JP2015048209A - クレーン装置、トラッククレーン及びクレーン装置の作業範囲制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
このため、軌道(鉄道レール)と平行方向での線路設備等の保守作業を行う場合に従来のトラッククレーンを用いた場合には、軌道(鉄道レール)に平行して存在するケーブルや電柱等の線路設備等(回避対象物)を大きく避けてトラッククレーンを配置する必要があり、作業性が低下するとともに、誤操作等によりブームが線路設備等の回避対象物と衝突したり、接触したりすることにより、線路設備等やブーム等のトラッククレーン構成部を損傷するおそれがあった。
地面に敷設した軌道と平行な方向の作業限界を画する作業制限位置を設定する設定手段と、
前記地面に対する水平方向の旋回角度及び長さを調整可能に構成されたブームと、
前記ブームの旋回角度を検出するブーム角度検出手段と、
前記ブームの長さを検出するブーム長検出手段と、
前記ブーム角度検出手段及び前記ブーム長検出手段の検出結果に基づいて、前記ブームの先端部が前記設定手段により設定された前記作業制限位置を超えているか否かを判断するブーム状態判断手段と、
前記ブーム状態判断手段による判断結果に応じて、ブーム状態を報知するブーム状態報知手段と、
を備える。
このように構成することで、ブーム先端部が軌道と平行な方向の作業限界を超えた場合にオペレータに注意喚起することができ、ブームと回避対象物との接触や衝突を防止することができる。
このように構成することで、音によりオペレータ等に確実に注意を喚起することができる。
このように構成することで、ブームが危険な状態にあるときは自動的にブームの速度を落とし、衝突等を事前に回避することができる。
このように構成することで、作業制限位置が設定された場合に、その設定状態を外部から確実に確認することができる。
上記のような構成を有するクレーン装置と、
前記クレーン装置を搭載する車両本体と、
を備える。
このように構成することで、クレーン装置がトラック車両等の車両本体に搭載されている場合にも、ブーム先端部が軌道と平行な方向の作業限界を超えた場合にオペレータに注意喚起することができ、ブームと回避対象物との接触や衝突を防止することができる。
地面に敷設した軌道と平行な方向の作業限界を画する作業制限位置を設定する設定工程と、
クレーン装置のブームの前記地面に対する水平方向の旋回角度を検出するブーム角度検出工程と、
前記ブームの長さを検出するブーム長検出工程と、
前記ブーム角度検出工程及び前記ブーム長検出工程における検出結果に基づいて、前記ブームの先端部が前記設定工程において設定された前記作業制限位置を超えているか否かを判断するブーム状態判断工程と、
前記ブーム状態判断工程における判断結果に応じて、ブーム状態を報知するブーム状態報知工程と、
を含む。
このように構成することで、ブームの先端部が軌道と平行な方向の作業限界を超えた場合にオペレータに注意喚起することができ、ブームと回避対象物との接触や衝突を防止することができる。
また、軌道と平行な方向の作業限界を超えた場合に報知する構成となっているため、回避対象物の近傍(例えば、手前1m程度)までブームの先端部を伸ばしてクレーン作業を行っても作業の安全性等を確保することができ、作業効率を向上させることができるとの効果を奏する。
図1に示すように、本実施形態において、トラッククレーン1は、車両本体2とクレーン装置3とを備えている。
車両本体2は、前輪21と後輪22で支持されるシャーシ23の上に運転キャブ24及び荷台25が取り付けられたトラック車両である。なお、車両本体2が荷台25を備えていることは必須ではなく、荷台25を備えない構成のものでもよい。
前輪21の後方及び後輪22の後方には、それぞれ軌道走行用車輪26が取り付けられている。軌道走行用車輪26は、トラッククレーン1が軌道(鉄道レール)R上を走行するための車輪であり、一端が地面(地面に敷設された軌道R)と接触する走行位置から、地面と接触しない退避位置まで高さが調整可能となっている。
トラッククレーン1は、軌道R上走行時には、軌道走行用車輪26を走行位置まで下ろすことにより、軌道走行用車輪26により軌道Rに沿って走行可能となっている。
図2は、図1に示すトラッククレーン1からクレーン装置3のみを取り外した状態を示すクレーン装置の側面図である。また、図3は、クレーン装置3を図2における矢視III方向から見た正面図であり、クレーン装置3を車両前方側(すなわち、クレーン装置3を車両本体2に設置した際に車両本体2の前方に位置する側、図1において左側)から見た図である。
