JP2015162591A - 光モジュール及び光伝送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】より簡便かつ柔軟に集束点の位置ずれを抑制する光モジュール及び光伝送方法を提供する。【解決手段】光モジュール100は、レンズ2と、レンズキャップ3と、透過部材7とを備える。レンズ2は、半導体レーザ1から出射されるレーザ光を、集束点に集束させる。レンズキャップ3は、レンズ2を支持する。透過部材7は、レンズ2の光軸を中心として非対称な応力が熱膨張に応じて加わるようにレンズキャップ3に固定される。透過部材7は、光路上に配置される。【選択図】図1
Description
本発明は、光モジュール及び光伝送方法に関する。
近年のインターネットでの通信量の増大に伴い、光アクセス系においても高速光信号を送信可能な光モジュールが求められている。要求される高速光信号の伝送速度は、例えば、10Gbps程度である。
光モジュールには、信号送信の高速化とともに、低コスト化も要求される。そこで、最近では、光モジュールとして、従来使用されていたBOX型のパッケージよりも安価なTO−CAN(Transistor Outlined CAN)型と呼ばれるパッケージが使用されつつある。以下では、当該パッケージを、TO−CAN型パッケージという。
光モジュールでは、半導体レーザなどが発熱する。また、光モジュールは、環境温度変化の影響を受ける。これらを起因とした半導体レーザの温度変動による特性変化を防止すべく、光モジュールでは、周辺部材の温度を一定に維持するペルチェ素子がステム上に配置されている。
ペルチェ素子は、一般的には、温度調整面と排熱面とで温度が異なるため、ペルチェ素子自体に温度分布が生じる。温度分布に応じたペルチェ素子の熱膨張により、半導体レーザの位置が光軸方向に変動することがある。この結果、半導体レーザとレンズとの間の距離が変動し、レンズを介した光の集束点の位置が光軸方向にずれてしまう。また、TO-CAN型パッケージにはレンズキャップが用いられることが多いが、ペルチェ素子の熱膨張よりもキャップの熱膨張が大きいため、半導体レーザとレンズ間の距離が変動し、光の集束点の位置が光軸方向にずれてしまう。
また、ステムの温度分布及びステムに搭載される部材の線熱膨張係数の違いで、環境温度の変動に伴ってステムが弾性変形することがある。ステムの弾性変形は、半導体レーザの位置を光軸方向に垂直な方向に変動させることがある。この結果、光の集束点の位置が光軸方向に垂直な方向にずれてしまう。
このように光モジュールでは、温度変動を原因として、光の集束点の位置が光ファイバの入射端から光軸方向及び光軸方向に垂直な方向にずれてしまい、光ファイバへの光結合効率が低下する。光結合効率が低下すると、光ファイバからの光出力が変動するトラッキングエラーが発生する。
トラッキングエラーを軽減するために、ペルチェ素子上の半導体レーザ出射部とレンズとの間にさらに別のレンズを配置したTO−CAN型パッケージが開示されている(例えば、特許文献1参照)。このTO−CAN型パッケージは、半導体レーザ出射部とレンズとの間に配置されたレンズで半導体レーザ出射部から出射されたレーザ光をコリメート光にすることで、トラッキングエラーを軽減する。
また、レンズと光ファイバとの間に所定の屈折率温度変化特性を有する部材を設置した光伝送モジュールが開示されている(例えば、特許文献2参照)。レンズを介したレーザ光の集束点と光ファイバの入射端におけるコア中心との間には、半導体レーザとレンズとの熱膨張係数の違いにより、レンズの光軸に垂直な方向に位置ずれが生じる。この光伝送モジュールは、当該部材を用いて位置ずれを低減する。
上記特許文献1に開示されたTO−CAN型パッケージでは、追加のレンズを必要とする。レンズの追加によるコストの上昇に加え、コリメート光を生成するためにレンズを正確に設置する必要がある。このことが、低コスト化の要求を満たさないうえ、パッケージの大型化を招く。また、特許文献2に開示された光伝送モジュールでは、レンズを介したレーザ光の集束点の光軸方向に関する位置ずれに起因するトラッキングエラーを軽減できない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、より簡便かつ柔軟に集束点の位置ずれを抑制する光モジュール及び光伝送方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る光モジュールは、光学素子と、支持体と、透過部材とを備える。光学素子は、出射点から出射される光を、集束点に集束させる。支持体は、光学素子を支持する。透過部材は、光学素子の光軸を中心として非対称な応力が熱膨張に応じて加わるように支持体に固定される。透過部材は、光路上に配置される。
