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JP2015005102A - 同行判断装置、同行判断方法、およびプログラム - Google Patents

同行判断装置、同行判断方法、およびプログラム Download PDF

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JP2015005102A JP2013129496A JP2013129496A JP2015005102A JP 2015005102 A JP2015005102 A JP 2015005102A JP 2013129496 A JP2013129496 A JP 2013129496A JP 2013129496 A JP2013129496 A JP 2013129496A JP 2015005102 A JP2015005102 A JP 2015005102A
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Kota Tsubouchi
孝太 坪内
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Masamichi Shimosaka
正倫 下坂
亮真 川尻
Ryoma Kawajiri
亮真 川尻
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Abstract

【課題】プライバシーに対する配慮しつつ、簡易な構成で、2名以上のユーザが同行していたかどうかを判断できるようにする。
【解決手段】ユーザに装着された、センサによって取得された観測情報と、時点情報とを1組以上対応付けたセンサ情報を、2個以上のセンサからそれぞれ受け付けるセンサ情報受付手段101と、2個以上のセンサ情報にそれぞれ含まれる観測情報の組であり、同行しているのかどうかを判断する時点を示す判断時点に応じた時点情報にそれぞれ対応する観測情報の組である観測情報セットの類似に関する類似情報を算出する類似情報算出手段102と、類似情報が類似することを示す場合に、2以上のユーザが判断時点に同行していたと判断する同行判断手段103と、判断した結果を出力する出力手段106とを具備する同行判断装置1により、簡易な構成で、2名以上のユーザが同行していたかどうかを判断できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、同行しているかどうかを判断する同行判断装置等に関するものである。
従来、2名のユーザに装着されたセンサが取得した情報から、その2名のユーザの関係性を抽出することが求められていた。例えば、ユーザに装着されたセンサが取得した位置情報を用いて、そのユーザの周辺の情報を取得する装置等が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−40063号公報
しかし、従来の位置情報を用いる方法では、2名以上のユーザが同行していたかどうかを判断する場合に、ユーザの移動経路を収集する必要があるため、プライバシーに対する配慮等の対策に大きなコストがかかるという課題があった。
上記課題に対し、本発明の目的は、プライバシーに対する配慮しつつ、簡易な構成で、2名以上のユーザが同行していたかどうかを判断できるようにすることである。
本第一の発明の同行判断装置等は、2以上の各ユーザに装着されたセンサによって取得された観測情報と、観測情報を取得した時点を示す時点情報とを対応付けたセンサ情報を、センサからそれぞれ受け付けるセンサ情報受付手段と、センサ情報受付手段が受け付けたセンサ情報にそれぞれ含まれる観測情報の組であり、同行しているのかどうかを判断する時点を示す判断時点に応じた時点情報にそれぞれ対応する観測情報の組である観測情報セットの類似に関する情報である類似情報を算出する類似情報算出手段と、類似情報が、あらかじめ決められた条件を満たすほど類似することを示す場合に、類似情報を算出するのに用いた観測情報を取得したセンサを装着する2以上のユーザが判断時点に同行していたと判断する同行判断手段と、同行判断手段が判断した結果に関する情報を出力する出力手段とを具備する同行判断装置である。
また、本第二の発明の同行判断装置は、第一の発明に対して、類似情報算出手段は、判断時点を含む期間であるサンプル期間に含まれる時点を示す各時点情報にそれぞれ対応する複数の観測情報セットを用いて、判断時点の類似情報を算出する、同行判断装置である。
また、本第三の発明の同行判断装置は、第二の発明に対して、類似情報算出手段は、判断時点を含むサンプル期間に含まれる時点を示す各時点情報にそれぞれ対応する複数の観測情報セットについて、各観測情報セットに含まれる2以上の観測情報の差分に関する値を合計した類似情報を算出する、同行判断装置である。
また、本第四の発明の同行判断装置は、第一から第三のいずれか一項の発明に対して、センサを装着するユーザ間の関係性の強さを示す値であり、同行判断手段に同行していたと判断されるほど関係性が強いことを示す関係強度情報を、センサ情報受付手段が受け付けたセンサ情報の組み合わせごとに算出する関係強度情報算出手段をさらに具備し、出力手段は、関係強度情報に関する情報を出力する、同行判断装置である。
また、本第五の発明の同行判断装置は、第四の発明に対して、関係強度情報を用いて、関係性の強いユーザを同じクラスにするようにクラスタリングするクラスタリング手段をさらに具備し、出力手段は、クラスタリング手段がクラスタリングした結果を示す情報を出力する、同行判断装置である。
本発明による同行判断装置等によれば、センサの情報を用いることで、位置情報を収集せずに、2名以上のユーザが同行していたかどうかを判断できる。
