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JP2015093111A - 止着テープ及びこれを備える使い捨ておむつ - Google Patents

止着テープ及びこれを備える使い捨ておむつ Download PDF

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JP2015093111A JP2013234780A JP2013234780A JP2015093111A JP 2015093111 A JP2015093111 A JP 2015093111A JP 2013234780 A JP2013234780 A JP 2013234780A JP 2013234780 A JP2013234780 A JP 2013234780A JP 2015093111 A JP2015093111 A JP 2015093111A
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大井 辰夫
Tatsuo Oi
辰夫 大井
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Abstract

【課題】面ファスナ等の止着材を剥離するときに利用する摘まみ片について、摘まみやすく引っ張りやすく、しかも摘まみ片を摘まんで引っ張ったときにテープ基材が止着材から剥がれてしまうことがない構造の止着テープおよびこの止着テープを備える使い捨ておむつを提供する。【解決手段】使い捨ておむつの後身頃と前身頃とを固定するための止着テープであって、後身頃の側辺部に取り付けられるテープ基材の一面上に止着材が接合されている止着テープにおいて、テープ基材は、止着材よりもテープ先端側へ突出する基材先端部を一体に有する。基材先端部は、止着材側へ折り返されて止着材の表面の一部を覆うとともに止着材の表面上に接合される。止着材は、基材先端部によって覆われた領域において相手方の止着材に止着されず止着材剥離時の摘まみ片とされる。【選択図】図5

Description

本発明は、止着テープおよびこの止着テープを備える使い捨ておむつに関する。
従来から図7に示すように、平形の使い捨ておむつ51の後身頃51aと前身頃51bとを固定するために用いられる止着テープ61であって、後身頃51aの側辺部に取り付けられるシート状のテープ基材62を有し、このテープ基材62の一面上に面ファスナの一方を構成する止着材63を接合した構造の止着テープ61が知られている(特許文献1参照)。
上記面ファスナの一方を構成する止着材63は、所定の幅寸法wを有し、その全幅に亙って、前身頃51bの外面に接合された面ファスナの他方を構成する止着材71に対し止着される。
また、テープ基材62には、止着材63よりもテープ先端側へ突出する基材先端部62aが設けられ、この基材先端部62aが、一対の止着材63,71よりなる面ファスナを剥離する(引き剥がす)ときの摘まみ片64として利用される。
しかしながら、この従来技術においては上記したように、面ファスナを剥離するときに利用される摘まみ片64がテープ基材62の基材先端部62aのみによって構成されているため、以下のような不都合がある。
すなわち、テープ基材62は一般に不織布などの薄く柔らかい素材シートによって形成されている。したがって摘まみ片64も薄く柔らかいため、摘まみ片64はこれを摘まみにくく引っ張りにくい。
また、面ファスナを剥離する際に摘まみ片64を摘まんで引っ張るとき、止着材63は直接摘ままれることがなく引っ張られることがない。したがってテープ基材62と止着材63との接合強度が小さく止着材63,71同士の止着強度が大きい場合、止着材63,71同士は止着したままで、テープ基材62が止着材63から剥がれてしまうことがある。
特開平11−42249号公報
本発明は以上の点に鑑みて、面ファスナ等の止着材を剥離するときに利用する摘まみ片について、摘まみやすく引っ張りやすく、しかも摘まみ片を摘まんで引っ張ったときにテープ基材が止着材から剥がれてしまうことがない構造の止着テープおよびこの止着テープを備える使い捨ておむつを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による止着テープは、使い捨ておむつの後身頃と前身頃とを固定するための止着テープであって、前記後身頃の側辺部に取り付けられるテープ基材の一面上に止着材が接合されている止着テープにおいて、前記テープ基材は、前記止着材よりもテープ先端側へ突出する基材先端部を一体に有し、前記基材先端部は、前記止着材側へ折り返されて前記止着材の表面の一部を覆うとともに前記止着材の表面上に接合され、前記止着材は、前記基材先端部によって覆われた領域において相手方の止着材に止着されず止着材剥離時の摘まみ片とされることを特徴とする。
