JP2015122343A - 不揮発性半導体記憶装置の製造方法および不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電荷トラップ層の電気的特性を向上できるようにした不揮発性半導体記憶装置の製造方法および不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板に接するようにトンネル絶縁膜を形成する工程と、前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層を形成する工程と、前記電荷トラップ層に接するように制御電極を形成する工程と、前記制御電極を異方性エッチングし当該制御電極の側壁を露出させる工程と、前記制御電極の露出側壁面に付着するように堆積物を堆積させる工程と、前記堆積物をマスクとして前記電荷トラップ層を異方性エッチングすることで、前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向に張り出して側壁を露出させるように前記電荷トラップ層を形成する工程と、を備える
【選択図】図1
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板に接するようにトンネル絶縁膜を形成する工程と、前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層を形成する工程と、前記電荷トラップ層に接するように制御電極を形成する工程と、前記制御電極を異方性エッチングし当該制御電極の側壁を露出させる工程と、前記制御電極の露出側壁面に付着するように堆積物を堆積させる工程と、前記堆積物をマスクとして前記電荷トラップ層を異方性エッチングすることで、前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向に張り出して側壁を露出させるように前記電荷トラップ層を形成する工程と、を備える
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、不揮発性半導体記憶装置の製造方法および不揮発性半導体記憶装置に関する。
不揮発性半導体記憶装置は様々な機器に搭載されている。不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルを備える。近年、半導体素子の微細化、半導体記憶装置の高集積化の進展に伴い、これらの記憶素子を構成する各種トランジスタのゲートは、半導体基板上にトンネル絶縁膜を介して、電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を含む電荷トラップ層、制御電極を積層したセル構造が検討されている。しかし、電荷トラップ層は、酸化処理に曝されると、電気的特性が悪化することが懸念されている。
電荷トラップ層の電気的特性の悪化を抑制できるようにした不揮発性半導体記憶装置の製造方法および不揮発性半導体記憶装置を提供する。
実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板に接するようにトンネル絶縁膜を形成する工程と、前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層を形成する工程と、前記電荷トラップ層に接するように制御電極を形成する工程と、前記制御電極を異方性エッチングし当該制御電極の側壁を露出させる工程と、前記制御電極の露出側壁面に付着するように堆積物を堆積させる工程と、前記堆積物をマスクとして前記電荷トラップ層を異方性エッチングすることで、前記制御電極のゲート長方向の下端側壁から当該ゲート長方向の側方に張り出して側壁を露出させるように前記電荷トラップ層を形成する工程と、を備える。
実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板と、前記半導体基板に接するように形成されたトンネル絶縁膜と、前記トンネル絶縁膜上に形成され電荷をトラップするトラップ層及び電荷の通過をブロックするブロック層が積層された電荷トラップ層と、前記電荷トラップ層に接するように形成された制御電極と、を備えたトランジスタを具備し、前記トランジスタの電荷トラップ層は、その側壁が前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に張り出して形成されている。
以下、不揮発性半導体記憶装置の製造方法および不揮発性半導体記憶装置の幾つかの実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、以下に参照する図面内の記載において、同一または類似の部分には同一又は類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは必ずしも一致するわけではない。また、上下左右の方向についても、後述する半導体基板における回路形成面側を上とした場合の相対的な方向を示し、必ずしも重力加速度方向を基準としたものとは一致しない。また、説明の都合上、実施形態の説明における上下左右や高低、溝の深浅などの方向は、後述する半導体基板の裏面側を基準とした相対的な位置関係である。
(第1実施形態)
図1〜図7は第1実施形態を示す。この第1実施形態では、1つのセルトランジスタ記憶素子(トランジスタ相当)に着目し、当該トランジスタの特徴を原理的に説明する。図1に示すように、このトランジスタ1は、トンネル絶縁膜2と、ポリシリコン膜3と、電荷トラップ層4と、制御電極5と、キャップ膜6とを、例えば半導体基板(例えばp型のシリコン基板)7上に積層して構成されている。またトランジスタ1は、これらの積層構造の両脇の半導体基板7の表層に拡散層8を設けて構成されている。
図1〜図7は第1実施形態を示す。この第1実施形態では、1つのセルトランジスタ記憶素子(トランジスタ相当)に着目し、当該トランジスタの特徴を原理的に説明する。図1に示すように、このトランジスタ1は、トンネル絶縁膜2と、ポリシリコン膜3と、電荷トラップ層4と、制御電極5と、キャップ膜6とを、例えば半導体基板(例えばp型のシリコン基板)7上に積層して構成されている。またトランジスタ1は、これらの積層構造の両脇の半導体基板7の表層に拡散層8を設けて構成されている。
