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JP2015169256A - 波動歯車装置 - Google Patents

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仁志 八戸
Hitoshi Hachinohe
仁志 八戸
正佳 竹内
Masayoshi Takeuchi
正佳 竹内
亨基 伊藤
Naoki Ito
亨基 伊藤
勝弘 辻本
Katsuhiro Tsujimoto
勝弘 辻本
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Abstract

【課題】外歯歯車の回転力を出力部材に対して伝える伝動構成を強固にすると共に、外歯歯車の回転力を円滑に出力部材に伝える波動歯車装置を構成する。【解決手段】内歯歯車Cと、この内歯歯車Cより少ない歯数で可撓性材料により円環状に形成される外歯歯車Fと、回転軸芯Xを中心に回転することで外歯歯車Fの一部を撓めて内歯歯車Cに噛み合う位置を周方向に変位させる波動機構Wと、外歯歯車Fの回転を取り出す出力部材Pとを備えている。外歯歯車Fにおいて回転軸芯Xに沿う方向での端部に、この外歯歯車Fから回転軸芯Xに沿う方向に突出する複数の伝動部12を形成し、この伝動部12が嵌り込む孔部23を出力部材Pに形成した。【選択図】図4

Description

本発明は、波動歯車装置に関し、詳しくは、内歯歯車と、可撓性材料により円環状に形成される外歯歯車と、外歯歯車の一部を撓めて内歯歯車に噛み合わせ、回転により噛み合い位置を周方向に変位させる波動機構と、波動機構の回転に伴う外歯歯車の回転力を取り出す出力部材とを備えた波動歯車装置において、外歯歯車から出力部材に回転力を伝える構成の改良に関する。
上記のように構成された波動歯車装置として特許文献1には、外歯歯車(文献では撓み歯車)の外端位置に複数個の凹凸を形成し、出力軸と一体回転する出力部材(文献ではフランジ部)の外周に複数個の凹凸を形成し、これらを噛み合わせることにより、外歯歯車の回転力を出力部材に伝える構成が記載されている。
また、特許文献2には、外歯歯車(文献では可撓性外歯歯車の胴部)の端部に複数の凹部を形成し、出力部材(文献では可撓性外歯歯車の円板部)の外周に突出部を形成し、この突出部を凹部に係合させることにより、外歯歯車の回転力を出力部材に伝える波動歯車装置が記載されている。
この特許文献2では、円板部に形成される突出部に対して円周方向に撓み変形可能な板バネ部を設け、この板バネ部が外歯歯車の凹部に対して円周方向に常時付勢して係合する構成も示されている。
特開2005‐54981号公報 特開2011‐196423号公報
この種の波動歯車装置では、外歯歯車が可撓性材料で構成され、作動時には外歯歯車が撓むように変形するため、この外歯歯車の回転力を出力部材に伝える部位には外歯歯車の変形を許容する構成を必要とする。そこで、特許文献1や特許文献2に示される構成を採用することも考えられる。
特許文献1の構成では、波動機構の一対のローラが外歯歯車の内周に接触し回転する場合には、外歯歯車を略楕円形に変形させるため、外歯歯車の端部に突出形成される凸部(凹凸の凸部を形成する部材)は、単純に回転軸芯からの半径方向での距離だけが変化するのではなく、周方向(回転軸芯を中心にした回転方向)の位置も変化する。つまり、外歯歯車が回転する場合には、外歯歯車に形成された複数の凸部は周方向に不等速で運動する(角速度が変化する)ことになる。
従って、特許文献1の構成のように、出力部材を構成する円板状の部材の外周に形成された凹部の内面に対して外歯歯車の凸部が当接して回転力を伝えるものでは、外歯歯車の複数の凸部の一部だけが凹部の内面に強く当接することになり、凸部の変形を招くことが考えられた。また、特許文献2の構成は特許文献1と類似するものであるが、凸部の数が特許文献1の構成より少ないが前述したものと同様の変形を招くことが考えられた。
