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JP2015193754A - 粘着シートおよびそれを用いた粘着剤層付き光学部材 - Google Patents

粘着シートおよびそれを用いた粘着剤層付き光学部材 Download PDF

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Yutaka Morioka
岡 豊 守
崎 安 里 尾
Anri Ozaki
崎 安 里 尾
慎 吾 生田目
Shingo Namatame
慎 吾 生田目
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Abstract

【課題】光学部材を貼合するのに使用される粘着シートであって、被着体と粘着剤層との接着界面における浮きや剥がれを防止でき、かつ、高温多湿環境下に置かれた際にも粘着剤層の透明性を維持できる粘着シートを提供する。【手段】本発明による粘着シートは、第1離型シートと、粘着剤層と、第2離型シートとを、この順で備えてなる粘着シートであって、前記粘着剤層の100℃における損失正接(tanδ100)が、0.22を超え、0.27未満であり、前記粘着剤層に対する水の接触角が100?以下であることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、粘着シートに関し、より詳細には、光学部材を貼合するのに使用される粘着シートに関する。
薄型の表示装置として、液晶表示装置(以下、LCDと略すことがある)が各種の電子機器に広く使用されており、近年では、更なる薄型化と低消費電力化を実現する表示装置として、電気泳動表示素子を用いた電子ペーパーと呼ばれる表示装置が開発され、電子ブックや表示案内板などへの利用も提案されている。
上記した表示装置において、例えば反射型LCDや電子ペーパーには、表示素子の前面(即ち、観測者側)には、光源および導光板等からなるフロントライト部材が配置されており、表示素子とフロントライト部材とは粘着剤を介して貼り合わされ、フロントライト部材の観測者側には、さらに粘着剤を介してITO等の透明導電膜を積層したタッチセンサーモジュール等が貼り合わされる場合がある。
このような用途に使用される粘着剤として、例えば、特開2012−7046号公報(特許文献1)には、表面が凹凸加工処理された導光板を粘着剤を介して拡散板と貼り合わせる際に、導光板の凹部が完全に接着剤で埋まらないようにし、導光板の凹部に由来する空気層を生じさせることにより、導光板と拡散板との接着性を維持しながら光源からの光の取り出し効率を向上と、出射光の均一性を図ることができることが提案されており、そのような粘着剤として、主成分として(メタ)アクリル系粘着剤のゲル分率を70〜98%とすることや、23℃での貯蔵弾性率を7.2×10〜6.1×10Paの範囲とすることが好ましいことが教示さている。
また、フロントライト部材は、落下や衝突等の衝撃を受けた際にも部材が破損ないし飛散しないように、ガラスではなくプラスチックが使用されている。このようなプラスチックとして、屈折率や透明性等の観点からポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂や、より耐熱性や耐衝撃性に優れるポリカーボネート系樹脂が使用されている。
ところで、導光板等の光学部材がポリエステル系樹脂やポリカーボネート系樹脂からなる場合に、光学部材を上記したようなアクリル系粘着剤を用いて他の部材と貼り合わせると、光学部材とアクリル系粘着剤との界面からガスが発生してしまうことが知られている。このような問題に対して、例えば特開2013−32483号公報(特許文献2)には、タッチパネルやレンズなどを貼り合わせる際に使用する透明粘着シートとして、高温多湿環境下における発泡に対して粘着シートの剥離を抑制するため、アクリル系粘着剤のゲル分率を20〜74重量%とすることが提案されており、さらにこの公報では、アクリル系粘着剤の重合成分として、極性基含有モノマーが含まれていてもよいことが開示されている。
また、画像表示装置の透明パネルの貼合に使用される両面テープとして、特開2012−17386号公報(特許文献3)は、両面テープの粘着剤層としてアクリル系粘着剤を用い、両面テープの一方の面の粘着剤層を80℃における損失正接が0.15〜0.31の範囲となるようにし、他方の粘着剤層を80℃における損失正接が0.4〜0.8の範囲となるように調製することにより、両面テープの透明パネルとの接着界面での気泡発生を抑制することができることを提案している。
