JP2015012212A - 発光チップ - Google Patents
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Abstract
【課題】光の取り出し効率を高めることができる新たな構成の発光チップを提供すること。【解決手段】本発明の発光チップ(12)は、サファイア基台(141)及びサファイア基台の表面(141a)に形成された発光層を表面(14a)に備えたチップ(14)と、発光層からの出射光を透過する透光性樹脂(16)によってサファイア基台の裏面(141b)に貼着された透光性部材(15)とを備えている。透光性部材は、発光層からの出射光を透過する。透光性部材は、サファイア基台の屈折率よりも低い材質で形成されている。【選択図】図2
Description
本発明は、発光層が形成されたチップを備える発光チップに関する。
LED(Light Emitting Diode)、LD(Laser Diode)等を含む発光デバイスが実用化されている。これらの発光デバイスは、通常、電圧の印加によって光を放出する発光層が形成されたチップを有する発光チップを備える。かかるチップの製造は、先ず、結晶成長用基台上における格子状の分割予定ラインで区画された各領域に、発光層としてエピタキシャル層(結晶層)を成長させる。その後、結晶成長用基台を分割予定ラインに沿って分割して個片化することで、個々の発光チップ用のチップが形成される。
発光チップにおいて、緑や青色の光を出射する発光層がInGaN系のチップでは、サファイアが結晶成長用基台に一般的に用いられ、このサファイア基台上に順次n型GaN半導体層、InGaN発光層、p型GaN半導体層をエピタキシャル成長させる。そして、n型GaN半導体層とp型GaN半導体層とのそれぞれに外部取り出し用電極が形成される。
かかるチップの裏面側(サファイア基台側)をリードフレームに固定し、チップの表面側(発光層側)をレンズ部材で覆うことにより、発光ダイオードは形成される。このような発光ダイオードでは、輝度の向上が重要な課題とされており、これまでにも光の取り出し効率を高めるための様々な方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、電圧の印加によって発光層で生じる光は、主に、発光層を含む積層体の2つの主面(表面及び裏面)から放出される。例えば、積層体の表面(レンズ部材側の主面)から放出された光は、レンズ部材等を通じて発光ダイオードの外部に取り出される。一方で、積層体の裏面(サファイア基台側の主面)から放出された光は、サファイア基台を伝播し、その一部は、サファイア基台とリードフレームとの界面等で反射して積層体に戻る。
例えば、切削時の加工性向上等を目的としてチップに薄いサファイア基台を用いると、積層体の裏面と、サファイア基台及びリードフレームの界面との距離は短くなる。この場合、サファイア基台とリードフレームとの界面で反射して積層体に戻る光の割合は、サファイア基台が厚い場合と比較して高くなる。積層体は光を吸収するので、このように積層体に戻る光の割合が高くなると、発光ダイオードの光の取り出し効率は低下してしまう。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、光の取り出し効率を高めることができる新たな構成の発光チップを提供することを目的とする。
本発明の発光チップは、基台及び基台の表面に形成された発光層を備えたチップと、基台の裏面に発光層からの出射光を透過する透光性樹脂により貼着された透光性部材と、から構成され、透光性部材は、発光層からの出射光を透過し且つ屈折率が基台よりも低い材質で形成されていること、を特徴とする。
この構成によれば、発光層から出射した光を透過させる透光性部材をチップの基台の裏面に接着したので、基台の裏面で反射して発光層に戻る光の割合を低く抑え、基台の側面や透光性部材から出る光の割合を多くすることができる。しかも、透光性部材の屈折率が基台の屈折率より低い材質で形成されているので、基台を透過した光の透光性部材への入射角に比べ、透光性部材に入射して屈折した光の屈折角を大きくすることができる。これにより、透光性部材に入射して屈折した光の進行方向を、透光性部材から出る光の割合が多くなるような向きにすることができ、反射によって発光層に戻る光の割合を低く抑え、光の取り出し効率を高めることができる。また、基台を薄くしても、透光性部材の厚さに応じて、反射光を発光層から外れた位置へ入射できるので、光の取り出し効率を低下させることなく薄い基台を利用でき、薄い結晶成長用基台による加工性を維持することができる。
また、本発明の発光チップでは、チップの基台はサファイアであり、発光層はGaN半導体層から成ることとされても良い。この構成によれば、青色や緑色の光を放つ発光チップにおいて、光の取り出し効率を高めることができる。
本発明によれば、光の取り出し効率を高めることができる新たな構成の発光チップを提供できる。
(実施の形態1)
