JP2015208694A - 膜モジュールの支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】膜モジュールの維持管理作業をより一層効率的に行うこと。【解決手段】膜ユニット1は、板状の濾過膜本体20の一端から濾過水を導入する濾過水導入部材21を備える膜モジュール2と、この膜モジュール2を支持するユニット本体3とを備える。濾過水導入部材21の一端部には、この導入部材21内の濾過水を取り出す濾過水取出部23が濾過膜本体20の幅方向に突設されている。ユニット本体3は、膜モジュール2を垂下支持する支持部31を備える。支持部31は、膜モジュール2の濾過水取出部23が接続部材24を介して着脱可能に接続され当該取出部23から濾過水を集める集水部34と、濾過水導入部材21を保持する保持部材35とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は板状の濾過膜本体を有する膜モジュールの支持構造に関する。
浸漬型の膜分離処理装置は、下排水や産業排水中の汚濁物質等を生物処理または凝集処理した後に固液分離処理する装置である。膜分離処理装置は生物処理または凝集処理を行う反応槽に浸漬される膜モジュールを備える。
膜分離処理装置としては例えば特許文献1,2に開示された膜ユニットが知られている。膜ユニットは平膜状のセラミックフィルタからなる濾過部材を備える複数の膜モジュールを所定間隔並列に配置して成る。膜ユニットは前記反応槽内に設置される。
特に、特許文献1に開示された膜ユニットは、膜ユニットの枠体の各案内溝に膜モジュールを挿入配置することにより、当該ユニットを解体することなく任意の膜モジュールを取り出すことができる。
また、特許文献2に開示された膜ユニットは、ケーシングから膜モジュールをその幅方向から引き出し可能に備えている。
膜ユニットの濾過操作時間を長く継続させて濾過運転の効率を上げるため膜モジュールの下方から曝気を行い濾過部材の膜面に激しい気泡流(スクラビングエア)を衝突させることにより当該膜面への汚濁物質等の付着若しくは堆積の抑制が図られている。また、このスクラビング法に併せて濾過水を膜モジュールの二次側配管から当該モジュール内に加圧通水して濾過部材の膜面の汚れを除去する逆洗法が一定周期に実施されている。さらに、このスクラビング法及び逆洗法を行っても濾過膜面に付着または堆積する汚濁物質を除去するために膜面上の汚濁物質を薬液によって分解除去する薬液洗浄法が実施されている。また、膜モジュールは膜ユニット本体から定期的に取り外され交換や点検等が行われる。
膜モジュールの交換や点検などの維持管理作業を行う際、膜ユニットの組立作業や、膜モジュールの着脱作業、さらには膜モジュールをフレキシブル管等の接続配管によってユニット本体の濾過水集水部に接続する作業に多くの時間を要する。
特に、反応槽の規模に依っては数百枚単位の膜モジュールが膜ユニット本体に具備されるので、膜ユニット本体における各膜モジュールの位置合わせ作業や、個々の膜モジュールを接続配管によって濾過水集水部に繋ぎ込む作業に相当の時間を要する。
特許文献1,2の膜ユニットは枠体に対する膜モジュールの挿入及び取り外しに要する時間が短縮できるが、接続配管を用いた膜モジュールと濾過水集水部との接続作業が必要であることから、膜ユニットの維持管理作業の煩雑性が解消されていない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、膜モジュールの維持管理作業をより一層効率的に行うことを課題とする。
そこで、本発明の膜モジュールの支持構造は、板状の濾過膜本体の一端から濾過水を導入する濾過水導入部材を有する膜モジュールと、この膜モジュールを支持するユニット本体とを備える。前記濾過水導入部材の一端部には、濾過水取出部が突設されている。前記ユニット本体は、前記膜モジュールを垂下支持する支持部を備える。前記支持部は、前記濾過水取出部が着脱自在に接続され当該取出部から濾過水を集める集水部と、前記濾過水導入部材を保持する保持部材とを備える。
