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JP2015021476A - 作業機 - Google Patents

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鉄弥 仲島
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押谷 誠
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Abstract

【課題】クローラ走行装置による機体の旋回時におけるエンジンの負荷を軽減できる作業機を提供する。【解決手段】機体11に搭載されたエンジン37と、エンジン37の動力によって駆動され、機体11を自走させる左右一対のクローラ走行装置10と、エンジン37の動力によって駆動される機器Aとしての正逆流ファン41と、左右一対のクローラ走行装置10による機体11の旋回時に、機器Aとしての正逆流ファン41の駆動によって生じるエンジン11の負荷の軽減を実行する負荷軽減部としての制御部101と、が備えられている。【選択図】図3

Description

本発明は、機体に搭載されたエンジンと、エンジンの動力によって駆動され、機体を自走させる左右一対のクローラ走行装置と、エンジンの動力によって駆動される機器と、が備えられた作業機に関する。
近年、作業機において省エネルギー化や排ガス規制への対応を図る方策の一つとしてエンジンの小型化が検討されている。エンジンのサイズは、作業機の運転中にエンジンの回転数が不当に低下する等の不都合が生じないようにするために、作業機における所要動力がピークとなる際のエンジンの負荷に基づいて決定される。
エンジンの負荷を発生するものとして、作業機には、エンジンの動力によって駆動され、機体を自走させる左右一対のクローラ走行装置が備えられている。作業機は、左右一対のクローラ走行装置を駆動することにより、機体の直進走行及び旋回を行うことができるように構成されている。
このような左右一対のクローラ走行装置が備えられた従来の作業機では、機体の旋回時には、機体の直進走行時よりも、旋回外側のクローラ走行装置に要する動力が増加し、エンジンの負荷が大きくなる。また、機体の旋回時に旋回内側のクローラ走行装置に制動をかけて、いわゆる急旋回をしたりする場合等には、クローラ走行装置に要する動力はさらに増加し、エンジンの負荷がより大きくなる。
さらに、クローラ走行装置による機体の旋回時には、エンジンの動力を用いる他の機器が駆動されていることがある。このようなクローラ走行装置による機体の旋回とエンジンの動力を用いる他の機器が駆動とが重なるときに、作業機における所要動力がピークになり、エンジンの負荷が最も大きくなる傾向にあった。
上記実情に鑑み、クローラ走行装置による機体の旋回時におけるエンジンの負荷を軽減できる作業機の提供が望まれていた。
本発明に係る作業機は、
機体に搭載されたエンジンと、
前記エンジンの動力によって駆動され、前記機体を自走させる左右一対のクローラ走行装置と、
前記エンジンの動力によって駆動される機器と、
前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の旋回時に、前記機器の駆動によって生じる前記エンジンの負荷の軽減を実行する負荷軽減部と、が備えられたものである。
本発明によると、負荷軽減部によって、左右一対のクローラ走行装置による機体の旋回時に、機器の駆動によって生じるエンジンの負荷の軽減が実行される。例えば、機体の旋回時には、旋回外側のクローラ走行装置による旋回内側のクローラ走行装置の引っ張り等が発生してクローラ走行装置に要する動力が増加したり、旋回内側のクローラ走行装置に制動をかけることにより制動用の動力が増加したりする。本発明であれば、機体の旋回時にクローラ走行装置に起因するエンジンの負荷が増加したとしても、機器の駆動によって生じるエンジンの負荷が軽減されるため、ピーク時のエンジンの負荷を好ましく軽減できる。これにより、従来よりも出力の小さなエンジンを採用することが可能になるので、エンジンの小型化に貢献でき、省エネルギー化や排ガス規制への対応の観点で有利なものとなる。
上記構成において、
前記機器には、前記エンジンの冷却用の送風ファンが含まれており、
前記負荷軽減部は、前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の旋回時に、前記送風ファンによる前記エンジンの負荷の軽減を実行すると好適である。
エンジンの冷却用の送風ファンは、冷却風の発生時に空気抵抗が作用されるため、冷却ファンによる冷却風の発生時には、動力源であるエンジンの負荷が増加する。本構成によれば、エンジンの負荷が最も大きくなる傾向にある左右一対のクローラ走行装置による機体の旋回時に、負荷軽減部によって、例えば送風ファンによる冷却風の発生を一時中断する等することにより、送風ファンによるエンジンの負荷の軽減が実行される。これにより、エンジンの負荷がそれ程大きくない通常時には、送風ファンにより発生される冷却風によってエンジンの冷却が行われ、エンジンの負荷が最も大きくなる傾向にある左右一対のクローラ走行装置による機体の旋回時には、送風ファンによるエンジンの負荷が軽減される。よって、送風ファンによるエンジンの冷却を好適に行うことができるとともに、ピーク時の所要動力を送風ファンの分だけ減らすことでエンジンの負荷の軽減を好適に行うことができる。
上記構成において、
前記送風ファンには、
前記エンジンの動力によって回転される回転軸と、
前記回転軸の径方向に延びる複数の回転羽根と、
前記回転軸に対する前記回転羽根の角度を変更する角度変更機構と、が備えられ、
前記回転羽根は、前記角度変更機構によって、外部から空気を吸引する正流位置から、風を発生しない中立位置を介して、外部へ空気を吐出する逆流位置にわたって位置変更可能に構成されており、
前記負荷軽減部は、前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の旋回時に、前記回転羽根が前記中立位置となるように、前記角度変更機構を制御すると好適である。
本構成によれば、送風ファンには、エンジンの動力によって回転される回転軸と、回転軸の径方向に延びる複数の回転羽根と、回転軸に対する前記回転羽根の角度を変更する角度変更機構と、が備えられている。そして、回転羽根は、角度変更機構によって、外部から空気を吸引する正流位置から、風を発生しない中立位置を介して、外部へ空気を吐出する逆流位置にわたって位置変更可能に構成されている。そして、負荷軽減部によって、左右一対のクローラ走行装置による機体の旋回時に、回転羽根が中立位置となるように、角度変更機構が制御される。