トンネル絶縁膜2は、半導体基板7の上面上に接して形成される。また、ポリシリコン膜3は、トンネル絶縁膜2の上面上に接して形成されている。このポリシリコン膜3は、n型(例えばリン)又は/及びp型(例えばボロン)の不純物がドープされたシリコンが多結晶化して構成されている。
電荷トラップ層4は、ポリシリコン膜3の上面上に接して形成されている。電荷トラップ層4は、例えばシリコン窒化物(SiN)によるIFD膜、ハフニウム添加シリコン酸化膜(HfSiOx)、シリコン酸化(SiO2)膜、ハフニウム添加シリコン酸化膜(HfSiOx)の積層構造により形成され、所謂高誘電率膜(High−K膜)を含む積層膜により構成される。なお、この積層構造は、この積層構造例に限られるものではなく、例えば他材料の高誘電率膜(High−K膜)を介在して構成しても良いし、上記のうち何れか少なくとも一層を当該酸化膜に入れ替えて構成しても良い。
この電荷トラップ層4は、実質的に電荷をトラップするトラップ層4aと、このトラップ層4aの上面上に接触して形成された電荷の通過をブロックするブロック層4bと、を備えた構成として機能的に置き換えることができる。このため、図面には、これらのトラップ層4aとブロック層4bとを分離して示している。
制御電極5は、この電荷トラップ層4の上面上に接して形成されている。この制御電極5は、例えば窒化タングステン(WN)などのバリアメタル、及び、例えばタングステン(W)による金属膜との積層構造などにより形成されている。キャップ膜6は制御電極5の上面上に接触して形成されている。このキャップ膜6は、例えばシリコン酸化膜により形成されている。
制御電極5のY方向(ゲート長方向)の両側壁5aは、下から上に向けて幅が狭くなる順テーパ面に形成されている。そして、電荷トラップ層4は、制御電極5の側壁5aの下端5aaから当該ゲート長のY方向の側方に張り出して形成され、電荷トラップ層4は、その側壁がほぼ垂直に形成されている。制御電極5の断面の側壁長(側壁面積)は電荷トラップ層4の断面の張出長(上面の張出面積)より長くなっている。これらの積層構造2〜5のゲート長方向の両脇に形成された拡散層8はソース/ドレインを構成する。
この場合、制御電極5と半導体基板7との間に電界が印加され、電荷が当該電荷トラップ層4中に達すると、電荷トラップ層4は電子(電荷)をチャージトラップし、例えば電子が制御電極5側に通過する事象を極力ブロックする。したがって、電荷トラップ層4はトラップ層4aを含むと共に、電子の通過をブロックするブロック層4bを含む層となる。
このような構造によれば、電荷トラップ層4は、制御電極5の側壁5aの下端5aaよりもゲート長側方に張り出して形成されているため、制御電極5と電荷トラップ層4との側壁面が面一に形成されている構造に比較して、電荷トラップ層4の容積を増すことができ、たとえ酸化処理に長時間曝されるようなプロセスが採用されたとしても電荷トラップ層4に対する酸化処理の悪影響を極力抑制でき、電気的特性を保持できる。
以下、図2(A)〜図7(B)を参照しながら前述した構造の製造方法の一例を説明する。本実施形態の説明では特徴部分を中心に説明するが、一般的な工程であれば各工程間に他の工程を追加しても良いし、各工程は実用的に可能であれば必要に応じて入れ替えても良い。
まず、半導体基板7として例えば単結晶のp型シリコン基板を用意する。この半導体基板7上に、図2(A)〜図2(C)に示すように、トンネル絶縁膜2、不純物が導入されたシリコン膜3、電荷トラップ層4を互いに接するように順次形成する。また、図3(A)に示すように、電荷トラップ層4の上面上に接するように制御電極5を形成する。
トンネル絶縁膜2は、半導体基板7の表面を熱酸化することで形成できる。また、ポリシリコン膜3、電荷トラップ層4、制御電極5、及び、キャップ膜6は、前述した材料を用いる場合にはそれぞれCVD(Chemical Vapor Deposition)法等を用いて形成できる。シリコン膜3は後に多結晶化されポリシリコン膜として形成される。
図3(B)に示すように、キャップ膜6上にレジストRを塗布し、リソグラフィ法を用いてレジストRをパターニングする。ここで、所謂側壁転写法などのパターン形成方法を用いてより微細化したマスクパターンを形成することもできる。そして、このレジストRのマスクパターンをマスクとしてRIE(Reactive Ion Etching、反応性イオンエッチング)法により異方性条件のドライエッチング処理を施す。これによりキャップ膜6をパターニングできる。
レジストを除去し、図4(A)に示すように、キャップ膜6をマスクとしてRIE法により制御電極5をエッチング処理する。このエッチング処理は、当該制御電極5の側壁5aが順テーパ面となるように処理条件を調整して行うことができる。
その後、RIE装置のチャンバー(図示せず)内に堆積物9の生成用反応ガスを導入し、制御電極5の側壁5aに沿うと共に電荷トラップ層4の一部上面上に堆積物9を堆積させる。このときの堆積条件は、三塩化ボロンBCl3=100[sccm]に、メタンCH4=30[sccm]だけ添加した混合ガスを用いて行うことができる。
このときの他の条件は、圧力7[mTorr]、RFパワー1000[W]、RFバイアスパワー100[W]としている。また、RFバイアスパワーは、パルス印加されるが、このときのパルス周波数を200 [Hz]とし、パルス周期T[s]のうちバイアスパワーが印加される時間T_on[s]の割合(デューティサイクル=T_on/T×100[%])を30[%]とすることができる。堆積物9の厚さを厚くするときにはこのデューティサイクルを低くすると良く、堆積物9の厚さを薄くするときにはデューティサイクルを高くすると良い。
図5中の「S1」は制御電極5の側壁5aの下端5aa(パターン際)からの距離を横軸とし、堆積物9の厚さを縦軸として堆積物9の厚さの一例を示している。図5中の「S1」に示すように、堆積物9は、制御電極5の側壁5aの下端5aa(パターン際)が最も厚く、際から側方(X)に離れるにしたがい薄くなる。
