JP2015068479A - Damping-force regulation damper - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ピストンロッドのストロークに対して、流体の流れを制御することにより、減衰力を発生させ、その減衰力を調整可能な減衰力調整式緩衝器に関するものである。 The present invention relates to a damping force adjusting type shock absorber capable of generating a damping force and controlling the damping force by controlling a fluid flow with respect to a stroke of a piston rod.
自動車等の車両のサスペンション装置に装着される緩衝器は、一般的に、流体が封入されたシリンダ内にピストンロッドが連結されたピストンを摺動可能に嵌装し、ピストンロッドのストロークに対して、シリンダ内のピストンの摺動によって生じる流体の流れをオリフィス、ディスクバルブ等からなる減衰力発生機構によって制御して減衰力を発生させるようになっている。 A shock absorber attached to a suspension device of a vehicle such as an automobile generally has a piston in which a piston rod is coupled in a cylinder filled with a fluid so as to be slidable. The fluid flow generated by the sliding of the piston in the cylinder is controlled by a damping force generating mechanism including an orifice, a disk valve, and the like to generate a damping force.
また、例えば特許文献1に記載された油圧緩衝器では、減衰力発生機構であるメインディスクバルブの背部に背圧室(パイロット室)を形成し、流体を背圧室に導入して、メインディスクバルブに対して、背圧室の内圧を閉弁方向に作用させ、ソレノイドバルブ(パイロットバルブ)によって背圧室の内圧を調整することにより、メインディスクバルブの開弁を制御するようにしている。これにより、減衰力特性の調整の自由度を高めることができる。 For example, in the hydraulic shock absorber described in Patent Document 1, a back pressure chamber (pilot chamber) is formed at the back of a main disk valve, which is a damping force generation mechanism, and fluid is introduced into the back pressure chamber. The internal pressure of the back pressure chamber is applied to the valve in the valve closing direction, and the internal pressure of the back pressure chamber is adjusted by a solenoid valve (pilot valve) to control the valve opening of the main disk valve. Thereby, the freedom degree of adjustment of a damping force characteristic can be raised.
上記のような減衰力調整式緩衝器には、消費電力の低減、製造コストの削減等のためにソレノイドバルブの小型化の要求がある。しかしながら、ソレノイドバルブを単に小型化すると、制御可能な流体の流量や、圧力が制限されるため、減衰力の調整範囲が狭くなり、所望の減衰力特性を得ることが困難になるという問題を生じる。 The damping force adjusting type shock absorber as described above is required to reduce the size of the solenoid valve in order to reduce power consumption and manufacturing cost. However, if the solenoid valve is simply downsized, the flow rate and pressure of the controllable fluid are limited, so that the adjustment range of the damping force is narrowed, and it becomes difficult to obtain a desired damping force characteristic. .
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、必要な減衰力特性の調整範囲を維持しつつ、ソレノイドバルブを小型化することができる減衰力調整式緩衝器を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a damping force adjusting type shock absorber capable of downsizing a solenoid valve while maintaining a necessary adjustment range of damping force characteristics. And
上記の課題を解決するために、本発明に係る減衰力調整式緩衝器は、作動流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、該ピストンに連結され前記シリンダの外部に延出されたピストンロッドと、前記シリンダ内の前記ピストンの摺動によって生じる作動流体の流れを制御して減衰力を発生させる減衰力発生機構とを備え、
前記減衰力発生機構は、作動流体の圧力によって開弁して減衰力を発生させ、作動流体をパイロット室に導入して該パイロット室の内圧により開弁圧力を調整するパイロット型の第1及び第2メインバルブと、前記第1及び第2メインバルブの前記パイロット室の内圧を制御するパイロットバルブとを有し、
前記第1及び第2メインバルブのそれぞれのパイロット室は、互いに連通され、前記第1メインバルブと前記第2メインバルブとは開弁圧力が異なることをと特徴とする。
In order to solve the above problems, a damping force adjusting type shock absorber according to the present invention includes a cylinder in which a working fluid is sealed, a piston slidably fitted in the cylinder, and a piston connected to the piston. A piston rod extending to the outside of the cylinder, and a damping force generating mechanism for generating a damping force by controlling the flow of the working fluid generated by the sliding of the piston in the cylinder,
The damping force generating mechanism opens the valve by the pressure of the working fluid to generate a damping force, introduces the working fluid into the pilot chamber, and adjusts the valve opening pressure by the internal pressure of the pilot chamber. 2 main valves, and a pilot valve for controlling the internal pressure of the pilot chamber of the first and second main valves,
The pilot chambers of the first and second main valves are in communication with each other, and the first main valve and the second main valve have different valve opening pressures.