送風ファンは、通常時は、回転羽根を正流位置にして駆動され、回転羽根により外部から機内へ空気を吸入してエンジンを効率的に冷却している。そして、送風ファンは、ときおり、角度変更機構によって回転羽根を正流位置から逆流位置に位置変更されて駆動され、回転羽根により機内から外部へと空気を排出して防塵カバー等に付着した塵埃を機体の外部側へ吹き飛ばすようにされている。一方、送風ファンが回転羽根を中立位置にされる場合には、回転羽根は空を切って風を発生しないので空気抵抗の作用が殆どなく、送風ファン要する動力が非常に小さくなる。このため、正流位置と逆流位置との間の中立位置では、エンジンへの負荷を下げることができる。このような中立位置に着目し、エンジンの負荷が最も大きくなる傾向にある左右一対のクローラ走行装置による機体の旋回時に、負荷軽減部によって、角度変更機構を制御して回転羽根を中立位置となるようにするので、ピーク時の所要動力を送風ファンの分だけ減らすことができ、エンジンの負荷の軽減を好適に行うことができる。
なお、上記「中立位置」には、完全な中立位置及び完全な中立位置の近傍位置が含まれる。
上記構成において、
前記送風ファンには、
前記エンジンの動力によって駆動される回動軸と、
前記回動軸の径方向に延びる複数の回転羽根と、
前記エンジンの回転動力を前記回動軸にそのまま伝動させる正転状態から、前記エンジンの回転動力を前記回動軸に伝達しない非伝動状態を介して、前記エンジンの回転動力を反転して前記回動軸に伝動させる逆転状態にわたって前記回動軸の状態を切り換える切換機構と、が備えられており、
前記負荷軽減部は、前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の旋回時に、前記回動軸が前記非伝動状態となるように、前記切換機構を制御すると好適である。
本構成によれば、送風ファンには、エンジンの動力によって駆動される回動軸と、回動軸の径方向に延びる複数の回転羽根と、が備えられている。そして、送風ファンには、エンジンの回転動力を回動軸にそのまま伝動させる正転状態から、エンジンの回転動力を回動軸に伝達しない非伝動状態を介して、エンジンの回転動力を反転して回動軸に伝動させる逆転状態にわたって回動軸の状態を切り換える切換機構が備えられている。そして、負荷軽減部によって、左右一対のクローラ走行装置による機体の旋回時に、回動軸が非伝動状態となるように、切換機構が制御される。
送風ファンは、通常時は、エンジンの回転動力を回動軸にそのまま伝動させる正転状態にして駆動され、回転羽根により外部から機内へ空気を吸入してエンジンを効率的に冷却している。そして、送風ファンは、ときおり、切換機構によって、正転状態からエンジンの回転動力を反転して回動軸に伝動させる逆転状態に切り換えて駆動され、回転羽根により機内から外部へと空気を排出して防塵カバー等に付着した塵埃を機体の外部側へ吹き飛ばすようにされている。一方、送風ファンがエンジンの回転動力を回動軸に伝達しない非伝動状態にされる場合には、回動軸とエンジンとの間で動力伝達が切れ、回転軸が空回りして、回転羽根に作用する空気抵抗がエンジン側に伝達されなくなるので、送風ファンに要する動力が殆どゼロに近くなる。このような非伝動状態に着目し、エンジンの負荷が最も大きくなる傾向にある左右一対のクローラ走行装置による機体の旋回時に、負荷軽減部によって、切換機構を制御して回動軸が非伝動状態となるようにするので、ピーク時の所要動力を送風ファンの分だけ減らすことができ、エンジンの負荷の軽減を好適に行うことができる。
なお、上記「非伝動状態」には、完全な非伝動状態及び略非伝動の状態が含まれる。
上記構成において、
揺動角度に基づいて前記左右一対のクローラ走行装置の操向操作を行う操向レバーが備えられており、
前記負荷軽減部は、前記操向レバーの揺動角度が所定角度以上に揺動されたという条件を満たすときに、前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の旋回が行われていると判断すると好適である。
本構成によれば、左右一対のクローラ走行装置の操向操作を行う操向レバーが所定角度未満だけ揺動された状態では、機体の旋回が行われているとは判断されない。操向レバーが所定角度未満だけ揺動されているときは、単に機体の軽微な進路変更が行われているだけであるで、機体の直進走行時と比較して、左右一対のクローラ走行装置に起因するエンジンの負荷はそれ程増加しない。このため、操向レバーの揺動角度が所定角度以上に揺動されたという条件を満たすときに、負荷軽減部が機体の旋回が行われていると判断することにより、例えばポテンショメータ等で操向レバーの揺動角度を検出して機体の旋回を判定でき、負荷軽減部による機器の駆動によって生じるエンジンの負荷の軽減を好適になしうる。
上記構成において、
揺動角度に基づいて前記左右一対のクローラ走行装置の操向操作を行う操向レバーが備えられており、
前記負荷軽減部は、前記操向レバーがレバーエンドにあるという条件を満たすときに、前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の旋回が行われていると判断すると好適である。
本構成によれば、左右一対のクローラ走行装置の操向操作を行う操向レバーがレバーエンドにないときは、機体の旋回が行われているとは判断されない。操向レバーがレバーエンドにないときは、単に機体の軽微な進路変更が行われているだけであるで、機体の直進走行時と比較して、左右一対のクローラ走行装置に起因するエンジンの負荷はそれ程増加しない。このため、操向レバーがレバーエンドにあるという条件を満たす時にのみ、機体の旋回が行われていると判断することにより、機器の無用な停止等が発生することなく、負荷軽減部による機器の駆動によって生じるエンジンの負荷の軽減を好適になしうる。
なお、「レバーエンド」には、完全なレバーエンド及び完全なレバーエンドの近傍位置が含まれる。
上記構成において、
前記負荷軽減部は、前記左右一対のクローラ走行装置について一方のクローラ走行装置と他方のクローラ走行装置との間に速度差が生じたときに、前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の旋回が行われていると判断すると好適である。
本構成によれば、左右一対のクローラ走行装置について一方のクローラ走行装置と他方のクローラ走行装置との間に速度差が生じたときに、左右一対のクローラ走行装置による前記機体の旋回が行われていると判断される。このため、クローラ走行装置の速度に基づいて直接的に機体の旋回を判定できるので、機体の旋回を正確に判定でき、負荷軽減部による機器の駆動によって生じるエンジンの負荷の軽減を好適になしうる。
上記構成において、
刈取穀稈の脱穀を行う脱穀装置が備えられており、
前記負荷軽減部は、前記脱穀装置が駆動されているという条件を満たすときに、前記機器の駆動によって生じる前記エンジンの負荷の軽減を実行すると好適である。
作業車の一例として、例えば作物の収穫を行うコンバインがある。コンバインには、エンジンの動力によって駆動され、植立穀稈の刈り取りを行う刈取部と、刈取穀稈の脱穀を行う脱穀装置等が備えられている。コンバインでは、機体を直進走行させて或る条の植立穀稈を刈り取り終わった後に、刈り取り終わった或る条に隣接する条の植立穀稈を刈り取るために、機体を旋回する。この機体の旋回直後には、刈り取り終わった或る条の穀稈の脱穀を行うために、脱穀装置が駆動されている場合がある。この場合、エンジンには、旋回時のクローラ走行装置に起因する負荷と脱穀装置に起因する負荷の両方がかかるため、エンジンの負荷が最も大きくなる傾向にある。
