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JP2015094512A - 床置型空気調和機の室内機 - Google Patents

床置型空気調和機の室内機 Download PDF

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JP2015094512A
JP2015094512A JP2013233921A JP2013233921A JP2015094512A JP 2015094512 A JP2015094512 A JP 2015094512A JP 2013233921 A JP2013233921 A JP 2013233921A JP 2013233921 A JP2013233921 A JP 2013233921A JP 2015094512 A JP2015094512 A JP 2015094512A
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opening
floor
indoor unit
air conditioner
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JP2013233921A
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雅人 平木
Masahito Hiraki
雅人 平木
伸二 長岡
Shinji Nagaoka
伸二 長岡
平良 繁治
Shigeji Taira
繁治 平良
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

【課題】本体ケーシング内からの可燃性冷媒の漏洩時に外部への漏洩出口を床面から高くして冷媒の拡散を促進することによって、可燃性冷媒の漏洩に伴うリスクを低減できる床置型空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】本体ケーシング(31,32)内に配置され、室内熱交換器15を介して吸い込んだ空気を吹き出す室内ファン18と、本体ケーシング(31,32)内に配置され、可燃性冷媒の漏洩を検出するための冷媒センサと、下側吹出口32b(下側開口)を開閉するシャッタ50(開閉部材)を制御する室内制御装置を備える。上記室内制御装置は、冷媒センサにより可燃性冷媒の漏洩を検出したとき、シャッタ50を制御して、下側吹出口32bを閉状態にする。
【選択図】図4

Description

この発明は、床置型空気調和機の室内機に関し、詳しくは可燃性冷媒を用いた床置型空気調和機の室内機に関する。
従来、床置型空気調和機の室内機としては、床置型の本体ケーシング内に室内熱交換器が配置され、室内熱交換器を介して送風ファンにより吸い込まれた空気を上側吹出口と下側吹出口から吹き出すものがある(例えば、特開2011−202886号公報(特許文献1)参照)。
特開2011−202886号公報
上記床置型空気調和機の室内機では、運転停止状態において本体ケーシング内の室内熱交換器と冷媒配管との接続部などから冷媒が漏洩した場合、本体ケーシングで最も低い開口部分である下側吸込口を介して冷媒ガスが床面に流れ出すため、室内の床近傍に滞留した冷媒ガスの濃度が高くなるという可能性がある。上記可燃性冷媒は、ガス濃度がある程度高くなると、発火などのリスクが高まる。
そこで、この発明の課題は、本体ケーシング内からの可燃性冷媒の漏洩時に外部への漏洩出口を床面から高くして冷媒の拡散を促進することによって、可燃性冷媒の漏洩に伴うリスクを低減できる床置型空気調和機の室内機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の床置型空気調和機の室内機は、
本体ケーシングと、
上記本体ケーシング内に配置され、可燃性冷媒が流れる室内熱交換器と、
上記本体ケーシング内に配置され、上記室内熱交換器を介して吸い込んだ空気を吹き出す送風ファンと、
上記本体ケーシングに設けられ、上記送風ファンの吹出口または吸込口である上側開口と、
上記本体ケーシングに設けられ、上記送風ファンの吹出口または吸込口である下側開口と、
上記本体ケーシング内に配置され、上記可燃性冷媒の漏洩を検出するための冷媒センサと、
上記下側開口を開閉する開閉部材と、
