JP2015102683A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】IPS方式の液晶表示装置において、隣りあう画素間の光もれを防止する。
【解決手段】TFT基板100と対向基板200の間に液晶が挟持され、対向基板200における隣り合う画素の境界において、ブラックマトリクス202と2層以上のカラーフィルタ201が積層して映像信号線の延在方向に延在する突起を形成している。この突起によって画素と画素の境界における液晶層の層厚は、画素の中央部における液晶層の層厚の2/3以下となっている。これによって、画素と画素の境界における液晶のスレッショルド電圧を上げることが出来、液晶層を遮光領域として使用することが出来、画素間の光漏れを防止することが出来る。
【選択図】図3
【解決手段】TFT基板100と対向基板200の間に液晶が挟持され、対向基板200における隣り合う画素の境界において、ブラックマトリクス202と2層以上のカラーフィルタ201が積層して映像信号線の延在方向に延在する突起を形成している。この突起によって画素と画素の境界における液晶層の層厚は、画素の中央部における液晶層の層厚の2/3以下となっている。これによって、画素と画素の境界における液晶のスレッショルド電圧を上げることが出来、液晶層を遮光領域として使用することが出来、画素間の光漏れを防止することが出来る。
【選択図】図3
Description
本発明は表示装置に係り、特に視野角特性の優れた、かつ、信頼性の高い横電界方式の液晶表示装置に関する。
液晶表示装置では画素電極および薄膜トランジスタ(TFT)等を有する画素がマトリクス状に形成されたTFT基板と、TFT基板に対向して、TFT基板の画素電極と対応する場所にカラーフィルタ等が形成された対向基板が配置され、TFT基板と対向基板の間に液晶が挟持されている。そして液晶分子による光の透過率を画素毎に制御することによって画像を形成している。
液晶表示装置はフラットで軽量であることから、色々な分野で用途が広がっている。携帯電話やスマートフォン、DSC(Digital Still Camera)等には、小型の液晶表示装置が広く使用されている。液晶表示装置では視野角特性が問題である。視野角特性は、画面を正面から見た場合と、斜め方向から見た場合に、輝度が変化したり、色度が変化したりする現象である。視野角特性は、液晶分子を水平方向の電界によって動作させるIPS(In Plane Switching)方式が優れた特性を有している。
IPS方式も種々存在するが、例えば、コモン電極を平面ベタで形成し、その上に、絶縁膜を挟んで櫛歯状の画素電極を配置し、画素電極とコモン電極の間に発生する電界によって液晶分子を回転させる方式が透過率を大きくすることが出来るので、現在主流となっている。
「特許文献1」には、液晶表示装置では、画素間の干渉をさけるために、画素間にブラックマトリクスを形成するが、ブラックマトリクスの代わりにカラーフィルタを積層して遮光膜とする構成が記載されている。また、「特許文献1」では、赤カラーフィルタと青カラーフィルタの積層構造が遮光特性に優れることが記載されている。
「特許文献2」には、液晶層の間隔を均一に保つために、画素領域は同色のカラーフィルタを重ねあわせ、ブラックマトリクスには赤色と青または緑色を重ね合わせ、カラーフィルタのブラックマトリクスの構造体の表面を平坦にする構成が記載されている。
「特許文献3」には、カラーフィルタの積層体を用いてTFT基板と対向基板の間隔を規定するためのサブスペーサとして用いることが記載されている。このサブスペーサの構成は、離散的に柱状に形成されている。
「特許文献4」には、IPS方式において、隣接画素との境界部に映像信号線の両側から映像信号線を挟むようにして、TFT基板と対向基板の間に高分子構造物を形成する構成が記載されている。「特許文献4」ではこれによって、画素の液晶分子が隣りの画素の液晶分子に影響を及ぼして、デスクリネーションを発生することを防止している。
「特許文献5」には、画素電極、コモン電極とも線状であるIPS方式の液晶表示装置において、映像信号線等とコモン電極等の間の寄生容量を低減するために映像信号線の上方に有機絶縁膜を形成する構成が記載されている。
「特許文献6」には、下方が平面状の画素電極で、上方がスリットを有するコモン電極であるIPS方式の液晶表示装置において、映像信号線の上方に突起状に絶縁膜を形成して、映像信号線とコモン電極との寄生容量を低減する構成が記載されている。この方式は、上層において画素間はコモン電極によって覆われているので、画素境界において、電界が液晶層に漏れて、これによって光が漏れるという問題は無い。
IPS液晶表示装置は、従来のTN方式等とは構造上異なっており、液晶表示装置を小型化、あるいは薄型化する場合に従来方式の液晶表示装置とは異なった問題点も発生する。TN(Twisted Nematic)方式等では、画素電極がTFT基板に形成され、対向電極は対向基板の全面に渡って形成されている。これに対してIPS方式では、画素電極と対向電極はTFT基板に形成されるので、TFT基板側の構成は従来のTN方式に比べて複雑となる。
最近は、小型の液晶表示装置においても、VGA(Video Graphics Array、640×480ドット)のような高精細画面が要求されている。ここで、ドットとは、赤画素、緑画素、青画素の3ピクセルがセットになったものであるから、ピクセル数でいうと1920×480になる。3インチの画面でVGAを可能にするには、ピクセルの短径は32μmというように、非常に小さなものになる。
液晶表示装置では、TFT基板と対向基板をシール材を介して重ね合わせて形成する。TFT基板と対向基板を重ね合わせるときに合わせズレが生ずると、隣りの画素の色が混色しやすくなり、色純度を悪化させる。画面が高精細になるとこの問題が深刻化する。
