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JP2015208830A - 帯鋸盤 - Google Patents

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JP2015208830A
JP2015208830A JP2014093384A JP2014093384A JP2015208830A JP 2015208830 A JP2015208830 A JP 2015208830A JP 2014093384 A JP2014093384 A JP 2014093384A JP 2014093384 A JP2014093384 A JP 2014093384A JP 2015208830 A JP2015208830 A JP 2015208830A
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正 金澤
Tadashi Kanazawa
正 金澤
鈴木 康之
Yasuyuki Suzuki
康之 鈴木
五史 小川
Itsufumi Ogawa
五史 小川
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

【課題】
切断作業時に発生する切粉(鉄粉)を、回転する鋸車と帯鋸の当接面に入りこまないようにした帯鋸盤を提供する。
【解決手段】
環状の帯鋸30が架け渡される駆動鋸車及び従動鋸車と、駆動鋸車を回転させるモータと、これらを収容するハウジング6を有する帯鋸盤1において、帯鋸の周回方向下流側に位置する駆動鋸車と開口部32との間に、切断作業によって発生する磁性粉を吸着するための磁石40又は電磁石を設けた。切断作業時に発生する切粉(鉄粉)は磁石に吸着されるので、駆動鋸車と帯鋸の当接面に切粉が入り込む現象を大幅に抑えることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、材料を鋸車に張架された帯鋸により切断等の加工を行う携帯型の帯鋸盤に関するものである。
特許文献1に示すような携帯型の帯鋸盤が広く用いられている。その携帯型帯鋸盤101を、図17を用いて簡単に説明する。携帯型帯鋸盤101は、図示しない給電用の電源コードにより給電される交流電力によって駆動される。給電がなされた状態で、作業者がスイッチ112を操作すると、ハウジング106内に配置されたモータ14が回転する。ハウジング106の一端部には駆動鋸車2が設けられ、ハウジング106の他端部には従動鋸車3が設けられる。モータ14は、図示しない回転伝達機構によって駆動鋸車2を回転させる。回転駆動される駆動鋸車2は、その回転力を帯鋸30に伝達し、帯鋸30を周回移動させる。従動鋸車3は、周回移動する帯鋸30によって従動的に回転する。駆動鋸車2及び従動鋸車3は円形の滑車であり、それらの間に張架されるエンドレスの帯鋸(バンドソー)30を回転させることにより鉄パイプ等の被切断材200を切断する。ハウジング106の右側の一端部にはハンドル部113が設けられ、上方左側付近(他端部)には、帯鋸30の切断方向と略垂直方向に延びる補助ハンドル115が設けられる。
携帯型帯鋸盤101によって切断作業を行う場合は、一方の手でハンドル部113を把持して、他方の手で補助ハンドル115を把持して携帯型帯鋸盤101を被切断材200の上側に移動させ、帯鋸30の面方向が、切断予定面と一致するように位置づける。そして作業者はスイッチ112を押すことにより、帯鋸30を回転方向31に回転させ、この状態にて携帯型帯鋸盤101を被切断材200に向けて下方に移動させる。この際、帯鋸30の面方向が鉄パイプ等の被切断材200と正しい角度(鉄パイプならその長手方向と垂直方向)に位置させながら携帯型帯鋸盤101を移動させることが重要である。この切断の際には帯鋸30の回転によって被切断材200に対して携帯型帯鋸盤101を回転方向31に移動させる力が加わるため、被切断材200が押される側にガイドプレート110を設けることによって、作業者は携帯型帯鋸盤101を被切断材200側(反回転方向側)に押さえることで、切断予定面にて切断する。
特開2004−345041号公報
