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JP2015111251A - 撮像装置 - Google Patents

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JP2015111251A
JP2015111251A JP2014197574A JP2014197574A JP2015111251A JP 2015111251 A JP2015111251 A JP 2015111251A JP 2014197574 A JP2014197574 A JP 2014197574A JP 2014197574 A JP2014197574 A JP 2014197574A JP 2015111251 A JP2015111251 A JP 2015111251A
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unit
shutter
curtain
blades
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大 新谷
Masaru Shintani
大 新谷
万博 池田
Katsuhiro Ikeda
万博 池田
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Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
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Abstract

【課題】適正な露光時間で画像を撮影する撮像装置を提供する。【解決手段】本開示の撮像装置は、撮像面を有する撮像素子と、アパーチャが設けられたシャッタユニットとを備える。そのアパーチャは被写体からの光を通す。シャッタユニットは、アパーチャを開放する開動作とアパーチャを遮蔽する閉動作とを択一的に行う幕ユニットと、幕ユニットを駆動するアクチュエータとを有する。シャッタユニットは、撮像素子の電荷をリセットした後にシャッタユニットのアパーチャを遮蔽する閉動作を行う撮影動作と、撮影動作の前に、幕ユニットをアクチュエータによって微小駆動するプレ駆動動作とを行う。【選択図】図6

Description

ここに開示された技術は、撮像装置に関するものである。
特許文献1には、撮像素子の前方に配設された光学素子の表面に付着した塵埃等の異物を除去する異物除去性能をより改善することが可能な撮像装置が開示されている。
特開2008−205619号公報
本開示は、適正な露光時間で画像を撮影する撮像装置を提供することを目的とする。
本開示の撮像装置は、撮像面を有する撮像素子と、アパーチャが設けられたシャッタユニットとを備える。そのアパーチャは被写体からの光を通して撮像面に被写体の像を形成させる。シャッタユニットは、アパーチャを開放する開動作とアパーチャを遮蔽する閉動作とを択一的に行う幕ユニットと、幕ユニットを駆動するアクチュエータとを有する。シャッタユニットは、撮像素子の電荷をリセットした後にシャッタユニットのアパーチャを遮蔽する閉動作を行う撮影動作と、撮影動作の前に、幕ユニットをアクチュエータによって微小駆動するプレ駆動動作とを行う。
これによって、撮像装置は、適正な露光時間で画像を撮影することができる。
実施の形態に係るカメラシステムのブロック図 実施の形態に係るカメラシステムのカメラ本体の正面図 実施の形態に係るカメラシステムの閉状態のメカニカルシャッタの正面図 図3に示すメカニカルシャッタのIV−IV線における断面図 実施の形態に係る開状態のメカニカルシャッタの正面図 実施の形態に係るカメラシステムの電子先幕及びメカニカル後幕撮影の動作のタイムチャートを示す図 実施の形態に係るカメラシステムの連写撮影モードの動作のタイムチャートを示す図 実施の形態に係るカメラシステムの電子先幕及びメカニカル後幕撮影の他の動作のタイムチャートを示す図 実施の形態に係るカメラシステムの電子先幕及びメカニカル後幕撮影のさらに他の動作のタイムチャートを示す図 実施の形態に係るカメラシステムの変形例のメカニカルシャッタの開状態の正面図 図10に示すメカニカルシャッタの閉状態の正面図 実施の形態に係るカメラシステムの別の変形例のメカニカルシャッタの開状態の正面図 図12に示すメカニカルシャッタの閉状態の正面図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態)
(1−1:カメラシステム100の概要)
図1は、実施の形態に係るカメラシステム100のブロック図である。カメラシステム100は、レンズ交換式のカメラである。カメラシステム100は、カメラ本体1と、カメラ本体1に着脱可能に取り付けられる交換レンズ5とを備えている。カメラ本体1は、撮像装置の一例である。
図2は、カメラ本体1の正面図である。カメラ本体1は、ミラーボックス装置を有していない、いわゆるミラーレスカメラである。
カメラ本体1は、外装カバー11と、電池12と、表示装置13と、ボディマウント14と、本体側接点15と、メイン回路基板20と、メカニカルシャッタ250と、CMOSイメージセンサ30と、CMOS回路基板31とを備えている。以下、説明の便宜のため、図2に示す矢印A1の方向が鉛直方向での上方となるカメラ本体1の姿勢を通常姿勢と定義する。また、被写体に向かう側を「前」と称し、被写体と反対に向かう側を「後」と称し、通常姿勢におけるカメラ本体1の上方に向かう側を「上」、通常姿勢におけるカメラ本体1の下方に向かう側を「下」、通常姿勢におけるカメラ本体1を被写体から見たときの左側を「左」と称し、通常姿勢におけるカメラ本体1を被写体から見たときの右側を「右」と称する。「前」「後」「上」「下」「右」「左」等の方向を示す用語はカメラ本体1や交換レンズ5等のカメラシステム100の構成部材や被写体の相対的な位置関係でのみ定義される相対的方向を示し、鉛直方向等の絶対的な方向を示すものではない。