上記送風ファンと上記開閉部材を制御する制御装置と
を備え、
上記制御装置は、上記冷媒センサにより上記可燃性冷媒の漏洩を検出したとき、上記開閉部材を制御して、上記下側開口を閉状態にすることを特徴とする。
ここで、可燃性冷媒とは、R32などの微燃性冷媒を含む物とする。また、床置型の空気調和機は、床面に直接載置されたものに限らず、床面から一段高い位置に底部が位置するように載置されたり壁内に埋め込まれたりしたものでもよい。
上記構成によれば、例えば、運転停止状態において本体ケーシング内の室内熱交換器と冷媒配管との接続部などから可燃性冷媒が漏洩したとき、本体ケーシングに配置された冷媒センサにより可燃性冷媒の漏洩を検出すると、制御装置により開閉部材を制御して、送風ファンの吹出口または吸込口である下側開口を閉状態にする。そうすることによって、本体ケーシングで最も低い位置にある下側吸込口を介して可燃性冷媒ガスが室内の床面に流れ出すのを防ぎ、本体ケーシングで比較的高い位置にある開口部分(上側開口を含む)から空気よりも重い可燃性冷媒ガスが流れ出して落下するので、床面に落下するまでの間に可燃性冷媒ガスの拡散が促進されることになる。これにより、漏洩した可燃性冷媒ガスが室内の床近傍に滞留してガス濃度が高くなるのを防止できる。
このように、本体ケーシング内からの可燃性冷媒の漏洩時に外部への漏洩出口を床面から高くして冷媒の拡散を促進することによって、可燃性冷媒の漏洩に伴うリスクを低減できる。
また、一実施形態の床置型空気調和機の室内機では、
上記上側開口の開口面積を調整するための上側開口調整部材を備え、
上記制御装置は、上記冷媒センサにより上記可燃性冷媒の漏洩を検出したとき、上記上側開口調整部材を制御して、上記可燃性冷媒の漏洩を検出する前よりも上記上側開口の開口面積を広げる。
上記実施形態によれば、冷媒センサにより可燃性冷媒の漏洩を検出したとき、制御装置により上側開口調整部材を制御して、上記可燃性冷媒の漏洩を検出する前よりも上側開口の開口面積を広げることによって、本体ケーシングの高い位置にある上側開口から可燃性冷媒ガスが流れ出しやすくなるので、上側開口から流れ出た可燃性冷媒ガスを効果的に拡散させることができる。
また、一実施形態の床置型空気調和機の室内機では、
上記下側開口は、上記送風ファンからの空気を吹き出す吹出口であって、
上記開閉部材は、上記吹出口である上記下側開口を開閉するための吹出口用ダンパを兼ねる。
上記実施形態によれば、開閉部材は、運転時に吹出口である下側開口を開閉するための吹出口用ダンパを兼ねることによって、冷媒センサにより可燃性冷媒の漏洩を検出したとき、吹出口用ダンパを兼ねる開閉部材で吹出口である下側開口を閉状態にすることができる。
また、一実施形態の床置型空気調和機の室内機では、
上記可燃性冷媒として、R32からなる単一冷媒またはR32を主成分とする混合冷媒を用いた。
上記実施形態によれば、可燃性冷媒として、R32からなる単一冷媒またはR32を主成分とする混合冷媒を用いることによって、R32はオゾン破壊係数や地球温暖化係数GWP(Global Warming Potential)が低いので、地球温暖化の影響を抑えることができると共に、成績係数COP(Coefficient Of Performance)が向上してエネルギー消費を低減できる。
以上より明らかなように、この発明によれば、本体ケーシング内からの可燃性冷媒の漏洩時に外部への漏洩出口を床面から高くして冷媒の拡散を促進することによって、可燃性冷媒の漏洩に伴うリスクを低減できる床置型空気調和機の室内機を実現することができる。
図1はこの発明の実施の一形態の床置型空気調和機の室内機と室外機の冷媒回路の回路図である。 図2は上記床置型空気調和機の室内機の斜視図である。 図3は上記床置型空気調和機の室内機の吸込パネルと前面グリルを外した状態の正面図である。 図4は図3のIV−IV線から見た断面図である。 図5は図3のV−V線から見た断面図である。 図6は上記床置型空気調和機の室内機の制御ブロック図である。 図7は上記室内機の室内制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、この発明の床置型空気調和機の室内機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態の床置型空気調和機の室内機2およびその室内機2に連絡配管L1,L2を介して接続された室外機1の冷媒回路を示している。