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JP2015020596A - 車両用シート構造 - Google Patents

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JP2015020596A
JP2015020596A JP2013150399A JP2013150399A JP2015020596A JP 2015020596 A JP2015020596 A JP 2015020596A JP 2013150399 A JP2013150399 A JP 2013150399A JP 2013150399 A JP2013150399 A JP 2013150399A JP 2015020596 A JP2015020596 A JP 2015020596A
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富田 俊彦
Toshihiko Tomita
俊彦 富田
健二 村松
Kenji Muramatsu
健二 村松
良敬 竹内
Yoshitaka Takeuchi
良敬 竹内
菜緒子 元吉
Naoko Motoyoshi
菜緒子 元吉
石川 進
Susumu Ishikawa
進 石川
俊介 末田
Shunsuke Sueda
俊介 末田
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Mazda Motor Corp
Toyo Seat Co Ltd
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Mazda Motor Corp
Toyo Seat Co Ltd
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Abstract

【課題】左右一対のサイドフレームを有する車両用シートのシート構造において、必要な座面反力の分布を得られるように、クッション材としてのネット材をシート幅方向に張設することができる車両用シート構造を提供する。【解決手段】車両用シート構造は、シートクッション(2)及びシートバック(4)を備えた車両用シート構造であって、シートクッションは、左右一対の板状のサイドフレーム(14)と、一対のサイドフレームの間に配置され、これらのサイドフレームに支持された、平面視で後方に開口したU字状のパイプフレーム(16)と、パイプフレームにおいて前後方向に延びる左右一対のネット支持部(16a)の間に、シート幅方向に張設されたネット(40)と、を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、車両用シートのシート構造に係わり、特に、左右一対のサイドフレームを有する車両用シートのシート構造に関する。
車両用シートのシートクッションには、乗員の姿勢保持や快適性を確保するために、振動吸収性能や衝撃吸収性能が要求される。これらの要求を満たすために、従来、シートクッションのクッション材としてスプリングやウレタンパッドが使用されているが、近年では、車両用シートの軽量化や振動吸収特性、衝撃吸収特性の向上を目的として、ネット材をクッション材として使用することが提案されている。
例えば、特許文献1には、シートクッション部にベースネットを張設して所定のクッション特性を付与するようにした座席構造が開示されている。この特許文献1の座席構造におけるシートクッション部は、左右一対のサイドフレームと、この左右一対のサイドフレームの前部の間に設けられた前部フレームと、この一対のサイドフレームの後部の間に設けられた後部フレームとを備えており、これらの前部フレームと後部フレームとの間に、クッション用ベースネットが前後方向に張設されている。
特開2011−224049号公報
ここで、特許文献1に開示されているように、従来の車両用シートの左右一対のサイドフレームは、板材により形成され、車室のフロアに対して垂直に立設されている。すなわち、これらの左右一対のサイドフレームは、シート幅方向の力に対して剛性が低いので、ネット材をこれらのサイドフレームの間にシート幅方向に張設して乗員の体重を支持させることは困難である。
そこで、特許文献1の座席構造では、左右一対のサイドフレームの間に前部フレームと後部フレームとを設けて、クッション用ベースネットをこれらの前部フレームと後部フレームとの間に、前後方向に張設している。
しかしながら、特許文献1のように、クッション材としてのネット材を車両の前後方向に張設する場合、ネット材の左右端は構造的に支持されていないので、ネット材のシート幅方向の張力を十分に保つことができず、必要な座面反力の分布を得ることができないという問題が生じる。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、左右一対のサイドフレームを有する車両用シートのシート構造において、必要な座面反力の分布を得られるように、クッション材としてのネット材をシート幅方向に張設することができる車両用シート構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の車両用シート構造は、シートクッション及びシートバックを備えた車両用シート構造であって、シートクッションは、左右一対の板状のサイドフレームと、一対のサイドフレームの間に配置され、これらのサイドフレームに支持された、平面視で後方に開口したU字状のパイプフレームと、パイプフレームにおいて前後方向に延びる左右一対のネット支持部の間に、シート幅方向に張設されたネットと、を有することを特徴とする。