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態1に係る発光ダイオードの構成例を模式的に示す斜視図であり、図2は、実施の形態1に係る発光ダイオードの発光チップから光が放出される様子を示す断面模式図である。図1に示すように、発光ダイオード1は、ベースとなるリードフレーム11と、リードフレーム11に支持固定される発光チップ12とを備えている。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態1に係る発光ダイオードの構成例を模式的に示す斜視図であり、図2は、実施の形態1に係る発光ダイオードの発光チップから光が放出される様子を示す断面模式図である。図1に示すように、発光ダイオード1は、ベースとなるリードフレーム11と、リードフレーム11に支持固定される発光チップ12とを備えている。
リードフレーム11は、金属等の材料で円柱状に形成されており、一方の底面に相当する裏面側には、導電性を有する2本のリード部材111a,111bが設けられている。リード部材111a,111bは互いに絶縁されており、それぞれ発光ダイオード1の正極、負極として機能する。このリード部材111a,111bは、配線(不図示)等を通じて外部の電源(不図示)に接続される。
リードフレーム11の他方の底面に相当する表面11aには、互いに絶縁された2個の接続端子112a,112bが所定の間隔をあけて配置されている。接続端子112aとリード部材111aとは、リードフレーム11の内部において接続されている。また、接続端子112bとリード部材111bとは、リードフレーム11の内部において接続されている。このため、接続端子112a,112bの電位は、それぞれ、リード部材111a,111bの電位と同程度になる。
発光チップ12は、リードフレーム11の表面11aであって、接続端子112aと接続端子112bとの間に配置されている。図2に示すように、発光チップ12は、チップ14と、このチップ14の裏面14bに透光性樹脂16によって接着された透光性部材15とを有する。チップ14は、平面形状が矩形状のサファイア基台141と、サファイア基台141の表面141aに設けられた積層体142とを備えている。積層体142は、GaN系の半導体材料を用いて形成される複数の半導体層(GaN半導体層)を含む。
積層体142は、電子が多数キャリアとなるn型半導体層(例えば、n型GaN層)、発光層となる半導体層(例えば、InGaN層)、正孔が多数キャリアとなるp型半導体層(例えば、p型GaN層)を順にエピタキシャル成長させることで形成される。また、サファイア基台141には、n型半導体層及びp型半導体層のそれぞれと接続され、積層体142に電圧を印加する2個の電極(不図示)が形成される。なお、これらの電極は、積層体142に含まれても良い。
透光性部材15は、発光層から出射された光を透過する材料で形成されている。本実施の形態では、透光性部材15は、サファイア基台141よりも屈折率が低い材質となるガラス(例えば、ソーダガラス、ホウケイ酸ガラス等)で形成されている。サファイア基台141の屈折率として、1.7、ガラスの屈折率として、1.5を例示できる。なお、チップ14において、サファイア基台141に代えて他の材質により基台を形成した場合、基台の屈折率より低い屈折率となる材質で透光性部材15を形成すればよい。透光性部材15の表面15aの面積は、サファイア基台141の裏面141bの面積より大きくなっている。また、透光性部材15は、サファイア基台141と同等以上の厚みを有することが望ましい。
透光性樹脂16は、発光層から出射された光を透過するダイボンディング剤等の樹脂材料からなり、チップ14の裏面14bの全体に設けられてチップ14の裏面14bと透光性部材15の表面15aとを貼着している。
リードフレーム11に設けられた2個の接続端子112a,112bは、それぞれ、導電性を有するリード線17a,17bを介して、発光チップ12の2個の電極に接続されている。これにより、リード部材111a,111bに接続される電源の電圧が積層体142に印加される。積層体142に電圧が印加されると、発光層となる半導体層には、n型半導体層から電子が流れ込むと共に、p型半導体層から正孔が流れ込む。その結果、発光層となる半導体層において電子と正孔との再結合が生じ、所定の波長の光が放出される。本実施の形態では、GaN系の半導体材料を用いて発光層となる半導体層を形成しているので、GaN系の半導体材料のバンドギャップに相当する青色や緑色の光が放出される。
リードフレーム11の表面11a側の外周縁には、チップ14の表面14a側を覆うドーム状のレンズ部材18が取り付けられている。レンズ部材18は、所定の屈折率を有する樹脂等の材料で形成されており、チップ14の積層体142から出射される光を屈折させ、発光ダイオード1の外部の所定方向へと導く。このように、チップ14から出射された光は、レンズ部材18を通じて発光ダイオード1の外部に取り出される。