以上の本発明によれば、膜モジュールの維持管理作業をより一層効率的に行える。
以下に図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1(a)(b)に示された本発明の一実施形態である膜ユニット1は、複数の膜モジュール2と、この膜モジュール2を支持するユニット本体3とを備える。
(膜モジュール2)
膜モジュール2は、図2(a)(b)に示したように、板状の無機膜からなる濾過膜本体20と、この濾過膜本体20の一端から濾過水を導入する濾過水導入部材21と、濾過膜本体20の他端を液密に封止する他端封止部材22とを有する。前記無機膜としては、セラミックを含んでなる膜(MF膜,UF膜,NF膜)や金属膜などの適用が可能である。
膜モジュール2は、図2(a)(b)に示したように、板状の無機膜からなる濾過膜本体20と、この濾過膜本体20の一端から濾過水を導入する濾過水導入部材21と、濾過膜本体20の他端を液密に封止する他端封止部材22とを有する。前記無機膜としては、セラミックを含んでなる膜(MF膜,UF膜,NF膜)や金属膜などの適用が可能である。
濾過膜本体20は、固液分離の対象となる物質の粒径に応じて所定孔径の濾過膜が適用される。例えば、活性汚泥の固液分離に用いる場合、0.5μm以下の孔径を有する濾過膜が適用される。また、浄水の濾過のように除菌が必要な場合、0.1μm以下の孔径を有する濾過膜が適用される。
濾過水導入部材21の一端部には当該部材21内の濾過水を取り出すための濾過水取出部23が当該部材21の長手方向(濾過膜本体20の幅方向)に突設されている。濾過水取出部23は、この濾過水取出部23が着脱自在に液密接続される接続部材24を介して、後述の支持部31の集水部34に液密に接続される。
濾過水導入部材21並びに他端封止部材22は、金属,セラミックに例示される無機材料,樹脂等の有機材料が円筒状または角柱状の筒体から成る。前記金属としてはステンレス鋼であるSUS材が例示される。前記セラミックスから成るものとしては、セラミックス繊維筒を無機接着剤等で硬化して成るものが挙げられる。前記樹脂は、周知の熱硬化性樹脂,熱可塑性樹脂,二液硬化型樹脂,紫外線硬化型樹脂等から適宜に選択される。
濾過膜本体20と濾過水導入部材21、他端封止部材22とは液密的に接合される。接合には周知の接着剤を用いればよい。さらには、この接合部分の補強のために当該接合部分を熱硬化性樹脂,熱可塑性樹脂,二液硬化型樹脂,紫外線硬化型樹脂等の樹脂からなるモールド部材によって被覆成形してもよい。
(ユニット本体3)
ユニット本体3は、図1(a)(b)に示したように、複数の膜モジュール2を2系列備えている。
ユニット本体3は、図1(a)(b)に示したように、複数の膜モジュール2を2系列備えている。
ユニット本体3は、同図に示したように、複数の膜モジュール2を垂下支持する支持部31と、この支持部31を支える複数の支柱部32と、これらの支柱部32を直立支持する固定架台33とから成る。固定架台33には散気管4が配置されている。
支持部31、支柱部32及び固定架台33は、SUS304等のステンレス鋼に例示される耐食性及び強度を有する金属材料から成る。また、耐食性及び強度に関する要求仕様を満たしていれば、金属材料の代わりに繊維強化プラスチック等の樹脂材料も適用できる。さらに、この樹脂材料と金属材料とを適宜組み合わせて支持部31、支柱部32及び固定架台33を構成してもよい。
尚、ユニット本体3は、膜ユニット1が設置される反応槽の規模(有効容積)に応じて、上下方向に適宜複数積層配置される。
(支持部31)
支持部31は、図3に示したように、膜モジュール2の濾過水取出部23から濾過水を集める集水部34と、濾過水導入部材21を保持する複数の保持部材35と、この保持部材35を支持及び固定する共に集水部34の両端を液密に封止する一対の支持部材36a,36bと、膜モジュール2の濾過水導入部材21の端部を押圧する押圧部材37とを備える。