本構成によれば、刈取穀稈の脱穀を行う脱穀装置が駆動されているという条件を満たすときに、負荷軽減部によって、機器の駆動によって生じるエンジンの負荷の軽減が実行される。これにより、左右一対のクローラ走行装置による機体の旋回時に、脱穀装置が駆動されているという、エンジンの負荷が最も大きくなるときに、機器の駆動によって生じるエンジンの負荷を好適に軽減できる。
上記構成において、
前記脱穀装置に、前記脱穀装置内における処理物の存在量を検知する処理量検知センサが備えられており、
前記負荷軽減部は、前記処理量検知センサが、所定量以上の処理物を検知しているという条件を満たすときに、前記機器の駆動によって生じる前記エンジンの負荷の軽減を実行すると好適である。
脱穀装置には、脱穀装置内における処理物の存在量を検知する処理量検知センサが備えられているものがある。処理量検知センサによる所定量以上の処理物の検知は、脱穀装置に起因するエンジンの負荷が大きくなっていることの指標となる。
本構成によれば、処理量検知センサが、所定量以上の処理物を検知しているという条件を満たすときに、負荷軽減部によって、機器の駆動によって生じるエンジンの負荷の軽減が実行される。これにより、脱穀装置に起因するエンジンの負荷が大きくなっているときに、機器の駆動によって生じるエンジンの負荷を好適に軽減できる。
上記構成において、
前記負荷軽減部は、前記エンジンの回転数が所定回転数以上という条件を満たすときに、前記機器の駆動によって生じる前記エンジンの負荷の軽減を実行すると好適である。
エンジンの動力によって駆動される機器は、エンジンの回転数が所定回転数以上のときに駆動され、エンジンの回転数が所定回転数未満のときには、駆動されない。
本構成によれば、エンジンの回転数が所定回転数以上という条件を満たすとき、つまり、機器が駆動されているときに、機器の駆動によって生じるエンジンの負荷の軽減が実行される。
上記構成において、
前記負荷軽減部は、前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の走行速度が所定速度以上という条件を満たすときに、前記機器の駆動によって生じる前記エンジンの負荷の軽減を実行すると好適である。
本構成によれば、機体の走行速度が所定速度未満のときには、エンジンの負荷がそれほど大きくないとみなせるので、左右一対のクローラ走行装置による機体の走行速度が所定速度以上という条件を満たすときに、機器の駆動によって生じるエンジンの負荷の軽減が実行される。これにより、エンジンの負荷が大きいときにのみ、機器に起因するエンジンの負荷の軽減を実行できる。
上記構成において、
植立穀稈の刈り取りを行う刈取部が備えられると共に、前記刈取部に刈り取った穀稈を検知する穀稈検知センサが備えられており、
前記負荷軽減部は、前記穀稈検知センサの検知状態に基づいて前記機器の駆動によって生じる前記エンジンの負荷の軽減を実行すると好適である。
作業車の一例として、例えば作物の収穫を行う自脱型コンバインがある。自脱型コンバインには、エンジンの動力によって駆動され、植立穀稈の刈り取りを行う刈取部と、刈取穀稈の脱穀を行う脱穀装置等が備えられている。また、刈取部に刈り取った穀稈を検知する穀稈検知センサが備えられている。穀稈検知センサが検知状態となっているときには、刈取部に刈取穀稈が存在していて刈取部及び脱穀装置が駆動されている指標となる。
自脱型コンバインでは、機体を直進走行させて或る条の植立穀稈を刈り取り終わった後に、刈り取り終わった或る条に隣接する条の植立穀稈を刈り取るために、機体を旋回する。この機体の旋回直後には、刈り取り終わった或る条の穀稈の脱穀を行うために、脱穀装置が駆動されている場合がある。この場合、エンジンには、旋回時のクローラ走行装置に起因する負荷と脱穀装置に起因する負荷の両方がかかるため、エンジンの負荷が最も大きくなる傾向にある。
本構成によれば、負荷軽減部によって、穀稈検知センサの検知状態に基づいて機器の駆動によって生じるエンジンの負荷の軽減が実行される。これにより、左右一対のクローラ走行装置による機体の旋回時に、刈取部及び脱穀装置が駆動されているという、エンジンの負荷が最も大きくなるときに、機器の駆動によって生じるエンジンの負荷を好適に軽減できる。
作業機の一例である普通型コンバインの全体側面図である。 作業機の一例である普通型コンバインの全体平面図である。 正面視におけるエンジンルームの付近と制御構成とを併せて示す説明図である。 送風ファンの一例である正逆流ファンの回転羽根が正流位置にあるときを示す縦断面図である。 送風ファンの一例である正逆流ファンの回転羽根が中立位置にあるときを示す縦断面図である。 送風ファンの一例である正逆流ファンの回転羽根が逆流位置にあるときを示す縦断面図である。 送風ファンの一例である正逆流ファンを平面視で示す説明図であり、(a)は回転羽根が正流位置にあるとき、(b)は回転羽根が中立位置にあるとき、(c)は回転羽根が逆流位置にあるときを示している。 動力伝達図である。 クローラ走行装置による機体の旋回時の様子を示す模式図である。 フローチャートである。 別実施形態における送風ファンの一例である正逆転ファンを側面視で示す説明図であり、(a)は正転状態にあるとき、(b)は非伝動状態にあるとき、(c)は逆転状態にあるとき、を示している。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
〔普通型コンバインの概略構成〕
図1、図2に示されているのは、作物の収穫を行う普通型コンバイン(「作業機」の一例)である。普通型コンバインには、クローラ走行装置10で支持された機体11、機体11の前部に昇降自在に配置された刈取部12、機体11の中央側上部に配置された運転操縦部13、機体11の中央側下部に配置された原動部14、機体11の後部左側に配置された脱穀装置15、機体11の後部右側に配置された穀粒タンク16、が備えられている。
図1に示されているクローラ走行装置10は、左右一対で配置されており(図8参照)、機体11を自走させるように構成されている。クローラ走行装置10は、機体11に支持されたトラックフレーム17に駆動輪18、従動輪19、複数の遊転輪20を枢支し、駆動輪18、従動輪19、複数の遊転輪20にクローラベルト21を巻き回して構成されている。駆動輪18に動力が伝達されることによりクローラベルト21が回動され、トラックフレーム17に推進力が付与されて機体11が走行される。
また、図1に示されているように、クローラ走行装置10には、油圧シリンダを用いた昇降機構22が前後に備えられており、昇降機構22に動力が伝達されることによって、昇降機構22が駆動され、クローラ走行装置10全体の高さ幅を変更可能に構成されている。このような左右のクローラ走行装置10にそれぞれ備えられた各昇降機構22を駆動することにより、機体11を前後左右に適切に姿勢変更できるように構成されている。
