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JP2015103271A - 記憶装置及び記憶装置の制御方法 - Google Patents

記憶装置及び記憶装置の制御方法 Download PDF

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JP2015103271A
JP2015103271A JP2014146234A JP2014146234A JP2015103271A JP 2015103271 A JP2015103271 A JP 2015103271A JP 2014146234 A JP2014146234 A JP 2014146234A JP 2014146234 A JP2014146234 A JP 2014146234A JP 2015103271 A JP2015103271 A JP 2015103271A
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Kenichi Murooka
賢一 室岡
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Abstract

【課題】高品質な記憶装置及びその制御方法を提供する。【解決手段】記憶装置は、平行配置された第1の方向に延伸する複数の大域列線1と、第1の方向と直交する第2の方向に延伸する複数の行線2と、第1の方向及び第2の方向に直交する第3の方向に延伸する二次元配列状の複数の列線3と、行線及び列線の各交差部に配置され、抵抗変化材を含むメモリセルを複数備えるメモリセルアレイMCと、大域列線1及び列線3の間に配置される複数のシートセレクタSSを備える。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、記憶装置及び記憶装置の制御方法に関する。
近年、抵抗変化材料でメモリセルが形成される、ReRAM(Resistive RAM)と呼ばれるメモリが提案されている。ReRAMのメモリセルは、従来のトレンドを上回る高集積化が可能であると、期待されている。
米国特許第792040号明細書
高品質な記憶装置及び記憶装置の制御方法を提供する。
実施形態の記憶装置は、平行配置された第1の方向に延伸する複数の大域列線と、前記第1の方向と直交する第2の方向に延伸する複数の行線と、前記第1の方向及び前記第2の方向に直交する第3の方向に延伸する二次元配列状の複数の列線と、前記行線及び前記列線の各交差部に配置され、抵抗変化材を含むメモリセルを複数備えるメモリセルアレイと、前記大域列線及び前記列線の間に配置される複数のシートセレクタと、前記大域列線、前記行線、前記列線、前記メモリセル、及び前記シートセレクタを制御する制御部と、を具備し、前記複数のシートセレクタは、チャネル領域と、前記チャネル領域の第1の側面上に形成される第1の絶縁層と、前記第2の方向に延伸し、前記第1の方向において前記第1の絶縁層上に形成される第1の選択ゲート線と、を含む第1のトランジスタ、及びチャネル領域と、前記チャネル領域の、前記第1の側面と、前記第1の方向で対向する第2の側面上に形成される第2の絶縁層と、前記第2の方向に延伸し、前記第1の方向において前記第2の絶縁層上に形成される第2の選択ゲート線と、を含む第2のトランジスタ、を備え、前記制御部は、前記メモリセルアレイにデータを格納または消去する際、前記メモリセルを選択するために、前記大域列線、前記行線、及び前記選択ゲート線を選択し、前記複数の行線のうち選択された行線に、選択行線電圧を印加し、前記複数の行線のうち選択されていない行線に非選択行線電圧を印加し、前記複数の大域列線のうち選択された大域列線に選択大域列線電圧を印加し、前記複数の大域列線のうち選択されていない大域列線に第1の非選択大域列線電圧を印加し、前記第1及び第2の選択ゲート線に非選択セレクタ電圧を印加し、前記複数のシートセレクタのうち選択されたシートセレクタの第1及び第2のトランジスタのうち、前記第1の選択ゲート線に第1の選択セレクタ電圧を印加し、前記第1の選択セレクタ電圧が印加された後、第1の時間経過後、選択されたシートセレクタの前記第2の選択ゲート線に第2の選択セレクタ電圧を印加することを実行する。
図1は、記憶装置のブロック図の一例である。 図2は、メモリセルアレイの斜視図の一例である。 図3は、メモリセルアレイの平面図の一例である。 図4は、メモリセルアレイの部分断面図の一例である。 図5は、メモリセルアレイの回路図の一例である。 図6は、記憶装置の外観図の一例である。 図7は、記憶装置の動作時のバイアス関係を示す図の一例である。 図8は、メモリセルアレイの断面図の一例である。 図9は、メモリセルアレイのブロック構成の例を示している。 図10は、第1の実施形態に係わるフローチャートの一例である。 図11は、第1の実施形態に係るSET動作の波形図の一例である。 図12は、SET動作時のバイアス例である。 図13は、SET動作時のバイアス例である。 図14は、SET動作時のバイアス例である。 図15は、SET動作時のバイアス例である。 図16は、SET動作時のバイアス例である。 図17は、図14および図15のI−V特性を模式的に表したグラフである。 図18は、第1の実施形態に係るリセット動作の波形図の一例である。 図19は、RESET動作時のバイアス例である。 図20は、RESET動作時のバイアス例である。 図21は、RESET動作時のバイアス例である。 図22は、RESET動作時のバイアス例である。 図23は、RESET動作時のバイアス例である。 図24は、変形例1に係るSET動作の波形図の一例である。 図25は、変形例1に係るSET動作の際のシートセレクタ選択解除の一例である。 図26は、変形例1に係るRESET動作の波形図の一例である。 図27は、変形例1に係るRESET動作の際のシートセレクタ選択解除の一例である。 図28は、変形例2に係るSET動作の波形図の一例である。 図29は、変形例2に係るSET動作の際のシートセレクタ選択解除の一例である。 図30は、変形例2に係るRESET動作の波形図の一例である。 図31は、変形例2に係るRESET動作の際のシートセレクタ選択解除の一例である。 図32は、変形例3に係るSET動作の波形図の一例である。 図33は、変形例3に係るSET動作の際のシートセレクタ選択解除の一例である。 図34は、変形例3に係るRESET動作の波形図の一例である。 図35は、変形例3に係るRESET動作の際のシートセレクタ選択解除の一例である。 図36Aは、第2の実施形態に係わるフローチャートの一例である。 図36Bは、第2の実施形態に係わるフローチャートの一例である。 図37は、第2の実施形態に係るSET動作の波形図の一例である。 図38は、第2の実施形態に係るSET動作時のバイアス例を示している。 図39は、第2の実施形態に係るSET動作時のバイアス例を示している。 図40は、第2の実施形態に係るRESET動作の波形図の一例である。 図41は、第2の実施形態に係るRESET動作時のバイアス例を示している。 図42は、第2の実施形態に係るRESET動作時のバイアス例を示している。 図43は、第2の実施形態に係る記憶装置の動作の一例を示した図と、波形図の一例である。 図44は、第3の実施形態に係る製造方法を示す斜視図の一例である。 図45は、第3の実施形態に係る製造方法を示す斜視図の一例である。 図46は、第3の実施形態に係る製造方法を示す斜視図の一例である。 図47は、第3の実施形態に係る製造方法を示す斜視図の一例である。 図48は、第3の実施形態に係る製造方法を示す斜視図の一例である。 図49は、第3の実施形態に係る製造方法を示す斜視図の一例である。 図50は、第3の実施形態に係る製造方法を示す斜視図の一例である。 図51は、第3の実施形態に係る製造方法を示す斜視図の一例である。 図52は、第3の実施形態に係る製造方法を示す斜視図の一例である。 図53は、第3の実施形態に係る製造方法を示す斜視図の一例である。 図54は、第3の実施形態に係る製造方法を示す斜視図の一例である。 図55は、第3の実施形態に係る製造方法を示す斜視図の一例である。
以下に、実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。また、以下に示す各実施形態は、この実施形態の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、実施形態の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。実施形態の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施形態)
<記憶装置の全体構成>
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係る記憶装置について概略的に説明する。図1は、記憶装置の基本的な全体構成を示すブロック図の一例である。
図1に示すように、記憶装置20は、メモリセルアレイ21、WLデコーダ22、GBLデコーダ23、セレクタデコーダ24、制御回路25、及び、電源26を備えている。
メモリセルアレイ21は、後述するように可変抵抗素子(不図示)を備えるメモリセルMC(不図示)がマトリクス状に配置されている。メモリセルMCにおいて、可変抵抗素子の一端は、いずれかのビット線BL(BL0、BL1、…)に接続され、他端は、いずれかのワード線櫛WLcomb(WLcomb_a、WLcomb_b)に接続されている。
WLデコーダ22は、ワード線選択部及びワード線ドライバを含む。ワード線選択部は、制御回路25から受信したWLアドレスに基づいてワード線WLを選択する。ワード線ドライバは、選択ワード線及び非選択ワード線に対して、データの読み出し、書き込み、及び、消去に必要な電圧を印加することができる。
GBLデコーダ23は、グローバルビット線選択部及びグローバルビット線ドライバを含む。グローバルビット線選択部は、制御回路25から受信したカラムアドレスに基づいてグローバルビット線GBLを選択する。グローバルビット線ドライバは、選択グローバルビット線及び非選択グローバルビット線に対して、データの読み出し、書き込み、及び消去に必要な電圧を印加することができる。
セレクタデコーダ24は、セレクタ選択部及び選択ゲート線ドライバを含む。セレクタ選択部は、制御回路25から受信したシートアドレスに基づいて、選択ゲート線SSGを選択する。選択ゲート線ドライバは、選択した選択ゲート線及び非選択の選択ゲート線に対して、データの読み出し、書き込み、及び消去に必要な電圧を印加することができる。
