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JP2015076714A - 携帯端末装置、報知制御方法およびプログラム - Google Patents

携帯端末装置、報知制御方法およびプログラム Download PDF

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JP2015076714A
JP2015076714A JP2013211447A JP2013211447A JP2015076714A JP 2015076714 A JP2015076714 A JP 2015076714A JP 2013211447 A JP2013211447 A JP 2013211447A JP 2013211447 A JP2013211447 A JP 2013211447A JP 2015076714 A JP2015076714 A JP 2015076714A
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Hitoshi Tsuchiya
等 土屋
孝則 三浦
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孝則 三浦
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Abstract

【課題】歩きながらの携帯端末装置の使用に起因する不慮の事故の発生を防止する。【解決手段】携帯電話機1は、携帯電話機1の現在位置を検出する位置検出部20と、駅の位置データを保持する第1記憶部12aと、撮影動作を行う撮影部21と、ホームの端に配される安全ラインの認識に用いられる照合用データを保持する第2記憶部12bと、撮影された撮影画像から安全ラインの画像を認識する画像認識部32と、携帯電話機1を持ったユーザが歩行中であることを検出する加速度検出部22および歩行認定部31と、画像出力部13と、現在位置が駅であるか否かの判定、撮影画像から安全ラインの画像が認識されたか否かの判定および携帯電話機1を持ったユーザが歩行中であるか否かの判定を行う判定部33と、判定部33による前記判定結果に基づいて、画像出力部13に注意喚起画面104を表示させる報知制御部34と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレットPC(Tablet PC)等の携帯端末装置に関する。また、本発明は、かかる携帯端末装置に用いて好適な報知制御方法およびプログラムに関する。
従来、ユーザは、携帯電話機等の携帯端末装置を歩きながら使用する場合がある。このような歩きながらの使用は、周囲に対するユーザの注意力を散漫にするため、交通事故、駅のホームからの転落等の不慮の事故を招く虞がある。
そこで、携帯端末装置の取扱説明書には、歩きながらの携帯端末装置の使用(ゲーム、音楽再生、テレビ視聴など)を控えさせるための記載がなされている。
このような、取扱説明書での注意喚起に加え、他の方法を用いて、歩きながらの使用による不慮の事故の発生を一層防止することができれば、より望ましい。
なお、従来、以下のような転落事故検出・通報システムが考えられている。このシステムでは、プラットホーム下に信号(S1)を発信する信号発生装置が設けられる。プラットホームから人が転落すると、転落した人が所持する携帯端末が信号発生装置からの信号(S1)を受信し、携帯端末から信号(S2)が転落検出装置へ送信される。転落検出装置は、信号(S2)を受信すると、転落事故検出用監視・通報装置に転落事故を通報する(特許文献1参照)。
特開2007−126120号公報
上記転落事故検出・通報システムでは、プラットホームからの転落を未然に防止することが難しい。
本発明は、歩きながらの携帯端末装置の使用に起因する不慮の事故の発生を防止することを目的とする。
本発明の第1の態様は、携帯端末装置に関する。本態様に係る携帯端末装置は、前記携帯端末装置の現在位置を検出する位置検出部と、特定の場所の位置データを保持する第1保持部と、撮影動作を行う撮影部と、特定の画像の認識に用いられる照合用データを保持する第2保持部と、前記撮影部により撮影された撮影画像から前記特定の画像を認識する画像認識部と、前記携帯端末装置を持ったユーザが歩行中であることを検出する歩行検出部と、報知動作を行う報知部と、前記現在位置が前記特定の場所であるか否かの判定、前記撮影画像から前記特定の画像が認識されたか否かの判定および前記携帯端末装置を持ったユーザが歩行中であるか否かの判定を行う判定部と、前記判定部による前記判定結果に基づいて、前記報知部に前記報知動作を行わせる報知制御部と、を備える。
本態様に係る携帯端末装置において、前記特定の場所は、駅を含み得る。さらに、前記
特定の画像は、駅のホームの端に配された安全ラインの画像を含み得る。この場合、前記報知制御部は、前記判定部により、前記現在位置が前記駅であると判定され、前記撮影画像から前記安全ラインの画像が認識されたと判定され、且つ、前記携帯端末装置を持ったユーザが歩行中であると判定された場合に、前記報知部に前記報知動作を行わせるような構成とされ得る。
このような構成とされた場合、前記現在位置が示す駅の時刻表データを保持する第3保持部と、時刻を計測する計時部と、をさらに備えるような構成とされ得る。この場合、前記報知制御部は、前記報知動作が行われる時刻が電車の到着時刻に近くない場合は、前記報知部に第1報知動作を行わせ、前記報知動作が行われる時刻が前記到着時刻に近い場合は、前記報知部に前記第1報知動作より報知効果の高い第2報知動作を行わせる。
