JP2015082074A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示品位の劣化を抑制しつつ、消費電力を抑制する表示装置を提供する。【解決手段】表示装置1は、消費電力算出手段12、輝度調整手段13、表示パネル4を備える。消費電力算出手段12は、表示データ16に基づいて、消費電力17を算出する。輝度調整手段13は、表示データ16が動画データか否かを示す動画フラグ6に基づいて表示データ16が動画データか否かを判断し、表示データ16が動画データの場合に、輝度調整倍率を固定値とし、表示データ16が動画データではない場合に、消費電力算出手段12によって算出された消費電力17と減少関数とに基づいて輝度調整倍率を算出し、表示データ16と輝度調整倍率とに基づいて輝度調整された出力データ18を算出する。表示パネル4は、輝度調整手段13によって算出された出力データ18を表示する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、消費電力抑制のために輝度を制御する表示装置に関する。
表示装置としては、例えば、有機エレクトロルミネッセンス表示装置などがある。表示装置を備える携帯電話、スマートフォンなどの情報端末は、例えばリチウムイオン電池などの電池で動作する。このため、表示装置の電力消費は抑制されることが望ましい。しかしながら、表示装置は、一般的に、輝度が高くなるほど、消費電力も増加する。したがって、表示装置には、消費電力を抑制するために、輝度を制御する回路が備えられる場合がある。
上記のように、表示装置には、輝度を制御する回路が備えられる。しかしながら、消費電力を抑制するために単純に輝度を調整すると、表示品位が劣化し、表示内容が不自然になる場合がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、表示品位の劣化を抑制しつつ、消費電力を抑制する表示装置を提供することを目的とする。
第1の態様に係る表示装置は、消費電力算出手段、輝度調整手段、表示パネルを備える。消費電力算出手段は、表示データに基づいて、消費電力を算出する。輝度調整手段は、表示データが動画データか否かを示す動画フラグに基づいて表示データが動画データか否かを判断し、表示データが動画データの場合に、輝度調整倍率を固定値とし、表示データが動画データではない場合に、消費電力算出手段によって算出された消費電力と減少関数とに基づいて輝度調整倍率を算出し、表示データと輝度調整倍率とに基づいて輝度調整された出力データを算出する。表示パネルは、輝度調整手段によって算出された出力データを表示する。
第2の態様に係る表示装置は、消費電力算出手段、輝度調整手段、表示パネルを備える。消費電力算出手段は、表示データに基づいて、消費電力を算出する。輝度調整手段は、表示データのフレームに含まれる動画領域を示す動画位置データに基づいて、表示データのフレームに動画領域が含まれるか否か判断し、フレームに動画領域が含まれる場合、動画領域に用いられる第1の輝度調整倍率を第1の固定値で設定し、フレームの動画領域ではない非動画領域に用いられる第2の輝度調整倍率を第2の固定値で設定し、フレームに動画領域が含まれない場合、消費電力算出手段によって算出された消費電力と減少関数とに基づいて算出された第3の輝度調整倍率を設定し、第1乃至第3の輝度調整倍率のうちの設定された少なくとも一つの輝度調整倍率と、動画領域と非動画領域の判断結果とに基づいて、フレームを輝度調整した出力データを算出する。表示パネルは、輝度調整手段によって算出された出力データを表示する。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は実質的に同一の機能及び構成要素については、同一符号を付し、説明を省略するか、又は、必要に応じて説明を行う。
各実施形態では、表示装置が有機エレクトロルミネッセンス表示装置の場合を例として説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る表示装置は、プロセッサからの信号に基づいて、輝度調整倍率を決定する。
本実施形態に係る表示装置は、プロセッサからの信号に基づいて、輝度調整倍率を決定する。