本発明に係る減衰力調整式緩衝器によれば、必要な減衰力特性の調整範囲を維持しつつ、ソレノイドバルブを小型化することができる。 According to the damping force adjustment type shock absorber according to the present invention, the solenoid valve can be reduced in size while maintaining a necessary damping force characteristic adjustment range.
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る減衰力調整式緩衝器1は、シリンダ2の外側に外筒3を設けた複筒構造となっており、シリンダ2と外筒3との間にリザーバ4が形成されている。シリンダ2内には、ピストン5が摺動可能に嵌装されており、このピストン5によってシリンダ2内がシリンダ上室2Aとシリンダ下室2Bとの2室に画成されている。ピストン5には、ピストンロッド6の一端がナット7によって連結されており、ピストンロッド6の他端側は、シリンダ上室2Aを通り、シリンダ2及び外筒3の上端部に装着されたロッドガイド8及びオイルシール9に挿通されて、シリンダ2の外部へ延出されている。シリンダ2の下端部には、シリンダ下室2Bとリザーバ4とを区画するベースバルブ10が設けられている。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the damping force adjustment type shock absorber 1 according to the present embodiment has a multi-cylinder structure in which an
ピストン5には、シリンダ上下室2A、2B間を連通させる通路11、12が設けられている。通路12には、シリンダ下室2B側からシリンダ上室2A側への流体の流通のみを許容し、ピストンロッド6の伸び行程から縮み行程に切換った瞬間に開弁する程度のセット荷重の小さな逆止弁13が設けられている。通路11には、伸び行程時にシリンダ上室2A側の流体の圧力が所定圧力に達したとき開弁して、これをシリンダ下室2B側へリリーフするディスクバルブ14が設けられている。このディスクバルブ14の開弁圧は、相当に高く、減衰力調整式緩衝器1を装着した車両の通常路面走行時には開弁しない程度に設定されている。また、ディスクバルブ14には、シリンダ上下室2A、2B間を常時接続するオリフィス(図示せず)が設けられている。
The
ベースバルブ10には、シリンダ下室2Bとリザーバ4とを連通させる通路15、16が設けられている。通路15には、リザーバ4側からシリンダ下室2B側への流体の流通のみを許容し、ピストンロッド6の縮み行程から伸び行程に切換った瞬間に開弁する程度のセット荷重の小さな逆止弁17が設けられている。通路16には、シリンダ下室2B側の流体の圧力が所定圧力に達したとき開弁して、これをリザーバ4側へリリーフするディスクバルブ18が設けられている。このディスクバルブ18の開弁圧は、相当に高く、減衰力調整式緩衝器1を装着した車両の通常路面走行時には開弁しない程度に設定されている。また、ディスクバルブ18には、シリンダ下室2Bとリザーバ4との間を常時接続するオリフィス(図示せず)が設けられている。シリンダ2内には、作動流体として、油液が封入され、リザーバ4内には、油液及びガスが封入されている。
The
シリンダ2には、上下両端部にシール部材19を介してセパレータチューブ20が外嵌されて、シリンダ2とセパレータチューブ20との間に環状通路21が形成されている。環状通路21は、シリンダ2の上端部付近の側壁に設けられた通路22によってシリンダ上室2Aに連通している。なお、通路22は、仕様に応じて周方向に複数設けてもよい。セパレータチューブ20の下部には、側方に突出して開口する円筒状の接続口23が形成されている。外筒3の側壁には、接続口23と同心で接続口よりも大径の開口24が設けられ、この開口24を囲むように円筒状のケース25が溶接等によって結合されている。そして、ケース25に減衰力発生機構26が取付けられている。