比較例として、一般的なガス条件を用いた場合の堆積物9aの厚さを図5中の「S2」に示している。図5中の「S2」は、塩化シリコン(SiCl4)と酸素(O2)ガスを用いた場合を示している。図5中の「S2」に示したように、制御電極5の側壁5aの下端5aaの近隣部分には堆積物9aがほとんど形成されることはない。図6に堆積物9aの堆積結果を模式的に示す。
本実施形態では、図4(B)に示すように、電荷トラップ層4の上面よりも制御電極5の側壁5aに付着しやすい条件を用いて堆積物9を堆積させている。すると、制御電極5の側壁5aに対する堆積物9の付着部分を電荷トラップ層4に対する堆積物9の付着部分よりも広くすることができる。このとき、例えば制御電極5の側壁5aの全面を覆いつつ当該制御電極5の側壁5aの下端5aaから側方に離間するに従い堆積物9を薄く残留させることができる。
そして、図7(A)に示すように、堆積物9を堆積させたまま、電荷トラップ層4をターゲットとしてRIEによる異方性エッチング処理を施す。この工程における電荷トラップ層4のエッチング条件は、例えば三塩化ボロン(BCl3)=100[sccm]に、アルゴン(Ar)=100[sccm]を添加した混合ガスを用い、RFパワー1000[W]、RFバイアスパワー100[W]とすることができる。
すると、堆積物9が厚く付着している部分(すなわち側壁5aの下端5aa近辺:パターン際)では、堆積物9がマスクとなり電荷トラップ層4のエッチングが進行しないのに対し、制御電極5のパターンから離れている部分では堆積物9が薄いため、堆積物9がエッチング処理された後に電荷トラップ層4のエッチング処理が進行する。すると、堆積物9は薄い部分のみ異方性エッチング処理が進行することになり、堆積物9が厚い部分の電荷トラップ層4を残留させることができる。
なお、この図7(A)では、説明を理解し易くするため、堆積物9の記載を残してあるが、異方性エッチング処理が施されると、この堆積物9はほぼ除去されることになる。したがって、図7(B)に示すように、制御電極5の側壁5aの下端5aaから側方に所定距離まで電荷トラップ層4を残留させることができる。
そして、図1に示すように、シリコン膜3をRIE法により異方性エッチング処理する。シリコン膜3の異方性エッチング処理はHBrガスを用いて行うことができる。このとき、例えば酸化膜に対してシリコンのエッチング選択比を高くする条件を用いることで、トンネル絶縁膜2をストッパとしてシリコン膜3を異方性エッチング処理でき、当該トンネル絶縁膜2の上面又は中間位置にて異方性エッチング処理をストップさせることができる。
これにより、堆積物9を用いることで制御電極5のゲート長方向のボトム寸法よりも電荷トラップ層4のY方向のトップ寸法を長く形成できる。電荷トラップ層4が制御電極5の側壁から側方に張り出す距離、電荷トラップ層4の側端部の段差形状などは、堆積物9の堆積時間(デューティ比)、各種ガス流量、などによって調整できる。その後、セルフアラインにより不純物をイオン注入し熱処理することで拡散層8を形成する。
電荷トラップ層4の側壁が制御電極CGの側壁と面一に形成されているときには、その後に酸化条件下に曝されると、電荷トラップ層4の側壁が劣化し、トランジスタ1の諸特性が劣化する虞がある。しかし、本実施形態では、電荷トラップ層4が制御電極5の側壁より側方に張り出して形成されている。このため、たとえ後に不純物の活性化処理などの熱処理プロセスを設けることで当該電荷トラップ層4が酸化条件下に曝されたとしても、酸化処理によって劣化する部分は張出部分である。したがって、電荷トラップ層4の特にゲート長方向中央付近は酸化処理の悪影響を受けない。これにより、トランジスタ1の特性劣化を防止できる。
本実施形態の製造方法によれば、制御電極5の側壁5aの少なくとも一部または全部を堆積物9によりマスクした後、電荷トラップ層4をエッチング処理しているため、制御電極5の側壁下端5aaから側方に離間した部分の電荷トラップ層4を選択的に異方性エッチング処理できる。これにより、後に熱処理プロセスなどを設けても酸化処理の悪影響を電荷トラップ層4の側端部分のみの最小限にとどめることができ、電荷トラップ層4の特にゲート長方向中央付近において酸化処理の悪影響を抑制できる。これにより、トランジスタ1の特性劣化を防止できる。
(第2実施形態)
図8〜図15は第2実施形態を示す。この第2実施形態では、NAND型フラッシュメモリ装置に適用した形態を示す。
図8は、NAND型フラッシュメモリ装置の電気的構成を概略的に示すブロック図の一例である。図8に示すように、NAND型フラッシュメモリ装置11は、多数のメモリセルをマトリクス状に配設したメモリセルアレイArを有する。
図8〜図15は第2実施形態を示す。この第2実施形態では、NAND型フラッシュメモリ装置に適用した形態を示す。
図8は、NAND型フラッシュメモリ装置の電気的構成を概略的に示すブロック図の一例である。図8に示すように、NAND型フラッシュメモリ装置11は、多数のメモリセルをマトリクス状に配設したメモリセルアレイArを有する。
メモリセル領域M内のメモリセルアレイArには、セルユニットUCが複数配設されている。セルユニットUCには、ビット線BL側に1又は複数の選択トランジスタSTDが、ソース線SL側に1又は複数の選択トランジスタSTSが設けられる。
これら選択トランジスタSTD−STS間にはm個(m=2k、例えばm=64)のセルトランジスタMTが直列接続されている。なお、選択トランジスタSTD又はSTSとセルトランジスタMTとの間には、それぞれダミートランジスタが設けられる場合もある。
X方向に配列された複数のセルユニットUCは1ブロックを構成し、これらの1ブロックの複数のセルユニットUCがY方向(ゲート長方向に相当)に配列されることによってメモリセルアレイArを構成する。尚、説明を簡略化するため、図8には2つのブロックを示している。
