JP2015082935A - モータおよびモータにおける端子ピンへの巻線の接続方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コイルの巻線を端子台まで引き回して端子ピンに接続するモータにおいて、たるみを持たせた巻線が端子台から浮き上がるのを抑制すること。【解決手段】モータ1には端子台35が形成され、ここに端子ピン8が保持される。端子台35には、モータ軸線方向を向いた第1面353と径方向外側を向いた第2面354に巻線配置溝356が形成される。巻線配置溝356の第1溝部357は、第1面353において端子ピン8の巻線絡げ部84の根元に向けて延在しており、その延在方向と直交する方向に見た場合に、巻線絡げ部84の根元の少なくとも一部と重なる位置まで延びている。第1、第2コイル線36、37およびコモン線端末38は、巻線配置溝356に納めた状態で巻線絡げ部84の根元まで引き回されるため、たるみを持たせた状態でも端子台35の表面から浮き上がった状態になることを抑制できる。【選択図】図5
Description
本発明は、端子ピンを保持する端子台を備え、端子ピンに巻線を接続してコイルに給電するモータおよびモータにおける端子ピンへの巻線の接続方法に関する。
従来から、コイルを構成する巻線を接続した端子ピンを端子台に保持させ、端子台から突出させた端子ピンにコネクタを嵌合させる構造のステッピングモータが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1のステッピングモータは、巻線が巻かれているボビンのフランジ部に端子台(端子取付部材)が一体に形成されている。端子台には5本の端子ピンが一列に取り付けられている。各端子ピンは略直角に屈曲した形状をしており、一方の端部が端子台からボビンの径方向外側に向けて突出し、他方の端部はボビンの軸線方向に突出している。コイルから引き出した巻線の端末は、端子ピンにおけるボビンの軸線方向に突出した端部(巻線絡げ部)に絡げられている。
コイルから端子ピンに引き回される巻線の断線を予防するためには、コイルと端子ピンとの間である程度のたるみを持つように巻線を引き回すことが望ましい。しかしながら、端子台の表面に沿って巻線を引き回している場合、巻線にたるみを持たせると、巻線が端子台の表面から浮き上がってしまう。このような状態になると、浮き上がった巻線が他の部品に引っ掛かるなどして巻線が断線、あるいは損傷するおそれがある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、コイルの巻線を端子台に保持された端子ピンまで引き回して接続するモータにおいて、たるみを持たせた巻線が端子台から浮き上がるのを抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るモータは、巻線を巻回したコイルを備えるステータおよびマグネットを備えるロータと、前記巻線が絡げられる巻線絡げ部を備える端子ピンと、前記巻線絡げ部を第1面からから突出させた状態で前記端子ピンを保持する端子台とを有し、当該端子台には、前記コイルから前記端子ピンに向けて引き回される前記巻線を配置する巻線配置溝が形成され、当該巻線配置溝は、前記第1面において前記巻線絡げ部の根元に向けて延在する第1溝部を備え、当該第1溝部は、前記第1面の垂線方向および前記第1溝部の延在方向の両方向に対して垂直な方向に見た場合に、前記巻線絡げ部の根元の少なくとも一部と重なっていることを特徴とする。
本発明は、このように、端子ピンを保持する端子台の表面(第1面)に巻線配置溝を形成している。従って、断線予防のためにたるみを持たせた巻線を巻線配置溝内に収容して引き回すことができ、巻線が端子台の表面(第1面)から浮き上がった状態になることを抑制できる。また、巻線配置溝は、端子ピンの巻線絡げ部の根元までの距離が最短となる位置(溝の延在方向および第1面の垂線方向と直交する方向に見た場合に根元の少なくとも一部と重なる位置)に延在する第1溝部を備えている。従って、巻線絡げ部の根元近傍での巻線の浮き上がりを抑制できる。
本発明において、前記巻線絡げ部は、前記第1溝部の延在方向と逆向きに傾いた姿勢で前記第1面から突出しており、前記巻線のたるみの部分が前記巻線配置溝内に収容されていることが望ましい。このように、巻線絡げ部を傾けてたるみを形成すると、たるみを形成する際に巻線が溝に沿って移動し、溝内にたるみが収容される。従って、溝から巻線がはみ出して浮き上がるのを抑制できる。
また、本発明において、前記端子台は、前記ロータの回転中心線の方向を向いた前記第1面と、当該第1面に接続されている第2面を備え、当該第2面は前記回転中心線を基準として径方向外側を向いており、前記巻線配置溝は、前記第2面に延在する第2溝部を備え、当該第2溝部は前記第1溝部に接続されていることが望ましい。このようにすると、ロータの外周側において周方向に巻かれたコイルから引き出した巻線を第2面(径方向面)に沿って第2溝部に納めた状態で引き回し、しかる後に第1面(軸方向面)に沿って第1溝部に納めた状態で巻線絡げ部の根元まで引き回すことができる。
この場合に、前記第1溝部は、前記第2溝部との接続部から前記巻線絡げ部に向かうに従って溝深さが減少していることが望ましい。このように、第1溝部の底面を巻線絡げ部の根元に向けて上り傾斜となる傾斜面(スロープ)にすることで、第1溝部内の巻線を巻線絡げ部の根元に向けてスムーズに引き出すことができる。よって、端子ピンの根元での巻線の浮き上がりを少なくすることができる。
ここで、本発明において、前記第2溝部は、溝底部よりも溝開口部の方が溝幅が広いことが望ましい。このように、溝の開口幅を広げることで、第2溝部に容易に巻線を納めることができる。
また、このように、溝の開口幅を広くする場合には、例えば、前記第2溝部の溝側面は、前記溝開口部に向かうに従って溝幅方向の外側へ湾曲する湾曲面、あるいは、前記溝開口部に向かうに従って溝幅方向の外側へ傾斜する傾斜面を備えることが望ましい。このような溝形状であれば、巻線を第2溝部に容易に納めることができる。
前記第1面から複数の前記巻線絡げ部が突出しており、前記巻線配置溝は、隣り合う2本の前記巻線絡げ部に接続される2本の前記巻線を収容する共用溝であり、当該共用溝における前記第1溝部は、前記隣り合う2本の前記巻線絡げ部の根元に向けて延在していることが望ましい。このようにすると、端子ピンの数よりも巻線配置溝を少なくすることができる。
また、本発明において、前記ステータは、前記巻線が巻かれる筒状部および当該筒状部の径方向外側に延在するフランジ部を備えるボビン部材を有し、前記フランジ部の径方向外側の端部に前記端子台が設けられていることが望ましい。このようにすると、ステータの外周部分に端子台を配置できる。従って、コイルから引き出した巻線端末と端子ピンとの接続が容易である。また、端子ピンとコネクタとの接続が容易である。
