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JP2015116335A - 経皮薬剤投与システム及び経皮薬剤投与システムの製造方法 - Google Patents

経皮薬剤投与システム及び経皮薬剤投与システムの製造方法 Download PDF

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幹雄 湯浅
Mikio Yuasa
幹雄 湯浅
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Asahi Kasei Chemicals Corp
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Abstract

【課題】生産性の高いマイクロニードルによる経皮薬剤投与システムを提供する。
【解決手段】開口11A、11B、11C・・・から底12A、12B、12C・・・に向かって断面積が小さくなる部分を少なくとも有する複数の凹部10A、10B、10C・・・が設けられた型1を用意することと、複数の凹部10A、10B、10C・・・に固形薬剤を充填し、底部21A、21B、21C・・・から先端22A、22B、22C・・・に向かって断面積が小さくなる部分を少なくとも有する、皮膚に刺すための複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・を得ることと、接着剤を介して、複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・に基材4を接着することと、を含む、マイクロニードルによる経皮薬剤投与システムの製造方法。
【選択図】図2

Description

本発明は医薬品に関し、より具体的には経皮薬剤投与システム及び経皮薬剤投与システムの製造方法に関する。
経口投与では肝初回通過効果により薬効を発揮できない薬剤は、経皮投与されることが好ましい。ここで、皮膚の最外層である角質層においては、物理的・化学的刺激に対して非常に安定な細胞膜で覆われた表皮角化細胞(ケラチノサイト)の周りを、セラミドやコレステロールなどからなる角質細胞間脂質が満たしている。この角質層の構造により、体外からの異物の侵入を防いだり、体内の水分の蒸発や体液の漏出を防いだりする皮膚のバリア機能が発揮される。そのため、薬剤を皮膚表面に塗布しても、分子量が概ね500以上の水溶性薬物は、経皮吸収がほとんど期待できない。したがって、薬剤を経皮投与する際には、通常、注射針によって皮膚を穿ち、角質層よりも内部に薬剤を注入する。しかし、注射針は神経に到達するため、患者は痛みに耐えなければならない。
これに対し、薬剤を、高さ数十μmないし数mmのマイクロニードルの形状に成形して得られたマイクロニードル製剤を皮膚に刺すことにより、薬剤を経皮投与することが提案されている(例えば、特許文献1ないし4参照。)。マイクロニードル製剤は、角質層を貫通するものの、神経には到達しない程度の長さにすることができる。そのため、マイクロニードル製剤は、皮膚のバリア機能によって吸収が妨げられることがなく、また、患者はほとんど痛みを感じることがないという利点を有する。なお、一本のマイクロニードル製剤が含有できる有効成分の量はわずかであるため、複数のマイクロニードル製剤を基材の上にアレイ状に配置し、当該基材を患者の皮膚に貼ることが行われている。
特開2013−27742号公報 特開2010−69253号公報 特開2012−254952号公報 特表2002−542183号公報
しかし、従来のマイクロニードル製剤は乾燥工程が必要で生産性が低い事が問題である。そこで、本発明は、生産性の高い経皮薬剤投与システムを提供することを目的の一つとする。
本発明の態様によれば、(a)開口から底に向かって断面積が小さくなる部分を少なくとも有する複数の凹部が設けられた型を用意することと、(b)複数の凹部に固形薬剤を充填し、底部から先端に向かって断面積が小さくなる部分を少なくとも有する、皮膚に刺すための複数の成形薬剤を得ることと、(c)複数の成形薬剤に基材を組み合わせることと、を含む、(d)経皮薬剤投与システムの製造方法が提供される。
また、本発明の態様によれば、(a)開口から底に向かって断面積が小さくなる部分を少なくとも有する複数の凹部が設けられた型と、(b)複数の凹部にそれぞれ充填された、底部から先端に向かって断面積が小さくなる部分を少なくとも有する、皮膚に刺すための複数の成形薬剤と、(c)複数の成形薬剤に組み合わされた基材と、を備え、(d)複数の成形薬剤が、型から脱離可能である、(e)経皮薬剤投与システムが提供される。