実施の形態1における同行判断装置のブロック図 同実施の形態における2個のセンサ情報の一例を示す図 同実施の形態における同行判断装置の動作の一例を示すフローチャート 同実施の形態における同行判断装置の動作の一例を示すフローチャート 同実施の形態における同行判断装置の動作の一例を示すフローチャート 同実施の形態における出力手段が表示したクラスタリング結果の表示の一例を示す図 同実施の形態におけるコンピュータシステムの外観の一例を示す図 同実施の形態におけるコンピュータシステムの構成の一例を示す図
以下、同行判断装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、2以上センサの情報を用いて、そのセンサの情報を取得したセンサを装着する2名以上のユーザが同行しているかどうかを判断する同行判断装置1について説明する。
図1は、本実施の形態における同行判断装置1のブロック図である。同行判断装置1は、センサ情報受付手段101、類似情報算出手段102、同行判断手段103、関係強度情報算出手段104、クラスタリング手段105、および出力手段106を備える。
センサ情報受付手段101は、センサ情報を、2個以上のセンサからそれぞれ受け付ける。そのため、センサ情報受付手段101は、2名以上の各ユーザに装着されたセンサから、センサ情報を受け付ける。センサ情報は、センサによって取得された観測情報と、その観測情報を取得した時点を示す時点情報とを1組以上対応付けた情報である。
センサは、加速度を検知する加速度センサであっても良く、角速度を検知するジャイロセンサであっても良く、照度を検知する照度センサであっても良く、磁界の向きを検知する地磁気センサであっても良く、温度を検知する温度センサであっても良く、湿度を検知する湿度センサであっても良く、気圧を検知する気圧センサであっても良い。例えば、センサは、加速度計であっても良く、歩数計であっても良く、消費カロリー計等であっても良い。つまり、センサが取得する観測情報は、例えば、検知した加速度を示す情報であっても良く、検知した加速度から算出された情報であっても良い。「加速度から算出された情報」は、例えば、加速度を用いて取得されたユーザの歩数であっても良く、加速度を用いて取得されたユーザの消費カロリー等であっても良い。以下、センサに関する具体例は、センサが歩数計であるものとして説明する。なお、歩数計は、加速度センサによって加速度を検知し、歩数を計測する歩数計であっても良く、振り子によって加速度を検知し、歩数を計測する歩数計であっても良い。歩数計は、両者とも加速度を用いているため、加速度を用いて歩数を取得するものである。
観測情報と対応付けられる時点情報は、瞬間の時点を示す情報であっても良く、幅を有した期間を示す情報であっても良い。瞬間の時点を示す情報は、時間軸上の一点を示す情報である。時点情報が幅を有する期間を示す情報である場合は、時点情報は、1時間を示す情報であっても良く、1分間を示す情報であっても良く、または1秒間を示す情報であっても良く、他の幅を有した期間であっても良い。つまり、時点情報は、「10時」等のように「10時00分00秒から10時59分59秒99・・・まで」を示す情報であっても良い。「観測情報と時点情報との対応」は、1対1の関係であっても良く、多対1の関係であっても良い。例えば、センサ情報は、時点情報「2013年6月1日12時00分から2013年6月1日12時01分まで」に対して、1個の観測情報「100歩」を対応付ける情報であっても良く、100個の観測情報「1歩」を対応付ける情報であっても良い。なお、センサ情報受付手段101は、後者のようなセンサ情報を受け付けた場合に、前者のようなセンサ情報に変換しても良い。以下、前者のようなセンサ情報を受け付けたものとして説明する。また、センサ情報には、同じ時点を示す時点情報が重複して含まれていても良く、重複して含まれていなくても良い。「同じ時点を示す時点情報が重複して含まれてい」る場合とは、例えば、1歩あるくごとに時点情報と観測情報「1歩」を対応付けて取得する場合である。なお、センサ情報受付手段101は、同じ時点を示す時点情報が重複して含まれるセンサ情報を受け付けた場合に、同じ時点を示す時点情報が重複しないように、時点情報とその時点情報に対応する観測情報とをマージしても良い。「マージする」は、同じ時点を示す時点情報を一つにし、それぞれの時点情報に対応していた観測情報を一つにした時点情報に対応づけることであっても良い。以下、センサ情報は、同じ時点を示す時点情報が重複して含まれていない情報として説明する。
なお、センサ情報は、そのセンサ情報を取得したセンサを装着したユーザを識別するユーザ識別情報を含んでいても良く、含んでいなくても良い。センサ情報受付手段101が3個以上のセンサ情報を受け付ける場合は、センサ情報は、ユーザ識別情報を含むことが好適である。ユーザ識別情報は、ユーザの名前であることが好適であるが、ユーザを示すIDであっても良く、電話番号等であっても良い。例えば、センサ情報αとセンサ情報βに関するユーザが同行していたと判断された場合に、出力手段106によって、「センサ情報aとセンサ情報bとが同行していると判断」と出力されるよりも、「『センサ情報aに関するユーザの名前』と『センサ情報bに関するユーザの名前』とが同行していると判断」と出力された方が、分かりやすいからである。センサ情報受付手段101は、有線もしくは無線の通信回線を介して送信されたセンサ情報を受信しても良く、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報を受け付けても良い。
