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JP2015112411A - 毛髪化粧品 - Google Patents

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JP2015112411A
JP2015112411A JP2013258284A JP2013258284A JP2015112411A JP 2015112411 A JP2015112411 A JP 2015112411A JP 2013258284 A JP2013258284 A JP 2013258284A JP 2013258284 A JP2013258284 A JP 2013258284A JP 2015112411 A JP2015112411 A JP 2015112411A
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hair cosmetic
hair
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JP2013258284A
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English (en)
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剛志 飯崎
Tsuyoshi Hansaki
剛志 飯崎
千尋 三枝
Chihiro Saegusa
千尋 三枝
隆仁 中村
Takahito Nakamura
隆仁 中村
京子 蔵本
Kyoko Kuramoto
京子 蔵本
直宏 安藤
Naohiro Ando
直宏 安藤
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

【課題】毛髪化粧料内で顔料からなる着色成分が均一に分散され易く、毛髪化粧料の吐出性及び塗布性の良好な毛髪化粧品を提供すること。
【解決手段】本発明の毛髪化粧品は、平均粒径5nm以上200nm以下の1種以上の顔料からなる着色成分、及び水溶性ポリマーを含有する流動性のある毛髪化粧料3を具備する。また、本発明の毛髪化粧品は、毛髪化粧料3を収容する容器部4、毛髪化粧料3を毛髪に塗布する塗布部2、並びに容器部4及び塗布部2を連通する液導出路51を有する延長部5から構成される毛髪化粧料塗布具1を具備する。毛髪化粧料塗布具1の塗布部2は、吐出口21及び櫛部23を有し、櫛部23が吐出口21を囲繞するように配置された複数の櫛歯22を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、毛髪化粧品に関する。
毛髪化粧料を毛髪、とくに頭髪に塗布する場合、頭髪の部位によらず全体に一様に塗布する全体塗布と、一部の頭髪を選択して塗布する部分塗布とがある。全体塗布の場合、塗布作業は容易であり自己施術可能である。一方、部分塗布は選択した毛髪のみに毛髪化粧料を塗布するという作業であって、非選択部分への誤塗布を避けて毛髪化粧料の塗布を行う必要があるため、専門技術者による施術に任せたり、或いは自己施術の場合には少量の毛髪化粧料を繰り返して塗布したりすることが一般的である。
この繰り返し塗布する動作を簡便にするため、本出願人は先に、毛髪化粧料を貯蔵する部位から連結部を介して塗布部へと該毛髪化粧料を供給する貯蔵部塗布部一体型道具を提案した(特許文献1,2)。
特開2000−16470号公報 特開2012−236016号公報
特許文献1に記載の道具によれば、道具の姿勢によらず毛髪化粧料を連続的に塗布することができる。また、特許文献2に記載の毛髪化粧品、及びそれを用いた使用方法によれば、毛髪化粧料調整時の混合性、毛髪化粧品を構成する道具からの吐出性、そして根元から毛先まで均一に塗布する塗布性のバランスをとることができる。