本態様に係る携帯端末装置において、前記特定の場所は、交通信号機の周辺を含み得る。さらに、前記特定の画像は、横断歩道の画像を含み得る。この場合、前記報知制御部は、前記判定部により、前記現在位置が前記交通信号機の周辺であると判定され、前記撮影画像から前記横断歩道の画像が認識されたと判定され、前記携帯端末装置を持ったユーザが歩行中であると判定された場合に、前記報知部に報知動作を行わせるような構成とされ得る。
本態様に係る携帯端末装置において、前記報知制御部は、前記携帯端末装置が、当該携帯端末装置に対する入力操作を制限するキーロック状態にある場合には、前記判定結果に基づく前記報知動作の実行を行わないような構成とされ得る。
本態様に係る携帯端末装置において、前記報知部は、画像出力部を含むような構成とされ得る。この場合、前記報知制御部は、ユーザに注意喚起を行うための画像を前記画像出力部に表示させる。
上記のように、前記報知動作が行われる時刻が電車の到着時刻に近いか否かの判定に基づいて、前記第1報知動作または前記第2報知動作が行われる構成とされた場合、前記報知部は、画像出力部および音出力部を含むような構成とされ得る。この場合、前記報知制御部は、前記第1報知動作として、ユーザに注意喚起を行うための画像を前記画像出力部に表示させ、前記第2報知動作として、前記注意喚起を行うための画像を前記画像出力部に表示させるとともにユーザに注意喚起を行うための音を前記音出力部に出力させる。
本発明の第2の態様は、携帯端末装置の報知制御方法に関する。本態様に係る報知制御方法は、前記携帯端末装置の現在位置が特定の場所であるか否かの判定、前記携帯端末装置の撮影部により撮影された撮影画像から特定の画像が認識されたか否かの判定および前記携帯端末装置を持ったユーザが歩行中であるか否かの判定を行う判定ステップと、前記判定ステップでの前記判定結果に基づいて、前記携帯端末装置の報知部に報知動作を行わせる報知ステップと、を含む。
本発明の第3の態様は、携帯端末装置に適用されるプログラムに関する。本態様に係るプログラムは、携帯端末装置のコンピュータに、前記携帯端末装置の現在位置が特定の場所であるか否かの判定、前記携帯端末装置の撮影部により撮影された撮影画像から特定の画像が認識されたか否かの判定および前記携帯端末装置を持ったユーザが歩行中であるか否かの判定を行う判定機能と、前記判定機能による前記判定結果に基づいて、前記携帯端末装置の報知部に報知動作を行わせる報知機能と、を付与する。
本発明によれば、歩きながらの携帯端末装置の使用に起因する不慮の事故の発生を防止
できる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明によりさらに明らかとなろう。ただし、以下の実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
実施の形態に係る、携帯電話機の構成を示す図である。 実施の形態に係る、携帯電話機の全体構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る、ホーム画面が表示されたディスプレイを示す図である。 実施例1に係る、注意喚起制御処理を示すフローチャートである。 実施例1に係る、点字ブロックを含む撮影画像を示す図および注意喚起画面が表示されたディスプレイを示す図である。 実施例1の変更例に係る、記憶部の構成を示す図および注意喚起制御処理を示すフローチャートである。 実施例2に係る、注意喚起制御処理を示すフローチャートである。 実施例2に係る、横断歩道を含む撮影画像を示す図および注意喚起画面が表示されたディスプレイを示す図である。 その他の変更例に係る、注意喚起制御処理を示すフローチャートである。 その他の変更例に係る、注意喚起制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
<携帯電話機の構成>
図1(a)、(b)および(c)は、それぞれ、携帯電話機1の正面図、背面図および右側面図である。以下、説明の便宜上、図1(a)〜(c)に示すように、キャビネット2の長手方向を上下方向と定義し、キャビネット2の短手方向を左右方向と定義する。さらに、これら上下方向および左右方向に垂直な方向を前後方向と定義する。
図1に示されるように、携帯電話機1は、キャビネット2と、ディスプレイ3と、タッチパネル4と、マイクロフォン5と、通話スピーカ6と、外部スピーカ7と、カメラ8とを含む。
キャビネット2は、正面から見て、ほぼ長方形の輪郭を有する。キャビネット2の正面側に、ディスプレイ3が配されている。ディスプレイ3には、各種の画像(画面)が表示される。ディスプレイ3は、たとえば、液晶ディスプレイである。ディスプレイ3は、有機ELディスプレイ等、他の種類のディスプレイであってもよい。さらに、ディスプレイ3を覆うように、タッチパネル4が配置されている。タッチパネル4は、透明なシート状に形成されている。タッチパネル4として、静電容量式、超音波式、感圧式、抵抗膜式、光検知式等、各種方式のタッチパネルが用いられ得る。
キャビネット2の内部には、下端部にマイクロフォン5が配されている。また、キャビネット2の内部には、上端部に通話スピーカ6が配されている。マイクロフォン5は、キャビネット2の正面に形成されたマイク孔5aを通過した音声を受け付ける。マイクロフォン5は、入力された音に応じた電気信号を生成する。通話スピーカ6は、音を出力する。出力された音は、キャビネット2の正面に形成された出力孔6aを通過してキャビネット2の外に放出される。通話の際には、通信先の機器(携帯電話機等)から受信された受話音声が通話スピーカ6から出力され、ユーザが発した発話音声がマイクロフォン5に入力される。なお、音は、音声、報知音等、様々な音を含む。
キャビネット2の内部には、外部スピーカ7が配されている。キャビネット2の背面には、外部スピーカ7と対向する領域に出力孔7aが形成されている。外部スピーカ7から出力された音は、出力孔7aを通過してキャビネット2の外に放出される。
キャビネット2の上部には、背面側にカメラ8が配されている。カメラ8は、CCD、CMOSセンサ等の撮像素子を含み、被写体を撮影する。