本発明によれば、生産性の高い経皮薬剤投与システムを提供可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの模式的断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの模式的断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの製造方法を示す模式的断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの製造方法を示す模式的断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの製造方法を示す模式的断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの製造方法を示す模式的断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの製造方法を示す模式的断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの製造方法を示す模式的断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの使用方法を示す模式的断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの使用方法を示す模式的断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの模式的断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの模式的断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの使用方法を示す模式的断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの使用方法を示す模式的断面図である。 本発明のその他の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの模式的断面図である。 本発明のその他の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの模式的側面図である。 本発明のその他の実施の形態に係る図16に示した成形薬剤の上面図である。
以下に本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号で表している。但し、図面は模式的なものである。したがって、具体的な寸法等は以下の説明を照らし合わせて判断するべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムは、図1及び図2に示すように、開口11A、11B、11C・・・から底12A、12B、12C・・・に向かって断面積が小さくなる部分を少なくとも有する複数の凹部10A、10B、10C・・・が設けられた型1と、複数の凹部10A、10B、10C・・・にそれぞれ充填された、底部21A、21B、21C・・・から先端22A、22B、22C・・・に向かって断面積が小さくなる部分を少なくとも有する、皮膚に刺すための複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・と、複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・に組み合わされた基材4と、を備える。複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・と、基材4と、は、例えば接着剤3A、3B、3C・・・を介して接着され、マイクロニードルアレイを構成する。型1は成形薬剤2A、2B、2C・・・を有するマイクロニードルアレイの保管・流通時の保護容器としても機能し、成形薬剤2A、2B、2C・・・は、型1から脱離可能である。
型1は、後述するように、複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・を成形するために用いられる。型1は、例えば、成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれの高さに少なくとも10μm以上の長さを加えた厚みを有する。型1は、例えば、PMMA等のアクリル系樹脂PET等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリ乳酸系樹脂、ポリサルフォン系樹脂等の高分子化合物、及び/又はこれらの共重合高分子化合物からなる。型1は、複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・を成形する際の圧力に耐えられるよう、例えば10MPa以上の圧縮強度、例えば500MPa以上、あるいは1GPa以上の圧縮弾性率、及び例えば85以上のロックウェル硬度を有する。
型1と成形薬剤との離型が悪い場合は型1の表面の少なくとも一部には、離型処理が付与されていてもよい。例えば、離型処理方法して、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)やフッ素等が、型1の表面にコーティングされる。これにより、成形薬剤2A、2B、2C・・・を、型1から容易に脱離することが可能となる。
成形薬剤2A、2B、2C・・・の有効成分は特に限定されないが、例えば、点滴静注を含む静脈内注射、皮下注射、皮内注射、及び筋肉内注射等により患者に投与される医薬品、あるいは経皮吸収で全身作用を期待する医薬品の有効成分と同様である。成形薬剤2A、2B、2C・・・の有効成分としては、例えば、ホルモン、ホルモンアゴニスト、ホルモンアンタゴニスト、インスリン、及びインターフェロン等が使用可能である。あるいは、成形薬剤2A、2B、2C・・・の有効成分としては、例えば、インフルエンザワクチン、破傷風ワクチン、ジフテリアワクチン、及び風疹ウィルスワクチン等のワクチンが使用可能である。またあるいは、成形薬剤2A、2B、2C・・・の有効成分としては、抗体等のタンパク質が使用可能である。さらには、ヒアルロン酸、およびコラーゲン等の美容品、養毛剤、及び育毛剤等の有効成分も使用可能である。