図1から図3に示すように、クレーン装置3は、車両本体2の車幅方向に延在し、車両本体2に固定される固定基台31を備えている。
各アウトリガジャッキ32には、アウトリガ用シリンダ321(図6参照)が設けられている。アウトリガ用シリンダ321は、例えば油圧により動作する油圧シリンダである。各アウトリガジャッキ32は、このアウトリガ用シリンダ321により上下方向に伸縮自在となっている。
作業時には、アウトリガジャッキ32を下方向に伸ばし、アウトリガジャッキ32の下端を地面に接地させることで、クレーン装置3及びクレーン装置3が固定されている車両本体2を持ち上げ、前輪21と後輪22とが浮いた状態でトラッククレーン1全体を支持することができる。またアウトリガジャッキ32によりトラッククレーン1全体を持ち上げた状態において、軌道走行用車輪26を軌道R上に下ろすことで、トラッククレーン1は、アウトリガジャッキ32と軌道走行用車輪26とによって安定的に支持される。
また、各アウトリガジャッキ32は車両本体2の側部外側に向かって張り出させることも可能となっている。アウトリガジャッキ32を側方に張り出させることにより、トラッククレーン1をより確実に安定させることができる。
なお、これらアウトリガジャッキ32(アウトリガジャッキ32を伸縮させるアウトリガ用シリンダ321)の操作は、クレーン装置3における車両前方側(図1から図3参照)に備えられた操作レバー37を操作することにより行われる。
旋回機構33は、軌道Rを敷設した地面に対し水平方向に旋回自在に構成された旋回台331と、この旋回台331を旋回動作させる旋回用モータ332とを備えている。
旋回用モータ332は、例えば油圧により動作する油圧モータである。
また、旋回機構33は、後述するブーム35の旋回角度θ(すなわち、トラッククレーン1の車両延在方向における中心(これを以下「車両中心CL」という。)に対する角度、図7等参照)を取得する旋回角度検出器333を備えている(図6参照)。旋回角度検出器333は、旋回台331の回転角度を検出することにより、ブーム35の旋回角度θを検出するブーム角度検出手段である。
コラム34には、コラム用シリンダ341(図6参照)が設けられている。コラム用シリンダ341は、例えば油圧により動作する油圧シリンダである。コラム34は、このコラム用シリンダ341により、図1に二点鎖線で示すように上下方向に伸縮自在となっている。
なお、コラム34(コラム34を伸縮させるコラム用シリンダ341)の操作は、クレーン装置3における車両前方側に備えられた操作レバー37を操作することにより行われる。
コラム長検出器343による検出結果(コラム長)は、後述する制御部50(図6参照)に送られる。
ブーム35には、ブーム用シリンダ351(図6参照)が設けられている。ブーム用シリンダ351は、例えば油圧により動作する油圧シリンダである。ブーム35は、このブーム用シリンダ351により、図1に二点鎖線で示すように軌道Rを敷設した地面に対し水平方向に伸縮自在となっている。
ブーム35(ブーム35を伸縮させるブーム用シリンダ351)の操作は、クレーン装置3における車両前方側に備えられた操作レバー37を操作することにより行われる。
ブーム35は、ブーム用シリンダ351を駆動させることによって、図4(a)に示すように、軌道Rを敷設した地面に対し水平方向に伸縮可能であるとともに、旋回用モータ332の駆動によって旋回機構33の旋回台331が旋回することにより、軌道Rを敷設した地面に対し水平面内で旋回することが可能であり、図4(b)に示すように、トラッククレーン1の車両延在方向における中心(これを以下「車両中心CL」という。図7等参照)に対する角度(これを「旋回角度θ」という。)を調整することができるようになっている。また、本実施形態では、ブーム用シリンダ351と旋回用モータ332とを同時に動作させることにより、図4(c)に示すように、ブーム35を軌道Rを敷設した地面に対し水平方向に伸縮させながらさらに旋回角度θをも調整することが可能となっている。
ブーム長検出器353による検出結果(ブーム長L)は、後述する制御部(図6参照)に送られる。
フック機構36は、ワイヤ361とワイヤ361により吊り下げ支持されたフック362とを備えている。フック機構36は、図示しないウィンチがワイヤ361を巻き取ったり繰り出したりすることによりフック362が上下するものである。なお、フック機構36としては、一般的な周知の技術を適用することができるため、詳細な説明を省略する。
