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JP2015126406A - 無線ネットワーク評価装置及び方法とシステム並びにプログラム - Google Patents

無線ネットワーク評価装置及び方法とシステム並びにプログラム Download PDF

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JP2015126406A JP2013269962A JP2013269962A JP2015126406A JP 2015126406 A JP2015126406 A JP 2015126406A JP 2013269962 A JP2013269962 A JP 2013269962A JP 2013269962 A JP2013269962 A JP 2013269962A JP 2015126406 A JP2015126406 A JP 2015126406A
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Toshibumi Nakamura
俊文 中村
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洋明 網中
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Hiroto Sugawara
弘人 菅原
航生 小林
Watao Kobayashi
航生 小林
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Abstract

【課題】無線ネットワークの評価にあたり、面的な通信速度を取得することに伴う、ネットワークへの負荷や費用の増加を抑える方法、装置、システムの提供。
【解決手段】地点における信号対干渉雑音比から算出されるスループットと、同時接続人数とを用いて前記地点における端末の通信速度を推定する通信速度推定手段と、前記地点をカバー範囲とするセル内で測定されたネットワーク品質に基づき前記同時接続人数を推定する同時接続人数推定手段を備える。
【選択図】図21

Description

本発明は、無線ネットワーク評価装置、システム、方法とプログラムに関する。
近年、移動体通信では、LTE(Long Term Evolution)のような、高速無線システムが普及し始めている。通信事業者は、セルラネットワーク品質を評価するために、サービス提供エリアにおける端末の通信速度(Throughput)の評価を行っている。端末の通信速度を算出する手法として、例えば以下の手法が知られている。
(a)サーバ上に配置された固定サイズのデータを基地局を介して測定端末で受信し測定時間を計測する。
(b)サーバ上に膨大なサイズのデータを配置し、データを予め規定された時間内に、端末でどれくらいのデータ量を受信することが出来たかを計測する。
上記(a)、(b)の手法は、いずれも、端末で受信したデータサイズ(DATA_SIZE)と、接続時間(CONNECTED_TIME;例えば受信開始から受信終了までの時間)から、例えば次式(1)を用いて通信速度(TP: Throughput)を算出する。

