JP2015086767A - ターボチャージャを備えた内燃機関の冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷間時に循環させる冷却水量を少なくし、かつ部品点数や組付工数の増大を抑制する。【解決手段】ターボチャージャ6を備えた内燃機関1の冷却装置10を、ウォータージャケット23の冷却水流出口23bと冷却水流入口23aとを接続する還流通路(12、28、13、29、30、11)と、ラジエータ13のエキスパンションタンク19と、ウォータージャケット23の上部とエキスパンションタンク19とを接続するエア抜き通路42と、還流通路とターボチャージャ6とを接続する冷却水供給路(43、44、46)と、ターボチャージャ6と還流通路とを接続する冷却水排出路(47)とを備えるものとし、冷却水供給路の上流部とエア抜き通路42の上流部とを共通通路(43、44)とし、当該共通通路の下流端(P)をターボチャージャ6よりも高い位置に配置する。【選択図】図2
Description
本発明は、ターボチャージャを備えるとともにラジエータにエキスパンションタンクが接続された内燃機関の冷却装置に関する。
多くの自動車には、内燃機関の運転温度を適正な範囲に保つために、ラジエータや、冷却ファン、ウォーターポンプ、サーモスタット、各種配管等から構成された水冷式の冷却装置が採用されている。一般的な冷却装置では、冷機時にサーモスタットが閉弁することで内燃機関側だけで冷却水(クーラント)が循環して暖機の促進が図られ、暖機完了後にサーモスタットが適切な開弁量で開弁して冷却水がラジエータにも循環し、内燃機関の熱がラジエータから大気中に放出されることで、運転温度が略一定の範囲に維持される。冷却装置としては、サーモスタットを内燃機関の冷却水出口側に設置したもの(出口制御式)も存在するが、冷却水温度のハンチングが少ないこと等から、サーモスタットを内燃機関の冷却水入口側に設置したもの(入口制御式)が採用されることが多い。
ターボチャージャを備えた内燃機関では、高温となるタービンシャフト軸受部も内燃機関用の冷却装置によって冷却することが一般的である。そのような冷却装置として、ラジエータのアッパタンクから冷却水をターボチャージャに導入し、ターボチャージャによって加熱された冷却水を、サーモスタットを経由してウォーターポンプに常時還流させるものが公知となっている(特許文献1参照)。この冷却装置では、ターボチャージャを冷却するための冷却水を、機関本体のウォータージャケットからラジエータのアッパタンクを経由してターボチャージャに供給している。そして、温間状態で内燃機関が停止してターボチャージャに冷却水が流れなくなると、ターボチャージャの余熱を受けて発生した水蒸気が、ターボチャージャよりも高い位置に配置されたラジエータのアッパタンクを経由し、最も高い位置に配置されたエキスパンションタンクに流入するようになっている。
ところが近年では、ターボチャージャ直下に装着された排気浄化触媒の早期昇温が望まれることがある。排気浄化触媒を早期に昇温させるためには、冷間時に循環させる冷却水量が少ないほうが有利になるが、特許文献1の冷却装置では、冷間時においてもラジエータを経由して冷却水をターボチャージャに供給しているため、循環させる冷却水量が多くなる。
ラジエータを経由させずにターボチャージャに冷却水を供給する冷却装置として、図7に示すように回路を構成することが考えられる。この冷却装置110では、ブロック内ウォータージャケット121およびヘッド内ウォータージャケット122からなる機関本体のウォータージャケット123からターボチャージャ106に冷却水を直接供給する冷却水供給路151を設けるとともに、ターボチャージャ106によって加熱された冷却水を、サーモスタット112を経由してウォーターポンプ111に常時還流させる冷却水排出路152を設けている。また、機関停止後にターボチャージャ106で発生する水蒸気を排出するために、ターボチャージャ106とエキスパンションタンク119とを接続するエア抜き通路153を設けたうえで、機関本体のウォータージャケット123にエアが溜まることを防止するために、ヘッド内ウォータージャケット122(機関本体のウォータージャケットのなかで最も高い部位)とエキスパンションタンク119とを接続するエア抜き通路142を設けている。なお、図7中の符号113はラジエータを、符号137はヒータコアをそれぞれ示している。
しかしながら、このようにターボチャージャ106冷却用の冷却水供給路151および冷却水排出路152、ターボチャージャ106のエア抜き通路153、機関本体(ウォータージャケット123)のエア抜き通路142をそれぞれ設けると、回路構成が複雑になり、部品点数や組付工数の増大を招く。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたもので、冷間時に循環させる冷却水量を少なくでき、かつ部品点数や組付工数の増大を抑制できるターボチャージャを備えた内燃機関の冷却装置を提供することを目的とする。
