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JP2015020623A - ステアリング装置 - Google Patents

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JP2015020623A
JP2015020623A JP2013150806A JP2013150806A JP2015020623A JP 2015020623 A JP2015020623 A JP 2015020623A JP 2013150806 A JP2013150806 A JP 2013150806A JP 2013150806 A JP2013150806 A JP 2013150806A JP 2015020623 A JP2015020623 A JP 2015020623A
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JP2013150806A
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茂 森田
Shigeru Morita
茂 森田
辰知 横関
Tatsutomo Yokozeki
辰知 横関
長谷川 功
Isao Hasegawa
長谷川  功
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JTEKT Corp
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Abstract

【課題】2次衝突のエネルギーを吸収する吸収部材の小型化を図りつつ、2次衝突時のエネルギー吸収のための吸収部材の調整が容易に実現できるステアリング装置を提供すること。【解決手段】ステアリング装置1は、2次衝突時には所定の移動方向Aにおける下流側へ向けて移動可能な係合部52と、車体2に固定された固定部45と、吸収部材9とを含む。吸収部材9は、固定部45に固定された被固定部46と、係合部52に対向する被係合部47と、湾曲部54を含んで被固定部46と被係合部47とをつなぐ連結部48とを含む。湾曲部54に沿う沿面方向Bと直交する平面に沿った湾曲部54の断面の面積は、沿面方向Bにおける位置によって異なる。吸収部材9は、係合部52と被係合部47との係合により連結部48を変形させることで、2次衝突のエネルギーを吸収する。【選択図】図3

Description

この発明は、ステアリング装置に関する。
下記特許文献1で開示された衝撃吸収式ステアリングコラム装置は、ステアリングコラムを車体に支持するための支持ブラケットを含んでいる。支持ブラケットは、左右一対の支持壁により、ステアリングコラムの中間部下面に溶接固定された昇降ブラケットを挟持している。当該昇降ブラケットの左右両側壁には円孔が形成され、各支持壁の一部で各円孔と整合する部分には、上下方向に長い長孔がそれぞれ形成されている。そして、各孔の一方から他方には、アジャストボルトが挿通されている。アジャストボルトの中間部で、昇降ブラケットの内側に存在する部分には、エネルギ吸収部材の後端部が外嵌支持されている。エネルギ吸収部材は、複数のリング部同士を連続部により前後方向に亙って直列に連続させ、全体を波形形状としている。複数のリング部の幅方向に亙る寸法は、後端部のリング部程大きく、前端部のリング部程小さくなる様に、漸次変化させている。
実開平5−75057号公報
特許文献1の衝撃吸収式ステアリングコラム装置では、エネルギ吸収部材のリング部の幅方向に亙る寸法(エネルギ吸収部材の波形形状における振幅)を変化させることで、エネルギ吸収部材の剛性を部分的に変化させている。これにより、2次衝突時にエネルギ吸収部材が吸収する衝突荷重とエネルギ吸収部材の変形量とを調整している。この場合、当該調整を行うには、2次衝突の条件に合わせてエネルギ吸収部材の全体形状を大幅に変更する必要がある。また、ステアリングコラム装置においてエネルギ吸収部材を搭載するための空間には限りがあるため、エネルギ吸収部材は、極力小さく抑えたい。
この発明は、かかる背景のもとでなされたものであり、2次衝突のエネルギーを吸収する吸収部材の小型化を図りつつ、2次衝突時のエネルギー吸収のための吸収部材の調整が容易に実現できるステアリング装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、操舵部材(10)が連結されたステアリング軸(3)を保持し、2次衝突時には前記操舵部材を伴って所定の移動方向(A)における下流側へ向けて移動可能なブラケット(5)と、前記ブラケットに対して一体移動可能に設けられた係合部(52)と、車体(2)における相対位置が固定された固定部(45)であって、2次衝突前後でも前記相対位置が固定された固定部と、前記固定部に固定された被固定部(46)と、前記移動方向における下流側から前記係合部に対向する被係合部(47)と、湾曲部(54,55,56)を含んで前記被固定部と前記被係合部とをつなぐ連結部(48)であって、前記湾曲部に沿う沿面方向(B)と直交する平面に沿った前記湾曲部の断面(57,58)の面積が前記沿面方向における位置によって異なる連結部とを含み、2次衝突時において、前記係合部と前記被係合部との係合に応じて前記連結部を変形させることによって、2次衝突のエネルギーを吸収する吸収部材(9)と、を含むことを特徴とする、ステアリング装置(1)である。
請求項2記載の発明は、前記断面の面積は、前記連結部において前記係合部側よりも前記固定部側の方が大きいことを特徴とする、請求項1記載のステアリング装置である。
請求項3記載の発明は、前記湾曲部は、前記被固定部から前記被係合部へ向かって蛇行した波形形状を形成していることを特徴とする、請求項1または2記載のステアリング装置である。
請求項4記載の発明は、前記湾曲部は、幅と厚さとを有する板状であり、前記湾曲部の幅が前記沿面方向における位置によって異なることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のステアリング装置である。
請求項5記載の発明は、前記湾曲部は、幅と厚さとを有する板状であり、前記湾曲部の厚さが前記沿面方向における位置によって異なることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のステアリング装置である。
請求項6記載の発明は、前記湾曲部は、前記沿面方向に延びる管状部材(59)を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか記載のステアリング装置である。
