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JP2015198515A - モータ構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータを適切に冷却するモータ構造体を提供する。【解決手段】モータ構造体Sは、ロータ11と、環状のステータコア12と、を有するモータ1と、ステータコア12を保持する筒状のステータホルダ2と、冷却水流路3aを有しステータホルダ2の外周面を囲む筒状のモータハウジング3と、ステータホルダ2とモータハウジング3との間に介在する樹脂部材4と、を備え、モータハウジング3の線膨張係数はステータホルダ2の線膨張係数よりも大きく、樹脂部材4は、モータ1の駆動に伴う冷却水の温度上限値よりも高い温度で熱硬化する熱硬化性樹脂であり、ステータホルダ2とモータハウジング3との間に充填硬化されている。【選択図】図1

Description

本発明は、モータを備えるモータ構造体に関する。
ステータの径方向内側にロータが配置されたインナロータ型のモータが知られている。このモータは、例えば、ステータコアに巻回されたコイルを介して三相交流電力を供給することで回転磁界を発生させ、ロータを回転させるようになっている。
ところで、モータの駆動中、銅損や鉄損に起因してモータが発熱するため、発生した熱を外部に逃がしてモータを適温に保つことが求められる。
例えば、特許文献1には、冷却水が通流する冷却通路を有し、ステータコアの径方向外側に配置される筒状のケースについて記載されている。このケースの内周面と、ステータコアの外周面と、は面接触しており、モータで発生した熱がステータコア、ケース、及び冷却水に順次放熱されるようになっている。
特開2012−100521号公報
特許文献1に記載の技術では、分割されていない一体型のステータコア(鉄製)と、ステータコアの径方向外側に配置されるケース(アルミニウム製)とが、前記したように接触している。
ここで、温度変化に対する膨張・収縮の度合いを表す線膨張係数は、ステータコアの構成材料である鉄と、ケースの構成材料であるアルミニウムと、において異なっている。すなわち、アルミニウムのほうが鉄よりも線膨張係数が大きいため、前記したケースのほうがステータコアよりも膨張・収縮しやすい。
そうすると、特許文献1に記載の技術では、高温時にケースとステータコアとの間に隙間が生じたり、低温時に各部材で過大な応力が発生したりして、モータの放熱が適切に行われない可能性がある。
なお、ステータコアに合わせてケースも鉄製とし、両者の線膨張係数を同一にすることが考えられる。しかしながら、この場合にはケースの重量が大きくなり、モータが搭載される車両等の重量の増加を招くという問題がある。
そこで本発明は、モータを適切に冷却するモータ構造体を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係るモータ構造体は、ロータと、前記ロータの径方向外側に配置される環状のステータコアと、を有するモータと、前記ステータコアを保持し、その内周面が前記ステータコアの外周面に密着する筒状のステータホルダと、冷媒が通流する冷媒流路を有し、前記ステータホルダの外周面を囲む筒状のハウジングと、前記ステータホルダと前記ハウジングとの間に介在する樹脂部材と、を備え、前記ハウジングの線膨張係数は、前記ステータホルダの線膨張係数よりも大きく、前記樹脂部材は、前記モータの駆動に伴う前記冷媒の温度上限値よりも高い温度で熱硬化する熱硬化性樹脂であり、前記ステータホルダと前記ハウジングとの間に充填硬化されていることを特徴とする。
このような構成によれば、ステータホルダとハウジングとの間(隙間)に充填される樹脂部材は、モータの駆動に伴う冷媒の温度上限値よりも高い温度で熱硬化する。ここで、冷媒の「温度上限値」として、例えば、モータの定格運転を継続し、冷媒流路を通流する冷媒の温度上昇が収束したときの温度を用いることができる。なお、定格運転の継続に伴って冷媒が沸騰する場合、冷媒の沸点を「温度上限値」とする。