Figure 2015126406
・・・(1)
通信速度を算出する公知の他の手法として、例えば非特許文献1や非特許文献2等に記載されているように、サーバ側から予め規定された時間間隔やデータサイズのパケット列を送信し、端末側で、そのパケット列の受信状況に応じて、通信速度を算出する方法がある。特許文献1には、信号品質取得部で取得したSIR(Signal to Interference Ratio:信号対干渉比)が大きいほど高くなると考えられることから、最大通信レート推定部は信号品質取得部により取得されるSIRが大きいほど最大通信レートが高くなるような基準に従って最大通信レートを推定する構成が開示されている。最大通信レート推定部は、SIRと最大通信レートを対応付けて記憶してテーブルを参照することにより、信号品質取得部により取得されたSIRを引数にして最大通信レートRMAXを推定する。
また特許文献2には、ユーザスループット推定手段が、受信品質推定手段から出力される共用チャネルの受信品質(SIR)と、トラヒック情報読込み手段から出力される推定対象範囲におけるトラヒック情報との入力に対し、上述したユーザスループット算出関数fを用いて、セル内の各ユーザ端末の位置でのユーザスループットを算出し、ユーザスループットの推定結果として出力する構成が開示されている。
特開2012−009987号公報 再公表特許第2006/075447号
V. J. Ribeiro, R. H. Riedi, R. G. Baraniuk, J. Navratil and L. Cottrell, "pathChirp: efficient available bandwidth estimation for network paths," PAM Workshop, 2003. 大芝, 中島:リアルタイムコミュニケーションの品質を確保するための短時間可用帯域推定方式, 情報処理学会論文誌, Vol.53 No.2 pp.698−711, 2012. 3GPP TS 25.214 v11.6.0(2013-6) 3GPP TS 36.123 v11.3.0(2013-6)
以下に関連技術の分析を与える。
端末での通信速度は、基地局が管轄するセルにおいて、当該端末が通信する場所の無線品質や通信速度を測定する時の利用状況等に依存する。このため、同一の基地局のセル内の異なる複数の地点において端末の通信速度の特性を比較するには、測定用の端末を複数用意し、該複数の地点で同一時刻に、前述した手法等を用いて、通信速度の測定を行う必要がある。
しかしながら、この作業には、多くの工数、費用、時間を要する。また、ネットワークにおいて、通信速度を測定する期間中には、他のデータの転送に利用可能な帯域幅を大幅に減らす等、測定のオーバヘッドにより、ネットワーク負荷が増加する。このため、当該セルエリア内の他の端末の性能劣化等を招く可能性がある。
さらに、同一の基地局のセル内の複数の地点での複数の端末による通信速度の測定そのものにより、ネットワーク負荷が増加し、その結果、正確な通信速度の測定を行うことができない、といった問題もある。
したがって、本発明は上記課題に鑑みて創案されたものであって、その目的は、無線ネットワークの評価にあたり、面的な通信速度を取得することに伴う、ネットワークへの負荷や費用の増加の抑制を可能とするシステム、方法、装置、プログラムを提供することある。
開示される発明の1つの側面によれば、地点における信号対干渉雑音比から算出されるスループット(最大伝送レート)と、同時接続人数と、を用いて、前記地点における端末の通信速度を推定する通信速度推定手段と、前記地点をカバー範囲とするセル内で測定されたネットワーク品質に基づき前記同時接続人数を推定する同時接続人数推定手段と、を備えた無線ネットワーク評価装置が提供される(視点1)。
開示される発明の他の側面によれば、前記地点をカバー範囲とするセル内でネットワーク品質を測定する測定端末と、前記セルを管轄する基地局と、前記基地局に接続される視点1に係る無線ネットワーク評価装置を備えた無線ネットワーク評価システムが提供される(視点2)。
開示される発明のさらに他の側面によれば、地点をカバー範囲とするセル内で測定されたネットワーク品質に基づき同時接続人数を推定し、
前記地点における信号対干渉雑音比から算出されるスループット(最大伝送レート)と、前記同時接続人と、を用いて、前記地点における端末の通信速度を推定する、無線ネットワーク評価方法が提供される(視点3)。
開示される発明のさらに他の側面によれば、地点をカバー範囲とするセル内で測定されたネットワーク品質に基づき、同時接続人数を推定する同時接続人数推定処理と、前記地点における信号対干渉雑音比から算出されるスループット(最大伝送レート)と、前記同時接続人数と、を用いて、前記地点における端末の通信速度を推定する通信速度推定処理と、をコンピュータに実行させるプログラムが提供される(視点4)。さらに視点4に係るプログラムを記録したコンピュータ読み出し可能は記録媒体が提供される(視点5)。
本発明によれば、複数地点間における通信速度の比較評価に必要とされる測定箇所の数を抑え、面的な通信速度を取得することに伴う、ネットワークへの負荷や費用の増加の抑制を可能としている。
本発明の第1の例示的な実施の形態における無線ネットワーク評価システムの構成を例示する図である。 本発明の第1の例示的な実施の形態における代表点測定機10の構成を例示する図である。 第1の例示的な実施の形態における評価点測定機20の構成を例示する図である。 本発明の第1の例示的な実施の形態における評価装置30の構成を例示する図である。 本発明の第1の例示的な実施の形態における無線ネットワーク評価システムにおける、評価装置の出力結果を例示する図である。 本発明の第1の例示的な実施の形態における代表点測定機10の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の例示的な実施の形態における評価点測定機20の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の例示的な実施の形態における評価装置30の情報を受信し格納する動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の例示的な実施の形態における評価装置30の通信速度を推定する動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の例示的な実施の形態における評価装置30の評価結果を表示する動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の例示的な実施の形態における無線ネットワーク評価システムの構成を例示する図である。 本発明の第2の例示的な実施の形態における評価装置31の構成を例示する図である。 本発明の第2の例示的な実施の形態における評価点情報を格納する動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の例示的な実施の形態における評価装置31における、無線負荷及び同時接続人数を推定する動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の例示的な実施の形態における評価装置31の通信速度を推定する動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の例示的な実施の形態における無線ネットワーク評価システムにおける、評価装置の出力結果を例示する図である。 本発明の第3の例示的な実施の形態における無線ネットワーク評価システムの構成を例示する図である。 本発明の第3の例示的な実施の形態における代表点測定機12の構成を例示する図である。 本発明の第3の例示的な実施の形態における評価装置32の構成を例示する図である。 本発明の第3の例示的な実施の形態における代表点測定機12の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 発明の基本概念を説明する図である。
開示されるいくつかの実施の形態によれば、図21を参照すると、評価装置(30)は、ある地点をカバー範囲とするセル内で測定されたネットワーク品質(例えば、信号対干渉雑音比や無線負荷)に基づき同時接続人数(EAN: Effective Active Number)を推定する同時接続人数推定手段(同時接続人数推定部)(3041)と、前記ある地点における信号対干渉雑音比(SINR:Signal to Interference plus Noise Ratio)から算出されるスループット(例えば最大伝送レート:TPmax=f(SINR))と、前記同時接続人数(EAN)と、を用いて、前記地点における、端末の通信速度(スループットTP)を推定する通信速度推定手段(3042)を備えている。同時接続人数推定手段(3041)、及び通信速度推定手段(3042)は、評価装置(30)を構成するコンピュータで実行させるプログラムによりその機能の一部又は全てを実行させる構成としてもよい。この場合、該プログラムを記録した半導体メモリや磁気/光ストレージデバイス(不図示)に記憶されたプログラムをコンピュータの主記憶メモリ等に読み出し実行することで、コンピュータは、評価装置(30)として機能する。同時接続人数推定手段(3041)及び通信速度推定手段(3042)は、評価装置(30)内に実装する構成のほか、互いに通信接続するノードに分散配置する構成としてもよい。
開示されるいくつかの実施の形態(例えば形態1、2)によれば、前記ネットワーク品質は、前記地点をカバー範囲とするセル内で測定された通信速度(TP1)、及び、前記セル内で測定された信号対干渉雑音比(SINR)を含む。前記同時接続人数推定手段(図4、図12の3041)は、信号対干渉雑音比とスループット(TPmax)との対応関係(例えば最大伝送レートTPmax=f(SINR):fは変換式)に基づき、前記セル内で実測された前記信号対干渉雑音比(SINR)に対応するスループット(例えば最大伝送レートTPmax=f(SINR))を導出し、前記スループット(例えば最大伝送レートTPmax=f(SINR))と、前記セル内で実測された前記第1の通信速度(TP1)と、に基づき、前記同時接続人数(EAN)を推定する(例えばEAN=スループット(TPmax)/通信速度(TP1))。なお、変換式fは、信号対干渉雑音比(SINR)とスループット(例えば最大伝送レートTPmax)特性の関係を表す関係表(テーブル)形式、数式等のいずれであってもよい。
実施の形態の1つの側面(例えば形態3)によれば、前記ネットワーク品質は、前記地点をカバー範囲とするセル内で測定された信号対干渉雑音比(SINR)と、前記セル内で測定された基準信号の無線品質に基づき算出された無線負荷(Load)を含む。実施の形態の1つの側面(例えば形態3)によれば、前記セル内で測定された基準信号の無線品質(RSRQ)と前記信号対干渉雑音比(SINR)から、無線負荷(Load)を推定する無線負荷推定手段(図12の無線負荷推定部3143)をさらに備えた構成としてもよい。前記同時接続人数推定手段(図12の同時接続人数推定部3041)は、前記無線負荷(Load)と同時接続人数(EAN)との対応関係にしたがって、前記推定された前記無線負荷に対応する前記同時接続人数を推定する。前記通信速度推定手段(図12の通信速度推定部3042)は、前記同時接続人数(EAN)と、前記地点における信号対干渉雑音比(SINR)に基づき、当該地点における端末の通信速度(TP=f(SINR)/EAN)を推定する。