また、有効成分がホルモン等の継続投与が望ましい物質である場合、成形薬剤2A、2B、2C・・・は、有効成分の放出が遅い徐放剤であってもよい。
複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれは、角質層を貫通する形状を有する。複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれの形状は、例えば略柱状、あるいは略円錐状や略角錐状の略錐状、あるいは略円錐台や略角錐台の略錐台状である。複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれの先端22A、22B、22C・・・は、必ずしも尖っている必要はなく、例えば30μm以下、あるいは20μm以下の直径を有する円形状または多角形状であってもよい。例えば、複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれの形状は、先端が最も細く、底部が最も太いと、皮膚への穿孔が容易になり、痛みが発生しにくくなる。
複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれの体積は、患者に投与すべき有効成分の必要量に応じて決定される。複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれが略円錐状である場合、底部21A、21B、21C・・・のそれぞれの直径は、例えば、50ないし1000μmである。
複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれの高さは、有効成分を投与すべき部位等に応じて決定される。例えば、真皮層の毛細血管に有効成分を吸収させる場合には、複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれの高さは3mm以下である。また、例えば、表皮基底層に存在する痛点を圧迫せずに有効成分を投与したい場合には、先端22A、22B、22C・・・の到達位置が表皮層になるよう、複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれの高さは300μm以下、あるいは100μm以下にされる。ただし、角質層を通過するために、複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれの高さは、例えば、10μmあるいは30μm以上の高さを有する。
皮膚の表皮を構成するケラチノサイトは、異物の侵入を感知してサイトカインやケモカインなどの炎症メディエーターを産生することで自然免疫の誘導に関わる。またケラチノサイトの細胞間隙には、ランゲルハンス細胞と呼ばれる抗原提示細胞が存在している。さらに真皮には真皮樹状細胞が常在しており、異物を認識ないしは捕食したランゲルハンス細胞や真皮樹状細胞は所属リンパ節へと遊走し、T細胞、B細胞を抗原特異的に活性化することで、異物に対する免疫応答を誘導する。したがって、例えば成形薬剤2A、2B、2C・・・の有効成分がワクチン抗原である場合、複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれの高さをランゲルハンス細胞や真皮樹状細胞に送達することができる100μm以上、あるいは300μm以上、3mm以下の高さにすることにより、高いワクチン効果の誘導が期待できる。
複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれは、皮膚への穿孔が容易になるよう、例えば、5MPa以上、あるいは10MPa以上の圧縮弾性率を有する。また100MPa以上の圧縮強度を持つことが好ましい。
成形薬剤2A、2B、2C・・・は、有効成分のみからなっていてもよいし、賦型剤や結合剤を含有してもよい。賦型剤や結合剤等を含有することにより、複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれの形状の保持が容易となり、また皮膚への穿孔性を高めることが可能となる。賦型剤としては、例えば、生体適合性を有し、有効成分を阻害しないブドウ糖、果糖、ショ糖、麦芽糖、デンプン、グリコーゲンやセルロース等の糖、ポリビニルアルコール、及びゼラチン等が使用可能である。また、生体内での分解や溶解の遅い、例えばポリ乳酸等の結合剤を含有することにより、成形薬剤2A、2B、2C・・・に徐放性を付与することが可能となる。
基材4は、例えば、厚みが5μm以上のパッチやシートである。基材4の材料としては、以下の例に限定されないが、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、シクロオレフィンポリマー、ポリエチレンテレフタレート、アクリル樹脂、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリエチレンナフタレート等の熱可塑性樹脂、またはこれらの共重合物等の高分子化合物が使用可能である。基材4の材料に高分子化合物を用いることにより、基材4に可撓性、弾性、耐引き裂き性、耐水性、及び耐摩耗性等を付与することが可能であり、複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれを確実に角質層の下に押し込むことが可能となる。