このような課題は、本発明の一側面によれば、ターボチャージャ(6)を備えた内燃機関(1)の冷却装置(10)であって、機関本体(2、3)の内部に形成されたウォータージャケット(23)と、前記ウォータージャケットの冷却水流出口(23b)と冷却水流入口(23a)とを接続する還流通路(12、28、13、29、30、11)と、前記ターボチャージャおよび前記ウォータージャケットの最上部よりも高い位置に配置され、上部がラジエータ(13)のアッパタンク(13a)に接続され、下部が前記ラジエータのロアタンク(13b)に接続されたエキスパンションタンク(19)と、前記ウォータージャケットの上部(22)と前記エキスパンションタンクとを接続するエア抜き通路(42)と、前記還流通路と前記ターボチャージャとを接続する冷却水供給路(43、44、46)と、前記ターボチャージャと前記還流通路とを接続する冷却水排出路(47)とを備え、前記冷却水供給路の上流部と前記エア抜き通路の上流部とが共通通路(43、44)とされ、当該共通通路の下流端(P)が前記ターボチャージャよりも高い位置に配置されている、ターボチャージャを備えた内燃機関の冷却装置を提供することにより達成される。
この冷却装置によれば、ターボチャージャ冷却用の冷却水を、冷却水供給路によって還流通路から供給し、冷却水排出路によって還流通路に排出できるため、冷間時に循環させる冷却水量を少なくすることができる。また、ターボチャージャに冷却水を供給する冷却水供給路の上流部と、ウォータージャケットからのエア抜き通路の上流部とが共通通路によって構成されることにより、部品点数や組付工数の増大を抑制することができる。なお、共通通路の下流端がターボチャージャよりも高い位置に配置されるため、機関停止後にターボチャージャで発生する水蒸気は、冷却水供給路の下流部を冷却水の流れと逆向きに流れ、ウォータージャケットのエア抜き通路の下流部を通ってエキスパンションタンクに流入する。そのため、ターボチャージャ用のエア抜き通路を別途設ける必要がなく、これによっても部品点数および組付工数の増大が抑制される。
また、本発明の一側面によれば、前記冷却水排出路(47)が前記ターボチャージャ(6)よりも低い位置に設けられている構成とすることができる。
この構成によれば、機関停止後にターボチャージャで水蒸気が発生した際には、前述したように水蒸気がエキスパンションタンクに流入する。一方、エキスパンションタンク内の水位とターボチャージャとのヘッド差に起因してエキスパンションタンクから供給される冷却水が、還流通路側からターボチャージャよりも低い位置にある冷却水排出路を通ってターボチャージャに供給されるため、ターボチャージャを効果的に冷却することができる。
また、本発明の一側面によれば、前記還流通路は、前記機関本体に付設され、前記ウォータージャケットの前記冷却水流出口に接続するサーモスタット(12)と、前記機関本体に付設され、その吐出口が前記ウォータージャケットの前記冷却水流入口に接続されたウォーターポンプ(11)と、前記サーモスタットと前記ウォーターポンプとを接続する接続通路(30)とを含み、前記冷却水排出路(47)の下流端が前記接続通路(30)に接続されている構成とすることができる。
この構成によれば、ウォーターポンプの吸込側に設けられた接続通路に冷却水排出路の下流端が接続されるため、冷却水排出路内の冷却水がウォーターポンプによって吸引され、ターボチャージャに冷却水が確実に供給されるようになる。
このように本発明によれば、冷間時に循環させる冷却水量を少なくでき、かつ部品点数や組付工数を抑制できるターボチャージャを備えた内燃機関の冷却装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1に示す内燃機関1は、直列4気筒ディーゼルエンジンであり、乗用車のエンジンルーム内に排気側を前方に向けて横置きに搭載される。内燃機関1は、シリンダブロック2や、シリンダブロック2の上面に締結されたシリンダヘッド3、シリンダヘッド3の上面に締結されたシリンダヘッドカバー4、シリンダブロック2の下面に締結されたオイルパン5を備えるとともに、排気系に装着された水冷式のターボチャージャ6を備えている。ターボチャージャ6の排気系の下流側には、触媒が組み込まれた排気浄化装置7が概ね鉛直に延在するように取り付けられている。
ターボチャージャ6は、左右方向(シリンダ列方向)に水平に延在するロータシャフトを収容するセンタハウジング6aにより互いに連結されたタービン6bおよびコンプレッサ6cを備えている。なお、ターボチャージャ6は、シリンダヘッド3に締結された、またはシリンダヘッド3に一体に形成された排気マニホールドと、排気管の上流側に連結された排気浄化装置7との間にタービン6bが介装されるかたちで設けられる。図1中には、図が煩雑になることを避けるため、排気マニホールドの図示は省略している。