さらに、特開2010−163591号公報(特許文献4)には、電子ディスプレイ用粘着剤として、アクリル酸アルキルエステルと所定のガラス転移温度を有する極性モノマーと所定の化学構造を有する親水性モノマーとを含む共重合体であって、140℃、1.0Hzにおける損失正接(tanδ)が0.13以上であり、且つ25℃、1.0Hzにおける貯蔵弾性率が8.9×10Pa以下であるような共重合体を使用することにより、粘着剤の接着界面で気泡や剥がれが発生せず、また白化を抑制できることが開示されている。
特開2012−7046号公報 特開2013−32483号公報 特開2012−17386号公報 特開2010−163591号公報
本出願人は、先の出願(特願2013−237325)において、アクリル系樹脂をエポキシ系架橋剤により架橋した粘着剤において、粘着剤の23℃における損失正接を0.96以上でかつ、100℃における損失正接を0.27未満とすることにより、ポリカーボネート系樹脂からなる光学部材を、粘着剤層を介して他の部材に貼合した際に、高温多湿環境下であってもポリカーボネート系樹脂から発生するガスによる粘着剤層の接着界面での浮きや剥がれを効果的に抑制できることを提案した。
本発明者らは今般、上記した粘着剤は、ポリカーボネート系樹脂から発生するガスによる浮きや剥がれを抑制できるものの、粘着剤を介して貼合した光学部材が、高温多湿環境下に長時間曝されると、粘着剤の透明性が低下してしまうとことを見いだした。そして、粘弾性特性として100℃における損失正接が0.22を超え且つ0.27未満であるような粘着剤であって、水に対する接触角が100°以下となるような粘着剤とすることにより、被着体と粘着剤との接着界面における浮きや剥がれを防止でき、かつ、高温多湿環境下に置かれた際にも粘着剤の透明性を維持できる、との知見を得た。本発明は係る知見によるものである。
したがって、本発明の目的は、光学部材を貼合するのに使用される粘着シートであって、被着体と粘着剤層との接着界面における浮きや剥がれを防止でき、かつ、高温多湿環境下に置かれた際にも粘着剤層の透明性を維持できる粘着シートを提供することである。
本発明による粘着シートは、第1離型シートと、粘着剤層と、第2離型シートとを、この順で備えてなる粘着シートであって、前記粘着剤層の100℃における損失正接(tanδ100)が、0.22を超え、0.27未満であり、前記粘着剤層に対する水の接触角が100°以下であることを特徴とするものである。
本発明の粘着シートは、前記粘着剤層のゲル分率が70%以上、85%以下であることが好ましい。
本発明の粘着シートは、前記粘着剤層がアクリル系粘着剤からなることが好ましい。
また、本発明の別の態様による粘着剤層付き光学部材は、プラスチックフィルムからなる光学部材と、前記光学部材の少なくとも一方の面に設けられた粘着剤層と、を備えた粘着剤層付き光学部材であって、
前記粘着剤層の100℃における損失正接(tanδ100)が、0.22を超え、0.27未満であり、前記粘着剤層に対する水の接触角が100°以下であることを特徴とするものである。
本発明による粘着剤層付き光学部材は、前記光学部材が少なくとも一方の面の表面に凹凸の表面を備え、前記光学部材の凹凸表面上に、該凹凸表面の凹部を埋めるように粘着剤層が設けられていてもよい。
本発明による粘着剤層付き光学部材は、前記粘着剤層のゲル分率が70%以上、85%以下であることが好ましい。
本発明による粘着剤層付き光学部材は、前記粘着剤層がアクリル系粘着剤からなることが好ましい。
本発明による粘着剤層付き光学部材は、前記プラスチックフィルムがポリカーボネート系樹脂からなるものであってもよい。
また、本発明の別の態様においては、上記の粘着剤層付き光学部材が、前記粘着剤層を介して表示素子と貼り合わされてなる表示装置も提供される。
本発明の粘着シートによれば、100℃における損失正接が0.22を超え、0.27未満である粘着剤層とすることにより、ポリカーボネート系樹脂からなる光学部材に貼合した場合であっても、光学部材から発生するガスによって浮きや剥がれが生じることがなく、また、水の接触角が100°以下となるような接着剤層とすることにより、高温多湿環境下に置かれた際にも粘着剤の透明性を維持することができる。
本発明による粘着シートの一実施態様を示した断面概略図である。 本発明による粘着剤層付き光学部材の一実施態様を示した断面概略図である。 本発明による粘着剤層付き光学部材の別の実施態様を示した断面概略図である。 本発明による粘着剤層付き光学部材の別の実施態様を示した断面概略図である。 本発明による粘着剤層付き光学部材を用いた表示素子の一実施態様を示した断面概略図である。
<粘着シート>