あるいは、基材4の材料としては、以下の例に限定されないが、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリ乳酸・ポリグリコール酸共重合樹脂、ステレオコンプレックスポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、超高分子量ポリエチレン、ポリエーテルエーテルケトン、環状ポリオレフィン、及び環状ポリオレフィンコポリマー等の生体適合性材料が使用可能である。基材4の材料に生体適合性の高分子化合物を用いることにより、基材4に可撓性、及び弾性等を付与することが可能であり、また患者の皮膚への適合性を付与することが可能である。
基材4と、成形薬剤2A、2B、2C・・・と、を接着する接着剤3A、3B、3C・・・は、例えば、体温あるいは体液で溶解し、あるいは接着力が低下し、生分解性を有する。接着剤3A、3B、3C・・・の材料としては、以下の例に限定されないが、たとえばブドウ糖、果糖、ショ糖、麦芽糖、マルトース、トレハロース、ソルビトール、マントニール、アルギニン、やラクトース等の糖、ゼラチン、コラーゲン、ヒアルロン酸、及びポリビニルアルコール等が使用可能である。
基材4の面積は、例えば0.01ないし100cm2、あるいは0.1ないし10cm2である。基材4に接着される成形薬剤2A、2B、2C・・・の個数は、例えば10ないし5万本、あるいは100ないし1万本、またあるいは500ないし5000本である。
次に、第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの製造方法について説明する。まず、図3に示すように、型1を用意する。その後、図4に示すように、原薬(有効成分)と結合材等を混合して造粒された顆粒状の乾燥した固形薬剤25を、有効成分が変質しない、例えば50℃以下の温度で、型1の凹部10A、10B、10C・・・に充填する。なお、原薬(有効成分)のみを型1の凹部10A、10B、10C・・・に充填してもよい。さらに、図5に示すように、型1の表面上の固形薬剤25をヘラ51等でかき取ってもよい。
その後、図6に示すように、ローラー6等で固形薬剤25を複数の凹部10A、10B、10C・・・内部に圧入し、型1の複数の凹部10A、10B、10C・・・内部に、複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・を成形する。圧入により凹部10A、10B、10C・・・内の成形薬剤2A、2B、2C・・・の底部21A、21B、21C・・・に窪みが形成される。ここで、液体ではなく固形薬剤25が凹部10A、10B、10C・・・に充填されるため、乾燥工程は不要である。なお、凹型内で圧力をかけて成形する装置はローラー6に限定されず、例えば型1の底部21A、21B、23C、・・・と、ほぼ同じ断面形状を持つ柱状圧子を用いて加圧し、固形薬剤25を凹部10A、10B、10C・・・に形成してもよい。
次に、図7に示すように、型1表面に接着剤35を塗布する。接着剤35は、凹部10A、10B、10C・・・内の成形薬剤2A、2B、2C・・・の底部21A、21B、21C・・・の窪みに入り込む。その後、図8に示すように、型1の表面上の接着剤35をヘラ52等でかき取ってもよい。その場合、成形薬剤2A、2B、2C・・・の底部21A、21B、21C・・・の窪みにのみ接着剤3A、3B、3C・・・が残る。次に、図1に示すように、型1の表面上に基材4を配置し、成形薬剤2A、2B、2C・・・を型1に充填したまま、接着剤3A、3B、3C・・・を介して、基材4と、成形薬剤2A、2B、2C・・・と、を接着させる。接着剤3A、3B、3C・・・の体積は、成形薬剤2A、2B、2C・・・の体積と比較して僅かであり、自然乾燥する。
以上説明した、第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの製造方法によれば、固形薬剤25が複数の固体からなる場合、図4ないし図6に示したように、型1に凹部10A、10B、10C・・・内部に固形薬剤25を充填するときに、凹部10A、10B、10C・・・内部の空気は、固体同士の間の隙間から型1の外部に押し出される。そのため、凹部10A、10B、10C・・・の奥深くまで、固形薬剤25を充填することが可能である。
また、従来のマイクロニードル製剤は、型に有効成分含有溶液を流し込んで製造されており、型に流し込まれた溶液の乾燥が必要である。これに対し、第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの製造方法によれば、型1の凹部10A、10B、10C・・・内部に固形薬剤25を充填して成形薬剤2A、2B、2C・・・を成形している。そのため、成形薬剤2A、2B、2C・・・の乾燥工程が不要である。したがって、第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムは高速かつ効率的に製造可能であり、結果としてコストの低減も可能となる。さらに、成形薬剤2A、2B、2C・・・が、有効成分としてタンパク質等の耐熱性のない物質を含んでいても、乾燥のための加熱により有効成分が失活することがない。
次に、第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの使用方法について説明する。まず、図1に示すように、型1に成形薬剤2A、2B、2C・・・を挿入したまま、製薬工場から病院、薬局、あるいは患者の自宅等に経皮薬剤投与システムを輸送する。型1は成形薬剤2A、2B、2C・・・の保管・流通時の保護容器として機能するため、経皮薬剤投与システムの流通は容易である。患者を治療する前に、図2に示すように、成形薬剤2A、2B、2C・・・と基材4の組み合わさったマイクロニードルアレイを型1から引き剥がす。