ハウジングの線膨張係数はステータホルダの線膨張係数よりも大きいため、熱硬化時はステータホルダとハウジングとの間の環状の隙間が広がった状態になり、この状態で熱硬化性樹脂が熱硬化される。
前記した熱硬化後、冷媒の温度(つまり、ハウジング、樹脂部材、及びステータホルダの温度)は、冷媒の温度上限値よりも低くなる。また、線膨張係数の大小関係から、ステータホルダよりもハウジングのほうが温度低下に伴う収縮度合いが大きい。そうすると、モータの駆動中、ステータホルダとハウジングとの距離(径方向)が熱硬化時よりも縮むため、ステータホルダ及びハウジングによって樹脂部材が常に圧縮された状態になる。
つまり、線膨張係数の相違に起因してハウジングとステータホルダとの距離が変化しても、この変化に樹脂部材が追従してハウジング及びステータホルダに密着し続ける。また、ステータコアの外周面と、ステータホルダの内周面と、は密着している。したがって、モータで発生した熱は、ステータホルダ、樹脂部材、及びハウジングを介して冷媒流路を通流する冷媒に放熱される。このように、ハウジングとステータホルダとの間に樹脂部材を介在させることでモータ構造体の熱伝導性を高め、モータを適切に冷却できる。
また、寒冷地の環境温度に基づいて設定される前記冷媒の温度下限値において、前記樹脂部材の圧縮率が当該樹脂部材の破断圧縮率未満となるように、前記ステータホルダの外径、及び、前記ハウジングの内径が設定されることが好ましい。
このような構成によれば、樹脂部材が破断圧縮率を超えて過度に圧縮されて損傷することを防止し、ひいてはモータ構造体の冷却性能の低下を抑制できる。なお、冷媒の「温度下限値」は、例えば、気温−40℃といった低温環境でモータが使用される場合を考慮して適宜設定される。
また、前記ステータホルダの線膨張係数は、前記ステータコアの線膨張係数に略等しく、前記ハウジングを構成する材料は、アルミニウムであることが好ましい。
このような構成によれば、ステータホルダの線膨張係数は、ステータコアの線膨張係数に略等しいため、温度変化に伴って両者の膨張・収縮度合いも等しくなる。したがって、ステータコアと、ステータホルダと、に作用する応力を抑制できる。
また、鋼板(鉄)よりも軽いアルミニウムでハウジングを構成するため、モータ構造体の重量を比較的小さくすることができる。
また、前記ステータコアは、複数の分割コアが環状に配置されてなることが好ましい。
このような構成によれば、複数の分割コアは、環状に配置された状態でステータホルダによって保持される。また、例えば、圧入によって分割コアをステータホルダに固定すればよく、分割コアの外周面を研磨する必要はない。さらに、前記したように、ステータホルダとハウジングの間に樹脂部材が介在しているため、ハウジングの内周面を研磨する必要もない。したがって、モータ構造体の製造工程を簡単化できる。
また、前記熱硬化性樹脂に、熱伝導性の添加剤が添加されることが好ましい。
このような構成によれば、熱硬化性樹脂に、熱伝導性の添加剤が添加されるため、ステータホルダとハウジングとの間の熱伝導性を高め、ひいてはモータ構造体の冷却性能を高めることができる。
本発明によれば、モータを適切に冷却するモータ構造体を提供できる。
本発明の一実施形態に係るモータ構造体の側断面図である。 センサハウジングを取り外した状態のモータ構造体の正面図である。 モータ構造体の分解斜視図である。 (a)は本実施形態においてステータホルダの外径、樹脂部材の厚さ、及びモータハウジングの内径と、各部材の温度と、の関係を示す説明図であり、(b)は比較例においてステータホルダの外径及びモータハウジングの内径と、各部材の温度と、の関係を示す説明図である。
≪実施形態≫
<モータ構造体の構成>