この空気調和機は、図1に示すように、圧縮機11と、上記圧縮機11の吐出側が一端に接続された四路切換弁12と、上記四路切換弁12の他端に一端が接続された室外熱交換器13と、上記室外熱交換器13の他端に一端が接続された電動膨張弁14と、上記電動膨張弁14の他端に閉鎖弁21,連絡配管L1を介して一端が接続された室内熱交換器15と、上記室内熱交換器15の他端に連絡配管L2,閉鎖弁22,四路切換弁12を介して一端が接続され、他端が圧縮機11の吸入側に接続されたアキュムレータ16とを備えている。上記圧縮機11,四路切換弁12,室外熱交換器13,電動膨張弁14,室内熱交換器15およびアキュムレータ16で冷媒回路を構成している。この冷媒回路では、R32の単一冷媒またはR32を主成分とする混合冷媒を用いている。
また、上記圧縮機11,四路切換弁12,室外熱交換器13,電動膨張弁14,アキュムレータ16,室外ファン17および加湿ユニット42で室外機1を構成し、室内熱交換器15,室内ファン18およびダクト部40で室内機2を構成している。
また、この空気調和機は、室外からの加湿空気を室内に供給するためのダクト部40を室内機2に備えると共に、室外機1の加湿ユニット42に加湿ホース41の一端を接続し、その加湿ホース41の他端を室内機2のダクト部40のホース接続部40bに接続している。
また、上記室外機1は、圧縮機11や室外ファン17を制御する室外制御装置100を備えている。また、室内機2は、リモートコントローラ,室内温度センサ(図示せず)などに基づいて室内ファン18などを制御する制御装置の一例としての室内制御装置200を備えている。
上記構成の空気調和機において、暖房運転時、四路切換弁12を実線の切換え位置に切り換えて、圧縮機11を起動すると、圧縮機11から吐出された高圧冷媒が四路切換弁12を通って室内熱交換器15に入る。そして、上記室内熱交換器15で凝縮した冷媒は、電動膨張弁14で減圧された後に室外熱交換器13に入る。上記室外熱交換器13で蒸発した冷媒が四路切換弁12およびアキュムレータ16を介して圧縮機11の吸入側に戻る。こうして、上記圧縮機11,室内熱交換器15,電動膨張弁14,室外熱交換器13およびアキュムレータ16で構成された冷媒回路を冷媒が循環して、冷凍サイクルを実行する。そして、室内ファン18により室内熱交換器15を介して室内空気を循環させることにより室内を暖房する。
これに対して、冷房運転時は、四路切換弁12を点線の切換え位置に切り換えて、圧縮機11,室外熱交換器13,電動膨張弁14,室内熱交換器15およびアキュムレータ16の順に冷媒が循環する冷凍サイクルを実行する。
そして、暖房運転時等において室内が乾燥する場合、加湿ユニット42からの加湿空気を加湿ホース41とダクト部40を介して室内に供給する。この加湿ユニット42は、ゼオライト等の吸着材を用いて室外空気から水分を吸着し、その吸着剤に吸着した水分により室外空気を加湿した後、加湿された室外空気を室内機2に供給するものである。なお、加湿ユニットの構成はこれに限らず、水道などの給水手段により補給される水を用いて、加湿された空気を室内機に供給する加湿ユニットなどでもよい。
図2は上記床置型空気調和機の室内機の斜視図を示している。
この床置型空気調和機の室内機2は、図2に示すように、室内の壁面に後面側が取り付けられる略長方形状の底フレーム31と、上記底フレーム31の前面側に取り付けられ、前面に略長方形状の開口部(図示せず)を有する前面グリル32と、前面グリル32の開口部を覆うように取り付けられた吸込パネル33とを備えている。上記底フレーム31と前面グリル32で本体ケーシングを構成している。
上記前面グリル32の上部に上側開口の一例としての上側吹出口32aを設けると共に、前面グリル32の下部に下側開口の一例としての下側吹出口32bを設けている。上記前面グリル32の上側吹出口32aに上側開口調整部材の一例としてのフラップ34を設けている。このフラップ34は、冷房運転および暖房運転時に回動して、上側吹出口32aから冷風,温風を前方かつ斜め上方に吹き出し、運転停止時に上側吹出口32aを覆う。
また、上記吸込パネル33の上側に上側吸込口33aを設け、吸込パネル33の下側に下側吸込口33bを設け、さらに吸込パネル33の左右の側面に側方吸込口33c(図2では右側のみを示す)を設けている。