しかしながら、不溶成分である顔料からなる着色成分を含有する毛髪化粧料を使用すると、顔料の凝集、沈降等により、毛髪化粧料内で着色成分の局在がおこり、染毛結果が不均一になったり、毛髪化粧料の流動性又は吐出性が悪化したりするといった課題が生じ得ることが明らかとなった。
したがって本発明は、上記課題を解決する、毛髪化粧料とそれを毛髪に部分塗布可能にした特定の道具より構成される毛髪化粧品を提供することにある。
本発明は、平均粒径5nm以上200nm以下の1種又は2種以上の顔料からなる着色成分、及び水溶性ポリマーを含有する流動性のある毛髪化粧料と、前記毛髪化粧料を収容する容器部、該毛髪化粧料を毛髪に塗布する塗布部、並びに該容器部及び該塗布部を連通する液導出路を有する延長部から構成される毛髪化粧料塗布具とを具備する毛髪化粧品であって、前記毛髪化粧料塗布具の前記塗布部が、吐出口及び櫛部を有し、該櫛部が該吐出口を囲繞するように略円環状に配置された複数の櫛歯を有する毛髪化粧品を提供するものである。
本発明によれば、毛髪化粧料内で顔料からなる着色成分が均一に分散され易く、毛髪化粧料の吐出性及び塗布性の良好な毛髪化粧品を提供することにある。
図1は、本発明の毛髪化粧品に用いられる毛髪化粧料塗布具の一実施形態を示す一部破断側面図である。 図2は、図1に示す毛髪化粧料塗布具の塗布部の拡大斜視図である。 図3は、図1に示す毛髪化粧料塗布具の塗布部の櫛歯台を、櫛部が突出する面側から見た平面図である。 図4は、図1に示す毛髪化粧料塗布具の塗布部と延長部との接続状態を示す部分断面図である。 図5は、図1に示す毛髪化粧料塗布具における筒状の櫛部の内側の空間内に液状又は泡状の毛髪化粧料を貯留させた状態を示す斜視図である。 図6は、図1に示す毛髪化粧料塗布具を用いて頭髪に毛髪化粧料を塗布する様子を示す斜視図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき説明する。
本発明の毛髪化粧品は、頭髪が主たる適用対象であり、頭髪の染毛に用いられる。本実施形態の毛髪化粧品は、毛髪化粧料が顔料からなる着色成分を含有しており、頭髪の一時染毛に用いられる。毛髪化粧品は、(i)平均粒径5nm以上200nm以下の顔料からなる着色成分A、及び水溶性ポリマーBを含有する流動性のある毛髪化粧料、(ii)毛髪化粧料塗布具の2つを要素として具備し、これらが1つのパッケージ内に収納されたキットの形態をなしている。
図1には、本発明の毛髪化粧品の一要素である毛髪化粧料塗布具(以下、単に「塗布具」ともいう。)の一実施形態の一部破断側面図が示されている。塗布具1は、図1に示すように、毛髪化粧料(図示せず)を収容する容器部4、該毛髪化粧料を毛髪に塗布する塗布部2、並びに該容器部4及び該塗布部2を連通する液導出路51を有する延長部5から構成されている。そして、塗布具1の塗布部2が、吐出口21及び櫛部23を有している。櫛部23は、吐出口21を囲繞するように略円環状に配置された複数の櫛歯22を有している。具体的には、塗布具1は、毛髪化粧料を吐出する吐出口21及び該吐出口21を囲繞するように略円環状に配置された複数の櫛歯22からなる櫛部23を有する塗布部2と、毛髪化粧料を収容し、該毛髪化粧料を塗布部2に供給可能な容器部4と、毛髪化粧料を容器部4から塗布部2に供給するための液導出路51を持つ延長部5を有する。
塗布部2は、頭髪に接触する部分であり、頭髪を櫛部23で梳きながら該頭髪に毛髪化粧料を塗布可能になっている。塗布部2は、図2及び図3に示すように、平面視円形状の櫛歯台20を備えており、該櫛歯台20の中央部に、延長部5を通じて供給された毛髪化粧料が吐出される吐出口21が開口している。櫛歯22は、櫛歯台20に、吐出口21を囲繞するように略円環状に多数立設されている。これらの櫛歯22によって、櫛歯台20上に、円筒状の櫛部23が形成されている。櫛歯22及び櫛歯台20は、合成樹脂により一体に成形されている。尚、本実施形態において、櫛歯22及び櫛歯台20が透明に形成されている。櫛歯22は、図3に示すように、平面視形状及び横断面形状が円形状であり、吐出口21を囲む円形のライン24上に等間隔に配置されている。尤も、各櫛歯22は、それを配置した軌跡が等方性のある図形を描くように配置されていれば、円形のライン24上に配置されていることを要しない。例えば、正三角形、正六角形又は正八角形等の正多角形の軌跡を描くように各櫛歯22が配置されていればよい。本発明における「略円環状」とは、このような正多角形も含む概念である。