支持部31は、図3に示したように、膜モジュール2の濾過水取出部23から濾過水を集める集水部34と、濾過水導入部材21を保持する複数の保持部材35と、この保持部材35を支持及び固定する共に集水部34の両端を液密に封止する一対の支持部材36a,36bと、膜モジュール2の濾過水導入部材21の端部を押圧する押圧部材37とを備える。
尚、保持部材35は、支持部31において膜モジュール2を直接、垂下支持するため最低一対必要とし、膜モジュール2の数や質量に応じて適宜設計にて数量が調整される。
(集水部34)
集水部34は、図3,4に示したように、断面矩形の筒状部材から成る。そして、図3に示したように、集水部34の対向側面部には、接続部材24が液密的に装着される複数の接続口38が集水部34の長さ方向所定間隔に配置形成されている。この接続口38は、集水部34の対向側面部に限定されることなく、集水部34の底板部に配置してもよい。尚、集水部34の天板中央部には、図示省略の吸引ポンプに接続された集水管39が接続されている。
集水部34は、図3,4に示したように、断面矩形の筒状部材から成る。そして、図3に示したように、集水部34の対向側面部には、接続部材24が液密的に装着される複数の接続口38が集水部34の長さ方向所定間隔に配置形成されている。この接続口38は、集水部34の対向側面部に限定されることなく、集水部34の底板部に配置してもよい。尚、集水部34の天板中央部には、図示省略の吸引ポンプに接続された集水管39が接続されている。
接続部材24には、膜モジュール2の濾過水取出部23が挿入接続される。接続部材24としては周知のワンタッチタイプの継ぎ手が適用される。前記継ぎ手は、ハーフユニオンタイプのものが好ましいが、集水部34における接続口38の位置に応じて、集水部34への膜モジュール2の取付けが容易となるようエルボーユニオンタイプ等の継ぎ手を適宜選択して使用するとよい。
(保持部材35)
保持部材35は、図7(a)(b)に示したように、断面L字の板状部材の加工により、膜モジュール2の濾過水導入部材21を保持する鉛直板部351と、支持部材36a,36b間に橋設される水平板部352とを一体的に備える。
保持部材35は、図7(a)(b)に示したように、断面L字の板状部材の加工により、膜モジュール2の濾過水導入部材21を保持する鉛直板部351と、支持部材36a,36b間に橋設される水平板部352とを一体的に備える。
上記の鉛直板部351には、切り欠き加工により、膜モジュール2の濾過水導入部材21が挿通される挿通口41と、この挿通口41に挿通された濾過水導入部材21を保持する一対の保持片42とが、複数等間隔に形成されている。
上記の挿通口41の幅d1,高さhは、濾過水導入部材21の幅D,高さHよりも大きく設定される。保持片42の間隔d2は、濾過膜本体20の厚さよりも大きく且つ濾過水導入部材21の幅Dよりも小さく設定される。挿通口41のピッチPは集水部34の接続口38のピッチと略同等に設定されている。
また、鉛直板部351には、図8の振動抑制部材51を当該板部351に固定させる固定具54が螺着される固定孔43が形成されている。
一方、上記の水平板部352の両端付近には、支持部材36a(または36b)の固定部71に螺着される固定具45の挿通孔44が形成されている。
さらに、保持部材35には、図5,8に示したように、保持片42上に保持された濾過水導入部材21の振動を抑制する振動抑制部材51が適宜に取り付けられる。尚、本実施形態においては、振動抑制部材51は、図3に示したように、膜ユニット1の外部寄りの位置に配置された保持部材35に取り付けられている。
(振動抑制部材51)
振動抑制部材51は、図8(a)(b)に示したように、略串型の板状部材から成る。振動抑制部材51には、保持部材35の挿通口41に挿通された濾過水導入部材21と嵌合する切り欠き部52が当該挿通口41と同数形成されている。そして、この振動抑制部材51の両端付近には、保持部材35の鉛直板部351に螺着される固定具54の挿通孔53が形成されている。挿通孔53は振動抑制部材51の位置を上下方向に調整できるように縦長の長穴形状を成している。