クレーン装置3は、オペレータ(クレーン操作者)が、この操作レバー37を適宜操作することにより、コラム34の伸縮、ブーム35の伸縮及び旋回を行うことができるようになっている。
図5は、操作盤38の一例を示す図である。
図5に示すように、操作盤38には、各種設定のON/OFF状態や設定値等を表示させる表示部381が設けられている。
また、操作盤38には、車両右側の作業制限位置WL(図7等参照)が設定されている場合に点灯する右側設定ランプ382、及び、車両右側の作業制限位置WLが設定されている場合に、ブーム35の先端部350(図7等参照)が車両右側の作業制限位置WLに近づくと点滅し、ブーム35の先端部350が作業制限位置WLに到達すると点灯(連続点灯)する右側予告/停止ランプ383が設けられている。
また、操作盤38には、車両左側の作業制限位置WLが設定されている場合に点灯する左側設定ランプ384、及び、車両左側の作業制限位置WLが設定されている場合に、ブーム35の先端部350が車両左側の作業制限位置WLに近づくと点滅し、ブーム35の先端部350が作業制限位置WLに到達すると点灯(連続点灯)する左側予告/停止ランプ385が設けられている。
さらに、操作盤38には、車両右側の作業制限位置WLの設定及び解除を行うための右側設定/解除ボタン386、車両左側の作業制限位置WLの設定及び解除を行うための左側設定/解除ボタン387、車両中心CLから現在設定されている作業制限位置WLまでの距離(図9におけるWa)を確認するための点検ボタン388が設けられている。右側設定/解除ボタン386及び左側設定/解除ボタン387は、軌道Rと平行な方向の作業限界を画する作業制限位置WLを設定するものである。
これら右側設定/解除ボタン386及び左側設定/解除ボタン387や点検ボタン388がオペレータ等によって操作されると、操作に応じた操作信号が後述する制御部50に出力される。なお、誤操作等を防止するため、右側設定/解除ボタン386及び左側設定/解除ボタン387は、長押しした場合にのみ操作信号を出力するように構成されていてもよい。
なお、操作盤38の構成は、ここに示したものに限定されない。
作業制限位置WLは、車両右側のみ、車両左側のみというように一方のみ設定することもできるし、車両の左右両側ともに設定することもできる。
さらに、オペレータにより点検ボタン388が操作された場合には、後述する制御部50(操作盤制御部55)は、トラッククレーン1の車両幅や作業を行う場所の軌道Rの幅等の情報に基づいて、車両中心CLから現在設定されている作業制限位置WLまでの距離を算出し、この情報を表示部381に表示させる。なお、点検ボタン388の操作により表示部381に表示される内容は、ここに例示したものに限定されない。
すなわち、クレーン装置3における幅方向の右側(すなわち、クレーン装置3を車両本体2に設置した際に車両本体2の右側に位置する側、図3において左側)には、車両の右側に作業制限位置WLが設定されている場合に点灯する右側設定確認ランプ39aが設けられており、クレーン装置3における幅方向の左側(すなわち、クレーン装置3を車両本体2に設置した際に車両本体2の左側に位置する側、図3において右側)には、車両の左側に作業制限位置WLが設定されている場合に点灯する左側設定確認ランプ39bが設けられている。
このように、設定確認ランプ39(39a,39b)は、設定手段により作業制限位置WLが設定された場合に、当該設定状態を報知する設定状態報知手段である。
作業制限位置WLが設定された際には、この設定確認ランプ39が点灯することにより、オペレータやその他の作業関係者は、作業制限位置WLの設定の有無を外部から目視にて確認することができる。
なお、設定確認ランプ39の点灯は、オペレータ等に作業制限位置WLの設定の有無を知らせることができればよく、連続点灯でもよいし、点滅でもよい。また、回転灯のようなものでもよい。
本実施形態では、警報発生部40は、連続的な警報ブザー音と、断続的な警報ブザー音とを発生させることができるようになっており、後述する警報発生制御部57(図6参照)による制御により、適宜警報ブザー音を発生させる。
すなわち、後述するように、本実施形態では、ブーム状態判断部53がブーム35の位置や速度から、ブーム35の先端部350が予め設定された作業制限位置WLを超えるか否かや予告警報範囲に入るか否かを判断するようになっている。そして、このブーム状態判断部53の判断に基づき、警報発生制御部57は、警報発生部40に対して警報発生指示信号を出力する。警報発生部40は、この警報発生制御部57からの指示信号に従い、適宜警報ブザーを発生させる。