図2は、携帯電話機1の全体構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、携帯電話機1は、制御部11と、記憶部12と、画像出力部13と、タッチ検出部14と、音声入力部15と、音声出力部16と、音声処理部17と、キー入力部18と、通信部19と、位置検出部20と、撮影部21と、加速度検出部22と、計時部23を含む。
記憶部12は、ROM、RAM、外部メモリを含む。記憶部12には、各種のプログラムが記憶されている。記憶部12に記憶されるプログラムは、携帯電話機1の各部を制御するための制御プログラムの他、各種アプリケーションプログラム(以下、単に「アプリケーション」と称する)、たとえば、電話、メッセージ、ウェブブラウザ、地図、ゲーム、スケジュール管理、等のアプリケーションを含む。さらに、記憶部12に記憶されるプログラムは、後述する、注意喚起制御処理を実行するためのプログラムを含む。プログラムは、メーカによって携帯電話機1の製造時に記憶部12に記憶される他、通信網やメモリカード、CD−ROM等の記憶媒体を介して記憶部12に記憶される。
記憶部12には、プログラムの実行の際、一時的に利用または生成されるデータを記憶するワーキング領域も含まれる。
制御部11は、CPUを含む。制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムに従って、携帯電話機1を構成する各部(記憶部12、画像出力部13、タッチ検出部14、音声入力部15、音声出力部16、音声処理部17、キー入力部18、通信部19、位置検出部20、撮影部21、加速度検出部22、計時部23等)を制御する。
画像出力部13は、図1に示すディスプレイ3を含む。画像出力部13は、制御部11からの制御信号と画像信号に基づき、ディスプレイ3に画像(画面)を表示する。また、画像出力部13は、制御部11からの制御信号に応じて、ディスプレイ3の点灯、消灯および輝度の調整を行う。
タッチ検出部14は、図1に示すタッチパネル4を含み、タッチパネル4に対するタッチ操作を検出する。より具体的には、タッチ検出部14は、タッチパネル4に対する、ユーザの指などの接触対象が接触する位置(以下、「タッチ位置」と称する)を検出する。タッチ検出部14は、検出したタッチ位置に基づいて生成された位置信号を制御部11へ出力する。タッチパネル4に対するタッチ操作は、ディスプレイ3に表示される画面やオブジェクトを対象として行われるものであり、ディスプレイ3に対するタッチ操作である、と言い換えることができる。
なお、タッチ検出部14は、ユーザの指がディスプレイ3、すなわち、タッチパネル4に近接したときに、指が近接した位置をタッチ位置として検出する構成であってもよい。たとえば、タッチ検出部14のタッチパネル4が、静電容量式である場合、指がタッチパネル4に近接したときに静電容量の変化が検出閾値を超えるように、その感度が調整される。また、タッチパネル4を含むキャビネット2の正面が、ガラス等で構成される透明な
カバーで覆われる場合、タッチパネル4へ触れようとする指はタッチパネル4でなくカバーに接触する。この場合、タッチパネル4は、指がカバーに接触したとき、あるいはカバーに近接したときにタッチ位置を検出する。
ユーザは、タッチパネル4が設けられることにより、タッチパネル4に指を触れるあるいは近接させることにより、ディスプレイ3に対し様々なタッチ操作を行うことができる。タッチ操作は、たとえば、タップ操作、フリック操作、スライド操作等を含む。タップ操作とは、ユーザがタッチパネル4に指を接触あるいは近接させた後、短時間のうちに指をタッチパネル4から離す操作である。フリック操作とは、ユーザがタッチパネル4に指を接触あるいは近接させた後、タッチパネル4を指で任意の方向に弾くあるいは掃う操作である。スライド操作とは、ユーザがタッチパネル4に指を接触あるいは近接させたまま、任意の方向へ指を移動させる操作である。
たとえば、タッチ検出部14がタッチ位置を検出した場合に、タッチ位置が検出されてから予め定められた第1時間以内にタッチ位置が検出されなくなると、制御部11は、タッチ操作をタップ操作と判定する。タッチ位置が検出されてから予め定められた第2時間以内に予め定められた第1距離以上タッチ位置が移動した後、タッチ位置が検出されなくなった場合、制御部11は、タッチ操作をフリック操作と判定する。タッチ位置が検出された後、予め定めた第2距離以上タッチ位置が移動すると、制御部11は、タッチ操作をスライド操作と判定する。
音声入力部15は、マイクロフォン5を含む。音声入力部15は、マイクロフォン5からの電気信号を音声処理部17へ出力する。
音声出力部16は、通話スピーカ6および外部スピーカ7を含む。音声出力部16には、音声処理部17からの電気信号が入力される。音声出力部16は、通話スピーカ6または外部スピーカ7から音を出力させる。
音声処理部17は、音声入力部15からの電気信号にA/D変換等を施し、変換後のデジタルの音声信号を制御部11へ出力する。音声処理部17は、制御部11からのデジタルの音声信号にデコード処理およびD/A変換等を施し、変換後の電気信号を音声出力部16に出力する。
キー入力部18は、少なくとも1つ以上のハードキーを含む。たとえば、キー入力部18は、携帯電話機1に電源を投入するための電源キー等を含む。キー入力部18は、押下されたハードキーに対応する信号を制御部11に出力する。
通信部19は、通話や通信を行うため、信号を変換するための回路、電波を送受信するアンテナ等を含む。通信部19は、制御部11から入力される通話や通信のための信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を、アンテナを介して基地局や他の通信装置等の通信先へ送信する。さらに、通信部19は、アンテナを介して受信した無線信号を制御部11が利用できる形式の信号へ変換し、変換された信号を制御部11へ出力する。