類似情報算出手段102は、センサ情報受付手段101が受け付けた2個以上のセンサ情報にそれぞれ含まれる観測情報の組であり、同行しているのかどうかを判断する時点を示す判断時点に応じた時点情報にそれぞれ対応する観測情報の組である観測情報セットの類似に関する情報である類似情報を算出する。類似情報は、類似するほど高くなる値であっても良く、類似するほど低くなる値であっても良い。類似情報は、一定の値の範囲内に正規化された値であることが好適であるが、どのような値であっても良い。また、類似情報は、2個のセンサ情報に関する類似情報であっても良く、2個以上のセンサ情報に対応する類似情報であっても良い。つまり、観測情報セットには、観測情報が2個含まれていても良く、観測情報が3個以上含まれていても良い。類似情報算出手段102は、一度の処理で、2個の観測情報に対する類似情報を算出する。よって、類似情報算出手段102は、観測情報セットに3個以上の観測情報が含まれている場合は、その観測情報を含むセンサ情報のすべての組み合わせに対して類似情報を算出し、その平均値または、合計値等を類似情報として算出しても良い。また、類似情報算出手段102は、センサ情報を2個のグループに分け、それぞれのグループの代表データを用いて類似情報を算出しても良い。センサ情報をグループに分ける場合は、類似情報算出手段102は、図示しない格納部に格納されているグループとセンサ情報とを対応付ける情報を用いて、グループ分けを行っても良く、センサ情報に含まれる観測情報が類似するセンサ情報同士が同じグループになるようにグループ分けを行っても良い。類似情報算出手段102は、センサ情報受付手段101が2個以上のセンサ情報を受け付けた場合は、その2個以上のセンサ情報の類似情報を算出しても良い。なお、類似情報算出手段102は、センサ情報受付手段101が3個以上のセンサを受け付けた場合は、2個以上のセンサ情報のすべての組み合わせに対して類似情報を算出しても良く、一部の組み合わせに対して類似情報を算出しても良い。判断時点が示す時点は、図示しない受付部が受け付けた、ユーザが入力した時点であっても良く、他の処理手段で設定された時点であっても良く、センサ情報に含まれているいずれかの時点情報に対応する時点であっても良い。「センサ情報に含まれているいずれかの時点情報に対応する時点」である判断時点は、例えば、センサ情報に含まれている時点情報からランダムに選択された、1以上の時点情報であっても良く、センサ情報に含まれている最も古い時点情報が示す時点と最も新しい時点情報が示す時点との間の期間をN個の期間に分割し、分割されたそれぞれの期間に含まれる任意の時点であっても良く、センサ情報に含まれている最も古い時点情報が示す時点と最も新しい時点情報が示す時点との間の期間を、所定の期間ごとに分割し、分割されたそれぞれの期間に含まれる任意の時点であっても良い。なお、Nは1以上の自然数であるものとする。また、所定の期間は、1分間や10分間等の期間であっても良い。その所定の期間は、経験的に設定しても良く、統計的な処理を行って適切な期間を指定しても良い。判断時点は、瞬間の時点を示す情報であっても良く、幅を有した期間を示す情報であっても良い。判断時点が幅を有した期間を示す情報である場合は、判断時点は、1分間を示す情報であっても良く、または1秒間を示す情報であっても良く、他の幅を有した期間であっても良い。なお、判断時点は、2以上存在しても良く、1のみ存在しても良い。
判断時点に応じた時点情報は、判断時点と同じ時点を示す時点情報であっても良く、判断時点の近傍の時点を示す時点情報であっても良い。また、「判断時点に応じた時点情報」の判断時点と時点情報との関係は、1対1であっても良く、1対多であっても良い。後者の場合には、判断時点に応じた時点情報は、判断時点を含む期間であるサンプル期間に含まれる時点を示す時点情報であっても良い。そのため、類似情報算出手段102は、サンプル期間に含まれる時点を示す各時点情報にそれぞれ対応する複数の観測情報セットを用いて、判断時点の類似情報を算出しても良い。また、類似情報算出手段102は、サンプル期間に含まれる時点を示す各時点情報にそれぞれ対応する複数の観測情報セットについて、各観測情報セットに含まれる2個以上の観測情報の差分に関する値を合計した類似情報を算出しても良い。
サンプル期間は、判断時点以前、および/または、判断時点以後の時点を含む期間であっても良い。サンプル期間の一例を、図2を用いて説明する。図2は、センサaとセンサbとから取得したセンサ情報aとセンサ情報bを表示したものである。図2におけるセンサは、1分間に歩いた歩数を記録するセンサである。図2において、dは判断時点を示し、nは判断時点以前の時点を含む期間を示し、mは判断時点以後の時点を含む期間を示している。図2の場合のサンプル期間は、d−nの時点からd+mの時点までを指す。なお、nおよびmは、通常、それぞれ正の実数である。nとmの一方は0であっても良く、両方とも0でなくても良い。なお、判断時点が2以上ある場合は、サンプル期間は、2以上存在する。サンプル期間が2以上ある場合は、あるサンプル期間と別のサンプル期間とで期間が重複していても良く、重複していなくても良い。例えば、サンプル期間は、判断時点を1分間隔で設定した場合であっても、判断時点の前後30分間の60分間であっても良く、判断時点の前後30秒間の60秒間であっても良い。
類似情報算出手段102は、上述のように観測情報セットを用いて類似情報を算出する。観測情報セットは、2個以上のセンサ情報にそれぞれ含まれる2個以上の観測情報の組である。つまり、観測情報セットは、1個のセンサ情報からは取得できないセットである。また、観測情報セットは、完全に同じ時点を示す時点情報に対応する観測情報セットであっても良く、極近い間隔の開いた2個以上の異なる時点情報に対応する観測情報セットであっても良い。「極近い間隔の開いた2個以上の異なる時点情報に対応する観測情報セット」は、例えば、2個以上のセンサにおいて、観測情報を取得する間隔が異なる場合や、観測情報を取得する時点が異なる場合であっても、それぞれの観測情報を取得した時点の間の期間が所定の閾値より短い期間のときに組み合わせた観測情報のセットであっても良い。