具体的には、ブーム35の先端部350が予め設定された作業制限位置WLを超える場合には、警報発生部40は、連続的な警報ブザー音を発生させ、ブーム35の先端部350が予告警報範囲に入った場合には、警報発生部40は、断続的な警報ブザー音を発生させる。
本実施形態では、警報発生部40と警報発生制御部57とにより、ブーム状態判断部53による判断結果に応じて、オペレータ等にブーム状態を報知するブーム状態報知手段が構成される。
なお、警報発生部40により発せられる警報ブザーの種類は、ここに例示したものに限定されない。
作動用油タンク41には図示しない供給管を介して油圧ポンプ42(図6参照)が接続されている。
油圧ポンプ42は、車両本体2(すなわちトラック車両)のエンジン(図示せず)と接続され、このエンジンの動力により動作するようになっている。
油圧ポンプ42は、油圧切替機構43(図6参照)を介して旋回用モータ332、コラム用シリンダ341、ブーム用シリンダ351等と接続されており、油圧ポンプ42が動作することで発生する油圧によって、これら旋回用モータ332、コラム用シリンダ341、ブーム用シリンダ351等を動作させる。また、本実施形態ではアウトリガジャッキ32を上下させるアウトリガ用シリンダ321も油圧ポンプ42と接続されており、この油圧ポンプ42が動作することで発生する油圧によって動作する。
図6は、本実施形態におけるクレーン装置3の制御構成を示す要部ブロック図である。
クレーン装置3の制御部50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等で構成されているメモリ51とを備えるコンピュータである。メモリ51には、クレーン装置3の各部を制御するためのプログラム等が格納されている。
図6に示すように、制御部50は、機能的に見た場合、油圧駆動制御部52、ブーム状態判断部53、作業制限範囲設定部54、操作盤制御部55、確認ランプ制御部56、警報発生制御部57等の機能部を含んでいる。これら油圧駆動制御部52、ブーム状態判断部53、作業制限範囲設定部54、操作盤制御部55、確認ランプ制御部56、警報発生制御部57等としての機能は、制御部50のCPUとメモリ51等に記憶されたプログラムとの共働によって実現される。なお、制御部50に含まれる機能部はここに挙げたものに限定されない。
本実施形態では、1つの油圧ポンプ42により発生した油圧により動作させる対象を油圧切替機構43により適宜切り替えることで、アウトリガ用シリンダ321、旋回用モータ332、コラム用シリンダ341、ブーム用シリンダ351を駆動させるようになっている。
ここで、油圧切替機構43は、アウトリガ用シリンダ321用の第1油圧弁431、旋回用モータ332用の第2油圧弁432、コラム用シリンダ341用の第3油圧弁433、ブーム用シリンダ351用の第4油圧弁434で構成されている。油圧駆動制御部52は、これらの油圧弁の開閉を制御することで、アウトリガ用シリンダ321、旋回用モータ332、コラム用シリンダ341、ブーム用シリンダ351に送られる油圧を制御し、駆動制御を行う。
すなわち、ブーム状態判断部53は、ブーム35の先端部350が作業制限位置WLを超えている(すなわち、ブーム35の先端部350の位置が作業制限位置WLよりも回避対象物Fに接近している)と判断すると、ブーム35の旋回を停止させるようにクレーン停止信号を油圧駆動制御部52に送るようになっている。油圧駆動制御部52は、クレーン停止信号を受けると、油圧ポンプ42の動力源であるエンジンの回転数を落として油圧ポンプ42により生じる油圧を下げたり、旋回用モータ332に送られる油圧を下げるように油圧切替機構43を構成する油圧弁を切り替える等、旋回用モータ332の油圧を落とすように油圧ポンプ42及び油圧切替機構43を制御する。
具体的には、ブーム状態判断部53は、旋回角度検出器333及びブーム長検出器353の検出結果に基づいてブーム35の先端部350(350a,350b、図7参照)の位置座標、速度補正座標を取得する。そして、ブーム状態判断部53は、取得した座標からブーム35の先端部350と作業制限位置WLとの位置関係を算出する。
さらに、本実施形態では、ブーム状態判断部53は、旋回用モータ332の油圧を検出する油圧検出器6から旋回用モータ332の油圧の検出結果を取得して、これに基づき、ブーム35の旋回速度を算出する。