位置検出部20は、GPSセンサを含む。GPSセンサは、上空にある複数のGPS衛星からの信号に基づいて、経度、緯度等の地理的な現在位置を測位する。位置検出部20は、GPSセンサが計測した現在位置の位置情報、即ちGPS情報を制御部11に出力する。
撮影部21は、図1(b)に示すカメラ8を含む。撮影部21は、カメラ8により撮影された画像の画像データに各種の画像処理を施し、画像処理後の画像データを制御部11
に出力する。
加速度検出部22は、3軸加速度センサを含む。3軸加速度センサは、図1の前後方向、上下方向および左右方向の3方向に生じる加速度を検出する。加速度検出部22は、3軸加速度センサが検出した加速度に応じた加速度信号を制御部11に出力する。なお、携帯電話機1が静止状態にあるときには、携帯電話機1に加わる重力加速度が3軸加速度センサにより検出される。
計時部23は、時刻を計測して制御部11に出力する。
図3は、ホーム画面101が表示されたディスプレイ3を示す図である。
携帯電話機1では、種々の画面がディスプレイ3に表示され、画面上においてユーザにより種々のタッチ操作がなされる。たとえば、初期画面として、ホーム画面101がディスプレイ3に表示される。図3に示すように、ホーム画面101は、各種のアプリケーションを起動するための起動用アイコン101aを含む。起動用アイコン101aには、たとえば、電話アイコン101b、カメラアイコン101c、メールアイコン101d等が含まれる。
ディスプレイ3には、ホーム画面101、通知バー102および操作キー群103が表示される。通知バー102は、ディスプレイ3に表示されたホーム画面101の上方に表示される。通知バー102は、現在時刻、バッテリー残量を示す残量メータ、電波の強度を示す強度メータ等を含む。操作キー群103は、ホーム画面101の下方に表示される。操作キー群103は、設定キー103a、ホームキー103b、およびバックキー103cから構成されている。設定キー103aは、主に、各種設定を行う設定画面をディスプレイ3に表示させるためのキーである。ホームキー103bは、主に、ディスプレイ3の表示を他の画面からホーム画面101に移行させるためのキーである。バックキー103cは、主に、実行された処理を1ステップ前の処理に戻すためのキーである。
各種アプリケーションを利用する場合、ユーザは、利用するアプリケーションに対応する起動用アイコン101aに対してタップ操作を行う。アプリケーションが起動されて、アプリケーションに基づく実行画面が表示される。なお、実行されたアプリケーションの実行画面が表示されても、あるいは、アプリケーションの進行に伴って実行画面が遷移しても、通知バー102および操作キー群103は、ディスプレイ3に表示され続ける。
さて、ユーザは、歩きながら携帯電話機1を使用する場合がある。このような歩きながらの使用は、周囲に対するユーザの注意力を散漫にするため、交通事故、駅のホームからの転落等の不慮の事故を招く虞がある。
そこで、本実施の形態の携帯電話機1では、駅のホーム、横断歩道等、不慮の事故の危険性を伴う場所での歩きながらの携帯電話機1の使用が回避されるように、ユーザに注意喚起を行う注意喚起モードが備えられている。所定の設定操作により、注意喚起モードに設定されると、制御部11により、注意喚起制御処理が実行される。
図2に戻り、記憶部12は、第1記憶部12aおよび第2記憶部12bを含む。第1記憶部12aには、位置検出部20により検出された現在位置を含む所定範囲の地図データが記憶される。制御部11は、所定範囲の地図データを、通信部19を介して、地図データを配信するサーバから取得し、第1記憶部12aに保存する。携帯電話機1が移動することにより、現在位置が取得した地図データから外れかけると、制御部11は、新たな地図データを取得する。取得された地図データは、不慮の事故の危険性を伴う特定の場所の
位置データを含む。後述される実施例1では、駅が特定の場所とされ、実施例2では、交通信号機の周辺が特定の場所とされる。
第2記憶部12bには、撮影部21により撮影された画像から特定の画像を認識するために用いられる照合用データが記憶される。照合用データは、色、形等、特定の画像の特徴点を示すデータである。実施例1では、ホームの端に配された安全ラインである点字ブロックの画像が特定の画像とされる。この場合、たとえば、点字ブロックの特徴である黄色や、四角形でマトリクス状に配された突起を表面に有する形状が特徴点を示すデータとして第2記憶部12bに記憶される。実施例2では、横断歩道の画像が特定の画像とされる。この場合、たとえば、横断歩道の特徴である一定の間隔で並ぶ横方向の白色のラインが特徴点を示すデータとして第2記憶部12bに記憶される。
制御部11は、歩行認定部31、画像認識部32、判定部33および報知制御部34を含む。歩行認定部31、画像認識部32、判定部33および報知制御部34は、制御部11によって実行されるプログラムの機能として実現される。
歩行認定部31は、加速度検出部22とともに、本発明の歩行検出部を構成する。ユーザは携帯電話機1を持ったまま歩行した場合、歩行中、携帯電話機1は揺れやすい。携帯電話機1が揺れる度に、加速度検出部22により加速度が検出される。加速度が所定以上の頻度で所定時間以上検出されると、歩行認定部31は、携帯電話機1を持ったユーザが歩行中であると認定する。
画像認識部32は、照合用データとのマッチングを行うことにより、撮影部21による撮影画像中に特定の画像(点字ブロックの画像、横断歩道の画像)に一致する画像が含まれていれば、撮影画像から特定の画像を認識する。
判定部33は、後述する注意喚起制御処理において、現在位置が特定の場所であるか否の判定、撮影画像から特定の画像が認識されたか否かの判定および携帯電話機1を持ったユーザが歩行中であるか否かの判定を行う。