図1は、本実施形態に係る表示装置1の構成の一例を示すブロック図である。
表示装置1は、プロセッサ2、ドライバ3、表示パネル4を備える。
プロセッサ2は、例えばアプリケーションプロセッサとする。プロセッサ2は、差動信号である表示データ5、動画像であることを示す動画フラグ6、などの各種信号をドライバ3へ送る。なお、表示データ5などを出力する装置は、プロセッサ2ではなく、例えばメモリ装置などの他の装置でもよい。
ドライバ3は、プロセッサ2からの信号を表示パネル4に適した信号線電圧に変換する。ドライバ3は、レシーバ7、画質調整部8、デジタル・アナログ変換器9を備える。ドライバ3は、例えば集積回路とする。
レシーバ7は、プロセッサ2からの各種信号を受け、各種信号を画質調整部8へ送る。
画質調整部8は、レシーバ7から表示データ5と動画フラグ6とを受け、表示で消費される電力を制限するために輝度を調整する。画質調整部8は、画質改善部10、消費電力算出部12と輝度調整部13とを含む電力制御部14、ガンマ変換部15を備える。
画質改善部10は、例えばノイズリダクションなどの処理により、表示データ5を改善し、改善された表示データ16を消費電力算出部12に送る。
消費電力算出部12は、改善された表示データ16と、画素値を消費電力に変換する係数とに基づいて、表示データ16に含まれるフレーム内の各画素を表示するために消費される電力の積算値を算出し、フレームの消費電力17を生成し、消費電力17を輝度調整部13に送る。
輝度調整部13は、画質改善部10から改善された表示データ16を受け、レシーバ7から動画フラグ6を受け、消費電力算出部12から消費電力17を受ける。
輝度調整部13は、動画フラグ6が動画データでないことを示す場合、減少関数に基づいて、消費電力17が増加するほど減少する輝度調整倍率を求め、表示データ16の画素値と輝度調整倍率とを掛け合わせた出力データ18を算出し、出力データ18をガンマ変換部15へ送る。
輝度調整部13は、動画フラグ6が動画データであることを示す場合、輝度調整倍率を固定の定数とし、表示データ16の画素値と固定の輝度調整倍率を掛け合わせた出力データ18を算出し、出力データ18をガンマ変換部19へ送る。
輝度調整倍率は、表示により消費される電力が十分に制限される程度の小さい値とし、例えば1より小さい値とする。
ガンマ変換部15は、出力データ18のガンマ変換などの処理を行い、ガンマ変換されたデジタル信号19をデジタル・アナログ変換器9に送る。
デジタル・アナログ変換器9は、デジタル信号19をアナログ信号20に変換し、アナログ信号20に基づく電圧を表示パネル4に印加する。
表示パネル4は、デジタル・アナログ変換器9によって変換された信号に基づいて、画像表示を行う。
以下で、上記のような構成を持つ表示装置1における出力データ18の算出について具体的に説明する。以下において、フレームの表示順序は、n−1フレーム、nフレーム、n+1フレームとする。
本実施形態において、表示データ16は複数のフレームを含む。電力制御部14は、表示データ16に基づいて消費電力(例えば、フレームの画素値と画素値を消費電力に変換する係数とを掛け合わせた値の積算値)17を算出し、算出された消費電力17に基づいて、輝度調整倍率を算出し、表示データ16を出力データ18に変換する。
まず、表示データ16が動画データでない場合のデータ変換について説明する。
数式(1)は、表示データ16のnフレームに基づいて消費電力17を算出するための計算式である。
Powern={ΣRIN(n)}×aR+{ΣGIN(n)}×aG+{ΣBIN(n)}×aB
… (1)
この数式(1)において、Powernは、表示データ16のnフレームにおける消費電力17である。nフレームに含まれる赤画素の階調データ(画素値又は輝度に対応)をRIN(n)とする。nフレームに含まれる緑画素の階調データをGIN(n)とする。nフレームに含まれる青画素の階調データをBIN(n)とする。aRは、赤画素の階調データを消費電力に変換する係数である。aGは、緑画素の階調データを消費電力に変換する係数である。aBは、青画素の階調データを消費電力に変換する係数である。
… (1)