図15は、従来の液晶表示装置において、TFT基板100と対向基板200との合わせずれがない状態における任意の画素と隣りの画素の間の透過光の状況を示す断面図である。図15において、画素と画素の境界は点線で記されている。左側の画素は赤画素(R)であり、右側の画素は緑画素(G)である。画素と画素の間には、画素間の干渉を避けるためにブラックマトリクス202が形成されている。図15におけるIPS方式の液晶表示装置では、有機パッシベーション膜101の上に形成された平面状のコモン電極102の上に層間絶縁膜103が形成され、その上にスリットを有する画素電極104が形成されている構成である。
このようなIPS方式では、画素電極104からの電気力線が液晶層301を介して下方のコモン電極102に伸び、液晶層301中における横電界によって液晶分子が回転する。これによって液晶層の光の透過率を制御することにより、画素の透過率を制御して画像を形成する。画素と画素の境界では画素電極104が存在しないので、原理的には、液晶は回転することはないが、画素電極104からの電気力線が隣りの画素との境界に向かって伸びるために、画素と画素の境界部においても、光が僅かながら透過する現象が生ずる。この光もれは、画素の境界線に向かって除々に小さくなり、画素の境界部においてゼロになる。
図15では、左側の赤画素(R)が透過(ON)であり、右側の緑画素(G)が非透過(OFF)である。赤画素(R)と緑画素(G)画素の境界付近において、赤画素(R)からの光もれが除々に小さくなる様子を液晶層301における白抜きの部分が除々に小さくなる、あるいは、液晶層302において、非透過を示すハッチングが除々に大きくなる状態で表している。この領域は、図15において、領域Aとして示されている。なお、この領域Aにおけるハッチングは、対向基板側が暗く、TFT基板側が明るいという意味ではない。
このような構成において、赤画素(R)から斜め方向に向かう大部分の光である、太い矢印で記す光はブラックマトリクス202によって遮光される。しかし、境界部における、斜め方向の細い矢印で示す一部の光は隣りの緑画素(G)に入射し、混色の原因となる。画素の面積が小さくなると、このような、わずかな光もれであっても、色純度に影響を及ぼすことになる。なお、図15における点線は斜め方向であっても透過しない光を示す。
以上で説明した画素間の斜め方向の光漏れはTFT基板100と対向基板200の合わせずれが生ずると、深刻な問題になる。図16は、TFT基板100と対向基板200のずれ量がxである場合の隣りの画素への光もれの状態を示す断面図である。図16において、TFT基板100が対向基板200に対して右方向にずれている。すると、領域Aで示す画素境界付近における部分的な光もれの部分が対向基板200に形成されたブラックマトリクス202に対して右方向に移動する。したがって、斜め方向の光がブラックマトリクス202によって遮光される量が小さくなり、太い矢印で示すように、隣りの画素からの光漏れが大きくなる。その結果、混色が大きくなって、色純度が劣化することになる。なお、図16の領域Aにおけるハッチングは、対向基板側が暗く、TFT基板側が明るいという意味ではない。
本発明の課題は、画素と画素の境界における斜め方向の光が隣りの画素に侵入することを防止して、混色を防止し、画面の色純度の低下を防止することである。
本発明は上記問題を克服するものであり、具体的な手段は次のとおりである。
(1)第1の方向に延在し、第2の方向に配列した走査信号線と第2の方向に延在し、第1の方向に配列した映像信号線によって囲まれた領域にスリットを有する画素電極が存在し、有機パッシベーション膜の上に平面状のコモン電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して前記画素電極が形成されたTFT基板と、前記画素電極に対応した部分にカラーフィルタが形成され、前記カラーフィルタは前記第1の方向に前記画素電極毎に対応した異なる色のカラーフィルタが形成され、前記異なる色のカラーフィルタの境界にはブラックマトリクスが形成された対向基板と、前記TFT基板と前記対向基板の間に液晶が挟持された液晶表示装置であって、前記対向基板において、前記異なる色のカラーフィルタの境界部には前記第2の方向に延在する突起が形成され、前記突起の形成された部分の液晶の層厚は、前記画素電極の中央部における液晶の層厚の2/3以下であることを特徴とする液晶表示装置。
(2)前記対向基板に形成された前記突起は、カラーフィルタを2層以上積層したことによって形成されていることを特徴とする(1)に記載の液晶表示装置。
(3)前記カラーフィルタの上にはオーバーコート膜が形成され、前記カラーフィルタの前記突起は、前記オーバーコート膜の厚くなった部分によって形成されていることを特徴とする(1)に記載の液晶表示装置。
(4)前記対向基板と前記TFT基板との間隔は柱状スペーサによって規定され、前記対向基板に形成された前記突起は、前記柱状スペーサと同じ材料によって、前記柱状スペーサと同時に形成されたものであることを特徴とする(1)に記載の液晶表示装置。
(5)前記突起は、対向基板側ではなく、TFT基板側に形成されている(1)に記載の液晶表示装置。
(6)前記突起は、対向基板側ではなく、TFT基板側に形成され、前記有機パッシベーション膜と同じ材料で前記有機パッシベーション膜と同時に形成されたものであることを特徴とする(5)に記載の液晶表示装置。
(7)前記突起は、対向基板側ではなく、TFT基板側に形成され、前記突起の高さの半分の位置における前記突起の側壁のテーパ角は20度以上で45度よりも小さく、前記突起の側壁には前記画素電極が延在させ、前記突起の側壁も透過領域として使用することを特徴とする(1)に記載の液晶表示装置。
(8)前記突起の形成された部分の液晶の層厚は、前記画素電極の中央部における液晶の層厚の1/2以下であることを特徴とする(1)乃至(7)のいずれかに記載の液晶表示装置。