内燃機関1には、シリンダブロック2やシリンダヘッド3、ターボチャージャ6などを冷却するための冷却装置10が設けられている。冷却装置10は、ウォーターポンプ11によって冷却水(冷却液)を冷却回路に循環させ、シリンダブロック2やシリンダヘッド3、ターボチャージャ6などによって温められた冷却水の温度が所定温度以上になると、サーモスタット12が開弁して冷却水がエンジンルームの前部に設けられたラジエータ13に送られることで放熱する。
ラジエータ13は、上端に設けられたアッパタンク13aと、下端に設けられたロアタンク13bと、アッパタンク13aとロアタンク13bとの間に設けられたラジエータコア13cとを備えている。なお、図1においては、内燃機関1の前方に配置されるラジエータ13を、紙面の右方にずらして側面視で示している。ラジエータ13は、ロアタンク13bがオイルパン5の下端と概ね同じ高さとなり、アッパタンク13aがシリンダヘッド3と概ね同じ高さとなる位置に配置されている。アッパタンク13aには内燃機関1からの高温の冷却水がアッパホース14を経由して流入し、ロアタンク13bからはラジエータコア13cによって冷却された冷却水がロアホース15を経由して内燃機関1側に還流する。つまり、ラジエータ13は、アッパタンク13a側からロアタンク13b側に向けてラジエータコア13cに冷却水を流通させるダウンフロー型として構成されている。詳細は後述するが、アッパホース14およびロアホース15のラジエータ13と相反する側の端部はともにサーモスタット12に接続されている。図示は省略するが、ロアタンク13bには水温センサが取り付けられており、この水温センサの検出信号に基づいて、ラジエータ13の後方に配置された2基の電動ファンが回転駆動される。
サーモスタット12とウォーターポンプ11の吸込側とはコネクティングパイプ16によって接続されている。ウォーターポンプ11は、内燃機関1のクランクシャフト(図示せず)によって駆動されるエンジン駆動式であり、シリンダブロック2の左側の前面に取り付けられている。サーモスタット12はシリンダヘッド3の右側面であって、ウォーターポンプ11よりも高い位置に取り付けられている。したがって、コネクティングパイプ16は、上流端であるサーモスタット12との接続部が下流端であるウォーターポンプ11との接続部よりも高くなるように配置される。本実施形態では、コネクティングパイプ16は、サーモスタット12から左方に水平に延びた後、連続して下方および上方に湾曲し、再び水平に延びてウォーターポンプ11に至るS字状とされている。
ターボチャージャ6は、シリンダヘッド3の前方であって左右方向についてコネクティングパイプ16の下流側の水平部分に対応する位置において、コネクティングパイプ16の下流側の水平部分よりも高く、サーモスタット12と略同じかそれよりも若干低い位置に配置されている。
また、内燃機関1の後方であってシリンダヘッド3よりも高い位置には、ラジエータ13のアッパタンク13aにエア抜き配管17によって接続されるとともに、その下部がラジエータ13のロアタンク13bに冷却水供給管18によって接続されたエキスパンションタンク19が設けられている。エキスパンションタンク19は、所定の水位をもって冷却液を貯留するとともに、上部に空気室を備えており、冷却装置10内の気体(蒸気や空気)を冷却水から分離する。また、エキスパンションタンク19の上面には調圧弁を備えたキャップ19aが取り付けられており、内部の圧力が高くなると調圧弁が開いて気体を大気に放出する。エア抜き配管17は、その全長にわたって、アッパタンク13aからエキスパンションタンク19に向けて上り勾配または少なくとも水平となるように設置される。
次に、冷却装置10の回路構成について主に図2を参照しながら詳細に説明する。
シリンダブロック2の内部にはブロック内ウォータージャケット21が形成され、シリンダヘッド3の内部にはヘッド内ウォータージャケット22が形成されている。ブロック内ウォータージャケット21とヘッド内ウォータージャケット22とは、シリンダブロック2とシリンダヘッド3との締結面で互いに連通している。以下、ブロック内ウォータージャケット21とヘッド内ウォータージャケット22とを合わせて単にウォータージャケット23と称する。また、ターボチャージャ6にも、センタハウジング6a(図1)に入口および出口が形成されたターボチャージャ内ウォータージャケット24が形成されている。