また、上記課題を解決するために、本発明は、巻線を巻回したコイルを備えるステータと、マグネットを備えるロータと、前記巻線が絡げられる巻線絡げ部を備える端子ピンと、前記巻線絡げ部を第1面から突出させた状態で前記端子ピンを保持する端子台とを有するモータにおける端子ピンへの巻線の接続方法であって、前記第1面に延在する第1溝部を備える巻線配置溝の前記第1溝部を、前記第1面の垂線方向および前記第1溝部の延在方向の両方向に対して垂直な方向に見た場合に前記巻線絡げ部の根元の少なくとも一部と重なる位置まで延在させておき、前記コイルから引き出した前記巻線を前記巻線配置溝に引き入れて、前記第1溝部を経由して前記巻線絡げ部の根元まで引き回す第1ステップと、前記第1溝部から引き出した前記巻線を前記巻線絡げ部に絡げる第2ステップと、前記巻線絡げ部を前記巻線絡げ部の根元に向かう前記第1溝部の延在方向と逆向きに傾ける第3ステップと、前記巻線絡げ部を半田付けする第4ステップと、を行うことを特徴としている。
本発明は、このように、端子台の表面に形成した巻線配置溝内に巻線を収容して端子ピンまで引き回している。従って、断線予防のためにたるみを持たせた巻線を巻線配置溝内に収容でき、巻線が端子台の表面から浮き上がった状態になることを抑制できる。また、巻線絡げ部の根元に向けて延在している第1溝部の延在方向と逆向きに巻線絡げ部を傾けることで、巻線のたるみを容易に形成できる。また、たるみを形成する際に巻線を溝に沿って移動させることができ、溝から巻線がはみ出して浮き上がるのを抑制できる。更に、巻線絡げ部の根元までの距離が最短となる位置(溝の延在方向および第1面の垂線方向と直交する方向に見た場合に根元の少なくとも一部と重なる位置)まで延在する第1溝部を経由して巻線を引き回しているので、巻線絡げ部の根元近傍においても巻線の浮き上がりを抑制できる。
本発明によれば、断線予防のためにたるみを持たせた巻線を端子台の表面に形成した巻線配置溝内に収容することができ、巻線が端子台の表面から浮き上がった状態になることを抑制できる。また、巻線配置溝は、端子ピンの巻線絡げ部の根元までの距離が最短となる位置(溝の延在方向および第1面の垂線方向と直交する方向に見た場合に根元の少なくとも一部と重なる位置)まで延在する第1溝部を備えている。従って、巻線絡げ部の根元近傍においても巻線の浮き上がりを抑制できる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したモータを説明する。なお、以下の説明では、互いに直交する3方向をX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向とし、モータ軸線方向をZ軸方向とする。また、X軸方向の一方側をX1側とし、X軸方向の他方側をX2側とし、Y軸方向の一方側をY1側とし、Y軸方向の他方側をY2側とし、Z軸方向の一方側をZ1側とし、Z軸方向の他方側をZ2側として説明する。モータの出力軸が突出している側はZ2側である。
図1は、本発明の実施形態に係るモータの外観図であり、図1(a)はモータを出力軸が突出している出力側(Z2側)からみた斜視図、図1(b)はモータを出力軸が突出している側とは反対側(Z1側)からみた斜視図である。また、図2はモータの分解斜視図である。本形態のモータ1はステッピングモータを用いたギヤードモータであり、概略円筒状の外形をしたモータ本体部1aと、モータ本体部1aの側面に配置された端子部1bを備えている。
(モータ本体部)
モータ本体部1aは、有底円筒形の金属製のモータケース2と、モータケース2の開口端を塞ぐ端板61と、モータケース2の内側に配置された円筒状のステータ3と、ステータ3の内側に配置されたロータ5と、端板61に対してZ軸方向の一方側Z1(モータケース2の側)に配置された地板65と、地板65と端板61との間に配置された減速歯車列7と、端板61からZ軸方向の他方側Z2(モータケース2と反対の側)に突出した出力軸50等を備えている。
モータ本体部1aは、有底円筒形の金属製のモータケース2と、モータケース2の開口端を塞ぐ端板61と、モータケース2の内側に配置された円筒状のステータ3と、ステータ3の内側に配置されたロータ5と、端板61に対してZ軸方向の一方側Z1(モータケース2の側)に配置された地板65と、地板65と端板61との間に配置された減速歯車列7と、端板61からZ軸方向の他方側Z2(モータケース2と反対の側)に突出した出力軸50等を備えている。
ステータ3は、A相用の第1コイルを構成する巻線である第1コイル線36が巻回された第1コイルボビン31と、B相用の第2コイルを構成する巻線である第2コイル線37が巻回された第2コイルボビン32を備えている。第1コイルボビン31と第2コイルボビン32は、モータ軸線方向(Z軸方向)で重なるように配列されている。第1コイルボビン31は、出力軸50が突出する側(Z軸方向の他方側Z2)に配置され、第2コイルボビン32は、反出力側(Z軸方向の一方側Z1)に配置されている。第1コイルボビン31は樹脂成形品であり、第1コイル線36が巻回された円筒部310と、円筒部310の両端部に設けられた一対のフランジ部311、312を備えている。第2コイルボビン32も、第1コイルボビン31と略同様な樹脂成形品であり、第2コイル線37が巻回された円筒部320と、円筒部320の両端部に設けられた一対のフランジ部321、322を備えている。なお、図2において、第1コイル線36を円筒部310に巻回してコイルを形成したときの輪郭線と、第2コイル線37を円筒部320に巻回してコイルを形成したときの輪郭線を1点鎖線で図示している。図2では、円筒部310、320を図示しているが、実際は、第1、第2コイル線36、37が巻き付けられたことによって円筒部310、320は外側から見えない状態になっている。
ステータ3は、A相用の外ステータコア41および内ステータコア42を備えている。A相用の外ステータコア41は、第1コイルボビン31の出力軸50側のフランジ部311と重なるように配置されている。また、A相用の内ステータコア42は、第1コイルボビン31の反出力側のフランジ部312と重なるように配置されている。図示を一部省略するが、A相用の外ステータコア41および内ステータコア42は、フランジ状の円環部と、この円環部の内周縁からモータ軸線方向(Z軸方向)に向けて屈曲した複数の極歯(図示せず)を備えている。外ステータコア41の極歯と内ステータコア42の極歯は、第1コイルボビン31の円筒部310の内周面に沿って周方向に交互に配置されている。