本発明によれば、透過部材が変形し、温度変化に起因する光学素子に対する出射点の位置ずれに伴う集束点の位置ずれを抑制するように、透過部材の光軸が移動する。このため、より簡便かつ柔軟に集束点の位置ずれが抑制される。
本発明に係る実施の形態について添付の図面を参照して説明する。なお、本発明は下記の実施の形態及び図面によって限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、図1を参照して、光送信用TO−CAN(Transistor Outlined CAN)型を例に、本発明の実施の形態1に係る光モジュール100について説明する。
まず、図1を参照して、光送信用TO−CAN(Transistor Outlined CAN)型を例に、本発明の実施の形態1に係る光モジュール100について説明する。
光モジュール100は、レーザ光を出射する半導体レーザ1と、レーザ光が入射する両凸形状のレンズ(光学素子)2と、レンズ2を支持するレンズキャップ(支持体)3と、半導体レーザ1を実装したキャリア4と、キャリア4が載せられるペルチェ素子5と、キャリア4及びペルチェ素子5を介して半導体レーザ1を搭載するステム6と、レンズキャップ3に固定され、光路上に配置される透過部材7とを備える。
半導体レーザ1は、レンズ2に向かってレーザ光を出射する。半導体レーザ1の位置がレーザ光の出射点である。半導体レーザ1から出射されたレーザ光はレンズ2に入射する。
レンズ2は、半導体レーザ1から出射されるレーザ光を、集束点に集束させる。集束点に対応する位置には、例えば光モジュール100に接続される光ファイバの入力端などが配置される。
レンズキャップ3は、半導体レーザ1から出射されたレーザ光の光軸方向に沿って円筒状である。レンズキャップ3の一端は、ステム6に固定される。他端側において、レンズキャップ3は、半導体レーザ1が内部に位置するようにレンズ2を支持する。レンズキャップ3は、例えばステンレス鋼材(SUS)又はSF20Tなどの金属部材で形成される。
キャリア4は、半導体レーザ1を支持する。半導体レーザ1の発熱及び光モジュール100の環境温度の変動に伴う光モジュール100の温度変化によって、半導体レーザ1の特性が大きく変化することがある。温度変化を原因とする半導体レーザ1の特性の変化を一定の範囲内にとどめるために、キャリア4は、電子冷却素子としてのペルチェ素子5の上面に接触させて配置される。キャリア4は、例えば銅とタングステンとの金属化合物などの金属で形成される。
ペルチェ素子5は、表面が温度調整面である上層5aと、表面が排熱面である下層5bとを備える。上層5aには、サーミスタなどの温度センサが接続される。上層5aの温度は、温度センサで測定された温度に基づいて一定に制御される。これにより、キャリア4及び半導体レーザ1の温度が一定に維持されるため、半導体レーザ1の周辺部材は熱膨張が抑えられている。下層5bは、ステム6に接触しているため、半導体レーザ1の動作時に発生する熱を、ステム6を介して効率よく逃すことができる。
ステム6には、上述の各種部品が搭載される。ステム6は、光モジュール100の動作時に発生する熱を効率よく逃がすために、熱伝導率が高い冷間圧延鋼などで形成される。
レンズキャップ3は、温度が制御されるペルチェ素子5とは独立にステム6に取り付けられている。このため、レンズキャップ3は、光モジュール100の温度変化によって熱膨張したり、収縮したりする。レンズキャップ3が熱膨張すると、レーザ光を集束点に集束させているレンズ2に対する半導体レーザ1の相対的な位置が変動するため、集束点が温度変化の前後で変動する。