請求項7記載の発明は、前記湾曲部は、前記被固定部から前記被係合部へ向かって螺旋状に延びていることを特徴とする、請求項1または2記載のステアリング装置である。
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
請求項1記載の発明によれば、ステアリング装置において2次衝突のエネルギー(以下では、単に「エネルギー」という)を吸収する吸収部材は、2次衝突前後でも相対位置が固定された被固定部と、操舵部材側のブラケットに設けられた係合部に係合する被係合部と、被固定部と被係合部とをつなぐ連結部と、を含んでいる。連結部は、湾曲部を含んでおり、湾曲部において、その沿面方向と直交する平面に沿った断面の面積は、沿面方向における位置によって異なっている。
ここで、湾曲部において、当該断面の面積が相対的に大きい部分を第1湾曲部とし、当該断面の面積が相対的に小さい部分を第2湾曲部とする。第1湾曲部は、第2湾曲部よりも当該断面の面積が大きいため、剛性も高い。2次衝突時には、剛性が低い第2湾曲部の方が、剛性が高い第1湾曲部よりも先に変形しやすい。そのため、2次衝突時の吸収部材では、第2湾曲部が先に変形してエネルギーを吸収し、第1湾曲部は、第2湾曲部に遅れて変形して、エネルギーを吸収する。つまり、第2湾曲部は、2次衝突時の前段階のエネルギーの吸収を担い、第1湾曲部は、2次衝突時の後段階のエネルギーの吸収を担っている。このような構成の場合、連結部の全体形状を大きく変更しなくても、湾曲部における第1湾曲部および第2湾曲部のそれぞれの割合、位置、断面の面積の差を調整すれば、エネルギー吸収のために吸収部材を調整することができる。
以上のように、2次衝突のエネルギーを吸収する吸収部材の小型化を図りつつ、2次衝突時のエネルギー吸収のための吸収部材の調整が容易に実現できる。
請求項2記載の発明によれば、湾曲部の断面の面積は、連結部において係合部側よりも固定部側の方が大きい。つまり、この場合、2次衝突のエネルギーが伝達されやすい係合部側に比較的変形しやすい第2湾曲部が配置されており、2次衝突のエネルギーが係合部側から伝達される固定部側には、比較的変形しにくい第1湾曲が配置されている。そのため、2次衝突時において、係合部側の湾曲部が固定部側の湾曲部よりも先に変形する。これにより、吸収部材は、スムーズに引き伸ばされる。
請求項3記載の発明によれば、複数の湾曲部は、蛇行した波形形状を形成している。そのため、2次衝突前の吸収部材を小さく折りたたんだ状態とすることで、吸収部材の小型化を図れる。また、波形形状の湾曲部であれば、2次衝突時における変形量を増やすことができるので、2次衝突のエネルギーを効果的に吸収することができる。
請求項4記載の発明によれば、幅と厚さとを有する板状の湾曲部において、その幅を沿面方向における位置によって異ならせるだけであれば、前述した第1湾曲部および第2湾曲部をプレス加工等で同時に成形することができ、コスト低減を図れる。
請求項5記載の発明によれば、湾曲部の厚さを沿面方向における位置によって異ならせることも、プレス加工等で容易に実現できるので、コスト低減を図れる。
請求項6記載の発明のように、連結部は、沿面方向に延びる管状部材を含んでいてもよい。この場合、湾曲部に外力を加えて凹ませるといった簡単な後加工によって、第2湾曲部(断面の面積が相対的に小さい部分)を形成することができる。
請求項7記載の発明のように、湾曲部は、螺旋状に延びていてもよい。この場合、2次元形状の吸収部材と比較して、2次衝突時における湾曲部の変形量を大きくすることができる。
図1は、本発明の一実施形態のステアリング装置1の模式的な概略側面図である。 図2は、左右方向Yおよび上下方向Zに沿うステアリング装置1の図解的な断面図である。 図3は、図1における要部を拡大した図である。 図4(a)は、湾曲部54の図3におけるIVa−IVa線に沿った断面図であり、図4(b)は、湾曲部54の図3におけるIVb−IVb線に沿った断面図である。 図5は、図3において、2次衝突によって係合部52と被係合部47とが係合した瞬間の図である。 図6は、図3において、2次衝突によって第2湾曲部56が変形した瞬間の図である。 図7は、図3において、2次衝突によって湾曲部54が変形しきった後の図である。 図8は、図4に本発明の第1変形例を適用した図である。 図9は、本発明の第2変形例を適用した連結部48の斜視図である。 図10は、図9に本発明の第3変形例を適用した図である。 図11は、図9に本発明の第4変形例を適用した図である。 図12は、図9に本発明の第5変形例を適用した図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態のステアリング装置1の模式的な概略側面図である。
ここで、図1において、紙面左側が車体2の前側であり、紙面右側が車体2の後側であり、紙面上側が車体2の上側であり、紙面下側が車体2の下側である。
図1を参照して、ステアリング装置1は、ステアリング軸3と、ステアリングコラム4と、アッパーブラケット5(ブラケット)と、ロアーブラケット6と、レバー7とを主に含んでいる。ステアリング装置1は、アッパーブラケット5およびロアーブラケット6によって車体2に取り付けられている。ステアリング軸3の一端(後端3A)には、ステアリングホイール等の操舵部材10が連結されている。ステアリング装置1は、レバー7を回動させることで、いわゆるテレスコ調整(ステアリングコラム4の伸縮量調整)とチルト調整(ステアリングコラム4の傾き調整)とが可能である(詳しくは、後述する)。
ステアリング軸3は、全体として略円筒状または略円柱状である。ステアリング軸3は、同軸状に並ぶアッパーシャフト11とロアーシャフト12とを含んでいる。アッパーシャフト11は、ロアーシャフト12よりも操舵部材10側(後側)に位置し、ロアーシャフト12に対してステアリング軸3の軸方向に移動可能となっている。
以下では、ステアリング軸3が延びる方向を軸方向Xとする。軸方向Xは、図1における紙面の左右方向と一致している。また、軸方向Xに直交する方向を、左右方向Yと上下方向Zとする。左右方向Yは、図1において紙面に直交する方向であり、上下方向Zは、図1の紙面の上下方向である。
ステアリングコラム4は、全体として略円筒状であり、ステアリング軸3を収容するものである。ステアリングコラム4は、ステアリング軸3を回転可能に支持している。ステアリングコラム4は、同軸状に並ぶアッパーコラム13とロアーコラム14とを含んでいる。アッパーコラム13は、ロアーコラム14よりも操舵部材10側(後側)に位置し、ロアーコラム14に対して軸方向Xに移動可能となっている。
