下方端縁(31,131)と、そこへ前記少なくとも1つの開口(17,117)で接合された前記少なくとも1つの機能要素(18,118)とは、この機能要素(18,118)を防水・透湿状態に密封するために、「AGO靴型成形法」として知られた作業方法によって、前記少なくとも1つの透湿層(16,116)の下方に設けられた中底(33,133)の下方で折り返されており、前記少なくとも1つの機能要素(18,118)は、防水性密封部を形成するために、前記中底(33,133)の下方に接着されている
    ことを特徴とする請求項7〜12のいずれか1つに記載の靴(10,100)。
  14. 前記甲革(12,112)の下方端縁(31,131)と、そこへ前記少なくとも1つの開口(17,117)で接合された前記少なくとも1つの機能要素(18,118)とは、この機能要素(18,118)を防水・透湿状態に密封するために、これらの端部で、前記少なくとも1つの透湿層(16,116)の下方に設けられた中底(33,133)の周辺端縁へ縫い合わされている
    ことを特徴とする請求項7〜12のいずれか1つに記載の靴(10,100)。
  15. 前記接地体部分(15,115)の少なくとも1つの上方層を形成する材料が、前記少なくとも1つの保護インサート(32,132)を透過するとともに、前記少なくとも1つの透湿層(16,116)の前記周辺端縁(16a,116a)に対向する前記保護インサート(32,132)の少なくとも一部分を固定されない状態に残し、前記少なくとも1つの保護インサート(32,132)を透過した前記材料は、防水性密封部を形成するために、前記少なくとも1つの機能要素(18,118)へ捕捉されている
    ことを特徴とする請求項13または14に記載の靴(10,100)。
  16. 前記少なくとも1つの保護インサートに、ポリマー材料から作られたいくつかの側方テープが設けられ、これらの側方テープは、前記甲革の前記本体部および前記接地体部分へのその結合のために適合され、前記側方テープは、防水性密封部を形成するために、前記少なくとも1つの機能要素に一体化されている
    ことを特徴とする請求項7〜11のいずれか1つに記載の靴。
  17. 前記機能層(213)の前記少なくとも1つの機能部分(213a)は、その機能層(213)の端縁を構成し、前記機能層(213)は、前記甲革(212)へ透湿状態に接合されている
    ことを特徴とする請求項7〜11および16のいずれか1つに記載の靴(200)。
  18. 前記甲革(212)の前記下方端縁(231)と、そこへ前記少なくとも1つの開口(217)で接合された前記少なくとも1つの機能部分(213a)とは、その機能部分(213a)を防水・透湿状態に密封するために、「AGO靴型成形法」として知られた作業方法によって、前記少なくとも1つの透湿層(216)の下方に設けられた中底(233)の下方で折り返されており、前記少なくとも1つの機能部分(213a)は、防水性密封部を形成するために、前記中底(233)の下方に接着されている
    ことを特徴とする請求項7〜11および16のいずれか1つに記載の靴(200)。
  19. 前記甲革(212)の前記下方端縁(231)と、そこへ前記少なくとも1つの開口(217)で接合された前記少なくとも1つの機能部分(213a)とは、その機能部分(213a)を防水・透湿状態に密封するために、それらの端部において、前記少なくとも1つの透湿層(216)の下方に設けられた中底(233)の周辺縁部(233a)へ縫い合わされている
    ことを特徴とする請求項7〜11および16のいずれか1つに記載の靴(200)。
  20. 前記接地体部分(215)の少なくとも1つの上方層を形成する材料は、前記少なくとも1つの保護インサート(232)を透過するとともに、前記少なくとも1つの透湿層(216)の前記周辺端縁(216a)に対向する前記保護インサート(232)の少なくとも一部分を固定されない状態に残し、前記少なくとも1つの保護インサート(132)を透過した前記材料は、防水性密封部を形成するために、前記少なくとも1つの機能部分(213a)へ捕捉されている
    ことを特徴とする請求項18または19に記載の靴(200)。
  21. 前記機能層(313)は、足挿入空間(A)を囲むために、ソックス体のように成形されており、ここで、前記機能層(313)は前記透湿層(316)を収容しており、前記少なくとも1つの機能部分(313a)は、前記甲革(312)へ透湿状に接合された前記機能層(313)の側方細長片によって構成されている
    ことを特徴とする請求項7〜11および16のいずれか1つに記載の靴(300)。
  22. 前記甲革(312)の前記下方端縁(331)は、「AGO靴型成形法」として知られた作業方法によって、前記機能層(313)の足底部分(313b)の下面へ周辺で密封された中底(333)の下方で、折り返されているとともに接着されている
    ことを特徴とする請求項7〜11、16および21のいずれか1つに記載の靴(300)。
  23. 前記接地体部分(312)の少なくとも1つの上方層を形成する材料は、前記少なくとも1つの保護インサート(332)を透過するとともに、前記少なくとも1つの透湿層(316)の前記周辺端縁(316a)に対向する前記保護インサート(332)の少なくとも一部分を固定されない状態に残し、前記少なくとも1つの保護インサート(332)を透過した前記材料は、防水性密封部を形成するために、前記中底(333)へ捕捉されている
    ことを特徴とする請求項21に記載の靴(300)。
  24. 前記甲革の前記下方端縁は、その端部で、前記少なくとも1つの透湿層の下方に設けられた中底の周辺端縁へ縫い合わされている
    ことを特徴とする請求項7〜11、16および21のいずれか1つに記載の靴。
  25. 前記接地体部分の少なくとも1つの上方層を形成する材料は、前記少なくとも1つの保護インサートを透過するとともに、前記少なくとも1つの透湿層の前記周辺端縁に対向する前記保護インサートの少なくとも一部分を固定されない状態に残し、前記少なくとも1つの保護インサートを透過した前記材料は、防水性密封部を形成するために、前記機能層の前記足底部分の周辺領域へ捕捉されている
    ことを特徴とする請求項24に記載の靴。
  26. 前記少なくとも1つの開口(417)は、前記接地体部分(415)の上方端縁(415a)に設けられ、前記上方端縁(415a)は、前記少なくとも1つの開口(417)において、少なくとも水蒸気に対して透過性であってこの靴(400)の中へ前記少なくとも1つの開口(417)を通して貫入する物体を際立たせるように適合された少なくとも1つの保護インサート(432)を備え、前記少なくとも1つの保護インサート(432)は、前記開口(417)において前記上方端縁(415a)の本体部に取って代わり、前記少なくとも1つの機能要素(418)は、前記少なくとも1つの保護インサート(432)に対向している
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の靴(400)。
  27. 前記少なくとも1つの機能要素(418)の上部フラップ(418a)が、前記少なくとも1つの透湿層(416)の上方で折り返され、かつ、防水性密封部を形成するために、防水性・透湿性中底(433)の下方に結合されており、前記少なくとも1つの機能要素(418)の下部フラップ(418b)が、前記少なくとも1つの透湿層(416)の下方で折り返され、かつ、防水性密封部を形成するために、前記接地体部分(415)へ結合されている
    ことを特徴とする請求項26に記載の靴(400)。
  28. 前記機能層(413)は、ソックス体のように成形され、かつ、前記中底(433)の上方に周縁で密封された足底部分(413a)を有している
    ことを特徴とする請求項27に記載の靴(400)。
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