実施の形態の1つの側面(例えば形態1)によれば、前記地点における信号対干渉雑音比は、前記地点に設置された測定機によって計測された信号対干渉雑音比が用いられる。
実施の形態の1つの側面(例えば形態2)によれば 前記地点をカバー範囲とするセル内で測定された信号対干渉雑音比(SINR)と、前記地点において予め測定された基準信号の無線品質(RSRQ)とに基づき無線負荷(Load)を算出する無線負荷推定手段(図12の無線負荷推定部3143)と、前記地点において予め測定された基準信号の受信電力(RSRP)と、前記無線負荷推定手段(図12の無線負荷推定部33143)で算出された前記無線負荷(Load)と、を基に、前記地点における信号対干渉雑音比(SINR;例えば後述する式(6)参照)を算出する信号対干渉雑音比推定手段(図12の信号対干渉雑音比推定部3144)と、をさらに備えた構成としてもよい。
実施の形態の1つの側面(例えば形態2)によれば 前記地点をカバー範囲とするセル内で測定された信号対干渉雑音比(SINR)と、前記地点において予め測定された基準信号の無線品質(RSRQ)とに基づき無線負荷(Load)を算出する無線負荷推定手段(図12の無線負荷推定部3143)と、基地局(50)と地点間の位置関係にしたがって算出された伝搬損失の推定結果を基に推定された基準信号の受信電力(推定RSRP)と、無線負荷推定手段(図12の3143)で算出された前記無線負荷(Load)とを基に、前記地点における信号対干渉雑音比(SINRd;例えば後述する式(6)参照)を算出する信号対干渉雑音比推定手段(図12の信号対干渉雑音比推定部3144)と、をさらに備えた構成としてもよい。
実施の形態によれば、例えば代表点での実測結果により、同時接続人数(EAN)を推定することで、無線品質の測定情報(受信品質)しか得られていない地点(通信速度の測定が為されていない地点)に対しても、当該地点の通信速度を把握することを可能としている。この結果、ネットワークへの影響を抑えつつ、実測地点、回数等を抑え、評価対象セル内での通信速度の取得を可能としている。以下図面を参照していくつかの例示的な実施の形態について説明する。
<第1の例示的な実施の形態>
本発明の第1の例示的な実施の形態は、セル内で通信速度の実測を行う代表点に測定機(端末)を設置し、代表点で測定した無線品質及び通信速度の測定結果と、代表点とは異なる評価点での無線品質の測定結果を基に、当該評価点における通信速度を推定する。
図1は、第1の例示的な実施の形態における無線ネットワーク評価システムの一例を模式的に例示した図である。図1を参照すると、このシステムは、代表点測定機10と、評価点測定機20と、評価装置30と、ネットワーク40と、基地局50と、基地局50が管轄するセル501と、を含む。ネットワーク40は、通信事業者のモバイルネットワーク(コアネットワーク)又はモバイルネットワークのゲートウェイ(例えばPGW (PDN(Packet Data Network) Gateway)を介して接続するインターネット等、パケットデータネットワークを含む構成であってもよい。
代表点測定機10は、セル(帰属セル)501内の代表点(第1の地点)に設置され、代表点測定機10の所在地点での無線品質及び通信速度の測定を行う。代表点測定機10での測定結果は、基地局50、及びネットワーク40を介して評価装置30に転送される。
評価点測定機20は、セル501内で代表点とは異なる評価点(第2の地点)に設置され、評価点での無線品質の測定を行う。評価点測定機20での測定結果は、基地局50、及びネットワーク40を介して評価装置30に転送される。なお、図1では、簡単のため、セル501内の加入者端末は省略されており、代表点測定機10、評価点測定機20だけが図示されている。
評価装置30は、
・代表点測定機10から送られた無線品質の測定結果を基に、同時接続人数(例えば同時に接続しているユーザの数)を推定し、
・評価点測定機20から送られた無線品質の測定結果と、同時接続人数の推定結果と、を基に、評価点における通信速度を推定する。なお、通信速度の推定の詳細については後述する。
ネットワーク40は、セルラネットワークを構成する代表点測定機10、評価点測定機20や基地局50と接続され、評価装置30に代表点測定機10や評価点測定機20からの情報を送る。基地局50はネットワーク40に接続され、配下の端末と通信する機能を有する。
図2は、図1の代表点測定機10の具体的な構成例を例示する図である。図2を参照すると、代表点測定機10は、アンテナ101と、無線通信部102と、無線品質測定部1031及び通信速度測定部1032を備えた測定部103とを含む。アンテナ101は、基地局50から放射される電波の受信や代表点測定機10から基地局50への電波の送信に使用される。無線通信部102は、アンテナ101を介して基地局50と通信を行う。また無線通信部102は、無線品質の測定に必要な情報の取得、通信速度の測定に必要なデータの受信、及び、測定結果を基地局50を介しての評価装置30への送信等を行う。なお、代表点測定機10は、例えばオプションとして、GPS(Global Positioning System)受信機能等による位置情報取得部(不図示)を備えた構成としてもよい。この場合、無線通信部102は、例えば、測定結果を、測定地点の位置情報とともに、基地局50を介しての評価装置30へ送信するようにしてもよい。
測定部103は、各測定機能の測定結果を集計する。無線品質測定部1031は、無線通信部102が受信した信号から、無線品質(例えば、LTEにおいては、SINR、RSRQ(Reference Signal Received Quality:基準信号受信品質)、RSSI(Received Signal Strength Indicator:受信信号強度)、RSRP(Reference Signal Received Power:基準信号受信電力)等を測定する機能を有する。
通信速度測定部1032は、無線通信部102で受信したデータから通信速度を算出する。通信速度の算出には、受信データ量を、受信開始と終了時の時間差で除算した式(例えば上式(1))を用いて算出してもよい。また、ネットワーク40上に、通信速度測定用のサーバ(不図示)を設置し、非特許文献1又は非特許文献2等に開示される通信速度測定法を使用してもよい。
無線品質測定部1031、通信速度測定部1032は測定結果を不図示の記憶装置に、測定を行った時点での代表点測定機10の位置情報とともにログしておき、所定のタイミング、イベント発生等でログ情報を基地局50を介して評価装置30に送信するようにしてもよい。図2の代表点測定機10は、専用測定機(端末)として構成してもよい。あるいは、図2に示した構成と等価な機能、すなわち、無線品質を測定し測定結果を報告する機能、及び、通信速度測定アプリケーション等、通信速度を測定し測定結果を報告する機能を備えたスマートフォン端末、携帯電話端末等の端末(LTEのUE(User Equipment))を代表点測定機10として用いてもよい。
図3は、図1の評価点測定機20の具体的な構成を例示する図である。図3を参照すると、評価点測定機20は、アンテナ201、無線通信部202と、無線品質測定部2031を備えた測定部203とを含む。評価点測定機20のアンテナ201、無線通信部202及び無線品質測定部2031は、図2を参照して説明した代表点測定機10のアンテナ101、無線通信部102、及び無線品質測定部1031とそれぞれ同等の構成とされる。このため、説明を省略する。図3の評価点測定機20は、専用測定機(端末)として構成してもよい。あるいは、図3に示した構成と等価な機能、すなわち、無線品質を測定し測定結果を報告する機能等を備えたスマートフォン端末、携帯電話端末等の端末を評価点測定機20として用いてもよい。
図4は、図1の評価装置30の具体的な構成を例示する図である。図4を参照すると、評価装置30は、受信部301と、検索部302と、データベース303と、推定部304と、入出力部305と、を備えている。データベース303は、代表点情報3031と、評価点情報3032と、測定結果情報3033とをそれぞれ格納する。推定部304は、同時接続人数推定部3041と、通信速度推定部3042と、を備えている。入出力部305は、入力部3051と、表示部3052とを備えている。
受信部301は、代表点測定機10や評価点測定機20から送られてきた情報を、ネットワーク40を介して受け取り、データベース303に格納する。
検索部302は、例えば入出力部305の入力部3051から入力された情報に基づき、データベース303に格納された評価点情報3032を読み出して入出力部305に供給する。
代表点情報3031は、例えば、ネットワーク40を介して代表点測定機10から送信された、
・代表点の位置情報(例えば代表点の緯度経度情報)、
・評価対象のセル(帰属セル:Serving Cell)番号(例えば、LTEにおいてセル501の物理識別番号(PCI:Physical Cell Identity)、
・帰属セル番号に関連付けられた無線品質(例えば、RSRQ、SINR等)、通信速度の測定時刻、及び、無線品質と、通信速度の測定結果
を含む。なお、代表点情報3031は、上記項目及び組み合わせにのみ制限されるものでないことは勿論である。
評価点情報3032は、例えばネットワーク40を介して評価点測定機20から送信された、
・評価点の位置情報(例えば、評価点の緯度経度)、
・評価対象のセル(帰属セル)番号(例えば、LTEにおいてセル501の物理識別番号PCI)、
・無線品質(例えば、RSRQ、SINR等)の測定時刻、及びその測定結果
を含む。なお、評価点情報3032は、上記項目及び組み合わせにのみ制限されるものでないことは勿論である。
推定結果情報3033は、推定部304から送られた、
・評価点の位置情報(例えば、評価点の緯度経度)、
・通信速度の推定時刻、及び通信速度の推定結果、
を含む。なお、推定結果情報3033は、評価点情報3032に集約されてもよい。推定結果情報3033は上記項目及び組み合わせにのみ制限されるものでないことは勿論である。
推定部304は、データベース303に格納された情報を基に、同時接続人数や評価地点の通信速度を推定し、推定した結果を、データベース303の推定結果情報3033に格納する。
同時接続人数推定部3041は、代表点情報3031を基に、評価対象セルの同時接続人数を推定する。具体的には、ある時刻tにおける評価対象セルの信号対干渉雑音比(SINR(t))と、通信速度(TP(t))とを基に、例えば、次式(2)を用いて、同時接続人数(EAN(t))を算出する。