図4に示すように、延長部5の上端は開口しており、開口端に環状リブ52が突設されている。一方、塗布部2の櫛歯台20の下面部には、環状リブ52と相補形状をなす環状溝部26が凹設されている。そして、環状リブ52と環状溝部26とが嵌合することで、延長部5と塗布部2とが結合する。延長部5の下端については、以下に述べる接続キャップ45(図1参照)の上端と嵌合可能になっており、該嵌合によって延長部5と接続キャップ45とが結合している。本実施形態において、液導出路51を有する延長部5は、合成樹脂により成形されており、透明に形成されている。
図1に戻ると、容器部4は、スクイズ可能な有底筒状の外容器42と、外容器42内に配置され、口部が外容器42の円筒状の口部内面に気密に接合された内袋43とを有する容器本体41と、容器本体41の口首部に取り付けられる逆止弁44付きの接続キャップ45とからなる二重構造の容器からなる。接続キャップ45の内面にはネジ山が設けられており、このネジ山は、容器本体41の口首部の外面に設けられたネジ山と螺合可能になっている。容器部4は、外容器42を片手で把持し、その片手で該外容器42をスクイズすることにより、外容器42自体又は外容器42と内袋43との間の空気が、内部の内袋43を押圧し、それにより内袋43内の毛髪化粧料が押し出されて液導出路51を介して吐出口21に供給される。接続キャップ45の上部には、容器部4と塗布部2との間に所定の間隔を形成する延長部5が結合しており、延長部5の他端は、前記の櫛歯台20の裏面側に結合している。延長部5は、内部に液導出路51を備え、液導出路51を介して、容器部4と吐出口21との間を連通している。尚、上述したように、本実施形態においては、延長部5と塗布部2とが透明に形成されているので、液導出路51を通る、着色成分を含有する毛髪化粧料が、外部から視認可能に形成されている。
外容器42の円筒状の口部には、外容器42と内袋43との間の空間と、外容器42の外部とを連通する吸入孔42aが形成されている。そして、押圧されて変形した外容器42が、弾性復元力により元の状態に戻るときに、容器1の外部の空気が、接続キャップ45の下端と外容器42との間に設けた隙間42b及び前記の吸入孔42aを通って、外容器42と内袋43との間に流入する。容器部4は、このような構成を有することで、外周面を押圧して変形させる操作を繰り返すことにより、内容物である毛髪化粧料を徐々に吐出口21から吐出させることができる。
容器部4に、このような二重構造の容器を用いることにより、内部の毛髪化粧料の残量が減っても、容器部4がしぼんで把持しにくくなることを防止できる。また、接続キャップ45や、容器部4内の空間と吐出口21とを連通する液導出路51等に逆止弁44を設けて、剤の吐出後に空気が液導出路51や容器部4に逆流することを防止することにより、次回の吐出の際に、毛髪化粧料が出にくくなったり毛髪化粧料が飛び散ったりすることを防止することができる。更に逆止弁44を設けることで、塗布部2と容器部4との空間的な位置関係がいかなる場合であっても、毛髪化粧料を塗布部2へ供給することができる。容器部4の外容器42における接続キャップ45に覆われていない部分から櫛部23までの距離L(図1参照)は、頭髪への塗布状態の目視による確認性を高める観点及び塗布作業の容易等の観点から、40mm以上200mm以下であることが好ましく、より好ましくは70mm以上120mm以下であり、更に好ましくは80mm以上100mm以下である。
以上の構成を有する塗布具1は、本発明の毛髪化粧品の使用前においては分解された状態になっていてもよい。例えば容器本体41と、塗布部2、延長部5及び接続キャップ45の3つが結合した部材との2パーツの状態になっていてもよい。