また、本発明の請求項2による止着テープは、上記した請求項1記載の止着テープにおいて、前記基材先端部は、前記止着材の幅寸法の1/2以下の領域にて前記止着材の表面を覆っていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3による止着テープは、上記した請求項1または2記載の止着テープにおいて、前記基材先端部は、その一面上に設定した止着機能により前記止着材の表面上に接合され、または接着、圧着、融着もしくは溶着による固定手段により前記止着材の表面上に接合されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4による止着テープは、上記した請求項1ないし3のいずれか1項に記載の止着テープにおいて、前記摘まみ片は、前記テープ基材、止着材の基材部、止着材の止着片部および基材先端部の積層構造よりなることを特徴とする。
更にまた、本発明の請求項5による使い捨ておむつは、上記した請求項1ないし4のいずれか1項に記載の止着テープを当該おむつの左右で対称に備えることを特徴とする。
上記構成を備える本発明の止着テープにおいては、テープ基材の一面上に止着材が接合されるとともにテープ基材に止着材よりもテープ先端側へ突出する基材先端部が一体に設けられていると云う前提のもとで、テープ基材の基材先端部が止着材側へ折り返されて止着材の表面の一部を覆うとともに止着材の表面上に接合され、止着材が基材先端部によって覆われた領域において止着機能を停止して相手方の止着材に止着されず止着材剥離時の摘まみ片とされているために、テープ基材、止着材および基材先端部が重ねられた積層構造よりなる摘まみ片が形成されている。したがってこの積層構造よりなる摘まみ片は、従来の1層構造よりなる摘まみ片と比較して厚く剛性を備えているため、これを手指で摘まむ際に摘まみやすく引っ張りやすい。また、止着材も摘まみ片の一部として止着材を剥離するときに摘ままれ引っ張られるため、テープ基材のみが引き剥がされて止着材が残されると云う事態が発生することがない。
基材先端部は、止着材の幅寸法の1/2以下の領域にて止着材の表面を覆うのが好適であり、基材先端部による被覆領域がこれ以上拡大すると、止着材本来の機能である止着機能に支障を来たすおそれがある。
また、基材先端部は、その一面上に止着機能が設定されている場合にこの止着機能を利用して止着材の表面上に接合されるが、さらに強力な接合を求める場合には、接着、圧着、融着(熱融着を含む)もしくは溶着(超音波による溶着を含む)による固定手段により止着材の表面上に接合される構造としても良い。
尚、上記説明では、摘まみ片は、テープ基材、止着材および基材先端部が重ねられた積層構造よりなるとしたが、止着材が面ファスナである場合、面ファスナの多くはシート状の基材部とこの基材部の平面上に設けられた止着片部とを有しているので、これらを別々に数えるとすると、摘まみ片は構成要素ごとにテープ基材、止着材の基材部、止着材の止着片部および基材先端部よりなる4層の積層構造とされる。
本発明の止着テープは、使い捨ておむつに利用される。使い捨ておむつでは、これを使用する者の左右の脇腹部にて前身頃と後身頃とを固定するため、止着テープはおむつの左右で対称に備えられる。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち本発明においては以上説明したように、テープ基材、止着材および基材先端部が積層された積層構造よりなる摘まみ片が形成され、この積層構造よりなる摘まみ片は厚く剛性を備えているため、摘まみやすく引っ張りやすい。また、止着材も摘まみ片の一部とされて止着材の剥離時に摘ままれ引っ張られるため、テープ基材のみが引き剥がされて止着材が残されると云う事態が発生せず、両者が分離することがない。したがって本発明所期の目的どおり、止着材を剥離するときに利用する摘まみ片について、摘まみやすく引っ張りやすく、しかも摘まみ片を摘まんで引っ張ったときにテープ基材が止着材から剥がれてしまうことがない構造の止着テープを提供することができる。
