JP2015059478A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の排気浄化装置に関し、強制再生時の燃料噴射をDPFの劣化度合に応じて制御する。
【解決手段】エンジン10の排気系に設けられたDOC21と、DOC21よりも下流側に設けられて、排気中のPMを捕集するDPF22と、DPF22の静電容量を検出する電極27と、電極27から入力される静電容量に基づいてDPF22の内部温度を演算するDPF内部温度演算部と、DPF内部温度演算部から入力されるDPF内部温度に基づいてDPF22の劣化度合を演算するDPF劣化度合演算部と、DPF22のPM堆積量が所定量を超えるとDOC21に燃料を噴射してPMを燃焼除去する強制再生を実行する強制再生制御部と、DPF劣化度合演算部から入力されるDPF22の劣化度合に応じて、強制再生制御部の燃料噴射量を補正する噴射量補正部とを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】エンジン10の排気系に設けられたDOC21と、DOC21よりも下流側に設けられて、排気中のPMを捕集するDPF22と、DPF22の静電容量を検出する電極27と、電極27から入力される静電容量に基づいてDPF22の内部温度を演算するDPF内部温度演算部と、DPF内部温度演算部から入力されるDPF内部温度に基づいてDPF22の劣化度合を演算するDPF劣化度合演算部と、DPF22のPM堆積量が所定量を超えるとDOC21に燃料を噴射してPMを燃焼除去する強制再生を実行する強制再生制御部と、DPF劣化度合演算部から入力されるDPF22の劣化度合に応じて、強制再生制御部の燃料噴射量を補正する噴射量補正部とを備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関し、特に、内燃機関から排出される排気中の粒子状物質を捕集するフィルタを備える排気浄化装置に関する。
ディーゼルエンジンから排出される排気中の粒子状物質(Particulate Matter、以下、PM)を捕集するフィルタとして、例えば、ディーゼル・パティキュレイト・フィルタ(Diesel Particulate Filter、以下、DPF)が知られている。
DPFは、PM捕集量に限度があるため、堆積したPMを定期的に燃焼除去するいわゆる強制再生を行う必要がある。強制再生は、排気管内噴射やポスト噴射によって、排気上流側の酸化触媒(Diesel Oxidation Catalyst:DOC)に未燃焼の炭化水素(HC)を供給して酸化させ、排気温度をPM燃焼温度まで上昇させることで行われる。
一般的に、強制再生時の排気管内噴射量やポスト噴射量は、DPF前後に設けた排気温度センサのセンサ値に基づいて制御されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、排気温度センサのセンサ値は、実際の排気温度変化に対して応答遅れを生じる課題がある。また、排気温度センサは、DPFの内部に設けることができないため、DPF内部温度を正確に検出できない課題がある。さらに、強制再生時の発熱に必要な燃料噴射量は、触媒の劣化度合に応じて変化するため、排気温度センサのセンサ値にのみ基づいて噴射量を調整する技術では、排気管内噴射やポスト噴射を最適な噴射量で制御できない可能性がある。
本発明の目的は、DPF内部温度を高精度に検出して、強制再生時の燃料噴射をDPFの劣化度合に応じた最適な噴射量で制御することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関の排気系に設けられた酸化触媒と、前記酸化触媒よりも下流側の排気系に設けられて、排気中の粒子状物質を捕集するフィルタと、前記フィルタの静電容量を検出する静電容量検出手段と、前記静電容量検出手段から入力される静電容量に基づいて、前記フィルタの内部温度を演算する内部温度演算手段と、前記内部温度演算手段から入力されるフィルタ内部温度に基づいて、前記フィルタの劣化状態を推定する劣化状態推定手段と、前記フィルタの粒子状物質堆積量が所定量を超えると、前記酸化触媒に燃料を噴射して粒子状物質を燃焼除去する強制再生を実行するフィルタ再生手段と、前記劣化状態推定手段から入力されるフィルタ劣化状態に応じて、前記フィルタ再生手段の燃料噴射量を補正する噴射量補正手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記劣化状態推定手段は、強制再生時に前記内部温度演算手段から入力されるフィルタ内部温度に基づいて、前記フィルタの酸化性能の劣化度合を演算することが好ましい。
また、前記噴射量補正手段は、演算される前記劣化度合が大きくなるほど、前記フィルタ再生手段の燃料噴射量を減少させることが好ましい。