制御回路25は、記憶装置20全体の動作を制御する。また、ロウアドレスをWLデコーダ22に送信し、カラムアドレス(GBLアドレス)をGBLデコーダ23に送信し、セレクタアドレスをセレクタデコーダ24に送信することができる。
また、制御回路25は、データの書き込み時には、選択されたメモリセルMCの可変抵抗素子の抵抗状態を変化させるため、必要な電圧を印加するように、WLデコーダ22、GBLデコーダ23、及び、セレクタデコーダ24に命令することができる。
制御回路25は、データの読み出し時には、選択されたメモリセルMCの可変抵抗素子の抵抗値を、当該メモリセルMCの記憶状態として検出するため、必要な電圧を印加するようにWLデコーダ22、GBLデコーダ23、及び、セレクタデコーダ24に命令することができる。
更に、制御回路25は、センスアンプを備え、グローバルビット線GBLに読み出されたデータを、このセンスアンプにより、センス(増幅)することができる。
電源26は、データの読み出し、書き込み、及び、消去に必要な電圧セットを生成する。電源26で生成された電圧は、ワード線WL及びビット線BLに与えられる。
例えば、データの書き込みの際には、選択ワード線と選択ビット線との間に大きい電位差を発生させ、可変抵抗素子の抵抗状態を遷移させる。また、データの読み出しの際には、抵抗状態の遷移が生じない範囲で、選択ワード線と選択ビット線との間に電位差を発生させ、ビット線又はワード線に流れる電流を検出することができる。
<メモリセルアレイ>
次に、図2〜5を用いて第1の実施形態に係るメモリセルアレイについて説明する。図2は、メモリセルアレイの一例を示している。図3は、メモリセルアレイの平面図の一例を示している。図3は、図2の第一の方向と第二の方向とで形成される面内のレイアウトであり、特に、ワード線WLの平面パターンを説明するための図である。図3は、図2の複数のlayerのうちの、いずれか1つのlayer内におけるワード線WLのパターンを示す。図3において、斜線を付した領域は、ワード線WLのレイアウトを表している。図4は、メモリセルアレイの部分断面図とその等価回路の一例を示している。図4は、図2の第一の方向と第三の方向とで形成される面内の部分断面である。図5は、メモリセルアレイ21の等価回路である。
図2に示すように、メモリセルアレイ内には、複数の大域列線1、行線2、及び、列線3が設けられている。複数の大域列線1は、それぞれが第一の方向に沿って互いに平行に形成され、例えば、メモリセルアレイの最下層に配置されている。複数の行線2は、それぞれ第一の方向に直交する第二の方向に沿って互いに平行に形成され、大域列線1よりも第一及び第二の方向と交差する第三の方向において高い位置に設けられている。この複数の行線2の層(FIG.1のfirst layer, second layer, third layer …)は、第三の方向(大域列線1が配列される面の法線方向)に、複数、設けられている。
列線3は、隣接する行線2間に、第三の方向に沿って延び、第一及び第二の方向に複数個配置される。列線3の一端(下端)は、いずれかの大域列線1に電気的に接続される。より具体的には、第一の方向と第二の方向で形成される二次元平面内において、第一の方向に沿って同一列に配列された列線3は、同一の大域列線1に電気的に接続される。
各行線2と列線3との間に、可変抵抗素子を含むメモリセルMCが形成されている。本例では、列線3の側面(行線2と相対する面)の全面に抵抗変化材4が形成されている。列線3と行線2の間に配置された抵抗変化材4の部分がそれぞれメモリセルMCとして機能する。
なお、本例における抵抗変化材4は、ビット線3の側面の対向する2つの組のうち、第一の方向で対向する2つの側面(行線2に対向する2つの側面)に設けられ、第二の方向で対向する2つの側面(行線2に対向しない2つの側面)には設けられない。
大域列線1と、それに対応する列線との間にはシートセレクタ(選択素子)SSが設けられている。シートセレクタSSは、例えば、FET(Field Effect Transistor)である。ここで、このFETを「選択FET」と称する場合がある。この場合、シートセレクタSSは、大域列線1上に形成されたソース領域5と、ソース領域5上に形成された半導体層(チャネル領域)6と、半導体層6上に形成されたドレイン領域7とを備えている。半導体層6は、例えば、シリコン層である。
また、隣接する半導体層6間に、第二の方向に沿った選択ゲート線(選択FETの選択ゲート電極)8が形成されている。選択ゲート線8は、行線2と平行に配列されている。更に、選択ゲート線8と半導体層6との間には、ゲート絶縁層9が形成されている。
なお、大域列線1、行線2、及び列線3を、通常のMOS型メモリデバイスと同様に、それぞれグローバルビット線GBL、ワード線WL、及びビット線BLと称する場合がある。
なお、「シート」とは、いずれかの選択ゲート線8によって選択されるメモリセルの集合を表す。図2では、第二の方向と第三の方向とで形成される平面内にあるメモリセルの集合がシートである。
図3に示すように、1つのlayerにおけるワード線WLは、1本おきに共通に接続されている。言い換えれば、メモリセルアレイは、櫛形構造を有する2組のワード線WLを有し、ワード線WLの第二の方向に沿った直線上の領域は、いずれかの櫛形構造に交互に属している。
更に、本構成は、次のように言い換えることもできる。複数のワード線WLを、図3の紙面の右側から順にWL0、WL1、WL2、…WL7とlabelした場合、奇数ワード線WL1、WL3、…WL7に対しては、電気的に同一の電圧が印加される(あるいは、これらは共通に接続される)。他方、偶数ワード線WL0、WL2、…WL6に対しても、電気的に同一の電圧が印加される(あるいは、これらは共通に接続される)。そして、奇数ワード線と偶数ワード線との間では、異なる電圧が印加可能とされる(あるいは、奇数ワード線と偶数ワード線は、分離される)。
以下では、奇数ワード線の組をワード線櫛WLcomb_aと呼び、偶数ワード線の組をワード線櫛WLcomb_bと呼ぶ。また、両者を区別しない場合には、単に、ワード線櫛WLcombと呼ぶ。
なお、図3では、8本のワード線、5本のグローバルビット線GBL、45本のビット線BLを含む場合を示しているが、これは例示に過ぎず、これら導電線の数は、適宜、変更可能である。
次に、図4に示すように、1本のグローバルビット線GBL上には、シートセレクタSSを形成するためのソース領域5、チャネル領域6、及び、ドレイン領域7が順次積層されている。この積層構造の側面には、ゲート絶縁層9が形成されている。
第一の方向で隣接するチャネル領域6間には、選択ゲート線8(SSG)が設けられている。このソース領域5、チャネル領域6、ドレイン領域7、ゲート絶縁層9、及び選択ゲート線8(SSG)により、シートセレクタSSとなる選択FET(例えば、MOSトランジスタ)が形成されている。
即ち、シートセレクタSSは、ソース領域5、チャネル領域6、及びドレイン領域7の1つの組に対して、それぞれ異なる選択ゲート線SSGに接続された2つのゲートを備えている。言い換えれば、1本のビット線BLにつき、2つの選択FETが設けられ、これらは、ソース領域5、チャネル領域6、及び、ドレイン領域7を共有し、ゲートが互いに異なる選択ゲート線SSGに接続されている。また、異なるビット線BLに関連付けられ、且つ、第一の方向で隣接する複数のシートセレクタSSは、互いにゲート(選択ゲート線SSG)を共有している。
各シートセレクタSSのドレイン領域7上には、柱状のビット線BLが形成されている。ビット線BLの側面には、メモリセルMCとして機能する抵抗変化材4が形成されている。更に、第一の方向で隣接するビット線BL間の領域には、ワード線WLが形成されている。抵抗変化材4は、ビット線BL及びワード線WLに接するように、例えばHfOを材料に用いて形成される。
このHfOに代表される抵抗変化材4は、低抵抗状態(LRS:low resistance state)と高抵抗状態(HRS:high resistance state)の少なくとも2つの抵抗値を遷移する素材である。高抵抗状態の抵抗変化材は、ある一定以上の電圧が印加されると低抵抗状態に遷移し、低抵抗状態の抵抗変化材は、ある一定以上の電流が流れると高抵抗状態に遷移することが知られている。
特に、高抵抗状態から低抵抗状態への遷移と、低抵抗状態から高抵抗状態への遷移が、異なる極性の電圧の印加により行われるものは、バイポーラ動作素子と呼ばれている。このような動作をする抵抗変化材4は、HfO以外にも、TiO、ZnMn、NiO、SrZrO、及び、Pr0.7Ca0.3MnO、炭素等の材料の少なくとも1つを含む薄膜で形成することが可能である。
また、抵抗変化材4には多結晶若しくはアモルファス状態のSi、または、Ge、SiGe、GaAs、InP、GaP、GaInAsP、GaN、SiC、SiO、SiON、SiN、HfSiO、AlOなどを用いることができる。また、抵抗変化材4には上述した材料の積層膜を用いることもできる。また、抵抗変化材料4とビット線3の間に電極として、例えば、Ag、Au、Ti、Ni、Co、Al、Fe、Cr、Cu、W、Hf、Ta、Pt、Ru、ZrまたはIrや、その窒化物あるいは炭化物などの電極を配置することができる。また、電極として、多結晶シリコンに上記材料を添加した材料を用いることもできる。
以上により、ワード線WLとビット線BLとの間に設けられた抵抗変化材4とを含むメモリセルMCが、メモリセルアレイ内に、例えば、三次元マトリクス状に配置されている。本構造では、ワード線WL及びビット線BLは、単なるラインアンドスペースのパターンである。ワード線WLとビット線BLとは、互いに交差する位置関係であれば良く、ワード線方向及びビット線方向へのずれを考慮する必要はない。
従って、製造時におけるメモリセル内の位置合せ精度は極めて緩くすることが可能であり、製造を容易に行うことができる。そして、この構造は2Fの領域に1ビットの情報を蓄えることのできる、高集積化構造である。
図5に示すように、メモリセルアレイ21中には、可変抵抗素子(図2及び図4の抵抗変化材4)を備えるメモリセルMCがマトリクス状に配置されている。メモリセルMCにおいて、可変抵抗素子の一端は、いずれかのビット線BL(BL0、BL1、…)に接続され、他端は、いずれかのワード線櫛WLcomb(WLcomb_a、WLcomb_b)に接続されている。
なお、図5においては、ワード線櫛WLcomb_a、WLcomb_bをそれぞれWLcomb_ai、WLcomb_b iと表記しているが、このiは、当該ワード線櫛が形成されるlayerの番号(何層目かを示し、1層目ならi=1、2層目ならi=2、以下、同様)を表している。
各ビット線BLは、対応するシートセレクタSS(SS0、SS1、SS2、…)を介して、対応するグローバルビット線GBLに接続される。更に、隣接するシートセレクタSSのゲートは、共通の選択ゲート線SSGj(jは自然数)に接続されている。シートセレクタSSは、ソースとドレインを共通にする2つの並列接続された選択FET TR1、TR2の集合とみなすことができる。