振動抑制部材51は、図8(a)(b)に示したように、略串型の板状部材から成る。振動抑制部材51には、保持部材35の挿通口41に挿通された濾過水導入部材21と嵌合する切り欠き部52が当該挿通口41と同数形成されている。そして、この振動抑制部材51の両端付近には、保持部材35の鉛直板部351に螺着される固定具54の挿通孔53が形成されている。挿通孔53は振動抑制部材51の位置を上下方向に調整できるように縦長の長穴形状を成している。
(支持部材36a,36b)
支持部材36a,36bは、図3に示したように、集水部34の端部を液密に封止する一対の支持本体70と、この一対の支持本体70間に複数の保持部材35が橋設される一対の固定部71と、ユニット本体3を搬送する際に図示省略の吊り上げ金具が係着される係着部72とを備える。
支持部材36a,36bは、図3に示したように、集水部34の端部を液密に封止する一対の支持本体70と、この一対の支持本体70間に複数の保持部材35が橋設される一対の固定部71と、ユニット本体3を搬送する際に図示省略の吊り上げ金具が係着される係着部72とを備える。
上記の支持本体70は、図5,6に示したように断面L字型の板状部材から成る。そして、図3,4に示したように、支持部材36a,36b間で対向する支持本体70の鉛直面の中央部に、集水部34の一端部,他端部が各々液密的に固定されている。
上記の固定部71は、図3に示したように、短辺が支持本体70の上端から膜ユニット1の内側に水平に突出し且つ長辺が支持本体70の長手方向に沿う略長方形の板状を成す。そして、この固定部71は、集水部34を略対称軸に支持本体70の長手方向所定間隔で配置されるように、支持本体70と一定的に形成されている。
また、固定部71の両端付近には、図7(b)に示した保持部材35の挿通孔44に挿通された固定具45が螺着される固定孔73が形成されている。尚、固定部71における固定孔73の間隔は、膜モジュール2の濾過膜本体20の幅未満に設定されている。
係着部72は、図5,6に示したように、前記吊り上げ金具のフックが挿通される挿通孔74が形成された略正方形状の板状部材から成り、支持部材36a,36bの支持本体70の外面において所定間隔に固着されている。
(押圧部材37)
押圧部材37は矩形の板状部材から成る。図3に示したように、押圧部材37は、前記板状部材の曲げ加工により、膜モジュール2の濾過水導入部材21の他端部を押圧する押圧部61と、この押圧部61の一端,他端を支持部材36a,支持部材36bの同方向端部の取り付け部75に各々固定させる一対の固定部62とを一体的に備える。
押圧部材37は矩形の板状部材から成る。図3に示したように、押圧部材37は、前記板状部材の曲げ加工により、膜モジュール2の濾過水導入部材21の他端部を押圧する押圧部61と、この押圧部61の一端,他端を支持部材36a,支持部材36bの同方向端部の取り付け部75に各々固定させる一対の固定部62とを一体的に備える。
上記の固定部62には、図9(a)(b)に示したように、上記の取り付け部75に螺着される固定具63の挿通孔65が形成されている。挿通孔65は押圧部材37の取り付け位置を水平方向に調整できるように横長の長穴形状を成す。
また、押圧部61の外面には、押圧部61のたわみを抑制するために、押圧部61の長さ方向に沿う矩形の板状部材から成る補強部64が固着されている(同図(a)(b))。一方、上記の濾過水導入部材21の他端部と当接する押圧部61の内面には、周知の耐水性ゴム等から成る弾性部材66が固着されている(同図(b))。
(膜モジュール2の装着脱手順)
図1〜6を参照しながら膜モジュール2の装着脱手順の一例について説明する。
図1〜6を参照しながら膜モジュール2の装着脱手順の一例について説明する。