アッパーコラム13とアッパーシャフト11とは、図示しない軸受等を介して連結されており、ロアーコラム14とロアーシャフト12とは、図示しない軸受等を介して連結されている。そのため、アッパーコラム13およびアッパーシャフト11は、一体となって、ロアーコラム14およびロアーシャフト12に対して、軸方向Xに相対移動可能である。これにより、ステアリングコラム4およびステアリング軸3は、同時に伸縮できる。
図2は、左右方向Yおよび上下方向Zに沿うステアリング装置1の図解的な断面図である。ここで、図2における紙面と直交する方向は、図1における軸方向Xと一致している。また、図2における上下方向は、図1における上下方向Zと一致している。また、図2の左右方向は、図1における左右方向Yと一致している。また、図2における紙面手前側は、操舵部材10側(車体2の後側)である。
以下では、図1に加えて図2も参照して説明する。
図2を参照して、アッパーブラケット5は、ステアリングコラム4(特に、アッパーコラム13)を支持し、ステアリング装置1を車体2に連結するものである。また、前述したようにステアリング軸3のアッパーシャフト11は、アッパーコラム13と図示しない軸受で連結されているため、アッパーブラケット5は、間接的にステアリング軸3を保持している。アッパーブラケット5は、アッパーコラムブラケット15と、アッパー固定ブラケット20と、取付ステー21と、一対の第1側板22とを含んでいる。
アッパーコラムブラケット15は、ステアリングコラム4(特に、アッパーコラム13)を支持し、ステアリング装置1を車体2に連結するものである。アッパーコラムブラケット15は、上向きに開放する溝形(軸方向Xから見て略U字状)の部材であり、ステアリング軸3の中心軸3Bを通って上下方向Zに延びる平面を中心として左右対称に形成されている。詳述すると、アッパーコラムブラケット15は、対向する一対の側板16(左側板17,右側板18)と、左側板17および右側板18の下側端部同士を連結した連結板19とを備えている。左側板17の上側端部17Aおよび右側板18の上側端部18Aは、アッパーコラム13の外周面13Aに対して溶接等によって接続されている。
アッパー固定ブラケット20は、下向きに開放する全体として溝形(軸方向Xから見て上下が逆になった略U字状)の部材であり、中心軸3Bを通って上下方向Zに延びる平面を中心として左右対称に形成されている。詳述すると、アッパー固定ブラケット20は、対向する一対の第2側板23(左側板24,右側板25)と、左側板24および右側板25の上側端部同士を連結する連結板26とを含んでいる。ステアリング軸3、ステアリングコラム4およびアッパーコラムブラケット15は、図2において、アッパー固定ブラケット20の一対の第2側板23の間(左側板24と右側板25との間)に配置されている。
アッパー固定ブラケット20の右側板25の左側面には、アッパーコラムブラケット15の対応する右側板18の右側面が沿わされている。また、アッパー固定ブラケット20の左側板24の右側面には、アッパーコラムブラケット15の対応する左側板17の左側面が沿わされている。アッパーコラムブラケット15の右側板18および左側板17のそれぞれ(厳密には、アッパーコラム13よりも下方位置)には、軸方向Xに延びるテレスコ用の横長孔27が形成されている。アッパーブラケット5の右側板25および左側板24には、チルト用の縦長孔28が形成されている。
取付ステー21は、連結板26の上面に固定されて概ね左右方向Yに延びる板状である。取付ステー21をアッパー固定ブラケット20の一部とみなしてもよい。
一対の第1側板22は、軸方向Xに薄く、上下方向Zおよび左右方向Yに広がる板状である。一対の第1側板22は、取付ステー21およびアッパー固定ブラケット20と一体化されており、ステアリング軸3を挟んで左右対称である。一対の第1側板22は、取付ステー21の左右方向Yにおける両端において下側へ延びていて、アッパー固定ブラケット20の左右両側に位置している。
図1を参照して、ロアーブラケット6は、ステアリングコラム4(特に、ロアーコラム14)を支持し、ステアリング装置1を車体2に連結するものである。ロアーブラケット6は、天板部38と、一対の側板39と、チルト中心軸40とを含んでいる。
天板部38は、上下方向Zから見て左右方向Yに長手の四角形をなす平板状である。天板部38は、複数のボルト41によって車体2に取り付けられている。
一対の側板39は、天板部38から下側に延びている。一対の側板39は、左右方向Yにおいて対向配置されており、ステアリング軸3を左右方向Yにおける両側から挟んでいる。
チルト中心軸40は、左右方向Yに延びており、ロアーコラム14に連結されている。ロアーブラケット6は、チルト中心軸40を介してロアーコラム14を支持している。このため、ロアーコラム14を含むステアリングコラム4の全体は、チルト中心軸40を中心に回動可能となっている。
図2を参照して、ステアリング装置1において、アッパーコラムブラケット15およびアッパー固定ブラケット20を左右方向Yから貫通する位置には、回転軸29が設けられている。回転軸29は、ステアリング軸3の軸方向Xに対して交差する方向(左右方向Y)に延びる円柱体である。回転軸29の右側端部29Aにおける外周面29Bには、ねじ溝29Cが形成されている。また、回転軸29の左側端部29Dには、回転軸29本体よりも大径の頭部29Eが形成されている。
回転軸29は、アッパーコラムブラケット15において左側板17および右側板18のそれぞれに形成された横長孔27に挿通されている。また、回転軸29は、アッパーブラケット5において左側板24および右側板25のそれぞれに形成された縦長孔28にも挿通されている。また、回転軸29は、左側板17と右側板18との間では、アッパーコラム13に対して下方へ離れて配置されている。
回転軸29の右側端部29Aには、ねじ溝29Cに螺合するナット30が設けられている。また、回転軸29の左側端部29Dにおいて、頭部29Eとアッパー固定ブラケット20の左側板24との間には、環状のカム31および環状のカムフォロワ32が設けられている。
カム31は、頭部29Eに対して右側から接触する第1部分31Aと、第1部分31Aの右側に位置して第1部分31Aよりも大径の第2部分31Bとを一体的に有している。ここで、回転軸29には、レバー7が取り付けられている。詳しくは、レバー7は、第1部分31Aの外周面を取り囲んでおり、頭部29Eの右側面と第2部分31Bの左側面とに接した状態で固定されている。そのため、レバー7は、レバー7の操作に応じて回転軸29およびカム31を回転軸29の軸まわりに回転させることができる。