また、ステータ3は、B相用の外ステータコア43および内ステータコア44を備えている。B相用の外ステータコア43は、第2コイルボビン32の反出力側のフランジ部321と重なるように配置されている。また、B相用の内ステータコア44は、第2コイルボビン32の出力軸50側のフランジ部322と重なるように配置されている。B相用の外ステータコア43および内ステータコア44は、A相用の外ステータコア41および内ステータコア42と同様に、フランジ状の円環部と、円環部の内周縁からモータ軸線方向に屈曲した複数の極歯(図示せず)を備えている。外ステータコア43の極歯と内ステータコア44の極歯は、第2コイルボビン32の円筒部320の内周面に沿って周方向に交互に配置されている。
ステータ3の内周側にはロータ5が配置されている。ロータ5は、モータ軸線方向(Z軸方向)に延在する回転軸51と、回転軸51の外周面に固着されたロータマグネット(図示せず)とを備えている。回転軸51は、モータ軸線方向(Z軸方向)に延びる回転中心線Lを中心として回転可能な状態で支持されている。回転軸51の出力軸50側の端部は、端板61に設けられた軸受69によって回転可能に保持されている。また、回転軸51の反出力側の端部は、モータケース2の底部22の中央に設けられた軸受部(図示せず)によって回転可能に保持されている。回転軸51の出力軸50側の端部の外周面には歯車510が形成されている。ロータマグネットの外周面は、ステータ3の内周面において周方向に配列された極歯と対向している。ロータマグネットの外周面には、S極とN極とが周方向で交互に配列されている。
ステータ3の出力軸50側の端面は、上述したA相用の外ステータコア41の円環部によって構成されており、ここに円環状の地板65がZ軸方向に重ねて配置されている。地板65の中央には、回転軸51をZ軸方向の他方側Z2に突出させる貫通穴650が形成されている。また、地板65の外周縁には、Z軸方向の他方側Z2に向けて突出する2本の支持板部657が設けられている。2本の支持板部657は周方向に対称な位置に配置されている。各支持板部657の先端部分が端板61に形成された穴617に嵌合されることによって、地板65が端板61に連結されている。
端板61には、地板65の貫通穴650と対向する位置に回転軸51の端部を保持する軸受69が構成されている。軸受69の周りには、計4個の軸穴611、612、613、614が形成されている。また、端板61の中央から外れた位置には円形の貫通穴615が形成されており、貫通穴615から出力軸50の出力側端部がZ軸方向の他方側Z2に突出している。出力軸50は、貫通穴615の縁に沿って形成された円筒部616によって回転可能に支持されている。端板61の外周縁には、外周側へ延びる2つの突部618が設けられている。この突部618は、モータ機器への取り付け部となっている。
地板65と端板61との間には、減速歯車列7を構成する第1歯車71、第2歯車72、第3歯車73および第4歯車74が配置されている。地板65には、端板61の軸穴611、612、613、614と対向する位置に軸穴が形成されている。これらの4組の軸穴によって、第1歯車71、第2歯車72、第3歯車73および第4歯車74の支軸が保持されている。第1歯車71は、ロータ5の回転軸51に形成された歯車510と噛み合っている。
(端子部)
上述したように、モータ本体部1aの側面には端子部1bが設けられている。図2に示すように、端子部1bは、端子ピン8と、端子ピン8を保持する端子台35と、端子台35を覆うカバー9を備えている。端子台35は、第1コイルボビン31のフランジ部311の外周縁におけるY軸方向の他方側Y2の部位において、Z軸方向の他方側Z2に突出した肉厚部分である。カバー9は樹脂製であり、端子台35および端子ピン8をY軸方向の他方側Y2から覆っている。図1(b)に示すように、モータ本体部1aのY軸方向の他方側Y2には、カバー9によってZ軸方向の一方側Z1に向けて開口するコネクタ挿入部90が構成されている。コネクタ挿入部90には、5本の端子ピン8の端部(後述する第2部分82)が露出している。
上述したように、モータ本体部1aの側面には端子部1bが設けられている。図2に示すように、端子部1bは、端子ピン8と、端子ピン8を保持する端子台35と、端子台35を覆うカバー9を備えている。端子台35は、第1コイルボビン31のフランジ部311の外周縁におけるY軸方向の他方側Y2の部位において、Z軸方向の他方側Z2に突出した肉厚部分である。カバー9は樹脂製であり、端子台35および端子ピン8をY軸方向の他方側Y2から覆っている。図1(b)に示すように、モータ本体部1aのY軸方向の他方側Y2には、カバー9によってZ軸方向の一方側Z1に向けて開口するコネクタ挿入部90が構成されている。コネクタ挿入部90には、5本の端子ピン8の端部(後述する第2部分82)が露出している。
図3は端子部1bおよび第1コイルボビン31をY軸方向の他方側Y2から見た説明図であり、図3(a)は端子台35をカバー9で覆った状態の斜視図、図3(b)は端子台35からカバー9を外した状態の斜視図、図3(c)は端子台35に端子ピン8を取り付ける前の状態の斜視図である。また、図4は端子部1bおよび第1コイルボビン31をY軸方向の一方側Y1からみた説明図であり、図4(a)は端子台35をカバー9で覆った状態の斜視図、図4(b)は端子台35からカバー9を外した状態の斜視図、図4(c)は端子台35に端子ピン8を取り付ける前の状態の斜視図である。
(カバー)
図2に示すように、モータケース2には、端子台35が配置される部分をモータ軸線方向(Z軸方向)に切り欠いた切り欠き229が形成されており、切り欠き229を塞ぐようにカバー9が取り付けられている。すなわち、カバー9の周方向の両側にはフック99が形成されており、フック99を切り欠き229の内側に差し込んでモータケース2に係合することで、モータケース2にカバー9が取り付けられる。また、カバー9のZ軸方向の他方側Z2は、端板61の外周部分によって覆われている。端板61には2つの穴619が形成されており、カバー9にはZ軸方向の他方側Z2に向けて突出した突起98が形成されている。フック99をモータケース2に係合させるときに突起98を穴619に嵌めることによって、モータ本体部1aの所定位置にカバー9が固定されている。
図2に示すように、モータケース2には、端子台35が配置される部分をモータ軸線方向(Z軸方向)に切り欠いた切り欠き229が形成されており、切り欠き229を塞ぐようにカバー9が取り付けられている。すなわち、カバー9の周方向の両側にはフック99が形成されており、フック99を切り欠き229の内側に差し込んでモータケース2に係合することで、モータケース2にカバー9が取り付けられる。また、カバー9のZ軸方向の他方側Z2は、端板61の外周部分によって覆われている。端板61には2つの穴619が形成されており、カバー9にはZ軸方向の他方側Z2に向けて突出した突起98が形成されている。フック99をモータケース2に係合させるときに突起98を穴619に嵌めることによって、モータ本体部1aの所定位置にカバー9が固定されている。