図1は、本実施形態に係るモータ構造体の側断面図である。モータ構造体Sは、ステータコア12に巻回された巻線Cに三相交流電力を供給してロータ11を回転させると共にモータ1を冷却するものであり、例えば、ハイブリッド車に搭載される。
モータ構造体Sは、ロータ11及びステータコア12を有するモータ1と、ステータコア12を保持する筒状のステータホルダ2と、ステータホルダ2の外周面を囲む筒状のモータハウジング3と、ステータホルダ2とモータハウジング3との間に介在する樹脂部材4と、を備えている。
(モータ)
モータ1は、ロータ11と、ロータ11の径方向外側に配置される環状のステータコア12と、を有している。
ロータ11は、複数の磁性鋼板が軸線方向(モータ1の中心軸線Xに沿う方向)に積層されることで形成され、円筒状を呈している。ロータ11の径方向中心付近には、円柱状のモータシャフトFが圧入される孔h1が軸線方向に沿って形成されている。また、ロータ11の外周縁付近には、複数の永久磁石M(図2参照)が埋設されている。
モータシャフトFの両端付近はロータ11から突出しており、この突出している箇所に軸受R1,R2が設置されている。
図2は、センサハウジングを取り外した状態のモータ構造体の正面図である。
ステータコア12は、環状に配置された複数の分割コア121を有し、ロータ11の径方向外側に配置されている。分割コア121は、正面視で扇状を呈するヨーク121aと、このヨーク121aから径方向内側に延びるティース121bと、を有し、板状の磁性鋼板が軸線方向に沿って積層されることで構成される。
分割コア121が環状に配置された状態において、周方向で隣り合うヨーク121aは互いに密着している。一方、周方向において隣り合うティース121bは、各ティース121bに巻回される巻線Cが干渉しないように所定間隔だけ離れている。
各分割コア121のティース121bに巻線Cを巻回(例えば、集中巻)し、周方向でヨーク121aを密着させて分割コア121を環状に配置することで、ステータコア12が構成される。このように分割コア121を組み付ける前に巻線Cを巻回できるため、比較的大径の巻線Cをティース121bに巻回したり、巻線Cの占積率を高くしたりすることができる。つまり、分割型のステータコア12を用いることで、モータ1の銅損を低減できる。
(ステータホルダ)
図3は、モータ構造体の分解斜視図である。なお、後記するように、図3に示す樹脂部材4は、ステータホルダ2とモータハウジング3との間に液状のシリコーン樹脂を流し込んで熱硬化させることで形成され、実際にはステータホルダ2及びモータハウジング3と略一体になっている。
ステータホルダ2は、ステータコア12を保持する部材であり、筒状を呈している。ステータホルダ2は、その内周面がステータコア12の外周面に密着する円筒部2aと、モータハウジング3の前壁に突き当てられるフランジ部2bと、を有している。
円筒部2aは、比較的肉薄の円筒状を呈しており、複数の分割コア121が環状に配置されてなるステータコア12が、この円筒部2aに圧入されている。つまり、ステータコア12の外周面と、円筒部2aの内周面と、は密着している。
なお、円筒部2aの内周面にステータコア12の外周面(全面)が密着し得るように、円筒部2aの軸線方向の長さが設定されている。これによって、円筒部2aとステータコア12との伝熱面積を最大限に確保できる。
また、ステータホルダ2は、ステータコア12と共通の材料(例えば、鉄)で形成することが好ましい。これによって、高温時にはステータコア12及びステータホルダ2が同程度に膨張し、低温時にはステータコア12及びステータホルダ2が同程度に収縮するため、両者の密着状態が維持される。
フランジ部2bは、モータハウジング3の前壁に突き当てられる部分であり、円筒部2aの前端から径方向外側に延びている。ステータホルダ2をモータハウジング3の開口Hに挿入すると、この開口Hの縁付近にフランジ部2bが当接し、ステータホルダ2の移動が規制される。