図1は、本発明が適用される製品の例である、携帯電話等に使用される小型の液晶表示装置の平面図である。図1において、TFT基板100の上に対向基板200が配置されている。TFT基板100と対向基板200の間に図示しない液晶層が挟持されている。TFT基板100と対向基板200とは額縁部に形成されたシール材20によって接着している。図1においては、液晶は滴下方式によって封入されるので、封入孔は形成されていない。
TFT基板100は対向基板200よりも大きく形成されており、TFT基板100が対向基板200よりも大きくなっている部分には、液晶セル1に電源、映像信号、走査信号等を供給するための端子部120が形成されている。端子部120には、走査信号線30、映像信号線40等を駆動するためのICドライバに接続されている。
図1の表示領域10において、横方向には走査信号線30が延在し、縦方向に配列している。また、縦方向には映像信号線40が延在し、横方向に配列している。走査信号線30と映像信号線40とで囲まれた領域が画素を構成する。以下に実施例を用いて本発明を詳細に説明する。
図2は本実施例における画素領域を示す平面図である。図2において、走査信号線30と映像信号線40とで囲まれた領域に画素が形成されている。画素の下側にはTFTが形成されている。TFTのゲート電極31は走査信号線30から分岐し、ゲート電極31の上に半導体層50が形成されている。半導体層の上には、映像信号線40から分岐したドレイン電極41が形成され、ドレイン電極41に対向してソース電極60が形成されている。ソース電極60は画素電極側に延在している。
画素内にスリット1041を有する矩形の画素電極104が形成されている。画素電極104の下には、図示しない層間絶縁膜103を介して平面状にコモン電極102が形成されている。画素電極104から液晶層に進入する電気力線は、画素電極104のスリット1041あるいは画素電極104の端部を介して下方のコモン電極102に達する。液晶層内の電気力線の横成分によって、液晶が回転し、画素における光の透過率を制御する。映像信号はTFTのソース電極60からスルーホール70を介して画素電極104に供給される。
図2の特徴は、映像信号線の上に対向基板側から突起250がストライプ状に延在し、この突起250によって、画素の境界部においては、液晶層の層厚が小さくなっている。このストライプ状の突起250は走査信号線の上には形成されていない。走査信号線の上にはTFT基板と対向基板の間隔を規定する柱状スペーサが形成される場合が多いからである。なお、柱状スペーサが存在しない場合は、ストライプ状の突起250は、走査信号線の上にも延在して形成してもよい。
図3は、図2のA−A断面に対応する液晶表示装置の断面図である。図3において、TFT基板の上に映像信号線40が形成され、その上に有機パッシベーション膜が形成されている。有機パッシベーション膜の下にはTFTが形成されているが、図3では省略されている。以下の実施例における断面図においても同様である。有機パッシベーション膜の上に平面状にコモン電極形成され、これを覆って層間絶縁膜が形成されている。層間絶縁膜の上には、スリットを有する画素電極が形成され、画素電極および層間絶縁膜を覆って液晶を初期配向させるための配向膜が形成されている。TFT基板の下側には下偏光板が貼り付けられている。
図3において、対向基板の外側には上偏光板が下偏光板と透過軸を直交するように貼り付けられている。対向基板の内側において、左側の画素には赤カラーフィルタ201Rが形成され、右側の画素には緑カラーフィルタ201Gが形成され、画素と画素の間にはブラックマトリクス202が形成されている。画素と画素の境界において、ブラックマトリクスおよび赤カラーフィルタまたは緑カラーフィルタの上に青カラーフィルタ201Bが形成されている。赤カラーフィルタ、緑カラーフィルタ、青カラーフィルタを覆ってオーバーコート膜203が形成され、オーバーコート膜の上に配向膜105が形成されている。
TFT基板と対向基板の間に液晶層が挟持されている。液晶層の層厚は画素の中央における値でDである。本発明の特徴は対向基板において、画素と画素の間において、対向基板側に青カラーフィルタを積層したことによる高さHの突起250が形成されていることである。これによって、画素の境界部においては、液晶層の層厚はD−Hとなっている。
図3において、左側の赤カラーフィルタ側の画素においては、液晶は透過(ON)状態であり、右側の緑カラーフィルタ側は非透過(OFF)状態である。また、図3において、TFT基板は対向基板に対して右側にXだけずれて配置されている。XはTFT基板と対向基板の貼り合わせ誤差に起因するものである。従来は、このようなTFT基板と対向基板との合わせずれが存在すると、図16に示すような、斜め方向からの光漏れが存在し、混色を生じていた。
本発明は、画素境界部において、液晶の層厚が薄くなっているので、この部分では、液晶のスレッショルド電圧が高くなり、液晶が回転せず、光を透過しない。したがって、図の3の点線矢印で示すような、斜め方向からの光は境界部において液晶層が薄くなった部分において遮られる。したがって、緑画素(G)への赤画素(R)からの混色が生ずることを免れ、色純度を高く保つことが出来る。
液晶層において、液晶分子が回転する現象をフレデリクス転移というが、フレデリクス転移を起こすスレッショルド電圧Vtは
Vt=πg/(d√(K2/Δε))
で表すことが出来る。ここで、gは電極端の間隔、dはセルギャップすなわち液晶層の層厚、K2はツイスト弾性定数、Δεは誘電率異方性である。
Vt=πg/(d√(K2/Δε))
で表すことが出来る。ここで、gは電極端の間隔、dはセルギャップすなわち液晶層の層厚、K2はツイスト弾性定数、Δεは誘電率異方性である。
ここで、液晶特性や液晶セルのディメンジョンを一定とすると、Vtは液晶層の層厚dに反比例することになる。つまり、Cを定数とすると、
Vt=C/d
となる。したがって、液晶層の層厚が半分になるとスレッショルド電圧Vtは2倍となり、液晶層は回転しづらくなる。
Vt=C/d
