JP2015005361A - 電池パック - Google Patents
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Abstract
【課題】衝撃や振動が加わっても電池セルの電気的な接続が遮断されにくくすること。
【解決手段】電池パック10は、複数の電池モジュール20を有している。第1の電池モジュール20Aには、第2の電池モジュール20Bが積層されている。第1の電池モジュール20Aは、抑止部材40を保持している。抑止部材40には、回路基板50が設けられている。回路基板50上には、電子部品が実装されている。また、回路基板50上には、第1のバスバー52、第2のバスバー53及び第3のバスバーが設けられている。第1のバスバー52と第2のバスバー53は、ヒューズ66によって電気的に接続されている。ヒューズ66には、第2の電池モジュール20Bの荷重が掛かっている。
【選択図】図5
【解決手段】電池パック10は、複数の電池モジュール20を有している。第1の電池モジュール20Aには、第2の電池モジュール20Bが積層されている。第1の電池モジュール20Aは、抑止部材40を保持している。抑止部材40には、回路基板50が設けられている。回路基板50上には、電子部品が実装されている。また、回路基板50上には、第1のバスバー52、第2のバスバー53及び第3のバスバーが設けられている。第1のバスバー52と第2のバスバー53は、ヒューズ66によって電気的に接続されている。ヒューズ66には、第2の電池モジュール20Bの荷重が掛かっている。
【選択図】図5
Description
本発明は、電池モジュールを積層した電池パックに関する。
電気機器には、電気機器を構成する電子部品に定格以上の電流が流れたときに電子部品を保護するためのヒューズが設けられている。このヒューズを保持する構成としては、例えば、特許文献1に記載のヒューズホルダが知られている。
特許文献1に記載のヒューズホルダは、電気機器のケースの一部を着脱可能なカバーとし、このカバーにヒューズ保持部を設けている。ケース内には、ヒューズ端子を取り付けたヒューズ端子台が設けられている。ヒューズ保持部は、2本の腕状であり、ヒューズカバーをケースに取り付けると、ヒューズがヒューズ端子に嵌合する位置に設けられている。ヒューズの交換作業を行うときには、カバーをケースから取り外す。これに伴い、カバーのヒューズ保持部に保持されたヒューズがヒューズ端子から取り外されるので、電子部品の電気的な接続が遮断される。
ところで、特許文献1に記載のヒューズホルダでは、衝撃などに伴い、意図しないタイミングでカバーがケースから外れるおそれがあり、電子部品の電気的な接続が遮断されるおそれがある。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、衝撃や振動が加わっても電池セルの電気的な接続が遮断されにくい電池パックを提供することにある。
上記課題を解決する電池パックは、電池セルを備える第1の電池モジュールと第2の電池モジュールとを有し、該第2の電池モジュールが前記第1の電池モジュール上に積層される電池パックであって、前記第1の電池モジュールの電池セルへ電力を供給する配線間に設けられる接続部材を有し、前記接続部材は、前記第2の電池モジュールの荷重が掛かるように設けられることを要旨とするとする。
これによれば、第2の電池モジュールの荷重が接続部材に掛かっているため、電池パックに衝撃や振動が加わっても接続部材が移動しにくい。このため、第1の電池モジュールにおける電池セルの電気的な接続が遮断されにくい。
上記電池パックについて、前記接続部材は、定格以上の電流が流れると前記第1の電池モジュールの電池セルの電気的な接続を遮断するヒューズであることが好ましい。
これによれば、定格以上の電流が流れると、第1の電池モジュールの電池セルの電気的な接続を遮断することができる。
これによれば、定格以上の電流が流れると、第1の電池モジュールの電池セルの電気的な接続を遮断することができる。
上記電池パックについて、前記第1の電池モジュールは、前記接続部材を上方から覆うカバーを有し、前記カバーは、前記接続部材を固定する固定部を有することが好ましい。
これによれば、カバーを取り外すと、第1の電池モジュールの電池セルの電気的な接続が遮断される。このため、電池セルの点検時などに、第1の電池モジュールの電池セルの電気的な接続を容易に遮断することができる。