透過部材7は、プラスチックで形成される。このため、透過部材7の屈折率は、雰囲気の屈折率より大きい。図2に示すように、透過部材7は、両凸形状であって、半導体レーザ1側の面と集束点側の面とが、曲率の等しい曲面をそれぞれ有する。透過部材7は、主に当該曲面を介して半導体レーザ1から出射されるレーザ光(出射光)を透過させる。透過部材7の形状は、透過部材7の光軸A7を中心として回転対称である。図1に戻って、透過部材7の光軸A7は、レンズ2の光軸A2とずれるようにレンズキャップ3に固定される。より詳細には、透過部材7は、周縁部分7aを介してレンズキャップ3に接着剤で固定される。温度の上昇に伴いレンズキャップ3が熱膨張すると、透過部材7はレンズキャップ3に固定されているため、レンズ2の光軸A2を中心として均等な応力が透過部材7に加わる。これに対し、透過部材7の光軸A7は、レンズ2の光軸A2とずれているため、レンズ2の光軸A2を中心として非対称な応力が熱膨張に応じて透過部材7に加わる。透過部材7は、その光軸A7が、レンズ2の光軸A2を中心として非対称な応力による変形で、温度変化に起因するレンズ2に対する出射点の位置ずれに伴う集束点の位置ずれを抑制するように移動する。
ここで、仮に透過部材7が配置されていない場合における光モジュール100の温度変化と集束点の位置ずれについて説明する。図3(A)は、半導体レーザ1がレーザ光を出射している状態を示す。このとき、光モジュール100の温度は室温、ここでは25℃であるとする。また、ペルチェ素子5は、半導体レーザ1を所望の温度に調整する様に駆動しているとする。光モジュール100の温度が25℃の場合、ステム6の上面からレンズ2の中央までの長さはLである。
図3(B)は、図3(A)の状態にて、光モジュール100の温度が75℃となるように環境温度を変化させたと仮定した状態を示す。光モジュールの温度が75℃になった場合、ステム6の上面からレンズ2の中央までの長さは、熱膨張することでLよりも長くなる。ペルチェ素子5自体も熱膨張することがあり、半導体レーザ1の位置がレンズ2の方向に変動することがある。しかし、ペルチェ素子5の熱膨張は、レンズキャップ3の熱膨張に比べ小さいため、レンズキャップ3の熱膨張によるレンズ2の位置ずれは、半導体レーザ1の位置ずれよりも大きい。このため、結果的には、半導体レーザ1に対するレンズ2の位置が変動する。これにより、半導体レーザ1とレンズ2との間の相対距離が長くなる。すなわち出射点(物点)とレンズ2の主点との間の距離が変化する。これに伴い、主点と集束点(結像点)との間の距離が変化し、集束点がレンズ2の光軸A2方向にΔyだけ位置ずれする。また、温度上昇によってステム6が弾性変形し、レンズ2に対する半導体レーザ1の相対位置が光軸A2方向に垂直な方向に変化する。したがって、レーザ光の集束点の位置が光軸A2方向のみならず光軸A2方向に垂直な方向にもΔxだけ位置ずれする。このΔx及びΔyを小さくするために、透過部材7が配置されている。
図4は、透過部材7の光軸A7がレンズ2の光軸A2と一致するように透過部材7を配置した状態と、透過部材7の光軸A7がレンズ2の光軸A2とずれるように透過部材7を配置した状態とで、温度が室温から50℃に変化した場合に想定される集束点側の面の形状変化を示す。図4に示すように、光軸A2方向をy軸、光軸方向に垂直な方向をx軸とする。透過部材7の光軸A7がレンズ2の光軸A2と一致するように、すなわち集束点側の面の曲率中心がレンズ2の光軸A2上になるように透過部材7を配置した場合、レンズ2の光軸A2を中心とする対称な応力が透過部材7に加わる。このため、実線で示すように、x軸方向から見た集束点側の面の形状変化は、光軸A2上に対応する位置x=0に対してx軸方向に対称である。この場合、形状変化後の曲面の曲率中心は、光軸A2上に維持される。
一方、透過部材7の光軸A7がレンズ2の光軸A2とずれるように、すなわち集束点側の曲面の曲率中心がレンズ2の光軸A2上からずれるように透過部材7を配置した場合、レンズ2の光軸A2を中心とする非対称な応力が透過部材7に加わる。このため、破線で示すように、x軸方向から見た曲面の変形は、光軸A2上の位置x=0に対してx軸方向に非対称である。このため、形状変化後の曲面の曲率中心は、形状変化前の位置からずれる。すなわち、レンズ2の光軸A2を中心として非対称な応力による透過部材7の変形で、レンズ2の光軸A2に対する透過部材7の光軸A7の位置が移動する。
この点を考慮し、温度変化に起因するレンズ2に対する出射点の位置ずれに伴う集束点の位置ずれを抑制するために、透過部材7は、透過部材7の光軸A7を、レンズ2の光軸A2を起点とする出射点の位置ずれの方向に対向する方向にずらしてレンズキャップ3に固定される。図5は、レンズキャップ3がまだ熱膨張していない状態のレーザ光の出射点である点Aと位置ずれした出射点である点Bとを含む断面平面におけるレンズ2及び透過部材7を示す。本来であれば、熱膨張により、出射点に対してレンズ2の位置が動くことになるが、便宜的に、基準とするレンズ2に対して出射点が点Aから点Bの位置に動くものとして説明する。この平面において、図4と同様に、光軸A2方向をy軸、光軸A2方向に垂直な方向をx軸とする。