図2〜図4に示すように、カバー9は、端子台35が配置されたモータケース2の切り欠き229(図2参照)の外縁に被さる矩形の枠部91と、枠部91におけるZ軸方向の他方側Z2の部分を径方向外側(Y軸方向の他方側Y2)から覆うコネクタハウジング92と、枠部91におけるコネクタハウジング92よりZ軸方向の一方側Z1の部分を径方向外側(Y軸方向の他方側Y2)から覆う背板部93とを有している。コネクタハウジング92は、背板部93より径方向外側(Y軸方向の他方側Y2)に位置しており、Z軸方向の一方側Z1が開放状態にある。すなわち、コネクタハウジング92は、Z軸方向の一方側Z1に向けて開口するコネクタ挿入部90を構成している。
枠部91を構成する4つの壁部分911、912、913、914のうち、Z軸方向の他方側Z2に位置する壁部分911には、上述した端板61との嵌合部となる突起98が形成されている。また、周方向(X軸方向)の両側に位置する壁部分913、914には、モータケース2に係合するフック99が形成されている。そして、Z軸方向の一方側Z1に位置する壁部分912には、モータケース2の外周面に当接する円弧部912aが形成されている。
(端子ピン)
図3および図4に示すように、端子台35には、計5本の端子ピン8(端子ピン8a、8b、8c、8d、8e)が保持されている。5本の端子ピン8はいずれも、1本の金属ピンを屈曲させた構造であり、Y軸方向に延在する第1部分81と、第1部分81の径方向外側(Y軸方向の他方側Y2)の端部から屈曲してZ軸方向の一方側Z1に延在する第2部分82と、第1部分81の径方向内側(Y軸方向の一方側Y1)の端部から屈曲してZ軸方向の他方側Z2に斜めに延在する第3部分83を有している。5本の端子ピン8のそれぞれにおいて、第3部分83の先端部分は、端子台35からZ軸方向の他方側Z2に突出しており、当該部分が巻線絡げ部84となっている。また、上述したように、第2部分82はコネクタ挿入部90の内側に露出している。第2部分82には、コネクタ挿入部90に挿入されたコネクタ(図示せず)を介して、給電用の配線等が接続される。
図3および図4に示すように、端子台35には、計5本の端子ピン8(端子ピン8a、8b、8c、8d、8e)が保持されている。5本の端子ピン8はいずれも、1本の金属ピンを屈曲させた構造であり、Y軸方向に延在する第1部分81と、第1部分81の径方向外側(Y軸方向の他方側Y2)の端部から屈曲してZ軸方向の一方側Z1に延在する第2部分82と、第1部分81の径方向内側(Y軸方向の一方側Y1)の端部から屈曲してZ軸方向の他方側Z2に斜めに延在する第3部分83を有している。5本の端子ピン8のそれぞれにおいて、第3部分83の先端部分は、端子台35からZ軸方向の他方側Z2に突出しており、当該部分が巻線絡げ部84となっている。また、上述したように、第2部分82はコネクタ挿入部90の内側に露出している。第2部分82には、コネクタ挿入部90に挿入されたコネクタ(図示せず)を介して、給電用の配線等が接続される。
5本の端子ピン8のそれぞれにおいて、第1部分81と第2部分82との間には、90°に屈曲した屈曲部分86が形成されている。また、第1部分81と第3部分83との間には、90°以下の角度で屈曲した屈曲部分87が形成されている。また、X軸方向の一方側X1の端に位置する端子ピン8eはコモン用であり、他の端子ピン8a、8b、8c、8dと比べて第1部分81が短い。このため、5本の端子ピン8のうち4本の屈曲部分86はX軸方向に一列に並んでいるが、端子ピン8eの屈曲部分87は、他の端子ピン8a、8b、8c、8dの屈曲部分86よりY軸方向の他方側Y2に位置している。
5本の端子ピン8のそれぞれは、第1部分81が端子台35をY軸方向に貫通した状態となっている。5本の端子ピン8をこのような状態で端子台35に保持させるには、第1コイルボビン31を樹脂成形する際に、端子台35に端子ピン8を挿入する保持孔を形成しておき、この保持孔に屈曲されていない5本の端子ピン8を挿入し、しかる後に、5本の端子ピン8を折り曲げ加工する方法を用いる。あるいは、第1コイルボビン31を樹脂成形する際に金型内に端子ピン8を配置して一体成形する方法を用いてもよい。
(端子台)
図5は端子ピン8を端子台35に取り付けた状態を示す説明図であり、図5(a)は端子ピン8を保持した端子台35をY軸方向の他方側Y2から見た斜視図、図5(b)は端子ピン8を保持した端子台35を図5(a)の場合と直交する方向(X軸方向の一方側X1)から見た斜視図である。図5(a)には、端子ピン8に接続した第1コイル線36の端末と第2コイル線37の端末、ならびにコモン用の端子ピン8eに接続した配線を図示している。また、図6は端子台35の説明図であり、図6(a)は斜視図、図6(b)は平面図、図6(c)は巻線配置溝が形成された箇所の断面図(図6(b)のA−A断面図)である。図6(c)において、A−A断面線の位置における断面形状を実線で図示し、巻線配置溝が形成された端子台35の第1面および第2面の位置を破線で示す。また、巻線配置溝に対してX軸方向に隣り合う端子ピン配置溝の断面形状を1点鎖線で示す。なお、図6(c)は3つの巻線配置溝のうちの1つが形成された箇所の断面形状であるが、他の2つの巻線配置溝が形成された箇所の断面形状も同一である。上述したように、端子台35は、第1コイルボビン31のフランジ部311の外周縁においてZ軸方向の他方側Z2に突出した肉厚部分であり、Y軸方向の寸法がX軸方向の寸法より長い概略長方形の平面形状をしている。
図5は端子ピン8を端子台35に取り付けた状態を示す説明図であり、図5(a)は端子ピン8を保持した端子台35をY軸方向の他方側Y2から見た斜視図、図5(b)は端子ピン8を保持した端子台35を図5(a)の場合と直交する方向(X軸方向の一方側X1)から見た斜視図である。図5(a)には、端子ピン8に接続した第1コイル線36の端末と第2コイル線37の端末、ならびにコモン用の端子ピン8eに接続した配線を図示している。また、図6は端子台35の説明図であり、図6(a)は斜視図、図6(b)は平面図、図6(c)は巻線配置溝が形成された箇所の断面図(図6(b)のA−A断面図)である。図6(c)において、A−A断面線の位置における断面形状を実線で図示し、巻線配置溝が形成された端子台35の第1面および第2面の位置を破線で示す。また、巻線配置溝に対してX軸方向に隣り合う端子ピン配置溝の断面形状を1点鎖線で示す。なお、図6(c)は3つの巻線配置溝のうちの1つが形成された箇所の断面形状であるが、他の2つの巻線配置溝が形成された箇所の断面形状も同一である。上述したように、端子台35は、第1コイルボビン31のフランジ部311の外周縁においてZ軸方向の他方側Z2に突出した肉厚部分であり、Y軸方向の寸法がX軸方向の寸法より長い概略長方形の平面形状をしている。