図1、図2に示されているように、刈取部12には、横軸心周りに回転して植立穀稈を掻き込むリール装置25、バリカン型の刈刃26によって植立穀稈を刈り取って横送りオーガ27によって刈取穀稈を中央側に寄せながら後方へ搬送する刈取搬送装置28、横送りオーガ27から脱穀装置15へ刈取穀稈を搬送するフィーダ29、が備えられている。フィーダ29には、チェーン式の掻き揚げコンベア30が内装されている。
図2に示されているように、脱穀装置15には、前後軸心周りに回転する前後方向に長い扱胴31が備えられている。脱穀装置15には、刈取穀稈の全稈が投入されて、扱胴31の回転駆動によって脱穀処理が行われる。図1、図2に示されている穀粒タンク16は、脱穀装置15によって脱穀処理された穀粒を貯留するように構成されている。穀粒タンク16に貯留された穀粒は、スクリューの駆動によって穀粒を搬送する排出機構32によって外部へ排出可能とされている。
図1、図2に示されているように、運転操縦部13には、操縦者が着座する運転座席33、左右のクローラ走行装置10の操向操作を行う操向レバー34等が備えられている。操向レバー34は、中立姿勢に自動復帰するように付勢されており、左右方向における揺動角度に基づいて左右一対のクローラ走行装置10の操向操作を行うように構成されている。操向レバー34には、左右方向における揺動角度が最大となるレバーエンドEを検知可能なレバーセンサ35が備えられている(図3参照)。レバーセンサ35は、リミットセンサ、ポテンショメータ等によって構成することができる。
図1、図3に示されるように、原動部14は、運転操縦部13の下部に位置しており、ボンネット36に覆われたエンジン37が備えられている。エンジン37は、横向き姿勢で機体11に搭載された水冷式のディーゼルエンジンであり、機体11の内向けに主出力軸38が延出され、機体11の外向けに副出力軸39が延出されている。クローラ走行装置10、刈取部12、脱穀装置15は、エンジン37の主出力軸38から出力される動力によって駆動される(図8参照)。
図3に示されるように、エンジン37の右側方には、ラジエータ40が立設されており、エンジン37とラジエータ40との間には、エンジン37を冷却するための正逆流ファン41(「送風ファン」の一例)が備えられている。正逆流ファン41は、エンジン37の副出力軸39から出力される動力によって駆動される(図8参照)。
図1、図3に示されるように、ボンネット36の右側部には、ボンネット36の右横壁部の略全面を覆う防塵網42aが張設された防塵カバー42が備えられている。正逆流ファン41によって外部から空気が吸入されると、吸入された空気は防塵網42aを通過してボンネット36の内部に入り、ラジエータ40、エンジン37を通過して冷却した後、ボンネット36の左側方から排出される。
〔正逆流ファンの構造〕
図3〜図7に示されているように、正逆流ファン41には、エンジン37の副出力軸39に連結されてエンジン37の動力によって回転される回転軸47と、回転軸47の径方向に延びる複数の板状の回転羽根48と、回転軸47に対する回転羽根48の角度を変更する角度変更機構49と、が備えられている。正逆流ファン41の回転軸47には、エンジン37の副出力軸39から動力が伝達されるようになっており、正逆流ファン41は、エンジン37の動力によって駆動される「機器A」に含まれている。
図3に示されているように、エンジン37の副出力軸39の副出力プーリ39aと、ウォータポンプ50のポンプ軸51に装着されたポンプ入力プーリ51aと、不図示の発電機の入力軸用プーリには、伝動ベルト52が亘って巻き掛けられており、副出力軸39の動力が、伝動ベルト52を介して、ポンプ軸51に伝達される。正逆流ファン41の回転軸47は、ポンプ軸51と一体回転するように構成されている。このため、エンジン37の副出力軸39の動力によって、回転軸47が回転駆動される。
図4〜図6に示されているように、ポンプ入力プーリ51aには、円筒状の回転基部53が固定されており、回転基部53には、回転カム体54が固定され、回転カム体54には受け部材55が固定されている。回転カム体54には、複数のガイドピン56が固定されており、ガイドピン56は、円盤状の回転体57の複数の軸方向ボス部57aに、スライド自在に挿入されている。回転体57には、ベアリング58を介して、リング状の操作部材59が取付けられている。操作部材59には、支持ピン60周りに揺動自在に支持された操作フォーク61の二股状端部61aが係合されている。回転体57と受け部材55との間には、回転体57がエンジン37側へ移動するように付勢する圧縮バネ62が介装されている。
回転羽根48の端部は、回転体57に形成された回転軸47の径方向に沿った径方向ボス部57bに回転自在に支持された支持軸63の一端部に接続されており、支持軸63の他端部には、操作体64の一端部が接続されている。操作体64の他端部には、係合ピン64aが設けられており、係合ピン64aは、回転カム体54の端部に形成されたカム部54aに係合されている。回転羽根48は、このようにして、回転軸47の周方向に等間隔に複数枚(例えば7枚)備えられている。
操作フォーク61は、支持ピン60周りに揺動されることにより、操作部材59、回転体57、支持軸63を、エンジン37に対して接近、離間させる。操作フォーク61には、支持ピン60を挟んで二股状端部61aとは反対側の端部の操作アーム部61bに、プルワイヤ65の一端部が接続されている。
図3に示されるように、プルワイヤ65の他端部は、エンジン37の後部側に設けられたセクタギヤ66に接続されている。セクタギヤ66は、減速機構付きの正逆駆動可能な電動モータ68によって駆動されるピニオン68aに噛合されている。
電動モータ68の駆動によりプルワイヤ65が引き操作されると、図6、図7(c)に示されるように、操作フォーク61が支持ピン60周りに揺動され、操作フォーク61の二股状端部61aがエンジン37から離間される。これにより、二股状端部61aによって、操作体64、回転体57、支持軸63が、圧縮バネ62に付勢力に抗して、ガイドピン56に沿って、エンジン37から離間される側に移動される。その際、支持軸63の移動に伴い、回転カム体54のカム部54aに係合された係合ピン64aが回転体57に対して位置変更されることにより、操作体64、支持軸63、回転羽根48が回転される。これにより、回転羽根48が正流位置P1(図4、図7(a)参照)から中立位置P2(図5、図7(b)参照)を介して逆流位置P3(図6、図7(c)参照)に位置変更される。なお、中立位置P2には、完全な中立位置及び完全な中立位置の近傍位置が含まれる。
一方、電動モータ68の駆動によりプルワイヤ65が戻し操作されると、図4、図7(b)に示されるように、操作フォーク61が支持ピン60周りに揺動され、操作フォーク61の二股状端部61aがエンジン37へ接近される。これにより、二股状端部61aによって、操作体64、回転体57、支持軸63が、圧縮バネ62に付勢力によって、ガイドピン56に沿って、エンジン37へ接近する側に移動される。その際、支持軸63の移動に伴い、回転カム体54のカム部54aに係合された係合ピン64aが回転体57に対して位置変更されることにより、操作体64、支持軸63、回転羽根48が回転される。これにより、回転羽根48が逆流位置P3(図6、図7(c)参照)から中立位置P2(図5、図7(b)参照)を介して正流位置P1(図4、図7(a)参照)に位置変更される。