これによれば、カバーを取り外すと、第1の電池モジュールの電池セルの電気的な接続が遮断される。このため、電池セルの点検時などに、第1の電池モジュールの電池セルの電気的な接続を容易に遮断することができる。
本発明によれば、衝撃や振動が加わっても電池セルの電気的な接続が遮断されにくい。
以下、電池パックの一実施形態について説明する。
図1に示すように、電池パック10は、ケース11に収容されている。電池パック10は、複数の電池モジュール20を有している。電池モジュール20は、鉛直方向に積層配置されている。
図1に示すように、電池パック10は、ケース11に収容されている。電池パック10は、複数の電池モジュール20を有している。電池モジュール20は、鉛直方向に積層配置されている。
図2及び図3に示すように、電池モジュール20は、電池セル21(例えば、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素蓄電池などの二次電池)が電池ホルダ30に保持された状態で並設されている。電池モジュール20における電池セル21の並設方向両端には、エンドプレート22が設けられている。エンドプレート22には、ブラケット24が固定されており、このブラケット24によって各電池モジュール20は、ケース11に固定されている。
電池ホルダ30は、矩形平板状の第1の被覆部31を有している。第1の被覆部31の長手方向両端には、第1の被覆部31の厚み方向に延びる矩形平板状の第2の被覆部32及び第3の被覆部33が設けられている。第2の被覆部32の長手方向第1端部32a(第1の被覆部31が設けられる端部とは反対側の端部)と、第3の被覆部33の長手方向第1端部33a(第1の被覆部31が設けられる端部とは反対側の端部)には、各被覆部32,33の短手方向第1端部32b、33bの間で延びる矩形平板状の第4の被覆部34が設けられている。第4の被覆部34は、厚み方向が被覆部32,33の短手方向と一致し、長手方向が第2の被覆部32と第3の被覆部33の対向方向に一致する。そして、第4の被覆部34の厚み方向及び長手方向に直交する方向が、第4の被覆部34の短手方向となる。
また、第4の被覆部34の長手方向両端における第4の被覆部34の短手方向の一端面上には、U字状をなすとともに、第4の被覆部34の厚み方向に開口する端子収容部35がそれぞれ設けられており、各端子収容部35は、各被覆部32,33に連設されている。第4の被覆部34の短手方向の一端面上には、各端子収容部35と隣り合って四角柱状の柱部材36が柱部材36の軸が被覆部32,33の短手方向に延びるように設けられている。
第2の被覆部32及び第3の被覆部33の長手方向第1端部32a,33aには、各被覆部32,33と連設され、各被覆部32,33の長手方向に延びる矩形平板状の支持部37が設けられている。
第1の被覆部31の長手方向両端には、第1の被覆部31を長手方向に切り欠いた切欠部38が設けられている。これにより、第1の被覆部31の長手方向の寸法は、支持部37間の距離よりも短くなっており、電池モジュール20を積層すると、第1の被覆部31が支持部37間に入り込む。
図2及び図5に示すように、支持部37の間には、電池セル21の鉛直方向上方に、電池セル21の接続端子が設けられた面と対向して設けられる抑止部材40が保持されている。抑止部材40は、電池セル21に異物が付着することを抑止する。抑止部材40は、矩形平板状の本体部41と、本体部41の短手方向両端から本体部41の厚み方向に向けて延びる矩形平板状の突出部42とを有している。本体部41には、一つの貫通孔45と、二つの螺合穴46,47が本体部41の長手方向に並んで設けられている。突出部42は、本体部41の長手方向全体に亘って設けられている。抑止部材40は、突出部42が電池ホルダ30の支持部37に沿うように電池ホルダ30に保持される。
抑止部材40上には、回路基板50及び電池ECU43が載置されている。回路基板50及び電池ECU43は、それぞれ、カバー60及びECU用カバー44によって覆われている。回路基板50は、回路基板50の厚み方向に貫通する貫通孔56,57,58を3箇所に有する。貫通孔56,57,58は、本体部41の長手方向に沿って設けられている。回路基板50上には、電池セル21の充放電に寄与する複数の電子部品51(例えば、FETリレー、抵抗、コンデンサ、半導体素子など)が実装されている。また、回路基板50上には、第1のバスバー52、第2のバスバー53及び第3のバスバー54が設けられている。