外装カバー11は、カメラ本体1の外装を構成している。外装カバー11は、略直方体形状を有する。外装カバー11の上面には、シャッタボタン11aが設けられている。シャッタボタン11aは、その全ストロークの約半分だけ押すすなわち半押しして動作し、さらに全ストロークを押すすなわち全押しして動作する2段スイッチである。例えば、シャッタボタン11aを半押しすることによって、オートフォーカスが実行され、シャッタボタン11aを全押しすることによって、撮影が行われる。外装カバー11の後面には、表示装置13と、ユーザが各種の操作を行うための操作ボタン11bとが設けられている。
外装カバー11の前面には、図2に示すように、ボディマウント14が設けられている。ボディマウント14の近傍には本体側接点15が設けられている。ボディマウント14には交換レンズ5がバヨネット結合により取り付けられる。すなわち、ボディマウント14は交換レンズ5を着脱可能に保持する。このとき、本体側接点15にはレンズ側接点54が電気的に接続される。本体側接点15及びレンズ側接点54を介してカメラ本体1と交換レンズ5との間でデータ及び/又は制御信号の送受信が可能である。尚、本体側接点15はボディマウント14に設けられていてもよい。
外装カバー11は、電池12、メイン回路基板20、CMOSイメージセンサ30、CMOS回路基板31を収容している。
交換レンズ5は、図1に示すように、レンズ群51と、レンズ群51を駆動するレンズ駆動部と、レンズ制御回路52と、カメラ本体1に連結されるレンズマウント53と、レンズ側接点54とを備えている。レンズ群51は、ズームレンズ51aと、フォーカスレンズ51bと、ぶれ補正レンズ51cとを含む。レンズ群51は、光軸5aを有している。レンズ群51は、CMOSイメージセンサ30の撮像面30a(受光面)に被写体像を結像させる。
交換レンズ5は、レンズマウント53を介してカメラ本体1に取り付けられる。このとき、レンズ側接点54は、カメラ本体1の本体側接点15と電気的に接続される。レンズ制御回路52は、レンズ駆動部を制御する。
(1−2.カメラ本体1の構成)
CMOSイメージセンサ30は、撮像面30aに結像した光学像を電気的な画像信号に変換する。CMOSイメージセンサ30は、撮像素子の一例である。撮像素子は、CCDイメージセンサ等であってもよい。CMOSイメージセンサ30は、電子シャッタ機能を有している。より詳しくは、CMOSイメージセンサ30は、ローリングシャッタとして機能する。CMOSイメージセンサ30は、ローリングシャッタとして機能するときには、1〜数走査ラインを1つのブロックとし、1つのブロック内の全画素では電荷蓄積の開始を同時に行うと共に電荷蓄積の終了を同時に行う。
CMOS回路基板31は、CMOSイメージセンサ30を制御する回路を搭載する。CMOS回路基板31は、CMOSイメージセンサ30からの画像データにAD変換等の所定の処理を施してもよい。CMOS回路基板31には、CMOSイメージセンサ30が取り付けられている。
表示装置13は液晶ディスプレイを有する。表示装置13は表示用画像データに対応する画像等を表示する。表示用画像データは、画像処理された画像データ並びにカメラ本体1の撮影条件及び操作メニュー等のデータである。表示装置13は、動画像及び静止画像を選択的に表示可能である。表示装置13は、被写体の観察像、いわゆるライブビュー画像を表示可能である。表示装置13は表示部の一例である。
尚、表示部は、有機EL、無機EL、プラズマディスプレイパネル等の画像を表示できる装置であってもよい。また、表示装置13は、外装カバー11の背面でなく、側面や上面等、他の場所に設けられてもよい。
メカニカルシャッタ250は、先幕及び後幕の何れかとして択一的に機能可能に構成されている。
メイン回路基板20には、ICよりなる制御部21が実装されている。制御部21は、カメラ本体1全体の制御を司り、例えば、撮影に関わるカメラ本体1の制御を行う。制御部21は、制御部の一例である。尚、制御部は、カメラシステム100又はカメラ本体1を制御するものであれば、物理的にどのように構成してもよい。メイン回路基板20は回路基板の一例である。
(1−3.メカニカルシャッタの構成)
図3は閉状態のメカニカルシャッタ250の正面図である。図4は、図3に示すIV−IV線におけるメカニカルシャッタ250の断面図である。図5は、開状態のメカニカルシャッタ250の正面図である。
シャッタユニットであるメカニカルシャッタ250は、単一の幕ユニットでアパーチャ251cを開く開動作とアパーチャ251cを閉じる閉動作とを択一的に行う。例えば、メカニカルシャッタ250がシャッタ動作を行うときには先幕及び後幕の何れかとして択一的に機能する。すなわち、メカニカルシャッタ250は、先幕及び後幕を有するフォーカルプレーンシャッタのようなスリットを形成することなくアパーチャ251cを開閉する。メカニカルシャッタ250は、カバー251と、幕ユニット252と、駆動アーム254と、従動アーム255と、ステッピングモータ256と、閉検出スイッチ257と、開検出スイッチ258とを有している。幕ユニット252は、羽根252a、252bを有している。メカニカルシャッタ250は、アパーチャ251cが設けられたシャッタユニットの一例である。幕ユニット252の羽根252a、252bは駆動アーム254及び従動アーム255との2本のアームで駆動される。