本発明による粘着シートを、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明による粘着シートの一実施態様を示した断面概略図である。本発明による粘着シートは、第1離型シート21Aと、粘着剤層20と、第2離型シート21Bとがこの順で積層された層構成を有する。なお、本明細書では、第1離型シート21Aと第2離型シート21Bとを合わせて離型シートと呼称する。
粘着シートを構成する粘着剤層20は粘着剤からなるものであり、100℃における損失正接(tanδ100)が、0.22を超え、0.27未満である。粘着剤の100℃におけるtanδ100が0.22以下であると、粘着剤に応力が作用した際に、その応力が適度に熱に変換されず、粘着剤層が応力により変形してしまい、その結果、ポリカーボネート樹脂からなる光学部材のように被着体からガスが発生した場合に、粘着剤層に気泡を形成してしまう。一方、粘着剤の100℃におけるtanδ100が0.27以上であると、応力が熱にほとんど変換されてしまい、その熱により粘着剤組成物が軟化し、その結果、被着体からのガスの発生により、粘着剤層に気泡を形成してしまう。このように、本発明においては、応力と熱変形とのバランスされた損失正接の範囲とすることにより、粘着シートを貼合した光学部材から発生するガスによる浮きや剥がれを防止したものである。なお、損失正接とは、損失弾性率/貯蔵弾性率から求められる。損失弾性率は、材料(樹脂組成物)の粘性的性質を表わすもので、変形中の材料が熱として散逸するエネルギー量に関係し、振動エネルギーを緩和させる指標となる。また、貯蔵弾性率成分は、ゴム状弾性領域の平衡弾性率であり、その粘着剤組成物の架橋密度に関係した因子となる。損失弾性率/貯蔵弾性率の値は、動的粘弾性測定装置を用いて定法により測定することができる。
さらに、粘着剤層は、水の接触角が100°以下となるような表面張力を有するものである。上記したように粘着剤層が所定の損失正接を有することにより、粘着シートを貼合した光学部材から発生するガスによる浮きや剥がれを防止することができる。しかしながら、粘着シートを貼合した光学部材を、例えば85℃、85%RH等の高温多湿環境から取り出すと、水蒸気が粘着剤層中で凝集し、粘着剤層の透明性が低下することがあった。本発明者らは、上記のように水の接触角が100°以下となるような表面張力を有する粘着剤層とすることにより、粘着剤層を貼合した光学部材を高温多湿環境から取り出しても粘着剤層の透明性が維持できることを見いだしたものである。粘着剤層に対する水の接触角が100°を超えると粘着剤層のヘイズが上昇し透明性が損なわれる。なお、接触角は、粘着剤層の表面に水を滴下し、従来公知の方法により測定することができる。
粘着剤層を構成する粘着剤としては、アクリル系粘着剤を好適に使用することができるが、アクリル系粘着剤の主成分であるアクリル系ポリマーの単量体の種類や分子量、さらにはアクリル系ポリマーを架橋させる架橋剤の種類および添加量を適宜調整することによって、上記したような損失正接および表面張力を有する粘着剤層とすることができる。
アクリル系粘着剤としては、主成分として(メタ)アクリル酸エステルを含むアクリル系ポリマーを好適に使用できる。なお、本明細書において、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸および/またはメタクリル酸をいうものとする。(メタ)アクリル酸エステルとしては、(メタ)アクリル酸エステルとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、i−オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、i−ノニル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、n−ドデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等を使用することができる。これらアクリル酸エステルは1種または2種以上を含んでいてもよい。
本発明においては、粘着剤層の表面張力を上記範囲に調整する観点から、上記した(メタ)アクリル酸エステルに加えて、水酸基含有(メタ)アクリレート単量体および/またはカルボキシル基含有(メタ)アクリレート単量体を共重合したものを用いることが好ましい。水酸基含有(メタ)アクリレート単量体およびカルボキシル基含有(メタ)アクリレート単量体は、アクリル系粘着剤の接着性、リワーク性および表面張力を考慮して、(メタ)アクリル酸エステルに添加することができる。例えば、(メタ)アクリル酸エステル単量体に対して、質量基準において水酸基含有(メタ)アクリレート単量体および/またはカルボキシル基含有(メタ)アクリレート単量体を30%以上添加することが好ましい。