あるシートセレクタSSを構成する2つの選択FETのうちの1つ(例えば、TR1)のゲートは、それに隣接するシートセレクタSSを構成する2つの選択FETのうちの1つ(例えば、TR2)のゲートと共有化されている。
また、あるシートセレクタSSを構成する2つの選択FETのうちの他の1つ(例えば、TR2)のゲートは、それに隣接するシートセレクタSSを構成する2つの選択FETのうちの他の1つ(例えば、TR1)のゲートと共有化されている。
但し、最も端部に位置するシートセレクタSSは、トランジスタTR1及びトランジスタTR2のいずれか一方のみで構成される。
図2の三次元積層型メモリセルアレイは、図5の構成を複数有している。
即ち、図5は、図2において、第一の方向と第三の方向で形成される二次元平面内に含まれるメモリセル配列MSの一例を示したものに相当する。このメモリセル配列MSは、第二の方向に沿って複数配置されている。このとき、複数のメモリセル配列MS間では、ワード線櫛WLcomb_ai同士、WLcomb_bi同士、及び、選択ゲート線SSGj同士は、共通に接続される。反対に、ビット線BL及びグローバルビット線GBLは、メモリセル配列MS間で分離されている。
<記憶装置の外観>
続いて、図6を用いて、第1の実施形態に係る記憶装置の外観について概略的に説明する。図6は、記憶装置の外観の一例を示している。
図6に示すように、半導体基板(例えば、シリコン基板)31上には、通常用いられるプロセスによる配線層を含むCMOS回路32が形成される。CMOS回路32上に、複数のメモリセル部34を含む層33が形成されている。図6の個々のメモリセル部34は、図2のメモリセルアレイに対応し、例えば、20nmのデザインルールで配線が形成されている。また、図1のデコーダ22〜24及び制御回路25を含む、通常のメモリにおいて、周辺回路と呼ばれている部分は、図6のCMOS回路32に含まれている。
なお、CMOS回路32は、メモリセル部34との接続部を除き、メモリセル部34よりも緩い、例えば、100nmデザインルールで設計/製作することができる。層33は、CMOS回路32との電気的接続部を、各メモリセル部34の周囲に有する。これらメモリセル部34と接続部とを単位としたブロックは、マトリックス状に配置されている。
さらに、層33にはスルーホールが形成され、このスルーホールを介してCMOS回路32の入出力部と電気的な結合を有する端子を含む、本装置の入出力部35は、例えば、層33の端部に形成することができる。
一方、メモリセル部34とCMOS回路32が、基板面に対して垂直方向に結合するため、チップ面積の増大を伴わずに、動作時間の短縮や同時に読み書きできるセル数の大幅な増加が可能となる。
なお、装置の入出力部35に配線引き出しパッドを形成し、パッケージ工程においてリードフレームにボンディングすることもできる。
<動作>
続いて、図7および図8を用いて第1の実施形態に係る記憶装置の基本的な動作について説明する。
図7は、記憶装置の動作時のバイアス関係の一例を示している。図8は、第1の実施形態に係る記憶装置の断面と動作時の各部のバイアス状態を示す模式図であり、図2における第一の方向と第三の方向で形成される面を示している。
以下の説明において、グローバルビット線GBLのうち、選択されたものをGBL_sとlabelし、非選択のものをGBL_uとlabelする。また、ワードWLのうち、選択されたものをWL_sとlabelし、非選択のものをWL_uとlabelする。更に、選択ゲート線SSGのうち、選択メモリセルMCが接続されたビット線BLに対応する2本の選択ゲート線SSGが選択され、これをSSG_s及びSSG_nとlabelする。その他の選択ゲート線SSGは非選択とされ、これをSSG_uとlabelする。
図9は、メモリセルアレイのブロック構成の例を示している。図9の右図に示すように、メモリセルアレイは複数のブロックを有している。図9の例では、N個のブロックが第1の方向に配置され、M個のブロックが第2方向に配置されている。またグローバルビット線GBLは第2の方向に配置されている。ここで1つのブロックは図9の中央図に示すような構成になっている。
ここで、第1の実施形態において、ブロックの選択は、二次元のデコードにより行うことができる。すなわち、第2の方向に並んだブロックのワード線WLドライバの制御線はグローバルワード線GWLで共通に選択することができ、第1の方向に並んだブロックのワード線WLドライバのソース線は、共通のソース線で選択することができる。
1つのブロックは、例えば、k本のグローバルビット線GBLを有し、p層のワード線層を有している。また、1つのブロックにはワード線層あたり2つのワード線櫛WLcombを有している。ここで、1つのブロック、1つのワード線櫛、1つのグローバルビット線GBLにつきn/2本のワード線が接続されている。すなわち、1つのブロック、1つのワード線櫛、1つのグローバルビット線GBLつきn個のメモリセルMCが接続され、それぞれのメモリセルMCを選択するためにn個のシートセレクタSSが形成されている。ここで、図9に示すように、1つのワード線櫛内に属するシートセレクタSSを順次選択していくループを1)シートセレクタループと定義する。例えば、WLcomb_aに属するシートセレクタはシートセレクタSS0〜SSn−1である。同様にWLcomb_bに属するシートセレクタはシートセレクタSSn−1、SS0〜SSn−2になる。すなわち、ワード線WLcomb_aを選択し、シートセレクタSSをSS0〜SSn−1と順に選択した場合、メモリセルc2、c3、c6、c7、・・・c2n-2、c2n-1のメモリセルが選択されることになる。また、ワード線WLcomb_bを選択し、シートセレクタSSをSSn−1、SS0〜SSn−2と順に選択した場合、メモリセルc0、c1、c4、c5、・・・c2n-4、c2n-3のメモリセルが選択されることになる。
その他、ブロック内の複数のグローバルビット線GBLから1又は複数のグローバルビット線を順次選択するグローバルビット線のループ、チップ内の複数のグローバルワード線GWLから1又は複数のグローバルワード線GWLを選択するグローバルワード線のループ、ブロック内の複数のワード線から1つまたは複数のワード線を選択する選択ワード線のループがある。
<Write動作>
セルに情報を記憶するWrite動作(RESET動作)の際には、制御回路25は、選択グローバルビット線GBL_sにはWrite電圧Vw(>0V)を印加し、非選択グローバルビット線GBL_uと非選択ワード線WL_uには、半選択セルのセル電圧が選択セル電圧の半分となるように電圧Vwf(>0V)を印加する。また、制御回路25は、選択ワード線WL_sと非選択の選択ゲート線は0Vの状態で、選択セルと直接接続されているビット線に接続されているシートセレクタの両方の選択ゲート線(SSG_s、SSG_n)にWrite選択ゲート電圧Vg_w(>0V)を印加し、書き込みを行う。
この結果、選択ビット線BLに接続されたシートセレクタSSでは、2本の選択ゲート線SSG_s及びSSG_nによってチャネルが形成され、GBL_sから選択メモリセルMCに対して書き込み電圧Vwが転送される。他方、WL_sからは選択メモリセルMCに対して0Vが転送される。
このように、メモリセルMCの可変抵抗素子の両端にVwの電位差が与えられることで、メモリセルMCの抵抗状態が高抵抗状態になる。その結果、メモリセルにデータが書き込まれることになる。
なお、シートセレクタの選択解除の際に、選択ゲート線、選択グローバルビット線、選択ワード線を非選択電圧に設定するため、選択線に対する電圧は2つ記載されている。
<Erase動作>
一方、セルの情報を消去するErase動作(SET動作)の際には、制御回路25は、メモリセルがバイポーラ動作することを考慮して、選択ワード線WL_sにはErase電圧Ves(>0V)にオフセット電圧Vof(約1V程度)を加えた電圧を印加し、非選択グローバルビット線GBL_uと非選択ワード線WL_uには、半選択セルのセル電圧が選択セル電圧の半分となるように電圧Vefに電圧Vofを加えた電圧を印加する。また制御回路25は、選択グローバルビット線GBL_sに電圧Vofを印加し、非選択の選択ゲート線は0Vの状態で、選択セルと直接接続されているビット線に接続されているシートセレクタの両方の選択ゲート線(SSG_s、SSG_n)にErase選択ゲート電圧Vg_eを印加し、消去を行う。
この結果、書き込み時で説明したのと同じように電圧Vesが選択メモリセルMCに転送される。そして可変抵抗素子の両端にVesの電位差が与えられることで、メモリセルMCの抵抗状態が低抵抗状態となる。その結果、メモリセルMCのデータが消去される。
ここで、グローバルビット線とワード線に約1VのオフセットVofが入れてある理由は、後述するシートセレクタの特性上、選択グローバルビット線GBL_sの電位を非選択の選択ゲート線SSG_uよりも1V程度低高い値に設定することにより、非選択セルへのリーク電流を大幅に削減することが可能であり、回路の所要面積が比較的大きくなる負電圧回路を回避して所定の電位差を設けるためには、グローバルビット線とワード線の電圧全体をかさ上げする手法が有効なためである。
<Read動作>
さらに、セルの情報を読み出すRead動作の際には、制御回路25は、選択グローバルビット線GBL_S、非選択グローバルビット線GBL_u、非選択ワード線WL_uにはREAD電圧Vrにオフセット電圧Voを加えた値を印加する。また、制御回路25は、選択ワード線WL_sにはオフセット電圧Voを印加する。この状態で選択ゲート線電圧を制御して読み出しを行う。
この結果、上述のWrite動作で説明したのと同じように電圧Vrが選択されたビット線BLを介して選択メモリセルMCに転送される。ここで、選択メモリセルMCの抵抗状態(HRSかLRS)により選択メモリセルMCに流れる電流が異なる。例えば、この電流値を選択されたグローバルビット線GBL_sに接続されたセンスアンプで検知することにより、選択メモリセルMCに記憶されたデータを判別する。
なお、通常、選択ワード線WL_sは、1つのメモリセルアレイにつき1本のみ選択するが、選択グローバルビット線GBL_sは、複数本を同時に選択してもかまわない。これにより、同時に、書き込み・消去・読み出しを行うことのできるビット数が増えるので、バンド幅を向上することが可能となる。
なお、シートセレクタの選択解除の際に、制御回路25は、選択ゲート線、選択ワード線を非選択電圧に設定するため、選択線に対する電圧は2つ記載されている(選択グローバルビット線と非選択グローバルビット線の電圧は等しいので、1つのみでよい)。