フランジ部2bには、ステータコア12をモータハウジング3に取り付ける際、ボルトBが挿通される複数(5個)の挿通孔h2が設けられている。なお、フランジ部2bのうち周方向で挿通孔h2が設けられている箇所は、他の箇所よりも径方向外側に延びている。
(モータハウジング)
モータハウジング3(ハウジング)は、モータ1及びステータホルダ2を収容するものであり、筒状を呈している。
モータハウジング3の内径は、ステータホルダ2の円筒部2aの外径よりも若干大きく、モータハウジング3はステータホルダ2の外周面を囲んでいる。すなわち、モータハウジング3の内周面と、ステータホルダ2の外周面と、の間に円筒状の空間が設けられている。この円筒状の空間に、後記する樹脂部材4の構成材料であるシリコーン樹脂が充填される。
モータハウジング3は、例えば、アルミニウム製である。このようにアルミニウム製のモータハウジング3を用いることで、モータ構造体Sの軽量化を図ることができる。
なお、ステータホルダ2は、前記したように鉄製である。すなわち、アルミニウムの線膨張係数(約22[ppm/K])は、鉄の線膨張係数(約12.1[ppm/K])よりも大きいため、高温になるほどモータハウジング3とステータホルダ2との距離が大きくなる。
そこで、本実施形態では、モータハウジング3とステータホルダ2との間の伝熱性が温度変化に関わらず高い状態で維持されるように、後記する樹脂部材4をモータハウジング3とステータとの間に介在させるようにした。
モータハウジング3のうち、フランジ部2bに対応する箇所には、前記したボルトBと螺合する雌ネジh3が設けられている。
また、モータハウジング3は、その内部に冷却水(冷媒)を通流させる冷却水流路3a(冷媒流路)を有している。冷却水流路3aは、モータハウジング3の全体(軸方向・周方向)に冷却水が行きわたるように形成されている。
冷却水流路3aの流入口にはチューブジョイントJ1が設置され、流出口にはチューブジョイントJ2が設置されている。そして、冷却水ポンプ(図示せず)が駆動することで、冷却水流路3aを介して冷却水が圧送されるようになっている。
なお、冷却水流路3aを通流する冷却水はステータホルダ2から吸熱して昇温し、昇温した冷却水はチューブジョイントJ2を介して外部に放出される。これによって、モータ1を放熱させて冷却し、モータ1を適温で保つことができる。
(樹脂部材)
樹脂部材4は、前記したように、ステータホルダ2とモータハウジング3との間の円筒状の空間に充填される熱硬化性樹脂である。なお、説明を分かりやすくするために図1では、樹脂部材4の厚さ(例えば、1mm未満)を実際よりも厚めに記載した。
樹脂部材4は、液状の樹脂(例えば、シリコーン樹脂)をステータホルダ2とモータハウジング3との間に流し込み、この樹脂を加熱して熱硬化させることで形成される。
樹脂部材4として、冷却水流路3aを通流する冷却水の温度上限値TMax(図4参照)よりも高い温度(硬化温度Tsol:図4参照)で熱硬化するものを用いることが好ましい。前記した「温度上限値TMax」として、例えば、モータ1の定格運転を継続し、冷却水の温度上昇が収束したときの温度を用いることができる。
本実施形態では、冷却水の「温度上限値TMax」として、冷却水の沸点(加圧時における沸点120℃)を用いた。また、樹脂部材4として、冷却水の沸点よりも高い150℃で熱硬化するシリコーン樹脂を用いた。
前記したように、アルミニウム製のモータハウジング3は、鉄製のステータホルダ2によりも膨張・収縮しやすいため、モータ1の駆動時よりも高温である硬化温度Tsolでは、ステータホルダ2とモータハウジング3との距離(隙間)が比較的大きくなっている。この状態で、ステータホルダ2とモータハウジング3との隙間に流し込まれた液状の樹脂を熱硬化させることで樹脂部材4が形成される。
