JP2015032992A - 受信装置および受信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】スプリアスによる受信性能の劣化を抑えることが可能な受信装置および受信方法を提供する。【解決手段】実施形態によれば、変調された複数のサブキャリアを含む無線信号を受信する受信装置が提供される。この受信装置は、復調部と、サブキャリア特定部と、誤り訂正を行う誤り訂正復号部とを備える。前記復調部は、前記無線信号を復調し、前記複数のサブキャリアを生成する。前記サブキャリア特定部は、前記複数のサブキャリアのうち、スプリアスの周波数と重なるサブキャリアを特定する。前記誤り訂正復号部は、前記スプリアスの周波数と重なるサブキャリアより、前記スプリアスの周波数と重ならないサブキャリアを信頼して誤り訂正を行う。【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、受信装置および受信方法に関する。
無線信号を受信する受信装置において、デジタル回路用のクロックなどに起因するスプリアスが存在する場合、スプリアスと受信信号とが干渉して受信性能が劣化してしまうおそれがある。
スプリアスによる受信性能の劣化を抑えることが可能な受信装置および受信方法を提供する。
実施形態によれば、変調された複数のサブキャリアを含む無線信号を受信する受信装置が提供される。この受信装置は、復調部と、サブキャリア特定部と、誤り訂正を行う誤り訂正復号部とを備える。前記復調部は、前記無線信号を復調し、前記複数のサブキャリアを生成する。前記サブキャリア特定部は、前記複数のサブキャリアのうち、スプリアスの周波数と重なるサブキャリアを特定する。前記誤り訂正復号部は、前記スプリアスの周波数と重なるサブキャリアより、前記スプリアスの周波数と重ならないサブキャリアを信頼して誤り訂正を行う。
以下、実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
初めに、本実施形態の概要を説明する。図1は、受信された無線信号を復調して得られたサブキャリア1と、スプリアス2との関係を模式的に示す図である。本実施形態では、OFDM(直交周波数分割多重)変調されたマルチキャリアが無線伝送されることを念頭においている。
初めに、本実施形態の概要を説明する。図1は、受信された無線信号を復調して得られたサブキャリア1と、スプリアス2との関係を模式的に示す図である。本実施形態では、OFDM(直交周波数分割多重)変調されたマルチキャリアが無線伝送されることを念頭においている。
サブキャリア1の主な仕様は規格により定められている。例えば2.4GHz帯の無線LAN(IEEE802.11n 20MHz mode)規格では、サブキャリア1の周波数間隔は0.3125MHz(等間隔)、サブキャリアの本数は56本(中心周波数fcを中心として±28本)である。また、取り得る中心周波数fcは2.4GHz付近の11種類程度である。無線LAN接続時に接続先の基地局などに応じて1つの中心周波数fcが定まり、中心周波数fcに応じて各サブキャリア1の周波数も定まる。そして、通信中に中心周波数fcが変化することはほとんどない。
サブキャリア1のそれぞれは、1または複数ビットの情報を含んでいる。また、無線信号は誤り訂正用の冗長性を有し、1つのサブキャリア1を復調する際に誤りが生じても、他のサブキャリア1を用いて誤りを訂正できるようになっている。
スプリアス2とは無線信号を劣化させる可能性がある種々の周波数信号をいう。本実施形態では、スプリアス2の周波数を予測可能であることを想定している。例えば、スプリアス2の周波数は、無線信号を受信して復調する受信装置のクロック信号に関連する。より具体的には、クロック信号の原振信号を生成する水晶発振器の発振信号の高調波が、スプリアス2となり得る。よって、水晶発振器に固有の発振周波数からスプリアス2の周波数を予測できる。
同図において、スプリアス2から離れた周波数のサブキャリア1aは、スプリアス2との干渉がほとんどないため、復調時に誤りが生じる可能性が低い。一方、スプリアス2と重なる周波数のサブキャリア1bは、スプリアス2との干渉により劣化し、復調時に誤りが生じる可能性が高い。