従来の携帯型帯鋸盤101において切断作業を行うと、切断によって切粉(鉄粉等)が発生するが、その一部が回転する鋸車(駆動鋸車2、従動鋸車3)の外周面と帯鋸30の間(当接面)に入り込み、潰されて鋸車に付着してしまうことがあった。特に携帯型の帯鋸盤(帯鋸盤)の場合、軽量化のために鋸車の材質は樹脂材又はアルミ合金製であることが多く、鋸車の外周面には帯鋸30との間の滑り防止のためにラバー材(図示せず)が装着されている。このラバー材に切粉が付着すると、切粉がラバー材から容易に脱落せず、鋸車の回転によって切粉が何度も繰り返し潰され、この結果、ラバー材が損傷したり破れたりする恐れがあった。また、帯鋸30の内周面にへこみや傷などの変形を生じさせる恐れがあり、帯鋸30の寿命が短くなったり、帯鋸30とラバー材の密着性が悪化して帯鋸30がスリップしたり、帯鋸30が正しい位置からずれてしまうことにより加工精度が低下する恐れがあった。特に、携帯型の帯鋸盤においては、定置形の帯鋸盤と違って、切断作業時の切断の向きが一定で無く、様々な状態にて切断を行うことがあるので、切断作業によって発生した切粉が、鋸車(駆動鋸車2、従動鋸車3)と帯鋸30の間(当接面)に入りやすかった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、切断作業時に発生する切粉(鉄粉)を、回転する鋸車と帯鋸の当接面に極力入りこまないようにした帯鋸盤を提供することにある。
本発明の他の目的は、切断作業時に発生する切粉(鉄粉)を磁力によって吸着するようにした帯鋸盤を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、切断によって発生する切粉を吸着するのに効果的な場所に永久磁石又は電磁石を配置すると共に、吸着された後の鉄粉の除去作業をし易くした帯鋸盤を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、環状の帯鋸が架け渡される第一鋸車(例えば駆動鋸車)及び第二鋸車(例えば従動鋸車)と、第一鋸車を回転させるモータと、第一鋸車、第二鋸車及びモータを支持するハウジングと、を有し、ハウジングは、第一鋸車と第二鋸車との間で帯鋸を露出させる開口部を有し、開口部に位置する帯鋸で切断作業を行う帯鋸盤において、第一鋸車と第二鋸車のうち開口部における帯鋸の周回方向下流側に位置するいずれか一方の鋸車と開口部との間に、切断作業によって発生する磁性粉を吸着するための磁石を設けた。このように磁石を設けることによって切断作業時に発生する切粉(鉄粉)が磁石に吸着されるので、回転する第一又は第二鋸車と帯鋸の当接面に切粉が入り込む現象を大幅に抑えることができる。また、開口部における帯鋸の周回方向上流側及び下流側には、第一鋸車と第二鋸車の外周ガイド面に対して所定の角度を有するように捻るように帯鋸を保持する帯鋸ガイドが設けられる。切粉の吸着用の磁石は、鋸刃の周回方向下流側に位置する帯鋸ガイドと、近接する鋸車の接入点との間であって、帯鋸の側面又は後面付近に近接するような位置に設けられる。このように磁石は帯鋸と接触しないように配置されるので、切断作業には何ら悪影響を及ぼすことがない。
本発明の他の特徴によれば、帯鋸盤のハウジングには鋸車を覆う着脱可能な鋸車カバーが取り付けられ、磁石は、樹脂製又は非磁性体のケースに収容された状態でハウジング又は鋸車カバーに固定される。このように磁石を鋸車カバー側に取り付けることにより、従来から用いられている携帯型帯鋸盤の鋸車カバーの構造を変更するだけで容易に本発明を実施できるので、製造コストの上昇を抑えることができる。この際、磁石と帯鋸との距離は、磁力の大きさとの兼ね合いで設定すれば良く、帯鋸の帯幅がWの場合に、帯鋸の周回方向と垂直な断面で見て、磁石は帯鋸の刃先から距離2W以内、好ましくは1W以内の円の内部に、磁石の一部又は全部が位置するように配置すると良い。
本発明のさらに他の特徴によれば、ガイドと開口部の間に、帯鋸の周回方向に直交するガイド面を有するガイドプレートを設けた。また、帯鋸ガイドは、帯鋸の外周面及び内周面を押接しながら回転する2組のガイドローラと、帯鋸の刃先と反対側の端部を保持するガイドベアリングを有する。さらに、磁石は永久磁石であって、磁性金属製の磁石ホルダに取り付けた状態で鋸車カバーに着脱可能に固定される。このように磁性体の磁石ホルダを用いることによって、合成樹脂やアルミ合金製等の非磁性体の鋸車カバーであっても所定の方向に強力な磁界を発生させることができる。
本発明のさらに他の特徴によれば、ハウジングにはモータへ電力を供給する着脱可能なバッテリが取り付けられ、モータはバッテリの電力により駆動される。また、磁石として電磁石を用い、モータへの電力供給に連動させて電磁石への電力供給を制御するようにした。このように電磁石を用いることにより、切断作業をするためにスイッチを入れると鋸車の回転開始と同時に電磁石にも電気を流すことができるので、切断時に発生する切粉(鉄粉)を磁力によって電磁石に効果的に吸着させることができる。作業者が切断終了時にスイッチを切ると、鋸車の回転が止まると同時に、又は、一定の遅延時間の後に電磁石への電力を遮断させるので、電磁石に付いた切粉は本体下方に落下する。そのため、電磁石付近が吸着された切粉で一杯になることを防ぐことができる。