図3は上記床置型空気調和機の室内機2の吸込パネル33と前面グリル32を外した状態の正面図を示している。図3において、図2に示す室内機2と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図3に示すように、底フレーム31の前面側に略平面形状の室内熱交換器15が配置され、その裏面側に送風ファンの一例としての室内ファン18を配置している。この室内ファン18は、前面側から空気を吸い込んで半径方向外向に吹き出すターボファンである。上記底フレーム31の左側面近傍かつ下側に、室内側開口部40aを有するダクト部40を配置している。
また、上記底フレーム31の右側面近傍に、連絡配管L1,L2(図1に示す)が接続される配管接続部(図示せず)を設けている。この連絡配管L1,L2は、底フレーム31の左側面近傍かつ下側に背面側から加湿ホース41(図1に示す)と共に入り、底フレーム31内の下側を図3の左から右に向かって導かれて配管接続部に接続される。
また、本体ケーシング内の底フレーム31側かつ右側面近傍に、R32冷媒の漏洩を検出するための冷媒センサ60を配置している。
図4は図3のIV−IV線から見た断面図を示している。図4において、図2に示す室内機2と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図4に示すように、底フレーム31の略中央にファンモータ26を固定している。このファンモータ26の軸が接続された室内ファン18を、軸が前後方向になるように底フレーム31に配置している。上記室内ファン18は、前面側から吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外向に吹き出すターボファンである。また、上記底フレーム31に室内ファン18の前面側にベルマウス27を設けている。そして、上記ベルマウス27の前面側に室内熱交換器15を配置し、その室内熱交換器15の前面側に前面グリル32を取り付け、その前面グリル32の前面側に吸込パネル33を取り付けている。上記前面グリル32の開口部にフィルタ(図示せず)を取り付けている。また、上記ベルマウス27の下部かつ室内熱交換器15の下側には、ドレンパン28を配置している。
また、前面グリル32の下側の吹き出し通路内に下側吹出口32bを開閉する開閉部材の一例としてのシャッタ50を配置している。このシャッタ50は、底フレーム31側に設けられた軸50aを中心にシャッタ駆動部51(図6に示す)により回動し、下側の吹き出し通路を全開状態または全閉状態にする吹出口用ダンパである。
上記床置型空気調和機の室内機2では、暖房運転時に、上側吹出口32aと下側吹出口32bの両方から温風を吹き出す二方吹き制御と、下側吹出口32bをシャッタ50により閉じて、上側吹出口32aの一方からのみ温風を吹き出す一方吹き制御がある。また、冷房運転時は、上側吹出口32aの一方からのみ冷風を吹き出す。
また、図5は図3のV−Vから見た断面図を示しており、図5において、図4に示す室内機2と同一の構成部には同一参照番号を付している。なお、図5では、吸込パネル33と前面グリル32を外した状態を示している。
図5に示すように、本体ケーシング(底フレーム31と前面グリル32で構成)内の底フレーム31側かつ下側に冷媒センサ60を配置している。この冷媒センサ60は、半導体をヒータで加熱する方式のセンサである。
図6は上記床置型空気調和機の室内機2の制御ブロック図を示しており、この室内機2は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる室内制御装置200を有している。室内制御装置200は、リモートコントローラ(図示せず)からの指令信号や室内温度センサ(図示せず)および冷媒センサ60などの検出信号に基づいて、室内ファン18(図4に示す)を駆動するファンモータ26とシャッタ駆動部51などを制御する。
次に、上記室内機2の室内制御装置200の冷媒漏洩時の動作を図7のフローチャートを用いて説明する。
まず、処理がスタートすると、ステップS1で冷媒センサ60によりR32冷媒の漏洩を検出したか否かを判定する。このステップS1で冷媒センサ60によりR32冷媒の漏洩を検出したと判定すると、ステップS2に進み、冷媒センサ60によりR32冷媒の漏洩を検出していないと判定すると、ステップS1を繰り返す。