A
次に、減衰力発生機構26について、主に図2乃至図4を参照して説明する。
減衰力発生機構26は、パイロット型の第1及び第2メインバルブ27、28と、ソレノイド駆動のパイロットバルブ29とを備えている。
Next, the damping
The damping
第1メインバルブ27は、シリンダ上室2A側の油液の圧力を受けて開弁して、その油液をリザーバ4側へ流通させる第1ディスクバルブ31、及び、この第1ディスクバルブ31に対して閉弁方向に内圧を作用させる第1パイロット室32を有している。第2メインバルブ28は、シリンダ上室2A側の油液の圧力を受けて開弁して、その油液をリザーバ4側へ流通させる第2ディスクバルブ33、及び、この第2ディスクバルブ33に対して閉弁方向に内圧を作用させる第2パイロット室34を有している。第1及び第2パイロット室32、34は、パイロット連通路35を介して互いに接続されている。第1及び第2パイロット室32、34は、固定オリフィス36を介してシリンダ上室2A側に接続され、また、パイロットバルブ29を介してリザーバ4側に接続されている。第1ディスクバルブ31と第2ディスクバルブ33とは、受圧面積及び撓み剛性が異なり、第2ディスクバルブ33は、第1ディスクバルブ31よりも開弁圧力が高く設定されている。
The first
パイロットバルブ29は、常開の圧力制御弁であり、小径のポート37によって流路を絞り、このポート37をソレノイド38によって駆動される弁体39によって開閉することにより、固定オリフィス36とパイロットバルブ29との間、すなわち、第1及び第2メインバルブ27、28のパイロット室32、34の内圧を調整する。ポート37を小径化して、弁体39の受圧面積を小さくすることにより、ソレノイド38の負荷を軽減して省電力及びパイロットバルブ29の小型化を可能にしている。
The
減衰力発生機構26の構造について、更に詳細に説明する。
外筒3に取付けられた略円筒状のケース25の開口部に、ヨーク40がねじ込まれて、ケース25内に室25Aが形成され、室25A内に第1、第2メインバルブ28、27及びパイロットバルブ29が組込まれている。ヨーク40は、ケース25の開口部を閉じる有底円筒状の大径のヨーク部40Aと、ヨーク部40Aの底部の外側に一体に形成された小径の円筒状のソレノイドケース部40Bとを有している。
The structure of the damping
A
ケース25内には、通路部材41、メインボディ42、第1、第2パイロット室部材43、44、パイロットピン45、及び、ソレノイドボディ46が軸方向に沿って同心上に配置されている。メインボディ42及び第1、第2パイロット室部材43、44は、小径部45A及び大径部45Bを有する段付円筒状のパイロットピン45の小径部45Aが挿通されて同心上に位置決めされ、小径部45Aの先端部にネジ込まれたナット47によってパイロットピン45に固定されている。パイロットピン45の大径部45Bには、中間部に外側のフランジ部46Aを有する円筒状のソレノイドボディ46の一端部が挿入され、フランジ部46Aが大径部45Bの端部に当接している。そして、パイロットピン45の小径部45Aの先端部が通路部材41に当接し、ソレノイドボディ46のフランジ部46Aの端部がヨーク40の底部に形成された凹部40Cに当接し、ヨーク40のケース25へのネジ込みによる軸力により、パイロットピン45及びソレノイドボディ46がケース25内で固定されている。
In the
通路部材41は、一端部の外周にフランジ部41Aを有する円筒状で、フランジ部41Aがケース25の内側フランジ部25Bに当接し、円筒状の部分がセパレータチューブ20の接続口23に液密的に嵌合して環状通路21に接続している。ケース25の内側フランジ部25Bには、径方向に延びる通路溝25Cが形成され、この通路溝25C及び外筒3の開口24により、リザーバ4と、ケース25内の室25Aとが連通している。
The