本発明によれば、切断時に発生する切粉のうち、被切断材を押し当てるガイドプレートとその後方にある帯鋸ガイドを通って鋸車側に移動したものは磁石にて吸着させることができるので、回転する鋸車と帯鋸との間の当接面に切粉が入り込むことを効果的に防止することができる。この結果、帯鋸と鋸車のスリップ現象を大幅に防止でき、作業性が向上する。さらに、切粉が入りにくくなるので帯鋸の損傷、鋸車の外周部に設けられるラバー材の損傷や破れを防止でき、帯鋸と鋸車ラバーの寿命を大幅に向上させることができる。
本発明の実施例に係る携帯型帯鋸盤1の正面図である。 本発明の実施例に係る携帯型帯鋸盤1の背面図である。 図1の携帯型帯鋸盤1のA方向の矢視図である。 図1の携帯型帯鋸盤1のB−B部の断面図である。 鋸車カバー20を開いた状態の携帯型帯鋸盤1の背面図である。 図2の鋸車カバー20の単体図であって、裏側(帯鋸に対面する側)を示す図である。 図6の磁石ユニット40付近の要部拡大図である。左からの矢印に変更願います。 図7のC−C部の断面図である。 図8の磁石ユニット40の展開図である。 磁石ユニット40と帯鋸30との位置関係を説明するための図である。 本発明の第二の実施例に係る携帯型帯鋸盤の鋸車カバー20と磁石ユニット50を示す図である。 図11の磁石ユニット50付近の要部拡大図である。 図12のD−D部の断面図である。 本発明の第三の実施例に係る携帯型帯鋸盤の背面図である。 本発明の第三の実施例に係る携帯型帯鋸盤の電磁石ユニット60付近の要部拡大図である。 本発明の第三の実施例に係る携帯型帯鋸盤の電気回路図である。 従来の携帯型帯鋸盤101の正面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後左右、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1は本発明の実施例に係る携帯型帯鋸盤1の正面図である。携帯型帯鋸盤1において基本的な機構部分の構造は図17で説明した従来の携帯型帯鋸盤101と同様である。外観で見た場合に従来の携帯型帯鋸盤1と異なるのは外観のデザイン、例えばハウジング6、ハンドル部13、ガイドプレート10等の形状が異なる程度であり、内部構造はほぼ同じである。携帯型帯鋸盤1のハウジング6の右側には後述する駆動鋸車を収容するための鋸車ベース4が設けられ、左側には後述する従動鋸車を収容するための鋸車ベース5が設けられる。鋸車ベース4、5は広義のハウジング(筐体)の一部を構成するものであって鋸車を軸支するためのフレームの役目を兼用し、鋸車ベース4、5とハウジング6は一体式に又は別体式に製造される。駆動鋸車と従動鋸車には環状の帯鋸30が張架される。携帯型帯鋸盤1で被切断材を切断する際は、帯鋸30が回転方向31に回転するため、この回転によって被切断材料が回転方向31と同方向に押されるため、押される側(駆動鋸車が設けられる側)にガイドプレート10が設けられる。ガイドプレート10は、被切断材料の大きさ・形状あるいは、被切断材料(既設管等)等とのスペースに応じて設定された大きさを有しており、回転方向31と直交する方向、即ち切断方向に移動調整可能に構成される。鋸車ベース4、5の下側付近には帯鋸30を挟持案内するための帯鋸ガイド7、17が設けられる。ここで帯鋸ガイド7はガイドプレート10の駆動鋸車2側に隣接して固定される。作業者はハンドル部13と補助ハンドル15を把持して、トリガスイッチ12を操作すると、ハウジング6内に配置された図示しないモータが回転する。モータの回転力は、図示しない動力伝達機構によって後述する駆動鋸車2側に伝達され、駆動鋸車2が回転することによって帯鋸30も回転する。また帯鋸30の回転に従って鋸車ベース5側に軸支される従動鋸車3(後述)も従動して回転する。