カムフォロワ32は、第1部分32Aと第2部分32Bとを一体的に有している。第1部分32Aは、アッパー固定ブラケット20の左側板24の左側面に沿わされている。第2部分32Bは、左側板24の縦長孔28およびアッパーコラムブラケット15の左側板17の横長孔27に、横長孔27および縦長孔28の延びる方向に沿って移動可能に嵌合されている。また、第2部分32Bは、左側板24の縦長孔28に嵌合する部分に二面幅等を形成することで、縦長孔28によって、その回転が規制されている。
カム31およびカムフォロワ32では、互いの接触面に、カム突起33が形成されている。そのため、カム31およびカムフォロワ32の相対回転に伴ってカム31およびカムフォロワ32のカム突起33が互いに乗り上げることによって、カム31が、カムフォロワ32を回転軸29の軸方向(左右方向Yにおける右側)に移動させて、カムフォロワ32をアッパーブラケット5の左側板24に押圧する。
回転軸29の右側端部29Aに螺合されたナット30とアッパー固定ブラケット20の右側板25との間には、第1介在部材34と第2介在部材35とが介在されている。第1介在部材34は、第1部分34Aと第2部分34Bとを一体的に有している。第1部分34Aは、右側板25の右側面に沿わされている。第2部分34Bは、右側板25の縦長孔28およびアッパーコラムブラケット15の右側板18の横長孔27に、横長孔27および縦長孔28の延びる方向に沿って移動可能に嵌合されている。また、第2部分34Bは、右側板25の縦長孔28に嵌合する部分に二面幅等を形成することで、縦長孔28によって、その回転が規制されている。
第2介在部材35は、第1介在部材34の第1部分34Aとナット30との間に介在するスラストワッシャ36と、スラストワッシャ36と第1介在部材34の第1部分34Aとの間に介在するスラスト用の針状ころ軸受37とを備えている。針状ころ軸受37を含む第2介在部材35の働きで、ナット30が回転軸29とともにスムーズに回転できるようになっている。
レバー7の操作に伴ってカム31がカムフォロワ32に対して回転することにより、カムフォロワ32が回転軸29の軸方向(左右方向Yにおける右側)に移動する。移動したカムフォロワ32と第1介在部材34との間で、アッパー固定ブラケット20の一対の第2側板23が挟持されて締め付けられるので、各第2側板23が、アッパーコラムブラケット15の対応する一対の側板16に圧接される。これにより、ステアリングコラム4は、軸方向Xおよび上下方向Zに固定された状態(この状態を「固定状態」とする)となって、チルトロックおよびテレスコロックが達成される。
ここで、回転軸29には、筒状の押付部材43が外嵌されている。押付部材43は、左右方向Yにおいて、一対の側板16の間に配置されている。押付部材43の左右方向Yにおける中央には、回転軸29の径方向に突出する偏心カム44が外嵌されている。押付部材43は、回転軸29と一体的に回転する。ステアリングコラム4が固定状態になったとき、偏心カム44は、アッパーコラム13に形成された貫通孔13Bに進入し、ロアーコラム14をアッパーコラム13に対して押し付ける。当該押し付けにより、ロアーコラム14とアッパーコラム13との間のがたは、排除される。
次に、この状態からレバー7を先ほどと逆方向に回転させる。すると、レバー7の回転に伴い、カム31がカムフォロワ32に対して回転する。これにより、カムフォロワ32は、回転軸29の軸方向(左右方向Yにおける左側)に移動する。すると、カムフォロワ32と第1介在部材34との間において、アッパー固定ブラケット20の一対の第2側板23に対する締め付けが解除される。そのため、各第2側板23は、対応する一対の側板16との圧接から解除される。これにより、ステアリングコラム4は、軸方向Xおよび上下方向Zに移動できる状態(この状態を「解除状態」とする)となって、チルト調整およびテレスコ調整が可能となる。詳しくは、回転軸29が横長孔27に沿って移動することによって、テレスコ調整が可能となり、回転軸29が縦長孔28に沿って移動することによって、チルト中心軸40を中心とした回動によるチルト調整が可能となる。解除状態では、偏心カム44は、貫通孔13Bからステアリングコラム4の外側へ退避するので、ロアーコラム14のアッパーコラム13への押し付けは解除されている。
図3は、図1における要部を拡大した図である。ここで、図3における各部材の姿勢は図1と一致している。
以下では、図1および図2に加えて図3も参照して説明する。
ステアリング装置1は、取付ステー21においてステアリング軸3を挟んだ左右方向Yにおける両側に、アッパーブラケット5を車体2に固定するためのカプセル8を1対備えている。カプセル8は、車体2の後側から取り付けられている。なお、図2では、カプセル8は、断面を用いずに示している。図3を参照して、各カプセル8は、たとえば、上下方向Zに並べられた2枚の板部材8Aで構成されていて、これら2枚の板部材8Aの一端同士を接続した形状(車体2の前側へ傾いた略U字状)である。各カプセル8は、取付ステー21を2枚の板部材8Aによって上下から挟持することによってアッパーブラケット5全体を保持している。
取付ステー21において、各カプセル8が取り付けられている部分には、図示しない切り欠き溝が車体2の後側から形成されている。アッパーブラケット5において、当該切り欠き溝の周縁部には、樹脂ピン53が挿通されている。樹脂ピン53は、カプセル8の2枚の板部材8Aおよび取付ステー21を貫通している。これにより、カプセル8は、当該切り欠き溝によってアッパーブラケット5に位置決めされている。この状態で、カプセル8は、ボルト42によって車体2に固定されており、ボルト42は、カプセル8における2枚の板部材8Aを下から貫通しつつ当該切り欠き溝に挿通されている。そのため、アッパーブラケット5は、カプセル8によって車体2に位置決めされており、樹脂ピン53を破断すればカプセル8を車体2に残した状態で前側へ移動可能となっている。この状態で、カプセル8は、車体2における相対位置が固定された固定部45としての役割を果たしている。
ここで、カプセル8において下側の板部材8Aには、吸収部材9が設けられている。吸収部材9は、左右方向Yにおいてステアリング軸3を挟んだ両側に配置されるように1対設けられている(図2参照)。吸収部材9は、被固定部46と、被係合部47と、連結部48と、空走部49とを含んでいる。