予め、図3に示したように集水部34の全ての接続口38に接続部材24を装着しておく。先ず、膜モジュール2の濾過水導入部材21を、ユニット本体3の外側横方向から当該本体3内の外側寄りの保持部材35の挿通口41に挿通し、さらに、この挿通口41と同軸に位置する集水部34寄りの保持部材35の挿通口41に挿通させる。次いで、膜モジュール2をさらに集水部34側にスライドさせて移動させると、集水部34寄りの保持部材35の挿通口41から引き出された濾過水取出部23は、集水部34における接続部材24に挿入接続される。このように、保持部材35の保持片42上にて膜モジュール2をスライドさせ移動させることにより、保持部材35の挿通口41への挿通並びに接続部材24への挿入接続の各作業が極めて容易となる。そして、膜モジュール2の濾過水導入部材21は、支持部材36a,36bの固定部71に橋設された二つの保持部材35の挿通口41に挿通された状態で、保持部材35の保持片42上に保持される。
以上の手順によって集水部34の対向側面部の全ての接続口38に対して接続部材24を介して液密に接続された膜モジュール2は支持部31において垂下支持される。
次いで、図3,6に示したように、支持部材36a,36bの同方向端部の取り付け部75に、押圧部材37の一端側,他端側の固定部62がそれぞれ固定具63によって固定される。同様に、支持部材36a,36bの他方の同方向端部の取り付け部75に、他の押圧部材37の一端側,他端側の固定部62が固定具63によって固定される。このとき、膜モジュール2の濾過水導入部材21の端部は押圧部材37の押圧を受けた状態となり(図9(b))、集水部34から濾過水導入部材21が脱離しなくなる。以上のように、集水部34の対向側面部に液密接続された全ての膜モジュール2は集水部34から脱落することなく支持された状態となる。
一方、膜モジュール2のメンテナンスの際には、ユニット本体3から押圧部材37を取り外した後、メンテナンスしたい膜モジュール2をユニット本体3の外側横方向に引き出すと、集水部34の接続部材24から膜モジュール2の濾過水取出部23が脱離する。これにより、ユニット本体3からの膜モジュール2の取り外しが可能となる。
(本実施形態の効果)
以上説明したように、膜モジュール2をユニット本体3に対してその外側横方向からスライドさせ挿入すると、膜モジュール2の濾過水取出部23が接続部材24を介してそのまま集水部34の接続口38に液密に接続される。一方、膜モジュール2をユニット本体3の外側横方向(膜モジュール2の幅方向)にスライドさせて引き出すと、集水部34の接続口38から接続部材24が脱離するので、ユニット本体3から膜モジュール2を取り出すことできる。このように、ユニット本体3への膜モジュール2の取り付け及び取り外しの作業が容易となり、膜モジュール2の維持管理作業をより一層効率的に行うことができる。さらには、膜モジュール2と集水部34との間の配管スペースが大幅に縮小する。
以上説明したように、膜モジュール2をユニット本体3に対してその外側横方向からスライドさせ挿入すると、膜モジュール2の濾過水取出部23が接続部材24を介してそのまま集水部34の接続口38に液密に接続される。一方、膜モジュール2をユニット本体3の外側横方向(膜モジュール2の幅方向)にスライドさせて引き出すと、集水部34の接続口38から接続部材24が脱離するので、ユニット本体3から膜モジュール2を取り出すことできる。このように、ユニット本体3への膜モジュール2の取り付け及び取り外しの作業が容易となり、膜モジュール2の維持管理作業をより一層効率的に行うことができる。さらには、膜モジュール2と集水部34との間の配管スペースが大幅に縮小する。
また、膜モジュール2の濾過水取出部23と集水部34の接続口38とを接続させる接続部材24としてワンタッチタイプの継ぎ手が採用されることにより、接続口38に接続された接続部材24に濾過水取出部23を軽く差し込めば、集水部34への膜モジュール2の取り付けが完了する。したがって、膜モジュール2の着脱作業性が向上する。
さらに、膜モジュール2の故障や不足により全ての接続口38に膜モジュール2を接続できない場合や、ユニット本体3内の膜モジュール2の個数を減らす場合等には、膜モジュール2が接続されない接続口38にブランクプラグが装着される。これにより、長時間停止させることなく膜ユニット1の運転を継続できる。
また、ユニット本体3において膜モジュール2は保持部材35によって垂下支持された状態であり、この膜モジュール2の下端は非固定状態となっている。したがって、膜モジュール2の仕上り寸法に誤差が生じている場合でも、膜モジュール2の着脱作業に影響はなく、膜モジュール2をその幅方向に適宜任意に移動させれば、集水部34に対して膜モジュール2を支障なく液密に接続できる。