水酸基含有(メタ)アクリレート単量体としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−メチル−3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、1,1−ジメチル−3−ブチル(メタ)アクリレート、1,3−ジメチル−3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2,2,4−トリメチル−3−ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレート、2−エチル−3−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリ(エチレングリコール−プロピレングリコール)モノ(メタ)アクリレート、N−メチロールアクリルアミド、アリルアルコール、メタリルアルコール等が挙げられる。これら水酸基含有(メタ)アクリレート単量体は1種または2種以上含まれていてもよい。
カルボキシル基含有(メタ)アクリレート単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸、シトラコン酸、桂皮酸、コハク酸モノヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、マレイン酸モノヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、フマル酸モノヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、フタル酸モノヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、1,2−ジカルボキシシクロヘキサンモノヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸ダイマー、ω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらカルボキシル基含有(メタ)アクリレート単量体は1種または2種以上含まれていてもよい。
また、本発明においては、上記した単量体以外にも、適宜、グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、グリシジルビニルエーテル、3,4−エポキシシクロヘキシルビニルエーテル、グリシジル(メタ)アリルエーテル、3,4−エポキシシクロヘキシル(メタ)アリルエーテル等のグリシジル基含有(メタ)アクリレート単量体や、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−プロポキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−tert−ブチルアクリルアミド、N−オクチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等のアミド基含有(メタ)アクリレート単量体が含まれていてもよい。
本発明において使用される粘着剤(共重合体)は、上記した単量体を、通常の溶液重合、塊状重合、乳化重合または懸濁重合等の方法により重合させることにより得ることができるが、上記粘着剤が溶液として得られる溶液重合により製造することが好ましい。
溶液重合に使用する溶剤としては、例えば、酢酸エチル、トルエン、n−ヘキサン、アセトン、メチルエチルケトンなどの有機溶剤を挙げることができる。また、重合に使用する重合開始剤としては、例えば、ベンゾイルパーオキシド、ラウリルパーオキシドなどの過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスバレロニトリルなどのアゾビス化合物または高分子アゾ重合開始剤などを挙げることができ、これらは単独でもまたは組み合わせても使用することができる。また、上記重合においては、アクリル系粘着剤の分子量を調整するために従来公知の連鎖移動剤を使用することができる。
上記したアクリル系共重合体の質量平均分子量は、25万以上、150万以下の範囲であることが好ましく、より好ましくは40万以上、100万以下の範囲である。質量平均分子量が25万未満であると、粘着剤組成物の接着性が劣る場合があり、一方、質量平均分子量が150万を超えると、粘着剤組成物の塗工性が悪化する。なお、質量平均分子量は、ポリスチレン標準試料を用いてGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)により測定することができる。