また、基材先端部による被覆領域を止着材の幅寸法の1/2以下の領域に設定することにより、止着材本来の機能である止着機能を十分に確保することでき、接着、圧着、融着もしくは溶着による固定手段により基材先端部を止着材の表面上に接合することにより、両者を強固に接合することができる。また、止着材が基材部および止着片部を有する場合には、構成要素ごとに4層に及ぶ積層構造よりなる摘まみ片を設定することができる。
本発明の実施例に係る止着テープおよび使い捨ておむつの肌面側の面を示す平面図 同止着テープおよび使い捨ておむつの非肌面側の面を示す平面図 同止着テープおよび使い捨ておむつの斜視図 同止着テープおよび使い捨ておむつの要部拡大平面図 (A)は同止着テープおよび使い捨ておむつの断面構造を示す説明図であって図4におけるA−A線拡大断面図、(B)は同止着テープにおける基材先端部を折り返す前の状態を示す説明図 同止着テープを相手止着材に対し止着した状態を示す説明図 従来例に係る止着テープおよび使い捨ておむつの全体斜視図
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1ないし図3は、本発明の実施例に係る止着テープ21およびこの止着テープ21を備える使い捨ておむつ1の全体を示している。使い捨ておむつ1は、おむつ本体11を有し、このおむつ本体11の左右側辺部にそれぞれ止着テープ21が取り付けられている。
おむつ本体11は、その内面側に位置する液透過性のトップシート12と、外面側に位置する液不透過性のバックシート13と、これら両シート12,13間に位置する吸収体(図示せず)とをホットメルト等の接着剤を介して一体化したものとされている。また、おむつ本体11は、所定の大きさ(大きさは限定されない)に形成され、後身頃11aと前身頃11bとを有し、これらの略中間に位置して股下部11cを備えた平形に形成されている。
上記液透過性のトップシート12は例えば、織布、不織布または多孔性の軟質樹脂フィルム等よりなる。液不透過性のバックシート13は例えば、ポリエチレン等の軟質樹脂フィルム等よりなる。吸収体は例えば、パルプを主材として高分子吸水ポリマーを併用したものよりなり、そのほか熱可塑性樹脂、セルロース繊維、高分子吸収ポリマーの混合物を熱処理したもの等であっても良い。高分子吸水ポリマーは、自重の20倍以上の液体を吸収して保持する性能を有し、ゲル化する性質を有する粒子状のものが好ましい。
トップシート12の左右側辺部に、漏れ防止用の立体ギャザー14が設けられている。また装着性を高めるため、立体ギャザー14の左右外側に位置してレッグギャザー15が設けられ、後身頃11aの上辺部に位置してウエストギャザー16が設けられている。
上記したように、おむつ本体11の左右側辺部にそれぞれ止着テープ21が取り付けられ、すなわち上記後身頃11aの左右側辺部にそれぞれ止着テープ21が取り付けられている。
図4に拡大して示すように、止着テープ21は、後身頃11aの側辺部に取り付けられたシート状のテープ基材22を有し、このテープ基材22の一面(肌面側の面)上に面ファスナの一方(一方の要素)を構成する止着材23が接合されている。またテープ基材22は、所定の縦横寸法を備える平面略長方形のシート状とされ、その先端部(後身頃11aより遠い方の端部、図では右端部)に平面略台形の突片(タブ)22aが複数(図では2片)設けられているので、この突片22aの一面(肌面側の面)上にそれぞれ面ファスナの一方を構成する止着材23が接合されている。
テープ基材22としては例えば、樹脂フィルムまたは不織布シート等を単独で或いは数種類を積層して使用することができ、好ましくは坪量40〜150g/m、一層好ましくは坪量40〜80g/mの単層または複層の不織布を用いることが好ましい。その不織布加工法としては、強度特性に優れたスパンボンド法を適用することが可能である。
止着材23としては図5の概略断面に示すように、シート状の基材部23aを有し、この基材部23aの一面上に全面に亙って、面ファスナの一方を構成する雄側の止着片部(フック部)23bを設けたものとされている。基材部23aは接着剤(常温で使う普通の接着剤および熱溶融して使うホットメルト接着剤を含む)24を介してテープ基材22の一面上に接合され、またはヒートシール接着等にてテープ基材22の一面上に接合されている。止着片部23bは、図1に示した前身頃11bの外面に接合された面ファスナの他方(他方の要素)を構成する止着材17の雌側の止着片部(ループ部)に対して剥離可能に止着(係合)される。
また図5の概略断面に示すように、テープ基材22は、止着材23よりもテープ先端側(図では右方)へ突出する基材先端部(折り返した部)22bを一体に有し、この基材先端部22bが止着材23側へ折り返されることにより止着材23の表面の一部を覆うとともに止着材23の表面上に接合されている。