そして、ブーム状態判断部53は、ブーム35の停止精度を勘案して、当該旋回速度においてブーム35が回避対象物Fに到達するまでに停止できるか否か(すなわち、ブーム35の先端部350の位置が停止可能範囲内か否か)を判断する。ブーム35の先端部350の位置が停止可能範囲内にないと判断した場合には、ブーム状態判断部53は、ブーム35の先端部350の位置に関わらず(すなわち、現時点においてブーム35の先端部350が作業制限位置WLを超えていない場合であっても)、ブーム35の旋回動作を止めるように指示するクレーン停止信号を油圧駆動制御部52に出力する。
このような制御を行うことにより、例えば全開動作(すなわち、油圧最大限で旋回用モータ332等を動作させる場合)等で即時に作業制限位置WLを超える危険があるような場合に、作業制限位置WLの手前であってもブーム35の動作を減速・停止させて、確実にブーム35と回避対象物Fとの接触や衝突を回避することができる。
作業制限位置WLが設定された場合、作業制限位置WLよりも車両側の範囲がクレーン装置3による作業を行うことのできる作業可能範囲となり、作業制限位置WLよりも回避対象物F側の範囲がクレーン装置3による作業が制限される作業制限範囲となる。
図8に示すように、車両本体12にクレーン装置13が搭載された従来のトラッククレーン10の場合、ブーム131の高さや仰角を調整することはできたが、軌道Rと平行な方向において回避対象物Fを回避する構成がとられていなかった。このため、ブーム131を伸ばした状態で作業を開始すると、ブーム131が旋回できるスペース分だけ回避対象物Fとの距離を離さなくてはならない。このため、図8中に×印で示した部分についてクレーン作業を行うことができなかった。
これに対して、本実施形態では、図9に示すように、軌道R(又は車両中心CL)と平行な方向において作業限界を画する作業制限位置WLを設定し、この作業制限位置WLまではブーム35の旋回角度θとブーム長Lとを調整することによってブーム35を繰り出し、クレーン作業を行うことが可能となる。
また、作業制限範囲設定部54は、この作業制限位置WLよりも所定の距離Wcだけ内側(すなわち、車両側)に予告警報位置NLを設定する。予告警報位置NLを設定する場合の「所定の距離Wc」をどの程度とするかは予め警報距離として設定・記憶されており、本実施形態では1mとする。
なお、予告警報位置NLを設定する場合の「所定の距離Wc」をどの程度とするかは特に限定されない。例えば、デフォルトで1mと設定されている場合でも事後的に0.5mや0.3mに変更することも可能である。また、クレーン装置3の大きさや性能、作業環境等により、停止精度等も異なる場合があるため、複数の「所定の距離Wc」を登録させておき、これらの中からオペレータが適宜選択して予告警報位置NLを設定できるようになっていてもよい。
予告警報位置NLと作業制限位置WLとの間の範囲が、予告警報を発する予告警報範囲となる。
ブーム35の先端部350が予告警報位置NLを超えても作業制限位置WLまでは作業が可能であり、クレーン装置3の右側及び左側の作業制限距離(すなわち、作業制限位置WLの設定がされている側においてクレーン作業を行うことが可能な範囲の幅)は、車両中心CLから作業制限位置WLまでの距離Wa(車両右側について距離Wa1とする。なお、図7のように車両の左右に作業制限位置WLが設定されている場合には、車両右側について距離Wa1とし、車両左側について距離Wa2とする。)となる。
具体的には、車両右側に作業制限位置WLが設定された場合には、右側設定確認ランプ39aを点灯させ、車両左側に作業制限位置WLが設定された場合には、左側設定確認ランプ39bを点灯させる。車両の左右両側に作業制限位置WLが設定された場合には、確認ランプ制御部56は、左右の設定確認ランプ39a,39bをともに点灯させる。
また、作業制限位置WLの設定が解除された場合には、確認ランプ制御部56は、設定確認ランプ39(39a,39b)を消灯させる。
前述のように、警報発生部40は、連続的な警報ブザー音と、断続的な警報ブザー音とを発生させることができるようになっている。
警報発生制御部57は、ブーム状態判断部53によりブーム35の先端部350の位置(座標又は速度補正座標)が予告警報位置NLを超えたと判断された場合に、警報発生部40から断続的な警報ブザーを出力させる。また、ブーム35の先端部350の位置(座標又は速度補正座標)が作業制限位置WLを超えたとブーム状態判断部53が判断した場合には、警報発生制御部57は、警報発生部40から連続的な警報ブザーを出力させる。