図5、図6に示すように、端子台35は、モータ軸線方向(Z軸方向の他方側Z2)を向いた軸方向面である第1面353と、ロータ5の回転中心線Lを基準として径方向外側(Y軸方向の他方側Y2)を向いた径方向面である第2面354と、回転中心線Lを基準として径方向内側(Y軸方向の一方側Y1)を向いた面である第3面355を備えている。なお、本形態では、第1コイルボビン31はロータ5と同軸に配置されており、図5(b)に示すように、ロータ5の回転中心線Lと第1コイルボビン31における円筒部310の中心軸線とが略一致している。
径方向内側を向いた第3面355には、第1コイルボビン31のフランジ部311の表面に接続されるZ軸方向の一方側Z1の端部に、径方向内側(Y軸方向の一方側Y1)に突出した突出部355aが形成されている。また、第3面355には、Z軸方向に延在する5本の端子ピン配置溝352が形成されている。端子ピン配置溝352は、突出部355aを含む第3面355のZ軸方向の全範囲に延在している。第3面355のX軸方向の一方側X1の端部にはY軸方向の他方側Y2に凹む段部355bが形成されている。5本の端子ピン配置溝352のうちの1本は段部355bに形成されている。段部355bに形成された端子ピン配置溝352には、5本の端子ピン8のうち、第1部分81が短いコモン用の端子ピン8eが配置されている。
端子ピン配置溝352には、そのZ軸方向の一方側Z1の端部に、端子台35をY軸方向に貫通するように取り付けられた第1部分81と第3部分83との間の屈曲部分87(図3(c)参照)が配置されている。端子ピン8は、屈曲部分87からZ軸方向の他方側Z2に折り曲げられて延びている第3部分83の半分程度の長さを端子ピン配置溝352内に納めた状態となっている。第3部分83の先端側の部分は、第1面353からZ軸方向の他方側Z2に斜めに突出している。この突出部分が巻線絡げ部84である。端子ピン配置溝352は、Y軸方向の他方側Y2に凹んだ溝であり、その溝底面352aは、Z軸方向の一方側Z1からZ軸方向の他方側Z2に向かうに従ってY軸方向の他方側Y2(径方向外側)に向かう傾斜面となっている。第3部分83は、Y軸方向に移動可能な状態で端子ピン配置溝352内に配置されており、屈曲部分87の屈曲角度を調整することで、第3部分83の傾きを調整可能である。第3部分83の傾きを調整すると、巻線絡げ部84がY軸方向に移動する。すなわち、端子ピン8は、屈曲部分87の屈曲角度の調整によって、巻線絡げ部84をY軸方向の他方側Y2に移動させることができる状態で端子台35に保持されている。
(巻線配置溝)
図3(c)、図4(c)に示すように、端子台35には、端子ピン8aと端子ピン8bとの間、端子ピン8cと端子ピン8dとの間、および端子ピン8dと端子ピン8eの間の3箇所に巻線配置溝356が形成されている。図5、図6に示すように、これら3本の巻線配置溝356(356a、356b、356c)は、端子台35の第1面353および第2面354に亘って連続して延びている。巻線配置溝356a、356b、356cのそれぞれは、モータ軸線方向を向いた軸方向面である第1面353においてY軸方向に延在する第1溝部357と、ロータ5の回転中心線Lを基準として径方向外側(Y軸方向の他方側Y2)を向いた径方向面である第2面354においてモータ軸線方向(Z軸方向)に延在する第2溝部358を備えている。第1溝部357は、第2溝部358のZ軸方向の他方側Z2の端部に接続され、この接続部分から、巻線絡げ部84の根元に向けてY軸方向の一方側Y1に延在している。
図3(c)、図4(c)に示すように、端子台35には、端子ピン8aと端子ピン8bとの間、端子ピン8cと端子ピン8dとの間、および端子ピン8dと端子ピン8eの間の3箇所に巻線配置溝356が形成されている。図5、図6に示すように、これら3本の巻線配置溝356(356a、356b、356c)は、端子台35の第1面353および第2面354に亘って連続して延びている。巻線配置溝356a、356b、356cのそれぞれは、モータ軸線方向を向いた軸方向面である第1面353においてY軸方向に延在する第1溝部357と、ロータ5の回転中心線Lを基準として径方向外側(Y軸方向の他方側Y2)を向いた径方向面である第2面354においてモータ軸線方向(Z軸方向)に延在する第2溝部358を備えている。第1溝部357は、第2溝部358のZ軸方向の他方側Z2の端部に接続され、この接続部分から、巻線絡げ部84の根元に向けてY軸方向の一方側Y1に延在している。
上述した端子ピン配置溝352は、第1面353においてY軸方向の他方側Y2に凹んだ切り欠き形状に開口しており、図6(c)に示すように、この切り欠き開口部における溝底面352aの位置よりもY軸方向の一方側Y1まで第1溝部357が延在している(。端子ピン8は、後述する追加の曲げ加工によって第3部分83が溝底面352aに沿った方向に傾いた姿勢になっており、巻線絡げ部84は溝底面352aの近傍から突出している。図5(b)に示すように、第1溝部357は、第1面353の垂線方向(Z軸方向)および第1溝部357の延在方向(Y軸方向)の両方向と垂直な方向(X軸方向)に見た場合に、巻線絡げ部84の根元部分の少なくとも一部と重なる位置まで延在している。そして、巻線絡げ部84は、巻線絡げ部84に向かう第1溝部357の延在方向(Y軸方向の一方側Y1)と逆向きの方向(Y軸方向の他方側Y2)に傾いた状態で突出している。
図5(a)に示すように、3本の巻線配置溝356(356a、356b、356c)には、A相用の第1コイルを構成する2本の第1コイル線36の端末部分である巻線端末36a、36bと、B相用の第2コイルを構成する2本の第2コイル線37の端末部分である巻線端末37a、37bと、コモン端子(端子ピン8e)に接続されるコモン線端末38の5本が配置される。コモン線端末38は、A相用とB相用の全てのコイル線に接続された共用端末である。より詳しくは、端子ピン8aと端子ピン8bの間に形成された巻線配置溝356aは、4本の巻線端末のうちの2本(例えば、巻線端末36a、37a)が配置される共用溝である。また、端子ピン8cと端子ピン8dとの間に形成された巻線配置溝356bは、残り2本の巻線端末(例えば、巻線端末36b、37b)が配置される共用溝となっている。そして、端子ピン8dと端子ピン8eの間に形成された巻線配置溝356cは、コモン線端末38が配置される溝となっている。なお、巻線等の配置はこのような形態に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。
