JP2015128358A - 電力変換装置、及びモータ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】モータ駆動装置10では、制御部40が過大電圧発生時に上下アームの両方のスイッチング素子をオフすることによって、過大電圧は直列接続された2つのスイッチング素子それぞれの両端に分圧され、1つのトランジスタにかかる過大電圧はどちらか一方が動作していた時の半分に低減されるので、スイッチング素子を破壊から保護することができる。また、制御部40が上下アームの両方のスイッチング素子をオフした後、リレー回路27を介してインバータ25とモータ51との間の接続を遮断するので、モータ51から流れてくる電流によって上下アームいずれかのスイッチング素子がオンしてしまうことを防止し、或いは既にオンしていたときにはそのオンしている時間を短くすることができる。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の第1実施形態に係るモータ駆動装置10が採用されているシステム100の全体構成と、モータ駆動装置10の内部構成とを示すブロック図である。図1において、システム100は、モータ駆動装置10とモータ51とで構成されている。
モータ51は、3相のブラシレスDCモータであって、ステータ52と、ロータ53とを備えている。ステータ52は、スター結線されたU相、V相及びW相の駆動コイルLu,Lv,Lwを含む。各駆動コイルLu,Lv,Lwの一方端は、それぞれインバータ25から延びるU相、V相及びW相の各配線の駆動コイル端子TU,TV,TWに接続されている。各駆動コイルLu,Lv,Lwの他方端は、互いに端子TNとして接続されている。これら3相の駆動コイルLu,Lv,Lwは、ロータ53が回転することによりその回転速度とロータ53の位置に応じた誘起電圧を発生させる。
モータ駆動装置10は、図1に示すように、整流部21と、平滑コンデンサ22と、電圧検出部23と、電流検出部24と、インバータ25と、ゲート駆動回路26と、制御部40とを備えている。これらは、例えば1枚のプリント基板上に実装されてもよい。
(2−1)整流部21
整流部21は、4つのダイオードD1a,D1b,D2a,D2bによってブリッジ状に構成されている。具体的には、ダイオードD1aとD1b、D2aとD2bは、それぞれ互いに直列に接続されている。ダイオードD1a,D2aの各カソード端子は、共に平滑コンデンサ22のプラス側端子に接続されており、整流部21の正側出力端子として機能する。ダイオードD1b,D2bの各アノード端子は、共に平滑コンデンサ22のマイナス側端子に接続されており、整流部21の負側出力端子として機能する。
平滑コンデンサ22は、一端が整流部21の正側出力端子に接続され、他端が整流部21の負側出力端子に接続されている。平滑コンデンサ22は、整流部21によって整流された電圧を平滑する。以下、説明の便宜上、平滑コンデンサ22による平滑後の電圧を直流電圧Vdcという。
電圧検出部23は、平滑コンデンサ22の出力側に接続されており、平滑コンデンサ22の両端電圧、即ち直流電圧Vdcの値を検出するためのものである。電圧検出部23は、例えば、互いに直列に接続された2つの抵抗が平滑コンデンサ22に並列接続され、直流電圧Vdcが分圧されるように構成される。それら2つの抵抗同士の接続点の電圧値は、制御部40に入力される。
電流検出部24は、平滑コンデンサ22及びインバータ25の間であって、かつ平滑コンデンサ22の負側出力端子側に接続されている。電流検出部24は、モータ51の起動後、モータ51に流れるモータ電流Imを三相分の電流の合計値として検出する。
インバータ25は、モータ51のU相、V相及びW相の駆動コイルLu,Lv,Lwそれぞれに対応する3つの上下アームが互いに並列に、且つ平滑コンデンサ22の出力側に接続されている。
ゲート駆動回路26は、制御部40からの指令電圧Vpwmに基づき、インバータ25の各トランジスタQ3a〜Q5bのオン及びオフの状態を変化させる。具体的には、ゲート駆動回路26は、制御部40によって決定されたデューティを有するパルス状の駆動電圧SU,SV,SWがインバータ25からモータ51に出力されるように、各トランジスタQ3a〜Q5bのゲートに印加するゲート制御電圧Gu,Gx,Gv,Gy,Gw,Gzを生成する。生成されたゲート制御電圧Gu,Gx,Gv,Gy,Gw,Gzは、それぞれのトランジスタQ3a〜Q5bのゲート端子に印加される。