まず、クレーン装置3の電源がONとなると、制御部50は、予め設定されている設定値を読み込む(ステップS1)。ここで、設定値とは、例えば、警報距離についての設定値や速度補正係数等である。警報距離の設定値とは、作業制限位置WLの手前どの程度の距離で予告警報を行うかを規定する設定値であり、本実施形態では1mである。また、速度補正係数とは、全開動作(すなわち、油圧最大限で旋回用モータ332等を動作させる場合)等で即時に予告警報位置NLを超える危険があるような場合に、作業制限位置WLの手前であってもブーム35の動作を減速・停止させる場合があるが、この際安全に停止できる速度までブーム35を減速させるための速度補正において必要となる係数である。なお、ステップS1で読み込まれる設定値はこれに限定されない。例えば、クレーン装置3の性能等に関する初期設定値やこれを搭載する車両本体2のエンジン性能に関する数値等がこの設定値に含まれていてもよい。
設定値の読み込みが完了すると、制御部50は、クレーン状態を取得するクレーン状態取得処理を行う(ステップS2)。
クレーン状態取得処理では、ブーム状態判断部53は、まず、旋回角度検出器333から出力されたブーム35の旋回角度θ及びブーム長検出器353から出力されたブーム長Lの情報を読み込む(ステップS11)。
そして、ブーム状態判断部53は、このブーム35の旋回角度θ及びブーム長Lに基づいてブーム35の2箇所の先端部350a,350bの座標を算出する(ステップS12)。なお、後述する作業制限位置WLが車両の右側のみ又は車両の左側のみにしか設定されない場合には、作業制限位置WLが設定されている側の先端部350の座標のみを算出してもよい。
次に、ブーム状態判断部53は、油圧検出器6から出力された検出結果から、ブーム35の2箇所の先端部350a,350bの速度を算出する(ステップS13)。
さらに、ブーム状態判断部53は、図10のステップS1で読み込んだ速度補正係数を用いて、全開動作等で即時に予告警報位置NLを超える危険があるような場合に、安全に停止できる速度までブーム35を減速させるための速度補正を加味した、ブーム35の2箇所の先端部350a,350bの速度補正後の座標(図11において速度補正座標)を算出する(ステップS14)。
これにより、クレーン状態取得処理は終了する。
作業制限範囲設定処理では、まず、作業制限範囲設定部54は、右側設定/解除ボタン386が押されたか否かを判断する(ステップS21)。右側設定/解除ボタン386が押されたと判断される場合(ステップS21;YES)には、右側の作業制限範囲が既に設定されているか否かを判断する(ステップS22)。右側の作業制限範囲が既に設定されている場合(ステップS22;YES)には、作業制限範囲設定部54は、右側の作業制限範囲を解除する(ステップS23)。
他方、右側の作業制限範囲が設定されていない場合(ステップS22;NO)には、作業制限範囲設定部54は、さらに、ブーム35の先端部350が右側にあるか否かを判断する(ステップS24)。作業制限範囲設定部54は、ブーム35の先端部350が右側にない場合(ステップS24;NO)には処理を終了する。他方、ブーム35の先端部350が右側にある場合(ステップS24;YES)には、作業制限範囲設定部54は、回避対象物Fから所定の距離Wbだけ内側(車両側)の位置に右側の作業制限位置WLを設定する(ステップS25)。また、この作業制限位置WLよりもさらに所定の距離Wcだけ内側(車両側)の位置に右側の予告警報位置NLを設定する(ステップS26)。
他方、左側の作業制限範囲が設定されていない場合(ステップS28;NO)には、作業制限範囲設定部54は、さらに、ブーム35の先端部350が左側にあるか否かを判断する(ステップS30)。作業制限範囲設定部54は、ブーム35の先端部350が左側にない場合(ステップS30;NO)には処理を終了する。他方、ブーム35の先端部350が左側にある場合(ステップS30;YES)には、作業制限範囲設定部54は、回避対象物Fから所定の距離Wbだけ内側(車両側)の位置に左側の作業制限位置WLを設定する(ステップS31)。また、この作業制限位置WLよりもさらに所定の距離Wcだけ内側(車両側)の位置に左側の予告警報位置NLを設定する(ステップS32)。
これにより、作業制限範囲設定処理は終了する。
そして、右側作業制限範囲又は左側作業制限範囲が設定されていると判断する場合(ステップS5;YES)には、制御部50は、設定確認ランプ点灯処理及び作業範囲規制処理を行う(ステップS6)。