駆動鋸車2及び従動鋸車3は、外周に円筒面を有する回転する円盤であって、帯鋸30はそれらの外周に形成された帯鋸30のガイド面(外周ガイド面)に沿って張架される。帯鋸30は周方向に連続した帯状の鋸刃(バンドソー)であって、2つの鋸車(滑車)にベルトのようにかけて用いられ、帯状の鋼板の片側に鋸歯を刻んだものである。図示していないが駆動鋸車2及び従動鋸車3の外周面には鋸車ラバーがはめ込み式で取り付けられ、帯鋸30は駆動鋸車又は従動鋸車の外周面と鋸車ラバーを介して接触する。2つの鋸車によって張架される帯鋸30のうち平行部分の上側はハウジング6及び後述する鋸車カバー20の内部空間に位置し、帯鋸30の平行部分の下側は開口部32において外部に露出する。ハウジング6には、帯鋸30を案内する帯鋸ガイド7、17が駆動鋸車2側と従動鋸車3側それぞれに設けられる。帯鋸ガイド7、17はそれぞれ2組のガイドローラ(後述)を有し、駆動鋸車又は従動鋸車の外周面に対して帯鋸30を所定の角度だけ斜め(60度未満)になるように捻るようにして、切断部位における帯鋸30の角度を変えている。捻られた帯鋸30の角度は、ハウジング6の正立方向とほぼ平行となる角度である。この結果、開口部32における露出された帯鋸30は、図17に示すように被切断材200の長手方向(軸方向)に対してほぼ垂直に押し当てられ得る角度になる。
鋸車ベース5には、帯鋸30による切断部分を照射するための照明装置24が設けられ、照明装置の近傍にはその点灯をオン又はオフするためのライトスイッチ25が設けられる。ここでは照明装置24をLEDにて構成できる。鋸車ベース5のほぼ中央付近には、帯鋸30の周速設定用の速度設定つまみ23が設けられ、速度設定つまみ23を回転させる事によって所望のモータの回転速度を設定できる。速度設定つまみ23の下方には従動鋸車3の位置を調整することにより帯鋸30の取付け又は取り外したり、張り具合を調整するためのテンションレバー26が設けられる。
図2は本発明の実施例に係る携帯型帯鋸盤1の背面図である。背面側には開閉可能な鋸車カバー20にて覆われる。鋸車カバー20は駆動鋸車2と従動鋸車3の片側側面を覆うように2つの円形の部分20a、20bを連結部20cにて連結したような形状とされ、これらは金属又は合成樹脂の一体成型にて製造される。鋸車カバー20は上側の辺部にて蝶番(後述する図4参照)にてハウジング6に回動可能に軸支され、下端部は爪部21a、21b(図1参照)によって鋸車ベース4、5に掛止される。携帯型帯鋸盤1の背面側、右側上部には電源コード16が延びるように取り付けられる。携帯型帯鋸盤1の中央付近には、循環回転する帯鋸30の一部を露出させると共に切断された被切断材が入り込むための開口部32が確保されるようにハウジング6や鋸車カバー20の形状が決定される。本実施例では鋸車カバー20の裏側(内側)であって、駆動鋸車側に磁石ユニット40が配置される。
図3は図1の携帯型帯鋸盤1のA方向の矢視図である。鋸車ベース4には帯鋸30を挟持案内する帯鋸ガイド7が設けられる。帯鋸ガイド7は、帯鋸30の前側の帯面(帯の幅方向及び回転方向を含む面であり外周面又は内周面)を押さえながら回転する前側のガイドローラ7aと、帯鋸30の後側の帯面を押さえながら回転する後側のガイドローラ7bと、帯鋸30の刃先と反対側の端部(帯の厚さ方向及び回転方向を含む幅の狭い面)を回転可能に保持するガイドベアリング8を含んで構成され、これらガイドローラ7a、7bとガイドベアリング8はガイドホルダ9を介して鋸車ベース4に固定される。鋸車ベース4には、切断方向に対して平行なネジ溝4aと、ネジ溝4aと平行に形成される案内溝4bが形成され、2つのネジ36によってガイドプレート10が鋸車ベース4に固定される。ネジ36を緩めることによりガイドプレート10は矢印37の方向(切断方向と同じ方向)に移動させることができ、ネジ36を締めることによって任意の位置で個性する事ができる。ガイドプレート10は、図3の図では倒立したJ字状に形成され、帯鋸30(ここでは図示していない)を通すための切り欠き部10aが形成される。
図4は図1の携帯型帯鋸盤1のB−B部の断面図であり、より正確には駆動鋸車2の断面を省略した一部断面図である。鋸車ベース4には鋸車カバー20の円形部分20aが取付けられ、鋸車ベース4と鋸車カバー20とで覆われる内側には、駆動鋸車2が図示しない回転軸によって回転可能に軸支される。駆動鋸車2は、円筒状の外周部(筒壁)と外周部の一方の端部を閉じる蓋部とから構成され、駆動鋸車2の他方側にスプロケット28が設けられる。スプロケット28の近傍にはモータの出力によって回転されるスプロケット27が設けられ、スプロケット27と28にチェーン29を渡すことによってモータ14の駆動力が伝達され、駆動鋸車2が回転する。帯鋸30(ここでは図示せず)は、駆動鋸車2の外周部に掛け渡される、ガイドプレート10の近傍の帯鋸ガイド7によって所定の角度だけ捻るように曲げられる。尚、従動鋸車3側においても2つのガイドローラを有する帯鋸ガイド17が設けられ、帯鋸ガイド7側と同じ角度だけ帯鋸30を捻るようにしている。このように切断部位に露出する帯鋸30を駆動する駆動鋸車2の外周面や従動鋸車3の外周面に対して、所定の角度を有するように捩るようにしたのは、被切断材に対する切断深さを十分に確保するためである。帯鋸30に対して外周側に位置するガイドローラ7aと、内周側に位置するガイドローラ7bは円筒形の外輪が回転可能とされるものであって、ガイドホルダ9によって回転可能となるように軸支される。ガイドローラ7a、7bの軸方向の長さは、周回する帯鋸30の刃先部分が外周側に突出するよう程度であると好ましい。切断部位の両側に設けられる帯鋸ガイド7、18は、捻り角も含めて同一形状のガイドローラとガイドベアリングが用いられる。