被固定部46は、各吸収部材9において後端部(上端部でもある)9Aに設けられている。被固定部46は、各カプセル8(固定部45)において、たとえばボルト42よりも後側の部分に固定されている。
被係合部47は、各吸収部材9において前端部9Bに設けられている。被係合部47は、軸方向Xに薄く、左右方向Yおよび上下方向Zに広がる板状である。被係合部47は、各第1側板22よりも前側に位置している。この状態で、被係合部47は、前側から各第1側板22に対向している。各第1側板22には、軸方向Xから見て四角形状の挿通孔51が設けられている。挿通孔51は、軸方向Xから見て被係合部47と重なっており、軸方向Xから見て被係合部47よりも小さい(図2参照)。
連結部48は、幅wと厚みtとを有し、吸収部材9の後端部9A(被固定部46)と前端部9B(被係合部47)とをつなぐ板状である。ここでの幅wは、板状の連結部48の厚み方向における寸法であり、ここでの厚みtは、左右方向Yにおける寸法である。連結部48は、連続する複数の湾曲部54を含んでいる。連結部48では、前上側(図3における左上側)に突出(膨出)する湾曲部54と後下側(図3における右下側)に突出する湾曲部54とが交互に並んでいる。そのため、複数の湾曲部54(連結部48)は、左右方向Yから見て、被固定部46から被係合部47へ向かって蛇行した波形形状を形成している。
また、本実施形態では、各吸収部材9の連結部48は、7個の湾曲部54を含んでいる。各吸収部材9における各湾曲部54には、後端部9Aから前端部9Bに向かって順に、符号「54A」、「54B」、「54C」、「54D」、「54E」、「54F」および「54G」を付すことにする。
図4(a)は、湾曲部54の図3におけるIVa−IVa線に沿った断面図であり、図4(b)は、湾曲部54の図3におけるIVb−IVb線に沿った断面図である。
以下では、図1〜3に加えて図4も参照して説明する。
ここで、湾曲部54(連結部48)に沿う沿面方向(図3において一点鎖線で表した方向)には、符号「B」を付すことにする。図4(a)において紙面と直交する方向は、湾曲部54Cの中央(沿面方向Bにおける中央)における沿面方向Bと一致している。また、図4(a)における紙面の左右方向は、左右方向Yと一致しており、図4(a)における紙面の上下方向は、IVa−IVa線に沿う方向と一致している。また、図4(b)において紙面と直交する方向は、湾曲部54Fの中央(沿面方向Bにおける中央)における沿面方向Bと一致している。また、図4(b)における紙面の左右方向は、左右方向Yと一致しており、図4(b)における紙面の上下方向は、IVb−IVb線に沿う方向と一致している。なお、図4(a)および図4(b)における紙面の上下方向は、湾曲部54(連結部48)の板幅方向Wでもあり、図4(a)および図4(b)における紙面の左右方向は、湾曲部54(連結部48)の板厚方向Tでもある。
板幅方向Wにおける湾曲部54の寸法(板幅)が、前述した連結部48の幅wであり、板厚方向Tにおける湾曲部54の寸法が、前述した連結部48の厚みtである。そして、この実施形態では、厚みtは、沿面方向Bにおける全域で均一であるが、湾曲部54Cにおける幅w(図4(a)参照)は、湾曲部54Fにおける幅wと比較して大きい(図4(b)参照)。そして、湾曲部54A,54Bおよび54Gの幅は、湾曲部54Cの幅wと一致しており、湾曲部54Dおよび54Eの幅は、湾曲部54Fの幅wと一致している。つまり、本実施形態の連結部48において、湾曲部54Gを除く湾曲部54の断面(沿面方向Bと直交する平面に沿った断面であり、以下同じ)の面積は、端部9B側よりも端部9A側の湾曲部54の方が大きい。
このように、複数の湾曲部54の断面積および幅wは、湾曲部54の沿面方向Bにおける位置によって異なっている。
ここで、複数の湾曲部54のうち、断面積が大きい湾曲部54(湾曲部54A,54B,54Cおよび54G)を第1湾曲部55とし、断面積が小さい湾曲部54(湾曲部54D,54Eおよび54F)を第2湾曲部56とする。
また、第1湾曲部55において沿面方向Bと直交する平面に沿った断面を第1断面57と呼ぶことにする(図4(a)参照)。また、第2湾曲部56において沿面方向Bと直交する平面に沿った断面を第2断面58と呼ぶことにする(図4(b)参照)。
本実施例のように、湾曲部54の幅wを沿面方向Bにおける位置によって異ならせる場合、前述した第1湾曲部55および第2湾曲部56をプレス加工等で同時に成形することができ、第1湾曲部55および第2湾曲部56を後加工によって形成する場合と比較してコスト低減を図れる。
また、本実施例において、第1断面57の面積と第2断面58の面積との差は、幅wの差によって設けている。このような構成に代え、第1湾曲部55の幅wと第2湾曲部56の幅wとが同じままで、後加工により第2湾曲部56に切り欠きを設けたり、貫通孔を設けたり(プレスにより板厚方向Tまたは板幅方向Wから打ち抜いたり)することで、第1断面57の面積と第2断面58の面積とに実質的に差を設けてもよい。
また、連結部48において、湾曲部54Gよりも前側には、軸方向Xに沿う直線部分60が設けられている。吸収部材9は、直線部分60において挿通孔51に挿通されており、直線部分60は、左右方向Yおよび上下方向Zにおいて挿通孔51よりも小さい。
空走部49は、連結部48の直線部分60に設けられている。厳密には、空走部49は、直線部分60において被係合部47と第1側板22との間に位置する部分である。空走部49は、被係合部47を第1側板22から所定の空走間隔Dだけ前側に離して配置している。空走間隔Dは、左右の吸収部材9で等しい。
次に、2次衝突時のステアリング装置1の動作について説明する。
いわゆる2次衝突時には、ステアリング装置1が操舵部材10から伝達される衝撃を受けると、アッパーブラケット5(取付ステー21)は、操舵部材10を伴って所定の移動方向Aにおける下流側(軸方向Xにおいて車体2の前側)へ移動する。ここで、移動方向Aにおける下流側は、車体2の前側と一致しており、移動方向Aにおける上流側は、車体2の後側と一致している。
2次衝突によるアッパーブラケット5の移動を詳しく説明すると、ステアリング装置1が一定以上の衝撃を受けると、取付ステー21およびカプセル8とを貫通する樹脂ピン53が破断する。そして、取付ステー21がカプセル8の2枚の板部材8Aに対して前側へ摺動することによって、アッパーブラケット5は、下流側へ移動しカプセル8から離脱する。樹脂ピン53の破断、および、カプセル8と取付ステー21との摩擦によって吸収される荷重(2次衝突時の衝撃荷重)を「離脱荷重」ということにする。