カバー251は、前側カバー251aと後側カバー251bとを有し、全体的にプレート形状を有する。カバー251は、羽根252a、252bと、駆動アーム254と、従動アーム255と、閉検出スイッチ257と、開検出スイッチ258を前側カバー251aと後側カバー251bの間で収容している。カバー251には、長方形のアパーチャ251cが形成されている。具体的には、前側カバー251a及び後側カバー251bの両方にアパーチャ251cが形成されている。アパーチャ251cは、交換レンズ5を通過してCMOSイメージセンサ30に入射する光を遮らない程度の大きさを有している。アパーチャ251cは、カバー251の上下方向において、上側の略2/3の領域に形成されている。つまり、カバー251の下側の略1/3の領域には開口部が設けられていない。
ステッピングモータ256は、駆動アーム254を回転駆動する。ステッピングモータ256は、後側カバー251bのうち、アパーチャ251cの側方であって且つ下方の部分に取り付けられている。
羽根252a、252bは、カバー251のアパーチャ251cを開閉する。羽根252a、252bは、長方形のプレート形状を有する。羽根252a、252bは、両者の間に隙間なく上下に並んだ状態においてアパーチャ251cを閉じて遮蔽するのに十分な大きさを有している。羽根252a、252bは互いに重ね合わされた状態においてはアパーチャ251cを開き、カバー251の下側の略1/3の領域に収容される。羽根252a、252bはアパーチャ251cを開放しかつする状態と遮蔽する状態とを遷移可能である。
駆動アーム254の一端部はステッピングモータ256の回転軸に取り付けられている。つまり、駆動アーム254は、ステッピングモータ256により回転駆動される。駆動アーム254の他端部には羽根252aが回転可能に連結されている。また、駆動アーム254の一端部と他端部との間の中間部には羽根252bが回転可能に連結されている。
従動アーム255の一端部は後側カバー251bのうちアパーチャ251cの側方であって且つステッピングモータ256の上方の部分に回転可能に連結されている。従動アーム255の他端部には羽根252aが回転可能に連結されている。また、従動アーム255の一端部と他端部との間の中間部には羽根252bが回転可能に連結されている。従動アーム255は、駆動アーム254よりも上方の位置において羽根252a、252bに連結されている。羽根252a、252bと駆動アーム254と従動アーム255は互いにリンクしてリンク機構を構成する。従動アーム255は付勢バネ255aにより下方へ付勢されている。すなわち、付勢バネ255aは、羽根252a、252bがアパーチャ251cを開放する方向にリンク機構を付勢している。付勢バネ255aは、付勢部材の一例である。
駆動アーム254をステッピングモータ256により回転駆動すると、駆動アーム254の回動に連動して羽根252a、252b及び従動アーム255が移動する。駆動アーム254の回動に連動して、羽根252a、252bは、アパーチャ251cを遮蔽する閉位置と、アパーチャ251cを開放する開位置との間で移動する。閉位置においては羽根252a、252bは隙間なく上下に並んでアパーチャ251cを完全に閉じて遮蔽する。開位置においては羽根252a、252bは互いに重なり合ってカバー251に収容され、アパーチャ251cを開放する。開位置はアパーチャ251cよりも下方に位置するので、羽根252a、252bはアパーチャ251cの下部分から上部分の順に閉じ、アパーチャ251cを下方から上方へ遮蔽していく。
尚、前述の如く、従動アーム255が付勢バネ255aにより下方に付勢されているので、前述のリンク機構は、羽根252a、252bが開位置に向かう方向に付勢されている。これにより、ステッピングモータ256の非通電時であっても羽根252a、252bが開位置から閉位置に向かって移動することを防止することができる。
閉検出スイッチ257は、羽根252a、252bが閉位置に位置すること(閉状態)を検出する。具体的には、閉検出スイッチ257は、羽根252a、252bが閉位置に位置するときの羽根252aを検出する。閉検出スイッチ257は、閉検出部の一例である。
開検出スイッチ258は、羽根252a、252bが開位置に位置すること(開状態)を検出する。具体的には、開検出スイッチ258は、羽根252a、252bが開位置に位置するときの従動アーム255を検出する。開検出スイッチ258は、開検出部の一例である。
例えば、閉検出スイッチ257と開検出スイッチ258はフォトインタラプタ又はフォトリフレクタ等の光センサであり、光が遮断又は反射されることによって閉状態と開状態をそれぞれ検出する。
このように、羽根252a、252bをリンク機構としてステッピングモータ256により駆動することによって、メカニカルシャッタ250を小型化すると共に簡略化することができる。
さらに、ステッピングモータ256をメータ、プランジャ若しくはDCモータ等の電磁アクチュエータ又は超音波アクチュエータなどに置き換えてもよい。また、アクチュエータに応じて付勢バネ255aを省略してもよい。
(1−4.カメラ本体の撮影の動作)
次に、カメラ本体1の撮影の動作について図を参照しながら説明する。具体的には、制御部21が、カメラ本体1の各要素を制御し、以下の撮影の動作を行う。
図3で示すフォーカルプレーンシャッタであるメカニカルシャッタ250では、駆動間隔が所定時間よりも広い場合、狭い空間に複数の板状部材である羽根252a、252bが重なり合うので羽根252a、252bを移動させる駆動力に対して比較的大きな表面力が幕ユニット252のカバー251と羽根252a、252間に働く場合がある。さらにメカニカルシャッタ250では、ステッピングモータ256の回転軸のオイル切れが発生する場合がある。このような場合には起動特性の悪化が発生し、電源投入後の1枚目の撮影や、連続撮影での1コマ目の撮影時にメカニカルシャッタ250の起動が遅くなることや、幕速の低下等の問題が発生する場合がある。
実施の形態におけるカメラシステム100では、露光のための幕ユニット252の駆動の直前に、上記表面力を低下させるためや、ステッピングモータ回転軸へのオイルを浸潤させるために、幕ユニット252に微小駆動を加えることで上記問題の発生を抑制する。