そこで、本実施形態では、スプリアス2の周波数を予測し、スプリアス2と重なる周波数のサブキャリア1bよりも、スプリアス2と重ならない周波数のサブキャリア1aを信頼して、誤り訂正処理を行うものである。以下、詳細に説明する。
図2は、無線信号のパケットのフォーマットの一例を示す図である。無線信号は、ショートプリアンプル61と、ロングプリアンブル62と、シグナルフィールド63と、データフィールド64とを含んでいる。
ショートプリアンブル61はパケットの先頭に位置する既知信号であり、利得制御および粗周波数制御に用いられる。ロングプリアンブル62は、ショートプリアンブル61に引き続く既知信号であり、伝送路応答推定および周波数制御に用いられる。シグナルフィールド63はデータレートおよびデータ長などの情報を含む。そして、データフィールド64に情報が含まれている。
図3は、第1の実施形態に係る受信装置100の概略構成を示すブロック図であり、図2に示す無線信号を受信する。この受信装置100は、パーソナルコンピュータやスマートフォンなどの無線LAN(Local Area Network)端末に搭載される。
受信装置100は、無線処理部11と、AD変換部(ADC)12a,12bと、自動周波数制御部(AFC)13と、伝送路応答推定部14と、復調部15と、制御部16と、重み乗算部17と、誤り訂正復号部18とを備えている。受信装置100内の各部を1または複数の半導体チップ上に構成してもよいし、一部をソフトウェアで実装してもよい。一例として、制御部16をソフトウェアで実装し、他を1つの半導体チップ上で構成することができる。
無線処理部11は無線信号をベースバンド信号に変換するものであり、アンテナ21と、低雑音増幅器(LNA)22と、水晶発振器23と、PLL部24と、直交復調部25と、自動利得制御部(AGC)26a,26bとを有する。
アンテナ21は図2に示す無線信号を受信する。LNA22は受信された無線信号を増幅する。水晶発振器23はクロック信号の原振信号を生成する。水晶発振器23の発振周波数f0は、例えば13MHzであり、この場合、原振信号の周波数は13MHzとなる。PLL部24は原振信号からクロック信号を生成する。クロック信号の周波数は原振信号の周波数の整数倍である。直交復調部25は、例えばミキサであり、PLL部24により生成されたクロック信号を用いて無線信号を直交復調し、I信号およびQ信号からなるベースバンド信号を生成する。AGC26a,26bは、無線信号の受信強度に応じて、I信号およびQ信号をそれぞれ所定レベルまで増幅する。
ADC12a,12bは、無線処理部11から出力されるI信号およびQ信号を、それぞれデジタル信号に変換する。AFC13は、デジタル化された無線信号に含まれるショートプリアンブル61を用いて粗い周波数制御を行うとともに、ロングプリアンブル62を用いて精度の高い周波数制御を行う。
伝送路応答推定部14は無線信号が伝送路で受けた歪みを推定する。より具体的には、伝送路応答推定部14は、振幅および位相が既知のロングプリアンブル62を用い、各サブキャリアが送信装置(不図示)から受信装置100へ伝送される際に、振幅および位相がどのように変化するかを、推定する。
復調部15はデジタル化された無線信号を復調する。より具体的には、復調部15は、FFT部31と、イコライザ部32とを有する。FFT部31はデジタル信号をFFT処理して周波数領域へ変換する。イコライザ部32は、伝送路応答の推定結果を利用して、無線信号が伝送路で受けた歪みを補正する。これにより、図1に示す複数のサブキャリア1が生成される。各サブキャリアは1または複数ビットの情報を含んでいる。
制御部16は、サブキャリア特定部41と、記憶部42を有する。
サブキャリア特定部41は、まず、水晶発振器23の発振周波数f0に基づいて、スプリアス2の周波数を算出する。さらに、サブキャリア特定部41は、無線信号の中心周波数fc、サブキャリア1の周波数間隔fa、サブキャリア1の本数nに基づいて、複数のサブキャリア1のうちスプリアス2の周波数とほぼ等しいサブキャリア1bを特定する。以下に示す仮定の下、2.4GHz帯の無線LAN(IEEE802.11n 20MHz mode)規格について具体例を説明する。
・水晶発振器23が生成する原振信号の周波数f0=13MHz
・無線信号の中心周波数fc=2412MHz
・サブキャリア1の周波数間隔fa=0.3125MHz