また、前記静電容量検出手段が、前記フィルタ内に一個以上の隔壁を挟んで対向配置されてコンデンサを形成する少なくとも一対の電極で構成されてもよい。
本発明の内燃機関の排気浄化装置によれば、DPF内部温度を高精度に検出することが可能となり、強制再生時の燃料噴射をDPFの劣化度合に応じた最適な噴射量で制御することができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る排気浄化装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に示すように、ディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)10には、吸気マニホールド10aと排気マニホールド10bとが設けられている。吸気マニホールド10aには新気を導入する吸気通路11が接続され、排気マニホールド10bには排気を大気に放出する排気通路12が接続されている。
吸気通路11には、吸気上流側から順に、エアクリーナ13、MAFセンサ14、過給機15のコンプレッサ15a、インタークーラ16、吸気スロットルバルブ17等が設けられている。排気通路12には、排気上流側から順に、過給機15のタービン15b、排気後処理装置20等が設けられている。
排気後処理装置20は、触媒ケース20a内に排気上流側から順に、DOC21と、DPF22とを配置して構成されている。また、DOC21の排気上流側には排気管内噴射装置23が設けられている。
排気管内噴射装置23は、本発明のフィルタ再生手段の一部であって、ECU50から出力される指示信号(パルス電流)に応じて、排気通路12内に未燃燃料(主にHC)を噴射する。なお、エンジン10の多段噴射によるポスト噴射を用いる場合は、この排気管内噴射装置23を省略してもよい。
DOC21は、例えば、コーディエライトハニカム構造体等のセラミック製担体表面に触媒成分を担持して形成されている。DOC21は、排気管内噴射装置23又はポスト噴射によってHCが供給されると、これを酸化して排気温度を上昇させる。
DPF22は、例えば、多孔質性の隔壁で区画された多数のセルを排気の流れ方向に沿って配置し、これらセルの上流側と下流側とを交互に目封止して形成されている。DPF22は、排気中のPMを隔壁の細孔や表面に捕集すると共に、PM堆積量が所定量に達すると、これを燃焼除去するいわゆる強制再生が実行される。強制再生は、排気管内噴射装置23又はポスト噴射によってDOC21に未燃燃料(HC)を供給し、DPF22に流入する排気温度をPM燃焼温度(例えば、約500〜600℃)まで昇温することで行われる。また、DPF22は、強制再生時にDOC21からHCがスリップすると、これを酸化するHC酸化能を有する。
また、本実施形態のDPF22には、少なくとも一個以上の隔壁を挟んで対向配置されてコンデンサを形成する複数本の電極27が設けられている。これら複数本の電極27は、本発明の静電容量検出手段の一例として好ましい。
ECU50は、エンジン10や排気管内噴射装置23等の各種制御を行うもので、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えて構成されている。
また、ECU50は、図2に示すように、DPF内部温度演算部51と、PM堆積量演算部52と、DPF劣化度合演算部53と、強制再生制御部54と、噴射量補正部55とを一部の機能要素として有する。これら各機能要素は、一体のハードウェアであるECU50に含まれるものとして説明するが、これらのいずれか一部を別体のハードウェアに設けることもできる。
DPF内部温度演算部51は、本発明の内部温度演算手段の一例であって、電極27間の静電容量Cに基づいて、DPF22の内部温度TDPFを演算する。一般的に、電極27間の静電容量Cは、電極27間の媒体の誘電率ε、電極27の面積S、電極27間の距離dとする以下の数式1で表される。
数式1において、電極27の面積S及び距離dは一定であり、誘電率εが排気温度の影響を受けて変化すると、これに伴い静電容量Cも変化する。すなわち、電極27間の静電容量Cを検出すれば、DPF内部温度TDPFを演算することができる。ECU50には、予め実験等により求めた静電容量CとDPF内部温度TDPFとの関係を示す温度特性マップ(例えば、図3参照)が記憶されている。DPF内部温度演算部51は、この温度特性マップから電極27間の静電容量Cに対応する値を読み取ることでDPF内部温度TDPFを演算する。なお、DPF内部温度TDPFは、予め実験等により求めた近似式等から演算してもよい。