Figure 2015126406

・・・(2)
なお、f(SINR)は、SINRとシステム帯域幅から最大転送速度TPmaxを算出する変換式である。当該変換式は、例えばShannon理論(Shannon-Hartleyの法則:平均送信電力がPに制限されている場合の白色熱雑音Nで擾乱された帯域Wのチャネル容量(上限)CはC=W×log2(1+P/N))を用いて、次式(3)として表される。

Figure 2015126406
・・・(3)
ここで、BWはシステム帯域幅、αは受信機の実装等に依存して生じる理論限界(Shannon限界)からの劣化量を示す係数であり、例えば、α=0.6とされる。
TPmaxを予測するための別の手法として、シャノン理論を用いる代わりに、予めSINRに対する通信速度の表を作成しておき(評価装置30内の記憶装置)、当該表を参照しても良い。例えば、非特許文献3又は4記載のパケット列の受信状況に応じて決定される伝送レートを基に作成してもよい。
通信速度推定部3042は、
評価点情報3032として、
・測定時刻、
・評価対象のセル番号、
・無線品質(例えば信号対干渉雑音比SINR)、
代表点情報3031として
・同時接続人数の推定時刻、
・同時接続人数の推定結果、
・評価対象のセル番号
をデータベース303から入手する。
評価対象セルにおける同一時刻(t)での信号対干渉雑音比SINR(t)と、同時接続人数EAN(t)の推定結果を基に、例えば次式(4)を用いて、当該時刻(t)での評価点における通信速度(TP(t))を推定し、データベース303の推定結果情報3033に結果を格納する。なお、次式(4)において、変換式f(SINR)は、上式(3)の変換式fと同様である。