また、電動モータ68の駆動によりプルワイヤ65が途中まで引き操作されると、図5、図7(b)に示されるように、回転羽根48の起風面48aが回転軸47の軸方向と略直交する中立位置P2に位置される。
角度変更機構49は、このように、電動モータ68、プルワイヤ65、操作フォーク61、回転体57等によって構成されている。
上述したように、正逆流ファン41の回転羽根48は、角度変更機構49によって、外部から空気を吸引する正流位置P1(図4、図7(a)参照)から、風を発生しない中立位置P2(図5、図7(b)参照)を介して、外部へ空気を吐出する逆流位置P3(図6、図7(c)参照)にわたって位置変更可能に構成されている。回転軸47は、回転羽根48が正流位置P1、中立位置P2、逆流位置P3のいずれの位置にあるときも、同一方向に回転駆動されるように構成されている。
正逆流ファン41は、エンジン37の負荷がそれほど大きくない通常時には、回転羽根48を正流位置P1(図4、図7(a)参照)と、逆流位置P3(図6、図7(c)参照)とに一定周期毎に交互に切り換えて駆動されている。
つまり、正逆流ファン41は、基本的に、図4、図7(a)に示されるように、回転羽根48を正流位置P1にして駆動されており、外部から機内へ空気を吸入して、エンジン37の冷却を行うように構成されている。そして、一定時間(例えば3分)ごとに、回転羽根48を正流位置P1から中立位置P2を介して逆流位置P3に位置変更され、図6、図7(c)に示されるように、回転羽根48を逆流位置P3にして短時間(例えば数秒)だけ駆動され、機内から外部へ空気を吐出して、防塵カバー42に付着した藁屑等の塵埃を機体11の外部へ吹き飛ばすように制御されている。正逆流ファン41は、回転羽根48を逆流位置P3にする駆動が終了した後は、回転羽根48を逆流位置P3から中立位置P2を介して正流位置P1に復帰される。このように、正逆流ファン41は、基本的に、中立位置P2を挟む正流位置P1と逆流位置P3との間で回転羽根48が一定周期毎に角度変更されて駆動されている。
〔エンジンからの動力伝達〕
図8に示されているように、エンジン37の主出力軸38から出力された駆動力は、脱穀装置15に伝達され、また、伝動装置70によって変速されてクローラ走行装置10や刈取部12に伝達される。なお、伝動装置70には、主変速装置であるHST71(静油圧式無段変速装置)と、副変速装置72と、サイドクラッチブレーキ73と、駐車ブレーキ74と、中間ギア機構75と、が備えられている。
エンジン37の主出力軸38と脱穀装置15の入力軸15aとは伝動ベルト15bで連係されており、エンジン37の駆動力は、不図示のフィードチェーンや、扱胴31(図2参照)、不図示の選別装置等に伝達される。また、エンジン37の主出力軸38とHST71の入力軸76とも伝動ベルトで連係されており、エンジン37の駆動力は、HST71に伝達され、その後、クローラ走行装置10と、刈取部12とに分岐して伝達される。
HST71は、ミッションケース77に隣接して配設された変速ケース78内に収容されている。HST71には、容量が可変であるアキシャルプランジャ形の油圧ポンプ79と、油圧ポンプ79からの圧油によって駆動されるアキシャルプランジャ形の油圧モータ80と、が備えられている。入力軸76は、油圧ポンプ79に連結されており、変速ケース78に回転自在に支持されている。HST71に伝達されたエンジン37の駆動力は、油圧ポンプ79と油圧モータ80とによって前進駆動力または後進駆動力に変換され、油圧モータ80に連結された変速出力軸81から出力される。なお、HST71は、前進側においても後進側においても、駆動力を無段階に変速することが可能である。
副変速装置72には、変速出力軸81からの駆動力が入力ギア82から伝達される第一副変速軸83と、第一副変速軸83に備えられた第一中速ギア84、第一高速ギア85、第一低速ギア86、第一シフター87、第二シフター88と、第一副変速軸83に平行に配置された第二副変速軸89と、第二副変速軸89に備えられた第二中速ギア90、第二高速ギア91、第二低速ギア92と、が備えられている。副変速装置72では、第一シフター87及び第二シフター88が不図示の副変速レバーで操作されることによって、第一副変速軸83から第二副変速軸89に駆動力を伝達する第一中速ギア84、第一高速ギア85、第一低速ギア86が切り換えられて、低速、中速、高速への三段階の変速が実現される。
第二中速ギア90は第一中速ギア84と略同径であり、かつ、第一中速ギア84と第二中速ギア90とは軸芯方向において同位置に配設されて互いに常時咬合している。これにより、第一中速ギア84から第二中速ギア90への駆動力の伝達が可能であって、殆ど減速のない「中速」の減速系が形成されている。第二高速ギア91は第一高速ギア85よりも小径であり、かつ、第一高速ギア85と第二高速ギア91とは軸芯方向において同位置に配設されて互いに常時咬合している。これにより、第一高速ギア85から第二高速ギア91への駆動力の伝達が可能であって、「中速」の減速系よりも減速比の小さい「高速」の減速系が形成されている。第二低速ギア92は第一低速ギア86よりも大径であり、かつ、第一低速ギア86と第二低速ギア92とは軸芯方向において同位置に配設されて互いに常時咬合している。これにより、第一低速ギア86から第二低速ギア92への駆動力の伝達が可能であって、「中速」の減速系よりも減速比の大きい「低速」の減速系が形成されている。
第二高速ギア91は、サイドクラッチブレーキ73のうちセンタギア93に常時咬合されており、副変速装置72によって変速された駆動力は、全て第二高速ギア91を介してセンタギア93に伝達される。
サイドクラッチブレーキ73には、サイドクラッチ軸94と、センタギア93と、左右のクラッチスリーブ95と、左右の摩擦ディスク96と、左右のブレーキシフター97と、が備えられている。サイドクラッチ軸94は、第二副変速軸89と平行な姿勢でミッションケース77に支持されている。センタギア93は、サイドクラッチ軸94の中央付近に相対回転不能かつスライド移動不能に外挿されると共に、第二高速ギア91を介して副変速装置72からの駆動力が伝達されるようになっている。左右のクラッチスリーブ95は、センタギア93の左右両側においてサイドクラッチ軸94に相対回転自在、かつ、スライド移動自在に外挿されている。左右の摩擦ディスク96は、サイドクラッチ軸94に外装されると共に、クラッチスリーブ95の移動によって押圧されて摩擦力を発生させ、クラッチスリーブ95に制動力(ブレーキ力)を作用させる。ブレーキシフター97は、操向レバー34及び不図示の停止ペダルに連係されると共に、クラッチスリーブ95の外周に装着されて、操向レバー34の左右への操作または不図示の停止ペダルの踏み込み操作によって、左右のクラッチスリーブ95を各別または同時に摩擦ディスク96の側に移動させる。