室温でレンズキャップ3が熱膨張していない状態での出射点である点Aから出射されたレーザ光は、実線で示される光路を辿ってレンズ2を介して集束点である点A’に集束する。温度上昇によって、レンズ2に対して出射点が点Aから点Bにシフトしたとする。この場合、透過部材7が変形しないと仮定すると、レーザ光は、破線で示される光路を辿って点B’に集束する。これに対し、まず、点B’のx軸方向における位置ずれの抑制について説明する。図5に示すように、透過部材7は、透過部材7の光軸A7を、レンズ2の光軸A2を起点とする出射点の位置ずれの方向であるx軸の負方向に対向する正方向にずらしてレンズキャップ3に固定される。このため、レンズ2の光軸A2を中心として非対称な応力による変形Cで、透過部材7の光軸A7が、レンズ2の光軸A2を起点とする点Bの位置ずれの方向であるx軸の負方向に移動し、C7で示す位置に移動する。
図6は、y軸方向から見た場合の出射点の位置ずれと透過部材7の光軸A7との位置関係を示す図である。x軸方向とy軸方向に直交する方向をz軸とする。出射点が光軸A2上の点Aからx軸の負方向かつz軸の負方向にある点Bへシフトしたとする。この場合、点Aから点Bへのシフトをキャンセルするために、透過部材7を、光軸A7がx軸の正方向かつz軸の正方向にずれるように固定する。レンズ2の光軸A2を中心として非対称な応力による変形で、光軸A7は、x軸の負方向かつz軸の負方向のC7で示す位置に移動する。この結果、集束点B’は、x軸の負方向にシフトし、集束点A’から集束点B’へのx軸方向の位置ずれはキャンセルされる。
次に、点B’のy軸方向における位置ずれの抑制について説明する。熱膨張により、透過部材7の半導体レーザ1側の面も、図4に示した透過部材7の集束点側の面の形状変化と同様に、半導体レーザ1の方向に形状変化する。このため、図5に示すように、透過部材7のy軸方向の厚みは、光モジュール100の温度上昇によって厚くなる。透過部材7のy軸方向の厚みが厚くなると、透過部材7の屈折率は雰囲気の屈折率より大きいため、それだけレンズ2から集束点までの光路の空気換算長が短くなる。この結果、集束点B’は、y軸の正方向にシフトし、集束点A’から集束点B’へのy軸方向への位置ずれはキャンセルされる。
また、光モジュール100では、透過部材7の光学倍率が、温度変化に伴う屈折率の変化によって大きくなることでレンズ2の光軸A2方向であるy方向における集束点の位置ずれを抑制する。透過部材7は、プラスチックで形成されているため、透過部材7の光学倍率は、温度の上昇に伴って屈折率が低下する。透過部材7は、両凸形状であるため、光学倍率が大きくなる。これにより集束点B’は、y軸の正方向にシフトし、集束点A’から集束点B’へのy軸方向への位置ずれはキャンセルされる。
結果的には、透過部材7を配置することで、図5に示すように、点Bから出射されたレーザ光は、2点鎖線で示す光路を辿って、点C’に集束する。このように、集束点の位置ずれを点B’から点C’へ相殺することができる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る光モジュール100によれば、レンズ2の光軸A2を中心とする非対称な応力が熱膨張に応じて透過部材7に加わる。透過部材7がレンズ2の光軸A2を中心として非対称な応力で変形することで、レンズ2の光軸A2に対する透過部材7の光軸A7の位置が光軸A2に近づく方向に移動する。この結果、温度変化に起因するレンズ2に対する半導体レーザ1の位置ずれに伴う集束点の位置ずれが抑制される。このため、より簡便かつ柔軟に集束点の位置ずれを抑制することができる。また、集束点の位置ずれを抑制することで、集束点の位置ずれに起因するトラッキングエラーを軽減することができる。
なお、本実施の形態に係る光モジュール100によれば、レーザ光の集束点の位置ずれを抑制するために、コリメート光を生成するためのレンズを追加しなくてよいので、コストの上昇を抑えることができる。
また、光モジュール100によれば、集束点の位置ずれが小さくなるように透過部材7の光軸A7とレンズ2の光軸A2とのずれの大きさを調整することで、集束点の位置ずれを抑制するために透過部材7を最適化することができる。