ここで、グローバルビット線とワード線にオフセット電圧が入れてある理由は、以下のとおりである。通常、素子の書き込みや消去を行った直後に、当該素子の読み出しを行い、当該素子が所望の抵抗値となっているか確認し、もし所望の抵抗値の範囲と異なる場合には、追加の書き込みや消去を行うことが行われる。したがって、書き込みや消去の動作バイアス条件と読み出しのバイアス条件の間に、大きな電圧差が存在し、寄生容量の大きなノードの電圧変化が激しい動作を行うと、不要な消費電力の増大や動作時間の遅延を招く。本実施の形態では、グローバルビット線の寄生容量が一番大きいので、この電圧が書き込みや消去の時と読み出しの時の間で、できる限り同じ値となるように設定することが望ましい。さらに望ましくは、選択グローバルビット線よりも非選択グローバルビット線の方が、数が多いので、非選択グローバルビット線の電位が大きく変化しない様に、書き込み時には電圧Vwfと電圧Vr+Voがほぼ等しく、消去時には電圧Vef+Vofと電圧Vr+Voがほぼ等しくなるようにオフセット電圧Voを設定すると良い。
<大電流動作SET/RESET動作時のシートセレクタの動作>
選択されたビット線BLには大きな電流(オン電流)を流し、選択されていないビット線BLには電流を殆ど流さない(オフリークが小さい)シートセレクタSSが求められている。このとき、通常の界面チャネル伝導を利用するMOSトランジスタを用いたシートセレクタSSでは、オフリークを小さくするとオン電流も小さくなる場合が多い。
そこで、大きなオン電流を流すための一例として大電流動作を用いる例を挙げて説明する。
次に、図10を用いて、第1の実施形態に係るシートセレクタ大電流動作を含むSET/RESET動作について説明する。図10は、第1の実施形態に係わる記憶装置の、シートセレクタ・大電流動作を含むSET/RESET動作のフローチャートの一例である。
[ステップS1]
まず、制御回路25は、全てのグローバルワード線GWL及びグローバルビット線GBLに非選択電圧(例えば、3.0V)を印加し、スタンバイ状態にする。次に、制御回路25は、ワード線グループを選択するGWLアドレスを設定する。制御回路25は、例えば、選択グローバルワード線を選択グローバルワード線電圧に設定する。なお、制御回路25は、選択グローバルワード線以外は非選択電圧を維持する。
[ステップS2]
続いて、制御回路25は、選択グローバルビット線となるGBLアドレスを設定する。制御回路25は、例えば、選択グローバルビット線を選択グローバルビット線電圧(例えば、0.8V)に設定する。制御回路25は、複数の選択グローバルビット線を同時に選択して並列動作を行うことで高速化を図ることも可能である。
[ステップS3]
次に、制御回路25は、選択ワード線となるWLアドレスを設定する。制御回路25は、例えば、選択ワード線を選択ワード線電圧に設定すると共に、選択ワード線以外の非選択ワード線を非選択電圧(非選択ワード線電圧)として例えば、3.0Vに設定する。
[ステップS4]
次に、制御回路25は、選択セルに係るシートセレクタSSのアドレスを設定する。そして、制御回路25は、選択するビット線のアドレスに従い、シートセレクタSSのゲート電圧を設定する。制御回路25は、選択しないシートセレクタSSのゲート電極には例えば0Vを印加する。
[ステップS5]
制御回路25は、選択セルが接続される列線3の面と同一面であるチャネル領域6の面に形成された、例えば選択されたシートセレクタSSのトランジスタTR2のゲート電極(以下、第1のゲート電極等とも称す)に、選択ゲート電圧を印加する。
[ステップS6]
制御回路25は、選択シートセレクタSSのトランジスタTR2の第1のゲート電極に選択ゲート電圧を印加した後、第1の時間(たとえば、50nsec)経過後、選択セルが接続される列線3の面と同一面であるチャネル領域6の面に第1の方向で対向するチャネル領域6の面に形成されたトランジスタTR1のゲート電極(以下、第2のゲート電極等とも称す)に、選択ゲート電圧を印加する。
[ステップS7]
そして、制御回路25は、所望のSET/RESETパルス時間経過後に、シートセレクタSSのゲート電圧、ソース・ドレイン間電圧を後述するように操作し、シートセレクタSSの選択解除を行う。
[ステップS8]
制御回路25は、ステップS4〜S7を、シートセレクタアドレスのループで繰り返し、選択ワード線内のSET/RESETを完了させる。
[ステップS9]
制御回路25は、ステップS3〜8を、ワード線グループ内のワード線のループで繰り返し、ワード線グループ内のSET/RESETを完了させる。
[ステップS10]
制御回路25は、ステップS2〜9を、ページ範囲のグローバルビット線のループで繰り返し、ページ範囲のグローバルビット線内のSET/RESETを完了させる。
[ステップS11]
また、制御回路25は、最後にページ内のデータが所望のデータと一致していることを確認し、例えば、読み出しデータが書き込み予定データと一致していないときは、不一致のデータに関して、再度、制御回路25はステップS2〜S10のループを繰り返す。
[ステップS12]
制御回路25は、最後にページ内のデータが所望のデータと一致していることを確認した後に、SET/RESET動作を完了させる。
なお、本実施例では、ファイルメモリとして、ページ単位のデータのSET/RESETを説明したが、セグメント単位、ビット単位などの他のデータ単位でも構わない。
<SET時の電圧の設定値の例>
続いて、SET時のより具体的な電圧の設定値の例と、一連の処理により大電流動作が起動・解除する原理に関して、図11〜図17を用いて説明する。図11は、図10のループでSET動作を行ったときの各ノードの電圧の時間依存の一例を示し、図12〜図16は、SET動作時のバイアス例を示している。図17は、図14および図15のI−V特性を模式的に表したグラフである。
図12〜図16は、一つのシートセレクタに関する電圧と動作状態を模式的に拡大して表示してある。なお、シートセレクタの模式図では、便宜上全体の電圧を下げて、ソース電圧が例えば0Vとなるように設定している。
図11に示すように、制御回路25は、選択セルをSETする場合、選択グローバルビット線GBL_sの電圧を例えば0.8V、非選択グローバルビット線GBL_uの電圧を3V、選択ワード線WL_sの電圧を4V、非選択ワード線WL_uの電圧を3Vとし、選択セルに係る選択ゲート線SSGの電圧を例えば3Vとして所定SET時間長のパルスを印加する。
図11、及び図12に示すように、制御回路25は、図10のステップS2の段階で、選択グローバルビット線GBL_sの電圧を例えば0.8V、非選択グローバルビット線GBL_uの電圧を例えば3V、非選択ワード線WL_uの電圧を例えば3Vに設定する。この状態ではシートセレクタSSはOFFのままである。
図11、及び図13に示すように、制御回路25は、図10のステップS3の段階で、選択ワード線WL_sの電圧を例えば4Vに設定する。この状態でもシートセレクタSSはOFFのままである。
図11、及び図14に示すように、制御回路25は、図10のステップS5の段階で、選択セルに第3の方向で接続される選択シートセレクタのトランジスタTR2の第1のゲートを例えば3Vに設定する。この段階で、シートセレクタの片側(トランジスタTR2側)のMOSFET界面チャネルのみがONとなり、ある程度の電流が流れるが、セルに印加される電圧が十分に小さく、選択セルに流れる電流も十分に小さいので、選択セルは抵抗状態が変化しない。
上述のとおり、片側のチャネルのみがONなので、ON電流が十分ではなく、ドレイン電位が例えば1.8Vと比較的高い状態となる。この結果、ドレイン端においてインパクトイオン化によるホールの生成率が高くなる。すると、生成されたホールは、ドレイン端の電界により、チャネル領域6中を拡散し、相対的に負電圧(例えば−0.8V)となっている、対向側(トランジスタTR1側)チャネル界面近傍に集積する。
図11、及び図15に示すように、図10のステップS6の段階で、制御回路25は、選択セルに第3の方向で接続される選択シートセレクタのトランジスタTR2に、第1の方向で対向しているトランジスタTR1の第2のゲートを例えば3Vに設定する。この段階で、シートセレクタは大電流動作を開始し、左右のMOSFET界面チャネルを流れる電流に加え、半導体層6の界面チャネル以外の中心付近を流れるバイポーラ電流も流れるようになる。これにより、制御回路25は、十分な電流を選択セルに供給することが可能となり、ドレイン電圧も降下するので、選択セル電圧も所望の値となる。そのため、選択セルのSET動作が正確に実現できる。
ここで、図15における動作をより具体的に説明する。制御回路25は、図14の状態から、左側のゲート電圧を正に引き上げると、左側チャネル界面近傍に集積されていたホールが開放される。このホールの開放に伴うホール電流が一定以上の大きさの場合、大電流動作が実行され、半導体層6の界面チャネル以外の中心付近にもキャリア(電子、ホール)が流れる。具体的な例として、チャネル幅20nm、チャネル長さ250nm、ゲート酸化膜厚5nmの場合、いわゆる基板容量やフリンジ容量を加えると、左側のゲート電圧が−0.8Vから2.2Vに引き上げられる間に、約8e−17Cの電荷量がホールとして開放される。ゲート電圧のパルス立ち上がり時間を、例えば10nsecとすると、8nAのホール電流となり、断面積が20nm×20nmの素子を大電流動作させるには十分な大きさとなる(電流密度:2000A/cm 2)。
なお、ホールが左側チャネル界面近傍に集積されるために必要な時間と、ホールが開放されて大電流動作を実行するために必要となる左側ゲート電圧の立ち上がり時間を比較する。ここで、左側チャネル界面近傍のホール電流の方が解放されたホールのホール電流よりも小さく、さらに、左側チャネル界面近傍のホール電流の一部のみがチャネル界面近傍に蓄積されるにもかかわらず、両者の電荷量はほぼ同一である。そのため、前者の時間の方が、後者の時間よりも長い特徴がある。このため、一方のゲート電圧を選択電圧に設定した後、他方のゲート電圧を選択電圧に設定するまでの時間差(第1の時間差)の方が、他方のゲート電圧を選択電圧に設定する際の立ち上がり時間よりも長い特徴がある(図11の“立ち上がり時間”参照)。
一旦、バイポーラ電流が流れる様になると、この増加した電流の一部がさらにインパクトイオン化を引き起こすので、引き続き半導体層6に十分なホールが供給され、大電流動作が継続される。なお、仮に、バイポーラ電流が過剰に流れたと仮定すると、ドレイン電圧が降下するため、インパクトイオン化率が急激に低下し、ホールの供給が途絶え、バイポーラ電流が激減してしまう。しかしながら、そのような状況となる前に、ドレイン電圧が再び上昇し、インパクトイオン化によるホールの供給が再開され、バイポーラ電流が維持される。すなわち、バイポーラ電流は自己フィードバックにより一定の値の範囲に自動的に制御される機構を備えているため、素子破壊を引き起こす程の過電流が流れることがないという利点を持つ。また、一方のゲート電圧のみが選択された素子では、この大電流動作は実行しないので、隣接セルとの選択比を大きくすることが可能となる。