次に、ステップS2で運転中か否かを判定する。すなわち、冷房運転、暖房運転などの運転中か否かを判定する。そして、ステップS2で運転中であると判定すると、ステップS3に進み、運転を停止して、ステップS4に進む。
一方、ステップS2で、運転中でないすなわち運転停止中であると判定すると、ステップS4に進む。
そして、ステップS4で室内制御装置200によりシャッタ駆動部51を制御して、シャッタ50(開閉部材)を閉鎖して下側吹出口32b(下側開口)を閉状態にする。
次に、ステップS5に進み、ブザーや音声および/またはLED表示部の点滅などにより冷媒漏洩が発生したことをユーザーに報知する。
上記構成の床置型空気調和機の室内機によれば、運転停止状態(室内ファン18停止)では、下側吹出口32b(下側開口)を開状態になっている。この運転停止状態において、本体ケーシング(底フレーム31,前面グリル32)内の室内熱交換器15と冷媒配管との接続部などから微燃性冷媒であるR32冷媒が漏洩したとき、本体ケーシングに配置された冷媒センサ60によりR32冷媒の漏洩を検出すると、室内制御装置200によりシャッタ50(開閉部材)を駆動するシャッタ駆動部51を制御して、下側吹出口32b(下側開口)を閉状態にする。そうすることによって、本体ケーシングで最も低い位置にある下側吸込口を介してR32冷媒ガスが床面に流れ出すのを防ぎ、本体ケーシングで比較的高い位置にある開口部分(上側吹出口32aを含む)から空気よりも重いR32冷媒ガスが流れ出して落下するので、床面に落下するまでの間にR32冷媒ガスの拡散が促進されることになる。これにより、微燃性のR32冷媒ガスが室内の床近傍に滞留してガス濃度が高くなるのを防止することができる。
また、冷房運転中(または暖房運転中)に冷媒センサ60によりR32冷媒の漏洩を検出した場合は、室内制御装置200は、冷房運転(または暖房運転)を停止した後、室内制御装置200によりシャッタ50(開閉部材)を駆動するシャッタ駆動部51を制御して、下側吹出口32b(下側開口)を閉状態にする。ここで、冷房運転または暖房運転の停止では、室内ファン18も停止しているが、R32冷媒の漏洩検出から所定の時間、室内ファン18を運転して上側吹出口aから吹き出すことにより、R32冷媒ガスの拡散を促進するようにしてもよい。
ここで、冷媒センサ60によるR32冷媒漏洩の検出は、冷媒センサ60の出力信号レベルが所定の閾値を越えたとき冷媒漏洩を検出するが、冷媒センサ60の出力信号に基づく冷媒漏洩の検出方法はこれに限らない。
なお、冷媒センサ60によりR32冷媒の漏洩を検出したとき、シャッタ50(開閉部材)を閉じると共に、ブザーや音声および/またはLED表示部の点滅などの報知手段によりユーザーに注意喚起する。
このように、本体ケーシング内からのR32冷媒の漏洩時に外部への漏洩出口を床面から高くして冷媒の拡散を促進することによって、R32冷媒の漏洩に伴うリスクを低減することができる。なお、R32冷媒は、室内に漏洩したときに一旦拡散すると、室内の床面側に再び集まることがなく冷媒ガス濃度が高くなることはない。
また、上記冷媒センサ60により微燃性のR32冷媒の漏洩を検出したとき、室内制御装置200によりフラップ34(上側開口調整部材)を制御して、R32冷媒の漏洩を検出する前よりも上側吹出口32a(上側開口)の開口面積を広げることによって、本体ケーシングの高い位置にある上側吹出口32a(上側開口)からR32冷媒ガスが流れ出しやすくなるので、上側吹出口32a(上側開口)から流れ出たR32冷媒ガスを効果的に拡散させることができる。上記フラップ34(上側開口調整部材)は、上側吹出口32a(上側開口)の開口面積を調整する機能を有する。
また、上記開閉部材としてのシャッタ50は、運転時に下側吹出口32b(下側開口)を開閉するための吹出口用ダンパを兼ねることによって、冷媒センサ60によりR32冷媒の漏洩を検出したとき、吹出口用ダンパを兼ねるシャッタ50(開閉部材)で下側吹出口32b(下側開口)を閉状態にすることができる。
また、上記可燃性冷媒として、微燃性のR32からなる単一冷媒またはR32を主成分とする混合冷媒を用いることによって、R32はオゾン破壊係数や地球温暖化係数GWPが低いので、地球温暖化への影響を抑えることができると共に、成績係数COPが向上してエネルギー消費を低減することができる。