すなわち図5(B)に示すようにテープ基材22は、止着材23よりもテープ先端側へ向けて所定の幅寸法w突出する基材先端部22bを一体に有している。この基材先端部22bは、矢印Dをもって示すようにその根元部22cで止着材23側へ向けて略180度折り返され、図5(A)に示すように止着材23の表面の一部を覆うとともに止着材23の表面上に接合されている。尚、上記したように止着材23は突片22aの一面上に接合されているので、基材先端部22bは突片22aの先端部に設けられている。
また、上記したように止着材23はシート状の基材部23aの一面上に全面に亙って止着片部23bを設けたものとされているので、折り返された基材先端部22bは止着片部23bの表面の一部を覆うとともに止着片部23bの表面上に接合されている。
接合の手段として、基材先端部22bの一面上に止着機能(面ファスナの雌側機能)が設定されている場合にはこの止着機能によって接合することも可能であるが、その有無にかかわらず一層強固な接合とするには、接着剤による接着、下圧による圧着、加熱による融着もしくは超音波による溶着等の手段とするのが適しており、これらの手段によれば、折り返され接合された基材先端部22bが止着材23から剥がれるのを略完全に防止することができる。
一方、止着材23は、基材先端部22bによって覆われた領域において止着機能(面ファスナ機能)を停止して相手方の止着材17に止着されないことにより、止着材17,23同士を剥離するときに用いられる摘まみ片25とされている。摘まみ片25は、構成要素ごとにテープ基材22、止着材23の基材部23a、止着材23の止着片部23bおよび基材先端部22bよりなる4層の積層構造とされている(上記したようにテープ基材22およびその一部である基材先端部22bはこれら自体が不織布等による積層構造とされることがあるが、ここではこれらの単層・積層構造にかかわらず、これらを1つの構成要素として数えている)。
また、基材先端部22bが止着材23の表面の一部を覆う領域の幅寸法wは、止着材23の幅寸法wの1/2以下とされている。したがって止着材23はその全幅のうち、1/2以下の領域で摘まみ片25とされ、残りの部分で止着機能(面ファスナ機能)を発揮する。摘まみ片25を摘まみやすいものとするためには、基材先端部22bが止着材23の表面の一部を覆う領域の幅寸法wはこれを実寸で3mm以上とするのが好ましい。
上記構成を備える止着テープ21および使い捨ておむつ1によると、以下の作用効果が発揮される。
すなわち上記構成の止着テープ21においては、テープ基材22の一面上に止着材23が接合されるとともにテープ基材22に止着材23よりもテープ先端側へ突出する基材先端部22bが一体に設けられていると云う前提のもと、テープ基材22の基材先端部22bが止着材23側へ折り返されることにより止着材23の表面の一部を覆うとともに止着材23の表面上に接合され、止着材23が基材先端部22bによって覆われた領域において止着機能を停止して相手方の止着材17に止着されないことにより止着材剥離時の摘まみ片25とされているため、テープ基材22、止着材23および基材先端部22bが重ねられた積層構造よりなる摘まみ片25が形成されている。したがってこの積層構造よりなる摘まみ片25は、従来の1層構造よりなる摘まみ片と比較して厚く剛性を備えているため、これを手指で摘まむ際に摘まみやすく引っ張りやすい。また、止着材23も摘まみ片25の一部として止着材23を剥離するときに摘ままれ引っ張られるため、テープ基材22のみが引き剥がされて止着材23が残されると云う事態が発生することがない。したがって本発明所期の目的どおり、止着材23を剥離するときに利用する摘まみ片25について、摘まみやすく引っ張りやすく、しかも摘まみ片25を摘まんで引っ張ったときにテープ基材22が止着材23から剥がれてしまうことがない構造の止着テープ21を提供することができる。
また、基材先端部22bによる被覆領域の幅寸法wが止着材23の幅寸法wの1/2以下とされているために、止着材23本来の機能である止着機能を十分に確保することでき、接着、圧着、融着もしくは溶着による固定手段により基材先端部22bが止着材23の表面上に接合されているために、両者22b,23を強固に接合することができる。また、面ファスナの一方の要素を構成する止着材23が基材部23aおよび止着片部23bを有しているために、構成要素ごとに4層に及ぶ積層構造よりなる摘まみ片25が設定され、よって摘まみ片25を比較的厚く硬いものとすることができる。