さらに、保持部材35に振動抑制部材51が付帯された場合、保持部材35の挿通口41に膜モジュール2の濾過水導入部材21が挿通されると、濾過水導入部材21は振動抑制部材51の切り欠き部52と嵌合した状態となる。これにより、保持部材35における膜モジュール2の振動が抑制されるので、曝気された液相に浸漬された膜モジュール2を安定的に支持できる。
そして、ユニット本体3に押圧部材37が取り付けられることにより、膜モジュール2の濾過水導入部材21は常に押圧部材37の押圧を受けた状態となるので、ユニット本体3(具体的には集水部34)からの膜モジュール2の脱落を防止できる。
また、吸引ポンプの稼動により集水部34の内部は減圧状態となるため、膜モジュール2は集水部34側へ引かれるので、膜モジュール2の脱落を抑制できる。したがって、振動等の外力などにより膜モジュール2が脱落することがなければ、押圧部材37は必ずしも取付けは要さない。
さらに、上述の膜モジュール2の濾過水取出部23は接続部材24を介して集水部34に液密に接続されているが、接続部材24を用いないで濾過水取出部23を集水部34に接続してもよい。この場合、図10(a)に例示したように、膜モジュール2の濾過水取出部23が直接挿入される集水部34の接続口38と当該取出部23との隙間を液密に封止する封止部材91を介して、集水部34の接続口38に膜モジュール2の濾過水取出部23が挿入接続される。封止部材91としては例えば弾性材料からなるOリングが挙げられる。本態様によれば、接続部材24を要せずに集水部34に対して膜モジュール2を液密的に接続できる。
また、図10(b)に例示したように、封止部材91に加えて座金92を介して、集水部34の接続口38に膜モジュール2の濾過水取出部23を挿入接続してもよい。本態様によれば、接続口38と濾過水取出部23との液密性がさらに向上する。
尚、膜モジュール2の下端はユニット本体3において非固定状態となっているが、図11に例示したように、前記下端の振動を抑制する振動抑制部材93をユニット本体3に備えてもよい。
振動抑制部材93は断面L字の部材から成る。振動抑制部材93の鉛直板部931には、保持部材35によって垂下支持された膜モジュール2の他端封止部材22と嵌合する切り欠き部94が保持部材35の挿通口41と略同じピッチPの間隔で形成されている。また、振動抑制部材93の水平板部932の両端付近には、ユニット本体3の支柱部32に取り付けられる取り付け部材96に螺着される固定具95の挿通孔97が形成されている。挿通孔97も振動抑制部材93の位置を水平方向に調整できるように横長の長穴形状を成す。この振動抑制部材93がユニット本体3に取り付けられることにより、曝気された液相に浸漬されたユニット本体3において膜モジュール2をより一層安定的に支持できる。
1…膜ユニット(膜モジュールの支持構造)
2…膜モジュール、20…濾過膜本体、21…濾過水導入部材、22…他端封止部材、23…濾過水取出部、24…接続部材
3…ユニット本体、31…支持部、34…集水部
35…保持部材、41…挿通口、42…保持片
36a,36b…支持部材
37…押圧部材
51,93…振動抑制部材、52,94…切り欠き部
91…封止部材
2…膜モジュール、20…濾過膜本体、21…濾過水導入部材、22…他端封止部材、23…濾過水取出部、24…接続部材
3…ユニット本体、31…支持部、34…集水部
35…保持部材、41…挿通口、42…保持片
36a,36b…支持部材
37…押圧部材
51,93…振動抑制部材、52,94…切り欠き部
91…封止部材
Claims (8)
- 板状の濾過膜本体の一端から濾過水を導入する濾過水導入部材を有する膜モジュールと、
この膜モジュールを支持するユニット本体と
を備え、
前記濾過水導入部材の一端部には、濾過水取出部が突設され、
前記ユニット本体は、前記膜モジュールを垂下支持する支持部を備え、