右側作業制限範囲又は左側作業制限範囲が設定されていないと判断する場合(ステップS5;NO)又は設定確認ランプ点灯処理及び作業範囲規制処理(ステップS6)が終了した場合には、制御部50は、ステップS2に戻って処理を繰り返す。
設定確認ランプ点灯処理及び作業範囲規制処理では、まず、確認ランプ制御部56は、右側作業制限範囲(すなわち、右側の作業制限位置WL)が設定されているか否かを判断し(ステップS41)、設定されている場合(ステップS41;YES)には、右側の設定確認ランプ39aを点灯させる(ステップS42)。また、確認ランプ制御部56は、右側作業制限範囲が設定されていない場合(ステップS41;NO)及び右側の設定確認ランプ39aを点灯させた場合(ステップS42)には、さらに左側作業制限範囲(すなわち、左側の作業制限位置WL)が設定されているか否かを判断する(ステップS43)。そして、左側作業制限範囲が設定されている場合(ステップS43;YES)には、左側の設定確認ランプ39bを点灯させる(ステップS44)。
そして、ブーム状態判断部53は、ブーム35の先端部350の座標及び速度補正座標が作業制限位置WLを超えた位置にあるか否かを判断する(ステップS46)。ブーム35の先端部350の座標及び速度補正座標が作業制限位置WLを超えた位置にあると判断する場合(ステップS46;YES)には、ブーム状態判断部53は、警報発生制御部57に指示信号を出力し、警報発生制御部57はこの指示信号に従って警報発生部40を制御して警報ブザーを連続的に出力させる(ステップS47)。
さらに、ブーム状態判断部53は、ブーム35の移動方向が回避対象物Fに近づく方向であるか否かを判断し(ステップS48)、ブーム35の移動方向が回避対象物Fに近づく方向であると判断した場合(ステップS48;YES)には、油圧駆動制御部52にクレーンを停止させるよう指示するクレーン停止信号を出力する(ステップS49)。これにより、油圧駆動制御部52は、油圧ポンプ42の電源であるエンジンの回転数を下げるとともに、油圧ポンプ42及び油圧切替機構43を制御することにより、自動的にブーム35を徐々に減速させて停止させる。
他方、ブーム35の先端部350の座標及び速度補正座標が作業制限位置WLを超えていないと判断する場合(ステップS46;NO)には、ブーム状態判断部53は、さらに、ブーム35の先端部350の座標及び速度補正座標が予告警報位置NLを超えているか否かを判断する(ステップS50)。そして、ブーム35の先端部350の座標及び速度補正座標が予告警報位置NLを超えていると判断する場合(ステップS50;YES)には、ブーム状態判断部53は、警報発生制御部57に指示信号を出力し、警報発生制御部57はこの指示信号に従って警報発生部40を制御して警報ブザーを断続的に出力させる(ステップS51)。
警報ブザーが連続的又は断続的に鳴った場合には、オペレータは、ブーム35の旋回角度θを調整する操作レバー37及びブーム長Lを調整する操作レバー37をそれぞれ、又は併せて操作することにより、回避対象物Fにブーム35の先端部350が接触しないように調整する。これにより、回避対象物Fにブーム35が衝突したり接触することを回避できる。
このように、本実施形態では、ブーム35の状態が作業制限位置WLを超えて危険であるような場合には、オペレータに注意を喚起することができる。このため、軌道R上で線路設備等の保守作業等を行う場合に、軌道Rと平行な方向に存在する回避対象物Fにブーム35が接近し過ぎるのを防止することができる。
そして、報知結果に応じて、オペレータがブーム35の旋回角度θ及びブーム長Lをそれぞれ又は併せて調整することにより、ブーム35が回避対象物Fに接触することで回避対象物Fを毀損したり、トラッククレーン1側に損傷を受けたりすることを確実に防止しながら、回避対象物Fの近傍(例えば、手前1m程度)までブーム35の先端部350を伸ばしてクレーン作業を行うことができ、作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態のように、ブーム状態報知手段が警報音(警報ブザー)を発する警報発生部40である場合には、音によってオペレータの注意を喚起し、ブーム35と回避対象物Fとの接触等を確実に防止することができる。
ブーム35の先端部350が作業制限位置WLを超えている場合には、自動的にブーム35の旋回速度を落とす(又は徐々に減速させながら停止させる)ようになっている。このため、仮にオペレータの操作ミス等があった場合でも、ブーム35と回避対象物Fとの接触等を確実に回避することができる。