Figure 2015126406
・・・(4)
入力部3051は、評価対象地点の情報を入力し、データベース303に対して評価結果を問い合わせる情報を入力する。
表示部3052は、入力部3051からの入力(例えばコマンド等)によって、データベース303から検索された評価結果を、特に制限されないが、例えば段彩図として表示する。ここで、段彩図で表示するとは、例えば図5(A)に示すように、代表点の通信速度の測定結果と、評価点における通信速度の推定結果を基に、通信速度によって段彩化された印で地図上に表示することをいう。また、選択された代表点と評価点の通信速度の比較グラフを表示してもよい。図5(B)には、代表点のスループット(通信速度)は3.2Mbps(Megabits Per Second)、評価点のスループット(通信速度)は7.0Mbpsと算出される。なお、段彩図は表示部3052で表示する代わりに、ファイルとして格納し、不図示のプリンタ等に印字出力する構成としてもよい。
次に、図6のフローチャートを参照して、図2に示した代表点測定機10の動作について説明する。
代表点測定機10の通信速度測定部1032は、基地局50を介してネットワーク40からデータを受信することによって、通信速度を測定する(ステップS100)。また、代表点測定機10は、無線品質を測定する(ステップS101)。
代表点測定機10は、測定結果の数(処理数)と閾値を比較し(ステップS102)、閾値よりも処理数が多い場合(ステップS102でYesの場合)、測定結果(例えば、SINR、測定時刻、評価対象セルのPCIなど)を評価装置30に送信し(ステップS103)、ステップ(S100)に戻る。
代表点測定機10において、一方、測定結果の数(処理数)が閾値以下の場合(ステップS102でNoの場合)、ステップ(S100)に戻り、通信速度、無線品質の測定を繰り返す。なお、通信速度の測定(ステップS100)と、無線品質の測定(ステップS101)は、逆の順序で動作しても構わない。代表点測定機10は、ステップS100、S101の通信速度、無線品質の測定結果を、不図示の記憶装置に位置情報、測定時刻情報とともに格納するようにしてもよい。
次に、図7のフローチャートを参照して、図3に示した評価点測定機20の動作について説明する。
評価点測定機20の測定部203は、評価地点において、評価対象セルの無線品質を測定する(ステップS200)。
評価点測定機20の測定部203は、測定結果の数(処理数)を閾値と比較し(ステップS202)、閾値よりも測定結果の数(処理数)が多い場合(ステップS201でYesの場合)、無線通信部202から、測定結果(例えば、SINR、評価対象セルのPID、測定時刻など)を基地局50を介して評価装置30に送信し(ステップS202)、ステップ(S200)に戻る。測定結果の数(処理数)が閾値以下の場合(ステップS201でNoの場合)、ステップ(S200)に戻る。なお、ステップS201での判断において、処理数を用いる手法とは別の手法を用いてもよい。例えば、処理時間が閾値を超えるか否かといった手法を用いてもよい。評価点測定機20は、ステップS200の無線品質の測定結果を、不図示の記憶装置に位置情報、測定時刻情報とともに格納するようにしてもよい。
次に、図8のフローチャートを参照して、図4に示した評価装置30において、代表点測定機10、評価点測定機20から測定情報を受信した際の処理手順について説明する。
初めに、代表点測定機10から代表点情報を受信すると(ステップS300でYesの場合)、受信した情報を、代表点情報3031として、データベース303に書き込む(ステップS301)。
代表点測定機10から代表点情報を受信していない場合(ステップS300でNoの場合)、次のステップ(S302)に進む。
次に、評価点情報を評価点測定機20から受信すると(ステップS302でYesの場合)、受信した情報を、評価点情報3032として、データベース303に書き込み(ステップS303)、処理を終了する。
評価点測定機20から評価点情報を受信していない場合(ステップS302でNoの場合)、処理を終了する。
なお、代表点情報の受信及び書込み(ステップS300及びステップS301)と、評価点情報の受信及び書込み(ステップS302及びステップS303)は、逆の順序で動作しても構わない。
次に、図9のフローチャートを参照して、評価装置30の推定部304において通信速度を推定する処理手順について説明する。
初めに、推定部304は、評価点情報3032を参照し、未処理の評価点があるかを確認し、未処理の評価点がある場合には、ループ処理(未処理評価点走査)に入る(ステップS400)。
未処理の評価点が存在しない場合には、推定部304は、ループ処理(未処理評価点走査)(ステップS406)を抜け(EXIT)、処理を終了する。
ループ処理(未処理評価点走査)では、推定部304は、まず、未処理の評価点を一つ選択する(ステップS401)。
推定部304は、選択した未処理の評価点における評価点情報に対して、対応する同一時刻における代表点情報が存在するか否かを確認する(ステップS402)。具体的には、評価対象のセル番号が一致し、測定時刻が許容範囲内(例えば10秒、1分、5分といった範囲内)にある代表点情報(代表点測定機で測定された測定情報)を、同一時刻の情報として処理する。
評価点情報に対応する同一時刻における代表点情報が存在する場合(ステップS402でYesの場合)、推定部304の同時接続人数推定部3041は、評価対象セルの同時接続人数を推定する(ステップS403)。
評価点情報に対応する同一時刻における対応する代表点情報が存在しない場合、ステップS406に移動する。
次に推定部304の通信速度推定部3042は、通信速度の推定を行う(ステップS404)。
通信速度推定部3042は、推定結果をデータベース303の推定結果情報3033として書き込む(ステップS405)。
推定部304は、未処理の評価点が残っている場合、ステップS400のループ処理の先頭に戻る(ステップS406)。未処理の評価点が残っていない場合、S400−S406のループ処理を抜けて、通信速度推定の処理を終了する。
なお、同一時刻における同一評価対象セルに対する同時接続人数の推定結果が既に算出されている場合には、スキップする処理を含んでもよい。
次に、図10のフローチャートを参照して、評価装置30における評価結果を表示する処理手順の一例について説明する。
評価装置30の外部から評価エリア情報を入力する(ステップS500)。評価エリア情報の入力は、入力部3051から入力してもよいし、あるいは、ネットワークを介して端末等から、評価装置30に評価エリア情報を転送するようにしてもよい。
評価装置30において、データベース303から当該エリアの情報を読み込み(ステップS501)、読み込んだ情報を評価結果として表示部3052に表示する(ステップS502)。なお、評価装置30をサーバ上に実装し、評価結果を評価装置30の表示部3052に表示する代わりに、ネットワークを介して接続されるクライアント(端末)等に送信し、クライアント(端末)上の表示部に表示するようにしてもよい。
本実施の形態の作用効果を以下に説明する。
本実施の形態によれば、
・代表点測定機で測定した情報を基に、同時接続人数を推定し、
・推定した同時接続人数を基に、無線品質のみが測定された評価地点における、通信速度の推定を行う。このため、複数地点において、同時に通信速度を測定する必要がなくなり、ネットワークへの負荷を低減しつつ、無線品質測定を行った代表点とは異なる地点における通信速度特性を把握する事を可能としている。
<第2の例示的な実施の形態>
本発明の第2の例示的な実施の形態は、予め取得した評価点における無線負荷に依存しない無線品質情報と、代表点において測定した無線品質及び通信速度の測定結果を基に、評価点における通信速度を推定する。
第2の実施の形態における無線ネットワーク評価システムの模式図を図11に示す。本システムは、図1に示す実施の形態における構成から、評価点測定機20を削除し、評価装置30を評価装置31に置き替えている。また、セル501−a及び501−b内にそれぞれ配置される代表点測定機10−a及び10−bを備えている。その他の構成要素については、同一であるため、説明を省略する。
図12は、図11の評価装置31の構成を例示する図である。図12を参照すると、評価装置31は、図4を参照して説明した評価装置30のデータベース303に代わり、代表点情報3131、評価点情報3132、推定結果情報3033を格納するデータベース313を備えている。
また、図12を参照すると、評価装置31は、図4の推定部304の構成(同時接続人数推定部3041、通信速度推定部3042)に加えて、無線負荷推定部3143、信号対干渉雑音比推定部3144をさらに備えた推定部314を備えている。なお、図12の推定部314において、同時接続人数推定部3041、通信速度推定部3042は、図4の構成と同一であるため、説明は省略する。
代表点情報3131は、ネットワーク40を介して各セルに設置された代表点測定機10−a及び10−bから各々送信された、
・代表点の位置情報(例えば、代表点の緯度経度情報)、
・評価対象のセル(サービスセル)番号(例えば、LTEにおいてセル501の物理識別番号PCI)、
・セル番号毎に関連付けされた無線品質(例えば、RSRQ、SINR等)、及び通信速度の測定時刻及びその測定結果を含む。なお、代表点情報3131は上記項目及び組み合わせにのみ制限されるものでないことは勿論である。
評価点情報3132は、前記第1の例示的な実施の形態で説明した図4のデータベース303の評価点情報3032の無線品質(例えば、SINR)とは異なり、無線負荷に依存しない評価対象セル及び周辺セル(i:図11の例では、セル501−a及び501−b)の無線品質情報(例えば、LTEにおいてはRSRPi(t)など)とされる。
なお、評価対象セル及び周辺セル(i)の無線品質情報は、例えば、電波伝搬推定(例えば、奥村・秦カーブ(基地局と移動局との間の電波伝搬特性を、開放地、郊外、中都市、大都市等の各エリアで実際に試験を行い、その集計データを元に伝搬損失近似式LOH=A+Blog(d)-a(hm)+C:A,Bは各エリアで共通))に基づき算出された値を用いてもよい。あるいは、セルラシステムのエリア設計ツールによって算出された値であってもよい。あるいは、車載測定機又は測定者が運び、複数の評価点を移動しながら取得した無線品質情報であってもよい。
特に制限されないが、以下では、一例として、推定部314の各部について、LTEを例に説明する。
無線負荷推定部3143は、代表点情報3131より、各セル(i=1、2・・・)それぞれのSINR(t)と、無線負荷に依存する無線品質情報(RSRQ(t))を取得し、例えば次式(5)を用いて、各セル(i)の無線負荷(Load(t))を算出する。