このように構成された本発明においては、シートクッションは、左右一対の板状のサイドフレームと、一対のサイドフレームの間に配置され、これらのサイドフレームに支持された、平面視で後方に開口したU字状のパイプフレームを有し、ネットは、パイプフレームにおいて前後方向に延びる左右一対のネット支持部の間に、シート幅方向に張設されているので、ネットに生じるシート幅方向の張力を、板材と比較して剛性の高いパイプフレームによって十分に保つことができ、これにより、必要な座面反力の分布を得ることができる。
また、本発明において、好ましくは、左右一対のサイドフレームの後部をシート幅方向に連結するスタビパイプを有し、パイプフレームの後端は、一対のサイドフレームの上辺部より下方において、サイドフレームとスタビパイプとの連結位置の近傍まで延設されている。
このように構成された本発明においては、パイプフレームの後端は、一対のサイドフレームの上辺部より下方において、サイドフレームとスタビパイプとの連結位置の近傍まで延設されているので、ネットが張設されたネット支持部の後端を車両用シートの座面後端に適した高さ位置に配置することができ、これにより、ネットを車両用シートの座面に適した高さ位置でパイプフレームの後端まで張設することができる。
また、本発明において、好ましくは、スタビパイプは、左右一対のサイドフレームの後部に対して回転可能に連結され、パイプフレームの後端は、サイドフレームとスタビパイプとの連結位置の近傍においてこのスタビパイプに固定されて、パイプフレームがスタビパイプを介してサイドフレームに軸支されるようになっている。
このように構成された本発明においては、パイプフレームの後端は、サイドフレームとスタビパイプとの連結位置の近傍において、サイドフレームに対して回転可能なスタビパイプに固定されて、パイプフレームがスタビパイプを介してサイドフレームに軸支されるようになっているので、ネットが張設されたパイプフレームをこのパイプフレームの後端を軸として上下に揺動させることができ、これにより、シートクッションの座面の高さを調節することができる。
また、本発明において、好ましくは、パイプフレームの前部上側に載置されたパッド材を有する。
このように構成された本発明においては、パイプフレームの前部上側にパッド材が載置されるので、パイプフレームに張設されたネットによって必要な座面反力の分布を得つつ、シートクッションの前部に必要なサポートをパッド材によって得ることができる。
また、本発明において、好ましくは、パイプフレームの前部上側及び一対のサイドフレームの上辺部に、後部が開放されたU字状に一体成形されたパッド材が載置される。
このように構成された本発明においては、パイプフレームの前部上側及び一対のサイドフレームの上辺部に、後部が開放されたU字状に一体成形されたパッド材が載置されるので、パイプフレームに張設されたネットによって必要な座面反力の分布を得つつ、簡易な構成で、シートクッションの前部及び左右端部に必要なサポートをパッド材によって得ることができる。
本発明によれば、クッション材としてのネット材をシート幅方向に張設することができ、必要な座面反力の分布を得ることができる。
本発明の実施形態による車両用シート構造の外観構成を斜め右前方且つ上方から見た斜視図である。 本発明の実施形態による車両用シート構造を斜め左前方且つ上方から見た斜視図である。 本発明の実施形態による車両用シート構造のパイプフレームの周辺構造を斜め左前方且つ上方から見た部分拡大斜視図である。 本発明の実施形態による車両用シート構造のリアスタビパイプ近傍を斜め左前方且つ上方から見た部分拡大斜視図である。 本発明の実施形態による車両用シート構造のフロントスタビパイプ近傍を左上方から見た部分拡大斜視図である。 本発明の実施形態による車両用シート構造のクッション材を斜め左上方から見た斜視断面図である。 図6に示したクッション材からプリーツパッドを除いたものの斜視断面図である。 本発明の実施形態によるネットが張設されたパイプフレームの周辺構造を斜め左前方且つ上方から見た部分拡大斜視図である。 本発明の実施形態の変形例による車両用シート構造のパイプフレームの周辺構造を斜め左前方且つ上方から見た部分拡大斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態による車両用シート構造を説明する。
まず、図1及び図2により、本発明の実施形態による車両用シート構造の全体構成を説明する。図1は、本発明の実施形態による車両用シート構造の外観構成を斜め右前方且つ上方から見た斜視図であり、図2は、本発明の実施形態による車両用シート構造を斜め左前方且つ上方から見た斜視図である。