鋸車カバー20を開いた状態の携帯型帯鋸盤1の背面図である。帯鋸ガイド17のガイドローラ17a、17bは、ガイドローラ7a、7bと平行になるように同じ角度だけ傾斜させた状態で鋸車ベース5に取り付けられる。このように、帯鋸30の周回上の一部だけ帯鋸30を捩るようにすると、帯鋸30の帯厚方向にズレてしまう恐れがあるが、ガイドローラ7a、7bの上方にはガイドベアリング8が設けられる。ガイドベアリング8は、帯鋸30の刃先と反対側の端部を保持するものであって、その端部の走行方向がガイドベアリング8の周方向と一致するように保持するので、帯鋸30の帯厚方向、反刃先側へのズレを規制し、帯鋸30の周回を良好に案内することができる。
磁石ユニット40は本実施例で新たに追加されたものである。磁石ユニット40は、基本的に永久磁石によって構成され、永久磁石による磁力で切断又は切削によって発生した磁性粉を吸着させるものである。磁石ユニット40を設ける位置は、帯鋸30の近傍であることが重要であり、帯鋸30の後面付近であって、周方向位置では帯鋸ガイド7(ガイドローラ7a、7b)と駆動鋸車2と帯鋸30が接触する点(「接入点」、これについては後述)との間とすることが重要である。
図5は鋸車カバー20を開いた状態の携帯型帯鋸盤1の背面図である。ここでは開いた鋸車カバー20を取り外した状態を図示している。本図から従動鋸車3側に設けられる帯鋸ガイド17の取付状況が理解できるであろう。帯鋸ガイド17は、帯鋸30に対して外周側に位置するガイドローラ17aと、内周側に位置するガイドローラ17bによって構成され、これらガイドローラ17a、17bの間を帯鋸30を押接しながら周回する。また、ガイドローラ17a、17bに隣接する部分であって、帯鋸30の刃先とは反対側の端部にはガイドベアリング(図示せず)が設けられる。ガイドローラ17a、17ガイドローラ17a、17b及びガイドベアリングはガイドホルダ19によって鋸車ベース5に固定される。ここで、磁石ユニット40は、帯鋸ガイド7と駆動鋸車2の接入点(周回する帯鋸30が駆動鋸車2の外周部と接触する点。図5で示す位置)との間の部分Sに設けられる。好ましくは帯鋸ガイド7からの距離がS1(=1/2)以内の周回位置に磁石ユニット40を配置すると好ましい。以上のように、本実施例では帯鋸30の周回方向下流側に位置する一方の鋸車(駆動鋸車2)と帯鋸ガイド7との間の範囲S内に、切断作業によって発生する磁性粉を吸着するための磁石を設けるようにしたが、別の箇所にさらなる磁石を設けるようにしても良い。その場合は、帯鋸30の周回方向下流側に位置する他方の鋸車(従動鋸車3)と帯鋸ガイド7との接入点との間の領域38付近に第2の磁石を設ければ良い。第2の磁石は鋸車ベース5に設けても良いし、鋸車カバー20側に設けるように構成しても良い。
次に図6を用いて磁石ユニット40の取付方法を説明する。図6は鋸車カバー20の裏側の単体図であって、鋸刃に対面する内側を示す図である。鋸車カバー20は、帯鋸30の着脱の際に開閉されるカバーであって、携帯型帯鋸盤1の使用時には鋸車ベース4、5の開口部を覆うように取り付けられる。鋸車カバー20は金属のプレス成形、又は合成樹脂等の一体成形によって製造され、1つの鋸車を覆う円形の部分20a、20bとそれらを連結する連結部20cによって構成される。鋸車カバー20の上部には蝶番22a、22bが設けられハウジング6に対して回動可能に軸支される。鋸車カバー20の下部には、鋸車カバー20を鋸車ベース4、5に掛止させるための爪部21a、21bが形成される。ここで、磁石ユニット40は、鋸車カバー20の円形の部分20aの外周側であって、帯鋸30の周回方向の下流側、爪部21aの近傍に設けられる。このように磁石ユニット40の取り付け位置は、鋸車ベース4側でなく鋸車カバー20に取り付けるように構成したため、本実施例の実現のために必要とされる携帯型帯鋸盤1の改造点は鋸車カバー20だけで済み、本実施例の容易に実現できる上に実現に必要なコストを大幅に抑えることが可能となる。