上記したアクリル系ポリマーは、架橋剤により架橋されることにより、粘着剤として機能する。架橋剤として、アクリル系粘着剤に使用される公知の架橋剤を制限なく使用することができるが、エポキシ系架橋剤を使用することが好ましい。エポキシ架橋剤は、上記したアクリル系粘着剤の水酸基ないしカルボキシル基と反応して架橋させるものであれば特に制限なく使用することができ、例えば、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ペンタエリストールグリシジルエーテル、グリセロースポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、ネオペンジルグリコールグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシジルエーテル、メタキシレンジアミンテトラグリシジルエーテル、およびそれらの水添化物を好適に使用することができる。
アクリル系ポリマーをエポキシ系架橋剤により架橋したアクリル系粘着剤は、そのゲル分率が70%以上、85%以下であることが好ましい。粘着剤のゲル分率(架橋度)を上記範囲とすることにより、ポリカーボネート樹脂からなる光学部材のように被着体からガスが発生した場合であっても、粘着剤層の浮きや剥がれを効果的に防止することができる。アクリル系粘着剤のゲル分率は、架橋剤の添加量を適宜調整することにより上記範囲とすることができる。例えば、架橋剤としてエポキシ系架橋剤を使用する場合には、アクリル系粘着剤の樹脂固形分に対して、エポキシ系架橋剤の固形分が0.02質量部以上、0.09質量部以下であることが好ましい。なお、ゲル分率は、粘着剤をトルエン等の有機溶剤で溶解した後、溶剤中に残存する不溶成分(ゲル成分)を採取し、粘着剤中に含まれていたゲル成分の質量割合を意味するものとする。
粘着剤層は、紫外線吸収剤や酸化防止剤等の添加剤を含んでいてもよい。紫外線吸収剤としては、公知の化合物を使用することができ、例えば、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリシレート系、ベンゾエート系、トリアジン系等の有機系紫外線吸収剤や、無機系紫外線吸収剤が挙げられる。
粘着剤層が酸化防止剤を含有することにより、可視光領域の色変化および近赤外領域の色変化をより抑制し、透明性を維持することができる。紫外線や温度により、粘着剤が劣化してしまう恐れがあり、酸化防止剤によりアクリル系粘着剤の酸化を抑制することができるため、透明性を維持することができる。酸化防止剤としては、フェノール系、アミン系、硫黄系、リン系の酸化防止剤が挙げられる。
また、粘着剤層には、必要に応じて、例えば、加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度、その他等を改良、改質する目的で、例えば、滑剤、可塑剤、充填剤、フィラー、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、架橋剤、光安定剤、染料、顔料等の着色剤、その他等を添加してもよい。また、必要に応じて、さらにシラン系、チタン系、アルミニウム系などのカップリング剤が含まれていてもよい。
粘着剤層は、上記した各成分を混合し、必要に応じて混練、分散した粘着剤塗工液を、後記する離型シートに塗布・乾燥することにより、形成することができる。混合ないし分散方法は、特に限定されるものではなく、通常の混練分散機、例えば、二本ロールミル、三本ロールミル、ペブルミル、トロンミル、ツェグバリ(Szegvari)アトライター、高速インペラー分散機、高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、デスパー、高速ミキサー、リボンブレンダー、コニーダー、インテンシブミキサー、タンブラー、ブレンダー、デスパーザー、ホモジナイザー、および超音波分散機などが適用できる。また、粘着剤塗工液の粘度調整のため、希釈溶剤を加えて各成分を混合してもよい。また、粘着剤塗工液の塗布方法としては、公知で任意の塗布法が適用でき、例えば、ロールコート、グラビアコート、スプレーコート等を適用できる。
粘着剤層の厚みは、粘着剤塗工液の塗布量によって調整することができ、10μm以上、200μm以下であることが好ましい。厚みが10μm未満であると光学部材の凹凸表面の凹部を埋めることができないばかりか、粘着剤層が薄いとガス発生に起因する浮きや剥がれを抑制できなくなる場合がある。一方、厚みが200μmを超えても浮きや剥がれの抑制効果はそれ以上は向上せず、コストの上昇を招く。