リレー回路27は、リレー接点27aと、リレーコイル27bと、トランジスタ27cとを含んでいる。リレー接点27aは、トランジスタQ3aとQ3b、Q4aとQ4b、Q5aとQ5bの各接続点NU,NV,NWと、モータ51の各相の駆動コイルLu,Lv,Lwとを結ぶラインを電気的に開閉する。
制御部40は、電圧検出部23、電流検出部24、及びゲート駆動回路26と接続されている。本実施形態では、制御部40は、モータ51をロータ位置センサレス方式にて駆動させている。なお、ロータ位置センサレス方式に限定されるものではないので、センサ方式で行なってもよい。
図3において、抵抗負荷回路61は、3つの抵抗素子61u、61v、61wで構成されている。抵抗素子61uは、U相の駆動コイルLuとGNDとを結ぶラインの途中に接続されている。抵抗素子61vは、V相の駆動コイルLvとGNDとを結ぶラインの途中に接続されている。抵抗素子61wは、W相の駆動コイルLwとGNDとを結ぶラインの途中に接続されている。通常、上記各ラインは第2リレー回路63によって遮断されている。
第2リレー回路63は、リレー接点63aと、リレーコイル63bと、トランジスタ63cとを含んでいる。リレー接点63aは、モータ51の各相の駆動コイルLu,Lv,Lwと、それらに対応する各抵抗素子61u,61v,61wを結ぶラインを電気的に開閉する。
以下、モータ駆動装置10の動作について説明する。図1において、制御部40は、ゲート駆動回路26への波形出力を行なうと共に、その波形出力状態を制御して、モータ51を所定回転数で駆動する。
(4−1)
モータ駆動装置10では、制御部40が過大電圧発生時に上下アームの両方のトランジスタQ3a〜Q5bをオフすることによって、過大電圧は直列接続された2つのスイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b及びダイオードD3a〜D5b)それぞれの両端に分圧され、1つのスイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b及びダイオードD3a〜D5bにかかる過大電圧はどちらか一方が動作していた時の半分に低減されるので、スイッチング素子(トランジスタQ3a〜Q5b及びダイオードD3a〜D5b)を破壊から保護することができる。
モータ駆動装置10では、モータ51のインダクタンス成分が持つエネルギー及びモータの回転による誘起電圧によってスイッチング素子(ダイオードD3a〜D5b)がオンする可能性が高いが、制御部40が上下アームの両方のトランジスタをオフした後、リレー回路27を介してインバータ25とモータ51との間の接続を遮断するので、モータ51のインダクタンスにより流れ続ける電流によって上下アームいずれかのスイッチング素子(ダイオードD3a〜D5b)がオンしてしまうことを防止し、或いは既にオンしていたときにはそのオンしている時間を短くすることができる。
モータ駆動装置10では、制御部40が上下アームの両方のトランジスタをオフした後、第2リレー回路63を介してモータ51と抵抗負荷回路61とを接続するので、モータ51のインダクタンス成分がもつエネルギーを抵抗素子61u,61v,61wで短時間に消費させる。
上記実施形態では、モータ駆動装置10を例に本願発明の詳細な説明を行ったが、本願発明の適用はモータ駆動装置10に限ったものではなく、他の負荷装置にも適用可能である。
20 電源供給部
23 電圧検出部
27 リレー回路(開閉器)
40 制御部
51 モータ
61 抵抗負荷回路(エネルギー消費回路)
63 第2リレー回路(第2開閉器)
Q3a トランジスタ(スイッチング素子)
Q3b トランジスタ(スイッチング素子)
Q4a トランジスタ(スイッチング素子)
Q4b トランジスタ(スイッチング素子)
Q5a トランジスタ(スイッチング素子)
Q5b トランジスタ(スイッチング素子)
NU 接続点
NV 接続点
NW 接続点
Vdc 直流電圧
Claims (6)
- 上下アームが2つのスイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)を直列に接続することによって構成され、それによって形成された接続点(NU,NV,NW)それぞれから対応する負荷へ電圧を出力する電力変換装置であって、
前記上下アームに直流電圧(Vdc)を供給する電源供給部(20)と、
前記上下アームに並列に接続された電圧検出部(23)と、