まず、図1に示すように、符号1は、本発明の実施形態による車両用シートを示し、この車両用シート1は、シートクッション2及びシートバック4を有する。本実施形態では、シート1は、そのシート幅方向が車幅方向と一致するように車両前後方向に向けて設けられる。
また、シート右側には、乗員がそれぞれ手動で操作するようになっている、シートクッション2を上下揺動させるためのチルトレバー6と、リクライニング機構によりシートバック4をリクライニングさせるためのリクライニングレバーとが設けられている。
次に、図1及び図2に示すように、シートの左右両側の車体フロアには、車両前後方向に延び、シートクッション2をシート前後方向(車両前後方向)に摺動自在に支持するスライド機構8がそれぞれ設けられている。これらのスライド機構8は、フロアに固定されるガイドレール10と、これらのガイドレール10に対して摺動可能に係合するスライダ12とで主に構成されている。
次に、図1及び図2に示すように、シートクッション2は、スライド機構8のスライダ12に固定された左右一対の板状のサイドフレーム14と、これらの一対のサイドフレーム14の間に配置され、これらのサイドフレーム14に支持された、平面視で後方に開口したU字状のパイプフレーム16と、左右のサイドフレーム14の前部をシート幅方向に連結するフロントスタビパイプ18と、左右のサイドフレーム14の後部をシート幅方向に連結するリアスタビパイプ20とを有している。そして、後述するクッション材22が、サイドフレーム14とパイプフレーム16とを上方から覆うように設けられている。
また、シートバック4は、シートバック4自体を支持するためのシートバックフレーム24を有している。このシートバックフレーム24の左右両側の下端部は、それぞれ、シートクッション2の左右のサイドフレーム14の後端上辺部にリクライニング機構を介して連結されており、このリクライニング機構により、シートバック4は、シートバックフレーム24の下端部を軸として前後に揺動可能となっている。そして、シートバック用パッド材26が、このシートバックフレーム24を覆うように設けられている。
次に、図3乃至図5により、シートクッション2の構造について詳細に説明する。
図3は、本発明の実施形態による車両用シート構造のパイプフレーム16の周辺構造を斜め左前方且つ上方から見た部分拡大斜視図であり、図4は、本発明の実施形態による車両用シート構造のリアスタビパイプ20近傍を斜め左前方且つ上方から見た部分拡大斜視図であり、図5は、本発明の実施形態による車両用シート構造のフロントスタビパイプ近傍を左上方から見た部分拡大斜視図である。
まず、図3に示すように、平面視で後方に開口したU字状のパイプフレーム16において、前後方向に延びる部分(以下、「ネット支持部16a」という)には、後述するネットの左右端を係止するための係止部材28が設けられている。この係止部材28は、左右のネット支持部16aに沿って前後方向に延び、このネット支持部16aの下面に固定されたベース部28aと、一定の間隔でベース部28aからパイプフレーム16の側面に沿ってシートクッション2の内側且つ上方に延びるように形成されたフック28bとを備えている。このフック28bとパイプフレーム16の側面との間には間隙が設けられており、フック28bとパイプフレーム16の側面との間にネットの左右端を係止できるようになっている。
また、中実丸棒により形成され後述するクッション材22を下側から支持するクッションサポート30が、パイプフレーム16の前部に設けられている。
次に、図3及び図4に示すように、パイプフレーム16の後端は、左右のサイドフレーム14の上辺部より下方において、サイドフレーム14とリアスタビパイプ20との連結位置の近傍まで延設されている。このパイプフレーム16の後端には接続ブラケット32が溶接されており、この接続ブラケット32は、リアスタビパイプ20の端部に溶接されている。これにより、パイプフレーム16の後端は、接続ブラケット32を介してリアスタビパイプ20に固定されている。
リアスタビパイプ20は、その両端において、ボルトにより左右のサイドフレーム14の後部に連結され、ボルトを軸としてこれらのサイドフレーム14に対して回転可能になっている。
すなわち、パイプフレーム16全体は、リアスタビパイプ20を介してサイドフレーム14に軸支され、リアスタビパイプ20を軸として上下に揺動可能となっている。
次に、図5に示すように、フロントスタビパイプ18は、その端部において、ボルトによりサイドフレーム14の前部に連結され、ボルトを軸としてこれらのサイドフレーム14に対して回転可能になっている。
また、右側のサイドフレーム14には、フロントスタビパイプ18を回転させるための、歯車やラチェットなどを備えた公知の駆動ユニットが設けられている。この駆動ユニットは、チルトレバー6に連結され、乗員のレバー操作により、パイプフレーム16が上下に揺動されるようになっている。図5に示すように、この駆動ユニットは、チルトレバー6の操作により回転するピニオンギア34を備えている。また、フロントスタビパイプ18の右端部に、チルトギア36が溶接されており、このチルトギア36は、駆動ユニットのピニオンギア34と噛合するようになっている。