ワード線WLは、X方向に配列された複数のセルユニットUCのセルトランジスタMTの制御電極CG(ゲートMG:図10A参照)を連結する。選択ゲート線SGLSは、X方向に配列された複数のセルユニットUCの選択トランジスタSTSの制御電極CG(選択ゲートSGS)を連結する。選択ゲート線SGLDは、X方向に配列された複数のセルユニットUCの選択トランジスタSTDの制御電極CG(選択ゲートSGD)を連結する。
ビット線BLは、Y方向に配列された複数のセルユニットUCの選択トランジスタSTDの脇の拡散層にビット線コンタクトCBを介して電気的に接続されている。ソース線SLは、X方向に配列された複数のセルユニットUCの選択トランジスタSTSの脇の拡散層にソース線コンタクトCSを介して電気的に接続されている。
図9は、メモリセル領域内の一部ブロックのレイアウトパターンを模式的に示す平面図の一例である。半導体基板12は例えばシリコン基板を用いて構成され、図9中のY方向に沿って、STI(Shallow Trench Isolation)構造の素子分離領域Sbが構成されている。各セルユニットUCの素子領域Saは、素子分離領域Sbにより図9中のX方向に互いに分離されている。これにより、素子領域SaがそれぞれY方向に延伸すると共に互いにX方向に分離して構成されている。
これらの素子領域Saは、互いにX方向に等幅およびX方向に等間隔で形成されている。ビット線コンタクトCBは、各セルユニットUCの素子領域Saに接触するように形成されている。また、ソース線コンタクトCSは、各セルユニットUCの素子領域Saに接触するように形成されている。
図8及び図9に示すように、ビット線BLはそれぞれY方向に延伸しX方向に離間して構成されている。これらのビット線BLは、互いにX方向に等幅およびX方向に等間隔で形成されている。他方、ソース線SLは、複数のセルユニットUCのソース線コンタクトCS上に渡りX方向に沿って形成されている。
以下、本実施形態における選択トランジスタとセルトランジスタの一例の断面構造を説明する。図10Aは、図9のワード線方向(X方向:チャネル幅方向)の10A−10A線に沿って模式的に示す断面図の一例である。図10Bは、図9のビット線方向(Y方向:チャネル長方向)の10B−10B線に沿って模式的に示す断面図の一例である。
図10Aにおいて、半導体基板12には例えばP型の単結晶シリコン基板を用いている。半導体基板12の上部には素子分離溝13が形成されている。この素子分離溝13は、X方向に離間してY方向に沿って複数形成されている。これらの素子分離溝13は、素子領域SaをX方向に分離している。この素子分離溝13内には素子分離膜14が埋込まれ、これによりSTI構造の素子分離領域Sbが構成されている。
素子分離領域Sbにより分離された素子領域Sa上には、トンネル絶縁膜15が形成されている。このトンネル絶縁膜15上にはゲートMGが形成されている。このゲートMGは、ポリシリコン膜16と、電荷トラップ層17と、制御電極CGと、を備え、この制御電極CGの上面上に接するようにキャップ膜18が形成される。キャップ膜18の上面上にはハードマスク19が形成されている。
これらのトンネル絶縁膜15、ポリシリコン膜16、電荷トラップ層17、制御電極CG、及び、キャップ膜18の各構成は、それぞれ、前述実施形態のトンネル絶縁膜2、電荷トラップ層4、制御電極5、及び、キャップ膜6に対応する構成である。すなわち、電荷トラップ層17は、トラップ層17a及びブロック層17bに分けることができる。
ポリシリコン膜16がトンネル絶縁膜15の上面上に接触して形成され、電荷トラップ層17のトラップ層17aがポリシリコン膜16の上面上に接触して形成されている。また、ブロック層17bはトラップ層17aの上面上及び側壁に沿うと共に素子分離膜14の上面上をX方向に渡って構成されている。
図10Bに示すように、このセルトランジスタMTのゲートMGはY方向に並設されている。また、これらのゲートMGの一方の脇に離間して、選択トランジスタSTDの選択ゲートSGDが配置されている。また、前記のゲートMGの他方の脇に離間して選択トランジスタSTSの選択ゲートSGSが配置されている。
各ゲートMG間、およびゲートMG−SGD間、MG−SGS間は、電極分離用の溝(符号なし)により互いに電気的に分離されている。この溝内には、互いのゲートMG間の干渉を極力抑制するため空隙が設けられる。また、この溝内には、例えばTEOS(tetraethyl orthosilicate)を用いたシリコン酸化膜を含む層間絶縁膜21(図10B参照)が形成される場合もある。
これらのゲートMG、SGD、SGS上には保護膜20を介して層間絶縁膜21が形成されている。選択ゲートSGD、SGSの各積層構造は、セルトランジスタMTのゲートMGとほぼ同様の積層構造である。保護膜20は、選択ゲートSGD、SGSの側壁およびゲートMGの側壁に沿って形成され各ゲートSGD、SGS、MGの側壁を保護する。
層間絶縁膜21上には、シリコン酸化膜22及びシリコン窒化膜23が順に積層されており、このシリコン窒化膜23上に層間絶縁膜24が積層されている。層間絶縁膜24は例えばシリコン酸化膜により形成される。
各ゲートMG−MG間、SGD−MG間、SGS−MG間の半導体基板12の表層には拡散層12aが形成されている。この拡散層12aは、リン(P)又は/及び砒素(As)などのN型不純物、及びボロン(B)などのP型不純物がイオン注入された後、アニール処理により活性化され構成された不純物導入層である。
図10Bに示すように、ビット線コンタクトCBは、選択ゲートSGD−SGD間に配置され、ソース線コンタクトCSは、選択ゲートSGS−SGS間に配置されている。
ビット線コンタクトCBは、選択ゲートSGD−SGD間に埋め込まれた層間絶縁膜24、シリコン窒化膜23及びシリコン酸化膜22を貫通して半導体基板12の上面上に接触して構成されている。層間絶縁膜24上にはビット線BLが構成されている。
ビット線コンタクトCBは、選択ゲートSGD−SGD間に埋め込まれた層間絶縁膜24、シリコン窒化膜23及びシリコン酸化膜22を貫通して半導体基板12の上面上に接触して構成されている。層間絶縁膜24上にはビット線BLが構成されている。