その後、図9に示すように、マイクロニードルアレイを、患者の皮膚100に押しつけ、成形薬剤2A、2B、2C・・・を皮膚100に刺す。この際、基材4を指で押しつけても良いが、アプリケータ等で均一な圧力を基材4に加える方がより好ましい。また、基材4の表面を覆うようにテープを貼って、皮膚100にマイクロニードルアレイを固定してもよい。所定の期間経過後、接着剤3A、3B、3C・・・が溶解し、あるいは接着強度が低下して、成形薬剤と基材が分離する。また図10に示すように、成形薬剤2A、2B、2C・・・を皮膚100内部に残して、基材4のみを皮膚100表面から除去してもよい。
第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの使用方法において、製薬工場から病院、薬局、あるいは患者の自宅等に経皮薬剤投与システムを輸送する際、成形薬剤2A、2B、2C・・・を成形する際に使用した型1を、そのまま成形薬剤2A、2B、2C・・・の保護容器として使用可能である。そのため、成形薬剤2A、2B、2C・・・が細菌等によって汚染されることを防止することが可能である。また、第1の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムによれば、成形薬剤2A、2B、2C・・・の形状、本数に依存するものの、例えば1ないし5mgの有効成分を皮下投与することが可能である。さらに、基材4のみを皮膚100表面から除去した後も、成形薬剤2A、2B、2C・・・が皮膚内部に留まるため、基材4を皮膚表面に貼り続けることによる患者の不快感を低減することが可能である。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムは、図11及び図12に示すように、基材4に複数のピラー40A、40B、40C・・・が設けられており、複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・の底部21A、21B、21C・・・と、複数のピラー40A、40B、40C・・・の先端41A、41B、41C・・・と、がそれぞれ接着剤3A、3B、3C・・・を介して接着されている。複数のピラー40A、40B、40C・・・のそれぞれの形状は、例えば略柱状、あるいは先端41A、41B、41C・・・が概ね平面である略円錐台状や略角錐台状の略錐台状である。
複数のピラー40A、40B、40C・・・のそれぞれの高さは、有効成分を投与すべき部位等に応じて決定される。例えば、真皮中に成形薬剤を到達させ、真皮中の毛細血管に有効成分をより早く吸収させる場合には、ピラー40A、40B、40C・・・の高さと、成形薬剤2A、2B、2C・・・の高さの合計は3mm以下である。また、例えば、表皮基底層に存在する痛点を圧迫せずに有効成分を投与したい場合には、先端22A、22B、22C・・・の到達位置が表皮中の有棘層あるいは顆粒層になるよう、ピラー40A、40B、40C・・・の高さと成形薬剤2A、2B、2C・・・の高さの合計は300μm以下、あるいは200μm以下にされる。ただし、角質層を通過するために、ピラー40A、40B、40C・・・の高さと成形薬剤2A、2B、2C・・・の高さの合計は、例えば、10μm以上、あるいは20μm以上である。
ピラー40A、40B、40C・・・の材料は、基材4の材料と同様である。例えば、ピラー40A、40B、40C・・・と基材4は一体的に成形されており、高分子化合物からなる。あるいは、ピラー40A、40B、40C・・・と基材4の両方が生体適合性材料からなる。ただし、ピラー40A、40B、40C・・・の材料と、基材4の材料と、が同一である必要はない。例えば、ピラー40A、40B、40C・・・が生体適合性材料からなり、基材4が生体適合性を持たない高分子化合物からなっていてもよい。
次に、第2の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの製造方法について説明する。まず、第1の実施の形態の図3ないし図8に示したように、型1の凹部10A、10B、10C・・・内に成形薬剤2A、2B、2C・・・を充填し、接着剤3A、3B、3C・・・を塗布する。次に、図11に示すように、型1の表面上にピラー40A、40B、40C・・・が設けられた基材4を配置し、成形薬剤2A、2B、2C・・・を型1に充填したまま、接着剤3A、3B、3C・・・を介して、基材4に設けられたピラー40A、40B、40C・・・の先端41A、41B、41C・・・と、成形薬剤2A、2B、2C・・・の底部21A、21B、21C・・・と、を接着させ、第2の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムを得る。
第2の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの製造方法も、第1の実施の形態と同様に、成形薬剤2A、2B、2C・・・の乾燥工程が不要である等の利点を有する。
次に、第2の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムの使用方法について説明する。まず、図11に示すように、型1に成形薬剤2A、2B、2C・・・を挿入したまま、製薬工場から病院、薬局、あるいは患者の自宅等に経皮薬剤投与システムを輸送する。患者を治療する前に、図12に示すように、成形薬剤2A、2B、2C・・・と基材4の組み合わせを型1から引き剥がす。