特に、前述したように外歯歯車の端部に形成した凸部は不等速で回転するため、この凸部の数が少ない構成では、出力部材に対して外歯歯車から伝えられる回転動力が、所定の回転位相で一時的に低下し出力部材の円滑な回転が行われないことも考えられた。
本発明の目的は、外歯歯車の回転力を出力部材に対して伝える伝動構成を強固にすると共に、外歯歯車の回転力を円滑に出力部材に伝える波動歯車装置を合理的に構成する点にある。
本発明の特徴は、所定歯数の内歯歯車と、前記所定歯数より少ない歯数で可撓性材料により円環状に形成される外歯歯車と、回転軸芯を中心に回転することにより前記外歯歯車の一部を撓め前記内歯歯車に噛み合う位置を周方向に変位させる波動機構と、前記波動機構の回転に伴う前記外歯歯車の回転力を取り出す出力部材とを備えると共に、
前記回転軸芯に沿う方向で前記外歯歯車の端部から突出する複数の伝動部を形成し、これらの伝動部が嵌り込むように前記回転軸芯に沿う方向の孔部を前記出力部材に形成している点にある。
外歯歯車は撓んで回転するため、例えば、出力部材の外周を切り欠く形態で複数の凹部が歯車状に形成されたものでは、伝動部が凹部に対して当接する位置は半径方向に順次変化する。これにより伝動部が当該凹部の開いた側(外端側)に当接する状態では、伝動部が夫々の凹部の外端側に作用する強い当接力が基端部に曲げ力として作用し、各凹部間の凸部が曲がり変形し易くなる。また、外歯歯車の回転時には、複数の伝動部の一部が凹部から離間した状態(非当接状態)となるため、伝動部から出力部材に対する動力伝達の効率が低下する。
これに対して、本発明の構成では出力部材に対して回転軸芯に沿う方向に孔部が形成されるため、外力が作用しても出力部材の外周が変形することはない。また、外歯歯車に複数の伝動部が回転軸芯に沿う方向に突出して形成され、この伝動部を出力部材の孔部に挿入する状態で配置されるので、伝動部が回転軸芯に対して半径方向に接近又は離間する方向に変位した場合、あるいは、外歯歯車の回転時に伝動部が不等速で移動する場合でも、この伝動部は孔部の内部に存在する。これにより伝動部を孔部の内周の何れかの部位に接触させ回転力を継続的に伝えることも可能となる。
従って、外歯歯車の回転力を出力部材に対して伝える伝動構成を強固にすると共に、外歯歯車の回転力を円滑に出力部材に伝える波動歯車装置が構成された。
本発明は、前記孔部が、前記外歯歯車と前記出力部材とが前記回転軸芯を中心にして回転する際に、前記伝動部が前記出力部材に対して相対的に移動する移動軌跡に沿う内面形状で形成されても良い。
回転軸芯を中心にして外歯歯車が1回転した場合に伝動部は、出力部材に対してループ状となる所定の軌跡で相対的に移動する。このような理由から、孔部を移動軌跡に沿う内面形状に形成することにより、外歯歯車が1回転する際には伝動部の外周面を孔部の内面に対して継続的に接触させ、外歯歯車と出力部材とを円滑に一体的に回転させることが可能となる。
本発明は、前記回転軸芯に沿う方向での前記外歯歯車の端部に、前記回転軸芯に直交姿勢の平面を有するフランジ部を形成し、このフランジ部に対し前記伝動部を形成しても良い。
これによると、外歯歯車の端部のフランジを介して伝動部を形成したので、外歯歯車の外径より外側に伝動部を配置できるので、伝動部を大径化することや伝動部の数を増大することにより回転力を確実、円滑に伝えることも可能となる。
本発明は、前記伝動部が、前記外歯歯車のうち前記回転軸芯に沿う方向での一方の端部において、前記外歯の一部を回転軸芯に沿って延出することにより形成されても良い。
これによると、例えば、外歯歯車のうち回転軸芯に沿う方向での端部において一部の歯部を残す形態で歯部を切り欠く加工により伝動部を形成することが可能となり、伝動部を形成するための加工の工程を簡略化できる。