となる。したがって、液晶層の層厚が半分になるとスレッショルド電圧Vtは2倍となり、液晶層は回転しづらくなる。
液晶のスレッショルド電圧Vtが上がると、同じ電圧を印加しても液晶層の透過率は小さくなる。言い換えると、液晶層の層厚dを小さくすると、液晶層の透過率は小さくなる。複屈折モードであるIPS方式の液晶の透過率は下記の式で表すことが出来る。
T=T0sin2(2φ(E))sin2(π・d・Δn/λ)
ここでT0は係数で主として液晶表示装置に使用される偏光板の透過率で決まる。φ(E)は液晶分子の配向方向と偏光透過軸のなす角度、dは液晶層の層厚、Δnは液晶の屈折率異方性、λは光の波長を表す。
T=T0sin2(2φ(E))sin2(π・d・Δn/λ)
ここでT0は係数で主として液晶表示装置に使用される偏光板の透過率で決まる。φ(E)は液晶分子の配向方向と偏光透過軸のなす角度、dは液晶層の層厚、Δnは液晶の屈折率異方性、λは光の波長を表す。
図4は、問題となる図15の画素電極端部から画素境界に渡る領域Aの透過率について、液晶層の層厚をパラメータにした場合の電圧(V)と液晶層厚3μmに対する相対透過率T(%)を示すグラフである。図4から明らかなように、液晶層に同じ電圧を印加した場合は、液晶層の層厚が小さいほうが透過率は小さくなる。例えば、画素の中央における液晶層の層厚を3μmとした場合、突起を形成することによって、液晶層の層厚を2μmとすると、同じ電圧を印加した場合の透過率は約半分になる。
図5は、同じ現象を横軸に液晶層の層厚d(μm)、縦軸に相対透過率T(%)をとった場合のグラフである。図5において、液晶層に印加する電圧は5Vである。図5からわかるように、例えば、画素の中央における層厚を3μmとし、画素の境界において突起を形成して層厚を2μmとした場合、液晶層の相対透過率は約50%、突起を高くして層厚を1.5μmとした場合、相対透過率は約30%となり、突起をさらに高くして、層厚を1μmとすると、相対透過率は約10%となる。
つまり、画素の境界において突起を形成することによって、問題となる領域Aの液晶層の透過率を低下させ、その分、隣同士の画素からの光漏れによる混色を抑制することが出来る。
このように、本発明は、画素と画素の境界において、液晶層の層厚を小さくして液晶層を遮光領域として使用するものである。ところで、この遮光領域が大きいと、画素の透過率を低下させる。この遮光領域を必要な範囲に限定するために、本実施例では突起250の側面の角度を45度以上としている。そうすれば、画素における遮光領域は、最悪でも、片側で突起250の高さだけ小さくなるだけすむ。突起250の側面の角度αは突起250の高さの半分の位置で測定すればよい。
図3の他の特徴は、画素と画素の境界部において、カラーフィルタ201を2層に重ねることによって、遮光膜を形成し、斜め方向からの光の遮光効果をさらに高めていることである。カラーフィルタ201は赤カラーフィルタ201Rと青カラーフィルタ201Bの積層構造とすると遮光効果は非常に大きい。表1はカラーフィルタの層構成と透過率の関係を示すものである。
表1に示すように、赤カラーフィルタ201Rと青カラーフィルタ201Bの積層構造とすると、透過率は2%となり、他の場合の層構造に比較して非常に低くすることが出来る。つまり、図3の構成においては、画素と画素の境界においては、ブラックマトリクス202とカラーフィルタ201の積層構造の両方によって、高い遮光効果を得ることが出来る。その分、混色を軽減することが出来る。
図6は、液晶表示装置において、赤画素(R)、緑画素(G)、青画素(B)構成とした場合に、赤カラーフィルタ201Rと青カラーフィルタ201Bの積層構造を示すものである。図6では、赤カラーフィルタ201Rを先に形成し、その後、青カラーフィルタ201Bを形成している。
図7は、液晶表示装置において、赤画素(R)、緑画素(G)、青画素(B)構成とした場合に、赤カラーフィルタ201Rと青カラーフィルタ201Bの他の積層構造を示すものである。図7では、青カラーフィルタ202Bを先に形成し、その後、赤カラーフィルタ201Rを形成している。
図8は、液晶表示装置において、赤画素(R)、緑画素(G)、青画素(B)、および、白画素(W)構成とした場合に、赤カラーフィルタ201Rと青カラーフィルタ201Bの他の積層構造を示すものである。白画素(W)は白色輝度を上げるために形成されているものである。図8においては、赤カラーフィルタ201Rを先に形成し、その後、青カラーフィルタ201Bを形成している。なお、白画素(W)を有する場合においても、図7に示すように、青カラーフィルタ201Bを先に形成し、その後、赤カラーフィルタ201Rを形成してもよい。
図3、図6乃至図8においては、カラーフィルタ201を2層重ねた例を示したが、これに限らず、カラーフィルタ201を3層あるいは4層重ねて突起250を形成してもよい。必要な突起250の高さによってカラーフィルタ201の積層数を変えればよい。
図9は本実施例における他の態様を示す断面図である。図9が図3と異なる点は、画素と画素の境界において、カラーフィルタ201を先に形成し、その後、ブラックマトリクス202を形成する構成となっていることである。図9において、画素と画素の境界には、赤カラーフィルタ201Rと青カラーフィルタ201Bの積層構造と緑カラーフィルタ201Gと青カラーフィルタ201Bの積層構造が形成されている。表1に示すように、赤カラーフィルタ201Rと青カラーフィルタ201Bの積層構造での透過率は2%であり、緑カラーフィルタ201Gと青カラーフィルタ201Bの積層構造での透過率は17%である。
図9の構成においても、図3の構成と同様、画素と画素の境界において、カラーフィルタ201の積層構造による遮光効果とブラックマトリクス202による遮光効果の両方を得ることが出来る。また、画素と画素の境界において、液晶層が薄くなったことによるスレッショルド電圧Vtが高くなり、液晶層が遮光領域となり、斜め方向からの光に対する遮光効果が向上することは図3で説明したのと同様である。
