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JP2015231015A - 液冷ジャケットおよび電子機器 - Google Patents

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JP2015231015A
JP2015231015A JP2014117614A JP2014117614A JP2015231015A JP 2015231015 A JP2015231015 A JP 2015231015A JP 2014117614 A JP2014117614 A JP 2014117614A JP 2014117614 A JP2014117614 A JP 2014117614A JP 2015231015 A JP2015231015 A JP 2015231015A
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Kenji Fukusono
健治 福園
雄基 星野
Yuki Hoshino
雄基 星野
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Abstract

【課題】本願は、発熱する部品の被冷却面に対向する流路を微細化しても圧力損失の増大を低減できる液冷ジャケットおよび電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】液冷ジャケットであり、発熱する部品の被冷却面に沿って延在する第1の内面を有する冷却室と、前記冷却室内に配列され、前記第1の内面の熱を前記第1の内面に対向する前記冷却室の第2の内面へ伝える伝熱部と、前記第2の内面の中央部で一端が開口する冷媒の流入路と、前記第2の内面に配列される冷媒の流出孔と、前記第2の内面の縁の裏側に形成され、前記各流出孔を通過した冷媒が流通する流出路と、を備える。
【選択図】図2

Description

本願は、液冷ジャケットおよび電子機器に関する。
コンピュータ等の電子機器に搭載される電子部品は、高速化や高機能化に伴って発熱量が増大している。そこで、発熱する部品を冷却する各種の冷却装置が提案されている(例えば、特許文献1−5を参照)。
特開平8−227953号公報 特開2006−54351号公報 特開2009−194038号公報 特開平8−241943号公報 特開2004−6811号公報
発熱する部品の被冷却面に沿って形成される流路を通過する冷媒は、流路の上流側から下流側へ向かうに従って温度が徐々に上昇する。よって、冷媒が通過する流路の下流側は、流路の上流側よりも冷却性能が相対的に低い。
そこで、発熱する部品の被冷却面に向かって流れる流入路や、流入路の流入方向に対向して流れる流出路を多数形成することにより、被冷却面の均一な冷却を試みることが考えられる。そして、被冷却面に対向する流入路と流出路を微細化することにより、冷媒が接触する流路内の熱伝達面積を拡大する試みが考えられる。しかし、流入路と流出路の微細化は圧力損失の増大を伴い、冷媒の流量低下を招く可能性がある。
そこで、本願は、発熱する部品の被冷却面に対向する流路を微細化しても圧力損失の増大を低減できる液冷ジャケットおよび電子機器を提供することを目的とする。
本願は、次のような液冷ジャケットを開示する。
発熱する部品の被冷却面に沿って延在する第1の内面を有する冷却室と、
前記冷却室内に配列され、前記第1の内面の熱を前記第1の内面に対向する前記冷却室の第2の内面へ伝える伝熱部と、
前記第2の内面の中央部で一端が開口する冷媒の流入路と、
前記第2の内面に配列される冷媒の流出孔と、
前記第2の内面の縁の裏側に形成され、前記各流出孔を通過した冷媒が流通する流出路と、を備える、
液冷ジャケット。
また、本願は、次のような電子機器を開示する。
発熱する部品の被冷却面に沿って延在する第1の内面を有する冷却室と、
前記冷却室内に配列され、前記第1の内面の熱を前記第1の内面に対向する前記冷却室の第2の内面へ伝える伝熱部と、
前記第2の内面の中央部で一端が開口する冷媒の流入路と、