Figure 2015126406
・・・(5)
信号対干渉雑音比推定部3144は、無線負荷推定部3143が算出した各セル(i)の負荷(Load(t))と、評価地点における各セルの無線負荷に依存しない無線品質情報(RSRP(t))とを用いて、評価対象セル(d)の信号に対する信号対干渉雑音比(SINR(t))を、例えば次式(6)を用いて算出する。
Figure 2015126406
・・・(6)
ここで、Nは、評価点において取得されるRSRPの個数を表し、Noiseは、雑音を表す。通信速度推定部3042、及び同時接続人数推定部3041については、各々が使用する情報の入手経路が異なるのみで、図4を参照して説明した前記第1の実施形態の通信速度推定部3042、及び同時接続人数推定部3041と等しいため、前述したように、説明は省略する。
次に、本実施の形態の動作について説明する。なお、評価装置31の表示動作は、図10に示した前記第1の例示的な実施の形態と同様であるため、説明を省略する。また、代表点測定機10からの測定情報のデータベース313への書き込み処理についても、評価点情報の処理をスキップしたものと同等であるため説明を省略する。
図13のフローチャートを参照して、評価装置31のデータベース313における評価点情報3132の格納情報の作成手順について、電波伝搬推定を用いた手法を例に説明する。
初めに、代表点測定機10が設置された位置周辺のマップ上に評価対象の基地局及び干渉を考慮する基地局を配置する(ステップS610)。
次に、評価装置31では、通信速度の推定を行う評価地点を決定し(ステップS611)、ループ処理(未処理評価点走査)に入る(ステップS612)。
評価装置31では、評価点を1点選択し(ステップS613)、基地局と評価点との位置関係を基に、伝搬損失を推定する(ステップS614)。
推定した伝搬損失と、基地局と受信を想定した無線機のパラメータ(例えば、送信アンテナゲイン、送信電力、受信アンテナゲインなど)を基に、評価点における無線負荷に依存しない無線品質(例えばLTEにおけるRSRP)を推定し、データベース313の評価点情報3132に書き込む(ステップS615)。
評価装置31の推定部314では、未処理の評価点が残っているか否かを確認し(ステップS616)、残っている場合には、ステップS612からのループ処理(未処理評価点走査)を継続し、残っていない場合には処理を終了する。
次に、図14のフローチャートを参照して、本実施の形態の評価装置31における代表点情報3131がデータベース313に格納された後の同時接続人数推定部3041及び無線負荷推定部3143の動作について説明する。
推定部314は、初めに代表点情報3131の無線負荷及び同時接続人数が推定されていないセルを走査するループ処理(サービスセル走査)に入る(ステップS710)。
推定部314は、無線負荷及び同時接続人数が推定されていないセルがない場合には、ステップS710からS714のループ処理(サービスセル走査)を抜けて処理を終了する。
無線負荷及び同時接続人数が推定されていないセルが存在する場合、推定部314は、評価サービス対象のセル(「サービスセル」あるいは、「評価サービスセル」という)を選択する(ステップS711)。
推定部314の無線負荷推定部3143は、無線負荷を、例えば上式(5)を基に算出する(ステップS712)。
そして、推定部314の同時接続人数推定部3041は、同時接続人数を式(2)を基に算出する(ステップS713)。
推定部314は、無線負荷及び同時接続人数が推定されていないサービスセルが残っているか否かを確認する(ステップS714)。推定されていないサービスセルが残っている場合には、ステップS710からのループ処理(サービスセル走査)を継続し、残っていない場合には、処理を終了する。
次に、図15のフローチャートを参照して、本実施の形態の評価装置31の推定部314における同時接続人数推定及び無線負荷推定処理の後の通信速度推定部3042の動作について説明する。
推定部314は、初めに、代表点情報3131と評価点情報3132を参照し、未処理の評価点があるかを確認し、未処理の評価点がある場合には、ループ処理(未処理評価点走査)に入る(ステップS410)。
推定部314は、未処理の評価点が存在しない場合には、ステップS410からS4118のループ処理(未処理評価点走査)を抜けて処理を終了する。
推定部314は、未処理の評価点が存在する場合、未処理の評価点を一つ選択する(ステップS411)。
推定部314は、選択した未処理の評価点における評価対象のセルを走査する、ステップS412からS417のループ処理(評価サービスセル走査)に入る(ステップS412)。
推定部314は、評価サービスセルを選択する(ステップS413)。
推定部314の信号対干渉雑音比推定部3144は、評価対象のセルの信号を希望波とした信号対干渉雑音比を、例えば上式(6)を用いて算出する(ステップS414)。
推定部314の通信速度推定部3042は、評価対象のセルにおける評価点での通信速度を、例えば上式(4)を用いて算出し(ステップS415)、通信速度の推定結果を、推定結果情報3033に書き込む(ステップS416)。
推定部314は、評価点における未処理の評価サービスセルが残っているか否かを確認する(ステップS417)。未処理の評価サービスセルが残っている場合には、推定部314は、ステップS412からのループ処理(評価サービスセル走査)を継続する。未処理の評価対象のセルが残っていない場合には、ステップS412からS417のループ処理(評価サービスセル走査)を抜けてステップS418に移動する。
推定部314では、ステップS418において、未処理の評価点が残っているか否かを確認する。未処理の評価点が残っている場合、ステップS410からのループ処理(未処理評価点走査)を継続する。未処理の評価点が残っていない場合、推定部314は、ステップS410からS418のループ処理(未処理評価点走査)を抜けて通信速度推定の処理を終了する。
<第2の実施形態の作用効果の説明>
本実施の形態によれば、
・代表点測定機にて取得した代表点情報を基に推定された同時接続人数と、
・評価点において事前に取得した評価点における無線負荷に依存しない無線品質情報と、を基に、評価地点における通信速度の推定を行う。かかる構成としたことで、前記第1の例示的な実施の形態と比較して、複数の評価点で同一時間帯に、無線品質を取得する制限がなくなるため、より多くの評価点を選択する事が可能となる。その結果、評価するエリア内で面的な通信速度の推定を行うことが可能となる(図16(A)参照)。図16は、本実施形態による評価結果を、表示部3052に表示した一例を模式的に示す図である。図16(A)は、前記第1の例示的な実施形態の図5(A)に対応した段彩図である。図16(B)は、前記第1の例示的な実施形態の図5(B)に対応しており、代表点と評価点のスループット(通信速度)である。
さらに、代表点において、通信速度を継続的に取得することで、代表点と、選択した評価点との間で、通信速度の時間推移(時間特性)を比較することも可能となる(図16(C)参照)。図16(C)では、図16(A)の代表点と評価点におけるスループット(通信速度)(縦軸:単位Mbps)の時間方向の推移が、時系列のグラフ(代表点:実線、評価点:破線)で表示されている。
また、評価点において、通常帰属する無線品質がよいセル(例えば、RSRPが一番高いセル)以外のセルに接続した場合の通信速度も把握することができるようになる。評価点において、無線品質を代表点での測定に合わせて測定することを不要としており、評価地点における無線品質情報の送信に起因するネットワークへの負荷や、測定における設備や人的コストの削減を可能としている。
<第3の例示的な実施の形態>
本発明の第3の例示的な実施の形態は、予め取得した評価点における無線負荷に依存しない無線品質情報と、代表点において測定した無線品質の測定結果を基に、評価点における通信速度を推定する。
図17は、本発明の第3実施の形態における無線ネットワーク評価システムを模式的に示す図である。本実施の形態のシステムは、図11に示した前記第2の例示的な実施の形態における代表点測定機10―a及び10―bをそれぞれ、代表点測定機12−a及び12−bに置き換え、図11の評価装置31を、評価装置32に置き換えたものである。その他の構成要素については、同一であるため説明は適宜省略する。なお、代表点測定機12−a及び12−bは同一構成とされ、区別しないで参照する場合、代表点測定機12で参照される。
図18は、第3の例示的な実施の形態における代表点測定機12の具体的な構成を例示する図である。図18を参照すると、代表点測定機12は、図2に示した前記第1の例示的な実施の形態の代表点測定機10から、通信速度測定機能1032を削除して構成される。代表点測定機12は、図3を参照して説明した前記第1の例示的な実施の形態の評価点測定機20と同一の構成とされる。
図19は、本実施の形態における評価装置32の具体的な構成を例示する図である。図19を参照すると、評価装置32のデータベース323は、図12に示した前記第2の例示的な実施の形態の評価装置31のデータベース313の代表点情報3131の代わりに、代表点情報3231を備えている。また、図19を参照すると、推定部324は、図12の推定部314の同時接続人数推定部3041の代わりに、無線負荷推定結果に基づき、同時接続人数を推定する同時接続人数推定部3141を備えている。図19において、その他の構成については、図12の評価装置31と同様であるため、説明を省略する。
代表点情報3231は、ネットワーク40を介して各セル501−a及び501−bに設置された代表点測定機12−a及び12−bから各々送信された、
・代表点の位置情報(例えば、代表点の緯度経度)、
・評価対象のセル(帰属セル)番号(例えば、LTEにおいてセル501(a及びb)の物理識別番号PCI)、
・セル番号毎に関連付けされた無線品質(例えば、RSRQ、SINR等)の測定時刻、及びその測定結果を含む。なお、代表点情報3231は上記項目及び組み合わせにのみ制限されるものでないことは勿論である。
同時接続人数推定部3141は、無線負荷推定部3143によって算出された、評価対象となる基地局50−a/50−bの無線負荷に対して、予め対応付けられた同時接続人数を基に、評価対象の基地局50−a/50−bの同時接続人数を算出する。無線負荷に対して予め対応付けられた同時接続人数とは、例えば、システムレベルシミュレーションや、実際の運用情報から、同時接続人数と無線負荷との相関に基づき算出された近似式を用いて算出される。具体的には、事前に同時接続人数と無線負荷の相関を、システムレベルシミュレーション又は実測によって取得し、同時接続人数推定部3141は、次式(7)の近似式(PRBの関数F(例えば多項式))の係数(α, β, γ)を求めることによって、近似式を作成する。
Figure 2015126406
・・・(7)
例えば、近似式(7)を2次の多項式とした場合、次式(8)となる。同時接続人数推定部3141は、式(8)について、例えば最小二乗法によって係数(α, β, γ)を算出することで、EANを求める。