前記接続点(NU,NV,NW)と前記負荷との間を接続又は遮断する開閉器(27)と、
前記スイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)をオンオフ動作させる制御部(40)と、
を備え、
前記制御部(40)は、前記電圧検出部(23)の検出値が所定の閾値を超えたとき、前記上下アームの両方の前記スイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)をオフにし、さらに前記開閉器(27)を介して前記接続点(NU,NV,NW)と前記負荷との間を遮断する、
電力変換装置。 - 前記負荷同士の間に接続されるエネルギー消費回路(61)をさらに備える、
請求項1に記載の電力変換装置。 - 前記負荷と前記エネルギー消費回路(61)との間を接続又は遮断する第2開閉器(63)をさらに備え、
前記第2開閉器(63)は、
通常時は前記負荷と前記エネルギー消費回路(61)との間を遮断し、
前記電圧検出部(23)による検出値が所定の閾値を超えたときに前記負荷と前記エネルギー消費回路(61)との間を接続する、
請求項2に記載の電力変換装置。 - モータの複数の相それぞれに対応する複数の上下アームそれぞれが、2つのスイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)を直列に接続することによって構成され、それによって形成された接続点(NU,NV,NW)それぞれから対応する前記相へ電圧を出力するモータ駆動装置であって、
前記上下アームに直流電圧(Vdc)を供給する電源供給部(20)と、
前記上下アームに並列に接続された電圧検出部(23)と、
前記接続点(NU,NV,NW)と前記相との間を接続又は遮断する開閉器(27)と、
前記スイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)をオンオフ動作させる制御部(40)と、
を備え、
前記制御部(40)は、前記電圧検出部(23)の検出値が所定の閾値を超えたとき、前記上下アームの両方の前記スイッチング素子(Q3a、Q3b,Q4a、Q4b,Q5a、Q5b)をオフにし、さらに前記開閉器(27)を介して前記接続点(NU,NV,NW)と前記相との間を遮断する、
モータ駆動装置(10)。 - 前記相同士の間に接続されるエネルギー消費回路(61)をさらに備える、
請求項4に記載のモータ駆動装置(10)。 - 前記相と前記エネルギー消費回路(61)との間を接続又は遮断する第2開閉器(63)をさらに備え、
前記第2開閉器(63)は、
通常時は前記相と前記エネルギー消費回路(61)との間を遮断し、
前記電圧検出部(23)による検出値が所定の閾値を超えたときに前記相と前記エネルギー消費回路(61)との間を接続する、
請求項5に記載のモータ駆動装置(10)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013273559A JP2015128358A (ja) | 2013-12-27 | 2013-12-27 | 電力変換装置、及びモータ駆動装置 |
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JP2013273559A JP2015128358A (ja) | 2013-12-27 | 2013-12-27 | 電力変換装置、及びモータ駆動装置 |
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JP2013273559A Pending JP2015128358A (ja) | 2013-12-27 | 2013-12-27 | 電力変換装置、及びモータ駆動装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2018139172A1 (ja) * | 2017-01-25 | 2019-11-07 | 株式会社日立製作所 | 電力変換装置及び電力変換方法 |
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-
2013
- 2013-12-27 JP JP2013273559A patent/JP2015128358A/ja active Pending
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