また本実施例では、有機パッシベーション膜の上に平面状のコモン電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して前記画素電極が形成されたTFT基板を用いているが、有機パッシベーション膜の上に画素毎に平面状の画素電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して櫛歯状のスリットを有するコモン電極が形成されたTFT基板でも同様の効果を得ることが出来る。
また本実施例では、有機パッシベーション膜の上に平面状のコモン電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して前記画素電極が形成されたTFT基板を用いているが、有機パッシベーション膜の上に画素毎に平面状の画素電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して櫛歯状のスリットを有するコモン電極が形成されたTFT基板でも同様の効果を得ることが出来る。
図10は本実施例を示す断面図である。図10は、図2のA−A断面に対応する液晶表示装置の断面図であり、基本的な構成は図3と同様である。図10が図3と異なる点は、画素と画素の境界における対向基板200側における突起250をカラーフィルタ201の積層構造によるのではなく、オーバーコート膜203を画素と画素の境界部で厚くすることによって形成している。オーバーコート膜203の本来の役割は、カラーフィルタ201あるいはブラックマトリクス202による凹凸を平坦化するために使用されるが、本実施例では、オーバーコート膜203を逆に対向基板200に形成される突起250の形成のために使用している。
本実施例においても、対向基板200側に形成された突起250によって画素と画素の境界における液晶層の層厚を小さくでき、液晶分子が回転を始めるスレッショルド電圧Vtを上げることが出来るので、画素と画素の境界を液晶層によって遮光することが出来る。したがって、図10の点線の矢印のような、斜め方向からの光を遮光することが出来、混色を防止することが出来る。なお、この場合も、突起250の側面の角度αは45度以上とすることが好ましい。
本実施例によるオーバーコート膜203による突起250は、先ず、オーバーコート膜203を突起250部分を含む膜厚に塗布に、これに対して、ハーフ露光技術を用いて画素と画素の境界部分以外のオーバーコート膜203を薄く形成することによって形成することが出来る。オーバーコート膜203に例えば、ポジ型の感光性樹脂を使用した場合、画素と画素の間は露光せず、画素の境界以外の部分をハーフ露光することによって所定のオーバーコート膜203の膜厚とすることが出来る。逆にオーバーコート膜203にネガ型の感光性樹脂を使用した場合、画素と画素の境界をフル露光し、他の部分をハーフ露光することによって、画素と画素の境界部のみの膜厚を厚くすることが出来る。なお、オーバーコート膜203に感光性樹脂を用いず、フォトレジストを用いる場合も、同様に、ハーフ露光技術を使用することが出来るが説明は省略する。
また実施例1同様、本実施例では、有機パッシベーション膜の上に平面状のコモン電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して前記画素電極が形成されたTFT基板を用いているが、有機パッシベーション膜の上に画素毎に平面状の画素電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して櫛歯状のスリットを有するコモン電極が形成されたTFT基板でも同様の効果を得ることが出来る。
また実施例1同様、本実施例では、有機パッシベーション膜の上に平面状のコモン電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して前記画素電極が形成されたTFT基板を用いているが、有機パッシベーション膜の上に画素毎に平面状の画素電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して櫛歯状のスリットを有するコモン電極が形成されたTFT基板でも同様の効果を得ることが出来る。
液晶表示装置の性能を安定させるためには、画素領域において、TFT基板100と対向基板200との間隔すなわち、液晶層を一定に保つ必要がある。このために、一般には、透明樹脂であるアクリル樹脂等によって、柱状スペーサを対向基板に形成する。本実施例は、対向基板200において、画素と画素の境界に形成する突起250を柱状スペーサの形成と同時のプロセスによって形成するものである。
図11は、本実施例を示す断面図である。図11において、画素と画素の境界における突起の構成以外は図3と同様である。図11における画素と画素の境界における突起250は柱状スペーサと同じ材料によって同時に形成されている。しかし、画素と画素の境界の突起250の高さは柱状スペーサの高さよりも低い。
柱状スペーサは、まず、透明樹脂をオーバーコート膜上に形成し、その後フォトリソグラフィによって柱状スペーサの部分のみを残す。この時、画素と画素の境界部分において、ハーフ露光技術を用いて高さの低い柱状スペーサ210を形成する。この高さの低い柱状スペーサ210を画素と画素の境界における突起250の構成要素として使用する。
柱状スペーサの材料として、ネガ型の感光性樹脂を使用した場合、正規の柱状スペーサの部分にはフル露光を行い、画素と画素の境界における突起250用としての部分にはハーフ露光を行って、高さの低い柱状スペーサ210を形成することが出来る。画素と画素の境界における突起250として用いる柱状スペーサ210の高さはハーフ露光の強度を制御することによって変えることが出来る。