粘着剤層20を挟持して剥離可能に設けられる第1の離型シート21Aおよび第2の離型シート21Bは、同じものでも異なったものを用いてもよく、離型フィルム、セパレート紙、セパレートフィルム、セパ紙、剥離フィルム、剥離紙等の従来公知のものを好適に使用できる。また、上質紙、コート紙、含浸紙、プラスチックフィルムなどの離型紙用基材の片面または両面に離型層を形成したものを用いてもよい。離型層としては、離型性を有する材料であれば、特に限定されないが、例えば、シリコーン樹脂、有機樹脂変性シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アミノアルキド樹脂、メラミン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂などがある。これらの樹脂は、エマルジョン型、溶剤型または無溶剤型のいずれもが使用できる。
離形層は、離形層成分を分散および/または溶解した塗液を、離型紙用基材フィルムの片面に塗布し、加熱乾燥および/または硬化させて形成する。塗液の塗布方法としては、公知で任意の塗布法が適用でき、例えば、ロールコート、グラビアコート、スプレーコートなどである。また、離形層は、必要に応じて、基材フィルムの少なくとも片面の、全面または一部に形成してもよい。
<粘着剤層付き光学部材>
本発明による粘着剤層付き光学部材について、図2を参照しながら説明する。図2は、粘着剤層付き光学部材の一実施態様を示した断面概略図である。粘着剤層付き光学部材1は、プラスチックフィルムからなる光学部材10と、光学部材10の少なくとも一方の面に設けられた粘着剤層20とを備えている。また、粘着剤層付き光学部材1は、粘着剤層20の光学部材10側とは反対側の面には任意の離型シート30が設けられていてもよい。このような離型シート30を備えることにより取扱いが勘弁となり、粘着剤層付き光学部材1を使用する際に離型シート30を剥離して使用することができる。例えば、粘着剤層付き光学部材1の離型シート30を剥離し、粘着剤層20を露出させ、粘着剤層を液晶表示素子や電気泳動表示素子等の表示素子と貼り合わせて、表示素子とすることができる。光学部材がプラスチックフィルムから構成される場合、表示素子を高温多湿環境下におくとプラスチックフィルムからガスが発生する場合があるが、上記したような粘着剤層を使用することにより、ガス発生による光学部材の浮きや剥がれを防止することができる。
光学部材としては、特に限定されるものではなく、表示装置に使用される種々の光学部材等が挙げられ、例えば、偏光フィルム、位相差フィルム等、タッチパネルモジュール、フロントライト導光板等が挙げられる。また、本発明によれば、光学部材が凹凸の表面を備えたプラスチックフィルムであっても、プラスチックフィルムから発生するガスによって光学部材が浮いたり剥がれたりすることがない。例えば、図3に示すように、粘着層付き光学部材1は、表面に凹凸11の表面を備えた光学部材10の凹凸11表面上に、該凹凸11表面の凹部を埋めるように粘着層20が設けられていてもよい。例えば、フロントライトの導光板等のように、少なくとも一方の面の表面に凹凸11の表面を備え、側面から入射した光源12からの光を平面略垂直方向に出射できるものであれば特に制限はなく、公知の導光板を使用することができる。例えば、側面から入射した光源からの光を出射面側に誘導するために、光学部材の一方の表面に平行に延在する楔形の溝が形成されたような従来公知の構成であってよい。このような少なくとも一方の面の表面に凹凸の表面を備えた光学部材は、ポリカーボネート系樹脂をインジェクション成型することより形成したり、あるいは所定の金型にポリカーボネート系樹脂を充填して熱プレス成型することにより形成することができる。また、光学部材10の凹凸11は、側面から入射した光源12からの光が反射ないし屈折して光学部材の平面略垂直方向に出射されるような形状であれば、特に大きさ等の制限はないが、例えば、凹凸サイズは、深さが1〜3μm、幅が2〜10μm、長さが10〜200μmであってよい。
上記したようなポリカーボネート系樹脂からなる光学部材をアクリル系粘着剤を介して他の部材と貼り合わせた場合、高温多湿環境下において光学部材からガスが発生してしまうことが知られている。本発明においては、上記したような粘着剤層が、光学部材の凹凸表面の凹部を埋めるように設けられることにより、ガス発生に起因する浮きや剥がれを有効に抑制できるものである。凹凸表面の凹部に空隙が存在するように粘着剤層を設けると、高温多湿環境下において光学部材から発生したガスがこの空隙に溜まり、空隙を拡張してしまうため、浮きや剥がれの発生に繋がる場合がある。また、粘着剤層を貼合した光学部材を高温多湿環境から取り出しても粘着剤層の透明性を維持することができる。