このように、本形態では、3本のうちの2本の巻線配置溝356a、356cは、隣接して突出する2本の巻線絡げ部84に接続される複数の巻線端末を収容する共用溝となっている。そして、この共用溝となっている巻線配置溝356a、356cの第1溝部357は、隣接する2本の巻線絡げ部84の根元の間に延在している。共用溝を設けることによって、巻線配置溝356の数を端子ピン8の数より少なくできる。
第1溝部357は、第2溝部358との接続部分から巻線絡げ部84の根元に向かうに従って溝深さが浅くなっている。一方、第2溝部358の溝深さ(第2面354からY軸方向の一方側Y1における深さ)は一定である。第1溝部357の溝底面357a(図5(b)、図6(b)、(c)参照)は第2溝部358との接続部分から巻線絡げ部84の根元に向かうに従ってZ軸方向の他方側Z2に上昇する傾斜面となっており、第2溝部358の溝底面358a(図6(b)、(c)参照)と鈍角をなすように接続されている。第2溝部358は、溝底面358aよりも第2溝部358の開口部側の溝幅の方が広い形状である。より具体的には、第2溝部358の溝側面358b、358c(図5(b)参照)は、その少なくとも一方に、Y軸方向の他方側Y2に向かうに従って溝幅方向の外側へ向けて湾曲する湾曲面が設けられている。なお、この部分をY軸方向の他方側Y2に向かうに従って溝幅方向の外側へ向けて傾斜する傾斜面としてもよい。本形態では、巻線配置溝356a、356cでは、溝側面358b、358cの両方が湾曲面となっている。また、巻線配置溝356bでは一方の溝側面358bのみが湾曲面となっている。
図5(a)、図6(a)に示すように、端子台35は、巻線絡げ部84が突出している第1面353と逆の側(Z軸方向の一方側Z1)を向いたもう1つの軸方向面である第4面359を備えている。第4面359は、第1コイルボビン31のフランジ部311におけるZ軸方向の一方側Z1を向いた表面と同一平面上に位置している。第2溝部358のZ軸方向の一方側Z1の端部は第4面359に開口しており、この部分は、第4面359の側(Z軸方向の一方側Z1)に向かうに従って溝幅が増大する溝幅拡大部358dとなっている。
巻線端末36a、36b、37a、37bおよびコモン線端末38は、端子台35のZ軸方向の一方側Z1に引き出され、第2溝部358に納められてZ軸方向の他方側Z2に向けて引き回される。そして、第1溝部357との接続部分においてY軸方向の一方側Y1に方向転換され、第1溝部357に納められてY軸方向の一方側Y1に引き回される。これにより、巻線絡げ部84の根元部分に対してX軸方向に隣接した位置までは第1溝部357に納められた状態で引き回され、しかる後に第1面353から突出する巻線絡げ部84の根元に絡げられている。
(端子ピン8への巻線端末の接続方法)
巻線端末36a、36b、37a、37bおよびコモン線端末38は、端子台35から突出する巻線絡げ部84の根元に絡げられた後、この部分を半田付けすることによって端子ピン8に固定されている。本形態では、巻線端末36a、36b、37a、37bおよびコモン線端末38に断線予防のために必要な所定のたわみを持たせた状態とし、且つ、端子台35の表面から浮き上がらない状態とするため、以下の(1)〜(4)の手順で接続作業を行う。ここで、接続作業を開始する前の状態としては、第1面353から突出している端子ピン8の巻線絡げ部84の向きを、端子ピン配置溝352の溝底面352aに沿った方向よりもY軸方向の一方側Y1に傾けた状態にしておく。例えば、屈曲部分87において端子ピン8を90°の角度で屈曲させ、巻線絡げ部84を含む第3部分83の延在方向をモータ軸線方向(Z軸方向)と一致させておく。
巻線端末36a、36b、37a、37bおよびコモン線端末38は、端子台35から突出する巻線絡げ部84の根元に絡げられた後、この部分を半田付けすることによって端子ピン8に固定されている。本形態では、巻線端末36a、36b、37a、37bおよびコモン線端末38に断線予防のために必要な所定のたわみを持たせた状態とし、且つ、端子台35の表面から浮き上がらない状態とするため、以下の(1)〜(4)の手順で接続作業を行う。ここで、接続作業を開始する前の状態としては、第1面353から突出している端子ピン8の巻線絡げ部84の向きを、端子ピン配置溝352の溝底面352aに沿った方向よりもY軸方向の一方側Y1に傾けた状態にしておく。例えば、屈曲部分87において端子ピン8を90°の角度で屈曲させ、巻線絡げ部84を含む第3部分83の延在方向をモータ軸線方向(Z軸方向)と一致させておく。
(1)まず、第1ステップにおいて、巻線端末36a、36b、37a、37bおよびコモン線端末38のそれぞれを、端子台35の第2面354に形成された第2溝部358に納めながらZ軸方向に引き回し、しかる後にY軸方向に延在している第1溝部357に納めながら、巻線絡げ部84の根元まで引き回す。
(2)次に、第2ステップにおいて、巻線端末36a、36b、37a、37bおよびコモン線端末38のそれぞれを、第1溝部357から隣接する巻線絡げ部84側に引き出す。そして、巻線絡げ部84の根元から先端側に向けて螺旋状に巻きつけて、所定長さ以上の範囲に絡げた状態にする。
(3)続いて、第3ステップにおいて、5本の端子ピン8のそれぞれについて、第3部分83を径方向外側(Y軸方向の他方側Y2)に傾ける追加の曲げ加工を行う。これにより、5本の巻線絡げ部84のそれぞれが第1溝部357に沿って径方向外側(Y軸方向の他方側Y2)に傾きながら移動して、巻線端末36a、36b、37a、37bおよびコモン線端末38のそれぞれに、第3部分83の傾き角度に応じたたるみが形成される。巻線配置溝356は、このたるみの部分を収容可能な溝形状となっている。
(4)しかる後に、5本の巻線絡げ部84のそれぞれを根元まで半田付けすることで、巻線端末36a、36b、37a、37bおよびコモン線端末38のそれぞれを端子ピン8に固定する。半田付けは、巻線等が絡げられた巻線絡げ部84を液槽に入れた半田液に浸漬する方法で行う。あるいは、他の方法で行っても良い。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のモータ1は、端子ピン8を保持する端子台35に巻線配置溝356(356a、356b、356c)が形成されている。従って、断線予防のためにたるみを持たせた第1、第2コイル線36、37の端末部分およびコモン線端末38を巻線配置溝356a、356b、356cのいずれかに収容することで、端子台35の表面から浮き上がった状態になることを抑制できる。特に、本形態の巻線配置溝356(356a、356b、356c)は、端子ピン8の巻線絡げ部84が突出している面(第1面353)に延在する第1溝部357を備え、この第1溝部357は、その延在方向(Y軸方向)および第1面353の垂線方向(Z軸方向)と直交する方向(X軸方向)に見た場合に、巻線絡げ部84の根元の少なくとも一部と重なる位置まで延びている。このような位置まで第1溝部357を延在させたことによって、巻線絡げ部84の根元近傍において巻線やコモン線の浮き上がりを抑制でき、巻線絡げ部84の根元から巻線やコモン線の端末を絡げることができる。これにより、端子ピン8における巻線やコモン線の端末を絡げた部分を十分な長さに亘って半田付けすることが可能である。
