JP2015020596A - 車両用シート構造 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、特許文献1の座席構造では、左右一対のサイドフレームの間に前部フレームと後部フレームとを設けて、クッション用ベースネットをこれらの前部フレームと後部フレームとの間に、前後方向に張設している。
このように構成された本発明においては、シートクッションは、左右一対の板状のサイドフレームと、一対のサイドフレームの間に配置され、これらのサイドフレームに支持された、平面視で後方に開口したU字状のパイプフレームを有し、ネットは、パイプフレームにおいて前後方向に延びる左右一対のネット支持部の間に、シート幅方向に張設されているので、ネットに生じるシート幅方向の張力を、板材と比較して剛性の高いパイプフレームによって十分に保つことができ、これにより、必要な座面反力の分布を得ることができる。
このように構成された本発明においては、パイプフレームの後端は、一対のサイドフレームの上辺部より下方において、サイドフレームとスタビパイプとの連結位置の近傍まで延設されているので、ネットが張設されたネット支持部の後端を車両用シートの座面後端に適した高さ位置に配置することができ、これにより、ネットを車両用シートの座面に適した高さ位置でパイプフレームの後端まで張設することができる。
このように構成された本発明においては、パイプフレームの後端は、サイドフレームとスタビパイプとの連結位置の近傍において、サイドフレームに対して回転可能なスタビパイプに固定されて、パイプフレームがスタビパイプを介してサイドフレームに軸支されるようになっているので、ネットが張設されたパイプフレームをこのパイプフレームの後端を軸として上下に揺動させることができ、これにより、シートクッションの座面の高さを調節することができる。
このように構成された本発明においては、パイプフレームの前部上側にパッド材が載置されるので、パイプフレームに張設されたネットによって必要な座面反力の分布を得つつ、シートクッションの前部に必要なサポートをパッド材によって得ることができる。
このように構成された本発明においては、パイプフレームの前部上側及び一対のサイドフレームの上辺部に、後部が開放されたU字状に一体成形されたパッド材が載置されるので、パイプフレームに張設されたネットによって必要な座面反力の分布を得つつ、簡易な構成で、シートクッションの前部及び左右端部に必要なサポートをパッド材によって得ることができる。
まず、図1及び図2により、本発明の実施形態による車両用シート構造の全体構成を説明する。図1は、本発明の実施形態による車両用シート構造の外観構成を斜め右前方且つ上方から見た斜視図であり、図2は、本発明の実施形態による車両用シート構造を斜め左前方且つ上方から見た斜視図である。
また、シート右側には、乗員がそれぞれ手動で操作するようになっている、シートクッション2を上下揺動させるためのチルトレバー6と、リクライニング機構によりシートバック4をリクライニングさせるためのリクライニングレバーとが設けられている。
また、シートバック4は、シートバック4自体を支持するためのシートバックフレーム24を有している。このシートバックフレーム24の左右両側の下端部は、それぞれ、シートクッション2の左右のサイドフレーム14の後端上辺部にリクライニング機構を介して連結されており、このリクライニング機構により、シートバック4は、シートバックフレーム24の下端部を軸として前後に揺動可能となっている。そして、シートバック用パッド材26が、このシートバックフレーム24を覆うように設けられている。
図3は、本発明の実施形態による車両用シート構造のパイプフレーム16の周辺構造を斜め左前方且つ上方から見た部分拡大斜視図であり、図4は、本発明の実施形態による車両用シート構造のリアスタビパイプ20近傍を斜め左前方且つ上方から見た部分拡大斜視図であり、図5は、本発明の実施形態による車両用シート構造のフロントスタビパイプ近傍を左上方から見た部分拡大斜視図である。
また、中実丸棒により形成され後述するクッション材22を下側から支持するクッションサポート30が、パイプフレーム16の前部に設けられている。
すなわち、パイプフレーム16全体は、リアスタビパイプ20を介してサイドフレーム14に軸支され、リアスタビパイプ20を軸として上下に揺動可能となっている。
なお、シートクッション2の左前部にも、上述したリンク機構38と同様のリンク機構が設けられている。
図6は、本発明の実施形態による車両用シート構造のクッション材22を斜め左前方且つ上方から見た斜視断面図であり、図7は、図6に示したクッション材22からプリーツパッドを除いたものの斜視断面図である。