Figure 2015126406
・・・(8)
次に、本実施の形態の動作について説明する。図20のフローチャートを参照して、本実施の形態の代表点測定機12の動作について説明する。
代表点測定機12は、無線品質を測定する(ステップS120)。測定結果の数と閾値を比較する(ステップS121)。
閾値よりも測定結果が数(処理数)が多い場合(ステップS121でYesの場合)、測定結果(例えば、SINR、測定時刻、評価対象セルのPCIなど)を評価装置30に送信し(ステップS122)、最初のステップ(S120)に戻る。
測定結果の数(処理数)が閾値以下の場合(ステップS121でNoの場合)、最初のステップ(S120)に戻る。
本実施の形態において、
・評価装置32におけるデータベース323への情報の書き込み処理や、
・推定部314における通信速度推定の処理、
・入出力部305の処理
については、前記第2の例示的な実施の形態のそれぞれの動作と共通であるため、説明を省略する。
また、前記第2の実施形態では、図14のステップS713の同時接続人数推定処理において、代表点情報3131における通信速度と無線品質の測定結果から同時接続人数を算出しているのに対して、本実施の形態において、同時接続人数推定部3141での推定処理は、図14のステップS712で算出された無線負荷に基づき同時接続人数を算出する点が相違している。ただし、本実施の形態における同時接続人数推定処の全体の処理ステップは、図14を参照して説明した前記第2の例示的な実施の形態と共通であるため、動作の説明は省略する。
本実施の形態の作用効果について説明する。本実施の形態では、代表点測定機にて取得した情報を基に無線負荷を推定し、その推定された無線負荷を用いて同時接続人数を推定することで、前記第1又は第2の例示的な実施の形態における通信速度測定に起因するネットワークへの負荷を削減することが可能となる。
<変形例>
以下、前記第1、第2、第3の実施の形態の変形例について説明する。
前記第1、第2、第3の実施の形態では、代表点測定機10又は評価点測定機20で取得した情報を、評価対象の基地局50を介して評価装置30へ送信しているが、かかる構成に制限されるものでないことは勿論である。例えば、他の無線装置(例えば無線LAN(Local Area Network))を備え、他の無線装置のネットワークを介して送信してもよい。あるいは、代表点測定機10又は評価点測定機20で取得した情報を測定機10又は20内に設置した可搬の記憶媒体に保存し、評価装置30のデータベースへは、記憶媒体の読み取り装置を経由して入力してもよい。
前記第1、第2、第3の実施の形態では、データベースや推定部を評価装置30内に備えた構成例を説明したが、かかる構成に制限されるものでないことは勿論である。例えば、評価装置30の外部機能としてネットワーク上にそれぞれ配置されてもよい。
前記第1、第2、第3の実施の形態では、推定部を評価装置内に備えた構成例を説明したが、かかる構成に制限されるものでないことは勿論である。例えば、推定部の一部機能を代表点測定機10や評価点測定機20に備える構成としてもよい。
前記第1、第2、第3の実施の形態において、評価装置30において、データベース(303、313、323)を構成の一つとする例を説明したが、かかる構成に制限されるものでないことは勿論である。例えば、評価装置30のメモリ上に格納して処理させてもよい。また、データベースの代わりに、ファイル形式のデータにて格納してもよい。
前記第1、第2、第3の実施の形態では、結果の表示をパターンによる段彩化を行っているが、かかる構成に制限されるものでなく、例えば、色相によって段彩化を行ってもよい。
前記第2、第3の実施の形態では、全てのセル(501−a及び501−b)に代表点測定機(10−a及び10−b、12−a及び12−b)を設置し、その測定結果を基に、各セルの無線負荷を推定する構成例を説明したが、かかる構成に制限されるものでないことは勿論である。
変形例として、例えば、代表点測定機が設置されていないセルの無線負荷を、周辺のセルに設置された代表点測定機によって測定した値を用いてもよい。具体的には、代表点測定機が、帰属セルだけではなく、代表点測定機が設置されていないセルのSRINR及びRSRQを取得し、上式(5)を用いて、無線負荷を算出してもよい。また、代表点測定機が設置されていないセルの無線負荷に、周囲の代表点測定機10が設置されたセルにおける無線負荷の平均を用いてもよい。あるいは、周辺セルのRSRPが規定値以下である(特に制限されないが、帰属セルのRSRPに対して、例えば20dB以上低い)場合に、当該セルの無線負荷を適当な値で代用してもよい。
上記変形例によれば、評価点において考慮する全てのセルに対して代表点測定機を設置する必要がなくなり、一部のセルにのみ代表点測定機を設置し、設置する代表点測定機を減らすことができる。
前記2、第3の実施の形態では、LTEにおける無線負荷の推定において、RSRQとSINRを使用しているが、かかる構成に制限されるものでなく、例えば、RSRPとRSSI、SINRを用いた次式(9)を用いて無線負荷Load(t)を推定してもよい。