図6は、実施の形態におけるカメラシステム100の電子先幕及びメカニカル後幕による撮影の動作のタイムチャートであり、シャッタボタン11aが操作されたときに出力する信号S1、S2と、フォーカスレンズ51bの位置と、シャッタの動作とを示す。図6は、ステッピングモータ256に供給されてステッピングモータ256を回転駆動させる駆動信号S256をさらに示す。信号S256はA相とB相の2つの信号よりなる。
シャッタボタン11aが時点t1で半押しされて、信号S1がON状態になると、制御部21は、既知のコントラスト方式のオートフォーカス(以下、「AF」という)の動作を行う。それと同時に、制御部21は、被写体像の測光を行う。この測光の結果に基づいて露光時間を決定する。
制御部21は、時点t3でシャッタボタン11aが全押しされて信号S2がON状態となるまでの間は、表示装置13にCMOSイメージセンサ30で得られたライブビュー画像を表示装置13に表示させる。
シャッタボタン11aが時点t3で全押しされて信号S2が出力されると、制御部21は、ステッピングモータ256が完全には回転しないようにステッピングモータ256にパルス信号である信号S256を入力して通電する。具体的には制御部21はA相、B相に2相励起1.5パルス程度のパルス信号を時点t4に入力し、その直後に反転2相励起パルスをステッピングモータ256に入力する。ステッピングモータ256へのこれらのパルス入力によって、幕ユニット252の羽根252a、252bが時点t4に開位置からわずかに駆動されて移動した後、再び開位置に戻って時点t5に静止するように時点t4から時点t5までの期間PT4に幕ユニット252を微小駆動するプレ駆動動作を行う。プレ駆動動作により幕ユニット252に発生している表面力を低下させ、ステッピングモータ256の回転軸へのオイルの潤滑を促すことが可能となり、時点t5以後、幕ユニット252をスムーズに駆動することができる。続いて、制御部21は、CMOS回路基板31を介してCMOSイメージセンサ30にローリングシャッタ方式の電子先幕PE1によるシャッタ動作を行わせる。詳しくは、制御部21はCMOSイメージセンサ30の下端のラインから上端のラインに向かって順に電荷をリセットする。電荷のリセットを開始してから所定の露光時間が経過すると、制御部21は、メカニカルシャッタ250を作動させて羽根252a、252bを位置P250に移動してアパーチャ251cを遮蔽させる。すなわち、メカニカルシャッタ250は、後幕として機能している。こうして被写体からCMOSイメージセンサ30への光を遮断した後、制御部21は、CMOSイメージセンサ30の電荷を読み出す。
図7は、実施の形態におけるカメラシステム100の連写撮影モードでの動作のタイムチャートであり、図6と同様に、シャッタボタン11aが操作されたときに出力する信号S1、S2と、フォーカスレンズ51bの位置と、シャッタの動作とを示す。連写撮影モードでシャッタボタン11aが連写を継続している時間だけ押されているので、信号S1、S2が継続的に出力される。連写における最初の画像の撮影では、制御部21は図6で示すプレ駆動動作を行った後、電子先幕PE1及びメカニカル後幕によりその画像を撮影する。続いて2コマ目の画像の撮影では、制御部21は上記プレ駆動動作を行わず、その前のコマにより発生したCMOSイメージセンサ30の電荷を読み出した後、必要であればフォーカスレンズを駆動してフォーカスを調整し、すぐに電子先幕PE1及びメカニカル後幕(P250)により2コマ目の画像の撮影を開始する。つまり、プレ駆動動作によって1コマ目の幕ユニット252の状態を2コマ目と同じ状態にすることが可能となる。
なお、図6と図7に示す動作では、幕ユニット252の羽根252a、252bが期間PT4に微小駆動されるプレ駆動動作が行われる間に撮像素子30から画像データを読み出さない。したがって、プレ駆動動作において、羽根252a、252bがアパーチャ251cの少なくとも一部を遮蔽してアパーチャ251cを通って撮像面30aに達する光を遮ってもよい。
図8は、実施の形態におけるカメラシステム100の電子先幕及びメカニカル後幕による撮影の他の動作のタイムチャートであり、図6と同様に、シャッタボタン11aが操作されたときに出力する信号S1、S2と、フォーカスレンズ51bの位置と、シャッタの動作と、ステッピングモータ256に供給される駆動信号S256とを示す。図8に示す動作は図6に示す動作に対して、幕ユニット252を微小駆動させる期間PT4のタイミングが異なる。
具体的には、図6に示す動作では期間PT4はシャッタボタン11aが全押しされる時点t3の後であるが、図8に示す動作では期間PT4はシャッタボタン11aが半押しされる時点t1の後である。
シャッタボタン11aが時点t1で半押しされて信号S1が出力されると、制御部21は、図6に示す動作と同様に動作する。
図8に示す動作では期間PT4が時点t3より前に始まっているので、図6に示す動作に比べてシャッタボタン11aが全押しされた時点t3から実際に電子先幕PE1が動作するまでの期間を短くすることができる。したがって、図8に示す動作により、シャッタボタン11aの全押しの時点t3から短いタイムラグで被写体を撮影することができる。
図8に示す動作では、制御部21がフォーカスアクチュエータにフォーカスレンズ51bを移動させて被写体に合焦させるためのライブビュー画像が撮像されている間に幕ユニット252の羽根252a、252bが期間PT4に微小駆動されるプレ駆動動作が行われる。期間PT4において、制御部21は、羽根252a、252bがアパーチャ251cを通って撮像面30aに達する光を全く遮らないようにステッピングモータ256を駆動するように信号S256をステッピングモータ256に出力することで、時点t1から時点t2までのフォーカスレンズ51bを移動させる合焦動作に影響を与えずに幕ユニット252を微小駆動することができる。もしくは期間PT4において、制御部21は、羽根252a、252bがアパーチャ251cから露出しないように、すなわちアパーチャ251cのいずれの部分も覆わないようにステッピングモータ256を駆動するように信号S256をステッピングモータ256に出力することで、時点t1から時点t2までのフォーカスレンズ51bを移動させる合焦動作に影響を与えずに幕ユニット252を微小駆動することができる。