図8は、本発明の実施形態によるネット40が張設されたパイプフレーム16の周辺構造を斜め左上方から見た部分拡大斜視図である。なお、クッション材22は、上述したようにネット40、パッド材42及びプリーツパッド44が互いに縫い合わされて一体となった状態でサイドフレーム14及びパイプフレーム16の上に取り付けられるが、図8においては、パイプフレーム16に対するネット40の取り付け構造を説明するために、パッド材42及びプリーツパッド44が省略された状態を図示している。
図9は、本発明の実施形態の変形例による車両用シート構造のパイプフレーム16の周辺構造を斜め左前方且つ上方から見た部分拡大斜視図である。
この場合、図9に示すように、リアスタビパイプ20は、左右のサイドフレーム14の後部に対して固定される。また、パイプフレーム16の後端には上述した実施形態と同様に接続ブラケット32が溶接され、この接続ブラケット32は、左右のサイドフレーム14の後部にボルト固定される。また、本変形例では、上述した実施形態のリンク機構38におけるリンク部材38cが省略され、フロントスタビパイプ18の端部に溶接された接続プレート38aと、パイプフレーム16の前部に固定された接続ブラケット32とが、互いに直結されている。
2 シートクッション
4 シートバック
6 チルトレバー
8 スライド機構
10 ガイドレール
12 スライダ
14 サイドフレーム
16 パイプフレーム
16a ネット支持部
18 フロントスタビパイプ
20 リアスタビパイプ
22 クッション材
24 シートバックフレーム
26 シートバック用パッド材
28 係止部材
28a ベース部
28b フック
30 クッションサポート
32 接続ブラケット
34 ピニオンギア
36 チルトギア
38 リンク機構
38a 接続プレート
38b 接続ブラケット
38c リンク部材
40 ネット
40a スリット
42 パッド材
42a 前部サポート
42b サイドサポート
44 プリーツパッド
44a 表皮
Claims (5)
- シートクッション及びシートバックを備えた車両用シート構造であって、
上記シートクッションは、
左右一対の板状のサイドフレームと、
上記一対のサイドフレームの間に配置され、これらのサイドフレームに支持された、平面視で後方に開口したU字状のパイプフレームと、
上記パイプフレームにおいて前後方向に延びる左右一対のネット支持部の間に、シート幅方向に張設されたネットと、を有することを特徴とする車両用シート構造。 - 上記左右一対のサイドフレームの後部をシート幅方向に連結するスタビパイプを有し、
上記パイプフレームの後端は、上記一対のサイドフレームの上辺部より下方において、上記サイドフレームと上記スタビパイプとの連結位置の近傍まで延設されている、請求項1に記載の車両用シート構造。 - 上記スタビパイプは、上記左右一対のサイドフレームの後部に対して回転可能にこれらのサイドフレームに連結され、
上記パイプフレームの後端は、上記サイドフレームと上記スタビパイプとの連結位置の近傍においてこのスタビパイプに固定されて、上記パイプフレームが上記スタビパイプを介して上記サイドフレームに軸支されるようになっている請求項2に記載の車両用シート構造。 - 上記パイプフレームの前部上側に載置されたパッド材を有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用シート構造。
- 上記パイプフレームの前部上側及び上記一対のサイドフレームの上辺部に、平面視で後方に開口したU字状の上記パッド材が載置される、請求項4に記載の車両用シート構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013150399A JP2015020596A (ja) | 2013-07-19 | 2013-07-19 | 車両用シート構造 |
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JP2013150399A JP2015020596A (ja) | 2013-07-19 | 2013-07-19 | 車両用シート構造 |
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Family Applications (1)
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2013
- 2013-07-19 JP JP2013150399A patent/JP2015020596A/ja active Pending
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