第1のバスバー52は、矩形状をなしており、両端に貫通孔59を有する。第1のバスバー52の一端には、電池モジュール20の一端に配置された電池セル21に接続される導電部材55が設けられている。導電部材55によって、電池モジュール20の電池セル21と第1のバスバー52が電気的に接続されている。第2のバスバー53は、矩形状をなしており、両端に貫通孔71(図では一方の貫通孔71のみを図示)を有する。第2のバスバー53は、貫通孔71を貫通したボルトB1によって一端が回路基板50に固定されている。第2のバスバー53は、回路基板50上に設けられた配線材によって電子部品51と接続されている。各電子部品51は、回路基板50上の配線材によって電気的に接続されるとともに、電子部品51は、第3のバスバー54に接続されている。すなわち、第2のバスバー53と第3のバスバー54は、電子部品51によって電気的に接続されている。第3のバスバー54は、矩形状をなしており、一端がボルトB1によって回路基板50に固定されている。
第1のバスバー52の他端と第2のバスバー53の他端は、一定間隔を空けて回路基板50上に隣り合うように設けられている。
図4に示すように、カバー60は、有底四角筒状をなしている。カバー60は、四角板状の底部61と、底部61の周縁から延びる四角枠状の壁部62とを有している。カバー60は、底部61から壁部62が延びる方向に突出する四角柱状の柱部63,64を2個有している。柱部63,64は、カバー60で回路基板50を覆った際に、第1のバスバー52の他端と、第2のバスバー53の他端に対向するように設けられており、柱部63と柱部64は、一定間隔空けて隣り合うように設けられている。各柱部63,64の先端(柱部63,64の軸方向において底部61側とは反対側の端部)には、四角板状の導電部材65が設けられている。柱部63,64の間には、ヒューズ66が設けられている。本実施形態において、ヒューズ66は、柱部63,64に接着剤によって固定されている。そして、柱部63,64がヒューズ66を固定する固定部となる。柱部63の導電部材65と柱部64の導電部材65とは、ヒューズ66により電気的に接続されている。
図4に示すように、カバー60は、有底四角筒状をなしている。カバー60は、四角板状の底部61と、底部61の周縁から延びる四角枠状の壁部62とを有している。カバー60は、底部61から壁部62が延びる方向に突出する四角柱状の柱部63,64を2個有している。柱部63,64は、カバー60で回路基板50を覆った際に、第1のバスバー52の他端と、第2のバスバー53の他端に対向するように設けられており、柱部63と柱部64は、一定間隔空けて隣り合うように設けられている。各柱部63,64の先端(柱部63,64の軸方向において底部61側とは反対側の端部)には、四角板状の導電部材65が設けられている。柱部63,64の間には、ヒューズ66が設けられている。本実施形態において、ヒューズ66は、柱部63,64に接着剤によって固定されている。そして、柱部63,64がヒューズ66を固定する固定部となる。柱部63の導電部材65と柱部64の導電部材65とは、ヒューズ66により電気的に接続されている。
図5に示すように、抑止部材40上に設けられた回路基板50、電子部品51、各バスバー52,53,54、カバー60及びヒューズ66は、電池モジュール20の積層方向(以下、積層方向)に隣り合う電池モジュール20の間に設けられている。以下の説明において、積層方向に隣り合う電池モジュール20のうち、積層方向下側の電池モジュール20を第1の電池モジュール20A、積層方向上側の電池モジュール20を第2の電池モジュール20Bとして説明を行う。
カバー60は、柱部63の導電部材65と、第1のバスバー52の他端とが電気的に接続され、柱部64の導電部材65と第2のバスバー53の他端とが電気的に接続されるように設けられている。カバー60には、各柱部63,64を貫通する貫通孔67が形成されている。また、導電部材65には導電部材65の厚み方向に貫通する貫通孔68が形成されている。導電部材65は、柱部63,64の貫通孔67と貫通孔68が連通するように設けられている。