次に、実施の形態1に係る発光ダイオード1による輝度改善効果について、図3の比較構造に係る発光ダイオードを参照しながら説明する。図3は、実施の形態1と比較するための比較構造に係る発光ダイオードの発光チップから光が放出される様子を示す断面模式図である。比較構造に係る発光ダイオードは、透光性部材が変わる点を除き、実施の形態1に係る発光ダイオード1と共通の構成を備える。すなわち、比較構造に係る透光性部材25は、サファイア基台141よりも屈折率が高い材質により形成されている。また、平面形状が矩形状のサファイア基台241と、サファイア基台241の表面241aに設けられた積層体242とを備えるチップ24が透光性樹脂26によって透光性部材25に接着される。
図2に示すように、実施の形態1に係る発光ダイオード1(図1参照)において、発光層となる半導体層で生じた光は、主に、積層体142の表面142a(すなわち、発光チップ14の表面14a)、及び裏面142bから放出される。積層体142の表面142aから放出された光(例えば、光路A1)は、上述のように、レンズ部材18(図1参照)等を通じて発光ダイオード1の外部に取り出される。一方で、例えば、積層体142の裏面142bから出射されて光路A2を伝播する光は、サファイア基台141と透光性部材15との界面である発光チップの裏面14bに入射角αで入射し、透光性部材15を透過する(光路A3)。光路A3を伝播する光は、透光性部材15の屈折率がサファイア基台141より低いので、透光性部材15を入射するときに屈折し、その屈折角βは光路A2の入射角αより大きい角度となる。よって、光路A3を伝播する光の進行方向は、光路A2を伝播する光に比べ、図2中横方向に近付くようになり、透光性部材15の側面に入射し、外部へ放出される。
これに対し、図3に示すように、比較構造に係る発光チップ22の光路B1,B2は、実施の形態1に係る発光チップ12の光路A1,A2と同様となり、光路B2,A2の各入射角αも同角度となるが、透光性部材25を透過して光路B3を伝播する光は、実施の形態1の光路A3と進行方法が異なる。つまり、光路B3を伝播する光の屈折角γは、光路B2の入射角αより小さい角度となり、実施の形態1における光路A3の屈折角βより小さい角度となる。従って、光路B3を伝播する光の進行方向は、光路B2を伝播する光に比べ、図3中縦方向に近付くようになる。光路B3を伝播する光は、リードフレーム11の表面11aで反射され(光路B4)、チップ24のサファイア基台241に入射される(光路B5)。光路B5を伝播する光は、サファイア基台241を透過してから積層体242に入射して吸収され、外部に取り出すことができなくなる。
以上のように、実施の形態1に係る発光ダイオード1によれば、サファイア基台141より透光性部材15の屈折率が低くなるので、積層体142から出射して光路A2と同様に伝播する光を、光路A3と同様に透光性部材15で屈折させて外部に取り出すことができる。従って、光路A2と同様に伝播する光は、比較構造の光路B2と同様に伝播する光に比べ、リードフレーム11の表面11aで反射して積層体142に戻る光の割合を低く抑えることができる。これにより、透光性部材15から出る光の割合を多くでき、光の取り出し効率を高めて、輝度の向上を図ることができる。
なお、サファイア基台は硬くて加工が容易でないので、薄いサファイア基台を用いて加工性を高めておくことが望ましい。上記の発光ダイオード1では、サファイア基台141を薄くしても透光性部材15によって光の取り出し効率を高く維持できる。つまり、光の取り出し効率を維持するためにサファイア基台141を厚くして加工性を犠牲にする必要はない。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2について説明する。なお、実施の形態2において、実施の形態1と共通する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。図4Aは、実施の形態2に係る発光ダイオードの構成例を模式的に示す斜視図であり、図4Bは、実施の形態2に係る発光ダイオードの断面模式図である。図4A及び図4Bに示すように、実施の形態2に係る発光ダイオード3は、パッケージ30の凹部31における底面に形成された実装面32に発光チップ12を支持固定してなる。実装面32には、互いに絶縁された2個の接続電極32a,32bが所定の間隔をあけて配置されている。
以下、実施の形態2について説明する。なお、実施の形態2において、実施の形態1と共通する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。図4Aは、実施の形態2に係る発光ダイオードの構成例を模式的に示す斜視図であり、図4Bは、実施の形態2に係る発光ダイオードの断面模式図である。図4A及び図4Bに示すように、実施の形態2に係る発光ダイオード3は、パッケージ30の凹部31における底面に形成された実装面32に発光チップ12を支持固定してなる。実装面32には、互いに絶縁された2個の接続電極32a,32bが所定の間隔をあけて配置されている。