前記第2の内面に配列される冷媒の流出孔と、
前記第2の内面の縁の裏側に形成され、前記各流出孔を通過した冷媒が流通する流出路と、を有する液冷ジャケットを備える、
電子機器。
上記液冷ジャケットおよび電子機器であれば、発熱する部品の被冷却面に対向する流路を微細化しても圧力損失の増大を低減できる。
図1は、実施形態に係る液冷ジャケットの外観を示した図の一例である。 図2は、実施形態に係る液冷ジャケットの内部構造を示した図の一例である。 図3は、実施形態に係る液冷ジャケットの上面図の一例である。 図4は、実施形態に係る液冷ジャケットのA−A断面図の一例である。 図5は、実施形態に係る液冷ジャケットのB−B断面図の一例である。 図6は、比較例に係る液冷ジャケットの内部構造を示した上面図の一例である。 図7は、比較例に係る液冷ジャケット内部の冷媒の流れのイメージを示した図の一例である。 図8は、圧力損失の比較結果を示したグラフの一例である。 図9は、部品の最大温度の比較結果を示したグラフの一例である。 図10は、被冷却面内における最大温度と最小温度との間の温度差を示したグラフの一例である。 図11は、被冷却面内の温度分布を示した等温線図の一例である。 図12は、液冷ジャケットの部品を示した図の一例である。 図13は、第1層から第7層までの各層を接合して液冷ジャケットを形成する工程を示した図の一例である。
以下、実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、単なる例示であり、本開示の技術的範囲を以下の態様に限定するものではない。
図1は、実施形態に係る液冷ジャケットの外観を示した図の一例である。液冷ジャケット1は、発熱する各種の部品50の被冷却面51に固定した状態で電子機器に内蔵することができる。被冷却面51と液冷ジャケット1との間には、例えば、ペースト状あるいは固形の各種熱接合材を挟むことができる。
液冷ジャケット1には、冷媒が流入する冷媒入口2と冷媒が流出する冷媒出口3が設けられている。液冷ジャケット1は、冷媒入口2および冷媒出口3に接続した配管やポンプを使い、冷媒を内部に流通させることができる。
図2は、実施形態に係る液冷ジャケット1の内部構造を示した図の一例である。液冷ジャケット1は、図2に示すように、部品50を冷却するための冷媒が流通する冷却室4を備える。冷却室4は、部品50の被冷却面51に沿って延在する底面4B(本願でいう「第1の内面」の一例である)を有している。なお、図2には矩形の被冷却面51に合うように矩形の底面4Bを有する冷却室4が図示されているが、冷却室4は、このような形態に限定されるものではない。冷却室4は、冷却対象の部品の被冷却面の形状に合わせた適宜の形状の底面を有するものであってもよい。
なお、本願でいう底面とは、冷却室を形成する各内面のうち部品の被冷却面に沿って延在する面であり、地表面と平行な面に限定されるものではない。例えば、液冷ジャケットが地表面と非平行な被冷却面に固定されている場合、底面は、地表面と非平行になる。
液冷ジャケット1は、冷却室4内に配列され、冷却室4の底面4Bの熱を底面4Bと対向する天面4U(本願でいう「第2の内面」の一例である)へ伝える伝熱部5を有している。伝熱部5は、冷却室4の底面4Bと天面4Uとの間に配設される熱伝導性の柱によって形成される。なお、伝熱部5は、冷却室4の底面4Bの熱を天面4Uへ伝えるものであれば如何なるものであってもよい。伝熱部5は、例えば、冷却室4の中心部から放射状に広がるように形成される熱伝導性の壁によって形成されてもよい。
また、液冷ジャケット1は、冷却室4の天面4Uで一端が開口する冷媒の流入路6を有している。流入路6には、冷媒入口2から流入する冷媒が流通する。流入路6は、冷媒入口2と冷却室4とを比較的短い距離で繋ぐ。なお、冷却室4の天面4Uが方形の場合、天面4Uの対角線が交差する部分が天面4Uの中央部となるが、流入路6の位置はこのような形態に限定されるものではない。流入路6は、被冷却面51の均一な冷却が期待できる位置にあればよく、例えば、天面4Uの対角線が交差する部分から位置が多少ずれていてもよい。