上述のように、制御部21は、ライブビュー画像の表示の際に、或る1回のフレームにおける画像データ取得と他の或る1回のフレームにおける画像データ取得との間にプレ駆動動作を行うように幕ユニット252を制御する。
図9は、実施の形態におけるカメラシステム100の電子先幕及びメカニカル後幕による撮影のさらに他の動作のタイムチャートであり、図6や図8と同様に、シャッタボタン11aが操作されたときに出力する信号S1、S2と、フォーカスレンズ51bの位置と、シャッタの動作と、ステッピングモータ256に供給される駆動信号S256とを示す。図9に示す動作は図7や図8に示す動作に対して、幕ユニット252を微小駆動させる期間PT4のタイミングが異なる。
具体的には、図6や図8に示す動作では期間PT4はシャッタボタン11aが少なくとも半押しされる時点t1の後であるが、図9に示す動作では期間PT4はライブビュー画像を表示している間である。
前述のように、ライブビュー画像の表示時も、CMOSイメージセンサ30は所定の周期PT5(例えば1/10sec)で電子先幕PE1と電子後幕PE2によるローリングシャッタ方式の電子シャッタ動作を行っている。さらに、ライブビュー画像を表示しているときの電子先幕PE1による電荷のリセットの速度及び電子後幕PE2による電荷の読み出しの速度は、被写体を撮影する際の露光時のそれらよりも速い。
制御部21がライブビュー画像を表示するためのCMOSイメージセンサ30のローリングシャッタ方式の電子シャッタ動作の周期PT5は、CMOSイメージセンサ30に電荷を蓄積してから読み出すまでの期間PT15と、読み出した電荷に基づく画像のデータを維持する期間PT25よりなる。図9に示す動作では、幕ユニット252のプレ駆動動作で微小駆動する期間PT4は期間PT25内にある。すなわち、制御部21は、期間PT25内で、ステッピングモータ256が完全には回転しないようにステッピングモータ256にパルス信号である信号S256を入力して通電する。ステッピングモータ256へのこれらのパルス入力によって、幕ユニット252の羽根252a、252bが時点t4に開位置からわずかに駆動されて移動した後、再び開位置に戻って時点t5に静止するように時点t4から時点t5までの期間PT4に幕ユニット252を微小駆動してプレ駆動動作を行う。プレ駆動動作により幕ユニット252に発生している表面力を低下させ、ステッピングモータ256の回転軸へのオイルの潤滑を促すこと可能となり、時点t5以後、幕ユニット252をスムーズに駆動することができる。制御部21が幕ユニット252をローリングシャッタ動作の周期PT5で微小駆動させてもよいが、幕ユニット252の羽根252a、252bとカバー251間に作用する表面力の低下やステッピングモータ256の潤滑を維持して幕ユニット252の起動時間を短く維持できる周期PT6で微小駆動させてもよい。周期PT6が周期PT5より十分長い場合には、カメラシステム100の消費電力の増加を防ぐことができる。
なお、図9に示す動作では、幕ユニット252の羽根252a、252bが期間PT4に微小駆動されるプレ駆動動作が行われる間には撮像素子30から画像データを読み出さない。したがって、プレ駆動動作において、羽根252a、252bがアパーチャ251cの少なくとも一部を遮蔽してアパーチャ251cを通って撮像面30aに達する光を遮ってもよい。
上述のように、制御部21は、撮像素子30の電荷をリセットした後に撮像面30aに形成された画像により撮像素子30に蓄積された電荷を読み出す画像データ取得を複数回繰り返して行うことで表示装置13にライブビュー画像を継続して表示する。すなわち、制御部21は、撮像素子30から得られる画像データをリアルタイムで表示装置13に表示させるライブビュー画像を表示する。さらに制御部21は、プレ駆動動作において使用者がライブビュー画像からアパーチャ251cが微小駆動されたことを視認できないようにプレ駆動動作を行うようにメカニカルシャッタ250を制御する。
この際に、制御部21は、複数回の画像データ取得の或る1回の画像データ取得と他の或る1回の画像データ取得との間にプレ駆動動作を行うようにメカニカルシャッタ250ユニットを制御してもよい。
もしくはこの際に、期間PT4において、制御部21は、羽根252a、252bがアパーチャ251cを通って撮像面30aに達する光を全く遮らないようにステッピングモータ256を駆動するように信号S256をステッピングモータ256に出力することで、時点t1から時点t2までのフォーカスレンズ51bを移動させる合焦動作に影響を与えずに幕ユニット252を微小駆動することができる。もしくは期間PT4において、制御部21は、羽根252a、252bがアパーチャ251cから露出しないように、すなわちアパーチャ251cのいずれの部分も覆わないようにステッピングモータ256を駆動するように信号S256をステッピングモータ256に出力することで、時点t1から時点t2までのフォーカスレンズ51bを移動させる合焦動作に影響を与えずに幕ユニット252を微小駆動することができる。これにより、制御部21はライブビュー画像が表示されている間に任意の時点でプレ駆動動作を行ってもよい。
実施の形態ではステッピングモータ256をA相とB相との2相の信号で励磁するが、1−2相励磁やマイクロステップ駆動で駆動してもよい。ステッピングモータ256の代わりにDCモータで幕ユニット252を駆動する場合には、制御部21はプレ駆動動作においてごく短時間だけDCモータに通電して幕ユニット252の羽根252a、252bに振動を与えてもよい。また、ステッピングモータ256の代わりにメータコイルで幕ユニット252を駆動する場合は、PWM駆動により幕ユニット252に振動を与えてもよい。