また、透過部材7は、プラスチックで形成される。プラスチックは、レンズキャップ3よりも線熱膨張係数が大きいので、温度変化に対して透過部材7のほうがレンズキャップ3よりも熱膨張が大きい。レンズキャップ3に固定した透過部材7は、透過部材7よりも熱膨張が小さいレンズキャップ3に固定されているので、レンズ2の光軸A2を中心として非対称な応力が透過部材7に加わりやすい。また、プラスチックは、レンズ2よりも熱光学係数が大きいので、温度変化に対する屈折率の変化がレンズ2よりも大きい。このため、透過部材7は、集束点のy軸方向の位置ずれをキャンセルするのに有効である。
なお、透過部材7の周縁部分7aとレンズキャップ3とは、接着剤で固定する際、レンズ2の光軸A2を中心とする非対称な応力が透過部材7に好適に加わるように、周縁部分7aに接着剤を均等塗布するのが好ましい。
なお、本実施の形態では、透過部材7の光軸A7をレンズ2の光軸A2とずらして透過部材7を固定したが、これに限られない。例えば、集束点の位置ずれが抑制されるように、レンズ2の光軸A2を中心として非対称に接着剤を塗布することで、透過部材7の光軸A7がレンズ2の光軸A2とずれていなくても、透過部材7の周縁部分7aとレンズキャップ3との接着部分の非対称性によるレンズ2の光軸A2を中心として均等なレンズキャップ3の熱膨張の影響で、レンズ2の光軸A2を中心とする非対称な応力が透過部材7に加わる。透過部材7がレンズ2の光軸A2を中心として非対称な応力で変形することで、レンズ2の光軸A2に対する透過部材7の光軸A7の位置が光軸A2に近づく方向に移動し、集束点の位置ずれが抑制される。
また、透過部材7の半導体レーザ1側の面と集束点側の面とが、曲率の等しい曲面をそれぞれ有する。これにより、透過部材7のどちらの面を半導体レーザ1側の面として透過部材7に実装しても光学特性に影響がないため、量産性が向上する。もちろん、透過部材7の半導体レーザ1側の面と集束点側の面とはそれぞれ、曲率の異なる曲面であってもよく、曲率は、集束点の位置ずれが抑制されるように調整される。なお、光学特性上、高い透過率が要求される場合は、透過部材7の半導体レーザ1側の面及び集束点側の面を、反射防止(AR)コートで被覆してもよい。
なお、透過部材7はプラスチックで形成されるので、透過部材7の線熱膨張係数は、金属部材で形成されたレンズキャップ3の線熱膨張係数よりも大きい。線熱膨張係数がレンズキャップ3よりも大きいことで、透過部材7は、温度の上昇に対して、レンズキャップ3よりも熱膨張の程度が大きくなる。透過部材7は、レンズキャップ3に周縁部分7aを介して固定されているため、透過部材7の自由な熱膨張が制限され、透過部材7に加わる応力がより大きくなる。
なお、上記実施の形態では、透過部材7をプラスチックで形成したがこれに限らない。例えば、温度が上昇すると熱光学効果で屈折率が増加する材料で透過部材7を形成する場合、透過部材7の半導体レーザ1側の面及び集束点側の面の少なくとも一方を凹形状に形成すればよい。具体的には、例えば、図7に示すように、透過部材7は、両凹形状に形成される。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態に係る光モジュール200は、上記実施の形態1に係る光モジュール100と同様であるが、透過部材7に代えて、形状が透過部材7と異なる透過部材8を備える。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態に係る光モジュール200は、上記実施の形態1に係る光モジュール100と同様であるが、透過部材7に代えて、形状が透過部材7と異なる透過部材8を備える。
透過部材8の形状は、レンズ2の光軸A2を中心として回転非対称である。具体的には、透過部材8の形状は、図8に示すように、レンズ2の光軸A2方向からみたときに円形状であって、周縁部分8aの一部が切り落とされている。透過部材8は、図9に示すように、透過部材8の光軸A8を、レンズ2の光軸A2と一致させてレンズキャップ3に固定される。透過部材8は、レンズ2の光軸A2を中心とした回転非対称であるため、レンズキャップ3と透過部材8の周縁部分8aとの接着面もレンズ2の光軸A2を中心とした回転非対称になる。これに対し、レンズキャップ3は、レンズ2の光軸A2を中心として各方向に均等に熱膨張するので、熱膨張によるレンズ2の光軸A2を中心として非対称な応力が透過部材8に加わる。