また、液冷ジャケット1は、冷却室4の天面4Uに配列される冷媒の流出孔7を多数備える。流出孔7の数や大きさは、部品50の冷却に求められる冷却能力や冷媒を循環させるポンプ、冷媒の液性等に応じて適宜決定される。なお、図2では、冷却室4の天面4Uに縦横に配列される流出孔7が図示されているが、流出孔7は、縦横に配列されるものに限定されるものではない。流出孔7は、例えば、冷却室4の天面4Uに斜め或いはランダムに配列されていてもよい。
また、液冷ジャケット1は、各流出孔7を通過した冷媒が合流する合流室8を備える。合流室8は、冷却室4の天面4Uの裏側に形成されている。合流室8は、冷却室4の天面4Uに配列されている各流出孔7が開口する底面8B(本願でいう「第3の内面」の一例である)と、底面8Bに対向する天面8U(本願でいう「第4の内面」の一例である)との間に形成される。液冷ジャケット1は、各流出孔7を通過した冷媒が流通する流出路9を備える。流出路9は、冷却室4の天面4Uの縁の裏側に形成される。流出路9は、合流室8の天面8Uの縁に沿って設けられる隙間から天面8Uの裏側へ冷媒を導く経路を形成する。なお、液冷ジャケット1は、合流室8を備えるものに限定されるものではない。液冷ジャケット1は、例えば、各流出孔7と流出路9とを各々繋ぐ個別の流路を有するものであってもよい。
液冷ジャケット1は、流出路9を通過した冷媒が流入する液室10を備える。液室10は、合流室8の天面8Uの裏側に形成されている。液室10は、流出路9の開口部が縁に沿って形成されている底面10Bと、冷媒出口3の開口部が形成されている天面10Uとの間に形成される。
図3は、実施形態に係る液冷ジャケット1の上面図の一例である。また、図4は、実施形態に係る液冷ジャケット1のA−A断面図の一例である。また、図5は、実施形態に係る液冷ジャケット1のB−B断面図の一例である。図4及び図5に示す矢印は、冷媒の流れを示している。
冷媒入口2から液冷ジャケット1内に流入した冷媒は、流入路6を通過する。流入路6を通過した冷媒は、冷却室4内の中央部に流入する。流入路6は、冷却室4の天面4Uの中央部にあるため、冷媒は冷却室4の中央部に集中的に流入する。そして、冷却室4の中
央部に流入した冷媒は、冷却室4内の全体に広がる。冷却室4内に広がった冷媒は、冷却室4の天面4Uに配列される各流出孔7を通過して冷却室4内から流出する。各流出孔7を通過した冷媒は、合流室8で合流する。合流室8で合流した冷媒は、合流室8の天面8Uの縁に設けられている流出路9を通過して合流室8から流出する。流出路9を通過した冷媒は、液室10内に流入する。液室10内に流入した冷媒は、液室10の天面10Uに形成されている冷媒出口3の開口部を通って液室10内から流出する。
本実施形態に係る液冷ジャケット1であれば、流入路6を通過した冷媒が冷却室4の中央部から冷却室4内の全域へ広がるため、冷媒は、冷却室4内において温度分布のばらつきを生じにくい。よって、冷却室4の底面4Bは、何れの部分も冷媒によって概ね均等に冷却される。従って、部品50の被冷却面51は、概ね均一な冷却が図られる。
また、本実施形態に係る液冷ジャケット1であれば、冷却室4内に伝熱部5が形成されているため、冷却室4内において冷媒と接触する熱伝達面積が伝熱部5の無い場合に比べて大きい。よって、部品50の熱が液冷ジャケット1内の冷媒へ効率良く伝達される。また、本実施形態に係る液冷ジャケット1であれば、冷却室4の天面4Uに配列されている微細な流出孔7を冷媒が通過する際に冷却室4の天面4Uの熱が冷媒によって除熱され、天面4Uには伝熱部5を介して冷却室4の底面4Bの熱が伝達されているので、伝熱部5による底面4Bから天面4Uへの熱伝達が無い場合に比べて部品50を効率的に冷却できる。
また、部品50の被冷却面51は、通常、面の縁に比べて中央部の方が高温になりやすい。この点、本実施形態に係る液冷ジャケット1は、流出孔7を通過した冷媒が合流室8の天面8Uの縁にある流出路9を通過しているので、流出孔7を通過した冷媒を合流室8の天面8Uの中央部付近から流出させる場合に比べ、部品50の被冷却面51の中央部が高温になるのを抑制できる。