類似情報算出手段102は、例えば、観測情報の波形の類似度を用いて類似情報を算出しても良く、あらかじめ決められた算出式を用いて算出しても良い。類似情報を「あらかじめ決められた数式を用いて算出」する場合は、その数式は、観測情報セットの比率を用いる数式であっても良く、差を用いる数式であって良く、それらを変形させた数式であっても良い。比率を用いる数式は、例えば、(観測情報a/観測情報b)のような数式を含む数式である。また、差を用いる数式は、例えば、(観測情報a−観測情報b)のような数式を含む数式である。なお、差を用いる数式の中に、差分に関する値を用いる数式も含まれているものとする。差分に関する値は、例えば、観測情報の差の絶対値であっても良く、観測情報の差を2乗した値などであっても良い。「それらを変形させた数式」は、例えば、上記式の観測情報に対して、所定の係数をかけた式であっても良く、所定の値を引いた値であっても良く、所定の値を乗算した値等であっても良い。波形の類似度を用いて類似情報を算出する方法は、公知技術であるため、その詳細な説明を省略する。あらかじめ決められた算出式を用いる場合は、例えば、2個のセンサ情報の類似情報を算出する場合は、数式1の式のように差分を用いて算出しても良い。
Figure 2015005102
数式1において、dは判断時点を示し、α(a,b)は、判断時点dにおける類似情報を正規化するための値を示し、Δ(a,b)は判断時点dにおける類似情報を0.0〜1.0に正規化した値を示し、nは、判断時点dからサンプル期間の始点までの期間を示し、mは、判断時点dからサンプル時点の終点までの期間を示し、aおよびbは2つのセンサ情報それぞれに含まれる、時点tにおける観測情報を示し、(a−b)は数式1における時点tに対応する観測情報セットの差分に関する値を示している。なお、数式1の式は、Δの値が0に近いほど類似することを示す類似情報である。なお、類似情報算出手段102は、数式1におけるΔの分母が0になる場合に、類似情報を、1.0、または値なしとしても良い。また、類似情報算出手段102は、αの値があらかじめ決められた閾値より小さい場合に、類似情報を、1.0、または値なしとしても良い。これは、観測情報にわずかな変化しかない場合は、寝ている場合等が考えられることから、類似情報の算出に用いる必要が無いと考えられるためである。以下、このαに対する閾値をθαとも記載する。また、2個のセンサ情報の類似情報を算出する場合の類似情報の算出式は、数式2であっても良く、他の式であっても良い。
Figure 2015005102
なお、数式2における(a −b )は、数式2における時点tに対応する観測情報セットの差分に関する値を示しているものとする。
同行判断手段103は、類似情報が、あらかじめ決められた条件を満たすほど類似することを示す場合に、類似情報を算出するのに用いた観測情報を取得したセンサを装着する2名以上のユーザが、判断時点が示す時点に同行していたと判断する。類似情報の値が大きいほど類似することを示す場合の「あらかじめ決められた条件」は、類似情報の値があらかじめ決められた閾値以上であることであっても良く、類似情報の値が小さいほど類似することを示す場合の「あらかじめ決められた条件」は、類似情報の値があらかじめ決められた閾値以下であることであっても良い。なお、閾値は、人手、または統計的な処理を行って、過去のセンサ情報から、実際に同行していた2名以上のユーザが装着したセンサが取得したセンサ情報を参考にして決定することが好適であるが、開発者、または管理者などが適宜決定しても良い。同行判断手段103は、例えば、2個の統合センサ情報に対応するユーザが同行しているかどうかの判断は、数式3の式を用いても良い。
Figure 2015005102
数式3において、S(a,b)は判断時点dにおいて、センサ情報a、bのそれぞれに対応するユーザが同行している場合に1となり、同行していない場合に0となる関数を示し、θαは類似情報を正規化するための値α(a,b)に対する閾値を示し、θΔは同行しているかどうかを判断するための類似情報に対する閾値を示し、AND(引数1,引数2)は、引数1と引数2が共に正しい場合にのみ1となり、そうでない場合に0となる関数を示している。
関係強度情報算出手段104は、関係強度情報を、センサ情報受付手段101が受け付けたセンサ情報の2個の組み合わせごとに算出する。関係強度情報は、センサを装着する2名のユーザの関係性の強さを示す値であり、同行判断手段103に同行していたと判断されるほど関係性が強いことを示す情報である。つまり、関係強度情報は、同行していた期間が長いと判断されるほど関係性が強いことを示す情報である。関係強度情報算出手段104は、センサ情報受付手段101が受け付けたすべてのセンサ情報の組み合わせに対して、関係強度情報を算出しても良く、一部の組み合わせに対してのみ関係強度情報を算出しても良い。また、関係強度情報算出手段104は、センサ情報受付手段101が受け付けたセンサ情報に含まれる時点情報が示す時点が、すべて含まれる期間に対して関係強度情報を算出しても良く、一部の期間に対してのみ関係強度情報を算出しても良い。
関係強度情報は、数値であることが好適であるが、数値以外の情報であっても良い。数値以外の情報とは、例えば、「強い」、「弱い」、および「ない」等のように段階的に示される情報であっても良い。関係強度情報は、例えば、ある2個のセンサに関するユーザが同行判断手段103に同行していると判断された回数であっても良く、同行していると判断された回数を用いて、算出する値であっても良い。関係強度情報算出手段104は、例えば、数式4の式を用いて算出しても良い。