実施の形態2の発光チップ12は、実施の形態1の発光チップ12と同様に、透光性樹脂16で接着されたチップ14及び透光性部材15を備え、その上下の向きが実施の形態1に対して反転した状態で固定されている。実施の形態2におけるチップ14の表面14aに設けられた電極(不図示)は、バンプと呼ばれる突起状の端子によって形成され、チップ14の表面14aが実装面32に支持固定されることで、接続電極32a,32bに接続され、発光チップ12がフリップチップ実装される。
次に、上記の実施の形態に係る発光ダイオードの輝度改善効果を確認するために行った実験について説明する。本実験では、実施例、比較例1及び2として、図5Aに示す構成となる発光ダイオード5を作成した。発光ダイオード5は、実装基板51と、実装基板51に透光性樹脂(不図示)を介して接着された透光性部材55と、透光性部材55に透光性樹脂(不図示)を介して接着されたチップ54とにより構成した。
透光性部材55は、表面及び裏面の面積(縦×横)を0.8mm×0.8mm、厚みを150μmに形成した。透光性部材55の材質は、実施例、比較例1及び2で、それぞれ異ならせた。実施例の透光性部材55は、屈折率1.5、透過率97.25%のガラスとした。比較例1の透光性部材55は、屈折率1.7、透過率95.49%のサファイアとし、比較例2の透光性部材55は、屈折率2.1、透過率91.89%のLT(タンタル酸リチウム)とした。透過率は、チップ54を実装基板51に実装させた発光ダイオードを発光させて透光性部材55を透過する光を測定し、当該発光ダイオードの光を直接測定した値を基準とする百分率とした。
実施例、比較例1及び2の全てにおいて、実施の形態1のチップ14(図2参照)と同様となる同一仕様の発光チップ54を用いた。具体的には、発光チップ54は2インチウェハ(Tekcore製)を分割してチップ化したものであり、表面及び裏面の面積(縦×横)が7.975mm×7.725mmのサファイア基台に、GaN半導体層からなる発光層を含む積層体が形成されたものとした。また、実施例、比較例1及び2の全てにおいて透光性樹脂(不図示)は、光を透過するダイボンディング剤(信越化学製、KER−M2)を用いた。
本実験では、実施例、比較例1及び2の発光ダイオード5の全放射束を測定した。具体的には、各発光ダイオード5から放射される全ての光の強度(パワー)の合計値を測定した(測定器:テクノローグ製、LX4651C)。図5Bは、測定結果を示すグラフである。図5Bにおいて、縦軸は、各発光ダイオードの全放射束(mW)、又は屈折率を示している。
図5Bに示すように、実施例は、比較例1及び2に比べ、光の強度となる全放射束が0.45〜1.11mw大きくなっており、光の取り出し効率を高めることができる。また、図5Bの結果から、屈折率が低くなる程、全放射束が大きくなり、光の取り出し効率が高まるという傾向を確認できた。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態では、サファイア基台とGaN系の半導体材料とを用いるチップ14を例示したが、結晶成長用基台としてGaN基板を用いる等、結晶成長用基台及び半導体材料は実施の形態に限定されない。なお、加工性を高めるためには、サファイア基台等の結晶成長用基台を薄くすると良いが、結晶成長用基台は必ずしも薄くなくて良い。
また、上記実施の形態では、n型半導体層、発光する半導体層、及びp型半導体層を順に設けた積層体142を例示したが、積層体142の構成はこれに限定されない。積層体142は、少なくとも、電子と正孔との再結合により光を放出できるように構成されていれば良い。
また、チップ14は、赤外光を発するチップ(AlGaAs,GaAsPなど)としてもよく、この場合、透光性部材15が赤外光を透過する材質で形成することで、上述の実施の形態と同様の効果が得られる。更に、チップ14が紫外光を発し、透光性部材15が紫外光を透過する材質で形成した場合も、上述の実施の形態と同様の効果が得られる。
本発明は、発光層が形成されたチップを備える発光チップの光取り出し効率を高めるために有用である。
1 発光ダイオード
12 発光チップ
14 チップ
141 サファイア基台
15 透光性部材
16 透光性樹脂
12 発光チップ
14 チップ
141 サファイア基台
15 透光性部材
16 透光性樹脂
Claims (2)
- 基台及び該基台の表面に形成された発光層を備えたチップと、該基台の裏面に該発光層からの出射光を透過する透光性樹脂により貼着された透光性部材と、から構成され、
該透光性部材は、該発光層からの出射光を透過し且つ屈折率が該基台よりも低い材質で形成されていること、を特徴とする発光チップ。 - 該チップの該基台はサファイアであり、該発光層はGaN半導体層から成ること、を特徴とする請求項1記載の発光チップ。
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