このビット線BLは、ビット線コンタクトCBの上面上に接触して構成されている。また、ソース線コンタクトCSは、選択ゲートSGS−SGS間に埋め込まれた層間絶縁膜24、シリコン窒化膜23及びシリコン酸化膜22を貫通して半導体基板の上面上に接触して構成されている。
選択ゲートSGDの制御電極CGは、そのビット線コンタクトCB側の側壁が傾斜面に形成され、選択ゲートSGSの制御電極CGは、そのソース線コンタクトCS側の側壁が傾斜面に形成されている。
選択ゲートSGD−SGDの側壁下端間の間隔D1、選択ゲートSGS−SGSの側壁下端間の間隔D2は、セルトランジスタMTのゲートMGの幅より広く形成されている。また、ゲートMG間の間隔D3は、各ゲートMGの幅D4より狭く形成されている。また、選択ゲートSGDとゲートMGとの間隔D5は、ゲートMGの幅D4よりも広く、さらにゲートSGD−MG間の間隔D3よりも広く形成されている。
また、隣接するブロックの選択ゲートSGD−SGD間の間隔D1は、ゲートSGD−MG間の間隔D5より広く形成されている。また、隣接するブロックの選択ゲートSGD−SGD間の間隔D1は、概ね選択ゲートSGDの幅D6とほぼ同一に形成されている。
また、隣接するブロックの選択ゲートSGD−SGD間において、シリコン膜16および電荷トラップ層17は、そのトップが制御電極CGのボトムの側端からY方向に張り出している。この張出幅をW1とする。
他方、ゲートSGD−MG間において、シリコン膜16および電荷トラップ層17は、そのトップが制御電極CGのボトムの側端からY方向に張り出している。この張出幅をW2とする。すると、張出幅W1と張出幅W2の関係はW1>W2となっている。
また、ゲートMG−MG間においては、シリコン膜16および電荷トラップ層17が制御電極CGのボトムの側端からY方向に張り出していてもいなくても良い。仮に張り出しているときに、この張出幅をW3とすると、ゲートMG−MG間の間隔D3が、ゲートSGD−MG間の間隔D5に比較して狭いときには、張出幅W3は張出幅W2よりも小さい。なお、本実施形態では、図10Bに示すように、シリコン膜16および電荷トラップ層17がゲートMG−MG間では張り出していない例を示している。
以下、本実施形態に係る製造方法の一例を説明する。なお、下記では本実施形態の特徴部分を中心に説明するが、下記に示す各工程間に実用的に必要な工程又は一般的な工程であれば追加しても良いし、各工程は実用的に可能であれば入れ替えて行っても良い。
図11に示す断面構造に至る製造工程については概略的に示す。まず、例えばP型の単結晶シリコン基板を半導体基板12として用意する。この後、半導体基板12の表面にトンネル絶縁膜15として例えばシリコン酸化膜を熱酸化法により形成する。
トンネル絶縁膜15は、セルトランジスタMTのゲート絶縁膜として形成される。トンネル絶縁膜15の上面上に接触するようにシリコン膜16を例えばCVD法を用いて形成する。このシリコン膜16は成膜当初はアモルファス状態で形成されるが、後の熱処理でポリシリコン化される。
シリコン膜16の上面上に電荷トラップ層17の下層部分(例えばトラップ層17a)をCVD法により形成する。そして、この下層部分上にレジスト(図示せず)を塗布して当該レジストをリソグラフィ法によりパターニングすることでマスクパターンを形成し、このマスクパターンをマスクとしてトラップ層17a、シリコン膜16、トンネル絶縁膜15、半導体基板7の上部に素子分離溝13を形成し、ラインアンドスペースパターンを形成する。
素子分離溝13内にCVD法又は塗布法などを用いて素子分離膜14を埋込み、当該素子分離膜14の上部を平坦化処理、エッチバック処理などを行うことでトラップ層17aの一部又は全部の上面を露出させる。そして、電荷トラップ層17の下層部分(例えばトラップ層17a)の上面及び上側面及び素子分離膜14の上面に沿って電荷トラップ層17の上層部分(例えばブロック層17b)をLP−CVD法などを用いて形成する。
その後、電荷トラップ層17の上面上にバリアメタルを介してタングステン(W)などの低抵抗化金属層を積層することで制御電極CGを形成する。さらに、CVD法によりキャップ膜18、ハードマスク19を順に積層する。
図11にこのときの図9の10B−10B線に沿うY方向断面を示す。この時点のY方向断面は、半導体基板12上にトンネル絶縁膜15、シリコン膜16、電荷トラップ層17、制御電極CG、キャップ膜18及びハードマスク19が順に積層された状態となっている。
図12に示すように、ハードマスク19の上面上にレジスト(図示せず)をパターニングし、当該レジストパターンをマスクとしてハードマスク19、キャップ膜18をRIE法により異方性エッチング処理し、レジストを除去した後、さらに制御電極CGをRIE法により異方性エッチング処理する。このとき電荷トラップ層17の上面上でエッチング処理を一旦ストップする。このとき、選択ゲートSGD、SGSの制御電極CGの側壁CGaを傾斜面となるように処理される。
そして、ゲートSGD、SGS、MGの各制御電極CGの側壁CGaに沿って第1実施形態にて説明した堆積物9を堆積すると共に、制御電極CGの側壁CGaの下端脇を一部覆うように当該堆積物9を堆積させる。このとき、この堆積物9は、制御電極CGの脇の電荷トラップ層17の上面の一部に堆積するものの、各ゲートSGD−MG間、MG−MG間、MG−SGS間の中央付近には堆積しない。ここで、特に、ゲート間の間隔が特に狭い領域(例えば、ゲートMG−MG間)には反応ガスが入り込みにくくなるため、図13に示すように、堆積物9は堆積し難くなる。
したがって、堆積物9は、選択ゲートSGD−SGD間の制御電極CGの側壁CGaに張出して付着しやすくなるものの、ゲートMG−MG間の制御電極CGの側壁CGaには付着しにくくなる。図13では、ゲートMG−MG間の制御電極CGの側壁CGaには便宜上、堆積物9は記載していないが、わずかながら付着する場合もある。
このとき、隣り合う選択ゲートSGD−SGD間はその制御電極CGの下側端間の間隔D1が、選択ゲートSGD−MG間の制御電極CGの下側端間の間隔D5に比較して広い。このため、電荷トラップ層17の上面の制御電極CGの下側端から側方の付着幅は、選択ゲートSGD−SGD間では第1幅W11であるのに対し、ゲートSGD−MG間では第2幅W12(<W11)となる。