この数式(1)において、Powernは、表示データ16のnフレームにおける消費電力17である。nフレームに含まれる赤画素の階調データ(画素値又は輝度に対応)をRIN(n)とする。nフレームに含まれる緑画素の階調データをGIN(n)とする。nフレームに含まれる青画素の階調データをBIN(n)とする。aRは、赤画素の階調データを消費電力に変換する係数である。aGは、緑画素の階調データを消費電力に変換する係数である。aBは、青画素の階調データを消費電力に変換する係数である。
動画フラグ6は、n+1フレームが動画データではないことを示すとする。n+1フレームの輝度を落として消費電力を抑制するための輝度調整倍率Kn+1は、数式(2)で算出される。
Kn+1=f(Powern) … (2)
ここで、関数f(x)は、x1<x2ならば、f(x1)≧f(x2)が成り立つ減少関数である。
ここで、関数f(x)は、x1<x2ならば、f(x1)≧f(x2)が成り立つ減少関数である。
図2は、消費電力17から輝度調整倍率を求めるための減少関数f(x)の一例を示すグラフである。消費電力17がしきい値までは、輝度調整倍率は一定であり、例えば1であるとする。
消費電力17がしきい値を越えると、消費電力17が大きくなるほど、輝度調整倍率は低下する。
n+1フレームに含まれる赤画素の階調データをRIN(n+1)とする。n+1フレームに含まれる緑画素の階調データをGIN(n+1)とする。n+1フレームに含まれる青画素の階調データをBIN(n+1)とする。
この場合、出力データ18のn+1フレームに含まれる赤画素の階調データROUT(n+1)、出力データのn+1フレームに含まれる緑画素の階調データGOUT(n+1)、出力データのn+1フレームに含まれる青画素の階調データBOUT(n+1)は、数式(3)から数式(5)に基づいて算出される。
ROUT(n+1)=Kn+1×RIN(n+1) … (3)
GOUT(n+1)=Kn+1×GIN(n+1) … (4)
BOUT(n+1)=Kn+1×BIN(n+1) … (5)
仮に、上記の変換を表示データ16が動画像データの場合に適用すると、表示データ16の消費電力17は時間tの関数であり、関数f(x)も時間tの関数となる。
GOUT(n+1)=Kn+1×GIN(n+1) … (4)
BOUT(n+1)=Kn+1×BIN(n+1) … (5)
仮に、上記の変換を表示データ16が動画像データの場合に適用すると、表示データ16の消費電力17は時間tの関数であり、関数f(x)も時間tの関数となる。
図3は、時間に応じて変化する動画像データに対する消費電力17と、時間に応じて変化する輝度調整倍率との例を示すグラフである。この図3において、横軸は時間を示し、縦軸は消費電力17及び輝度調整倍率を示す。
消費電力17が時間経過に応じて連続的に変化すると、輝度調整倍率も時間経過に応じて連続的に変化する。したがって、表示データ16の複数のフレーム間で同じ階調部分があっても、複数のフレームごとに輝度調整倍率が変化することで出力データ18において階調が変化し、表示内容が揺らいでいるように見え、表示品位が低下する場合がある。
これに対して、本実施形態においては、n+1フレームが動画像データであることを示す動画フラグ6を受けると、輝度調整部13は、輝度を落として消費電力を抑制するために用いられるn+1フレームの輝度調整倍率Kn+1を固定する。そして、出力データ18のn+1フレームに含まれる赤画素の階調データROUT(n+1)、出力データ18のn+1フレームに含まれる緑画素の階調データGOUT(n+1)、出力データ18のn+1フレームに含まれる青画素の階調データBOUT(n+1)は、固定のKn+1と上記の数式(3)から数式(5)とに基づいて算出される。
図4は、時間に応じて変化する動画像データに対する消費電力と、時間に応じて変化しない固定の輝度調整倍率との例を示すグラフである。この図4において、横軸は時間を示し、縦軸は消費電力及び輝度調整倍率を示す。
このように、表示データ16が動画像データの場合、表示データ16の輝度調整倍率Knを固定とすることで、複数のフレーム間で同じ階調の領域が、出力データ18において異なる階調となることが防止され、表示内容に揺らぎが発生することを抑制することができ、表示品質の劣化を防止することができる。