図11においても、対向基板200側に形成された突起250によって画素と画素の境界における液晶層の層厚を小さくでき、液晶分子が回転を始めるスレッショルド電圧Vtを上げることが出来るので、画素と画素の境界を液晶層によって遮光することが出来る。したがって、図11の点線の矢印のような、斜め方向からの光を遮光することが出来、混色を防止することが出来る。なお、この場合も、突起250の側面の角度αは45度以上とすることが好ましい。
図12は、実施例4および5の画素構成を示す平面図である。図12は、画素と画素の境界におけるストライプ状の突起150が対向基板200ではなく、TFT基板100側に形成されている点を除いては図2と同様である。すなわち、図12に示す構成は全てTFT基板100側の構造である。図12において、ストライプ状の突起150は、走査信号線30の上には形成されていないが、走査信号線30上に柱状スペーサが形成されない場合は、ストライプ状の突起150を走査信号線30上に延在させてもよい。
図13は実施例4を示す断面図である。図13は、図12のB−B断面に相当する液晶表示装置の断面図である。図13の特徴は、画素と画素の境界において、TFT基板100に形成されたストライプ状の突起150によって液晶層の層厚が小さくなっている他は実施例1の図3と同様である。図13においても、対向基板200に対してTFT基板100がXだけ合わせズレを生じていることも図3と同様である。
図13において、TFT基板100に形成された突起150は有機パッシベーション膜101によって形成されている。図13における画素と画素の境界は有機パッシベーション膜101の突起150によって液晶層が薄くなっており、この部分の液晶分子が回転を始めるスレッショルド電圧Vtが高くなり、その結果この部分の液晶層が遮光効果を持つ。これによって、図13に示す斜め方向の光を遮光することが出来る。実施例1で説明したのと同様な理由によって、TFT基板100側に形成された突起150の側面の角度は45度以上が望ましい。
有機パッシベーション膜101の突起150はハーフ露光技術を用いて形成することが出来る。有機パッシベーション膜101には、図示しない部分において、画素電極104とTFTのソース電極60を接続するためのスルーホール70が形成されるので、本実施例においては、有機パッシベーション膜101は2段階のハーフ露光を行うことになる。
有機パッシベーション膜101にポジ型の感光性樹脂を使用する場合、まず、有機パッシベーション膜材料を、突起を含む厚さに厚く塗布する。そして、突起部150は露光をせず、画素の平坦部をハーフ露光する。そして、スルーホール部分をフル露光することによって、突起とスルーホールを有する有機パッシベーション膜を形成することが出来る。
また本実施例では、有機パッシベーション膜の上に平面状のコモン電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して前記画素電極が形成されたTFT基板を用いているが、有機パッシベーション膜の上に画素毎に平面状の画素電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して櫛歯状のスリットを有するコモン電極が形成されたTFT基板でも同様の効果を得ることが出来る。
また本実施例では、有機パッシベーション膜の上に平面状のコモン電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して前記画素電極が形成されたTFT基板を用いているが、有機パッシベーション膜の上に画素毎に平面状の画素電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して櫛歯状のスリットを有するコモン電極が形成されたTFT基板でも同様の効果を得ることが出来る。
図14は実施例5を示す断面図である。図14は、図12のB−B断面に相当する液晶表示装置の断面図である。図14の特徴は、画素と画素の境界において、TFT基板100に形成されたストライプ状の突起150によって液晶層の層厚が小さくなっているが、このストライプ状の突起150の側壁のテーパ角βが45度より小さく、20度以上である点である。また、このストライプ状の突起150の側壁には、画素電極104が延在している。その他の構成は実施例4である図13と同様である。図14においても、対向基板200に対してTFT基板100がXだけ合わせズレを生じていることも図13と同様である。
図14において、突起150の側壁の角度βが45度よりも小さく、20度以上としているのは、画素における透過率の低下を防止するために、突起150の側壁も画素の透過領域として使用するためである。配向膜105にいわゆる光配向を用いることによって、突起150の側面に形成された配向膜105も良好に配向処理することができる。したがって、突起150の側面にも画素電極104を形成することによって、突起150の側面における液晶分子も制御可能になり、透過領域として使用することが出来る。
図14においても、画素と画素の境界における突起150の頂点においては、液晶層の層厚が小さくなっており、この部分の液晶層を遮光領域として使用することが出来る。したがって、図14の点線の矢印で示すような、斜め方向からの光を液晶の遮光領域によって遮光することが出来、光漏れ、あるいは、画素の混色を防止することが出来る。
本実施例においては、突起150の側面を透過領域として使用することが出来るので、他の実施例に比較して、画素の透過率を向上させることが出来る。本実施例においても、突起150は有機パッシベーション膜101を用いて形成することが出来る。本実施例における、側面のテーパ角の小さい突起150は、例えば、突起側面に対してグラデーションを有するハーフ露光を用いることによって形成することが出来る。すなわち、ポジ型の感光性樹脂を用いた場合、突起の頂点部は露光をせず、突起の側面部分には、有機パッシベーション膜の平坦部よりも弱いハーフ露光を用いることによって、平坦部よりも除々に厚くなる有機パッシベーション膜101を形成し、突起150の側壁とすることが出来る。