・サブキャリア1の本数n=±28本(中心周波数fcより高い周波数を正、低い周波数を負とする。また、n=0のサブキャリアは使用されない)。
・水晶発振器23が生成する原振信号の周波数f0=13MHz
・無線信号の中心周波数fc=2412MHz
・サブキャリア1の周波数間隔fa=0.3125MHz
・サブキャリア1の本数n=±28本(中心周波数fcより高い周波数を正、低い周波数を負とする。また、n=0のサブキャリアは使用されない)。
この場合、k(k=−28〜28)本目のサブキャリア1の周波数は(fc+fa*k)=(2412+0.3125*k)MHzである。
スプリアス2の周波数は、原振信号の周波数f0=13MHzの整数倍である。具体的には、中心周波数fc=2412MHzの近辺に、13MHzの(1)184倍である2392MHz、(2)185倍である2405MHz、(3)186倍である2418MHz、(4)187倍である2431MHzのスプリアス2が生じる。
ここで、−22本目のサブキャリア1の周波数は、(2412+0.3125*(−22))MHz≒2405MHzである。よって、このサブキャリア1は185倍のスプリアス2と重なる。同様に、+19本目のサブキャリア1の周波数は約2418MHzであり、186倍のスプリアス2と重なる。
一方、サブキャリア1のうち、−28本目のサブキャリア1の周波数が最も低く、約2403MHzである。よって、周波数が184倍(2392MHz)以下のスプリアス2と重なるサブキャリア1はない。また、サブキャリア1のうち、+28本目のサブキャリア1の周波数が最も高く、約2421MHzである。よって、周波数が187倍(2431MHz)以上のスプリアス2と重なるサブキャリア1はない。
したがって、スプリアス2の周波数と重なるサブキャリア1bとして、サブキャリア特定部41は−22本目および+19本目のサブキャリア1bを特定する。
記憶部42は、サブキャリア特定部41により特定されたサブキャリア1bに乗算すべき重み係数Aを記憶している。例えば、重み係数Aは、予め受信装置100の評価や試行錯誤の実験を行うなどにより、誤り訂正復号部18における誤り訂正率が高くなるよう、予め設定される。
重み係数Aは、スプリアス2の周波数が重なって劣化している可能性が高いサブキャリア1bに乗じられるものであるから、0以上1未満の値とする。そして、重み係数Aが小さいほど、信頼度が低いことを意味する。
また、重み係数Aは乗じられるサブキャリアの周波数に応じて異なる値であってもよい。例えば、上記の例において、原振信号の周波数f0の184倍の周波数を有するスプリアス2より、185倍の周波数を有するスプリアス2の方が干渉の影響が大きいことが分かっている場合、後者と重なる−22本目のサブキャリア用の重み係数Aより、前者と重なる+19本目のサブキャリア用の重み係数Aを小さくしてもよい。
さらに、最適な重み係数Aは、受信装置100にも個体バラつきがあることを考慮して、受信装置100ごとに異なる値に設定されてもよい。
重み乗算部17は、サブキャリア特定部41が特定したサブキャリア1、つまり、スプリアス2の周波数と重なるサブキャリア1bに、記憶部42に記憶された重み係数Aを乗じる。
図4は、重み乗算部17の動作を模式的に説明する図であり、重み乗算処理前のサブキャリア1(図4(a))および重み乗算処理後のサブキャリア1(図4(b))を示している。図示のように、スプリアス2の周波数と重なるサブキャリア1bに1未満の重み係数Aを乗じる。これにより、スプリアス2の周波数と重なるサブキャリア1bは、重ならないサブキャリア1aに比べて、振幅が小さくなる。
図3に戻り、誤り訂正復号部18は、例えばビタビ復号部であり、重み乗算部17から出力された復調信号の誤り訂正を行い、誤り訂正後の復調信号を出力する。重み乗算部17により、スプリアス2の周波数と重なるサブキャリア1bには1未満の重み係数Aが乗じられている。よって、誤り訂正復号部18では、スプリアス2の周波数とは重ならないサブキャリア1aをより信頼して、誤り訂正処理が行われる。
図5は、重み乗算部17および誤り訂正復号部18の動作を模式的に説明する図である。説明を簡略化するために、1つの送信値(1ビット)がサブキャリア1a,1bの両方に含まれており、スプリアス2等による劣化がない場合には、サブキャリア1a,1bが同じ値を示すものとする。このような冗長性により、誤り訂正を行う。