ウォーターポンプ11は、ブロック内ウォータージャケット21の左端に形成された冷却水流入口23aに接続するようにシリンダブロック2の左側に取り付けられており、圧送した冷却水を冷却水流入口23aからブロック内ウォータージャケット21の左端に流入させる。なお、ウォーターポンプ11からブロック内ウォータージャケット21に至る冷却水通路とウォーターポンプ11との間には、オイルクーラー26を循環する循環路が形成されており、ウォーターポンプ11の駆動時には、ウォーターポンプ11から吐出された冷却水がオイルクーラー26に常時循環される。
ブロック内ウォータージャケット21からヘッド内ウォータージャケット22に流入した冷却水は、ヘッド内ウォータージャケット22の右端に形成された冷却水流出口23bから外部に流出する。この冷却水流出口23bと連通するようにサーモスタット12がシリンダヘッド3に取り付けられる。
サーモスタット12は、サーモケース12aとサーモケース12aに収容される感温作動式の弁体であるサーモバルブ12bとにより構成される。サーモケース12aは、サーモバルブ収容部を備えるとともに、複数の冷却水出口および複数の冷却水入口が形成されたサーモ内通路27を内部に画成している。サーモ内通路27は、冷却水流出口23bと連通する第1通路27aと、バイパス通路27bを介して第1通路27aと連通し、サーモバルブ収容部を兼ねる第2通路27cとを含んでいる。
第1通路27aには、前述したアッパホース14により形成されるアッパ通路28が接続されている。前述したロアホース15により形成されるロア通路29は、第2通路27cにおけるバイパス通路27bと対向する位置に形成された戻り口27dに接続される。また、第2通路27cには、コネクティングパイプ16により形成される接続通路30の上流端が接続している。
サーモバルブ12bは、内燃機関1の冷間時(例えば、冷却水温度が78℃未満のとき)に戻り口27dを閉塞し、ロア通路29から第2通路27cへの冷却水の流入を阻止する一方で、バイパス通路27bを開放して第1通路27aから第2通路27cに冷却水を流入させる。また、内燃機関1の温間時には(図4参照)、サーモバルブ12bは、バイパス通路27bを閉塞し、第1通路27aから第2通路27cへの冷却水の流入を阻止する一方で、戻り口27dを開放してロア通路29から第2通路27cに冷却水を流入させる。このように、サーモスタット12は、内燃機関1の入口側に設置される入口制御式とされている。なお、本明細書では、「冷間」および「温間」の用語は、内燃機関1の周辺温度ではなく、サーモバルブ12b周辺の冷却水の温度を基準とするものである。
これらのサーモスタット12(サーモ内通路27)、アッパ通路28、ラジエータ13、ロア通路29、接続通路30およびウォーターポンプ11により、ウォータージャケット23の冷却水流出口23bと冷却水流入口23aとを接続する還流通路が構成される。
サーモスタット12の第1通路27aには第1ホース31の上流端が接続されており、第1ホース31の下流端はスロットルボディ32に接続されている。スロットルボディ32には第2ホース33の上流端も接続されており、第2ホース33の下流端はEGRバルブ34に接続されている。EGRバルブ34には第3ホース35の上流端も接続されており、第3ホース35の下流端はサーモスタット12の第2通路27cに接続されている。これにより、ウォーターポンプ11の駆動時(内燃機関1の運転時)には、サーモスタット12の開閉状態に拘わらず、ウォータージャケット23から流出した冷却水がスロットルボディ32およびEGRバルブ34に常時流通し、これらを冷却する。
サーモスタット12の第1通路27aには第4ホース36の上流端が接続されており、第4ホース36の下流端は車室内の空調に供されるヒータコア37に接続されている。ヒータコア37には第5ホース38の上流端も接続されており、第5ホース38の下流端はサーモスタット12の第2通路27cに接続されている。これにより、ウォーターポンプ11の駆動時には、ウォータージャケット23から流出した冷却水がヒータコア37に常時流通する。あるいは、第4ホース36にバルブやヒータ用ポンプを介装し、ヒータ用ポンプの駆動時にのみサーモスタット12内の冷却水をヒータコア37に流通させるようにしてもよい。このような構成とすることにより、冷間時にはヒータコア37に冷却水を流通させないようにし、循環させる冷却水量を少なくすることができる。
サーモスタット12の第1通路27aには第6ホース39の上流端が接続されており、第6ホース39の下流端はATF(Automatic Transmission Fluid)クーラー40に接続されている。ATFクーラー40には第7ホース41の上流端も接続されており、第7ホース41の下流端はサーモスタット12の第2通路27cに接続されている。これにより、ウォーターポンプ11の駆動時には、ウォータージャケット23から流出した冷却水がATFクーラー40に常時流通する。