報知制御部34は、判定部33による上記の3つの判定結果に基づいて、報知部である画像出力部13に報知動作、すなわちユーザに注意喚起を行う画像(注意喚起画面104、105)の表示を行わせる。
<実施例1>
図4は、実施例1に係る、注意喚起制御処理を示すフローチャートである。本実施例では、駅のホームにおいて、ユーザが歩行中に点字ブロックが撮影されると、ユーザに注意喚起を行う注意喚起画面104がディスプレイ3に表示される。注意喚起モードに設定されている場合、携帯電話機1が動作している間、注意喚起制御処理が繰り返し実行される。
注意喚起制御処理が開始されると、制御部11は、携帯電話機1が、キーロック機能が解除された状態にあるか否かを判定する(S101)。
携帯電話機1に対する入力操作、すなわち、ディスプレイ3に対するタッチ操作が所定時間行われない場合に、キーロック機能が設定される。キーロック機能が設定されると、ディスプレイ3が消灯され、ディスプレイ3に対するタッチ操作やハードキーに対するキー操作の受け付けが制限される。たとえば、キーロック機能を解除するための解除操作以外の操作の受け付けが無効とされる。解除操作によりキーロック機能が解除されると、ホーム画面101やキーロック機能が設定される直前に表示されていた画面がディスプレイ
3に表示されるとともに、タッチ操作やキー操作の受け付けの制限が解除される。
ユーザは、携帯電話機1を使用する場合に、キーロック機能を解除する。また、ユーザが、携帯電話機1の使用をやめると、やがてキーロック機能が設定される。よって、キーロック機能が解除された状態にあるときには、ユーザにより携帯電話機1が使用されている状態にあると看做すことができる。
キーロック機能が解除された状態にあれば(S101:YES)、制御部11は、GPSセンサを作動させて携帯電話機1の現在位置の検出を開始する(S102)。制御部11(判定部33)は、携帯電話機1の現在位置が駅であるか否かを判定する(S103)。現在位置の位置データが、第1記憶部12aに記憶された地図データに含まれる、駅を示す位置データに一致しなければ、制御部11は、現在位置が駅でないと判定し(S103:NO)、携帯電話機1にキーロック機能が設定されたか否かを判定する(S104)。現在位置が駅とならないまま、携帯電話機1の使用が停止され、キーロック機能が設定されると(S104:YES)、制御部11は、GPSセンサを停止させる(S105)。注意喚起制御処理が一旦終了され、再度、最初から開始される。
一方、現在位置の位置データが、駅を示す位置データに一致すると、制御部11は、現在位置が駅であると判定し(S103:YES)、カメラ8を起動して画像認識部32による画像認識を開始する(S106)。
制御部11(判定部33)は、画像認識部32により撮影画像の中から点字ブロックが認識されたか否かを判定する(S107)。
点字ブロックが認識されない間(S107:NO)、制御部11は、現在位置が駅から外れたか否か、およびキーロック機能が設定されたか否か判定する(S108、S109)。たとえば、ユーザがホームに向かわずに駅から離れれば、点字ブロックが認識されないまま、現在位置が駅から外れたと判定される(S108:YES)。制御部11は、画像認識を終了してカメラ8を停止する(S110)。制御部11は、ステップS103の処理に戻って、再び、現在位置が駅か否かの判定を開始する。たとえば、ユーザがホームに至ったときに携帯電話機1の使用を停止すれば、点字ブロックが認識されないまま、キーロックが設定されたと判定される(S109:YES)。制御部11は、画像認識を終了し、カメラ8およびGPSセンサを停止する(S111)。注意喚起制御処理が一旦終了され、再度、最初から開始される。
図5(a)は、撮影部21により撮影された、点字ブロックを含む撮影画像を示す図である。ユーザが、携帯電話機1を使用しているときには、携帯電話機1は、キャビネット2の正面が上を向き背面が下を向く状態となるため、背面側に設けられたカメラ8は下に向けられる。よって、ユーザが、ホームの端を歩行すると、図5(a)に示すような、点字ブロックを含む画像が撮影部21により撮影され、画像認識部32により点字ブロックが認識される。
制御部11(判定部33)は、点字ブロックが認識された判定すると(S107:YES)、ユーザが歩行中であるか否か判定する(S112)。ユーザが歩行中であれば(S112:YES)、制御部11(報知制御部34)は、画像出力部13を動作させ、ディスプレイ3に注意喚起画面104を表示する(S113)。
図5(b)は、注意喚起画面104が表示されたディスプレイ3を示す図である。注意喚起画面104は、ユーザがホームから転落しないように、ユーザに注意喚起する画面であり、注意を促す文章を含む。注意喚起画面104は、ディスプレイ3に表示されている
ホーム画面101等の実行画面に重なるようにして表示される。
制御部11は、ユーザの歩行が停止されたか否か、およびキーロック機能が設定されたか否かを判定する(S114、S115)。注意喚起画面104による注意喚起によりユーザが歩行を停止すると(S114:YES)、制御部11は、注意喚起画面104を消去し(S116)、ステップS107の処理に戻って、再び、点字ブロックが認識された否かの判定を開始する。一方、キーロック機能が設定された場合(S115:YES)、制御部11は、注意喚起画面104を消去した後(S117)、画像認識を終了し、カメラ8およびGPSセンサを停止して(S111)、注意喚起制御処理を終了する。
なお、ユーザの歩行が停止された後に、歩行が再開されないまま、キーロック機能が設定されると(S112:NO、S109:YES)、制御部11は、画像認識を終了し、カメラ8およびGPSセンサを停止して(S111)、注意喚起制御処理を終了する。
<実施例1の効果>
本実施例によれば、ユーザが、携帯電話機1を使用しながら駅のホームの端を歩行する場合に、ユーザに注意喚起がなされる。よって、ユーザが誤ってホームから転落するのを防止することができる。