図7は図6の磁石ユニット40付近の要部拡大図である。本実施例では磁石ユニット40における磁力発生手段として永久磁石42を用いることにした。永久磁石42は電力を必要としないので、取り付けのためのスペース、取付角度の問題さえ解決すれば任意の位置に取り付けることが可能となる。本実施例の永久磁石42は、鉄等の磁性体でできた磁石ホルダ41によって保持され、帯鋸30に面する側には非磁性体でできた樹脂プレート43が配置される。図7のC−C部の断面を示したのが図8である。磁石ホルダ41はケース状であって、鋸車カバー20に固定される。この固定の方法は、接着、溶接、ネジ止め等、公知の方法によって固定することができる。永久磁石42の一部には穴部が形成され、磁石ホルダ41の一部に形成されたネジ穴を貫通して設けられるネジ44によって永久磁石42が磁石ホルダ41から抜け落ちないように保持される。永久磁石42からみて帯鋸30側には樹脂プレート43が配置される。樹脂プレート43は磁石ホルダ41にて挟持されるが、この固定方法は任意であって、磁石ホルダ41に対して容易に着脱できるように構成しても良いし、着脱不能に固定しても良い。
図9は図8の磁石ユニット40の展開図である。鋸車カバー20の円形の部分20aの外周側の平面部分には磁石ユニット40が設けられる。磁石ユニット40は、磁石ホルダ41に固定される永久磁石42と樹脂プレート43とによって構成され、磁石ホルダ41は鉄系の磁性金属、例えば鉄板のプレスにて製造され磁石の装着用ボックスとして機能する。磁石ホルダ41には永久磁石42の穴42aに挿入させるネジ44(図6参照)を螺合させるためのネジ穴41aが形成され、永久磁石42は着脱可能に装着される。尚、磁石ホルダ41の材質を樹脂としても良いが、その場合は磁石ホルダ41自体が面になるため、樹脂プレートは不要である。ここで、樹脂プレート43を設けたのは、永久磁石42に直接鉄粉が付着するのを防止して、鉄粉等が樹脂プレート43に付着するようにして、掃除の際に金属粉を容易に取り除くことができるようにするためである。樹脂プレート43の表面が吸着された切粉で一杯になった場合は、鋸車カバー20を開き、ネジ44を緩めて永久磁石42を磁石ホルダ41から外せば、切粉を除去できる。または、樹脂プレート面をハケなどで掃除すれば、切粉を取り除くことができる。このように永久磁石42の一部又は全部を非磁性材料にて覆うようにすれば、永久磁石42の磁力によって吸着された鉄粉を、作業者が取り除く際の作業性が大幅に向上する。
図10は、磁石ユニット40と帯鋸30の位置関係を説明するための図である。帯鋸30は、厚さ(鋸厚)T、幅(帯幅)Wのものであり、その刃先方向は磁石ユニット40に近い側、即ち、図10にて示す刃先方向側にある。磁石ユニット40を設ける位置は、帯鋸の周回方向と垂直な面で見た時に、刃先点から±90°の範囲内に磁石ユニット40の一部又は全部が位置するようにすれば良い(ここで0°は刃先方向とする)。また、磁石ユニット40を設ける位置は、帯鋸30とは適度の距離を隔てるようにすると好ましく、その距離は刃先から所定距離内(半径2W以内、好ましくは半径W以内)に磁石ユニット40の一部又は全部が位置するように良いが、永久磁石42の磁力の強さや取り付け位置に応じてその距離を設定すれば良い。本実施例では、磁石ユニット40が帯鋸30の刃先点から−90°の範囲内、すなわち帯鋸30の刃先点から駆動鋸車2側に位置するように設けられており、これにより、切断時に発生する切粉が駆動鋸車2と帯鋸30の当接する面に入り込む前に永久磁石42に吸着されるため、駆動鋸車2と帯鋸30の間に入り込まずに、ラバーの損傷や破れを防止でき、帯鋸の損傷、スリップも効果的に防止できる。この結果、作業性が向上する上に、帯鋸30の寿命を大幅に向上させることができる。被切断材を保持するためのベースを持たない携帯型帯鋸盤は、上向き作業など様々な作業形態で使用されるが、上記のような構成とすることによって、帯鋸盤の大型化を図らずに、作業形態に限らず切粉が帯鋸と鋸車との間に入り込むことを好適に抑制することができる。また、本実施例では鋸車カバー20に磁石ユニット40を設けているが、鋸車ベース4側に取り付けることも可能であり、その場合の有力な取り付け位置候補として点線の位置46が考えられる。
図11は本発明の第二の実施例に係る携帯型帯鋸盤の鋸車カバー20と磁石ユニット50を示す図である。鋸車カバー20の形状は第一の実施例と同一であり、そこに設けられる磁石ユニット50が異なるが、磁石ユニット50の大きさや取付位置は第一の実施例とほぼ同じである。つまり、第一鋸車と第二鋸車のうち開口部32における帯鋸の周回方向下流側に位置するいずれか一方の鋸車(ここでは駆動鋸車側)と開口部32との間に、切断作業によって発生する磁性粉を吸着するための磁石ユニット50を設けたものである。