Figure 2015126406
・・・(9)
ここで、RBはリソースブロック数であり、例えば帯域が10MHzの場合には50となる。
前記第2、第3の実施の形態では、LTEにおける無線負荷の推定において、RSRQとSINRを使用しているが、かかる構成に制限されるものでなく、代表点測定機10で評価対象サービスセル(d)のRSRPとRSRQ及び周辺セルのRSRPを取得し、例えば次式(10)を用いて無線負荷Loadを算出してもよい。

Figure 2015126406

・・・(10)
前記第2、第3の実施の形態では、無線負荷推定において、LTEを例に説明したが、かかる構成に制限されるものでなく、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access;WCDMAは株式会社NTTドコモの登録商標)であってもよい。その場合、無線負荷に依存しない無線品質指標として、RSCP(Received Signal Code Power:受信信号コード電力、希望波受信電力)を用い、無線負荷に依存する無線品質指標として、RSSI又はEc/No(帯域内の電力密度で割ったチップあたりの受信エネルギー)を用い、例えば次式(11)に従って、無線負荷Load(t)を算出するようにしてもよい。

Figure 2015126406

・・・(11)
ここで、SFは拡散率(Spread Factor)である。
本発明によれば、セルラネットワークの品質評価を行うシステムに適用可能である。
なお、上記の特許文献、非特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施の形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ乃至選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
10、10−a、10−b、12、12−a、12−b 代表点測定機
20 評価点測定機
30、31、32 評価装置
40 ネットワーク
50、50−a、50−b 基地局
101、201 アンテナ
102、202 無線通信部
103、203 測定部
203 測定部
301 受信部
302 検索部
303、313、323 データべース
304、314、324 推定部
305 入出力部
501、501−a、501−b セル
1031、2031 無線品質測定部
1032 通信速度測定部
3031、3131、3231 代表点情報
3032、3132 評価点情報
3033 推定結果情報
3041、3141 同時接続人数推定部
3042 通信速度推定部
3051 入力部
3052 表示部
3143 無線負荷推定部
3144 信号対干渉雑音比推定部

Claims (10)

  1. 地点における信号対干渉雑音比から算出されるスループットと、同時接続人数と、を用いて、前記地点における端末の通信速度を推定する通信速度推定手段と、
    前記地点をカバー範囲とするセル内で測定されたネットワーク品質に基づき、前記同時接続人数を推定する同時接続人数推定手段と、
    を備えた、ことを特徴する無線ネットワーク評価装置。
  2. 前記セル内で測定されたネットワーク品質が、
    前記地点をカバー範囲とするセル内で測定された、通信速度及び信号対干渉雑音比を含み、
    前記同時接続人数推定手段は、
    信号対干渉雑音比とスループットとの対応関係に基づき、前記セル内で測定された前記信号対干渉雑音比に対応するスループットを導出し、導出された前記スループットと、前記セル内で測定された前記通信速度とに基づき、前記同時接続人数を推定する、ことを特徴する請求項1記載の無線ネットワーク評価装置。
  3. 前記ネットワーク品質は、
    前記地点をカバー範囲とするセル内で測定された信号対干渉雑音比と、
    前記セル内で測定された基準信号の無線品質に基づき算出される無線負荷と、
    を含み、
    前記セル内で測定された前記基準信号の無線品質に基づき前記無線負荷を推定する無線負荷推定手段をさらに備え、
    前記同時接続人数推定手段は、
    無線負荷と同時接続人数との対応関係にしたがって、前記無線負荷推定手段で推定された前記無線負荷に対応する前記同時接続人数を推定し、
    前記通信速度推定手段は、
    推定された前記同時接続人数と、前記地点における信号対干渉雑音比と、に基づき、前記地点における前記通信速度を推定する、ことを特徴する請求項1記載の無線ネットワーク評価装置。
  4. 前記地点における信号対干渉雑音比は、前記地点に設置された測定機によって計測された信号対干渉雑音比である、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線ネットワーク評価装置。
  5. 前記地点をカバー範囲とするセル内で測定された信号対干渉雑音比と、前記地点において予め測定された基準信号の無線品質と、を基に、無線負荷を推定する無線負荷推定手段と、
    前記地点において予め測定された基準信号の受信電力と、前記無線負荷推定手段で算出された前記無線負荷と、を基に、前記地点における信号対干渉雑音比を推定する信号対干渉雑音比推定手段と、
    をさらに備えた、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線ネットワーク評価装置。
  6. 前記地点をカバー範囲とするセル内で測定された信号対干渉雑音比と、前記地点において測定された基準信号の無線品質と、を基に、無線負荷を推定する無線負荷推定手段と、
    基地局と前記地点間の位置関係にしたがって算出された伝搬損失の推定結果を基に、推定された基準信号の受信電力と、前記無線負荷推定手段で算出された前記無線負荷と、を基に、前記地点における信号対干渉雑音比を推定する信号対干渉雑音比推定手段と、
    をさらに備えた、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線ネットワーク評価装置。
  7. 前記通信速度の推定対象となる前記地点を入力する入力手段と、
    前記推定された前記通信速度を、前記セルの地図上に、どの程度の大きさか判別自在な形態で表示する表示手段と、の少なくとも一方を備えた、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の無線ネットワーク評価装置。
  8. 前記地点をカバー範囲とするセル内でネットワーク品質を測定する測定端末と、
    前記セルを管轄する基地局と、
    前記基地局に接続される、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の無線ネットワーク評価装置と、を備えたことを特徴とする無線ネットワーク評価システム。
  9. 地点をカバー範囲とするセル内で測定されたネットワーク品質に基づき、同時接続人数を推定し、
    前記地点における信号対干渉雑音比から算出されるスループットと、前記同時接続人と、を用いて、前記地点における端末の通信速度を推定する、ことを特徴する無線ネットワーク評価方法。
  10. 地点をカバー範囲とするセル内で測定されたネットワーク品質に基づき、同時接続人数を推定する同時接続人数推定処理と、
    前記地点における信号対干渉雑音比から算出されるスループットと、前記同時接続人数と、を用いて、前記地点における端末の通信速度を推定する通信速度推定処理と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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