Figure 2015005102
数式4において、Wは関係強度情報を示し、Tsは関係強度情報を算出する対象の期間の最初の時点を示し、Teは関係強度情報を算出する対象の期間の最後の時点を示し、cは、そのcの期間にわたって同行していると判断される場合にδが1となる期間を示している。
クラスタリング手段105は、関係強度情報を用いて、関係性の強いユーザを同じクラスにするようにクラスタリングする。関係性の強いユーザとは、同行していたと判断される回数の多いユーザである。クラスタリング手段105は、2個のセンサ情報を用いて算出した関係強度情報が、0または「ない」ことを示す情報でない場合に、同じクラスに分類するようにしても良く、関係強度情報が、あらかじめ決められた閾値以上である場合に、同じクラスに分類するようにしても良い。なお、二要素間の関係度合いを用いたクラスタリング手法は、様々に提案されている公知技術であるため、詳細な説明を省略する。
出力手段106は、同行判断手段103が判断した結果に関する情報を出力する。判断した結果に関する情報は、センサ情報受付手段101が受け付けた2個のセンサ情報について、判断時点について同行しているかどうかを示す情報であっても良く、関係強度情報に関する情報であっても良い。関係強度情報に関する情報は、関係強度情報そのものであっても良く、センサ情報受付手段101が受け付けた2個以上のセンサ情報について、クラスタリングした結果を示す情報であっても良い。なお、出力手段106がディスプレイなどの表示装置に出力する場合は、出力手段106は、関係強度情報、またはクラスタリングした結果を示す情報を出力する場合に、数値データを可視化して出力しても良い。「数値データを可視化する」は、例えば、ユーザ間の関係強度がアイコンによって分かるようにしても良く、ユーザ間の関係強度がユーザ間を結ぶ線の太さによって分かるようにしても良く、クラスタリングされたユーザが○等の図形で囲まれているようにしていても良い。出力手段106は、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラム等への処理結果の引渡し等を行っても良い。
類似情報算出手段102、同行判断手段103、関係強度情報算出手段104、クラスタリング手段105、および出力手段106は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。クラスタリング手段105の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
次に、同行判断装置1の動作について図3のフローチャートを用いて説明する。なお、本フローチャートでは、センサ情報受付手段101は、2個のセンサ情報を受信するものとする。
(ステップS201)センサ情報受付手段101は、2以上のセンサ情報を受け付ける。センサ情報を受け付けた場合は、ステップS202へ進み、受け付けなかった場合は、ステップS201を繰り返す。そして、センサ情報受付手段101は、図示しない格納手段に、受け付けたセンサ情報を一時蓄積する。
(ステップS202)関係強度情報算出手段104は、ステップS201で受け付けたセンサ情報を2個ずつ組み合わせた、すべての組み合わせを取得する。
(ステップS203)関係強度情報算出手段104は、カウンタhに1を代入する。
(ステップS204)関係強度情報算出手段104は、h番目のセンサ情報の組があるかどうかを確認する。h番目のセンサ情報の組がある場合は、ステップS205へ進み、無い場合は、ステップS207へ進む。
(ステップS205)関係強度情報算出手段104は、h番目のセンサ情報の組について、関係強度情報を算出する。
(ステップS206)関係強度情報算出手段104は、カウンタhを1だけインクリメントする。そして、ステップS204へ戻る。
(ステップS207)クラスタリング手段105は、ステップS205で算出した関係強度情報を用いてクラスタリングを行う。
(ステップS208)出力手段106は、ステップS207で行ったクラスタリングの結果を示す情報を出力する。
次に、関係強度情報算出手段104によるステップS205の動作の詳細について図4のフローチャートを用いて説明する。なお、S301からS306までの処理は、図3のフローチャートで取得したh番目のセンサ情報の組に関する処理を行っているものとする。
(ステップS301)関係強度情報算出手段104は、サンプル期間ごとにセンサ情報に含まれている観測情報セットを取得する。ここでのサンプル期間は、判断時点に対応するすべてのサンプル期間である。
(ステップS302)関係強度情報算出手段104は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS303)関係強度情報算出手段104は、i番目のサンプル期間があるかどうかを判断する。i番目のサンプル期間がある場合は、ステップS304へ進み、i番目のサンプル期間が無い場合は、ステップS306へ進む。
(ステップS304)同行判断手段103は、i番目のサンプル期間の類似情報を算出して、同行しているかどうかを判断する。
(ステップS305)関係強度情報算出手段104は、カウンタiを1だけインクリメントする。そして、ステップS303へ戻る。
(ステップS306)関係強度情報算出手段104は、関係強度情報を算出する。そして、上位の処理へ戻る。
次に、類似情報算出手段102によるステップS304の動作の詳細について図5のフローチャートを用いて説明する。なお、S401からS403までの処理は、図3、および図4のフローチャートで取得したh番目のセンサ情報の組に含まれる、i番目のサンプル期間に関する処理を行っているものとする。