続いて、RIE法により電荷トラップ層17およびシリコン膜16を順次異方性エッチングする。このとき、堆積物9がマスクとなるため、堆積物9によって覆われた部分の電荷トラップ層17についてはエッチング処理が進まないものの、堆積物9により覆われていない部分について電荷トラップ層17のエッチング処理が先に進む。
この電荷トラップ層17をエッチング処理すると、堆積物9も同時にエッチング処理され除去される。そして、この堆積物9の除去後、表面に露出した電荷トラップ層17がエッチング処理に曝されることになる。トンネル絶縁膜15の上面上まで電荷トラップ層17の異方性エッチング処理を行うと、図14に示すように、電荷トラップ層17は制御電極CGの側壁CGaの下端からY方向側方に離間した部分まで残留し、各ゲートSGD−SGD間、SGD−MG間、MG−MG間、SGS−MG間、SGS−SGS間の中央部分にて分断される。その後、エッチング条件を変更してシリコン膜16をエッチング処理するが、堆積物9はこれらのエッチング処理によりほぼ全て除去される。
図13に示す製造段階において、ゲートSGD−SGD間における堆積物9の付着幅W11が、ゲートSGD−MG間における堆積物9の付着幅W12に比較して広い。このため、電荷トラップ層17およびシリコン膜16が異方性エッチング処理されると、当該電荷トラップ層17およびシリコン膜16は、ゲートSGD−SGD間で張り出す張出幅W1がゲートSGD−MG間で張り出す張出幅W2に比較して大きくなる。
続いて、各ゲートMG−MG間、SGD−MG間、SGS−MG間、及び、ビット線コンタクトCBの形成予定領域下、ソース線コンタクトCSの形成予定領域下、に、n型不純物(例えばリン(P)、砒素(As))、p型不純物(例えばボロン(B))を選択的にイオン注入し、それぞれの領域の不純物プロファイルが所望のプロファイルとなるようにする。
このとき、特にゲートMG−MG間、SGD−SGD間、MG−SGD間に対し、イオン注入エネルギー、基板表面に対する傾きなどを変更し各種の不純物を打ち分ける。このとき、特に電界の集中しやすい選択ゲートSGD,SGSの側壁下端部下の領域に向けて半導体基板12と同一導電型の不純物(例えばp型不純物)を斜め注入する。これは、半導体基板12の深さ方向及びY方向に濃度勾配をつけて不純物をイオン注入するためである。
この場合、このイオン注入プロセスの前段階において、電荷トラップ層17及びシリコン膜16が制御電極CGの側壁CGaより側方に張り出して形成されている。このため、半導体基板12内に濃度勾配をつけて不純物をイオン注入するときには、この電荷トラップ層17及びシリコン膜16の張出部25の段差(図14参照)を利用して濃度勾配を適切に調整できるようになり、所望の不純物プロファイルに保つことができるようになる。
その後、図10Bに示すように、選択ゲートSGD,SGS及びゲートMGの側壁を保護するための保護膜20を例えばシリコン酸化膜により形成し、各ゲートSGD−MG間,SGS−MG間,MG−MG間に空隙を設けるように、プラズマCVD法により層間絶縁膜21を堆積する。これにより、各ゲートSGD−MG間,SGS−MG間,MG−MG間に空隙を設けることができる。
層間絶縁膜21の上にライナー膜としてシリコン酸化膜22、シリコン窒化膜23を順次形成した後、再度層間絶縁膜24をCVD法により堆積し、これらの絶縁膜22〜24にコンタクトホールを形成し、コンタクトホール内にビット線コンタクトCB、ソース線コンタクトCSを形成する。その後、ソース線SL、ビット線BLなど上層配線を形成する。
本実施形態の製造方法によれば、たとえ近年の素子の微細化の影響により、ゲートの幅方向高さ方向に各要素(例えばシリコン膜16、電荷トラップ層17)の幅や厚みが縮小化されフラットセル化されたとしても、シリコン膜16及び電荷トラップ層17が制御電極CGのボトムの側壁CGaより側方に張り出して形成されているため、当該シリコン膜16及び電荷トラップ層17の容積を増すことができる。したがって、特に酸化処理などの過酷な条件下に曝され、たとえシリコン膜16及び電荷トラップ層17の側端が部分的に劣化したとしても、中央部分は劣化することなく残留するため、素子の劣化を抑制できる。
電荷トラップ層17及びポリシリコン膜16を異方性エッチング処理する前に、堆積物9を制御電極CGの側壁CGaに沿って堆積させているため、電荷トラップ層17及びシリコン膜16を制御電極CGの側壁CGaから側方に張り出して形成できる。これにより、この電荷トラップ層17及びシリコン膜16の張出部25の段差を利用して、不純物の濃度勾配を適切に調整することができるようになり、半導体基板12中の不純物プロファイルを所望のプロファイルに保つことができる。
(その他)
以上のように述べた各実施形態又は変形例の構成の上位概念、中位概念、下位概念、または、各実施形態又は変形例の構成の一部又は全部を組み合わせることで構成可能な概念の一例は、特許請求の範囲欄に挙げた表現の他にも、例えば以下の態様のように表現できる。
[態様1]
半導体基板に接するようにトンネル絶縁膜を形成する工程と、
前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層を形成する工程と、
前記電荷トラップ層に接するように制御電極を形成する工程と、
前記制御電極を異方性エッチングし当該制御電極の側壁を露出させる工程と、
前記電荷トラップ層への付着面積よりも広く前記制御電極の露出側壁面に付着するように堆積物を堆積させる工程と、
前記堆積物をマスクとして前記電荷トラップ層を異方性エッチングすることで、前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に張り出して側壁を露出させるように前記電荷トラップ層を形成する工程と、を備える。
[態様2]
半導体基板に接するようにトンネル絶縁膜を形成する工程と、
前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層を形成する工程と、
前記電荷トラップ層に接するように制御電極を形成する工程と、