図3及び図4も参照して、メインボディ42は、メインボディ半体42A、42Bからなる軸方向の2分割構造であり、軸方向に貫通する軸方向通路48が円周方向に沿って複数(図示の例では等間隔で4つ)設けられている。メインボディ42には、各軸方向通路48から径方向内側に延びて内周面に開口する径方向通路49が形成されている。径方向通路49は、メインボディ42が嵌合されるパイロットピン45の小径部45Aの側壁に形成された通路50に連通し、通路50を介して小径部45A内の通路51に連通している。また、メインボディ42の内周部には、軸方向に貫通するパイロット連通路35が設けられている。パイロット連通路35は、径方向通路49と重ならないように、円周方向において径方向通路48の間に配置されている。なお、図2において、メインボディ42は、図3のA−A線による断面として示されている。
Referring also to FIGS. 3 and 4, the
メインボディ42の一端部(メインボディ半体42A側の端部)には、複数の軸方向通路48の開口部の外周側に環状のシート部52が突出し、内周側に環状のクランプ部53が突出している。また、他端部(メインボディ半体42B側の端部)には、複数の軸方向通路48の開口部の外周側に環状のシート部54が突出し、内周側に環状のクランプ部55が突出している。メインボディ42は、メインボディ半体42A、42Bからなる軸方向の2分割構造としたことにより、径方向通路49によるアンダーカットを解消することができ、焼結等の金型による一体成形が可能であり、生産性に優れる。また、メインボディ42を軸方向に貫通するパイロット通路35は、メインボディ半体42A、42Bを結合した後、機械加工により穴あけしてもよい。この場合、パイロット通路35の接合部の位置合わせを容易に行うことができる。
At one end of the main body 42 (the end on the
シート部52、53には、それぞれ第1及び第2メインバルブ27、28の弁体である第1及び第2ディスクバルブ31、33の外周部が着座している。第1ディスクバルブ31の内周部は、内周部は、第1パイロット室部材43及びワッシャ類56と共に、クランプ部53とパイロットピン42の大径部42Bの端部との間でクランプされている。第2ディスクバルブ33の内周部は、第2パイロット室部材44及びワッシャ類57と共にクランプ部55とナット47との間でクランプされている。第1及び第2ディスクバルブ31、33は、所望の撓み特性が得られるようにディスク状の弁体を適宜積層してもよい。第1及び第2ディスクバルブ31、33の背面側の外周部には、それぞれゴム等の弾性体からなる環状の弾性シール部材58、59が加硫接着等の固着手段によって固着されている。
The
第1及び第2パイロット室部材43、44は、板材をプレス成形したものであり、第1、第2ディスクバルブ31、33に対向する一端側に環状の凹部が形成され、この凹部内に第1及び第2ディスクバルブ31、33に固着された弾性シール部材58、59の外周部を摺動可能かつ液密的に嵌合させて第1及び第2パイロット室32、34が形成されている。第1及び第2ディスクバルブ31、33は、それぞれ共通の通路である径方向通路48の圧力を受けてシート部52、54からリフトして開弁し、径方向通路48をケース25内の室25Aに連通させる。第1及び第2パイロット室32、34の内圧は、それぞれ第1及び第2ディスクバルブ31、33に対して閉弁方向に作用する。第1ディスクバルブ31は、第2ディスクバルブ33に対して、受圧面積が大きく、開弁圧力が低くなっている。シート部52、54の径、ディスクの撓み剛性、第1及び第2パイロット室32、24に対する受圧面積等により、第1ディスクバルブ31の開弁圧力が第2ディスクバルブ33の開弁圧力よりも低くなるようにしてもよい。
The first and second
第1パイロット室32と第2パイロット室34とは、第1ディスクバルブ31及びワッシャ類56の内周部の切欠によって形成された通路31A、56A、パイロット通路35、並びに、第2ディスクバルブ33及びワッシャ類57の内周部の切欠によって形成された通路57Aを介して互いに連通している。また、第1パイロット室32は、パイロットピン45の大径部45Bの側壁を貫通する径方向通路60によって、パイロットピン45内に連通している。