図12は図11の磁石ユニット40付近の要部拡大図である。磁石ユニット50は、合成樹脂製のケースである磁石ホルダ51によって覆われた永久磁石52によって構成される。磁石ホルダ51は6面のうち1面だけが開口する略直方体の筐体であって、開口部分(図12でみたら図中左から右方向)に永久磁石52が装着される。永久磁石52には図示しない穴部が設けられ、磁石ホルダ51に形成されたネジ穴(図示せず)に螺合されたネジ54の先端が前記永久磁石52の穴部に挿入されることよって永久磁石52が磁石ホルダ51から抜け落ちないように保持される。磁石ホルダ51は、筐体の外側面の一面が鋸車カバー20に固定されるが、その固定方法は接着剤、両面テープ、ネジ止め等の公知の方法にて固定するようにすれば良い。永久磁石52はネジ54を取り外すことにより磁石ホルダ51から容易に取り外すことができる。
図13は図12のD−D部の断面図である。第二の実施例では磁石ホルダ51が樹脂製であるので、永久磁石52によって吸い寄せられた磁性粉は磁石ホルダ51の外周面に吸着されるが、磁石ホルダ51は非磁性体であるので、掃除の際に金属粉を容易に取り除くことができる。第二の実施例では第一の実施例に対して磁石ホルダ51の厚さdが小さいので、必要な取り付けスペースが少なくて済むので、取り付け位置の自由度が大幅に向上する。
図14は本発明の第三の実施例に係る携帯型帯鋸盤の背面図である。第三の実施例は永久磁石の代わりに電磁石を磁力源とする電磁石ユニット60を用いた点を特徴とする。電磁石を用いることにより、磁力を任意に発生させることができ、磁力を発生又は消出させるタイミングや磁界の強さなどを電気的に制御することが可能となる。電磁石を設ける位置は、図10のように刃先から所定の距離(電磁石なら距離2Wの半径内)にすれば良い。電磁石を用いる場合は電力を供給するための電源線(図示せず)を配置する必要があるので、電源を必要とする機器が搭載されない着脱可能な鋸車カバー20側でなくて、鋸車ベース4側に設ける方が配線の点で好都合である。電磁石のオン又はオフは、例えばトリガスイッチ12に連動させるようにすることができるが、帯鋸ガイド7の後方から鋸車間に位置するハウジング6に電磁石の起動用の専用スイッチを設け、このスイッチを入れたら電磁石に電力が供給されるように構成しても良い。
図15は本発明の第三の実施例に係る携帯型帯鋸盤の電磁石ユニット60付近の要部断面図である。図10で示した磁石ユニット40と比較すると電磁石ユニット60は、帯鋸30の刃先とは反対側(反刃先側)の近傍に設けられる。これは電気配線の容易さの観点から電磁石ユニット60を鋸車カバー20側でなくて、鋸車ベース4に設けるようにしたためである。取り付け位置は、第一、第二の実施例と同様であり、開口部32(図2参照)からみて帯鋸30の周回方向下流側(進行側)であって、ここでは鋸車(駆動鋸車2)の接入点とガイドプレート10との間に設けられる。
図16は本発明の第三の実施例に係る携帯型帯鋸盤の電気回路図である。本実施例では、モータを駆動する電源として着脱式の電池71を用いたコードレスタイプの携帯型帯鋸盤の例で説明している。電池71としては電動工具で広く用いられているニカド電池やリチウムイオン電池等を用いたバッテリパックを用いると良く、バッテリパックをハウジング6の一部に取り付けることによりコードレス式の携帯型帯鋸盤が実現できる。モータ14はブラシレス直流モータであって、半導体スイッチング素子によって実現されるインバータ回路72を用いて、その半導体スイッチング素子をマイコンを有するコントローラ70によって駆動する。コントローラ70にはトリガスイッチ12の出力と、速度設定つまみ23によって調節される速度調節手段73の出力信号が入力される。また、電磁石61のコイルはコントローラ70によって通電が制御され、磁界の発生(オン)と消出(オフ)が任意に制御される。電磁石61のオンオフ制御は、トリガスイッチ12のオンオフに連動させる方法、トリガスイッチ12にほぼ対応させてトリガスイッチ12がオンの時には電磁石がオンで、トリガスイッチ12がオフになったら電磁石を遅延してオフにする方法、又は電磁石61用の専用のスイッチ65を設けて作業者が電磁石61のオンオフを任意に設定可能とした方法など、種々の制御方法が可能である。コントローラ70が電磁石61のオンオフを制御する場合には、図16で示すスイッチ65は省略できる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、本実施例では磁石ユニット40、50、電磁石ユニット60を駆動鋸車2の接入点とガイドプレート10又は帯鋸ガイド7の間に設けたが、さらに、従動鋸車3の接入点と開口部の端部との間付近の領域38にも設けるようにしても良い。また、発生した切粉を磁石によって吸引する機構は、携帯型の帯鋸盤だけでなく常置型の帯鋸盤においても同様に適用しても良い。その場合は電磁石を用いる方が好ましい。