図11、及び図16に示すように、制御回路25は、図10のステップS7の段階で、シートセレクタの選択解除を行う。ここでは、制御回路25は、選択グローバルビット線の電圧を非選択電圧(例えば、3V)に戻すと共に、選択ワード線の電圧を非選択電圧(例えば、3V)に戻し、シートセレクタの両ゲート電圧を例えば0Vに設定することで、シートセレクタを流れるキャリアをほぼ零にしている。
また、図17に示すように、図14の状態のI−V特性は、図17中に示されているように、単なるMOSFETのI−V特性となる。なお、縦軸、横軸ともにリニアスケールである。ここで、大電流動作が実行され、図15の状態となると、図17中に示されているように、両面のMOSFET電流に加えて、バイポーラ電流が流れるため、I−V特性が急峻なものに遷移し、低電圧で高電流を得ることが可能となる。
これにより、十分な電流が選択セルに供給され、選択セルのSET動作が正確に実現できる。
<RESET時の電圧の設定値の例>
続いて、RESET時のより具体的な電圧の設定値の例と、一連の処理により大電流動作が起動・解除する原理に関して、図18〜図23を用いて説明する。図18は、図10のループでRESET動作を行ったときの各ノードの電圧の時間依存の一例を示し、図19〜図23は、RESET動作時のバイアス例を示している。また、図19〜図23においては、抵抗変化素子がバイポーラ動作することに対応して、SETの場合と電流の方向が反転している例が示されている。これに対応して、SETの場合とは、ソースとドレインの関係が図の上下において反転している。
図19〜図23は、一つのシートセレクタに関する電圧と動作状態を模式的に拡大して表示してある。なお、シートセレクタの模式図では、便宜上全体の電圧を下げて、ソース電圧が0Vとなるように設定している。
図18、及び図19に示すように、先ず、制御回路25は、図10のステップS2の段階で、選択グローバルビット線電圧を例えば3.4Vに設定する。この状態ではシートセレクタSSはOFFのままである。
続いて、図18、及び図20に示すように、制御回路25は、図10のステップS3の段階で、選択ワード線を例えば0Vに設定する。この状態でもシートセレクタSSはOFFのままである。
更に、図18、及び図21に示すように、制御回路25は、図10のステップS5の段階で、選択セルに第3の方向で接続される選択シートセレクタSSのトランジスタTR2の第1のゲートを例えば4.5Vに設定する。この段階で、シートセレクタSSの右側のMOS界面チャネルのみがONとなり、ある程度の電流が流れるが、セルに印加される電圧が十分に小さく、セルに流れる電流も十分に小さいので、セルは抵抗状態を変化させない。
引き続き、図18、及び図22に示すように、制御回路25は、図10のステップS6の段階で、選択セルに第3の方向で接続される選択シートセレクタSSのトランジスタTR2に第1の方向で対向するトランジスタTR1の第二のゲートを例えば4.5Vに設定する。この段階で、シートセレクタSSは大電流動作を開始し、左右のMOS界面チャネルを流れる電流に加え、バルク部分を流れるバイポーラ電流も流れるようになる。これにより、十分な電流をセルに供給することが可能となり、ドレイン電圧も降下するので、選択セル電圧も所望の値となるため、選択セルのRESET動作が実現される。
そして、図18、及び図23に示すように、制御回路25は、図10のステップS7の段階で、所定のRESETパルス時間の経過後、シートセレクタSSの選択解除を行う。ここでは、制御回路25は、選択グローバルビット線の電圧を非選択電圧(例えば1V)に戻すと共に、選択ワード線の電圧を非選択電圧(例えば1V)に戻し、シートセレクタSSの両ゲート電圧を例えば0Vに設定することで、シートセレクタSSを流れるキャリアをほぼ零にしている。
<第1の実施形態の作用効果>
上述した第1の実施形態において、第1の実施形態に係る記憶装置は、選択セルへのSET、または、RESET動作において、選択セルに係る選択シートセレクタSSの、選択セルに第3の方向で接続されるトランジスタTR2のゲート電極を選択電圧に設定した後、例えば、50nsecの時間差を設けて、選択シートセレクタSSのトランジスタTR2に第1の方向で対向するトランジスタTR1のゲート電極も選択電圧に設定する。
その結果、シートセレクタSSを、界面伝導で支配される動作に加えて、大電流動作を実行させることにより、シートセレクタSSの駆動電流を確保している。
これにより、この両選択ゲートに挟まれたチャネル領域6の中心付近に、大電流動作による電流が流れるようになる。そのため、従来のFET動作による界面伝導電流に加えて、大電流動作による電流が流れ、シートセレクタの駆動電流を増加することが可能となる。同時に、両選択ゲートに挟まれたチャネル領域6の中心付近のみに、大電流動作による電流が流れるので、選択ゲートの一方のみを共有する他方のシートセレクタとの選択/非選択における電流の選択比も大きくすることが可能となる。
その結果、3次元積層構造を用いても、簡素なセルデコード方式を実現可能であり、さらに、所望のセル駆動力の確保を実現することが可能となる。このため高集積化が容易な記憶装置を提供することが可能となる。
(変形例)
次に、変形例1〜3について説明する。尚、変形例1〜3に係る記憶装置の基本的な構成及び基本的な動作は、上述した第1の実施形態に係る記憶装置と同様である。従って、上述した第1の実施形態で説明した事項及び上述した第1の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
続いて、変形例1〜3に係る電圧の設定値の例と、一連の処理により大電流動作を実行・解除する原理に関して、図24〜図35を用いて説明する。図24、図28、及び図32は、図10のループでSET動作を行ったときの各ノードの電圧の時間依存の一例を示し、図25、図29、及び図33は、SET動作の際のシートセレクタ選択解除の他の例を示している。また、図26、図30、及び図34は、図10のループでRESET動作を行ったときの各ノードの電圧の時間依存の一例を示し、図27、図31、及び図35は、RESET動作の際のシートセレクタ選択解除の他の例を示している。なお、図25、図27、図29、図31、図33、及び図35におけるシートセレクタの模式図では、便宜上全体の電圧を下げて、ソース電圧が例えば0Vとなるように設定している。
<変形例1>
<SET時の電圧の設定値の例>
図24に示すように、変形例1におけるSET動作においては、選択ワード線WL_sへの電圧の印加方法が、図11に示す第1の実施形態のSET動作と異なっている。より具体的には、制御回路25は、ステップS3〜ステップS9にかけて、選択ワード線WL_sを選択ワード線電圧(例えば4.0V)に設定する。
また、図25に示すように、変形例1のSET動作時におけるシートセレクタ選択解除の際は、制御回路25は、選択ワード線電圧を維持しつつ、選択グローバルビット線の電圧を非選択電圧(例えば3V)に戻すと共に、シートセレクタの両ゲート電圧を例えば0Vに設定することで、シートセレクタを流れるキャリアをほぼ零にしている。
<RESET時の電圧の設定値の例>
図26に示すように、変形例1におけるRESET動作においては、選択ワード線WL_sへの電圧の印加方法が、図18に示す第1の実施形態のRESET動作と異なっている。より具体的には、制御回路25は、ステップS3〜ステップS9にかけて、選択ワード線WL_sを選択ワード線電圧(例えば0V)に設定する。
また、図27に示すように、変形例1のRESET動作時におけるシートセレクタ選択解除の際は、制御回路25は、選択ワード線電圧を維持しつつ、選択グローバルビット線の電圧を非選択電圧(例えば1V)に戻すと共に、シートセレクタの両ゲート電圧を例えば0Vに設定することで、シートセレクタを流れるキャリアをほぼ零にしている。
<変形例2>
<SET時の電圧の設定値の例>
図28に示すように、変形例2におけるSET動作においては、選択グローバルビット線GBL_sへの電圧の印加方法が、図11に示す第1の実施形態のSET動作と異なっている。より具体的には、制御回路25は、ステップS2〜ステップS9にかけて、選択グローバルビット線GBL_sを選択グローバルビット線電圧(例えば、0.8V)に設定する。
また、図29に示すように、変形例2のSET動作時におけるシートセレクタ選択解除の際は、制御回路25は、選択グローバルビット線電圧を維持しつつ、選択ワード線WL_sの電圧を非選択電圧(例えば3.0V)に戻し、シートセレクタの両ゲート電圧を例えば0Vに設定することで、シートセレクタを流れるキャリアをほぼ零にしている。
<RESET時の電圧の設定値の例>
図30に示すように、変形例2におけるRESET動作においては、選択グローバルビット線GBL_sへの電圧の印加方法が、図18に示す第1の実施形態のRESET動作と異なっている。より具体的には、制御回路25は、ステップS2〜ステップS9にかけて、選択グローバルビット線GBL_sを選択グローバルビット線電圧(例えば、3.4V)に設定する。
また、図31に示すように、変形例2のRESET動作時におけるシートセレクタ選択解除の際は、制御回路25は、選択グローバルビット線電圧を維持しつつ、選択ワード線WL_sの電圧を非選択電圧(例えば1.0V)に戻し、シートセレクタの両ゲート電圧を例えば0Vに設定することで、シートセレクタを流れるキャリアをほぼ零にしている。
<変形例3>
<SET時の電圧の設定値の例>
図32に示すように、変形例3におけるSET動作においては、選択されたシートセレクタの第二のゲートへの電圧の印加方法が、図11に示す第1の実施形態のSET動作における選択されたシートセレクタSSの第二のゲートへの電圧の印加方法と異なっている。より具体的には、制御回路25は、ステップS6〜ステップS9にかけて、シートセレクタSSのループにおいて、i番目の第二のゲートが、(i+1)番目の第一のゲートと同一であることを利用し、選択ワード線内の(i+1)番目のSETが完了するまで、i番目で選択されたシートセレクタSSの第二のゲートに選択ゲート電圧を印加する。
また、図33に示すように、変形例3のSET動作時におけるシートセレクタ選択の解除の際は、制御回路25は、シートセレクタSSの一方のゲート電圧を維持したまま、他方のゲート電圧を例えば0Vに設定すると共に、選択グローバルビット線電圧を非選択電圧(例えば3V)に、選択ワード線電圧を非選択電圧(例えば3V)に設定することで、シートセレクタSSを流れるキャリアをほぼ零にしている。
<RESET時の電圧の設定値の例>