(ステップS401)類似情報算出手段102は、サンプル期間に含まれる時点を示す時点情報に対応する観測情報セットごとの差分に関する値を算出する。
(ステップS402)類似情報算出手段102は、ステップS401で取得した差分に関する値を用いて類似情報を算出する。
(ステップS403)同行判断手段103は、ステップS402で算出した類似情報があらかじめ決められた閾値以下かどうかを判断する。同行判断手段103は、閾値以下の場合に同行していると判断する。そして、上位の処理へ戻る。
以下、本実施の形態における同行判断装置1の具体的な動作について説明する。本具体例において、センサ情報は、約一ヶ月間の観測情報を有しているものとする。また、本具体例において、サンプル期間は、判断時点の前後30分の期間を示すものとする。また、本具体例において、同行判断手段103は、類似情報が所定の閾値より低い場合に同行していると判断するものとする。
同行判断装置1の管理者は、18人のユーザに装着していた歩数計が取得したセンサ情報が格納された光ディスクを介して同行判断装置1に、センサ情報を入力したものとする。センサ情報受付手段101は、入力された18個のセンサ情報を受け付ける(ステップS201)。センサ情報受付手段101がセンサ情報を受け付けると、関係強度情報算出手段104は、センサ情報受付手段101が受け付けた18個のセンサ情報を2個ずつすべて組み合わせた153通りのセンサ情報の組を取得する(ステップS202)。関係強度情報算出手段104は、153通りのすべての組み合わせから、1つのセンサ情報の組を選択する(ステップS203、ステップS204)。関係強度情報算出手段104は、選択したセンサ情報の組に対して、同行判断手段103がサンプル期間ごと観測情報セットを取得する(ステップS205,ステップS301)。関係強度情報算出手段104は、すべてのサンプル期間から1つのサンプル期間を選択する(ステップS302、ステップS303)。類似情報算出手段102は、関係強度情報算出手段104に選択されたセンサ情報の組に含まれるサンプル期間に対応する観測情報セットの差分に関する値を算出する(ステップS304、ステップS401)。そして、類似情報算出手段102は、算出した差分に関する値からサンプル期間における類似情報を算出する(ステップS402)。類似情報が算出されると、同行判断手段103は、同行しているかどうかを判断する(ステップS403)。類似情報算出手段102と同行判断手段103とは、同様にすべてのサンプル期間に対して、類似情報を算出し、同行しているかどうかを判断する(ステップS305)。関係強度情報算出手段104は、サンプル期間ごとの同行判断が終了すると、関係強度情報を算出する(ステップS306)。関係強度情報算出手段104は、同様に153通りのセンサ情報の組すべてに対して関係強度を算出する(ステップS206)。関係強度情報算出手段104によって153通りのセンサ情報の組すべてに対して関係強度を算出されると、クラスタリング手段105は、18種類のセンサ情報に対応するユーザをクラスタリングする(ステップS207)。クラスタリング手段105がクラスタリングを終了すると、出力手段106は、クラスタリングの結果を出力する(ステップS208)。この際、出力手段106は、ディスプレイに図6のような関係図を出力する。
本実施の形態の実験結果について説明する。本実験では、18人のユーザが装着した歩数計が、一か月間取得した歩数を示す観測情報を用いてクラスタリングを行った。本実験の前提条件は、次の通りである。歩数計は、Fitbit(登録商標)を使用した。センサ情報の収集期間は、2013年01月17日から2013年02月17日に行った。センサを装着するユーザの年齢は、21歳から42歳であった。センサを装着するユーザの体重は、61kgから71kgであった。センサを装着するユーザの身長は、167cmから182cmであった。本実験において、判断時点は、1分間隔で設定されるものとした。すなわち、数式4におけるtは1分ごとにインクリメントされる。また、サンプル期間は、判断時点を中心に前後30分を含む期間とした。すなわち、サンプル期間は、60分であるものとした。また、本実験において、類似情報の算出方法は、数式1の式を用いた。数式1の式におけるmとnとは、サンプル期間が判断時点を中心に前後30分の期間であるため、それぞれ30とした。また、本実験において、同行しているかどうかの判断は、数式3を用いた。数式3の式におけるθαは5500とした。また、θΔは、0.05とした。また、本実験において、関係強度の算出方法は、数式4の式を用いた。数式4の式におけるTsは、2013年01月17日の00時00分とした。またTeは2013年02月17日の23時59分とした。また、cは15(分)とした。
本実験の結果、出力手段106は、図6のような関係図を出力した。関係図におけるAから始まるノードは、ある会社の研究メンバーを示している。なお、ノード間のリンクは、関係強度情報の値が大きいほど太い線になるように出力されるものとした。また、Bから始まるノードは、ある大学の研究メンバーを示している。また、A0とA1とA2とは、同じ研究チームであった。また、A3とA5とA6とは、同じ研究チームであった。また、A4とA6とは、同じ研究チームであった。また、A4は研究チームのリーダであった。また、B1とB3とB5とは同じ学年であった。また、B4とB6とB7とB8とB9とは、同じ学年であった。また、B2はBの研究メンバーにおけるリーダであった。また、A0とB1とB2とB4とは、同じプロジェクトを実施していた。以上から、図6に示すようなクラスタリングは、実際のユーザ間の関係を示していると考えられる。以上から、同行判断手段103が行った同行判断の結果を用いて関係強度を算出することは、ユーザ間の関係性を検出する効果が得られることが分かった。これにより、簡易的なセンサである歩数計を用いることで、位置情報を収集せずにユーザの関係性を抽出できることが分かった。