上述のように、撮像装置であるカメラシステム100は、撮像面30aを有する撮像素子30と、被写体からの光が通るアパーチャ251cが設けられたシャッタユニットであるメカニカルシャッタ250と、メカニカルシャッタ250を制御する制御部21とを備える。メカニカルシャッタ250は、アパーチャ251cを開放する開動作とアパーチャ251cを遮蔽する閉動作とを択一的に行う幕ユニット252と、幕ユニット252を駆動するアクチュエータであるステッピングモータ256とを有する。制御部21は、撮像素子30の電荷をリセットした後にメカニカルシャッタ250のアパーチャ251cを遮蔽する閉動作を行う撮影動作と、撮影動作の前に幕ユニット250をアクチュエータ256によって微小駆動するプレ駆動動作とを行うようにメカニカルシャッタ250ユニットを制御する。被写体からアパーチャ251cを通った光は撮像素子30の撮像面30aに達する。
カメラシステム100は撮影動作を含む複数の連続する撮影動作を行う連続撮影動作モード有していてもよい。この場合には、制御部21は連続撮影動作モードにおいて、複数の連続する撮影動作のうちの最初の撮影動作の前にプレ駆動動作を行い、複数の連続する撮影動作の間にはプレ駆動動作を行なわないようにメカニカルシャッタ250を制御する。
(1−5.効果)
実施の形態におけるカメラシステム100では、露光のための幕ユニット252の駆動の直前に、幕ユニット252に微小駆動を加える。したがって、実施の形態におけるカメラシステム100は適正な露光で画像を撮影することができる。さらには、カメラシステム100は、連写撮影での露光のバラつきを低減することができる。
また、メカニカルシャッタ250は、アパーチャ251cを開放する開動作とアパーチャを遮蔽する閉動作とを択一的に行う1つだけの幕ユニット252を有する。
この構成により、メカニカル先幕及びメカニカル後幕を有するフォーカルプレーンシャッタに比べて構成が簡略化されている。したがって、メカニカルシャッタ250がボディマウント14とCMOSイメージセンサ30との間に配置されていても、ボディマウント14とCMOSイメージセンサ30との間の距離が長くなることを防止することができ、カメラ本体1の小型化を図ることができる。
また、メカニカルシャッタ250は、羽根252a、252bと、羽根252a、252bに連結されて羽根252a、252bと共にリンク機構を構成する駆動アーム254及び従動アーム255と、駆動アーム254に連結されたステッピングモータ256とを有する。
この構成によれば、ステッピングモータ256により羽根252a、252bを駆動することによってメカニカルシャッタ250をコンパクトに構成することができ、その結果、カメラ本体1の小型化を図ることができる。
メカニカルシャッタ250は、羽根252a、252bがアパーチャ251cを開放する方向に上記リンク機構を付勢する付勢バネ255aをさらに有する。
この構成によれば、ステッピングモータ256の非通電時であっても、付勢バネ255aにより、アパーチャ251cを開放した状態に羽根252a、252bを保持することができる。
また、メカニカルシャッタ250は、羽根252a、252bがアパーチャ251cを遮蔽したことを検出する閉検出スイッチ257をさらに有する。
この構成によれば、制御部21は羽根252a、252bがアパーチャ251cを遮蔽したことを確実に検出することができる。
また、メカニカルシャッタ250は、羽根252a、252bがアパーチャ251cを開放したことを検出する開検出スイッチ258をさらに有する。
この構成によれば、制御部21は、羽根252a、252bがアパーチャ251cを開放したことを確実に検出することができる。
また、カメラ本体1は、CMOSイメージセンサ30と、CMOSイメージセンサ30の前に配置されたメカニカルシャッタ250と、フラッシュ装置40とを備える。メカニカルシャッタ250にはアパーチャ251cが設けられている。メカニカルシャッタ250は、アパーチャ251cを開放する開動作及びアパーチャ251cを遮蔽する閉動作を択一的に行う1つだけの幕ユニット252を有する。フラッシュ装置40が発するフラッシュ光を用いた撮影においては、制御部21はCMOSイメージセンサ30の電荷をリセットした後にフラッシュ装置40にフラッシュ光を発光させる。その後、制御部21はメカニカルシャッタ250のアパーチャ251cを幕ユニット252で遮蔽した後にCMOSイメージセンサ30に蓄積した電荷を読み出す。
この構成によれば、メカニカルシャッタ250は、アパーチャ251cを開放する開動作とアパーチャ251cを遮蔽する閉動作とを択一的に行う1つだけの幕ユニット252を有する。したがって、メカニカルシャッタ250は先幕及び後幕を有するいわゆるフォーカルプレーンシャッタに比べて構成が簡略化されているので、カメラ本体1の小型化を図ることができる。
それに加えて、CMOSイメージセンサ30をシャッタの電子先幕PE1として機能させると共に、メカニカルシャッタ250を後幕として機能させる。フラッシュ光の発光後にメカニカルシャッタ250を閉じることによって、電荷の読み出し時に余分な被写体光を遮断することができる。つまり、実施の形態におけるカメラシステム100は、先幕及び後幕を有するフォーカルプレーンシャッタを設けなくても、電荷の読み出し中の露光を防止し、適正露出によるフラッシュ撮影を行うことができる。