サブキャリアが示す値は、本来、0または1である。しかしながら、伝送過程における信号劣化などにより、0と1との間の値となることもある。図5の場合、スプリアス2の周波数と重ならないサブキャリア1aが示す値は0.7であり、スプリアス2の周波数と重なるサブキャリア1bが示す値は0.1である。
仮にサブキャリア1a,1bの平均値を算出することにより誤り訂正を行うと、誤り訂正後の値は0.4であり、2値化すると0値となる。ところが、実際には、サブキャリア1bはスプリアス2の干渉を受けており、その値は必ずしも信頼できるものではない。
そこで、本実施形態では重み乗算部17を設けている。同図の例では、重み乗算部17は、サブキャリア1aには重み係数を乗じる処理を行わず(あるいは、重み係数1を乗じ)、スプリアス2の干渉を受けるサブキャリア1bには重み係数0.1を乗じる。その結果、重み付け処理後の、サブキャリア1a,1bが示す値はそれぞれ0.7,0.01となる。これらの平均値は(0.7+0.01)/(1+0.1)=0.65であり、2値化すると1値となる。このようにして、誤り訂正率を向上できる。
以下、重み乗算部17、サブキャリア特定部41および記憶部42の変形例について、いくつか説明する。
重み乗算部17は、少なくともサブキャリア特定部41が特定したサブキャリアに重み係数を乗じればよく、加えて、他のサブキャリアにも重み係数を乗じてもよい。
図6は、重み乗算部17の別の動作を模式的に説明する図であり、重み乗算処理前のサブキャリア1(図6(a))および重み乗算処理後のサブキャリア1(図6(b))を示している。本例では、重み乗算部17は、スプリアス2と重なるサブキャリア1bに重み係数Aを乗じるのみならず、中心周波数fcに対してサブキャリア1bと対称な周波数のサブキャリア1cにも、重み係数A’を乗じる。周波数が対称なサブキャリア1cとは、k本目のサブキャリアに対して、−k本目のサブキャリアをいう。このようにするのは、対称なサブキャリア1cも、復調処理時に誤りが生じる可能性があるためである。ここで、重み係数AとA’は同一でも異なっていてもよい。
図7は、重み乗算部17のまた別の動作を模式的に説明する図であり、重み乗算処理前のサブキャリア1(図7(a))および重み乗算処理後のサブキャリア1(図7(b))を示している。本例では、サブキャリア特定部41が特定したサブキャリア1bのみならず、周波数が等間隔な複数のサブキャリアに、重み係数を乗じる。スプリアスは水晶発振器23の発振周波数f0の整数倍の周波数に生じるためである。
図8は、記憶部42が記憶するテーブルの一例を示す図である。同図は、記憶部42が、受信装置100の温度Tに応じた重み係数Aをテーブルに保持する例を示している。受信装置100の温度Tは、例えば受信装置100内に設けられた温度計(不図示)から取得される。予め行った評価に基づいて、各温度Tkに対して最適な重み係数Akを得ておくことで、同図のテーブルを生成できる。そして、重み乗算部17は、受信装置100内の温度がTkである場合、サブキャリア特定部41が特定したサブキャリア1bに対して、重み係数Akを乗じる。
重み乗算部17は、定期的に温度を取得して、サブキャリア1bに乗じる重み係数Aを切り替えてもよい。
その他、記憶部42は通信レートに応じた重み係数Aをテーブルに保持しておいてもよい。通信レートを高くする場合、1つのサブキャリア1が示す値を多値化したり、誤り訂正用の冗長性(符号化率)を低くしたりする。そのため、通信レートによって、スプリアスの影響が異なる。よって、通信レートに応じた重み係数Aを用いるのも有効である。
また、記憶部42は、受信装置100の電源電圧、無線信号の受信強度に応じた重み係数Aをテーブルに保持しておいてもよい。例えば、受信強度が十分に強い場合、スプリアス2からの影響はそれほど強くないため、重み係数Aを小さくしなくてもよい。
通信レート、受信装置100の電源電圧、無線信号の受信強度などに応じた重み係数を設定する場合も、やはり、種々の環境下で評価や実験などを事前に行って、最適な重み係数Aを設定すればよい。
また、サブキャリア特定部41は、スプリアス2の周波数を算出するのではなく、伝送路応答推定部14による伝送路応答推定の結果に基づいて、スプリアス2の周波数と重なるサブキャリア1bを特定してもよい。上述したように、伝送路応答推定部14は、サブキャリア1ごとに、伝送路応答(すなわち振幅および位相の変化)を推定する。スプリアス2がない場合、隣接するサブキャリア1同士で、類似した伝送路応答を示す。ところが、スプリアス2と重なるサブキャリア1bでは、伝送路応答が隣接するサブキャリア1とは大きく異なる特異点となる。