その後の温度低下に伴いステータホルダ2とモータハウジング3との距離が縮まると、両者によって樹脂部材4が圧縮された状態になる。これによって、モータ1の温度変化に関わらず樹脂部材4の内周面がステータホルダ2の外周面に密着し、樹脂部材4の外周面がモータハウジング3の内周面に密着した状態を維持できる。
なお、液状のシリコーン樹脂に熱伝導性の添加剤(例えば、銀、アルミニウム、白金)を添加することで、樹脂部材4の伝熱性を高めることが好ましい。これによって、ステータホルダ2とモータハウジング3との間の熱伝導性を高め、ひいてはモータ構造体Sの冷却性能を高めることができる。
また、冷却水流路3aを通流する冷却水の温度下限値Tmin(図4参照)において、樹脂部材4の圧縮率が破断圧縮率未満となるように、ステータホルダ2の外径と、モータハウジング3の内径と、を設定することが好ましい。前記した「温度下限値Tmin」は、モータ構造体Sが寒冷地(例えば、気温−40℃)で使用される可能性を考慮して予め設定される。
環境温度が低い寒冷地では、アルミニウム製であるモータハウジング3の収縮が顕著になり、ステータホルダ2とモータハウジング3との間に介在する樹脂部材4を圧縮する力も大きくなる。
前記したようにステータホルダ2の外径と、モータハウジング3の内径と、を設定する(つまり、ステータホルダ2とモータハウジング3とのクリアランスを設定する)ことで、樹脂部材4が破断して損傷することを防止できる。
(その他機器)
センサハウジングG1には、ロータ11の回転角を検出するためのセンサAが収容され、ギヤハウジングG2には、モータシャフトFからの動力を伝達する減速機(図示せず)が収容されている。センサハウジングG1はモータハウジング3の前側に設置され、ギヤハウジングG2はモータハウジング3の後側に設置されている。
<モータ構造体の組立手順>
各分割コア121(図2参照)のティース121bに巻線Cを巻回し、分割コア121を周方向で環状に配置してステータコア12を構成する。この状態において、分割コア121のヨーク121aは、周方向で隣り合う他のヨーク121aに密着している。
次に、圧入機(図示せず)によって軸線方向でステータコア12を加圧しつつ、ステータホルダ2にステータコア12を圧入する。これによってステータコア12は、その外周面がステータホルダ2の内周面に密着した状態でステータホルダ2に保持される。
次に、ステータコア12を保持した状態のステータホルダ2を、モータハウジング3に設置する。すなわち、ステータホルダ2の挿通孔h2(図3参照)と、モータハウジング3の雌ネジh3(図3参照)と、を周方向で位置合わせし、ステータホルダ2をモータハウジング3に前側から組み付ける。そうすると、モータハウジング3の前壁(開口H付近)に、ステータホルダ2のフランジ部2bが当接する。さらに、挿通孔h2を介して雌ネジh3にボルトBを螺入し、ステータホルダ2をモータハウジング3に固定する。
この状態において、ステータホルダ2の外周面と、モータハウジング3の内周面と、の間には円筒状の隙間ができている。また、円筒状の隙間は、一方側(図3では前側)がフランジ部2bによって閉塞され、他方側(図3では後側)は開放されている。
次に、円筒状の隙間が開放されている側が上方に臨むようにモータハウジング3等を載置し、前記した隙間にシリコーン樹脂を流し込んで充填する。シリコーン樹脂は液状であるため、前記した円筒状の隙間全体にシリコーン樹脂が行き渡る。なお、鉛直方向下側に位置しているフランジ部2bがモータハウジング3に当接(圧着)しているため、シリコーン樹脂が漏れ落ちることはない。
次に、モータ構造体S(ロータ11を除く)を硬化炉(図示せず)に入れてシリコーン樹脂を熱硬化させ、樹脂部材4を形成する。シリコーン樹脂は、例えば、約150℃で熱硬化してゴム状になる。このとき、ステータホルダ2及びモータハウジング3の温度も150℃であり、両者間の隙間は低温時よりも広がっている。