前記支持部は、前記濾過水取出部が着脱自在に接続され当該取出部から濾過水を集める集水部と、前記濾過水導入部材を保持する保持部材とを備えたこと
を特徴とする膜モジュールの支持構造。 - 前記濾過水取出部は、この濾過水取出部が着脱自在に液密接続される接続部材を介して、前記集水部に接続されること
を特徴とする請求項1に記載の膜モジュールの支持構造。 - 前記濾過水取出部は、この濾過水取出部と前記集水部との間を液密に封止する封止部材を介して、当該集水部に挿入接続されること
を特徴とする請求項1に記載の膜モジュールの支持構造。 - 前記保持部材は、板状の部材から成り、
この部材には、前記濾過水導入部材が挿通される挿通口と、この挿通口に挿通された濾過水導入部材を保持する一対の保持片とが形成されたこと
を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の膜モジュールの支持構造。 - 前記保持部材には、前記保持された濾過水導入部材の振動を抑制する振動抑制部材が取り付けられたこと
を特徴とする請求項4に記載の膜モジュールの支持構造。 - 前記振動抑制部材は、板状の部材から成り、
この部材には、前記濾過水導入部材と嵌合する切り欠き部が形成されたこと
を特徴とする請求項5に記載の膜モジュールの支持構造。 - 前記支持部は、前記濾過水導入部材の他端部を押圧する押圧部材をさらに備えたこと
を特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の膜モジュールの支持構造。 - 前記ユニット本体は、前記濾過膜本体の他端の振動を抑制する振動抑制部材をさらに備えたこと
を特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の膜モジュールの支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014089937A JP2015208694A (ja) | 2014-04-24 | 2014-04-24 | 膜モジュールの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014089937A JP2015208694A (ja) | 2014-04-24 | 2014-04-24 | 膜モジュールの支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015208694A true JP2015208694A (ja) | 2015-11-24 |
Family
ID=54611368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014089937A Pending JP2015208694A (ja) | 2014-04-24 | 2014-04-24 | 膜モジュールの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015208694A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018135073A1 (ja) * | 2017-01-18 | 2018-07-26 | 株式会社日本トリム | 電解水生成装置及び透析液調製用水の製造装置 |
-
2014
- 2014-04-24 JP JP2014089937A patent/JP2015208694A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018135073A1 (ja) * | 2017-01-18 | 2018-07-26 | 株式会社日本トリム | 電解水生成装置及び透析液調製用水の製造装置 |
JP2018114445A (ja) * | 2017-01-18 | 2018-07-26 | 株式会社日本トリム | 電解水生成装置及び透析液調製用水の製造装置 |
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