クラッチスリーブ95の内端側(ミッションケース77の中央側)に歯部を形成すると共に、センタギア93の両側部にも歯部を形成し、両歯部によって、いわゆるドグクラッチが構成されている。また、左右のクラッチスリーブ95には、中間ギア機構75の中間ギア98と常時咬合された出力ギア99が備えられている。センタギア93の歯部に、クラッチスリーブ95の歯部が噛み合うことによって、「クラッチ入り状態(伝動状態)」となって、クラッチギアがセンタギア93と一体的に回転し、副変速装置72によって「低速」、「中速」、「高速」の何れかに変速された駆動力が、中間ギア機構75を介してクローラ走行装置10に伝達される。
また、クラッチスリーブ95がセンタギア93から離間する方向にスライド移動し、センタギア93の歯部とクラッチスリーブ95の歯部との咬合が解除されることによって、「クラッチ切り状態(遮断状態)となり、クローラ走行装置10への駆動力の伝動系が切断される。また、クラッチスリーブ95がセンタギア93から離間する方向にスライド移動し、クラッチスリーブ95が摩擦ディスク96を押圧すると、クラッチスリーブ95に制動力が付与され、クローラ走行装置10に制動がかかる。
例えば、操向レバー34(図3参照)を中立姿勢から左側に操作された場合には、操作の初期には左側のクラッチスリーブ95がスライド移動することによって「クラッチ切り状態」となって、旋回半径がある程度大きな「緩旋回」が実現される。さらに、操向レバー34を大きく左側に操作した場合には、左側のクラッチスリーブ95が更にスライド移動することによって、左側のクローラ走行装置10にブレーキがかかり、「緩旋回」よりも旋回半径の小さな「信地旋回」が現出される。また、操向レバー34が中立姿勢から右側に操作された場合には、右側のクラッチスリーブ95が作動し、右側のクローラ走行装置10を旋回内側とする「緩旋回」と、「信地旋回」とが、同様に実現される。
このような構成において、例えば、図9に示されるように、機体11を直進走行させてある条の植立穀稈を刈り終わった直後に、例えばある条に隣接する未刈領域Uの植立穀稈を刈り取るために、刈取部12及び脱穀装置15が駆動されたまま「緩旋回」や「信地旋回」等でクローラ走行装置10による機体11の旋回が行われると、エンジン37にかかる負荷が非常に大きくなる。このため、クローラ走行装置10による機体11の旋回時にエンジン37の負荷が大きくなる際には、エンジン37の動力によって駆動される機器Aである正逆流ファン41に起因するエンジン37の負荷を軽減させる制御が行われる。
〔異常監視部〕
なお、普通型コンバインには、図3に示されるように、脱穀装置15等の機器の異常を監視し、異常時には音声や視覚情報によって警報を発する異常監視部100が備えられている。脱穀装置15の異常としては、例えば脱穀装置15において処理物の詰まりが発生している状態等が挙げられる。
〔エンジンの負荷軽減のための制御構成〕
図3に示されているように、本発明に係る普通型コンバインには、エンジン37の負荷を軽減させる制御を行うECUである制御部101(「負荷軽減部」に相当)が備えられている。制御部101は、左右一対のクローラ走行装置10による機体11の旋回時に、正逆流ファン41の駆動によって生じるエンジン37の負荷の軽減を実行するように構成されている。
制御部101は、エンジン37の負荷が増大する際に、機器Aである正逆流ファン41に起因するエンジン37の負荷の軽減を実行する。制御部101には、エンジン37の回転数を検出する回転センサ102と、異常監視部100からの情報と、脱穀装置15における脱穀クラッチの入り切りの情報と、操向レバー34の操作を検知するレバーセンサ35の情報と、が入力されている。制御部101は、回転センサ102、異常監視部100、脱穀装置15から入力される情報に基づいて電動モータ68制御することにより、正逆流ファン41の回転羽根48を中立位置P2(図5、図7(b)参照)に制御する。
制御部101は、操向レバー34の揺動角度が所定角度以上に揺動されたという条件を満たすときに、左右一対のクローラ走行装置10による機体11の旋回が行われていると判断する。操向レバー34の揺動角度が所定角度以上に揺動されたことは、操向レバー34がレバーセンサ35によってレバーエンドEにあることが検知されたことによって判断される。レバーエンドEには、完全なレバーエンド及び完全なレバーエンドの近傍位置が含まれる。
また、制御部101は、不図示の脱穀クラッチが入り状態にされて、脱穀装置15が駆動されているという条件を満たすときに、機器Aの駆動によって生じるエンジン37の負荷の軽減を実行する。制御部101は、エンジン37の回転数が例えばエンジン37のアイドリング回転数のような所定回転数以上という条件を満たすときに、機器Aの駆動によって生じるエンジン37の負荷の軽減を実行する。
〔制御部による動作〕
図9に示されているように、まず、操向レバー34の状態がレバーセンサ35によって検知されて機体11が旋回中であるか否かが判定される(ステップ♯1)。機体11が旋回中であると判定されると(ステップ♯1:YES)、次に、エンジン37の回転数が所定回転数以上であるか否かが判定される(ステップ♯2)。一方、機体11が旋回中でないと判定されると(ステップ♯1:NO)、ステップ♯1へ戻る。
エンジン37の回転数が所定回転数以上であると判定されると(ステップ♯2:YES)、次に、脱穀装置15が入り状態であるか否かが判定される(ステップ♯3)。一方、エンジン37の回転数が所定回転数以上でないと判定されると(ステップ♯2:NO)、リターンされる。
脱穀装置15が駆動状態であると判定されると(ステップ♯3:YES)、次に、異常監視部100によって異常が検出されていないか否かが判定される(ステップ♯4)。一方、脱穀装置15が駆動状態でないと判定されると(ステップ♯3:NO)、リターンされる。
異常監視部100によって異常が検出されていないと判定されると(ステップ♯4:YES)、正逆流ファン41が一定時間の間だけ中立状態に制御され(ステップ♯5)、その後、正逆流ファン41が正規の状態(通常の制御が行われている状態)に復帰され(ステップ♯6)、リターンされる。一方、異常監視部100によって異常が検出されていると判定されると(ステップ♯4:NO)、リターンされる。