アッパーブラケット5の移動に伴い、アッパーコラム13が下流側へ移動する。言い換えると、ステアリングコラム4およびステアリング軸3が前側へ移動する。このとき、ボルト42によって車体2に組み付けられたカプセル8では、車体2における相対位置が引き続き固定されている。このように、カプセル8は、2次衝突前の状態では、アッパーブラケット5を車体2に位置決めし、2次衝突時に、移動方向Aにおける下流側へのアッパーブラケット5の移動を許可する。また、カプセル8は、2次衝突前後でも車体2に対する相対位置が固定されている。
図5は、図3において、2次衝突によって係合部52と被係合部47とが係合した瞬間の図である。図6は、図3において、2次衝突によって第2湾曲部56が変形した瞬間の図である。図7は、図3において、2次衝突によって湾曲部54が変形しきった後の図である。
図5,図6および図7における各部材の姿勢は図1と一致している。
以下では、図1〜4に加えて図5〜図7も参照して説明する。
図5を参照して、2次衝突によりアッパーブラケット5が下流側へ移動すると、第1側板22は、吸収部材9の被係合部47へ向けて下流側へ移動する。これにより、2次衝突前の空走間隔Dが狭くなっていき、最終的には、被係合部47が第1側板22において挿通孔51の周縁に係合(接触)する。被係合部47が当該周縁に係合するタイミングは、左右の吸収部材9で同じである。ここで、第1側板22において被係合部47が係合する部分を係合部52とすると、2次衝突の前後の両方において、被係合部47は、移動方向Aにおける下流側から係合部52に対向している(図3も参照)。
図3に示す2次衝突前の状態では、空走部49は、被係合部47を係合部52から所定の空走間隔Dだけ移動方向Aにおける下流側に離して配置している。第1側板22は、取付ステー21と一体的に設けられているため、係合部52は、アッパーブラケット5に対して一体移動可能である。そのため、係合部52は、2次衝突前の状態から空走間隔Dだけ下流側へ移動(空走)したところで被係合部47と係合する。
図6を参照して、被係合部47が係合部52と係合した後、前述した衝撃荷重を吸収するために、係合部52を有するアッパーブラケット5は、被係合部47を伴って下流側へさらに移動しようとする。このとき、吸収部材9では、被係合部47が被固定部46から離れる方向に移動するため、連結部48は、下流側へ引っ張られる。ここで、第1湾曲部55(湾曲部54A,54B,54Cおよび54G)は、第2湾曲部56(湾曲部54D,54Eおよび54F)よりも断面の面積が大きい(第1断面57の面積が第2断面58の面積よりも大きい)ため、剛性も高い。そのため、2次衝突時には、剛性が低い第2湾曲部56の方が、剛性が高い第1湾曲部55よりも先に変形しやすい。そのため、連結部48が下流側へ引っ張られる際、まず複数の湾曲部54において剛性が低い第2湾曲部56が優先的に変形する。つまり、連結部48において主に係合部52側(端部9B側)の湾曲部54(湾曲部54D,54Eおよび54F)が変形する。これにより、連結部48の略中央部分が略直線状になる。この変形に伴い、アッパーブラケット5は、さらに下流側へ移動し、ステアリングコラム4およびステアリング軸3もさらに下流側へ移動する。
図7を参照して、第2湾曲部56がほぼ伸び切った後、2次衝突によるエネルギー(荷重)をさらに吸収するために、今度は、剛性が高い第1湾曲部55が遅れて変形する。つまり、連結部48において主に固定部45側(端部9B側)の湾曲部54(湾曲部54A,54B,54Cおよび54G)が変形する。これにより、連結部48全体は、略直線状となる。この変形に伴い、アッパーブラケット5は、さらに下流側へ移動し、ステアリングコラム4およびステアリング軸3もさらに下流側へ移動する。
このように、2次衝突時の吸収部材9では、第2湾曲部56(主に係合部52側の湾曲部54)が先に変形してエネルギーを吸収し、第1湾曲部55(主に固定部45側の湾曲部54)は、第2湾曲部56に遅れて変形して、エネルギーを吸収する。これにより、吸収部材9は、スムーズに引き伸ばされる
ここで、複数の湾曲部54(連結部48)の変形およびステアリングコラム4およびステアリング軸3の収縮によって吸収される荷重を「EA荷重」ということにする。
つまり、第2湾曲部56は、2次衝突時の前段階のエネルギー(厳密には2次衝突の前段階におけるEA荷重)の吸収を担い、第1湾曲部55は、2次衝突時の後段階のエネルギー(厳密には2次衝突の後段階におけるEA荷重)の吸収を担っている。この場合、2次衝突における前段階と後段階とで別々にエネルギー吸収量を調整することができる。例えば、前段階では吸収荷重を小さく抑え、後段階では荷重を緩やかに増加させるなど、各車両の要件に合わせることができる。このように、2次衝突時において、吸収部材9は、係合部52と被係合部47との係合に応じて連結部48を変形させることによって、2次衝突によるエネルギーを吸収する。
このような構成の場合、連結部48の全体形状を大きく変更しなくても、湾曲部54における第1湾曲部55および第2湾曲部56のそれぞれの割合、位置、断面の面積の差を調整すれば、エネルギー吸収のために吸収部材9を調整することができる。
以上のように、2次衝突のエネルギーを吸収する吸収部材9の小型化を図りつつ、2次衝突時のエネルギー吸収のための吸収部材9の調整が容易に実現できる。
また、前述したように、複数の湾曲部54は、蛇行した波形形状を形成している。そのため、2次衝突前の吸収部材9を小さく折りたたんだ状態とすることで、吸収部材9の小型化を図れる。また、波形形状の湾曲部54であれば、2次衝突時における変形量を増やすことができるので、2次衝突のエネルギーを効果的に吸収することができる。
次に、本発明の第1変形例について説明する。
図8は、図4に本発明の第1変形例を適用した図である。図8における部材の姿勢は、図4と一致している。なお、図8において、上記に説明した部材と同様の部材には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
以下では、図1〜図7に加えて図8も参照して説明する。
前述した実施形態における複数の湾曲部54では、湾曲部54の幅wが沿面方向Bにおける位置によって異なっている。つまり、連結部48には、板幅(前述した幅w)の違いによって断面積(剛性)が局所的に異なる部分が設けられている。