回路基板50は、貫通孔56と抑止部材40の貫通孔45、貫通孔57と抑止部材40の螺合穴46、貫通孔58と抑止部材40の螺合穴47のそれぞれが連通するように抑止部材40上に設けられている。第1のバスバー52は、一端に設けられた貫通孔59と回路基板50の貫通孔56、他端に設けられた貫通孔59と回路基板50の貫通孔57のそれぞれが連通するように回路基板50上に設けられている。第2のバスバー53は、他端に設けられた貫通孔71と回路基板50の貫通孔58が連通するように回路基板50上に設けられている。カバー60は、柱部63に設けられた貫通孔67及び導電部材65に設けられた貫通孔68と第1のバスバー52の他端に設けられた貫通孔59とが連通し、柱部64に設けられた貫通孔67及び導電部材65に設けられた貫通孔68と第2のバスバー53の他端に設けられた貫通孔71とが連通するように設けられている。これにより、抑止部材40の貫通孔45と、回路基板50の貫通孔56と、第1のバスバー52の一端の貫通孔59とが連通している。また、抑止部材40の螺合穴46と、回路基板50の貫通孔57と、第1のバスバー52の他端の貫通孔59と、導電部材65の貫通孔68と、柱部63の貫通孔67とが連通している。更に、抑止部材40の螺合穴47と、回路基板50の貫通孔58と、第2のバスバー53の貫通孔71と、導電部材65の貫通孔68と、柱部64の貫通孔67とが連通している。
第1のバスバー52の一端の貫通孔59には、導電部材55が挿入されている。導電部材55は、貫通孔59、貫通孔56及び貫通孔45を貫通して電池セル21の接続端子に固定されている。
カバー60には、底部61における壁部62が設けられた面とは反対側の面から貫通孔67,68にボルトB2が挿入されている。ボルトB2は、柱部63,64の貫通孔67、導電部材65の貫通孔68及び各バスバー52,53の貫通孔59,71を貫通して抑止部材40の螺合穴46,47に螺合されている。これにより、回路基板50、第1のバスバー52、第3のバスバー54及びカバー60は、第1の電池モジュール20Aに固定されている。そして、第1のバスバー52と第2のバスバー53が、それぞれ導電部材65と電気的に接続されることで、第1のバスバー52と第2のバスバー53は、導電部材65及びヒューズ66によって電気的に接続されている。これにより、第1の電池モジュール20Aの電池セル21、第1のバスバー52、ヒューズ66、第2のバスバー53、電子部品51及び第3のバスバー54が電気的に接続されている。なお、第3のバスバー54には各電池モジュール20の電池セル21へ電力を供給するためのケーブルが接続される。本実施形態では、このケーブルや、各バスバー52,53,54が電池セル21に電力を供給する配線となる。そして、第1のバスバー52と第2のバスバー53との間に設けられたヒューズ66が配線間に設けられた接続部材となる。
カバー60は、第2の電池モジュール20Bによって第1の電池モジュール20Aに向けて押さえつけられている。具体的にいえば、積層方向上側の第2の電池モジュール20Bは、電池ホルダ30の第1の被覆部31でカバー60の外部に突出したボルトB2の頭部を押さえつけ、ボルトB2の頭部を介してカバー60に第2の電池モジュール20Bの荷重が加わる。ヒューズ66は、カバー60に保持されているため、導電部材55,65及び第1のバスバー52によって第1の電池モジュール20Aの電池セル21と電気的に接続されたヒューズ66も第2の電池モジュール20Bの荷重によって積層方向下側の第1の電池モジュール20Aに向けて押さえつけられている。すなわち、ヒューズ66は、第2の電池モジュール20Bの荷重が掛かるように設けられている。
次に、本実施形態の電池パック10の作用について説明する。
本実施形態の電池パック10は、例えば、車両などに搭載される。車両が走行すると、電池パック10に振動や衝撃が加わる。カバー60には、積層方向上側の第2の電池モジュール20Bから荷重が加わっている。このため、カバー60が第1の電池モジュール20Aから外れにくい。このため、カバー60と一体のヒューズ66も第1の電池モジュール20Aから外れにくく、第1の電池モジュール20Aの電池セル21の電気的な接続(第1の電池モジュール20Aと他の電池モジュール20との電気的な接続や、負荷との電気的な接続)が遮断されにくい。
本実施形態の電池パック10は、例えば、車両などに搭載される。車両が走行すると、電池パック10に振動や衝撃が加わる。カバー60には、積層方向上側の第2の電池モジュール20Bから荷重が加わっている。このため、カバー60が第1の電池モジュール20Aから外れにくい。このため、カバー60と一体のヒューズ66も第1の電池モジュール20Aから外れにくく、第1の電池モジュール20Aの電池セル21の電気的な接続(第1の電池モジュール20Aと他の電池モジュール20との電気的な接続や、負荷との電気的な接続)が遮断されにくい。