容器部4の開口部を閉栓部材で閉塞している場合には、該閉栓部材を開口部から取り外し、次いで塗布部2が取り付けられた状態の延長部5を容器部4に取り付ければよい。これによって、毛髪化粧料を収容した容器部4と、塗布部2と、延長部5とが組み付けられた状態の毛髪化粧料塗布具1が完成する。そして、この毛髪塗布具1を用いて毛髪化粧料を頭髪に塗布する。具体的には以下の操作を行う。
まず外容器42を片手で把持して繰り返しスクイズすることにより、容器部4内の毛髪化粧料を塗布部2に送り、吐出口21から毛髪化粧料を吐出させる。毛髪化粧料を塗布部2に送る際、塗布具1における延長部5と塗布部2とが透明に形成されているので、液導出路51を通る、着色成分を含有する毛髪化粧料が、外部から視認可能であり、毛髪化粧料を吐出口から過剰に吐出し過ぎることを防止し得るとの効果を奏する。そして、図5に示すように、筒状の櫛部23の内側に所望の量の毛髪化粧料3を溜める。次いで、毛髪化粧料3を保持した塗布部2を、図6に示すように頭部に移動し、櫛部23を頭髪側に向けて押し当てる。引き続き、塗布部2を、頭髪の毛先方向に向けて移動させ、櫛部23で頭髪を梳きながら、隣接した櫛歯22間に挿入された頭髪に対して頭髪処理剤3を塗布する。先に述べたとおり、吐出口21の櫛歯22は、各櫛歯22によって描かれる軌跡が等方性の図形である略円環となるように配置されているので、塗布部2の移動中に、該塗布部2の向きが意図せず変わったとしても、毛髪化粧料の塗布幅は実質的に変わらないので、毛髪化粧料を略一定の幅で容易に塗布することができる。
塗布部2を、頭部の頭頂部側から頭髪の毛先方向に向かって一回移動させる一度の塗布操作で、頭髪に、ある程度の塗布幅で、ある程度の長さにわたって剤を塗布できるようにする観点、及び櫛歯22間からの化粧料の漏れ防止の観点等から、頭髪長さが約20〜25cmのミディアムヘアの女性の場合には、櫛歯22の高さは、5〜35mmであることが好ましく、更に好ましくは5〜30mmであり、更に好ましくは6〜25mm、更に好ましくは6.5〜23mm、一層好ましくは7〜20mmである。同様の観点等から、櫛歯22の基端部の断面中心が外接して通る円状ライン24の内径L4(図3参照)は、5〜30mmであることが好ましく、より好ましくは5〜20mm、更に好ましくは5〜15mmであり、一層好ましくは8〜13mmである。かかる内径L4の範囲は、ストリーク施術を行う場合に好ましい筋幅となる範囲でもある。内径L4を前記の範囲内にすることで、ストリーク施術の筋幅を適切にでき自然な仕上がりを達成することができる。本発明において、ストリーク施術とは、頭髪の一部を、その根本から毛先にわたって筋状に脱色又は染毛することである。なお、本発明において、櫛部の内径とは、櫛歯22の基端部の断面中心が外接して通る円状ラインの内径をいう。また、櫛歯22の幅Wは、櫛歯の機械的強度を上げると共に、櫛歯を毛髪に挿入させ易くさせる観点から、0.1mm以上5mm以下であることが好ましく、より好ましくは0.1mm以上3mm以下であり、更に好ましくは0.5mm以上2.5mm以下である。幅Wとは、吐出口中央部側から櫛歯をみたときの投影幅である(図3)。
本実施形態において、櫛歯22は、先端22sを有する先端部22aと、該先端部22aよりも櫛歯台20寄りに位置する基端部22bとを有している。櫛歯22の先端22sは、図4に示す如き側面視において櫛歯22の軸方向外方に向けて凸の弧状をなしている。基端部22bは、その長さ方向の全長にわたって前記幅W(直径)が一定であるのに対し、先端部22aは、その先端から基端部22bに向かうに従って前記幅W(直径)が漸次減少しており、先端側が基端側に比して幅(直径)の大きい逆テーパー形状をなしている。先端部22aと基端部22bとの境界は、櫛歯22の長手方向(起立方向)の略中央か、該中央よりもやや櫛歯台20寄りに存する。