なお、前記した隙間の広がりに応じてシリコーン樹脂の液面が下降するため、例えば、各部材の温度が140℃まで達したときに不足分のシリコーン樹脂を追加し、さらに加熱して熱硬化させてもよい。また、ステータホルダ2及びモータハウジング3を、例えば、140℃まで予熱しておき、両者間の隙間が広がったときにシリコーン樹脂を一気に充填して熱硬化させてもよい。
さらに、炉内の温度を低下させてモータ構造体Sを取り出す。前記した温度低下に伴い、ステータホルダ2とモータハウジング3と間の隙間は、熱硬化時よりも縮む。その結果、ステータホルダ2及びモータハウジング3によって樹脂部材4が圧縮された状態になる。
次に、ロータ11等が設置されたギヤハウジングG2にモータハウジング3を組み付け、さらに、センサハウジングG1をモータハウジング3に組み付ける。この状態において、ステータの径方向内側にロータ11が配置されている。
<温度変化に伴う伝熱について>
図4(a)は、本実施形態において、ステータホルダの外径、樹脂部材の厚さ、及びモータハウジングの内径と、各部材の温度と、の関係を示す説明図である。以下では、一例として、ステータホルダ2が鉄製であり、モータハウジング3がアルミニウム製である場合について説明する。
図4(a)の実線で示すように、ステータホルダ2の外径、及びモータハウジング3の内径は、温度上昇に伴って線形的に大きくなる。また、アルミニウムのほうが鉄よりも線膨張係数が大きいため、モータハウジング3のほうがステータホルダ2よりも温度変化に伴う膨張・収縮の度合いが大きい。したがって、モータ1の温度が高くなるほどステータホルダ2とモータハウジング3との距離(隙間)も大きくなる。
また、モータ構造体Sの使用に際して、冷却水流路3aに存在する冷却水の温度は、前記した温度下限値Tmin(例えば、−40℃)以上、かつ、温度上限値TMax(例えば、120℃)以下である「使用温度範囲」内で変化する。なお、冷却水流路3a、樹脂部材4、及びステータホルダ2は径方向で近接しているため、樹脂部材4及びステータホルダ2の温度は、冷却水の温度に略等しい。
温度上限値TMaxよりも高い硬化温度Tsolでシリコーン樹脂を熱硬化させて樹脂部材4とした後、使用温度範囲に含まれる所定温度T1まで各部材の温度を低下させると、次のような作用が奏される。すなわち、モータハウジング3のほうがステータホルダ2よりも収縮しやすいため、樹脂部材4は、モータハウジング3から径方向内向きの力を受け、ステータホルダ2から径方向外向きの力を受ける。
このように樹脂部材4が圧縮されるため、ステータホルダ2の外周面、及び、モータハウジング3の内周面に樹脂部材4が密着した状態になる。つまり、モータ構造体Sの使用温度範囲では、モータ1の温度変化に関わらず樹脂部材4が常に圧縮された状態で維持される。
ちなみに、樹脂部材4を構成するシリコーン樹脂の線膨張係数は、約130[ppm/K]であり、アルミニウムの線膨張係数(例えば、22[ppm/K])よりも大きい。つまり、材料のみに着目すれば、樹脂部材4はモータハウジング3よりも収縮しやすい。
しかしながら、樹脂部材4の熱硬化後に温度を低下させた場合、以下で説明するように、ステータホルダ2とモータハウジング3との距離が狭まる度合いのほうが、樹脂部材4が収縮する度合いよりも大きくなる。
硬化時における樹脂部材4の厚さ(径方向)をL10[m]とし、硬化温度Tsolを基準とする温度変化をΔT(<0)[K]とし、シリコーン樹脂の線膨張係数をα1[ppm/K]とする。熱硬化後に樹脂部材4を温度を低下させた場合、樹脂部材4の厚さ(径方向)L1[m]は、以下に示す(数式1)で表わされる。
L1=L10(1+α1・ΔT) ・・・(数式1)
ここで、線膨張係数α1が比較的大きな値であっても、樹脂部材4の厚さL10が非常に小さいため(例えば、1mm未満)、厚さL1から厚さL10への変化(収縮)は比較的小さなものになる。