サーモスタット12の第1通路27aの最も高い位置(図1参照)にはエア抜き通路42が接続している。エア抜き通路42は、ウォータージャケット23などから第1通路27aに流入した気体をエキスパンションタンク19に排出するための通路である。そのためエア抜き通路42は、その全長にわたってサーモスタット12からエキスパンションタンク19に向けて上り勾配または少なくとも水平に形成される。本実施形態では、図1に示すように、エア抜き通路42は、サーモスタット12から上方に延びた後、湾曲して略水平に左方に向かって延び、排気浄化装置7やターボチャージャ6の上方を通過した後、斜め上方に延びてエキスパンションタンク19に至っている。
エア抜き通路42は、サーモスタット12側から順に第8ホース43、配管部材44、第9ホース45を接続した複数の配管材よって形成されている。配管部材44は3つの出入口を有するティーズ状の配管材であり、図1に示すように、エア抜き通路42を構成する直状部分44aがターボチャージャ6よりも高い位置で概ね水平に延在し、直状部分44aの分岐点Pから分岐する分岐管44bが下方に向けて延出するように配置される。配管部材44の分岐管44bには第10ホース46の一端が接続されており、第10ホース46の他端はターボチャージャ6に接続されている。ターボチャージャ6には第11ホース47の一端も接続されており、第11ホース47の他端は接続通路30の下流端近傍に接続されている。
したがって、図1に示すように、第10ホース46の上端が接続する配管部材44はターボチャージャ6よりも高い位置に配置され、第11ホース47はターボチャージャ6よりも低い位置に設けられる。そして、第10ホース46の配管部材44との接続部およびターボチャージャ6との接続部、並びに第11ホース47のターボチャージャ6との接続部およびコネクティングパイプ16との接続部は、左右方向について概ね同じ位置に配置されている。
第9ホース45、第10ホース46および第11ホース47の内径は、第8ホース43の内径よりも小さくされており、本実施形態ではこれら3つのホースの内径が同一寸法とされている。配管部材44が形成する3つの出入口はこれらのホースに対応する径とされている。図2に戻り、第10ホース46および第11ホース47の内径が第8ホース43の内径よりも小さく、第11ホース47がウォーターポンプ11の吸込側の近傍に配置されることから、ウォーターポンプ11の駆動時には、冷却水がサーモスタット12側から第8ホース43、配管部材44、第10ホース46を通ってターボチャージャ6に供給され、第11ホース47からコネクティングパイプ16側に排出される向きに常時流通する。
すなわち、第8ホース43、配管部材44、第10ホース46により、還流通路の一部である接続通路30とターボチャージャ6とを接続する冷却水供給路が構成され、第11ホース47により、ターボチャージャ6と接続通路30とを接続する冷却水排出路が構成される。
以下、このように冷却回路が構成された本実施形態の冷却装置10の作用を説明する。
<冷間時>
図2には、実施形態に係る冷間時における冷却水の流れを黒塗り矢印で示し、気体の流れを破線の矢印で示している。また、図3は冷却装置10の要部を側方から示した模式図であり、図3にも冷却水および気体の流れを同様に矢印で示している。
図2には、実施形態に係る冷間時における冷却水の流れを黒塗り矢印で示し、気体の流れを破線の矢印で示している。また、図3は冷却装置10の要部を側方から示した模式図であり、図3にも冷却水および気体の流れを同様に矢印で示している。
内燃機関1の長時間にわたる停止によって冷却水の温度が低下すると、図2に示すようにサーモスタット12が閉弁し、ロア通路29から接続通路30への冷却水の流路が閉鎖される一方、ウォータージャケット23の冷却水流出口23bと接続通路30とを連通させるバイパス通路27bが開放される。
この状態で内燃機関1が始動されると、ウォーターポンプ11によってシリンダヘッド3に圧送された冷却水は、その大部分がウォータージャケット23の冷却水流出口23bからバイパス通路27bおよび接続通路30を経由してウォーターポンプ11に還流する他、一部がスロットルボディ32やEGRバルブ34、ATFクーラー40、ターボチャージャ6に供給される。これにより、冷却水がラジエータコア13cによって冷却されなくなり、内燃機関1の暖機が促進される。
そして、本実施形態では、エア抜き通路42とターボチャージャ6とが第10ホース46により接続され、ターボチャージャ6と接続通路30とが第11ホース47により接続されているため、冷間時においても内燃機関1の運転時には冷却水によるターボチャージャ6の冷却が行われる。すなわち、前述したように冷却水が、サーモスタット12から第8ホース43、配管部材44、第10ホース46を通ってターボチャージャ6に供給され、第11ホース47から接続通路30に排出される向きに流通し、冷却水によってターボチャージャ6が冷却される。