The
ソレノイドボディ46は、段付の円筒状で大径のフランジ部46Aの一端側にポート圧入部46Bを有し、他端側にプランジャ案内部46Cを有している。ソレノイドボディ46は、ポート圧入部46Bがパイロットピン45の大径部45Bに隙間をもって挿入され、プランジャ案内部46Cがヨーク40の開口に挿通されて、ソレノイドケース部40Bの内部に突出している。
The
ソレノイドボディ46のポート圧入部46B内には、略円筒状のポート部材61が圧入されて固定されている。ポート圧入部46Bの先端部には、環状のリテーナ62が取付けられている。ポート部材61の外周面とパイロットピン45の大径部45Bの内周面との間は、Oリング63によってシールされ、ポート部材61内の通路61Aは、パイロットピン45の内部の通路51に連通している。Oリング63は、パイロットピン45の大径部45B内の段部とリテーナ62の先端部とで形成された内周溝内に挿入されている。
A substantially
ポート部材61のソレノイドボディ46内に圧入された端部には、通路61Aの内径を絞ったポート37が形成され、ポート37は、ソレノイドボディ46内に形成された弁室64内に開口している。弁室64は、ソレノイドボディ46のポート圧入部46B内に形成された軸方向溝65、リテーナ62に形成された径方向通路66、ソレノイドボディ46のポート圧入部46Bの外周面とパイロットピン45の大径部45Bの内周面との間の環状の隙間67及び大径部45Bの側壁を貫通する通路68を介してケース25内の室25Aに連通している。ポート部材61内の通路61Aは、径方向通路60を介してパイロット室34に連通し、また、固定オリフィス36及び固定オリフィス36の上流側に取付けられたフィルタ69を介してパイロットピン45の小径部45A内の通路51に連通している。
The end of the
ソレノイドボディ46のプランジャガイド部46C内には、プランジャ70が挿入されて、軸方向に沿って摺動可能に案内されている。プランジャ70の先端部には、先細り形状の弁体39が設けられている。弁体39は、ソレノイドボディ46内の弁室64に挿入されて、ポート部材61の端部のシート部37Aに離着してポート37を開閉する。プランジャ70の基端部には、大径のアーマチャ71が設けられ、アーマチャ71は、プランジャガイド部46Cの外部に配置されている。プランジャガイド部46Cには、アーマチャ71を覆う略有底円筒状のカバー72が取付けられており、カバー72は、アーマチャ71を軸方向に沿って移動可能に案内している。
A
ヨーク40のソレノイドケース部40Bには、その底部から突出したプランジャガイド部46C及びカバー72の周囲にモールドコイル38が配置されている。モールドコイル38は、ソレノイドケース部40Bの開口部に取付けられた閉止部材73によって固定され、密封されている。モールドコイル38に結線されたリード線74は、閉止部材73を通して外部に延ばされている。プランジャ70は、ポート部材61との間に設けられた戻しバネ75のバネ力により、弁体39がシート部37Aから離間してポート37を開く開弁方向に付勢されており、モールドコイル38への通電により、推力を発生し、戻しバネ75のバネ力に抗して、弁体39がシート部37Aに着座してポート37を閉じる閉弁方向に移動する。
In the
以上のように構成した減衰力調整式緩衝器1の作用について次に説明する。
減衰力調整式緩衝器1は、車両のサスペンション装置のバネ上、バネ下間に装着され、車載コントローラ等からの指令により、通常の作動状態では、リード線74を介してモールドコイル38に通電して、プランジャ70に推力を発生させ、弁体39をシート部37Aに着座させて、ポート37を開閉し、パイロットバルブ29による圧力制御を実行して減衰力を調整する。
Next, the operation of the damping force adjusting shock absorber 1 configured as described above will be described.