実施形態に係る液冷ジャケット1の効果を検証したので、その結果を説明する。本検証においては、比較例として、次のような液冷ジャケットを用意した。図6は、比較例に係る液冷ジャケット101の内部構造を示した上面図の一例である。また、図7は、比較例に係る液冷ジャケット101内部の冷媒の流れのイメージを示した図の一例である。
比較例に係る液冷ジャケット101は、部品50の被冷却面51に沿って延在する底面104Bを有する冷却室104が備わっている。冷却室104には、液冷ジャケット101の冷媒入口102から流入する冷媒が流通する。冷却室104を通過した冷媒は、液冷ジャケット101の冷媒出口103から流出する。比較例に係る液冷ジャケット101の冷却室104の天面104Uには、冷媒を冷却室104内に流入させるための流入孔106と冷媒を流出させるための流出孔107とが多数配列されている。すなわち、比較例に係る液冷ジャケット101は、発熱する部品50の被冷却面51に向かって流れる流入路や、流入路の流入方向に対向して流れる流出路を多数形成して微細化を図ることにより、冷媒が接触する流路内の熱伝達面積の拡大を図ったものと言える。
本検証では、実施形態に係る液冷ジャケット1と比較例に係る液冷ジャケット101の両方について、被冷却面51の発熱密度を150W/cmと仮定した部品50を同じポンプで冷却した場合の圧力損失や冷却性能を比較した。図8は、圧力損失の比較結果を示したグラフの一例である。例えば、流量が0.1L/minの場合を比較すると、実施形態に係る液冷ジャケット1は、比較例に係る液冷ジャケット101と比較して、圧力損失を約80%程度低減できることが判る。圧力損失が低減されると、冷媒の流量が増大するため、冷媒の熱輸送量を増やすことができる。
また、図9は、部品50の最大温度の比較結果を示したグラフの一例である。例えば、圧力損失が10kPaの場合を比較すると、実施形態に係る液冷ジャケット1は、比較例に係る液冷ジャケット101と比較して、部品50の最大温度を約10%程度低減できることが判る。よって、実施形態に係る液冷ジャケット1は、圧力損失を低減しているにも関わらず、冷媒が接触する液冷ジャケット1内の熱伝達面積を増大させて部品50の最大温度も抑制できていることが判る。すなわち、実施形態に係る液冷ジャケット1は、液冷ジャケット内の流路を微細化して熱伝達面積の増大による冷却性能の向上を図ると、流路の圧力損失の増大によって冷却性能が低下するというトレードオフの関係にある熱伝達面積の増大と圧力損失の低減を両立していると言える。
また、本検証では、被冷却面51の温度分布についても比較した。図10は、被冷却面51内における最大温度と最小温度との間の温度差を示したグラフの一例である。実施形態に係る液冷ジャケット1は、比較例に係る液冷ジャケット101と比較して、被冷却面51内における最大温度と最小温度との間の温度差が小さいことが判る。また、実施形態に係る液冷ジャケット1は、比較例に係る液冷ジャケット101と比較して、冷媒の流量を変更しても被冷却面51内における最大温度と最小温度との間の温度差に変化が生じにくいことが判る。図11は、被冷却面51内の温度分布を示した等温線図の一例である。図11の等温線図は、冷媒の流量が0.3L/minの場合の温度分布を示した図の一例である。実施形態に係る液冷ジャケット1は、比較例に係る液冷ジャケット101と比較して、被冷却面51内における温度分布のばらつきが小さいことが判る。
上記実施形態に係る液冷ジャケット1は、例えば、次のような方法で製造することができる。図12は、液冷ジャケット1の部品を示した図の一例である。液冷ジャケット1は、例えば、7層構造の積層体によって実現することができる。液冷ジャケット1の最上部を第1層とし、最下部を第7層とした場合、液冷ジャケット1の各層を形成する部材は、例えば、図12の(1)から(7)に示す7種類の形状の部品を用いることができる。すなわち、第1層は、液室10の天面10Uを形成する部材であり、冷媒入口2および冷媒出口3を有する板状の部材である。また、第2層は、液室10の壁面や流入路6の一部を形成する板状の部材である。また、第3層は、液室10の底面10Bや合流室8の天面8U、流入路6の一部、流出路9を形成する板状の部材である。また、第4層は、合流室8の壁面や流入路6の一部を形成する板状の部材である。また、第5層は、合流室8の底面8Bや冷却室4の天面4U、流出孔7、流入路6の一部を形成する板状の部材である。また、第6層は、伝熱部5や冷却室4の壁面を形成する板状の部材である。また、第7層は、冷却室4の底面4Bや伝熱部5を形成する板状の部材である。第1層から第6層までは、両面エッチング等の各種エッチング技術やその他各種の加工技術を適宜用いて形成することができる。また、第7層は、ハーフエッチングやその他各種の加工技術を適宜用いて形成することができる。