また図6に示すように、止着テープ21がその止着材23をもって相手方の止着材17に止着されると、止着材17,23同士の間に基材先端部22bが挟み込まれた状態となるため、この基材先端部23bの厚み分、摘まみ片25は相手方の止着材17の表面に対して持ち上げられた状態となり、角度θをもつこともある。したがって摘まみ片25が持ち上げられた状態で止着され、摘まみ片25の先端が斜め上方へ向いた状態で止着されることもあるため、摘まみ片25はこれを一層摘まみやすい(相手方の止着材17と基材先端部22bとの間に隙間cが形成されるため、この隙間cに手指の先を差し込みやすい)。
更にまた、上記構成の止着テープ21においては、平面台形の突片22aの先端に基材先端部22bが設定されているため、図4に示したようにこの基材先端部22bはこれも平面台形とされ、このように平面台形とされる基材先端部22bが折り返されて止着材23に接合されると、基材先端部22bの両側に位置して平面三角形を呈する止着材23の露出部23cが残され、この露出部23cでは止着材23の止着機能が停止されずに維持されることになる。したがってこの平面三角形の露出部23cは相手方の止着材17に止着可能とされるため、この露出部23cを仮止め部として利用することができる(摘まみ片25は基材先端部22bが折り返された部分で相手方の止着材17に止着されないが、その両側に位置する平面三角形の露出部23cではこの部分に限って相手方の止着材17に止着可能とされる。したがって摘まみ片の全体としては一部に限って相手方の止着材17に止着されるため、摘まみ片25が意図せず折り曲がったり捲り返ったりするのを予防することができる)。
尚、上記実施例において、テープ基材22の外面(図5(A)(B)における下面)に面ファスナの雌機能を設定する(ループ加工する)と、使い捨ておむつ1において左右一対備えられる止着テープ21,21同士を重ね貼りすることが可能とされる。したがってウエストが細い人でも装着感良く当該使い捨ておむつ1を使用することができる。
また上記実施例では、止着材23による止着機能を面ファスナによる止着機能としたが、止着材23による止着機能はこのほか、粘着剤や粘着テープによる止着機能等であっても良い。
本発明の使い捨ておむつは、特に、大人用の使い捨ておむつとして用いられるのに適しているが、その用途を限定するものではない。
1 使い捨ておむつ
11 おむつ本体
11a 後身頃
11b 前身頃
11c 股下部
12 トップシート
13 バックシート
14 立体ギャザー
15 レッグギャザー
16 ウエストギャザー
17,23 止着材
21 止着テープ
22 テープ基材
22a 突片
22b 基材先端部
22c 根元部
23a 基材部
23b 止着片部
23c 露出部
24 接着剤
25 摘まみ片

Claims (5)

  1. 使い捨ておむつの後身頃と前身頃とを固定するための止着テープであって、前記後身頃の側辺部に取り付けられるテープ基材の一面上に止着材が接合されている止着テープにおいて、
    前記テープ基材は、前記止着材よりもテープ先端側へ突出する基材先端部を一体に有し、
    前記基材先端部は、前記止着材側へ折り返されて前記止着材の表面の一部を覆うとともに前記止着材の表面上に接合され、
    前記止着材は、前記基材先端部によって覆われた領域において相手方の止着材に止着されず止着材剥離時の摘まみ片とされることを特徴とする止着テープ。
  2. 請求項1記載の止着テープにおいて、
    前記基材先端部は、前記止着材の幅寸法の1/2以下の領域にて前記止着材の表面を覆っていることを特徴とする止着テープ。
  3. 請求項1または2記載の止着テープにおいて、
    前記基材先端部は、その一面上に設定した止着機能により前記止着材の表面上に接合され、または接着、圧着、融着もしくは溶着による固定手段により前記止着材の表面上に接合されていることを特徴とする止着テープ。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の止着テープにおいて、
    前記摘まみ片は、前記テープ基材、止着材の基材部、止着材の止着片部および基材先端部の積層構造よりなることを特徴とする止着テープ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の止着テープを当該おむつの左右で対称に備えることを特徴とする使い捨ておむつ。
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