なお、上記実施の形態では、可燃性冷媒として、微燃性のR32の単一冷媒またはR32を主成分とする混合冷媒を用いたが、これに限らず、他の可燃性冷媒を用いた床置型空気調和機の室内機にこの発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、給気加湿機能を備えた床置型空気調和機の室内機2について説明したが、これに限らず、給気加湿機能を備えていない床置型空気調和機の室内機にこの発明を適用してもよく、また、給気機能または排気機能の少なくとも一方を備えた床置型空気調和機の室内機にこの発明を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、上側開口として上側吹出口32aを設けると共に下側開口として下側吹出口32bを設けた床置型空気調和機の室内機2について説明したが、上側開口や下側開口は吸込口であってもよく、また、上側開口が吹出口で下側開口が吸込口の大型の床置型空気調和機の室内機などにこの発明を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、加湿ユニット42が接続された床置型空気調和機の室内機2について説明したが、加湿ユニットはなくともよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
1…室外機
2…室内機
11…圧縮機
12…四路切換弁
13…室外熱交換器
14…電動膨張弁
15…室内熱交換器
16…アキュムレータ
17…室外ファン
18…室内ファン
21,22…閉鎖弁
26…ファンモータ
27…ベルマウス
28…ドレンパン
31…底フレーム
32…前面グリル
32a…上側吹出口
32b…下側吹出口
33…吸込パネル
33a…上側吸込口
33b…下側吸込口
33c…側方吸込口
34…フラップ
40…ダクト部
40a…室内側開口部
40b…ホース接続部
41…加湿ホース
42…加湿ユニット
50…シャッタ
51…シャッタ駆動部
60…冷媒センサ
100…室外制御装置
200…室内制御装置
L1,L2…連絡配管

Claims (4)

  1. 本体ケーシング(31,32)と、
    上記本体ケーシング(31,32)内に配置され、可燃性冷媒が流れる室内熱交換器(15)と、
    上記本体ケーシング(31,32)内に配置され、上記室内熱交換器(15)を介して吸い込んだ空気を吹き出す送風ファン(18)と、
    上記本体ケーシング(31,32)に設けられ、上記送風ファン(18)の吹出口または吸込口である上側開口(32a)と、
    上記本体ケーシング(31,32)に設けられ、上記送風ファン(18)の吹出口または吸込口である下側開口(32b)と、
    上記本体ケーシング(31,32)内に配置され、上記可燃性冷媒の漏洩を検出するための冷媒センサ(60)と、
    上記下側開口(32b)を開閉する開閉部材(50)と、
    上記送風ファン(18)と上記開閉部材(50)を制御する制御装置(200)と
    を備え、
    上記制御装置(200)は、上記冷媒センサ(60)により上記可燃性冷媒の漏洩を検出したとき、上記開閉部材(50)を制御して、上記下側開口(32b)を閉状態にすることを特徴とする床置型空気調和機の室内機。
  2. 請求項1に記載の床置型空気調和機の室内機において、
    上記上側開口(32a)の開口面積を調整するための上側開口調整部材(34)を備え、
    上記制御装置(200)は、上記冷媒センサ(60)により上記可燃性冷媒の漏洩を検出したとき、上記上側開口調整部材(34)を制御して、上記可燃性冷媒の漏洩を検出する前よりも上記上側開口(32a)の開口面積を広げることを特徴とする床置型空気調和機の室内機。
  3. 請求項1または2に記載の床置型空気調和機の室内機において、
    上記下側開口(32b)は、上記送風ファン(18)からの空気を吹き出す吹出口であって、
    上記開閉部材(50)は、上記吹出口である上記下側開口(32b)を開閉するための吹出口用ダンパを兼ねることを特徴とする床置型空気調和機の室内機。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の床置型空気調和機の室内機において、
    上記可燃性冷媒として、R32からなる単一冷媒またはR32を主成分とする混合冷媒を用いたことを特徴とする床置型空気調和機の室内機。
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