さらに、カメラ本体1は、CMOSイメージセンサ30と、CMOSイメージセンサ30の前に配置されたメカニカルシャッタ250とを備える。メカニカルシャッタ250にはアパーチャ251cが設けられている。メカニカルシャッタ250は、アパーチャ251cを開放する開動作とアパーチャを遮蔽する閉動作とを択一的に行う1つだけの幕ユニット252を有する。制御部21は、アパーチャ251cを開放した状態とアパーチャ251cを幕ユニット252で遮蔽した状態で、CMOSイメージセンサ30の電子先幕PE1と後幕PE2よりなる電子シャッタにより画像を撮影する。制御部21は、アパーチャ251cを開放した状態で取得した画像を、アパーチャ251cを遮蔽した状態で取得した画像で補正する。
この構成によれば、メカニカルシャッタ250は、アパーチャ251cを開放する開動作とアパーチャ251cを遮蔽する閉動作とを択一的に行う1つだけの幕ユニット252を有するので、いわゆる先幕及び後幕を有するフォーカルプレーンシャッタに比べて構成が簡略化されており、カメラ本体1の小型化を図ることができる。
それに加えて、CMOSイメージセンサ30に電子シャッタの動作を行わせることで撮影を行う場合でも、メカニカルシャッタ250のアパーチャ251cを遮蔽した状態での画像いわゆるダーク画像を取得することができる。これにより、カメラシステム100は高感度撮影を実現することができる。
(2.その他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、上記実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
実施の形態におけるカメラシステム100は以下の構成を有していてもよい。
メイン回路基板20は、ボディマウント14とCMOSイメージセンサ30との間に配置されるものに限られず、例えば、CMOSイメージセンサ30の後方又は側方に配置されていてもよい。
また、撮像素子としてCMOSイメージセンサ30を採用しているが、これに限られるものではない。例えば、撮像素子としてCCDイメージセンサを用いてもよい。
カメラシステム100はレンズ交換式カメラであるが、これに限られるものではない。カメラシステム100はレンズ固定式カメラであってもよい。
実施の形態におけるカメラシステム100では、制御部21はメカニカルシャッタ250を後幕として機能させているが、先幕として機能させてもよい。つまり、制御部21は、露光の前に羽根252a、252bにアパーチャ251cを遮蔽させておき、その後、アパーチャ251cを開放させることによって露光の開始タイミングを決めるように動作してもよい。
また、メカニカルシャッタ250の構成は、実施の形態に限られるものではない。例えば、メカニカルシャッタ250は1枚の羽根又は3枚以上の羽根を有していてもよい。また、メカニカルシャッタ250の羽根はステッピングモータ256以外の駆動源により駆動されてもよい。また、羽根252a、252bはアパーチャ251cを下から上に閉じているが、これに限られるものではない。羽根252a、252bはアパーチャ251cを上から下へ閉じるようにしてもよいし、左から右又は右から左へ閉じるようにしてもよい。
図10と図11は実施の形態における他のメカニカルシャッタ350の正面図である。図10と図11において、図3から図5に示すメカニカルシャッタ250と同じ部分には同じ参照番号を付す。図10と図11に示すメカニカルシャッタ350は、従動アーム255の付勢の方法と、アパーチャ251cの開状態及び閉状態の検出部の構成がメカニカルシャッタ250と異なる。
メカニカルシャッタ350は、付勢バネ255aの代わりに、スナップアクション付勢バネ355aを有する。スナップアクション付勢バネ355aの一端部は、前側カバー251aに設けられた係止部351bに係止され、スナップアクション付勢バネ355aの他端部は、従動アーム255に設けられた係止部255bに係止されている。スナップアクション付勢バネ355aは、羽根252a、252bがアパーチャ251cを開放する方向と羽根252a、252bがアパーチャ251cを遮蔽する方向とにリンク機構を付勢することができる。スナップアクション付勢バネ355aは、付勢部材及びスナップアクション付勢部材の一例である。つまり、図10に示すようにステッピングモータ256が羽根252a、252bを開位置の近傍まで移動させたときには、羽根252a、252bはスナップアクション付勢バネ355aにより開位置の方へ付勢される。そして、ステッピングモータ256の非通電時であっても羽根252a、252bはスナップアクション付勢バネ355aにより開位置に保持され、開位置から閉位置の方へ移動することが防止される。一方、図11に示すようにステッピングモータ256が羽根252a、252bを閉位置の近傍まで移動させたときには、羽根252a、252bはスナップアクション付勢バネ355aにより閉位置の方へ付勢される。そして、ステッピングモータ256の非通電時であっても、羽根252a、252bはスナップアクション付勢バネ355aにより閉位置に保持され、閉位置から開位置の方へ移動することが防止される。
また、駆動アーム254には突起部254aが設けられている。メカニカルシャッタ350は、羽根252a、252bが開位置に位置するときの突起部254aを検出できる位置に設けられた開検出スイッチ258をさらに有する。一方、従動アーム255には突起部255cが設けられている。メカニカルシャッタ350は、羽根252a、252bが閉位置に位置するときの突起部255cを検出できる位置に設けられた閉検出スイッチ257をさらに有する。
図12と図13は実施の形態におけるさらに他のメカニカルシャッタ450の正面図である。図12と図13において、図10と図11に示すメカニカルシャッタ350と同じ部分には同じ参照番号を付す。図12と図13に示すメカニカルシャッタ450は、スナップアクション付勢バネ355aの代わりにスナップアクション付勢バネ455aにより駆動アーム254を付勢している点でメカニカルシャッタ350と異なる。