図5は、電力制御部14の処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1において、消費電力算出部12は、表示データ16に含まれるフレームの画素値と変換係数とを掛け合わせた値を積算し、消費電力17を算出する。
ステップS2において、輝度調整部13は、表示データ16が動画データであることを動画フラグ6が示すか否か判断する。
表示データ16が動画データでない場合、ステップS3Aにおいて、輝度調整部13は、消費電力17と減少関数とに基づいて、輝度調整倍率を算出する。
表示データ16が動画データの場合、ステップS3Bにおいて、輝度調整部13は、輝度調整倍率を、消費電力を抑制するための固定値とする。
ステップS4において、輝度調整部13は、輝度調整倍率に基づいて、表示データ16の輝度を調整し、表示データ16をそのまま表示する場合よりも消費電力を抑制する出力データ18を求める。
以上説明した本実施形態に係る表示装置1においては、動画データを表示する場合であっても揺らぎが生じることを防止することができ、表示品位の劣化を抑制しつつ、消費電力を抑制することができる。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態においては、フレームが赤画素、緑画素、青画素から構成される場合の例を説明している。
上記第1の実施形態においては、フレームが赤画素、緑画素、青画素から構成される場合の例を説明している。
しかしながら、フレームは、他の色画素を含むとしてもよい。
より具体的には、例えばフレームは、赤画素、緑画素、青画素、白画素から構成されてもよい。
この場合、上記のnフレームの消費電力Powernは、数式(6)に基づいて算出される。
Powern={ΣRIN(n)}×aR+{ΣGIN(n)}×aG+{ΣBIN(n)}×aB
+{ΣWIN(n)}×aW … (6)
ここで、nフレームに含まれる白画素の階調データをWIN(n)とする。aWは、白画素の階調データを消費電力に変換する係数である。
+{ΣWIN(n)}×aW … (6)
ここで、nフレームに含まれる白画素の階調データをWIN(n)とする。aWは、白画素の階調データを消費電力に変換する係数である。
表示データ16が動画像データの場合、出力データ18のn+1フレームに含まれる白画素の階調データWOUT(n+1)は、数式(7)に基づいて算出される。
WOUT(n+1)=Kn+1×WIN(n+1) … (7)
表示データ16が動画像データでない場合、輝度調整部13は、輝度を落として消費電力を抑制するために用いられるn+1フレームの輝度調整倍率Kn+1を固定する。そして、出力データ18のn+1フレームに含まれる白画素の階調データWOUT(n+1)は、固定のKn+1と上記の数式(7)と表示データ16のn+1フレームに含まれる白画素の階調データWIN(n+1)に基づいて算出される。
表示データ16が動画像データでない場合、輝度調整部13は、輝度を落として消費電力を抑制するために用いられるn+1フレームの輝度調整倍率Kn+1を固定する。そして、出力データ18のn+1フレームに含まれる白画素の階調データWOUT(n+1)は、固定のKn+1と上記の数式(7)と表示データ16のn+1フレームに含まれる白画素の階調データWIN(n+1)に基づいて算出される。
これにより、フレームに白画素が含まれる場合であっても、動画データ表示における揺らぎを防止することができ、表示品位の劣化を抑制しつつ、消費電力を抑制することができる。
(第3の実施形態)
本実施形態に係る表示装置は、表示される領域ごとに、輝度調整倍率を変化させる。
本実施形態に係る表示装置は、表示される領域ごとに、輝度調整倍率を変化させる。
本実施形態においては、表示データ5,16のフレームが動画領域と動画ではない非動画領域とを含む場合に、表示品位の劣化を抑制しつつ、消費電力を抑制する表示装置について説明する。なお、本実施形態では、非動画領域がテキスト領域である場合を例として説明するが、動画ではない非動画領域はテキスト領域ではない例えば静止画像領域など他の領域であってもよい。テキスト領域は、例えば、コメント欄などとして用いられる。
本実施形態においては、動画領域がWebページ内に1つの場合を例として説明するが、複数の動画領域がWebページ内にあるとしてもよい。