さらに、作業制限位置WLが設定された場合には、設定確認ランプ39(39a,39b)が点灯する構成としている。このため、作業制限位置WLの設定状態が外部から目視にて容易に確認でき、作業の安全性をより向上させることができる。
例えば、ブザー以外の音(サイレンやブーム状態を具体的に告げる音声等)であってもよい。また、ブーム状態報知手段は音によるものに限定されず、例えばランプの点灯や点滅、回転灯の点灯等、光によるものでもよい。例えば夜間の作業等、音による報知が制限されるような状況下であって、光による報知が効果的である場合には、音による報知に代えて光により報知してもよい。また、音と光の双方により報知する手段を設けてもよい。
例えば、ブザーやサイレン、音声等、音により設定状態を報知する手段を設けてもよい。
例えば、ブーム35の先端部350の位置をセンサ等により正確に取得して、回避対象物Fまでの距離に応じて、制御部50が自動的にブーム35の旋回角度θの調整及びブーム長Lの調整を連動させて行い、回避対象物Fとの衝突や接触を回避するように構成してもよい。
例えば、ブーム35は高さ方向の位置も調整可能に構成されていてもよい。この場合には、軌道Rと平行な水平方向の作業限界に加えて高さ方向の作業限界をも画する作業制限位置を設定するようにする。
2 車両本体
3 クレーン装置
33 旋回機構
34 コラム
35 ブーム
39 設定確認ランプ
40 警報発生部
42 油圧ポンプ
43 油圧切替機構
50 制御部
52 油圧駆動制御部
53 ブーム状態判断部
54 作業制限範囲設定部
55 操作盤制御部
56 確認ランプ制御部
57 警報発生制御部
332 旋回用モータ
333 旋回角度検出器
351 ブーム用シリンダ
353 ブーム長検出器
350 先端部
CL 車両中心
F 回避対象物
L ブーム長
NL 予告警報位置
R 軌道
WL 作業制限位置
θ 旋回角度
Claims (6)
- 地面に敷設した軌道と平行な方向の作業限界を画する作業制限位置を設定する設定手段と、
前記地面に対する水平方向の旋回角度及び長さを調整可能に構成されたブームと、
前記ブームの旋回角度を検出するブーム角度検出手段と、
前記ブームの長さを検出するブーム長検出手段と、
前記ブーム角度検出手段及び前記ブーム長検出手段の検出結果に基づいて、前記ブームの先端部が前記設定手段により設定された前記作業制限位置を超えているか否かを判断するブーム状態判断手段と、
前記ブーム状態判断手段による判断結果に応じて、ブーム状態を報知するブーム状態報知手段と、
を備えるクレーン装置。 - 前記ブーム状態報知手段は、前記ブーム先端部が前記設定手段により設定された前記作業制限位置を超えていると前記ブーム状態判断手段が判断したときに警報音を発する警報発生部とすることを特徴とする請求項1に記載のクレーン装置。
- 前記ブーム先端部が前記設定手段により設定された前記作業制限位置を超えていると前記ブーム状態判断手段が判断したときに、前記ブームの旋回速度を落とすように前記ブームの旋回速度を制御するブーム速度制御手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクレーン装置。
- 前記設定手段により前記作業制限位置が設定された場合に、当該設定状態を報知する設定状態報知手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のクレーン装置。
- 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のクレーン装置と、
前記クレーン装置を搭載する車両本体と、
を備えるトラッククレーン。 - 地面に敷設した軌道と平行な方向の作業限界を画する作業制限位置を設定する設定工程と、
クレーン装置のブームの前記地面に対する水平方向の旋回角度を検出するブーム角度検出工程と、
前記ブームの長さを検出するブーム長検出工程と、
前記ブーム角度検出工程及び前記ブーム長検出工程における検出結果に基づいて、前記ブームの先端部が前記設定工程において設定された前記作業制限位置を超えているか否かを判断するブーム状態判断工程と、
前記ブーム状態判断工程における判断結果に応じて、ブーム状態を報知するブーム状態報知工程と、
を含むクレーン装置の作業範囲制御方法。
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