一方、図8を参照して、第1変形例における複数の湾曲部54では、沿面方向Bにおける全域に亘って、幅wは均一である。しかし、第1変形例における複数の湾曲部54では、湾曲部54の厚さtが沿面方向Bにおける位置によって異なっている。第1湾曲部55における厚さtは、第2湾曲部56における厚さtよりも大きいため、第1湾曲部55の剛性は、第2湾曲部56よりも高い。第1変形例の場合も、本発明の実施形態と同様に、2次衝突時には、まず複数の湾曲部54において剛性が低い第2湾曲部56が優先的に変形する(図6参照)。そして、2次衝突によるエネルギー(荷重)をさらに吸収するために、剛性が高い第1湾曲部55が変形する。これにより、最終的に連結部48全体は、略直線状となる(図7参照)。
第1変形例のように、湾曲部54の厚さtを沿面方向Bにおける位置によって異ならせることも、プレス加工等で容易に実現できるので、第1湾曲部55および第2湾曲部56を後加工によって形成する場合と比較して、コストを低減することができる。
第1変形例では、湾曲部54の厚さtのみが沿面方向Bにおける位置によって異なっているとしたが、湾曲部54の厚さtと幅wの両方が沿面方向Bにおける位置によって異なっていてもよい。
次に、本発明の第2変形例,第3変形例および第4変形例について説明する。
図9は、本発明の第2変形例を適用した連結部48の斜視図である。図10は、図9に本発明の第3変形例を適用した図である。図11は、図9に本発明の第4変形例を適用した図である。図9〜図11において、紙面の左側に見えている断面は、第2断面58(湾曲部54Fの断面)である。また、図9〜図11における左手前側は、車体2の前側であり、図9〜11における右奥側は、車体2の後側である。なお、図9〜図11において、上記に説明した部材と同様の部材には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
以下では、図1〜図8に加えて図9〜図11も参照して説明する。
図9を参照して、本発明の第2変形例における複数の湾曲部54(連結部48)において、沿面方向Bにおけるいずれの位置においても、断面(第1断面57(図9には、図示されていない)および第2断面58も含む)は、円形状である。この場合、第2断面58は、個々の湾曲部54において沿面方向Bにおける少なくとも1箇所において第1断面57の径よりも小さい部分を有していればよい。このようにすれば、第1断面57の面積は、第2断面58の面積よりも大きくなり、第1湾曲部55の剛性は、第2湾曲部56の剛性よりも高くなるため、第2湾曲部56は、第1湾曲部55よりも変形しやすくなる。つまり、前述した実施形態(第1変形例も含む)と同様に、第2変形例の場合でも、2次衝突時には、第2湾曲部56が優先的に変形し、第2湾曲部56の変形後に第1湾曲部55が変形する。
また、第1断面57および第2断面58は、正確に円形状でなくてもよく、楕円状であってもよく、要は、閉じた領域を持つ平面状であればよい。
図10を参照して、本発明の第3変形例における複数の湾曲部54(連結部48)において、沿面方向Bにおけるいずれの位置においても、断面(第1断面57第2断面58も含む)は、6角形状である。この場合においても、第2断面58は、個々の湾曲部54において沿面方向Bにおける少なくとも1箇所において第1断面57よりも小さい部分を有していればよい。このようにすれば、第1断面57の面積は、第2断面58面積よりも大きくなり、第1湾曲部55の剛性は、第2湾曲部56の剛性よりも高くなるため、第2湾曲部56は、第1湾曲部55よりも変形しやすくなる。つまり、第3変形例の場合でも、2次衝突時には、第2湾曲部56が優先的に変形し、第2湾曲部56の変形後に第1湾曲部55が変形する。
また、第1断面57および第2断面58は、必ずしも6角形状である必要はなく、多角形状であればよい。
図11を参照して、本発明の第4変形例における複数の湾曲部54(連結部48)は、沿面方向Bに延びる管状部材59を含んでいる。沿面方向Bにおけるいずれの位置においても、湾曲部54の断面(第1断面57および第2断面58も含む)は、環状(厳密には円環状)になっている。この場合、第1断面57および第2断面58における内径によって断面の面積を調整してもよいし、外径によって断面の面積を調整してもよい。
外径によって調整する場合は、第1湾曲部55の外径よりも第2湾曲部56の外径を小さく設定すればよい。内径によって調整する場合は、第1湾曲部55の内径よりも第2湾曲部56の内径を大きく設定すればよい。これにより、第1断面57よりも第2断面58の面積を小さくすることができ、第2湾曲部56の剛性を第1湾曲部55の剛性よりも低くすることができる。
また、第1湾曲部55と第2湾曲部56とで外径および内径に差を設けない場合でも、第2湾曲部56を変形させることで、第2湾曲部56の剛性を第1湾曲部55よりも低くすることも可能である。具体的な方法としては、湾曲部54に対して、断面の径方向の外側から力を加えることで湾曲部54の一部を圧縮してぺしゃんこにし、当該一部を第2湾曲部56とする方法などが挙げられる。このように、湾曲部54に外力を加えて凹ませるといった簡単な後加工によって、第2湾曲部56を形成することができる。
次に本発明の第5変形例について説明する。
図12は、図9に本発明の第5変形例を適用した図である。図12において、紙面の左側に見えている断面は、第2断面58である。なお、図12において、上記に説明した部材と同様の部材には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
以下では、図1〜図11に加えて図12も参照して説明する。
本発明の第5変形例における連結部48は、被固定部46から被係合部47に向かって螺旋状に延びるコイル状である。連結部48全体は、左右方向Yから見ると、略波形形状である。連結部48は、螺旋状に湾曲する複数の湾曲部54によって構成されている。この場合、第1断面57および第2断面58は、円形状であってもよいし多角形状であってもよい。さらに、第1断面57および第2断面58は、環状であってもよい。このように、連結部48が3次元の螺旋状をなしているため、2次衝突時の際、吸収部材9が2次元形状の場合と比較して、湾曲部54(連結部48)の変形量を大きくすることができる。なお、第5変形例における連結部48は、螺旋状であるが、弾性変形する必要はなく、2次衝突に応じて螺旋が延びる方向に塑性変形すればよい。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、第1湾曲部55は、湾曲部54A,54B,54C,および54Gを含み、第2湾曲部56は、湾曲部54D,54Eおよび54Fを含むとしたが、必ずしもそうである必要はない。複数の湾曲部54のうちの少なくとも一つが第1湾曲部55であればよいし、複数の湾曲部54のうちの少なくとも一つが第2湾曲部56であればよい。要するに、複数の湾曲部54の沿面方向Bと直交する平面に沿った断面の面積が、沿面方向Bにおけるいずれかの位置で局所的に異なっていればよい。