波動歯車装置の断面図である。 図1のII-II線断面図である。 図1のIII-III線断面図である。 波動歯車装置の分解斜視図である。 別実施形態(a)の波動歯車装置の断面図である。 別実施形態(a)の伝動部を示す斜視図である。 別実施形態(b)の伝動部を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔基本構成〕
図1〜図4に示すように、内歯歯車としてのサーキュラスプラインCと、外歯歯車としてのフレックススプラインFと、波動機構としてのウェーブジェネレータWと、出力部材Pとを備えると共に、これらを収容するハウジングHを備えて波動歯車装置が構成されている。実施形態実施形態
この構成の波動歯車装置は、ハーモニックドライブ(登録商標)とも称呼され、回転軸芯Xと同軸芯上に配置され真円となるサーキュラスプラインC(内歯歯車の一例)の内周に対し、このサーキュラスプラインCの歯数より2つ少ない歯数で可撓性材料により円環状に形成されるフレックススプラインF(外歯歯車の一例)を配置している。更に、このフレックススプラインFの内側に回転軸芯Xを中心に回転自在にウェーブジェネレータWを(波動機構の一例)を配置した構成を有している。
図2に示す如く、ウェーブジェネレータWはフレックススプラインFを楕円状に変形させることによりサーキュラスプラインCの内周の歯部の2つの領域に対して、フレックススプラインFの外周の2つの領域を噛み合わせる機能を有している。この構成から、入力軸31に伝えられる回転駆動力によりウェーブジェネレータWが回転し、この回転に伴いサーキュラスプラインCとフレックススプラインFとが噛み合う領域が変位し、この変位時の差動によりフレックススプラインFと出力部材Pとが回転し、減速された回転力が出力軸22に伝えられるのである。尚、この波動歯車装置では、入力軸31の回転方向と逆方向に出力軸22が回転する。
〔ハウジング・サーキュラスプライン〕
ハウジングHは、サーキュラスプラインCを内周に一体形成した筒状部1と、この筒状部1に連結する側壁部2と、側壁部2の反対側に対して着脱自在に備えられる着脱壁部3とを備えている。
ハウジングHでは、側壁部2に対してサーキュラスプラインCの筒状部1を連結固定した構成を示しているが、例えば、側壁部2と一体的に筒状部1を形成し、この筒状部1の内周にサーキュラスプラインCを加工により形成しても良い。また、側壁部2はブッシュで成る入力側軸受4を介して入力軸31を回転自在に支持し、着脱壁部3はブッシュで成る出力側軸受5を介して出力軸22を回転自在に支持している。更に、サーキュラスプラインCは、内歯型となる多数の歯部7を有している
〔フレックススプライン〕
フレックススプラインFは、可撓性で円筒状となる環状体10の外周に対してサーキュラスプラインCの歯部7の歯数より2つ少ない歯数となる歯部11が形成されている。このフレックススプラインFは可撓性材料で形成されるものであり、金属材と樹脂材との何れの素材で構成しても良い。
環状体10において回転軸芯Xに沿う方向での一方の端部には、回転軸芯Xに沿う姿勢で断面形状が円形となる軸状の複数の伝動部12が突設されている。伝動部12は、環状体10と一体的に形成されるものである。この伝動部12は、歯部11の数の1/2の数だけ形成され、歯部11の2倍のピッチで環状体10の側面から突出する形態で形成されている。
この伝動部12の断面形状は円形に形成されているが、断面形状は円形に限るものではなく、例えば、3角形や矩形、あるいは楕円であっても良い。
〔出力部材〕
出力部材Pは、回転軸芯Xを中心にした円板状に形成される出力プレート21と、これに一体的に形成され回転軸芯Xと同軸芯上に配置される出力軸22とで構成されている。出力プレート21にはフレックススプラインFの複数の伝動部12が挿通する孔部として回転軸芯Xと平行姿勢で複数の貫通孔23が形成されている。また、出力プレート21の中心位置には回転軸芯Xと同軸芯で孔部が形成され、この穴部には、ウェーブジェネレータWの中間軸部31Aを回転自在に支持する軸受部24が備えられている。