PM堆積量演算部52は、電極27間の静電容量Cに基づいて、DPF22に捕集されたPM堆積量PMDEPを演算する。上述の数式1において、電極27間にPMの堆積が進み、誘電率εや距離dが変化すると、これに伴い静電容量Cも変化する。すなわち、電極27間の静電容量Cを検出すれば、PM堆積量PMDEPを演算することができる。ECU50には、予め実験等により求めた静電容量CとPM堆積量PMDEPとの関係を示す堆積量マップ(例えば、図4参照)が記憶されている。PM堆積量演算部52は、この堆積量マップから電極27間の静電容量Cに対応する値を読み取ることでPM堆積量PMDEPを演算する。なお、PM堆積量PMDEPは、予め実験等により求めた近似式等から演算してもよい。
DPF劣化度合演算部53は、本発明の劣化状態推定手段の一例であって、DPF内部温度演算部51から入力されるDPF内部温度TDPFに基づいて、DPF22の劣化度合DEGLEVELを演算する。熱劣化等によりDPF22のHC酸化能が低下すると、これに伴いDPF22内のHC発熱量が減少する。すなわち、強制再生時のDPF内部温度TDPFに基づいて、DPF22内のHC実発熱量を演算すれば、DPF22の劣化度合DEGLEVELを求めることができる。
より詳しくは、ECU50には、予め実験等により求めた酸化性能が正常なDPF(例えば、新品)のHC理論発熱量が記憶されている。DPF劣化度合演算部53は、このHC理論発熱量とDPF内部温度TDPFから求めたHC実発熱量とを比較することで、DPF22の劣化度合DEGLEVELを演算する。なお、劣化度合DEGLEVELは、予め実験等により求めた近似式等から演算してもよい。
強制再生制御部54は、本発明のフィルタ再生手段の一例であって、PM堆積量演算部52から入力されるPM堆積量PMDEPに基づいて、DPF22の強制再生を制御する。より詳しくは、強制再生制御部54は、PM堆積量PMDEPがDPF22に捕集可能なPMの上限堆積量PMMAXを超えると(PMDEP>PMMAX)、排気管内噴射装置23に所定量の排気管内噴射を実行させて強制再生を開始する。この強制再生時の排気管内噴射量は、後述する噴射量補正部55によって必要に応じて補正される。
噴射量補正部55は、DPF劣化度合演算部53から入力される劣化度合DEGLEVELに応じて、強制再生時の排気管内噴射量(又は、ポスト噴射量)を補正する。より詳しくは、ECU50には、予め実験等により求めたDPF22の劣化度合DEGLEVELと、劣化度合DEGLEVELに応じてHCをDPF22内で効果的に酸化させるのに必要な噴射補正量ΔINJとの関係を示す噴射量補正マップ(例えば、図5参照)が記憶されている。強制再生時の排気管内噴射量INJQ_exhは、噴射量補正マップから劣化度合DEGLEVELに対応する噴射補正量ΔINJを読み取ると共に、読み取った噴射補正量ΔINJを基本噴射量INJQ_stdから減算することで設定される(INJQ_exh=INJQ_std−ΔINJ)。補正後の燃料噴射は、排気管内噴射装置23のインジェクタに印加される各噴射の通電パルス幅を短くするか、あるいは噴射回数を減らすことで実行される。
次に、図6に基づいて、本実施形態の排気浄化装置による制御フローを説明する。なお、本制御はイグニッションキーのON操作と同時にスタートする。
ステップ(以下、ステップを単にSと記載する)100では、静電容量Cから取得されるPM堆積量PMDEPが上限堆積量PMMAXを超えたか否かが判定される。PM堆積量PMDEPが上限堆積量PMMAXを超えた場合(Yes)は、DPF22の強制再生を開始すべく、S110に進む。
S110では、静電容量Cから取得されるDPF内部温度TDPFに基づいて、DPF22の劣化度合DEGLEVELが演算される。さらに、S120では、劣化度合DEGLEVELが所定の劣化上限閾値DEGMAX(例えば、HCスリップによる燃費の悪化やエミッションの悪化を回避できる上限値)を超えたか否かが判定される。
S120で、劣化度合DEGLEVELが劣化上限閾値DEGMAXを超えている場合(Yes)は、S130に進む。一方、劣化度合DEGLEVELが劣化上限閾値DEGMAXを超えていない場合(No)は、S150に進み、基本噴射量INJQ_stdで排気管内噴射が実行される。
S130では、噴射量補正マップから劣化度合DEGLEVELに応じて読み取った噴射補正量ΔINJを基本噴射量INJQ_stdから減算する噴射量補正が実行され(INJQ_exh=INJQ_std−ΔINJ)、S140では、補正後の排気管内噴射量INJQ_exhに基づいて排気管内噴射が実行される。
S160では、PM堆積量PMDEPがDPF22の再生終了を示す下限閾値PMMINまで低下したか否かが判定される。PM堆積量PMDEPが下限閾値PMMINまで低下している場合(Yes)は、S170で排気管内噴射を停止して本制御はリターンされる。その後、S100〜170の各制御ステップは、イグニッションキーのOFF操作まで繰り返し実行される。