ところで、本実施形態のように、ボルトB2でカバー60を電池モジュール20に固定している場合、ボルトB2によってカバー60が外れることが規制されるため、積層方向上側の電池モジュール20の荷重によってカバー60を押さえつける必要がないとも考えられる。しかしながら、積層方向上側の電池モジュール20の荷重が加わっていない場合には、電池パック10の長期間に及ぶ使用や、継続的に加わる振動や衝撃などでボルトB2が緩むおそれがある。そして、ボルトB2が緩むことで、カバー60(ヒューズ66)が外れ、第1の電池モジュール20Aの電気的な接続が遮断されるおそれがある。本実施形態のように、ボルトB2でカバー60を固定しつつ、カバー60を積層方向上側の電池モジュール20で押さえつけることで、ボルトB2が緩むのを抑制することができ、ボルトB2が緩んだ場合であっても電池モジュール20の荷重によってカバー60が外れることを抑制することができる。
したがって、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1の電池モジュール20Aの電池セル21に電力を供給する配線(第1のバスバー52及び第2のバスバー53)間に設けられたヒューズ66には、積層方向上側の第2の電池モジュール20Bの荷重が掛かっている。このため、電池パック10に振動や衝撃などが加わっても、ヒューズ66が外れにくく、第1の電池モジュール20Aの接続状態が維持されやすい。
(1)第1の電池モジュール20Aの電池セル21に電力を供給する配線(第1のバスバー52及び第2のバスバー53)間に設けられたヒューズ66には、積層方向上側の第2の電池モジュール20Bの荷重が掛かっている。このため、電池パック10に振動や衝撃などが加わっても、ヒューズ66が外れにくく、第1の電池モジュール20Aの接続状態が維持されやすい。
(2)ヒューズ66は、定格以上の電流が流れると、溶断して第1の電池モジュール20Aの電気的な接続を遮断する。このため、電子部品51の保護が図られる。
(3)一般に、回路基板50は、異物が付着することを抑止するためのカバー60によって覆われている。このカバー60にヒューズ66を固定することで、カバー60を利用してヒューズ66を保持することがきる。
(3)一般に、回路基板50は、異物が付着することを抑止するためのカバー60によって覆われている。このカバー60にヒューズ66を固定することで、カバー60を利用してヒューズ66を保持することがきる。
(4)電子部品51に定格以上の電流が流れると、ヒューズ66が溶断することで、電気的な接続を遮断する。このため、ヒューズ66が溶断した場合には、ヒューズ66を取り替える必要がある。ヒューズ66が回路基板50に設けられている場合、回路基板50には、他の電子部品51などが密集して設けられている場合があり、作業を行いにくい。ヒューズ66をカバー60に設けていることで、ヒューズ66が回路基板50に設けられている場合に比べて、ヒューズ66の交換を行いやすい。
(5)ところで、ヒューズ66を回路基板50上に固定し、カバー60の取り付け状態に関わらず、第1のバスバー52と第2のバスバー53が電気的に接続されるようにすれば、振動などが加わってもヒューズ66が外れるおそれは少ない。しかしながら、電池モジュール20に異常が生じた場合や、点検などをする場合、カバー60を取り外して作業を行う。このとき、作業を行うためには、第1の電池モジュール20Aの電池セル21の電気的な接続を遮断する必要があり、回路基板50上に全ての電子部品51が固定されている場合には、第1の電池モジュール20Aの電池セル21の電気的な接続を遮断するのに手間がかかる。カバー60にヒューズ66を設けて、カバー60を取り外したときに、第1の電池モジュール20Aの電池セル21の電気的な接続が遮断されるようにすることで、第1の電池モジュール20Aの電池セル21の電気的な接続を遮断することができ、容易に作業を行うことができる。
なお、実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、接続部材(ヒューズ66)は、バスバー、抵抗、コンデンサなど導電性の部材であればどのような部材であってもよい。
○ 実施形態において、接続部材(ヒューズ66)は、バスバー、抵抗、コンデンサなど導電性の部材であればどのような部材であってもよい。