本発明の毛髪化粧品が、前記の関係を満たす場合、液導出路51の直径aの値そのものは、好ましくは2mm以上50mm以下、更に好ましくは3mm以上30mm以下、一層好ましくは3mm以上15mm以下、更に一層好ましくは5mm以上10mm以下とする。液導出路51の直径aをこの範囲内に設定することで、均一に着色成分Aの分散された毛髪化粧料3の吐出性及び吐出量の制御が良好になるばかりでなく、塗布具1を手で把持したときの保持性も良好になり、また塗布具1のデザイン性も高くなる。
一方、毛髪化粧料3の粘度そのものは、30℃において3Pa・s以上30Pa・s以下であり、5Pa・s以上20Pa・s以下であることが好ましく、7Pa・s以上15Pa・s以下であることが更に好ましく、8.5Pa・s以上13Pa・s以下であることが一層好ましい。毛髪化粧料3の粘度をこの範囲に設定することで、毛髪化粧料3内での着色成分Aの分散性が向上するとともに、該毛髪化粧料3の吐出性が良好になり、更に、塗布時に毛髪化粧料3が垂れ落ちることが効果的に防止され、かつ毛髪上での毛髪化粧料3の延び性も良好になる。なお、毛髪化粧料3の30℃における粘度は、粘度計(東機産業株式会社製 モデルTVB-10R、T-BAR STAGE TS-10)を用い、スピンドルNo.T−C、回転数10rpmの条件下に30℃で1分間回転させた後の値とする。但し、粘度が2Pa・s以下の場合、粘度計(東機産業株式会社製 モデルTVB-10M)を用い、スピンドルNo.4、回転数30rpmの条件下に30℃で1分間測定された値である回転させた後の値とする。
本発明の毛髪化粧品においては、塗布具1の全長も、該塗布具1の操作性や、毛髪化粧料3の吐出性に影響を及ぼす要因の一つである。この観点から、塗布具1の全長、すなわち図1に示す正立状態における最低部から最高部までの長さは、好ましくは5cm以上40cm以下、より好ましくは10cm以上40cm以下、更に好ましくは15cm以上30cm以下、一層好ましくは20cm以上25cm以下に設定する。
先に述べたとおり、本発明の毛髪化粧品において用いられる毛髪化粧料3は、粉末成分である顔料を分散した流動性のある毛髪化粧料である。毛髪化粧料3中での顔料からなる着色成分の分散性は、該毛髪化粧料3の染毛性能に影響を及ぼす一因である。したがって、顔料からなる着色成分の均一分散は非常に重要である。毛髪化粧料3における着色成分を均一に分散させる観点から、着色成分Aに用いる顔料の平均粒径と、毛髪化粧料3の粘性との関係が重要となる。以下、毛髪化粧料3について具体的に説明する。
着色成分Aに用いる顔料の平均粒径は、毛髪化粧料3における着色成分を均一に分散させる観点から、平均粒径5nm以上200nm以下であり、5nm以上180nm以下であることが好ましく、5nm以上150nm以下であることが更に好ましく、5nm以上140nm以下であることが特に好ましい。なお、顔料の平均粒径は、レーザー回折散乱式粒度分布測定法(日局のレーザー回折による粒子径測定法)により測定した値である。
顔料としては、その形状(球状、針状、板状等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができる。例えば無機顔料、有機顔料、パール顔料、金属粉末顔料、光輝性粉体等が挙げられる。
無機顔料としては、具体的には、カーボンブラック、黒酸化鉄、黒酸化チタン等の無機黒色系顔料;酸化鉄(べんがら)、水酸化鉄、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム等の無機白色系顔料等が挙げられる。これらのうち、カーボンブラック、黒酸化鉄、黒酸化チタン、酸化鉄(べんがら)、黄酸化鉄、群青、紺青が好ましい。
有機顔料としては、赤色201号、赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色207号、赤色208号、赤色219号、赤色220号、赤色221号、赤色228号、赤色404号、赤色405号、だいだい色203号、だいだい色204号、だいだい色401号、黄色205号、黄色401号、青色404号等が挙げられ、このうち、赤色202号、赤色404号、黄色205号、黄色401号、青色404号が好ましい。