次に、本実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置による作用効果を説明する。
図7に示すように、電極27間の静電容量Cは、排気温度(DPF内部温度)の変化に対して排気温度センサのセンサ値よりも速い応答性を示す特性がある。すなわち、DPF22内に配置した電極27間の静電容量Cを用いれば、DPF22の前後に設けた排気温度センサのセンサ値よりも、DPF22の内部温度を正確に検出することが可能になる。
本実施形態の排気浄化装置では、電極27間の静電容量Cから演算したDPF内部温度TDPFに基づいてDPF22の劣化度合DEGLEVELを演算すると共に、この劣化度合DEGLEVELに応じて強制再生時の排気管内噴射量(又は、ポスト噴射量)を補正している。すなわち、DPF22の劣化度合DEGLEVELを考慮して強制再生時の排気管内噴射量を補正することで、DPF前後の排気温度センサのセンサ値に基づいた従来技術に比べ、燃料噴射量の最適化が図られるように構成されている。
したがって、本実施形態の排気浄化装置によれば、強制再生時の燃料噴射量をDPF22の劣化度合に応じて正確に制御することが可能となり、燃費を効果的に向上することができる。また、DPF22からスリップするHC量を効果的に低減することが可能となり、エミッションの悪化を防止することができる。また、DPF22の前後に排気温度センサを設ける必要がなくなり、装置全体のコストを効果的に低減することも可能になる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、DPF22とDOC21とは別体に設けられるものとして説明したが、これらを一体化してもよい。また、エンジン10はディーゼルエンジンに限定されず、ガソリンエンジン等の他の内燃機関にも広く適用することが可能である。
また、図8に示すように、排気通路12にDPF22を迂回させるバイパス通路25を接続し、このバイパス通路25に容量の小さい計測用DPF22aを備えて構成してもよい。この場合は、電極27を計測用DPF22a内に配置すると共に、バイパス通路25には排気流量を調整するオリフィス25a(絞り)を設けることが好ましい。また、計測用DPF22aの強制再生を実行する場合は、電極27に電圧を印加してヒータとして機能させてもよい。
10 エンジン
12 排気通路
20 排気後処理装置
21 DOC
22 DPF
23 排気管内噴射装置
27 電極
50 ECU
51 DPF内部温度演算部
52 PM堆積量演算部
53 DPF劣化度合演算部
54 強制再生制御部
55 噴射量補正部
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Claims (4)
- 内燃機関の排気系に設けられた酸化触媒と、
前記酸化触媒よりも下流側の排気系に設けられて、排気中の粒子状物質を捕集するフィルタと、
前記フィルタの静電容量を検出する静電容量検出手段と、
前記静電容量検出手段から入力される静電容量に基づいて、前記フィルタの内部温度を演算する内部温度演算手段と、
前記内部温度演算手段から入力されるフィルタ内部温度に基づいて、前記フィルタの劣化状態を推定する劣化状態推定手段と、
前記フィルタの粒子状物質堆積量が所定量を超えると、前記酸化触媒に燃料を噴射して粒子状物質を燃焼除去する強制再生を実行するフィルタ再生手段と、
前記劣化状態推定手段から入力されるフィルタ劣化状態に応じて、前記フィルタ再生手段の燃料噴射量を補正する噴射量補正手段と、を備える
ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記劣化状態推定手段は、強制再生時に前記内部温度演算手段から入力されるフィルタ内部温度に基づいて、前記フィルタの酸化性能の劣化度合を演算する
請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記噴射量補正手段は、演算される前記劣化度合が大きくなるほど、前記フィルタ再生手段の燃料噴射量を減少させる
請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 前記静電容量検出手段が、前記フィルタ内に一個以上の隔壁を挟んで対向配置されてコンデンサを形成する少なくとも一対の電極で構成される
請求項1から3の何れか一項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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