図10は、図5と同様に、レンズキャップ3がまだ熱膨張していない状態のレーザ光の出射点である点Aと位置ずれした出射点である点Bとを含む断面平面におけるレンズ2及び透過部材8を示す。以下では、上記実施の形態1と異なる点を中心に説明する。透過部材8は、透過部材8の光軸A8を、レンズ2の光軸A2と一致させたうえで、出射点の位置ずれの方向であるx軸の負方向にレンズキャップ3との接着面が小さくなる周縁部分8aが配置されるようにレンズキャップ3に固定されている。透過部材8の光軸A8は、レンズ2の光軸A2を中心として非対称な応力による変形で、レンズ2の光軸A2を起点とする点Bの位置ずれの方向であるx軸の負方向に移動する。変形後の透過部材8の光軸A8は、C8で示す位置に移動する。
図11は、y軸方向から見た場合の出射点の位置ずれと透過部材8の光軸A8との位置関係を示す図である。出射点が光軸A2上の点Aからx軸の負方向かつz軸の負方向にある点Bへシフトしたとする。これに対して、透過部材8は、周縁部分8aの切り落とした部分が点Bの方向に配置されているため、熱膨張により、レンズ2の光軸A2を中心として非対称な応力による変形で、光軸A8は、x軸の負方向かつz軸の負方向のC8で示す位置に移動する。この結果、集束点B’は、x軸の負方向にシフトし、集束点A’から集束点B’へのx軸方向の位置ずれはキャンセルされる。
上記実施の形態1と同様に、透過部材8の熱膨張による厚みの増加と温度上昇に伴う透過部材8の光学倍率の増加によって、集束点B’は、y軸の正方向にシフトし、集束点A’から集束点B’へのy軸方向への位置ずれはキャンセルされる。
図10に示すように、透過部材8を配置することで、点Bから出射されたレーザ光は、2点鎖線で示す光路を辿って、点C’に集束する。このように、集束点の位置ずれを点B’から点C’へ相殺することができる。
透過部材8では、レンズ2の光軸A2に垂直な方向の位置ずれの抑制が透過部材8の形状に依存するため、透過部材8の形状を集束点の位置ずれの大きさ及び位置ずれの方向に合わせて調整すればよいので、集束点の位置ずれに柔軟に対応できる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態に係る光モジュール300は、上記実施の形態1に係る光モジュール100と同様であるが、透過部材7に代えて、透過部材9を備える。
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態に係る光モジュール300は、上記実施の形態1に係る光モジュール100と同様であるが、透過部材7に代えて、透過部材9を備える。
透過部材9は、半導体レーザ1側の面から集束点側の面までの厚みが、周縁部分9aのレンズ2の光軸A2方向の厚みよりも薄い。例えば、透過部材9の形状は、図12に示すように、レンズ2の光軸A2上における各曲面間の厚みd1が、周縁部分9aの光軸A9方向の厚みd2よりも薄い。こうすることで、透過部材9をレンズキャップ3に固定する際に位置ずれが生じても、半導体レーザ1から出射されるレーザ光のほとんどが通過する光軸A9周辺の部分を、他の部材に接触させることなく、透過部材9を実装することができる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る光モジュール300によれば、半導体レーザ1から出射されるレーザ光のほとんどが通過する光軸A9周辺の部分を他の部材に接触させることなく、透過部材9を実装することができるので、実装のミスによる光学特性の劣化を防ぐことができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態に係る光モジュール400は、上記実施の形態1に係る光モジュール100と、透過部材7の実装態様が異なる。光モジュール400は、レンズキャップ3に代えて、レンズキャップ10を備える。
次に、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態に係る光モジュール400は、上記実施の形態1に係る光モジュール100と、透過部材7の実装態様が異なる。光モジュール400は、レンズキャップ3に代えて、レンズキャップ10を備える。
レンズキャップ10は、図13に示すように、集束点側の面に彫り込みを有する。このため、透過部材7は、その全体がレンズキャップ10内に入り込んでいる。こうすることで、透過部材7をレンズキャップ10の外部に露出させずに、光モジュール400に実装することができる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る光モジュール400によれば、透過部材7がレンズキャップ10の外部に露出しないので、光モジュール400の取り扱い時に、透過部材7の集束点側の面に傷がつくことを防ぐことができる。