以上の実施例では、映像信号線の上に直接有機パッシベーション膜が形成されている構成であるが、映像信号線の上にSiN等による無機パッシベーション膜を形成し、その上に有機パッシベーション膜が形成されている場合も本発明は問題なく適用することが出来る。
また本実施例では、有機パッシベーション膜の上に平面状のコモン電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して前記画素電極が形成されたTFT基板を用いているが、有機パッシベーション膜の上に画素毎に平面状の画素電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して櫛歯状のスリットを有するコモン電極が形成されたTFT基板でも同様の効果を得ることが出来る。
また本実施例では、有機パッシベーション膜の上に平面状のコモン電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して前記画素電極が形成されたTFT基板を用いているが、有機パッシベーション膜の上に画素毎に平面状の画素電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して櫛歯状のスリットを有するコモン電極が形成されたTFT基板でも同様の効果を得ることが出来る。
10…表示領域、 20…シール材、 30…走査信号線、 31…ゲート電極、 40…映像信号線、 41…ドレイン電極、 50…半導体層、 60…ソース電極、 70…スルーホール、 80…ICドライバ、 100…TFT基板、 101…有機パッシベーション膜、 102…コモン電極、 103…層間絶縁膜、 104…画素電極、 105…配向膜、 120…端子部、 150…TFT基板側突起、 200…対向基板、 201…カラーフィルタ、 201R…赤カラーフィルタ、 201G…緑カラーフィルタ、 201B…青カラーフィルタ、 201W…白カラーフィルタ、 202…ブラックマトリクス、 203…オーバーコート膜、 210…高さの低い柱状スペーサ、 250…対向基板側突起、 301…透過液晶層、 302…非透過液晶層、 1000…下偏光板、 1041…画素電極のスリット、 2000…上偏光板、 W…ブラックマトリクスの幅、 X…対向基板とTFT基板とのズレ量
Claims (20)
- 第1の方向に延在し、第2の方向に配列した走査信号線と第2の方向に延在し、第1の方向に配列した映像信号線によって囲まれた領域にスリットを有する画素電極が存在し、有機パッシベーション膜の上に平面状のコモン電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して前記画素電極が形成されたTFT基板と、
前記画素電極に対応した部分にカラーフィルタが形成され、前記カラーフィルタは前記第1の方向に前記画素電極毎に対応した異なる色のカラーフィルタが形成され、前記異なる色のカラーフィルタの境界にはブラックマトリクスが形成された対向基板と、
前記TFT基板と前記対向基板の間に液晶が挟持された液晶表示装置であって、
前記対向基板において、前記異なる色のカラーフィルタの境界部には前記第2の方向に延在する突起が形成され、
前記突起の形成された部分の液晶の層厚は、前記画素電極の中央部における液晶の層厚の2/3以下であることを特徴とする液晶表示装置。 - 第1の方向に延在し、第2の方向に配列した走査信号線と第2の方向に延在し、第1の方向に配列した映像信号線によって囲まれた領域に有機パッシベーション膜の上に平面状の画素電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介してスリットを有するコモン電極が形成されたTFT基板と、
前記画素電極に対応した部分にカラーフィルタが形成され、前記カラーフィルタは前記第1の方向に前記画素電極毎に対応した異なる色のカラーフィルタが形成され、前記異なる色のカラーフィルタの境界にはブラックマトリクスが形成された対向基板と、
前記TFT基板と前記対向基板の間に液晶が挟持された液晶表示装置であって、
前記対向基板において、前記異なる色のカラーフィルタの境界部には前記第2の方向に延在する突起が形成され、
前記突起の形成された部分の液晶の層厚は、前記画素電極の中央部における液晶の層厚の2/3以下であることを特徴とする液晶表示装置。 - 前記対向基板に形成された前記突起は、カラーフィルタを2層以上積層したことによって形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
- 前記2層以上積層したカラーフィルタは、赤カラーフィルタおよび青カラーフィルタを含むことを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
- 前記ブラックマトリクスは前記カラーフィルタに対して、前記液晶側に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
- 前記カラーフィルタの上にはオーバーコート膜が形成され、前記カラーフィルタの前記突起は、前記オーバーコート膜の厚くなった部分によって形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
- 前記対向基板と前記TFT基板との間隔は柱状スペーサによって規定され、前記対向基板に形成された前記突起は、前記柱状スペーサと同じ材料によって、前記柱状スペーサと同時に形成されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