メカニカルシャッタ450は、駆動アーム254を付勢するスナップアクション付勢バネ455aを有する。スナップアクション付勢バネ455aは、前側カバー251aに設けられた係止部451bに係止された一端部と、駆動アーム254に設けられた係止部254bに係止されている他端部と、一端部と他端部との間で中心C455を中心にコイル状に巻かれている中間部とを有する。スナップアクション付勢バネ455aは、羽根252a、252bがアパーチャ251cを開放する方向と、羽根252a、252bがアパーチャ251cを遮蔽する方向とにリンク機構を付勢することができる。スナップアクション付勢バネ455aは、付勢部材及びスナップアクション付勢部材の一例である。
図12に示すように、ステッピングモータ256が羽根252a、252bを開位置の近傍まで移動させたときには、スナップアクション付勢バネ455aの他端部は中心C455を中心とする円周方向のばね力Ft1を発生する。駆動アーム254の係止部254bに当接しているスナップアクション付勢バネ455aの他端部と直角の方向のばね力Ft1の成分Ft2が駆動アーム254の係止部254bに印加される。ばね力Ft1の成分Ft2は羽根252a、252bを開位置の方へ付勢する。これにより、ステッピングモータ256の非通電時であっても、羽根252a、252bはスナップアクション付勢バネ455aにより開位置に保持され、開位置から閉位置の方へ移動することが防止される。
一方、図13に示すようにステッピングモータ256が羽根252a、252bを閉位置の近傍まで移動させたときには、スナップアクション付勢バネ455aの他端部は中心C455を中心とする円周方向のばね力Fs1を発生する。駆動アーム254の係止部254bに当接しているスナップアクション付勢バネ455aの他端部と直角の方向のばね力Fs1の成分Fs2が駆動アーム254の係止部254bに印加される。ばね力Fs1の成分Fs2は羽根252a、252bを閉位置の方へ付勢する。これにより、ステッピングモータ256の非通電時であっても、羽根252a、252bはスナップアクション付勢バネ455aにより閉位置に保持され、閉位置から開位置の方へ移動することが防止される。
また、駆動アーム254には突起部254aが設けられている。メカニカルシャッタ450は、羽根252a、252bが開位置に位置するときの突起部254aを検出できる位置に設けられた開検出スイッチ258をさらに有する。一方、従動アーム255には突起部255cが設けられている。メカニカルシャッタ450は、羽根252a、252bが閉位置に位置するときの突起部255cを検出できる位置に設けられた閉検出スイッチ257をさらに有する。
ここに開示された技術は撮像装置について有用である。例えば、静止画撮影を主に行うデジタルスチルカメラ、動画撮影を主に行うカムコーダ等のカメラシステムに適用可能である。
21 制御部
30 CMOSイメージセンサ(撮像素子)
30a 撮像面
250,350,450 メカニカルシャッタ(シャッタユニット)
251 カバー
251c アパーチャ
252 幕ユニット
252a 羽根
252b 羽根
256 ステッピングモータ(アクチュエータ)

Claims (6)

  1. 撮像面を有する撮像素子と、
    被写体からの光が通るアパーチャが設けられたシャッタユニットと、
    前記シャッタユニットを制御する制御部と、
    を備え、
    前記シャッタユニットは、
    前記アパーチャを開放する開動作と前記アパーチャを遮蔽する閉動作とを択一的に行う幕ユニットと、
    前記幕ユニットを駆動するアクチュエータと、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記撮像素子の電荷をリセットした後に前記閉動作を行う撮影動作と、
    前記撮影動作の前に、前記幕ユニットを前記アクチュエータによって微小駆動するプレ駆動動作と、
    を行うように前記シャッタユニットを制御する、撮像装置。
  2. 前記撮像装置は前記撮影動作を含む複数の連続する撮影動作を行う連続撮影動作モードを有し、
    前記制御部は前記連続撮影動作モードにおいて、
    前記複数の連続する撮影動作のうちの最初の撮影動作の前に前記プレ駆動動作を行い、
    前記複数の連続する撮影動作の間には前記プレ駆動動作を行なわない、
    ように前記シャッタユニットを制御する、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、
    前記撮像素子から得られる画像データをリアルタイムで表示装置に表示させるライブビュー画像を表示し、
    前記プレ駆動動作において使用者が前記ライブビュー画像から前記アパーチャが微小駆動されたことを視認できないように前記プレ駆動動作を行う、
    ように前記シャッタユニットを制御する、請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、前記ライブビュー画像の表示の際に、或る1回のフレームにおける画像データ取得と他の或る1回のフレームにおける画像データ取得との間に前記プレ駆動動作を行うように前記シャッタユニットを制御する、請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記幕ユニットは前記アパーチャを開放する状態と遮蔽する状態とを遷移可能な羽根を有し、
    前記シャッタユニットが前記プレ駆動動作を行う際には、前記アパーチャを通る光を前記羽根が完全には遮蔽しないように前記アクチュエータは前記羽根を駆動する、請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記シャッタユニットが前記プレ駆動動作を行う際には、前記羽根が前記アパーチャのいずれの部分も遮蔽しないように前記アクチュエータは前記羽根を駆動する、請求項5に記載の撮像装置。
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