これに対して、モータハウジング3の厚さ(径方向)は、樹脂部材4に比べてはるかに大きい。したがって、モータハウジング3を構成するアルミニウムの線膨張係数が比較的小さな値であっても、モータハウジング3の収縮度合いは比較的大きくなる。つまり、線膨張係数の差に伴ってステータホルダ2とモータハウジング3との距離が狭まる度合いは、樹脂部材4が収縮する度合いと比較して大きくなる。
その結果、モータ構造体Sの使用温度範囲において樹脂部材4は、ステータホルダ2及びモータハウジング3によって常に圧縮された状態になる。
図4(b)は、比較例において、ステータホルダの外径及びモータハウジングの内径と、各部材の温度と、の関係を示す説明図である。なお、比較例では、ステータホルダ2とモータハウジング3との間に樹脂部材4を介在させない構成になっている。
前記したように、鉄製のステータホルダ2よりもアルミニウム製のモータハウジング3のほうが膨張度合いが大きい。したがって、比較例の場合、各部材が温度TA(<TMax)以上になると、ステータホルダ2とモータハウジング3との間に隙間ができてしまう。その結果、ステータホルダ2とモータハウジング3との伝熱性が著しく低下する可能性がある。
また、各部材が温度TB(>Tmin)以下になると、ステータコア12の締め代が大きくなり過ぎて、ステータコアに過大な応力が生じる可能性がある。
<効果>
本実施形態によれば、冷却水等の温度上限値TMaxよりも高い硬化温度Tsolでシリコーン樹脂を熱硬化させて樹脂部材4を形成し、さらに、ステータホルダ2とモータハウジング3との収縮度合いの差を利用し、両者によって樹脂部材4を圧縮するようにした。これによって、温度変化に関わらずステータホルダ2の外周面と樹脂部材4とを密着させ、かつ、モータハウジング3の内周面と樹脂部材4とを密着させた状態を維持できる。
したがって、モータ1で発生した熱が、ステータホルダ2、樹脂部材4、及びモータハウジング3を介して冷却水に高効率で放熱される。これによって、モータ構造体Sの冷却性能を高め、モータ1を適温を保つことができる。
また、例えば、焼き嵌めによってステータをモータハウジング3に設置する場合、各分割コア121を固定する特殊な治具を用意したり、ステータの外周面を研磨加工したりする必要が生じ、製造工数・製造コストの増大を招いてしまう。
これに対して本実施形態では、分割コア121をステータホルダ2に圧入すればよく、焼き嵌めを行う場合と比較して容易かつ低コストでモータ構造体Sを製造できる。また、各分割コア121がステータホルダ2に保持されるため、ステータホルダ2に分割コア121を圧入した後の設置作業を容易に行うことができる。
また、鉄製であるステータコア12と共通の材料でステータホルダ2を構成することによって、両者の線膨張係数を等しくすることができる。さらに、前記した圧入によってステータコア12の外周面とステータホルダ2の内周面とが密着しているため、温度変化に関わらずステータコア12とステータホルダ2との間で高い伝熱性を維持できる。
また、複数の分割コア121を保持するステータホルダ2を備えることでモータ構造体Sの強度を高めることができる。また、ステータホルダ2によって強度を確保することで、比較的強度の低いアルミニウム製のモータハウジング3を用いることができ、モータ構造体Sの軽量化を図ることができる。
また、冷却水の温度下限値Tminにおける樹脂部材4の圧縮率が破断圧縮率未満となるように、ステータホルダ2の外径と、ハウジングの内径と、が設定されている。これによって、樹脂部材4が破断圧縮率を超えて過度に圧縮されて損傷することを防止し、ひいてはモータ構造体Sの冷却性能の低下を抑制できる。
≪変形例≫
以上、本発明に係るモータ構造体Sについて前記実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、前記実施形態では、アルミニウム製のモータハウジング3を用いる場合について説明したが、これに限らない。例えば、銅、マンガン、マグネシウム、亜鉛等をアルミニウムに混入したアルミニウム合金でモータハウジング3を構成してもよい。