前記制御電極を異方性エッチングし当該制御電極の側壁を露出させる工程と、
前記制御電極の露出側壁面に付着するように堆積物を堆積させる工程と、
前記堆積物をマスクとして前記電荷トラップ層を異方性エッチングすることで、前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に張り出して側壁を露出させるように前記電荷トラップ層を形成する工程と、
前記電荷トラップ層の側壁下端下の領域に向けて半導体基板と同一導電型の不純物を斜め注入する工程と、を備える。
[態様3]
半導体基板と、
前記半導体基板に接するように形成されたトンネル絶縁膜と、
前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層と、
前記電荷トラップ層に接するように形成された制御電極と、を備えたトランジスタを具備し、
前記トランジスタの電荷トラップ層は、その側壁が前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に張り出して形成され、
前記制御電極はその側壁面が下側から上側に向けてゲート長方向の幅が狭くなる順テーパ面に形成されている。
[態様4]
半導体基板と、
前記半導体基板に接するように形成されたトンネル絶縁膜と、
前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層と、
前記電荷トラップ層に接するように形成された制御電極と、を備えた選択トランジスタを具備し、
前記選択トランジスタの電荷トラップ層は、その側壁が前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に張り出して形成されている。
[態様5]
半導体基板と、
前記半導体基板に接するように形成されたトンネル絶縁膜と、
前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層を形成する工程と、
前記電荷トラップ層に接するように形成された制御電極と、を備えたセルトランジスタを具備し、
前記セルトランジスタの電荷トラップ層は、その側壁が前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に張り出して形成されている。
[態様6]
半導体基板と、
前記半導体基板に接するように形成されたトンネル絶縁膜と、
前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層と、
前記電荷トラップ層に接するように形成された制御電極と、をそれぞれ備えた第1〜第3トランジスタであり、互いに隣接する前記制御電極間がそれぞれ第1間隔となる第1及び第2トランジスタ、及び、前記第2トランジスタと互いに隣接する前記制御電極間がそれぞれ第1間隔より狭い第2間隔となる第3トランジスタとを備え、
前記第2トランジスタの電荷トラップ層は、その第1トランジスタ側の側壁が前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に第1距離だけ張り出して形成されると共に、その第3トランジスタ側の側壁が前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に前記第1幅より短い第2幅だけ張り出して形成されている。
以上のように述べた各実施形態又は変形例の構成の上位概念、中位概念、下位概念、または、各実施形態又は変形例の構成の一部又は全部を組み合わせることで構成可能な概念の一例は、特許請求の範囲欄に挙げた表現の他にも、例えば以下の態様のように表現できる。
[態様1]
半導体基板に接するようにトンネル絶縁膜を形成する工程と、
前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層を形成する工程と、
前記電荷トラップ層に接するように制御電極を形成する工程と、
前記制御電極を異方性エッチングし当該制御電極の側壁を露出させる工程と、
前記電荷トラップ層への付着面積よりも広く前記制御電極の露出側壁面に付着するように堆積物を堆積させる工程と、
前記堆積物をマスクとして前記電荷トラップ層を異方性エッチングすることで、前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に張り出して側壁を露出させるように前記電荷トラップ層を形成する工程と、を備える。
[態様2]
半導体基板に接するようにトンネル絶縁膜を形成する工程と、
前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層を形成する工程と、
前記電荷トラップ層に接するように制御電極を形成する工程と、
前記制御電極を異方性エッチングし当該制御電極の側壁を露出させる工程と、
前記制御電極の露出側壁面に付着するように堆積物を堆積させる工程と、
前記堆積物をマスクとして前記電荷トラップ層を異方性エッチングすることで、前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に張り出して側壁を露出させるように前記電荷トラップ層を形成する工程と、
前記電荷トラップ層の側壁下端下の領域に向けて半導体基板と同一導電型の不純物を斜め注入する工程と、を備える。
[態様3]
半導体基板と、
前記半導体基板に接するように形成されたトンネル絶縁膜と、
前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層と、
前記電荷トラップ層に接するように形成された制御電極と、を備えたトランジスタを具備し、
前記トランジスタの電荷トラップ層は、その側壁が前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に張り出して形成され、
前記制御電極はその側壁面が下側から上側に向けてゲート長方向の幅が狭くなる順テーパ面に形成されている。
[態様4]
半導体基板と、
前記半導体基板に接するように形成されたトンネル絶縁膜と、