そこで、サブキャリア特定部41は、伝送路応答が隣接するサブキャリア1と大きく異なるサブキャリアを特定し、スプリアス2の周波数と重なるサブキャリア1bとして特定してもよい。この手法によれば、水晶発振器23の発振周波数f0に起因するスプリアス以外のスプリアスの影響も抑制できる。
また、受信装置100内にブルートゥース(登録商標)装置がある場合、ブルートゥースの周波数およびその整数倍の周波数がスプリアスの周波数になり得る。また、当該ブルートゥース装置で用いられるクロック周波数およびその整数倍の周波数も、スプリアスの周波数になり得る。
そこで、サブキャリア特定部41は、ブルートゥース装置が使用中であるか否かを示す信号(Co−Ex信号)をブルートゥース装置から受信し、使用中である場合には、このようなブルートゥース装置に起因するスプリアスと重なるサブキャリアを特定してもよい。
図9は、受信装置100の処理動作の概略を示すフローチャートである。アンテナ21により受信された無線信号は、無線処理部11、ADC12a,12bおよびAFC13の処理を経て、復調部15により復調される。これにより、図1に示すような複数のサブキャリア1が生成される(ステップS1)。一方、サブキャリア特定部41は、複数のサブキャリア1のうち、スプリアス2の周波数と重なるサブキャリア1bを特定する(ステップS2)。なお、ステップS1とS2は順序を入れ替えてもよいし、同時に行ってもよい。
続いて、重み乗算部17は、キャリア特定部41により特定されたサブキャリア1bに、0以上1未満の重み係数Aを乗じる(ステップS3)。そして、誤り訂正復号部18は、乗算処理されたサブキャリア1を用いて、誤り訂正を行う(ステップS4)。
このように、第1の実施形態では、スプリアス2の周波数と重なるサブキャリア1bには1より小さい重み係数Aを乗じる。そのため、スプリアス2の周波数と重なるサブキャリア1bより、重ならないサブキャリア1aをより信頼して誤り訂正を行うことができ、復調の精度が向上する。結果として、スプリアスによる受信性能の劣化を抑制できる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態は、スプリアス2の周波数を考慮して誤り訂正を行うものであったが、以下に説明する第2の実施形態では、スプリアス2の周波数を考慮して精度よく伝送路応答推定を行うものである。
上述した第1の実施形態は、スプリアス2の周波数を考慮して誤り訂正を行うものであったが、以下に説明する第2の実施形態では、スプリアス2の周波数を考慮して精度よく伝送路応答推定を行うものである。
図10は、第2の実施形態に係る受信装置101の概略構成を示すブロック図である。図10では、図3と共通する構成部分には同一の符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図10の受信装置101は、平滑化部19をさらに備えている。制御部16が特定したサブキャリア1bの情報は、平滑化部19で利用される。すなわち、平滑化部19は、各サブキャリア1についての伝送路応答推定結果に対して、スプリアス2の周波数と重なるサブキャリア1bより、スプリアス2の周波数と重ならないサブキャリア1aを信頼して平滑化処理を行う。このような平滑化処理により、伝送路応答推定の精度を向上できる。なお、受信装置101では、重み乗算部17を省略してもよい。
図11は、平滑化部19の処理動作を説明する図である。図11(a)は、周波数が連続するサブキャリア1e〜1gについて、伝送路応答推定部14による伝送路応答推定結果をベクトル表示したものである。各ベクトルの振幅および位相が、伝送路において振幅および位相がどのように変化するのかをそれぞれ示している。
平滑化部19は、サブキャリア1fの周波数より高い周波数のサブキャリア1eおよび低い周波数のサブキャリア1gを用いて、サブキャリア1fの伝送路応答推定結果を適切に補正する。そして、図11(b)に示すような補正後のサブキャリア1fの伝送路応答推定結果が、イコライザ部32に供給される。