The damping force adjustment type shock absorber 1 is mounted between a spring and an unsprung part of a vehicle suspension device, and energizes the
ピストンロッド6の伸び行程時には、シリンダ2内のピストン5の移動によって、ピストン5の逆止弁13が閉じ、ディスクバルブ14の開弁前には、シリンダ上室2A側の流体が加圧されて、通路22及び環状通路21を通り、セパレータチューブ20の接続口23から減衰力発生機構26の通路部材41に流入し、減衰力発生機構26を流通して、外筒3の開口24からリザーバ4へ流入する。
During the extension stroke of the
このとき、ピストン5が移動した分の油液がリザーバ4からベースバルブ10の逆止弁17を開いてシリンダ下室2Bへ流入する。なお、シリンダ上室2Aの圧力がピストン5のディスクバルブ14の開弁圧力に達すると、ディスクバルブ14が開いて、シリンダ上室2Aの圧力をシリンダ下室2Bへリリーフすることにより、シリンダ上室2Aの過度の圧力の上昇を防止する。
At this time, the oil corresponding to the movement of the
ピストンロッド6の縮み行程時には、シリンダ2内のピストン5の移動によって、ピストン5の逆止弁13が開き、ベースバルブ10の通路15の逆止弁17が閉じて、ディスクバルブ18の開弁前には、ピストン下室2Bの流体がシリンダ上室2Aへ流入し、ピストンロッド6がシリンダ2内に侵入した分の流体がシリンダ上室2Aから、上記伸び行程時と同様の経路を通ってリザーバ4へ流れる。なお、シリンダ下室2B内の圧力がベースバルブ10のディスクバルブ18の開弁圧力に達すると、ディスクバルブ18が開いて、シリンダ下室2Bの圧力をリザーバ4へリリーフすることにより、シリンダ下室2Bの過度の圧力の上昇を防止する。
During the contraction stroke of the
このようにして、伸び及び縮み行程時共に減衰力発生機構26により、減衰力が発生する。
減衰力発生機構26では、通路部材41から流入した油液は、パイロットピン45内の流路51に流入し、第1及び第2メインバルブ27、28の第1及び第2ディスクバルブ31、33の開弁前(ピストン速度低速域)においては、パイロットピン45内のフィルタ69、固定オリフィス36及びポート部材61内の通路61Aを通り、ポート37からパイロットバルブ29の弁体39をモールドコイル38による推力に抗して押し開いて弁室64へ流れ、更に、軸方向溝65、径方向通路66、隙間67、通路68を通ってケース25内の室25Aへ流れ、通路溝25C及び開口24を通ってリザーバ4へ流れる。
In this way, the damping force is generated by the damping
In the damping
ピストン速度が上昇して、シリンダ上室2A側の圧力が第1メインバルブ27の第1ディスクバルブ31の開弁圧力に達すると(ピストン速度中速域)、通路部材41からパイロットピン45の通路51に流入した油液は、パイロットピン45の小径部45Aの側壁の通路50、メインボディ42の径方向通路49及び軸方向通路48を通り、第1メインバルブ27の第1ディスクバルブ31を押し開いてケース25内の室25Aに直接流れる。さらにピストン速度が上昇して第2メインバルブ28の第2ディスクバルブ33の開弁圧力に達すると(ピストン速度高速域)、通路部材41からパイロットピン45の通路51に流入した油液は、パイロットピン45の小径部45Aの側壁の通路50、メインボディ42の径方向通路49及び軸方向通路48を通り、第2メインバルブ28の第2ディスクバルブ33を押し開いてケース25内の室25Aに直接流れる。これは、第1ディスクバルブ31と第2ディスクバルブ33とは、受圧面積及び撓み剛性が異なり、第2ディスクバルブ33は、第1ディスクバルブ31よりも開弁圧力が高く設定されているためである。
When the piston speed increases and the pressure on the cylinder
そして、モールドコイル38への通電電流によってパイロットバルブ29の開弁圧力を調整することにより、減衰力を制御する。パイロットバルブ29の開弁圧力(圧力損失)によって、パイロットバルブ29と固定オリフィス36との間、すなわち、ポート部材61の通路61A及びこれに連通する第1及び第2パイロット室32、34の内圧が変化する。モールドコイル38への通電電流を小さくして、パイロットバルブ29の開弁圧力を低くすると、その圧力損失が小さくなるため、第1及び第2パイロット室32、34の内圧が低くなり、第1及び第2メインバルブの開弁圧力も低くなる。モールドコイル38への通電電流を大きくして、パイロットバルブ29の開弁圧力を高くすると、その圧力損失が大きくなるため、第1及び第2パイロット室32、34の内圧が高くなり、第1及び第2メインバルブの開弁圧力も高くなる。
Then, the damping force is controlled by adjusting the valve opening pressure of the
このようにして、第1、第2メインバルブ27、28が順次開弁して流路を拡大することにより、大流量の油液の流通が可能になるので、パイロットバルブ29(ポート37)の流量を小さくすることができ、パイロットバルブ29の小型化が可能になる。また、第1及び第2メインバルブ27、28による2段階の開弁特性により、ピストン速度の上昇に対して減衰力の増大を2段階に制御することができるので、減衰力特性の調整の自由度を高めて適切な減衰力特性を得ることができる。