その後、図13に示すように、成形薬剤2A、2B、2C・・・とピラー40A、40B、40C・・・が設けられた基材4の組み合わせを、患者の皮膚100に押しつけ、ピラー40A、40B、40C・・・と共に成形薬剤2A、2B、2C・・・を皮膚100に刺す。所定の期間経過後、接着剤3A、3B、3C・・・が溶解し、図14に示すように、成形薬剤2A、2B、2C・・・を皮膚100内部に残して、ピラー40A、40B、40C・・・が設けられた基材4のみを皮膚100表面から除去してもよい。
第2の実施の形態に係る経皮薬剤投与システムにおいては、ピラー40A、40B、40C・・・の長さを角質層の厚さよりも長くすることにより、成形薬剤2A、2B、2C・・・全体を角質層の下に注入できる。そのため、投与部位における有効成分の量を正確に管理することが可能となる。したがって、投与量を厳密に管理する必要がある有効成分の投与が可能となる。また、ピラー40A、40B、40C・・・の材料に折れにくい材料を用いることにより、皮膚の奥に確実に成形薬剤2A、2B、2C・・・を注入することが可能となり、また、皮膚への挿入深さを正確に管理することが可能となる。
(その他の実施の形態)
上記のように本発明を実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす記述及び図面はこの発明を限定するものであると理解するべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかになるはずである。例えば、図15に示すように、複数の成形薬剤2A、2B、2C・・・のそれぞれの先端は、半球状であってもよい。あるいは、図16及び図17に示すように、角質層に穿ち易くし、まるいはまた表皮内で溶解しやすくするために成形薬剤部に溝がついていてもよい。このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。
(測定の方法)
成形薬剤の圧縮弾性率の測定には、Hysitron製Triboindenter圧縮試験機を使用し、圧子は先端半径が100μmの球形圧子を用いた。測定条件は、室温にて圧入速度30μm/秒にて実施し、10%圧縮時の応力から弾性率を計算した。
(製造例)
有効成分としてスピルリナ色素、賦型剤として結晶セルロースを質量比3:7で混合し、平均粒径20μmの固形薬剤を用意した。次に、成形部が直径11.3mmの円形の打錠成形機を使用して、直径10mm、厚さ1mmのアクリル樹脂からなる型に前記固形薬剤を充填し、1,800kgfの力を加えて、底部の直径が80μm、先端の直径が20μm、高さが52μmの略円錐状の成形薬剤を型の凹部の内部に49本形成した。ここで、薬剤の成形は室温で行い、成形薬剤の加熱乾燥は行わなかった。さらに、底部の直径が80μm、先端の直径が20μm、高さが100μmのピラーを49本有する、ポリ乳酸からなる基材を用意した。その後、接着剤としてD−マンニトールを介して、基材に設けられたピラーの先端と、成形薬剤の底部と、を接着させ、経皮薬剤投与システムを得た。
(結果)
得られた成形物の圧縮弾性率は1GPaであった。得られた経皮薬剤投薬システムを無毛マウスの皮膚に押し付けた後医療用テープで固定し、20分後に剥がして目視で観察したところ、色素の皮膚内への移行を確認できた。
1 型
2A、2B、2C・・・ 成形薬剤
3A、3B、3C・・・ 接着剤4 基材
6 ローラー
10A、10B、10C・・・ 凹部
11A、11B、11C・・・ 開口
12A、12B、12C・・・ 底
21A、21B、21C・・・ 底部
22A、22B、22C・・・ 先端
25 固形薬剤
35 接着剤
40A、40B、40C・・・ ピラー
41A、41B、41C・・・ 先端
51、52 ヘラ

Claims (31)

  1. 開口から底に向かって断面積が小さくなる部分を少なくとも有する複数の凹部が設けられた型を用意することと、
    前記複数の凹部に固形薬剤を充填し、底部から先端に向かって断面積が小さくなる部分を少なくとも有する、皮膚に刺すための複数の成形薬剤を得ることと、
    前記複数の成形薬剤に基材を組み合わせることと、
    を含む、経皮薬剤投与システムの製造方法。
  2. 前記複数の成形薬剤と前記基材とを接着剤を介して接着する、請求項1に記載の経皮吸収薬剤投与システムの製造方法。
  3. 前記固形薬剤を充填することにおいて、前記固形薬剤が前記複数の凹部内で圧力をかけて成形される、請求項1又は2に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  4. 前記固形薬剤が固体である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  5. 前記固体が有効成分と、結合剤及び/又は賦形剤と、を混合して得られた、請求項4に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  6. 前記複数の成形薬剤を得ることにおいて、50℃以下の温度で前記複数の凹部に前記固形薬剤を充填する、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  7. 前記複数の成形薬剤を得ることにおいて、乾燥工程を含まない、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  8. 前記成形薬剤が略錐状である、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  9. 前記成形薬剤の圧縮弾性率が5MPa以上である、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  10. 前記基材に複数のピラーが設けられており、