これにより、内燃機関1の暖機が完了していない状態で急加速走行等が行われても、ターボチャージャ6の温度上昇が効果的に抑制されることになる。そして、本実施形態の冷却装置10では、エキスパンションタンク19内の冷却水を循環させないうえ、冷間時にラジエータ13に冷却水を一切循環させないため、冷間時に冷却装置10内を循環する冷却水の量が減少し、内燃機関1の暖機に要する時間を短縮することができる。なお、冷間時にターボチャージャ6を冷却しないものに比べると、冷却装置10内を循環する冷却水の量は増加するが、その増加量は前述の減少量に比べて無視し得る程度に小さい。
冷却水の循環によってウォータージャケット23からサーモスタット12の第1通路27aにエアが排出された場合には、図3に併せて示すように、エアは第1通路27aの最も高い位置に接続する第8ホース43に流入し、エア抜き通路42を通って第9ホース45からエキスパンションタンク19に流入する。すなわち、第8ホース43および配管部材44が、ターボチャージャ6への冷却水供給通路の上流部と、エア抜き通路42の上流部とを兼ねる共通通路となっている。なお、エアがエア抜き通路42を流れる向きは、冷却水供給路の上流部(第8ホース43、配管部材44)を冷却水が流れる向きと同一であるため、エアは容易に配管部材44まで流れ、配管部材44の分岐管44b(図2)が直状部分44a(図2)の分岐点Pから下方に向けて延出しているため、エアは冷却水とともに第10ホース46に流入することなく、冷却水から分離されて第9ホース45からエキスパンションタンク19に流入する。また、ラジエータ13内にエアが存在していたとしても、エアはエア抜き配管17を通ってエキスパンションタンク19に流入する。ラジエータ13にはエキスパンションタンク19内の冷却水が冷却水供給管18から供給される。
<温間時>
内燃機関1の運転に伴って冷却水の温度が上昇すると、図4に示すようにサーモスタット12が開弁し、バイパス通路27bが閉鎖される一方で、ロア通路29から接続通路30への流路が開放されるようになる。すると、ウォーターポンプ11によってシリンダヘッド3に圧送された冷却水は、その大部分がウォータージャケット23の冷却水流出口23bからアッパ通路28を経由してアッパタンク13aに流入する。アッパタンク13aに流入した冷却水は、ラジエータコア13c内を上方から下方に流れながら熱を大気中に放出してロアタンク13bに流入した後、ロアタンク13bからロア通路29やサーモスタット12の第2通路27c、接続通路30を経由してウォーターポンプ11に還流する。
内燃機関1の運転に伴って冷却水の温度が上昇すると、図4に示すようにサーモスタット12が開弁し、バイパス通路27bが閉鎖される一方で、ロア通路29から接続通路30への流路が開放されるようになる。すると、ウォーターポンプ11によってシリンダヘッド3に圧送された冷却水は、その大部分がウォータージャケット23の冷却水流出口23bからアッパ通路28を経由してアッパタンク13aに流入する。アッパタンク13aに流入した冷却水は、ラジエータコア13c内を上方から下方に流れながら熱を大気中に放出してロアタンク13bに流入した後、ロアタンク13bからロア通路29やサーモスタット12の第2通路27c、接続通路30を経由してウォーターポンプ11に還流する。
冷却装置10内に存在するエアやウォータージャケット23内で発生した水蒸気などの気体は、冷間時と同様にサーモスタット12からエア抜き通路42を経由してエキスパンションタンク19に流入する。水蒸気は、エキスパンションタンク19内で凝縮して液体に戻ると、エキスパンションタンク19に貯留され、あるいは冷却水供給管18を経由してロアタンク13bに流入する。また、気体がラジエータ13に流入したとしても、冷間時と同様に気体はエア抜き配管17を通ってエキスパンションタンク19に流入し、ラジエータ13にはエキスパンションタンク19内の冷却水が冷却水供給管18から供給される。
本実施形態では、内燃機関1の温間時においても、冷間時と同様に、冷却水が、サーモスタット12側から第8ホース43、配管部材44、第10ホース46を通ってターボチャージャ6に供給され、第11ホース47から接続通路30に排出される向きに流通し、冷却水によってターボチャージャ6が冷却される。
<機関停止後>
内燃機関1が高負荷運転後等に停止すると、冷却装置10では、ウォーターポンプ11が停止することによって冷却水の流れがなくなり、ターボチャージャ6内では、その余熱によって冷却水が沸騰して多量の蒸気が発生することがある。
内燃機関1が高負荷運転後等に停止すると、冷却装置10では、ウォーターポンプ11が停止することによって冷却水の流れがなくなり、ターボチャージャ6内では、その余熱によって冷却水が沸騰して多量の蒸気が発生することがある。