また、本発明による粘着剤層付き光学部材は、後記するように、粘着剤層を介して液晶表示素子や電気泳動表示素子等の表示素子と貼り合わされて表示装置とすることができるが、本発明の別の実施形態においては、図4に示すように、光学部材10の凹凸11の表面を備えた面とは反対側の面に、第2の粘着剤層40が設けられていてもよい。このような第2の粘着剤層40を備えることにより、表示装置において、光学部材の表示素子側とは反対側の面に、さらにタッチセンサーモジュール基板等(図示せず)を貼り合わせることができる。なお、第2の粘着剤層40が設けられている場合は、さらにその第2の粘着剤層40の表面に任意の離型シート50を備えていてもよい。
<表示装置>
本発明による粘着剤層付き光学部材は、図3に示した状態から離型シート30を剥離して粘着剤層20を露出させ、図5に示すように、露出した粘着剤層20の面に液晶表示素子や電気泳動表示素子等の表示素子60を貼り合わせて表示装置2とすることができる。なお、電気泳動表示素子は、電極面が向かい合うように対向配置された一対の基板の周囲を封止部材によって液密に密封したセル内に電子インクを封入して構成され、電子インク中の荷電粒子の電気泳動現象を利用したものである。電子インクはマイナスに帯電した粒子(黒丸)とプラスに帯電した着色粒子(白丸)とが凝集することなく均一に分散された絶縁性の溶液である。電極間に電圧を印加し着色粒子(黒丸および白丸)を表示面側に泳動させることにより着色表示を行うことができるものである。
また、粘着剤層付き光学部材として、図4に示したような光学部材の両面に粘着剤層を設けたものを使用し、離型シートを剥離して電気泳動表示素子の反対側の第2の粘着剤層に例えばタッチセンサーモジュール(図示せず)を貼り合わせることにより、電子ブック等の表示装置とすることができる。
本発明を、実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明がこれら実施例の内容に限定されるものではない。
<粘着剤組成物の調製>
実施例1
アクリル系粘着剤(SKダイン1838改−4、重量平均分子量:約80万、固形分21%、綜研化学社製)の樹脂固形分100質量部に対して、エポキシ系硬化剤(TETRAD−X、固形分100%、三菱ガス化学社製)が0.046質量部となるように両者を混合し、粘着剤組成物を調製した。
実施例2〜4
エポキシ系硬化剤の配合量を、下記の表1に従って変えた以外は実施例1と同様にして粘着剤組成物を得た。
実施例5〜8
アクリル系粘着剤として、共重合成分のアクリル酸エステルを変更したSKダイン1838改−5(重量平均分子量:約80万、固形分21%、綜研化学社製)を使用し、エポキシ系硬化剤の配合量を、下記の表1に従って変えた以外は実施例1と同様にして粘着剤組成物を得た。
比較例1〜8
アクリル系粘着剤として、共重合成分のアクリル酸エステルを変更したSKダイン1838(重量平均分子量:約80万、固形分21%、綜研化学社製)を使用し、エポキシ系硬化剤の配合量を、下記の表1に従って変えた以外は実施例1と同様にして粘着剤組成物を得た。
比較例9〜14
アクリル系粘着剤として、共重合成分のアクリル酸エステルを変更したSKダイン1838改−3(重量平均分子量:約80万、固形分21%、綜研化学社製)を使用し、エポキシ系硬化剤の配合量を、下記の表1に従って変えた以外は実施例1と同様にして粘着剤組成物を得た。
比較例15〜17
エポキシ系硬化剤の配合量を、下記の表1に従って変えた以外は実施例1と同様にして粘着剤組成物を得た。
実施例18〜20
エポキシ系硬化剤の配合量を、下記の表1に従って変えた以外は実施例5と同様にして粘着剤組成物を得た。
<粘着シートの作製>
上記のようにして得られた粘着剤組成物を、シリコーン剥離処理した厚み38μmのPET製キャリアフィルム(製品名:POL382150、リンテック社製)に、乾燥後の厚みが50μmとなるようにアプリケーターにて塗布し、80℃で2分間、続いて100℃で3分間乾燥させることにより粘着剤層を形成した。次いで、粘着剤層が形成された面に、シリコーン剥離処理した厚み38μmのPET製キャリアフィルム(製品名:POL381031、リンテック社製)をゴムローラーにてラミネートし、常温、常圧で1週間エージング処理を行うことにより、粘着シートを作製した。
<ガス発生抑制評価>
得られた粘着シートを50mm×50mmのサイズに切り出し、粘着シートからキャリアフィルムを剥がし、露出した粘着剤層表面を、厚さ100μmのPETフィルム(製品名:コスモシャインA4100、東洋紡株式会社製)の易接着面にゴムローラーを用いて貼り合わせ、粘着シートの他方の面のキャリアフィルムを剥がし、粘着剤層表面を、厚さ1.0mmのポリカーボネート板(製品名:ユーピロンシートNF2000、三菱ガス化学社製)の表面にゴムローラーを用いて貼り合わせ、50℃で0.5MPaの荷重をかけながら30分間のオートクレーブ処理を行い、評価用試料を得た。