なお、本実施の形態では、集束点側の面に彫り込みを有するレンズキャップ10を用いたが、透過部材7の全体がレンズキャップ10内に入り込むように、レンズキャップ10の内周面に透過部材7の周縁部分7aを固定してもよい。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5について説明する。本実施の形態に係る光モジュール500は、上記実施の形態1に係る光モジュール100と、透過部材7の実装態様が異なる。
次に、本発明の実施の形態5について説明する。本実施の形態に係る光モジュール500は、上記実施の形態1に係る光モジュール100と、透過部材7の実装態様が異なる。
図14に示すように、透過部材7は、レンズキャップ3の内部に位置する半導体レーザ1とレンズ2との間に配置される。レンズキャップ3の内部は、窒素などで気密封止されるため、湿度変化の影響を受けない。このため、湿度変化によって、透過部材7におけるレーザ光の透過性が低下することを防止できる。また、透過部材7をレンズキャップ3に固定する接着剤の保持力の低下も極力抑制することができる。
(実施の形態6)
次に、本発明の実施の形態6について説明する。本実施の形態では、光受信用TO−CAN型を例に光モジュール600について説明する。図15は、本実施の形態に係る光モジュール600の構成を示す。光モジュール600は、半導体レーザ1の代わりにフォトダイオード11を備える点を除いて、実施の形態1と同様の構成である。以下では、実施の形態1と異なる点を主に説明する。
次に、本発明の実施の形態6について説明する。本実施の形態では、光受信用TO−CAN型を例に光モジュール600について説明する。図15は、本実施の形態に係る光モジュール600の構成を示す。光モジュール600は、半導体レーザ1の代わりにフォトダイオード11を備える点を除いて、実施の形態1と同様の構成である。以下では、実施の形態1と異なる点を主に説明する。
出射点に対応する位置には、例えば光ファイバの出力端が配置される。光ファイバの出力端(出射点)から出射されたレーザ光は、レンズ2によって集束し、フォトダイオード11に導かれる。
フォトダイオード11は、集束点に対応する位置に配置され、出射点から出射されたレーザ光を受光する。フォトダイオード11は、ペルチェ素子5で温度が制御される。これにより、フォトダイオード11の特性に対する環境温度の変動の影響は軽減されている。
本実施の形態における光モジュール600の温度変化と集束点の位置ずれについて説明する。温度変化で、レンズキャップ3が熱膨張し、かつステム6が弾性変形した場合、レンズ2に対するフォトダイオード11の位置が変動する。この結果、集束点の位置ずれが生じる。
図4を参照して上述したように、温度変化に応じて、レンズ2の光軸A2を中心として非対称に変形する。透過部材7がレンズ2の光軸A2を中心として非対称な応力で変形することで、レンズ2の光軸A2に対する透過部材7の光軸A7の位置が移動する。この結果、温度変化に起因するレンズ2に対するフォトダイオード11の位置ずれに伴う集束点の位置ずれが抑制される。このため、より簡便かつ柔軟に集束点の位置ずれを抑制することができる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る光モジュール600によれば、光モジュール600がレーザ光を受信する場合であっても、実施の形態1と同様に、集束点の位置ずれを抑制することができる。
なお、上記各実施の形態では、レンズ2は1個であったがこれに限られない。レンズ2として、複数のレンズを組み合わせてレーザ光を集束させてもよい。また、レンズキャップ3は、円筒に限らず、角筒であってもよい。また、ステム6に固定されるレンズキャップ3の一端には、底があってもよい。
以上の説明では、主に、透過部材7の光軸A7をレンズ2の光軸A2からずらしてレンズキャップ3に固定することにより、あるいは、透過部材8を非回転対称の形状としてレンズキャップ3に固定することにより、透過部材7、8の光軸A7、A8を移動させる不均一な応力をレンズキャップ3から透過部材7,8に加えた。これにより、焦点位置のx−z面でのずれの全部又は一部を補償(キャンセル、相殺)するようにした。