図12は、平滑化部19の内部構成の一例を示すブロック図である。平滑化部19は、レジスタ1911〜1913と、振幅測定器1921〜1923と、割算器1931〜1933と、重み乗算部1941〜1943と、ベクトル合成器195と、振幅測定器196と、割算器197と、重み乗算部1981〜1983と、平均化器199と、振幅測定器198と、割算器199と、乗算器19Aとを有する。
レジスタ1911〜1913には、連続する3つのサブキャリアのそれぞれの伝送路応答推定結果、すなわち、伝送路における振幅および位相の変化を示すベクトルが保持される。振幅測定器1921〜1923は、レジスタ1911〜1913に保持されたベクトルの振幅を、それぞれ算出する。割算器1931〜1933は、算出された振幅を用いて、レジスタ1911〜1913に保持されたベクトルをそれぞれ単位ベクトルに変換する。
重み乗算部1941〜1943は、割算器1931〜1933により生成された単位ベクトルに、所定の重み係数p,q,rをそれぞれ乗じる。ここでの重み係数p,q,rは、例えば、スプリアス2の周波数と重なるサブキャリア1bについては0以上1未満であり、重ならないサブキャリア1aについては1とする。このような重み係数の最適な値は、第1の実施形態と同様に予め記憶部42に記憶されており、制御部16から供給される。
ベクトル合成器195は、重み乗算部1941〜1943により生成された、重み付きの3つのベクトルを合成する。振幅測定器196は、ベクトル合成器195により生成された合成ベクトルの振幅を算出する。割算器197は、算出された振幅を用いて、合成ベクトルを単位ベクトルに変換する。
重み乗算部1981〜1983は、振幅測定器1921〜1923により算出された振幅に、上記の重み係数p,q,rをそれぞれ乗じる。平均化器199は重み付きベクトルの振幅の平均値を算出する。乗算器19Aは、割算器197により生成された単位ベクトルに、上記平均値を乗じる。このようにして、3つのサブキャリアの伝送路応答推定結果を平滑化して補正できる。
図13は、平滑化部19の処理動作の一例を示すフローチャートである。
まず、周波数が連続する3つのサブキャリアの伝送路応答推定結果を示すベクトルH(1)〜H(3)が、レジスタ1911〜1913にそれぞれ設定される(ステップS11)。これらの伝送路応答推定結果は、伝送路応答推定部14が各サブキャリアについて行った伝送路応答推定の結果である。
続いて、振幅測定器1921〜1923は、設定されたベクトルH(1)〜H(3)の振幅A1〜A3を、それぞれ算出する(ステップS12)。次に、割算器1931〜1933は、振幅A(1)〜A(3)を用いて、ベクトルH(1)〜H(3)の単位ベクトルU(1)〜U(3)を生成する(ステップS13)。単位ベクトルU(1)〜U(3)は、下記(1)式で表される。
U(1)=H(1)/A1=H(1)/|H(1)|
U(2)=H(2)/A2=H(2)/|H(2)|
U(3)=H(3)/A3=H(3)/|H(3)| ・・・(1)
U(1)=H(1)/A1=H(1)/|H(1)|
U(2)=H(2)/A2=H(2)/|H(2)|
U(3)=H(3)/A3=H(3)/|H(3)| ・・・(1)
続いて、重み乗算部1941〜1943は、制御部16から供給される重み係数p,q,rを、単位ベクトルU(1)〜U(3)にそれぞれ乗じる(ステップS14)。さらに、ベクトル合成部195は、重み係数p,q,rが乗じられた単位ベクトルU(1)〜U(3)を合成し、合成ベクトルCを生成する(ステップS15)。合成ベクトルCは下記(2)式で表される。
C=p*U(1)+q*U(2)+r*U(3) ・・・(2)。
C=p*U(1)+q*U(2)+r*U(3) ・・・(2)。
さらに、振幅測定器196は合成ベクトルCの振幅A4を算出する(ステップS16)。そして、割算器197は、振幅A4を用いて、合成ベクトルCの単位ベクトルVを生成する(ステップS17)。単位ベクトルVは下記(3)式で表される。
V=C/A4={p*U(1)+q*U(2)+r*U(3)}/A4 ・・・(3)
V=C/A4={p*U(1)+q*U(2)+r*U(3)}/A4 ・・・(3)
一方、重み乗算部1981〜1983は、制御部16から供給される重み係数p,q,rを、振幅A(1)〜A(3)にそれぞれ乗じる(ステップS18)。さらに、平均化器199は、重み係数p,q,rが乗じられた振幅A1〜A3の平均値A5を算出する(ステップS19)。平均値A5は下記(4)式で表される。