また、図5に示すように、シートクッション2の右前部には、フロントスタビパイプ18の端部とパイプフレーム16の前部とを連結するリンク機構38が設けられている。このリンク機構38は、フロントスタビパイプ18の端部に溶接された接続プレート38aと、パイプフレーム16の前部に固定された接続ブラケット38bと、これらの接続プレート38aと接続ブラケット38bとを連結するリンク部材38cとを備えている。このリンク部材38cの下端は、接続プレート38aの上端に対して回動可能に連結され、リンク部材38cの上端は、接続ブラケット38bの下端に対して回動可能に連結されている。
なお、シートクッション2の左前部にも、上述したリンク機構38と同様のリンク機構が設けられている。
乗員がチルトレバー6を操作することにより、駆動ユニットのピニオンギア34が駆動されて回転し、このピニオンギア34の回転がチルトギア36に伝達される。これにより、チルトギア36に溶接されたフロントスタビパイプ18が回転し、このフロントスタビパイプ18に溶接された接続プレート38aが回動して、リンク部材38cを介して接続ブラケット38bを上下させ、この接続ブラケット38bに固定されたパイプフレーム16が上下に揺動するようになっている。
次に、図6及び図7により、本発明の実施形態による車両用シート構造のクッション材22の構造について説明する。
図6は、本発明の実施形態による車両用シート構造のクッション材22を斜め左前方且つ上方から見た斜視断面図であり、図7は、図6に示したクッション材22からプリーツパッドを除いたものの斜視断面図である。
まず、図6及び図7に示すように、クッション材22は、パイプフレーム16のネット支持部16aの間にシート幅方向に張設されるネット40と、このネット40の上に設けられた、平面視で後方に開口したU字状のパッド材42と、パッド材42の前部及びネット40の上面に設けられたプリーツパッド44とを備えている。これらのネット40、パッド材42及びプリーツパッド44は、ネット40の左右端部の位置において互いに縫い合わせられている。
次に、図7に示すように、パッド材42は、このパッド材42の前部においてシート幅方向に延びる前部サポート42aと、この前部サポート42aの両端から後方に延びるサイドサポート42bとを備え、これらの前部サポート42aとサイドサポート42bとが一体に成形されている。パッド材42の前部サポート42aは、パイプフレーム16の前部に設けられたクッションサポート30の上に載置され、パッド材42のサイドサポート42bは、サイドフレーム14の上辺部に載置される。このパッド材42は、ウレタンフォームにより形成されている。
次に、図6に示すように、プリーツパッド44は、パッド材42のサイドサポート42bの間に設けられ、パッド材42の前部サポート42aとネット40とを覆うようになっている。このプリーツパッド44は、ウレタンフォームにより形成されており、その表面には表皮44aが縫い付けられている。
次に、図7に示すように、ネット40は、パッド材42の前部サポート42aの後方において、サイドサポート42bの下面側に設けられている。
次に、図8により、本発明の実施形態による車両用シート構造のネット40の取り付け構造について説明する。
図8は、本発明の実施形態によるネット40が張設されたパイプフレーム16の周辺構造を斜め左上方から見た部分拡大斜視図である。なお、クッション材22は、上述したようにネット40、パッド材42及びプリーツパッド44が互いに縫い合わされて一体となった状態でサイドフレーム14及びパイプフレーム16の上に取り付けられるが、図8においては、パイプフレーム16に対するネット40の取り付け構造を説明するために、パッド材42及びプリーツパッド44が省略された状態を図示している。
図8に示すように、ネット40の左右の端部には、パイプフレーム16のネット支持部16aに固定された係止部材28のフック28bと同じ間隔で複数のスリット40aが形成されており、この各スリット40aに係止部材28のフック28bを挿通することにより、ネット40の左右の端部が係止部材28に係止され、左右のネット支持部16aの間に、シート幅方向にネット40が張設されるようになっている。このネット40は、例えばバネックス(登録商標)のような伸縮性布地により形成されている。
次に、図9により、本発明の実施形態のさらなる変形例を説明する。
図9は、本発明の実施形態の変形例による車両用シート構造のパイプフレーム16の周辺構造を斜め左前方且つ上方から見た部分拡大斜視図である。
上述した実施形態においては、リアスタビパイプ20は、左右のサイドフレーム14の後部に対して回転可能に連結され、パイプフレーム16の後端は、リアスタビパイプ20に溶接されることにより、パイプフレーム16がリアスタビパイプ20を軸として上下に揺動可能となっていると共に、フロントスタビパイプ18の端部とパイプフレーム16の前部とを連結するリンク機構38がシートクッション2の前部に設けられていると説明したが、パイプフレーム16を上下に揺動可能させるためのこれらの構成を省略してもよい。