さらに、本実施例によれば、キーロック機能が設定されている場合、すなわち、ユーザが携帯電話機1を使用していないと看做される場合には、GPSセンサやカメラ8が作動されず、注意喚起が行われない。よって、携帯電話機1の電力の浪費を防止できる。
<実施例1の変更例>
本変更例では、注意喚起がなされるときの現在時刻が電車の到着時刻に近い否かが判定され、現在時刻が到着時刻に近い場合には、近くない場合に比べて報知効果の高い報知動作が行われる。報知効果を高くするため、本変更例では、画像の表示と音の出力という、異なる複数の方式による報知が行われる。
図6(a)は、実施例1の変更例に係る、記憶部12の構成を示す図である。記憶部12は、第1記憶部12aおよび第2記憶部12bに加えて、第3記憶部12cを含む。第3記憶部12cには、現在位置が示す駅における、電車の時刻表データが記憶される。
図6(b)は、実施例1の変更例に係る、注意喚起制御処理を示すフローチャートである。図6(b)の注意喚起制御処理では、図4の注意喚起制御処理に対して、ステップS121ないしステップS123の処理が追加される。なお、図6(b)のフローチャートでは、ステップS108からステップS111の処理の記載が省略されている。
本変更例では、現在位置が駅であるとの判定に基づき、カメラ8が作動され、画像認識が開始されると、制御部11は、現在位置が示す駅の電車の時刻表データを、当該時刻表データを配信するサーバから取得し、第3記憶部12cに保存する(S121)。そして、制御部11は、点字ブロックが認識された後(S107:YES)、歩行中であると判定されると(S112:YES)、第3記憶部12cに記憶された時刻表データを参照して、現在時刻が電車の到着時刻に近いか否かを判定する(S122)。制御部11は、現在時刻が、到着時刻の所定時間前(たとえば1分前)から到着時刻の間の時刻である場合に、到着時刻に近いと判定する。
現在時刻が到着時刻に近くない場合(S122:NO)、制御部11(報知制御部34)は、注意喚起画面104をディスプレイ3に表示する。一方、現在時刻が到着時刻に近い場合(S122:YES)、制御部11(報知制御部34)は、注意喚起画面104を
ディスプレイ3に表示するとともに、音声出力部16を作動させ、外部スピーカ7から所定の警報音を出力させる(S123)。警報音は、ステップS116またはS117において、注意喚起画面104が消去される際に停止される。
本変更例の構成によれば、電車の到着時刻が近い場合にユーザに強く注意喚起を行うことができる。
<実施例2>
図7は、実施例2に係る、注意喚起制御処理を示すフローチャートである。本実施例では、交通信号機の周辺において、ユーザが歩行中に横断歩道が撮影されると、ユーザに注意喚起を行う注意喚起画面105がディスプレイ3に表示される。
キーロック機能が解除された状態にある場合(S201:YES)、制御部11は、GPSセンサを作動させて携帯電話機1の現在位置の検出を開始する(S202)。制御部11(判定部33)は、携帯電話機1の現在位置が交通信号機の周辺であるか否かを判定する(S203)。現在位置の位置データが、第1記憶部12aに記憶された地図データに含まれる、交通信号機の設置位置を示す位置データから所定範囲内(たとえば、半径数メートルから数十メートルの範囲内)にある場合、制御部11は、現在位置が交通信号機の周辺であると判定する。
現在位置が交通信号機の周辺でなく(S203:NO)、さらに、現在位置が交通信号機の周辺とならないまま、キーロック機能が設定されると(S204:YES)、制御部11は、GPSセンサを停止させる(S205)。注意喚起制御処理が一旦終了され、再度、最初から開始される。
一方、現在位置が交通信号機の周辺であれば(S203:YES)、制御部11は、カメラ8を起動して画像認識部32による画像認識を開始する(S206)。
制御部11(判定部33)は、画像認識部32により撮影画像の中から横断歩道が認識されたか否かを判定する(S207)。
横断歩道が認識されない間(S207:NO)、制御部11は、現在位置が交通信号機の周辺から外れたか否か、およびキーロック機能が設定されたか否か判定する(S208、S209)。たとえば、ユーザが横断歩道に向かわずに交通信号機の周辺から離れれば、横断歩道が認識されないまま、現在位置が駅から外れたと判定される(S208:YES)。制御部11は、画像認識を終了してカメラ8を停止する(S210)。制御部11は、ステップS203の処理に戻って、再び、現在位置が交通信号機の周辺か否かの判定を開始する。たとえば、ユーザが交通信号機の周辺に至ったときに携帯電話機1の使用を停止すれば、横断歩道が認識されないまま、キーロックが設定されたと判定される(S209:YES)。制御部11は、画像認識を終了し、カメラ8およびGPSセンサを停止する(S211)。注意喚起制御処理が一旦終了され、再度、最初から開始される。
図8(a)は、撮影部21により撮影された、横断歩道を含む撮影画像を示す図である。ユーザが、携帯電話機1を使用しているときには、キャビネット2の背面側に設けられたカメラ8は下に向けられる。よって、ユーザが、横断歩道を歩行すると、図8(a)に示すような、横断歩道を含む画像が撮影部21により撮影され、画像認識部32により横断歩道が認識される。
制御部11(判定部33)は、横断歩道が認識された判定すると(S207:YES)、ユーザが歩行中であるか否か判定する(S212)。制御部11(報知制御部34)は
、ユーザが歩行中であれば(S212:YES)、ディスプレイ3に注意喚起画面105を表示する(S213)。
図8(b)は、注意喚起画面105が表示されたディスプレイ3を示す図である。注意喚起画面105は、ユーザが車などに注意しながら横断歩道を渡るように、ユーザに注意喚起する画面であり、注意を促す文章を含む。注意喚起画面105は、ディスプレイ3に表示されている実行画面に重なるようにして表示される。