以上説明したように、本形態のモータ1は、端子ピン8を保持する端子台35に巻線配置溝356(356a、356b、356c)が形成されている。従って、断線予防のためにたるみを持たせた第1、第2コイル線36、37の端末部分およびコモン線端末38を巻線配置溝356a、356b、356cのいずれかに収容することで、端子台35の表面から浮き上がった状態になることを抑制できる。特に、本形態の巻線配置溝356(356a、356b、356c)は、端子ピン8の巻線絡げ部84が突出している面(第1面353)に延在する第1溝部357を備え、この第1溝部357は、その延在方向(Y軸方向)および第1面353の垂線方向(Z軸方向)と直交する方向(X軸方向)に見た場合に、巻線絡げ部84の根元の少なくとも一部と重なる位置まで延びている。このような位置まで第1溝部357を延在させたことによって、巻線絡げ部84の根元近傍において巻線やコモン線の浮き上がりを抑制でき、巻線絡げ部84の根元から巻線やコモン線の端末を絡げることができる。これにより、端子ピン8における巻線やコモン線の端末を絡げた部分を十分な長さに亘って半田付けすることが可能である。
また、本形態では、端子ピン8の第3部分83は、端子ピン配置溝352内において、その傾斜角度を調整可能な状態で保持されている。そして、巻線絡げ部84に巻線やコモン線の端末部分を絡げた後に第3部分83の傾斜角度が調整されることによって、巻線絡げ部84は、巻線絡げ部84の根元に向かう第1溝部357の延在方向と逆向きに傾けられた姿勢になっている。このように、第3部分83を傾けることによって、巻線やコモン線のたるみを容易に形成できる。また、第3部分83を第1溝部357と平行に傾けることによって、たるみを形成する際に巻線やコモン線が第1溝部357に沿って移動する。従って、巻線配置溝356から巻線やコモン線がはみ出して浮き上がるのを抑制できる。
更に、本形態では、端子台35は、モータ軸線方向(Z軸方向の他方側Z2)を向いた第1面353と、ロータ5の回転中心線Lを基準として径方向外側(Y軸方向の他方側Y2)を向いた第2面354を備え、第1面353に第1溝部357が延在し、第2面354に第2溝部358がZ軸方向に延在している。このようにすると、端子台35に対してZ軸方向の一方側Z1に引き出された巻線やコモン線を第2面354に沿って第2溝部358に納めた状態で引き回し、しかる後に第1面353に沿って第1溝部357に納めた状態で端子ピン8の巻線絡げ部84の根元まで引き回すことができる。
また、本形態では、第1溝部357の溝底面357aが巻線絡げ部84の根元に向けて上り傾斜となる傾斜面(スロープ)になっている。このため、傾斜に沿って巻線絡げ部84の根元に向かう方向に巻線やコモン線を引き出すことができる。よって、巻線やコモン線を急角度に曲げずに済み、スムーズに引き出すことができる。これにより、巻線やコモン線の浮き上がりを少なくすることができる。加えて、第2溝部358の溝側面358b、358cが溝開口部付近において湾曲面となって溝開口部の溝幅が拡がっているため、第2溝部358に容易に巻線やコモン線を納めることができる。
(他の実施の形態)
上記形態では、端子ピン8の数が5本であったが、それ以外の本数であってもよい。また、端子ピン8の配置は上記の形態に限定されない。例えば、巻線絡げ部84の突出位置をY軸方向あるいはX軸方向にずらしていても良い。また、上記形態では、追加の曲げ加工後の巻線絡げ部84が径方向外側に倒れた姿勢になっているが、巻線絡げ部84の傾きをこれと異なる角度にしてもよい。例えば、巻線を絡げるとき(追加曲げ前)に巻線絡げ部84を径方向内側に倒れた姿勢にしておき、追加の曲げ加工によってZ軸方向と平行な姿勢にする構成であっても良い。
上記形態では、端子ピン8の数が5本であったが、それ以外の本数であってもよい。また、端子ピン8の配置は上記の形態に限定されない。例えば、巻線絡げ部84の突出位置をY軸方向あるいはX軸方向にずらしていても良い。また、上記形態では、追加の曲げ加工後の巻線絡げ部84が径方向外側に倒れた姿勢になっているが、巻線絡げ部84の傾きをこれと異なる角度にしてもよい。例えば、巻線を絡げるとき(追加曲げ前)に巻線絡げ部84を径方向内側に倒れた姿勢にしておき、追加の曲げ加工によってZ軸方向と平行な姿勢にする構成であっても良い。
上記形態では、端子台35に3本の巻線配置溝356(356a、356b、356c)を設けているが、巻線配置溝356の本数を2本以下あるいは4本以上としてもよい。また、第1溝部357はY軸方向に延在しているが、Y軸方向に対して傾いた方向に延在していてもよい。また、第2溝部358はZ軸方向に延在しているが、Z軸方向に対して傾いた方向に延在していてもよい。
上記形態では、巻線配置溝356(356a、356b、356c)の第1溝部357は、第1面353から突出する端子ピン8の巻線絡げ部84の根元まで延在していたが、巻線絡げ部84の根元よりも更にY軸方向の一方側Y2まで第1溝部357が延在していてもよい。
上記形態の巻線配置溝356(356a、356b、356c)は、第1面353に延在する第1溝部357と、第2面354に延在する第2溝部358を備えていたが、第2面354には溝を形成せず、第1溝部357のみで巻線配置溝356を構成してもよい。
上記形態では、第1溝部357の溝底面357aは、第2溝部358との接続部分から巻線絡げ部84の根元に向かうに従って溝深さが浅くなるように傾斜したスロープになっているが、第1溝部357の溝底面357aをスロープにせず、第1溝部357の溝深さを一定にしてもよい。
上記形態では、第1面353はZ軸方向に対して垂直な軸方向面であったが、軸方向面に対して傾いた面であっても良い。また、第2面354はY軸方向に対して垂直な径方向面であったが、径方向面に対して傾いた面であってもよい。
また、本発明は、ステッピングモータに限らず、コネクタを挿入する端子部を備えたモータであれば、他の種類のモータに適用してもよい。また、ギヤードモータに限らず、減速歯車列を省略した構成のモータに適用してもよい。
1…モータ
1a…モータ本体部
1b…端子部
2…モータケース
3…ステータ
5…ロータ
7…減速歯車列
8…端子ピン