    前記複数の成形薬剤に基材を組み合わせることにおいて、前記複数の成形薬剤の底部と、前記複数のピラーの先端と、をそれぞれ組み合わせる、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  11. 前記複数の成形薬剤に基材を組み合わせることにおいて、前記複数の成形薬剤が前記型に充填されたままであり、
    前記型が前記複数の成形薬剤の保管・輸送時の保護容器となる、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  12. 前記接着剤が生分解性を有する、請求項2に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  13. 前記接着剤が体温、あるいは体液で溶解するか、または接着力が低下して、前記成形薬剤部と前記基材が分離する、請求項2又は12に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  14. 前記基材が高分子化合物からなる、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  15. 前記基材が生体適合性材料からなる、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  16. 前記型が高分子化合物からなる、請求項1ないし15のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  17. 前記型の表面の少なくとも一部に離型処理が付与されている、請求項1ないし16のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  18. 前記型の圧縮弾性率が500MPa以上、ロックウェル硬度が85以上である、請求項1ないし17のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システムの製造方法。
  19. 開口から底に向かって断面積が小さくなる部分を少なくとも有する複数の凹部が設けられた型と、
    前記複数の凹部にそれぞれ充填された、底部から先端に向かって断面積が小さくなる部分を少なくとも有する、皮膚に刺すための複数の成形薬剤と、
    前記複数の成形薬剤に組み合わされた基材と、
    を備え、
    前記複数の成形薬剤が、前記型から脱離可能である、
    経皮薬剤投与システム。
  20. 前記複数の成形薬剤と前記基材とが接着剤を介して接着されている、請求項19に記載の経皮薬剤投与システム。
  21. 前記成形薬剤が略錐状である、請求項19又は20に記載の経皮薬剤投与システム。
  22. 前記成形薬剤の圧縮弾性率が5MPa以上である、請求項19ないし21のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システム。
  23. 前記基材に複数のピラーが設けられており、
    前記複数の成形薬剤の底部と、前記複数のピラーの先端と、がそれぞれ組み合わされている、
    請求項19ないし22のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システム。
  24. 前記型が前記複数の成形薬剤の保管・輸送時の保護容器である、請求項19ないし23のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システム。
  25. 前記接着剤が生分解性を有する、請求項20に記載の経皮薬剤投与システム。
  26. 前記接着剤が体温、あるいは体液で接着力が低下する、請求項20又は25に記載の経皮薬剤投与システム。
  27. 前記基材が高分子化合物からなる、請求項19ないし26のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システム。
  28. 前記基材が生体適合性材料からなる、請求項19ないし26のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システム。
  29. 前記型が高分子化合物からなる、請求項19ないし28のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システム。
  30. 前記型の表面の少なくとも一部に離型処理が付与されている、請求項19ないし29のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システム。
  31. 前記型の圧縮弾性率が500MPa以上、ロックウェル硬度が85以上である、請求項19ないし30のいずれか1項に記載の経皮薬剤投与システム。
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