制御部11は、画像認識部32が横断歩道を認識中であるか否か、およびキーロック機能が設定されたか否かを判定する(S214、S215)。ユーザが横断歩道を渡り切り、横断歩道が認識されなくなると(S214:NO)、制御部11は、注意喚起画面105を消去し(S216)、ステップS207の処理に戻って、再び、横断歩道が認識された否かの判定を開始する。一方、キーロック機能が設定された場合(S215:YES)、制御部11は、注意喚起画面105を消去した後(S217)、画像認識を終了し、カメラ8およびGPSセンサを停止して(S211)、注意喚起制御処理を終了する。
<実施例2の効果>
本実施例によれば、ユーザが、携帯電話機1を使用しながら横断歩道を歩行する場合に、ユーザに注意喚起がなされる。よって、ユーザは周囲の車などに注意しながら横断歩道を渡ることができる。
さらに、本実施例によれば、キーロック機能が設定されている場合、すなわち、ユーザが携帯電話機1を使用していないと看做される場合には、GPSセンサやカメラ8が作動されず、注意喚起が行われない。よって、携帯電話機1の電力の浪費を防止できる。
<その他の変更例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態等によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
たとえば、本発明の特定の場所は、上記実施例1の駅や上記実施例2の交通信号機の周辺に限られるものでなく、歩きながら携帯電話機1が使用された場合に不慮の事故の危険性を伴う場所であれば、他の場所でも良い。また、本発明の特定の画像は、上記実施例1の点字ブロックや上記実施例2の横断歩道に限られるものではなく、危険性を伴う場所を認識できる対象の画像であれば、他の画像でも良い。
さらに、上記実施例1では、点字ブロックが安全ラインとして画像認識部32に認識される。しかしながら、点字ブロックに加えて、あるいは、点字ブロックに替えて、白線が安全ラインとして画像認識部32に認識されても良い。
さらに、上記実施例1では、ユーザの歩行が停止された場合に、注意喚起画面104が消去される。同様に、上記実施例2では、横断歩道が認識されなくなると、注意喚起画面105が消去される。しかしながら、所定の停止操作がなされたときに、注意喚起画面104、105が消去されてもよい。あるいは、注意喚起画面104、105の表示開始から所定時間が経過したときに、注意喚起画面104、105が消去されても良い。
さらに、上記実施例1および上記実施例2では、携帯電話機1が、キーロック状態が解除された状態、すなわち、携帯電話機1が使用されていると看做される状態にある場合に、ステップS102(S202)以下の注意喚起のための制御処理が実行される。しかしながら、携帯電話機1が使用状態であるか否かに係わらず、注意喚起のための制御処理が
実行されても良い。
図9には、ユーザによる開始操作に基づいて、注意喚起のための制御処理が実行される注意喚起制御処理のフローチャートが示されている。図9の例では、制御部11は、予め定められた開始操作がなされると(S131:YES)、GPSセンサを作動する(S102)。また、制御部11は、現在位置が駅とならないまま、予め定められた終了操作がなされると(S132:YES)、GPSセンサを停止する(S105)。さらに、制御部11は、点字ブロックが認識されないまま、終了操作がなされると(S133:YES)、画像認識を終了し、カメラ8およびGPSセンサを停止する(S111)。さらに、制御部11は、注意喚起画面104がディスプレイ3に表示されているときに、終了操作がなされると(S134:YES)、注意喚起画面104を消去する(S117)。
さらに、図10のフローチャートに示すように、携帯電話機1が起動され、注意喚起制御処理が開始されたときに、GPSセンサが作動されてもよい。この場合、図4の注意喚起制御処理に含まれるステップS101、S104、S105、S109、S111、S115およびS117の処理が削除される。さらに、ステップS108において駅から外れていないと判定されたとき、ステップS112において歩行中でないと判定されたとき、および、ステップS116において注意喚起画面104が消去されたときに、ステップS107へ処理が戻される。なお、携帯電話機1が停止されると、注意喚起制御処理が終了する。
さらに、上記実施例1および上記実施例2では、本発明の報知動作(第1報知動作)として、注意喚起画面104、105がディスプレイ3に表示される。しかしながら、これに限られず、たとえば、報知音や音声が、外部スピーカ7から出力されても良い。また、携帯電話機1に備えられたバイブレータ(図示せず)が作動されても良い。このように、音や振動による報知がなされた場合、実施例1の変更例では、電車の到着時刻に近いと判定されたときに、第2報知動作として、これら音や振動による報知に加えて注意喚起画面104、105がディスプレイ3に表示されると良い。
さらに、上記実施例1および実施例2では、歩行認定部31は、携帯電話機1に生じる加速度を加速度検出部22で検出することにより、ユーザが歩行中であるか否かを判定する。しかしながら、歩行認定部31は、位置検出部20による現在位置の変化に基づき、ユーザが歩行中であるか否かを判定しても良い。この場合、位置検出部20と歩行認定部31とにより、本発明の歩行検出部が構成される。
さらに、上記実施例1の構成と上記実施例2の構成とが組み合わせられても良い。この場合は、図4のステップ103において現在位置が駅でないとの判定がなされると、図7のステップ203の処理が実行され、現在位置が交通信号機の周辺であるか否かが判定される。そして、現在位置が交通信号機の周辺であれば、ステップ206以降の処理が実行される。
上記実施の形態では、スマートフォン型の携帯電話機に本発明が適用されている。しかしながら、これに限らず、ストレート式、折りたたみ式、スライド式等、他のタイプの携帯電話機に本発明が適用されても良い。