8a〜8e…端子ピン
9…カバー
22…底部
31…第1コイルボビン
32…第2コイルボビン
35…端子台
36…第1コイル線
36a、36b…巻線端末
37…第2コイル線
37a、37b…巻線端末
38…コモン線端末
41…外ステータコア
42…内ステータコア
43…外ステータコア
44…内ステータコア
50…出力軸
51…回転軸
61…端板
65…地板
69…軸受
71…第1歯車
72…第2歯車
73…第3歯車
74…第4歯車
81…第1部分
82…第2部分
83…第3部分
84…巻線絡げ部
86…屈曲部分
87…屈曲部分
90…コネクタ挿入部
91…枠部
92…コネクタハウジング
93…背板部
98…突起
99…フック
310…円筒部
311…フランジ部
312…フランジ部
312a…突起
320…円筒部
321…フランジ部
322…フランジ部
352…端子ピン配置溝
352a…溝底面
353…第1面
354…第2面
355…第3面
355a…突出部
355b…段部
356…巻線配置溝
356a〜c…巻線配置溝
357…第1溝部
357a…溝底面
358…第2溝部
358a…溝底面
358b、358c…溝側面
358d…溝幅拡大部
359…第4面
510…歯車
611…軸穴
615…貫通穴
616…円筒部
617…穴
618…突部
619…穴
650…貫通穴
657…支持板部
911〜914…壁部分
912a…円弧部
L…回転中心線
1a…モータ本体部
1b…端子部
2…モータケース
3…ステータ
5…ロータ
7…減速歯車列
8…端子ピン
8a〜8e…端子ピン
9…カバー
22…底部
31…第1コイルボビン
32…第2コイルボビン
35…端子台
36…第1コイル線
36a、36b…巻線端末
37…第2コイル線
37a、37b…巻線端末
38…コモン線端末
41…外ステータコア
42…内ステータコア
43…外ステータコア
44…内ステータコア
50…出力軸
51…回転軸
61…端板
65…地板
69…軸受
71…第1歯車
72…第2歯車
73…第3歯車
74…第4歯車
81…第1部分
82…第2部分
83…第3部分
84…巻線絡げ部
86…屈曲部分
87…屈曲部分
90…コネクタ挿入部
91…枠部
92…コネクタハウジング
93…背板部
98…突起
99…フック
310…円筒部
311…フランジ部
312…フランジ部
312a…突起
320…円筒部
321…フランジ部
322…フランジ部
352…端子ピン配置溝
352a…溝底面
353…第1面
354…第2面
355…第3面
355a…突出部
355b…段部
356…巻線配置溝
356a〜c…巻線配置溝
357…第1溝部
357a…溝底面
358…第2溝部
358a…溝底面
358b、358c…溝側面
358d…溝幅拡大部
359…第4面
510…歯車
611…軸穴
615…貫通穴
616…円筒部
617…穴
618…突部
619…穴
650…貫通穴
657…支持板部
911〜914…壁部分
912a…円弧部
L…回転中心線
Claims (9)
- 巻線を巻回したコイルを備えるステータおよびマグネットを備えるロータと、
前記巻線が絡げられる巻線絡げ部を備える端子ピンと、
前記巻線絡げ部を第1面から突出させた状態で前記端子ピンを保持する端子台とを有し、
当該端子台には、前記コイルから前記端子ピンに向けて引き回される前記巻線を配置する巻線配置溝が形成され、
当該巻線配置溝は、前記第1面において前記巻線絡げ部の根元に向けて延在する第1溝部を備え、
当該第1溝部は、前記第1面の垂線方向および前記第1溝部の延在方向の両方向に対して垂直な方向に見た場合に、前記巻線絡げ部の根元の少なくとも一部と重なっていることを特徴とするモータ。 - 前記巻線絡げ部は、前記第1溝部の延在方向と逆向きに傾いた姿勢で前記第1面から突出しており、
前記巻線のたるみの部分が前記巻線配置溝内に収容されていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。 - 前記端子台は、前記ロータの回転中心線の方向を向いた前記第1面と、当該第1面に接続されている第2面を備え、当該第2面は前記回転中心線を基準として径方向外側を向いており、
前記巻線配置溝は、前記第2面に延在する第2溝部を備え、当該第2溝部は前記第1溝部に接続されていることを特徴する請求項1または2に記載のモータ。 - 前記第1溝部は、前記第2溝部との接続部から前記巻線絡げ部に向かうに従って溝深さが減少していることを特徴とする請求項3に記載のモータ。
- 前記第2溝部は、溝底部よりも溝開口部の方が溝幅が広いことを特徴とする請求項3または4に記載のモータ。
- 前記第2溝部の溝側面は、前記溝開口部に向かうに従って溝幅方向の外側へ湾曲する湾曲面、あるいは、前記溝開口部に向かうに従って溝幅方向の外側へ傾斜する傾斜面を備えることを特徴とする請求項5に記載のモータ。
- 前記第1面から複数の前記巻線絡げ部が突出しており、
前記巻線配置溝は、隣り合う2本の前記巻線絡げ部に接続される2本の前記巻線を収容する共用溝を含み、
当該共用溝における前記第1溝部は、前記隣り合う2本の前記巻線絡げ部の根元に向けて延在していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの項に記載のモータ。 - 前記ステータは、前記巻線が巻かれる筒状部および当該筒状部の径方向外側に延在するフランジ部を備えるボビン部材を有し、
前記フランジ部の径方向外側の端部に前記端子台が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかの項に記載のモータ。 - 巻線を巻回したコイルを備えるステータと、マグネットを備えるロータと、前記巻線が絡げられる巻線絡げ部を備える端子ピンと、前記巻線絡げ部を第1面から突出させた状態で前記端子ピンを保持する端子台とを有するモータにおける端子ピンへの巻線の接続方法であって、
前記第1面に延在する第1溝部を備える巻線配置溝の前記第1溝部を、前記第1面の垂線方向および前記第1溝部の延在方向の両方向に対して垂直な方向に見た場合に前記巻線絡げ部の根元の少なくとも一部と重なる位置まで延在させておき、
前記コイルから引き出した前記巻線を前記巻線配置溝に引き入れて、前記第1溝部を経由して前記巻線絡げ部の根元まで引き回す第1ステップと、
前記第1溝部から引き出した前記巻線を前記巻線絡げ部に絡げる第2ステップと、
前記巻線絡げ部を前記巻線絡げ部の根元に向かう前記第1溝部の延在方向と逆向きに傾ける第3ステップと、
前記巻線絡げ部を半田付けする第4ステップと、を行うことを特徴とするモータにおける端子ピンへの巻線の接続方法。
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