- 前記第2の方向に延在する前記対向基板に形成された前記突起は、前記TFT基板の前記走査信号線に対応する部分には形成されていないことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 前記対向基板に形成された前記突起の高さの半分の位置における前記突起の側壁のテーパ角は45度以上であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 前記突起の形成された部分の液晶の層厚は、前記画素電極の中央部における液晶の層厚の1/2以下であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 第1の方向に延在し、第2の方向に配列した走査信号線と第2の方向に延在し、第1の方向に配列した映像信号線によって囲まれた領域にスリットを有する画素電極が存在し、有機パッシベーション膜の上に平面状のコモン電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して前記画素電極が形成されたTFT基板と、
前記画素電極に対応した部分にカラーフィルタが形成され、前記カラーフィルタは前記第1の方向に前記画素電極毎に対応した異なる色のカラーフィルタが形成され、前記異なる色のカラーフィルタの境界にはブラックマトリクスが形成された対向基板と、
前記TFT基板と前記対向基板の間に液晶が挟持された液晶表示装置であって、
前記TFT基板において、前記映像信号線の上方には前記第2の方向に延在する突起が形成され、
前記突起の形成された部分の液晶の層厚は、前記画素電極の中央部における液晶の層厚の2/3以下であることを特徴とする液晶表示装置。 - 第1の方向に延在し、第2の方向に配列した走査信号線と第2の方向に延在し、第1の方向に配列した映像信号線によって囲まれた領域に有機パッシベーション膜の上に平面状の画素電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介してスリットを有するコモン電極が形成されたTFT基板と、
前記画素電極に対応した部分にカラーフィルタが形成され、前記カラーフィルタは前記第1の方向に前記画素電極毎に対応した異なる色のカラーフィルタが形成され、前記異なる色のカラーフィルタの境界にはブラックマトリクスが形成された対向基板と、
前記TFT基板と前記対向基板の間に液晶が挟持された液晶表示装置であって、
前記TFT基板において、前記映像信号線の上方には前記第2の方向に延在する突起が形成され、
前記突起の形成された部分の液晶の層厚は、前記画素電極の中央部における液晶の層厚の2/3以下であることを特徴とする液晶表示装置。 - 前記TFT基板に形成された前記突起は、前記有機パッシベーション膜と同じ材料で前記有機パッシベーション膜と同時に形成されたものであることを特徴とする請求項11または12に記載の液晶表示装置。
- 前記TFT基板に形成された前記突起は、前記走査信号線の上には形成されていないことを特徴とする請求項11または12に記載の液晶表示装置。
- 前記TFT基板に形成された前記突起の高さの半分の位置における前記突起の側壁のテーパ角は45度以上であることを特徴とする請求項11または14のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 前記突起の形成された部分の液晶の層厚は、前記画素電極の中央部における液晶の層厚の1/2以下であることを特徴とする請求項11または15のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 第1の方向に延在し、第2の方向に配列した走査信号線と第2の方向に延在し、第1の方向に配列した映像信号線によって囲まれた領域にスリットを有する画素電極が存在し、有機パッシベーション膜の上に平面状のコモン電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介して前記画素電極が形成されたTFT基板と、
前記画素電極に対応した部分にカラーフィルタが形成され、前記カラーフィルタは前記第1の方向に前記画素電極毎に対応した異なる色のカラーフィルタが形成され、前記異なる色のカラーフィルタの境界にはブラックマトリクスが形成された対向基板と、
前記TFT基板と前記対向基板の間に液晶が挟持された液晶表示装置であって、
前記TFT基板において、前記映像信号線の上方には前記第2の方向に延在する突起が形成され、
前記突起の高さの半分の位置における前記突起の側壁のテーパ角は20度以上45度よりも小さく、
前記突起の側壁には前記画素電極が延在し、
前記突起の形成された部分の液晶の層厚は、前記画素電極の中央部における液晶の層厚の2/3以下であることを特徴とする液晶表示装置。 - 第1の方向に延在し、第2の方向に配列した走査信号線と第2の方向に延在し、第1の方向に配列した映像信号線によって囲まれた領域に有機パッシベーション膜の上に平面状の画素電極が存在し、その上に層間絶縁膜を介してスリットを有するコモン電極が形成されたTFT基板と、
前記画素電極に対応した部分にカラーフィルタが形成され、前記カラーフィルタは前記第1の方向に前記画素電極毎に対応した異なる色のカラーフィルタが形成され、前記異なる色のカラーフィルタの境界にはブラックマトリクスが形成された対向基板と、
前記TFT基板と前記対向基板の間に液晶が挟持された液晶表示装置であって、
前記TFT基板において、前記映像信号線の上方には前記第2の方向に延在する突起が形成され、
前記突起の高さの半分の位置における前記突起の側壁のテーパ角は20度以上45度よりも小さく、
前記突起の側壁には前記画素電極が延在し、
前記突起の形成された部分の液晶の層厚は、前記画素電極の中央部における液晶の層厚の2/3以下であることを特徴とする液晶表示装置。 - 前記TFT基板に形成された前記突起は、前記走査信号線の上には形成されていないことを特徴とする請求項17または18に記載の液晶表示装置。
- 前記突起の形成された部分の液晶の層厚は、前記画素電極の中央部における液晶の層厚の1/2以下であることを特徴とする請求項17または18に記載の液晶表示装置。
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