以上、本実施の形態によれば、類似情報算出手段102が類似情報を算出することで、センサを用いて同行していたかどうかを判断できる。また、類似情報算出手段102がサンプル期間について類似情報を算出することで、センサが検知する加速度の細かい誤差を吸収した類似情報が算出できる。歩数を取得するセンサを用いることで、位置情報を取得せずに、2名のユーザが同行していたかどうかを判断できる。関係強度情報算出手段104は、同行判断の結果を用いて関係強度情報を算出することで、容易にユーザ間の関係性を算出できる。クラスタリング手段105は、関係強度情報を用いてクラスタリングを行うことで、ユーザ間の関係性を容易に確認できるようにできる。
また、本実施の形態では、同行判断装置1にクラスタリング手段105を含む場合について説明したが、同行判断装置1には、クラスタリング手段105が、含まれていなくても良い。同行判断装置1にクラスタリング手段105が含まれない場合は、出力手段106は、同行判断手段103の判断結果に関する情報、または関係強度情報に関する情報のみを出力するものであっても良い。
また、本実施の形態では、同行判断装置1に関係強度情報算出手段104を含む場合について説明したが、同行判断装置1には、関係強度情報算出手段104が、含まれていなくても良い。同行判断装置1に関係強度情報算出手段104が含まれない場合は、出力手段106は、同行判断手段103の判断結果に関する情報のみを出力するものであっても良い。
また、本実施の形態における同行判断装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムであっても良い。つまり、プログラムは、コンピュータを、2以上の各ユーザに装着されたセンサによって取得された観測情報と、観測情報を取得した時点を示す時点情報とを対応付けたセンサ情報を、センサからそれぞれ受け付けるセンサ情報受付手段、センサ情報受付手段が受け付けたセンサ情報にそれぞれ含まれる観測情報の組であり、同行しているのかどうかを判断する時点を示す判断時点に応じた時点情報にそれぞれ対応する観測情報の組である観測情報セットの類似に関する情報である類似情報を算出する類似情報算出手段、類似情報が、あらかじめ決められた条件を満たすほど類似することを示す場合に、類似情報を算出するのに用いた観測情報を取得したセンサを装着する2以上のユーザが判断時点に同行していたと判断する同行判断手段、同行判断手段が判断した結果に関する情報を出力する出力手段として機能させるためのプログラムである。
なお、本実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されても良く、または、複数の装置によって分散処理されることによって実現されても良い。また、本実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の手段で実現されても良いことは言うまでもない。
また、本実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアにより構成されても良く、または、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されても良い。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行手段が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得手段や、情報を出力する出力手段等におけるモデムやインターフェースカード等のハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
図7は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による本発明を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェアおよびその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現され得る。
図7において、コンピュータシステム1100は、CD−ROMドライブ1105、FDドライブ1106を含むコンピュータ1101と、キーボード1102と、マウス1103と、モニタ1104とを備える。
図8は、コンピュータシステム1100の内部構成を示す図である。図8において、コンピュータ1101は、CD−ROMドライブ1105、FDドライブ1106に加えて、MPU1111と、ブートアッププログラム等のプログラムを蓄積するためのROM1112と、MPU1111に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に蓄積すると共に、一時記憶空間を提供するRAM1113と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを蓄積するハードディスク1114と、MPU1111と、ROM1112等を相互に接続するバス1115とを備える。なお、コンピュータ1101は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいても良い。