さらに、本発明は、携帯電話機に限られず、PDA(Personal DigitalAssistant)、タブレットPC(Tablet PC)等、種々の携帯端末装置に適用可能である。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
11 制御部
12 記憶部
12a 第1記憶部(第1保持部)
12b 第2記憶部(第2保持部)
12c 第3記憶部(第3保持部)
13 画像出力部(報知部)
16 音声出力部(音出力部、報知部)
20 位置検出部
21 撮影部
22 加速度検出部(歩行検出部)
23 計時部
31 歩行認定部(歩行検出部)
32 画像認識部
33 判定部
34 報知制御部
104、105 注意喚起画面(注意喚起を行うための画像)

Claims (9)

  1. 携帯端末装置において、
    前記携帯端末装置の現在位置を検出する位置検出部と、
    特定の場所の位置データを保持する第1保持部と、
    撮影動作を行う撮影部と、
    特定の画像の認識に用いられる照合用データを保持する第2保持部と、
    前記撮影部により撮影された撮影画像から前記特定の画像を認識する画像認識部と、
    前記携帯端末装置を持ったユーザが歩行中であることを検出する歩行検出部と、
    報知動作を行う報知部と、
    前記現在位置が前記特定の場所であるか否かの判定、前記撮影画像から前記特定の画像が認識されたか否かの判定および前記携帯端末装置を持ったユーザが歩行中であるか否かの判定を行う判定部と、
    前記判定部による前記判定結果に基づいて、前記報知部に前記報知動作を行わせる報知制御部と、を備える、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置において、
    前記特定の場所は、駅を含み、
    前記特定の画像は、駅のホームの端に配された安全ラインの画像を含み、
    前記報知制御部は、前記判定部により、前記現在位置が前記駅であると判定され、前記撮影画像から前記安全ラインの画像が認識されたと判定され、且つ、前記携帯端末装置を持ったユーザが歩行中であると判定された場合に、前記報知部に前記報知動作を行わせる、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  3. 請求項2に記載の携帯端末装置において、
    前記現在位置が示す駅の時刻表データを保持する第3保持部と、
    時刻を計測する計時部と、をさらに備え、
    前記報知制御部は、
    前記報知動作が行われる時刻が電車の到着時刻に近くない場合は、前記報知部に第1報知動作を行わせ、
    前記報知動作が行われる時刻が前記到着時刻に近い場合は、前記報知部に前記第1報知動作より報知効果の高い第2報知動作を行わせる、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の携帯端末装置において、
    前記特定の場所は、交通信号機の周辺を含み、
    前記特定の画像は、横断歩道の画像を含み、
    前記報知制御部は、前記判定部により、前記現在位置が前記交通信号機の周辺であると判定され、前記撮影画像から前記横断歩道の画像が認識されたと判定され、前記携帯端末装置を持ったユーザが歩行中であると判定された場合に、前記報知部に報知動作を行わせる、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載の携帯端末装置において、
    前記報知制御部は、前記携帯端末装置が、当該携帯端末装置に対する入力操作を制限するキーロック状態にある場合には、前記判定結果に基づく前記報知動作の実行を行わない、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の携帯端末装置において、
    前記報知部は、画像出力部を含み、
    前記報知制御部は、ユーザに注意喚起を行うための画像を前記画像出力部に表示させる、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  7. 請求項3に記載の携帯端末装置において、
    前記報知部は、画像出力部および音出力部を含み、
    前記報知制御部は、前記第1報知動作として、ユーザに注意喚起を行うための画像を前記画像出力部に表示させ、前記第2報知動作として、前記注意喚起を行うための画像を前記画像出力部に表示させるとともにユーザに注意喚起を行うための音を前記音出力部に出力させる、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  8. 携帯端末装置の報知制御方法であって、
    前記携帯端末装置の現在位置が特定の場所であるか否かの判定、前記携帯端末装置の撮影部により撮影された撮影画像から特定の画像が認識されたか否かの判定および前記携帯端末装置を持ったユーザが歩行中であるか否かの判定を行う判定ステップと、
    前記判定ステップでの前記判定結果に基づいて、前記携帯端末装置の報知部に報知動作を行わせる報知ステップと、を含む、
    ことを特徴とする報知制御方法。
  9. 携帯端末装置のコンピュータに、
    前記携帯端末装置の現在位置が特定の場所であるか否かの判定、前記携帯端末装置の撮影部により撮影された撮影画像から特定の画像が認識されたか否かの判定および前記携帯端末装置を持ったユーザが歩行中であるか否かの判定を行う判定機能と、
    前記判定機能による前記判定結果に基づいて、前記携帯端末装置の報知部に報知動作を行わせる報知機能と、を付与する、
    ことを特徴とするプログラム。
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