評価用試料を、85℃×85%Rhの湿熱条件下で24時間放置し、評価用試料の粘着剤層とポリカーボネート板との間ないしPETフィルムと粘着剤層との間に浮きや剥がれがないか、目視にて確認した。浮きまたは剥がれが認められた評価用試料において、そのサイズが1mmφ未満のものを小、1mmφ以上のものを大とした。
<ゲル分率測定>
25mm×80mmにカットした粘着シートから両方のキャリアフィルムを剥がし、粘着剤単体の質量(Jini)を測定した。次いで、粘着剤単体を300gの酢酸エチル溶液の中に投入し、50℃の恒温環境下にて20時間放置した後、粘着剤入りの酢酸エチル溶液をステンレス製の200メッシュにてろ過し、メッシュ上に残ったゲルを100℃オーブンにて約1時間乾燥させ、ゲル中の酢酸エチルを完全に揮発させた。ゲルの質量(Jaft)を測定し、下記の式:
ゲル分率=Jaft/Jini×100
にてゲル分率を評価した。
<損失正接の測定>
20mm×200mmにカットした粘着シートから両方のキャリアフィルムを剥がし、粘着剤層をロール状に丸めたものを測定試料とした。損失正接(tanδ)の測定は、ティー・エイ・インスツルメント社製の固体粘弾性アナライザーRSA−IIIにより、JIS K7244−1に準拠した動的粘弾性測定法(アタッチメントモード:圧縮モード,周波数:1Hz,温度:−50〜150℃、昇温速度:5℃/分)にて行った。
<接触角の測定>
50mm×50mmのサイズに切り出した粘着シートからキャリアフィルムを剥がし、露出した粘着剤層に対する水の接触角を、自動接触角計(DM−301、協和界面科学社製)を用いて測定した。
<ヘイズ測定>
25mm×70mmにカットした粘着シートからキャリアフィルムを剥がし、露出した粘着剤層表面を、厚さ100μmのPETフィルム(製品名:コスモシャインA4100、東洋紡株式会社製)の易接着面にゴムローラーを用いて貼り合わせ、粘着シートの他方の面のキャリアフィルムを剥がし、粘着剤層表面を、厚さ1.0mmのスライドガラス(プレクリン水縁磨S7213、リンテック社製)にゴムローラーを用いて貼り合わせ、50℃で0.5MPaの荷重をかけながら30分間のオートクレーブ処理を行い、評価用試料を得た。評価用試料をヘーズメータ(NDH−2000、日本電色工業社製)を用いてヘイズ値の測定を行った。ヘイズ値の値が1.0以下であったものを○、1.0を超えるものを×とした。
結果は下記の表1に示される通りであった。
Figure 2015193754
1 粘着剤層付き光学部材
2 表示装置
10 光学部材
11 凹凸
20 粘着剤層
21A 第1の離型シート
21B 第2の離型シート
30、50 任意の離型シート
40 第2の粘着剤層
60 表示素子

Claims (9)

  1. 第1離型シートと、粘着剤層と、第2離型シートとを、この順で備えてなる粘着シートであって、前記粘着剤層の100℃における損失正接(tanδ100)が、0.22を超え、0.27未満であり、前記粘着剤層に対する水の接触角が100°以下であることを特徴とする、粘着シート。
  2. 前記粘着剤層のゲル分率が70%以上、85%以下である、請求項1に記載の粘着シート。
  3. 前記粘着剤層がアクリル系粘着剤からなる、請求項1または2に記載の粘着シート。
  4. プラスチックフィルムからなる光学部材と、前記光学部材の少なくとも一方の面に設けられた粘着剤層と、を備えた粘着剤層付き光学部材であって、
    前記粘着剤層の100℃における損失正接(tanδ100)が、0.22を超え、0.27未満であり、前記粘着剤層に対する水の接触角が100°以下であることを特徴とする、粘着剤層付き光学部材。
  5. 前記光学部材が少なくとも一方の面の表面に凹凸の表面を備え、前記光学部材の凹凸表面上に、該凹凸表面の凹部を埋めるように粘着剤層が設けられている、請求項4に記載の粘着剤層付き光学部材。
  6. 前記粘着剤層のゲル分率が70%以上、85%以下である、請求項4または5に記載の粘着剤層付き光学部材。
  7. 前記粘着剤層がアクリル系粘着剤からなる、請求項4〜6のいずれか一項に記載の粘着剤層付き光学部材。
  8. 前記プラスチックフィルムがポリカーボネート系樹脂からなる、請求項4〜7のいずれか一項に記載の粘着剤層付き光学部材。
  9. 請求項4〜8のいずれか一項に記載の粘着剤層付き光学部材が、前記粘着剤層を介して表示素子と貼り合わされてなる、表示装置。
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