○ 実施形態において、カバー60の底部61に接続部材(ヒューズ66)を設けたが、これに限られない。例えば、カバー60を設けず、積層方向上側の第2の電池モジュール20Bにおける第1のバスバー52の他端と第2のバスバー53の他端と対向する部分(本実施形態の場合、電池ホルダ30の第1の被覆部31)に接続部材を設けて、電池モジュール20が積層されたときに、第1のバスバー52と第2のバスバー53が電気的に接続されるようにしてもよい。
○ 実施形態において、固定部は、ヒューズ66(接続部材)を挟み込んで把持する把持部材など、他の形状であってもよい。
○ 実施形態において、接続部材(ヒューズ66)は、接着剤によって柱部63,64に固定されているが、これに限られない。第1のバスバー52の他端及び第2のバスバー53の他端の上方(積層方向上方)に配置される部材(例えば、カバー60や積層方向上側の電池モジュール20)に固定され、第1のバスバー52の他端と第2のバスバー53に他端とを電気的に接続することができればよい。
○ 実施形態において、接続部材(ヒューズ66)は、接着剤によって柱部63,64に固定されているが、これに限られない。第1のバスバー52の他端及び第2のバスバー53の他端の上方(積層方向上方)に配置される部材(例えば、カバー60や積層方向上側の電池モジュール20)に固定され、第1のバスバー52の他端と第2のバスバー53に他端とを電気的に接続することができればよい。
○ 実施形態において、第2の電池モジュール20Bの荷重は、第1の電池モジュール20Aへ電力を供給する配線間に設けられた接続部材であれば、どの部材に掛かっていてもよい。例えば、第2のバスバー53と第2のバスバー53との間に設けられた電子部品51に第2の電池モジュール20Bの荷重を掛けることにより、電子部品51を外れにくくする構成でもよい。
○ 実施形態において、カバー60は、ボルトB2で固定されていなくてもよい。この場合、積層方向上側の電池モジュール20の荷重のみでカバー60を固定する。なお、カバー60が積層方向と直交する方向にずれないための構成を別途設けることが好ましい。
○ 実施形態において、カバー60の底部61にボルトB2の頭部が入り込む穴を設けてボルトB2を螺合したときにボルトB2の頭部が穴に収容されるようにしてもよい。これによれば、ボルトB2でカバー60を固定しつつ、カバー60の底部61の全体を積層方向上側の電池モジュール20と接触させることができる。
○ 実施形態において、積層方向に隣り合う電池モジュール20の間に緩衝材などを介在させて、積層方向上側の電池モジュール20の荷重が、緩衝材を介してカバー60に荷重が加わるようにしてもよい。
○ 実施形態において、積層方向の最も上側に設けられる電池モジュール20のカバー60を押さえつける部材を別途設けてもよい。
○ 実施形態において、電池モジュール20は、電池ホルダ30を有さず、電子部品51及び複数並設された電池セル21から構成されていてもよい。
○ 実施形態において、電池モジュール20は、電池ホルダ30を有さず、電子部品51及び複数並設された電池セル21から構成されていてもよい。
○ 第2の電池モジュール20Bの電池セル21に電力を供給する配線間には、接続部材(ヒューズ66)が設けられていなくてもよい。
10…電池パック、20…電池モジュール、20A…第1の電池モジュール、20B…第2の電池モジュール、21…電池セル、51…電子部品、52…第1のバスバー、53…第2のバスバー、60…カバー、63,64…柱部、66…ヒューズ。
Claims (3)
- 電池セルを備える第1の電池モジュールと第2の電池モジュールとを有し、該第2の電池モジュールが前記第1の電池モジュール上に積層される電池パックであって、
前記第1の電池モジュールの電池セルへ電力を供給する配線間に設けられる接続部材を有し、
前記接続部材は、前記第2の電池モジュールの荷重が掛かるように設けられることを特徴とする電池パック。 - 前記接続部材は、定格以上の電流が流れると前記第1の電池モジュールの電池セルの電気的な接続を遮断するヒューズであることを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
- 前記第1の電池モジュールは、前記接続部材を上方から覆うカバーを有し、
前記カバーは、前記接続部材を固定する固定部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電池パック。
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