貫通孔23は、フレックススプラインFの環状体10と、出力プレート21とが回転軸芯Xを中心にして回転する際に、フレックススプラインFの変形に伴い伝動部12が出力プレート21に対して相対的に移動する移動軌跡に沿う内面形状で形成されている。
つまり、フレックススプラインFは、ウェーブジェネレータWにより略楕円状に撓むように変形するため、伝動部12は単純に回転軸芯Xからの半径方向での距離だけが変化するのではなく、周方向(回転軸芯Xを中心にした回転方向)の位置も変化する。従って、フレックススプラインFと出力部材Pとが等しい速度で1回転する場合には、伝動部12は略楕円となる軌跡に沿って変位する。このような理由から貫通孔23は伝動部12の移動軌跡に沿う内面形状に成形されている。
この実施形態では孔部として貫通孔23を示しているが、これに代えて出力プレート21に対して回転軸芯Xに沿う方向に窪む孔部を形成しても良い。このように孔部を形成した場合にも内周面は伝動部12の移動軌跡に沿う内面形状に成形することによりフレックススプラインFの回転力を出力部材Pに対して円滑に伝えることになる。
〔ウェーブジェネレータ〕
ウェーブジェネレータWは、回転軸芯Xと同軸芯上に配置される入力軸31と、これと一体回転するアーム32と、このアーム32の外端に対し回転軸芯Xと平行する支軸33を中心に回転自在に支持されたローラ34とを備えて構成されている。特に、入力軸31には、出力軸22の方向に突出する中間軸部31Aが一体的に形成され、この中間軸部31Aが出力部材Pの軸受部24に対して相対回転自在に支持される。
このウェーブジェネレータWは、一対のローラ34がフレックススプラインFの環状体10の内周に接触することにより、この環状体10の歯部11をサーキュラスプラインCの歯部7に噛合させる位置まで撓ませるように構成されている。
〔作動形態〕
このような構成により、入力軸31が回転駆動した場合には、ウェーブジェネレータWの一対のローラ34が支軸33を中心に回転(自転)する状態で、一対のローラ34が回転軸芯Xを中心にフレックススプラインFの環状体10の内周面に沿って周方向に移動(公転)する。このローラ34の移動により、フレックススプラインFの歯部11とサーキュラスプラインCの歯部7との噛み合い位置も周方向に変位する。この変位量は、入力軸31の1回転に対して、サーキュラスプラインCの歯部7の歯数とフレックススプラインFの歯部11の歯数との差に等しい。これによりフレックススプラインFが、入力軸31の回転方向と逆方向に回転する。
フレックススプラインFに形成された複数の伝動部12が出力プレート21の貫通孔23に挿通する状態で配置されているため、フレックススプラインFの回転と等しい回転速度で出力プレート21が回転し、この回転力が出力軸22に伝えられることになる。
特に、フレックススプラインFと出力プレート21とが回転する場合に伝動部12の位置が回転軸芯Xを中心とする半径方向に変位し、また、回転軸芯Xを中心とする周方向に不等速で変位することになるが、前述したように貫通孔23の形状が設定されているため、複数の伝動部12は必ず貫通孔23の内周に接触する状態を維持する。
つまり、図3に示すように一対のローラ34の位置関係が上下になる場合には、複数の伝動部12のうち上側のものが上方に変位し、下側のものが下方に変位し、左右のものが回転軸芯Xに接近する方向に変位する。このような位置関係でも、同図に示す領域AにおいてはフレックススプラインFの回転力により伝動部12が貫通孔23の内面に当接するため出力プレート21に回転力が伝えられる。更に、複数の伝動部12のうち回転力を伝えないものであっても貫通孔23の内周面に接触するため、伝動部12と貫通孔23との間にアソビを作り出さず、フレックススプラインFの回転を円滑に伝える伝動を実現するのである。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い。