また、第2湾曲部56は、必ずしも連結部48の略中央に設けられている必要はなく、被固定部46に近い位置に配置されていてもよいし、被係合部47に近い位置に配置されていてもよい。
また、第1湾曲部55と第2湾曲部56とは、沿面方向Bにおいて交互に並んでいてもよい。
また、複数の湾曲部54は、必ずしも7個である必要はなく、7個より少なくてもよいし、7個よりも多くてもよい。
また、複数の湾曲部54は、第1湾曲部55または第2湾曲部56の2種類に分けられる必要はなく、沿面方向Bと直交する平面に沿った断面の面積は、沿面方向Bにおける位置によって3種類以上に分けられていてもよいし、連続的に変化していてもよい。
また、複数の湾曲部54は、連続していなくてもよい。つまり、連結部48の途中部分に直線部等が設けられていてもよい。
また、湾曲部54は、連結部48の必ずしも全域に設けられている必要はなく、一部に設けられていてもよい。
また、複数の湾曲部54は、波形形状をなしていない場合も考えられる。たとえば、1方向に大きく湾曲した円弧形状であってもよい。
また、係合部52と被係合部47とは、2次衝突前の状態で既に係合していてもよい。この場合、空走部49および空走間隔Dは、設けられていない。
また、被係合部47は、左右方向Yおよび上下方向Zに広がる板状である必要はなく、係合部52に引っかかる形状であればよい。たとえば、被係合部47は、左右方向Yまたは上下方向Zのいずれかに延びるT字状の棒状部材であってもよい。また、被係合部47は、前端部9Bを曲げてL字状にすることで設けられていてもよい。また、被係合部47は、連結部48と別部品として設けられていてもよく、球状の金属等を吸収部材9の前端部9Bと溶接することで設けられていてもよい。その他にも、かしめやナットなどによって別部品としての被係合部47を前端部9Bに付加することができる。
また、係合部52は、必ずしも挿通孔51の周縁に設けられる必要はなく、第1側板22における別の部分に設けられていてもよい。さらに、係合部52は、2次衝突時にステアリングコラム4とともに移動する部品に設けられていればよく、第1側板22に設けられている必要はない。この場合、係合部52は、当該挿通孔の周縁や溝や鍵状構造などとしてアッパーブラケット5の一部に設けられる。
また、吸収部材9は、ステアリング装置1において1つだけ設けられていてもよい。これにより、部品点数の削減を図れる。この場合においても、係合部52を設ける部分は、挿通孔51の周縁に限られない。この場合、アッパーブラケット5においてEA荷重を均一に分散させるために、係合部52は、ステアリングコラム4に近い位置に設けられることが望ましい。
また、固定部45は、必ずしもカプセル8に設けられている必要はなく、2次衝突の前後において、車体2に固定される部分に設けられていればよい。
また、本実施形態では、1対の第1側板22は、取付ステー21およびアッパー固定ブラケット20と一体化されているとしたが、取付ステー21およびアッパー固定ブラケット20のいずれか一方のみと一体化していてもよい。
また、吸収部材9は、チルト調整およびテレスコ調整ができるステアリング装置1にのみ用いられるものではなく、チルト調整およびテレスコ調整のうちのどちらかのみが可能なステアリング装置などの全てのステアリング装置に適用可能である。
また、ステアリング装置1は、電動モータによる操舵の補助される電動パワーステアリング装置に適用されてもよいし、電動モータによる操舵の補助が省略されたマニュアルステアリング装置に適用してもよい。
1…ステアリング装置、2…車体、3…ステアリング軸、5…アッパーブラケット、9…吸収部材、10…操舵部材、45…固定部、46…被固定部、47…被係合部、48…連結部、52…係合部、54…湾曲部、54A…湾曲部、54B…湾曲部、54C…湾曲部、54D…湾曲部、54E…湾曲部、54F…湾曲部、54G…湾曲部、55…第1湾曲部、56…第2湾曲部、57…第1断面、58…第2断面、59…管状部材、A…移動方向、B…沿面方向

Claims (7)

  1. 操舵部材が連結されたステアリング軸を保持し、2次衝突時には前記操舵部材を伴って所定の移動方向における下流側へ向けて移動可能なブラケットと、
    前記ブラケットに対して一体移動可能に設けられた係合部と、
    車体における相対位置が固定された固定部であって、2次衝突前後でも前記相対位置が固定された固定部と、
    前記固定部に固定された被固定部と、前記移動方向における下流側から前記係合部に対向する被係合部と、湾曲部を含んで前記被固定部と前記被係合部とをつなぐ連結部であって、前記湾曲部に沿う沿面方向と直交する平面に沿った前記湾曲部の断面の面積が前記沿面方向における位置によって異なる連結部とを含み、2次衝突時において、前記係合部と前記被係合部との係合に応じて前記連結部を変形させることによって、2次衝突のエネルギーを吸収する吸収部材と、を含むことを特徴とする、ステアリング装置。
  2. 前記断面の面積は、前記連結部において前記係合部側よりも前記固定部側の方が大きいことを特徴とする、請求項1記載のステアリング装置。
  3. 前記湾曲部は、前記被固定部から前記被係合部へ向かって蛇行した波形形状を形成していることを特徴とする、請求項1または2記載のステアリング装置。
  4. 前記湾曲部は、幅と厚さとを有する板状であり、前記湾曲部の幅が前記沿面方向における位置によって異なることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のステアリング装置。
  5. 前記湾曲部は、幅と厚さとを有する板状であり、前記湾曲部の厚さが前記沿面方向における位置によって異なることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のステアリング装置。
  6. 前記湾曲部は、前記沿面方向に延びる管状部材を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のステアリング装置。
  7. 前記湾曲部は、前記被固定部から前記被係合部へ向かって螺旋状に延びていることを特徴とする、請求項1または2記載のステアリング装置。
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