図6は、本実施形態に係る表示装置21の構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態において、プロセッサ22は、表示データ5の動画領域を抽出する。プロセッサ22は、表示データ5、動画領域の位置を示す動画位置データ(座標など)23をドライバ24のレシーバ25に送る。
レシーバ25は、動画位置データ23を、画質調整部26の電力制御部32に含まれる輝度調整部27に送る。
輝度調整部27は、動画位置データ23に基づいて、表示データ16のフレームに動画領域が含まれているか否か判断する。輝度調整部27は、フレームに動画領域が含まれる場合、フレームの動画領域に対して固定の輝度調整倍率を第1の定数に設定し、フレームの動画ではないテキスト領域に対して固定の輝度調整倍率を第2の定数に設定する。輝度調整部27は、フレームに動画領域が含まれない場合、消費電力算出部12によって算出された消費電力17と減少関数とに基づいて算出された輝度調整倍率を設定する。そして、輝度調整部27は、動画領域及びテキスト領域を含むフレーム、または、動画領域を含まないフレームに対して、設定された輝度調整倍率とフレームの画素値と画素位置に基づいて輝度調整を行い、出力データ28を生成し、出力データ28をガンマ変換部15に送る。
表示パネル4は、例えばブラウザで動画が埋め込まれたWebページを表示する。
図7は、動画領域29とテキスト領域30とを区別することなく輝度調整したWebページ31の表示状態の一例を示す図である。この図7では、時間によって消費電力が変化し、この消費電力に応じて輝度調整倍率も変化している。
Webページ31の動画領域29とテキスト領域30とを区別することなく、単純に表示データ16のフレームの消費電力から輝度調整倍率を求めた場合、動画領域29の輝度の変動に影響されて、テキスト領域30の輝度も調整され、本来背景であるテキスト領域30の明暗(輝度)が変化し、表示品位が劣化する場合がある。
図8は、動画領域29とテキスト領域30とを区別して輝度調整したWebページ31の表示状態の一例を示す図である。この図8では、消費電力が変化しても、動画領域29とテキスト領域30とのいずれにおいても輝度調整倍率が固定されている。
本実施形態においては、ドライバ24は、プロセッサ22から表示データ5とともに、動画位置データ23を受ける。
本実施形態においては、動画領域29とテキスト領域30とを含むWebページ31について、動画領域29用の固定の第1の輝度調整倍率を設定し、テキスト領域30用の固定の第2の輝度調整倍率を設定する。
ここで、動画領域29の左上点P1は、(x1,y1)であり、動画領域29の右下点P2は、(x2,y2)であるとする。
この場合、輝度調整部27は、以下のように、n+1フレームを変換し、出力データ28を生成する。ここでは、赤画素に関する輝度調整を説明するが、緑画素、青画素、白画素などの他の色の画素についても同様である。
ROUT(n+1)=Kn+1×RIN(n+1) (x1≦Rx≦x2、かつ、y1≦Ry≦y2の場合)
… (8)
ROUT(n+1)=Ln+1×RIN(n+1)
(Rx<x1、x2<Rx、Ry<y1、y2<Ryの場合) … (9)
ここで、Rxは赤画素のX座標であり、Ryは赤画素のY座標である。Kn+1は定数であり、Ln+1は定数である。例えば、Kn+1がLn+1より大きい場合、テキスト領域30の輝度を抑制して消費電力を抑制し、動画領域29の輝度はテキスト領域30ほどには抑制されない。このため、消費電力を抑制しつつ、動画領域29の表示品質の低下を抑制することができる。例えば、Kn+1がLn+1より小さい場合、変化の大きい動画領域29の輝度が変化の少ないテキスト領域30の輝度よりも抑制される。
… (8)
ROUT(n+1)=Ln+1×RIN(n+1)
(Rx<x1、x2<Rx、Ry<y1、y2<Ryの場合) … (9)
ここで、Rxは赤画素のX座標であり、Ryは赤画素のY座標である。Kn+1は定数であり、Ln+1は定数である。例えば、Kn+1がLn+1より大きい場合、テキスト領域30の輝度を抑制して消費電力を抑制し、動画領域29の輝度はテキスト領域30ほどには抑制されない。このため、消費電力を抑制しつつ、動画領域29の表示品質の低下を抑制することができる。例えば、Kn+1がLn+1より小さい場合、変化の大きい動画領域29の輝度が変化の少ないテキスト領域30の輝度よりも抑制される。