パール顔料としては、パール粉末、オキシ塩化ビスマス、雲母、金属酸化物被覆雲母(例えば、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、黒酸化鉄被覆雲母、黒酸化鉄被覆雲母チタン、黄酸化鉄被覆雲母、酸化鉄・黒酸化鉄被覆雲母チタン、紺青被覆雲母チタン、酸化鉄・紺青被覆雲母チタン、カルミン被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタンなど)、金属酸化物被覆アルミナフレーク、金属酸化物被覆シリカフレーク、金属酸化物被覆ガラス(酸化チタン被覆ガラスなど)、多層コートパール顔料(例えば、TiO2-SiO2-TiO2-Mica等)等が挙げられる。
金属粉末顔料としては、金粉、銀粉、銅粉、アルミニウム粉、真鍮粉等が挙げられる。
光輝性粉体としては、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層体、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム体等が挙げられる。
顔料は、これらの1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。着色成分Aの含有量は、着色性、色移りのしにくさ、塗布後の感触と塗布しやすさの観点から、毛髪化粧料中に好ましくは0.01質量%以上30質量%以下、より好ましくは0.1質量%以上25質量%以下、更に好ましくは0.3質量%以上20質量%以下、更に一層好ましくは0.5質量%以上10質量%以下、特に好ましくは0.75質量%以上5質量%以下である。
水溶性ポリマーBは、形成される毛髪化粧料3に粘性を付与する役割を担うものである。本発明において、水溶性ポリマーとは、100℃で2時間乾燥させた後、25℃の水100gに溶解させたときに、その溶解度が20g以下、好ましくは5g以下、より好ましくは1g以下のポリマーをいう。この水溶性ポリマーは皮膜形成能を有することが好ましい。
水溶性ポリマーBとしては、天然ポリマー、半合成ポリマー、合成ポリマーのいずれでも使用することができる。
天然ポリマーの例としては、キサンタンガム、カラギーナン、アルギン酸等が挙げられる。半合成多糖系ポリマーとしては、ヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、カチオン化セルロース等の変性多糖類が挙げられる。合成ポリマーとしてはカルボマー(架橋ポリアクリル酸)、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、アクリル酸/メタクリル酸アルキル共重合体等のアクリル系ポリマー;ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、カチオン化ポリビニルピロリドン等が挙げられる。これらのうち、カルボマー、アクリル酸/メタクリル酸アルキル共重合体、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムから選ばれる1種以上が好ましい。
カルボマーの市販品としては、カーボポール910、カーボポール934、カーボポール940、カーボポール941、カーボポール980、カーボポール981(以上Lubrizol Advanced Materials,Inc.製)等が、アクリル酸/メタクリル酸アルキル共重合体の市販品としては、カーボポール1382、カーボポールETD2020、PEMULEN TR−1、PEMULEN TR−2(以上、Lubrizol Advanced Materials,Inc.製)等が、ヒドロキシプロピルセルロースの市販品としては、HPC−M、HPC−H(日本曹達製)等が、カルボキシメチルセルロースナトリウムの市販品としては、CMCダイセル(ダイセル化学工業製)等が挙げられる。が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。水溶性ポリマーBの含有量は、毛髪化粧料3における着色成分を均一に分散させる観点から、毛髪化粧料中に好ましくは0.05質量%以上20質量%以下、より好ましくは0.08質量%以上10質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以上5質量%以下、更に一層好ましくは0.15質量%以上3質量%以下である。