また、前記実施形態では、樹脂部材4としてシリコーン樹脂を用いる場合について説明したが、これに限らない。例えば、樹脂部材4としてエポキシ樹脂、熱硬化性ポリイミド等の熱硬化性樹脂を用いてもよい。
また、前記実施形態では、ステータコア12と同一材料(つまり、線膨張係数が同一)である鉄製のステータホルダ2を用いる場合について説明したが、ステータコア12とは異なる材料でステータホルダ2を構成してもよい。なお、温度変化に伴ってステータコア12及びステータホルダ2で過大な応力を生じさせないために、線膨張係数が略等しい材料で両者を構成することが好ましい。
また、前記実施形態では、水冷式のモータハウジング3を用いる場合について説明したが、例えば、油冷式のモータハウジング3を用いてもよい。つまり、冷媒流路に絶縁性の油(冷媒)を通流させることで、モータ1を冷却するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、複数の分割コア121を環状に配置することでステータコア12を構成する場合について説明したが、これに限らない。すなわり、分割型のステータコア12に代えて、筒状を呈する一体型のステータコアを用いてもよい。この場合でも、ステータコア12の外周面にステータホルダ2の内周面を密着させ、さらにステータホルダ2とモータハウジング3との間に樹脂部材4を介在させることで、伝熱性を高めることができる。
また、実施形態では、モータ構造体Sをハイブリッド車に設置する場合について説明したが、これに限らない。例えば、電気自動車、燃料電池車等、他の種類の車両に搭載してもよい。また、四輪車の他、二輪車、三輪車等の移動体や、定地式のシステムにモータ構造体Sを設置してもよい。
S モータ構造体
1 モータ
11 ロータ
12 ステータコア
2 ステータホルダ
3 モータハウジング(ハウジング)
3a 冷却水流路(冷媒流路)
4 樹脂部材
121 分割コア
121a ヨーク
121b ティース
C コイル

Claims (5)

  1. ロータと、前記ロータの径方向外側に配置される環状のステータコアと、を有するモータと、
    前記ステータコアを保持し、その内周面が前記ステータコアの外周面に密着する筒状のステータホルダと、
    冷媒が通流する冷媒流路を有し、前記ステータホルダの外周面を囲む筒状のハウジングと、
    前記ステータホルダと前記ハウジングとの間に介在する樹脂部材と、を備え、
    前記ハウジングの線膨張係数は、前記ステータホルダの線膨張係数よりも大きく、
    前記樹脂部材は、前記モータの駆動に伴う前記冷媒の温度上限値よりも高い温度で熱硬化する熱硬化性樹脂であり、前記ステータホルダと前記ハウジングとの間に充填硬化されていること
    を特徴とするモータ構造体。
  2. 寒冷地の環境温度に基づいて設定される前記冷媒の温度下限値において、前記樹脂部材の圧縮率が当該樹脂部材の破断圧縮率未満となるように、前記ステータホルダの外径、及び、前記ハウジングの内径が設定されること
    を特徴とする請求項1に記載のモータ構造体。
  3. 前記ステータホルダの線膨張係数は、前記ステータコアの線膨張係数に略等しく、
    前記ハウジングを構成する材料は、アルミニウムであること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のモータ構造体。
  4. 前記ステータコアは、複数の分割コアが環状に配置されてなること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のモータ構造体。
  5. 前記熱硬化性樹脂に、熱伝導性の添加剤が添加されること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のモータ構造体。
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