コンピュータシステム1100に、上記実施の形態による本発明等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM1121、またはFD1122に蓄積されて、CD−ROMドライブ1105、またはFDドライブ1106に挿入され、ハードディスク1114に転送されても良い。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ1101に送信され、ハードディスク1114に蓄積されても良い。プログラムは実行の際にRAM1113にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM1121やFD1122、またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ1101に、上記実施の形態による本発明の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいても良い。コンピュータシステム1100がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。また、本発明における各手段の「手段」は、「部」や「回路」等と読み替えても良い。
以上のように、本発明にかかる同行判断装置等は、センサの情報を用いることで、位置情報を収集せずに、2名のユーザが同行していたかどうかを判断できるという効果を有し、同行判断装置等として有用である。
1 同行判断装置
101 センサ情報受付手段
102 類似情報算出手段
103 同行判断手段
104 関係強度情報算出手段
105 クラスタリング手段
106 出力手段

Claims (7)

  1. 2以上の各ユーザに装着されたセンサによって取得された観測情報と、当該観測情報を取得した時点を示す時点情報とを対応付けたセンサ情報を、当該センサからそれぞれ受け付けるセンサ情報受付手段と、
    前記センサ情報受付手段が受け付けたセンサ情報にそれぞれ含まれる観測情報の組であり、同行しているのかどうかを判断する時点を示す判断時点に応じた時点情報にそれぞれ対応する観測情報の組である観測情報セットの類似に関する情報である類似情報を算出する類似情報算出手段と、
    前記類似情報が、あらかじめ決められた条件を満たすほど類似することを示す場合に、当該類似情報を算出するのに用いた観測情報を取得したセンサを装着する2以上のユーザが前記判断時点に同行していたと判断する同行判断手段と、
    前記同行判断手段が判断した結果に関する情報を出力する出力手段とを具備する同行判断装置。
  2. 前記類似情報算出手段は、
    前記判断時点を含む期間であるサンプル期間に含まれる時点を示す各時点情報にそれぞれ対応する複数の観測情報セットを用いて、当該判断時点の類似情報を算出する、請求項1記載の同行判断装置。
  3. 前記類似情報算出手段は、
    前記判断時点を含むサンプル期間に含まれる時点を示す各時点情報にそれぞれ対応する複数の観測情報セットについて、各観測情報セットに含まれる2以上の観測情報の差分に関する値を合計した類似情報を算出する、請求項2記載の同行判断装置。
  4. センサを装着するユーザ間の関係性の強さを示す値であり、前記同行判断手段に同行していたと判断されるほど関係性が強いことを示す関係強度情報を、前記センサ情報受付手段が受け付けたセンサ情報の組み合わせごとに算出する関係強度情報算出手段をさらに具備し、
    前記出力手段は、
    前記関係強度情報に関する情報を出力する、請求項1から請求項3のいずれか一項記載の同行判断装置。
  5. 前記関係強度情報を用いて、関係性の強いユーザを同じクラスにするようにクラスタリングするクラスタリング手段をさらに具備し、
    前記出力手段は、
    前記クラスタリング手段がクラスタリングした結果を示す情報を出力する、請求項4記載の同行判断装置。
  6. センサ情報受付手段と、類似情報算出手段と、同行判断手段と、出力手段とを用いて処理される同行判断方法であって、
    前記センサ情報受付手段は、
    2以上の各ユーザに装着されたセンサによって取得された観測情報と、当該観測情報を取得した時点を示す時点情報とを対応付けたセンサ情報を、当該センサからそれぞれ受け付けるセンサ情報受付ステップと、
    前記類似情報算出手段は、
    前記センサ情報受付ステップで受け付けたセンサ情報にそれぞれ含まれる観測情報の組であり、同行しているのかどうかを判断する時点を示す判断時点に応じた時点情報にそれぞれ対応する観測情報の組である観測情報セットの類似に関する情報である類似情報を算出する類似情報算出ステップと、
    前記同行判断手段は、
    前記類似情報が、あらかじめ決められた条件を満たすほど類似することを示す場合に、当該類似情報を算出するのに用いた観測情報を取得したセンサを装着する2以上のユーザが前記判断時点に同行していたと判断する同行判断ステップと、
    前記出力手段は、
    前記同行判断ステップで判断した結果に関する情報を出力する出力ステップとを具備する同行判断方法。
  7. コンピュータを、
    2以上の各ユーザに装着されたセンサによって取得された観測情報と、当該観測情報を取得した時点を示す時点情報とを対応付けたセンサ情報を、当該センサからそれぞれ受け付けるセンサ情報受付手段、
    前記センサ情報受付手段が受け付けたセンサ情報にそれぞれ含まれる観測情報の組であり、同行しているのかどうかを判断する時点を示す判断時点に応じた時点情報にそれぞれ対応する観測情報の組である観測情報セットの類似に関する情報である類似情報を算出する類似情報算出手段、
    前記類似情報が、あらかじめ決められた条件を満たすほど類似することを示す場合に、当該類似情報を算出するのに用いた観測情報を取得したセンサを装着する2以上のユーザが前記判断時点に同行していたと判断する同行判断手段、
    前記同行判断手段が判断した結果に関する情報を出力する出力手段として機能させるためのプログラム。
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