なお、Webページ31が動画領域29を含まない場合には、輝度調整倍率は、上記第1の実施形態と同様に、消費電力と減少関数とに基づいて、変化する。
以上説明した本実施形態においては、動画領域29とテキスト領域30とを含むWebページ31において、動画領域29とテキスト領域30とのそれぞれに適切な固定の輝度調整倍率が設定される。これにより、動画領域29の輝度の変動に影響されてテキスト領域30の輝度が調整されることがなく、本来背景であるテキスト領域30の明暗が変化することを抑制し、Web埋め込み動画の再生時の表示品位の劣化を防止することができる。
本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1,21…表示装置、2,22…プロセッサ、3,24…ドライバ、4…表示パネル、5,16…表示データ、6…動画フラグ、7,25…レシーバ、8,26…画質調整部、9…デジタル・アナログ変換器、10…画質改善部、12…消費電力算出部、13,27…輝度調整部、14,32…電力制御部、15…ガンマ変換部、17…消費電力、18,28…出力データ、19…デジタル信号、20…アナログ信号、23…動画位置データ、29…動画領域、30…テキスト領域、31…Webページ。
Claims (2)
- 表示データに基づいて、消費電力を算出する消費電力算出手段と、
前記表示データが動画データか否かを示す動画フラグに基づいて前記表示データが前記動画データか否かを判断し、前記表示データが前記動画データの場合に、輝度調整倍率を固定値とし、前記表示データが前記動画データではない場合に、前記消費電力算出手段によって算出された前記消費電力と減少関数とに基づいて前記輝度調整倍率を算出し、前記表示データと前記輝度調整倍率とに基づいて輝度調整された出力データを算出する輝度調整手段と、
前記輝度調整手段によって算出された前記出力データを表示する表示パネルと、
を具備することを特徴とする表示装置。 - 表示データに基づいて、消費電力を算出する消費電力算出手段と、
前記表示データのフレームに含まれる動画領域を示す動画位置データに基づいて、前記表示データの前記フレームに前記動画領域が含まれるか否か判断し、前記フレームに前記動画領域が含まれる場合、前記動画領域に用いられる第1の輝度調整倍率を第1の固定値で設定し、前記フレームの前記動画領域ではない非動画領域に用いられる第2の輝度調整倍率を第2の固定値で設定し、前記フレームに前記動画領域が含まれない場合、前記消費電力算出手段によって算出された前記消費電力と減少関数とに基づいて算出された第3の輝度調整倍率を設定し、前記第1乃至第3の輝度調整倍率のうちの設定された少なくとも一つの輝度調整倍率と、前記動画領域と前記非動画領域の判断結果とに基づいて、前記フレームを輝度調整した出力データを算出する輝度調整手段と、
前記輝度調整手段によって算出された前記出力データを表示する表示パネルと、
を具備することを特徴とする表示装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013221112A JP2015082074A (ja) | 2013-10-24 | 2013-10-24 | 表示装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10475367B2 (en) | 2017-09-07 | 2019-11-12 | Japan Display Inc. | Display device |
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2013
- 2013-10-24 JP JP2013221112A patent/JP2015082074A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10475367B2 (en) | 2017-09-07 | 2019-11-12 | Japan Display Inc. | Display device |
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