本実施形態では、ターボチャージャ6で発生した蒸気は、図5および図6中に破線の矢印で示すように、ターボチャージャ6から上方に延びる第10ホース46、および連続した上り勾配をもって配管された第9ホース45を経由してエキスパンションタンク19に流入する。そして、ターボチャージャ6には、蒸気となってアッパタンク13a側に流出した分の冷却水が、エキスパンションタンク19から冷却水供給管18、ラジエータ13を経由し、接続通路30から第11ホース47を経由して供給され、その冷却水によってターボチャージャ6が冷却される。
ラジエータ13から接続通路30へは、サーモスタット12が開弁している場合には、図5に黒塗り矢印で示すように、ラジエータ13のロアタンク13bからロア通路29、サーモスタット12の第2通路27cを経由して冷却水が供給される。一方、サーモスタット12が閉弁している場合には、アッパタンク13aからアッパ通路28、サーモスタット12の第1通路27a、主にバイパス通路27bを経由して冷却水が供給される。なお、第10ホース46を流れる気体の向きは、第10ホース46を流れていた冷却水の向き(図2、図3)と逆になるが、すでに冷却水の流れがなくなっているため、ターボチャージャ6からの気体の排出に支障を来たすことはない。
本実施形態では、このような構成を採ったことにより、サーモスタット12が閉弁する冷間時や高負荷運転後の機関停止後においても、ターボチャージャ6を効果的に冷却することができる。また、冷却装置10内に含まれるエアや冷却装置10内で発生した水蒸気などの気体を確実にエキスパンションタンク19に流入させることができる。
そして、冷却水供給路の上流部とエア抜き通路42の上流部とを、共通通路をなす第8ホース43および配管部材44によって構成したことにより、部品点数や組付工数の増大が抑制される。また、配管部材44(より詳細には、配管部材44の分岐点P)がターボチャージャ6よりも高い位置に配置されているため、機関停止後にターボチャージャ6で発生する水蒸気は、冷却水供給路の下流部をなす第10ホース46を冷却水の流れと逆向きに流れ、ウォータージャケット23のエア抜き通路42の下流部を通ってエキスパンションタンク19に流入する。そのため、ターボチャージャ6のエア抜き用に専用通路を別途設ける必要がなく、これによっても部品点数および組付工数の増大が抑制される。
また、本実施形態では、冷却水排出路をなす第11ホース47がターボチャージャ6よりも低い位置に設けられているため、ターボチャージャ6で発生した水蒸気が第11ホース47に流入せずに第10ホース46からエキスパンションタンク19側に排出される。また、ターボチャージャ6へは、ターボチャージャ6よりも低い位置にある第11ホース47を通って冷却水が接続通路30側から供給される。そのため、冷却水の供給および水蒸気の排出が円滑に行われ、ターボチャージャ6が効果的に冷却される。
本実施形態では、図1に示すように、第10ホース46の配管部材44との接続部およびターボチャージャ6との接続部、並びに第11ホース47のターボチャージャ6との接続部およびコネクティングパイプ16との接続部が、左右方向について概ね同じ位置に配置され、第11ホース47および第10ホース46が略鉛直な直線状に配置されることにより、冷却水の供給および水蒸気の排出が一層円滑に行われる。
さらに、本実施形態では、還流通路がサーモスタット12と接続通路30とウォーターポンプ11とを含み、冷却水排出路をなす第11ホース47の下流端が接続通路30の特に下流端近傍に接続されていることにより、第11ホース47内の冷却水がウォーターポンプ11によって吸引され、ターボチャージャ6に冷却水が確実に供給される。
ところで、機関停止後におけるターボチャージャ6の冷却は、サーモスタット12が開弁している温間状態で内燃機関1が停止したときにその必要性が高くなることが多い。本実施形態では、サーモスタット12が入口制御式として構成されているが、エキスパンションタンク19からターボチャージャ6への冷却水の供給が、冷却水供給路、ロアタンク13b、ロア通路29、サーモスタット12の第2通路27c、接続通路30および第11ホース47を経由する比較的短い経路となっている。またこの経路は、流路抵抗が大きいラジエータコア13cを通過しない抵抗が小さい経路となっている。そのため、機関停止後におけるターボチャージャ6への冷却水の供給が円滑に行われる。
以上で具体的実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態は直列4気筒ディーゼルエンジンに本発明を適用したものであるが、V型エンジンやガソリンエンジンに本発明を適用してもよい。また、上記実施形態では、サーモスタット12を入口制御式としているが、出口制御式としてもよい。また、サーモスタット12は、サーモバルブ12bの感温部の作動によって開閉作動を行う機械式としているが、電子制御式としてもよい。その他、冷却装置10の具体的機器構成や配管方法等についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。また、上記実施形態に示した冷却装置10の各構成要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択することができる。