これにより、クローラ走行装置10によって機体11の旋回されている際に、エンジン37の回転数が所定回転数以上であり、かつ、脱穀装置15が駆動されており、かつ、異常監視部100による異常の検出がなされていない場合、正逆流ファン41の回転羽根48が中立位置P2になるように制御される。これにより、機体11の旋回時に、エンジン37の負荷が最大となるときに、正逆流ファン41に起因するエンジン37の負荷だけ軽減でき、エンジン37の負荷を好適に軽減できる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、正逆流ファン41を一定時間の間だけ中立状態に制御するようにしていたが、これに限られない。例えば、レバーセンサ35がリミットセンサである場合、リミットセンサにより操向レバー34が非検出になるまで正逆流ファン41を中立状態に維持するようにしてもよい。また、レバーセンサ35がポテンショメータである場合、ポテンショメータが操向レバー34の中立位置の近傍の一定範囲の角度になるまで正逆流ファン41を中立状態に維持するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、「送風ファン」の一例として、回転羽根48の角度を変更することによって風向きを変更する正逆流ファン41が示されているが、これに限られるものではない。「送風ファン」として、例えば、図11に示されるような正逆転ファン141が備えられていてもよい。正逆転ファン141には、エンジン37の動力によって駆動される回動軸147と、回動軸147の径方向に延びる複数の回転羽根148と、が備えられている。そして、正逆転ファン141には、エンジン37の回転動力を回動軸147にそのまま伝動させる正転状態Q1(図11(a)参照)から、エンジン37の回転動力を回動軸147に伝達しない非伝動状態Q2(図11(b)参照)を介して、エンジン37の回転動力を反転して回動軸147に伝動させる逆転状態Q3(図11(c)参照)にわたって回動軸147の状態を切り換える切換機構149と、が備えられている。なお、非伝動状態Q2には、完全な非伝動状態及び略非伝動の状態が含まれる。
具体的には、回動軸147には、第一回動プーリ147aが取り付けられている。また、第一回動プーリ147aと同心状に回動軸147とは非連動の第二回動プーリ147bが備えられている。エンジン37の副出力軸39には副出力プーリ39aが取り付けられている。不図示の発電機の発電用入力軸150には発電用プーリ150aが取り付けられている。第二回動プーリ147bと、副出力プーリ39aと、発電用プーリ150aとには、第一伝動ベルト151が亘って巻き掛けられている。また、回動軸147を中心に揺動可能な第一揺動プーリ152と、第一揺動プーリ152と共に揺動される第二揺動プーリ153とが備えられている。第一回動プーリ147aと、第一揺動プーリ152と、第二揺動プーリ153とには、第二伝動ベルト154が亘って巻き掛けられている。このような第一伝動ベルト151、第一揺動プーリ152、第二揺動プーリ153、第二伝動ベルト154、第一回動プーリ147a等により切換機構149が構成されている。
第一揺動プーリ152を第一伝動ベルト151の内側に接触させると、第二伝動ベルト154が正方向に回動され、第一回動プーリ147aを介して、回動軸147を正方向に回動させる正転状態Q1(図11(a)参照)が現出される。また、第一揺動プーリ152及び第二揺動プーリ153を第一伝動ベルト151に非接触とすると、第二伝動ベルト154は回動されず、回動軸147が回動しない非伝動状態Q2(図11(b)参照)が現出される。また、第二揺動プーリ153を第一伝動ベルト151の外側に接触させると、第二伝動ベルト154が正方向とは逆の逆方向に回動され、第一回動プーリ147aを介して、回動軸147が逆方向に回動される逆転状態Q3(図11(c)参照)が現出される。
この別実施形態では、制御部101は、左右一対のクローラ走行装置10による機体11の旋回時に、第一揺動プーリ152及び第二揺動プーリ153等を揺動させることにより、回動軸147が非伝動状態Q2となるように、切換機構149を制御する。これにより、機体11の旋回時において、正逆転ファン141に起因するエンジン37の負荷を好適に軽減できる。
(3)上記実施形態では、「送風ファン」である「正逆流ファン41」の回転羽根48の位置を変更したり、「送風ファン」である「正逆転ファン141」の回動軸147の回転方向を逆転させたりすることにより、「送風ファン」に起因するエンジン37の負荷を軽減する例が示されているが、これに限られるものではない。例えば、「送風ファン」である「正逆流ファン41」の回転軸47の回転を停止したり、「正逆転ファン141」の回動軸147の回転を停止したりすることによって、「送風ファン」に起因するエンジン37の負荷を軽減してもよい。
(4)上記実施形態では、「送風ファン」である「正逆流ファン41」の回転羽根48の位置を中立位置P2となるように制御していたが、これに限られず、「正逆流ファン41」の回転羽根48を中立位置P2の近傍の位置に制御するようにしてもよい。また、上記実施形態では、「送風ファン」である「正逆転ファン141」の回転羽根148の位置を非伝動状態Q2となるように制御していたが、これに限られず、「正逆転ファン141」の回転羽根148を非伝動状態Q2の近傍に位置する状態に制御するようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、負荷軽減部は、操向レバー34の操作に基づいて機体11の旋回を判断する例が示されているが、これに限られるものではない。例えば、負荷軽減部は、左右一対のクローラ走行装置10について一方のクローラ走行装置10と他方のクローラ走行装置10との間に有意な速度差が生じたときに、左右一対のクローラ走行装置10による機体11の旋回が行われていると判断するように構成されていてもよい。この際、クローラ走行装置10の速度は、例えば、駆動輪18の回転速度の検知により算出できる。
(6)上記実施形態では、機器Aの駆動によって生じるエンジン37の負荷の軽減を実行する複数の条件が示されているが、これに限られず、さらに条件が追加されていてもよい。
(6−1)例えば、脱穀装置15に、脱穀装置15内における処理物の存在量を検知する処理量検知センサが備えられている場合、負荷軽減部は、処理量検知センサが、所定量以上の処理物を検知しているという条件を満たすときに、機器Aの駆動によって生じるエンジン37の負荷の軽減を実行するように構成されていてもよい。
(6−2)また、例えば、負荷軽減部は、左右一対のクローラ走行装置10による機体11の走行速度が所定速度以上という条件を満たすときに、機器Aの駆動によって生じるエンジン37の負荷の軽減を実行するように構成されていてもよい。
(7)上記実施形態では、「作業機」の一例である普通型コンバインについて示されているが、これに限られず、「作業機」は自脱型コンバインであってもよい。詳細には図示しないが、自脱型コンバインには、植立穀稈の刈り取りを行う自脱型コンバイン用の刈取部が備えられると共に、刈取部に刈り取った穀稈を検知する株元センサ等の穀稈検知センサが備えられている。この場合、制御部101は、穀稈検知センサの検知状態に基づいて機器の駆動によって生じるエンジン37の負荷の軽減を実行するように構成されていてもよい。穀稈検知センサによって刈取部における刈取穀稈が検知されている状態であるときには、刈取部及び脱穀装置が駆動状態であり、刈取部に起因するエンジン37の負荷及び脱穀装置に起因するエンジン37の負荷が生じている。このため、機体11の旋回時に、穀稈検知センサによって刈取部における刈取穀稈が検知されている状態であるときには、エンジン37の負荷が増加しているので、負荷軽減部によって、機器Aの駆動によって生じるエンジン37の負荷の軽減を実行するように構成されていてもよい。