なお、透過部材7、8に、熱膨張による応力を加えて、その光軸A7、A8を移動させる手法自体は任意である。例えば、透過部材7が移動しない状態で、非動作時と動作時との温度変化により焦点がどの方向にどの程度移動するかを、例えば、実験で求めておき、この焦点の移動の全部又は一部を補償するように、透過部材7の光軸が移動するように、レンズキャップ3又は他の部材の熱膨張によって不均一な力が透過部材7に加わるように、実験等により、透過部材の形状、サイズ、材質、配置を求め、設置すればよい。
焦点の光軸方向のずれについても同様に、透過部材7が熱膨張しない状態で、非動作時と動作時との温度変化により焦点がどの方向にどの程度移動するかを求め、この焦点の移動の全部又は一部を補償するように、透過部材7の材質、サイズ、形状、配置等を求めて設置すればよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等な発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
1 半導体レーザ、2 レンズ、3,10 レンズキャップ、4 キャリア、5 ペルチェ素子、5a 上層、5b 下層、6 ステム、7,8,9 透過部材、11 フォトダイオード、100,200,300,400,500,600 光モジュール、A2,A7,A8,A9 光軸、7a,8a,9a 周縁部分
Claims (12)
- 出射点から出射される光を、集束点に集束させる光学素子と、
前記光学素子を支持する支持体と、
前記光学素子の光軸を中心として非対称な応力が熱膨張に応じて加わるように前記支持体に固定され、光路上に配置された透過部材と、
を備える光モジュール。 - 前記透過部材は、その光軸が、前記光学素子の光軸を中心として非対称な応力による変形で、温度変化に起因する前記光学素子に対する前記出射点の位置ずれに伴う前記集束点の位置ずれを抑制するように前記支持体に固定されている、
請求項1に記載の光モジュール。 - 前記透過部材は、その光軸が、温度上昇に起因して、前記光学素子の光軸を起点とする前記出射点の位置ずれの方向に移動するように前記支持体に固定されている、
請求項1又は2に記載の光モジュール。 - 前記透過部材の形状は、前記透過部材の光軸を中心として回転対称であって、
前記透過部材は、該透過部材の光軸を、前記光学素子の光軸を起点とする前記出射点の位置ずれの方向に対向する方向にずらして前記支持体に固定されている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の光モジュール。 - 前記透過部材の形状は、前記透過部材の光軸を中心として回転非対称であって、
前記透過部材は、該透過部材の光軸を、前記光学素子の光軸と一致させて前記支持体に固定されている、
請求項1から3のいずれか一項に記載の光モジュール。 - 前記透過部材の光学倍率が、温度変化に伴う屈折率の変化によって大きくなることで前記光学素子の光軸方向における前記集束点の位置ずれを抑制する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の光モジュール。 - 前記透過部材の前記出射点側の面と前記集束点側の面とが、曲率の等しい曲面をそれぞれ有する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の光モジュール。 - 前記透過部材は、周縁部分を介して前記支持体に固定され、
前記出射点側の面から集束点側の面までの厚みが、該周縁部分の前記光学素子の光軸方向の厚みよりも薄い、
請求項1から7のいずれか一項に記載の光モジュール。 - 前記透過部材の全体が前記支持体内に入り込んでいる、
請求項1から8のいずれか一項に記載の光モジュール。 - 前記支持体は、前記光学素子の光軸方向に沿って筒状であって、前記出射点又は前記集束点が内部に位置するように前記光学素子を支持し、
前記透過部材は、前記支持体の内部に位置する前記出射点又は前記集束点と前記光学素子との間に配置される、
請求項1から9のいずれか一項に記載の光モジュール。 - 前記透過部材は、
プラスチックで形成されている、
請求項1から10のいずれか一項に記載の光モジュール。 - 出射光を集束点に集束させる光学素子の光軸を中心として非対称な応力を、熱膨張に応じて、光路上に配置された透過部材に加える工程と、
前記非対称な応力による前記透過部材の変形により、温度変化に起因する前記光学素子に対する出射点の位置ずれに伴う前記集束点の位置ずれを抑制する工程と、
を含む光伝送方法。
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