A5=(p*A1+q*A2*r*A3)/(p+q+r) ・・・(4)
A5=(p*A1+q*A2*r*A3)/(p+q+r) ・・・(4)
そして、乗算器19Aは単位ベクトルVに平均値A5を乗じて、サブキャリアの伝送路応答として、平滑化されたベクトルHを生成する(ステップS20)。ベクトルHは下記(5)式で表される。
H=A5*V ・・・(5)
H=A5*V ・・・(5)
このベクトルHをレジスタ1911に設定して、引き続く周波数のサブキャリアの伝送路応答推定結果を平滑化してもよい。
このような演算で伝送路応答推定結果を平滑化することによって、伝送路応答を精度よく補正できる。この補正された伝送路応答推定結果は、イコライザ部32で利用される。
なお、図11では、3つのサブキャリアについての伝送路応答推定結果を平滑化する例を述べたが、2つあるいは4つ以上の伝送路推定結果を平滑化してもよい。
また、図10において、第1の実施形態と同様に、制御部16からの制御に応じて、重み乗算部17が重み乗算処理を行ってもよい。
このように、第2の本実施形態では、サブキャリアごとに個別に推定された伝送路応答推定結果に対して、周波数が隣接するサブキャリアの伝送路応答結果を考慮して平滑化処理を行うことにより、伝送路応答結果を補正する。この平滑化処理の際、スプリアス2の周波数と重なるサブキャリアには1未満の重み付けを行う。そのため、スプリアス2の影響を抑えて、精度よく伝送路応答を推定できる。
上述した実施形態で説明した受信装置の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、受信装置システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、受信装置システムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1a,1b サブキャリア
2 スプリアス
14 伝送路応答推定部
15 復調部
16 制御部
17 重み乗算部
18 誤り訂正復号部
19 平滑化部
32 イコライザ部
41 サブキャリア特定部
42 記憶部
2 スプリアス
14 伝送路応答推定部
15 復調部
16 制御部
17 重み乗算部
18 誤り訂正復号部
19 平滑化部
32 イコライザ部
41 サブキャリア特定部
42 記憶部
Claims (13)
- 変調された複数のサブキャリアを含む無線信号を受信する受信装置であって、
前記無線信号を復調し、前記複数のサブキャリアを生成する復調部と、
前記複数のサブキャリアのうち、当該受信装置で用いられるクロック信号、あるいは、前記クロック信号の原振信号の整数倍と略等しい周波数のサブキャリアを、スプリアスの周波数と重なるサブキャリアとして特定するサブキャリア特定部と、
前記特定されたサブキャリアに、0以上1未満の重み係数を乗じる重み乗算部を備え、
前記重み係数を乗じた前記サブキャリアを用いて、誤り訂正を行う誤り訂正復号部と、を備え、
前記重み係数は、通信レート、当該受信装置内の温度、当該受信装置の電源電圧、前記無線信号の受信強度のうちの少なくとも1つに応じて設定され
前記重み乗算部は、前記複数のサブキャリアの中心周波数に対して対称な周波数のサブキャリアに、前記重み係数を乗じるとともに、周波数が等間隔な複数のサブキャリアに、前記重み係数を乗じることを特徴とする受信装置。 - 変調された複数のサブキャリアを含む無線信号を受信する受信装置であって、
前記無線信号を復調し、前記複数のサブキャリアを生成する復調部と、
前記複数のサブキャリアのうち、スプリアスの周波数と重なるサブキャリアを特定するサブキャリア特定部と、
前記スプリアスの周波数と重なるサブキャリアより、前記スプリアスの周波数と重ならないサブキャリアを信頼して誤り訂正を行う誤り訂正復号部と、を備えることを特徴とする受信装置。 - 前記スプリアスは、当該受信装置で用いられるクロック信号、あるいは、前記クロック信号の原振信号に起因する周波数信号であることを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