図34に示すように、変形例3におけるRESET動作においては、選択されたシートセレクタの第二のゲートへの電圧の印加方法が、図18に示す第1の実施形態のRESET動作と異なっている。より具体的には、制御回路25は、ステップS6〜ステップS9にかけて、シートセレクタSSのループにおいて、i番目の第二のゲートが、(i+1)番目の第一のゲートと同一であることを利用し、選択ワード線内の(i+1)番目のSETが完了するまで、i番目で選択されたシートセレクタSSの第二のゲートに選択ゲート電圧を印加する。
また、図35に示すように、変形例3のRESET動作時におけるシートセレクタ選択解除の際は、制御回路25は、シートセレクタSSの一方のゲート電圧を維持したまま、他方のゲート電圧を例えば0Vに設定すると共に、選択グローバルビット線電圧を非選択電圧である例えば1Vに、選択ワード線電圧を非選択電圧(例えば1V)に設定することで、シートセレクタSSを流れるキャリアをほぼ零にしている。
<変形例1〜3の作用効果>
いずれの場合においても、シートセレクタSSのゲート電圧が負になることにより、シートセレクタの大電流動作解除を行う。例えば、シートセレクタSS中のホールがゲート電極近傍に集積されることで、大電流動作維持に必要となるホール電流が維持できなくなることを利用して、シートセレクタの大電流動作解除を行う。また、例えば、シートセレクタのソース・ドレイン間電圧が小さくなることで、インパクトイオン化率が小さくなり、大電流動作維持に必要となるホール電流が維持できなくなることを利用して、シートセレクタの大電流動作解除を行う。なお、FET動作の解除はホールの挙動とは無関係に、ゲートの電位がチャネルの閾値電位よりも小さくなることで実現されるので、いずれの例においても解除される。
また、シートセレクタSS選択解除の際に、一部の電圧を変動させず一定の電圧を維持することにより、電圧を変動させる際の充放電に必要となる消費電力を削減することが可能となる利点がある。特に寄生容量の比較的大きなグローバルビット線の電圧変動を少なくすることが有効である。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。尚、第2の実施形態に係る記憶装置の基本的な構成及び基本的な動作は、上述した第1の実施形態に係る記憶装置と同様である。従って、上述した第1の実施形態で説明した事項及び上述した第1の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
<シートセレクタ・大電流動作を含むSET/RESET動作>
次に、図36〜図43を用いて、第2の実施形態に係るシートセレクタ・大電流動作を含むSET/RESET動作について説明する。図36は、第2の実施形態に係わる記憶装置の、シートセレクタ・大電流動作を含むSET/RESET動作のフローチャートの一例である。図37は、図36のループでSET動作を行ったときの各ノードの電圧の時間依存の一例を示し、図38、図39は、SET動作時のバイアス例を示している。図40は、図36のループでRESET動作を行ったときの各ノードの電圧の時間依存の一例を示し、図41、図42は、RESET動作時のバイアス例を示している。なお、図38、図39、図41、及び図42は、一つのシートセレクタに関する電圧と動作状態を模式的に拡大して表示してある。なお、シートセレクタの模式図では、便宜上全体の電圧を下げて、ソース電圧が0Vとなるように設定している。
[ステップS20]
まず、制御回路25は、図10を用いて説明したステップS1と同様の動作を行う。 [ステップS21]
続いて、制御回路25は、図10を用いて説明したステップS2と同様の動作を行う。
[ステップS22]
次に、制御回路25は、グループ内最初の選択ワード線となるWLアドレスを設定する。制御回路25は、例えば、選択ワード線を選択ワード線電圧に設定すると共に、選択ワード線以外の非選択ワード線を非選択電圧(非選択ワード線電圧)として例えば、3.0Vに設定する。
[ステップS23]
次に、制御回路25は、図10を用いて説明したステップS4と同様の動作を行う。
[ステップS24]
制御回路25は、選択セルが接続される列線3の面と同一面であるチャネル領域6の面に形成された、例えば選択されたシートセレクタSSのトランジスタTR2のゲート電極(第1のゲート電極)に、選択ゲート電圧を印加する。
[ステップS25]
制御回路25は、選択シートセレクタSSのトランジスタTR2の第1のゲート電極に選択ゲート電圧を印加した後、第1の時間(たとえば、50nsec)経過後、選択セルが接続される列線3の面と同一面であるチャネル領域6の面に第1の方向で対向するチャネル領域6の面に形成されたトランジスタTR1のゲート電極(第2のゲート電極)に、選択ゲート電圧を印加する。
[ステップS26]
次に、制御回路25は、グループ内の最初の選択ワード線を解除するために、選択ワード線を非選択電圧(非選択ワード線電圧)として例えば、3.0Vに設定する。選択ワード線の切り替えの間にも、シートセレクタSSの大電流動作を維持する(ホール電流を維持する)必要があるが、図38、図39、図41、図42に示すように、選択ワード線のみを非選択電圧に設定しても(図38、図41参照)、選択グローバルビット線電圧を、半解除状態(SETの例:2V、RESETの例:2.5V)に設定しても(図39、図42参照)、ホール電流の維持に必要となる条件を維持することが可能なので、大電流動作は継続される。なお、半解除状態は、シートセレクタSSは大電流動作を維持するが、メモリセルMCにデータを書き込まない程度の電流を流す状態である。
[ステップS27]
次に、制御回路25は、グループ内の他の選択ワード線となるWLアドレスを設定する。制御回路25は、例えば、選択ワード線を選択ワード線電圧に設定する。
[ステップS28]
次に、制御回路25は、グループ内の他の選択ワード線を解除するために、選択ワード線を非選択電圧(非選択ワード線電圧)に設定する。
[ステップS29]
制御回路25は、ステップS27、S28を、ワード線グループ内のワード線のループで繰り返し、ワード線グループ内のSET/RESETを完了させる。
[ステップS30]
そして、所望のワード線グループ内のSET/RESETを完了後に、シートセレクタのゲート電圧、ソース・ドレイン間電圧を後述するように操作し、シートセレクタの選択解除を行う。シートセレクタの大電流動作を解除し、シートセレクタ選択解除を行う際には、先の例と同様に、選択グローバルビット線電圧、選択ワード線電圧、シートセレクタの両ゲート電圧の4つの電圧のうち、3つ以上を非選択電圧に設定すればよい。
[ステップS31]
制御回路25は、ステップS22〜30を、シートセレクタアドレスのループで繰り返し、シートセレクタアドレス内のSET/RESETを完了させる。
[ステップS32]
制御回路25は、ステップS21〜31を、ページ範囲のグローバルビット線のループで繰り返し、ページ範囲のグローバルビット線内のSET/RESETを完了させる。
[ステップS33]
また、制御回路25は、最後にページ内のデータが所望のデータと一致していることを確認し、例えば、読み出しデータが書き込み予定データと一致していないときは、不一致のデータに関して、再度、制御回路25はステップS21〜S32のループを繰り返す。
[ステップS34]
制御回路25は、最後にページ内のデータが所望のデータと一致していることを確認した後に、SET/RESET動作を完了させる。
なお、本実施例では、ファイルメモリとして、ページ単位のデータのSET/RESETを説明したが、セグメント単位、ビット単位などの他のデータ単位でも構わない。
<第2の実施形態の作用効果>
第2の実施形態によれば、シートセレクタSSの選択と解除の頻度を削減することで、ループのサイクル時間を削減可能となる利点がある。
この場合、選択ワード線の切り替えの間にも、上述した方法により、シートセレクタの大電流動作を維持する(ホール電流を維持する)ことができる。
なお、選択グローバルビット線GBL_sが、選択ワード線グループ内に1本のみの場合には、制御回路25は、選択グローバルビット線GBL_sの電圧を維持したまま、選択ワード線WL_sのアドレスをループ(SET/RESETしないアドレスでは非選択電圧のまま、あるいは、アドレスをスキップ)することも可能である。
例えば、図43に示すように、グローバルビット線GBL0のみを選択し、ビット線BL01に接続されるメモリセルMC00〜MC03にそれぞれ、データ”0”、 ”1”、 ”0”、 ”1”を記憶する場合を考える。データの書き込み前の状態では、メモリセルMC00〜MC03には全てデータ“0”が書き込まれている。この時、メモリセルMC00、02のデータはデータ“0”から変動しない。すなわち、メモリセルMC00、02が接続しているワード線WL0、2は選択する必要がない。そのためワード線WL0、2は選択ワード線電圧にせず、非選択ワード線電圧を維持することができる。
さらに、グローバルビット線GBL0以外のデータ記憶を考慮する必要がない。例えば、グローバルビット線GBL0とGBL1を同時に選択する場合において、共通のワード線で接続されるメモリセルMC02、12に記憶するデータが異なる場合を考える。この場合、メモリセルMC02にデータを記憶させないようにグローバルビット線GBL0の電圧を変化させる必要がある。この時、メモリセルMC02にデータを書き込まないように、グローバルビット線GBL0を図39あるいは図42に示す半解除状態にする。
すなわち、グローバルビット線GBL0のみを選択した場合には、図39あるいは図42の状態は不要となり、かつ、比較的寄生容量の大きなグローバルビット線の電圧変動を小さくすることが可能となるので、動作速度・消費電力に利点がある。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。尚、第3の実施形態に係る記憶装置の基本的な構成及び基本的な動作は、上述した第1の実施形態に係る記憶装置と同様である。従って、上述した第1の実施形態で説明した事項及び上述した第1の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
図44乃至図55を用いて、上述の第1の実施形態、第2の実施形態、変形例1〜3に係わる記憶装置の製造方法を説明する。
図44乃至図55は、記憶装置の製造方法の各工程を示している。
まず、例えば、シリコン基板上に、ReRAMの動作を制御する通常のCMOS回路が形成され、次に、CMOS回路を被覆するようにして、層間絶縁層がシリコン基板上に形成される。以下の製造方法は、この層間絶縁層よりも上の構造に関する。
まず、図44に示すように、層間絶縁層上に、グローバルビット線膜40が形成される。グローバルビット線膜は、上述したグローバルビット線GBLに対応する。一例として、グローバルビット線膜40は、タングステン(W)と、バリアメタルとしてのTiN膜とを材料に用いて形成される。