1 内燃機関
2 シリンダブロック(機関本体)
3 シリンダヘッド(機関本体)
6 ターボチャージャ
10 冷却装置
11 ウォーターポンプ(還流通路)
12 サーモスタット(還流通路)
13 ラジエータ
13a アッパタンク
13b ロアタンク
19 エキスパンションタンク
22 ヘッド内ウォータージャケット(ウォータージャケット23の上部)
23 ウォータージャケット
23a 冷却水流入口
23b 冷却水流出口
28 アッパ通路(還流通路)
29 ロア通路(還流通路)
30 接続通路(還流通路)
42 エア抜き通路
43 第8ホース(共通通路、エア抜き通路42と冷却水供給路との上流部)
44 配管部材(共通通路、エア抜き通路42と冷却水供給路との上流部)
46 第10ホース(冷却水供給路)
47 第11ホース(冷却水排出路)
P 分岐点(共通通路の下流端)
2 シリンダブロック(機関本体)
3 シリンダヘッド(機関本体)
6 ターボチャージャ
10 冷却装置
11 ウォーターポンプ(還流通路)
12 サーモスタット(還流通路)
13 ラジエータ
13a アッパタンク
13b ロアタンク
19 エキスパンションタンク
22 ヘッド内ウォータージャケット(ウォータージャケット23の上部)
23 ウォータージャケット
23a 冷却水流入口
23b 冷却水流出口
28 アッパ通路(還流通路)
29 ロア通路(還流通路)
30 接続通路(還流通路)
42 エア抜き通路
43 第8ホース(共通通路、エア抜き通路42と冷却水供給路との上流部)
44 配管部材(共通通路、エア抜き通路42と冷却水供給路との上流部)
46 第10ホース(冷却水供給路)
47 第11ホース(冷却水排出路)
P 分岐点(共通通路の下流端)
Claims (3)
- ターボチャージャを備えた内燃機関の冷却装置であって、
機関本体の内部に形成されたウォータージャケットと、
前記ウォータージャケットの冷却水流出口と冷却水流入口とを接続する還流通路と、
その上端が前記ターボチャージャおよび前記ウォータージャケットの最上部よりも高くなる位置に配置され、ラジエータのアッパタンクに接続されるとともに、下部が前記ラジエータのロアタンクに接続されたエキスパンションタンクと、
前記ウォータージャケットの上部と前記エキスパンションタンクとを接続するエア抜き通路と、
前記還流通路と前記ターボチャージャとを接続する冷却水供給路と、
前記ターボチャージャと前記還流通路とを接続する冷却水排出路と
を備え、
前記冷却水供給路の上流部と前記エア抜き通路の上流部とが共通通路とされ、当該共通通路の下流端が前記ターボチャージャよりも高い位置に配置されていることを特徴とする、ターボチャージャを備えた内燃機関の冷却装置。 - 前記冷却水排出路が前記ターボチャージャよりも低い位置に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のターボチャージャを備えた内燃機関の冷却装置。
- 前記還流通路は、
前記機関本体に付設され、前記ウォータージャケットの前記冷却水流出口に接続するサーモスタットと、
前記機関本体に付設され、その吐出口が前記ウォータージャケットの前記冷却水流入口に接続されたウォーターポンプと、
前記サーモスタットと前記ウォーターポンプとを接続する接続通路とを含み、
前記冷却水排出路の下流端が前記接続通路に接続されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のターボチャージャを備えた内燃機関の冷却装置。
Priority Applications (1)
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JP2013225114A JP2015086767A (ja) | 2013-10-30 | 2013-10-30 | ターボチャージャを備えた内燃機関の冷却装置 |
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-
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- 2013-10-30 JP JP2013225114A patent/JP2015086767A/ja active Pending
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