着色成分Aと水溶性ポリマーBとの質量比は、着色成分Aの毛髪化粧料内での分散性を向上させる観点から、好ましくは99:1〜1:99、より好ましくは97:3〜20:80、更に好ましくは95:5〜30:70、更に一層好ましくは93:7〜50:50、特に好ましくは90:10〜70:30である。
毛髪化粧料3には、以上の各成分(着色成分A、及び水溶性ポリマーB)以外に、種々の目的で、当該技術分野において従来用いられている成分を配合してもよい。このような種々の成分の配合目的としては、浸透促進、パール化、防腐、金属封鎖、安定化、酸化防止、紫外線吸収、保湿、製品着色、コンディショニング、増粘、賦形、溶解、付香等を挙げることができる。より具体的には、動植物油脂、湿潤剤、安定剤、溶剤、増粘剤、賦形剤、コンディショニング剤、高級脂肪酸、防腐剤、キレート剤、タンパク質、タンパク質加水分解物、アミノ酸、植物抽出物、紫外線吸収剤、ビタミン、着色剤、香料等が挙げられる。更に具体的には、8−キノリノール硫酸塩、EDTA−2Na、EDTA−4Na、アーモンドタンパク、アラニン、アルギニン、イソステアリルグリセリル、イソステアリルグリセリルペンタエリスリチル、イソプロパノール、エタノール、エチドロン酸、エチルパラベン、オレイン酸、カーボンブラック、カミツレエキス、キサンタンガム、グリセリン、グンジョウ、ケイソウ土、コーンスターチ、酸化チタン、シリカ、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、セルロースガム、ソルビン酸K、炭酸マグネシウム、ツバキ油、ナイアシンアミド、パンテノール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシステアリン酸グリセリル、ヒバマタエキス、プロパノール、プロピレングリコール、ベンジルアルコール、ベンゾフェノン−3、ベンゾフェノン−4、ポリクオタニウム−22、ポリクオタモウム−6、ポリクオタニウム−10、ミネラルオイル、ミリスチン酸、メチルパラベン、ラウリン酸、ローズマリー油、黄鉛、加水分解アーモンドタンパク、加水分解コムギタンパク、小麦胚芽タンパク等が挙げられる。
以上の構成を有する本実施形態の毛髪化粧品においては、毛髪化粧料3中に着色成分Aが均一分散し易い。その為、本実施形態の毛髪化粧品においては、毛髪化粧料塗布具1を構成する塗布部2の吐出口21からの毛髪化粧料3の吐出性が向上する。また、毛髪化粧料塗布具1が、毛髪化粧料3を吐出する吐出口21を囲繞するように配置された複数の櫛歯22を有しており、図5に示すように、複数の櫛歯22からなる櫛部23の内側に所望の量の毛髪化粧料3を溜め、次いで、毛髪化粧料3を保持した塗布部2を、図6に示すように頭部に移動し、櫛部23を押し当て、引き続き、頭髪の毛先方向に向けて移動させ、櫛部23で頭髪を梳きながら、隣接した櫛歯22間に挿入された頭髪に対して頭髪処理剤3を塗布できるので、塗布性も向上する。特に、本実施形態の毛髪化粧品においては、毛髪化粧料塗布具1の複数の櫛歯22が、毛髪化粧料3を吐出する吐出口21を囲繞するように略円環状に配置されているので、複数の櫛歯22からなる櫛部23の内側に所望の量の毛髪化粧料3を溜め易く、頭髪への塗布性が更に向上する。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記の実施形態に制限されない。例えば前記の実施形態で用いた塗布具1における塗布部2の櫛歯22は略円環状に配置されていたが、これに代えて、各櫛歯22が吐出口21を囲繞するように配置されている限り、各櫛歯22は略円環状以外の配置状態になっていてもよい。