なお、図12に示される第3層は、合流室8の天面8Uの縁の全周に渡って流出路9を形成していない。これは、流出路9の各部を通過する冷媒の流量がなるべく均一になるよう、天面8Uの縁の裏側のうち冷媒出口3の付近を除いた部分に形成したものである。しかし、上記実施形態に係る液冷ジャケット1は、このような形態の流出路9を備えるものに限定されるものではない。流出路9は、合流室8の天面8Uの縁の全周に渡って形成されていてもよい。
図13は、第1層から第7層までの各層を接合して液冷ジャケット1を形成する工程を示した図の一例である。上述した第1層から第7層までの各層を積み重ねて接合すると、実施形態に係る液冷ジャケット1を製造することができる。各層同士の接合は、例えば、ロウ付けや拡散接合といった各種の接合技術を適用することができる。上述した第1層から第7層までの各層を積み重ねて接合することにより、冷却室4や伝熱部5、流入路6、
流出孔7、流出路9等を備えた液冷ジャケット1が形成される。
液冷ジャケット1が冷却可能な部品50の一例であるCPU(Central Processing Unit)等の半導体は、近年、高性能化の一途を辿っており、高性能化に比例して発熱量も増
大している。これに伴い、CPUの冷却技術は、高い性能を求められている。CPUの冷却に関しては、例えば、発熱量が35W/cm程度のものであれば高性能なヒートシンク等を用いた強制空冷技術が用いられている。しかし、近年、CPUの発熱量が50W/cmを超え、今後は60W/cmを超えるものが登場する可能性もあることから、空冷技術よりも高い冷却性能を誇る水冷技術の活用が期待されている。スーパーコンピュータ等の特殊な電子機器では、機器類が設置される施設に備わっている既設の冷却装置を流通する冷水等を用いることが考えられる。一方、オフィスや家庭には電子機器を水冷できる冷却装置は備わっていないため、オフィスや家庭に設置される電子機器を水冷するには、冷却装置を装置内に設けることになる。そこで、オフィスや家庭に設置される電子機器は、水冷技術と空冷技術とを組み合わせた循環水冷方法が適用される。CPUの熱を液冷ジャケットで除熱し、ラジエータで空冷する冷媒の循環経路を用いた循環水冷方法の場合、ポンプ等を用いて冷媒を循環させることになるため、流路を循環する冷媒の流れを妨げる抵抗を抑制しつつ、液冷ジャケットやラジエータの熱抵抗も小さくした効率的な構造が求められる。液冷ジャケットは、CPU等の発熱素子に近いため、液冷ジャケットの構造は冷却性能に与える影響が他の部品と比べて比較的大きい。この点、上記実施形態に係る液冷ジャケット1であれば、比較例に係る液冷ジャケット101と比較しても、圧力損失や冷却性能に優れるため、CPU等の発熱素子を効率的に冷却することができる。
なお、本願は、以下の付記的事項を含む。
(付記1)
発熱する部品の被冷却面に沿って延在する第1の内面を有する冷却室と、
前記冷却室内に配列され、前記第1の内面の熱を前記第1の内面に対向する前記冷却室の第2の内面へ伝える伝熱部と、
前記第2の内面の中央部で一端が開口する冷媒の流入路と、
前記第2の内面に配列される冷媒の流出孔と、
前記第2の内面の縁の裏側に形成され、前記各流出孔を通過した冷媒が流通する流出路と、を備える、
液冷ジャケット。
(付記2)
前記伝熱部は、前記第1の内面と前記第2の内面との間に配設される熱伝導性の柱によって形成される、
付記1に記載の液冷ジャケット。
(付記3)
前記液冷ジャケットは、前記第2の内面の裏側に形成され、前記各流出孔が開口する第3の内面を有する室であって、前記各流出孔を通過した冷媒が合流する合流室を更に備え、