引き続き、グローバルビット線膜40上に、n型シリコン層42、p型シリコン層43、及び、n型シリコン層44が順次形成される。シリコン層42〜44は、上述したソース領域5、チャネル領域6、及び、ドレイン領域7にそれぞれ相当する。
シリコン層42、44は、例えば、約1×1020cm−3の不純物濃度を有し、その膜厚は、例えば、約40nmである。シリコン層43は、例えば、約1×1018cm−3の不純物濃度を有し、その膜厚は、例えば、約120nmである。その後、例えば、約750℃、60秒の条件でアニールを行い、シリコン層42〜44を結晶化させる。
次に、図45に示すように、シリコン層42〜44及びグローバルビット線膜40は、フォトリソグラフィ技術とRIE技術によりパターニングされる。これにより、第一の方向に延びるストライプ形状のグローバルビット線40(GBL)が形成される。なお、グローバルビット線GBLの線幅及び隣接間隔は、例えば、20nm程度であり、膜厚は、例えば、150nm程度であり、シート抵抗は、例えば、1.5オーム/□程度である。
次に、図46に示すように、全面に層間絶縁層58が形成される。その後、層間絶縁層58は、CMP法等により研磨され、シリコン層44の上面が露出される。本工程により、図45の工程で生じた溝部が、層間絶縁層58によって埋め込まれる。また、シリコン層42〜43及び層間絶縁層58は、フォトリソグラフィ技術及びRIE技術を用いて第二の方向に延びるストライプ形状にパターニングされる。
本工程の結果、シリコン層42〜43は、シートセレクタSS毎に分離される。なお、このパターニング工程は、例えば、線幅が約16nm、隣接間隔が約24nmの条件で行われる(ハーフピッチは20nm)。本工程によって形成された溝45の底部には、グローバルビット線40及び層間絶縁層58が露出される。
次に、図47に示すように、全面に絶縁層46(例えばシリコン酸化膜)が形成される。引き続き、絶縁層46がエッチバックされることにより、絶縁層46が溝45底部にのみ残存される。残存された絶縁層46の膜厚は、例えば、約30nmである。よって、溝45内部には、シリコン層42の一部、及び、シリコン層43、44の側面が露出される。
次に、図48に示すように、全面に絶縁層47が形成される。絶縁層47は、上述したゲート絶縁層9に相当する。引き続き、シリコン層44の上面、及び、絶縁層46上の絶縁層47が除去されることで、絶縁層47は、溝45の側面にのみ残存される。
次に、図49に示すように、溝45内部は、導電膜48により埋め込まれる。導電膜48は、例えば、n型の多結晶シリコン層であり、上述した選択ゲート線SSGに相当する。その後、導電膜48の上面がエッチバックされて、導電膜48の膜厚は、例えば、約140nmにされる。
本工程により、導電膜48の底面は、シリコン層42、43の界面よりも低く、導電膜48の上面は、シリコン層43、44の界面よりも高くされる。
次に、図50に示すように、全面に絶縁層49(例えばシリコン酸化膜)が形成される。その後、絶縁層49は、例えば、CMP法により研磨され、溝45内にのみ残存される。この結果、シリコン層44の上面が露出される。
次に、図51に示すように、シリコン層44及び絶縁層49、58上に、例えば、20nmの膜厚の絶縁層51(例えばシリコン酸化膜)が形成される。その後、絶縁層51上に16層のワード線膜52が形成される。ワード線膜52は、図2で説明したワード線WLに相当する。
また、ワード線膜52は、例えば、TiNを材料に用いて形成され、その膜厚は、例えば、約10nmである。また、積層されるワード線膜52の間には、例えば、膜厚7nmの絶縁層53(例えばシリコン酸化膜)が形成される。引き続き、最上層(本例では16層目)のワード線膜52上に、例えば、膜厚13nmの絶縁層54(例えばシリコン酸化膜)が形成される。
次に、図52に示すように、絶縁層54、53、51及びワード線膜52は、フォトリソグラフィ技術とRIE技術により、第二の方向に沿ったストライプ形状にパターニングされる。本パターニング工程は、例えば、線幅が約15nm、隣接間隔が約25nmの条件(ハーフピッチは20nm)で行われる。
また、本工程は、下層の絶縁層49上に絶縁層54、53、51及びワード線膜52が残存するようにして行われる。本工程の結果、ワード線WLが形成されると共に、パターニングにより生じた溝55底部に、シリコン層44及び絶縁層58、47の上面が露出される。
次に、図53に示すように、溝55の底面及び側面、並びに、絶縁層54の上面上に、抵抗変化材56が形成される。抵抗変化材56は、図2で説明した抵抗変化材4に相当する。抵抗変化材は、例えば、約4nmの膜厚で形成され、溝55内部を埋め込まないようにして形成される。その後、エッチバックを行うことで、溝55底部及び絶縁層54の上面上の抵抗変化材56が除去される。その結果、溝55の底部には、シリコン層44及び絶縁層58、47の上面が再び露出される。
次に、図54に示すように、全面にビット線膜57を形成し、CMP法により研磨することで、ビット線膜57を溝55内部にのみ残存させる。ビット線膜57は、図2で説明したビット線BLに相当し、例えば、n型多結晶シリコンを材料に用いて形成される。
次に、図55に示すように、ビット線膜57は、フォトリソグラフィ技術とRIE技術を用いてピラー状にパターニングされる。
本パターニング工程は、例えば、線幅及び隣接間隔が共に約20nmの条件で行われる。また、本工程は、下層のシリコン層44上にビット線膜57が残存するようにして行われる。本工程の結果、ビット線BLが完成する。
その後は、隣接するビット線BL間の溝に層間絶縁層が埋め込まれて、メモリセル領域R1が完成する。引き続き、通常の半導体装置と同様にパッシベーション工程が行われ、更に入出力部となる配線接続部が形成される。最後に、検査やダイシング等のいわゆる後工程を行うことで、上述の記憶装置が完成する。
下記に、上述した記憶装置の実施例を記載する。
1.平行配置された第1の方向に延伸する複数の大域列線と、
前記第1の方向と直交する第2の方向に延伸する複数の行線と、
前記第1の方向及び前記第2の方向に直交する第3の方向に延伸する二次元配列状の複数の列線と、
前記行線及び前記列線の各交差部に配置され、抵抗変化材を含むメモリセルを複数備えるメモリセルアレイと、
前記大域列線及び前記列線の間に配置される複数のシートセレクタと、
前記大域列線、前記行線、前記列線、前記メモリセル、及び前記シートセレクタを制御する制御部と、
を具備し、
前記複数のシートセレクタは、
チャネル領域と、前記チャネル領域の第1の側面上に形成される第1の絶縁層と、前記第2の方向に延伸し、前記第1の方向において前記第1の絶縁層上に形成される第1の選択ゲート線と、を含む第1のトランジスタ、及び
チャネル領域と、前記チャネル領域の、前記第1の側面と、前記第1の方向で対向する第2の側面上に形成される第2の絶縁層と、前記第2の方向に延伸し、前記第1の方向において前記第2の絶縁層上に形成される第2の選択ゲート線と、を含む第2のトランジスタ、
を備え、
前記制御部は、
前記メモリセルアレイにデータを格納または消去する際、
前記メモリセルを選択するために、前記大域列線、前記行線、及び前記選択ゲート線を選択し、
前記複数の行線のうち選択された行線に、選択行線電圧を印加し、
前記複数の行線のうち選択されていない行線に非選択行線電圧を印加し、
前記複数の大域列線のうち選択された大域列線に選択大域列線電圧を印加し、
前記複数の大域列線のうち選択されていない大域列線に第1の非選択大域列線電圧を印加し、
前記第1及び第2の選択ゲート線に非選択セレクタ電圧を印加し、
前記複数のシートセレクタのうち選択されたシートセレクタの第1及び第2のトランジスタのうち、前記第1の選択ゲート線に第1の選択セレクタ電圧を印加し、
前記第1の選択セレクタ電圧が印加された後、第1の時間経過後、選択されたシートセレクタの前記第2の選択ゲート線に第2の選択セレクタ電圧を印加することを実行する記憶装置。
2.前記第1の時間経過後、前記第2の選択ゲート線に前記第2の選択セレクタ電圧を印加する際、前記第一の時間よりも短い時間で前記選択セレクタ電圧に立ち上がる1に記載の記憶装置。
3.前記選択行線電圧、前記選択大域列線電圧、前記第1の選択セレクタ電圧及び前記第2の選択セレクタ電圧の中で三つの電圧を、前記非選択行線電圧、前記第1の非選択大域列線電圧、前記非選択セレクタ電圧に設定することにより、前記選択されたシートセレクタに接続された列線の選択を解除する1に記載の記憶装置。
4.前記シートセレクタは、
前記大域列線と、前記チャネル領域との間に配置されたソース領域と、
前記列線と、前記チャネル領域との間に配置されたドレイン領域と、
を更に備えることを特徴とする1に記載の記憶装置。
5.前記制御部は、前記選択された行線に、前記選択行線電圧を印加し、前記選択されていない行線に前記非選択行線電圧を印加し、前記選択された大域列線に前記選択大域列線電圧を印加し、前記選択されていない大域列線に前記第1の非選択大域列線電圧を印加し、選択されていない前記第1及び第2の選択ゲート線に前記非選択セレクタ電圧を印加した後に、
選択されたシートセレクタの第1及び第2のトランジスタの前記第1または第2の選択ゲート線にそれぞれ前記選択セレクタ電圧を印加する1に記載の記憶装置。
6.抵抗変化材は、HfO、TiO、ZnMn、NiO、SrZrO、Pr0.7Ca0.3MnO、Cの材料の少なくとも1つを含む1に記載の記憶装置。
7.前記第2の選択ゲート線に前記第2の選択セレクタ電圧を印加することで、前記選択メモリセルにデータの書き込み、または、データの消去を行う1に記載の記憶装置。
8.前記選択大域列線電圧は前記第1の非選択大域列線電圧よりも大きい請求項1に記載の記憶装置。
9.前記選択大域列線電圧は前記第1の非選択大域列線電圧よりも小さい1に記載の記憶装置。
10.前記選択行線電圧は前記非選択行線電圧よりも大きい1に記載の記憶装置。
11.前記選択行線電圧は前記非選択行線電圧よりも小さい1に記載の記憶装置。
12. 前記制御部は、前記第2の選択ゲート線に前記第2の選択セレクタ電圧を印加した後に、前記選択された行線に非選択行線電圧を印加し、前記選択されていない行線の少なくとも1つに選択行線電圧を印加し、その後、前記選択されたシートセレクタに接続された列線の選択を解除する1に記載の記憶装置。
13.前記第1の選択セレクタ電圧及び前記第2の選択セレクタ電圧は前記非選択セレクタ電圧よりも大きい1に記載の記憶装置。
14.前記第1の選択セレクタ電圧と前記第2の選択セレクタ電圧は等しい14に記載の記憶装置。
15.前記制御部は、前記第2の選択ゲート線に前記第2の選択セレクタ電圧を印加した後に、選択された大域列線を前記前記第1の非選択大域列線電圧と、前記選択大域列線電圧の間の第2の非選択大域列線電圧にする1に記載の記憶装置。