例えば各櫛歯22の描く軌跡が長円形や楕円形等の異方性を有する形状となるような配置状態になっていてもよい。また、塗布具1における櫛歯22は、先端側が基端側に比して幅(直径)の大きい逆テーパー形状部分(先端部22a)を有していたが、逆テーパー形状部分を有していなくてもよく、櫛歯22の全長にわたって幅(直径)が一定であってもよい。更にまた、塗布具1においては、延長部5と塗布部2とが透明に形成されているが、不透明に形成されていてもよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されない。
〔実施例1〕
以下の表1に示す、顔料からなる着色成分A、及び水溶性ポリマーBを含有する毛髪化粧料を調製した。毛髪化粧料1を、図1に示す毛髪化粧料塗布具1の容器部4に収容して毛髪化粧品となした。塗布具の寸法は表2に示すとおりである。
Figure 2015112411
Figure 2015112411
上述のようにして得られた実施例1の毛髪化粧品を以下のように使用した。即ち、先ず、容器部4を把持してスクイズし、毛髪化粧料3を、延長部5を介して容器部4から塗布部2へ供給し、塗布部2の複数の櫛歯22で囲まれた領域に保持させた。次いで、塗布部2をマネキンヘッドの毛髪の根元部に当て、毛先方向へ移動させて毛髪化粧料3を塗布した。このとき、塗布部2に保持した毛髪化粧料3を塗布の途中で使い切ってしまい毛先まで塗布できない場合には、塗布の途中で容器部4を軽くスクイズして毛髪化粧料3を塗布部に供給しながら塗布を行った。
以上の実施例1の毛髪化粧品の操作を、染毛の施術経験の豊富な5人のパネラーに使用させ、毛髪化粧料の吐出のしやすさ、均一吐出、均一塗布の各項目に関して、直接判定法の、非制限的選択回答方式で評価させた。すなわち、長さ5cmの直線を水平に引き、吐出のし易さであれば、直線の左端が「非常に吐出しにくい」、右端が「非常に吐出しやすい」として、実施例1の評価をこの直線状の左端から何cmの位置になるかチェックすることであらわした。均一吐出、均一塗布に関しても同様に、左端を「非常に不均一」、右端を「非常に均一」として評価させた。吐出のしやすさ、均一吐出、均一塗布の各項目で左端から4cm上離れた点にマークを付けたパネラーの人数を以下の表4に示す。
〔実施例2〕
表3に示す、顔料からなる着色成分A、及び水溶性ポリマーBを含有する毛髪化粧料を用いる以外は実施例1と同様にして毛髪化粧品を得た。得られた毛髪化粧品について実施例1と同様の評価を行った。その結果を以下の表4に示す。
Figure 2015112411
Figure 2015112411
表4に示す結果から明らかなとおり、各実施例の毛髪化粧品は、毛髪化粧料の吐出が行いやすく、塗布が行いやすいことがわかった。また、各実施例の毛髪化粧品は、毛髪化粧料が頭皮へ付着し難く、製品として使用し易いことがわかった。
1 毛髪化粧料塗布具
2 塗布部
21 吐出口
22 櫛歯
3 毛髪化粧料
4 容器部
41 容器本体
45 接続キャップ
5 延長部
51 液流出路

Claims (3)

  1. 平均粒径5nm以上200nm以下の1種又は2種以上の顔料からなる着色成分、及び水溶性ポリマーを含有する流動性のある毛髪化粧料と、
    前記毛髪化粧料を収容する容器部、該毛髪化粧料を毛髪に塗布する塗布部、並びに該容器部及び該塗布部を連通する液導出路を有する延長部から構成される毛髪化粧料塗布具とを具備する毛髪化粧品であって、
    前記毛髪化粧料塗布具の前記塗布部が、吐出口及び櫛部を有し、該櫛部が該吐出口を囲繞するように配置された複数の櫛歯を有する毛髪化粧品。
  2. 前記櫛部の前記複数の櫛歯は、前記塗布部の前記吐出口を囲繞するように略円環状に配置されている請求項1に記載の毛髪化粧品。
  3. 前記水溶性ポリマーが皮膜形成能を有する請求項1又は2に記載の毛髪化粧品。
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