(a)図5、図6に示すように、フレックススプラインFの環状体10の端部に歯部11の歯先より外方に突出し、回転軸芯Xに対して直交する姿勢の複数のフランジ部15を環状体10と一体的に形成し、各々のフランジ部15に対して伝動部12を備える。
この構成ではフランジ部15を備えることにより、伝動部12の直径を任意に設定できるだけではなく、回転軸芯Xを基準にして歯部11の歯先より外方に伝動部12を配置することにより伝動トルクの上昇を図ることも可能となる。
(b)図7に示すように、フレックススプラインFで回転軸芯Xに沿う方向での一方の端部において、複数の歯部11の一部を回転軸芯Xに沿う方向に延出する形態にすることで、この延出部により伝動部12を形成する。この別実施形態(b)では複数の歯部11のうち周方向において所定間隔で伝動部12が形成されることになり、この伝動部12の断面が歯部11の一部の形状を有することになる。
この構成では、例えば、複数の歯部11を形成した後に、フレックススプラインFの一方の端部を所定ピッチで切り欠く加工を行うことにより、断面が歯部11の形状となる伝動部12を形成することが可能となる。
また、この別実施形態(b)では、歯部11の形状となる伝動部12を出力プレート21の貫通孔23に挿通する構成でも良いが、円滑な伝動を可能にするため、伝動部12に対して外周面が円周状となるブッシュ12Aを外嵌し、このブッシュ12Aに対して更に回転自在に回転リング12Bを外嵌している。これにより、フレックススプラインFの回転力を伝動部12の回転リング12Bから貫通孔23の内面に接触させ、円滑な伝動を実現する。
(c)前述した別実施形態(b)の回転リング12Bを、断面形状が円形となる伝動部12に回転自在に外嵌する。これと同様に、断面形状が非円形となる伝動部12に対し、ブッシュ12Aを介して回転自在に回転リング12Bを備える。
このように構成することにより、伝動部12が貫通孔23の内周面に対して直接接触する構成と比較して回転リング12Bが回転するため円滑な伝動が実現する。
本発明は、波動機構の回転に伴う差動により回転する外歯歯車の回転力を出力部材に伝える波動歯車装置に利用することができる。
12 伝動部
15 フランジ部
23 孔部(貫通孔)
C 内歯歯車(サーキュラスプライン)
F 外歯歯車(フレックススプライン)
P 出力部材
W 波動機構(ウェーブジェネレータ)
X 回転軸芯

Claims (4)

  1. 所定歯数の内歯歯車と、前記所定歯数より少ない歯数で可撓性材料により円環状に形成される外歯歯車と、回転軸芯を中心に回転することにより前記外歯歯車の一部を撓め前記内歯歯車に噛み合う位置を周方向に変位させる波動機構と、前記波動機構の回転に伴う前記外歯歯車の回転力を取り出す出力部材とを備えると共に、
    前記回転軸芯に沿う方向で前記外歯歯車の端部から突出する複数の伝動部を形成し、これらの伝動部が嵌り込むように前記回転軸芯に沿う方向の孔部を前記出力部材に形成している波動歯車装置。
  2. 前記孔部が、前記外歯歯車と前記出力部材とが前記回転軸芯を中心にして回転する際に、前記伝動部が前記出力部材に対して相対的に移動する移動軌跡に沿う内面形状で形成されている請求項1記載の波動歯車装置。
  3. 前記回転軸芯に沿う方向での前記外歯歯車の端部に、前記回転軸芯に直交姿勢の平面を有するフランジ部を形成し、このフランジ部に対し前記伝動部を形成している請求項1又は2記載の波動歯車装置。
  4. 前記伝動部が、前記外歯歯車のうち前記回転軸芯に沿う方向での一方の端部において、前記外歯の一部を回転軸芯に沿って延出することにより形成されている請求項1又は2記載の波動歯車装置。
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