この場合、図9に示すように、リアスタビパイプ20は、左右のサイドフレーム14の後部に対して固定される。また、パイプフレーム16の後端には上述した実施形態と同様に接続ブラケット32が溶接され、この接続ブラケット32は、左右のサイドフレーム14の後部にボルト固定される。また、本変形例では、上述した実施形態のリンク機構38におけるリンク部材38cが省略され、フロントスタビパイプ18の端部に溶接された接続プレート38aと、パイプフレーム16の前部に固定された接続ブラケット32とが、互いに直結されている。
次に、上述した本発明の実施形態及び本発明の実施形態の変形例による車両用シート構造の作用効果を説明する。
まず、本実施形態においては、シートクッション2は、左右一対の板状のサイドフレーム14と、一対のサイドフレーム14の間に配置され、これらのサイドフレーム14に支持された、平面視で後方に開口したU字状のパイプフレーム16を有し、ネット40は、パイプフレーム16において前後方向に延びる左右一対のネット支持部16aの間に、シート幅方向に張設されているので、ネット40に生じるシート幅方向の張力を、板材と比較して剛性の高いパイプフレーム16によって十分に保つことができ、これにより、必要な座面反力の分布を得ることができる。
また、パイプフレーム16の後端は、一対のサイドフレーム14の上辺部より下方において、サイドフレーム14とリアスタビパイプ20との連結位置の近傍まで延設されているので、ネット40が張設されたネット支持部16aの後端を車両用シート1の座面後端に適した高さ位置に配置することができ、これにより、ネット40を車両用シート1の座面に適した高さ位置でパイプフレーム16の後端まで張設することができる。
特に、パイプフレーム16の後端は、サイドフレーム14とリアスタビパイプ20との連結位置の近傍において、サイドフレーム14に対して回転可能なリアスタビパイプ20に固定されて、パイプフレーム16がリアスタビパイプ20を介してサイドフレーム14に軸支されるようになっているので、ネット40が張設されたパイプフレーム16をこのパイプフレーム16の後端を軸として上下に揺動させることができ、これにより、シートクッション2の座面の高さを調節することができる。
また、パイプフレーム16の前部上側にパッド材42が載置されるので、パイプフレーム16に張設されたネット40によって必要な座面反力の分布を得つつ、シートクッション2前部に必要なサポートをパッド材42によって得ることができる。
特に、パイプフレーム16の前部上側及び一対のサイドフレーム14の上辺部に、後部が開放されたU字状に一体成形されたパッド材42が載置されるので、パイプフレーム16に張設されたネット40によって必要な座面反力の分布を得つつ、簡易な構成で、シートクッション2の前部及び左右端部に必要なサポートをパッド材42によって得ることができる。
1 シート
2 シートクッション
4 シートバック
6 チルトレバー
8 スライド機構
10 ガイドレール
12 スライダ
14 サイドフレーム
16 パイプフレーム
16a ネット支持部
18 フロントスタビパイプ
20 リアスタビパイプ
22 クッション材
24 シートバックフレーム
26 シートバック用パッド材
28 係止部材
28a ベース部
28b フック
30 クッションサポート
32 接続ブラケット
34 ピニオンギア
36 チルトギア
38 リンク機構
38a 接続プレート
38b 接続ブラケット
38c リンク部材
40 ネット
40a スリット
42 パッド材
42a 前部サポート
42b サイドサポート
44 プリーツパッド
44a 表皮

Claims (5)

  1. シートクッション及びシートバックを備えた車両用シート構造であって、
    上記シートクッションは、
    左右一対の板状のサイドフレームと、
    上記一対のサイドフレームの間に配置され、これらのサイドフレームに支持された、平面視で後方に開口したU字状のパイプフレームと、
    上記パイプフレームにおいて前後方向に延びる左右一対のネット支持部の間に、シート幅方向に張設されたネットと、を有することを特徴とする車両用シート構造。
  2. 上記左右一対のサイドフレームの後部をシート幅方向に連結するスタビパイプを有し、
    上記パイプフレームの後端は、上記一対のサイドフレームの上辺部より下方において、上記サイドフレームと上記スタビパイプとの連結位置の近傍まで延設されている、請求項1に記載の車両用シート構造。
  3. 上記スタビパイプは、上記左右一対のサイドフレームの後部に対して回転可能にこれらのサイドフレームに連結され、
    上記パイプフレームの後端は、上記サイドフレームと上記スタビパイプとの連結位置の近傍においてこのスタビパイプに固定されて、上記パイプフレームが上記スタビパイプを介して上記サイドフレームに軸支されるようになっている請求項2に記載の車両用シート構造。
  4. 上記パイプフレームの前部上側に載置されたパッド材を有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用シート構造。
  5. 上記パイプフレームの前部上側及び上記一対のサイドフレームの上辺部に、平面視で後方に開口したU字状の上記パッド材が載置される、請求項4に記載の車両用シート構造。
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