(8)上記実施形態では、「機器A」の一例として「送風ファン」が示されているが、これに限られるものではない。例えば、クローラ走行装置10に備えられた、エンジン37の動力によって駆動される昇降機構22が「機器A」であってもよい。この場合、機体11の旋回時に、上述の条件を満たす時に、昇降機構22の制御を停止するようにしてもよい。これにより、機体11の旋回時のエンジン37の負荷を好適に軽減できる。
(9)上記実施形態では、旋回内側のクローラ走行装置10の動力伝達を切って旋回したり、旋回内側のクローラ走行装置10にブレーキをかけて旋回したりする方式が一例に示されているが、これに限られるものではない。例えば、操向レバー34の揺動角度を大きくするにつれて、旋回外側のクローラ走行装置10と旋回内側のクローラ走行装置10との間の速度差が大きくなるように構成された方式であってもよい。
本発明は、上述した普通型コンバイン、自脱コンバインの他にも、トウモロコシ収穫機等の他の収穫機、トラクタ、水田作業機、芝刈り機、建設機械等の各種作業機に適用できる。
10 :クローラ走行装置
11 :機体
15 :脱穀装置
34 :操向レバー
37 :エンジン
41 :正逆流ファン(送風ファン)
47 :回転軸
48 :回転羽根
49 :角度変更機構
101 :制御部(負荷軽減部)
141 :正逆転ファン(送風ファン)
147 :回動軸
148 :回転羽根
149 :切換機構
A :機器
E :レバーエンド
P1 :正流位置
P2 :中立位置
P3 :逆流位置
Q1 :正転状態
Q2 :非伝動状態
Q3 :逆転状態

Claims (12)

  1. 機体に搭載されたエンジンと、
    前記エンジンの動力によって駆動され、前記機体を自走させる左右一対のクローラ走行装置と、
    前記エンジンの動力によって駆動される機器と、
    前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の旋回時に、前記機器の駆動によって生じる前記エンジンの負荷の軽減を実行する負荷軽減部と、が備えられた作業機。
  2. 前記機器には、前記エンジンの冷却用の送風ファンが含まれており、
    前記負荷軽減部は、前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の旋回時に、前記送風ファンによる前記エンジンの負荷の軽減を実行する請求項1に記載の作業機。
  3. 前記送風ファンには、
    前記エンジンの動力によって回転される回転軸と、
    前記回転軸の径方向に延びる複数の回転羽根と、
    前記回転軸に対する前記回転羽根の角度を変更する角度変更機構と、が備えられ、
    前記回転羽根は、前記角度変更機構によって、外部から空気を吸引する正流位置から、風を発生しない中立位置を介して、外部へ空気を吐出する逆流位置にわたって位置変更可能に構成されており、
    前記負荷軽減部は、前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の旋回時に、前記回転羽根が前記中立位置となるように、前記角度変更機構を制御する請求項2に記載の作業機。
  4. 前記送風ファンには、
    前記エンジンの動力によって駆動される回動軸と、
    前記回動軸の径方向に延びる複数の回転羽根と、
    前記エンジンの回転動力を前記回動軸にそのまま伝動させる正転状態から、前記エンジンの回転動力を前記回動軸に伝達しない非伝動状態を介して、前記エンジンの回転動力を反転して前記回動軸に伝動させる逆転状態にわたって前記回動軸の状態を切り換える切換機構と、が備えられており、
    前記負荷軽減部は、前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の旋回時に、前記回動軸が前記非伝動状態となるように、前記切換機構を制御する請求項2に記載の作業機。
  5. 揺動角度に基づいて前記左右一対のクローラ走行装置の操向操作を行う操向レバーが備えられており、
    前記負荷軽減部は、前記操向レバーの揺動角度が所定角度以上に揺動されたという条件を満たすときに、前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の旋回が行われていると判断する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の作業機。
  6. 揺動角度に基づいて前記左右一対のクローラ走行装置の操向操作を行う操向レバーが備えられており、
    前記負荷軽減部は、前記操向レバーがレバーエンドにあるという条件を満たすときに、前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の旋回が行われていると判断する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の作業機。
  7. 前記負荷軽減部は、前記左右一対のクローラ走行装置について一方のクローラ走行装置と他方のクローラ走行装置との間に速度差が生じたときに、前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の旋回が行われていると判断する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の作業機。
  8. 刈取穀稈の脱穀を行う脱穀装置が備えられており、
    前記負荷軽減部は、前記脱穀装置が駆動されているという条件を満たすときに、前記機器の駆動によって生じる前記エンジンの負荷の軽減を実行する請求項1乃至7のいずれか一項に記載の作業機。
  9. 前記脱穀装置に、前記脱穀装置内における処理物の存在量を検知する処理量検知センサが備えられており、
    前記負荷軽減部は、前記処理量検知センサが、所定量以上の処理物を検知しているという条件を満たすときに、前記機器の駆動によって生じる前記エンジンの負荷の軽減を実行する請求項8に記載の作業機。
  10. 前記負荷軽減部は、前記エンジンの回転数が所定回転数以上という条件を満たすときに、前記機器の駆動によって生じる前記エンジンの負荷の軽減を実行する請求項1乃至9のいずれか一項に記載の作業機。
  11. 前記負荷軽減部は、前記左右一対のクローラ走行装置による前記機体の走行速度が所定速度以上という条件を満たすときに、前記機器の駆動によって生じる前記エンジンの負荷の軽減を実行する請求項1乃至10のいずれか一項に記載の作業機。
  12. 植立穀稈の刈り取りを行う刈取部が備えられると共に、前記刈取部に刈り取った穀稈を検知する穀稈検知センサが備えられており、
    前記負荷軽減部は、前記穀稈検知センサの検知状態に基づいて前記機器の駆動によって生じる前記エンジンの負荷の軽減を実行する請求項1乃至11のいずれか一項に記載の作業機。
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