In this way, the first and second
1…減衰力調整式緩衝器、2…シリンダ、5…ピストン、6…ピストンロッド、26…減衰力発生機構、27…第1メインバルブ、28…第2メインバルブ、29…パイロットバルブ、32…第1パイロット室(パイロット室)、34…第2パイロットバルブ(パイロット室) DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Damping force adjustment type | mold buffer, 2 ... Cylinder, 5 ... Piston, 6 ... Piston rod, 26 ... Damping force generation mechanism, 27 ... 1st main valve, 28 ... 2nd main valve, 29 ... Pilot valve, 32 ... 1st pilot chamber (pilot chamber), 34 ... 2nd pilot valve (pilot chamber)
Claims (3)
前記減衰力発生機構は、作動流体の圧力によって開弁して減衰力を発生させ、作動流体をパイロット室に導入して該パイロット室の内圧により開弁圧力を調整するパイロット型の第1及び第2メインバルブと、前記第1及び第2メインバルブの前記パイロット室の内圧を制御するパイロットバルブとを有し、
前記第1及び第2メインバルブのそれぞれのパイロット室は、互いに連通され、前記第1メインバルブと前記第2メインバルブとは開弁圧力が異なることをと特徴とする減衰力調整式緩衝器。 A cylinder filled with a working fluid; a piston slidably fitted in the cylinder; a piston rod connected to the piston and extending to the outside of the cylinder; and a slide of the piston in the cylinder. A damping force generation mechanism that generates a damping force by controlling the flow of the working fluid generated by the movement,
The damping force generating mechanism opens the valve by the pressure of the working fluid to generate a damping force, introduces the working fluid into the pilot chamber, and adjusts the valve opening pressure by the internal pressure of the pilot chamber. 2 main valves, and a pilot valve for controlling the internal pressure of the pilot chamber of the first and second main valves,
The damping force adjusting type shock absorber, wherein the pilot chambers of the first and second main valves are in communication with each other, and the first main valve and the second main valve have different valve opening pressures.
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CN113251177A (en) * | 2021-06-29 | 2021-08-13 | 成都九鼎科技(集团)有限公司 | Flow control valve, vehicle suspension shock absorber assembly and vehicle suspension system |
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2013
- 2013-09-30 JP JP2013205632A patent/JP2015068479A/en active Pending
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CN113251177A (en) * | 2021-06-29 | 2021-08-13 | 成都九鼎科技(集团)有限公司 | Flow control valve, vehicle suspension shock absorber assembly and vehicle suspension system |
CN113251177B (en) * | 2021-06-29 | 2021-10-15 | 成都九鼎科技(集团)有限公司 | Flow control valve, vehicle suspension shock absorber assembly and vehicle suspension system |
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