1 携帯型帯鋸盤
2 駆動鋸車(第一鋸車) 3 従動鋸車(第二鋸車)
4 鋸車ベース 4a ネジ溝
4b 案内溝 5 鋸車ベース
6 ハウジング 7 帯鋸ガイド
7a、7b ガイドローラ 8 ガイドベアリング
9 ガイドホルダ 10 ガイドプレート
10a 切り欠き部 12 トリガスイッチ
13 ハンドル部 14 モータ
15 補助ハンドル 16 電源コード
17 帯鋸ガイド 17a、17b ガイドローラ
19 ガイドホルダ 20 鋸車カバー
20a 円形部分 20c 連結部
21a、21b 爪部 22a、22b 蝶番
23 速度設定つまみ 24 照明装置
25 ライトスイッチ 26 テンションレバー
27、28 スプロケット 29 チェーン
30 帯鋸 31 回転方向
32 開口部 36 ネジ
37 切断方向 40 磁石ユニット
41 磁石ホルダ 41a ネジ穴
42 永久磁石 42a 穴
43 樹脂プレート 44 ネジ
50 磁石ユニット 51 磁石ホルダ
52 永久磁石 54 ネジ
60 電磁石ユニット 61 電磁石
65 スイッチ 70 コントローラ
71 電池 72 インバータ回路
73 速度調節手段 101 携帯型帯鋸盤
104、105 鋸車ベース 106 ハウジング
110 ガイドプレート 112 スイッチ
113 ハンドル部 115 補助ハンドル
200 被切断材

Claims (9)

  1. 環状の帯鋸が架け渡される第一鋸車及び第二鋸車と、
    前記第一鋸車を回転させるモータと、
    前記第一鋸車、前記第二鋸車及び前記モータを支持するハウジングと、を有し、
    前記ハウジングは、前記第一鋸車と前記第二鋸車との間で前記帯鋸を露出させる開口部を有し、前記開口部に位置する前記帯鋸で切断作業を行う帯鋸盤において、
    前記第一鋸車と前記第二鋸車のうち前記開口部における前記帯鋸の周回方向下流側に位置するいずれか一方の前記鋸車と前記開口部との間に、切断作業によって発生する磁性粉を吸着するための磁石を設けたことを特徴とする帯鋸盤。
  2. 前記開口部における前記帯鋸の周回方向上流側及び下流側に、前記第一鋸車と前記第二鋸車の外周ガイド面に対して所定の角度を有するように前記帯鋸を捻るように保持する帯鋸ガイドを設け、
    前記磁石は、前記下流側に位置する前記帯鋸ガイドと、近接する前記鋸車の接入点との間であって、前記帯鋸の側面又は後面付近に設けたことを特徴とする請求項1に記載の帯鋸盤。
  3. 前記ハウジングには前記鋸車を覆う着脱可能な鋸車カバーが取り付けられ、
    前記磁石は、樹脂製又は非磁性体のケースに収容された状態で前記ハウジング又は前記鋸車カバーに固定されることを特徴とする請求項2に記載の帯鋸盤。
  4. 前記帯鋸の帯幅がWの場合に、前記磁石は前記帯鋸の刃先から距離W以内の位置にその一部又は全部が位置するように配置されることを特徴とする請求項3に記載の帯鋸盤。
  5. 前記ハウジングの前記開口部における前記帯鋸の周回方向下流側に位置する前記帯鋸ガイドと前記開口部の間に、前記帯鋸の周回方向に直交するガイド面を有するガイドプレートを設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載の帯鋸盤。
  6. 前記帯鋸ガイドは、前記帯鋸の外周面及び内周面を押接しながら回転する2組のガイドローラと、前記帯鋸の刃先と反対側の端部を保持するガイドベアリングを有することを特徴とする請求項5に記載の帯鋸盤。
  7. 前記磁石は永久磁石であって、金属製の磁石ホルダに取り付けた状態で前記鋸車カバーに着脱可能に固定されることを特徴とする請求項6に記載の帯鋸盤。
  8. 前記ハウジングには前記モータへ電力を供給する着脱可能なバッテリが取り付けられ、前記モータは前記バッテリの電力により駆動されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の帯鋸盤。
  9. 前記磁石は電磁石であって、前記電磁石への電力供給は前記モータへの電力供給に連動させて制御されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の帯鋸盤。
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