前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層と、
前記電荷トラップ層に接するように形成された制御電極と、を備えた選択トランジスタを具備し、
前記選択トランジスタの電荷トラップ層は、その側壁が前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に張り出して形成されている。
[態様5]
半導体基板と、
前記半導体基板に接するように形成されたトンネル絶縁膜と、
前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層を形成する工程と、
前記電荷トラップ層に接するように形成された制御電極と、を備えたセルトランジスタを具備し、
前記セルトランジスタの電荷トラップ層は、その側壁が前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に張り出して形成されている。
[態様6]
半導体基板と、
前記半導体基板に接するように形成されたトンネル絶縁膜と、
前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層と、
前記電荷トラップ層に接するように形成された制御電極と、をそれぞれ備えた第1〜第3トランジスタであり、互いに隣接する前記制御電極間がそれぞれ第1間隔となる第1及び第2トランジスタ、及び、前記第2トランジスタと互いに隣接する前記制御電極間がそれぞれ第1間隔より狭い第2間隔となる第3トランジスタとを備え、
前記第2トランジスタの電荷トラップ層は、その第1トランジスタ側の側壁が前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に第1距離だけ張り出して形成されると共に、その第3トランジスタ側の側壁が前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に前記第1幅より短い第2幅だけ張り出して形成されている。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、各実施形態に示した構成、各種条件に限定されることはなく、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は不揮発性半導体記憶装置、11はNAND型のフラッシュメモリ装置(不揮発性半導体記憶装置)、7、12は半導体基板、2、15はトンネル絶縁膜、4、17は電荷トラップ層、4a、17aはトラップ層、4b、17bはブロック層、5、CGは制御電極、9は堆積物を示す。
Claims (6)
- 半導体基板に接するようにトンネル絶縁膜を形成する工程と、
前記トンネル絶縁膜上に電荷をトラップするトラップ層および電荷の通過をブロックするブロック層を備える電荷トラップ層を形成する工程と、
前記電荷トラップ層に接するように制御電極を形成する工程と、
前記制御電極を異方性エッチングし当該制御電極の側壁を露出させる工程と、
前記制御電極の露出側壁面に付着するように堆積物を堆積させる工程と、
前記堆積物をマスクとして前記電荷トラップ層を異方性エッチングすることで、前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向に張り出して側壁を露出させるように前記電荷トラップ層を形成する工程と、を備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。 - 前記堆積物を堆積させる工程では、少なくとも三塩化ボロン(BCl3)及びメタン(CH4)の混合ガスを用いてボロン(B)含有堆積物を堆積させることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
- 前記堆積物を堆積させる工程では、RFバイアスパワーのデューティサイクルを10〜100%の範囲の何れかに設定しパルス的に印加してエッチング処理することを特徴とする請求項1または2記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
- 前記堆積物を堆積させる工程と、前記堆積物をマスクとして前記電荷トラップ層を異方性エッチングする工程とを同一チャンバー内で実施することを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
- 半導体基板と、
前記半導体基板に接するように形成されたトンネル絶縁膜と、
前記トンネル絶縁膜上に形成され電荷をトラップするトラップ層及び電荷の通過をブロックするブロック層が積層された電荷トラップ層と、
前記電荷トラップ層に接するように形成された制御電極と、を備えたトランジスタを具備し、
前記トランジスタの電荷トラップ層は、その側壁が前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向の側方に張り出して形成されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 半導体基板と、
ゲート長方向に第1幅を備えた複数の選択トランジスタと、
前記選択トランジスタのゲート長方向に離間して配置され前記ゲート長方向に前記第1幅よりも短い第2幅を有するセルトランジスタと、を具備するNANDセルユニットを備え、
前記複数の選択トランジスタおよび前記セルトランジスタは、それぞれ、
前記半導体基板に接するように形成されたトンネル絶縁膜と、
前記トンネル絶縁膜に接するように形成され電荷をトラップするトラップ層及び電荷の通過をブロックするブロック層が積層された電荷トラップ層と、
前記電荷トラップ層に接するように形成された制御電極と、を備え、
前記複数の選択トランジスタおよび前記セルトランジスタの電荷トラップ層は、それぞれ、その側壁が前記制御電極のゲート長方向の側壁下端から当該ゲート長方向に張り出して形成されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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