16.平行配置された第1の方向に延伸する複数の大域列線と、
前記第1の方向と直交する第2の方向に延伸する複数の行線と、
前記第1の方向及び前記第2の方向に直交する第3の方向に延伸する二次元配列状の複数の列線と、
前記行線及び前記列線の各交差部の接合面に配置され、抵抗変化材を含むメモリセルを複数備えるメモリセルアレイと、
前記大域列線及び前記列線の間に配置される複数のシートセレクタと、
を具備し、
前記シートセレクタは、
チャネル領域と、前記チャネル領域の前記第1の側面上に形成される第1の絶縁層と、前記第2の方向に延伸し、前記第1の方向において前記第1の絶縁層上に形成される第1の選択ゲート線と、を含む第1のトランジスタ、及び
チャネル領域と、前記チャネル領域の、前記第1の側面と前記第1の方向で対向する第2の面上に形成される第2の絶縁層と、前記第2の方向に延伸し、前記第1の方向において前記第2の絶縁層上に形成される第2の選択ゲート線と、を含む第2のトランジスタ、
を備え、
た装置であって、
前記メモリセルを選択するために、前記大域列線、前記行線、及び前記選択ゲート線を選択し、
選択された行線に、選択行線電圧を印加し、
選択されていない行線に非選択行線電圧を印加し、
選択された大域列線に選択大域列線電圧を印加し、
選択されていない大域列線に非選択大域列線電圧を印加し、
選択されていない前記第1及び第2の選択ゲート線に非選択セレクタ電圧を印加し、
前記複数のシートセレクタのうち選択された列線に接続される選択されたシートセレクタの第1及び第2のトランジスタのうち、前記第1の選択ゲート線に第1の選択セレクタ電圧を印加し、
前記選択セレクタ電圧が印加された後、第1の時間経過後、選択されたシートセレクタの前記第2の選択ゲート線に第2の選択セレクタ電圧を印加する記憶装置の制御方法。
17.前記第1の時間経過後、前記第2の選択ゲート線に前記第2の選択セレクタ電圧を印加する際、前記第一の時間よりも短い時間で前記選択セレクタ電圧に立ち上がる16に記載の記憶装置の制御方法。
18.前記選択行線電圧、前記選択大域列線電圧、前記第1の選択セレクタ電圧及び前記第2の選択セレクタ電圧の中で三つの電圧を、前記非選択行線電圧、前記非選択大域列線電圧、前記第1または前記第2の選択ゲート線に印加される前記非選択セレクタ電圧に設定することにより、選択された前記メモリセルの選択を解除する16に記載の記憶装置の制御方法。
19.前記制御部は、前記選択された行線に、前記選択行線電圧を印加し、前記選択されていない行線に前記非選択行線電圧を印加し、前記選択された大域列線に前記選択大域列線電圧を印加し、前記選択されていない大域列線に前記非選択大域列線電圧を印加し、前記選択されていない前記第1及び第2の選択ゲート線に前記非選択セレクタ電圧を印加した後に、
選択されたシートセレクタの第1及び第2のトランジスタの前記第1または第2の選択ゲート線にそれぞれ前記選択セレクタ電圧を印加する16に記載の記憶装置の制御方法。
なお、上述の各実施形態等において、選択ワード線はメモリセル配列に1個のみ選択するが、選択グローバルビット線は複数本を同時に選択してもかまわない。これにより同時に書き込み・消去・読み出しを行うことのできるビット数が増えるので、バンド幅を向上することが可能となる。
また、上述の各実施形態等において、メモリセルMCに用いる抵抗変化材として、HfOを主成分とする材料を用いたが、他の材料、例えば、NiO、TiO 2、SrZrO 3、ZnMn 2 O 4、Pr 0.7 Ca 0.3 MnO 3、炭素等を用いることも可能である。
さらに、上述の各実施形態等において、メモリセルMCに用いる抵抗変化材が、高抵抗状態から低抵抗状態への遷移と、低抵抗状態から高抵抗状態への遷移が、異なる極性の電圧印加でなされるバイポーラ動作素子の場合について述べたが、抵抗状態の遷移が同じ極性の電圧印加でなされるユニポーラ動作素子の場合に適用することも可能である。この場合、CMOS回路に要請される供給電圧の範囲を狭くし、CMOS回路の設計を容易にするために、読み出しの場合と同じ極性の電圧印加で、SET/RESETを行なうことが望ましい。具体的には、センスアンプがグローバルビット線に接続される場合には、グローバルビット線電圧を高くして読み出しを行なう場合が一般的なので、RESETの場合と同じ極性でSETも行なうことが望ましい。
また、上述では、便宜的にWrite動作をRESET動作、Erase動作をSET動作として説明したが、これに限らず、Write動作をSET動作、Erase動作をRESET動作としてもよい。
また、上述の各実施形態等において、抵抗変化材のSET/RESET共にシートセレクタを大電流動作させる場合について述べたが、抵抗変化材の特性が、SET/RESETの一方のみに大きな電流を必要とし、他方は寧ろ電流を制限した方が望ましい場合には、SET/RESTの一方のみに大電流動作を適用し、他方は通常のMOSFET動作により行なうことも可能である。例えば、抵抗変化材がRESET動作には大きな電流を必要とするが、SET動作時には過渡的な成分も含めて電流を制限した方が、動作上望ましい場合には、RESETの場合にのみシートセレクタを大電流動作で使用し、SETの場合にはシートセレクタは通常のMOSFET動作で使用することも可能である。通常のMOSFET動作を使用するには、シートセレクタの一方のゲートを選択電圧にしてから他方のゲートを選択電圧にするまでの時間差を短くし、ホールの蓄積時間を短縮する、あるいは、他方のゲートの選択電圧設定の立ち上がり時間を長くし、ホール電流を小さくすればよい。READの場合も同様に、シートセレクタを大電流動作させる必要が無い場合には、通常のMOSFET動作を使用しても構わない。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み合わせることによって種々の発明が抽出される。例えば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、所定の効果が得られるものであれば、発明として抽出され得る。

Claims (6)

  1. 平行配置された第1の方向に延伸する複数の大域列線と、
    前記第1の方向と直交する第2の方向に延伸する複数の行線と、
    前記第1の方向及び前記第2の方向に直交する第3の方向に延伸する二次元配列状の複数の列線と、
    前記行線及び前記列線の各交差部に配置され、抵抗変化材を含むメモリセルを複数備えるメモリセルアレイと、
    前記大域列線及び前記列線の間に配置される複数のシートセレクタと、
    前記大域列線、前記行線、前記列線、前記メモリセル、及び前記シートセレクタを制御する制御部と、
    を具備し、
    前記複数のシートセレクタは、
    チャネル領域と、前記チャネル領域の第1の側面上に形成される第1の絶縁層と、前記第2の方向に延伸し、前記第1の方向において前記第1の絶縁層上に形成される第1の選択ゲート線と、を含む第1のトランジスタ、及び
    チャネル領域と、前記チャネル領域の、前記第1の側面と、前記第1の方向で対向する第2の側面上に形成される第2の絶縁層と、前記第2の方向に延伸し、前記第1の方向において前記第2の絶縁層上に形成される第2の選択ゲート線と、を含む第2のトランジスタ、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記メモリセルアレイにデータを格納または消去する際、
    前記メモリセルを選択するために、前記大域列線、前記行線、及び前記選択ゲート線を選択し、
    前記複数の行線のうち選択された行線に、選択行線電圧を印加し、
    前記複数の行線のうち選択されていない行線に非選択行線電圧を印加し、
    前記複数の大域列線のうち選択された大域列線に選択大域列線電圧を印加し、
    前記複数の大域列線のうち選択されていない大域列線に第1の非選択大域列線電圧を印加し、
    前記第1及び第2の選択ゲート線に非選択セレクタ電圧を印加し、
    前記複数のシートセレクタのうち選択されたシートセレクタの第1及び第2のトランジスタのうち、前記第1の選択ゲート線に第1の選択セレクタ電圧を印加し、
    前記第1の選択セレクタ電圧が印加された後、第1の時間経過後、選択されたシートセレクタの前記第2の選択ゲート線に第2の選択セレクタ電圧を印加することを実行することを特徴とする記憶装置。
  2. 前記第1の時間経過後、前記第2の選択ゲート線に前記第2の選択セレクタ電圧を印加する際、前記第一の時間よりも短い時間で前記選択セレクタ電圧に立ち上がることを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
  3. 前記選択行線電圧、前記選択大域列線電圧、前記第1の選択セレクタ電圧及び前記第2の選択セレクタ電圧の中で三つの電圧を、前記非選択行線電圧、前記第1の非選択大域列線電圧、前記非選択セレクタ電圧に設定することにより、前記選択されたシートセレクタに接続された列線の選択を解除することを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
  4. 前記制御部は、前記選択された行線に、前記選択行線電圧を印加し、前記選択されていない行線に前記非選択行線電圧を印加し、前記選択された大域列線に前記選択大域列線電圧を印加し、前記選択されていない大域列線に前記第1の非選択大域列線電圧を印加し、選択されていない前記第1及び第2の選択ゲート線に前記非選択セレクタ電圧を印加した後に、
    選択されたシートセレクタの第1及び第2のトランジスタの前記第1または第2の選択ゲート線にそれぞれ前記選択セレクタ電圧を印加することを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
  5. 前記制御部は、前記第2の選択ゲート線に前記第2の選択セレクタ電圧を印加した後に、前記選択された行線に非選択行線電圧を印加し、前記選択されていない行線の少なくとも1つに選択行線電圧を印加し、その後、前記選択されたシートセレクタに接続された列線の選択を解除することを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
  6. 前記制御部は、前記第2の選択ゲート線に前記第2の選択セレクタ電圧を印加した後に、選択された大域列線を前記前記第1の非選択大域列線電圧と、前記選択大域列線電圧の間の第2の非選択大域列線電圧にすることを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
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