- 前記サブキャリア特定部は、当該受信装置で用いられるクロック信号、あるいは、前記クロック信号の原振信号の周波数の整数倍と略等しい周波数のサブキャリアを特定することを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
- 前記特定されたサブキャリアに、0以上1未満の重み係数を乗じる重み乗算部を備え、
前記誤り訂正復号部は、前記重み係数を乗じた前記サブキャリアを用いて、誤り訂正を行うことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の受信装置。 - 前記重み係数は、通信レート、当該受信装置内の温度、当該受信装置の電源電圧、前記無線信号の受信強度のうちの少なくとも1つに応じて設定されることを特徴とする請求項5に記載の受信装置。
- 前記重み乗算部は、前記複数のサブキャリアの中心周波数に対して対称な周波数のサブキャリアに、前記重み係数を乗じることを特徴とする請求項5または6に記載の受信装置。
- 前記重み乗算部は、周波数が等間隔な複数のサブキャリアに、前記重み係数を乗じることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の受信装置。
- 前記無線信号に含まれる基準信号を用いて、前記複数のサブキャリアのそれぞれの伝送路応答を推定する伝送路応答推定部を備え、
前記サブキャリア特定部は、推定された前記伝送路応答に基づいて、前記スプリアスの周波数と重なるサブキャリアを特定することを特徴とする請求項2に記載の受信装置。 - 前記無線信号に含まれる基準信号を用いて、前記複数のサブキャリアのそれぞれの伝送路応答を推定する伝送路応答推定部と、
前記スプリアスの周波数と重なるサブキャリアの伝送路応答推定結果より、前記スプリアスの周波数と重ならないサブキャリアの伝送路応答推定結果を信頼して、少なくとも2つの伝送路応答推定結果を平滑化することにより、伝送路応答推定結果を補正する平滑化部と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の受信装置。 - 変調された複数のサブキャリアを含む無線信号を受信する受信装置であって、
前記無線信号を復調し、前記複数のサブキャリアを生成する復調部と、
前記複数のサブキャリアのうち、スプリアスの周波数と重なるサブキャリアを特定するサブキャリア特定部と、
前記無線信号に含まれる基準信号を用いて、前記複数のサブキャリアのそれぞれの伝送路応答を推定する伝送路応答推定部と、
前記スプリアスの周波数と重なるサブキャリアの伝送路応答推定結果より、前記スプリアスの周波数と重ならないサブキャリアの伝送路応答推定結果を信頼して、少なくとも2つの伝送路応答推定結果を平滑化することにより、伝送路応答推定結果を補正する平滑化部と、を備え、
前記復調部は、前記補正された伝送路応答推定結果を考慮して、前記無線信号が伝送路で受けた歪みを補正するイコライザ部を有することを特徴とする受信装置。 - 変調された複数のサブキャリアを含む無線信号の受信方法であって、
前記無線信号を復調し、前記複数のサブキャリアを生成するステップと、
前記複数のサブキャリアのうち、スプリアスの周波数と重なるサブキャリアを特定するステップと、
前記スプリアスの周波数と重なるサブキャリアより、前記スプリアスの周波数と重ならないサブキャリアを信頼して誤り訂正を行うステップと、を備えることを特徴とする受信方法。 - 変調された複数のサブキャリアを含む無線信号の受信方法であって、
前記無線信号を復調し、前記複数のサブキャリアを生成するステップと、
前記複数のサブキャリアのうち、スプリアスの周波数と重なるサブキャリアを特定するステップと、
前記無線信号に含まれる基準信号を用いて、前記複数のサブキャリアのそれぞれの伝送路応答を推定するステップと、
前記スプリアスの周波数と重なるサブキャリアの伝送路応答推定結果より、前記スプリアスの周波数と重ならないサブキャリアの伝送路応答推定結果を信頼して、少なくとも2つの伝送路応答推定結果を平滑化することにより、伝送路応答推定結果を補正するステップと、
前記補正された伝送路応答推定結果を考慮して、前記無線信号が伝送路で受けた歪みを補正するステップと、を備えることを特徴とする受信方法。
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