前記流出路は、前記合流室において前記第3の内面に対向する第4の内面の縁に沿って設けられる隙間から前記第4の内面の裏側へ冷媒を導く経路を形成する、
付記1または2に記載の液冷ジャケット。
(付記4)
前記液冷ジャケットには、冷媒を前記液冷ジャケットから流出させる冷媒出口が設けられており、
前記流出路は、前記第2の内面の縁の裏側のうち前記冷媒出口の付近を除いた部分に形成される、
付記1から3の何れか一項に記載の液冷ジャケット。
(付記5)
発熱する部品の被冷却面に沿って延在する第1の内面を有する冷却室と、
前記冷却室内に配列され、前記第1の内面の熱を前記第1の内面に対向する前記冷却室の第2の内面へ伝える伝熱部と、
前記第2の内面の中央部で一端が開口する冷媒の流入路と、
前記第2の内面に配列される冷媒の流出孔と、
前記第2の内面の縁の裏側に形成され、前記各流出孔を通過した冷媒が流通する流出路と、を有する液冷ジャケットを備える、
電子機器。
(付記6)
前記伝熱部は、前記第1の内面と前記第2の内面との間に配設される熱伝導性の柱によって形成される、
付記5に記載の電子機器。
(付記7)
前記液冷ジャケットは、前記第2の内面の裏側に形成され、前記各流出孔が開口する第3の内面を有する室であって、前記各流出孔を通過した冷媒が合流する合流室を更に備え、
前記流出路は、前記合流室において前記第3の内面に対向する第4の内面の縁に沿って設けられる隙間から前記第4の内面の裏側へ冷媒を導く経路を形成する、
付記5または6に記載の電子機器。
(付記8)
前記液冷ジャケットには、冷媒を前記液冷ジャケットから流出させる冷媒出口が設けられており、
前記流出路は、前記第2の内面の縁の裏側のうち前記冷媒出口の付近を除いた部分に形成される、
付記5から7の何れか一項に記載の電子機器。
1,101・・液冷ジャケット;2,102・・冷媒入口;3,103・・冷媒出口;4,104・・冷却室;4B,104B・・底面;4U,104U・・天面;5・・伝熱部;6・・流入路;106・・流入孔;7,107・・流出孔;8・・合流室;8B・・底面;8U・・天面;9・・流出路;10・・液室;10B・・底面;10U・・天面;50・・部品;51・・被冷却面

Claims (5)

  1. 発熱する部品の被冷却面に沿って延在する第1の内面を有する冷却室と、
    前記冷却室内に配列され、前記第1の内面の熱を前記第1の内面に対向する前記冷却室の第2の内面へ伝える伝熱部と、
    前記第2の内面の中央部で一端が開口する冷媒の流入路と、
    前記第2の内面に配列される冷媒の流出孔と、
    前記第2の内面の縁の裏側に形成され、前記各流出孔を通過した冷媒が流通する流出路と、を備える、
    液冷ジャケット。
  2. 前記伝熱部は、前記第1の内面と前記第2の内面との間に配設される熱伝導性の柱によって形成される、
    請求項1に記載の液冷ジャケット。
  3. 前記液冷ジャケットは、前記第2の内面の裏側に形成され、前記各流出孔が開口する第3の内面を有する室であって、前記各流出孔を通過した冷媒が合流する合流室を更に備え、
    前記流出路は、前記合流室において前記第3の内面に対向する第4の内面の縁に沿って設けられる隙間から前記第4の内面の裏側へ冷媒を導く経路を形成する、
    請求項1または2に記載の液冷ジャケット。
  4. 前記液冷ジャケットには、冷媒を前記液冷ジャケットから流出させる冷媒出口が設けられており、
    前記流出路は、前記第2の内面の縁の裏側のうち前記冷媒出口の付近を除いた部分に形成される、
    請求項1から3の何れか一項に記載の液冷ジャケット。
  5. 発熱する部品の被冷却面に沿って延在する第1の内面を有する冷却室と、
    前記冷却室内に配列され、前記第1の内面の熱を前記第1の内面に対向する前記冷却室の第2の内面へ伝える伝熱部と、
    前記第2の内面の中央部で一端が開口する冷媒の流入路と、
    前記第2の内面に配列される冷媒の流出孔と、
    前記第2の内面の縁の裏側に形成され、前記各流出孔を通過した冷媒が流通する流出路と、を有する液冷ジャケットを備える、
    電子機器。
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